JP2006324182A - 面状発熱体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、暖房、加熱、乾燥などの熱源として用いることのできる面状発熱体において、折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することを目的とする。
【解決手段】面状発熱体1の一部に折り曲げ部7を設けるとともに、上記折り曲げ部7の電気絶縁性基材上に形成される電極3は他の部分より幅を広く形成してあるので、折り曲げ部7を規定し、折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになり、面状発熱体1を収納時などにコンパクトに折りたためることができ、使い勝手が大幅に向上するようになる。
【選択図】図1
【解決手段】面状発熱体1の一部に折り曲げ部7を設けるとともに、上記折り曲げ部7の電気絶縁性基材上に形成される電極3は他の部分より幅を広く形成してあるので、折り曲げ部7を規定し、折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになり、面状発熱体1を収納時などにコンパクトに折りたためることができ、使い勝手が大幅に向上するようになる。
【選択図】図1
Description
本発明は、暖房、加熱、乾燥などの熱源として用いることのできる発熱体に関するものである。
従来、この種の面状発熱体は、図4、図5に示したように、ポリエステルシートなどの電気絶縁性の基材50上に、導電性ペーストを印刷・乾燥して得られる一対の櫛形電極51、52とこれにより給電される位置に高分子抵抗体インクを印刷・乾燥して得られる高分子抵抗体53を設けて、さらに基材50と同様の材質の被覆材54で櫛形電極51、52及び高分子抵抗体53を被覆して保護する構成としたものである。
基材50及び被覆材54としてポリエステルフィルムを用いる場合には被覆材54に例えばポリエチレン系の熱融着性樹脂55をあらかじめ接着しておき、熱時加圧することにより、基材50と被覆材54とを熱融着性樹脂55を介して接合してなる。
これにより、櫛形電極51、52及び高分子抵抗体53は外界から隔離され、長期信頼性を付与されるのである。前記した熱時加圧の手段としては、図5に被覆材54を貼り合わせる例を示したが、2本の加熱ロール56、57からなるラミネーター58が一般的である。
櫛形電極51、52及び高分子抵抗体53が上面に形成された基材50を左方向より2本の加熱ロール56、57間に導入する。一方、被覆材54は熱融着性樹脂55面を下面にして、この場合は上部より加熱ロール56、57間に導入される。基材50と被覆材54の接着は加熱ロール56、57の熱及び加圧力で熱融着性樹脂55を融解してのちに冷却することで行われていた。
この高分子抵抗体53を形成する高分子抵抗体インクとしては、ベースポリマーと、カーボンブラック、金属粉末、グラファイトなどの導電性物質を溶媒に分散してなり、特にベースポリマーとして結晶性樹脂を用いてPTC特性を持たせたものが多い(例えば、特許文献1、2、3参照)。
PTC特性とは、温度上昇によって抵抗値が上昇し、ある温度に達すると抵抗値が急激に増加する抵抗温度特性(抵抗が正の温度係数を有する意味の英語 Positive Temperature Coefficientの頭文字を取っている)を意味しており、PTC特性を有する高分子抵抗体53は、自己温度調節機能を有する面状発熱体を提供できる。
特開昭56−13689号公報
特開平6−96843号公報
特開平8−120182号公報
しかしながら前記従来の構成では、ポリエステルシートなどの電気絶縁性の基材50に印刷した電極及び抵抗体を同じく電気絶縁性の被覆材54で保護する多層構造で、基材50や被覆材54の材質やその厚さによっては、柔軟性に欠け、折り曲げができないといった課題があった。
また、それに加え、無理に折り曲げをした場合、電極及び抵抗体が折り曲げ部分で折り皺などが生じてしまい、その折り皺部分の印刷した電極及び抵抗体に亀裂などが生じ耐久的に劣化してしまう心配があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、折り曲げ部分を規定し折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、電気絶縁性基材上に形成された電極及び電極により給電される高分子抵抗体と、電極と端子部材及び高分子抵抗体を覆い電気絶縁性基材と密着させて配設した被覆材とを備えた面状発熱体において、面状発熱体の一部に折り曲げ部を設けるとともに、上記折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は他の部分より幅を広く形成するように構成としてある。
