JP2007259387A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【構成】被写界はイメージセンサ14によって捉えられる。CPU24は、シャッタボタン28sの半押し操作に応答して撮像条件を調整し、イメージセンサ14によって捉えられた被写界像を半押し操作の後に実行される全押し操作に応答して記録媒体46に記録する。また、半押し操作の実行タイミングと全押し操作の実行タイミングとの差分を算出し、算出結果を表す差分情報を記録される被写界像に割り当てる。そして、記録媒体46に記録された被写界像を割り当てられた差分情報に基づく順序でPC50に転送する。
【効果】転送順序を規定するための専用の操作は不要であり、操作性が向上する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にたとえば、被写界をイメージセンサで捉え、捉えられた被写界像を記録媒体に記録し、そして記録媒体に記録された被写界像をPCなどの外部装置に転送する、電子カメラに関する。
従来のこの種の装置としては、特許文献1に開示されたものが知られている。この従来技術は、特定ボタンがオンされた状態で記録される画像データに識別データを付与する。転送時には、識別データが付与された画像データを優先的に送信する。したがって、ユーザは、これから撮影する画像を優先的に送信したい場合、特定ボタンをオンした後にシャッタ操作を行うことで、転送時に送信順序を指定する手間が省ける。
特開平11−122569号公報〔H04N 5/765,5/781,5/225〕
しかし、従来技術では、シャッタ操作に加えて特定ボタンをオン/オフする操作が必要となるので、撮影時の操作性が悪化する。
それゆえに、この発明の主たる目的は、操作性を向上させることができる、電子カメラを提供することである。
請求項1の発明に従う電子カメラ(10)は、被写界を捉える撮像手段(14)、条件調整操作に応答して撮像条件を調整する調整手段(S15)、撮像手段によって捉えられた被写界像を条件調整操作の後に実行される記録操作に応答して記録媒体(46)に記録する記録手段(S25)、記録操作の操作態様を識別する第1識別情報を記録手段によって記録される被写界像に割り当てる割り当て手段(S29,S31)、および記録媒体に記録された被写界像を割り当て手段によって割り当てられた第1識別情報に基づく順序で外部装置(50)に転送する転送手段(S57,S59,S63)を備える。
被写界は、撮像手段によって捉られる。撮像条件は、条件調整操作に応答して調整手段によって調整される。撮像手段によって捉えられた被写界像は、条件調整操作の後に実行される記録操作に応答して、記録手段によって記録媒体に記録される。割り当て手段は、記録操作の操作態様を識別する第1識別情報を記録手段によって記録される被写界像に割り当てる。転送手段は、記録媒体に記録された被写界像を割り当て手段によって割り当てられた第1識別情報に基づく順序で外部装置に転送する。
第1識別情報は条件調整操作および記録操作の操作態様に関係する情報であり、被写界像の転送順序はこのような第1識別情報に基づいて規定される。条件調整操作および記録操作に着目することで、被写界像の転送順序を規定するための専用の操作は不要とされる。これによって、操作性が向上する。
請求項2の発明に従う電子カメラは、請求項1に従属し、第1識別情報は条件調整操作の実行タイミングと記録操作の実行タイミングとの差分を表す差分情報である。
請求項3の発明に従う電子カメラは、請求項2に従属し、条件調整操作の実行タイミングと記録操作の実行タイミングとの差分が閾値を下回るか否かを判別する第1判別手段(S27)をさらに備え、割り当て手段によって割り当てられる第1識別情報は第1判別手段の判別結果に対応する。
条件調整操作の実行タイミングと記録操作の実行タイミングとの差分が閾値を下回るか否かは、第1判別手段によって判別される。割り当て手段によって割り当てられる第1識別情報すなわち差分情報は、第1判別手段の判別結果に対応する。
請求項4の発明に従う電子カメラは、請求項3に従属し、転送手段は第1判別手段による肯定的な判別結果に対応する第1識別情報が割り当てられた被写界像を優先的に転送する。したがって、請求項5のように、件調整操作がシャッタボタンの半押しであり、かつ記録操作がシャッタボタンの全押しである場合には、半押しから全押しに移行するまでの所要時間が閾値を下回るような操作態様つまり“一気押し”操作によって記録された被写界像は、そうでない被写界像つまり“二段階押し”操作によって記録された被写界像よりも先に転送される。
