JP2007257388A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体情報をユーザ情報とともに登録する場合において、オペレータの負担を軽減することを目的とする。
【解決手段】複合機のMPUをプログラムによって動作させることにより、予約部112、抽出部113、登録部114および生体認証部115を実現する。情報処理装置9から受信したユーザに固有のユーザ情報131と、個々のユーザに対して固有に発行される予約パスコード132とに基づいて、予約部112が登録予約情報133を生成する。抽出部113は、登録要求パスコード134によって登録予約情報133から登録しようとするユーザのユーザ情報131を抽出し、登録部114に伝達する。登録部114は抽出部113から伝達されたユーザ情報131と、登録しようとするユーザが入力した指紋情報135とを関連付けて登録情報136を生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信端末装置に生体情報を登録する技術に関する。
従来より、通信端末装置において、利用者を制限するために、予めパスワードを設定する技術が知られている。そして、昨今、パスワードの代わりに指紋のような生体情報を用いる技術も提案されている。そのような技術が、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されている装置は、指紋認証を行い、指紋認証が成功したときは、プリント、FAX通信等の各動作を許可し、指紋認証が失敗したときは、指紋データ登録モードに移行する。
特開2005−250541号公報
通信端末装置では、使用するユーザに固有のユーザ情報を管理している場合があるが、そのような場合に、使用を許可されたユーザがわざわざ登録されている自分のユーザ情報を呼び出す操作を行うのは手間がかかるという問題があった。また、このような利用を考えた場合に、通信端末装置でユーザ情報(特に数字以外の文字で表される情報)を入力することは、一般に困難であるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、生体情報をユーザ情報とともに登録する場合において、オペレータの負担を軽減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、ネットワークを介して外部装置と接続される通信端末装置であって、少なくとも1以上の処理ユニットと、前記外部装置からユーザ情報を受信する通信手段と、ユーザに固有のパスコードを取得する取得手段と、情報を記憶する記憶手段と、前記通信手段により受信したユーザ情報と前記取得手段により取得したパスコードとを対応付けて登録予約情報として前記記憶手段に記憶させる予約手段と、個別のユーザに固有の生体情報を受け付ける受付手段と、ユーザに固有のパスコードを受け付ける入力手段と、前記入力手段により受け付けたパスコードに基づいて、前記記憶手段に記憶されている登録予約情報の中から、対応するユーザ情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたユーザ情報と前記受付手段が受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録する登録手段と、前記受付手段が受け付けた生体情報に基づいて認証を行い、前記登録手段により登録された登録情報の中から、特定のユーザ情報を読み出す生体認証手段と、前記生体認証手段により読み出された特定のユーザ情報に応じて前記少なくとも1以上の処理ユニットを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る通信端末装置であって、前記取得手段は、前記外部装置からパスコードを取得することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る通信端末装置であって、前記予約手段は、前記取得手段により取得されたパスコードと前記記憶手段に登録予約情報として記憶されているパスコードとを順次比較し、前記取得手段により取得されたパスコードと前記記憶手段に登録予約情報として記憶されているパスコードとが一致した場合には、前記通信手段により受信したユーザ情報を登録予約情報として記憶することを禁止するとともに、前記通信手段にその旨を示す情報を前記外部装置に送信させることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る通信端末装置であって、前記登録手段は、前記ユーザ情報と前記生体情報とを関連付けて登録する際に、前記ユーザ情報と関連付けられているパスコードを登録予約情報から消去することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明に係る通信端末装置であって、前記取得手段は、前記通信手段が前記外部装置からユーザ情報を受信したときに、パスコードを生成し、前記通信手段は、前記取得手段により生成されたパスコードを前記外部装置に送信することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明に係る通信端末装置であって、ユーザ情報は、前記通信端末装置の使用権限に関する情報を含むことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明に係る通信端末装置であって、前記受付手段が受け付ける生体情報は、指紋情報であることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明に係る通信端末装置であって、前記通信手段は、前記外部装置にユーザ情報を入力するための所定の入力画面データを送信するとともに、前記所定の入力画面データに対して入力されたユーザ情報を前記外部装置から受信することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、ネットワークを介して外部装置と接続される通信端末装置であって、少なくとも1以上の処理ユニットと、ユーザ情報とユーザに固有のパスコードとを対応付けた登録予約情報を前記外部装置から受信する通信手段と、個別のユーザに固有の生体情報を受け付ける受付手段と、ユーザに固有のパスコードを受け付ける入力手段と、前記入力手段により受け付けたパスコードに基づいて、前記通信手段により受信された登録予約情報の中から、対応するユーザ情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたユーザ情報と前記受付手段が受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録する登録手段と、前記受付手段が受け付けた生体情報に基づいて認証を行い、前記登録手段により登録された登録情報の中から、特定のユーザ情報を読み出す生体認証手段と、前記生体認証手段により読み出された特定のユーザ情報に応じて前記少なくとも1以上の処理ユニットを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、ユーザ情報とユーザに固有のパスコードとを対応付けた登録予約情報を記憶する外部装置とネットワークを介して接続される通信端末装置であって、少なくとも1以上の処理ユニットと、個別のユーザに固有の生体情報を受け付ける受付手段と、ユーザに固有のパスコードを受け付ける入力手段と、前記入力手段により受け付けたパスコードを前記外部装置に送信するとともに、前記登録予約情報において前記パスコードに対応付けられているユーザ情報を前記外部装置から受信する通信手段と、前記通信手段により受信されたユーザ情報と前記受付手段が受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録する登録手段と、前記受付手段が受け付けた生体情報に基づいて認証を行い、前記登録手段により登録された登録情報の中から、特定のユーザ情報を読み出す生体認証手段と、前記生体認証手段により読み出された特定のユーザ情報に応じて前記少なくとも1以上の処理ユニットを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1ないし8に記載の発明では、受信したユーザ情報と取得したパスコードとを対応付けて登録予約情報として記憶させ、登録の際には、受け付けたパスコードに基づいて、登録予約情報の中から、対応するユーザ情報を抽出し、抽出されたユーザ情報と受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録することにより、ユーザ情報を外部装置から取得できるので、登録の際のオペレータの負担が軽減される。
請求項2に記載の発明では、外部装置からパスコードを取得することにより、オペレータ側で任意のパスコードを発行できる。
請求項3に記載の発明では、取得されたパスコードと登録予約情報として記憶されているパスコードとを順次比較し、取得されたパスコードと登録予約情報として記憶されているパスコードとが一致した場合には、受信したユーザ情報を登録予約情報として記憶することを禁止するとともに、その旨を示す情報を外部装置に送信させることにより、パスコードの重複が生じた場合に、誤って登録されることを防止できる。
請求項4に記載の発明では、ユーザ情報と生体情報とを関連付けて登録する際に、当該ユーザ情報と関連付けられているパスコードを登録予約情報から消去することにより、登録が終了した情報を自動的に消去できる。
請求項5に記載の発明では、通信手段が外部装置からユーザ情報を受信したときに、パスコードを生成し、生成されたパスコードを外部装置に送信することにより、パスコードの重複の発生を防止できる。
請求項9の発明は、受け付けたパスコードに基づいて、受信した登録予約情報の中から、対応するユーザ情報を抽出し、抽出したユーザ情報と受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録することにより、ユーザ情報を外部装置から取得できるので、登録の際のオペレータの負担が軽減される。
請求項10に記載の発明では、パスコードに対応付けられているユーザ情報を外部装置から受信し、受信したユーザ情報と受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録することにより、ユーザ情報を外部装置から取得できるので、登録の際のオペレータの負担が軽減される。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 実施の形態>
図1は、本発明に係る通信端末装置としての複合機1を示す斜視図である。また、図2は、複合機1の機能ブロックおよびネットワーク構成を示す図である。
複合機1は、図2に示すように、ネットワークNWを介して情報処理装置9と接続されており、複合機1と情報処理装置9とは、互いにデータ通信可能な状態となっている。ネットワークNWとしては、例えば、インターネットやLANが考えられるが、これに限られるものではなく、USB接続や専用ケーブルによる接続であってもよい。
なお、以下の説明において、便宜上、ユーザとは複合機1を使用する者を指し、オペレータとは情報処理装置9を使用する者として区別する。
複合機1は、個別のユーザに固有の生体情報を受け付ける受付部2、ユーザに操作される操作部3、および各種情報を表示する表示部4を備えている。
本実施の形態における受付部2は、生体情報として指紋情報132(後述する図3参照)を扱う。すなわち、受付部2は、人の指紋を読み取って、その特徴点に基づいて指紋情報132を生成する機能を有している。受付部2により生成された指紋情報132はRAM13に一旦記憶される。なお、生体情報としては指紋情報132に限られるものではなく、例えば、網膜パターン情報や静脈パターン情報、あるいは声紋情報等であってもよい。
操作部3は、主にテンキー等の複数のボタンを有している。ユーザは、操作部3を操作することにより、ユーザに固有のパスコード(以下、「登録要求パスコード」と称する)等を複合機1に入力する。また、表示部4は液晶パネルディスプレイである。
