JP2007272320A - 入場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 一時的な入場者や登録済みの入場許可証の非携行者に対しても、低コストで入場管理を行うことができる、入場管理システムを得ることを目的とする。
【解決手段】 撮像装置23と、入場者の顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証50からQRコードを読み取るコードリーダ30と、顔画像データと入場許可証に付与されたQRコードに対応した証明コードとが一意に対応付けられて登録されたデータベース930と、撮像装置23で得た入場者の顔画像データとコードリーダ30で得たQRコードに対応する証明コードとを、データベースの登録情報と比較して、正当な入場者を識別する処理部を具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、入場許可証に基づいて、入場者の入場管理を行う入場管理システムに関するものである。
従来、特定エリアへの入場を許可された人物に対して非接触ICカードを付与し、非接触ICカードを用いて入場管理を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、特定エリアの出入口にカードリーダとカメラを設置し、非接触ICカードとカードリーダとの通信によりカード情報を読み取る。また、カメラによって入場者の顔画像を撮影し、顔画像の特徴量を抽出する。データベースには、非接触ICカードのカード情報と入場者の顔画像とが対応付けされて格納されている。入場者の所持する非接触ICカードのカード情報及び入場者の顔画像の特徴量が、データベースに予め格納された情報と一致した場合にのみ入場を許可する。これによって、偽造カードを用いた入場者の不正入場を防止することができる。なお、非接触ICカードには、顔写真が印刷されている。
特開2005−301861号公報(図3)
しかし、特許文献1に記載される従来のシステムでは、入場を許可された全ての者に対して、非接触ICカードの発行手続が必要となる。この種の非接触ICカードは、カードの折れ曲がりによってIC部分が破損しないように、高価な硬質プラスチック製のカードを使っている。このため、一時的に入場許可された者に対してまでも、非接触ICカードを発行すると、非接触ICカードの発行費用が高く付き、入場管理のために不要なコストを要するという問題があった。
また、一旦非接触ICカードを付与された者であっても、非接触ICカードを忘れて来る場合がある。この際、非接触ICカードの非携行者に対して一時的に仮の非接触ICカードを貸与するとき、非接触ICカードには顔写真が掲載されていない。一方、顔写真入りの非接触ICカードを再発行する場合は、その都度カードの発行手続きが必要となり、入場管理に不要な時間を要してしまう。
なお、非接触ICカードに顔写真が掲載されていない場合、顔写真に基づいて不審者ではないことを目視確認することができず、入場許可証としての機能を満たさない。
さらに、異なる地域の特定エリアに入場する場合、入場許可者に対し地域毎に異なる非接触ICカードを付与して入場管理を行う必要があった。このため、複数地域に立ち入る一時的な入場者に対する入場管理が、極めて非効率に行われていた。
この発明は、係る課題を解決するために為されたものであり、一時的な入場者や登録済みの入場許可証の非携行者に対しても、低コストで入場管理を行うことができる、入場管理システムを得ることを目的とする。
この発明に係る入場管理システムは、入場者を撮影するカメラと、当該入場者の顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証からQRコードを読み取るコードリーダと、顔画像データと入場許可証に付与されたQRコードの情報とが、一意に対応付けられて登録されたデータベースと、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出するとともに、上記コードリーダで読み取ったQRコードの情報とデータベースに登録されたQRコードの情報とを一致比較し、当該比較の結果一致したQRコードに対応付けされて上記データベースに登録された顔画像データと、上記抽出した顔画像データとを類似比較し、類似比較の結果、類似した場合は許可された入場者であると判定し、非類似であった場合に警報を発する、処理部と、を備えたものである。
また、入場者を撮影するカメラと、顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証からQRコードを読み取るコードリーダと、顔画像データと位置と時間を証明するための証明コードとが、一意に対応付けられて登録されたデータベースと、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出するとともに、上記コードリーダで読み取られたQRコードから得られる証明コードとデータベースに登録された証明コードとを一致比較し、当該比較の結果一致した証明コードに対応付けされて上記データベースに登録された顔画像データと、上記抽出した顔画像データとを類似比較し、類似比較の結果、非類似であった場合に警報を発する、処理部と、を備えたものであっても良い。
また、入場許可申請者を撮影する申請用カメラと、所在位置と時間を証明するための証明コードを取得し、取得した証明コードを処理部に送信する登録端末と、を更に備え、上記処理部は、上記登録端末から送信された証明コードを受けて、上記申請用カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データと受けた証明コードとを対応付けて上記データベースに登録し、登録した顔画像データと証明コードから入場許可証データを生成して登録端末に送信し、上記登録端末は、上記入場許可証データに基づいて、顔写真及び証明コードから生成されたQRコードの印刷された入場許可証を発行するものであっても良い。
また、入場者を撮影するカメラと、顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証からQRコードを読み取るコードリーダと、入力部、表示部、及び入場許可証を発行する印刷装置、を有した認証端末と、顔画像データと位置と時間を証明するための証明コードとが、一意に対応付けられて登録されたデータベースと、通常時は、上記コードリーダで読み取られたQRコードから得られる証明コードとデータベースに登録された証明コードとを一致比較するとともに、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データとデータベースに登録された顔画像データとを類似比較し、類似比較及び一致比較の結果、少なくとも一方が不一致もしくは非類似であった場合に警報を発する処理部と、を備え、上記認証端末の入力部により、入場許可証非携行者に対応した処理モードへの切換え設定が入力された場合、上記処理部は、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データに基づいて、データベースから類似度の高い順に複数の顔画像データと各顔画像データに対応した証明コードを取得するとともに、取得した複数の顔画像に証明コードを対応付けて顔画像リストを生成し、生成した顔画像リストを送信し、上記認証端末は、処理部から送信された顔画像リストを上記表示部に画面表示し、この画面表示に基づいて上記入力部により特定の顔画像が選択入力された場合、上記印刷部により、特定の顔画像と、特定の顔画像に対応した証明コードから生成されるQRコードとが印刷された入場許可証を再発行するものであっても良い。
この発明によれば、一時的な入場者に対して、低コストで入場管理を行うことができる。
また、登録済みの入場許可証を携行していない者に対し、簡易に顔写真入りの入場許可証を再発行し、低コストで入場管理を行うことができる。
実施の形態1.
以下、この発明に係る実施の形態1の入場管理システムについて、図を用いて説明する。
図1は、入場管理システムの構成図である。
図において、入場管理システム100は、登録システム1、認証システム2、管理サーバ3、ユーザ端末7、撮像装置13、撮像装置23、コードリーダ30を備えて構成される。
入場管理システム100は、特定施設や特定エリア(以下、入場管理領域)の内部、またはその周辺に設置される。図では、入場管理システム100として、異なる地域または異なる施設内に設置された入場管理システム100a、100bを例示している。
登録システム1、認証システム2、ユーザ端末7、撮像装置13、撮像装置23、及びコードリーダ30は、LAN(ローカルエリアネットワーク)4(4aまたは4b)にそれぞれ接続されている。
登録システム1、認証システム2、ユーザ端末7、撮像装置13、撮像装置23、及びコードリーダ30は、LAN4を介して管理サーバ3に接続され、管理サーバ3との間で通信が行われて、情報授受や各種制御が行われる。
ユーザ端末7は入場管理領域内に設置される。ユーザ端末7はパソコンで構成され、インターネットブラウザが搭載されている。ユーザ端末7は入場管理領域内への入場が予定される入場許可申請者の属性情報を、事前に予約登録することができる。
また、LAN4(4aまたは4b)は、公衆回線や専用回線等の広域のネットワーク6に接続されている。証明センタ5はネットワーク6に接続されており、LAN4(4aまたは4b)を介して入場管理システム100(100aまたは100b)との間で通信可能に接続されている。LAN4(4aまたは4b)やネットワーク6には、ゲートウェイやIPサーバ等のその他のネットワーク設備が接続されているが、ここでは説明を省く。
図2は、登録システム1の構成を示す図である。
登録システム1は、登録端末14と、印刷装置18と、入出力装置15と、GPS受信機9と、管理サーバ3を備えて構成される。入出力装置15は、CRTや液晶ディスプレイやPDP(プラズマディスプレイパネル)等のディスプレイに画面表示を行う表示部16と、キーボードやマウスやタッチパネル等の入力部17を備える。
