JP2007259213A - 無線タグ装置、無線タグ用アンテナ、受電力回路、無線タグ読み取り方法 - Google Patents

無線タグ装置、無線タグ用アンテナ、受電力回路、無線タグ読み取り方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007259213A
JP2007259213A JP2006082458A JP2006082458A JP2007259213A JP 2007259213 A JP2007259213 A JP 2007259213A JP 2006082458 A JP2006082458 A JP 2006082458A JP 2006082458 A JP2006082458 A JP 2006082458A JP 2007259213 A JP2007259213 A JP 2007259213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
tag device
power supply
wireless tag
microprocessor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006082458A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kitayoshi
均 北吉
Kunio Sawatani
邦男 澤谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Original Assignee
Tohoku University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2006082458A priority Critical patent/JP2007259213A/ja
Publication of JP2007259213A publication Critical patent/JP2007259213A/ja
Priority to JP2011050448A priority patent/JP5031913B2/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】道路等の走路周辺に設置された無線タグ装置を遠隔から読み取る技術を提供する。
【解決手段】マイクロストリップ構造の反射器L1と、2分割給電素子L2及びL3と、導波器L4〜L6とを有するレクテナであり、L1〜L6からλ/40程度の間隔でGND板を配置し、指向性を正面方向からL4〜L6方向へチルトさせる無線タグ用アンテナと、アンテナ給電点Cから供給されるRF入力信号から、コンデンサC1と整流素子D3との接続点Dに昇圧整流DC電源電圧およびRF信号を得るとともに、整流素子D3とショートスタブL7との接続点Eに昇圧RF信号を得る受電力回路と、マイクロプロセッサU3及び U3のデータ入力と電源制御を行う回路とを有する無線タグ装置であって、マイクロプロセッサU3のデータ出力端子Doutからの出力に応じて可変インピーダンス素子D1及びD2のバイアス電圧を効率良く変化させることにより、マイクロプロセッサU3から出力された情報を電波にのせてリーダへ返送する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電池を必要としないパッシブ型またはセミパッシブ型の無線タグ装置に関するものであり、特に、ビームチルトした指向性を持つアンテナ構造、およびアンテナで受信したRF(Radio Frequency)信号を効率的に昇圧整流する受電力回路、ならびに数10m遠隔から読み取り可能な無線タグ読み取り技術に関するものである。
ITS(Intelligent Transport Systems)において、車の安全走行のための走行支援道路システム(AHS:Advanced Cruise-Assist Highway Systems)の実現は特に重要課題である。道路の凍結、車線のはみ出しやガードレールへの接近、横風等の警告は運転者へ事前に知らせる必要があり、かつ、インフラストラクチャ整備及びメンテナンス費用が巨額にならない必要がある。これに対して、道路に埋め込んで、または、ガードレールに貼って利用でき、かつ遠隔(100m程度)から読み取る事のできるパッシブ型の無線タグ装置が利用できれば非常に有効である。
図1に従来公知の技術である温度記録デバイス(特許文献1)を示す。このセンサタグ装置では、タグへの電力供給及びリーダとの通信に電磁誘導を利用(501がリーダ側コイルで502がタグ側コイル、501と502間の電磁誘導を利用して電力の供給と通信を行っている)しており、数10cm程度の通信距離しか実現できない。もし、このタグを道路に埋め込んで走行する自動車から温度情報を読み取ろうとした場合、車がタグセンサの真上に来たときに道面の温度(凍結の警告)を受け取ることとなって、運転者が適切な対応を取ることが難しい。
そこで特許文献2では、数10m遠隔から読み取り可能なセンサ付きパッシブ型無線タグの技術を開発した。このパッシブ型無線タグ装置では、受電力回路にスタブ共振器およびラダー昇圧整流回路を用いることで、アンテナから受信した微弱な信号をもとに高い電圧の給電が可能となり、マイクロプロセッサに対する電源供給を省電力化できること、およびリーダから電波を受信しない状態でもセンサ装置はイベントの検出が可能になること、さらに無線通信距離(2.45GHz帯では30m程度)を拡大できる。
特開2000-258254 『温度記録デバイス』 特願2005-207464 『センサタグ、センサタグ装置、受電力回路、センサタグ装置の電力供給方法』
