JP2007258045A - 面状発熱体 - Google Patents

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    • H05B3/20Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Central Heating Systems (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
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Abstract

【課題】本発明は、座部と背もたれ部に用いる面状発熱体を同時印刷することにより、座部と背もたれに装着した面状発熱体の温度特性のバランスを一定として座部と背もたれ部に用いる面状発熱体の品質性能を向上させるとともに、ものづくりをしやすくして安価に生産することにある。
【解決手段】、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、その印刷条件がばらついたとしても、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21のバランスは一定に保つことができ、座部18と背もたれに装着した面状発熱体の温度特性のバランスを一定として、品質性能を向上させるとともに、面状発熱体の性能を検査し、分別して組み合わせるといった工程が不要となり、ものづくりをしやすくなり安価に生産することができるようになる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の座席の暖房などの熱源として用いることのできる発熱体に関するものである。
従来、この種の面状発熱体の発熱部には、ベースポリマーと、カーボンブラック、金属粉末、グラファイトなどの導電性物質を溶媒に分散して、特にベースポリマーとして結晶性樹脂を用いてPTC特性を持たせたものが多い(例えば、特許文献1、2、3参照)。
図11は従来のPTC特性を持たせた面状発熱体の平面図で、図12は図11のx−y線の断面図、図13は製作時の概略構成断面図である。図11、図12に示したように、面状発熱体は、ポリエステルシートなどの電気絶縁性基材50上に、導電性ペーストを印刷・乾燥して得られる一対の櫛形状電極51、52と、これにより給電される位置に高分子抵抗体インクを印刷・乾燥して得られる高分子抵抗体53を設け、さらに基材50と同様の材質の被覆材54で櫛形状電極51、52及び高分子抵抗体53を被覆して保護する構成としたものである。
基材50及び被覆材54としてポリエステルフィルムを用いる場合には被覆材54に例えばポリエチレン系の熱融着性樹脂55を予め接着しておき、熱を与えながら加圧する(熱時加圧)ことにより、基材50と被覆材54とを熱融着性樹脂55を介して接合される。これにより、櫛形状電極51、52及び高分子抵抗体53は外界から隔離され、長期信頼性を付与されるのである。前記した熱時加圧の手段としては、図13に被覆材54を貼り合わせる際の概略構成断面図を示したが、2本の加熱ロール56、57からなるラミネーター58が一般的である。
PTC特性とは、温度上昇によって抵抗値が上昇し、ある温度に達すると抵抗値が急激に増加する抵抗温度特性(抵抗が正の温度係数を有する意味の英語 Positive Temperature Coefficient の頭文字を取っている)を意味しており、PTC特性を有する高分子抵抗体53は、自己温度調節機能を有する面状発熱体を提供できる。
特開昭56−13689号公報 特開平6−96843号公報 特開平8−120182号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ポリエステルシートなどの電気絶縁性基材50に櫛形状電極51、52及び高分子抵抗体53を印刷して形成するため、その印刷条件がばらつき例えば温度、印圧、印刷スピードや季節変動によって、生産された面状発熱体の特性がばらつき、この面状発熱体を自動車の座席等の座部と背もたれ部に用いられた場合、座部と背もたれに装着した面状発体の温度特性のバランスが崩れ、その暖房感が損なわれるといった問題があった。
特に、自動車の座席等に使用するためには、柔軟性を付与する必要があり、このために、ポリエステルシートなどの電気絶縁性基材50や電気絶縁性の被覆材54を薄くしたり柔らかい素材で構成しようとすると、ものづくりし難くなり、生産性に欠け、品質が安定しなくなってしまう欠点があった。
例えば、電気絶縁性基材50を柔軟性を有するように極めて薄くしたり柔らかい素材で構成すると、基材50自身の強度が極端に無くなるので、印刷の工程で、導電性ペーストあるいは高分子抵抗体インクと印刷の版を電気絶縁性基材50に所定の印圧で押しつけられず、かすれたり、欠けたりするために、面状発熱体の性能が安定しない心配があった。また、導電性ペーストあるいは高分子抵抗体インクを印刷したのち、乾燥させる際に熱収縮を生じて皺を生じ易いため、形状が安定せず、面状発熱体の性能・品質が劣化する心配もあった。そこで、電気絶縁性基材50を機械的に強度を増すため、電気絶縁性基材50にテンションをかけると、そのテンションで電気絶縁性基材50が大きく伸び、やはりテンションを除去したときの伸びのバラツキで形状が安定せず、面状発熱体の性能・品質が変動しやすいという課題があった。
また、ロール状の電気絶縁性基材50をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式で生産される面状発熱体においては、複数の面状発熱体を連続的に印刷・乾燥生産するために、電気絶縁性基材50が長く保持した状態でテンションが掛けられるので、単位幅当たりのテンションがどうしても大きくせざるおえず、電気絶縁性基材50が柔軟性を有するものでは、より形状が安定せず面状発熱体の性能・品質がばらつくという課題があった。