登録端末14は、CPU、メモリ(ROM、RAM等)、磁気ディスク装置、通信ボード等を備え、OS(オペレーションズシステム)や各種アプリケーションソフトが搭載されている。また、登録端末14にはインターネットブラウザが搭載され、管理サーバ3にIP(インターネットプロトコル)接続される。また、LAN4やネットワーク6を介在して証明センタ5に接続される。
登録端末14は、入場管理領域への入場を予約許可された入場許可申請者に対して、入場許可証を発行するための発行処理を行うとともに、管理サーバ3への証明コードの登録を行う。また、登録端末14は、2次元コードエンコーダ(ソフトウェア)が設けられ、CPUの制御により2次元コードエンコーダで、証明コードをQRコードに変換する機能を有する。
撮像装置13は、カメラ11と信号処理器12を備えて構成される。撮像装置13の信号処理器12は、管理サーバ3に接続される。カメラ11は、入場者許可申請者を撮影するための申請用カメラとして用いられる。撮像装置13、入出力装置15、印刷装置18、及び登録端末14は、区画化された入場管理領域の入場門に配置された、受付管理室に設置される。
なお、撮像装置13は複数設置されて、管理サーバ3に接続されても良いことは言うまでもない。
カメラ11は、対物レンズや結像レンズ等の光学系と、光学系の結像光から画像信号を生成するCCDと、光学系の焦点を自動調整する焦点調整装置等とを有する。カメラ11は、光学系を通じて視野内の外光を捉え、CCDによって画像信号を生成することによって入場者を撮影し、入場者の顔画像を含む撮影画像を取得する。信号処理器12は、カメラ11が取得した撮影画像を画像メモリ(図示せず)に記憶し、画像メモリに記憶された画像について輝度補正や色補正やノイズ除去等の信号補正を行った後、入場者の顔画像を含むディジタルビデオ信号を生成する。なお、カメラ11と信号処理器12は、カメラ筐体の中に一体的に収納されていても良く、撮像装置23をもってカメラと称しても良い。また、信号処理器12は、カメラ11の光学系のズーム比や絞り等を調整するカメラ制御部としても機能する。
印刷装置18は、管理サーバ3からの入力情報に基づいて、入場許可証50を印刷、発行するプリンターである。入場許可証50(後述する)には、顔写真(カラー写真)、QRコード、属性情報等が印刷される。
GPS受信機9は、GPSアンテナとGPSアンテナで受けた測位信号を復調しデータ再生するGPS受信チップと、GPS受信チップで再生された測位データに基づいて測位演算を行う測位演算器から構成される測位装置である。なお、GPS以外の他の測位システムを用いてもいいことは言うまでもない。
図3は、認証システム2の構成を示す図である。
認証システム2は、認証端末24と、印刷装置28と、入出力装置25と、管理サーバ3を備えて構成される。入出力装置25は、CRTや液晶ディスプレイやPDP(プラズマディスプレイ)等のディスプレイに画面表示を行う表示部26と、キーボードやマウスやタッチパネル等の入力部27を備える。登録端末24は、CPU、メモリ(ROM、RAM等)、磁気ディスク装置、通信ボード等を備え、OS(オペレーションズシステム)が搭載されている。認証端末24は管理サーバ3に接続される。
撮像装置23は、カメラ21と信号処理器22を備えて構成される。撮像装置23の信号処理器22は、管理サーバ3に接続される。QRコードリーダ(以下、単にコードリーダと称する)30はLAN4を介して管理サーバ3に接続される。
なお、撮像装置23は、複数設置されて、LAN4を介して管理サーバ3に接続されていても良い。以下では、撮像装置23が1つの場合を例として説明するが、これは1個であることを限定するものではない。
また、以下では、撮像装置13とは別に撮像装置23を設置した場合について説明するが、これは発明を限定するものではなく、撮像装置23は撮像装置13と兼用されていても良いことは言うまでもない。
カメラ21は、対物レンズや結像レンズ等の光学系と、光学系の結像光から画像信号を生成するCCDと、光学系の焦点を自動調整する焦点調整装置等を有する。カメラ21は、光学系を通じて視野内の外光を捉え、CCDによって画像信号を生成することによって入場者を撮影し、入場者の顔画像を含む撮影画像を取得する。信号処理器22は、カメラ11が取得した撮影画像を画像メモリ(図示せず)に記憶し、画像メモリに記憶された画像について輝度補正や色補正やノイズ除去等の信号補正を行った後、入場者の顔画像を含むディジタルビデオ信号を生成する。なお、カメラ21と信号処理器22は、カメラ筐体の中に一体的に収納されていても良く、撮像装置23をもってカメラと称しても良い。また、信号処理器22は、カメラ21の光学系のズーム比や絞り等を調整するカメラ制御機能や、生成したディジタルビデオ信号をLAN4に送信する通信機能を有している。
コードリーダ30は、カメラや光学スキャナが設けられ、入場許可証に印刷されたQR(Quick Response)コードの画像を読み取ることができる読取装置である。QRコードは、マトリックス式の2次元バーコードのひとつであり、JIS規格(JIS X 0510)や、ISO規格(ISO/IEC18004)に規定されている。
なお、QRコード以外の他のマトリックス式の2次元コードを用いても良く、例えば、PDF417、DataMatrix、MaxiCode、ベリコード、CODE49等の二次元バーコードを用いても良い。この種のコードでは、「セル」と呼ばれるマス目の色で情報を表示しており、読み取りに手間がかからないことを特徴としている。QRコードは、黒白のセルをマトリックス状に配置して構成したものであり、コード化されたデータとともに、3箇所のコーナに配置された切り出しシンボルと、タイミングパターンを含んでいる。
QRコードは、特に、大容量の情報をコード化することができる、省スペースでの印字が可能である、高速読み取りが可能である、コードの一部に汚れや破損があってもデータの復元が可能である、等の有利な特徴を有する。以下では、二次元バーコードとして代表的なQRコードを例に説明を行う。
コードリーダ30は、読み取ったQRコードの画像を管理サーバ3に送信する通信機能を有している。
なお、コードリーダ30において、読み取ったQRコードの画像をデコード(解析)して、コードデータを再生する機能を有していても良い。この場合は、管理サーバ3に対して、QRコードをデコードしたコード情報(後述する証明コード)のみが送信される。
コードリーダ30は撮像装置23と対になって配置されるが、撮像装置23と同様、複数設置されて、LAN4を介して管理サーバ3に接続されていても良い。以下では、コードリーダ30が1つの場合を例として説明するが、これは複数あっても良く、1つに限定されるものではない。
認証端末24は、入場許可証の非携行者や、不正もしくは期限切れの入場許可証を携行する者に対して、表示部26を通じて警報を発する。また、印刷装置28を用いて、入場許可証の非携行者に対して、入場許可証50の再発行を行う。印刷装置28は、管理サーバ3からの入力情報に基づいて、再発行の入場許可証50を印刷するプリンターである。
撮像装置23は、入場門の通行路内に設置される。コードリーダ30は撮像装置23の近辺に配置される。
また、同通行路内には通行ゲート90が設置され、通行者の入場規制を行う。
また、入出力装置25、印刷装置28、及び認証端末24は、通行路周辺に設置される。
ゲート駆動装置91はLAN4を介して管理サーバ3に接続される(LAN4との接続については図示略)。通行ゲート90はゲート駆動部91に接続され、ゲート駆動部91からの開門指令信号を受けて開閉動作する。通行ゲート90としては、例えば駅の改札などで用いられるフラッパーゲートが用いられる。
なお、通行ゲート90として、電気錠により施錠及び開錠可能な開閉扉を設けても良い。この場合、ゲート駆動部91からの開門指令信号の通知を受けて電気錠が開錠する。電気錠は開錠後、一定時間経過すると自動的に施錠される。
また、入場門には守衛が常駐している。
図4は、管理サーバ3の構成を示す図である。
図において、管理サーバ3は、CPU901、メモリ902、表示部904、入力部906、通信ボード907、及び磁気ディスク装置910を備えている。入力部906は、キーボード、マウスを備える。表示部904は、CRTや液晶ディスプレイ等の表示画面を備えている。メモリ902はROMやRAMから構成され、OS(オペレーションズシステム)が常駐している。通信ボード907は、LAN4との通信を行うための通信プロトコルで動作する通信制御装置やモデムが設けられている。
また、磁気ディスク装置910やメモリ902のRAMには、入場管理を行うためのアプリケーションプログラム部(AP)920が格納されている。AP920は、CPU901及びメモリ902とともに、申請処理、登録処理及び認証処理を行う処理部を構成する。また、磁気ディスク装置910を用いてデータベース930が構築され、磁気ディスク装置910にはデータベースを構成する各種データが格納されている。
ここでは説明を簡単にするため、磁気ディスク装置910にデータベース930が設けられているように記載しているが、実際には、CPU901の制御によりメモリ902と連携動作することによって、データベース930が動作することは言うまでもない。
管理サーバ3には、顔画像データと証明コードとが、一意に対応付けされてデータベース930に登録されている。
なお、データベース930には、顔画像データと、証明コードと、証明コードから生成されるQRコード(画像データ)とが、一意に対応付けされて登録されていても良い(詳細は後述する)。
図5は、AP920の基本構成を示す図である。
AP930は、申請処理アプリケーションプログラム(申請処理AP)921、登録処理アプリケーションプログラム(登録処理AP)922、認証処理アプリケーションプログラム(認証処理AP)923を備えている。
次に、登録システム1の動作について、図2、図6、図7、図11を用いて説明する。図6は入場許可申請登録の処理動作を示すフロー図であり、図6(a)は登録端末の動作フローを示し、図6(b)は管理サーバの動作フローを示し、登録端末と管理サーバは連携動作するので、両者の動作ステップの流れを関連付けて図示している。図7は、位置時間証明システムの構成を示す図である。図11は、入場管理システムの入場門の構成例として、入場門、受付管理室、通行路、及び通行ゲートの配置例を示す図である。
