JP2007261948A - しわ防止・改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】しわの発生抑制またはしわの改善効果に優れる安全なしわ防止・改善剤を提供すること。
【解決手段】特定のアミノ硫酸化合物、すなわち3−(シクロヘキシルアミノ)プロパンスルホン酸及び3−(シクロヘキシルアミノ)−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸並びにこれらの塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上を含有するしわ防止・改善剤。本発明によれば、優れたしわ防止・改善効果を有するしわ防止・改善剤が得られる。
【選択図】なし

Description

本発明は皮膚のしわの発生を抑制し、生じたしわを改善する効果を有する安全性に優れたしわ防止・改善剤に関する。
老化は全身の臓器で進行しているが、その中でも目で見ることができる皮膚、とりわけ特に意識が集中しやすい顔面については、老化とともに発生するしわ及び小じわが、世の多くの中高年齢者、とりわけ女性を悩ませている。従来、しわ改善用化粧料の必要性が叫ばれてきていたが、老化及びしわに関するメカニズムについて明らかではない部分が多かったため、従来の化粧料においては、ムコ多糖類やコラーゲン等の生化学製品及び合成高分子製品を配合してしわ改善のための水分保持に努めるという方法を選択してきたに過ぎない。
しかしながら、上記の方法だけでは、皮膚の老化及びしわの発生を充分に防止することができない。近年、老化に関する研究が進められ、皮膚老化の原因としてマクロ的に見れば加齢が重要な因子であり、さらに乾燥、酸化、太陽光(紫外線)等も皮膚老化に関わる直接的な因子として挙げられてきている。それら因子の中でも太陽光(紫外線)は、光老化と呼ばれる変化において重要な役割を果たしていることが明らかとなってきた。上に記した顔面は、全身で最も光老化が進行しやすい部位であるが、光老化した皮膚では真皮の最も主要なマトリックス成分であるコラーゲン線維が著明に減少していることも明らかとなってきた。そしてしわ・小じわの発生、ハリの消失といった現象がコラーゲン線維の減少と密接に関係していることも示唆されてきている。このように、しわの発生及び皮膚老化に関しては、様々な皮膚老化因子、中でも太陽光(紫外線)曝露に伴い、真皮における主要な細胞である線維芽細胞の増殖活性やコラーゲン等の合成機能が低下して、このコラーゲン等のターンオーバー速度も遅くなる。その結果として、皮膚の弾力がなくなり、しわが発生し、皮膚の老化が進行する。
しわ改善効果を有する物質については、アミノ酸の一種であるアラニンやグリシンが有効であることが知られていた(特許文献1及び特許文献2参照)。しかしながらこれらアラニン、グリシンは皮膚へ塗布した場合、非常な痛みを伴い、使用することが困難であった。
本発明に係る3−(シクロヘキシルアミノ)プロパンスルホン酸については、生物学的に用いられるGood緩衝液(非特許文献1参照)の構成成分の1つとして記載されており、また、毛穴縮小の用途(特許文献3参照)が知られているが、しわ防止・改善効果を有することは新規である。
また、本発明に係る3−(シクロヘキシルアミノ)−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸については、やはり生物学的に用いる緩衝液の1つとして知られており(特許文献4及び5参照)、また、毛穴縮小効果の用途(特許文献3参照)が知られている。しかしながら、しわ防止・改善効果を有することは新規である。
特開平11−49628号公報 特開平8−99862号公報 特開2005−179343号公報 USP4169950号公報 USP4246194号公報 E.Good、Biochemistry、5(2)、p.467、1966
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、しわの発生抑制効果またはしわの改善効果に優れる安全なしわ防止・改善剤を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、特定のアミノ硫酸化合物及びその塩が、優れたしわを防止し、また改善する効果を発揮し、かつ安全な物質であり、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上を含有するしわ防止・改善剤である。
Figure 2007261948
(一般式(1)中、Rは水素原子または水酸基を表す。)
本発明によれば、優れたしわ防止・改善効果を有するしわ防止・改善剤が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
本発明においては、下記一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上が用いられる。
Figure 2007261948
(一般式(1)中、Rは水素原子または水酸基を表す。)
前記一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物において、Rが水素原子の場合は、3−(シクロヘキシルアミノ)プロパンスルホン酸であり、一般にCAPSの名称で知られている公知の化合物である。また、Rが水酸基の場合は、3−(シクロヘキシルアミノ)−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸であり、一般にCAPSOの名称で知られている公知の化合物である。本発明において用いられる一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物は、公知の方法により合成することが可能で、またシグマ社等から市販されており、それを使用することも可能である。
前記一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物の塩としては、特に限定されないが、例えば、無機塩としては、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。有機塩としては、酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、トリエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、アミノ酸塩等が挙げられる。塩は公知の方法によって得ることができる。
