JP2007247731A - 作業機械の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機械の制御装置に関し、操作者の意図した通りの出力制御を実現し操作性及び作業性をより向上させる。
【解決手段】エンジン1,旋回装置12及び作業装置16,第1油圧ポンプ2a及び第2油圧ポンプ2b,旋回装置12の旋回操作量L1を検出する旋回操作装置3a及び作業装置16の作業操作量L2を検出する作業操作装置3bを有する作業機械10において、該旋回装置の単動時に、第1油圧ポンプ2aへ分配される出力最大量を第1所定最大量W1maxに設定する単動旋回制御手段5aと、旋回装置12及び作業装置16の連動時に、第1油圧ポンプ2aへ分配される出力最大量W3maxを第1所定最大量W1maxよりも小さく設定し、かつ、旋回操作量L1又は作業操作量L2に応じて第1油圧ポンプ2aへ分配される出力と第2油圧ポンプ2bへ分配される出力との割合を変更する連動制御手段6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、旋回装置と作業装置とを個別に駆動する油圧ポンプを備えた作業機械の出力を制御する制御装置に関する。
従来より、ブーム装置やアーム装置,スティック装置等、油圧式の作業装置を備えた上部旋回体を下部走行体の上に旋回装置を介して旋回自在に載置した作業機械において、旋回装置を駆動するための油圧回路を作業装置を駆動するための油圧回路とは独立して設けたものがある。このような作業装置では、各油圧回路上にそれぞれ、旋回装置を駆動するための油圧ポンプと作業装置を駆動するための油圧ポンプとが設けられる。各油圧ポンプはともに、単一のエンジンによって駆動されるようになっており、旋回装置及び作業装置の作動状況に応じてエンジンの出力(馬力)が各油圧ポンプへ分配されるようになっている。
ところで、旋回装置の油圧ポンプへ働く作業負荷は、作業内容の変化に対して、作業装置の油圧ポンプへ働く作業負荷ほど大きく変動しない。そのため、一般に旋回装置の油圧ポンプへ分配される出力の最大値は固定されている。しかし、旋回装置と作業装置との連動時には、作業装置の作動慣性と比較して旋回装置の旋回慣性が大きくなるため、出力の最大値が固定された上記のような出力設定では、作業装置の出力が不足気味になる場合がある。
そこで、特許文献1には、旋回装置のみの単動時よりも作業装置との連動時に、旋回装置を駆動する油圧ポンプの出力を小さく設定し、経過時間とともに単動時の出力に向けて徐々に増加させる構成が開示されている。すなわち、旋回装置及び作業装置の連動時には、旋回装置よりも作業装置へ分配される出力を優先することで、旋回開始時の旋回速度を緩慢にして旋回慣性を抑制するとともに作業装置を素早く駆動する。これにより、例えばトラックローディング作業を安定させながら好適なバケット持ち上げ量を確保することができるようになっている。
特開2003−206903号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、連動操作開始からの経過時間に応じて旋回装置の出力の大きさが制御されるため、作業内容に応じた出力制御を行うことができない場合がある。つまり、旋回装置及び作業装置への出力配分のパターンが時間の関数として設定されているため、出力を優先する度合い(どの程度の出力をどちらへ優先的に分配するか)を複数の作業内容に応じて規定することができない。
例えば、特許文献1では、旋回装置及び作業装置の連動操作がなされる作業内容として、トラックローディングが例示されている。これは、旋回動作に伴って持ち上げられるブーム装置の持ち上げ高さが大きい作業であるが、このような作業では、旋回装置へ分配される出力(すなわち旋回馬力)を抑えて、その分の出力をブーム装置の持ち上げに利用することで、作業効率を高めることができる。
しかし一方で、旋回動作に伴ってブームの持ち上げ高さが比較的小さい作業であるレベルローディングの場合、旋回速度が速いほど作業効率が高くなるため、旋回馬力を抑制することによって却って作業効率が低下する場合がある。このように、効率的な出力配分パターンは作業内容によって異なっており、特許文献1に記載の技術では十分に作業効率を向上させることができない場合が考えられる。
