JP2007251396A - モノポールアンテナ - Google Patents

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Tadayuki Miyauchi
匡之 宮内
Masahiko Ozawa
正彦 小沢
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Yagi Antenna Co Ltd
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Abstract

【課題】簡易かつ堅牢で、使い勝手に優れた折り畳み構造のモノポールアンテナを提供する。
【解決手段】モノポールアンテナ13の下側アンテナ素子14bの上部外周にねじ部21を形成し、上側アンテナ素子14aの下部に下側内面にねじ加工を施した固定カバー22を設ける。上記アンテナ素子14a、14bの間は、関節部23により接続する。関節部23は、折り畳み可能に構成する。素子を展開する場合には、関節部23を利用してアンテナ素子14a、14bの軸が一致するように延ばし、固定カバー22を下側アンテナ素子14b方向に移動させ、ねじ部21にねじ込んで固定する。素子を折り畳む場合は、固定カバー22を緩めてねじ部21から外し、上部方向に移動させた後、上側アンテナ素子14aを180°下方に回転させ、下側アンテナ素子14bと平行になるように折り畳む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば移動体通信における車載用、携行用等に使用されるモノポールアンテナに関する。
従来、モノポールアンテナは、構造の簡易さから、車載用、携行用等の用途に数多く使用されている。しかし、モノポールアンテナは、構造上、軸方向に対し電気特性に由来する所定の長さが必要であり、収納時または携行用として使用する際、その長さが障害となる場合がある。このため従来のモノポールアンテナでは、分割つなぎ方式を用いて折り畳み構造とし、収納時または携行時に全長を短くできるようにしたものがある。
また、本発明に関連する公知技術として、支柱長を最低使用周波数の1/20波長程度に短くし、ローディング素子、ローディングコイル及び整合器を付加することにより、広帯域特性を持たせると共に、水平ステーを不要にして軽量化を図り、開設、撤収が容易に行なえるようにした可搬用のコニカルモノポールアンテナが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−36916号公報
上記従来の分割つなぎ方式を用いて折り畳み構造とし、収納時または携行時に全長を短くできるようにしたモノポールアンテナでは、折り畳むことによって容易に携行することが可能になるが、分割した際、部品を紛失するなどの問題があった。
また、上記折り畳み構造のモノポールアンテナにおいて、折り畳みを解除して展開する際、バネアクションを併用して展開を容易にしたものがある。しかし、このバネアクションを併用したモノポールアンテナは、構造が複雑であり、高価となる欠点があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、簡易かつ堅牢で、使い勝手に優れた折り畳み構造のモノポールアンテナを提供することを目的とする。
第1の発明は、複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、上部外周にねじ部を形成した下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子との間を折り畳み可能に連結する関節部と、前記上側アンテナ素子の外部に移動可能に設けられ、下部内面に前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合するねじ加工を施した固定カバーとを具備し、前記固定カバーにおける下部内面のねじ加工部を前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合させて前記上側アンテナ素子と下側アンテナ素子とを固定して保持することを特徴とする。
第2の発明は、複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記上側アンテナ素子の下部に設けられる関節部と、前記下側アンテナ素子の上部内側に設けられ、前記上側アンテナ素子の下部及び関節部を収納する関節収納部と、前記上側アンテナ素子の下部が関節部と共に前記下側アンテナ素子の関節収納部の所定位置まで挿入された状態で上側アンテナ素子の位置を規制するストッパと、前記関節収納部からの関節部の脱落を防止する脱落防止手段とを具備し、前記関節収納部に前記上側アンテナ素子の下部及び関節部を収納することにより前記上部アンテナ素子と下部アンテナ素子とを固定して保持することを特徴とする。