以下、登録端末14及び管理サーバ3の動作について、順を追って説明する。管理サーバ3は登録処理AP922が起動しており、登録端末14は管理サーバ3にアクセスして、登録処理AP922に従って以下の登録処理が実行される。
まず、入場管理領域500内で、入場許可申請者と接見する面接予定者は、ユーザ端末7を用いて予約申請を行う。この予約申請を行う予約申請者は、ユーザ端末7に搭載されたインターネットブラウザを通じて管理サーバ3にアクセスし、申請処理AP921を起動する。申請処理AP921は、ユーザ端末7からのアクセスに応じて、ユーザ端末7に対し申請処理画面(図示略す)及び申請処理プログラムをダウンロードする。ユーザ端末7は、ダウンロードされた申請処理画面に基づいて、入場が予定される入場許可申請者の属性情報を予約登録する。この属性情報は、「入場許可申請者の所属情報、入場許可申請者の予定情報、面接者情報」を有して構成される。
申請処理画面には、例えば、入場許可申請者の所属情報として、「会社名、部署、氏名、電話番号、住所、メールアドレス」等を入力できるようになっている。また、入場許可申請者の予定情報として、入場許可証受領予定日、入場予定期間、入場管理領域内の入場予定先を入力できるようになっている。面接者情報としては、ユーザ端末7を通じて、予約申請者の識別IDや連絡先(例えば、入場管理領域内での内線番号)、自分以外の他の面接予定者名や連絡先が入力できるようになっている。
なお、予約申請者の識別IDの入力の際、パスワードを入力することによって、入力者の認証を行うことは言うまでもない。識別IDは、データベース930に格納されている。また、予約申請者の氏名は、識別IDに基づいてデータベース930から参照され、自動的に面接者情報に組み込まれる。
予約申請者は、入場管理領域500内への入場を許可され、かつ入場許可申請者が入場管理領域500内に入場許可されることを希望する者であり、例えば入場管理領域内への立ち入りを許可された従業員や、入場管理領域内への立ち入りを許可することのできる管理者等が該当する。
申請処理画面を通じて、入場許可申請者の属性情報の入力が完了すると、登録処理プログラムを起動する。登録処理プログラムの起動は、マウスやキーボード等を通じて、申請処理画面に表示された申請登録情報送信ボタンを選択することによって起動が開始する。これによって、登録処理プログラムが実行処理を開始し、入場許可申請者の属性情報が管理サーバ3のデータベース930に送信される。
また、このデータ送信によって、データベース930に入場許可申請者の属性情報が予約登録される。データベース930では、入場許可申請者の属性情報が予約許可者リストに記録される。予約許可者リストでは、入場許可証受領予定日別に、入場許可申請者の氏名が50音順で掲載されており、掲載された氏名に対応して属性情報が記録されている。この予約登録後、予約登録通知、予約コード及び登録された属性情報が予約申請者及び入場管理責任者に通知される。
入場管理責任者は、予約登録通知を受けると、データベース930に予約登録された入場許可申請者の属性情報に基づいて、入場申請の予約許可、不許可を決定し、ユーザ端末7を通じて決定内容を管理サーバ3に入力する。これによって、データベース930では、予約許可者リストの該当する入場許可申請者の属性情報に、入場を予約許可されたことを示す予約識別フラグ(例えば、値“1”)が付加設定される。入場管理領域500への入場が予約許可されると、この入場許可申請者に関する、データベース930への登録データの入力が完了する(ステップS1)。
予約許可者リストは、例えば次のデータ構造となる。
予約許可者リスト=[入場許可(申請)者所属情報(会社名、部署、氏名、電話番号、住所、メールアドレス)、入場許可(申請)者予定情報(入場許可証受領予定日、入場予定期間、入場管理領域内の入場予定先)、面接者情報(予約申請者識別ID、予約申請者氏名、予約申請者連絡先、面接者2、面接者3)、予約識別フラグ]
なお、予約許可者リストは、入場許可証受領予定日(第1優先キー)及び入場許可申請者氏名(第2優先キー)に基づいて、並べ替え(ソーティング)されて、データベース930に格納されている。
なお、申請処理AP921の詳細な動作や、画面表示例等については、この発明の意図とするところではないので記載を省く。要するに、ユーザ端末7を通じて、管理サーバ3のデータベース930に、入場許可申請者の属性情報を入力すれば良い。
次に、図11に示すように、入場が予約許可された入場許可申請者70は、入場管理領域500の受付管理室110の前まで来ると、受付案内人80によって、撮像装置13の前に行くように指示される。ここでは、許可証受付担当者81が対応を行う。
次いで、許可証受付担当者81は、入場許可申請者70から氏名、所属会社名、面接予定者名を聞く。この際、登録端末14の入力部17を用いて管理サーバ3にアクセスし、表示部16の表示画面内で予約確認を行う。登録端末14は、表示画面を通じて、データベース930に記録され、予約識別フラグの設定された予約許可者リストを、閲覧することができる。閲覧表示された予約許可者リストには、日付別及び50音別に入場許可申請者の氏名が掲載されている。許可証受付担当者81は、当日の予約許可者リストを閲覧することによって、入場許可申請者70が予約許可された入場許可申請者であることを確認した後、表示部16の表示画面内で登録開始の実行ボタンを選択する(ステップS2)。
なお、入場が予約許可されていない入場許可申請者は、次のように入場許可申請が行っても良い。
入場許可申請者70は、受付管理室110の前まで来ると、受付案内人80または許可証受付担当者81によって、入場許可申請書に必要事項を記載するように促される。この入場許可申請者70は、入場許可申請書の必要事項を記載し、入場許可申請書を受付案内人80または許可証受付担当者81に手渡す。入場許可申請書は、上述した「入場許可申請者の所属情報、入場許可申請者の予定情報、面接者情報」を有した属性情報を記入するように、必要な記入項目が構成されている。
受付案内人80または許可証受付担当者81は、入場許可申請書の記載された面接者情報に基づいて、面接者に問合せを行い、予約許可のない入場許可申請者が不審な人物ではないことを確認する。確認後、許可証受付担当者81は、登録端末14の入力部17を通じて、入場許可申請書の記載事項を入力する。この際、登録端末14に搭載されたインターネットブラウザを通じて管理サーバ3にアクセスし、申請処理AP921の申請処理画面に基づいて、入場許可申請書に記載された入場許可申請者70の属性情報を入力する。この入力処理によって、入場許可申請者70に関する、データベース930への登録データの入力が完了する(ステップS1)。
この後、許可証受付担当者81は登録端末14の入力部17を用いて、入出力装置15の表示部16の表示画面内で、登録開始の実行ボタンを選択する(ステップS2)。
続いて、登録開始の実行ボタンが選択された後、登録端末14は、位置時間証明システムを用いて証明コードの取得処理を行う。
図7において、位置時間証明システムは、証明センタ5、登録端末14、GPS受信機9から構成される。
証明センタ5は、気象庁62のデータサーバに接続され、気象情報が掲載されたホームページにアクセスする。これによって証明センタ5は、気象庁62のデータサーバから、気象衛星61が撮像しディジタル化された気象衛星画像を取得する。また、証明センタ5は、国家時刻標準機関から国際原子時を基準としたUTC(Coordinated universal time;協定世界時標準時刻)に代表される標準時刻の標準時配信サービスを受けている。
登録端末14は、GPS受信機9によって、GPS衛星60から送信された擬似ランダムコードを有した測位データを取得する。登録端末14は、証明コードの発行依頼とともに、取得した測位データを証明センタ5に送信し、証明コードの取得をリクエスト(要求)する(ステップS3)。
証明センタ5は、証明コードの発行依頼を受けると、受信した測位データと標準時刻と気象衛星画像を符号化したデータとを結合して、位置及び時刻情報の証明を行う合成情報を生成する。また、生成した合成データに対して、証明コードを発行する。生成された合成情報と証明コードは、対応付けされて証明センタ5の記憶装置に格納される。
証明センタ5は、生成した証明コードと証明コードに対応した時刻情報(日付+時間)と位置情報を、登録端末14に送信し、登録端末14は証明コードを取得する(ステップS4)。
なお、位置情報は、位置を特定できる情報であれば良く、測地系絶対座標情報であるWGS84(World Geodetic System1984)や、日本測地系や、緯度経度や、直交系座標情報である直交座標などの絶対座標情報であってもいいし、位置情報は、GPS衛星の位置座標とGPS衛星からの擬似距離であっても良い。
次に、登録端末14は、証明センタ5から受領した証明コードと、証明コードに対応した時刻情報及び位置情報とを、管理サーバ3へ送信する(ステップS5)。
すなわち、証明コードと時刻情報及び位置情報とが1対1に対応している。
なお、証明コードそのものが、時刻情報と位置情報とで構成されるものであれば、時刻情報及び位置情報を管理サーバ3へ送信しなくても良い。
管理サーバ3は、登録端末14から受信した証明コードとQRコードと時刻情報と位置情報とを対応付けて(紐付けして)、データベース930に証明データとして一時格納する(ステップS6)。
データベース930に格納される証明データは、例えば次の形式となる。
証明データ=[証明コード、QRコード(画像データ)、時刻情報、位置情報]
また、証明センタ5は、証明コードに基づいて管理サーバ3から問合せを受けると、何時、何処で、証明コードが発行されたかを証明することができる。
続いて、撮像装置13は、一定のサンプリング周期(例えば、30分の1秒)で、入場許可申請者70のカラー画像を撮影し、管理サーバ3にディジタル化されたカラー画像を送信する。カラー画像は、例えばQVGA(320×240画素)の画像データであり、RGBで256R×256G×256B階調となっている。
管理サーバ3は、撮像装置13で撮影されたディジタル化されたカラー画像を取得する(ステップS7)。
次に、管理サーバ3は、取得したカラー画像を画像処理し、カラー画像内から入場許可申請者70の顔画像の検出を試みる。管理サーバ3は、顔画像の検出に成功すると、顔画像の切り出しを行う。切り出された顔画像からは、顔のグレー画像が生成される(ステップS9)。グレー画像は、例えば64×80画素の画像データであり、白黒の256階調である。なお、顔画像の検出アルゴリズムについては、後述する。