また、特許文献1に記載の技術では、旋回装置及び作業装置への出力配分のパターンが時間の関数として設定されているため、操作者の意図した通りの出力制御を行うことができないことがある。つまり、一口にトラックローディング作業といっても、実際のブーム装置の持ち上げ高さは、トラックの荷台の高さや作業機械の足下の高さ,掘削位置等によって異なり、また、旋回装置による旋回量(旋回角度)についても、掘削位置,作業機械及びトラックの相対的な位置関係によって異なる。したがって、特許文献1に記載の技術において、作業装置への出力を旋回装置の出力よりも優先するタイミングの設定によっては、動作が操作者の意図した経験に基づくタイミングに適合しないことがあり、良好な操作が得られない場合がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、操作者の意図した通りの出力制御を実現し操作性及び作業性をより向上させることができる作業機械の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の作業機械の制御装置(請求項1)は、作業機械の駆動源としてのエンジンと、該作業機械に搭載された旋回装置及び作業装置(例えば、ブーム装置がアーム装置,スティック装置等)と、該エンジンの出力を分配されて該旋回装置を駆動する第1油圧ポンプ(旋回ポンプ)と、該エンジンの出力を分配されて該作業装置を駆動する第2油圧ポンプ(メインポンプ)と、該旋回装置の操作に係る旋回操作量を検出する旋回操作装置(旋回用操作レバー)と、該作業装置の操作に係る作業操作量を検出する作業操作装置(ブーム用操作レバー)とが設けられた作業機械において、該旋回装置の単動時に、該第1油圧ポンプへ分配される出力の最大量を予め設定された第1所定最大量(例えば、エンジンの出力に対する百分率で35%)に設定する単動旋回制御手段と、該旋回装置及び該作業装置の連動時に、該第1油圧ポンプへ分配される出力の最大量を該単動旋回制御手段で設定される該第1所定最大量よりも小さく(例えば、エンジンの出力に対する百分率で25%)設定し、かつ、該旋回操作量又は該作業操作量に応じて該第1油圧ポンプへ分配される出力と該第2油圧ポンプへ分配される出力との割合を変更する連動制御手段(マシンコントローラ)とを備えたことを特徴としている。
なお、該作業装置の単動時に、該第2油圧ポンプへ分配される出力の最大量を予め設定された第2所定最大量(例えばエンジンの出力に対する百分率で100%)に設定する単動作業制御装置をさらに備えることが好ましい。
また、本発明の作業機械の制御装置(請求項2)は、該連動制御手段が、該第1所定最大量よりも小さい所定の出力(例えばエンジンの出力に対する百分率で25%)を該第1油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する旋回最大出力設定手段と、該第1油圧ポンプへ分配される出力を、該旋回最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該旋回操作量が大きいほど大きく設定する旋回出力設定手段と該エンジンの出力から該旋回出力設定手段で設定された該出力を減算したものを該第2油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する作業最大出力設定手段と、該第2油圧ポンプへ分配される出力を、該作業最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該作業操作量が大きいほど大きく設定する作業出力設定手段と、を有することを特徴としている。
また、本発明の作業機械の制御装置(請求項3)は、該連動制御手段が、該エンジンの出力から該第1所定最大量を減算したもの(例えばエンジンの出力に対する百分率で65%)よりも大きい所定の圧力を該第2油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する作業最大出力設定手段と、該第2油圧ポンプへ分配される出力を、該作業最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該作業操作量が大きいほど大きく設定する作業出力設定手段と、該エンジンの出力から該作業出力設定手段で設定された該出力を減算したものを該第1油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する旋回最大出力設定手段と、該第1油圧ポンプへ分配される出力を、該旋回最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該旋回操作量が大きいほど大きく設定する旋回出力設定手段と、を有することを特徴としている。