請求項5の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし4のいずれかに従属し、条件調整操作はシャッタボタンの半押しに相当し、記録操作はシャッタボタンの全押しに相当する。
請求項6の発明に従う電子カメラは、請求項5に従属し、記録手段はシャッタボタンの全押し状態が継続するとき記録処理を繰り返し実行し、割り当て手段はシャッタボタンの全押し状態の継続に応答して記録手段によって記録される複数の被写界像に共通の第1識別情報を割り当てる。
全押し後所定時間が経過してもシャッタ操作が解除されない場合、すなわち全押し状態が継続する“長押し”状態では、記録処理が繰り返し実行され、これにより記録される複数の被写界像には共通の第1識別情報が割り当てられる。したがって、長押し状態で記録される複数の被写界像の各々には、この長押し状態を形成したシャッタ操作の操作態様が“一気押し”であれば “一気押し”を示す第1識別情報が付与され、操作態様が“二段階押し”であれば“二段階押し”を示す第1識別情報が付与される。
請求項7の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし6のいずれかに従属し、転送手段は条件調整操作に応答して転送処理を中断する。これにより、処理能力の条件調整処理および記録処理への集中が可能となって、処理時間が短縮され、快適性が向上する。
請求項8の発明に従う転送制御プログラムは、被写界を捉える撮像手段(14)を有する電子カメラ(10)のプロセサ(24)に、条件調整操作に応答して撮像条件を調整する調整ステップ(S15)、撮像手段によって捉えられた被写界像を条件調整操作の後に実行される記録操作に応答して記録媒体(46)に記録する記録ステップ(S25)、記録操作の操作態様を識別する第1識別情報を記録ステップによって記録される被写界像に割り当てる割り当てステップ(S29,S31)、および記録媒体に記録された被写界像を割り当てステップによって割り当てられた第1識別情報に基づく順序で外部装置(50)に転送する転送ステップ(S57,S59,S63)を実行させる。
請求項9の発明に従う転送制御方法は、被写界を捉える撮像手段(14)を有する電子カメラ(10)によって実行される転送制御方法であって、条件調整操作に応答して撮像条件を調整する調整ステップ(S15)、撮像手段によって捉えられた被写界像を条件調整操作の後に実行される記録操作に応答して記録媒体(46)に記録する記録ステップ(S25)、記録操作の操作態様を識別する第1識別情報を記録ステップによって記録される被写界像に割り当てる割り当てステップ(S29,S31)、および記録媒体に記録された被写界像を割り当てステップによって割り当てられた第1識別情報に基づく順序で外部装置(50)に転送する転送ステップ(S57,S59,S63)を備える。
この発明によれば、操作性を向上させることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、光学レンズ12を含む。被写界の光学像は、光学レンズ12を通してイメージセンサ14に照射され、光電変換を施される。これによって、被写界を表す電荷つまり生画像信号が生成される。
電源が投入されると、CPU24は、スルー画像処理を実行するべく、プリ露光および間引き読み出しの繰り返しをTG/SG22に命令する。TG/SG22は、イメージセンサ14のプリ露光と、これによって得られた電荷の間引き読み出しとを実行するべく、複数のタイミング信号をイメージセンサ14に与える。イメージセンサ14で生成された生画像信号は、1/30秒に1回の割合で発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、ラスタ走査に従う順序で読み出される。
イメージセンサ14から出力された生画像信号は、CDS/AGC/AD回路16によって相関2重サンプリング,自動ゲイン調整およびA/D変換の一連の処理を施される。信号処理回路18は、CDS/AGC/AD回路16から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データをメモリ制御回路34を通してSDRAM36に書き込む。
ビデオエンコーダ38は、SDRAM36に格納された画像データをメモリ制御回路34を通して1/30秒毎に読み出し、読み出された画像データをコンポジットビデオ信号に変換する。この結果、被写界を表すリアルタイム動画像(スルー画像)がLCDモニタ40に表示される。
