JP2007260376A - ハンガー掛止具及びハンガー掛止具セット - Google Patents

ハンガー掛止具及びハンガー掛止具セット Download PDF

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Abstract

【課題】 特定の部分が他の部分に比べて厚みのある衣服を多数掛けることができ、収納スペースを有効に活用できるハンガー掛止具を提供することを課題とする。
【解決手段】 主桿50に掛止した際にフック部材21の両端側が主桿50の下方側に突出するフック部材21と、フック部材21の一端側に設けられ且つ衣服ハンガー6が掛止される第1ハンガー掛止部材22と、フック部材21の他端側に設けられ且つ衣服ハンガー6が掛止される第2ハンガー掛止部材23と、を備え、第1ハンガー掛止部材22が、第2ハンガー掛止部材23よりも下方位置に設けられているハンガー掛止具。
【選択図】 図5

Description

本発明は、収納スペースを有効に利用して、衣服を多数掛けることが可能なハンガー掛止具及びハンガー掛止具セットに関する。
従来、衣服類などを収納するものとして、洋服ダンスやクローゼットなどが知られている。かかる洋服ダンスやクローゼットなどの内部には、金属製パイプ材などで形成された主桿が水平方向に架設されており、該主桿に、衣服の掛けられたハンガー(以下、衣服が掛けられた状態のハンガーを衣服ハンガーという)を掛止することにより、衣服を収納することができる。
しかしながら、主桿に衣服ハンガーを直接掛止すると、衣服ハンガーの掛け数が制限されるという問題点がある。
具体的には、主桿に衣服ハンガーを掛止していくと、主桿の長手方向に衣服ハンガーが揃って並んだ状態となる。
衣服は、シャツ等のような薄手生地のものから、スーツ等のような厚手生地のものまで様々で、スーツ等の衣服は、その構造上、肩部が他の部分に比して厚くなっている。また、ハンガーについても様々な形状のものが知られているが、衣服の形を崩さないように肩部を厚肉化したものが多く用いられている。
このような特定の部分が他の部分に比して厚みのある衣服又はハンガーからなる衣服ハンガーを主桿に掛止した場合、衣服ハンガーを左右に詰めようとしても、隣合う衣服ハンガーの厚肉部分が接触するから、該厚肉部分よりも狭く詰めることができない。
尚、比較的厚みが均一な衣服ハンガーを掛止する場合でも、少なくともハンガーの厚み以上には詰めることができない。
従って、主桿に衣服ハンガーを直接掛止すると、衣服ハンガーの掛け数が制限されるため、洋服ダンスやクローゼットなどに多数の衣服を収納することができない。
本発明は、主桿に取り付けて使用されるハンガー掛止具であって、より多くの衣服ハンガーを掛けることが可能なハンガー掛止具及びハンガー掛止具セットを提供することを課題とする。
本発明は、主桿に掛止可能なフック部材であって、主桿に掛止した際にフック部材の両端側が主桿の下方側に突出するフック部材と、フック部材の一端側に設けられ且つ衣服ハンガーが掛止される第1ハンガー掛止部材と、フック部材の他端側に設けられ且つ衣服ハンガーが掛止される第2ハンガー掛止部材と、を備え、第1ハンガー掛止部材が、第2ハンガー掛止部材よりも下方位置に設けられていることを特徴とするハンガー掛止具を提供する。
本発明に係るハンガー掛止具は、衣服ハンガーを掛止する部材として、フック部材に設けられた第1ハンガー掛止部材と第2ハンガー掛止部材とを備え、第1ハンガー掛止部材が、第2ハンガー掛止部材よりも下方位置に設けられている。フック部材は、主桿に掛止した際にフック部材の両端側が主桿の下方側に突出するので、ハンガー掛止具を主桿に掛止すると、フック部材の一端側に設けられた第1ハンガー掛止部材と他端側に設けられた第2ハンガー掛止部材とは、主桿を挟んで前後反対側に位置し、更に、第1ハンガー掛止部材が第2ハンガー掛止部材よりも下方に位置する。
この第1ハンガー掛止部材と第2ハンガー掛止部材に、左右交互に衣服ハンガーを掛けていくと、隣合う衣服ハンガーが、前後上下に位置ずれした状態で掛止される。