本発明の作業機械の制御装置(請求項1)によれば、作業装置(例えばブーム装置)及び旋回装置の連動操作時において、操作者(オペレータ)が特別な操作をすることなく、適切な馬力比率に制御することができる。また、旋回操作量及び作業操作量に基づいて出力の比率が変更されるため、運転者の意図した通りに馬力比率をコントロールすることができる。
また、本発明の作業機械の制御装置(請求項2)によれば、作業と旋回とが同時に行われた場合に、旋回にかかる出力が単動時よりも小さい所定の出力値に設定されるため、作業負荷の大きいブーム上げに供される出力を大きくすることができ、作業効率を高めることができる。
また、エンジンの出力から(旋回出力の最大量ではなく)実際の旋回出力を減算したものが、作業にかかる出力の最大量となるため、旋回装置の操作量(例えば、旋回レバー操作量)に関わらず、旋回装置及び作業装置の連動時にエンジンの出力を100%使う出力分配が可能となる。
なお、作業装置の操作量が小さければ、作業装置の出力に余剰が生じてエンジンの出力が100%使われない状態となる。したがって、エネルギー効率を考慮すると、作業操作量L2が比較的大きい場合に好適である。
また、本発明の作業機械の制御装置(請求項3)によれば、作業と旋回とが同時に行われた場合に、作業にかかる出力が単動時よりも大きい所定の出力値に設定されるため、作業負荷の大きいブーム上げに供される出力を大きくすることができ、作業効率を高めることができる。
また、エンジンの出力から(作業出力の最大量ではなく)実際の作業出力を減算したものが、旋回にかかる出力の最大量となるため、作業装置の操作量(例えば、ブームレバー操作量)に関わらず、旋回装置及び作業装置の連動時にエンジンの出力を100%使う出力分配が可能となる。
なお、旋回装置の操作量が小さければ、旋回装置の出力に余剰が生じてエンジンの出力が100%使われない状態となる。したがって、エネルギー効率を考慮すると、旋回操作量L1が比較的大きい場合に好適である。
[第一実施形態]
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図5は本発明の第一実施形態にかかる作業機械の制御装置を説明するものであり、図1は本制御装置の全体構成を示す模式的構成図、図2は本制御装置における制御内容を説明するための模式図、図3は本制御装置の制御内容を示すフローチャート、図4は本制御装置による制御作用を説明するためのグラフであり、(a)は旋回単独操作量と出力分配率との対応関係を示すグラフ、(b)は作業単独操作量と出力分配率との対応関係を示すグラフ、(c)は旋回及び作業の連動時における旋回操作量と出力分配率との対応関係を示すグラフ、図5は本制御装置が適用された作業装置の全体構成を示す斜視図である。
[構成]
(1)全体構成
本制御装置は、図5に示す油圧ショベル10に適用されている。この油圧ショベル10は、上部旋回体13及び下部走行体11を備えて構成される。上部旋回体13は、ブーム装置16やアーム装置17,スティック装置18等の油圧式の作業装置15を備え、下部走行体11の上に旋回装置12を介して旋回自在に載置されている。上部旋回体13の前方には操作者が搭乗するキャブ14が設けられ、キャブ14の後方のエンジンルーム内にはエンジン1が搭載されている。
また、上部旋回体13とブーム装置16との間には、ブーム装置16を上下へ旋回駆動するための2本のブームシリンダ16aが設けられるとともに、ブーム装置16とアーム装置17との間には、アーム装置17を駆動するためのアームシリンダ17aが設けられ、アーム装置17とバケット装置18との間には、バケットシリンダ18aが設けられている。本制御装置は、上記の各作業装置15及び旋回装置12を駆動する油圧回路に適用されている。
(2)油圧回路の構成
図1に示すように、本油圧回路上には、エンジン1の動力で駆動する旋回ポンプ(第1油圧ポンプ)2a及びメインポンプ(第2油圧ポンプ)2bが設けられており、これらの油圧ポンプ2a,2bはそれぞれ、独立した油圧回路へ作動油を供給するようになっている。