本発明に係る一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩は、いずれも後で証明するように優れたしわ防止・改善効果を有する。したがって、一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上を含有し、しわ防止・改善剤に調製される。
前記しわ防止・改善剤は、前記本発明に係る一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩の前記新規な機能の発見に基づく新規で有用な用途である。
前記しわ防止・改善剤において、前記一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上はしわ防止・改善作用を発揮するに有効な量が含有されるが、その含有量は、しわ防止・改善剤全量中0.001〜20.0質量%であることが好ましい。さらに好ましくは0.1〜10.0質量%である。
本発明に係るしわ防止・改善剤は、常法に従って製造することができ、またしわ防止・改善剤を構成する成分として、前記一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上単独でも調製可能であるが、通常本発明の効果を損なわない範囲で、医薬部外品を含む化粧品や医薬品等の皮膚外用剤等に用いられる他の成分を、必要に応じて適宜配合することができる。前記他の成分(任意配合成分)としては、例えば、油分、界面活性剤、粉末、色材、水、アルコール類、シリコーン類、増粘剤、キレート剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、香料、各種薬効成分、防腐剤、pH調整剤、中和剤等が挙げられる。
前記しわ防止・改善剤は、化粧料、医薬組成物等の形態で使用され、優れたしわ防止・改善効果を発揮する。特に、好適には化粧品、医薬品等に応用されて、皮膚に外用される皮膚外用剤の形態で、皮膚に直接塗布又は散布する投与方法により使用され、優れたしわ防止・改善効果を発揮する。
本発明のしわ防止・改善剤は肌に適用することでしわの形成の予防及び/又は形成されたしわの軽減・消失を図るための美容方法に利用できる。かかる美容方法における本発明のしわ防止・改善剤の用法、用量は特に限定されるものではなく、剤型や処置する肌のしわの状態により適宜決定されるが、典型的には、1日当たり数回、例えば1回〜5回、適量、例えば1cm当たり0.1mlから1ml、肌に直接すり込むか、又その適量をガーゼ等に染み込ませてから肌に貼付して使用することができる。
前記しわ防止・改善剤の剤型としては、本発明の効果を発揮できるものであれば特に限定されず、例えば、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾール等任意の剤型をとることができる。
前記しわ防止・改善剤は、例えば、医薬部外品を含む化粧品、医薬品の分野で応用され、その製品形態としては、例えば、軟膏、クリーム、乳液、化粧水、エッセンス、ゼリー、ジェル、パック、マスク、ファンデーション等の任意の形態をとることができる。
本発明を実施例等により具体的に説明するが、これらの実施例等により本発明の技術的範囲が限定されるものではない。配合量は特に断りのない限り質量%である。
[ヘアレスマウスでのしわ改善試験]
マウスはHr−1(Skh−1)ヘアレスマウス(星野実験動物;6週齢〜10週齢)を用い、シュワルツらの方法(Haratake A. et al. J. Invest. Dermatol. 108:769-775, 1997.)を一部変えて、UVBを繰り返し照射する方法(Naganuma M. et al. J. Dermatol. Sci. 25:29-35, 2001. Schwartz E. J. Invest. Dermatol. 91:158-161, 1988.)に準じてしわを形成させた。すなわち背部にUVB(光源;東芝エレクトリック製 東芝 FL−20 SE蛍光ランプ)を週3回、10週間照射した。開始後の照射量は36mJ/cm/回とし、2週目以降は徐々に増加させ、10週目は216mJ/cm/回とした。総照射量は4.6J/cmであった。紫外線量はUVRADIOMETER(UVR−305/365D(II)、トプコン)にて測定した値を用いた。紫外線照射を終了し、マウス背部の写真を撮影し、ビセットらの方法(Bissett DL. et al. Photochemistry and Photobiology 46: 367-378,1987.)を一部変えた方法でしわの生成度合いを下記の表1に示す判定基準に従ってスコア化し、評点7以上のしわを形成したマウスのみを用いて、以下の溶液を塗布した。しわのスコア化作業は3名の測定者が個別に行い、合議によって評点を決定した。
Figure 2007261948
評点7以上のヘアレスマウスを5匹ずつ2群に、かつ両群の評点が同じになるように分け、各群のマウス背部皮膚全体に下記組成を示す比較例1の組成物又は実施例1の組成物それぞれ100μlを1日1回、週5回、6週間連続塗布した。
[実施例1]組成物
成分 配合量(質量%)
CAPSO 1.0
化粧品用エタノール 30.0
精製水 残余
[比較例1]組成物
成分 配合量(質量%)
化粧品用エタノール 30.0
精製水 残余
塗布終了後、マウス背部の写真を撮影し、上記表1に示した判定基準に従って、動物の群名を伏せた状態でしわの度合いを3名の測定者が個別にスコア化し、合議によって評点を決定した。
マウスのしわの改善度は次のようにして求めた。すなわち、
「しわ改善度」=「溶液塗布前の評点」−「6週間溶液塗布後の評点」
の式によって算出した。図1に上記式に従って得たしわ改善度(しわ改善変化量)を示した。なお、図1中、Aは実施例1(CAPSO配合)の組成物であり、Vは比較例1(薬剤無配合)の組成物である。
