JP2007254836A - 高炉原料の乾燥予熱装置 - Google Patents

高炉原料の乾燥予熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007254836A
JP2007254836A JP2006081958A JP2006081958A JP2007254836A JP 2007254836 A JP2007254836 A JP 2007254836A JP 2006081958 A JP2006081958 A JP 2006081958A JP 2006081958 A JP2006081958 A JP 2006081958A JP 2007254836 A JP2007254836 A JP 2007254836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
hopper
blast furnace
gas
furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006081958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5061481B2 (ja
Inventor
Nozomi Nishimura
望 西村
Tomoaki Tadama
智明 田玉
Shoji Murayama
彰二 村山
Yoshinori Shiraishi
喜憲 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2006081958A priority Critical patent/JP5061481B2/ja
Publication of JP2007254836A publication Critical patent/JP2007254836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5061481B2 publication Critical patent/JP5061481B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Iron (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)

Abstract

【課題】高炉原料の乾燥、予熱を安価な方法で実施可能とすると共に、高炉操業において炉内へ投入される熱量を低減し、高炉への粉原料の持込量を低減することで炉内のガス流を適正なものとし、これにより高炉の安定操業を達成する高炉原料の乾燥予熱装置を提供すること。
【解決手段】高炉原料の乾燥予熱装置であって、前記原料を貯蔵するホッパーと、該ホッパーの下方に設置された前記原料を排出するフィーダーと、該フィーダーから排出される前記原料を篩分けする篩設備と、前記ホッパーの側壁に設けた複数の送気口から加熱ガスを前記ホッパー内へ供給する送気装置と、前記ホッパー内のガスを吸引して除塵する排気装置とを有すると共に、前記ホッパー内の周方向の温度分布を測定するための温度計と、該温度計の計測値に応じて前記各送気口へ供給する加熱ガス量を制御するための制御装置とを有することを特徴とする高炉原料の乾燥予熱装置を用いる。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄鉱石、コークス等の高炉装入原料の乾燥予熱装置に関し、特に、高炉原料を乾燥、予熱することにより、高炉への粉原料の装入を回避し、高炉の安定操業を図る技術に関する。
高炉では、鉄鉱石、コークス、造滓剤を原料として炉頂から炉内へ装入し、炉下部から高温空気あるいは酸素を富化した高温空気を炉内へ吹き込むことによりコークスを燃焼し、この燃焼により発生する熱とCOガスを利用して鉄鉱石の還元、溶融を行うことで、溶銑を製造している。炉頂から装入される原料は数mmから数十mmの粒状に調整されて、炉内へ装入されるので、炉下部でコークスの燃焼によって発生する燃焼ガスは炉内に充填された粒状の原料の間隙を炉頂へ向けて上昇することになる。
原料への熱供給は主としてこの燃焼ガスからの伝熱により行われるために、炉内における燃焼ガスの流れが適正な状態でないと、原料の昇温が不安定となり、鉄鉱石の還元、溶融に支障をきたすことになる。
したがって、炉内のガス流を適正なものとするために、炉頂における原料の炉内装入時に、炉内の適正な位置へ適正な粒度の原料を装入するための、炉頂装入装置や炉頂装入方法の開発が鋭意進められている。
しかしながら、このような原料装入装置や方法の工夫を精緻に行っていても、原料そのものに粉が混入してしまうと、炉内への粉原料の装入は回避できず、上記したガス流の適正化は困難となってしまう。