従って、例えば、肩部のような特定の部位が他の部分に比べて厚みのある衣服ハンガーを、第1ハンガー掛止部材と第2ハンガー掛止部材に、左右交互に掛けることで、隣合う衣服ハンガーの厚肉部分が重ならず、隣合う衣服ハンガーを厚肉部分よりも間隔を狭めて左右に詰めることができる。
よって、本発明に係るハンガー掛止具を用いることにより、主桿に直接掛止する場合に比して、左右の衣服ハンガーの間隔を詰めることができ、洋服ダンスやクローゼットなどに衣服を多数収納することが可能となる。
上記のハンガー掛止具の好ましい構成として、上記フック部材を少なくとも2以上備え、第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材が隣り合うフック部材に架け渡されている構成を採ることができる。
このようにフック部材を複数備えたハンガー掛止具は、複数のフック部材を介して主桿に安定的に掛止できる。よって、衣服ハンガーが第1ハンガー掛止部材及び/又は第2ハンガー掛止部材に偏って掛止されても、ハンガー掛止具が、傾いたり或いは外れたりすることを防止できる。また、第1ハンガー掛止部材と第2ハンガー掛止部材が複数のフック部材に架け渡されているので、ハンガー掛止具を主桿に掛止した際、フック部材を介して第1ハンガー掛止部材と第2ハンガー掛止部材を安定的に支持できる。
また、本発明は、上記ハンガー掛止具を少なくとも2以上備え、一方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材と他方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材とを連結する第1連結棒と、一方のハンガー掛止具の第2ハンガー掛止部材と他方のハンガー掛止具の第2ハンガー掛止部材とを連結する第2連結棒と、を備えたハンガー掛止具セットを提供する。
2以上のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材と第2ハンガー掛止部材とを第1連結棒と第2連結棒とで連結することで、第1ハンガー掛止部材と第2ハンガー掛止部材だけでなく第1連結棒及び第2連結棒にも衣服ハンガーを掛止することができる。よって、かかるハンガー掛止具セットによれば、連結されたハンガー掛止具の間にも衣服ハンガーを掛止することができるので、より多数の衣服ハンガーを掛止することが可能となる。
ところで、上記第1連結棒及び第2連結棒などに衣服ハンガーを掛けると、衣服ハンガーの荷重は、ハンガー掛止具のフック部材を介して、主桿に加わることとなる。
該主桿は、その両端部がクローゼットなどの壁面などの固定側に固定されているため、主桿の両端部(固定側)に近いほど耐荷重に優れ、主桿の中央部は湾曲し易く、主桿の中央部は相対的に耐荷重に劣っている。
この点、上記ハンガー掛止具セットは、例えば、2つのハンガー掛止具を主桿の両端部(固定側)近傍位置に掛止し、且つハンガー掛止具間を第1連結棒と第2連結棒で連結することができる。
かかる状態の第1連結棒と第2連結棒などに衣服ハンガーを掛けると、衣服ハンガーの荷重は、両端側に掛止されたそれぞれのハンガー掛止具のフック部材を介して、主桿の両端部側に加わることとなる。
従って、より多くの衣服ハンガーを掛止しても、その荷重によって主桿が変形することを防ぐことができる。
また、前記第1連結棒及び前記第2連結棒は、それぞれ第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材に対して出退可能に構成することが好ましい。
かかる好ましい構成とすると、主桿の長さに応じて、ハンガー掛止具セットの横幅を調整することができる。例えば、主桿が比較的短い場合には、第1連結棒及び前記第2連結棒のそれぞれを、第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材側へ退かせることで、ハンガー掛止具セットを幅狭に調整できる。また、主桿が比較的長い場合には、これに合わせて第1連結棒及び前記第2連結棒のそれぞれを引き出すことで、ハンガー掛止具セットを幅広に調整できる。