図1より明らかなように、比較例1(薬剤無配合)の組成物塗布群(平均評点:2.4)に対し本発明の実施例1(CAPSO)の組成物塗布群(平均評点:3.4)では、しわの減少は顕著に促進された。以上より、CAPSO溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果があることが確認された。
[ヒトしわ改善効果試験]
(試験方法)
下記に組成を示す実施例2〜9と比較例2の組成物(クリーム)のしわ及び小じわ改善効果について、以下のように実施した。40〜60代のしわの多い女性被験者180名で、1群20名に分けて9群とし、上記実施例及び比較例の組成物(クリーム)9品それぞれを各群の20名の顔面目尻に2ヵ月間連用させた。連用後、美容技術者によるしわ及び小じわの状態の視感評価を実施し、著効、有効、やや有効、無効の4段階で評価し、以下の基準によりしわ改善効果を判定した。
著効:しわ及び小じわがほとんど目立たなくなった。
有効:しわ及び小じわがかなり目立たなくなった。
やや有効:しわ及び小じわが試験前よりも目立たなくなった。
無効:変化なし。
(判定)
優:被験者のうち著効、有効及びやや有効の示す割合が80%以上。
良:被験者のうち著効、有効及びやや有効の示す割合が50%以上、80%未満。
可:被験者のうち著効、有効及びやや有効の示す割合が30%以上、50%未満。
不可:被験者のうち著効、有効及びやや有効の示す割合が30%未満。
実施例2〜9及び比較例2組成物(クリーム)
成分 配合量(質量%)
A(油相)
スクワラン 15.0
ワセリン 7.0
セタノール 4.0
イソプロピルミリステート 8.0
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.0
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
ビタミンEアセテート 1.0
エチルパラベン 0.2
香料 0.2
B(水相)
グリセリン 4.0
ジプロピレングリコール 4.0
しわ防止・改善剤(下記表2記載) 下記表2記載
乳酸ナトリウム 2.0
エデト酸三ナトリウム 0.01
水酸化カリウム 0.2
精製水 残余
(製法)A(油相)とB(水相)をそれぞれ70℃に加熱して完全に溶解した。AをBに加えて乳化機で乳化した。乳化物を熱交換機を用いて冷却して組成物(クリーム)を製造した。
Figure 2007261948
(試験結果)
試験結果を表3に示した。
Figure 2007261948
表3から明らかなように、本発明に係る実施例2〜9組成物(クリーム)は優れたしわ改善効果を有していることが分かる。
以下に本発明に係るしわ防止・改善剤の製剤例として皮膚外用剤を示す。なお、いずれの皮膚外用剤も優れたしわ防止・改善効果を有していた。
製剤例1:しわ防止・改善用クリーム
成分 配合量(質量%)
ステアリン酸 5.0
ステアリルアルコール 4.0
イソプロピルミリステート 18.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0
プロピレングリコール 10.0
CAPSO 20.0
苛性カリ 0.2
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)イオン交換水にプロピレングリコールと苛性カリを加え溶解し加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせた。その後ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却して製造した。
製剤例2:しわ防止・改善用クリーム
成分 配合量(質量%)
ステアリン酸 6.0
ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5
プロピレングリコール 10.0
CAPS 7.0
グリセリントリオクタノエート 10.0
スクワレン 5.0
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
エチルパラベン 0.3
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え溶解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して製造した。
製剤例3:しわ防止・改善用クリーム
成分 配合量(質量%)
ステアリルアルコール 7.0
ステアリン酸 2.0
水添ラノリン 2.0
スクワラン 5.0
2−オクチルドデシルアルコール 6.0
ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
プロピレングリコール 5.0
CAPSO 0.001
香料 適量
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
エチルパラベン 0.3
イオン交換水 残余
(製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え溶解し加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して製造した。
製剤例4:しわ防止・改善用乳液
成分 配合量(質量%)
ステアリン酸 2.5
セチルアルコール 1.5
ワセリン 5.0
流動パラフィン 10.0
ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0
ポリエチレングリコ−ル1500 3.0
トリエタノールアミン 1.0
CAPS 10.0
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
エチルパラベン 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.05
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマーを溶解した(A相)。残りのイオン交換水にポリエチレングリコール1500とトリエタノールアミンを加え加熱溶解して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却して製造した。
製剤例5:しわ防止・改善用乳液
成分 配合量(質量%)
(油相部)
ステアリルアルコール 1.5
