JP2007251753A - データ中継装置およびそのプログラム、並びに、データ受信装置およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データ中継装置3は、ストリーム配信要求を、下流のデータ受信装置5または他のデータ中継装置3から受信するストリーム配信要求受信手段43と、ストリーム配信要求を、優先順位に基づいて配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段40と、このストリーム配信要求送信手段40で送信したストリーム配信要求に対する応答を受信するストリーム配信要求応答受信手段41と、を備え、応答結果において、ストリームデータの配信が拒否された場合に、ストリーム配信要求送信手段40が、優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
なお、ネットワークは、通常、障害や輻輳に備え、代替経路やリング型経路を構成している。この場合、同一のストリームデータが同一のデータ中継装置を繰り返し経由することは、ネットワーク帯域の浪費となる。そこで、従来は、ストリームデータを分配する経路として、ストリームデータの配信元を根とするツリー状の経路を予め確立することで、ストリームデータの繰り返し(ループ)を排除し、経路が最短となるように構成している。このような経路を確立する手法としては、「フラッド」、「スパニングツリー」、「リバースパスブロードキャスト」(非特許文献3参照)等が提案されている。
「スパニングツリー」は、ネットワーク上の任意の2台のデータ中継装置を接続する経路が一通りとなるように経路を設定することで、ストリームデータのループを防止する手法である。
「リバースパスブロードキャスト」は、予めすべてのデータ中継装置にネットワーク全体の接続構成を通知し、ストリームデータの配信元から各データ中継装置への最短経路を決定しておき、あるデータ中継装置が、最短経路の上流のデータ中継装置からパケットが到着した場合にのみ、下流のデータ中継装置にパケットを転送し、他のデータ中継装置からパケットが到着した場合にはパケットを破棄する。この手法によれば、ストリームデータがループとなる経路は最短経路とならないため、ストリームデータのループが防止されることになる。
Dave Kosiur著、"マスタリングTCP/IP IPマルチキャスト編"、オーム社 野口拓、山本幹、"アプリケーションレベルマルチキャスト"、電子情報通信学会誌、2006年2月号、pp.151−155 「IETF/RFC1075 Distance Vector Multicast Routing Protocol.」 「IETF/RFC2327 SDP: Session Description Protocol.」 「IETF/RFC2974 Session Announcement Protocol.」
しかし、従来のストリームデータを配信する手法では、接続構成を共有し配信経路が固定であったり、動的であっても同一のアルゴリズムによって経路が設定されるため、ストリームデータの特性やネットワークごとの負荷を考慮した経路パターンが設定される保証がない。
このような場合、従来の手法では、固定あるいは同一のアルゴリズムで経路を設定するため、必ずしもストリームデータの特性やネットワークに適した経路が設定されず、安定的かつ効率的にストリームデータを配信することができないという問題があった。
そして、データ中継装置は、告知情報配信手段によって、経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する。
そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求送信手段によって、経路情報が付加されたストリーム配信要求を、配信要求先順位記憶手段に予め記憶されている優先順位に基づいて配信要求先に送信する。
このように、データ中継装置は、ネットワーク全体の経路情報を保持することなく、予め設定された配信要求先に、ストリーム配信要求を送信するだけで、ストリーム配信要求が、順次中継されて、データ送信装置に到達することになる。
そして、データ中継装置は、回線品質付加手段によって、回線品質測定手段で生成した回線品質情報を、告知情報に経路情報として付加する。これによって、告知情報を受信したデータ受信装置や他のデータ中継装置は、どの経路が最も回線品質がよいかを認識することができる。
なお、告知情報に含まれる経路情報である回線品質情報には、回線品質の累計値を記載することとしてもよい。この場合、告知情報の最後の経路(直上の経路)の回線品質が高いものほど優先順位を高くする。
そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求先変更手段によって、ストリームデータを受信中である配信要求先の優先順位を高くする。
また、データ受信装置は、告知情報受信手段によって、告知情報を受信する。
そして、データ受信装置は、ストリーム配信要求送信手段によって、告知情報で示されるストリームデータの配信内容に基づいて、ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、優先順位に基づく配信要求先に送信する。
このように、優先順位に基づいて、配信要求先を変更することで、現時点において、ストリームデータを配信可能な配信要求先であって、最も優先順位の高い配信要求先に対して、ストリームデータを要求することができる。
そして、データ中継プログラムは、告知情報配信手段によって、経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する。
