JP2007251753A - データ中継装置およびそのプログラム、並びに、データ受信装置およびそのプログラム - Google Patents

データ中継装置およびそのプログラム、並びに、データ受信装置およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置間で接続構成を共有することなく、現時点における最適な配信経路を動的に確立することが可能なデータ中継装置を提供する。
【解決手段】データ中継装置3は、ストリーム配信要求を、下流のデータ受信装置5または他のデータ中継装置3から受信するストリーム配信要求受信手段43と、ストリーム配信要求を、優先順位に基づいて配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段40と、このストリーム配信要求送信手段40で送信したストリーム配信要求に対する応答を受信するストリーム配信要求応答受信手段41と、を備え、応答結果において、ストリームデータの配信が拒否された場合に、ストリーム配信要求送信手段40が、優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、データ中継装置およびそのプログラム、並びに、データ受信装置およびそのプログラムに関し、より詳細には、複数のデータ中継装置を経由する経路候補から中継経路を選択して、映像、音声等のストリームデータを配信する技術に関する。
従来、ネットワークを介して、複数のデータ受信装置に、映像、音声等のストリームデータを配信する技術としては、マルチキャスト技術が知られている。例えば、特定のIP(Internet Protocol)アドレスを用いてストリームデータを配信するIPマルチキャスト(非特許文献1参照)や、アプリケーション層でマルチキャストを実現するアプリケーションレベルマルチキャスト(非特許文献2参照)等が知られている。
なお、ネットワークは、通常、障害や輻輳に備え、代替経路やリング型経路を構成している。この場合、同一のストリームデータが同一のデータ中継装置を繰り返し経由することは、ネットワーク帯域の浪費となる。そこで、従来は、ストリームデータを分配する経路として、ストリームデータの配信元を根とするツリー状の経路を予め確立することで、ストリームデータの繰り返し(ループ)を排除し、経路が最短となるように構成している。このような経路を確立する手法としては、「フラッド」、「スパニングツリー」、「リバースパスブロードキャスト」(非特許文献3参照)等が提案されている。
「フラッド」は、各データ中継装置において、受信したパケット(データパケット)が、過去の一定時間内に受信したパケットである場合は破棄し、受信していないパケットである場合は、他のデータ中継装置(あるいはデータ受信装置)に転送することで、ストリームデータのループを防止する手法である。
「スパニングツリー」は、ネットワーク上の任意の2台のデータ中継装置を接続する経路が一通りとなるように経路を設定することで、ストリームデータのループを防止する手法である。
「リバースパスブロードキャスト」は、予めすべてのデータ中継装置にネットワーク全体の接続構成を通知し、ストリームデータの配信元から各データ中継装置への最短経路を決定しておき、あるデータ中継装置が、最短経路の上流のデータ中継装置からパケットが到着した場合にのみ、下流のデータ中継装置にパケットを転送し、他のデータ中継装置からパケットが到着した場合にはパケットを破棄する。この手法によれば、ストリームデータがループとなる経路は最短経路とならないため、ストリームデータのループが防止されることになる。
また、このようなネットワーク構成において、従来、ストリームデータを配信する際に、データ送信装置は、ストリームデータの配信内容を予めデータ受信装置に告知情報として通知している。この告知情報は、例えば、配信先を示すアドレス、ストリームデータの開始・終了時刻等である。この告知情報の記述方式としては、セッション記述プロトコル(SDP:Session Description Protocol〔非特許文献4参照〕)で提案されている。また、告知情報の配信方式として、セッション告知プロトコル(SAP:Session Announcement Protocol〔非特許文献5参照〕)が提案されている。
Dave Kosiur著、"マスタリングTCP/IP IPマルチキャスト編"、オーム社 野口拓、山本幹、"アプリケーションレベルマルチキャスト"、電子情報通信学会誌、2006年2月号、pp.151−155 「IETF/RFC1075 Distance Vector Multicast Routing Protocol.」 「IETF/RFC2327 SDP: Session Description Protocol.」 「IETF/RFC2974 Session Announcement Protocol.」
従来のストリームデータを配信する手法では、データ送信装置から複数のデータ中継装置を経由してデータ受信装置に至るネットワークの経路において、ストリームデータがループしないような最短の経路により、ストリームデータを配信することができる。
しかし、従来のストリームデータを配信する手法では、接続構成を共有し配信経路が固定であったり、動的であっても同一のアルゴリズムによって経路が設定されるため、ストリームデータの特性やネットワークごとの負荷を考慮した経路パターンが設定される保証がない。
例えば、リアルタイム性を高め、遅延を少なくしてストリームデータを配信したい場合、ストリームデータの配信経路は、経路長が最も短い経路となるような経路パターンが望ましい。この場合、あるデータ中継装置がストリームデータを複数のデータ中継装置に中継するには、1台のデータ中継装置から、直接、複数のデータ中継装置に中継することが望ましいが、配信元のデータ中継装置に負荷が集中することになる。そこで、遅延を許容できる場合には、1台のデータ中継装置から、直接、複数のデータ中継装置に中継するのではなく、複数のデータ中継装置でストリームデータを順次中継していくことが望ましい。
また、例えば、ネットワークの回線品質が劣化した場合、最短の経路よりも迂回経路の方が、安定してストリームデータを伝送できる場合がある。
このような場合、従来の手法では、固定あるいは同一のアルゴリズムで経路を設定するため、必ずしもストリームデータの特性やネットワークに適した経路が設定されず、安定的かつ効率的にストリームデータを配信することができないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、装置間で接続構成を共有することなく、現時点における最適な配信経路を動的に確立することが可能なデータ中継装置およびそのプログラム、並びに、データ受信装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のデータ中継装置は、ネットワークを介して、データ送信装置から配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置に中継するとともに、当該告知情報に基づいて前記データ受信装置から要求された前記ストリームデータを前記データ送信装置から前記データ受信装置に中継するデータ中継装置において、配信要求先順位記憶手段と、告知情報受信手段と、告知情報経路付加手段と、告知情報配信手段と、告知情報ループ判定手段と、ストリーム配信要求受信手段と、ストリーム配信要求経路付加手段と、ストリーム配信要求送信手段と、ストリーム配信要求ループ判定手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、データ中継装置は、告知情報受信手段によって、データ送信装置または他のデータ中継装置から告知情報を受信する。そして、データ中継装置は、告知情報経路付加手段によって、告知情報受信手段で受信した告知情報に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する。
そして、データ中継装置は、告知情報配信手段によって、経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する。
そして、データ中継装置は、告知情報ループ判定手段によって、告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている経路情報に基づいて、当該告知情報がネットワーク上でループしているか否かを判定する。すなわち、告知情報ループ判定手段が、告知情報に付加されている経路情報に、当該データ中継装置が付加した経路情報が含まれている場合、あるいは、すでに告知情報を配信したデータ受信装置または他のデータ中継装置の経路情報が付加されている場合、当該告知情報がネットワーク上でループしていることを判定する。
また、データ中継装置は、ストリーム配信要求受信手段によって、ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、データ受信装置または他のデータ中継装置から受信する。そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求経路付加手段によって、ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する。
そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求送信手段によって、経路情報が付加されたストリーム配信要求を、配信要求先順位記憶手段に予め記憶されている優先順位に基づいて配信要求先に送信する。
そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求ループ判定手段によって、ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に付加されている経路情報に基づいて、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしているか否かを判定する。すなわち、ストリーム配信要求ループ判定手段が、ストリーム配信要求に付加されている経路情報に、当該データ中継装置が付加した経路情報が含まれている場合、あるいは、すでにストリーム配信要求を配信したデータ送信装置または他のデータ中継装置の経路情報が付加されている場合、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしていることを判定する。