さらに、本発明は、上記ハンガー掛止具を少なくとも2以上備え、一方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材から第1連結棒及び第2連結棒がそれぞれ延出され、該第1連結棒及び第2連結棒が、他方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材に連結されているハンガー掛止具セットを提供する。このハンガー掛止具セットは、1連結棒及び第2連結棒が他方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部に対して出退可能に構成されていることが好ましい。
本発明のハンガー掛止具によれば、隣合う衣服ハンガーの間隔を詰めることができ、収納スペースを有効に利用して、衣服ハンガーを多数掛止することができる。
また、本発明のハンガー掛止具セットによれば、衣服を多数掛止できる上、このように多数の衣服ハンガーを掛けることで主桿に加わる荷重が増しても、主桿の変形などを防止することも可能である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るハンガー掛止具及びハンガー掛止具セットについて説明する。
図1に示すように、本実施形態のハンガー掛止具セット1は、洋服ダンスやクローゼットなどに水平方向に架設された細長状の主桿50に掛止される2つのハンガー掛止具2と、それぞれのハンガー掛止具2を連結する第1連結棒3と第2連結棒4とを備えている。
ハンガー掛止具2が掛止される主桿50は、従来より衣服ハンガーを掛止するために用いられている長尺状部材であって、一般に衣服ハンガーを掛ける機能を有するものであれば特に限定されず、例えば、洋服ダンス、クローゼット、ロッカー、四角枠状のパイプ組立て式ハンガー、カーテン付きパイプハンガー、押入れ収納用パイプハンガーなどに具備されたものが例示できる。
該主桿50としては、通常、所定径(例えば16〜32mm程度)のステンレス製などのパイプ材などで形成されている。主桿50の両端部は、クローゼットなどの側壁面、支柱などの固定側51に取り付けられ、該主桿50は、水平方向に支持されている。
ハンガー掛止具2は、図2にも示すように、主桿50の長手方向に平行に配列された3つのフック部材21と、各フック部材21に架け渡された第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23とを備えている。
フック部材21は、主桿50に掛止可能な構成とされている。本実施形態では、主桿50に容易に掛脱可能とするために、主桿50の円弧に適合した弧状部21aを有し、且つ該弧状部21aの両端部から下方に伸びる一対の垂下部21b,21cを有する略逆U字状に加工された細長部材にて形成されている。尚、フック部材21の弧状部21aは、主桿50に適合する円弧状に形成されていることが好ましいが、該円弧状部21aは、主桿50の円弧よりも大きく形成されていてもよい。
一対の垂下部21b,21cは、主桿50に掛止した際、主桿50を挟んで前後反対側に位置するように形成されている。この一対の垂下部21b,21cの前後間隔は、主桿50に容易に挿入脱するため、主桿50の直径と略同長又はそれ以上の長さに形成されている。尚、垂下部21b,21cの前後間隔は、主桿50の直径よりも少し短く形成されていてもよく、かかる垂下部21b,21cを有するフック部材21は、垂下部21b,21cの間を主桿50に当て、これを押し込むことにより、垂下部21b,21cが弾性変形するので、フック部材21を主桿50に嵌め入れることができる。
さらに、フック部材21の一対の垂下部21b,21cは、主桿50に掛止した際、主桿50を中心とする位置からそれぞれ下方に突出する長さに形成されている。該一対の垂下部21b,21cの長さは異なり、そのため、一方の垂下部21b(主桿50の前側に位置する垂下部)の下端部は、他方の垂下部21c(主桿50の後側に位置する垂下部)の下端部よりも上方に位置している。
フック部材21は、特に限定されるものでなく、例えば、径が3〜7mm程度の金属製丸材、平板などを曲げ加工することにより形成できる。また、フック部材50の一方の垂下部21bの長さは、例えば、45〜65mm程度、他方の垂下部21cの長さは100〜120mm程度に形成できる。また、フック部材21の弧状部21aの曲率半径は、フック部材21が主桿50に掛止可能な大きさであればよい。また、隣合う3つのフック部材21の間隔は、特に限定されず、例えば50〜200mm程度とすることができる。
第1ハンガー掛止部材22は、図2に示すように、細長状の中空パイプ材で形成されており、フック部材21が主桿50に掛止されたときに、主桿50と平行になるように、各フック部材21の他方の垂下部21cの下端部に支持されている。一方、第2ハンガー掛止部材23は、第1ハンガー掛止部材22と同様に、細長状の中空パイプ材で形成されており、フック部材21が主桿50に掛止されたときに、主桿50と平行になるように、各フック部材21の一方の垂下部21bの下端部に支持されている。
従って、第1ハンガー掛止部材22は、第2ハンガー掛止部材23の後側下方に位置して設けられている。
第1ハンガー掛止部材22と第2ハンガー掛止部材23の上下間隔L(図3参照)は、特に限定されないが、余りに短いと上下に位置ずれさせた効果を得られず、一方、余りに長いと上方に位置する第2ハンガー掛止部材23に衣服ハンガー6を掛けた際、該衣服ハンガー6が第1掛止部材22に干渉し、該衣服ハンガー6が傾いた状態となる。かかる点を考慮すると、第1ハンガー掛止部材22と第2ハンガー掛止部材23の上下間隔Lは、35〜60mm程度、特に、50〜55mm程度に形成されていることが好ましい。
また、第1ハンガー掛止部材22と第2ハンガー掛止部材23の前後間隔Mについても特に限定されないが、余りに短いと前後に位置ずれさせた効果を得られず、一方、余りに長いと第1掛止部材22に掛けられる衣服ハンガー6と第2ハンガー掛止部材23に掛けられる衣服ハンガー6が前後に離れ過ぎ、奥行きの短いクローゼットなどの場合、衣服ハンガー6が納まらない場合も考えられる。かかる点を考慮すると、第1ハンガー掛止部材22と第2ハンガー掛止部材23の前後間隔Mは、35〜60mm程度、特に、40〜45mm程度に形成されていることが好ましい。
尚、上記第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23を形成するパイプ材としては、外径が10mm、肉厚が1.0mm、長さが200〜600mm程度のパイプ材を使用することができる。
第1連結棒3は、第1ハンガー掛止部材22に対して出退可能に構成され、例えば、図3に示すように、第1ハンガー掛止部材22の内側の空間に挿入脱可能な径の細長部材で形成されている。同様に、第2連結棒4は、第2ハンガー掛止部材23に対して出退可能に構成され、第2ハンガー掛止部材23の内側の空間に挿入脱可能な径の細長部材で形成されている。
本実施形態では、第1連結棒3及び第2連結棒4を形成する細長部材として、例えば、径が7mm程度の細長部材を用いることができる。また、第1連結棒3及び第2連結棒4を形成する細長部材の長さは、第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23よりも長く或いは短くてもよく、例えば、200〜900mm程度、強度の点から300〜600mm程度のものが好ましい。
ハンガー掛止具セット1を使用する際には、図4に示すように、第1連結棒3及び第2連結棒4をそれぞれ第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23から引き出して、第1連結棒3及び第2連結棒4の一端部を他方のハンガー掛止具2の第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23の内側の空間に挿入し、2つのハンガー掛止具2を連結する。また、ハンガー掛止具セット1を使用する必要が無くなったときは、第1連結棒3及び第2連結棒4を、それぞれ何れか一方のハンガー掛止具2の第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23に収納して、ハンガー掛止部2の連結を解除して、それらを保管することができる。