高炉で使用される原料には、焼結機やコークス炉において製造されて粒度調整後直接、高炉の原料槽へ送られてくる原料と、製造後一旦ヤードと呼ばれる露天の保管場所にて保管された後に、改めてこれを回収して高炉原料槽へ送られてくる原料、さらには、鉄鉱石の中には、工場に入荷後に粒状のままヤードに保管され、これを回収して粒度調整後に高炉の原料槽へ送られてくる原料もある。これらの原料のうち、ヤードで保管された後に高炉原料槽へ送られてくるものについては、ヤード保管時に雨水等による湿潤が進むことが避けられず、水分含有量が数mass%となり、中には水分含有量が10mass%を超えるような原料もある。
こうした水分量の多い原料では、原料の粒子に粉原料が水分によって付着しているため、篩等により粒度調整をおこなっても粉原料が除去できない場合が生じる。また、このような水分を含んだ粉原料は篩の網そのものにも付着しやすいため、篩の目詰まりの原因となり、その結果さらに原料の篩分けが困難になるという問題がある。
篩により粒原料から除去しきれなかった粉原料は粒原料に付着したまま炉頂へ運ばれて炉内へ装入されると、炉内の熱により乾燥されて粒原料の表面から離脱するので、炉内の原料の間隙を流れ、場合によっては原料同士の間隙に粒原料が溜まって炉内のガス流を阻害するといった現象を引き起こすこともある。
したがって、高炉原料に付着する粉原料を除去する技術は、高炉炉内への原料装入技術と同等に重要な技術であるといえる。
従来、高炉の原料を予熱する、という観点で、特許文献1において、高炉原料の秤量前に、高炉ドライピット、冶金用加熱炉その他の熱風発生源から排出される雰囲気ガスもしくは排ガスを回収し、そのガス熱量を高炉原料に与える高炉原料の恒湿温間装入方法、が提案されている。これは、高炉原料に付着している水分を、その秤量前に加熱してできるだけ除去し、原料中の水分を一定量とし、高炉原料の秤量を正確に行うことを目的としているものである。
特開昭53-141117号公報
特許文献1に記載の技術を用いれば、高炉原料を高炉装入前に加熱して乾燥させることができ、高炉炉内へ投入される水分量を低減することで、高炉操業において炉内へ投入される熱量を低減することが可能となる。しかしながら、この技術は高炉原料の乾燥により含水率を低減させて秤量を正確に行なうことを目的とするものであり、付着していた粉原料も粒原料と一緒に秤量されて高炉炉内へ装入されてしまうため、高炉炉内における粉原料による目詰まりの発生を防ぐことはできないと考えられる。つまり、高炉操業において炉内へ投入される熱量を低減することはできるが、炉内へ装入される粉原料を低減するという目的には効果がないものである。
したがって本発明は、このような従来技術の課題を解決し、高炉原料の乾燥、予熱を安価な方法で実施可能とすると共に、高炉操業において炉内へ投入される熱量を低減し、高炉への粉原料の持込量を低減することで炉内のガス流を適正なものとし、これにより高炉の安定操業を達成する高炉原料の乾燥予熱装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
(1)高炉原料の乾燥予熱装置であって、前記原料を貯蔵するホッパーと、該ホッパーの下方に設置された前記原料を排出するフィーダーと、該フィーダーから排出される前記原料を篩分けする篩設備と、前記ホッパーの側壁に設けた複数の送気口から加熱ガスを前記ホッパー内へ供給する送気装置と、前記ホッパー内のガスを吸引して除塵する排気装置とを有すると共に、前記ホッパー内の周方向の温度分布を測定するための温度計と、該温度計の計測値に応じて前記各送気口へ供給する加熱ガス量を制御するための制御装置とを有することを特徴とする高炉原料の乾燥予熱装置。
(2)温度計を送気口よりも下方に設置することを特徴とする(1)に記載の高炉原料の乾燥予熱装置。
本発明によれば、高炉原料からの水分の除去が容易となり、篩分けによる粉原料除去が確実に行える上に、湿った粉原料が篩に付着して篩の目詰まりを起こすことを回避できるため、篩の管理が容易となるという効果がある。
そして、その結果、高炉内に投入する熱量を低減でき、高炉への粉原料の持込量が減少するので、炉内のガス流を適正化して、高炉の操業安定にも大きく寄与することができる。
本発明に係る高炉原料の乾燥予熱装置の一実施形態を図1に示す。