このように、データ中継装置は、ネットワーク全体の経路情報を保持することなく、予め設定された配信要求先に、ストリーム配信要求を送信するだけで、ストリーム配信要求が、順次中継されて、データ送信装置に到達することになる。
また、請求項2に記載のデータ中継装置は、請求項1に記載のデータ中継装置において、前記告知情報に付加されている経路情報に基づいて経路長を特定し、その経路長に基づいて前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段を備える構成とした。
かかる構成において、データ中継装置は、ストリーム配信要求先変更手段によって、告知情報に付加されている経路情報の数が少ないほど、ストリームデータの配信先からの経路長が短いと判断し、その経路長が短いものほど優先順位を高くなるように、配信要求先の優先順位を変更する。
さらに、請求項3に記載のデータ中継装置は、請求項1に記載のデータ中継装置において、回線品質測定手段と、回線品質付加手段と、ストリーム配信要求先変更手段とを備える構成とした。
かかる構成において、データ中継装置は、回線品質測定手段によって、ネットワークの回線品質を測定した回線品質情報を生成する。この回線品質には、例えば、ストリームデータを受信する際のパケットロス率、遅延ジッタ等を用いることができる。
そして、データ中継装置は、回線品質付加手段によって、回線品質測定手段で生成した回線品質情報を、告知情報に経路情報として付加する。これによって、告知情報を受信したデータ受信装置や他のデータ中継装置は、どの経路が最も回線品質がよいかを認識することができる。
そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求先変更手段によって、告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている回線品質情報に基づいて、配信要求先の優先順位を変更する。すなわち、ストリーム配信要求先変更手段は、告知情報に付加されている回線品質情報を累計することで、経路の回線品質を計測し、最も回線品質がよい経路を有する配信要求先を最も優先順位を高くする。
なお、告知情報に含まれる経路情報である回線品質情報には、回線品質の累計値を記載することとしてもよい。この場合、告知情報の最後の経路(直上の経路)の回線品質が高いものほど優先順位を高くする。
また、請求項4に記載のデータ中継装置は、請求項1に記載のデータ中継装置において、告知情報は、データ送信装置において、予め優先順位を変更するための基準となるストリーム配信要求順序規則を付加した情報であって、このストリーム配信要求順序規則に基づいて、前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段を備える構成とした。
かかる構成において、データ中継装置は、データ送信装置から、告知情報によりストリーム配信要求順序規則が通知されることになる。そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求先変更手段によって、ストリーム配信要求順序規則により配信要求先の優先順位を変更する。なお、ストリーム配信要求順序規則は、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた優先順位とするか等の規則を示す情報である。これによって、ストリームの配信先から、ストリームデータの特性に応じて、経路を制御することが可能になる。
さらに、請求項5に記載のデータ中継装置は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のデータ中継装置において、告知情報に、前記ストリームデータを受信中であるか否かを示す受信状態を設定する受信状態設定手段を備え、前記告知情報配信手段が、前記受信状態の変化に基づいて、前記告知情報を再配信し、前記ストリーム配信要求先変更手段が、前記告知情報に付加されている受信状態に基づいて、前記ストリームデータを受信中である配信要求先の優先順位を高く設定する構成とした。
かかる構成において、データ中継装置は、受信状態設定手段によって、ストリームデータを受信中であるか否かを示す受信状態を告知情報に設定する。そして、データ中継装置は、受信状態が変化した段階、すなわち、受信が開始された時点、または、受信が終了した時点で告知情報を再配信する。これによって、告知情報を受信したデータ受信装置や他のデータ中継装置において、当該データ中継装置が現在ストリームデータを受信しているか否かを判断することが可能になる。
そして、データ中継装置は、ストリーム配信要求先変更手段によって、ストリームデータを受信中である配信要求先の優先順位を高くする。
また、請求項6に記載のデータ受信装置は、ネットワークを介して、データ送信装置から、複数のデータ中継装置を中継して配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報に基づいて、前記データ送信装置から、前記ストリームデータを受信するデータ受信装置において、前配信要求先順位記憶手段と、告知情報配信要求送信手段と、告知情報受信手段と、ストリーム配信要求送信手段と、ストリーム配信要求応答受信手段とを備え、前記ストリーム配信要求応答受信手段で受信した応答において、前記ストリームデータの配信が拒否された場合に、前記ストリーム配信要求送信手段が、配信要求先順位記憶手段に記憶されているストリームデータの配信要求先の優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信する構成とした。
かかる構成において、データ受信装置は、告知情報配信要求送信手段によって、配信要求先順位記憶手段に予め優先順位をつけて設定された、すべてのストリームデータの配信要求先に、告知情報配信要求を送信する。
また、データ受信装置は、告知情報受信手段によって、告知情報を受信する。
そして、データ受信装置は、ストリーム配信要求送信手段によって、告知情報で示されるストリームデータの配信内容に基づいて、ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、優先順位に基づく配信要求先に送信する。
また、データ受信装置は、ストリーム配信要求応答受信手段によって、ストリーム配信要求に対応する応答を受信する。そして、この応答結果として、ストリーム配信を拒否された場合(タイムアウトの場合も含む)に、データ受信装置は、ストリーム配信要求送信手段によって、優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信する。
このように、優先順位に基づいて、配信要求先を変更することで、現時点において、ストリームデータを配信可能な配信要求先であって、最も優先順位の高い配信要求先に対して、ストリームデータを要求することができる。
さらに、請求項7に記載のデータ中継プログラムは、ネットワークを介して、データ送信装置から配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置に中継するとともに、当該告知情報に基づいて前記データ受信装置から要求された前記ストリームデータを前記データ送信装置から前記データ受信装置に中継するために、データ中継装置において、コンピュータを、告知情報受信手段、告知情報経路付加手段、告知情報配信手段、告知情報ループ判定手段、ストリーム配信要求受信手段、ストリーム配信要求経路付加手段、ストリーム配信要求送信手段、ストリーム配信要求ループ判定手段、として機能させる構成とした。
かかる構成において、データ中継プログラムは、告知情報受信手段によって、データ送信装置または他のデータ中継装置から告知情報を受信する。そして、データ中継プログラムは、告知情報経路付加手段によって、告知情報受信手段で受信した告知情報に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する。
そして、データ中継プログラムは、告知情報配信手段によって、経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する。
そして、データ中継プログラムは、告知情報ループ判定手段によって、告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている経路情報に基づいて、当該告知情報がネットワーク上でループしているか否かを判定する。
また、データ中継プログラムは、ストリーム配信要求受信手段によって、ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、データ受信装置または他のデータ中継装置から受信する。そして、データ中継プログラムは、ストリーム配信要求経路付加手段によって、ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に、データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する。
そして、データ中継プログラムは、ストリーム配信要求送信手段によって、経路情報が付加されたストリーム配信要求を、配信要求先順位記憶手段に予め記憶されている優先順位に基づいて配信要求先に送信する。
そして、データ中継プログラムは、ストリーム配信要求ループ判定手段によって、ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に付加されている経路情報に基づいて、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしているか否かを判定する。