第1連結棒3及び第2連結棒4は、第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23に出退可能に構成されているので、主桿50の長さに応じてハンガー掛止具セット1の幅を調整することができる。例えば、主桿50の長さが比較的短い場合には、第1連結棒3及び前記第2連結棒4のそれぞれを、第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23内に挿入収納することで、ハンガー掛止具セット1を幅狭に調整できる。また、主桿50が比較的長い場合には、これに合わせて第1連結棒3及び前記第2連結棒4のそれぞれを引き出すことで、ハンガー掛止具セット1を幅広に調整できる。
なお、ハンガー掛止具2の構成部材であるフック部材21、第1ハンガー掛止部材22、第2ハンガー掛止部材23、第1連結棒3、第2連結棒4の材質は、特に限定されず、ステンレスなどの金属製が好ましいが、比較的強度のある硬質合成樹脂、木製などであってもよい。
以上説明したハンガー掛止具セット1を使用する場合は、図1に示すように、2つのハンガー掛止具2を主桿50に掛止する。ハンガー掛止具2は、好ましくは、主桿50の端部(固定側51)寄り位置にそれぞれ掛止する。次に、ハンガー掛止具2の第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23の内側の空間に、第1連結棒3及び第2連結棒4を挿入し、2つのハンガー掛止具2を連結する。
そして、2つの第1ハンガー掛止部材22及びこれを連結する第1連結棒3と、2つの第2ハンガー掛止部材23及びこれを連結する第2連結棒4と、のそれぞれに衣服ハンガー6を交互に掛止して使用する。尚、図1では、衣服ハンガー6の一部を図示している。
上記ハンガー掛止具2は、主桿50に掛止した際、第1ハンガー掛止部材22と第2ハンガー掛止部材23とは、主桿50を挟んで前後反対側に位置し、更に、第1ハンガー掛止部材22が第2ハンガー掛止部材23よりも下方に位置する。
かかる第1ハンガー掛止部材22と第2ハンガー掛止部材23に、左右交互に衣服ハンガー6を掛けていくと、図5に示すように、隣合う衣服ハンガー6が、前後上下に位置ずれした状態で掛止される。従って、第2ハンガー掛止部材23に掛止された衣服ハンガー6の肩部や中央の厚肉部(フック61が取り付けられている部分)は、それぞれ第1ハンガー掛止部22の前上方側に位置ずれするので、厚肉部分(肩部や中央の厚肉部のような特定の部位が他の部分に比べて厚い部分)を有する衣服ハンガー6を掛けても、隣合う衣服ハンガー6の厚肉部分が重ならない。
従って、隣合う衣服ハンガー6をその厚肉部分よりも間隔を狭めて左右に詰めることができる。
よって、本発明に係るハンガー掛止具2を用いることにより、主桿50に直接掛止する場合に比して、左右の間隔を詰めて多数の衣服ハンガー6を収納することが可能となる。
また、ハンガー掛止具2は、フック部材21を3つ備えているため、3箇所で主桿50に掛止される。従って、ハンガー掛止具2は、主桿50に安定的に掛止でき、衣服ハンガー6が第1ハンガー掛止部材22及び/又は前記第2ハンガー掛止部材23に偏って掛止されても、その重みでハンガー掛止具2が、傾いたり、主桿50から外れることを防止できる。
さらに、ハンガー掛止具セット1は、第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23だけでなく第1連結棒3及び第2連結棒4にも衣服ハンガー6を掛止することができる。従って、ハンガー掛止具セット1を用いることで、、主桿50と略同長さの範囲に、より多くの衣服ハンガー6を掛止することができる。
さらに、ハンガー掛止具セット1は、図1に示すように、例えば2つのハンガー掛止具2を主桿50の両端部(固定側51)の近傍に位置させて掛止することができる。このように主桿50に装着されたハンガー掛止具セット1の第1連結棒3などに衣服ハンガー6を掛けると、衣服ハンガー6の荷重は、ハンガー掛止具2のフック部材21を介して、主桿の両端部側に加わることとなる。
従って、主桿50の中央部に荷重が加わらないので、より多くの衣服ハンガー6を掛止しても、その荷重によって主桿50が変形する(撓む)ことを防ぐことができる。