スクワレン 2.0
ワセリン 2.5
脱臭液状ラノリン 1.5
月見草油 2.0
ミリスチン酸イソプロピル 5.0
グリセリンモノオレート 2.0
ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 2.0
酢酸トコフェロール 0.05
エチルパラベン 0.2
ブチルパラベン 0.1
エチルグリシン 1.0
CAPSO 1.0
香料 適量
(水相部)
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
グリセリン 5.0
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
カルボキシビニルポリマー 0.2
水酸化カリウム 0.2
精製水 残余
(製法)油相部を70℃にて溶解した。水相部を70℃にて溶解し、水相部に油相部を混合し、乳化機で乳化後熱交換機で30℃まで冷却して製造した。
製剤例6:しわ防止・改善用ゼリー
成分 配合量(質量%)
95%エチルアルコール 10.0
ジプロピレングリコール 15.0
ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテル 2.0
カルボキシビニルポリマー 1.0
苛性ソーダ 0.15
L−アルギニン 0.1
CAPS 1.0
メチルパラベン 0.2
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)イオン交換水にカルボキシビニルポリマーを均一に溶解し、一方、95%エタノールにサルコシン、ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加した。次いで、その他の成分を加えた後、苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘して製造した。
製剤例7:しわ防止・改善用美容液
成分 配合量(質量%)
(A相)
エタノール(95%) 10.0
ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0
メチルパラベン 0.15
パントテニールエチルエーテル 0.1
CAPS 0.05
(B相)
水酸化カリウム 0.1
(C相)
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 10.0
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
カルボキシビニルポリマー 0.2
精製水 残余
(製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加えて可溶化した。次いで、B相を加えた後充填を行い製造した。
製剤例8:しわ防止・改善用パック
成分 配合量(質量%)
(A相)
ジプロピレングリコール 5.0
ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0
(B相)
CAPS 1.0
オリーブ油 5.0
酢酸トコフェノール 0.2
エチルパラベン 0.2
香料 0.2
(C相)
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2000) 13.0
エタノール 7.0
精製水 残余
(製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。ついで、これをC相に加えた後充填を行い製造した。
製剤例9:しわ防止・改善用軟膏
成分 配合量(質量%)
ポリオキシエチレン(30モル)セチルエーテル 2.0
グリセリンモノステアレート 10.0
流動パラフィン 10.0
ワセリン 40.0
セタノール 6.0
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.1
グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
CAPS 5.0
CAPSO 5.0
プロピレングリコール 10.0
イオン交換水 残余
香料 適量
(製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、溶解し加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を70℃にて混合溶解した(油相)。上記水相に油相を添加し、ホモミキサーで均一に乳化し、冷却後充填を行い製造した。
以下、同様にしてクリームを製造した。
製剤例10:しわ防止・改善用クリーム
成分 配合量(質量%)
流動パラフィン 8.0
ワセリン 3.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
ステアリルアルコール 3.0
ベヘニルアルコール 2.0
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 4.0
トレハロース 1.0
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 4.0
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 2.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
クエン酸 0.05
クエン酸ナトリウム 0.05
水酸化カリウム 0.015
油溶性甘草エキス 0.1
レチノールパルミテート(100万単位) 0.25
CAPS 1.0
CAPSO 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
パラオキシ安息香酸エステル 適量
フェノキシエタノール 適量
ジブチルヒドロキシトルエン 適量
エデト酸三ナトリウム 0.05
4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.01
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.1
β−カロチン 0.01
ポリビニルアルコール 0.5
ヒドロキシエチルセルロース 0.5