また、請求項8に記載のデータ受信プログラムは、ネットワークを介して、データ送信装置から、複数のデータ中継装置を中継して配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報に基づいて、前記データ送信装置から、前記ストリームデータを受信するために、データ受信装置において、コンピュータを、告知情報配信要求送信手段、告知情報受信手段、ストリーム配信要求送信手段、ストリーム配信要求応答受信手段、として機能させ、前記ストリーム配信要求応答受信手段で受信した応答において、前記ストリームデータの配信が拒否された場合に、前記ストリーム配信要求送信手段が、配信要求先順位記憶手段に記憶されているストリームデータの配信要求先の優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信することを特徴とする。
かかる構成において、データ受信プログラムは、告知情報配信要求送信手段によって、配信要求先順位記憶手段に予め優先順位をつけて設定された、すべてのストリームデータの配信要求先に、告知情報配信要求を送信する。
また、データ受信プログラムは、告知情報受信手段によって、告知情報を受信する。
そして、データ受信プログラムは、ストリーム配信要求送信手段によって、告知情報で示されるストリームデータの配信内容に基づいて、ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、優先順位に基づく配信要求先に送信する。
また、データ受信プログラムは、ストリーム配信要求応答受信手段によって、ストリーム配信要求に対応する応答を受信する。そして、この応答結果として、ストリーム配信を拒否された場合(タイムアウトの場合も含む)に、データ受信プログラムは、ストリーム配信要求送信手段によって、優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信する。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1または請求項7に記載の発明によれば、ストリームデータの配信要求先を優先順位をつけて記憶することで、装置間で接続構成を共有することなく、ストリームデータを配信することが可能になる。また、本発明によれば、告知情報のネットワーク上でのループを検出することができ、ループした告知情報を破棄することで、ネットワーク負荷の増大を防ぐことができる。また、本発明によれば、ストリーム配信要求のネットワーク上でのループを検出することができ、ループしたストリーム配信要求を破棄することで、ネットワーク負荷の増大を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明によれば、告知情報に付加されている経路情報に基づいて経路長を特定し、経路長が短いものほど、ストリームデータの配信要求先の優先順位を高くすることができるため、動的に最短経路でストリームデータを配信することが可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、告知情報に付加されている回線品質情報に基づいて、回線品質が高いものほど、ストリームデータの配信要求先の優先順位を高くすることができるため、動的に回線品質が高い経路でストリームデータを配信することが可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、告知情報に優先順位を変更するための基準となるストリーム配信要求順序規則を付加することで、送信側から、動的に経路を変更することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ストリームデータを受信中であるか否かを告知情報に付加することで、ネットワークの下流の装置(データ中継装置、データ受信装置)は、現在ストリームデータを中継しているデータ中継装置を認識することができる。これによって、下流の装置はストリームデータを中継しているデータ中継装置に、ストリームデータの配信を要求することで、同一のストリームデータがネットワーク上で多量に中継されることがなくなり、ネットワークの負荷の増大を防止することができる。
請求項6または請求項8に記載の発明によれば、ストリームデータの配信要求先を優先順位をつけて記憶し、ストリームデータの配信を拒否された場合に、他の配信要求先に切り替えることで、動的に経路を確立することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[ストリーム配信システムの概要]
最初に、図1を参照して、ネットワークを介して、映像、音声等のストリームデータ(以下、単にストリームという)を複数のデータ受信装置に配信するストリーム配信システムの概要について説明する。図1は、ストリーム配信システムにおける各装置の接続例を示すネットワーク構成図である。
このストリーム配信システムSは、ストリームを送信するデータ送信装置1と、ストリームデータを中継するデータ中継装置3と、ストリームを受信するデータ受信装置5とが、ネットワークを介して、複数接続されている。そして、ストリーム配信システムSは、あるデータ送信装置1から、データ中継装置3を経由してデータ受信装置5に到達するまでの複数の経路の中から、経路長や回線品質が最適となり、さらに、ループとならない経路を決定し、ストリームを配信するものである。
この図1の接続例において、データ送信装置1には、データ中継装置3,3が接続されている。ここで、これらのデータ中継装置3,3から、ストリームの内容を示す告知情報の配信要求があった場合、データ送信装置1は、告知情報を要求元に配信する。
また、データ中継装置3には、データ中継装置3,3,3と、データ受信装置5,5とが接続されている。ここで、これらのデータ中継装置3,3,3や、データ受信装置5,5から告知情報の配信要求があった場合、データ中継装置3は、すでに配信されている告知情報を要求元に配信する。
また、データ受信装置5には、データ中継装置3,3が接続されている。ここで、データ受信装置5は、これらのデータ中継装置3,3から配信された告知情報に基づいて、データ中継装置3またはデータ中継装置3のいずれかにストリームの配信要求を行う。そして、データ中継装置3またはデータ中継装置3は、データ受信装置5からのストリーム配信要求を、直接または他のデータ中継装置(例えば、データ中継装置3,3)を中継して、データ送信装置1に中継し、データ送信装置1が配信するストリームを要求元(データ受信装置5)に中継する。
以下、ストリーム配信システムSを構成するデータ送信装置1、データ中継装置3およびデータ受信装置5について詳細に説明を行う。
[データ送信装置の構成]
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、データ送信装置の構成について説明する。図2は、本発明に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図である。データ送信装置1は、ネットワークを介して、ストリームの配信内容を示す告知情報を、データ中継装置3を中継してデータ受信装置5に送信するとともに、当該告知情報に基づいてデータ受信装置5から要求されたストリームをデータ受信装置5に送信するものである。
ここでは、図2に示すように、データ送信装置1は、告知情報配信要求受信手段10と、配信先情報記憶手段11と、装置識別子設定手段12と、告知情報記憶手段13と、告知情報配信手段14と、ストリーム記憶手段15と、ストリーム配信要求受信手段16と、ストリーム配信要求応答送信手段17と、ストリーム配信手段18とを備えている。
告知情報配信要求受信手段10は、データ中継装置3(データ中継装置3を経由していない場合はデータ受信装置5)から、告知情報の配信先を示す配信先情報を含んだ告知情報配信要求を、ネットワークを介して受信するものである。なお、告知情報配信要求受信手段10は、告知情報の配信を停止する旨を示す告知情報配信停止要求が受信されるまで、受信した告知情報配信要求に含まれている配信先情報を配信先情報記憶手段11に記憶しておく。
配信先情報記憶手段11は、告知情報配信要求受信手段10で受信した告知情報配信要求に含まれている配信先情報を記憶しておくものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
装置識別子設定手段12は、ネットワークにおいて固有な識別情報(装置識別子〔送信装置識別子〕)を当該データ送信装置1に設定するものである。なお、装置識別子設定手段12には、図示を省略した入力手段を介して装置識別子が入力されるものとする。また、この装置識別子設定手段12で設定された装置識別子は、告知情報配信手段14に出力される。なお、装置識別子は、ネットワークにおいて固有な識別情報であれば、その内容については特に限定するものではなく、例えば、数値、文字、あるいはその組み合わせ等である。
告知情報記憶手段13は、配信するストリームの内容を予め告知する情報である告知情報を記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。この告知情報は、セッション記述プロトコル(SDP)等に規定されているデータの種類(映像、音声等)、プロトコル等、ストリームを配信する際に必要となるストリームの内容を記述した情報である。
ここで、図7を参照して、告知情報の内容について説明する。図7は、告知情報のデータ構造の一例を示すデータ構造図である。図7に示すように、告知情報には、セッション記述プロトコル(SDP)で規定される情報以外に、ストリーム識別子と、告知情報配信時刻条件(告知開始時刻および告知終了時刻)とを記述しておく。
ストリーム識別子は、データ送信装置1が配信するストリームを特定するための情報である。このストリーム識別子は、データ受信装置5がストリームを要求する際に指定する情報として使用される。
告知情報配信時刻条件は、告知情報を配信する時刻の条件を示す情報であって、具体的には、告知開始時刻と告知終了時刻とが記述されている。この告知情報配信時刻条件は、データ送信装置1やデータ中継装置3が告知情報を配信する際に、現在時刻が告知開始時刻と告知終了時刻との間である場合にのみ配信を行う判断のために使用される。
