JP2007263783A - 中性子束測定装置および中性子束測定方法ならびに原子炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型の原子炉においても炉外中性子計測を可能とする。
【解決手段】中性子束測定装置は、原子炉圧力容器1内に配置された中性子輸送管2と、中性子輸送管2の一端部の近傍で原子炉圧力容器1の外側に配置された中性子検出器3とを有する。中性子輸送管2は、気体で満たされ密封されて、太さが一様でない。中性子輸送管2は、互いに長さまたは太さの異なる複数個が設置されている。中性子輸送管2内に、中性子減速材を配置してもよい。他の中性子束測定装置は、原子炉圧力容器1内で炉心近傍に配置され、ヘリウムを含む気体で満たされて密封されたヘリウム管と、原子炉圧力容器1の外側に配置され、ヘリウム管内のヘリウムが中性子を捕獲したことによって発生したガンマ線を検出するガンマ線検出器とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、原子炉内部の中性子束を測定するための中性子束測定装置および中性子束測定方法ならびに、中性子束測定装置を備えた原子炉に関する。
大型の原子炉内部の中性子束を測定するために炉内に設置された中性子検出器は、その信号線を炉外に取り出すため、原子炉圧力容器に貫通部を設ける必要がある(たとえば非特許文献1参照)。この貫通部は、防水性の確保が困難であり、またその周囲は亀裂が生じやすい。このため貫通部を設けずに炉内の中性子束を測定できることが望まれている。
特開平4−248497号公報 特開2004−138511号公報 川口千代二、荒克之「原子炉の計測」幸書房、昭和53年11月10日。第24〜31頁
ここで、小型の原子炉では、前述の貫通部を設けない手法として、炉内で発生した中性子が炉外へ透過することを利用し、この透過中性子を測定することで炉内の中性子束を測定する手法が用いられている(炉外中性子計測)。しかしながら大型の原子炉の場合、水や燃料棒等での中性子の吸収が大きいため、炉心近辺で発生した中性子は炉外に透過しない。そのため、炉外中性子計測は利用しにくいという課題がある(特許文献1、2参照)。
そこで本発明は、大型の原子炉においても炉外中性子計測が可能な中性子束測定装置および中性子束測定方法、ならびに、かかる中性子束測定が可能な原子炉を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様の中性子束測定装置は、炉心を収容する原子炉圧力容器内に配置され、気体で満たされ密封されて、第1の端部から第2の端部に延びる、太さが一様でない中性子輸送管であって、前記第1の端部は前記炉心の内部またはその近傍に配置され、前記第2の端部は前記原子炉圧力容器の内壁面近傍に配置された、当該中性子輸送管と、前記中性子輸送管の第2の端部の近傍で前記原子炉圧力容器の外側に配置された中性子検出器と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の一つの態様の中性子束測定装置は、炉心を収容する原子炉圧力容器内で炉心近傍に配置され、ヘリウムを含む気体で満たされて密封されたヘリウム管と、前記原子炉圧力容器の外側に配置され、前記ヘリウム管内のヘリウムが中性子を捕獲したことによって発生したガンマ線を検出するガンマ線検出器と、を有することを特徴とする。
また、本発明の一つの態様の中性子束測定方法は、第1の端部から第2の端部に延び、太さが一様でなく、気体で満たされ密封された中性子輸送管内を、前記第1の端部が炉心の内部またはその近傍に配置され、前記第2の端部が原子炉圧力容器の内壁面近傍に配置されるように、原子炉圧力容器内に配置し、前記中性子輸送管の第2の端部の近傍で前記原子炉圧力容器の外側に中性子検出器を配置し、前記中性子検出器の出力に基づいて炉心またはその近傍の中性子束を計測すること、を特徴とする。
また、本発明の他の一つの態様の中性子束測定方法は、ヘリウムを含む気体で満たされ密封されたヘリウム管を、原子炉圧力容器内の炉心内またはその近傍に配置し、前記原子炉圧力容器の外側にガンマ線検出器を配置し、前記ヘリウム管内のヘリウムが中性子を捕獲することによって発生するガンマ線を前記ガンマ線検出器によって検出し、前記ガンマ線検出器の出力に基づいて炉心またはその近傍の中性子束を計測すること、を特徴とする。