また、顔画像の検出に成功しない場合は、上記ステップS7に戻って、再度撮像装置13で撮影されたディジタル化されたカラー画像の取得を行う。
なお、サーバの管理者は、定期的に管理サーバ3の表示部904を通じて、切り出された顔画像のモニタを行う。モニタの結果、顔画像が不明瞭であることを判別すると、入力部905を用いた遠隔操作によって、信号処理器12に調整用の指令を送信し、カメラ11のズーム比や、絞り、色合い、ノイズ除去フィルタのパラメータ調整等を行っても良い。
次いで、管理サーバ3は、顔のカラー画像とグレー画像と証明コードとを含んだ入場許可証データを生成し、生成した入場許可証データを登録端末14に送信する(ステップS10)。管理サーバ3は、データベースの格納情報を更新し、入場許可証データをデータベース930に格納する。
なお、入場許可証データは、予約許可者リスト中で入場許可申請者属性情報に含まれた「入場許可(申請)者所属情報、入場許可(申請)者予定情報、面接者情報」に加えて、「顔のカラー画像、グレー画像」、証明データ=「証明コード、時刻情報、位置情報」と、「許可証発行フラグ」とが付加されている。許可証発行フラグには“1”が設定される。
すなわち、入場許可証データは、例えば次に示す、対応付け(紐付け)されたデータ構造となる。
入場許可証データ=[入場許可(申請)者所属情報(会社名、部署、氏名、電話番号、住所、メールアドレス)、入場許可(申請)者予定情報(入場許可証受領予定日、入場予定期間、入場管理領域内の入場予定先)、面接者情報(予約申請者識別ID、予約申請者氏名、予約申請者連絡先、面接者2、面接者3)、顔カラー画像、顔グレー画像、証明コード、時刻情報、位置情報、許可証発行フラグ]
次に、登録端末14は、管理サーバ3から受信した入場許可証データに基づいて入場許可証の発行処理を行う。
登録端末14は、所定の印刷フォーマットに基づいて、入場許可証データを加工し、整列された印刷データを、印刷装置18に送信する。この際、登録端末14は、2次元コードエンコーダにより、入場許可証データ中の証明コードをQRコードに変換して、印刷装置18に送信する。印刷装置18は、QRコードを含む印刷データに基づいて、入場許可証を印刷する。
なお、登録端末14は、証明コードから生成されるQRコード(画像データ)を管理サーバ3に送信し、管理サーバ3は、受信したQRコード(画像データ)を入場許可証データに含めて、データベース930に格納しても良い。
図8は、入場許可証の印刷フォーマットを例示した図である。
図において、入場許可証50は、顔写真51と、QRコード53が印刷されている。また、入場許可証データの属性情報の一部が、属性印字情報52として印刷表示されている。図のように、入場許可証50の発行者の名称54が印字されていても良い。顔写真51は、顔のカラー画像から生成される。
なお、入場許可証の印刷フォーマットは、必ずしもこの形式に依存しなくても良く、少なくとも、顔写真とQRコードと氏名と所属が印刷されていれば良い。
以上説明したようにして、入場許可申請者70に対して入場許可証50が発行され、入場許可申請者は入場許可者となる。
印刷された入場許可証50は、受付管理室110に所在する許可証印刷者81によって、入場許可申請者70に手渡される。
なお、入場許可申請者70は、このまま受付管理室110の横を通過して、入場管理領域の入場管理領域500内に入場することができるし、通行路120及び通行ゲート90を通過して場内に入場することができる。
次に、認証システム2の動作について、図3、図9、図10を用いて説明する。
図9は認証処理の動作を示すフロー図であり、図9(a)は認証端末24の動作フローを示し、図9(b)は管理サーバ3の動作フローを示す。
また、図10は入場許可証非携行者に対する認証処理の動作を示すフロー図であり、図10(a)は認証端末24の動作フローを示し、図10(b)は管理サーバ3の動作フローを示す。
図において、管理サーバ3は認証処理AP923が起動しており、認証端末24は管理サーバ3にアクセスして、認証処理AP923に従って以下の認証処理が実行される(ステップS20)。
入場門99の前に来た入場者は、入場門上部に設置された案内表示板(図示せず)に従い、通行路120に入って、入場門99の入口に設置された撮像装置23の前まで行く。
案内表示板には、例えば“入場者はカメラ正面に向かって立って下さい”などの表示が成されている。この案内は、繰り返しアナウンスされる音声案内であっても良い。
まず、入場門99への進入時に、入場許可証50を携行している入場者72aの場合について説明する。
この場合は通常モードで動作し、非携行認証モードへの設定が成されていない(ステップS21)。
撮像装置23のカメラ21は、コードリーダ30の上部周辺に設置され、入場者72aがコードリーダ30の前に立った時に、入場者の顔を撮影できる位置、すなわち入場者の顔がカメラ21の視野内に入る位置に、配置されている。
入場者72aが撮像装置23の前まで行くと、撮像装置23によって、入場者72aの顔を含む画像が撮影される。
撮像装置23は、一定のサンプリング周期(例えば、30分の1秒)でカラー画像を撮影し、ディジタル化されたカラー画像を管理サーバ3に送信している。カラー画像は、QVGA(320×240画素)の画像データであり、RGBで256R×256G×256B階調となっている。
管理サーバ3は、撮像装置23で撮影された、ディジタル化されたカラー画像を受信する(ステップS22)。管理サーバ3に送信されたカラー画像は、管理サーバ3のメモリ902に一時蓄積される。
また、入場者72aは通行路120に入ってカメラ21の前に立つと、カメラ下部に設置された案内表示板(図示せず)に従い、コードリーダ30の前に入場許可証50を差し出す。
案内表示板には、例えば“入場者は許可証をQRコードリーダに置いて下さい”などの表示が成されている。この案内は、繰り返しアナウンスされる音声案内であっても良い。
入場者72aは、この案内表示に従い、コードリーダ30に対して、入場許可証50のQRコード53の表示面をかざし、QRコード53の読取が行われる。この際、コードリーダ30に光学センサ(図示せず)が設けられ、入場許可証50がコードリーダ30によって読み取り可能な位置まで接近すると、光学センサが反応して、コードリーダ30が自動的に入場許可証50の読み取りを開始する。例えば、光学センサはコードリーダ30の読み取り可能位置に設置された発光器と受光器から構成され、入場許可証50が読み取り可能位置に入ることにより発光器から送信される光が入場許可証50に遮られ、受光器に到達しないことが検知されると、入場許可証50の読み取りが開始される。
また、コードリーダ30の周辺に押しボタンを設置し、入場者が押しボタンを押下することによって、コードリーダ30が入場許可証50の読み取りを開始するように成されていても良い。
コードリーダ30の読み取りが完了すると、例えば“通行ゲートに進入してください”などの通行ゲート90への進入を促すための案内表示、もしくは音声アナウンスが行われる。
コードリーダ30で読み取られたQRコード53は、QRコードの画像データのまま、もしくはデコードされて、管理サーバ3に送信される。管理サーバ3は、コードリーダ30で読み取られたQRコードの情報(画像データもしくはデコードされたコード)を受信する(ステップS23)。管理サーバ3に送信されたQRコードの情報(画像データもしくはデコードされたコード)は、管理サーバ3のメモリ902に一時蓄積される。
この際、QRコードの情報が画像データである場合、管理サーバ3はQRコードをデコードする。このデコードされたQRコードは、上記した証明コードになる。
また、管理サーバ3は、コードリーダ30からQRコードをデコードしたデータを受けた場合、受けたデータはそのまま証明コードに一致している。
管理サーバ3は、メモリ902に一時蓄積された取得したカラー画像を画像処理し、カラー画像内から顔画像の検出を試みる(ステップS24)。
管理サーバ3は、顔画像の検出に成功すると(Yesの場合)、検出された顔画像の切り出しを行う。切り出された顔画像からは、顔のグレー画像が生成される(ステップS25)。グレー画像は、64×80画素の画像データであり、白黒の256階調である。なお、顔画像の検出アルゴリズムについては、後述する。
また、顔画像の検出に成功しない場合(Noの場合)は、再び上記ステップS7に戻って、撮像装置23で撮影されたカラー画像の再取得を行う。
なお、顔画像の検出に連続して成功しない回数が所定回数に達するか、もしくは成功しない確率(顔画像検出の所定サンプリング回数内で顔画像の検出に成功しない回数/顔画像検出の所定サンプリング回数)が高くなると、管理サーバ3は、信号処理器22にカメラ調整信号を送信する。この場合、信号処理器22は、カメラ11のズーム比や絞り、色合い、ノイズ除去フィルタの閾値等を自動的調整し、顔画像の検出確立が向上するように動作する。或いは、管理サーバ3の表示部904に、顔画像検出精度が劣化したことを示す警報を発して、サーバの管理者による管理サーバ3からの遠隔操作により、マニュアル操作でカメラ21の調整を行っても良い。
続いて、顔画像の切り出しが行われた後、管理サーバ3は、コードリーダ30で得られメモリ902に一時蓄積された、QRコード(画像データ)をデコードした証明コードに基づいて、データベース930に格納された入場許可証データ中の証明コードを参照する。
なお、処理速度に難はあるが、メモリ902に一時蓄積されたコードリーダ30の読み取りで得られたQRコード(画像データ)に基づいて、データベース930に格納された入場許可証データ中のQRコード(画像データ)を参照しても良い。
これによって、データベース930の入場許可証データ中から、コードリーダ30の読み取りで得られたQRコードに対応した、証明コードを得る。
同時に、データベース930の入場許可証データの中から、得られた証明コードもしくはQRコード(画像データ)に対応した顔画像データ(顔カラー画像、顔グレー画像)を取得する(ステップS26)。
なお、管理サーバ3は、コードリーダ30からQRコード(画像データ)を受けた場合は、入場許可証データ中のQRコード(画像データ)を参照しても良い。