まず、旋回ポンプ2aは、旋回装置12を駆動する旋回モータ8へ作動油を供給する油圧回路上に設けられており、旋回ポンプ2aと旋回モータ8との間には、旋回コントロール弁9aが介装されている。また、メインポンプ2bはブームシリンダ16a,アームシリンダ17a及びバケットシリンダ18aへ作動油を供給する油圧回路上に設けられており、メインポンプ2bと各油圧シリンダ16a,17a,18aとの間には、メインコントロール弁9bが介装されている。旋回コントロール弁9a及びメインコントロール弁9bは、キャブ14内に設置された操作レバーの操作量に応じて、作動油の流量及び流通方向を制御するようになっている。なお、ここでは、旋回コントロール弁9aの制御に係る旋回用操作レバー(旋回操作装置)3aと、メインコントロール弁9bにおけるブームシリンダ16aへの作動油流量,方向制御に係るブーム用操作レバー(作業操作装置)3bが図示されている。
旋回用操作レバー3aは、旋回装置12の旋回操作に係る旋回操作量L1を検出し、ブーム用操作レバー3bは、ブーム装置16の上げ操作に係る作業操作量L2を検出するようになっている。ここで検出された各旋回操作量L1,作業操作量L2は、後述するマシンコントローラ4へ入力される。
旋回ポンプ2a及びメインポンプ2bのそれぞれには、斜板の傾斜角を変更することによってポンプの出力(馬力)を制御するためのパイロット回路が設けられている。各パイロット回路上には、パイロットポンプ19から供給されるパイロット圧を制御する電磁比例弁7a,7bが介装されている。電磁比例弁7a,7bの弁開度は、マシンコントローラ4によって制御される。なお以下、旋回ポンプ2aの出力を制御する電磁比例弁7aを第1制御弁と呼び、メインポンプ2bの出力を制御する電磁比例弁7bを第2制御弁と呼ぶ。
(3)マシンコントローラ4の構成
マシンコントローラ4は、旋回ポンプ2a,メインポンプ2bの出力を制御するための電子制御装置である。このマシンコントローラ4の内部には、機能部として単動制御部5と連動制御部6とが設けられている。
単動制御部5は、旋回装置12又は作業装置15の単動作動時における各油圧ポンプ2a,2bの出力を制御する制御部であり、単動旋回制御部(単動旋回制御手段)5aと単動作業制御部(単動作業制御手段)5bとを備えて構成される。
単動旋回制御部5aは、旋回装置12の単動時に、旋回ポンプ2aへ分配される出力の最大量を予め設定された第1所定最大量W1maxに設定する。また、旋回用操作レバー3aの最大操作量をL1maxとして、実際の操作量がL1であるとき、旋回ポンプ2aの出力W1を以下の式1に従って設定する。なお、ここで設定される第1所定最大量W1max及び出力W1は、エンジン1の出力Weに対する割合(百分率[%])として設定されるようになっている。
Figure 2007247731
例えば、第1所定最大量W1maxがW1max=0.35(35%)である場合に、旋回用操作レバー3aがハーフレバー操作(100%のフルレバー操作の半分である50%の操作)されたときには、旋回ポンプ2aの出力W1がW1=0.175(エンジン1の出力Weに対して17.5%)に設定される。
また、単動作業制御部5bは、作業装置15の単動時にメインポンプ2bへ分配される出力の最大量W2maxを、エンジン1の出力Weに対する割合(百分率)として予め設定された第2所定最大量W2max[%]に設定する。なお、ここでいう作業装置15の単動時とは、ブーム装置16,アーム装置17及びスティック装置18の少なくとも何れかが作動し、かつ、旋回装置12が作動していない時のことをいう。また、ブーム用操作レバー3aの最大操作量をL2maxとして、実際の操作量がL2であるとき、メインポンプ2bの出力W2を以下の式2に従って設定する。
Figure 2007247731
例えば、第2所定最大量W2maxがW2max=1.00(100%)である場合、ブーム用操作レバー3bがハーフレバー操作(100%のフルレバー操作の半分である50%の操作)されたときには、メインポンプ2bの出力W2がW2=0.5(エンジン1の出力Weに対して50.0%)に設定される。
一方、連動制御部6は、旋回装置12の旋回操作及びブーム装置16のブーム上げ操作の連動時における各油圧ポンプ2a,2bの出力の割合を変更するための制御部であり、旋回最大出力設定部(旋回最大出力設定手段)6a,旋回出力設定部(旋回出力設定手段)6b,作業最大出力設定部(作業最大出力設定手段)6c及び作業出力設定部(作業出力設定手段)6dを備えて構成される。
