JP2007257116A - 情報処理装置及び切手統計情報生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】切手の流通量を把握できるようにする。
【解決手段】切手情報取得部92は、紙葉類に貼られている切手の画像から切手の特徴を示す特徴情報を取得する。切手辞書記憶部93は、切手の種類と特徴情報との対応関係を示す切手辞書を記憶している。切手種類判定部94は、切手辞書記憶部93に記憶される切手辞書を用いて、切手情報取得部92により取得された特徴情報に対応する切手の種類を判定する。種類別計数値テーブル記憶部95は、切手の種類と計数値との対応関係を示す種類別計数値テーブルを記憶している。切手統計情報作成部96は、種類別計数値テーブルに含まれる個々の計数値のうち、切手種類判定部94により判定された切手の種類に対応する計数値に対し、一定値を加算する処理を行うことにより、切手の種類毎の統計情報を作成する。切手統計情報出力部97は、切手統計情報作成部96により種類別計数値テーブル上で作成される統計情報を出力する。
【選択図】図3
【解決手段】切手情報取得部92は、紙葉類に貼られている切手の画像から切手の特徴を示す特徴情報を取得する。切手辞書記憶部93は、切手の種類と特徴情報との対応関係を示す切手辞書を記憶している。切手種類判定部94は、切手辞書記憶部93に記憶される切手辞書を用いて、切手情報取得部92により取得された特徴情報に対応する切手の種類を判定する。種類別計数値テーブル記憶部95は、切手の種類と計数値との対応関係を示す種類別計数値テーブルを記憶している。切手統計情報作成部96は、種類別計数値テーブルに含まれる個々の計数値のうち、切手種類判定部94により判定された切手の種類に対応する計数値に対し、一定値を加算する処理を行うことにより、切手の種類毎の統計情報を作成する。切手統計情報出力部97は、切手統計情報作成部96により種類別計数値テーブル上で作成される統計情報を出力する。
【選択図】図3
Description
本発明は、郵便物などの紙葉類に貼られた切手の種類などを認識することが可能な情報処理装置および切手統計情報生成方法に関する。
一般に、切手が貼られた郵便物などの紙葉類は、取揃押印機に投入されると、切手の読み取りが行われ、認識が行われた後、切手に消印マークが印字され、スタッカに集積されるようになっている。
切手を認識する技術に関しては、種々な手法がものがある。例えば、特許文献1には、得られた切手画像と、予め記憶しておいた切手の種類別標準パターンとを重ね、最も一致する標準パターンを識別結果として出力することが開示されている。
特開平10−162140号公報
従来は、得られた切手画像を用いて切手の種類を判定するようなことは行っていたが、切手の流通量などを把握するための工夫は特に施されていなかった。そのため、例えばデータベースの情報量の削減を図るために流通量が少ない切手の基本情報(標準パターンなど)を削除しようとしても、その判断基準となるものが無いという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、切手の流通量を把握することができる情報処理装置及び切手統計情報生成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、紙葉類に貼られている切手の特徴を示す特徴情報を取得する切手情報取得手段と、前記切手の種類と特徴情報との対応関係を示す切手辞書を記憶する切手辞書記憶手段と、前記切手辞書記憶手段に記憶される切手辞書を用いて、前記切手情報取得手段により取得された特徴情報に対応する切手の種類を判定する切手種類判定手段と、前記切手の種類と計数値との対応関係を示す種類別計数値テーブルを記憶するための種類別計数値テーブル記憶手段と、前記種類別計数値テーブルに含まれる個々の計数値のうち、前記切手種類判定手段により判定された切手の種類に対応する計数値に対し、一定値を加算する処理を行うことにより、切手の種類毎の統計情報を作成する切手統計情報作成手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る切手統計情報生成方法は、紙葉類に貼られている切手の特徴を示す特徴情報を取得し、切手の種類と特徴情報との対応関係を示す切手辞書を用いて、前記取得された特徴情報に対応する切手の種類を判定し、前記切手の種類と計数値との対応関係を示す種類別計数値テーブルにおいて、この種類別計数値テーブルに含まれる個々の計数値のうち、前記判定された切手の種類に対応する計数値に対し、一定値を加算する処理を行うことにより、切手の種類毎の統計情報を作成することを具備することを特徴とする。