また、本発明の一つの態様の原子炉は、炉心と、前記炉心を収容する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器内に配置され、気体で満たされ密封されて、第1の端部から第2の端部に延びる、太さが一様でない中性子輸送管であって、前記第1の端部は前記炉心の内部またはその近傍に配置され、前記第2の端部は前記原子炉圧力容器の内壁面近傍に配置された、当該中性子輸送管と、前記中性子輸送管の第2の端部の近傍で前記原子炉圧力容器の外側に配置された中性子検出器と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の一つの態様の原子炉は、炉心と、前記炉心を収容する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器内で前記炉心近傍に配置され、ヘリウムを含む気体で満たされて密封されたヘリウム管と、前記原子炉圧力容器の外側に配置され、前記ヘリウム管内のヘリウムが中性子を捕獲したことによって発生したガンマ線を検出するガンマ線検出器と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、大型の原子炉においても炉外中性子計測が可能となる。
以下に、本発明に係る中性子束測定装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を、図1〜3を参照して説明する。
図1に示すように、原子炉圧力容器1内に炉心4が配置され、炉心4が冷却水30で満たされるように、水面5が形成されている。原子炉圧力容器1内で上下方向に延びる中性子輸送管2が設置されている。中性子輸送管2は炉心4を貫通し、その上端は炉心4上端部付近にある。中性子輸送管2の下端は原子炉圧力容器1の底部の内壁面近くにある。中性子輸送管2は気体で満たされ密封されている。中性子輸送管2の太さは一様でなく、たとえば、下端に向かって次第に細くなるテーパ状や炉内の太さより炉外の太さが細い形状である。
中性子輸送管2の下端に対向する原子炉圧力容器1の外側に中性子検出器3が設置されている。
図1の例では中性子輸送管2および中性子検出器3が1個ずつ示されているが、図2に示すように、中性子輸送管2と中性子検出器3の組を水平方向に複数組並列して配置するのが好ましい。各中性子輸送管2および中性子検出器3は、原子炉の鉛直方向の中心軸Aに対して平行に設置されている。
中性子輸送管2の周辺で発生した中性子のうち、中性子輸送管2を通り、水、原子炉圧力容器1を通過した中性子6は、中性子検出器3で検出される。
中性子輸送管2は、炉内で発生した中性子を炉外に導くための中性子の通り道としての役割を持つ。原子炉内で発生した中性子は水や炉心4の燃料棒等で吸収されるため、その平均自由行程は最大で2cm程度である。
発生する中性子量が多いので、小型の炉であれば、炉心で発生した中性子は炉外に漏れ出る。しかしながら通常の大型原子炉では炉の中心部から炉外まで数mの距離があるため、中性子が漏れ出ない。ここで、気体は中性子をほとんど吸収しないという特性を持つ。したがって中性子の通り道として中性子輸送管2を設けることにより、中性子を炉外に導くことができ、大型の原子炉においても炉外中性子計測が可能になる。
この中性子輸送管2を用いた炉外中性子計測において、定性的には中性子輸送管2への中性子の入射位置が、中性子検出器3から遠ざかるほど、中性子検出器3に入射する中性子の数は減少する。これは中性子の飛行方向は定性的には等方的であるので、中性子束はその発生位置からの距離の2乗に比例して低下するためである。ここで中性子輸送管2の周囲の平均的な中性子束を測定する場合、中性子検出器3に入射する中性子の数は中性子輸送管2への入射位置に依存しないことが望ましい。この入射位置依存性は、中性子輸送管2の太さを非一様にすることで低減できる。
例として、中性子輸送管2の形状が円柱である場合と、円錐である場合の、入射位置依存性の計算結果を図3に示す。ここで、円錐は、図1の構成で、上端が円形の底面で下端が頂点になる円錐とする。図3より、円錐では、円柱の場合よりも中性子の入射位置依存性が低減することがわかる。例として円錐管を挙げたが、さらに対象とする原子炉に応じて、中性子輸送管2の形状を最適化することで、入射位置依存性を無くすことができる。
この形状が最適化された中性子輸送管とそれに対応した中性子検出器により、気体で満たされた管周囲の平均的な中性子束が測定できる。したがって図2に示した中心軸Aと平行に複数の中性子輸送管2を設置し複数の中性子検出器3で中性子を測定することで、中心軸Aと垂直な方向の中性子束の位置分布が得られる。
以上より明らかなように、中性子の通り道として、中性子輸送管2を設け、中性子輸送管2の中を飛行した中性子を中性子検出器3で測定することで、原子炉圧力容器1に貫通部を設けることなく、炉内の中性子束を測定することができる。また複数の中性子輸送管2を設置することで、炉内の中性子束の2次元分布を測定できる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を、図4を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4において、互いに長さが異なる中性子輸送管2a、2b、2cが、原子炉の中心軸Aに対して平行に設置される。中性子輸送管2a、2b、2cの下端はほぼ同じ高さ位置であるが、中性子輸送管2a、2b、2cの長さの違いによって、それらの上端の高さ位置は異なる。中性子輸送管2a、2b、2cのそれぞれに対応して別個の中性子検出器3a、3b、3cが、原子炉圧力容器1の底部の下方に、水平に並べて設置されている。