高炉原料の乾燥予熱装置は、原料を貯蔵するホッパーと、ホッパーの下方に設置された原料を排出するフィーダーと、フィーダーから排出される原料を篩分けする篩設備と、ホッパーの側壁に設けた複数の送気口から加熱ガスをホッパー内へ供給する送気装置と、ホッパー内のガスを吸引して除塵する排気装置とを有すると共に、ホッパー内の周方向の温度分布を測定するための温度計と、温度計の計測値に応じて各送気口へ供給する加熱ガス量を制御するための制御装置とを有している。図1においては、貯鉱槽1と貯骸槽2とが、高炉原料の乾燥予熱装置の原料を貯蔵するホッパーに該当する。3がフィーダー、4が篩設備であるスクリーン、8が送気装置、15が排気装置であり、高炉へ供給する鉱石を鉱石銘柄毎に貯留する貯鉱槽1と、高炉へ供給するコークスを貯留する貯骸槽2へ加熱ガスを供給する例を示している。通常貯鉱槽1、貯骸槽2はそれぞれ複数のホッパーで形成される。貯鉱槽1では、焼結鉱、生鉱石(鉄鉱石として掘削され篩分けにより粒度を調整された鉱石、或いはそのような鉱石を適切な比率に配合した鉱石。通常鉱石類の銘柄毎に別ホッパーとする。)、副原料(石灰石や蛇紋岩等造滓材)等毎にホッパーを分けて、それぞれ所定の比率でホッパーから排出されて混合原料として高炉内へ装入される。貯骸槽2では通常同種のコークスが複数のホッパーに貯留されて各ホッパーから同時に排出して所定量を計量する。図1において貯骸槽2のホッパーの下方にフィーダー3が設けられ、ここで排出されたコークスはスクリーン4を経由して粗粒はコンベアで運搬されてコークスの計量ホッパー5へ送られる。スクリーンの篩下粉は粉シュート6を介して粉コークスホッパー7へ集められ、系外へ搬出される。
図1では簡単のために貯鉱槽1の排出系統は省略しているが、こちらでも、ホッパー下方のフィーダーで排出された鉱石類がスクリーンを介して粗粒と粉に分けられて粗粒はコンベアにより計量ホッパーへ運ばれ、粉は粉鉱石ホッパーに回収される。
加熱ガスをホッパー内へ供給する送気装置8は、加熱ガスを昇圧する昇圧ファン(導入ファン)9と、ホッパー内へ加熱ガスを送気する送気配管10を有している。送気配管の先端はホッパーに接続されて送気口11を形成している。送気配管のホッパー外部部分にダスト排出口12を設置することもできる。13は熱風発生源、14は流調弁である。熱風発生源13で発生させた加熱ガスを導入ファン9によって昇圧し各貯鉱槽1、貯骸槽2の側壁へ設けた送気口11からホッパー内へ送気する。図1に示すように各送気口11毎に流調弁14を設置しておくと、一つの送気装置で複数の貯鉱槽1、貯骸槽2へ同時に加熱ガスを供給するときに、それぞれの送気量を調整でき、好適である。図1では各ホッパーの送気口11を1個ずつしか記載していないが、それぞれのホッパーに複数個の送気口を設けるものとする。各送気口毎に流調弁を設けておくと、ホッパー内での加熱ガスの流れを均等に調整することが容易となり、好適である。
ホッパー内のガスを吸引して除塵する排気装置15は、ホッパー内のガスを吸引する吸引配管16と、集塵器17と、吸引ファン18とを有している。吸引配管16は排気口19でホッパーと接続されている。各ホッパー(貯鉱槽1、貯骸槽2)の上部には、排気口19が設けられ、集塵器17を介して吸引ファン18によって排気される。このようにすることで、ホッパーの送気口11から送気された加熱ガスがホッパー内を上昇して排気口19から排出されるガスの流れが形成され、加熱ガスによるホッパー内の鉱石類、コークスの加熱、乾燥が容易に行われる。したがって、加熱ガスをホッパー内へ送気する送気口11の位置はできる限りホッパー側壁の下部に設けると良い。従来の貯鉱槽1、貯骸槽2では通常ホッパーの上部は原料をホッパー内へ装入するために開口しているが、本発明では吸引ファン18により加熱ガスを効果的に吸引するために、ホッパー内への原料装入時以外は図1に示すように、原料を装入する開口部を簡易な蓋20で閉止しておくと好適である。だだし、吸引ファン18により下方から上昇してくる加熱ガスによるホッパー上部からの粉塵の飛散は防止されるので、必ずしもホッパー上部の蓋は必要ではない。
ホッパーに送気する加熱ガスとしては、工場で発生する各種の加熱ガスが利用できる。特に300℃以下程度の比較的低温で排出されて熱回収が困難な排ガスが有効に利用できるため、これを用いることが好ましい。高炉の貯鉱槽、貯骸槽の場合、近隣に焼結機が設置されている場合がほとんどであるので、焼結機のクーラー排ガスを利用すると、送気経路が短く、放熱が少ないため最適であり、特に好ましい。その他、高炉熱風炉排ガス、圧延の加熱炉排ガス等それぞれの工場の立地条件にあわせて適宜加熱ガスを選択できる。もちろん、加熱ガス発生用に燃焼炉、電気炉等を設置して、専用の熱風発生源としても良い。
加熱ガスの温度は、高炉原料の乾燥、予熱が可能であればよいので、送気口で60℃以上とすることが好ましく、より好適には、80℃以上あれば良い。ただし300℃を超えるような高温とすると、高温ガスに対応できる昇圧ファン(導入ファン)を設置する必要があり、またホッパー周辺の機器の耐熱性等も問題となり、設備コストが上昇する可能性があるので、300℃以下とすることが好ましい。乾燥予熱の目的から考えれば、200℃以下で十分である。