そして、データ中継プログラムは、告知情報ループ判定手段によって、告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている経路情報に基づいて、当該告知情報がネットワーク上でループしているか否かを判定する。
そして、データ中継プログラムは、ストリーム配信要求送信手段によって、経路情報が付加されたストリーム配信要求を、配信要求先順位記憶手段に予め記憶されている優先順位に基づいて配信要求先に送信する。
そして、データ中継プログラムは、ストリーム配信要求ループ判定手段によって、ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に付加されている経路情報に基づいて、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしているか否かを判定する。
また、データ受信プログラムは、告知情報受信手段によって、告知情報を受信する。
そして、データ受信プログラムは、ストリーム配信要求送信手段によって、告知情報で示されるストリームデータの配信内容に基づいて、ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、優先順位に基づく配信要求先に送信する。
また、データ受信プログラムは、ストリーム配信要求応答受信手段によって、ストリーム配信要求に対応する応答を受信する。そして、この応答結果として、ストリーム配信を拒否された場合(タイムアウトの場合も含む)に、データ受信プログラムは、ストリーム配信要求送信手段によって、優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信する。
請求項1または請求項7に記載の発明によれば、ストリームデータの配信要求先を優先順位をつけて記憶することで、装置間で接続構成を共有することなく、ストリームデータを配信することが可能になる。また、本発明によれば、告知情報のネットワーク上でのループを検出することができ、ループした告知情報を破棄することで、ネットワーク負荷の増大を防ぐことができる。また、本発明によれば、ストリーム配信要求のネットワーク上でのループを検出することができ、ループしたストリーム配信要求を破棄することで、ネットワーク負荷の増大を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、告知情報に付加されている回線品質情報に基づいて、回線品質が高いものほど、ストリームデータの配信要求先の優先順位を高くすることができるため、動的に回線品質が高い経路でストリームデータを配信することが可能になる。
請求項5に記載の発明によれば、ストリームデータを受信中であるか否かを告知情報に付加することで、ネットワークの下流の装置(データ中継装置、データ受信装置)は、現在ストリームデータを中継しているデータ中継装置を認識することができる。これによって、下流の装置はストリームデータを中継しているデータ中継装置に、ストリームデータの配信を要求することで、同一のストリームデータがネットワーク上で多量に中継されることがなくなり、ネットワークの負荷の増大を防止することができる。
[ストリーム配信システムの概要]
最初に、図1を参照して、ネットワークを介して、映像、音声等のストリームデータ(以下、単にストリームという)を複数のデータ受信装置に配信するストリーム配信システムの概要について説明する。図1は、ストリーム配信システムにおける各装置の接続例を示すネットワーク構成図である。
また、データ中継装置31には、データ中継装置32,33,34と、データ受信装置51,53とが接続されている。ここで、これらのデータ中継装置32,33,34や、データ受信装置51,53から告知情報の配信要求があった場合、データ中継装置31は、すでに配信されている告知情報を要求元に配信する。
以下、ストリーム配信システムSを構成するデータ送信装置1、データ中継装置3およびデータ受信装置5について詳細に説明を行う。
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、データ送信装置の構成について説明する。図2は、本発明に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図である。データ送信装置1は、ネットワークを介して、ストリームの配信内容を示す告知情報を、データ中継装置3を中継してデータ受信装置5に送信するとともに、当該告知情報に基づいてデータ受信装置5から要求されたストリームをデータ受信装置5に送信するものである。
ここでは、図2に示すように、データ送信装置1は、告知情報配信要求受信手段10と、配信先情報記憶手段11と、装置識別子設定手段12と、告知情報記憶手段13と、告知情報配信手段14と、ストリーム記憶手段15と、ストリーム配信要求受信手段16と、ストリーム配信要求応答送信手段17と、ストリーム配信手段18とを備えている。
ストリーム識別子は、データ送信装置1が配信するストリームを特定するための情報である。このストリーム識別子は、データ受信装置5がストリームを要求する際に指定する情報として使用される。
なお、この告知情報には、ネットワークを経由するごとに、当該告知情報を受信した装置を特定する情報である経路情報が順次付加されていく。
この経路情報が、例えば、装置識別子、宛先情報、回線品質、受信中/非受信中フラグ情報等である。この装置識別子は、当該告知情報を受信した装置固有の識別情報である。また、宛先情報は、この告知情報によって示されるストリームに対して配信要求を行う際に指定するストリーム配信要求先のネットワークアドレスである。また、回線品質は、告知情報を受信した装置とその上流の装置との回線品質を示す情報である。また、受信中/非受信中フラグ情報は、当該装置がストリームを受信中であるか否かを示す情報である。