しかしながら、特許文献2では、タグアンテナの指向性がタグ面の正面方向を向くために道路面に埋め込んだ場合やガードレールに貼って使用した場合に車から読み取る事が難しかった。図7に、走行支援道路システムで利用される無線タグ装置の設置状況を示す。ナンバープレートに無線タグ装置を装着して後続の車から読み取る場合は、無線タグ用アンテナの指向性が正面方向であって良いが、道路面やガードレールに装着して、これを車から読み取る場合には、無線タグ用アンテナの正面方向ではなく、チルトした方向(斜め方向)であることが望ましい(図2参照)。また、2.45GHz帯(無線タグ用の割り当て周波数)の無線タグ装置を作る場合、昇圧整流回路に0.15pF程度の高Q値コンデンサを用いる必要があり、無線タグ装置のコストを上げる要因になるとともに回路実装を難しくしていた。
本発明は、上記問題を解決するため、斜め方向からの読み取り性能の高いビームチルトした指向性を持つアンテナ構造と、アンテナで受信したRF信号を効率的に昇圧整流する受電力回路とを用いることによって、タグ斜め方向からの読み取りを容易にし、かつ高Q値(2.45GHz帯で1pF以下の微小容量)のコンデンサを使用することなく20倍程度の昇圧整流動作を可能とし、数10m遠隔から読み取り可能な無線タグ装置を実現するための技術を提供する。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の無線タグ用アンテナは、マイクロストリップ反射器L1と、2分割マイクロストリップ給電素子L2及びL3と、マイクロストリップ導波器L4〜L6とを有するレクテナであって、L1〜L6からλ/40程度(λは電磁波の波長)の間隔でGND板を配置し、反射器L1は給電素子L2+L3よりも3〜5%程度長く、導波器L4〜L6は同じ長さで且つ給電素子L2+L3よりも3〜5%程度短く、L1〜L6のストリップ導体幅をλ/10程度とし、L1〜L6の配置間隔をλ/5程度とすることによって指向性を正面方向からL4〜L6方向へチルトさせる構造を有することを特徴とする。
請求項2に記載の無線タグ用アンテナは、給電素子L2とL3との間に可変インピーダンス素子D1及びD2を接続してD1及びD2のバイアス電圧を変化させることにより、応答信号を返送することを特徴とする。
請求項3に記載の無線タグ用アンテナは、可変インピーダンス素子D1及びD2がバラクタダイオードであることを特徴とする。
請求項4に記載の受電力回路は、前記給電素子L2またはL3に設けられたアンテナ給電点CからコンデンサC1と整流素子D3とショートスタブL7とが直列に接続され、前記アンテナ給電点Cから供給されるRF入力信号から、コンデンサC1と整流素子D3との接続点Dに昇圧整流DC電源電圧およびRF信号を得るとともに、整流素子D3とショートスタブL7との接続点Eに昇圧RF信号を得ることを特徴とする。
請求項5に記載の受電力回路は、整流素子D3とショートスタブL7との接続点Eから整流素子D4を介して第1の昇圧整流DC電源電圧をコンデンサC3にチャージし、コンデンサC1と整流素子D3との接続点Dから抵抗R3を介して第2の昇圧整流DC電源電圧をコンデンサC2にチャージすることで2種類の電圧源を得ること、すなわちD4とC3との接続点Gでプラス電圧、およびR3とC2との接続点Fでマイナス電圧を得ることを特徴とする。
請求項6に記載の受電力回路は、第1電源G点と第2電源F点間の電位差を受信信号として反転論理回路U1で検出するとともに、接続点Gから整流素子D5を介して昇圧整流された直流電圧をコンデンサC4にチャージして、マイクロプロセッサU3及びU3のデータ入力と電源制御を行う回路の電源電圧とすることを特徴とする。
請求項7に記載の受電力回路は、前記整流素子D3、D4、D5がショットキ・バリアダイオードであることを特徴とする。
請求項8に記載の無線タグ装置は、前記無線タグ用アンテナと前記受電力回路、ならびにマイクロプロセッサU3とU3のデータ入力と電源制御を行う回路とを有する無線タグ装置であって、第2電源F点から抵抗R2を介してアンテナのストリップ導体L3に接続し、マイクロプロセッサU3のデータ出力端子Doutから抵抗R1を介してアンテナのストリップ導体L2に接続し、データ出力端子Doutからの出力に応じて可変インピーダンス素子D1及びD2のバイアス電圧を効率良く変化させることにより、マイクロプロセッサU3から出力された情報を電波にのせてリーダへ返送することを特徴とする。
請求項9に記載の無線タグ装置は、マイクロプロセッサU3の電源が論理和回路U2から供給され、論理和回路U2の1つの入力は反転論理回路U1の出力で制御され、論理和回路U2のもう1つの入力はマイクロプロセッサU3の出力で制御されるように接続され、電源電圧の立ち上がり時間を短縮し、マイクロプロセッサU3の起動を確実にするとともに、一旦起動すればこれを保持することを特徴とする。
請求項10に記載の無線タグ装置は、マイクロプロセッサU3がコンパレータ(comparator)機能やアナログ・デジタル変換機能などを内蔵し、温度や圧力など様々なセンサ情報を取り込み応答信号として返送することができることを特徴とする。ここでマイクロプロセッサU3は、例えばMicrochip社製PIC16F684のような汎用マイクロプロセッサを利用することができる。
請求項11に記載の無線タグ装置は、反転論理回路U1の電源と論理和回路U2の電源間に整流素子D7を挿入し、U2の電源A・F間に電池を挿入することによって、電池の電力でマイクロプロセッサU3を動作させるセミパッシブ型の無線タグ装置であって、リーダからの受信があるときには受信信号を基にして電池の充電を行うとともに、リーダからの受信がないときには反転論理回路U1の出力はLowとなり、U3はデータ入力端子DINの入力状態を監視することによってパワーオン出力端子PonをLow出力として自らの電源をOFFすることで電池の消耗を軽減することを特徴とする。
請求項12に記載の無線タグ装置は、前記整流素子D7がショットキ・バリアダイオードであることを特徴とする。