なお、この告知情報には、ネットワークを経由するごとに、当該告知情報を受信した装置を特定する情報である経路情報が順次付加されていく。
この経路情報が、例えば、装置識別子、宛先情報、回線品質、受信中/非受信中フラグ情報等である。この装置識別子は、当該告知情報を受信した装置固有の識別情報である。また、宛先情報は、この告知情報によって示されるストリームに対して配信要求を行う際に指定するストリーム配信要求先のネットワークアドレスである。また、回線品質は、告知情報を受信した装置とその上流の装置との回線品質を示す情報である。また、受信中/非受信中フラグ情報は、当該装置がストリームを受信中であるか否かを示す情報である。
図2に戻って、データ送信装置1の構成について説明を続ける。
告知情報配信手段14は、現在時刻が告知情報配信時刻条件に合致する告知情報を、告知情報記憶手段13から読み出して、配信先情報記憶手段11に記憶されている配信先情報で示される配信先に、ネットワークを介して配信するものである。なお、現在時刻は、図示を省略したタイマ等の計時手段から取得するものとする。
また、ここでは、告知情報配信手段14は、規則付加手段14aと、経路付加手段14bとを備えている。
規則付加手段14aは、データ中継装置3において、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた経路とするか等の規則(ストリーム配信要求順序規則)を付加するものである。例えば、経路長を優先する場合は規則として数値“0”、回線品質を優先する場合は規則として数値“1”等を付加する。
経路付加手段14bは、装置識別子設定手段12で設定された装置識別子を、告知情報として付加するものである。
ストリーム記憶手段15は、配信するストリームを、固有の識別情報であるストリーム識別子と対応付けて記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
ストリーム配信要求受信手段16は、データ中継装置3(データ中継装置3を経由していない場合はデータ受信装置5)から、ストリームの配信先を示す配信先情報と、ストリームを指定するストリーム識別子とを含んだストリーム配信要求を、ネットワークを介して受信するものである。なお、配信先情報とストリーム識別子は、ストリーム配信要求応答送信手段17と、ストリーム配信手段18に通知される。
ストリーム配信要求応答送信手段17は、ストリーム配信要求受信手段16から通知されたストリーム識別子に基づいて、ストリームが配信可能であるか否かを判定し、その結果を、ストリームの要求元に送信するものである。例えば、要求のあったストリームがストリーム記憶手段15に記憶されている場合は「配信許可通知」、記憶されていない場合は「配信拒否通知」をストリーム配信要求応答として、ストリームの要求元に送信する。また、ストリームの配信が終了した場合は、「配信終了通知」を、ストリームの要求元に送信する。
ストリーム配信手段18は、ストリーム配信要求受信手段16から通知されたストリーム識別子に基づいて、配信するストリームをストリーム記憶手段15から読み出し、同じくストリーム配信要求受信手段16から通知された配信先情報で示される配信先に配信するものである。なお、ここでは、ストリームをストリーム記憶手段15から読み出して配信することとしているが、ライブ入力されたストリームを配信することとしてもよい。
以上説明したようにデータ送信装置1を構成することで、データ送信装置1は、接続されている下流のデータ中継装置3やデータ受信装置5に対してのみ告知情報やストリームを配信すればよく、経路情報を保持する必要がない。
以上、データ送信装置1の構成について説明したが、データ送信装置1は、コンピュータを前記した各手段として機能させるデータ送信プログラムにより動作させることができる。
[データ中継装置の構成]
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、データ中継装置の構成について説明する。図3は、本発明に係るデータ中継装置の構成を示すブロック図である。データ中継装置3は、ネットワークを介して、ストリームの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置5に中継するとともに、当該告知情報に基づいてデータ受信装置5から要求されたストリームを、データ送信装置1からデータ受信装置5に中継するものである。
ここでは、図3に示すように、データ中継装置3は、装置識別子設定手段30と、配信要求先設定手段31と、告知情報配信要求送信手段32と、告知情報受信手段33と、告知情報配信要求受信手段34と、配信先情報記憶手段35と、告知情報配信手段36と、告知情報ループ判定手段37と、ストリーム配信要求順序規則選択手段38と、ストリーム配信要求先変更手段39と、ストリーム配信要求送信手段40と、ストリーム配信要求応答受信手段41と、ストリーム受信手段42と、ストリーム配信要求受信手段43と、ストリーム配信要求ループ判定手段44と、ストリーム配信要求応答送信手段45と、ストリーム配信手段46と、配信要求先順位記憶手段47と、告知情報記憶手段48とを備えている。
装置識別子設定手段30は、ネットワークにおいて固有な識別情報(装置識別子〔中継装置識別子〕)を当該データ中継装置3に設定するものである。この装置識別子は、告知情報配信手段36やストリーム配信要求送信手段40で使用される。
配信要求先設定手段31は、ネットワークの上流に接続され、告知情報やストリームの配信を要求する要求先となる他のデータ中継装置3やデータ送信装置1を特定する配信要求先情報を設定するものである。この配信要求先情報は、装置を特定する装置識別子と、装置ごとに複数存在する経路(インターフェース)を特定する宛先情報(IPアドレス等)とを含んでいる。なお、この配信要求先設定手段31には、図示を省略した入力手段を介して配信要求先情報が入力されるものとし、配信要求先情報が複数存在する場合は、予め優先順位が付与されているものとする。この配信要求先設定手段31で設定された配信要求先は、その優先順位とともに、配信要求先順位記憶手段47に記憶される。
告知情報配信要求送信手段32は、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている配信要求先(複数存在する場合は、すべての配信要求先)に対して、告知情報の配信を要求する旨を示す告知情報配信要求を、ネットワークを介して送信するものである。
告知情報受信手段33は、ネットワークを介して、告知情報を受信するものである。この告知情報受信手段33で受信された告知情報は、告知情報記憶手段48に記憶されるとともに、ストリーム配信要求順序規則選択手段38に出力される。
告知情報配信要求受信手段34は、ネットワークの下流に接続されている他のデータ中継装置3やデータ受信装置5から、告知情報の配信を要求する旨を示す告知情報配信要求を受信するものである。この告知情報配信要求を配信した配信先の装置識別子および宛先情報(アドレス)は、配信先情報記憶手段35に記憶される。
配信先情報記憶手段35は、告知情報の配信を要求した、ネットワークの下流に接続されている他のデータ中継装置3やデータ受信装置5の装置識別子および宛先情報(アドレス)を、配信先情報として記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
告知情報配信手段36は、告知情報ループ判定手段37から出力される告知情報を、同じく告知情報ループ判定手段37から出力される配信先(下流のデータ中継装置3またはデータ受信装置5)に、ネットワークを介して配信するものである。ここでは、告知情報配信手段36は、経路付加手段35aを備えている。
経路付加手段(告知情報経路付加手段)36aは、告知情報に、装置識別子設定手段30で設定された装置識別子を、経路情報として付加するものである。このように、データ中継装置3ごとに、告知情報に経路情報として装置識別子が付加されることで、告知情報が同一のデータ中継装置3を経由するか否か、すなわち、当該告知情報がネットワークでループしているか否かを判定することが可能になる。
告知情報ループ判定手段37は、告知情報受信手段33で受信した告知情報が、ネットワークでループしているか否かを判定するものである。ここでは、告知情報ループ判定手段37は、配信先情報記憶手段35に記憶されている配信先のうちで、受信した告知情報に含まれる装置識別子とは異なる配信先のみを、告知情報とともに告知情報配信手段36に出力する。
また、告知情報ループ判定手段37は、新たに、告知情報配信要求受信手段34から告知情報配信要求を通知された場合、現在時刻が告知情報配信時刻条件に合致する告知情報を、告知情報記憶手段48から読み出して、配信先情報記憶手段35に記憶されている配信先とともに、告知情報配信手段36に出力する。なお、現在時刻は、図示を省略したタイマ等の計時手段から取得するものとする。
このように、告知情報ループ判定手段37は、すでに告知情報を配信した配信先に、告知情報を配信しないことで、告知情報のループをなくすことができる。
なお、告知情報ループ判定手段37は、告知情報受信手段33で受信した告知情報に、当該データ中継装置3の装置識別子が含まれている場合に、当該告知情報を破棄することとしてもよい。
ストリーム配信要求順序規則選択手段38は、告知情報受信手段33で受信した告知情報を解析し、当該告知情報に含まれているストリーム配信要求順序規則に基づいて、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた経路とするか等を選択するものである。この選択結果は、ストリーム配信要求先変更手段39に出力される。
ストリーム配信要求先変更手段39は、告知情報受信手段33で受信した告知情報に含まれる経路情報に基づいて、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている優先順位を変更するものである。ここでは、ストリーム配信要求先変更手段39は、ストリーム配信要求順序規則選択手段38で選択された規則により、告知情報に含まれる経路情報を解析することで、優先順位を変更する。