また、第1連結棒3及び第2連結棒4をそれぞれ第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23に対して挿入脱可能であるため、ハンガー掛止具セット1を使用しないときは、第1連結棒3及び第2連結棒4をそれぞれ第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23に収納しておくことができる。よって、第1連結棒3及び第2連結棒4を、ハンガー掛止具2にまとめて保管することができる。一方、使用時には、該ハンガー掛止具2から第1連結棒3及び第2連結棒4を引き出し、一端部を他方のハンガー掛止具2の第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23の内側の空間に挿入するだけでハンガー掛止具セット1を組み立てることができる。
また、本発明のハンガー掛止具2は、1個単独で使用することもできる。この場合、第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23に衣服ハンガー6を交互に掛けることで、衣服ハンガー6を多数収納できる。
尚、本発明は、上記で示した各実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
例えば、ハンガー掛止具セット1に於いて、ハンガー掛止具2の数は、2個に限られず、主桿50の長さなどに応じて、適宜の数とすることができる。例えば、図6に示すように、ハンガー掛止具2の数を3個とし、隣合うハンガー掛止具2が、第1連結棒3及び第2連結棒4で連結されたハンガー掛止具セット1としてもよい。尚、特に図示しないが、ハンガー掛止具2を4個以上備えたハンガー掛止具セット1も上記と同様にして使用できる。
また、上記実施形態では、1本の長尺状部材からなる主桿50に本発明のハンガー掛止具セット1を掛止する場合を例示したが、図7に示すように、2本の長尺状部材52,53からなる伸縮可能な主桿50に本発明のハンガー掛止具セット1を掛止することもできる。該主桿50は、例えば、一端が固定側51に固定された大径パイプ52と、一端が他方の固定側51に固定された小径パイプ53とからなり、小径パイプ53を大径パイプ52内に挿入脱することにより長さを可変できるものなどが例示できる。
該主桿50にハンガー掛止具セット1を掛止する場合には、主桿50の連結部50aを避けるようにハンガー掛止具2を掛止することが好ましい。例えば、図示したように、主桿50の連結部50aをほぼ中央にして、隣合うハンガー掛止具2を掛止する。このように主桿50の連結部50aを避けるようにハンガー掛止具2を掛止することにより、第1連結棒3等に衣服ハンガー6を掛けた際、その荷重が主桿50の連結部50aに加わり難くなる。主桿50の連結部50aは、別部材の接合部分なので、特に耐荷重性に劣っているが、本発明のハンガー掛止具セット1によれば、伸縮式の主桿50に対しても、主桿50の変形を防止しつつより多くの衣服ハンガー6を掛止することが可能である。
さらに、上記各実施形態では、ハンガー掛止具2はフック部材21を3つ備えているが、フック部材21の数は特に限定されず、1つでもよく、2つ又は4つ以上であってもよい。
さらに、上記実施形態では、ハンガー掛止具セット1は、独立した複数のハンガー掛止具2と、隣合うハンガー掛止具2を連結する独立した第1連結棒3及び第2連結棒4と、から構成されているが、該第1連結棒3及び第2連結棒4を、少なくとも何れか一方のハンガー掛止具2に一体的に形成することもできる。
具体的には、該ハンガー掛止具セット1は、例えば、図8(a)に示すように、第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23の端部から一体的に第1連結棒3及び第2連結棒4が延出された一方のハンガー掛止具2と、第1連結棒及び第2連結棒が挿入脱可能な第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23を有する他方のハンガー掛止具と、を少なくとも備える。そして、同図(b)に示すように、一方のハンガー掛止具2から延出された第1連結棒3及び第2連結棒4を、他方のハンガー掛止具2の第1ハンガー掛止部材22及び第2ハンガー掛止部材23(何れも中空パイプ状)にそれぞれ挿入することによってハンガー掛止具セット1が構成される。