旋回最大出力設定部6aは、連動時の旋回ポンプ2aの出力の最大量W3maxを第1所定最大量W1maxよりも小さい所定値として設定する。つまりここでは、連動時における旋回装置12の出力を単動時よりも小さく設定する。例えば、第1所定最大量W1maxがW1max=0.35(35%)である場合、連動時最大量W3maxをW3max=0.25(25%)に設定する。
なお、単動旋回制御部5a及び旋回最大出力設定部6a内での制御内容を説明する模式図を図2に示す。旋回ポンプ2aの出力の最大量は、作業操作量L2に応じて、選択器20の内部において二種類の設定値のうちの何れかが選択されるようになっている。例えば、選択器20は、ブーム用操作レバー3bにおいて作業操作量L2が検出された場合には、最大量の設定として「W3max=0.25(25%)」を選択し、一方、作業操作量L2が検出されない場合には、最大量の設定として「W1max=0.35(35%)」を選択する。
旋回出力設定部6bは、旋回用操作レバー3aの旋回操作量L1に応じて旋回ポンプ2aの出力W1を設定する。ここでは、以下の式3に従って設定するようになっている。
Figure 2007247731
例えば、連動時最大量W3maxがW3max=0.25(25%)である場合、旋回用操作レバー3aがハーフレバー操作(100%のフルレバー操作の半分である50%の操作)されたときには、旋回ポンプ2aの出力W1がW1=0.125(エンジン1の出力Weに対して12.5%)に設定される。上記の式3に示すとおり、旋回ポンプ2aの出力W1の大きさは、旋回操作量L1が大きいほど連動時最大量W3max以下の範囲において大きく設定される。
作業最大出力設定部6cは、エンジン1の全出力から旋回出力設定部6bで設定された旋回ポンプ2aの出力W1を減算したものを、メインポンプ2bの出力の最大値W4maxとして設定する。例えば、旋回ポンプ2aの出力W1がW1=0.125(12.5%)である場合、連動時最大量W4maxがW4max=0.875(87.5%)に設定される。
作業出力設定部6dは、ブーム用操作レバー3bの操作量L2に応じてメインポンプ2b出力W2を設定する。ここでは、以下の式4に従って設定する。
Figure 2007247731
例えば、連動時最大量W4maxがW4max=0.875(87.5%)である場合に、ブーム用操作レバー3bがハーフレバー操作(100%のフルレバー操作の半分である50%の操作)されたときには、メインポンプ2bの出力W2がエンジン1の出力Weに対して43.75[%]に設定される。上記の式4に示すとおり、メインポンプ2bの出力W2の大きさは、作業操作量L2が大きいほど連動時最大量W4max以下の範囲において大きく設定される。
[フローチャート]
図3を用いて本制御装置の制御内容を説明する。本フローチャートは、マシンコントローラ4内において所定周期で繰り返し実行されている。なお、このフローチャートでは、旋回装置12の旋回操作及びブーム装置16のブーム上げ操作の単動時,連動時の制御内容を示しており、その他の操作(例えば、アーム装置やスティック装置の操作)に関する制御内容を省略している。
(1)作動状態の判定
ステップA10では、旋回用操作レバー3bで旋回操作量L1が検出されたか否かが判定される。ここで、旋回操作量L1が検出された場合にはステップA20へ進み、検出されない場合にはステップA30へ進む。
ステップA20では、ブーム用操作レバー3bでブーム上げ操作の作業操作量L2が検出されたか否かが判定される。ここで、作業操作量L2が検出されない場合には旋回操作のみが行われていると判断し、ステップB10〜B30のフローへ進んで「旋回装置の単動制御」を実施する。一方、作業操作量L2が検出された場合には旋回操作とブーム上げ操作との両方が行われていると判断し、ステップD10〜D60のフローへ進んで「連動制御」を実施する。
また、ステップA30においても、ブーム用操作レバー3bでブーム上げ操作の作業操作量L2が検出されたか否かが判定される。ここで、作業操作量L2が検出されない場合にはブーム上げ操作及び旋回操作が行われていないと判断し、そのままこのフローを終了する。一方、作業操作量L2が検出された場合にはブーム上げ操作のみが行われていると判断し、ステップC10〜C30のフローへ進んで「作業装置の単動制御」を実施する。
つまり、ここまでのステップでは、旋回装置12及びブーム装置16の作動状態が判定されている。