第3の発明は、複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、上部外周にねじ部を形成した下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上部内側に形成されたチェーン収納部と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子のチェーン収納部と上側アンテナ素子との間を連結するチェーンと、前記上側アンテナ素子の外部に移動可能に設けられ、下部内面に前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合するねじ加工を施した固定カバーとを具備し、前記上側アンテナ素子と下側アンテナ素子とを連結する際、前記チェーンをチェーン収納部に収納し、前記固定カバーにおける下部内面のねじ加工部を前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合させて前記上側アンテナ素子と下側アンテナ素子とを固定して保持することを特徴とする。
第4の発明は、複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上部内側に形成されたチェーン収納部と、前記下側アンテナの上端部に装着され、中央部に透孔が形成された円板状の第1の磁石と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記上側アンテナ素子の下端部に装着された円板状の第2の磁石と、前記下側アンテナ素子のチェーン収納部と前記上側アンテナ素子の第2の磁石との間を接続するチェーンと、前記第1の磁石及び第2の磁石の連結位置を決める位置決め手段とを具備し、前記第1の磁石及び第2の磁石の磁力により、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子とを連結することを特徴とする。
第5の発明は、複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子との間を連結するバネと、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子とを接続する導線とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ素子を容易に展開して強固に固定できると共に、収納時には容易に折り畳むことが可能であり、しかも簡易かつ堅牢な構造で使い勝手に優れ、コストの低下を図ることができる。また、アンテナ素子を折り畳む場合においても部品を取り外す必要が無く、部品の紛失を確実に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るモノポールアンテナを地上設置用の空中線に実施した場合の例を示す全体の構成図である。
図1において、10は整合器で、この整合器10には給電線である高周波ケーブル11が接続される。上記整合器10の上部には、素子スプリング12を介してモノポールアンテナ13が装着される。モノポールアンテナ13は、複数例えば3本のアンテナ素子14a〜14cを素子折り曲げ部15a、15bによって接続している。また、上部のアンテナ素子14aと下部のアンテナ素子14cには、それぞれローディング素子16a、16bが装着される。
上記のモノポールアンテナ13を地上に設置する場合には、例えば地面17に打ち込んだ杭18の上部に上記整合器10の部分を取付金具(図示せず)により取り付ける。この場合、モノポールアンテナ13は、垂直となるように杭18に取り付けて使用する。
次に、上記素子折り曲げ部15a、15bの詳細について図2を参照して説明する。なお、素子折り曲げ部15a、15bは、同じ構造であるので、最上部のアンテナ素子14aとその下側に位置するアンテナ素子14b間を接続する素子折り曲げ部15aについて説明する。
図2は素子折り曲げ部15aの詳細な構成を示すもので、(a)、(b)はアンテナ素子を展開する過程を示す側面図、(c)は展開完了後の素子結合部分の断面図、(d)、(e)は折り畳みの過程を示す側面図、(f)は折り畳み後の平面図である。
以下、素子折り曲げ部15aの上側に位置するアンテナ素子14aを上側アンテナ素子14a、下側に位置するアンテナ素子14bを下側アンテナ素子14bとして説明する。
図2(a)に示すように下側アンテナ素子14bの上部外周にねじ部21を形成し、上側アンテナ素子14aの下部には、下側内面にねじ加工を施した固定カバー22を設ける。そして、上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとの間は、関節部23により接続する。関節部23は、上側アンテナ素子14a及び下側アンテナ素子14bに対し、それぞれ透孔内に軸を結合させて上下方向に例えば略180°回転できるように、すなわち折り畳み可能に構成される。