請求項13に記載の無線タグ読み取り方法は、車載のリーダからキャリア信号を送信し、道路などの走路周辺に設置された無線タグ装置からの応答信号を読み取る無線タグ読み取り方法であって、リーダから質問キャリア信号を連続送信する際に一定期間T秒ごとに1ms程度のリセット同期用キャリア非送信区間を挿入すること、および前記リセット同期は眠っている無線タグ装置を起こす役割とともに無線タグ装置からの返送タイミングの同期にも用いられること、さらに無線タグ装置からの返送タイミングは、無線タグ装置ごとに定められたリセット同期からの遅延時間が記録されているものをタグ応答タイムスロットとして、道路等に設置される無線タグ装置において近接する無線タグ装置同士で同じタグ応答タイムスロットを利用しないこと、および離れた無線タグ装置同士では同じタグ応答タイムスロットを繰り返し利用することにより、車載のリーダで受信されるタグ応答信号に重なりがないようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、斜め方向からの読み取り性能の高いビームチルトした指向性を持つアンテナ構造とすることで、従来のタグアンテナと比較して、道路面方向-90°から-135°にかけて車両からの読み取り利得(指向性利得)が数dB高いことが検証された。
請求項2、請求項3に係る発明によれば、2分割マイクロストリップ導体L2及びL3の幅方向両端に電流が集中するために、少ない可変インピーダンス素子D1及びD2でアンテナの反射係数を効率良く変化させタグ応答信号を高い利得で返送することが可能となる。
請求項4、請求項5に係る発明によれば、マイナス電圧出力とプラス電圧出力とを同時に得ることができることで、効率的な昇圧整流動作が可能となり、昇圧整流倍率は20倍程度であることが検証された。またスタブ共振周波数付近において、アンテナで受信したRF入力信号が効率良くDC電力に変換されていることが検証された。さらに、従来方式(特許文献2)ではC1とL7を高いQ値で共振させるために2.45GHz帯の場合C1として0.15pF程度の微小容量が必要であるのに対して、C1の容量は共振周波数に影響しないようにしたため、扱いやすい数十pFを用いることが可能となる。すなわち比較的高価である微小容量のコンデンサを用いずに、低コストの受電力回路を実現することが可能となる。
請求項6、請求項7に係る発明によれば、アンテナで受信したRF入力信号を昇圧整流して、マイクロプロセッサU3及びU3のデータ入力と電源制御を行う回路の電源電圧とすることで、無電池で動作することが可能となる。
請求項8に係る発明によれば、マイクロプロセッサU3のデータ出力端子Doutからの出力に応じて可変インピーダンス素子D1及びD2のバイアス電圧を効率良く変化させることで、マイクロプロセッサU3から出力された情報を電波にのせてリーダへ返送することが可能となる。この無線タグ装置は、タグ斜め方向からの読み取りを容易にし、数10m遠隔から読み取り可能であり、この無線タグ装置を道路等に埋め込み、またはガードレール等に設置することで、車載のリーダにより遠隔から読み取ることが可能となる。また、センサ機能を追加することで道路の凍結、横風、車線はみだしやガードレールへの接近等の情報を数10m遠隔から運転者へ警告することのできる社会インフラストラクチャを比較的容易に供給することが可能となる。またパッシブ型のセンサタグ装置は無電池で動作することが可能であり、運用メンテナンスが不要というメリットがある。
請求項9に係る発明によれば、論理和回路U2の出力をマイクロプロセッサU3の電源供給に利用することで、マイクロプロセッサU3の正常なPower on Reset動作を行うようにすることが可能となる。すなわち、リーダからASK変調によって1ms程度のキャリアoff信号を一定間隔ごとに送信すればマイクロプロセッサU3は確実にPower on Reset動作を行うことができる。さらに、マイクロプロセッサU3が動作中はパワーオン出力端子Pon出力をHigh状態に固定し、反転論理回路U1出力がLowになっても論理和回路U2の出力をHighのままに保持することで、一旦起動すればこれを保持することが可能となる。
請求項10に係る発明によれば、マイクロプロセッサU3がアナログ・デジタル変換機能などを内蔵していることで、センサ装置で検出した温度や圧力など様々な情報を取り込み応答信号として返送することが可能となる。
請求項11、請求項12に係る発明によれば、電池の電力でマイクロプロセッサU3を動作させるセミパッシブ型の無線タグ装置において、リーダからの受信があるときには受信信号を基にして電池の充電を行うとともに、リーダからの受信がないときには自らの電源をOFFすることで、電池の消耗を節約することが可能となる。
請求項13に係る発明によれば、車載のリーダからキャリア信号を送信し、道路などの走路周辺に設置された無線タグ装置からの応答信号を読み取る方法において、車載のリーダで受信されるタグ応答信号に重なりがないようにしたことで、高速で走行する車から確実に読み取ることが可能となる。無線タグ装置からの応答信号を0.1秒以内に読み取ることができると推定される。
次に、本発明の実施の形態に係る無線タグ装置について図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図3は、本発明の実施の形態に係る無線タグ装置の構成および回路図を示す図である。図3(a)はパッシブ型の無線タグ装置の構成および回路図であり、図3(b)はセミパッシブ型の無線タグ装置の構成および回路図である。
無線タグ装置は、無線タグ用アンテナと、無線タグ用アンテナで受信したRF信号を効率的に昇圧整流する受電力回路、ならびにマイクロプロセッサU3とU3のデータ入力と電源制御を行う回路とを有する。
無線タグ用アンテナは、マイクロストリップ反射器L1と、2分割マイクロストリップ給電素子L2及びL3と、マイクロストリップ導波器L4〜L6とを有するレクテナであって、L1〜L6からλ/40程度(λは電磁波の波長)の間隔でGND板を配置し、反射器L1は給電素子L2+L3よりも3〜5%程度長く、導波器L4〜L6は同じ長さで且つ給電素子L2+L3よりも3〜5%程度短く、L1〜L6のストリップ導体幅をλ/10程度とし、L1〜L6の配置間隔をλ/5程度とすることによって指向性を正面方向からL4〜L6方向へチルトさせる構造を有する。
さらに、無線タグ用アンテナは、給電素子L2とL3との間に可変インピーダンス素子D1及びD2を接続してD1及びD2のバイアス電圧を周期的に変化させることによりアンテナの共振周波数を周期的に変化させて応答信号を返送することを特徴とし、可変インピーダンス素子D1及びD2として例えばバラクタダイオードを用いる。