図4に示した長さがそれぞれ異なる中性子輸送管2a、2b、2cの設置に対応した中性子検出器3a、3b、3cの出力信号同士の差をとることで、たとえば中性子検出器3aと中性子検出器3bの差から図4に示す区間Bの平均的な中性子束が得られる。また、中性子検出器3bと中性子検出器3cの差から区間Cの平均的な中性子束が得られる。このような長さの異なる中性子輸送管を複数個用いることにより、中心軸Aに平行な方向の中性子の位置分布を測定できる。
また第1の実施形態で示した、複数の中性子輸送管2を用いた中心軸Aに平行な中性子束分布の測定手法と組み合わせることで、炉内の中性子束の3次元の位置分布が得られる。
ここで、中性子輸送管は同一径であれば、管が長いほうが中性子検出器に入射する中性子数は増える。このため、高中性子束下では、一部の長い中性子輸送管に対応した検出器が飽和して正しく動作しない可能性がある。ここで、中性子輸送管は同一長さであれば、その径が小さいほど、検出器に入射する中性子数は減る。したがって検出器の特性を考慮して、それぞれの管の太さを調節することで、全ての検出器を飽和させることなく動作させることができる。
以上より明らかなように、複数の中性子輸送管を設置し、それらの長さおよび太さを調節することで、炉内の中性子束の2次元および3次元位置分布を測定することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を、図5を参照して説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5において、中性子輸送管2内の長さ方向の複数箇所に中性子減速材19が設置されている。
中性子輸送管2に入射した中性子は、中性子検出器3で検出されるまでの間に、その入射位置に応じ、何回か減速材19を通過する(図5では最大4回通過)。中性子は減速材19を透過するごとにそのエネルギーは低下する。中性子検出器3で検出された中性子のエネルギーから、中性子輸送管2への中性子の入射位置が同定でき、中性子束の2次元の位置分布を測定することができる。
この実施形態のように、中性子輸送管2の中に減速材19を設置することで、炉内の中性子束の2次元分布を測定することができる。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を、図6および図7を参照して説明する。なお第1〜第3の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、原子炉圧力容器1内にヘリウム3を含む気体で満たされたヘリウム管15が設置され、原子炉圧力容器1外にガンマ線検出器16が設置される。さらに好ましくは、図7に示すように、原子炉圧力容器1内にヘリウム3を含む気体で満たされたヘリウム管15が設置され、原子炉圧力容器1外に複数のガンマ線検出器16が設置される。複数のガンマ線検出器16は、ヘリウム管15のそれぞれ異なった部位を見込むように設置される。
ヘリウム3を含む気体で満たされたヘリウム管15に入射した中性子がヘリウム3に捕獲されて、ガンマ線17が発生する。このガンマ線17がガンマ線検出器16で検出される。
原子炉内部で発生するガンマ線の最大エネルギーは約10MeVである。一方、ヘリウム3に捕獲されて発生するガンマ線のエネルギーは20MeV以上である。したがって、ガンマ線検出器16でエネルギー弁別することにより、ヘリウム3のガンマ線による信号のみを取り出せる。ヘリウム3が中性子を捕獲しガンマ線を放出する反応が生じる確率は既知であることから、このガンマ線の数より、ヘリウム管15周囲の中性子束が同定できる。
また複数のガンマ線検出器16が、それぞれ見込んだヘリウム管15の部位から発生するガンマ線17を検出することで、その部位周辺の中性子束を同定でき、炉内の中性子束の2次元位置分布を測定できる。
この実施形態によれば、ヘリウム3を含む気体で満たされたヘリウム管15を設け、ヘリウム3が中性子を捕獲し発生したガンマ線をガンマ線検出器16で測定することで、原子炉圧力容器1に貫通部を設けることなく、炉内の中性子束を測定することができる。また複数のガンマ線検出器16を設置することで、炉内の中性子束の2次元位置分布を測定できる。
[他の実施形態]
以上説明した各実施形態は単なる例示であって、この発明は蒸気実施形態に限定されるものではない。また、各実施形態の特徴部分を組み合わせることも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を示す模式的立断面図であって、中性子輸送管と中性子検出器が一組である場合を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を示す模式的立断面図であって、中性子輸送管と中性子検出器が複数組である場合を示す図。 本発明に係る中性子束測定装置の中性子輸送管の形状が円錐管の場合と円筒管の場合の中性子検出器に入射する中性子数を比較して示すグラフ。 本発明の第2の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を示す模式的立断面図。 本発明の第3の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を示す模式的立断面図。 本発明の第4の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を示す模式的立断面図であって、ガンマ検出器が1個である場合を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る中性子束測定装置を備えた原子炉を示す模式的立断面図であって、ガンマ検出器が複数個である場合を示す図。
