JP2007252125A - 熱交換器及び熱発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構造で所要の伝熱性能を確保することができる熱交換器、及び熱発電装置を得る。
【解決手段】排気熱発電装置10を構成する高温側熱交換器12は、
排気ガス流路18Cの一部を構成し排気ガス流路18C側とは反対側の上側伝熱面12Aが熱発電モジュール16と接触する天壁40と、平板部48と該平板部48からフィン部材50とを有するフィン集熱体20と、平板部48におけるフィン部材50側とは反対側の接合面48Aと天壁40の内面40Aとの間に設けられた低温溶融材より成る接合部材52の層とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換媒体の熱をシェルの伝熱面に接触した熱伝達対象に伝達するための熱交換器、及び該熱交換器を備える熱発電装置に関する。
自動車等の車両において、エンジンの排気熱を利用して発電を行なう排熱発電装置を搭載したものがある(例えば、特許文献1参照)。この排熱発電装置を構成する熱交換器は、セラミックスから成るフィン構造体を、排気ガス流路を構成するステンレス製の構造部材に、アルミを鋳込むことで形成された被覆部材にて固定して構成されている。
特開2003−348867号公報
ところで、例えば排気ガス流路を構成する金属製のケースに金属製のフィンを固定する場合、ロウ付けによる接合を用いることが考えられるが、この場合、排気ガスの高温に耐え得る高価なロウ材を用いることとなり、コストアップの原因となる。特に、フィンの両側をケースに固定する構造では、フィンの寸法誤差を吸収するためにロウ材の使用量が増し、上記問題が顕著となる。
本発明は上記事実を考慮して、安価な構造で所要の伝熱性能を確保することができる熱交換器、及び熱発電装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る熱交換器は、熱交換媒体の流路の一部を構成し、前記流路側とは反対側の面が熱伝達対象と接触する伝熱壁と、平板状の基部と該基部から立設された複数のフィンとを有する集熱体と、前記基部における前記フィンの立設側とは反対側の面と、前記伝熱壁における前記流路側の面との間に設けられた低温溶融材層と、を備えている。
請求項1記載の熱交換器では、流路を流れる熱交換媒体の熱が集熱体の複数のフィンによって集熱され、この熱は集熱体の基部、低温溶融材層を経由して伝熱壁から熱伝達対象に伝達される。ここで、集熱体の基部と伝熱壁との間に介在する低温溶融材層は、その融点よりも高温の熱交換媒体からの熱によって溶融した場合でも、基部から伝熱壁への伝熱機能が維持される。特に、溶融状態の低温溶融材層は、基部と伝熱壁との平面度のばらつきを吸収して略均一な伝熱経路を構成するので、安定して良好な伝熱性能を確保することができる。これにより、高温の熱交換媒体からの受熱による溶融が許容される安価な低温溶融材層を用いて、所要の伝熱性能を得ることができる。
このように、請求項1記載の熱交換器では、安価な構造で所要の伝熱性能を確保することができる。なお、低温溶融材層は、溶融・固化して基部と伝熱壁とを接合するものであっても良く、単なる熱伝達媒体であっても良い。何れの構成においても、集熱体の基部と伝熱壁との離間を規制する集熱体保持構造(重力を利用した伝熱壁上への基部の載置を含む)を有することが好ましい。この集熱体保持構造を設けることで、溶融した低温溶融材層を表面張力によって基部と伝熱壁との間に保持させることができる。集熱体保持構造としては、例えば伝熱壁を、流路を構成する他の部品に接続・保持する構造(拘束力)等によって、該伝熱壁に対する基部の離間を規制する構成とすることができる。
請求項2記載の発明に係る熱交換器は、請求項1記載の熱交換器において、互いに対向して共通の前記流路を構成する一対の前記伝熱壁を備え、前記集熱体は、前記フィンを介して一方の前記伝熱壁側の前記基部から他方の前記伝熱壁側の前記基部側に荷重を伝達可能に設けられている。
請求項2記載の熱交換器では、一対の伝熱壁は共通の流路を構成して互いに拘束(保持)されており、この拘束に基づく荷重がフィンを介して一方の基部から他方の基部側に伝達されることで、各伝熱壁と基部との間にそれぞれ低温溶融材層が挟み込まれる(集熱体保持構造が構成されている)。このため、低温溶融材層が溶融した場合に各伝熱壁と基部とが接離することが複数のフィンによって規制され、各低温溶融材層は表面張力にてそれぞれの伝熱壁と基部との間に確実に保持される。
請求項3記載の発明に係る熱交換器は、請求項2記載の熱交換器において、前記集熱体は、前記集熱体は、それぞれ前記基部及び前記複数のフィンを有すると共に前記基部が前記一対の伝熱壁のうち対応する伝熱壁に接合された一対の分割集熱体を含んで構成されており、前記一対の伝熱壁が共通の前記流路を構成する状態で、各分割体のフィンの端部同士が一方の分割集熱体の基部から他方の分割集熱体の基部に荷重を伝達可能に当接されている。