送気口はホッパー側面に二つ以上設置する。ホッパー内の原料を均等に乾燥予熱するためには、ホッパーの周方向に複数送気口を配置することが好ましいためである。また複数の送気口は、周方向で均等位置に配置することが好ましい。さらに、環状管から複数の送気口へ加熱ガスを供給することが好ましい。
図2に、ホッパーの周囲に環状管を設け、環状管から複数の送気口へ加熱ガスを供給する場合の一実施形態を示す。ホッパー30の周囲に環状管31を設け、熱風の送気配管10を介して、送気口11から加熱ガスを供給している。環状管31がリザーバーの役目を果たし、各送気口11から均等に加熱ガスを供給することができる。
本発明においては、さらに、ホッパー内の周方向の温度分布を測定するための温度計と、温度計の計測値に応じて各送気口へ供給する加熱ガス量を制御するための制御装置を設置する。周方向の同一高さレベルに温度計を設置することが好ましく、各送気口の上方および/または下方位置に温度計を設置することがより好ましい。図2においては、送気口の上方および下方について、ホッパー30の側壁の周方向にそれぞれ2つの温度計32、33が設置されている。この温度計によりホッパー内の鉱石等の原料の温度を計測することでホッパー内での原料の乾燥、予熱のバランスを推定することができる。すなわち、周方向の一部に温度が低い部分があれば、その方向の送気口からの加熱ガスの流量を増加することで低温部への入熱を増加してホッパーの周方向全体での温度バランスを均一にすることができる。加熱ガスの流量は流調弁14で調整できる。
図2では2つの送気口11に対して水平方向で2箇所に温度計を設けた例が示されているが、この例にかぎらず、水平方向で3箇所以上に温度計を設けてもよい。ホッパー内へ送気された加熱ガスはホッパー上部で排気されているため上方へ流れるので、ホッパーの高さ方向では温度勾配ができるため、温度制御に用いる温度計は周方向に同一水平レベルに設置することが好ましいが、高さ方向に100mm程度のレベルの差があっても制御には支障がない。
図2において、温度計の計測値に応じて加熱ガス量を制御する制御装置は34である。図2では送気口11よりも上のレベルの周方向の温度計32と、下のレベルの周方向の温度計33が設置されている様子が示されているが、制御装置34では、それぞれのレベル同士で温度計測値を比較して送気口11の流調弁14の開度制御を行えば良い。どちらのレベルでも制御は可能であるが、送気口よりも上のレベルを用いる場合(温度計32)、送気口からの高さがあまり離れると、まだ十分に乾燥予熱がなされていない位置での測定となるため、最終的にホッパーの下方から排出されるときに乾燥予熱が十分に達成されているか別途現場での目視等の確認が必要となるため、好ましくない。送気口から500〜1000mm程度の範囲のレベルに温度計を設置することが望ましい。
送気口よりも下方のレベルの周方向へ温度計を設置する場合(温度計33)には、ほぼ乾燥予熱が終了した位置での温度測定となるため、より好ましい。この場合は周方向の各温度計のバランスを調整する制御に加えて、乾燥予熱が終了した後の到達温度と判断することによって、ホッパー全体の乾燥予熱の程度を確認することもできる。具体的には、周方向各温度計の計測値が一致していたとしても、原料の到達温度がたとえば60℃程度であったとすると全体としての乾燥予熱が十分でないと判断することができ、各送気口からの加熱ガスの流量を全体的に増加するという操作が可能となる。原料の付着水分を気化させて付着粉を効率的に篩分けするためには、原料の温度を80℃以上程度に昇温することが好ましい。
次に、本発明の高炉原料の乾燥予熱装置を用いてホッパー周方向の温度バランスを調整する制御について説明する。
図3は、周方向に4箇所の送気口を設置し、各送気口の下方に温度計を設置した場合の例であり、周方向4箇所の温度計の側温値(T1〜T4)を用いて、各温度計の設置方向に対応する送気口からの加熱ガス量を調整する流調弁の開度D1〜D4を制御する方法を示すフロー図である。図3中αは各温度の平均値との差についての閾値であり、閾値α以上平均値との差が開いたときに流調弁開度の調整を行う。αは通常5℃程度で管理すると良い。βは流調弁の開度を一回の調整で変更する開度単位である。βは通常2〜5%程度で調整すると良い。
図3に示すフローに限らず、さらに各温度が所定値以上の値に到達した場合には、全体の流調弁の開度を低くする等の調整を適宜加えることができる。