符号の説明
1…原子炉圧力容器
2、2a、2b、2c…中性子輸送管
3、3a、3b、3c…中性子検出器
4…炉心
5…水面
6…中性子
15…ヘリウム管
16…ガンマ線検出器
17…ガンマ線
19…減速材
30…冷却水

Claims (11)

  1. 炉心を収容する原子炉圧力容器内に配置され、気体で満たされ密封されて、第1の端部から第2の端部に延びる、太さが一様でない中性子輸送管であって、前記第1の端部は前記炉心の内部またはその近傍に配置され、前記第2の端部は前記原子炉圧力容器の内壁面近傍に配置された、当該中性子輸送管と、
    前記中性子輸送管の第2の端部の近傍で前記原子炉圧力容器の外側に配置された中性子検出器と、
    を有することを特徴とする中性子束測定装置。
  2. 前記中性子輸送管は、前記第1の端部より前記第2の端部が細いことを特徴とする請求項1に記載の中性子束測定装置。
  3. 一つの原子炉圧力容器内に前記中性子輸送管が複数個設置され、それらのうちの少なくとも1本が他とは異なる長さであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中性子束測定装置。
  4. 一つの原子炉圧力容器内に前記中性子輸送管が複数個設置され、それらのうちの少なくとも1本が他とは異なる太さであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の中性子束測定装置。
  5. 前記中性子輸送管内に中性子減速材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の中性子束測定装置。
  6. 炉心を収容する原子炉圧力容器内で炉心近傍に配置され、ヘリウムを含む気体で満たされて密封されたヘリウム管と、
    前記原子炉圧力容器の外側に配置され、前記ヘリウム管内のヘリウムが中性子を捕獲したことによって発生したガンマ線を検出するガンマ線検出器と、
    を有することを特徴とする中性子束測定装置。
  7. 一つの原子炉圧力容器の外側に前記ガンマ線検出器が複数個配置されていることを特徴とする請求項6に記載の中性子束測定装置。
  8. 第1の端部から第2の端部に延び、太さが一様でなく、気体で満たされ密封された中性子輸送管内を、前記第1の端部が炉心の内部またはその近傍に配置され、前記第2の端部が原子炉圧力容器の内壁面近傍に配置されるように、原子炉圧力容器内に配置し、
    前記中性子輸送管の第2の端部の近傍で前記原子炉圧力容器の外側に中性子検出器を配置し、
    前記中性子検出器の出力に基づいて炉心またはその近傍の中性子束を計測すること、
    を特徴とする中性子束測定方法。
  9. ヘリウムを含む気体で満たされ密封されたヘリウム管を、原子炉圧力容器内の炉心内またはその近傍に配置し、
    前記原子炉圧力容器の外側にガンマ線検出器を配置し、
    前記ヘリウム管内のヘリウムが中性子を捕獲することによって発生するガンマ線を前記ガンマ線検出器によって検出し、
    前記ガンマ線検出器の出力に基づいて炉心またはその近傍の中性子束を計測すること、
    を特徴とする中性子束測定方法。
  10. 炉心と、
    前記炉心を収容する原子炉圧力容器と、
    前記原子炉圧力容器内に配置され、気体で満たされ密封されて、第1の端部から第2の端部に延びる、太さが一様でない中性子輸送管であって、前記第1の端部は前記炉心の内部またはその近傍に配置され、前記第2の端部は前記原子炉圧力容器の内壁面近傍に配置された、当該中性子輸送管と、
    前記中性子輸送管の第2の端部の近傍で前記原子炉圧力容器の外側に配置された中性子検出器と、
    を有することを特徴とする原子炉。
  11. 炉心と、
    前記炉心を収容する原子炉圧力容器と、
    前記原子炉圧力容器内で前記炉心近傍に配置され、ヘリウムを含む気体で満たされて密封されたヘリウム管と、
    前記原子炉圧力容器の外側に配置され、前記ヘリウム管内のヘリウムが中性子を捕獲したことによって発生したガンマ線を検出するガンマ線検出器と、
    を有することを特徴とする原子炉。
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