JP2007250061A - 磁気センサおよび磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気センサおよび磁気ディスク装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007250061A JP2007250061A JP2006070637A JP2006070637A JP2007250061A JP 2007250061 A JP2007250061 A JP 2007250061A JP 2006070637 A JP2006070637 A JP 2006070637A JP 2006070637 A JP2006070637 A JP 2006070637A JP 2007250061 A JP2007250061 A JP 2007250061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- effect element
- height
- magnetoresistive effect
- hard film
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/33—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
- G11B5/39—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
- G11B5/3903—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/02—Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
- G01R33/06—Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using galvano-magnetic devices
- G01R33/09—Magnetoresistive devices
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
Abstract
【課題】 磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を作用させるハード膜の形状を工夫することによりバイアス磁界を強め、磁気抵抗効果素子の出力のばらつきや出力信号の非対称性についてのばらつきを改善する。
【解決手段】 磁気抵抗効果素子6を挟む配置に、磁気抵抗効果素子6に対してバイアス磁界を印加するハード膜22が設けられたリードヘッドを備える磁気センサにおいて、前記ハード膜22に、ハイト方向の高さが前記磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも高くなる幅広部22bが設けられ、該幅広部22bから磁気抵抗効果素子6の側面に向けて徐々に高さが低位となるしぼり形状の連結部22cが設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 磁気抵抗効果素子6を挟む配置に、磁気抵抗効果素子6に対してバイアス磁界を印加するハード膜22が設けられたリードヘッドを備える磁気センサにおいて、前記ハード膜22に、ハイト方向の高さが前記磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも高くなる幅広部22bが設けられ、該幅広部22bから磁気抵抗効果素子6の側面に向けて徐々に高さが低位となるしぼり形状の連結部22cが設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、磁気ディスク装置における情報の再生に用いられる磁気センサおよびこれを用いた磁気ディスク装置に関する。
図5は、磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッドの構成を示す。この磁気ヘッドは、下部シールド層5と上部シールド層7とで再生用の磁気抵抗効果素子(MR素子)6を挟む配置に設けられたリードヘッド8と、ライトギャップ10を挟んで配置される下部磁極9および上部磁極11と、記録用のコイル12を備えたライトヘッド13とを備える。
磁気抵抗効果素子は磁化情報を検知するための磁性層として、外部磁場の作用によって磁化(スピン)の向きが反転するフリー層を備える。このフリー層に用いられる磁性層は外部磁場によってスピンの向きが容易に反転するが、磁化情報を的確に検知するためにフリー層にバイアス磁界を印加してスピンの向きを一定方向に揃えておき、外部磁場が作用した際にスピンの向きが反転するようにしている。
フリー層にバイアス磁化を印加する方法として従来なされている方法は、磁気抵抗効果素子を挟む配置にハード膜(硬磁性膜)を設けて、磁気抵抗効果素子に一定の磁界を作用させる方法である。図1(b)は、磁気抵抗効果素子6の両側にハード膜20を設ける従来の配置を示す。同図は、磁気ヘッドのABS(Air Bearing Surface)面に垂直となる面での磁気抵抗効果素子6とハード膜20の断面を示す。従来は磁気抵抗効果素子6の両側に磁気抵抗効果素子6とハイト方向の高さが等しくなるようにハード膜20を設けている。
特開2002−208122号公報
前述したハード膜20により磁気抵抗効果素子6のフリー層に作用させる磁気的なバイアス作用は、磁気抵抗効果素子6の出力のばらつきや、出力信号の非対称性のばらつきに大きく影響を与え、ハード膜20によるバイアス磁界が十分に強くない場合には、出力のばらつきや出力信号の非対称性のばらつきが大きくなり、リードヘッドの再生精度が低下する。このため、ハード膜20によるバイアス磁界を強める必要があるが、従来は、ハード膜20を構成する磁性材料の物性を改良してバイアス磁界を強める方法が検討されている。