図3のL1、L4、L5、L6は無線タグ用アンテナの指向性をチルトさせるための反射器及び導波器であって良く知られている八木・宇田アレーの動作をしている。ただし、本発明のアンテナはマイクロストリップ型であり、導波器方向にビームを構成するのではなく、GND板正面方向から導波器(L4、L5、L6)方向にビームをチルトさせる。このとき、波長をλとして、L1〜L6のストリップ導体幅Wをλ/10程度、素子間隔をλ/5程度とする。また、給電素子長(L2+L3)に対して、反射器L1の長さを3〜5%程度長く、導波器L4〜L6の長さを3〜5%程度短くすることが望ましい。
従来の八木・宇田アレーアンテナは、図3の無線タグ用アンテナのGND板を取り除き、かつ、可変インピーダンス素子D1及びD2が無い状態でL2とL3間に平衡給電する構造であった。本発明のアンテナはL1〜L6のごく近傍(λ/40程度)にGND板を配置し、L2とL3間に可変インピーダンス素子D1及びD2を装荷または短絡して、L2又はL3とGND板間に不平衡給電する構造であり、導波器方向ではなく、導波器方向とアンテナ面方向の中間方向へビームチルトすることを特徴とするアンテナである。
また、従来のマイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)がλ/2×λ/2サイズ程度のパッチ導体をアンテナとして使用するのに対して、本発明のアンテナはλ/2×λ/10サイズ程度の細長いパッチ導体を組み合わせて使用することによって、λ/2×λサイズ程度のアンテナでチルトビームが得られるばかりでなく、給電素子L2及びL3の幅方向両端に電流が集中するために、少ない可変インピーダンス素子D1及びD2でアンテナの反射係数を効率良く変化させタグ応答信号を高い利得で返送することができる。
また、本発明のアンテナはGND板とストリップ導体L1〜L6間の空隙に図3に示す回路を挿入することも可能であり、特にショートスタグL7をアンテナGND板間で容易に実現できる特徴がある。
図6に、マイクロストリップアンテナの指向性を評価する実験結果を示す。図6の実験結果から、従来マイクロストリップアンテナ(1素子)に対して、本発明のアンテナ(5素子)は、道路面方向-90°から-135°にかけて車両からの読み取り利得(指向性利得)が数dB高いことがわかった。
次に図4に、定在波昇圧整流回路の動作実験系を示す。この回路で給電系のC1に微小容量コンデンサが必要ないことが本発明の特徴である。従来方式(特許文献2)では、C1とL7を高いQ値で共振させるために、2.45GHz帯の場合C1として0.15pF程度の微小容量を用いる必要があった。微小容量のコンデンサは比較的高価であるとともに、実装条件による特性変化の影響も大きい欠点があった。本発明の受電力回路ではC1の容量は共振周波数に影響しないため、扱いやすい数十pFを用いることができる。
本発明のスタブ昇圧動作は整流素子D3によるものであり、図5に示す実験結果のようにV1マイナス電圧出力、V2プラス電圧出力を同時に得ることができる。この回路の昇圧整流倍率は、0dB入力(0.22Vms)に対して、±直流出力電圧は4〜5Vと20倍程度である。また、図5の入力反射係数S11の周波数特性を見て分かるように、スタブ共振周波数付近において、特に低い値を示し、かつ、直流負荷抵抗を5kΩとした場合、RF入力信号が効率良くDC電力に変換されていることがわかる(RF反射が少ない)。
次に図3(a)に示す回路図の動作について説明する。
受電力回路は、給電素子L2またはL3に設けられたアンテナ給電点CとコンデンサC1を介して接続し、前記アンテナ給電点Cから供給されるRF入力信号を昇圧整流して外部負荷に電力を供給する。さらにコンデンサC1には数十pF(ピコ・ファラド:10-12F)程度の容量のコンデンサを用いることができる。
アンテナ給電点CからコンデンサC1と整流素子D3とショートスタブL7とが直列に接続され、コンデンサC1はアンテナ受信RF信号を整流素子D3へ供給するとともに直流電圧のチャージを行い、整流素子D3はRF信号をショートスタブL7へ供給するとともにL7に発生した定在波昇圧信号を整流しC1にチャージする。ここで整流素子D3として、例えばショットキ・バリアダイオードを用いる。
さらに整流素子D3とショートスタブL7との接続点Eから整流素子D4を介して第1の昇圧整流DC電源電圧をコンデンサC3にチャージし、コンデンサC1と整流素子D3との接続点Dから抵抗R3を介して第2の昇圧整流DC電源電圧をコンデンサC2にチャージすることで2種類の電圧源を得る。すなわちD4とC3との接続点Gでプラス電圧、およびR3とC2との接続点Fでマイナス電圧を得る。ここで整流素子D4として、例えばショットキ・バリアダイオードを用いる。
すなわち、抵抗R3はコンデンサC1の直流成分のみをコンデンサC2にチャージしマイナス直流電圧を得る。整流素子D4は、ショートスタブL7に発生した定在波昇圧RF信号を整流し、コンデンサC3にチャージしプラス直流電圧を得る。ここでC1、C2、C3とR3及びR4で構成される時定数は1ms以下であり、タグリーダから出力されるASK (Amplitude shift keying)変調されたキャリア信号の復調動作を行う。
さらに受電力回路は、第1電源G点と第2電源F点間の電位差を受信信号として反転論理回路U1で検出するとともに、接続点Gから整流素子D5を介して昇圧整流された直流電圧をコンデンサC4にチャージして、マイクロプロセッサU3及びU3のデータ入力と電源制御を行う回路の電源電圧とする。
すなわち、整流素子D5は、昇圧整流された直流電圧を比較的大きな容量のコンデンサC4にチャージするために用い、C4にチャージされた電圧は反転論理回路U1及び論理和回路U2の電源となる。C4の容量はU1及びU2の負荷に対して1msより十分に大きな時定数を持つようにする(タグリーダからのASK変調の影響を受けない)。D6はツェナダイオードで無線タグ装置がタグリーダに近づき過ぎても受信電圧が一定以上にならないように回路を保護する。ここで整流素子D5として例えばショットキ・バリアダイオードを用いる。