請求項3記載の熱交換器では、集熱体は、一対の伝熱壁毎に独立して設けられた一対の分割集熱体の集合体とされており、一対の伝熱壁が共通の流路を形成する前に、それぞれの分割集熱体基部が対応する伝熱壁に低温溶融材層を介して接合されている。これにより、一方の伝熱壁と他方の伝熱壁とを流路を構成するように組み付けることで、該流路内にフィンが配設され、組み付けが容易である。そして、各分割集熱体のフィンの端部同士が互いに当接して一対の基部(伝熱壁)間の荷重伝達部材として機能するので、集熱体を分割した構成でありながら、各伝熱壁と基部との間に低温溶融材を挟み込んで保持することができる。
請求項4記載の発明に係る熱交換器は、請求項2記載の熱交換器において、前記集熱体は、前記フィンの両側に、互いに異なる前記伝熱壁との間に前記低温溶融材層を挟み込む前記基部が設けられて構成されている。
請求項4記載の熱交換器では、一対の基部間をフィンで連結して構成された集熱体が一部材として取り扱い可能とされており、この集熱体を一対の基部の外側からそれぞれ層状の低温溶融材(層)を伝熱壁で挟み込むようにして、一対の伝熱壁を互いに保持することで構成することができる。このため、低温溶融材層を溶融することなく各部の組み付け(仮り組みを含む)を行うことができる。また、例えば低温溶融材層の融点よりも高温の熱交換媒体からの熱(本熱交換器を含むシステムの運転)によって低温溶融材層を溶融することができ、熱交換器の製造工程を削減することができる。
請求項5記載の発明に係る熱交換器は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の熱交換器において、前記伝熱壁と前記基部との間に、前記低温溶融材層の流出を防止するための流出防止手段を設けた。
請求項5記載の熱交換器では、基部と伝熱壁との間で低温溶融材層が溶融した場合に、該低温溶融材層の基部と伝熱壁との間からの流出が、流出防止手段によって確実に防止される。
請求項6記載の発明に係る熱交換器は、請求項5記載の熱交換器において、前記流出防止手段は、前記基部の周縁部から延設され前記伝熱壁に当接する封止部と、前記封止部と前記伝熱壁との当接状態を維持するための当接保持手段とを含んで構成されている。
請求項6記載の熱交換器では、流路を構成する構造材として機能する伝熱壁と比較して薄肉に形成することが可能な基部から封止部を延設し、この封止部を当接保持手段によって伝熱壁との当接状態に維持する(例えば、押し付ける)ことで流出防止手段が構成されている。これにより、簡単な構造で、基部と伝熱壁との間で低温溶融材層が溶融した場合に、該低温溶融材層の基部と伝熱壁との間からの流出が、流出防止手段によって確実に防止される。
請求項7記載の発明に係る熱交換器は、請求項6記載の熱交換器において、前記当接保持手段は、前記伝熱壁との間に前記封止部を挟み込んで、前記伝熱壁と共に前記流路を構成する側壁である。
請求項7記載の熱交換器では、側壁が伝熱壁との間に封止部を挟み込みつつ該伝熱壁とで流路(の少なくとも一部)を構成することで、封止部と伝熱壁との当接状態が維持される。このように、必須の構成部品にて当接保持手段が構成される。
請求項8記載の熱発電装置は、高温側と低温側との温度差によって起電力を生じる熱発電体と、前記熱発電体の低温側を冷却するための冷却部と、前記熱発電体の高温側を加熱するための加熱部とを備えた熱発電装置であって、前記加熱部は、前記熱交換媒体として排気ガスを用いると共に前記熱伝達対象を前記熱発電体の高温側とした請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の熱交換器である。
請求項8記載の熱発電装置では、熱発電体は、高温側(吸熱側)が加熱部にて加熱されると共に低温側(放熱側)が冷却部にて冷却されることにより生じる(維持される)該高温側と低温側との温度差によって起電力を生じる。ここで、加熱部として請求項1〜7の何れか1つの熱交換器を用いているため、安価な構造で所要の伝熱性能を確保することができる。
以上説明したように本発明に係る熱交換器及び熱発電装置は、安価な構造で所要の伝熱性能を確保することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る熱交換器である高温側熱交換器12が適用された排気熱発電装置10について、図1乃至図3に基づいて説明する。なお、以下の説明では、便宜上、矢印Uで示す方向を上方向、矢印Wで示す方向を幅方向とする。先ず、排気熱発電装置10の概略全体構成を説明し、次いで、本発明の要部である高温側熱交換器12について詳細に説明することとする。
(排気熱発電装置の全体構成)