例えば、経路長を優先する規則が選択された場合、ストリーム配信要求先変更手段39は、告知情報に含まれる経路情報である装置識別子の数が少ないものほど優先順位が高くなるように、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている優先順位を変更する。
また、例えば、回線品質を優先する規則が選択された場合、ストリーム配信要求先変更手段39は、告知情報に含まれる経路情報である回線品質を累計し、回線品質の高いものほど優先順位が高くなるように、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている優先順位を変更する。
また、例えば、予め定めた経路が規則として選択された場合、ストリーム配信要求先変更手段39は、配信要求先順位記憶手段47に予め複数の優先順位の組を記憶しておき、告知情報に含まれているストリーム配信要求順序規則に基づいて、複数の組の中から優先順位を選択することとしてもよい。
なお、告知情報に含まれる経路情報である回線品質情報には、回線品質の累計値を記載することとしてもよい。この場合、告知情報の最後の経路(直上の経路)の回線品質が高いものほど優先順位が高くなるように、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている優先順位を変更する。
ストリーム配信要求送信手段40は、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている配信要求先順位のうち、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリームの配信を要求する旨を示すストリーム配信要求を送信するものである。このストリーム配信要求送信手段40は、ストリーム配信要求ループ判定手段44からストリーム配信の要求があった場合に、ストリーム配信要求を送信する。なお、ストリーム配信要求送信手段40は、ストリーム配信要求以外にも、ストリームの配信を停止する場合には、その旨を示すストリーム配信終了要求を送信するものとする。
また、ここでは、ストリーム配信要求送信手段40は、経路付加手段40aを備えている。
経路付加手段(ストリーム配信要求経路付加手段)40aは、装置識別子設定手段12で設定された装置識別子を、経路情報としてストリーム配信要求に付加するものである。このように、データ中継装置3ごとに、ストリーム配信要求に装置識別子が付加されることで、ストリーム配信要求が同一のデータ中継装置3を経由するか否か、すなわち、当該ストリーム配信要求がネットワークでループしているか否かを判定することが可能になる。
ストリーム配信要求応答受信手段41は、ストリーム配信要求送信手段40で送信されたストリーム配信要求に対する応答(ストリーム配信要求応答)を、ネットワークを介して受信するものである。このストリーム配信要求応答受信手段41は、要求先からストリーム配信要求応答として、配信を許可する「配信許可通知」を受信した場合、ストリーム受信手段42にその旨を通知し、ストリームの受信を開始する。また、ストリーム配信要求応答受信手段41は、要求先からストリーム配信要求応答として、配信を拒否する「配信拒否通知」を受信した場合、あるいは、所定時間内に応答がない(タイムアウトした)場合、ストリーム配信要求先変更手段39およびストリーム配信要求送信手段40にその旨を通知し、ストリーム配信要求先変更手段39が、ストリームの配信要求先の候補から「配信拒否通知」が通知された、あるいは、タイムアウトとなった配信要求先を除いた後に、ストリーム配信要求送信手段40が、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリームの配信を要求する。なお、ストリーム配信要求応答受信手段41は、配信要求先順位記憶手段47に記憶されているすべての配信要求先から「配信拒否通知」を受信した、あるいは、タイムアウトした場合、ストリーム配信要求応答送信手段45に「配信拒否通知」を出力する。
なお、ここでは、ストリーム配信要求応答受信手段41は、受信状態設定手段41aを備えている。
受信状態設定手段41aは、ストリーム配信要求送信手段40から送信されたストリーム配信要求に対する「配信許可通知」と、ストリーム配信終了要求に対する「配信終了許可通知」とに基づいて、当該データ中継装置3がストリームを受信中であるか否かを示す受信中/非受信中フラグ情報を、当該ストリームのストリーム識別子に対応する告知情報に設定するものである。なお、この告知情報に受信中/非受信中フラグ情報が設定された段階で、告知情報配信手段36は、告知情報を再配信する。これによって、下流のデータ中継装置3やデータ受信装置5は、接続されているデータ中継装置3が、ストリームを受信中であるか否かを認識することができる。
ストリーム受信手段42は、ストリーム配信要求応答受信手段41で「配信許可通知」を通知した上流のデータ中継装置3またはデータ送信装置1から、ネットワークを介して、ストリームを受信するものである。この受信したストリームは、ストリーム配信手段46に出力される。なお、ストリーム受信手段42は、回線品質測定手段42aを備えている。
回線品質測定手段(回線品質付加手段)42aは、当該データ中継装置3と、上流のデータ中継装置3またはデータ送信装置1との回線品質を測定するものである。この回線品質測定手段42aは、例えば、ストリームを受信する際の、パケットロス率、遅延ジッタ等を測定することで、回線品質を測定する。この回線品質の測定結果は、ストリーム配信要求先変更手段39に出力される。なお、回線品質測定手段42aは、回線品質の測定結果を、告知情報記憶手段48に記憶されている当該ストリームの告知情報に付加しておく。
ストリーム配信要求受信手段43は、ネットワークの下流に接続されている他のデータ中継装置3やデータ受信装置5から、ストリームの配信先を示す配信先情報と、ストリームを指定するストリーム識別子と、経路情報とを含んだストリーム配信要求を、ネットワークを介して受信するものである。このストリーム配信要求は、ストリーム配信要求ループ判定手段44に出力される。
ストリーム配信要求ループ判定手段44は、ストリーム配信要求受信手段43が受信したストリーム配信要求が、ネットワークでループしているか否かを判定するものである。ここでは、ストリーム配信要求ループ判定手段44は、ストリーム配信要求に付加されている経路情報に、当該データ中継装置3の装置識別子が含まれている場合に、ストリーム配信要求がループしていると判定する。ここで、ストリーム配信要求ループ判定手段44は、ストリーム配信要求がループしていると判定した場合、当該ストリーム配信要求を破棄するとともに、ストリーム配信要求応答送信手段45に「配信拒否通知」を出力する。
なお、ストリーム配信要求がループしていない場合であって、現在、要求のあったストリームが受信されている場合、ストリーム配信要求ループ判定手段44は、ストリーム配信要求応答送信手段45に「配信許可通知」を出力するとともに、ストリーム配信手段46に配信先情報とストリーム識別子とを出力する。
また、ストリーム配信要求がループしていない場合であって、現在、要求のあったストリームが受信されていない場合、ストリーム配信要求ループ判定手段44は、ストリーム配信要求送信手段40に、ストリーム配信を要求する。
ストリーム配信要求応答送信手段45は、ストリーム配信要求受信手段43で受信したストリーム配信要求に対する応答を要求元に送信するものである。ここでは、ストリーム配信要求応答送信手段45は、ストリーム配信要求応答受信手段41またはストリーム配信要求ループ判定手段44から出力される「配信許可通知」または「配信拒否通知」を、ネットワークを介して送信する。
ストリーム配信手段46は、ネットワークの下流に接続されている他のデータ中継装置3やデータ受信装置5にストリームを送信するものである。ここでは、ストリーム配信手段46は、ストリーム配信要求応答受信手段41で「配信許可通知」が通知された他のデータ中継装置3やデータ送信装置1からストリーム受信手段42が受信したストリームを下流のデータ中継装置3やデータ受信装置5に送信する。
配信要求先順位記憶手段47は、ネットワークの上流に接続され、告知情報やストリームの配信を要求する要求先となる他のデータ中継装置3やデータ送信装置1を特定する配信要求先情報を、優先順位をつけて記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
告知情報記憶手段48は、配信するストリームの内容を予め告知する情報である告知情報を記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。この告知情報記憶手段48は、告知情報受信手段33で受信した告知情報が記憶される。なお、告知情報の内容は、図7で説明した内容と同様である。
以上説明したようにデータ中継装置3を構成することで、データ中継装置3は、経路情報を保持することなく、接続されている上流のデータ中継装置3やデータ送信装置1に対してのみ告知情報やストリームの要求を行えばよい。また、データ中継装置3は、送受信される告知情報やストリーム配信要求が、ネットワーク上でループしているか否かを検出し、ループした告知情報やストリーム配信要求を破棄することで、ネットワークの負荷を軽減させることができる。
以上、データ中継装置3の構成について説明したが、データ中継装置3は、コンピュータを前記した各手段として機能させるデータ中継プログラムにより動作させることができる。
[データ受信装置の構成]
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、データ受信装置の構成について説明する。図4は、本発明に係るデータ受信装置の構成を示すブロック図である。データ受信装置5は、ネットワークを介して、データ送信装置1から、データ中継装置3を中継して告知情報を受信するとともに、当該告知情報に基づいて、データ送信装置1から、データ中継装置3を中継してストリームを受信するものである。