また、抵抗R4はASK復調動作の時定数調整と整流素子D5の逆方向リーク電流を吸収するために用いる。反転論理回路U1は、ASK復調信号の波形整形と論理反転動作を行う。U1の入力がLowのとき、U1の出力はHighになって論理和回路U2の出力をHighにする。U2の出力は、マイクロプロセッサU3の電源供給を行う。C5はマイクロプロセッサの電源電圧を安定化させるためのバイパスコンデンサである。
論理和回路U2の出力をマイクロプロセッサU3の電源供給に利用する理由は、マイクロプロセッサなどのデバイスでは電源電圧の立ち上がり時間に制限条件があり、一定時間以内の立ち上がりでないと正常なPower on Reset動作をしないものがあるからである。すなわち、タグリーダからASK変調動作によって1ms程度のキャリアoff信号を一定間隔ごとに送信すれば無線タグ装置内のマイクロプロセッサU3は確実にPower on Reset動作を行うことができる。また、マイクロプロセッサU3が動作中はPon出力をHigh状態に固定し、反転論理回路U1出力がLowになっても論理和回路U2の出力をHighのままに保持することができる。タグリーダからのキャリアoff信号は、マイクロプロセッサU3の立ち上げだけでなく無線タグ装置からの応答動作の基準タイミングを与えるため、Pon出力時には、DIN入力を監視して応答動作のタイミング合わせを行う。
マイクロプロセッサU3のC1+、C1-、C2+、C2-はそれぞれコンパレータ入力端子であり、U3電源電圧を抵抗R5、R6、R7で分圧した電圧と抵抗R8、RSで分圧した電圧の比較を行う。ここでRSはサーミスタのような温度によって抵抗値が変化する素子であれば、無線タグ装置の温度情報をU3が検知する。また、RSがピエジ抵抗素子のような圧力によって抵抗値が変化する素子であれば無線タグ装置にかかる風圧情報をU3が検知する。このように検知されたセンサ情報とタグのIDコード(位置等に対応する)をリーダからの同期信号に合わせて、データ出力端子Doutから出力する。DoutがLow出力のとき抵抗R1及びR2を通じて可変インピーダンス素子D1及びD2はゼロ・バイアス状態であり、DoutがHigh出力のとき可変インピーダンス素子D1及びD2は逆バイアス状態となる。このバイアス状態を繰り返し変化させると、無線タグ用アンテナの反射係数は周期的に変化し無線タグ用アンテナに入射した電波の一部を変調して反射し、マイクロプロセッサU3から出力された情報を電波にのせてリーダへ返送することができる。
ここでマイクロプロセッサU3は、コンパレータ機能やアナログ・デジタル変換機能などを内蔵し、温度や圧力など様々なセンサ情報を取り込み応答信号として返送することができることを特徴とする。例えばMicrochip社製PIC16F684のような汎用マイクロプロセッサを利用することができる。
次に図3(b) に示す回路図の動作について説明する。図3(b)の回路は、電池の電力でマイクロプロセッサU3を動作させる部分以外は、図3(a)と同じである。
図3(b)では、反転論理回路U1の電源と論理和回路U2の電源間に整流素子D7を挿入し、U2の電源A・F間に電池を挿入することによって、電池の電力でマイクロプロセッサU3を動作させるセミパッシブ型の無線タグ装置において、リーダからの受信があるときには受信信号を基にして電池の充電を行うとともに、リーダからの受信がないときには反転論理回路U1の出力はLowとなり、U3はデータ入力端子DINの入力状態を監視することによってパワーオン出力端子PonをLow出力として自らの電源をOFFすることで電池の消耗を軽減することを特徴とする。ここで整流素子D7として、例えばショットキ・バリアダイオードを用いる。
次に図8は、無線タグ装置を道路やガードレール等への設置例と、および車載リーダがこれらの無線タグ装置を読み取るタイミング(リーダの同期出力からのタグの応答遅れ時間)とその強度を車の位置ごとに表した図である。車載のリーダで受信されるタグ応答信号を基にして、リーダから送信した質問キャリア信号との周波数差および強度差からリーダとタグ間の相対速度や距離の推定を行うことができる。
図8の無線タグ読み取り方法は、車載のリーダからキャリア信号を送信し、道路などの走路周辺に設置された無線タグ装置からの応答信号を読み取るものである。
この読み取り方法では、リーダから質問キャリア信号を連続送信する際に一定期間T秒ごとに1ms程度のリセット同期用キャリア非送信区間を挿入すること、および前記リセット同期は眠っている無線タグ装置を起こす役割とともに無線タグ装置からの返送タイミングの同期にも用いられること、さらに無線タグ装置からの返送タイミングは、無線タグ装置ごとに定められたリセット同期からの遅延時間が記録されているものをタグ応答タイムスロットとして、道路等に設置される無線タグ装置において近接する無線タグ装置同士で同じタグ応答タイムスロットを利用しないこと、および離れた無線タグ装置同士では同じタグ応答タイムスロットを繰り返し利用することにより、車載のりーダで受信されるタグ応答信号に重なりがないようにしたことを特徴とする。
図8では、無線タグ装置A〜Rの応答タイミング(タグ応答タイムスロット)がt1〜t6に設定されている。図8の表を見て分かるように、強い受信信号の時間変化を見ることで車の走行車線位置を判断することができる。また車両位置が(3)の場合、タグJ(応答タイミングt4)及びタグK(応答タイミングt5)からの応答信号にはカーブ進入の情報が乗せられているために事前に進入速度等の警告を運転者へ知らせることができる。さらに車両位置が(4)の場合、応答タイミングt4の受信信号は移動正面方向にタグが存在するために強いドップラ周波数シフトを受けることから、受信信号強度が強い(距離が近い)か、ドップラ周波数シフト量が大きい(相対速度が大きい)場合に衝突の危険があることを運転者へ警告することもできる。なお、図8のタグJ(カーブ・ガードレールに取付け)では、図3のタグアンテナL1およびL4〜L6を取り除いて図6の1素子のような正面方向への指向性としてガードレールへの追突警告に適した構成にすることもできる。
また図8の応用事例として、高速道路等に適用することも可能であり、これらのタグ応答信号を利用して自動運転を行う社会インフラストラクチャを供給することが可能となる。