AF/AE評価回路20は、信号処理回路18から出力された画像データに基づいて、被写界の明るさを示す輝度評価値と被写界の合焦度を示すフォーカス評価値とを作成する。作成された輝度評価値およびフォーカス評価値は、CPU24に与えられる。
キー入力装置28に設けられたシャッタボタン28sが操作されていないとき、CPU24は、スルー画像用AE処理を実行する。TG/SG22に設定されたプリ露光時間は、AF/AE評価回路20からの輝度評価値に基づいて制御される。これによって、スルー画像の明るさが適度に調整される。
シャッタボタン28sが半押しされると、CPU24は、AF処理およびAE処理を実行する。AF処理の結果、光学レンズ12はドライバ26によって合焦位置に設定される。また、AE処理の結果、TG/SG22に設定された露光時間は最適値に設定される。
シャッタボタン28sが全押しされると、CPU24は、記録処理を実行するべく、本露光および全画素読み出しをTG/SG22に命令し、JPEG圧縮をJPEGコーデック32に命令する。
TG/SG22は、イメージセンサ14の本露光と、これによって得られた全ての電荷の読み出しとを実行するべく、複数のタイミング信号をイメージセンサ14に与える。イメージセンサ14で生成された生画像信号は、ラスタ走査に従う順序で読み出される。イメージセンサ14から出力された生画像信号は、上述と同様の処理によってYUV形式の画像データに変換される。変換された画像データは、メモリ制御回路34を通してSDRAM36に書き込まれる。
JPEGコーデック32は、SDRAM36に格納された画像データをメモリ制御回路34を通して読み出し、読み出された画像データをJPEG方式で圧縮し、そして圧縮画像データつまりJPEGデータをメモリ制御回路34を通してSDRAM36に書き込む。こうして得られたJPEGデータはその後、CPU24によって読み出され、I/F44を経てファイル形式で記録媒体46に記録される。
このときCPU24は、記録媒体46に記録されたJPEGファイルの識別子をフラッシュメモリ30内の通常リストL1または優先リストL2に登録する(図2参照)。どちらのリストに登録するかは、シャッタボタン28sの操作態様、具体的には半押し操作から全押し操作までの所要時間に基づいて決定される(後述)。登録される識別子には、登録順序を示す番号がリスト毎に付与される。以下、この番号を“順位”と呼ぶ。
図2の例では、6個のJPEGファイルにそれぞれ対応する6個の識別子つまり“001.jpg”,“003.jpg”,“004.jpg”,“006.jpg”,“007.jpg”および“009.jpg”が通常リストL1に登録され、これら6個の識別子にそれぞれ順位として“01”〜“06”が付与されている。一方、優先リストL2には、4個のJPEGファイルにそれぞれ対応する4個の識別子つまり“002.jpg”,“005.jpg”,“008.jpg”および“010.jpg”が登録され、これら4個の識別子にそれぞれ順位として“01”〜“04”が付与されている。
キー入力装置28によって再生モードが選択されると、所望のJPEGファイルの再生処理が実行される。CPU24は、I/F44を通して記録媒体46にアクセスし、所望のJPEGファイルに格納されたJPEGデータを読み出す。読み出されたJPEGデータは、メモリ制御回路34を通してSDRAM36に書き込まれる。
JPEGコーデック32は、メモリ制御回路34を通してSDRAM36からJPEGデータを読み出し、読み出されたJPEGデータを伸長し、そして伸長された画像データをメモリ制御回路34を通してSDRAM36に書き込む。
ビデオエンコーダ38は、SDRAM36に格納された画像データをメモリ制御回路34を通して読み出し、読み出された画像データをNTSC方式のコンポジットビデオ信号に変換し、そして変換されたコンポジットビデオ信号をLCDモニタ40に出力する。この結果、再生画像がモニタ画面に表示される。
ところで、ディジタルカメラ10は、ネットワークコントローラ48をさら含む。ネットワークコントローラ48は、無線または有線の伝送路(図示せず)を介してPC50と接続される。ネットワークコントローラ48とPC50との間の接続が確立された状態で、キー入力装置28によって送信モードが選択されると、CPU24は、記録媒体46に格納されたJPEGファイルを優先リストL2の順位に従ってPC50に送信する。通常リストL1に登録されたJPEGファイルは、優先リストL2の最後のJPEGファイルが送信された後に送信される。