図3には、排気熱発電装置10の概略全体構成が正面断面図にて示されている。この図に示される如く、排気熱発電装置10は、本発明における熱交換器(熱回収器)としての高温側熱交換器12と、冷却部としての低温側熱交換器14との間に、それぞれ熱発電体としての複数の熱発電モジュール16を挟み込んで構成されている。各熱発電モジュール16は、それぞれ上下方向に扁平した平面視矩形状に形成されている。
高温側熱交換器12は、上下高が幅と比較して小さい扁平矩形状に形成されており、上側伝熱面12Aと上側の低温側熱交換器14との間に複数の熱発電モジュール16を挟み込んで保持すると共に、下側伝熱面12Bと下側の低温側熱交換器14との間に上側と同数の熱発電モジュール16を挟み込んで保持している。この実施形態では、排気熱発電装置10は、高温側熱交換器12の上側伝熱面12A、下側伝熱面12Bのそれぞれにおいて、幅方向に2つの熱発電モジュール16を保持しており、図3に示す断面において計4つの熱発電モジュール16を保持している。図示は省略するが、上記の如く4つで1組の熱発電モジュール16は、排気ガス流れ方向にも複数配設されている。
詳細は後述するが、高温側熱交換器12は、排気ガスの流れ方向のとの直交面に沿う断面視で扁平矩形状の排気ガス流路を形成する高温側熱交換器ケース(シェル)18内に、集熱体としてのフィン集熱体20を配設した構造とされている。高温側熱交換器ケース18は、図示しない上流端が上流側ダクト部材を介して排気管や排気系部品(触媒コンバータ等)に接続されており、内燃機関エンジンの高温の排ガスが導入されるようになっている。また、高温側熱交換器ケース18は、図示しない下流端が下流側ダクト部材を介して排気管や排気系部品(マフラ等)に接続されており、熱回収後の排気ガスを排出するようになっている。なお、高温側熱交換器ケース18内におけるフィン集熱体20に対する幅方向外側に位置する空間は、後述する内部に排気ガス流路18Cとは区画された断熱空気層21とされている。
複数の熱発電モジュール16は、それぞれ多数の熱発電素子(図示省略)をモジュール化して構成されており、上記の通り扁平した矩形状に形成されている。各熱発電モジュール16は、例えば、ゼーベック効果等によって高温側と低温側との温度差(熱落差)に基づく起電力を生じるようになっている。したがって、各熱発電モジュール16は、高温側の面16Aを高温側熱交換器12(上側伝熱面12A又は下側伝熱面12B)に接触させ、低温側の面16Bを低温側熱交換器14に接触している。
低温側熱交換器14は、平面視で高温側熱交換器ケース18とほぼ同等の長さ及び幅を有する矩形状に形成されると共に上下方向に扁平して形成されている。図3に示される如く、低温側熱交換器14は、高温側熱交換器12側に開口する低温側熱交換器ケース22と、低温側熱交換器ケース22の開口端を閉止する蓋板24と、蓋板24から低温側熱交換器ケース22側に立設された放熱フィン26と、低温側熱交換器ケース22と蓋板24との間をシールする防水パッキン28とを主要構成要素として構成されている。
この低温側熱交換器14は、低温側熱交換器ケース22と蓋板24とは接合されず、低温側熱交換器14と高温側熱交換器12との間に熱発電モジュール16を挟み込んで保持するための荷重を付与する保持荷重によって、防水パッキン28を挟んだ低温側熱交換器ケース22と蓋板24とが保持されて構成されるようになっている。図示は省略するが、低温側熱交換器14には、内部にエンジン冷却水を導入するための冷却水導入部、エンジン冷却水を排出するための冷却水排出部がそれぞれ設けられている。
また、排気熱発電装置10は、ブラケット30と、ブラケット30と低温側熱交換器14との間に圧縮状態で配設された皿ばね32とを備えている。排気熱発電装置10では、皿ばね32の付勢力(復元力)に基づく上下方向の保持荷重によって、低温側熱交換器14と高温側熱交換器12との間に熱発電モジュール16を保持するようになっている。ブラケット30は、ブラケット30は、それぞれ正面視でハット形状に形成された半体30A、40Bのフランジ部30Cがボルト・ナットである締結手段30Dにて固定されることで、全体として環状に形成されている。環状に形成され高温側熱交換器12に対し非接触であるブラケット30は、該高温側熱交換器12からの熱影響を受け難い構成とされている。
また、この実施形態では、1つの熱発電モジュール16に対し1つの皿ばね32が設けられている。これにより、排気熱発電装置10では、各熱発電モジュール16に対応する皿ばね32の保持荷重が作用するようになっている。より具体的には、図3に示される如く、高温側熱交換器12の周方向に沿って配設された上下各2つの熱発電モジュール16に対応してそれぞれ皿ばね32が設けられ、これら4つの皿ばね32を共通のブラケット30が支持するようになっている。