従来の非接触読み取りセンサタグ装置の構成を示すブロック図である。 道路面に埋め込んだ無線タグ用アンテナの指向性の概念を示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線タグ装置の構成および回路図を示す図である。(a)パッシブ型のセンサ付き無線タグ装置 (b)セミパッシブ型のセンサ付き無線タグ装置 本発明の実施の形態に係る定在波昇圧整流回路の動作実験系を示す図である。ここでショットキ・バリアダイオードD3、D4にはHSMS-2865(Co=0.3pF , Rs=6Ω , Ir=10μA , Bv=7V)を用いる。デジタルオシロにはDS-8821、シンセサイズド・スイーパにはHP83620Aを用いる。 本発明の実施の形態に係る定在波昇圧整流回路を評価する実験結果を示す図である。グラフは定在波昇圧整流回路の周波数応答(入力0dB , ショートスタブ長6cm , 負荷抵抗47kΩ)を示す。 本発明の実施の形態に係るマイクロストリップアンテナの指向性を評価する実験結果を示す図である。グラフはマイクロストリップアンテナのH面指向性(ストリップ導体幅10mm , 素子間隔20mm , 評価周波数2.45GHz)を示す。 本発明の実施の形態に係る無線タグ装置を走行支援道路システム(AHS)へ適用した場合の応用例を示す図である。(図の一部については国土交通省ITSのHPより転載) 本発明の実施の形態に係る無線タグ装置を道路やガードレール等への設置例と、車載リーダがこれらのタグを読み取るタイミングとその強度を車の位置ごとに表した図である。
符号の説明
500 LSI
501 リーダライタに属する高周波コイル
502 高周波コイル
503 感温素子
504 電池
505 水晶振動子
510 ブリッジ
511 AD変換器
512 メモリ
513 整流、変調、復調回路
514 電源回路
515 マイクロコンピュータ
516 発振回路
517 第一の電源供給路
518 第二の電源供給路
519 情報の流れ
L1 マイクロストリップ反射器
L2 , L3 2分割マイクロストリップアンテナ(給電素子)
L4 , L5 , L6 マイクロストリップ導波器
L7 マイクロストリップ・ショートスタブ
D1 , D2 バラクタダイオード
D3 , D4 , D5 , D7 ショットキ・バリアダイオード
D6 ツェナダイオード
E1 電池
U1 反転論理回路
U2 論理和回路
U3 マイクロプロセッサ
C1〜C5 コンデンサ
R1〜R8 抵抗器
RS サーミスタ
λ 使用する電磁波の波長

Claims (13)

  1. マイクロストリップ反射器L1と、2分割マイクロストリップ給電素子L2及びL3と、マイクロストリップ導波器L4〜L6とを有するレクテナであって、L1〜L6からλ/40程度(λは電磁波の波長)の間隔でGND板を配置し、反射器L1は給電素子L2+L3よりも3〜5%程度長く、導波器L4〜L6は同じ長さで且つ給電素子L2+L3よりも3〜5%程度短く、L1〜L6のストリップ導体幅をλ/10程度とし、L1〜L6の配置間隔をλ/5程度とすることによって指向性を正面方向からL4〜L6方向へチルトさせる構造を有することを特徴とする無線タグ用アンテナ。
  2. 前記無線タグ用アンテナは、給電素子L2とL3との間に可変インピーダンス素子D1及びD2を接続してD1及びD2のバイアス電圧を変化させることにより、応答信号を返送することを特徴とする請求項1に記載の無線タグ用アンテナ。
  3. 前記可変インピーダンス素子D1及びD2がバラクタダイオードであることを特徴とする請求項2に記載の無線タグ用アンテナ。
  4. 前記給電素子L2またはL3に設けられたアンテナ給電点CからコンデンサC1と整流素子D3とショートスタブL7とが直列に接続され、前記アンテナ給電点Cから供給されるRF入力信号から、コンデンサC1と整流素子D3との接続点Dに昇圧整流DC電源電圧およびRF信号を得るとともに、整流素子D3とショートスタブL7との接続点Eに昇圧RF信号を得ることを特徴とする受電力回路。
  5. 整流素子D3とショートスタブL7との接続点Eから整流素子D4を介して第1の昇圧整流DC電源電圧をコンデンサC3にチャージし、コンデンサC1と整流素子D3との接続点Dから抵抗R3を介して第2の昇圧整流DC電源電圧をコンデンサC2にチャージすることで2種類の電圧源を得ること、すなわちD4とC3との接続点Gでプラス電圧、およびR3とC2との接続点Fでマイナス電圧を得ることを特徴とする請求項4に記載の受電力回路。
  6. 第1電源G点と第2電源F点間の電位差を受信信号として反転論理回路U1で検出するとともに、接続点Gから整流素子D5を介して昇圧整流された直流電圧をコンデンサC4にチャージして、マイクロプロセッサU3及びU3のデータ入力と電源制御を行う回路の電源電圧とすることを特徴とする請求項5に記載の受電力回路。
  7. 前記整流素子D3、D4、D5がショットキ・バリアダイオードであることを特徴とする請求項4乃至請求項6に記載の受電力回路。
  8. 前記無線タグ用アンテナと前記受電力回路、ならびにマイクロプロセッサU3とU3のデータ入力と電源制御を行う回路とを有する無線タグ装置であって、第2電源F点から抵抗R2を介してアンテナのストリップ導体L3に接続し、マイクロプロセッサU3のデータ出力端子Doutから抵抗R1を介してアンテナのストリップ導体L2に接続し、データ出力端子Doutからの出力に応じて可変インピーダンス素子D1及びD2のバイアス電圧を効率良く変化させることにより、マイクロプロセッサU3から出力された情報を電波にのせてリーダへ返送することを特徴とする無線タグ装置。
  9. マイクロプロセッサU3の電源が論理和回路U2から供給され、論理和回路U2の1つの入力は反転論理回路U1の出力で制御され、論理和回路U2のもう1つの入力はマイクロプロセッサU3の出力で制御されるように接続され、電源電圧の立ち上がり時間を短縮し、マイクロプロセッサU3の起動を確実にするとともに、一旦起動すればこれを保持することを特徴とする請求項8に記載の無線タグ装置。