次いで、データベース930から得られた顔グレー画像(ギャラリー画像)と、メモリ902に一時蓄積された撮像装置23の撮影により得られた顔グレー画像(プローブ顔画像)とが、類似(一致)しているか否か(非類似であるかまたは不一致であるか)について認証比較する(一致比較する)。(第1の方法)
これによって、顔画像の1対1認証が行われる(ステップS27)。認証比較の結果、プローブ顔画像とデータベース930の顔グレー画像との類似度が所定の閾値(閾値A)以上のときに類似していると判断される。顔画像の認証アルゴリズムについては、後述する。
1対1認証の他の態様として、メモリ902に一時蓄積された撮像装置23の撮影により得られた顔グレー画像(プローブ顔画像)に基づいて、データベース930に格納された入場許可証データ中の顔グレー画像と順次認証比較し、類似すると認証された1つもしくは複数の顔グレー画像を得て、得られた顔グレー画像に対応付けされた証明コード(もしくはQRコード)を取得しても良い。
この際、取得されたQRコードに対応した証明コード(もしくはQRコード)と、コードリーダ30の読み取りで得られたQRコードに対応した証明コード(もしくはQRコード)とが一致比較される。(第2の方法)
但し、第2の方法では、最初にデータベース930中の複数の顔画像との認証比較を実施してから対応付けされた証明コードと一致比較するので、比較演算の処理速度や認証精度を考えると、最初にデータベース930中の複数のQRコードまたは証明コードとの認証を行ってから対応付けされた顔画像と認証比較する第1の方法の方が、処理効率が格段に良く、認証精度も高い。1対1認証処理では、第1の方法が好適である。
以上の1対1認証の結果、一致している場合は、入場者が正常に許可された者であり、顔画像が正常に一致したと判断される(認証結果正常)。
一方、不一致である場合は、入場者が正常に許可された者ではなく、不正入場者であるか、もしくは不正許可証の携行者であるか、或いは顔画像が正常に一致していないと判断される(認証結果異常)。
なお、詳述すると、上記1対1認証処理では、結果的に、以下の(1)かつ(2)かつ(3)の一致比較と同等の処理が行われていることになる。
[一致比較]
(1)コードリーダ30の読み取りにより得られたQRコードに対応した証明コード(もしくはQRコード)と、データベース930の入場許可証データ中のQRコードに対応した証明コード(もしくはQRコード)とが、一致しているか否か(不一致であるか)の比較。
(2)撮像装置23の撮影により得られたプローブ顔画像と、データベース930の入場許可証データ中の顔グレー画像とが、類似しているか否か(非類似であるか)の比較。
(3)(1)で一致した場合の入場許可証データと、(2)で類似した場合の入場許可証データとが、対応付け(紐付け)された一致したデータであるか否か(不一致であるか)の比較。
また、この一致比較の結果について、完全一致の場合と不完全一致の場合とで、以下の認証結果が得られることになる。
[完全一致の場合の認証結果]
(1)、(3)が一致し、(2)が類似である場合、すなわち全て一致した場合、入場者が正常に許可された者であり、顔画像が正常に一致したと判断(認証結果正常)。
[不完全一致の場合の認証結果]
(1)、(2)、(3)のいずれか一つでも不一致もしくは非類似である場合、入場者が正常に許可された者ではなく、不正入場者である、もしくは不正許可証の携行者であるか、或いは顔画像が正常に一致していないと判断(認証結果異常)。
1対1認証の実施後、管理サーバ3は、認証結果(認証結果正常もしくは認証結果異常)を認証端末24に送信する(ステップS28)。この際、同時に、コードリーダ30の読み取りで得られたQRコード(QRコードをデコードした証明コード)に対応した顔カラー画像を、対応付けて送信する。
認証端末24では、送られて来た認証結果と顔カラー画像を受信する(ステップS29)。
ステップS30において、この認証の結果が正常であるか、異常であるかによって、以下の2つの処理(A)、(B)のいずれか一方に分岐する。
(A)認証結果正常時の処理
認証端末24において、認証結果正常、すなわち顔画像が正常に一致したとの情報を受けた場合、正常であることを示す認証結果を表示する(正常表示)。例えば、正常表示として、“通行可”の案内表示や、音声アナウンスを行う。(ステップS31)
同時に、認証端末24は、通行ゲート90を開くための開門指令信号を生成し、ゲート駆動部91に供給する。ゲート駆動部91は開門指令信号を受けて通行ゲート90を開く。入場者72aが通行ゲート90を通過した後、自動改札の如く、通行ゲート90が自動的に閉鎖される。
これによって、入場者72aが入場許可証を所持した正当な入場者であると識別され、通行路120及び通行ゲート90を通過して、入場管理領域500内に入場することができる。
(B)認証結果異常時の処理
また、認証端末24において、認証結果異常、すなわち顔画像が一致していないとの情報を受けた場合、入出力装置25を通じて、異常であることを示す認証結果を表示し(異常表示)、警報を発する。例えば、異常表示として、“通行不可”の案内表示や、音声アナウンスを行う。(ステップS32)
この際、警報としては、表示灯の点滅動作や、サイレンの鳴動を行う。或いは、単に異常が発生したことを、例えば“不正進入発生”などと表示しても良い。
また、この場合、通行ゲート90は閉鎖したまま開かない。
守衛82は、警報の発生を確認すると、入場者を入出力装置25の前に誘導する。守衛82は、そこで目視確認や、入場者との問答によって、入場者が正当に許可された人物であるか否かを判断する。
不審な人物もしくは不正な入場許可証を所持した人物である判断した場合は、受付管理室110に誘導し、問い詰める。
また、システムエラーによって認証異常を生じたと判断した場合は、受付管理室110に誘導し、システムエラーの原因を調査するなどして、適切な処理を行う。
次に、入場門99への進入時に、入場許可された入場者が入場許可証50を携行していない場合(許可証非携行入場者の場合)について説明する。
これは、入場門内で、入場者が入場門99に常駐している守衛82に対して、入場許可証50を非携行であることを申し立てるか、入場者が入場許可証50を携行していないことを守衛82が見つけた場合を想定している。
守衛82は、入場者が入場許可証50を携行していないことを認識すると、認証端末24に接続された入出力装置25を通じて、非携行認証モードの選択ボタンを押下するなどして、非携行認証モードへの設定が成される(ステップS21)。
同時に、入場者72bを撮像装置23の前まで案内する。撮像装置23の前で入場許可証50を非携行であることに気が付いた場合は、この案内は行わなくても良い。
なお、守衛82は必ずしも入場門99に立っている必要はなく、入場門99に設置されたモニタカメラとスピーカを使って、入場門99から離れた場所から、入場者の監視や、入場者との対応を行っても良いことは言うまでもない。また、案内表示や、表示ディスプレイを併用しても良い。どのような形態であれ、入場許可証50を携行していない入場許可者が入門する場合に、非携行認証モードへの設定を行うことができれば良い。
入場者72bは、撮像装置23の前まで行くと、撮像装置23によって、入場者の顔を含む画像が撮影される。
管理サーバ3は、撮像装置23で撮影された、ディジタル化されたカラー画像を受信する(ステップS42)。
管理サーバ3に送信されたカラー画像は、管理サーバ3のメモリ902に一時蓄積される。
次に、入場者72bは、カメラ21の下部に設置された案内表示板(図示せず)に従い、通行ゲート90へは向かわずに、許可証非携行者の専用通路98に向かう。
案内表示板には、例えば“許可証を忘れた方は、専用通路98に進んでください”などの表示が成されている。この案内は、繰り返しアナウンスされる音声案内であっても良い。
管理サーバ3は、メモリ902に一時蓄積された取得したカラー画像を画像処理し、カラー画像内から顔画像の検出を試みる(ステップS43)。
管理サーバ3は、顔画像の検出に成功すると(Yesの場合)、検出された顔画像の切り出しを行う。切り出された顔画像からは、顔のグレー画像が生成される(ステップS44)。グレー画像は、64×80画素の画像データであり、白黒の256階調である。なお、顔画像の検出アルゴリズムについては、後述する。
また、顔画像の検出に成功しない場合(Noの場合)は、再び上記ステップS42に戻って、撮像装置23で撮影されたカラー画像の再取得を行う。
続いて、顔画像の切り出しが行われた後、管理サーバ3は、撮像装置23で得られメモリ902に一時蓄積された顔画像に基づいて、データベース930に格納された入場許可証データ中の顔グレー画像との認証比較を行う。顔画像の認証アルゴリズムについては、後述する。
ここでは、入場許可証データの中で、撮像装置23で得られメモリ902に一時蓄積された顔画像(プローブ顔画像)に対し、類似度が所定の閾値(閾値B)以上の顔画像を取得し、リスト化する。なお、この閾値Bは、上記閾値Aと同じであるか、それよりも僅かに低めに設定される。
ここで得られた顔画像のリストの中で、プローブ顔画像に対して、類似度が最も高いものから順に、N(Nは整数)枚の顔画像を集める(1対N認証)。(ステップS45)
このとき、データベース930中の入場許可証データから、各画像に対付け(紐付け)されたQRコードもしくは証明コードを同時に取得する。
これによって、類似度の高いN枚の顔グレー画像に対応した顔カラー画像と、それぞれの顔グレー画像に対応したQRコードもしくは証明コードとが対応付け(紐付け)された顔画像リストを生成する。
図12に顔画像リストの一例を示す。図のように、顔画像リスト94中の各顔画像92は、プローブ顔画像97に類似度が高い順に、9枚集められている。また、各顔画像92の下には対応付けされたQRコード(もしくは証明コード)93と、入場許可者情報(図示せず)等の入場許可証50の構成に必要な各データ(図示せず)が付与されている。顔画像92は、いずれも類似度が閾値Bを超えるものである。なお、図では、プローブ顔画像97と最も類似度の高いもの画像は、顔画像95としている。
1対N認証の結果、得られた顔画像リスト94は、管理サーバ3から認証端末24に送信される。