(2)旋回装置の単動制御
ステップB10では、単動旋回制御部5aにおいて、旋回ポンプ2aへ分配される出力の最大量が第1所定最大量W1maxに設定される。続くステップB20では、ステップA10で検出された旋回操作量L1,前ステップで設定された第1所定最大量W1maxに基づき、旋回ポンプ2aの出力W1が上記の式1に従って設定される。そして、ステップB30では、旋回ポンプ2aから出力W1が得られるように第1制御弁7aの弁開度が制御されて、このフローを終了する。
(3)作業装置の単動制御
また、ステップC10では、単動作業制御部5bにおいて、メインポンプ2bへ分配される出力の最大量が第2所定最大量W2maxに設定される。続くステップC20では、ステップC30で検出された作業操作量L2,前ステップで設定された第2所定最大量W2maxに基づき、メインポンプ2bの出力W2が上記の式2に従って設定される。そして、ステップC30では、メインポンプ2bから出力W2が得られるように第2制御弁7bの弁開度が制御されて、このフローを終了する。
(4)連動制御
ステップD10では、旋回最大出力設定部6aにおいて、旋回ポンプ2aの出力の最大量が第1所定最大量W1maxよりも小さい所定値としてW3maxに設定される。続くステップD20では、旋回出力設定部6bにおいて、ステップA10で検出された旋回操作量L1及び前ステップで設定された第1所定最大量W1maxに基づき、旋回ポンプ2aの出力W1が上記の式3に従って設定され、ステップD30へ進む。
ステップD30では、作業最大出力設定部6cにおいて、メインポンプ2bへ分配される出力の最大量W4maxが、エンジン1の全出力から旋回出力設定部6bで設定された旋回ポンプ2aの出力W1を減算したものとして設定され、続くステップD40では、作業出力設定部6dにおいてステップA20で検出された作業操作量L2及び前ステップで設定された第2所定最大量W2maxに基づき、メインポンプ2bの出力W2が上記の式4に従って設定される。
そして、ステップD50において、旋回ポンプ2aから出力W1が得られるように第1制御弁7aの弁開度が制御されるとともに、続くステップD60において、メインポンプ2bから出力W2が得られるように第2制御弁7bの弁開度が制御されて、このフローを終了する。
[作用・効果]
本発明の第一実施形態にかかる作業機械の制御装置は上述のように構成されて、以下のような作用,効果を奏する。
まず、旋回装置12の単動時には、単動旋回制御部5aにおいて、旋回ポンプ2aの出力W1が上記の式1に従って設定されるため、旋回用操作レバー3aにおける旋回操作量L1と旋回ポンプ2aの出力W1との関係をグラフ化すると、図4(a)に示すようになる。すなわち、旋回操作量L1が大きいほど旋回ポンプ2aの出力W1も大きくなり、旋回用操作レバー3aがフルレバー(100%)操作されたときに出力W1が第1所定最大量W1maxとなる。
また、ブーム装置16の単動時には、単動作業制御部5bにおいて、メインポンプ2bの出力W2が上記の式2に従って設定されるため、ブーム用操作レバー3bの作業操作量L2とメインポンプ2bの出力W2との関係をグラフ化すると、図4(b)に示すようになる。すなわち、作業操作量L2が大きいほどメインポンプ2bの出力W2も大きくなり、ブーム用操作レバー3bがフルレバー(100%)操作されたときに出力W2が第2所定最大値W2maxとなる。
一方、旋回装置12の旋回動作及びブーム装置16のブーム上げ動作の連動時には、旋回ポンプ2aの出力W1及びメインポンプ2bの出力W2が上記の式3,式4に従って設定される。旋回用操作レバー3aの旋回操作量L1と旋回ポンプ2aの出力W1との関係は、、図4(c)に実線で示すグラフとなり、実線よりも上の破線までの領域R1がメインポンプ2bの出力の最大量W4maxを示す範囲となる。
すなわち、旋回操作量L1が大きいほど旋回ポンプ2aの出力W1も大きくなり、旋回用操作レバー3aがフルレバー(100%)操作されたときに出力W1が第3所定最大量W3maxとなるが、この第3所定最大量W3maxは第1所定最大量W1maxよりも小さい値であるため、旋回動作に供される出力が小さくなり、その分だけブーム上げ動作に供される出力が大きくなる。したがって、作業負荷の大きいブーム上げの馬力を高めて作業効率を向上させることができる。