上記固定カバー22は、上側アンテナ素子14a及び関節部23部分を移動できるように設けられ、下側内面に施したねじ加工部が下側アンテナ素子14bのねじ部21に螺合できるようになっている。この場合、図2(c)に示すように上側アンテナ素子14aの下端部を大径に形成し、その大径部24の上側に固定カバー22の上部内側縁が係止されるようにしている。
そして、モノポールアンテナ13を展開する場合には、図2(a)に示すように関節部23を利用して、上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bの軸が一致するように延ばし、同図(b)に示すように固定カバー22を下側アンテナ素子14b方向に移動させ、固定カバー22を回転させて下側アンテナ素子14bのねじ部21にねじ込み、同図(c)に示すように上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとを一直線状に固定する。このとき固定カバー22の上端開口部は、上側アンテナ素子14aの大径部24に係止される。
また、モノポールアンテナ13を折り畳む場合には、固定カバー22を緩めて下側アンテナ素子14bのねじ部21から外し、図2(a)に示したように固定カバー22を上側アンテナ素子14a方向に移動させる。この状態で、図2(d)〜(f)に示すように関節部23を利用して上側アンテナ素子14aを下方向に回転させ、下側アンテナ素子14bと平行になるように折り畳む。
図3は、図1に示したモノポールアンテナ13の各アンテナ素子14a〜14cを素子折り曲げ部15a、15bで折り畳んだ状態を示している。
上記第1実施形態によれば、アンテナ素子を容易に展開して強固に固定できると共に、収納時には容易に折り畳むことが可能であり、しかも簡易かつ堅牢な構造で使い勝手に優れ、コストの低下を図ることができる。また、素子折り曲げ部15a、15bは、アンテナ素子を折り畳む場合においても部品を取り外す必要が無く、部品の紛失を確実に防止することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るモノポールアンテナ13のアンテナ素子14a、14b間の素子折り曲げ部15aの構成を示したもので、(a)は素子折り曲げ部15a部分の一部断面図、(b)、(c)は素子を展開する過程を示す側面図、(d)は展開完了後の断面図である。
上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとの間を結合する素子折り曲げ部15aは、第1実施形態と同様に関節部23を備えている。関節部23は、上端部が上側アンテナ素子14aに対して上下方向に略180°回転可能に結合され、下端部が円柱状の摺動部材31に上下方向に略180°回転可能に結合される。上側アンテナ素子14aは、下端部が小径に形成され、その小径部32の先端に上記関節部23が結合される。また、摺動部材31は、下部を大径、上部を小径に形成して段差部31aを設けている。
一方、下側アンテナ素子14bは、少なくとも上部を円筒状に形成して内側に関節収納部33を設け、この関節収納部33に上記摺動部材31を収納する。摺動部材31の大径部は、関節収納部33の直径と寸法差が殆どなく、ある程度の圧力を加えることによって摺動部材31が関節収納部33内を摺動できるように設定されている。また、下側アンテナ素子14bの上端開口部の周縁部、少なくとも内周縁に沿って例えばリング状のストッパ34が装着される。このストッパ34は、関節部23を上方に引き上げた際に摺動部材31の段差部31aに当接し、関節収納部33から関節部23が脱落するのを防止する。なお、上側アンテナ素子14aの下端部に形成された小径部32は、ストッパ34の内側を通って関節収納部33内に挿入できるように大きさが設定されている。
上記の構成において、モノポールアンテナ13を展開する場合には、図4(a)、(b)に示すように、関節部23を利用して上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bの軸が一致するように延ばし、同図(c)に示すように上側アンテナ素子14aを関節部23と共に下側アンテナ素子14b方向に力を加えて引き下げ、上側アンテナ素子14aの小径部32及び関節部23を下側アンテナ素子14bの関節収納部33内に圧入する。このとき上側アンテナ素子14aの小径部32に上端に形成されている段差部がストッパ34に当接して係止される。この状態では、図4(d)に示すように上側アンテナ素子14aの小径部32、関節部23及び摺動部材31が関節収納部33内に収納されて上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bが結合した状態に保持され、モノポールアンテナ13の展開を完了する。
また、モノポールアンテナ13を折り畳む場合には、図4(a)、(b)に示したように上側アンテナ素子14aを上方に引き上げ、下側アンテナ素子14bの関節収納部33から関節部23を引き抜く。この状態では、関節部23は自由に動かせるようになるので、第1実施形態の図2(e)に示したように関節部23を利用して上側アンテナ素子14aを下方に180°回転させ、下側アンテナ素子14bと平行になるように折り畳む。なお、上記下側アンテナ素子14bの関節収納部33から関節部23を引き抜いた際、摺動部材31は段差部31aがストッパ34に当接し、関節収納部33からの脱落を防止する。