図2に戻って、データ送信装置1の構成について説明を続ける。
また、ここでは、告知情報配信手段14は、規則付加手段14aと、経路付加手段14bとを備えている。
以上、データ送信装置1の構成について説明したが、データ送信装置1は、コンピュータを前記した各手段として機能させるデータ送信プログラムにより動作させることができる。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、データ中継装置の構成について説明する。図3は、本発明に係るデータ中継装置の構成を示すブロック図である。データ中継装置3は、ネットワークを介して、ストリームの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置5に中継するとともに、当該告知情報に基づいてデータ受信装置5から要求されたストリームを、データ送信装置1からデータ受信装置5に中継するものである。
また、告知情報ループ判定手段37は、新たに、告知情報配信要求受信手段34から告知情報配信要求を通知された場合、現在時刻が告知情報配信時刻条件に合致する告知情報を、告知情報記憶手段48から読み出して、配信先情報記憶手段35に記憶されている配信先とともに、告知情報配信手段36に出力する。なお、現在時刻は、図示を省略したタイマ等の計時手段から取得するものとする。
なお、告知情報ループ判定手段37は、告知情報受信手段33で受信した告知情報に、当該データ中継装置3の装置識別子が含まれている場合に、当該告知情報を破棄することとしてもよい。
また、例えば、回線品質を優先する規則が選択された場合、ストリーム配信要求先変更手段39は、告知情報に含まれる経路情報である回線品質を累計し、回線品質の高いものほど優先順位が高くなるように、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている優先順位を変更する。
また、例えば、予め定めた経路が規則として選択された場合、ストリーム配信要求先変更手段39は、配信要求先順位記憶手段47に予め複数の優先順位の組を記憶しておき、告知情報に含まれているストリーム配信要求順序規則に基づいて、複数の組の中から優先順位を選択することとしてもよい。
なお、告知情報に含まれる経路情報である回線品質情報には、回線品質の累計値を記載することとしてもよい。この場合、告知情報の最後の経路(直上の経路)の回線品質が高いものほど優先順位が高くなるように、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている優先順位を変更する。
また、ここでは、ストリーム配信要求送信手段40は、経路付加手段40aを備えている。
なお、ここでは、ストリーム配信要求応答受信手段41は、受信状態設定手段41aを備えている。
また、ストリーム配信要求がループしていない場合であって、現在、要求のあったストリームが受信されていない場合、ストリーム配信要求ループ判定手段44は、ストリーム配信要求送信手段40に、ストリーム配信を要求する。
以上、データ中継装置3の構成について説明したが、データ中継装置3は、コンピュータを前記した各手段として機能させるデータ中継プログラムにより動作させることができる。
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、データ受信装置の構成について説明する。図4は、本発明に係るデータ受信装置の構成を示すブロック図である。データ受信装置5は、ネットワークを介して、データ送信装置1から、データ中継装置3を中継して告知情報を受信するとともに、当該告知情報に基づいて、データ送信装置1から、データ中継装置3を中継してストリームを受信するものである。
また、ここでは、ストリーム配信要求送信手段55は、経路付加手段55aを備えている。
なお、ここでは、ストリーム配信要求応答受信手段56は、受信状態設定手段56aを備えている。
以上、データ受信装置5の構成について説明したが、データ受信装置5は、コンピュータを前記した各手段として機能させるデータ受信プログラムにより動作させることができる。
次に、ストリーム配信システムS(図1)の動作について説明する。ここでは、ストリーム配信システムSの特徴となる告知情報の配信動作と、ストリームの配信動作とに大きく分けて説明する。
最初に、図5を参照(構成については適宜図2〜図4参照)して、ストリーム配信システムSにおける告知情報の配信動作について説明する。図5は、ストリーム配信システムにおける告知情報の配信動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとする。また、ここでは、データ中継装置3が起動時にデータ送信装置1から告知情報を取得し、さらにデータ受信装置5が起動されることで、告知情報を取得することとする。すなわち、ネットワークにおいて、下流の装置が、後からネットワークに接続された場合における動作について説明する。
その後、データ送信装置1は、告知情報配信手段14によって、現在時刻が配信時刻条件(告知開始時刻および告知終了時刻)に合致(告知開始時刻≦現在時刻≦告知終了時刻)する告知情報を、告知情報記憶手段13から読み出す(ステップS13)。さらに、データ送信装置1は、規則付加手段14aによって、ストリーム配信要求順序規則を告知情報に付加し、経路付加手段14bによって、当該データ送信装置1の装置識別子等を経路情報として付加する(ステップS14)。そして、データ送信装置1は、告知情報配信手段14によって、告知情報を配信先情報記憶手段11に記憶されている配信先(ここでは、データ中継装置3)に配信する(ステップS15)。