しかしながら、ハード膜20を構成する磁性材料を物性的に改良することは必ずしも容易ではない。
本発明は、ハード膜のバイアス磁界を強める方法としてハード膜の物性的な改良によることなくハード膜の形状を改良することによって磁気抵抗効果素子に作用するバイアス磁界を強めることができ、これによって磁気抵抗効果素子の出力のばらつきや出力信号の非対称性についてのばらつきを改善することができる磁気センサおよびこの磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、ハード膜のバイアス磁界を強める方法としてハード膜の物性的な改良によることなくハード膜の形状を改良することによって磁気抵抗効果素子に作用するバイアス磁界を強めることができ、これによって磁気抵抗効果素子の出力のばらつきや出力信号の非対称性についてのばらつきを改善することができる磁気センサおよびこの磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、磁気抵抗効果素子を挟む配置に、磁気抵抗効果素子に対してバイアス磁界を印加するハード膜が設けられたリードヘッドを備える磁気センサにおいて、前記ハード膜に、ハイト方向の高さが前記磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも高くなる幅広部が設けられ、該幅広部から磁気抵抗効果素子の側面に向けて徐々に高さが低位となるしぼり形状の連結部が設けられていることを特徴とする。
また、前記ハード膜に、前記磁気抵抗効果素子の側面に連結して磁気抵抗効果素子と同一高さの接続部が設けられ、該接続部と前記幅広部とが、幅広部から接続部へ徐々に高さが低位となる前記連結部により連結されていることを特徴とする。
すなわち、磁気抵抗効果素子を挟む配置に、磁気抵抗効果素子に対してバイアス磁界を印加するハード膜が設けられたリードヘッドを備える磁気センサにおいて、前記ハード膜に、ハイト方向の高さが前記磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも高くなる幅広部が設けられ、該幅広部から磁気抵抗効果素子の側面に向けて徐々に高さが低位となるしぼり形状の連結部が設けられていることを特徴とする。
また、前記ハード膜に、前記磁気抵抗効果素子の側面に連結して磁気抵抗効果素子と同一高さの接続部が設けられ、該接続部と前記幅広部とが、幅広部から接続部へ徐々に高さが低位となる前記連結部により連結されていることを特徴とする。
また、記録媒体との間で情報の記録・再生作用をなす磁気ヘッドが形成されたスライダーが、サスペンションの先端に、記録媒体の媒体面に対向して搭載されたキャリッジアセンブリを備えた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘッドが、磁気抵抗効果素子を挟む配置に、磁気抵抗効果素子に対してバイアス磁界を印加するハード膜が設けられたリードヘッドを備え、前記ハード膜に、ハイト方向の高さが前記磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも高くなる幅広部が設けられ、該幅広部から磁気抵抗効果素子の側面に向けて徐々に高さが低位となるしぼり形状の連結部が設けられていることを特徴とする。
また、前記ハード膜に、前記磁気抵抗効果素子の側面に連結して磁気抵抗効果素子と同一高さの接続部が設けられ、該接続部と前記幅広部とが、幅広部から接続部へ徐々に高さが低位となる前記連結部により連結されていることを特徴とする。
また、前記ハード膜に、前記磁気抵抗効果素子の側面に連結して磁気抵抗効果素子と同一高さの接続部が設けられ、該接続部と前記幅広部とが、幅広部から接続部へ徐々に高さが低位となる前記連結部により連結されていることを特徴とする。
本発明に係る磁気センサによれば、ハード膜にしぼり形状の連結部を設けることにより、磁気抵抗効果素子の出力のばらつきを改善することができる。また、ハード膜は従来の製造工程を変えることなく容易に所要の形状に形成できる。また、ハード膜の熱放散性が向上することから、磁気抵抗効果素子の特性を安定化することができる。また、磁気ディスク装置に本発明に係る磁気センサを搭載することにより、磁気記録の再生をより高精度に行うことができ、磁気ディスク装置の信頼性を向上させることが可能になる。
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳細に説明する。
(磁気センサ)
図1(a)は、本発明に係る磁気センサを構成する、磁気抵抗効果素子6と磁気抵抗効果素子6の両側に配置したハード膜22の構成を示す。図1(b)は、比較として従来例における磁気抵抗効果素子6とハード膜20の構成を示している。
図1(a)、(b)ともに、磁気ヘッドのABS面に垂直となる面での断面構造を示すもので、図中に磁気ヘッドのハイト方向とコア幅方向を示す。すなわち、図1に示す磁気抵抗効果素子6は、紙面に垂直方向にフリー層を含む磁性層が積層されて形成される。
(磁気センサ)
図1(a)は、本発明に係る磁気センサを構成する、磁気抵抗効果素子6と磁気抵抗効果素子6の両側に配置したハード膜22の構成を示す。図1(b)は、比較として従来例における磁気抵抗効果素子6とハード膜20の構成を示している。
図1(a)、(b)ともに、磁気ヘッドのABS面に垂直となる面での断面構造を示すもので、図中に磁気ヘッドのハイト方向とコア幅方向を示す。すなわち、図1に示す磁気抵抗効果素子6は、紙面に垂直方向にフリー層を含む磁性層が積層されて形成される。
磁気ヘッドには水平磁気ヘッドや垂直磁気ヘッド等の種々の形式のものが提案されている。本発明に係る磁気センサは、リードヘッドに形成する磁気抵抗効果素子6とハード膜22の構成を特徴とするものであり、磁気抵抗効果素子6とハード膜22の構成については、ライトヘッド等の構成にはかかわらず、種々の磁気ヘッドに適用可能である。