上記第2実施形態によれば、アンテナ素子間の固定及び固定解除にねじを回すなどの特別な操作を行なう必要が無く、きわめて簡単にアンテナ素子を展開して固定したり、折り畳んだりすることが可能であり、かつ簡易な構造でコストの低下を図ることができる。また、アンテナ素子を折り畳む場合においても部品を取り外す必要が無く、部品の紛失を確実に防止することができる。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。
図5は、本発明の第3実施形態に係るモノポールアンテナ13のアンテナ素子14a、14b間の素子折り曲げ部15aの構成を示したもので、(a)は側面図、(b)は素子を折り畳んだ状態を示す側面図、(c)は素子を展開した状態を示す側面図、(d)は展開完了後の断面図である。
図5(a)に示すように第1実施形態と同様に下側アンテナ素子14bの上部外周にねじ部21が形成され、上側アンテナ素子14aの下部には、下側内面にねじ加工を施した固定カバー22が設けられる。また、上側アンテナ素子14aには、固定カバー22の上方部位に該固定カバー22の移動範囲を規制するストッパ41が設けられる。
そして、下側アンテナ素子14bの上部内側にチェーン収納部42を設け、このチェーン収納部42の底部と上側アンテナ素子14aの下端部との間をチェーン43により連結する。チェーン43は、チェーン収納部42の底部及び上側アンテナ素子14aに対して例えば圧着、リベット、ねじ等を利用して固着される。
上記固定カバー22は、上側アンテナ素子14a及びチェーン43部分を移動できるように設けられ、下側内面に施したねじ加工部が下側アンテナ素子14bのねじ部21に螺合できるようになっている。この場合、上側アンテナ素子14aの下端部を大径に形成し、その大径部24の上側に固定カバー22のねじ加工部の上側縁が係止されるようにしている。
上記の構成において、モノポールアンテナ13を展開する場合には、図5(a)に示すように、チェーン43を利用して上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bの軸が一致するように延ばし、同図(c)、(d)に示すように固定カバー22及び上側アンテナ素子14aを下側アンテナ素子14b方向に移動させる。このときチェーン43をチェーン収納部42内に収納させる。この状態で固定カバー22を回転させて下側アンテナ素子14bのねじ部21にねじ込み、上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとを一直線状に固定する。
また、モノポールアンテナ13を折り畳む場合には、図5(a)に示すように固定カバー22を緩めて下側アンテナ素子14bのねじ部21から外し、固定カバー22を上側アンテナ素子14a方向に移動する。この状態で、図5(b)に示すようにチェーン43の自在な屈曲性を利用して上側アンテナ素子14aを下方に回転させ、下側アンテナ素子14bと平行になるように折り畳む。
上記第3実施形態によれば、第1実施形態と同様にアンテナ素子を容易に展開して強固に固定できると共に、収納時には容易に折り畳むことが可能であり、かつ簡易な構造でコストの低下を図ることができる。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態について説明する。
図6は、本発明の第4実施形態に係るモノポールアンテナ13のアンテナ素子14a、14bの間の素子折り曲げ部15aの構成を示したもので、(a)は側面図、(b)はアンテナ素子を折り畳んだ状態を示す側面図、(c)はアンテナ素子を展開した状態を示す一部断面図である。
この第4実施形態は、上記第3実施形態における上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14b間の連結手段、すなわち上側アンテナ素子14aに設けた固定カバー22と下側アンテナ素子14bに設けたねじ部21とによる連結手段に代えて磁石による連結手段を用いたものである。
すなわち、図6(a)に示すように上側アンテナ素子14aの下端部、この場合の例では固定カバー22の下端部に例えば円板状の第1の磁石51を装着すると共に、下側アンテナ素子14bの上端部に円板状の第2の磁石52を装着する。第2の磁石52の中央部には、チェーン43を挿通させるための透孔53が設けられる。また、第1の磁石51の中央部には、上記透孔53内に挿入する例えば円筒状の突部54が設けられる。上記第1及び第2の磁石51、52を連結する際、第1の磁石51に設けた突部54を第2の磁石52に設けた透孔53内に挿入することにより、両者が中央部で結合するように位置決めを行なう。
また、第3実施形態と同様に下側アンテナ素子14bの上部内側にチェーン収納部42を設け、このチェーン収納部42の底部と第1の磁石51との間をチェーン43により連結する。