  10. マイクロプロセッサU3は、コンパレータ機能やアナログ・デジタル変換機能などを内蔵し、温度や圧力など様々なセンサ情報を取り込み応答信号として返送することができることを特徴とする請求項8乃至請求項9に記載の無線タグ装置。
  11. 反転論理回路U1の電源と論理和回路U2の電源間に整流素子D7を挿入し、U2の電源A・F間に電池を挿入することによって、電池の電力でマイクロプロセッサU3を動作させるセミパッシブ型の無線タグ装置であって、リーダからの受信があるときには受信信号を基にして電池の充電を行うとともに、リーダからの受信がないときには反転論理回路U1の出力はLowとなり、U3はデータ入力端子DINの入力状態を監視することによってパワーオン出力端子PonをLow出力として自らの電源をOFFすることで電池の消耗を軽減することを特徴とする請求項8乃至請求項10に記載の無線タグ装置。
  12. 前記整流素子D7がショットキ・バリアダイオードであることを特徴とする請求項11に記載の無線タグ装置。
  13. 車載のリーダからキャリア信号を送信し、道路などの走路周辺に設置された無線タグ装置からの応答信号を読み取る無線タグ読み取り方法であって、リーダから質問キャリア信号を連続送信する際に一定期間T秒ごとに1ms程度のリセット同期用キャリア非送信区間を挿入すること、および前記リセット同期は眠っている無線タグ装置を起こす役割とともに無線タグ装置からの返送タイミングの同期にも用いられること、さらに無線タグ装置からの返送タイミングは、無線タグ装置ごとに定められたリセット同期からの遅延時間が記録されているものをタグ応答タイムスロットとして、道路等に設置される無線タグ装置において近接する無線タグ装置同士で同じタグ応答タイムスロットを利用しないこと、および離れた無線タグ装置同士では同じタグ応答タイムスロットを繰り返し利用することにより、車載のリーダで受信されるタグ応答信号に重なりがないようにしたことを特徴とする無線タグ読み取り方法。
JP2006082458A 2006-03-24 2006-03-24 無線タグ装置、無線タグ用アンテナ、受電力回路、無線タグ読み取り方法 Pending JP2007259213A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006082458A JP2007259213A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 無線タグ装置、無線タグ用アンテナ、受電力回路、無線タグ読み取り方法
JP2011050448A JP5031913B2 (ja) 2006-03-24 2011-03-08 無線タグ装置、受電力回路、および無線タグ読み取り方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006082458A JP2007259213A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 無線タグ装置、無線タグ用アンテナ、受電力回路、無線タグ読み取り方法
JP2011050448A JP5031913B2 (ja) 2006-03-24 2011-03-08 無線タグ装置、受電力回路、および無線タグ読み取り方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011050448A Division JP5031913B2 (ja) 2006-03-24 2011-03-08 無線タグ装置、受電力回路、および無線タグ読み取り方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007259213A true JP2007259213A (ja) 2007-10-04

Family

ID=51013939

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006082458A Pending JP2007259213A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 無線タグ装置、無線タグ用アンテナ、受電力回路、無線タグ読み取り方法
JP2011050448A Expired - Fee Related JP5031913B2 (ja) 2006-03-24 2011-03-08 無線タグ装置、受電力回路、および無線タグ読み取り方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011050448A Expired - Fee Related JP5031913B2 (ja) 2006-03-24 2011-03-08 無線タグ装置、受電力回路、および無線タグ読み取り方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2007259213A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294994A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Japan Research Institute Ltd 自律タグ
CN111886512A (zh) * 2018-03-29 2020-11-03 三菱电机株式会社 通行监视系统和rf标签

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT515562B1 (de) * 2014-03-20 2016-01-15 Peter Ing Kuntschitsch Fahrzeugpositionsabhängige hochenergetisch-elektromagnetische Energieeinspeisung zwischen Fahrbahn und Fahrzeug
US10740577B2 (en) * 2016-07-12 2020-08-11 Palo Alto Research Center Incorporated Passive sensor tag system