図1(a)に示す磁気抵抗効果素子6とハード膜22との構成において特徴的な構成は、磁気抵抗効果素子6を挟んでその両側に形成するハード膜22の形状である。
すなわち、従来の磁気センサにおいては、図1(b)に示すように、ハード膜20のハイト方向の高さは磁気抵抗効果素子6のハイト方向の高さに一致するように設けられているのに対して、本実施形態においては、磁気抵抗効果素子6を挟んで配置されるハード膜22を磁気抵抗効果素子6に接続する接続部22aについては磁気抵抗効果素子6のハイト方向と同一の高さに設定する一方、接続部22aよりも外側部分については接続部22aよりもハイト方向の高さを高く形成した幅広部22bとし、幅広部22bと接続部22aとの中間に連結部22cを設けている。
すなわち、従来の磁気センサにおいては、図1(b)に示すように、ハード膜20のハイト方向の高さは磁気抵抗効果素子6のハイト方向の高さに一致するように設けられているのに対して、本実施形態においては、磁気抵抗効果素子6を挟んで配置されるハード膜22を磁気抵抗効果素子6に接続する接続部22aについては磁気抵抗効果素子6のハイト方向と同一の高さに設定する一方、接続部22aよりも外側部分については接続部22aよりもハイト方向の高さを高く形成した幅広部22bとし、幅広部22bと接続部22aとの中間に連結部22cを設けている。
磁気抵抗効果素子6とハード膜22のABS面に面する側は平坦面(直線状)に形成するから、上述したように、接続部22aと幅広部22bの中間に連結部22cを形成すると、ハード膜22は幅広部22bから接続部22aに向けて徐々に高さが低位となり、磁気抵抗効果素子6を挟んで配置される接続部22aが細幅にしぼられた形状となり、連結部22cの上縁部分が傾斜辺(傾斜面)に形成される。
図2、3は、図1(a)に示す本発明に係るハード膜22を備えた磁気抵抗効果素子と、図1(b)に示す従来のハード膜20を備えた磁気抵抗効果素子について、磁気抵抗効果素子の出力のばらつきと出力波形の非対称性を計算によって求めた結果を示す。
図2、3において、実施形態とは、図1(a)に示すモデルに基づいて求めたものであり、比較例とは、図1(b)に示すモデルに基づいて求めたものである。すなわち、実施形態では、磁気抵抗効果素子6のハイト方向の高さ90nm、ハード膜22の接続部22aの高さ90nm、長さ70nm、幅広部22bの高さ290nm、連結部22cの斜面の角度40度とし、ハード膜22の両端間の長さ1600nmとした。また、従来例では、磁気抵抗効果素子6とハード膜20のハイト方向の高さを90nmとし、ハード膜20の両端間の長さを1600nmとした。また、ハード膜20、22がCoCrPtからなるものとし、ハード膜の粒径のばらつきを考慮して計算した。
図2、3において、実施形態とは、図1(a)に示すモデルに基づいて求めたものであり、比較例とは、図1(b)に示すモデルに基づいて求めたものである。すなわち、実施形態では、磁気抵抗効果素子6のハイト方向の高さ90nm、ハード膜22の接続部22aの高さ90nm、長さ70nm、幅広部22bの高さ290nm、連結部22cの斜面の角度40度とし、ハード膜22の両端間の長さ1600nmとした。また、従来例では、磁気抵抗効果素子6とハード膜20のハイト方向の高さを90nmとし、ハード膜20の両端間の長さを1600nmとした。また、ハード膜20、22がCoCrPtからなるものとし、ハード膜の粒径のばらつきを考慮して計算した。
図2は、出力のばらつきσを、孤立波出力に対する割合として示している。本実施形態の磁気抵抗効果素子6とハード膜22の構成による場合は、孤立波平均出力5100μV、出力ばらつき割合19.5%であり、従来例の磁気抵抗効果素子6とハード膜20による構成の場合は、孤立波平均出力5100μV、出力ばらつき割合24.7%であった。この出力ばらつき割合を比較すると、実施形態の場合は従来例に比較して出力ばらつきの割合が約21%改善されている。
また、孤立波の非対称性についてみると、本実施形態の構造の場合は非対称性のばらつき範囲が23.8%、非対称性のばらつきの割合が27.9%であり、比較例の構造の場合は非対称性のばらつき範囲が32.4%、非対称性のばらつきの割合が29.7%であった(図3)。この非対称性のばらつきの割合を比較すると、実施形態の場合は従来例に比較して約5.7%改善されている。
これら図2、図3に示す計算結果は、いずれも、磁気抵抗効果素子を挟んで配置するハード膜の形状が磁気抵抗効果素子の磁気特性を改善する上で有効に作用することを示している。
すなわち、磁気抵抗効果素子を挟んで配置するハード膜を磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも幅広となるように形成し、幅広部から磁気抵抗効果素子の側面に向けて徐々に幅狭となるしぼり形状とすることにより、ハード膜から磁気抵抗効果素子に作用するバイアス作用を強めることができ、磁気抵抗効果素子の出力ばらつきや非対称性のばらつきを改善することができる。
すなわち、磁気抵抗効果素子を挟んで配置するハード膜を磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも幅広となるように形成し、幅広部から磁気抵抗効果素子の側面に向けて徐々に幅狭となるしぼり形状とすることにより、ハード膜から磁気抵抗効果素子に作用するバイアス作用を強めることができ、磁気抵抗効果素子の出力ばらつきや非対称性のばらつきを改善することができる。
また、図1(a)に示すように、磁気抵抗効果素子6の両側に配置するハード膜22を磁気抵抗効果素子6のハイト方向の高さよりも高く形成すると、磁気抵抗効果素子6と同じ高さにハード膜を形成した場合と比較して、ハード膜22の面積が拡大され、ハード膜22による熱放散性を改善することができる。