複合機1は、処理ユニットとしてのスキャナ部5およびプリンタ部6を備え、さらに給紙カセット7および排紙トレイ8を備えている。スキャナ部5は、複合機1の上部に配置されており、原稿を光学的に読み取ることによって、画像データを生成する。また、プリンタ部6は、給紙カセット7から供給される記録用紙に画像を印刷して、当該記録用紙を排紙トレイ8に排出する機能を有している。
給紙カセット7は、所定の用紙を内部に貯留し、必要に応じて、用紙をプリンタ部6に供給する。また、排紙トレイ8には、プリンタ部6によって画像が形成された(印刷された)用紙が排出される。
図2に示すように、複合機1は、制御部10として、各種データ演算を行うMPU11と、主にプログラムを記憶するROM12と、主にMPU11のワーキングエリアとして使用されるRAM13と、比較的長期的に情報を保存するディスク装置14とを備えている。
図3は、MPU11がプログラムに従って動作することにより提供される機能ブロックを示す図である。図3に示す、通信部110、取得部111、予約部112、抽出部113、登録部114および生体認証部115が先述の機能ブロックである。
通信部110は、LANインターフェイス17およびネットワークNWを介して情報処理装置9との間でデータ通信を行うための機能ブロックである。また、通信部110は、情報処理装置9からの要求に応じて、入力画面情報130を情報処理装置9に送信する。本実施の形態では、情報処理装置9からの要求は要求信号として通信部110によって受信される。
なお、入力画面情報130とは、予め作成されディスク装置14に記憶されている情報であって、情報処理装置9において、ユーザ情報131を所定のフォーマットで入力させるための画面レイアウトに関する情報である。このような入力画面情報130を送信することにより、複合機1はいわゆるWebサーバとしての機能を有している。
また、通信部110は、情報処理装置9から送信されたユーザ情報131を受信して、RAM13に転送する。
ユーザ情報131とは、個人情報と、複合機1の使用権限に関する情報とが含まれる情報であって、情報処理装置9において生成される。なお、個人情報とは、例えばユーザID、氏名、所属部署、メールアドレス、携帯電話番号等である。また、複合機1の使用権限に関する情報とは、例えばスキャナ部5やプリンタ部6の使用の可否、プリンタ部6におけるカラーコピーの可否、個人アドレス帳登録の可否、個人メニュー登録の可否、共有アドレス帳編集の可否、共有メニュー登録編集の可否、あるいは機器設定変更の可否等である。ただし、ここに示すユーザ情報131の各項目は、例示であって、必須項目ではない。また、ここに示す項目に限定されるわけではなく、他の項目が設けられてもよいし、設けられている項目がユーザごとに異なっていてもよい。
また、通信部110は、情報処理装置9から受信した予約パスコード132を取得部111に転送する。さらに、通信部110は、予約部112から重複信号(後述)が入力されると、予約パスコードが重複していることを示すエラー情報を情報処理装置9に送信する。
取得部111は、パスコード(以下、「予約パスコード」と称する)を、通信部110を介して情報処理装置9から取得する。取得した予約パスコードは、予約パスコード132としてRAM13に転送され記憶される。
予約部112は、登録予約情報133を生成してRAM13に記憶させる機能を有している。なお、RAM13に記憶された登録予約情報133は、適宜、ディスク装置14に転送されて記憶されるとともに、必要に応じてRAM13に読み出される。
予約部112は、取得部111により予約パスコード132が新たに取得される度に、取得した予約パスコード132と、すでに登録予約情報133として記憶されている予約パスコードとを順次比較する。
そして、新たに取得した予約パスコード132と、登録予約情報133として記憶されている予約パスコードとが重複していない場合には、通信部110により受信したユーザ情報131と取得部111により取得した予約パスコード132とを対応付けて新たな登録予約情報133を生成し、RAM13に記憶させる。すなわち、予約部112は登録予約情報133を更新する。
一方、新たに取得した予約パスコード132と、登録予約情報133として記憶されている予約パスコードとが重複している場合には、ユーザ情報131と予約パスコード132との対応付けを禁止する。すなわち、登録予約情報133の更新を行わない。このとき予約部112は、重複信号を通信部110に伝達する。
このような予約部112の処理によって、登録予約情報133は、オペレータによって登録が許可されたユーザのうち、未だ登録されていないユーザ(すなわち登録待ちユーザ)についてのユーザ情報131と、当該ユーザに対して発行された予約パスコード132とが関連付けた情報として生成(更新)される。
抽出部113は、操作部3により受け付けた登録要求パスコード134に基づいて、すでに記憶されている登録予約情報133を検索する。すなわち、登録要求パスコード134と、登録予約情報133に記憶されている予約パスコードとを比較しつつ、登録要求パスコード134と一致する予約パスコードを検索する。
そして、登録要求パスコード134と一致する予約パスコードが存在した場合には、登録予約情報133の中から、当該予約パスコードと対応付けられているユーザ情報(以下、「抽出ユーザ情報」と称する)を抽出する。
すなわち、抽出ユーザ情報とは、登録要求パスコード134を入力したユーザ(登録しようとしているユーザ)のユーザ情報131である。なお、図3には図示していないが、本実施の形態における抽出部113は、ユーザ情報を選択する場合において、登録要求パスコード134のみならずユーザIDも使用する(後述)。
また、抽出部113は、登録要求パスコード134によって登録予約情報133を検索した結果を登録部114に伝達する。すなわち、登録要求パスコード134によって抽出ユーザ情報が抽出された場合は、当該抽出ユーザ情報を登録部114に伝達し、抽出ユーザ情報を抽出することができなかった場合はその旨を示す制御信号(以下、「抽出不能信号」と称する)を登録部114に伝達する。