また、1対N認証の結果、顔画像リスト94が生成されなかった場合、認証エラーであることを示すエラー情報が、管理サーバ3から認証端末24に送信される。(ステップS47)
続いて、認証端末24では、管理サーバ3から送られてきた1対N認証結果を受信する。(ステップS48)
この受信後、認証端末24に接続された表示部26に、顔画像リスト94が表示される。(ステップS49)
ここで、守衛82は、表示部26に掲載された顔画像リスト94を見て、顔画像リスト中から、入場者72bに最も似ている顔画像(カラー画像)を選択する。例えば、図12の顔画像リスト94からは、守衛82の判断によって、入力部27を通じて最も類似した顔画像95が選択される。
同時に、顔画像リスト中から、選択した顔画像に対応したQRコード(もしくは証明コード)が取得される(ステップS50)。
なお、認証端末24は、この選択した顔画像に対応したQRコードに、対応付けされた証明コードに基づいて、管理サーバ3に対し、入場許可証50を再発行したことを通知する。認証端末24は、この通知を受けて、データベース930に格納された入場許可証データの許可証発行フラグの値を、(例えば“1”から“2”に)インクリメント(増数)する。許可証発行フラグは、入場許可証50が再発行される度に、値が更新されていく。
次いで、選択した顔画像と、QRコードと、入場許可(申請)者所属情報等の入場許可証50の構成に必要な各データが、所定のフォーマットに整列されて、印刷装置28に印刷データとして送信される。印刷装置28は受けた印刷データに基づいて、入場許可証50を再発行する。入場者72bは入場許可証50を得る。
これによって、入場者が入場許可証を所持した正当な入場者であると識別され、通行路120及び通行ゲート90を通過して、入場管理領域500内に入場することができる。
一方、認証端末24で受信した認証結果が、認証エラーである場合は、入場者が正常に許可された者ではなく、不正入場者であるか、もしくはデータベース930の許可証データ中に、類似した顔画像が存在しない、と判断されて、警報が発せられる(認証結果異常)。
守衛82は、入場者が不審な人物もしくは不正な入場許可証を所持した人物である判断した場合は、受付管理室110に誘導し、問い詰める。
また、システムエラーによって認証異常を生じたと判断した場合は、受付管理室110に誘導し、システムエラーの原因を調査するなどして、適切な処理を行う。
次に、図6(ステップS8)、図9(ステップS24)、図10(ステップS43)で説明した、顔画像の検出アルゴリズムについて、詳細に説明する。
この検出処理では、プローブ顔画像から、顔部分を切り出した抽出画像を生成し、この抽出画像から、例えば顔部分上での目や鼻の位置などの特徴点を含んだ顔画像を生成する。
図13は、特開平2004−252940号公報に記載された、この種の検出処理の一例を示す図である。
この処理では、画像は、まず、積分画像またはガウシアンピラミッドのいずれかを用いて、さまざまなサイズのパッチに分割される。それぞれのパッチの特徴は、評価され、累積得点が求められる。この評価は、累積得点が受け入れ閾値と拒否閾値との範囲内にある間、繰り返されるが、当該範囲内にない場合には、画像は、累積得点拒否閾値より小さいときは拒否され、累積得点が受け入れ閾値より大きいときは、オブジェクト(顔画像)を含むものとして受け入れられ、顔画像が検出される。具体的に説明すると、以下のようになる。
[前処理]
まず、画面内で検出されるオブジェクト(顔画像)は、任意のサイズであり得、かつ任意の位置に存在し得るので、図に示すように、それぞれの入力画像I(201)は、まず、さまざまなサイズに倍率変更される「パッチ」(Ii)220に分割される。パッチ220の形状は、正方形、長方形、または他の形状とすることができ、パッチの位置は、重複するようにすることもできるし、または重複しないようにすることもできる。例えば、第1のパッチサイズは画像全体とすることができ、次の小さなパッチはそれぞれ75%に縮小され、例えば24×24ピクセルの所定の最小パッチサイズにされる。
パッチの倍率変更は、多くの方法で行うことができる。ある方法では、積分画像211を用いて、それぞれの入力画像201の倍率変更が実行される。別の方法では、多重解像度の画像212、例えばガウシアンピラミッドまたはラプラシアンピラミッドを用いて、倍率変更が実行される。パッチは、ラスタ走査を用いて大小順で処理(比較)される。
[特徴評価および分類]
次に、画像処理中、ラベル付けされているか、またはラベル付けされていないそれぞれのパッチは、分類器231によって評価される(230)。分類器231は、パッチ220と一致する形およびサイズに成形される特徴の総体を含んでいる。例えば、ハール基底関数(Haar basis functions)と同様に、長方形の特徴を使用することができる。
パッチの1つに対するそれぞれの特徴の、それぞれの評価230によって、受け入れ得点αまたは拒否得点βの、いずれかの得点が生成される。この得点は累積得点221として累積される。入力画像201に対して、累積得点221は、最初ゼロに設定される。累積得点221が、受け入れ閾値と拒否閾値122との範囲内にある間、評価230は繰り返され(250)、当該範囲内にない場合には、画像は受け入れられるか、または拒否される(260)。
ステップ230のこの評価は、次のように表すことができる。
f(νi,Ii)>θiならば、h(i)=αであり、そうでなければ、h(i)=β
ここで、f()は、パラメータνi(113)および画像パッチIiの線形関数または非線形関数のいずれかであり、比較閾値はθiであり、αおよびβはそれぞれ受け入れ重みおよび拒否重みである。関数f()は、ベクトルとして表されるIiとνの内積とすることもできる。内積の値は、絶対値などの非線形関数によって変更することができる。
閾値テスト(ステップ240)のプロセスは、次のように表すことができる。
Tr(N)<Σi=1・・・Nh(i)<Ta(N)ならば、繰り返し処理を行い、そうでなければ、画像の受け入れまたは拒否260を行う。
累積得点221が、いつ何時、エンベロープより下になっても、そのパッチが受け入れられる可能性は非常に低いので、さらに別のパッチについて比較を継続する意味はない。同様に、累積得点221が、エンベロープより上に上昇すると、拒否の可能性も無視することができる。
次いで、図9(ステップS27)、図10(ステップS45)で説明した、顔画像の認証アルゴリズムについて説明する。
この認証処理では、顔画像の検出処理で抽出されたプローブ顔画像と、データベース930の許可証データに格納された顔画像(ギャラリー画像)とを比較し、類似度が所定の閾値以上である場合に類似していると認証する。
例えば、類似度は、全く類似しない場合を−1、一致する場合を1として、類似度が0〜1の場合に類似性があり、類似度が1の場合に一致するなどと判定することができる。閾値は、適宜設定することができ、上記した1対1認証のときは、閾値Aを0.5、1対N認証のときは閾値を0とするなど、閾値を適宜設定する。
図14は、特開平2004−133889号公報に記載された、この種の認証処理の一例を示す図である。
この処理では、ギャラリー画像は、特定されたオブジェクト(顔画像)を含み、プローブ画像は、特定されていないオブジェクトを含む。プローブ画像は、それぞれのギャラリー画像と対にされ、画像対が生成される。第1のフィルタが、それぞれの対のプローブ画像に適用され、それぞれのフィルタのそれぞれの適用についての第1の特徴値が得ら
れる。第2のフィルタも同様に、それぞれの対のそれぞれのギャラリー画像に適用され、第2の特徴値が得られる。特徴値は、それぞれのフィルタのそれぞれの適用について合計され、それぞれの適用について、合計が所定の閾値より大きいならば、得点が合格重みに設定され、そうでなければ、得点が不合格重みに設定される。得点は、適用のすべてについて合計され、得点がゼロより大きいならば、プローブ画像は、いずれかのギャラリー画像と同一と特定される。
図13の方法でオブジェクト301が検出された後、図14に示す、次の前処理が行われる。
前処理:正規化
選択肢として、比較される画像(PおよびG)311〜312の対の顔は、サイズおよび方向について正規化することができる(310)。例えば、顔が、画像をほとんど満たすようにすることができ、また、顔を垂直方向および水平方向に位置を合わせることができる。しかしながら、本発明によるシステムは、横からの視野画像を、異なるサイズを有する正面の視野画像と比較できることは理解されるであろう。
また、多くの従来技術の顔認識システムは、まず、毛髪といった容易に変更される顔の特徴を考慮の対象から除外することにも留意されたい。
特徴評価および採点認識が行われている間、画像313がプローブ画像であり、画像314がギャラリー画像の1つである。複数のフィルタが、画像313〜314の対の部分(継ぎ接ぎ)に適用される。フィルタは、継ぎ接ぎと同じサイズおよび位置のテンプレートフィルタとすることができる。例えば、ハール基底関数(Haar basis function)と同様に、方形の特徴を使用することができる。
フィルタの適用により、得点S()311が生成される(320)。得点S()は、入力された画像対から計算される特徴の合計として構築される。例えば、認識中における得点321は、以下の方程式で求められる。
S(P,Gi)=ΣkHk(P,Gi)
ここで、画像P313は、プローブ画像であり、画像Gi314は、ギャラリー画像の1つである。Hiは、第k番目のフィルタを画像に適用することにより得られる特徴である。S()が、ゼロより大きいならば(330)、画像PおよびGiは、識別情報IDXを有する同じ人物のものである。
それぞれの特徴Hk(P,Gi)は、プローブ画像213の関数fpk(P)およびギャラリー画像314の関数fgk(G)の2つの主な構成要素を有する。
ここで、値νk=fpk(P)+αkfgk(G)が求められる。αkは重みである。値νkは、比較閾値tkと比較される。νk>tkならば、Hk(P,Gi)=αkであり、そうでなければ、βkである。関数f()は、線形関数とすることもできるし、または、非線形関数とすることもできる。例えば、関数f()は、ベクトルとして表される画像と、ベクトルとして表されるフィルタテンプレートとの内積とすることができる。内積の値を、絶対値といった非線形関数によって変更することができる。