内容積5150m3の高炉に設置された貯鉱槽20槽の内、焼結鉱を貯留する槽4槽、生鉱石を貯留する貯鉱槽4槽につき、図1、図2に示すものと同様の原料乾燥予熱装置を設置した。焼結鉱槽の能力は最大切り出し量70t/H、生鉱石槽の能力は最大切り出し量100t/Hである。
焼結鉱の水分は実績で最大2mass%程度であったので、これを0mass%まで低減するために、40000m3(標準状態)/Hの熱風を吹き込めるようにし、生鉱石の水分は実績で最大5mass%だったため、140000m3(標準状態)/H吹き込み可能な設備とした。熱風発生源として隣接する焼結機のクーラー排ガスの一部を使用し、これを導入ファンにて昇圧して加熱ガスとして各槽へ送給した。加熱ガスの温度は各槽の送気口部にて150℃であった。
各原料乾燥予熱装置の送気口はホッパー下部の周方向の対称位置に4箇所設置し、4つの送気口の下端レベルから300mm下方の位置にそれぞれ熱電対を設置し、連続的に温度計測を行った。この温度計の計測値をパソコンに取り込み、図3に示す制御フローにて4つの送気口に設けた流調弁の開度を制御した。温度偏差の閾値αは5℃、流調弁の開度制御の調整は5%づつ行った。なお、この開度制御は20分に一回づつ行うように、パソコンにて管理した。
その結果、加熱ガスの吹き込み開始後1時間の時点では4箇所の温度計の偏差(最大値から最小値を引いた数値)は14℃であったが、6時間後の時点では6℃まで低減した。
また、ホッパー下方から排出される焼結鉱は目視する限り、吹き込み開始後1時間の時点では乾燥された焼結鉱に部分的に水分の付着した焼結鉱が混在していたが、吹き込み開始後1時間の時点では全体的に均一に乾燥していた。
本発明に係る高炉原料の乾燥予熱装置の一実施形態を示す概略図。 本発明に係る高炉原料の乾燥予熱装置の一実施形態であり、温度制御部分を示す概略図。 本発明装置を用いて加熱ガス量を制御する方法を示すフロー図。
符号の説明
1 貯鉱槽
2 貯骸槽
3 フィーダー
4 スクリーン
5 計量ホッパー
6 粉シュート
7 粉コークスホッパー
8 送気装置
9 昇圧ファン(導入ファン)
10 送気配管
11 送気口
12 ダスト排出口
13 熱風発生源
14 流調弁
15 排気装置
16 吸引配管
17 集塵器
18 吸引ファン
19 排気口
20 蓋
30 ホッパー
31 環状管
32 温度計
33 温度計
34 制御装置

Claims (2)

  1. 高炉原料の乾燥予熱装置であって、前記原料を貯蔵するホッパーと、該ホッパーの下方に設置された前記原料を排出するフィーダーと、該フィーダーから排出される前記原料を篩分けする篩設備と、前記ホッパーの側壁に設けた複数の送気口から加熱ガスを前記ホッパー内へ供給する送気装置と、前記ホッパー内のガスを吸引して除塵する排気装置とを有すると共に、前記ホッパー内の周方向の温度分布を測定するための温度計と、該温度計の計測値に応じて前記各送気口へ供給する加熱ガス量を制御するための制御装置とを有することを特徴とする高炉原料の乾燥予熱装置。
  2. 温度計を送気口よりも下方に設置することを特徴とする請求項1に記載の高炉原料の乾燥予熱装置。
JP2006081958A 2006-03-24 2006-03-24 高炉原料の乾燥予熱装置 Active JP5061481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081958A JP5061481B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 高炉原料の乾燥予熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081958A JP5061481B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 高炉原料の乾燥予熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007254836A true JP2007254836A (ja) 2007-10-04
JP5061481B2 JP5061481B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=38629360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006081958A Active JP5061481B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 高炉原料の乾燥予熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5061481B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221549A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Jfe Steel Corp 高炉操業方法