また、メインポンプ2bの出力の最大量W4maxが、旋回出力の最大量W3maxではなく、実際の旋回ポンプ2aの出力W1をエンジン1の出力から減算して設定されるため、旋回用操作レバー3aの旋回操作量L1に関わらず、ブーム用操作レバー3bをフルレバー操作すれば、エンジンの出力を100%使う出力分配が可能となる。
また、メインポンプ2bの実際の出力W2は、分配されたメインポンプ2bの出力の最大量W4maxに対してブーム用操作レバー3bの操作量に応じて設定されるため、例えばブーム装置16を素早く動かしたい場合には作業操作量L2を大きくし、逆にブーム装置16をゆっくり動かしたい場合には作業操作量L2を小さくすればよい。つまり、操作者が特別な操作をしなくても、旋回装置12とブーム装置16との出力比率を運転者の意図した通りにコントロールすることができる。
例えば、トラックローディングを行う場合には、ブーム用操作レバー3bの作業操作量L2を大きくすることで、旋回ポンプ2aの出力を通常時よりも抑制しながら、抑制した分の出力をブーム装置16の持ち上げに利用することができ、作業効率を高めることができる。一方、レベルローディングの場合には、ブーム用操作レバー3bの作業操作量L2を小さくすることで、ブーム上げ動作に係る出力を抑制することができ、操作者の意図した経験に基づくタイミングに適合した、良好な操作性を獲得することができる。
なお、旋回操作量L1と作業操作量L2との組合せと、そのときの旋回ポンプ2a及びメインポンプ2bの出力W1,W2との対応例を次の表1に示す。
Figure 2007247731
表1に示すように、作業操作量L2が1.0(100%)である場合には、エンジンの出力を100%使う出力分配となる。なお、作業操作量L2が0.5(50%)である場合には、メインポンプ2bの出力W2がメインポンプ2bの出力の最大量W4maxの半分となる。そして、作業操作量L2が小さいほど、メインポンプ2bの出力に余剰が生じてエンジン1の出力のうち使われない出力が増加する。したがって、エネルギー効率を考慮すると、本制御は作業操作量L2が比較的大きい場合に好適である。
このように、本制御装置によれば、操作者が特別な操作をすることなく、通常のレバー操作だけで、旋回装置12とブーム装置16との連動時における出力比率を適切に制御することができる。また、レバー操作量に応じて出力の大きさが変更されるため、操作者の意図通りの出力比率を実現することができる。
[第二実施形態]
[構成]
図6は本発明の第二実施形態にかかる作業機械の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。この第二実施形態では、上記の第一実施形態におけるマシンコントローラ4の機能構成が異なっている。なお、同一の構成要素については同一の符号を用いて説明を省略する。
本制御装置のマシンコントローラ4は、単動制御部5及び連動制御部60を備えており、連動制御部60は、旋回基準出力設定部(旋回基準出力設定手段)61,作業最大出力設定部(作業最大出力設定手段)62,作業出力設定部(作業出力設定手段)63,旋回最大出力設定部(旋回最大出力設定手段)64及び旋回出力設定部(旋回出力設定手段)65を備えて構成される。なお、単動制御部5については、第一実施形態と同一の構成を備えている。
まず、旋回基準出力設定部61は、単動旋回制御部5aで設定された第1所定最大量W1maxよりも小さい所定の出力を旋回ポンプ2aへ分配される出力の連動時基準量Wrとして設定する。例えば、第1所定最大量W1maxがW1max=0.35(35%)であるときには、連動時基準量WrがWr=0.25(25%)に設定される。
また、作業最大出力設定部62は、エンジン1の出力から連動時基準量Wrを減算したものを、メインポンプ2bへ分配される出力の連動時最大量W4maxとして設定する。例えば、連動時基準量WrがWr=0.25(25%)であるときには、連動時最大量W4maxがW4max=0.75(75%)に設定される。メインポンプ2bの出力は、エンジン1の出力にこの値を乗算した大きさ以下の範囲で制御される。