関数fpk(P)およびfgk(G)は、入力画像の一部にのみ依存することができる。換言すると、それら関数は、グローバル関数とせずに、ローカル関数とすることができる。これにより、口の領域といった安定した特徴を含まない顔の領域を無視することが可能となる。
[トレーニング]
トレーニングは、入力として、同じ顔の画像対の組、異なる顔の画像対の組を受け取る。それぞれのトレーニング例は、一対の画像であり、重みwを割り当てられる。最初の
重みは、通常、均一である。最初のラウンドでは、結果として最良の特徴が得られるパラメータ(fp1,fg1,a1,t1,α1,β1)が選択される。最良の特徴は、そ
の特徴の「エラー」の単純な関数を最大にする。
エラーの1つの可能な尺度は、ΣiΣj[wijH(Pi,Gj)*yij]である。ここで、画像PiおよびGjの顔が同じ人物であるならば、yij=+1であり、そうでなければ、yij=−1である。wijは、プローブ画像iおよびギャラリー画像jの当該例での重みである。別の可能な尺度しては、指数損失ΣiΣjexp[−wij*H(Pj,Gi)*yij]がある。
次のラウンドでは、重みwが、間違って特定された画像対については増加され、正確に特定された対については減少される。現在の重みにより最良の特徴を選択し、次に現在のエラーにより重みを再設定するこのプロセスは、所定数の特徴が選択されるまで、または、トレーニングエラーが所定の閾値より小さくなるまでのいずれかとなるまで繰り返される。
このアプローチには、いくつかの利点がある。顔と顔との重要な相違が、直接学習される。例えば、人は一般に眉を吊り上げるが、吊り上げる程度は特定の範囲に限られている。フィルタfpkおよびfgkは、顔の対応する特徴に焦点を合わせることができ、許容可能な変化を捕らえることができる。例えば、fpkおよびfgkが、左の眉の位置を測定するフィルタである場合に、tkは、許容可能な変化を定める。
次に、図1、図11に戻って、登録システム1及び認証システム2が、異なる地域に分散配置された例について説明する。
ここで、入場管理システム100aの登録システム1aによって、入場者が入場許可証を発行された場合を想定する。この際、入場管理システム100aとは異なる地域に配置された、入場管理システム100bの認証システム2bによって、入場管理を行う場合について説明する。なお、以下の説明では、入場管理システム100aのLAN4aに接続された各構成に符号aを付け、入場管理システム100bのLAN4bに接続された各構成に符号bを付けて、両システムに属する各構成を区別して説明する。
まず、入場者は、受付案内人80または守衛82に対し、異なる地域の登録システム1aで登録された入場許可証であることを申告する。
次に、受付案内人80または守衛82は、入場者に対して、コードリーダ30bで入場許可証の読み取りを実施した後、入出力装置25の前で待機するように促す。
入場者は、コードリーダ30bで入場許可証に印刷されたQRコードの読み取りを実施するとともに、撮像装置23bによって顔画像が撮影される。この際、警報が発動されないように、守衛82は認証端末24に対して、一時的に何らかの警報停止処置を施しておく。
次に、認証システム2bの管理サーバ3bは、コードリーダ30bで読み取ったQRコードをデコードして得られる証明コードに基づき、入場管理システム100bのデータベース930bを参照する。このとき、データベース930b内に該当(一致)する証明コードがない場合、認証システム2bの管理サーバ3bは、証明コードを元にして、証明コードの有する意味を解析する。管理サーバ3bには、証明コードの意味を解析するソフトウェアが設けられている。ここでは、説明を単純化するため、証明コードが、日付時刻データ、位置データ、証明センタ5によってユニークに与えられる証明番号(例えば、シリアル番号)、から構成されたものとして説明する。
なお、管理サーバ3bは、証明コードを、証明センタ5に問合せすることによって、証明センタ5に、日付時刻データ、位置データが正しいものであることを認証してもらうことができる。すなわち、証明センタ5は、管理サーバ3bからの問合せに応じて、証明コードが、何時(時刻情報)、何処(位置情報)で発行されたものであるかを、管理サーバ3bに回答することができる。
この際、証明センタでは、同一時刻には同じ証明番号を付与しない。また、位置が異なれば、同一時刻であっても、証明コードが全く異なるものになる。すなわち、位置と時刻が異なることによって、証明コードが全く異なるものとなる。または、証明コードが、シリアルに認証を行っても良く、この場合、証明コードは生成される毎に、異なる番号となり、証明番号がなくても良い。
管理サーバ3bは、証明コードの有する意味を解析して、証明コードから日付時刻、位置情報を取得し、証明コードが何時、何処で登録されたものであるのかを把握することができる。管理サーバ3bには、分散配置された各登録システムの所在地の位置情報と、位置情報に対応した管理サーバ3のアドレス情報が予めデータベース930に格納されている。
これによって、管理サーバ3bは、証明センタ5から送られて来た証明コードの対応する位置情報に基づいて、データベース930に格納された各登録システムの所在地の位置情報を参照し、何処の登録システムによって登録された入場許可証であるのかを把握するとともに、その登録システムの所属する管理サーバ3のアドレス情報を得る。この例では、登録システム1aで登録された入場許可証であると認識し、管理サーバ3aへの接続アドレスを得る。
次いで、管理サーバ3bは、得られた接続アドレスを用いて登録システム1aの接続された管理サーバ3aに問合せを行い、コードリーダ30bで得られた証明コードを送信し、顔画像データの送信を依頼(リクエスト)する。管理サーバ3aは、リクエストに応答して、データベース930aに格納された証明コードに対応した顔画像データを、証明コードとともに管理サーバ3bに送信する。
なお、管理サーバ3aは、これと同時に、問合せを受けた証明コードに対応付けされた、入場許可証データを構成する他の全ての情報もしくは一部の情報を送信しても良い。
管理サーバ3bは、管理サーバ3aから送られて来た顔画像データと証明コードを受けて、メモリ902に一時記憶する。管理サーバ3aは、この一時記憶されたデータ(顔画像データ、証明コード)を用いて、コードリーダ30bで得られた証明コードと一時記憶された証明コードの一致比較を行うとともに、撮像装置23bで得られた顔画像データと一時記憶された顔画像データを類似比較し、1対1認証処理を行う。
これによって、入場許可証が、登録システム1aで登録された正当なものであることを確認する。
さらに、管理サーバ3bのデータベース930bに対し、一時記憶されたデータ(顔画像データ、証明コード)を、入場許可証データとして格納する。
なお、管理サーバ3bは、これと同時に、管理サーバ3aから送られて来た、証明コードに対応付けされた、入場許可証データを構成する他の全ての情報もしくは一部の情報を、この証明コードに対応付けてデータベース930bに格納しても良い。
このようにして、登録システム1aで登録された入場許可証を所持した者は、次回の入場からは、通行ゲート90を通過して、入場管理領域500に進入することができる。
なお、QRコードをデコードして得られる証明コードは、入場管理システム100a、100bのみが知っている暗号鍵を用いて暗号化し、入場管理システム100a、100bのみが当該暗号鍵を用いて、証明コードを復号化しても良い。これによって、入場管理システム100a、100b以外のものが、証明コードを改竄する可能性をより低くすることができる。ただし、この実施の形態の入場管理システムでは、証明コードが改竄されたとしても、入場者本人を撮影した顔画像の認証と証明コードの認証とが併用されるので、必ずしも、暗号化を行う必要はない。
以上説明したように、この実施の形態によれば、入場者を撮影するカメラと、当該入場者の顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証からQRコードを読み取るコードリーダと、顔画像データと入場許可証に付与されたQRコードに対応した情報(証明コード)とが、一意に対応付けられて登録されたデータベースと、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出するとともに、上記コードリーダで読み取ったQRコードの情報(証明コード)とデータベースに登録されたQRコードの情報(証明コード)とを一致比較し、当該比較の結果一致したQRコードの情報(証明コード)に対応付けされて上記データベースに登録された顔画像データと、上記抽出した顔画像データとを類似比較し、類似比較の結果、類似した場合は許可された入場者であると判定して入場者を通過させるように通行ゲートを開け、非類似であった場合に警報を発する処理部とを備えたものである。
これによって、ユニークに付与されたQRコードと顔写真が印刷された入場許可証を安価に発行し、かつ入場許可証に印刷されたQRコードとカメラで撮った顔画像を用いて確実な認証を行うことができるので、一時的な入場者に対して、低コストで、かつ顔画像とQRコードとで確実に入場管理を行うことができる。
なお、認証処理については、コードリーダで読み取られたQRコードから得られる証明コードとデータベースに登録された証明コードとを一致比較するとともに、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データとデータベースに登録された顔画像データとを類似比較し、類似比較及び一致比較の結果、少なくとも一方が不一致もしくは非類似であった場合に警報を発し、そうでないときに入場者を通過させるように通行ゲートを開けても良い。
また、入場許可申請者を撮影する申請用カメラと、所在位置と時間を証明するための証明コードを取得し、取得した証明コードを処理部に送信する登録端末と備えて、処理部は、登録端末から送信された証明コードを受けて、上記申請用カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データと受けた証明コードとを対応付けて上記データベースに登録し、登録した顔画像データと証明コードから入場許可証データを生成して登録端末に送信する。登録端末は、入場許可証データに基づいて、顔写真及び証明コードから生成されたQRコードの印刷された入場許可証を発行する。
