JP2007248091A - 試料作製装置及び試料作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構成の簡単化、費用の低減化、試料作製時間の短縮化及び目的の試料観察に応じた試料の作製を実現する。
【解決手段】 イオン銃12、イオン銃12から放出されたイオンビームの照射を受ける試料素材11、試料素材11上にイオンビーム非照射面11bとその周囲にイオンビーム照射面11c,11dを形成するために試料素材11上に配置された遮蔽板8を備え、イオン銃12と遮蔽板8との間に、イオンビーム断面径可変器30、イオンビーム断面形状可変器40、試料素材11へのイオンビームの入射角をコントロールするための第1偏向レンズ50と第2偏向レンズ60を配置した。
【選択図】 図10
Description
(1)試料を厚さ約1mmに切断研磨した後、粗研磨して約100μmの厚さにする(図1の(a))。
(2)試料を直径3mmに打ち抜く(図1の(b))。
(3)試料の片面を平坦に鏡面研磨する(図1の(c))。
(4)鏡面研磨された試料面の反対面(粗研磨側)にディンプルグライダー等で窪みを作り、その窪み中央部を厚さ約10μmの鏡面にする(図1の(d))。
(5)試料をイオンミリニング装置にセットし、試料を連続回転させながら両側からアルゴンイオンを照射して試料を薄膜化する(図1の(e))。
(1)シリコンウエハから5mm〜10mm平方の試料を複数切り出し、切り出した試料同士をエポキシ樹脂で接着する(図2の(a))。
(2)超音波加工機で試料を打ち抜き、直径2.3mmの円柱状の試料を取り出す(図2の(b))。
(3)取り出した試料を、外径3mm、内径2.3mmの金属パイプにエポキシ樹脂を付けて埋め込む(図2の(c))。
(4)金属バイブに埋め込んだ試料を切断機で約1.0mmの厚さにスライスする(図2の(d))。
(5)試料の片面を鏡面研磨する(図2の(e))。
(6)鏡面仕上げした試料面の反対面を粗研磨して試料の厚さを100μmの厚さにする。その後、粗研磨された試料面にディンプルグラインダーで窪みを作り、その窪みの中央部を厚さ約10μmの鏡面に仕上げる(図2の(f))。
(7)試料をイオンミリニング装置にセットし、試料を回転させながら両側からアルゴンイオンを照射して試料を薄膜化する(図2の(g))。
本発明はこの様に問題を解決すると共に、目的とする試料観察が出来る新規な試料作製装置及び試料作製方法を提供することを目的とする。
この様に設定して、試料素材のC層をエッチングし、次に、前記と同様にしてz軸に対し右側からもエッチングし、この様な左右からのエッチングを繰り返す。
この様に設定して、試料素材のC,D,E,F層をエッチングし、次に、前記と同様にしてz軸に対し右側からもエッチングし、この様な左右からのエッチングを繰り返す。
2…排気装置
3…ステージ
3a…イオンビーム通過孔
4…ステージ傾斜機構
5…試料台
5a…切り欠き
6a,6b…ガイドピン
7a,7b,7c,7d…プーリー
8…イオンビーム遮蔽板
8a…遮蔽板右側面
8b…遮蔽板左側面
9…モータ
10…試料ホルダ
11…試料素材
11a…試料素材上面
11b…イオンビーム非照射面
11c,11d…イオンビーム照射面
12…イオン銃
14…中央制御装置
14a…イオン銃制御回路
14b…電源制御回路
14c…ステージ傾斜制御回路
14d…エッチング終了判定回路
15…電源
17…傾斜駆動源
18…入力手段
19…TVカメラ
20…試料素材
25…母材
26…メッキ層
30…ビーム径可変器
31…電源
40…ビーム形状可変器
40a,40b,40c,40d…電極
41,41A,41B…電源
50…第1偏向レンズ
50a,50b…電極
50,51a,51b…電源
60…第2偏向レンズ
60a,60b…電極
61,61a,61b…電源
100…イオン銃
200…試料素材
300…遮蔽材
200a…イオンビーム非照射面
200b,200c…イオンビーム照射面
Claims (12)
- イオンビーム放出源、該イオンビーム放出源から放出されたイオンビームの照射を受ける試料素材、及び、該試料素材上にイオンビーム非照射面とその周囲にイオンビーム照射面を形成するために前記試料素材上に配置された遮蔽材を備えた試料作製装置において、前記イオンビーム放出源と前記遮蔽材との間に、前記試料素材へのイオンビームの入射角をコントロールするイオンビーム偏向手段を配置したことを特徴とする試料作製装置。
- 前記イオンビーム偏向手段は、上下二段の偏向器から成り、上方の偏向器で前記イオンビーム放出源からのイオンビームを光軸から離れる方向に偏向し、該偏向されたイオンビームが前記試料素材に目的の入射角で照射される様に、該イオンビームを下方の偏向器で光軸側に偏向する様に成したことを特徴とする請求項1記載の試料作製装置。
- 前記イオンビーム偏向手段は、上下三段の偏向器から成り、上から一番目の偏向器で前記イオンビーム放出源からのイオンビームを光軸から離れる方向に偏向し、該偏向されたイオンビームが光軸に平行になる様に該イオンビームを二番目の偏向器で偏向し、該偏向されたイオンビームが前記試料素材に目的の入射角で照射される様に、該イオンビームを三番目の偏向器で光軸側に偏向する様に成したことを特徴とする請求項1記載の試料作製装置。
- 前記イオンビーム放出源と前記遮蔽材との間に、イオンビーム断面形状可変手段を配置したことを特徴とする請求項1記載の試料作製装置。
- 前記イオンビーム断面形状可変手段は、少なくとも直交する各々の方向に配置された1対の対向電極から成り、一方の方向の対向電極でイオンビーム断面の一方の方向寸法をコントロールし、他方の対向電極でイオンビーム断面の他方の寸法をコントロールする様に成した請求項4に記載の試料作製装置。
- 前記イオンビーム放出源と前記遮蔽材との間に、イオンビーム断面径可変手段を配置したことを特徴とする請求項1記載の試料作製装置。
- 前記イオンビーム断面径可変手段はイオンビーム照射面でのイオンビームのフォーカス状態をコントロールするレンズ系から成ることを特徴とする請求項6記載の試料作製装置。
- 試料素材上にイオンビーム非照射面とその周囲にイオンビーム照射面を形成するための遮蔽材を前記試料素材上に配置し、前記遮蔽材の上方に設けられたイオンビーム放出源からのイオンビーム照射により前記試料素材をエッチングする様にした試料作製方法において、前記イオンビームを偏向させることにより、該イオンビームの前記試料素材への入射角をコントロールする様にしたことを特徴とする試料作製方法。
- 前記イオンビームの断面形状を可変する様にしたことを特徴とする請求項8記載の試料作製方法。
- 前記イオンビームの断面を楕円形にし、その長径と短径を可変する様にしたことを特徴とする請求項9記載の試料作製方法。
- 前記イオンビームの断面径を可変する様にしたことを特徴とする請求項8記載の試料作製方法。
- 前記イオンビームのフォーカス状態を変えることにより該イオンビームの断面径を変える様にしたことを特徴とする請求項11記載の試料作製方法。
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