詳しくは、CPU24は、まず優先リストL2を参照して、順位が“01”の識別子(002.jpg)に対応するJPEGファイルをI/F44経由で記録媒体46から読み出す。読み出されたJPEGファイルは、メモリ制御回路34によってSDRAM36内の送信エリア36tに格納される。次に、送信エリア36tに格納されたJPEGファイルの送信をネットワークコントローラ48に命令する。ネットワークコントローラ48は、送信エリア36tに格納されたJPEGファイルをメモリ制御回路34を通して読み出し、読み出されたJPEGファイルをPC50に送信する。
送信が完了すると、送信されたJPEGファイルの識別子つまり“002.jpg”を優先リストL2から削除し、残された識別子の順位を繰り上げる。この結果、“005.jpg”が第1順位となる(図3(A)参照)。次にこの“005.jpg”に対応するJPEGファイルが送信され、“005.jpg”は削除される。そして残存識別子の順位を繰り上げ、以降、同様の動作を繰り返す。
優先リストL2から識別子がなくなると(図3(B)参照)、CPU24の参照先は通常リストL1に移る。CPU24は、通常リストL1を参照して、第1順位の“001.jpg”に対応するJPEGファイルを送信し、送信が完了すると“002.jpg”を通常リストL1から削除し、そして残存識別子の順位を繰り上げる。この結果、“003.jpg”が第1順位となる(図3(C)参照)。次にこの“003.jpg”に対応するJPEGファイルが送信され、“003.jpg”は削除される。そして残存識別子の順位を繰り上げ、以降、同様の動作が繰り返される。そして、通常リストL2からも識別子がなくなると(図3(D)参照)、送信処理は完了となる。
さて、前述した2つのリストL1およびL2への識別子の振り分けに関連して、CPU24は、半押し操作に応答してタイマT1をスタートさせ、この半押し操作に続く全押し操作に応答してタイマT1をストップさせる。そして、タイマT1の値つまり半押し操作から全押し操作までの時間差Dが閾値ThD以下であれば(このような操作態様を“一気押し”と呼ぶ)、識別子を優先リストL2に登録し、時間差Dが閾値ThDを上回れば(このような操作態様を“二段階押し”と呼ぶ)通常リストL1に登録する。
なお、上記の送信モードを選択する操作などは、LCDモニタ40に表示されるメニュー画面(図示せず)を利用して行われる。メニュー画面は、キャラクタジェネレータ42によって生成される。
CPU24は、μITRONなどのマルチタスクOSの制御下で、図4および図5に示すメインタスクと図6に示す送信タスクとを並列的に実行する。なお、メインタスクは、電源オン/オフ操作に応答して起動/終了される。送信タスクは、送信モード選択操作に応答して起動され、送信タスク自身によって終了される。また、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ30に記憶される。
まず図4を参照して、ステップS1ではフラグFに“0”をセットし、ステップS3ではスルー画像処理を実行する。ステップS3の処理によって、スルー画像がLCDモニタ40に表示される。ステップS5ではシャッタボタン28sが半押し状態にあるか否かを判別し、ここでNOであればステップS7でスルー画像用AE処理を実行してからステップS5に戻る。ステップS7の処理によって、スルー画像の明るさが適度に調整される。
ステップS5でYESであれば、ステップS9でフラグFに“1”をセットし、ステップS11ではタイマT1をリセットおよびスタートする。つまり、半押し検出に応答して、フラグFが“0”から“1”に変化し、タイマT1の計時動作が開始される。そして、記録用AF処理および記録用AE処理をステップS13およびステップS15でそれぞれ実行した後、ステップS17およびS19のループ処理に移る。
ステップS17ではシャッタボタン28sが全押し状態にあるか否かを判別し、ステップS19ではシャッタボタン28sが解除状態にあるか否かを判別する。ステップS17でYESであれば、ステップS21に移ってタイマT1をストップし、そしてステップS23で時間差を示す変数D(以下“時間差D”)にタイマT1の値をセットする。セット後、ステップS25に進む。
ステップS19でYESであれば、ステップS1に戻る。したがって、シャッタボタン28sが一度半押しされた後、全押しに移行することなく解除された場合、時間差Dは、次回のシャッタ操作に基づいて改めて決定されることになる。なお、このように半押し状態となってから解除状態を経て再び半押し状態となった後全押し状態に移行するような操作態様を“二度押し”と呼ぶ。二度押しは、最後の半押しタイミングを起点として“一気押し”および“全押し”のいずれかの操作態様に区別される。
図5を参照して、ステップS25では、撮影/記録処理を実行する。この処理によって、シャッタボタン28sが操作された時点の被写界像を表すJPEGデータがファイル形式で記録媒体46に記録される。