JP2009235551A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Jfe Steel Corp 高炉原料の加熱乾燥ホッパーおよびその温度調整方法
JP2010038508A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Nikko Co Ltd ロータリーキルン式の材料加熱乾燥装置
JP2010117075A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Nikko Co Ltd ロータリーキルン式の材料加熱乾燥装置
KR101431637B1 (ko) * 2012-12-21 2014-08-20 주식회사 포스코 정립광 건조를 위한 송풍 장치
CN106987670A (zh) * 2017-05-17 2017-07-28 林芬兰 一种高炉冶炼进料设备
CN107083464A (zh) * 2017-05-17 2017-08-22 林芬兰 一种高炉冶炼进料设备
CN111041143A (zh) * 2018-10-12 2020-04-21 山西建龙实业有限公司 一种高炉料罐排气装置
CN112892812A (zh) * 2020-07-30 2021-06-04 东台施迈尔新材料科技有限公司 一种氧化铝陶瓷生产用筛选机

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53141117A (en) * 1977-05-17 1978-12-08 Nippon Kokan Kk <Nkk> Blast furnace raw material constant-humidity hot charging method
JPS5641187A (en) * 1979-09-10 1981-04-17 Sumitomo Heavy Industries Method and device for prementing spontaneous combustion of coal in coal storage tank
JPS589908A (ja) * 1981-07-10 1983-01-20 Nippon Steel Corp 溶鉱炉用装入物の予熱方法
JPH04173590A (ja) * 1990-10-31 1992-06-22 Kobe Steel Ltd 粉粒体用ホッパーの閉塞防止方法ならびに粉粒体用ホッパー
JPH04263003A (ja) * 1991-02-15 1992-09-18 Nippon Steel Corp 高炉の操業方法
JPH11168971A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Nippon Kunjo Kaihatsu Kk サイロ設備及び粉粒体の貯蔵処理方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53141117A (en) * 1977-05-17 1978-12-08 Nippon Kokan Kk <Nkk> Blast furnace raw material constant-humidity hot charging method
JPS5641187A (en) * 1979-09-10 1981-04-17 Sumitomo Heavy Industries Method and device for prementing spontaneous combustion of coal in coal storage tank
JPS589908A (ja) * 1981-07-10 1983-01-20 Nippon Steel Corp 溶鉱炉用装入物の予熱方法
JPH04173590A (ja) * 1990-10-31 1992-06-22 Kobe Steel Ltd 粉粒体用ホッパーの閉塞防止方法ならびに粉粒体用ホッパー
JPH04263003A (ja) * 1991-02-15 1992-09-18 Nippon Steel Corp 高炉の操業方法
JPH11168971A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Nippon Kunjo Kaihatsu Kk サイロ設備及び粉粒体の貯蔵処理方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221549A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Jfe Steel Corp 高炉操業方法