さらに、この実施形態では、図3に示される如く、排気熱発電装置10は、皿ばね32の圧縮量すなわち皿ばね32の復元力に基づく保持荷重(皿ばね32の圧縮量)を調節可能な荷重調節機構34を備えている。荷重調節機構34は、ブラケット30に固定したウェルドナット35に対する荷重調節ボルト36の螺合量を変化させることで、押圧部材38を介して荷重調節ボルト36に押圧される皿ばね32の圧縮量が調整される構成とされている。
(高温側熱交換器の構造)
図2(A)には、高温側熱交換器12の分解正面図が示されており、図2(B)には、高温側熱交換器12の正面図が示されている。これらの図に示される如く、高温側熱交換器ケース18は、下向きに開口するアッパケース18Aと、上向きに開口するロアケース18Bとの接合によって前後に開口する扁平筒状に構成されている。具体的には、アッパケース18Aは、伝熱壁としての天壁40と、天壁40の幅方向両端からそれぞれ垂下された一対の上側壁42とを含んで構成されている。一方、ロアケース18Bは、伝熱壁としての底壁44と、底壁44の幅方向両端からそれぞれ立設された一対の下側壁46とを含んで構成されている。
そして、高温側熱交換器ケース18は、各上側壁42の下端面42Aと、各下側壁46の上端面46Aとを突き当てて、該上側壁42と下側壁46とを溶接等にて接合することで、内部に排気ガス流路18Cが形成された中空構造体として構成されている。したがって、高温側熱交換器ケース18では、天壁40の外面が上側伝熱面12Aとなり、底壁44の下面が下側伝熱面12Bとなる構成である。なお、アッパケース18Aとロアケース18Bとは、例えば、各上側壁42、各下側壁46の端部から延設したフランジにおいて締結結合(ビス止め、ボルト・ナット、リベット等による締結)するようにしても良い。
図2(A)に示される如く、天壁40における排気ガス流路18C側(上側伝熱面12A側とは反対側)の面である内面40Aには、フィン集熱体20の上部を構成する分割集熱体としての上側フィン構造体20Aが固定されており、底壁44における排気ガス流路18C側(下側伝熱面12Bとは反対側)である内面44Aには、フィン集熱体20の下部を構成する分割集熱体としての下側フィン構造体20Bが固定されている。
図1にも示される如く、上側フィン構造体20Aは、内面40Aに沿って延在する薄板状に形成された基部としての平板部48と、平板部48における天壁40側とは反対側(排気ガス流路18C側)に固定的に設けられたフィンとしてしてのフィン部材50とを備えている。図2(A)に示される如く、フィン部材50は、上下方向及び排気ガス流れ方向に沿って延在する多数のフィン部50Aの上下端が、千鳥状に(上下交互に)配置された基部側連結部50B、自由端側連結部50Cにて隣り合うフィン部50Aと連結されることで、所謂コルゲートフィンとして構成されている。フィン部材50は、各基部側連結部50Bにおいて、レーザ溶接等の溶融溶接(母材を溶融させて溶接金属を用いることなく、母材同士を直接的に接合する溶接方法)によって、接合されている。
図2(A)及び図2(B)に示される如く、下側フィン構造体20Bは、上側フィン構造体20Aと上下方向及び幅方向にそれぞれ対称に構成されているので、上側フィン構造体20Aの構成要素と同じ符号を用いることとして説明を省略する。また、この実施形態では、アッパケース18A、ロアケース18Bについても上下及び幅方向にそれぞれ対称に構成されている。具体的には、一対の上側壁42、下側壁46の高さHが同じとされている。
そして、高温側熱交換器12では、上側フィン構造体20A、下側フィン構造体20Bは、低温溶融材層としての接合部材52にて天壁40、底壁44に接合されている。接合部材52は、例えばハンダ等の融点(例えば240℃〜260℃程度)が排気ガス温度(略800℃)よりも低い低温溶融材より成り、天壁40の内面40Aと平板部48との間、底壁44の内面44Aと平板部48との間に略前面に亘って配設されて溶融、固化することで、天壁40(アッパケース18A)と上側フィン構造体20A、底壁44(ロアケース18B)と下側フィン構造体20Bとをそれぞれ接合している。
具体的には、平板部48におけるフィン部材50設置側とは反対側の接合面48A(図1参照)に薄板上若しくはペースト状の接合部材52を載置すると共に、該接合部材52上に天壁40又は底壁44を載置し、これらを接合部材52の融点まで加熱した後、これらを常温に冷却することで、平板部48と天壁40、底壁44とが接合されるようになっている。この実施形態では、アッパケース18Aと上側フィン構造体20A、ロアケース18Bと下側フィン構造体20Bとは、アッパケース18Aとロアケース18Bとの接合前に接合されている。
したがって、高温側熱交換器12は、上側フィン構造体20Aが接合されているアッパケース18Aと、下側フィン構造体20Bが接合されているロアケース18Bとを、上記の如くそれぞれ一対の上側壁42と下側壁46とを溶接接合することで構成される。この状態では、上側フィン構造体20Aを構成するフィン部材50の自由端側連結部50Cと、下側フィン構造体20Bを構成するフィン部材50の自由端側連結部50Cが互いに当接している。