記録媒体が回転する際に磁気ヘッドが媒体の表面に接触すると、摩擦によって磁気ヘッドが温度上昇する。本実施形態の磁気センサのように、ハード膜22の面積を広げることによりハード膜22の熱放散性を向上させると、記録媒体との摩擦等によって磁気ヘッドが温度上昇した場合でも、磁気抵抗効果素子6が過熱しないように保護することができ、磁気抵抗効果素子6の出力を安定させることが可能になるという利点がある。
記録媒体が回転する際に磁気ヘッドが媒体の表面に接触すると、摩擦によって磁気ヘッドが温度上昇する。本実施形態の磁気センサのように、ハード膜22の面積を広げることによりハード膜22の熱放散性を向上させると、記録媒体との摩擦等によって磁気ヘッドが温度上昇した場合でも、磁気抵抗効果素子6が過熱しないように保護することができ、磁気抵抗効果素子6の出力を安定させることが可能になるという利点がある。
また、磁気抵抗効果素子6の磁気特性を改善する方法として本実施形態のように、ハード膜22のハイト方向の高さを高くする(幅広に形成する)といった設計の変更はきわめて容易であり、従来のハード膜22の製造工程を変えずに従来工程を利用して適用できる点においても有効である。また、このようなハード膜22の形状を工夫する方法とハード膜22の磁性材料の物性を改良する方法とあわせ利用することによって磁気抵抗効果素子の磁気特性をさらに改善することが可能である。
(磁気ディスク装置)
図4は、本発明に係る磁気センサを備える磁気ヘッドを搭載した磁気ディスク装置の例を示す。この磁気ディスク装置は、箱状に形成したケーシング30内に記録媒体32を設置し、記録媒体32の回転機構と、キャリッジアセンブリ33およびキャリッジアセンブリ33をシーク動作させるアクチュエータ34とを備える。キャリッジアセンブリ33はキャリッジアーム33aにサスペンション33bを取り付け、サスペンション33bの先端に本発明に係る磁気ヘッドが形成されたスライダー35が搭載されている。
本磁気ディスク装置では、スライダー35に形成された磁気ヘッドのライトヘッドにより記録媒体32に情報を記録し、記録媒体に記録された情報を磁気ヘッドのリードヘッドにより再生する。リードヘッドとして、前述した磁気抵抗効果素子とハード膜との構造を採用することにより、高精度の情報の再生が可能な磁気ディスク装置として提供される。
図4は、本発明に係る磁気センサを備える磁気ヘッドを搭載した磁気ディスク装置の例を示す。この磁気ディスク装置は、箱状に形成したケーシング30内に記録媒体32を設置し、記録媒体32の回転機構と、キャリッジアセンブリ33およびキャリッジアセンブリ33をシーク動作させるアクチュエータ34とを備える。キャリッジアセンブリ33はキャリッジアーム33aにサスペンション33bを取り付け、サスペンション33bの先端に本発明に係る磁気ヘッドが形成されたスライダー35が搭載されている。
本磁気ディスク装置では、スライダー35に形成された磁気ヘッドのライトヘッドにより記録媒体32に情報を記録し、記録媒体に記録された情報を磁気ヘッドのリードヘッドにより再生する。リードヘッドとして、前述した磁気抵抗効果素子とハード膜との構造を採用することにより、高精度の情報の再生が可能な磁気ディスク装置として提供される。
5 下部シールド層
6 磁気抵抗効果素子
7 上部シールド層
8 リードヘッド
9 下部磁極
10 ライトギャップ
11 上部磁極
13 ライトヘッド
20、22 ハード膜
22a 接続部
22b 幅広部
22c 連結部
32 記録媒体
33b サスペンション
35 スライダー
6 磁気抵抗効果素子
7 上部シールド層
8 リードヘッド
9 下部磁極
10 ライトギャップ
11 上部磁極
13 ライトヘッド
20、22 ハード膜
22a 接続部
22b 幅広部
22c 連結部
32 記録媒体
33b サスペンション
35 スライダー
Claims (4)
- 磁気抵抗効果素子を挟む配置に、磁気抵抗効果素子に対してバイアス磁界を印加するハード膜が設けられたリードヘッドを備える磁気センサにおいて、
前記ハード膜に、ハイト方向の高さが前記磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも高くなる幅広部が設けられ、該幅広部から磁気抵抗効果素子の側面に向けて徐々に高さが低位となるしぼり形状の連結部が設けられていることを特徴とする磁気センサ。 - 前記ハード膜に、前記磁気抵抗効果素子の側面に連結して磁気抵抗効果素子と同一高さの接続部が設けられ、該接続部と前記幅広部とが、幅広部から接続部へ徐々に高さが低位となる前記連結部により連結されていることを特徴とする請求項1記載の磁気センサ。
- 記録媒体との間で情報の記録・再生作用をなす磁気ヘッドが形成されたスライダーが、サスペンションの先端に、記録媒体の媒体面に対向して搭載されたキャリッジアセンブリを備えた磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッドが、磁気抵抗効果素子を挟む配置に、磁気抵抗効果素子に対してバイアス磁界を印加するハード膜が設けられたリードヘッドを備え、前記ハード膜に、ハイト方向の高さが前記磁気抵抗効果素子のハイト方向の高さよりも高くなる幅広部が設けられ、該幅広部から磁気抵抗効果素子の側面に向けて徐々に高さが低位となるしぼり形状の連結部が設けられていることを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記ハード膜に、前記磁気抵抗効果素子の側面に連結して磁気抵抗効果素子と同一高さの接続部が設けられ、該接続部と前記幅広部とが、幅広部から接続部へ徐々に高さが低位となる前記連結部により連結されていることを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070637A JP2007250061A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 磁気センサおよび磁気ディスク装置 |