これによって、QRコード及び顔写真の印刷された入場許可証を効率的に発行し、かつ入場許可証に対応したQRコード及び顔画像を効率的にデータベースへ登録することができる。
また、認証端末の入力部により、入場許可証非携行者に対応した処理モードへの切換え設定が入力された場合、処理部は、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データに基づいて、データベースから類似度の高い順に複数の顔画像データと各顔画像データに対応した証明コードを取得するとともに、取得した複数の顔画像に証明コードを対応付けて顔画像リストを生成し、生成した顔画像リストを送信し、上記認証端末は、処理部から送信された顔画像リストを上記表示部に画面表示し、この画面表示に基づいて上記入力部により特定の顔画像が選択入力された場合、上記印刷部により、特定の顔画像と、特定の顔画像に対応した証明コードから生成されるQRコードとが印刷された入場許可証を再発行する。
これによって、登録済みの入場許可証を携行していない者に対しても、簡易に顔写真入りの入場許可証を再発行し、低コストで入場管理を行うことができる。
また、公的機関に認証された位置と時間を示す証明コードを用いてQRコードを生成し、入場許可証にQRコードを印刷しているので、更に次の(1)、(2)の効果を得ることができる。
(1)QRコードに対応した証明コードが、何時、何処で登録されたコードであるのかを判別し、証明することができる、意味を有したユニークな(一意的に付与された)コードになっている。これによって、QRコード及びQRコードに対応した証明コードが、登録した場所と時間に応じてユニークに(一意的に)設定されるので、異なる地域や異なる領域毎に、分散配置された入場管理システムであっても、同一フォーマットで、共通にQRコード及びQRコードに対応した証明コードを識別することが可能な入場許可証を得ることができる。また、同じ管理サーバでは、時刻の相違によって必ず異なる証明コードが生成され、同一時刻に異なる地域で証明コードを生成した場合でも、位置が異なるので互いに異なる番号となる。
すなわち、QRコードを用いて、或る地域に設置された入場管理領域内の登録システムで登録され、そこのデータベースに格納された入場許可証データを参照することによって、他の地域に設置された入場管理領域内の認証システムでも、共通に認証処理を行うことができる。
(2)顔データとQRコードに対応した証明コードを組み合わせて認証することで、QRコードもしくはQRコードに対応した証明コードを、本人識別用のIDとして用いることができ、顔データのみで認証する場合に比較して効率的に認証処理を行うことができるとともに、認証精度を向上させることができる。
なお、上掲した実施の形態1では、入場者の入場を管理する入場管理システムについて説明したが、この実施の形態1による入場管理システムの主旨とする構成を、入場者の退出を管理する退出管理システム、並びに入場者の入場及び退場を管理する入退場管理システムに用いても良いことは、論を待たない。
この発明の実施の形態1による入場管理システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による登録システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による認証システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による管理サーバの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1によるアプリケーションプログラム部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による入場許可申請登録処理の動作フローを示す図である。 位置時間証明システムの構成を示す図である。 入場許可証の印刷例を示す図である。 この発明の実施の形態1による認証処理の動作フローを示す図である。 この発明の実施の形態1による入場許可証非携行者に対する認証処理の動作フローを示す図である。 この発明の実施の形態1による入場管理システムの入場門の構成例を示す図である。 顔画像リストの一例を示す図である。 顔画像検出処理の一例を示す図である。 顔画像認証処理の一例を示す図である。
符号の説明
1 登録システム、2 認証システム、5 証明センタ、3 管理サーバ、9 GPS受信機(測位装置)、13 撮像装置(カメラ)、14 登録端末、23 撮像装置(カメラ)、24 認証端末、30 コードリーダ、90 通行ゲート、91 ゲート駆動部、500 入場管理領域、920 アプリケーションプログラム部(処理部)、930 データベース。

Claims (5)

  1. 入場者を撮影するカメラと、
    当該入場者の顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証からQRコードを読み取るコードリーダと、
    顔画像データと入場許可証に付与されたQRコードの情報とが、一意に対応付けられて登録されたデータベースと、
    上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出するとともに、
    上記コードリーダで読み取ったQRコードの情報とデータベースに登録されたQRコードに対応した情報とを一致比較し、
    当該比較の結果一致したQRコードの情報に対応付けされて上記データベースに登録された顔画像データと、上記抽出した顔画像データとを類似比較し、
    類似比較の結果、類似した場合は許可された入場者であると判定し、
    非類似であった場合に警報を発する、
    処理部と、
    を備えた入場管理システム。
  2. 入場者を撮影するカメラと、
    顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証からQRコードを読み取るコードリーダと、
    顔画像データと位置と時間を証明するための証明コードとが、一意に対応付けられて登録されたデータベースと、
    上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出するとともに、
    上記コードリーダで読み取られたQRコードから得られる証明コードとデータベースに登録された証明コードとを一致比較し、
    当該比較の結果一致した証明コードに対応付けされて上記データベースに登録された顔画像データと、上記抽出した顔画像データとを類似比較し、
    類似比較の結果、非類似であった場合に警報を発する、
    処理部と、
    を備えた入場管理システム。
  3. 入場許可申請者を撮影する申請用カメラと、
    所在位置と時間を証明するための証明コードを取得し、取得した証明コードを処理部に送信する登録端末と、
    を更に備え、
    上記処理部は、
    上記登録端末から送信された証明コードを受けて、上記申請用カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データと受けた証明コードとを対応付けて上記データベースに登録し、登録した顔画像データと証明コードから入場許可証データを生成して登録端末に送信し、
    上記登録端末は、
    上記入場許可証データに基づいて、顔写真及び証明コードから生成されたQRコードの印刷された入場許可証を発行することを特徴とした請求項1記載の入場管理システム。
  4. 所在位置と時間を証明するための証明コードを取得し、取得した証明コードを処理部に送信する登録端末を更に備え、
    上記処理部は、
    上記登録端末から送信された証明コードを受けて、上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データと受けた証明コードとを対応付けて上記データベースに登録し、登録した顔画像データと証明コードから入場許可証データを生成して登録端末に送信し、
    上記登録端末は、
    上記入場許可証データに基づいて、顔写真及び証明コードから生成されたQRコードの印刷された入場許可証を発行することを特徴とした請求項1記載の入場管理システム。
  5. 入場者を撮影するカメラと、
    顔写真及びQRコードの印刷された入場許可証からQRコードを読み取るコードリーダと、
    入力部、表示部、及び入場許可証を発行する印刷装置、を有した認証端末と、
    顔画像データと位置と時間を証明するための証明コードとが、一意に対応付けられて登録されたデータベースと、
    通常時は、
    上記コードリーダで読み取られたQRコードから得られる証明コードとデータベースに登録された証明コードとを一致比較するとともに、
    上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、抽出した顔画像データとデータベースに登録された顔画像データとを類似比較し、
    類似比較及び一致比較の結果、少なくとも一方が不一致もしくは非類似であった場合に警報を発する処理部と、を備え、
    上記認証端末の入力部により、入場許可証非携行者に対応した処理モードへの切換え設定が入力された場合、
    上記処理部は、
    上記カメラの撮影画像から入場者の顔画像データを抽出し、
    抽出した顔画像データに基づいて、データベースから類似度の高い順に複数の顔画像データと各顔画像データに対応した証明コードを取得するとともに、
    取得した複数の顔画像に証明コードを対応付けて顔画像リストを生成し、生成した顔画像リストを送信し、
    上記認証端末は、処理部から送信された顔画像リストを上記表示部に画面表示し、
    この画面表示に基づいて上記入力部により特定の顔画像が選択入力された場合、上記印刷部により、特定の顔画像と、特定の顔画像に対応した証明コードから生成されるQRコードとが印刷された入場許可証を再発行する、
    ことを特徴とした入場管理システム。
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