これにより、一対の上側壁42、下側壁46を介して互いに接合保持された天壁40、底壁44間に、上側フィン構造体20A及び下側フィン構造体20Bフィン部材50を介して荷重支持構造(荷重伝達経路)が構成されている。すなわち、高温側熱交換器12では、アッパケース18Aとロアケース18Bと(上側壁42と下側壁46と)の接合による拘束荷重が、上記したフィン部材50(による荷重伝達経路)で支持することで、上下の平板部48と天壁40、底壁44との間にそれぞれ接合部材52が挟み込まれている。
以上説明した高温側熱交換器12は、内部に排気ガス流路18Cを構成すると共に低温側熱交換器14との間に熱発電モジュール16を挟み込む荷重を支持する高温側熱交換器ケース18が例えばステンレス鋼等の金属材にて構成されており、フィン集熱体20(平板部48、フィン部材50)が高温側熱交換器ケース18と線膨張係数の差が小さい金属材(例えばステンレス鋼)にて構成されている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の排気熱発電装置10では、自動車の内燃機関エンジンが始動すると、このエンジンの排気ガスが高温側熱交換器12(高温側熱交換器ケース18)に導入される。この排気ガスの熱は、フィン集熱体20のフィン部材50との熱交換によって該フィン部材50に集熱され、高温側熱交換器ケース18の天壁40、底壁44に伝えられる。これにより、天壁40、底壁44の外面である上側伝熱面12A、下側伝熱面12Bに接触している各熱発電モジュール16の高温側が加熱される。上記熱交換によって冷却されつつ高温側熱交換器12を通過した排気ガスは、下流側に接続された排気管を通じて装置外に排出される。
一方、エンジン冷却水は、エンジンの図示しないウォータポンプの作動によって、例えば上下の低温側熱交換器14、内燃機関エンジン、ラジエータの順に循環する。低温側熱交換器14を通過するエンジン冷却水は、複数の放熱フィン26、蓋板24と接触してこれらと熱交換し、蓋板24から熱を奪う。これにより、蓋板24に接触している各熱発電モジュール16の低温側が冷却される。
以上のように、各熱発電モジュール16の高温側が排気ガスの熱を有効利用して加熱されると共に、各熱発電モジュール16の低温側がエンジン冷却水にて冷却されることで、各熱発電モジュール16の高低温側間の温度差が確保され、各熱発電モジュール16は、この温度差に基づく起電力を生じる。すなわち、排気熱発電装置10では、各熱発電モジュール16が発電を行なう。発電された電力は、例えば自動車に搭載された蓄電池であるバッテリ等に蓄えられる(バッテリを充電する)。
ここで、高温側熱交換器12では、高温側熱交換器ケース18とフィン集熱体20とが低温溶融材より成る接合部材52によって接合されているため、安価な構造で、天壁40、底壁44と平板部48との熱伝達性能を確保することができる。すなわち、例えば図6に示される比較例に係る熱交換器200の如く、高温側熱交換器ケース18とフィン部材202とを直接的に接合部材204で接合する構成では、高温の排気ガスの流通状態で高温側熱交換器ケース18とフィン部材202との接合(伝熱)を維持するために、接合部材204として排気ガスの高温に耐え得る(排気ガス温度以上の融点を有する)高価なロウ材を用いる必要があり、特にフィン部材202の上下端をそれぞれ高温側熱交換器ケース18に固定する場合には、フィン部材50の上下方向の寸法誤差を吸収するために多量の接合部材204を用いなければならず、熱交換器200が高価になってしまう。
これに対して高温側熱交換器12では、薄板上の平板部48と天壁40又は底壁44との間に配設した接合部材52によって、フィン集熱体20と高温側熱交換器ケース18とが接合されているため、排気ガス流路18Cを流通する排気ガスからの熱で接合部材52が溶融すると、該接合部材52は、表面張力によって平板部48と天壁40又は底壁44との間に保持されつつ、天壁40、底壁44と平板部48との平面度のばらつきを吸収して均一な熱伝達経路を形成する。これにより、天壁40、底壁44と平板部48との接触熱抵抗が低減され、該平板部48から天壁40又は底壁44への所要の伝熱性能が確保され又は伝熱性能が向上する。
以上により、ハンダ等の安価な低温溶融材(ロウ材)を用いて高温側熱交換器ケース18とフィン集熱体20とを接合して、良好な伝熱性能を有する高温側熱交換器12を安価に構成することが実現された。しかも、接合部材52がフィン部材50を保持する構造ではないため、換言すれば、フィレットによる接合強度の確保が不要であるため、接合部材52の使用量を少なくすることができる。