上記の構成において、モノポールアンテナ13を展開する場合には、図6(a)に示すように、チェーン43を利用して上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bの軸が一致するように延ばし、次いで同図(c)に示すように上側アンテナ素子14a及び固定カバー22を下側アンテナ素子14b方向に移動させながらチェーン43をチェーン収納部42に収納し、固定カバー22に設けた第1の磁石51と下側アンテナ素子14bに設けた第2の磁石52とを磁力により結合させる。このとき第1の磁石51に設けた突部54を第2の磁石52に設けた透孔53内に挿入して位置決めを行ない、上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bの軸を一致させる。
また、モノポールアンテナ13を折り畳む場合には、図6(a)に示すように第1の磁石51と第2の磁石52の磁力に抗して両者を引き離し、図6(b)に示すようにチェーン43の自在な屈曲性を利用して上側アンテナ素子14aを下側アンテナ素子14bと平行になるように折り畳む。
上記第4実施形態によれば、第2実施形態と同様にアンテナ素子間の固定及び固定解除にねじを回すなどの特別な操作を行なう必要が無く、きわめて簡単にアンテナ素子を展開して固定したり、折り畳んだりすることが可能であり、かつ非常に簡易な構造でコストの低下を図ることができる。
なお、上記第4実施形態では、固定カバー22の下端部に第1の磁石51を設けた場合について示したが、固定カバー22を設けずに上側アンテナ素子14aの下端部に第1の磁石51を装着し、下側アンテナ素子14bに設けた第2の磁石52と結合するようにしても良い。
(第5実施形態)
次に本発明の第5実施形態について説明する。
図7は、本発明の第5実施形態に係る上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとの間の素子折り曲げ部15aの構成を示したもので、(a)はアンテナ素子を展開した状態を示す図、(b)はアンテナ素子を折り畳んだ状態を示す図である。
この第5実施形態では、図7(a)に示すように上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとの間を例えばコイル状に形成した折り曲げ可能なバネ61によって連結し、上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとを導線62によって電気的に接続している。この場合、導線62は、バネ61の内部を挿通させて上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとを電気的に接続する。
上記の構成において、モノポールアンテナ13を展開する場合には、図7(a)に示すようにバネ61の張力により展開し、上側アンテナ素子14aと下側アンテナ素子14bとを一直線状に保持する。
また、モノポールアンテナ13を折り畳む場合は、図7(b)に示すようにバネ61を屈曲させて上側アンテナ素子14aを下側アンテナ素子14bと平行になるように折り畳む。
なお、バネによっては一度折り畳むと、その折り畳んだ状態を保持する機能を備えたものがあるので、そのようなバネを利用することによって素子の折り畳みを容易に行なうことが可能である。
上記第5実施形態によれば、きわめて簡単にアンテナ素子を展開したり、折り畳んだりすることが可能であり、かつ非常に簡易な構造でコストの低下を図ることができる。
なお、上記実施形態では、本発明に係るモノポールアンテナを地上設置用の空中線に実施した場合について説明したが、その他、車載用や携行用のアンテナにおいても上記実施形態と同様にして実施し得るものである。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の第1実施形態に係るモノポールアンテナを地上設置用の空中線に実施した場合の例を示す全体の構成図である。 同実施形態におけるモノポールアンテナの素子折り曲げ部の詳細な構成図である。 同実施形態におけるモノポールアンテナの各素子を折り畳んで収納した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るモノポールアンテナの素子折り曲げ部の構成図である。 本発明の第3実施形態に係るモノポールアンテナの素子折り曲げ部の構成図である。 本発明の第4実施形態に係るモノポールアンテナの素子折り曲げ部の構成図である。 本発明の第5実施形態に係るモノポールアンテナの素子折り曲げ部の構成図である。
符号の説明
10…整合器、11…高周波ケーブル、12…素子スプリング、13…モノポールアンテナ、14a〜14c…アンテナ素子、15a、15b…素子折り曲げ部、16a.16b…ローディング素子、17…地面、18…杭、22…固定カバー、23…関節部、24…大径部、31…摺動部材、31a…段差部、32…小径部、33…関節収納部、34…ストッパ、41…ストッパ、42…チェーン収納部、43…チェーン、51…第1の磁石、52…第2の磁石、53…透孔、54…突部、61…バネ、62…導線