かかるハンガー掛止具セット1は、第1及び第2連結棒3,4を、他方のハンガー掛止具2の第1及び第2ハンガー掛止部材22,23に挿入脱することで、上記実施形態と同様に、ハンガー掛止具セット1の横幅を自在に調整することができる。図8(c)は、第1及び第2連結棒3,4を、他方のハンガー掛止具2の第1及び第2ハンガー掛止部材22,23に多く挿入して、ハンガー掛止具セット1の横幅を狭めた状態を示す。同図(d)は、同ハンガー掛止具セット1の横幅を広げた状態を示す。
かかるハンガー掛止具セット1は、図9に示すように、掛止部材21を介して主桿50に掛止され、ハンガー掛止具2の第1及び第2掛止部材22,23や第1及び第2連結棒3,4に衣服ハンガー6を交互に掛止して使用される。
本発明の一実施形態に係るハンガー掛止具セットの一部省略正面図である。 ハンガー掛止具の斜視図である。尚、主桿を二点鎖線で示している(図4も同様)。 図1のA―A断面図である。 ハンガー掛止具に、第1連結棒及び第2連結棒が挿入された状態を示す斜視図である。 第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材に掛止されたそれぞれの衣服ハンガーの位置関係を示すための、ハンガー掛止具セットの使用時における側面参考図である。 本発明の他の実施形態に係るハンガー掛止具セットの使用例を示す一部省略正面図である。 ハンガー掛止具セットの他の使用例を示す一部省略正面図である。 (a)は、ハンガー掛止具セットの他の実施形態を示す分解正面図、(b)は、同ハンガー掛止具セットの正面図、(c)は、同ハンガー掛止具セットを縮小させた状態を示す正面図、(d)は、同ハンガー掛止具セットを伸張させた状態を示す正面図。 同ハンガー掛止具セットの使用例を示す一部省略斜視図。
符号の説明
1ハンガー掛止具セット
2ハンガー掛止具
21 フック部材
22 第1ハンガー掛止部材
23 第2ハンガー掛止部材
3 第1連結棒
4 第2連結棒
50 主桿
51 固定側
6 衣服ハンガー

Claims (5)

  1. 主桿に掛止可能なフック部材であって、主桿に掛止した際にフック部材の両端側が主桿の下方側に突出するフック部材と、フック部材の一端側に設けられ且つ衣服ハンガーが掛止される第1ハンガー掛止部材と、フック部材の他端側に設けられ且つ衣服ハンガーが掛止される第2ハンガー掛止部材と、を備え、
    第1ハンガー掛止部材が、第2ハンガー掛止部材よりも下方位置に設けられていることを特徴とするハンガー掛止具。
  2. フック部材を少なくとも2以上備え、第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材が隣り合うフック部材に架け渡されている請求項1に記載のハンガー掛止具。
  3. 請求項1又は2に記載のハンガー掛止具を少なくとも2以上備え、一方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材と他方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材とを連結する第1連結棒と、一方のハンガー掛止具の第2ハンガー掛止部材と他方のハンガー掛止具の第2ハンガー掛止部材とを連結する第2連結棒と、を備えたことを特徴とするハンガー掛止具セット。
  4. 第1連結棒及び第2連結棒が、それぞれ第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材に対して出退可能に構成されている請求項3に記載のハンガー掛止具セット。
  5. 請求項1又は2に記載のハンガー掛止具を少なくとも2以上備え、一方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材から第1連結棒及び第2連結棒がそれぞれ延出され、該第1連結棒及び第2連結棒が、他方のハンガー掛止具の第1ハンガー掛止部材及び第2ハンガー掛止部材に連結されていることを特徴とするハンガー掛止具セット。
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