本発明によれば、切手の流通量を把握することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による紙葉類に貼り付けられた切手を読み取り認識して、当該切手に消印マークを印字するインクジェットプリンタ(IJP)を搭載した自動取揃押印機の構成図である。
自動取揃押印機1は、取出部2、機構検知・排除部3、読取部41,42、遅延搬送路43、反転・直進部5、押印部6、遅延搬送路63、集積部7を有して構成される。以下、詳細に説明する。
取出部2は、供給部に表裏混在して一括して供給された紙葉類Pを1枚ずつ取り出し搬送路1aに供給する。
機構検知・排除部3は、上記搬送路1aに供給された紙葉類Pの形状、紙葉類Pの厚さ、紙葉類Pに混入された金属など異物を検知する。そして、この検知結果により、定型外紙葉類や異物混入紙葉類は排除部31に排除される。上記、機構検知・排除部3で排除されなかった紙葉類Pは読取部41,42に搬送される。
読取部41,42は、搬送路1aに相対向して左右に配置され、搬送される紙葉類Pの左面又は右面に貼り付けられている切手を読み取り、認識する。なお、搬送される紙葉類Pは表裏混在して搬送されるため、上記搬送路1aの搬送方向に対して左側に読取部41が配置され、右側に読取部42が配置されている。このような配置にすることによって紙葉類Pの表裏が混在して搬送されても紙葉類Pに貼り付けられた切手を検知することができる。
遅延搬送路43は、搬送路1aの一部で、当該読取部41,42を通過した紙葉類Pの読み取り認識結果が出力されるまでの演算時間を確保するために設けられている。従って、当該遅延搬送路43を通過中に上記読取部41,42の読み取り認識結果が出力される。
反転・直進部5は、上記読取部41,42の読み取り認識結果に基づいて紙葉類Pを反転部51又は直進部52に分岐させて全ての紙葉類Pの切手が貼ってある側を搬送路の下側に揃える。このようにして搬送路1aの下側に揃えられた紙葉類Pは押印部6に搬送される。
押印部6は、搬送路1aの搬送方向の左右に配置されたインクジェットプリンタ(IJP)61,62で構成され、上記紙葉類Pに貼り付けられた切手に消印マークを印刷する。ここで、上記紙葉類Pに貼り付けられた切手を搬送方向の左側にして搬送された紙葉類PはIJP61で消印マークが印字され、切手を搬送方向右側にして搬送された紙葉類PはIJP62で消印マークが印字される。この消印マークが印字された紙葉類Pは、さらに、遅延搬送路63を通過し、予め設定された区分指定に従い集積部7に集積される。
上記区分指定とは、例えば、集積部7を構成する複数のスタッカに対して、左側から順番に通常紙葉類の先端揃え(紙葉類の切手が貼ってある側が搬送方向の先端になるように揃えること)スタッカ、通常紙葉類の後端揃え(紙葉類の切手が貼ってある側が搬送方向の後端になるように揃えること)スタッカ、速達紙葉類の先端揃えスタッカ、速達紙葉類の後端揃えスタッカ、後納印と料金計器スタッカ、読取不能・オーバーフロースタッカなどのスタッカに区分して集積するために指定することをいう。
図2は、切手の種類毎の流通量を把握できるようにするためにコンピュータ80が自動取揃押印機1に備えれたシステムの構成を示す図である。
自動取揃押印機1には、前述のように読取部41,42(図1参照)が備えられている。これら読取部41,42には、搬送される紙葉類Pの表面および裏面を撮影するカメラが備えられており、当該カメラにより得られた画像がコンピュータ80へ送られるようになっている。
図3は、図2中に示されるコンピュータ80により実行される制御プログラムの機能構成の一例を示すブロック図である。
コンピュータ80により実行される制御プログラム85は、例えば、制御部90、切手部位検出部91、切手情報取得部(切手情報取得手段)92、切手辞書記憶部(切手辞書記憶手段)93、切手種類判定部(切手種類判定手段)94、種類別計数値テーブル記憶部(種類別計数値テーブル記憶手段)95、切手統計情報作成部(切手統計情報作成手段)96、切手統計情報出力部(切手統計情報出力手段)97などの各種機能を備えている。