このように、第1の実施形態に係る排気熱発電装置10を構成する高温側熱交換器12では、安価な構造で所要の伝熱性能を確保することができる。
またここで、上側伝熱面12A側及び下側伝熱面12B側において熱発電モジュール16を加熱する高温側熱交換器12では、上側伝熱面12Aを形成する天壁40と下側伝熱面12Bを形成する底壁44とが共通の排気ガス流路18Cを構成しつつ互いに拘束されている。そして、この拘束に基づく荷重が上下のフィン部材50を介して上下の平板部48間に伝達されることで、天壁40、底壁44と対応する平板部48との間にそれぞれ接合部材52が挟み込まれる。このため、接合部材52が溶融した場合に天壁40、底壁44と対応する平板部48とが接離することがフィン部材50(複数のフィン部50A)によって規制され、上下の接合部材52は表面張力にて天壁40又は底壁44と対応する平板部48との間に確実に保持される。
さらに、高温側熱交換器12では、上下分割構造である高温側熱交換器ケース18に対応してフィン集熱体20が上側フィン構造体20A、フィン集熱体20とに分割されており、上側フィン構造体20Aが接合部材52によってアッパケース18Aに予め接合されると共に下側フィン構造体20Bが接合部材52によってロアケース18Bに予め接合されているため、組み付けが容易である。すなわち、単に上側フィン構造体20Aが接合されているアッパケース18Aと、下側フィン構造体20Bが接合されているロアケース18Bとを接合することで、高温側熱交換器ケース18内にフィン集熱体20が設けられた高温側熱交換器12が構成される。
特に、アッパケース18Aとロアケース18Bとが上下及び幅方向にそれぞれ対称に形成されると共に、これらに予め接合される上側フィン構造体20Aと下側フィン構造体20Bとが上下及び幅方向にそれぞれ対称に形成されるため、アッパケース18Aとロアケース18B、上側フィン構造体20Aと下側フィン構造体20B、及び中間構造体(アッパケース18Aに上側フィン構造体20Aを接合したものと、ロアケース18Bに下側フィン構造体20Bを接合したもの)を、それぞれ同じ構造体として構成する(取り扱う)ことができる。これにより、部品点数が削減され、部品管理が容易となり高温側熱交換器12の生産性も向上する。
しかも、上側フィン構造体20Aを構成するフィン部材50の自由端側連結部50Cと、下側フィン構造体20Bを構成するフィン部材50の自由端側連結部50Cとが上下方向に荷重伝達可能に突き当てられるため、フィン集熱体20を上下に分割した構造でありながら、高温側熱交換器ケース18の拘束荷重によって上下の天壁40、底壁44と対応する平板部48との間にそれぞれ接合部材52を挟み込む構成が実現された。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品・部分については、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略する。また、以下の実施形態に係る高温側熱交換器60、70は、何れも高温側熱交換器12に代えて排気熱発電装置10に適用され得るものであり、排気熱発電装置10への適用については説明を省略する。
(第2の実施形態)
図4(A)には、第2の実施形態に係る高温側熱交換器60が分解正面図にて示されており、図4(B)には、高温側熱交換器60の正面図が示されている。これらの図に示される如く、高温側熱交換器60は、上下分割構造のフィン集熱体20に代えて、上下一体構造のフィン集熱体62を備える点で、第1の実施形態に係る高温側熱交換器12とは異なる。
フィン集熱体62は、上下一対の平板部48がフィン部材64にて連結されて構成されている。フィン部材64は、上下方向及び排気ガス流れ方向に沿って延在する多数のフィン部64Aの上下端が、千鳥状に(上下交互に)配置された上側連結部64B、下側連結部64Cにて隣り合うフィン部64Aと連結されることで、所謂コルゲートフィンとして構成されている。フィン部材64は、各上側連結部64Bにおいて上側の平板部48と溶融溶接によって接合されると共に、各下側連結部64Cにおいて下側の平板部48と溶融溶接によって接合されている。
高温側熱交換器60の組み付けに当たっては、各平板部48と対応する天壁40、底壁44との間に薄板状若しくはペースト状の接合部材52を挟み込んだ状態で、アッパケース18A(上側壁42)とロアケース18B(下側壁46)とを接合する。高温側熱交換器60は、上記アッパケース18Aとロアケース18Bとの接合後に、接合部材52を溶融、固化するために加熱、冷却工程を行っても良いが、この実施形態では、この加熱・冷却工程を不要とすることができる。