そのため、この面状発熱体を自動車の座席等の座部と背もたれ部に用いようとすると、完成した面状発熱体の性能を検査し、分別して組み合わせるといった工程が必要となり、工数がかかる上に歩留まりが悪く、コスト高になるという欠点があった。
前記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、座部と背もたれ部に用いる面状発熱体を同時印刷することにより、座部と背もたれに装着した面状発熱体の温度特性のバランスを一定として座部と背もたれ部に用いる面状発熱体の品質性能を向上させるとともに、ものづくりをしやすくして安価に生産することにある。
前記課題を解決するために、本発明の面状発熱体は、座部と背もたれ部からなる座席と、前記座部に設けた座部面状発熱体と、前記背もたれ部に設けた背もたれ部面状発熱体とを備え、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体は、柔軟性を有する電気絶縁性基材と、前記電気絶縁性基材上にスクリーン印刷で形成された電極及び電極により給電される高分子抵抗体と、前記電極及び高分子抵抗体を覆い前記電気絶縁性基材と密着させて配設した被覆材で構成するとともに、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してある。
また、前記スクリーン印刷ロール状の柔軟性を有する電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式としてある。
前記した構成によって、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、その印刷条件がばらつき例えば温度、印圧、印刷スピードや季節変動等がばらついたとしても、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体のバランスは一定に保つことができ、この一つの版で形成した座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体を一対として用いることで、座部と背もたれに装着した面状発熱体の温度特性のバランスを一定として、品質性能を向上させるとともに、面状発熱体の性能を検査し、分別して組み合わせるといった工程が不要となり、ものづくりをしやすくなり安価に生産することができるようになる。
また、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一
つの版に形成してあるので、この版で印刷形成された座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体は、常に同時にできるので、どちらかが多くできたりすることがなく、数量の管理が簡単にできるようになる。
本発明の面状発熱体は、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体のバランスを常に一定に保つことができ、品質性能を向上させるとともに、ものづくりをしやすくなり安価に生産することができるようになる。
第1の発明は、座部と背もたれ部からなる座席と、前記座部に設けた座部面状発熱体と、前記背もたれ部に設けた背もたれ部面状発熱体とを備え、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体は、柔軟性を有する電気絶縁性基材と、前記電気絶縁性基材上にスクリーン印刷で形成された電極及び電極により給電される高分子抵抗体と、前記電極及び高分子抵抗体を覆い前記電気絶縁性基材と密着させて配設した被覆材で構成するとともに、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してある。
第2の発明は、前記スクリーン印刷はロール状の柔軟性を有する電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式としてある。
前記の構成とすることにより、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、その印刷条件がばらつき例えば温度、印圧、印刷スピードや季節変動等がばらついたとしても、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体のバランスは一定に保つことができ、この一つの版で形成した座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体を一対として用いることで、座部と背もたれに装着した面状発熱体の温度特性のバランスを一定として、品質性能を向上させるとともに、面状発熱体の性能を検査し、分別して組み合わせるといった工程が不要となり、ものづくりをしやすくなり安価に生産することができるようになる。
また、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、この版で印刷形成された座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体は、常に同時にできるので、どちらかが多くできたりすることがなく、数量の管理が簡単にできるようになる。
第3の発明の面状発熱体は、特に第1〜2の発明のスクリーン印刷はロール状の柔軟性を有する電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式とするとともに、前記電気絶縁性基材のロール状に巻き取り方向の前後方向に並べて、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成した構成としてある。