また、データ中継装置3は、ストリーム配信要求順序規則選択手段38によって、告知情報に付加されているストリーム配信要求順序規則に基づいて、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた優先順位とするかを選択する(ステップS17)。
そして、データ中継装置3は、ストリーム配信要求先変更手段39によって、ステップS17で選択された規則により、告知情報に付加されている告知情報を解析し、配信要求先の優先順位を設定する(ステップS18)。
そして、データ中継装置3は、告知情報配信要求受信手段34によって、告知情報配信要求を受信し(ステップS20)、告知情報配信要求を配信した配信先の装置識別子および宛先情報(アドレス)を配信先情報記憶手段35に記憶する(ステップS21)。
そして、データ中継装置3は、告知情報配信手段36によって、当該データ中継装置3の装置識別子等を経路情報として付加し(ステップS23)、配信先情報記憶手段35に記憶されている配信先(ここでは、データ受信装置5)に配信する(ステップS24)。
このとき、データ受信装置5は、ストリーム配信要求順序規則選択手段53によって、告知情報に付加されているストリーム配信要求順序規則に基づいて、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた経路とするかを選択する(ステップS26)。
そして、データ受信装置5は、ストリーム配信要求先変更手段54によって、ステップS26で選択された規則により、告知情報に付加されている告知情報を解析し、配信要求先の優先順位を設定する(ステップS27)。
なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとして説明したが、各装置はネットワーク上に複数存在する場合であっても同様に動作可能である。
また、ここでは、下流の装置から告知情報を要求することで告知情報を配信する動作について説明したが、新たな告知情報をデータ送信装置1から現在接続されているデータ中継装置3を中継してデータ受信装置5に配信する場合は、上流の装置は、告知情報配信要求を下流の装置から受信することなく、下流の装置に順次配信する。
次に、図6を参照(構成については適宜図2〜図4参照)して、ストリーム配信システムSにおけるストリームの配信動作について説明する。図6は、ストリーム配信システムにおけるストリームの配信動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとする。
そして、データ受信装置5は、ストリーム配信要求送信手段55によって、ストリームを要求する旨を示すストリーム配信要求に、当該データ受信装置5の装置識別子を経路情報として付加し(ステップS31)、配信要求先順位記憶手段59に記憶されている配信要求先順位のうち、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリーム配信要求を送信する(ステップS32)。
なお、経路情報に、当該データ中継装置3の装置識別子が含まれている場合は、すなわち、当該ストリーム配信要求がネットワークにおいてループして場合、ストリーム配信要求応答送信手段45によって、「配信拒否通知」をデータ受信装置5に送信する(動作として図示せず)。
さらに、データ中継装置3は、ストリーム配信要求送信手段40によって、ストリーム配信要求に装置識別子を経路情報として付加し(ステップS35)、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている配信要求先順位のうち、優先順位が最も高い配信要求先(ここでは、データ送信装置1)に、ストリーム配信要求を送信する(ステップS36)。
ここで、ストリームが配信可能である場合、データ送信装置1は、ストリーム配信手段18によって、ストリームをデータ中継装置3に配信する(ステップS39)。
なお、ストリーム配信要求応答受信手段41は、ストリーム配信要求応答として、「配信許可通知」を通知された段階で、受信状態設定手段41aによって、当該データ中継装置3がストリーム受信中である旨を告知情報の「受信中/非受信中フラグ情報」に設定し、告知情報配信手段36が告知情報をデータ中継装置3に再配信する(動作として図示せず)。また、ストリーム配信要求応答として、「配信終了通知」を通知された段階で、受信状態設定手段41aによって、当該データ中継装置3がストリームを受信していない旨を告知情報の「受信フラグ」に設定し、告知情報配信手段36が告知情報をデータ中継装置3に再配信する(動作として図示せず)。
一方、「配信許可通知」を通知された場合(ステップS41:「許可」)、データ中継装置3は、ストリーム配信要求応答送信手段45によって、ストリーム配信要求応答として、「配信許可通知」をデータ受信装置5に送信する(ステップS43)。
なお、すべての配信要求先から「配信拒否通知」が通知された場合、データ中継装置3は、ストリーム配信要求応答送信手段45によって、ストリーム配信要求応答として、「配信拒否通知」をデータ受信装置5に送信する(動作として図示せず)。
そして、データ中継装置3は、ストリーム配信手段46によって、ストリームを、要求のあったデータ受信装置5に配信する(ステップS45)。
なお、ストリーム配信要求応答が「配信拒否通知」である場合、データ受信装置5は、データ中継装置3におけるステップS42と同様に、ストリーム配信要求先変更手段54によって、ストリームの配信要求先の優先順位を変更し、ストリーム配信要求送信手段55によって、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリームの配信を要求する(動作として図示せず)。
なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとして説明したが、各装置はネットワーク上に複数存在する場合であっても同様に動作可能である。
1 データ送信装置
10 告知情報配信要求受信手段
11 配信先情報記憶手段
12 装置識別子設定手段
13 告知情報記憶手段
14 告知情報配信手段
15 ストリーム記憶手段
16 ストリーム配信要求受信手段
17 ストリーム配信要求応答送信手段
18 ストリーム配信手段
3 データ中継装置
30 装置識別子設定手段
31 配信要求先設定手段
32 告知情報配信要求送信手段
33 告知情報受信手段
34 告知情報配信要求受信手段
35 配信先情報記憶手段
36 告知情報配信手段
36a 経路付加手段(告知情報経路付加手段)
37 告知情報ループ判定手段
38 ストリーム配信要求順序規則選択手段
39 ストリーム配信要求先変更手段
40 ストリーム配信要求送信手段
40a 経路付加手段(ストリーム配信要求経路付加手段)
41 ストリーム配信要求応答受信手段
41a 受信状態設定手段
42 ストリーム受信手段
42a 回線品質測定手段(回線品質付加手段)
43 ストリーム配信要求受信手段
44 ストリーム配信要求ループ判定手段
45 ストリーム配信要求応答送信手段
46 ストリーム配信手段
47 配信要求先順位記憶手段
48 告知情報記憶手段
5 データ受信装置
50 配信要求先設定手段
51 告知情報配信要求送信手段
52 告知情報受信手段
53 ストリーム配信要求順序規則選択手段
54 ストリーム配信要求先変更手段
55 ストリーム配信要求送信手段
55a 経路付加手段(ストリーム配信要求経路付加手段)
56 ストリーム配信要求応答受信手段
56a 受信状態設定手段
57 ストリーム受信手段
57a 回線品質測定手段
58 装置識別子設定手段
59 配信要求先順位記憶手段
60 告知情報記憶手段
Claims (8)
- ネットワークを介して、データ送信装置から配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置に中継するとともに、当該告知情報に基づいて前記データ受信装置から要求された前記ストリームデータを前記データ送信装置から前記データ受信装置に中継するデータ中継装置において、
前記ストリームデータの配信要求先を、優先順位をつけて記憶する配信要求先順位記憶手段と、
前記データ送信装置または他のデータ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段と、
この告知情報受信手段で受信した告知情報に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する告知情報経路付加手段と、
この告知情報経路付加手段で経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する告知情報配信手段と、
前記告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている経路情報に基づいて、当該告知情報がネットワーク上でループしているか否かを判定する告知情報ループ判定手段と、
前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、前記データ受信装置または他のデータ中継装置から受信するストリーム配信要求受信手段と、
このストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加するストリーム配信要求経路付加手段と、
このストリーム配信要求経路付加手段で経路情報が付加されたストリーム配信要求を、前記優先順位に基づいて前記配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段と、
前記ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に付加されている経路情報に基づいて、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしているか否かを判定するストリーム配信要求ループ判定手段と、
を備えていることを特徴とするデータ中継装置。 - 前記告知情報に付加されている経路情報に基づいて経路長を特定し、その経路長に基づいて前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。
- 回線品質を測定した回線品質情報を生成する回線品質測定手段と、
この回線品質測定手段で生成した回線品質情報を、前記告知情報に経路情報として付加する回線品質付加手段と、
前記告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている回線品質情報に基づいて、前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。 - 前記告知情報は、前記データ送信装置において、予め前記優先順位を変更するための基準となるストリーム配信要求順序規則を付加した情報であって、
前記ストリーム配信要求順序規則に基づいて、前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。 - 前記告知情報に、前記ストリームデータを受信中であるか否かを示す受信状態を設定する受信状態設定手段を備え、