登録部114は、生体認証部115からの制御信号(以下、「登録要求信号」と称する)に応じて、登録情報136を生成(あるいは更新)する機能を有している。
登録部114は、生体認証部115から登録要求信号を受け取ると、抽出部113により抽出された抽出ユーザ情報と、受付部2が受け付けた指紋情報(生体情報)135とを関連付けて、登録情報136を生成して、RAM13に記憶させる。これにより、登録情報136は更新され、RAM13に登録される。なお、RAM13に記憶された登録情報136は、適宜、ディスク装置14に転送されて記憶されるとともに、必要に応じてRAM13に読み出される。
また、登録部114は、登録情報136を生成(あるいは更新)した場合には、その旨を示す制御信号(以下、「登録完了信号」と称する)を生体認証部115に伝達するとともに、登録したユーザ情報(抽出ユーザ情報)とこれに対応付けられている予約パスコードとを登録予約情報133から削除する。
さらに、登録部114は、抽出部113から抽出不能信号が入力された場合は、当該信号を生体認証部115に出力する。
生体認証部115は、受付部2が受け付けた指紋情報135に基づいて、登録情報136を検索し、登録部114により登録されたユーザを認証する。
すなわち、受付部2が受け付けた指紋情報135と、登録情報136として登録されている指紋情報とを順次比較する。そして、指紋情報135と一致する指紋情報が登録情報136に記録(登録)されていた場合は、その指紋情報に関連付けられているのユーザ情報を特定ユーザ情報137としてRAM13に読み出す。
一方、登録情報136に、指紋情報135と一致する指紋情報が登録されていない場合は、その旨を表示部4に表示させる。
また、生体認証部115は、指紋情報135が登録に適しているか否かを判定する機能を有している。指紋情報135が登録に適している場合は、登録部114に登録要求信号を伝達するとともに、登録要求パスコードを要求するメッセージを表示部4に表示させる。
図2に戻って、複合機1は、公衆回線網に接続するための構成として、NCU15およびMODEM16を備えている。NCU15は、発呼信号を公衆回線網に送出したり、交換機からの信号に基づいて複合機1を公衆回線網に接続したりする機能を提供する。また、MODEM16は、デジタル信号を音声信号にアナログ変換したり、受信した音声信号をデジタル信号にデジタル変換したりする機能を提供する。これにより、例えば、複合機1は、公衆回線網に接続されているファクシミリ装置との間で、ファクシミリ通信を行うことができる。
LANインターフェイス17は、複合機1をネットワークNWに接続する機能を有している。先述のように複合機1は、LANインターフェイス17を介して、情報処理装置9から、ユーザ情報131や予約パスコード132を取得する。
情報処理装置9は、一般的なパーソナルコンピュータとしての機能を備えている。情報処理装置9は主にユーザ情報131を生成するために使用されるが、情報処理装置9はキーボードやマウス等の優れた入力装置を備えているので、オペレータ(管理者)は数字以外の文字情報を含むユーザ情報131を容易に入力できる。
オペレータは、情報処理装置9に複数のユーザに関するユーザ情報131をまとめて入力しておくこともできるので、作業負担が軽減される。さらに、ユーザ情報131を予め入力しておくことにより、ユーザは希望したときにユーザ情報131が入力されるのを待つ必要がなく、すぐに複合機1を使用できる。
また、情報処理装置9は比較的多くの情報を表示できるディスプレイ装置を備えており、複合機1から受信した入力画面情報130を表示する。
情報処理装置9は、図2に示すように、ネットワークNWを介して複合機1とデータ通信が可能な状態で接続されている。なお、情報処理装置9において、オペレータがユーザ情報131を生成する処理(以下、「ユーザ情報生成処理」と称する)を行う場合には、情報処理装置9から先述の要求信号が複合機1に向けて送信される。
以上が、複合機1および情報処理装置9の構成および機能の説明である。次に、情報処理装置9の動作について説明する。
図4は、情報処理装置9におけるユーザ情報作成処理を示す流れ図である。
オペレータから、ユーザ情報作成処理の開始を指示された情報処理装置9は、複合機1に対して入力画面情報130を送信するように要求する要求信号を送信し(ステップS11)、入力画面情報130を受信したか否かを監視する(ステップS12)。
複合機1から入力画面情報130が送信され、情報処理装置9が当該入力画面情報13を受信すると(ステップS12おいてYes)、情報処理装置9は受信した入力画面情報130に基づいてディスプレイ装置に入力画面を表示する(ステップS13)。
入力画面は、複合機1が要求する情報を誤りなく入力するように促す画面であり、この入力画面に従ってオペレータが入力することにより、複合機1に必要な情報が送信される。本実施の形態では、必要な情報として、ユーザ情報131および予約パスコード132がオペレータによって入力される。
なお、予約パスコード132は情報処理装置9が自動的に発行(決定)して、オペレータに通知するようにしてもよい。例えば、情報処理装置9は、入力されたユーザ情報131に基づいてハッシュ値を求め、このハッシュ値によって当該ユーザ情報131を識別するための予約パスコード132を自動的に生成してもよい。
また、入力画面はユーザ情報131および予約パスコード132以外の情報を入力できるように構成されていてもよい。すなわち、入力画面に従って、複合機1を管理するための情報(個別のユーザに依存しない情報、例えば、複合機1の識別番号)等が入力されてもよい。情報処理装置9はこのような管理情報についても、複合機1に送信することができる。
情報処理装置9は入力画面を表示している間、オペレータによって入力が終了したことを示す指示が入力されるのを監視する(ステップS14)。
入力が終了すると(ステップS14においてYes)、情報処理装置9は、入力されたユーザ情報131および予約パスコード132を複合機1に送信し(ステップS15,S16)、送信が完了するのを監視する(ステップS17)。情報処理装置9は、送信が正常に行われなかった場合にはステップS15からの処理を繰り返し、送信が正常に完了した場合はユーザ情報作成処理を終了する。