カルボキシビニルポリマー 0.05
精製水 残余
香料 適量
製剤例11:しわ防止・改善用クリーム
成分 配合量(質量%)
ワセリン 2.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
エタノール 5.0
ベヘニルアルコール 0.5
バチルアルコール 0.2
グリセリン 7.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール20000 0.5
ホホバ油 3.0
スクワラン 2.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.5
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
水酸化カリウム 0.1
ピロ亜硫酸ナトリウム 0.01
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
パントテニルエチルエーテル 0.1
アルブチン 7.0
トラネキサム酸メチルアミド塩酸塩 11.0
CAPSO 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
パラオキシ安息香酸エステル 適量
エデト酸三ナトリウム 0.05
4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.1
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.1
黄酸化鉄 適量
キサンタンガム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.2
精製水 残余
製剤例12:しわ防止・改善用クリーム
成分 配合量(質量%)
ワセリン 2.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
エタノール 5.0
ベヘニルアルコール 0.5
バチルアルコール 0.2
グリセリン 7.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール20000 0.5
ホホバ油 3.0
スクワラン 2.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.5
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
水酸化カリウム 0.1
ピロ亜硫酸ナトリウム 0.01
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
パントテニルエチルエーテル 0.1
アルブチン 7.0
トラネキサム酸メチルアミド塩酸塩 11.0
CAPS 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
パラオキシ安息香酸エステル 適量
エデト酸三ナトリウム 0.05
4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.1
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.1
黄酸化鉄 適量
キサンタンガム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.2
精製水 残余
製剤例13:しわ防止・改善用クリーム
成分 配合量(質量%)
ワセリン 2.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
エタノール 5.0
ベヘニルアルコール 0.5
バチルアルコール 0.2
グリセリン 7.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール20000 0.5
ホホバ油 3.0
スクワラン 2.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.5
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
水酸化カリウム 0.1
ピロ亜硫酸ナトリウム 0.01
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
パントテニルエチルエーテル 0.1
アルブチン 7.0
トラネキサム酸メチルアミド塩酸塩 11.0
CAPSO・ナトリウム 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
パラオキシ安息香酸エステル 適量
エデト酸三ナトリウム 0.05
4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.1
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.1
黄酸化鉄 適量
キサンタンガム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.2
精製水 残余
製剤例1〜13で製造されたしわ防止・改善剤はいずれも実施例2〜9で行ったのと同様の試験においてしわ改善効果を示した。
CAPSO塗布によるしわ改善度試験結果を示す図である。

Claims (1)

  1. 下記一般式(1)で示されるアミノ硫酸化合物及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上を含有するしわ防止・改善剤。
    Figure 2007261948
    (一般式(1)中、Rは水素原子または水酸基を表す。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006085149A2 (en) * 2004-12-22 2006-08-17 Neurochem (International) Limited Methods and compositions for treating amyloid-related diseases

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