上記した構成によって、面状発熱体の一部に折り曲げ部を設けてあるので、所定の位置で折り曲げ部分を規定できるようになり、折り曲げ部に折り曲げやすいような手段や、耐久性を増すような手段等を高じることができるようになる。
また、その折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は他の部分より幅を広く形成するようにしてあるので、電極が折り曲げ部分で折り皺などが生じてしまい、その折り皺部分の印刷した電極に亀裂などが生じ耐久的に劣化してしまう心配が、電極幅に比例して少なくなり、折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになる。
本発明の面状発熱体は、面状発熱体の一部に折り曲げ部を設けるとともに、上記折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は他の部分より幅を広く形成してあるので、折り曲げ部分を規定し折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになり、面状発熱体を収納時などにコンパクトに折りたためることができ、使い勝手が大幅に向上するようになる。
第1の発明の面状発熱体は、電気絶縁性基材上に形成された電極及び電極により給電される高分子抵抗体と、電極と端子部材及び高分子抵抗体を覆い電気絶縁性基材と密着させて配設した被覆材とを備え、一部に折り曲げ部を設けるとともに、上記折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は他の部分より幅を広く形成するように構成してある。
そして、面状発熱体の一部に折り曲げ部を設けてあるので、所定の位置で折り曲げ部分を規定できるようになり、折り曲げ部に折り曲げやすいような手段や、耐久性を増すような手段等を高じることができるようになる。
また、その折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は他の部分より幅を広く形成するようにしてあるので、電極が折り曲げ部分で折り皺などが生じてしまい、その折り皺部分の印刷した電極に亀裂などが生じ耐久的に劣化してしまう心配が、電極幅に比例して少なくなり、折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになる。
つまり、面状発熱体の一部に折り曲げ部を設けるとともに、上記折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は他の部分より幅を広く形成してあるので、折り曲げ部分を規定し折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになり、面状発熱体を収納時などにコンパクトに折りたためることができ、使い勝手が大幅に向上するようになる。
第2の発明の面状発熱体は、特に第1の発明の折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は複数に分割し、その電極幅の合計が他の部分より広く形成するように構成してある。
そして、折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は複数に分割し、その電極幅の合計が他の部分より広く形成してあるので、第1の発明の電極を他の部分より幅を広く形成する効果が得られるとともに、電極幅の合計が同じでも分割することによって、電極に亀裂などが生じても電極が複数であるのでその分亀裂が分断されるので、より折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになる。
第3の発明の面状発熱体は、特に第1〜2の発明の折り曲げ部の電気絶縁性基材上に貫通孔を配設した構成としてある。
そして、折り曲げ部の電気絶縁性基材上に貫通孔を配設してあるので、面状発熱体の貫通孔部分の強度が局部的に下がり、その部分で面状発熱体を折り曲げしやすくなるとともに、見た目にも他と異なり、使用者に折り曲げ部分であることが分かりやすくでき、使い勝手が大幅に向上するようになる。
第4の発明の面状発熱体は、特に第1〜3の発明の折り曲げ部の電気絶縁性基材上に貫通孔を配設するとともに貫通孔は、電気絶縁性基材上に形成された電極のどちらか一方にのみに挟まれるように位置させた構成としてある。
そして、折り曲げ部の電気絶縁性基材上に貫通孔を配設するとともに貫通孔は電気絶縁性基材上に形成される異極電極を分離するように位置させてあるので、第3の発明効果が得られるとともに、貫通孔は電極のどちらか一方にのみに挟まれるように位置するので、万が一、貫通孔の端部の解れや位置ズレによって、貫通孔の端部に電極の端部が2箇所以上露出しても、同極であるため、電流が流れず、マイグレーションによるショートなどの不具合を防止することができる。