ここでは、図4に示すように、データ受信装置5は、配信要求先設定手段50と、告知情報配信要求送信手段51と、告知情報受信手段52と、ストリーム配信要求順序規則選択手段53と、ストリーム配信要求先変更手段54と、ストリーム配信要求送信手段55と、ストリーム配信要求応答受信手段56と、ストリーム受信手段57と、装置識別子設定手段58と、配信要求先順位記憶手段59と、告知情報記憶手段60とを備えている。
配信要求先設定手段50は、ネットワークの上流に接続され、告知情報やストリームの配信を要求する要求先となる他のデータ中継装置3やデータ送信装置1を特定する配信要求先情報を設定するものである。この配信要求先情報は、装置を特定する装置識別子と、装置ごとに複数存在する経路(インターフェース)を特定する宛先情報(IPアドレス等)とを含んでいる。なお、この配信要求先設定手段50には、図示を省略した入力手段を介して配信要求先情報が入力されるものとし、配信要求先情報が複数存在する場合は、予め優先順位が付与されているものとする。この配信要求先設定手段50で設定された配信要求先は、その優先順位とともに、配信要求先順位記憶手段59に記憶される。
告知情報配信要求送信手段51は、配信要求先順位記憶手段59に記憶されている配信要求先(複数存在する場合は、すべての配信要求先)に対して、告知情報の配信を要求する旨を示す告知情報配信要求を、ネットワークを介して送信するものである。
告知情報受信手段52は、ネットワークを介して、告知情報を受信するものである。この告知情報受信手段52で受信された告知情報は、告知情報記憶手段60に記憶されるとともに、ストリーム配信要求順序規則選択手段53に出力される。
ストリーム配信要求順序規則選択手段53は、告知情報受信手段52で受信した告知情報を解析し、当該告知情報に含まれているストリーム配信要求順序規則に基づいて、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた経路とするか等を選択するものである。この選択結果は、ストリーム配信要求先変更手段54に出力される。
ストリーム配信要求先変更手段54は、告知情報受信手段52で受信した告知情報に含まれる経路情報に基づいて、配信要求先順位記憶手段59に記憶されている優先順位を変更するものである。ここでは、ストリーム配信要求先変更手段54は、ストリーム配信要求順序規則選択手段53で選択された規則により、告知情報に含まれる経路情報を解析することで、優先順位を変更する。この優先順位の変更については、図3で説明したストリーム配信要求先変更手段39と同様であるため、説明を省略する。
ストリーム配信要求送信手段55は、配信要求先順位記憶手段59に記憶されている配信要求先順位のうち、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリームの配信を要求するストリーム配信要求を送信するものである。なお、このストリーム配信要求送信手段55は、例えば、告知情報記憶手段60に記憶されている告知情報に基づいて、配信予定のストリームを、図示を省略した表示装置に表示し、視聴者からストリームを選択されることで、その選択されたストリームの配信を要求する。
また、ここでは、ストリーム配信要求送信手段55は、経路付加手段55aを備えている。
経路付加手段(ストリーム配信要求経路付加手段)55aは、装置識別子設定手段58で設定された装置識別子を、経路情報としてストリーム配信要求に付加するものである。
ストリーム配信要求応答受信手段56は、ストリーム配信要求送信手段55で送信されたストリーム配信要求に対する応答(ストリーム配信要求応答)を、ネットワークを介して受信するものである。このストリーム配信要求応答受信手段56は、要求先からストリーム配信要求応答として、配信を許可する「配信許可通知」を受信した場合、ストリーム受信手段57にその旨を通知し、ストリームの受信を開始する。また、ストリーム配信要求応答受信手段56は、要求先からストリーム配信要求応答として、配信を拒否する「配信拒否通知」を受信した場合、あるいは、所定時間内に応答がない(タイムアウトした)場合、ストリーム配信要求先変更手段54にその旨を通知し、ストリーム配信要求先変更手段54が、ストリームの配信要求先の候補から「配信拒否通知」が通知された、あるいは、タイムアウトとなった配信要求先を除いた後に、ストリーム配信要求送信手段55が、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリームの配信を要求する。
なお、ここでは、ストリーム配信要求応答受信手段56は、受信状態設定手段56aを備えている。
受信状態設定手段56aは、ストリーム配信要求送信手段55から送信されたストリーム配信要求に対する「配信許可通知」と、ストリーム配信終了要求に対する「配信終了許可通知」とに基づいて、データ中継装置3がストリームを受信中であるか否かを示す受信中/非受信中フラグ情報を、当該ストリームのストリーム識別子に対応する告知情報に設定するものである。
ストリーム受信手段57は、ストリーム配信要求応答受信手段56で「配信許可通知」を通知した上流のデータ中継装置3またはデータ送信装置1から、ネットワークを介して、ストリームを受信するものである。この受信したストリームは、図示を省略した表示装置に出力される。なお、ストリーム受信手段57は、回線品質測定手段57aを備えている。
回線品質測定手段57aは、当該データ中継装置3と、上流のデータ中継装置3またはデータ送信装置1との回線品質を測定するものである。この回線品質測定手段57aは、例えば、ストリームを受信する際の、パケットロス率、遅延ジッタ等を測定することで、回線品質を測定する。この回線品質の測定結果は、ストリーム配信要求先変更手段54に出力される。なお、回線品質測定手段57aは、回線品質の測定結果を、告知情報記憶手段48に記憶されている当該ストリームの告知情報に付加しておく。
装置識別子設定手段58は、ネットワークにおいて固有な識別情報(装置識別子〔受信装置識別子〕)を当該データ受信装置5に設定するものである。この装置識別子は、ストリーム配信要求送信手段55で使用される。
配信要求先順位記憶手段59は、ネットワークの上流に接続され、告知情報やストリームの配信を要求する要求先となるデータ送信装置1やデータ中継装置3を特定する配信要求先情報を、優先順位をつけて記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
告知情報記憶手段60は、配信するストリームの内容を予め告知する情報である告知情報を記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。この告知情報記憶手段60は、告知情報受信手段52で受信した告知情報が記憶される。なお、告知情報の内容は、図7で説明した内容と同様である。
以上説明したようにデータ受信装置5を構成することで、データ受信装置5は、接続されている上流のデータ送信装置1やデータ中継装置3に対してのみ告知情報やストリームの要求を行えばよく、経路情報を保持する必要がない。
以上、データ受信装置5の構成について説明したが、データ受信装置5は、コンピュータを前記した各手段として機能させるデータ受信プログラムにより動作させることができる。
[ストリーム配信システムの動作]
次に、ストリーム配信システムS(図1)の動作について説明する。ここでは、ストリーム配信システムSの特徴となる告知情報の配信動作と、ストリームの配信動作とに大きく分けて説明する。
〔告知情報配信動作〕
最初に、図5を参照(構成については適宜図2〜図4参照)して、ストリーム配信システムSにおける告知情報の配信動作について説明する。図5は、ストリーム配信システムにおける告知情報の配信動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとする。また、ここでは、データ中継装置3が起動時にデータ送信装置1から告知情報を取得し、さらにデータ受信装置5が起動されることで、告知情報を取得することとする。すなわち、ネットワークにおいて、下流の装置が、後からネットワークに接続された場合における動作について説明する。
まず、データ中継装置3が起動されると、告知情報配信要求送信手段32によって、配信要求先設定手段31で設定された要求先であるデータ送信装置1に、告知情報の配信を要求する旨を示す告知情報配信要求を送信する(ステップS10)。
そして、データ送信装置1は、告知情報配信要求受信手段10によって、告知情報配信要求を受信し(ステップS11)、告知情報配信要求に含まれている配信先情報を配信先情報記憶手段11に記憶する(ステップS12)。
その後、データ送信装置1は、告知情報配信手段14によって、現在時刻が配信時刻条件(告知開始時刻および告知終了時刻)に合致(告知開始時刻≦現在時刻≦告知終了時刻)する告知情報を、告知情報記憶手段13から読み出す(ステップS13)。さらに、データ送信装置1は、規則付加手段14aによって、ストリーム配信要求順序規則を告知情報に付加し、経路付加手段14bによって、当該データ送信装置1の装置識別子等を経路情報として付加する(ステップS14)。そして、データ送信装置1は、告知情報配信手段14によって、告知情報を配信先情報記憶手段11に記憶されている配信先(ここでは、データ中継装置3)に配信する(ステップS15)。
そして、データ中継装置3は、告知情報受信手段33によって、データ送信装置1から配信された告知情報を受信し、告知情報記憶手段48に記憶する(ステップS16)。
また、データ中継装置3は、ストリーム配信要求順序規則選択手段38によって、告知情報に付加されているストリーム配信要求順序規則に基づいて、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた優先順位とするかを選択する(ステップS17)。
そして、データ中継装置3は、ストリーム配信要求先変更手段39によって、ステップS17で選択された規則により、告知情報に付加されている告知情報を解析し、配信要求先の優先順位を設定する(ステップS18)。
その後、データ受信装置5が起動されると、告知情報配信要求送信手段51によって、配信要求先設定手段50で設定された要求先であるデータ中継装置3に、告知情報の配信を要求する旨を示す告知情報配信要求を送信する(ステップS19)。