US11/488,495 US20070217086A1 (en) | 2006-03-15 | 2006-07-18 | Magnetic sensor and magnetic disk storage unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070637A JP2007250061A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 磁気センサおよび磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007250061A true JP2007250061A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38517545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006070637A Withdrawn JP2007250061A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 磁気センサおよび磁気ディスク装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20070217086A1 (ja) |
JP (1) | JP2007250061A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8582251B2 (en) * | 2009-08-26 | 2013-11-12 | Seagate Technology Llc | Magnetic sensor with non-rectangular geometry |
US20110050211A1 (en) * | 2009-08-26 | 2011-03-03 | Seagate Technology Llc | Trapezoidal reader for ultra high density magnetic recording |
US20130083432A1 (en) * | 2011-09-29 | 2013-04-04 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Magnetic bias structure for magnetoresistive sensor |
US8907666B2 (en) | 2011-09-30 | 2014-12-09 | HGST Netherlands B.V. | Magnetic bias structure for magnetoresistive sensor having a scissor structure |
US8797694B2 (en) | 2011-12-22 | 2014-08-05 | HGST Netherlands B.V. | Magnetic sensor having hard bias structure for optimized hard bias field and hard bias coercivity |
US8867178B2 (en) * | 2012-10-16 | 2014-10-21 | HGST Netherlands B.V. | Read sensor with a hard bias layer having a high static field resistance |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG68063A1 (en) * | 1997-07-18 | 1999-10-19 | Hitachi Ltd | Magnetoresistive effect type reproducing head and magnetic disk apparatus equipped with the reproducing head |
JPH11354860A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-24 | Read Rite Smi Kk | スピンバルブ磁気変換素子及び磁気ヘッド |
US6587315B1 (en) * | 1999-01-20 | 2003-07-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Magnetoresistive-effect device with a magnetic coupling junction |
JP3550533B2 (ja) * | 2000-07-06 | 2004-08-04 | 株式会社日立製作所 | 磁界センサー、磁気ヘッド、磁気記録再生装置及び磁気記憶素子 |
JP2002025012A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Tdk Corp | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
JP2002050011A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-15 | Nec Corp | 磁気抵抗効果素子、磁気抵抗効果ヘッド、磁気抵抗変換システム及び磁気記録システム |
US7333307B2 (en) * | 2003-07-03 | 2008-02-19 | Headway Technologies, Inc. | Double layer longitudinal bias structure |