第5の発明の面状発熱体は、特に第1〜4の発明の折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極に位置する近傍に、電気絶縁性基材側、または被覆材側あるいは両面に強度を向上させる保護材を配設した構成としてある。
そして、折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極に位置する近傍に、電気絶縁性基材側、または被覆材側あるいは両面に強度を向上させる保護材を配設してあるので、面状発熱体の折り曲げ部の強度が保護材で大幅に向上して折り曲げ部の電極の耐久性が向上するとともに、保護材の厚さ分面状発熱体の折り曲げ部の曲げ曲率が大きくなるのでさらに折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになる。
第6の発明の面状発熱体は、特に第1〜5の折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極に位置する近傍に、折り曲げ部の折り曲げの曲率を規制する手段を配設した構成としてある。
そして、折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極に位置する近傍に、折り曲げ部の折り曲げの曲率を規制する手段を配設してあるので、面状発熱体の折り曲げ部の曲げ曲率が大きくすることができ、その分耐久性が向上するようになる。つまり、折り曲げ部の曲率が小さいと折り曲げに対する耐久性が大幅に悪くなり、その部分の電極の耐久性が劣化しやすくなるが、曲率を規制する手段例えば折り曲げ部に丸棒を配設することで、折り曲げ部の曲げ曲率が大きくすることができ、耐久性が向上するとともに、見た目にも他と異なり、使用者に折り曲げ部分であることが分かりやすくでき、使い勝手が大幅に向上するようになる。
第7の発明の面状発熱体は、特に第1〜6の発明の折り曲げ部が位置する近傍に、電極により給電される高分子抵抗体が位置しないようにした構成としてある。
そして、折り曲げ部位置に高分子抵抗体を配設すると、高分子抵抗体の折り曲げ部分で折り皺などが生じてしまい、その折り皺部分の印刷した高分子抵抗体に亀裂などが生じ、その部分の高分子抵抗体に異常加熱などの心配を生じるが、折り曲げ部が位置する近傍に、電極により給電される高分子抵抗体が位置しないようしてあるので、異常加熱などの心配をなくなり安全性が向上する。
第8の発明の面状発熱体は、特に第1〜7の発明の折り曲げ部が位置する近傍に、折り曲げ部分を意味する表示手段を配設した構成としてある。
そして、面状発熱体の表面の折り曲げ部が位置する部分近傍に、折り曲げ部分を意味する表示手段を配設してあるので、明確に使用者に折り曲げ部分であることが分かりやすくでき、使い勝手が大幅に向上するとともに、他の部分で折り曲げられる心配がなくなるので、他の部分で折り曲げられて電極の耐久性や高分子抵抗体の異常加熱などの安全性の心配がなくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1,2において、面状発熱体1は、ポリエステル不織布2aにラミネートされたポリエステルフィルム等の薄肉の電気絶縁性基材2上に銀ペーストの印刷・乾燥により形成した一対の電極3と、この電極3に重なるように高分子抵抗体インクを印刷・乾燥により形成した高分子抵抗体4を形成している。
図1,2において、面状発熱体1は、ポリエステル不織布2aにラミネートされたポリエステルフィルム等の薄肉の電気絶縁性基材2上に銀ペーストの印刷・乾燥により形成した一対の電極3と、この電極3に重なるように高分子抵抗体インクを印刷・乾燥により形成した高分子抵抗体4を形成している。
そして、上記電極3、高分子抵抗体4、及び電気絶縁性基材2と接着性を有するアクリル系接着剤等の接着性樹脂層5を予め形成されたポリエステルフィルム等の薄肉の電気絶縁性オーバコート材をラミネートした被覆材6を貼り合わせて形成される。
上記電極3は、対向するように幅が広い主電極3a,3bを配設し、それぞれの主電極3a,3bから交互に櫛形形状の複数の枝電極3c,3dを設けてあり、これに重なるように配設した高分子抵抗体4に枝電極3c,3dより給電することで、高分子抵抗体4に電流が流れ、発熱するようになる。
この高分子抵抗体4はPTC特性を有し、温度が上昇すると抵抗値が上昇し、所定の温度になるように自己温度調節機能を有するようになり、温度コントロールが不要で安全性の高い面状発熱体としての機能を有するようになる。
また、面状発熱体1のほぼ中央部に形成した折り曲げ部7の電気絶縁性基材2上に形成される電極3は他の部分より幅を広く形成し、その内側に空白部8を設けている。その空白部8に貫通孔9を配設するとともに、折り曲げ部7が位置する近傍には、電極3により給電される高分子抵抗体4が位置しないようにしてある。