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0697720A (ja) * 1992-09-10 1994-04-08 Nec Corp アンテナ装置
JP2000322545A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Toenec Corp 非接触型情報記憶媒体
JP2005165462A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Toshiba Tec Corp 無線タグ
JP2005278139A (ja) * 2004-02-27 2005-10-06 Intelligent Cosmos Research Institute Rfidタグ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0697720A (ja) * 1992-09-10 1994-04-08 Nec Corp アンテナ装置
JP2000322545A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Toenec Corp 非接触型情報記憶媒体
JP2005165462A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Toshiba Tec Corp 無線タグ
JP2005278139A (ja) * 2004-02-27 2005-10-06 Intelligent Cosmos Research Institute Rfidタグ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294994A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Japan Research Institute Ltd 自律タグ
CN111886512A (zh) * 2018-03-29 2020-11-03 三菱电机株式会社 通行监视系统和rf标签
CN111886512B (zh) * 2018-03-29 2023-07-07 三菱电机株式会社 通行监视系统和rf标签

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011205632A (ja) 2011-10-13
JP5031913B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10755161B2 (en) Systems and methods for a RFID enabled metal license plate
US8493181B2 (en) Sensor tag, sensor tag device, power receiving circuit, and sensor tag device power supply method
US6738025B2 (en) Antenna matching circuit
EP2294711B1 (en) Method and apparatus with negative resistance in wireless power transfers
JP5031913B2 (ja) 無線タグ装置、受電力回路、および無線タグ読み取り方法
JP5023965B2 (ja) リーダ/ライタ装置および非接触データキャリアシステム
US9633243B1 (en) Method and apparatus for facilitating a wireless transaction event via a RFID tag device with a mobile device
JP2003536302A (ja) 遠隔通信のシステムおよび方法
CN104809914A (zh) 一种基于rfid的城市路边停车智能系统
US20160275322A1 (en) Uhf rfid wrist strap
US20110248833A1 (en) Rfid system
JP4964670B2 (ja) 車載ナンバープレート
CN103679082A (zh) 射频标签、标签阅读器及射频标签充电方法
US6320508B1 (en) Arrangement for an antenna resonant circuit for contactless transmission systems
CN100353729C (zh) 具有两种供电电压的转发器
CN201975807U (zh) 一种半无源式车载终端
KR101584953B1 (ko) 알에프아이디 유에치에프 알에프 인터럽트 로직회로
US20130314216A1 (en) Microwave band booster rectifier circuit, and wireless tag device and wireless tag system employing same
JP2006243779A (ja) 照合システム
KR100993316B1 (ko) 지능형 교통 시스템을 위한 gps 및 etcs 통합 모듈
KR20080105494A (ko) 차대번호용 알에프아이디 태그
KR101009299B1 (ko) 통합카드
JP2008158915A (ja) 無線通信システム
US20220036019A1 (en) An rfid system with improved signal transmission characteristics
CN113792563A (zh) 一种双模射频识别传感器、系统及工作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100722

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110308