なお、登録処理(後述)に必要な情報をすべて情報処理装置9で入力することも考えられる。しかし、例えば指紋情報135を情報処理装置9で入力しようとすると、受付部2に相当する構成を情報処理装置9に設けなければならない。しかし、このような構成は一般のコンピュータには備えられていないので、情報処理装置9のコストが上昇する。
一方で、生体情報を用いて複合機1の動作を制御する場合には、認証のために、必ず受付部2を複合機1に設ける必要がある。すなわち、例え、情報処理装置9に受付部2に相当する構成を設けたとしても、複合機1から受付部2を省くことはできず、複合機1のコストを抑制することはできない。したがって、本実施の形態に示すように、複合機1にのみ受付部2を設ける構成が、最も装置コストを抑制する効果がある。
また、登録処理を行うためだけに、情報処理装置9に指紋情報135を入力しようとすると、指紋(生体情報)はユーザ個人と切り離せないものなので、ユーザは、わざわざ情報処理装置9まで足を運ぶ必要がある。一方、複合機1を使用するには複合機1に足を運ぶ必要があるため、登録処理のためにユーザが複合機1に足を運ぶことはそれほど負担ではない。
次に、ユーザが複合機1を使用する場合における複合機1の動作を説明する。なお、オペレータは、ユーザに対して、予め各自の予約パスコード132を別途知らせておくものとする。
図5および図6は、複合機1の動作を示す流れ図である。まず、複合機1は、通信部110によって要求信号またはユーザ情報131が受信されるか、受付部2によって指紋情報135が受付られるかを監視する(ステップS21,S23,S28)。この状態にある複合機1は、機能の一部または全部について使用が禁止された状態(以下、「制限モード」と称する)である。
制限モードにある状態で、要求信号が受信された場合(ステップS21においてYes)には、複合機1は入力画面情報130を情報処理装置9に送信する(ステップS22)。これにより、複合機1は、Webサーバとしての機能を実現する。
また、制限モードにある状態で、情報処理装置9から送信されたユーザ情報131が受信された場合(ステップS23においてYes)、通信部110が、受信したユーザ情報131をRAM13に転送する。また、当該ユーザ情報131とともに情報処理装置9から送信された予約パスコード132を取得部111に転送する。これにより、取得部111は予約パスコード132を取得してRAM13に転送する(ステップS24)。
次に、予約部112が、取得された予約パスコード132を用いて、記憶されている登録予約情報133を検索し、取得された予約パスコード132と一致する予約パスコードがすでに登録予約情報133に登録されているか否かを判定する。これにより、予約部112は、ステップS24において取得した予約パスコード132が重複しているか否か判定する(ステップS25)。
取得した予約パスコード132が重複していない場合(ステップS25においてNo)、予約部112は、ステップS23で受信したユーザ情報131と、ステップS25で取得した予約パスコード132とを互いに関連付けて、登録予約情報133に登録する(ステップS26)。これにより、オペレータが登録を許可したユーザのユーザ情報131が予約パスコード132とともに複合機1に記憶される。
一方、取得した予約パスコード132が重複している場合(ステップS25においてYes)、予約部112は登録予約情報133への登録は行わず、通信部110に重複信号を伝達する。そして通信部110は情報処理装置9に予約パスコード132が重複していることを示す情報を送信し、情報処理装置9にエラーを通知する(ステップS27)。
これにより、予約パスコード132の重複登録が防止される。なお、複合機1からこのようなエラーを通知された情報処理装置9では、その旨を表示して、再度、ユーザ情報131および予約パスコード132の入力が行われる。
また、制限モードにある状態で、受付部2が指紋情報135を受け付けた場合(ステップS28においてYes)には、まずRAM13に受け付けた指紋情報135が転送され記憶される。なお、複合機1の使用を所望するユーザは、複合機1の受付部2に指先を押しつけることにより、各自の指紋を複合機1に入力するものとする。
次に生体認証部115が指紋情報135に基づいて、登録情報136を検索する。より詳しくは、指紋情報135を検索キーとして、登録情報136を検索し、受け付けた指紋情報135と一致する指紋情報が登録情報136として登録(記憶)されているか否かを判定する(ステップS31)。これにより、指紋情報135を入力したユーザは生体認証部115によって認証されることとなる。
指紋情報135と一致する指紋情報が登録されている場合、生体認証部115は、一致した指紋情報に関連付けられているユーザ情報を登録情報136から特定ユーザ情報137として読み出す(ステップS32)。登録情報136には、通常、複数のユーザ情報が登録されているが、ステップS32が実行されると、複数のユーザ情報の中から、指紋情報135を入力したユーザのユーザ情報が特定ユーザ情報137として特定される。
特定ユーザ情報137が読み出されると、制御部10は特定ユーザ情報137を動作処理におけるユーザ情報としてセットし(ステップS33)、通常の動作処理を行う(ステップS34)。動作処理とは、制限モードにおいて使用が禁止されていた機能の一部または全部が解除された状態(以下、「解除モード」と称する)における処理である。すなわち、複合機1は、ステップS33が実行されることにより、解除モードに移行する。
解除モードにおいて、制御部10は、各処理ユニット(表示部4や、スキャナ部5、プリンタ部6等)によって、様々な機能を提供する。動作処理における複合機1の動作はユーザが入力する処理要求によって選択され決定される。すなわち、ステップS33が実行されると、複合機1はユーザからの処理要求を受け付ける状態となる。