JP2009235551A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Jfe Steel Corp 高炉原料の加熱乾燥ホッパーおよびその温度調整方法
JP2010038508A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Nikko Co Ltd ロータリーキルン式の材料加熱乾燥装置
JP2010117075A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Nikko Co Ltd ロータリーキルン式の材料加熱乾燥装置
KR101431637B1 (ko) * 2012-12-21 2014-08-20 주식회사 포스코 정립광 건조를 위한 송풍 장치
CN106987670A (zh) * 2017-05-17 2017-07-28 林芬兰 一种高炉冶炼进料设备
CN107083464A (zh) * 2017-05-17 2017-08-22 林芬兰 一种高炉冶炼进料设备
CN111041143A (zh) * 2018-10-12 2020-04-21 山西建龙实业有限公司 一种高炉料罐排气装置
CN112892812A (zh) * 2020-07-30 2021-06-04 东台施迈尔新材料科技有限公司 一种氧化铝陶瓷生产用筛选机

Also Published As

Publication number Publication date
JP5061481B2 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061481B2 (ja) 高炉原料の乾燥予熱装置
JP4946119B2 (ja) ホッパー及び高炉原料の乾燥予熱装置
JP5298634B2 (ja) 焼結鉱の品質制御方法
TW201035325A (en) Steel production facility
CN108267013A (zh) 一种烧结矿冷却和余热利用系统和低氧全循环冷却方法
CN103183460B (zh) 污泥处理设备
JP5534118B2 (ja) 高炉への原料装入方法
JP4946120B2 (ja) 高炉原料の乾燥予熱装置の制御方法
BR112014006698B1 (pt) Forno de fundição de resíduos para secar, decompor termicamente e fundir resíduos
LU100535B1 (en) Charging system, in particular for a shaft smelt reduction furnace
JP5145779B2 (ja) 高炉原料の乾燥予熱方法
JP2015075245A (ja) 廃棄物ガス化溶融炉及びその運転方法
JP5239450B2 (ja) 高炉原料の加熱乾燥ホッパーおよびその温度調整方法
JP2012102406A (ja) ホッパー
JP5835311B2 (ja) フェロコークスの製造方法および製造設備
JP5320832B2 (ja) 竪型炉の操業方法及び炉内粉化防止設備
JP6792337B2 (ja) 高炉原料の乾燥方法
CN108267019A (zh) 一种立式烧结矿冷却机及烧结矿冷却方法
JP6885238B2 (ja) 高炉の操業方法
CN108267020B (zh) 一种立式烧结矿冷却机及烧结矿冷却方法
JP2015075246A (ja) 廃棄物ガス化溶融炉及びその運転方法
KR102176353B1 (ko) 용융로의 분진 재활용 장치 및 방법
KR100543184B1 (ko) 소결층의 통기성 개선장치
JP6223104B2 (ja) 廃棄物ガス化溶融炉及びその運転方法
JP2010096491A (ja) 原料の乾燥装置およびこれを用いた原料の乾燥方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120319

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120321

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5061481

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250