ステップS27では、時間差Dが閾値ThD(例えば1秒)以下であるか否かを判別する。ここでYESであればステップS29に移り、ステップS25で記録されたJPEGファイルの識別子を優先リストL2の末尾に登録する。NOであれば、識別子はステップS31で通常リストL1の末尾に登録される。登録後、ステップS33でタイマT2をリセットおよびスタートし、そしてステップS35およびS37のフープ処理に移る。
ステップS35ではシャッタボタン28sが解除状態にあるか否かを判別し、ステップS37では、タイマT2の値が閾値Th2(例えば2秒)以上であるか否かを判別する。ステップS35でYESであれば、ステップS1に戻る。ステップS37でYESであれば、ステップS25に戻る。
したがって、全押し移行から所定時間(=Th2)以内にシャッタ操作が解除されると、フラグFは“1”から“0”に変化し、次回のシャッタ操作を待つ状態に移行する。次回のシャッタ操作が行われると、フラグFは“0”から“1”に変化し、このシャッタ操作に基づいて時間差Dが算出される。
このように、フラグFは、解除状態つまりシャッタボタン28sが何ら操作されていない状態では“0”を示し、半押し状態ないしは全押し状態では“1”を示す。また、時間差Dは、シャッタ操作毎に算出される。
一方、所定時間が経過してもシャッタ操作が解除されなければ(この状態を“長押し”と呼ぶ)、前回のシャッタ操作に基づく時間差Dを保持したまま、次回の撮影/記録処理が実行される。つまり、長押し状態が継続している期間、フラグF(=0)にも時間差Dにもに変化はなく、所定時間Th2毎に撮影/記録処理が繰り返し実行されることとなる。
図6を参照して、ステップS51ではフラグFが“0”であるか否かを判別し、YESであれば、すなわちシャッタボタン28sが何ら操作されていなければ、ステップS53〜S67の一連の処理を実行する。ステップS53では、通常リストL1または優先リストL2に識別子が存在するか否かを判別する。
通常リストL1および優先リストL2の少なくとも一方に識別子が存在すれば、ステップS53でYESと判別し、ステップS55に移って、優先リストL2に識別子が存在するか否かをさらに判別する。ここでYESであれば、ステップS57で優先リストL2から第1順位の識別子を選択した後、ステップS61に進む。ステップS55でNOであれば、ステップS59で通常リストL1から第1順位の識別子を選択した後、ステップS61に移る。
ステップS61では、ステップS57またはS59で選択された識別子に対応するJPEGファイルをI/F44を通して記録媒体46から読み出し、読み出されたJPEGファイルをメモリ制御回路34を介してSDRAM36内の送信エリア36tに格納する。
ステップS63では、格納されたJPEGファイルの送信をネットワークコントローラ48に命令する。ネットワークコントローラ48は、メモリ制御回路34およびを通して送信エリア36tからJPEGファイルを読み出し、読み出されたJPEGファイルをPC50に送信する。
送信が完了するとステップS65に移って、送信済みファイルの識別子を通常リストL1または優先リストL2から削除する。そして、ステップS67で残存識別子の順位を繰り上げた後、ステップS51に戻る。
通常リストL1および優先リストL2のいずれにも識別子が存在しなければ、ステップS53でNOと判別し、送信タスク自身を終了する。
以上から明らかなように、この実施例では、被写界はイメージセンサ14によって捉えられる。CPU24は、シャッタボタン28sの半押し操作(条件調整操作)に応答して撮像条件を調整し(S15)、イメージセンサ14によって捉えられた被写界像を半押し操作の後に実行される全押し操作(記録操作)に応答して記録媒体46に記録する(S25)。また、半押し操作の実行タイミングと全押し操作の実行タイミングとの差分を算出し(S11,S21)、算出結果を表す差分情報を記録される被写界像に割り当てる(S29,S31)。そして、記録媒体46に記録された被写界像を割り当てられた差分情報に基づく順序でPC50に転送する(S57,S59,S63)。
差分情報は条件調整操作および記録操作の実行タイミングに関係する情報であり、被写界像の転送順序はこのような差分情報に基づいて規定される。条件調整操作および記録操作に着目することで、被写界像の転送順序を規定するための専用の操作は不要とされる。これによって、操作性が向上する。
なお、この実施例では、被写界像の転送順序を規定する情報として差分情報を用いたが、これに限らず、記録操作の操作態様を識別する識別情報を用いれば、専用操作は不要となる。