なお、解除モードの複合機1の状態は、特定ユーザ情報137の内容によって異なる。すなわち、特定ユーザ情報137において、許可されている機能のみが動作可能な状態となり、許可されていない機能については引き続き使用が禁止された状態となる。これらの判断等は、主に制御部10が特定ユーザ情報137に含まれている使用権限等を解析し、これに基づいて制御信号を生成することにより行われる。
特定ユーザ情報137は、情報処理装置9においてオペレータが入力したユーザ情報131である。したがって、複合機1が、解除モードにおいて、特定ユーザ情報137に基づいて動作することは、複合機1がユーザごとに予めオペレータによって設定された内容で動作することに相当する。
さらに、本実施の形態における表示部4は、特定ユーザ情報137に含まれる個人情報(例えば氏名)等を表示することも可能である。これにより、ユーザは自分のユーザ情報が特定されたことを容易に認識することができる。
解除モードに移行すると、制御部10はユーザから処理終了を指示されたか否かを監視しつつ(ステップS35)、動作処理を継続する。
ユーザが複合機1の使用を終了する指示を入力すると、複合機1はステップS35においてYesと判定し、ステップS21に戻って処理を繰り返す。すなわち、解除モードから再び制限モードに移行する。
なお、ユーザが終了指示を入力するのを忘れて複合機1を離れてしまう場合を想定して、複合機1が操作されていない時間を計測し、自動的にステップS21に戻るように構成してもよい。これによって使用権限のない者が複合機1を使用することを防止できる。
また、動作処理を終了するときに、複合機1を使用したユーザに関する情報を、特定ユーザ情報137に含めて、更新した特定ユーザ情報137を再び登録情報136に保存するようにしてもよい。このような情報としては、例えば、ユーザの好みに応じて入力した複合機1の設定内容や、利用状況(コピー枚数等)などが考えられる。
一方、指紋情報135が登録情報136に登録されていない場合(ステップS31においてNo)、複合機1は受け付けた指紋情報135を登録する処理(以下、「登録モード」と称する)に移行する。すなわち、複合機1は、制限モードから登録モードに移行する。
登録モードに移行すると、生体認証部115は、まず、ステップS28で受け付けた指紋情報135から特徴点を抽出しつつ、当該指紋情報135が登録可能か否かを判定する(ステップS36)。
指紋情報135が登録に適していない場合(ステップS36においてNo)、複合機1は、ステップS21に戻って処理を繰り返す。すなわち、登録モードを終了して制限モードに移行する。このとき、生体認証部115は、その旨を表示部4に表示させてもよい。
指紋情報135が登録に適している場合(ステップS36においてYes)、生体認証部115は、登録要求信号を登録部114に伝達する。登録要求信号が伝達されると、登録部114は抽出部113から抽出ユーザ情報(あるいは抽出不能信号)が伝達されるまで待機する。
なお、このとき、生体認証部115は、表示部4に登録要求パスコード(およびユーザID)の入力を促すメッセージを表示させてもよい。これにより、ユーザは自分が未だ登録されておらず、登録要求パスコードを入力する必要があることを容易に理解できる。したがって、このメッセージを見たユーザは、オペレータから事前に通知されている登録要求パスコードと、ユーザIDとを操作部3を操作して入力する。
操作部3がユーザIDと登録要求パスコードとを受け付けると(ステップS37)、まず登録要求パスコード134が生成され、RAM13に転送される。抽出部113は、登録要求パスコード134を検索キーとして、登録予約情報133を検索し、受け付けた登録要求パスコード134と一致する予約パスコードが登録予約情報133に記憶されているか否かを判定する(ステップS38)。
登録要求パスコード134に一致する予約パスコードが登録されていない場合(ステップS38においてNo)、抽出部113は抽出不能信号を登録部114に伝達する。登録部114はさらにこれを生体認証部115に伝達する。
このとき、複合機1は、当該ユーザの登録を行わずに登録モードを終了し、ステップS21に戻って処理を繰り返すことにより、制限モードに移行する。このようにして、複合機1は、誤った人物(予約パスコードが登録されていない人物、すなわち複合機1の使用を許可されていない人物)を登録することを防止する。
なお、より詳しくは、本実施の形態における抽出部113は、登録要求パスコード134と一致する予約パスコードが存在した場合、当該予約パスコードに関連付けられているユーザ情報を解析して、当該ユーザ情報に含まれるユーザIDと、ステップS37で受け付けたユーザIDとが一致するか否かの判定も行う。そして、ユーザIDが一致してはじめてステップS38においてYesと判定する。
本実施の形態では、パスコード(予約パスコードおよび登録要求パスコード)として、例えばテンキーしか備えていないような操作部3であっても容易に入力できるように、数字のみからなるパスコードを使用する。このようなパスコードは、登録処理のために、一度だけ使用される数字列であり、オペレータから一方的にユーザに通知されるので、入力ミスを生じやすい。また、入力ミスをしても、パスコードの一致のみで登録処理を行うと、たまたま他人のパスコードと一致すればそのまま登録されてしまい、誤登録となる。
しかし、本実施の形態では、ユーザIDとの二重チェックを行うことにより、ユーザが誤って他人のパスコードを入力してもそのまま登録されることはないので、登録要求パスコード134のみ用いる場合に比べて、信頼性が向上する。
なお、ユーザIDとしては、ユーザが選択した数字列、もしくはユーザによって他の用途にも使用されうる数字列(社員番号や生年月日等)であることが好ましい。これにより、単にパスコードの桁数を増加させた場合に比べても信頼性が向上する。
また、複合機1は、ステップS38でNoと判定した場合、登録要求パスコード134(あるいはユーザID)が一致しないことを表示部4に表示してもよい。
一方、登録要求パスコード134(およびユーザID)が一致すると(ステップS38においてYes)、複合機1は登録処理を実行する(ステップS39)。