制御部90は、要素91〜99を個々に制御し、切手の種類毎の統計情報を作成するための一連の動作を司るものである。
切手部位検出部91は、自動取揃押印機1側のカメラにより撮影された紙葉類の画像から切手の部位を検出するものである。
切手情報取得部92は、切手部位検出部91により検出された切手の画像から切手の特徴を示す特徴情報(例えば、切手の画像パターンを示す情報、もしくは、切手に塗布された発光塗料のパターンを示す情報など)を取得するものである。
切手辞書記憶部93は、切手の種類と特徴情報(例えば、切手の画像パターンを示す情報、もしくは、切手に塗布された発光塗料のパターンを示す情報など)との対応関係を示す切手辞書を記憶するものである。この切手辞書のデータ構造の例を図4に示す。切手の種類は、切手の価格や絵柄によって異なり、例えば「切手ID(識別情報)」を用いて識別される。図4の例では、切手の種類毎に、「切手ID」とその切手IDに対応する「特徴情報」とがそれぞれ定義されている。
切手種類判定部94は、切手情報取得部92により取得された特徴情報と切手辞書記憶部93に記憶される切手辞書の中の特徴情報との照合処理(画素単位でのパターンマッチングなど)を通じて、切手情報取得部92により取得された特徴情報に対応する切手の種類(「切手ID」など)を判定するものである。
種類別計数値テーブル記憶部95は、切手の種類と計数値との対応関係を示す種類別計数値テーブルを記憶するものである。この種類別計数値テーブルのデータ構造の例を図5に示す。図5の例では、切手の種類毎に、「切手ID」とその切手の「名称」とが記載されており、さらに本装置により検出される「検出数(計数値)」を書き込むための領域が確保されている。
切手統計情報作成部96は、種類別計数値テーブルに含まれる個々の計数値のうち、切手種類判定部94により判定された切手の種類(「切手ID」など)に対応する計数値に対し、一定値(例えば「1」)を加算する処理を行うことにより、切手の種類毎の統計情報を作成するものである。また、この切手統計情報作成部96は、切手種類判定部94により判定された切手の種類が種類別計数値テーブルに登録されていない場合、当該種類(「切手ID」など)を種類別計数値テーブルに新たに登録する処理を行い、その種類に対応する計数値に対して一定値(例えば「1」)を加算する処理を行うことができる。
切手統計情報出力部97は、切手統計情報作成部96により種類別計数値テーブル上で作成された統計情報を帳票(リスト)としてディスプレイやプリンタなどに出力するものである。
次に、図6のフローチャートを参照して、コンピュータ80により実現される動作を説明する。
コンピュータ80は、自動取揃押印機1側のカメラにより撮影された紙葉類の画像を取得すると、その画像から切手の部位を検出し、切手の特徴を示す特徴情報(例えば、切手の画像パターンを示す情報、もしくは、切手に塗布された発光塗料のパターンを示す情報など)を取得する(ステップS1)。
そして、検出された切手部位数分の全てに対する処理が完了するまで、切手部位毎に、画像から得られた特徴情報に基づいて統計を取るための処理が行なわれる(ステップS2のNO)。
各切手部位の処理では(ステップS3のNO)、対象となっている切手部位の特徴情報と切手辞書の特徴情報との照合処理(画素単位でのパターンマッチングなど)が行なれる(ステップS4)。そして、対象となっている切手部位の特徴情報に一致するものがその切手辞書の中になければ(ステップS5のNO)、次の切手辞書の中の特徴情報と照合処理が順次行われる。一方、対象となっている切手部位の特徴情報に一致するものがその切手辞書の中にあった場合、その辞書中に示される切手IDを取得する(ステップS6)。
ここで、取得した切手IDと同じものが種類別計数値テーブル上にあれば(ステップS7のYES)、その切手IDに対応する計数値に一定値(例えば「1」)を加算し(ステップS9)、対象となっている切手部位の処理を終える。一方、取得した切手IDと同じものが種類別計数値テーブル上になければ(ステップS7のNO)、その切手IDを種類別計数値テーブル上に新規登録し(ステップS8)、対応する計数値に一定値(例えば「1」)を加算し(ステップS9)、対象となっている切手部位の処理を終える。