そして、電気絶縁性基材のロール状に巻き取り方向の前後方向に並べて、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の直交方向の幅がほぼ同じ場合に、材料取りがよくなり、電気絶縁性基材の廃棄部分が減少し、安価に生産することができるようになる。
第4の発明の面状発熱体は、特に第1〜2の発明の前記スクリーン印刷はロール状の柔
軟性を有する電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式とするとともに、前記電気絶縁性基材のロール状に巻き取り方向の直交方向に並べて、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成した構成としてある。
そして、電気絶縁性基材のロール状に巻き取り方向の直交方向に並べて、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、座部面状発熱体と背もたれ部面状発熱体の長手方向の長さがほぼ同じ場合に、材料取りがよくなり、電気絶縁性基材の廃棄部分が減少し、安価に生産することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における面状発熱体の概略構成図を示す平面図、図2は同概略斜視図、図3は同面状発熱体の印刷時の工程概略図、図4は同面状発熱体の電極のスクリーン印刷用版の構成図、図5は同面状発熱体の高分子抵抗体のスクリーン印刷用版の構成図、図6は図1に示す面状発熱体を取りつけた自動車の座席を示す側面図である。
図1、図2において、柔軟性を有する電気絶縁性基材12は、柔軟性のポリエステル不織布12aの一方の面に、該電気絶縁性基材12の伸縮制限し、その伸縮方向に揃って配列された長繊維によって形成された保護層12bを配設し、反対側の面にポリエステルフィルム等の薄肉の基材フィルム12Cがラミネートしてある。
面状発熱体11は、この電気絶縁性基材12の基材フィルム12C上に銀ペーストの印刷・乾燥により形成した一対の電極13と、電極13に重なるように高分子抵抗体インクを印刷・乾燥により形成した高分子抵抗体14を形成している。そして、上記電極13、高分子抵抗体14、及び電気絶縁性基材12と接着性を有するアクリル系接着剤等の接着性樹脂層15を予め形成されたポリエステルフィルム等の薄肉の電気絶縁性オーバコート材をラミネートした被覆材16を貼り合わせて形成される。
上記電極13は、対向するように幅が広い主電極13a,13bを配設し、それぞれの主電極13a,13bから交互に櫛形形状の複数の枝電極13c、13dを設けてあり、これに重なるように配設した高分子抵抗体14に枝電極13c、13dより給電することで、高分子抵抗体14に電流が流れ、発熱するようになる。この高分子抵抗体14はPTC特性を有し、温度が上昇すると高分子抵抗体14の抵抗値が上昇し、所定の温度になるように自己温度調節機能を有するようになり、温度コントロールが不要で安全性の高い面状発熱体としての機能を有するようになる。
ここで、加工工程の順序としては、まず、ポリエステル不織布12aを水流交絡製法(水流でポリエステル繊維を絡ませて織らずに作成する不織布の生産方法:詳細は省略)で製作する過程で、一緒に保護層12bとなる長繊維を絡ませていき、ポリエステル不織布12aと保護層12bを一体化して一方の面に配設したロール状ものに仕上げ、このロール状のものに、保護層12bの反対側の面にポリエステルフィルム等の薄肉の基材フィルム12Cをラミネートして、電気絶縁性基材12を作成し、この電気絶縁性基材12は、その伸縮制限方向に揃って配列された長繊維から形成された保護層12bによって、ロール方向に伸縮制限されるようになっている。
つぎに、図3に示すように、ロール状の電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら、
電気絶縁性基材12の基材フィルム12C上に、スクリーン印刷方向を巻き取り方向と同一方向で連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式で、銀ペーストの印刷・乾燥により一対の電極13を形成し、この電極13に重なるように高分子抵抗体インクを印刷・乾燥により高分子抵抗体14を形成する。そして、電極13、高分子抵抗体14をその上に形成したロール状の電気絶縁性基材12と接着性を有するアクリル系接着剤等の接着性樹脂層15を予め形成されたポリエステルフィルム等の薄肉の電気絶縁性オーバコート材をラミネートした被覆材16を連続的に貼り合わせて形成して、複数の発熱体本体部分が完成され、この完成したものを枚様に外形抜きリード線付け等の後処理をして最終製品に仕上げていくようになっている。
この完成された面状発熱体は、図6に示すように、暖房用ヒータとして座席17の座部18に座部面状発熱体19、背もたれ部20に背もたれ部面状発熱体21として、配設され暖房に利用されるようになっている。
ここで、図4および図5に示すように、電気絶縁性基材12のロール状に巻き取り方向の前後方向に座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の一対を並べて、電極スクリーン印刷用版22および高分子抵抗体スクリーン印刷用版23に形成してある。
前記の構成とすることにより、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、その印刷条件がばらつき例えば温度、印圧、印刷スピードや季節変動等がばらついたとしても、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21のバランスは一定に保つことができ、この一つの版で形成した座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21を一対として用いることで、座部18と背もたれに装着した面状発熱体の温度特性のバランスを一定として、品質性能を向上させるとともに、面状発熱体の性能を検査し、分別して組み合わせるといった工程が不要となり、ものづくりをしやすくなり安価に生産することができるようになる。