登録処理では、まず抽出部113が、登録要求パスコード134と一致した予約パスコードに関連付けられているユーザ情報を登録予約情報133から抽出して登録部114に伝達する。登録部114は、伝達された抽出ユーザ情報と、ステップS28において受け付けた指紋情報135とを関連付けて、登録情報136として登録する。すなわち、登録情報136の1つのレコードとして、指紋情報135によって検索可能な状態で抽出ユーザ情報を記憶させる。
ステップS39が実行されて指紋情報135を入力したユーザが登録されると、登録部114は、抽出ユーザ情報に関連付けられている予約パスコード(すなわち、ステップS37で受け付けた登録要求パスコード)を登録予約情報133から削除する(ステップS40)。
これにより、登録されたユーザについての予約パスコードが登録予約情報133から削除されるので、以後例えば、ステップS25においてパスコードの重複チェック処理が軽減される。
さらに、登録部114は、抽出ユーザ情報に基づいて特定ユーザ情報137を生成し(ステップS41)、登録モードを終了してステップS33からの処理を実行する。すなわち、登録されたユーザについては、ステップS31を実行して、再度そのユーザが登録されているかを判定する必要はないので、ステップS41,S33が実行された場合、複合機1は登録モードから解除モードに移行する。
以上のように、本実施の形態における複合機1は生体認証部115を備えており、予め生成されたユーザ情報131を情報処理装置9から取得する。したがって、登録の際にオペレータは複合機1を操作する必要がなく、操作部3から入力することが比較的困難な情報であっても容易に入力できるので、オペレータの負担を軽減できる。
また、予めユーザ情報131を複合機1が取得し、登録予約情報133として登録しているので、ユーザは複合機1を操作するだけで、直ちに複合機1の使用を開始できる。
<2. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、取得部111は予約パスコード132を情報処理装置9から受信した情報として取得する。しかし、予約パスコード132は取得部111が自動的に作成してもよい。すなわち、ユーザ情報131を受信した場合に、取得部111が予約パスコード132を登録予約情報133との重複を生じないように自動的に生成してRAM13に転送するとともに、情報処理装置9に送信してもよい。オペレータは情報処理装置9が受信した予約パスコード132を確認して、別途ユーザに周知すればよい。
また、図4ないし図6に示した各ステップは例示であって、同様の効果が得られるのであれば、順序、あるいは内容等は、これに限られるものではない。
また、複合機1の動作は、ROM12に格納されているプログラムによって、ソフトウェア的に実現されていると説明したが、これらの一部または全部を専用の回路(ハードウェア)で構成してもよい。
また、上記実施の形態ではユーザが操作部3を操作することによって登録要求パスコード等の情報を入力する例について説明したが、例えば、IDカード等から無線通信によってこれらの情報が複合機1に入力されてもよい。すなわち、情報の入力は、ユーザが直接操作しない方法によって実現されてもよい。
また、上記実施の形態では、登録予約情報133が複合機1において作成され、記憶装置14に記憶される例について説明した。しかし、登録予約情報133は必ずしも複合機1で作成されなくてもよい。すなわち、情報処理装置9に予約部112を設けて登録予約情報133を作成し、情報処理装置9の記憶装置に記憶させてもよい。
情報処理装置9に登録予約情報133を記憶させた場合、複合機1におけるユーザの登録処理には、例えば、以下の手法が考えられる。
一つは、情報処理装置9が、記憶した登録予約情報133を複合機1からの要求信号に応じて、複合機1に送信する方法である。登録予約情報133を受信すると、複合機1の通信部110は受信した登録予約情報133をRAM13に転送する。以下、上記実施の形態と同様に、複合機1の抽出部113が登録要求パスコード134に基づいて登録予約情報133から抽出ユーザ情報の抽出を行う。
また、複合機1から、要求信号とともに登録要求パスコード134を情報処理装置9に送信してもよい。この場合、情報処理装置9に抽出部113を設けて、情報処理装置9が受信した登録要求パスコード134に基づいて、登録予約情報133から抽出ユーザ情報の抽出を行い、抽出した抽出ユーザ情報を複合機1に送信する。抽出ユーザ情報を受信すると、複合機1の通信部110は受信した抽出ユーザ情報をRAM13に転送する。以下、登録部114が指紋情報135と抽出ユーザ情報とを関連付けて、登録情報136を作成する。このように、抽出ユーザ情報のみを複合機1に送信する場合には、登録予約情報133を複合機1において使用しないので、予約しておくユーザの数が多くても(登録予約情報133のデータ容量が多くなっても)、複合機1の記憶装置14の記憶容量を確保しておく必要がない。
本発明に係る通信端末装置としての複合機を示す斜視図である。 複合機のブロック図である。 MPUがプログラムに従って動作することにより提供される機能ブロックを示す図である。 ユーザ情報を作成するときの情報処理装置の動作を示す流れ図である。 複合機の動作を示す流れ図である。 複合機の動作を示す流れ図である。
符号の説明
1 複合機
10 制御部
11 MPU
12 ROM
13 RAM
14 記憶装置
110 通信部
111 取得部
112 予約部
113 抽出部
114 登録部
115 生体認証部
130 入力画面情報
131 ユーザ情報
132 予約パスコード
133 登録予約情報
134 登録要求パスコード
135 指紋情報
136 登録情報
137 特定ユーザ情報
17 LANインターフェイス
2 受付部
3 操作部
5 スキャナ部
6 プリンタ部
9 情報処理装置
NW ネットワーク

Claims (10)

  1. ネットワークを介して外部装置と接続される通信端末装置であって、
    少なくとも1以上の処理ユニットと、
    前記外部装置からユーザ情報を受信する通信手段と、
    ユーザに固有のパスコードを取得する取得手段と、
    情報を記憶する記憶手段と、