なお、対象となっている切手部位の特徴情報がいずれの切手辞書にも存在しない場合(ステップS5のNO、S3のYES)、例えば新たな切手IDを発行して、前述の新規登録および加算処理を行うようにしてもよい。
検出された切手部位数分の全てに対する処理が完了すると(ステップS2のYES)、
種類別計数値テーブル上で作成された統計情報を帳票(リスト)としてディスプレイやプリンタなどに出力する(ステップS10)。
種類別計数値テーブル上で作成された統計情報を帳票(リスト)としてディスプレイやプリンタなどに出力する(ステップS10)。
このように本実施形態によれば、帳票(リスト)として得られる統計情報に基づき、切手の種類毎の流通量を容易に把握することができる。また、例えばデータベースの情報量の削減を図る必要がある場合、流通量が少ない切手を容易に把握することができ、削除対象となる情報を決定しやすい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
P…紙葉類、1…自動取揃押印機、1a…搬送路、2…取出部、3…機構検知・排除部、31…排除部、41,42…読取部、43…遅延搬送路、5…反転・直進部、51…反転部、52…直進部、6…押印部、61,62…インクジェットプリンタ、63…遅延搬送路、7…集積部、85…制御プログラム、90…制御部、91…切手部位検出部、92…切手情報取得部、93…切手辞書記憶部、94…切手種類判定部、95…種類別計数値テーブル記憶部、96…切手統計情報作成部、97…切手統計情報出力部。
Claims (8)
- 紙葉類に貼られている切手の特徴を示す特徴情報を取得する切手情報取得手段と、
前記切手の種類と特徴情報との対応関係を示す切手辞書を記憶する切手辞書記憶手段と、
前記切手辞書記憶手段に記憶される切手辞書を用いて、前記切手情報取得手段により取得された特徴情報に対応する切手の種類を判定する切手種類判定手段と、
前記切手の種類と計数値との対応関係を示す種類別計数値テーブルを記憶するための種類別計数値テーブル記憶手段と、
前記種類別計数値テーブルに含まれる個々の計数値のうち、前記切手種類判定手段により判定された切手の種類に対応する計数値に対し、一定値を加算する処理を行うことにより、切手の種類毎の統計情報を作成する切手統計情報作成手段と、
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記切手統計情報作成手段は、前記切手種類判定手段により判定された切手の種類が前記種類別計数値テーブルに含まれていない場合、当該種類を前記種類別計数値テーブルに新たに登録する処理を行い、その種類に対応する計数値に対して一定値を加算する処理を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記切手統計情報作成手段により前記種類別計数値テーブル上で作成される統計情報を出力する切手統計情報出力手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記特徴情報は、切手の画像パターンを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記特徴情報は、切手に塗布された発光塗料のパターンを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 紙葉類に貼られている切手の特徴を示す特徴情報を取得し、
切手の種類と特徴情報との対応関係を示す切手辞書を用いて、前記取得された特徴情報に対応する切手の種類を判定し、
前記切手の種類と計数値との対応関係を示す種類別計数値テーブルにおいて、この種類別計数値テーブルに含まれる個々の計数値のうち、前記判定された切手の種類に対応する計数値に対し、一定値を加算する処理を行うことにより、切手の種類毎の統計情報を作成する
ことを具備することを特徴とする切手統計情報生成方法。 - 前記判定された切手の種類が前記種類別計数値テーブルに含まれていない場合、当該種類を前記種類別計数値テーブルに新たに登録する処理を行い、その種類に対応する計数値に対して一定値を加算する処理を行うことを特徴とする請求項6記載の切手統計情報生成方法。
- 前記種類別計数値テーブル上で作成される統計情報を出力することを特徴とする請求項6記載の切手統計情報生成方法。
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