Claims (5)

  1. 複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、上部外周にねじ部を形成した下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子との間を折り畳み可能に連結する関節部と、前記上側アンテナ素子の外部に移動可能に設けられ、下部内面に前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合するねじ加工を施した固定カバーとを具備し、
    前記固定カバーにおける下部内面のねじ加工部を前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合させて前記上側アンテナ素子と下側アンテナ素子とを固定して保持することを特徴とするモノポールアンテナ。
  2. 複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記上側アンテナ素子の下部に設けられる関節部と、前記下側アンテナ素子の上部内側に設けられ、前記上側アンテナ素子の下部及び関節部を収納する関節収納部と、前記上側アンテナ素子の下部が関節部と共に前記下側アンテナ素子の関節収納部の所定位置まで挿入された状態で上側アンテナ素子の位置を規制するストッパと、前記関節収納部からの関節部の脱落を防止する脱落防止手段とを具備し、
    前記関節収納部に前記上側アンテナ素子の下部及び関節部を収納することにより前記上部アンテナ素子と下部アンテナ素子とを固定して保持することを特徴とするモノポールアンテナ。
  3. 複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、上部外周にねじ部を形成した下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上部内側に形成されたチェーン収納部と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子のチェーン収納部と上側アンテナ素子との間を連結するチェーンと、前記上側アンテナ素子の外部に移動可能に設けられ、下部内面に前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合するねじ加工を施した固定カバーとを具備し、
    前記上側アンテナ素子と下側アンテナ素子とを連結する際、前記チェーンをチェーン収納部に収納し、前記固定カバーにおける下部内面のねじ加工部を前記下側アンテナ素子のねじ部に螺合させて前記上側アンテナ素子と下側アンテナ素子とを固定して保持することを特徴とするモノポールアンテナ。
  4. 複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上部内側に形成されたチェーン収納部と、前記下側アンテナの上端部に装着され、中央部に透孔が形成された円板状の第1の磁石と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記上側アンテナ素子の下端部に装着された円板状の第2の磁石と、前記下側アンテナ素子のチェーン収納部と前記上側アンテナ素子の第2の磁石との間を接続するチェーンと、前記第1の磁石及び第2の磁石の連結位置を決める位置決め手段とを具備し、
    前記第1の磁石及び第2の磁石の磁力により、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子とを連結することを特徴とするモノポールアンテナ。
  5. 複数のアンテナ素子を連結してなるモノポールアンテナにおいて、下側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子の上側に設けられる上側アンテナ素子と、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子との間を連結するバネと、前記下側アンテナ素子と上側アンテナ素子とを接続する導線とを具備することを特徴とするモノポールアンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101082789B1 (ko) * 2008-11-10 2011-11-14 (주)파트론 접히는 방송수신용 안테나.
JP4871410B2 (ja) * 2007-07-13 2012-02-08 メニックス カンパニー,リミテッド 伸縮可能なスイベルアンテナ
KR101803378B1 (ko) * 2016-04-21 2017-11-30 삼성중공업(주) 접이식 안테나

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