この複数に分割された折り曲げ部7の電極3は、その幅の合計が他の部分より広くなるように構成してあり、また、貫通孔9は、電気絶縁性基材2上に形成された電極3のどちらか一方にのみに挟まれるように位置させてある。
そしてまた、電気絶縁性基材2上に形成される電極3の折り曲げ部7に位置する近傍の被覆材6側に強度を向上させる保護材10を配設してあり、この保護材10の表面に折り曲げ部分の表示手段11として折り曲げ部7を意味する「折り曲げ位置」と「点線」の記載表示がしてある。
ここで、面状発熱体1の一部に折り曲げ部7を設けてあるので、所定の位置で折り曲げ部7分を規定できるようになり、折り曲げ部7に折り曲げやすいような手段や、耐久性を増すような手段等を高じることができるようになる。
また、その折り曲げ部7の電気絶縁性基材2上に形成される電極3は他の部分より幅を広く形成するようにしてあるので、電極3が折り曲げ部7の分で折り皺などが生じてしまい、その折り皺部分の印刷した電極3に亀裂などが生じ耐久的に劣化してしまう心配が、電極3幅に比例して少なくなり、折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになる。
つまり、面状発熱体1の一部に折り曲げ部7を設けるとともに、電気絶縁性基材2上に形成される電極3は他の部分より幅を広く形成してあるので、折り曲げ部7分を規定し折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになり、面状発熱体1を収納時などにコンパクトに折りたためることができ、使い勝手が大幅に向上するようになる。
そして、電気絶縁性基材2上に形成される電極3は他の部分より幅を広く形成し、その幅の広い電極3部分の内側に空白部8を設け、その空白部8に貫通孔9を配設して、複数に分割された折り曲げ部7の電極3はその幅の合計が他の部分より広く形成するようにしてあり、亀裂などが生じても電極3が複数であるのでその分亀裂が分断されるので、より折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになる。
また、折り曲げ部7の電気絶縁性基材2上に貫通孔9を配設してあるので、面状発熱体1の貫通孔9部分の強度が局部的に下がり、その部分で面状発熱体1を折り曲げしやすくなるとともに、見た目にも他と異なり、使用者に折り曲げ部7分であることが分かりやすくでき、使い勝手が大幅に向上するようになる。
さらに、貫通孔9は電極3のどちらか一方にのみに挟まれるように位置するので、万が一、貫通孔9の端部の解れや位置ズレによって、貫通孔9の端部に電極3の端部が2箇所以上露出しても、同極であるため、電流が流れず、マイグレーションによるショートなどの不具合を防止することができる。
そしてまた、折り曲げ部7の電気絶縁性基材2上に形成される電極3に位置する近傍に、被覆材6側に強度を向上させる保護材10を配設してあるので、面状発熱体1の折り曲げ部7の強度が保護材10で大幅に向上して折り曲げ部7の電極3の耐久性が向上するとともに、保護材10の厚さ分面状発熱体1の折り曲げ部7の曲げ曲率が大きくなるので、さらに折り曲げに対する耐久性等の信頼性を向上することができるようになる。
さらに、折り曲げ部7位置に高分子抵抗体4を配設すると、その折り曲げ部7分で折り皺などが生じてしまい、その折り皺部分の印刷した高分子抵抗体4に亀裂などが生じ、その部分の高分子抵抗体4に異常加熱などの心配を生じるが、折り曲げ部7位置する部分近傍に、電極3により給電される高分子抵抗体4が位置しないようにしてあるので、異常加熱などの心配をなくなり安全性が向上する。
そして、面状発熱体1の折り曲げ部7が位置する近傍の保護材10の表面に折り曲げ部分の表示手段11として折り曲げ部7を意味する「折り曲げ位置」と「点線」の記載表示を配設してあるので、明確に使用者に折り曲げ部7であることが分かりやすくでき、使い勝手が大幅に向上するとともに、他の部分で折り曲げられる心配がなくなるので、他の部分で折り曲げられて電極3の耐久性や高分子抵抗体4の異常加熱などの安全性の心配がなくなる。
(実施の形態2)
図3において、本実施の形態は、被覆材6の折り曲げ部7の曲率を規制する手段を配設した構成が実施の形態1と異なるもので、同一作用を有する構成部分は同一番号を付して説明は実施の形態1のものを援用し、異なる部分のみを説明する。
図3において、本実施の形態は、被覆材6の折り曲げ部7の曲率を規制する手段を配設した構成が実施の形態1と異なるもので、同一作用を有する構成部分は同一番号を付して説明は実施の形態1のものを援用し、異なる部分のみを説明する。
折り曲げ部7の電気絶縁性基材2上に形成される電極3に位置する近傍に、折り曲げ部7の折り曲げ曲率を規制する丸棒12を配設した構成としてある。