そして、データ中継装置3は、告知情報配信要求受信手段34によって、告知情報配信要求を受信し(ステップS20)、告知情報配信要求を配信した配信先の装置識別子および宛先情報(アドレス)を配信先情報記憶手段35に記憶する(ステップS21)。
さらに、データ中継装置3は、告知情報ループ判定手段37によって、告知情報記憶手段48に記憶されている告知情報から、告知情報を要求した装置(ここでは、データ受信装置5)の装置識別子を経路情報に含まず(ループしておらず)、かつ、現在時刻が告知情報配信時刻条件(告知開始時刻および告知終了時刻)に合致する告知情報を読み出す(ステップS22)。これによって、同一の告知情報が同一の配信先に配信されないことになり、ネットワークにおいて告知情報のループが発生しないことになる。
そして、データ中継装置3は、告知情報配信手段36によって、当該データ中継装置3の装置識別子等を経路情報として付加し(ステップS23)、配信先情報記憶手段35に記憶されている配信先(ここでは、データ受信装置5)に配信する(ステップS24)。
そして、データ受信装置5は、告知情報受信手段52によって、データ中継装置3から配信された告知情報を受信し、告知情報記憶手段60に記憶する(ステップS25)。
このとき、データ受信装置5は、ストリーム配信要求順序規則選択手段53によって、告知情報に付加されているストリーム配信要求順序規則に基づいて、ストリームを配信するネットワーク経路を、経路長を優先して決定するか、回線品質を優先して決定するか、あるいは、予め定めた経路とするかを選択する(ステップS26)。
そして、データ受信装置5は、ストリーム配信要求先変更手段54によって、ステップS26で選択された規則により、告知情報に付加されている告知情報を解析し、配信要求先の優先順位を設定する(ステップS27)。
以上の動作によって、告知情報は、データ受信装置5まで配信されたことになる。
なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとして説明したが、各装置はネットワーク上に複数存在する場合であっても同様に動作可能である。
また、ここでは、下流の装置から告知情報を要求することで告知情報を配信する動作について説明したが、新たな告知情報をデータ送信装置1から現在接続されているデータ中継装置3を中継してデータ受信装置5に配信する場合は、上流の装置は、告知情報配信要求を下流の装置から受信することなく、下流の装置に順次配信する。
〔ストリーム配信動作〕
次に、図6を参照(構成については適宜図2〜図4参照)して、ストリーム配信システムSにおけるストリームの配信動作について説明する。図6は、ストリーム配信システムにおけるストリームの配信動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとする。
まず、データ受信装置5は、告知情報記憶手段60に記憶されている告知情報に基づいて、配信が開始されるストリーム、あるいは、現在配信されているストリームを認識する(ステップS30)。
そして、データ受信装置5は、ストリーム配信要求送信手段55によって、ストリームを要求する旨を示すストリーム配信要求に、当該データ受信装置5の装置識別子を経路情報として付加し(ステップS31)、配信要求先順位記憶手段59に記憶されている配信要求先順位のうち、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリーム配信要求を送信する(ステップS32)。
そして、データ中継装置3は、ストリーム配信要求受信手段43によって、ストリーム配信要求を受信する(ステップS33)。ここで、データ中継装置3は、ストリーム配信要求ループ判定手段44によって、ストリーム配信要求に付加されている経路情報に、当該データ中継装置3の装置識別子が含まれているか否かを判定することで、ストリーム配信要求のネットワークにおけるループを検出する(ステップS34)。
なお、経路情報に、当該データ中継装置3の装置識別子が含まれている場合は、すなわち、当該ストリーム配信要求がネットワークにおいてループして場合、ストリーム配信要求応答送信手段45によって、「配信拒否通知」をデータ受信装置5に送信する(動作として図示せず)。
さらに、データ中継装置3は、ストリーム配信要求送信手段40によって、ストリーム配信要求に装置識別子を経路情報として付加し(ステップS35)、配信要求先順位記憶手段47に記憶されている配信要求先順位のうち、優先順位が最も高い配信要求先(ここでは、データ送信装置1)に、ストリーム配信要求を送信する(ステップS36)。
そして、データ送信装置1は、ストリーム配信要求受信手段16によって、データ中継装置3から送信されたストリーム配信要求を受信する(ステップS37)。そして、データ送信装置1は、ストリーム配信要求応答送信手段17によって、ストリームが配信可能である場合は「配信許可通知」、配信できない場合は「配信拒否通知」をストリーム配信要求応答として、データ中継装置3に送信する(ステップS38)。
ここで、ストリームが配信可能である場合、データ送信装置1は、ストリーム配信手段18によって、ストリームをデータ中継装置3に配信する(ステップS39)。
そして、データ中継装置3は、ストリーム配信要求応答受信手段41によって、データ送信装置1から送信されたストリーム配信要求応答を受信する(ステップS40)。
なお、ストリーム配信要求応答受信手段41は、ストリーム配信要求応答として、「配信許可通知」を通知された段階で、受信状態設定手段41aによって、当該データ中継装置3がストリーム受信中である旨を告知情報の「受信中/非受信中フラグ情報」に設定し、告知情報配信手段36が告知情報をデータ中継装置3に再配信する(動作として図示せず)。また、ストリーム配信要求応答として、「配信終了通知」を通知された段階で、受信状態設定手段41aによって、当該データ中継装置3がストリームを受信していない旨を告知情報の「受信フラグ」に設定し、告知情報配信手段36が告知情報をデータ中継装置3に再配信する(動作として図示せず)。
そして、「配信拒否通知」を通知された場合(あるいはタイムアウトの場合、ステップS41:「拒否」)、データ中継装置3は、ストリーム配信要求先変更手段39によって、ストリームの配信要求先の優先順位を変更し(ステップS42)、ステップS35に戻って動作を続ける。
一方、「配信許可通知」を通知された場合(ステップS41:「許可」)、データ中継装置3は、ストリーム配信要求応答送信手段45によって、ストリーム配信要求応答として、「配信許可通知」をデータ受信装置5に送信する(ステップS43)。
なお、すべての配信要求先から「配信拒否通知」が通知された場合、データ中継装置3は、ストリーム配信要求応答送信手段45によって、ストリーム配信要求応答として、「配信拒否通知」をデータ受信装置5に送信する(動作として図示せず)。
その後、データ中継装置3は、ストリーム受信手段42によって、ストリームを受信する(ステップS44)。なお、このとき、ストリーム受信手段42は、回線品質測定手段42aによって、ストリーム受信時において、回線品質を測定する。この回線品質は、告知情報配信手段36によって、告知情報が配信される際に付加される情報となる。
そして、データ中継装置3は、ストリーム配信手段46によって、ストリームを、要求のあったデータ受信装置5に配信する(ステップS45)。
また、データ受信装置5は、ストリーム配信要求応答受信手段56によって、データ中継装置3から送信されたストリーム配信要求応答を受信する(ステップS46)。そして、ストリーム配信要求応答が「配信許可通知」である場合、データ受信装置5は、ストリーム受信手段57によって、ストリームを受信する(ステップS47)。
なお、ストリーム配信要求応答が「配信拒否通知」である場合、データ受信装置5は、データ中継装置3におけるステップS42と同様に、ストリーム配信要求先変更手段54によって、ストリームの配信要求先の優先順位を変更し、ストリーム配信要求送信手段55によって、優先順位が最も高い配信要求先に、ストリームの配信を要求する(動作として図示せず)。
以上の動作によって、ストリームが要求のあったデータ受信装置5まで配信されることになる。
なお、ここでは、説明を簡略化するため、データ送信装置1と、データ中継装置3と、データ受信装置5とをそれぞれ1台ずつとして説明したが、各装置はネットワーク上に複数存在する場合であっても同様に動作可能である。
本発明に係るストリーム配信システムにおける各装置の接続例を示すネットワーク構成図である。 本発明に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係るデータ中継装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係るデータ受信装置の構成を示すブロック図である。 ストリーム配信システムにおける告知情報の配信動作を示すフローチャートである。 ストリーム配信システムにおけるストリームの配信動作を示すフローチャートである。 告知情報のデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
符号の説明
S ストリーム配信システム
1 データ送信装置
10 告知情報配信要求受信手段
11 配信先情報記憶手段
12 装置識別子設定手段
13 告知情報記憶手段
14 告知情報配信手段
15 ストリーム記憶手段
16 ストリーム配信要求受信手段
17 ストリーム配信要求応答送信手段
18 ストリーム配信手段
3 データ中継装置
30 装置識別子設定手段
31 配信要求先設定手段
32 告知情報配信要求送信手段
33 告知情報受信手段
34 告知情報配信要求受信手段
35 配信先情報記憶手段
36 告知情報配信手段
36a 経路付加手段(告知情報経路付加手段)
37 告知情報ループ判定手段
38 ストリーム配信要求順序規則選択手段
39 ストリーム配信要求先変更手段
40 ストリーム配信要求送信手段
40a 経路付加手段(ストリーム配信要求経路付加手段)
41 ストリーム配信要求応答受信手段
41a 受信状態設定手段
42 ストリーム受信手段