この発明の一実施例を示すブロック図である。 図1実施例に適用される1組のリストの一例を示す図解図である。 (A)〜(D)は転送処理の進行に伴う図2リストの変化を時系列的に示した図解図である。 図1実施例に適用されるCPU動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPU動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPU動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …ディジタルカメラ
14 …イメージセンサ
24 …CPU
28 …キー入力装置
28s …シャッタボタン
30 …フラッシュメモリ
36 …SDRAM
36t …送信エリア
46 …記録媒体
48 …ネットワークコントローラ
L1 …通常リスト
L2 …優先リスト
T1,T2 …タイマ

Claims (9)

  1. 被写界を捉える撮像手段、
    条件調整操作に応答して撮像条件を調整する調整手段、
    前記撮像手段によって捉えられた被写界像を前記条件調整操作の後に実行される記録操作に応答して記録媒体に記録する記録手段、
    前記記録操作の操作態様を識別する第1識別情報を前記記録手段によって記録される被写界像に割り当てる割り当て手段、および
    前記記録媒体に記録された被写界像を前記割り当て手段によって割り当てられた第1識別情報に基づく順序で外部装置に転送する転送手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記第1識別情報は前記条件調整操作の実行タイミングと前記記録操作の実行タイミングとの差分を表す差分情報である、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記条件調整操作の実行タイミングと前記記録操作の実行タイミングとの差分が閾値を下回るか否かを判別する第1判別手段をさらに備え、
    前記割り当て手段によって割り当てられる第1識別情報は前記第1判別手段の判別結果に対応する、請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記転送手段は前記第1判別手段による肯定的な判別結果に対応する第1識別情報が割り当てられた被写界像を優先的に転送する、請求項3記載の電子カメラ。
  5. 前記条件調整操作はシャッタボタンの半押しに相当し、前記記録操作は前記シャッタボタンの全押しに相当する、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. 前記記録手段は前記シャッタボタンの全押し状態が継続するとき記録処理を繰り返し実行し、
    前記割り当て手段は前記シャッタボタンの全押し状態の継続に応答して前記記録手段によって記録される複数の被写界像に共通の第1識別情報を割り当てる、請求項5記載の電子カメラ。
  7. 前記転送手段は前記条件調整操作に応答して転送処理を中断する、請求項1ないし6のいずれかに記載の電子カメラ。
  8. 被写界を捉える撮像手段を有する電子カメラのプロセサに、
    条件調整操作に応答して撮像条件を調整する調整ステップ、
    前記撮像手段によって捉えられた被写界像を前記条件調整操作の後に実行される記録操作に応答して記録媒体に記録する記録ステップ、
    前記記録操作の操作態様を識別する第1識別情報を前記記録ステップによって記録される被写界像に割り当てる割り当てステップ、および
    前記記録媒体に記録された被写界像を前記割り当てステップによって割り当てられた第1識別情報に基づく順序で外部装置に転送する転送ステップを実行させるための、転送制御プログラム。
  9. 被写界を捉える撮像手段を有する電子カメラによって実行される転送制御方法であって、
    条件調整操作に応答して撮像条件を調整する調整ステップ、
    前記撮像手段によって捉えられた被写界像を前記条件調整操作の後に実行される記録操作に応答して記録媒体に記録する記録ステップ、
    前記記録操作の操作態様を識別する第1識別情報を前記記録ステップによって記録される被写界像に割り当てる割り当てステップ、および
    前記記録媒体に記録された被写界像を前記割り当てステップによって割り当てられた第1識別情報に基づく順序で外部装置に転送する転送ステップを備える、転送制御方法。
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