そして、折り曲げ部7の電気絶縁性基材2上に形成される電極3に位置する近傍に電極3にまたがるように、折り曲げ部7の折り曲げの曲率を規制する丸棒12を配設してあるので、面状発熱体1の折り曲げ部7の曲げ曲率が大きくすることができ、その分耐久性が向上するようになる。
つまり、折り曲げ部7の曲率が小さいと折り曲げに対する耐久性が大幅に悪くなり、その部分の電極3の耐久性が劣化しやすくなるが、曲率を規制する手段例えば折り曲げ部7に丸棒を配設することで、折り曲げ部7の曲げ曲率が大きくすることができ、耐久性が向上するとともに、見た目にも他と異なり、使用者に折り曲げ部7分であることが分かりやすくでき、使い勝手が大幅に向上するようになる。
なお、上記実施の形態2では、折り曲げ部7の曲率を規制する手段として、電極3に位置する近傍に、折り曲げ部7の折り曲げ曲率を規制する丸棒12を配設したが、これは丸棒でなくても折り曲げ部7の曲げ曲率が大きくする構成であればよく、また、電極3にまたがるように丸棒12を配設したが、これは電極3部分のみ位置するようにしてもよく、その他各部の構成も本発明の目的を達成する範囲であればその構成はどのようなものであってもよい。
以上のように、本発明は面状発熱体を収納時などにコンパクトに折りたためることができ、使い勝手が大幅に向上するものであり、主に車輌に用いられるカーシートヒータや、ハンドルヒータ等の車輌用や暖房器具や加熱器具等の用途にも適用できる。
1 面状発熱体
2 電気絶縁性基材
3 電極
4 高分子抵抗体
6 被覆材
7 折り曲げ部
9 貫通孔
10 保護材
11 表示手段
2 電気絶縁性基材
3 電極
4 高分子抵抗体
6 被覆材
7 折り曲げ部
9 貫通孔
10 保護材
11 表示手段
Claims (8)
- 電気絶縁性基材上に形成された電極により給電される高分子抵抗体と、この電極と端子部材及び高分子抵抗体を覆い前記電気絶縁性基材と密着させて配設した被覆材とを備え、一部に折り曲げ部を設けるとともに、上記折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は他の部分より幅を広く形成するように構成した面状発熱体。
- 折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極は複数に分割し、それら電極幅の合計が他の部分より広くなるように構成した請求項1記載の面状発熱体。
- 折り曲げ部の電気絶縁性基材上に貫通孔を配設した請求項1または2記載の面状発熱体。
- 折り曲げ部の電気絶縁性基材上に貫通孔を配設するとともに、この貫通孔は電気絶縁性基材上に形成された電極のどちらか一方にのみに挟まれるように位置させた請求項1〜3いずれか1項記載の面状発熱体。
- 折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極に位置する近傍に、電気絶縁性基材側、または被覆材側、あるいは両面に強度を向上させる保護材を配設した請求項1〜4記載いずれか1項記載の面状発熱体。
- 折り曲げ部の電気絶縁性基材上に形成される電極に位置する近傍に、折り曲げ部の曲げの曲率を規制する手段を配設した請求項1〜5いずれか1項記載の面状発熱体。
- 折り曲げ部が位置する近傍に、電極により給電される高分子抵抗体が位置しないよう構成した請求項1〜6いずれか1項記載の面状発熱体。
- 折り曲げ部位置する部分近傍に、折り曲げ部分を意味する表示手段を配設した請求項1〜7いずれか1項記載の面状発熱体。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013531335A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-01 | ダブリユーイーテイー・オートモーテイブ・システムズ・リミテツド | 自動車両のためのヒータ及びその形成方法 |
US8766142B2 (en) | 2002-11-21 | 2014-07-01 | W.E.T. Automotive Systems Ag | Heater for an automotive vehicle and method of forming same |
US9717115B2 (en) | 2012-06-18 | 2017-07-25 | Gentherm Gmbh | Textile or non-textile sheet and/or fabric with electrical function |
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2005
- 2005-05-20 JP JP2005147870A patent/JP2006324182A/ja active Pending
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