すなわち、融点が排気ガスの温度よりも低い接合部材52は、排気ガス流路18Cに排気ガスを流通させる排気熱発電装置10の運転によって溶融することで、天壁40、底壁44と対応する平板部48との接触熱抵抗を低減し、所要の伝熱性能を発揮することができる。高温側熱交換器60の他の構造は、高温側熱交換器12の対応する構造と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る高温側熱交換器60によっても、分割構造であるフィン集熱体20に係る作用効果を除いて、第1の実施形態に係る高温側熱交換器12と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、高温側熱交換器60では、上記の通り製造段階で接合部材52を溶融する(平板部48と天壁40又は底壁44とを接合する)工程が不要である(例えば、高温側熱交換器12と比較して、接合しなくても容易に組み付けることができる)ため、製造工程の簡素化、生産時間の短縮が図られる。
(第3の実施形態)
図5(A)には、第3の実施形態に係る高温側熱交換器70が分解正面図にて示されており、図5(B)には、高温側熱交換器70の正面図が示されている。また、図5(C)には、高温側熱交換器70の要部が拡大断面図にて示されている。これらの図に示される如く、高温側熱交換器70は、接合部材52を密封する流出防止手段としての密封構造72が設けられている点で、第2の実施形態に係る高温側熱交換器60とは異なる。また、高温側熱交換器70は、高温側熱交換器ケース18に代えて、天壁40、底壁44とは別部材である一対の側壁74を有する高温側熱交換器ケース76を備えて構成されている。
密封構造72は、各平板部48の周縁部から張り出した封止部78と、封止部78を天壁40、底壁44に当接させる当接保持手段とを備えており、この実施形態では、一対の側壁74が当接保持手段を構成している。具体的には、封止部78は、外周縁部が天壁40、底壁44の外周縁にほぼ一致するように構成されており、一対の側壁74は、上端74Aと天壁40との間に上側の封止部78を挟み込むと共に、下端74Bと底壁44との間に下側の封止部78を挟み込んでいる。
この状態で、天壁40、封止部78、及び側壁74は3部材重ね合わせ状態で溶融溶接によって接合され、底壁44、封止部78、及び側壁74は3部材重ね合わせ状態で溶融溶接によって接合されている。この接合によって、排気ガス流れ方向上下流に開口する扁平筒状の高温側熱交換器ケース76が構成されている。
そして、このケース76を構成する接合によって、図5(C)に示される如く、封止部78は、接合部材52の厚み分だけ屈曲又は湾曲して天壁40、底壁44に当接し、その当接状態が側壁74(を含む上記3部材の接合)によって維持されている。これにより、接合部材52は、密封構造72にて幅方向に密閉され、平板部48と天壁40又は底壁44との間から、幅方向に流出することが防止されている。
図示は省略するが、排気ガス流れ方向の上下流端においては、ケース76の開口端に内嵌するダクトの縁部が、封止部78、天壁40又は底壁44との3枚重ね合わせ状態で溶融溶接されることで、密封構造72が構成されている。したがって、接合部材52は、密封構造72によって全周に亘って密閉されている。高温側熱交換器70の他の構成は、高温側熱交換器60(排気熱発電装置10)の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係る高温側熱交換器70によっても、製造段階で接合部材52の溶融を不要とすることができる効果を含めて、第2の実施形態に係る高温側熱交換器60と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、高温側熱交換器70では、接合部材52の周囲を密閉する密封構造72を有するため、溶融状態の接合部材52が天壁40、底壁44と平板部48との間から流出することが確実に防止される。この構成は、天壁40、底壁44、平板部48の平面度が悪いために天壁40、底壁44と平板部48との間に大きな隙間が生じる(表面張力が弱くなる)ことを許容する。また、ケース76(天壁40、底壁44)と平板部48とで材料の線膨張係数が比較的大きく異なることが許容され、設計自由度が向上する。
なお、上記第1乃至第3の実施形態では、高温側熱交換器12、60、70の両面が伝熱面(上側伝熱面12A、下側伝熱面12B)とされることで、フィン部材50、フィン部材64がケースの拘束荷重に基づく接合部材52の挟み込み荷重を天壁40、底壁44間で支持する(天壁40、底壁44間に伝達する)例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、フィン部材50の自由端側連結部50C(フィン部材64の上側連結部64B又は下側連結部64C)を排気ガスの流路中に自由端として(非拘束状態で)配置する構成としても良い。この場合、第3の実施形態の如き密封構造72を設けることが好ましいが、例えば高剛性とされた平板部48の端部に天壁40等に対する支持荷重を掛ける構造としても良く、また例えば排気ガス(熱交換媒体)の圧力を利用して運転時に天壁40と平板部48との間に接合部材52を挟み込む荷重を作用させるようにしても良い。