また、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、この版で印刷形成された座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21は、常に同時にできるので、どちらかが多くできたりすることがなく、数量の管理が簡単にできるようになる。
さらに、電気絶縁性基材12のロール状に巻き取り方向の前後方向に並べて、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成してあるので、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の直交方向の幅がほぼ同じ場合に、幅を合わせることで、材料取りがよくなり、電気絶縁性基材12の廃棄部分が減少し、安価に生産することができるようになる。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2における面状発熱体の電極のスクリーン印刷用版の構成図、図8は同面状発熱体の高分子抵抗体のスクリーン印刷用版の構成図である。なお、本実施の形態は、スクリーン印刷用版の構成が実施の形態1の発明と異なるだけで、同一の番号を付与し、異なる構成についてのみ説明を行う。
図7および図8に示すように、電気絶縁性基材12のロール状に巻き取り方向の直交方向に座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の一対を並べて、電極スクリーン印刷用版24および高分子抵抗体スクリーン印刷用版25に形成してある。
そして、電気絶縁性基材のロール状に巻き取り方向の直交方向に並べて、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成
してあるので、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21の長手方向の長さがほぼ同じ場合に、材料取りがよくなり、電気絶縁性基材12の廃棄部分が減少し、安価に生産することができるようになる。
なお、上記実施の形態1では、座部面状発熱体19と背もたれ部面状発熱体21を前後方向に一列に並べて、電極のスクリーン印刷用版22および高分子抵抗体スクリーン印刷用版23に形成した例で説明したが、これは、図9および図10に示すようにそれぞれ複数列並べて電極スクリーン印刷用版26および高分子抵抗体スクリーン印刷用版27に形成してもよく、その他各部の構成も本発明の目的を達成する範囲であればその構成はどのようなものであってもよい。
以上のように、本発明は、一対となる面状発熱体のバランスを一定とすることができるので、暖房用ヒータとして自動車の座席、座イス、その他の一対で暖房を必要とする器具に適用できる。
本発明の実施の形態1における面状発熱体の構成を示す平面図 同面状発熱体の概略斜視図 同面状発熱体の印刷時の工程概略図 同面状発熱体の電極のスクリーン印刷用版の構成図 同面状発熱体の高分子抵抗体のスクリーン印刷用版の構成図 同実施の形態1における面状発熱体を取りつけた自動車の座席を示す側面図 本発明の実施の形態2における面状発熱体の電極のスクリーン印刷用版の構成図 同面状発熱体の高分子抵抗体のスクリーン印刷用版の構成図 他の実施の形態における面状発熱体のスクリーン印刷用版の構成図 同面状発熱体の高分子抵抗体のスクリーン印刷用版の構成図 従来の面状発熱体の構成を示す平面図 同面状発熱体の断面図 従来の面状発熱体を示す構成断面図
符号の説明
11 面状発熱体
12 電気絶縁性基材
13 電極
14 高分子抵抗体
16 被覆材
22、24、26 電極スクリーン印刷用版
23、25、27 高分子抵抗体のスクリーン印刷用版

Claims (4)

  1. 座部と背もたれ部からなる座席と、前記座部に設けた座部面状発熱体と、前記背もたれ部に設けた背もたれ部面状発熱体とを備え、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体は、柔軟性を有する電気絶縁性基材と、前記電気絶縁性基材上にスクリーン印刷で形成された電極及び電極により給電される高分子抵抗体と、前記電極及び高分子抵抗体を覆い前記電気絶縁性基材と密着させて配設した被覆材で構成するとともに、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成した面状発熱体。
  2. 前記スクリーン印刷はロール状の柔軟性を有する電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式とした面状発熱体。
  3. 前記スクリーン印刷はロール状の柔軟性を有する電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式とするとともに、前記電気絶縁性基材のロール状に巻き取り方向の前後方向に並べて、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成した請求項1または2のいずれか1項に記載の面状発熱体。
  4. 前記スクリーン印刷はロール状の柔軟性を有する電気絶縁性基材をロール状に巻き取りながら連続的に電極及び高分子抵抗体をスクリーン印刷で形成する連続スクリーン印刷方式とするとともに、前記電気絶縁性基材のロール状に巻き取り方向の直交方向に並べて、前記座部面状発熱体と前記背もたれ部面状発熱体の少なくとも一対をスクリーン印刷の一つの版に形成した請求項1または2のいずれか1項に記載の面状発熱体。
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