    前記通信手段により受信したユーザ情報と前記取得手段により取得したパスコードとを対応付けて登録予約情報として前記記憶手段に記憶させる予約手段と、
    個別のユーザに固有の生体情報を受け付ける受付手段と、
    ユーザに固有のパスコードを受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により受け付けたパスコードに基づいて、前記記憶手段に記憶されている登録予約情報の中から、対応するユーザ情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたユーザ情報と前記受付手段が受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録する登録手段と、
    前記受付手段が受け付けた生体情報に基づいて認証を行い、前記登録手段により登録された登録情報の中から、特定のユーザ情報を読み出す生体認証手段と、
    前記生体認証手段により読み出された特定のユーザ情報に応じて前記少なくとも1以上の処理ユニットを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置であって、
    前記取得手段は、前記外部装置からパスコードを取得することを特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項2に記載の通信端末装置であって、
    前記予約手段は、前記取得手段により取得されたパスコードと前記記憶手段に登録予約情報として記憶されているパスコードとを順次比較し、前記取得手段により取得されたパスコードと前記記憶手段に登録予約情報として記憶されているパスコードとが一致した場合には、前記通信手段により受信したユーザ情報を登録予約情報として記憶することを禁止するとともに、前記通信手段にその旨を示す情報を前記外部装置に送信させることを特徴とする通信端末装置。
  4. 請求項3に記載の通信端末装置であって、
    前記登録手段は、前記ユーザ情報と前記生体情報とを関連付けて登録する際に、前記ユーザ情報と関連付けられているパスコードを登録予約情報から消去することを特徴とする通信端末装置。
  5. 請求項1に記載の通信端末装置であって、
    前記取得手段は、前記通信手段が前記外部装置からユーザ情報を受信したときに、パスコードを生成し、
    前記通信手段は、前記取得手段により生成されたパスコードを前記外部装置に送信することを特徴とする通信端末装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の通信端末装置であって、
    ユーザ情報は、前記通信端末装置の使用権限に関する情報を含むことを特徴とする通信端末装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の通信端末装置であって、
    前記受付手段が受け付ける生体情報は、指紋情報であることを特徴とする通信端末装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の通信端末装置であって、
    前記通信手段は、前記外部装置にユーザ情報を入力するための所定の入力画面データを送信するとともに、前記所定の入力画面データに対して入力されたユーザ情報を前記外部装置から受信することを特徴とする通信端末装置。
  9. ネットワークを介して外部装置と接続される通信端末装置であって、
    少なくとも1以上の処理ユニットと、
    ユーザ情報とユーザに固有のパスコードとを対応付けた登録予約情報を前記外部装置から受信する通信手段と、
    個別のユーザに固有の生体情報を受け付ける受付手段と、
    ユーザに固有のパスコードを受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により受け付けたパスコードに基づいて、前記通信手段により受信された登録予約情報の中から、対応するユーザ情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたユーザ情報と前記受付手段が受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録する登録手段と、
    前記受付手段が受け付けた生体情報に基づいて認証を行い、前記登録手段により登録された登録情報の中から、特定のユーザ情報を読み出す生体認証手段と、
    前記生体認証手段により読み出された特定のユーザ情報に応じて前記少なくとも1以上の処理ユニットを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  10. ユーザ情報とユーザに固有のパスコードとを対応付けた登録予約情報を記憶する外部装置とネットワークを介して接続される通信端末装置であって、
    少なくとも1以上の処理ユニットと、
    個別のユーザに固有の生体情報を受け付ける受付手段と、
    ユーザに固有のパスコードを受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により受け付けたパスコードを前記外部装置に送信するとともに、前記登録予約情報において前記パスコードに対応付けられているユーザ情報を前記外部装置から受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信されたユーザ情報と前記受付手段が受け付けた生体情報とを関連付けて登録情報として登録する登録手段と、
    前記受付手段が受け付けた生体情報に基づいて認証を行い、前記登録手段により登録された登録情報の中から、特定のユーザ情報を読み出す生体認証手段と、
    前記生体認証手段により読み出された特定のユーザ情報に応じて前記少なくとも1以上の処理ユニットを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
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