また、上記第1乃至第3の実施形態では、本発明が排気熱発電装置10を構成する高温側熱交換器12、60、70に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、本発明の熱交換器は主に高温流体の熱を回収するための各種用途に適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る高温側熱交換器の要部を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る高温側熱交換器を示す図であって、(A)は分解正面図、(B)は正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る高温側熱交換器が適用された排気熱発電装置の正面断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る高温側熱交換器を示す図であって、(A)は分解正面図、(B)は正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る高温側熱交換器を示す図であって、(A)は分解正面図、(B)は正面図、(C)は要部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態との比較例に係る熱交換器の正面図である。
符号の説明
10 排気熱発電装置(熱発電装置)
12 高温側熱交換器(熱交換器、加熱部)
14 低温側熱交換器(冷却部)
16 熱発電モジュール(熱発電体)
18C 排気ガス流路(流路)
20 フィン集熱体(集熱体)
20B 下側フィン構造体(分割集熱体)
20A 上側フィン構造体(分割集熱体)
40 天壁(伝熱壁)
44 底壁(伝熱壁)
48 平板部(基部)
50 フィン部材(フィン)
52 接合部材(低温溶融材層)
60・70 高温側熱交換器(熱交換器、加熱部)
62 フィン集熱体(集熱体)
64 フィン部材(フィン)
72 密封構造(流出防止手段)
74 側壁(当接保持手段)
78 封止部

Claims (8)

  1. 熱交換媒体の流路の一部を構成し、前記流路側とは反対側の面が熱伝達対象と接触する伝熱壁と、
    平板状の基部と該基部から立設された複数のフィンとを有する集熱体と、
    前記基部における前記フィンの立設側とは反対側の面と、前記伝熱壁における前記流路側の面との間に設けられた低温溶融材層と、
    を備えた熱交換器。
  2. 互いに対向して共通の前記流路を構成する一対の前記伝熱壁を備え、
    前記集熱体は、前記フィンを介して一方の前記伝熱壁側の前記基部から他方の前記伝熱壁側の前記基部側に荷重を伝達可能に設けられている請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記集熱体は、
    それぞれ前記基部及び前記複数のフィンを有すると共に前記基部が前記一対の伝熱壁のうち対応する伝熱壁に接合された一対の分割集熱体を含んで構成されており、
    前記一対の伝熱壁が共通の前記流路を構成する状態で、各分割体のフィンの端部同士が一方の分割集熱体の基部から他方の分割集熱体の基部に荷重を伝達可能に当接されている請求項2記載の熱交換器。
  4. 前記集熱体は、前記フィンの両側に、互いに異なる前記伝熱壁との間に前記低温溶融材層を挟み込む前記基部が設けられて構成されている請求項2記載の熱交換器。
  5. 前記伝熱壁と前記基部との間に、前記低温溶融材層の流出を防止するための流出防止手段を設けた請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の熱交換器。
  6. 前記流出防止手段は、前記基部の周縁部から延設され前記伝熱壁に当接する封止部と、前記封止部と前記伝熱壁との当接状態を維持するための当接保持手段とを含んで構成されている請求項5記載の熱交換器。
  7. 前記当接保持手段は、前記伝熱壁との間に前記封止部を挟み込んで、前記伝熱壁と共に前記流路を構成する側壁である請求項6記載の熱交換器。
  8. 高温側と低温側との温度差によって起電力を生じる熱発電体と、前記熱発電体の低温側を冷却するための冷却部と、前記熱発電体の高温側を加熱するための加熱部とを備えた熱発電装置であって、
    前記加熱部は、前記熱交換媒体として排気ガスを用いると共に前記熱伝達対象を前記熱発電体の高温側とした請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の熱交換器である熱発電装置。
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