42a 回線品質測定手段(回線品質付加手段)
43 ストリーム配信要求受信手段
44 ストリーム配信要求ループ判定手段
45 ストリーム配信要求応答送信手段
46 ストリーム配信手段
47 配信要求先順位記憶手段
48 告知情報記憶手段
5 データ受信装置
50 配信要求先設定手段
51 告知情報配信要求送信手段
52 告知情報受信手段
53 ストリーム配信要求順序規則選択手段
54 ストリーム配信要求先変更手段
55 ストリーム配信要求送信手段
55a 経路付加手段(ストリーム配信要求経路付加手段)
56 ストリーム配信要求応答受信手段
56a 受信状態設定手段
57 ストリーム受信手段
57a 回線品質測定手段
58 装置識別子設定手段
59 配信要求先順位記憶手段
60 告知情報記憶手段

Claims (8)

  1. ネットワークを介して、データ送信装置から配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置に中継するとともに、当該告知情報に基づいて前記データ受信装置から要求された前記ストリームデータを前記データ送信装置から前記データ受信装置に中継するデータ中継装置において、
    前記ストリームデータの配信要求先を、優先順位をつけて記憶する配信要求先順位記憶手段と、
    前記データ送信装置または他のデータ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段と、
    この告知情報受信手段で受信した告知情報に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する告知情報経路付加手段と、
    この告知情報経路付加手段で経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する告知情報配信手段と、
    前記告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている経路情報に基づいて、当該告知情報がネットワーク上でループしているか否かを判定する告知情報ループ判定手段と、
    前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、前記データ受信装置または他のデータ中継装置から受信するストリーム配信要求受信手段と、
    このストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加するストリーム配信要求経路付加手段と、
    このストリーム配信要求経路付加手段で経路情報が付加されたストリーム配信要求を、前記優先順位に基づいて前記配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段と、
    前記ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に付加されている経路情報に基づいて、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしているか否かを判定するストリーム配信要求ループ判定手段と、
    を備えていることを特徴とするデータ中継装置。
  2. 前記告知情報に付加されている経路情報に基づいて経路長を特定し、その経路長に基づいて前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。
  3. 回線品質を測定した回線品質情報を生成する回線品質測定手段と、
    この回線品質測定手段で生成した回線品質情報を、前記告知情報に経路情報として付加する回線品質付加手段と、
    前記告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている回線品質情報に基づいて、前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。
  4. 前記告知情報は、前記データ送信装置において、予め前記優先順位を変更するための基準となるストリーム配信要求順序規則を付加した情報であって、
    前記ストリーム配信要求順序規則に基づいて、前記優先順位を変更するストリーム配信要求先変更手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。
  5. 前記告知情報に、前記ストリームデータを受信中であるか否かを示す受信状態を設定する受信状態設定手段を備え、
    前記告知情報配信手段が、前記受信状態の変化に基づいて、前記告知情報を再配信し、前記ストリーム配信要求先変更手段が、前記告知情報に付加されている受信状態に基づいて、前記ストリームデータを受信中である配信要求先の優先順位を高く設定することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のデータ中継装置。
  6. ネットワークを介して、データ送信装置から、複数のデータ中継装置を中継して配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報に基づいて、前記データ送信装置から、前記ストリームデータを受信するデータ受信装置において、
    前記ストリームデータの配信要求先を、優先順位をつけて記憶する配信要求先順位記憶手段と、
    前記配信要求先に前記告知情報の配信要求を送信する告知情報配信要求送信手段と、
    前記データ送信装置または前記データ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段と、
    この告知情報受信手段で受信した告知情報で示される前記ストリームデータの配信内容に基づいて、前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、前記優先順位に基づく配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段と、
    このストリーム配信要求送信手段で送信したストリーム配信要求に対する応答を受信するストリーム配信要求応答受信手段と、を備え、
    前記ストリーム配信要求応答受信手段で受信した応答において、前記ストリームデータの配信が拒否された場合に、前記ストリーム配信要求送信手段が、前記優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信することを特徴とするデータ受信装置。
  7. ネットワークを介して、データ送信装置から配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報を、データ受信装置に中継するとともに、当該告知情報に基づいて前記データ受信装置から要求された前記ストリームデータを前記データ送信装置から前記データ受信装置に中継するために、データ中継装置において、コンピュータを、
    前記データ送信装置または他のデータ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段、
    この告知情報受信手段で受信した告知情報に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加する告知情報経路付加手段、
    この告知情報経路付加手段で経路情報が付加された告知情報を、当該告知情報を要求したデータ受信装置または他のデータ中継装置に配信する告知情報配信手段、
    前記告知情報受信手段で受信した告知情報に付加されている経路情報に基づいて、当該告知情報がネットワーク上でループしているか否かを判定する告知情報ループ判定手段、
    前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、前記データ受信装置または他のデータ中継装置から受信するストリーム配信要求受信手段、
    このストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に、当該データ中継装置を経由したことを示す経路情報を付加するストリーム配信要求経路付加手段、
    このストリーム配信要求経路付加手段で経路情報が付加されたストリーム配信要求を、配信要求先順位記憶手段に記憶した前記ストリームデータの配信要求先の優先順位に基づいて前記配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段、
    前記ストリーム配信要求受信手段で受信したストリーム配信要求に付加されている経路情報に基づいて、当該ストリーム配信要求がネットワーク上でループしているか否かを判定するストリーム配信要求ループ判定手段、
    として機能させることを特徴とするデータ中継プログラム。
  8. ネットワークを介して、データ送信装置から、複数のデータ中継装置を中継して配信されるストリームデータの配信内容を示す告知情報に基づいて、前記データ送信装置から、前記ストリームデータを受信するために、データ受信装置において、コンピュータを、
    配信要求先順位記憶手段に記憶した前記ストリームデータの配信要求先に前記告知情報の配信要求を送信する告知情報配信要求送信手段、
    前記データ送信装置または前記データ中継装置から、前記告知情報を受信する告知情報受信手段、
    この告知情報受信手段で受信した告知情報で示される前記ストリームデータの配信内容に基づいて、前記ストリームデータの配信要求を示すストリーム配信要求を、優先順位に基づく配信要求先に送信するストリーム配信要求送信手段、
    このストリーム配信要求送信手段で送信したストリーム配信要求に対する応答を受信するストリーム配信要求応答受信手段、として機能させ、
    前記ストリーム配信要求応答受信手段で受信した応答において、前記ストリームデータの配信が拒否された場合に、前記ストリーム配信要求送信手段が、前記優先順位の順番で他の配信要求先にストリーム配信要求を再送信することを特徴とするデータ受信プログラム。
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