-
2006
- 2006-03-15 JP JP2006070637A patent/JP2007250061A/ja not_active Withdrawn
- 2006-07-18 US US11/488,495 patent/US20070217086A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20070217086A1 (en) | 2007-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7190543B2 (en) | Method and apparatus for optimizing flying height control using heated sliders | |
JP4883930B2 (ja) | サイド・トラック消去を減少させる記録ヘッド | |
JP4104457B2 (ja) | 側面シールドを用いた高面積密度のリーダ用の新しいmr構造体 | |
US7477490B2 (en) | Single sensor element that is naturally differentiated | |
US6258468B1 (en) | AMR read sensor structure and method with high magnetoresistive coefficient | |
US8345382B1 (en) | Magnetic head for perpendicular magnetic recording having a main pole and a shield and specifically structured and located coil elements and magnetic coupling layers | |
US8498080B2 (en) | Magnetic head for perpendicular magnetic recording that includes a sensor for detecting contact with a recording medium | |
JP2008226439A (ja) | 記録/再生ヘッドおよびその製造方法 | |
JP5756736B2 (ja) | 主磁極とシールドを備えた垂直磁気記録用磁気ヘッド | |
JP5642641B2 (ja) | 記録媒体との接触を検出するセンサを備えた垂直磁気記録用磁気ヘッド | |
US20080102316A1 (en) | Magneto-resistive magnetic read head and storage apparatus using the same magnetic read head | |
JP2007250061A (ja) | 磁気センサおよび磁気ディスク装置 | |
JP2008052819A (ja) | 低温でのノイズを抑制する磁気再生方法 | |
JP2007004964A (ja) | 高いトラック横断分解能の読み取りヘッドおよび低ビットアスペクト比のディスクを有する磁気記録ディスクドライブ | |
US6538856B1 (en) | Read head with spin valve sensor having sense current in plane (CIP) thence sense current perpendicular to plane (CPP) | |
JP5930956B2 (ja) | カーボンナノチューブを組み込んだタッチダウン検出器を備えた磁気記録ヘッド | |
US20060221484A1 (en) | Magnetic disk apparatus | |
US20150103431A1 (en) | Sto with anti-ferromagnetic coupling interlayer | |
US20050264930A1 (en) | Method and apparatus for providing a write head with an improved pole tip to improve overwrite and/or adjacent track interference | |
US7230780B2 (en) | Method, apparatus and program storage device for providing protrusion feedback for a read/write element | |
JP2007323761A (ja) | 熱膨張率及びヤング率が規定されたコイル絶縁層を備えた薄膜磁気ヘッド | |
US6842316B2 (en) | Magnetic spin valve sensor having an exchange stabilization layer recessed from the active track edge | |
US20080118778A1 (en) | Magnetoresistive reproducing magnetic head and magnetic recording apparatus utilizing the head | |
KR100285433B1 (ko) | 열 급변 현상에 의한 읽기 신호 에러 보정용마그네토레지스티브헤드 및 그 방법 | |
JP2008077729A (ja) | 磁気抵抗効果素子、それを有する読み取りヘッド並びに記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080911 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090310 |