前記告知情報配信手段が、前記受信状態の変化に基づいて、前記告知情報を再配信し、前記ストリーム配信要求先変更手段が、前記告知情報に付加されている受信状態に基づいて、前記ストリームデータを受信中である配信要求先の優先順位を高く設定することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のデータ中継装置。 - ネットワークを介して、データ送信装置から、複数のデータ中継装置を中継して配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報に基づいて、前記データ送信装置から、前記ストリームデータを受信するデータ受信装置において、
前記ストリームデータの配信要求先を、優先順位をつけて記憶する配信要求先順位記憶手段と、
前記配信要求先に前記告知情報の配信要求を送信する告知情報配信要求送信手段と、
前記データ送信装置または前記データ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段と、
この告知情報受信手段で受信した告知情報で示される前記ストリームデータの配信内容に基づいて、前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、前記優先順位に基づく配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段と、
このストリーム配信要求送信手段で送信したストリーム配信要求に対する応答を受信するストリーム配信要求応答受信手段と、を備え、
前記ストリーム配信要求応答受信手段で受信した応答において、前記ストリームデータの配信が拒否された場合に、前記ストリーム配信要求送信手段が、前記優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信することを特徴とするデータ受信装置。 - ネットワークを介して、データ送信装置から配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置に中継するとともに、当該告知情報に基づいて前記データ受信装置から要求された前記ストリームデータを前記データ送信装置から前記データ受信装置に中継するために、データ中継装置において、コンピュータを、
前記データ送信装置または他のデータ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段、
この告知情報受信手段で受信した告知情報に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する告知情報経路付加手段、
この告知情報経路付加手段で経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する告知情報配信手段、
前記告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている経路情報に基づいて、当該告知情報がネットワーク上でループしているか否かを判定する告知情報ループ判定手段、
前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、前記データ受信装置または他のデータ中継装置から受信するストリーム配信要求受信手段、
このストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加するストリーム配信要求経路付加手段、
このストリーム配信要求経路付加手段で経路情報が付加されたストリーム配信要求を、配信要求先順位記憶手段に記憶した前記ストリームデータの配信要求先の優先順位に基づいて前記配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段、
前記ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に付加されている経路情報に基づいて、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしているか否かを判定するストリーム配信要求ループ判定手段、
として機能させることを特徴とするデータ中継プログラム。 - ネットワークを介して、データ送信装置から、複数のデータ中継装置を中継して配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報に基づいて、前記データ送信装置から、前記ストリームデータを受信するために、データ受信装置において、コンピュータを、
配信要求先順位記憶手段に記憶した前記ストリームデータの配信要求先に前記告知情報の配信要求を送信する告知情報配信要求送信手段、
前記データ送信装置または前記データ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段、
この告知情報受信手段で受信した告知情報で示される前記ストリームデータの配信内容に基づいて、前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、優先順位に基づく配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段、
このストリーム配信要求送信手段で送信したストリーム配信要求に対する応答を受信するストリーム配信要求応答受信手段、として機能させ、
前記ストリーム配信要求応答受信手段で受信した応答において、前記ストリームデータの配信が拒否された場合に、前記ストリーム配信要求送信手段が、前記優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信することを特徴とするデータ受信プログラム。
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