作業出力設定部63は、ブーム用操作レバー3bの作業操作量L2に応じて、上記の式4に従いメインポンプ2bの出力W2を設定する。例えば、連動時最大量W4maxがW4max=0.75である場合に、ブーム用操作レバー3bの作業操作量が0.9(90%)のときには、メインポンプ2bの出力W2がエンジン1の出力Weに対して67.5[%]に設定される。上記の式4に示すとおり、メインポンプ2bの出力W2の大きさは、作業操作量L2が大きいほど連動時最大量W4max以下の範囲において大きく設定される。なお、本実施形態では、メインポンプ2bの出力が小さくなり過ぎないように、出力の下限値が定められている。例えば、連動時最大量W4maxがW4max=0.75である場合に、この下限値は0.65程度に設定される。
また、旋回最大出力設定部64は、エンジン1の全出力から作業出力設定部63で設定されたメインポンプ2bの出力W2を減算したものを、旋回ポンプ2aの出力の最大値W3maxとして設定する。例えば、メインポンプ2bの出力W2がW2=0.675(67.5%)である場合、旋回ポンプ2aの出力の最大値W3maxはW3max=0.325(32.5%)に設定される。
旋回出力設定部6bは、旋回用操作レバー3aの旋回操作量L1に応じて旋回ポンプ2aの出力W1を設定する。ここでは、上記の式3に従って設定するようになっている。旋回ポンプ2aの出力W1の大きさは、旋回操作量L1が大きいほど連動時最大量W3max以下の範囲において大きく設定される。
[フローチャート]
図6を用いて本制御装置の制御内容を説明する。本フローチャートは、図3に示した第一実施形態におけるフローチャートのうち、連動制御にかかるD10〜D60の部分に対応するフローであり、これ以外のフローについては第一実施形態と同一である。
まずステップE10では、旋回基準出力設定部61において、連動時基準量Wrが第1所定最大量W1maxよりも小さい所定の出力として設定される。次に、ステップE20では、作業最大出力設定部62において、メインポンプ2bへ分配される出力の最大量W4maxが、エンジン1の全出力から旋回基準出力設定部61で設定された連動時基準量Wrを減算したものとして設定される。続くステップE30では、作業出力設定部63においてステップA20で検出された作業操作量L2及び前ステップで設定された第2所定最大量W2maxに基づき、メインポンプ2bの出力W2が上記の式4に従って設定される。
また、ステップE40では、旋回最大出力設定部64において、旋回ポンプ2aへ分配される出力の最大値W3maxが、エンジン1の全出力から作業出力設定部63で設定されたメインポンプ2bの出力W2を減算したものとして設定され、続くステップE50では、作業出力設定部65において、ステップA10で検出された作業操作量L1及び前ステップで設定された第1所定最大量W1maxに基づき、旋回ポンプ2aの出力W1が上記の式3に従って設定される。
そして、ステップE60において、旋回ポンプ2aから出力W1が得られるように第1制御弁7aの弁開度が制御されるとともに、続くステップE70において、メインポンプ2bから出力W2が得られるように第2制御弁7bの弁開度が制御されて、このフローを終了する。
[作用・効果]
本発明の第二実施形態にかかる作業機械の制御装置は上述のように構成されており、旋回操作量L1と作業操作量L2との組合せと、そのときの旋回ポンプ2a及びメインポンプ2bの出力W1,W2との対応例を次の表2に示す。
Figure 2007247731
表2に示すように、本第二実施形態では、旋回操作量L1が1.0(100%)である場合にエンジンの出力を100%使う出力分配となる。なお、旋回操作量L1が0.5(50%)である場合には、旋回ポンプ2aの出力W1が旋回ポンプ2aの出力の最大値W3maxの半分となる。そして、旋回操作量L1が小さいほど、旋回ポンプ2aの出力に余剰が生じてエンジン1の出力のうち使われない出力が増加する。したがって、エネルギー効率を考慮すると、本制御は旋回操作量L1が比較的大きい場合に好適である。
なお、例えばトラックローディングを行う場合には、第一実施形態に係る制御装置と同様に、ブーム用操作レバー3bの作業操作量L2を大きくすることで、作業効率を高めることができる。一方、レベルローディングの場合には、ブーム用操作レバー3bの作業操作量L2を小さくすることで、ブーム上げ動作に係る出力を抑制することができるだけでなく、抑制された出力を旋回ポンプ2aへ分配することができ、旋回速度をより素早くすることができる。したがって、作業性,操作性をより向上させることができる。
[その他]
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、作業装置15のうちブーム装置16のブーム上げ操作と旋回操作とが同時に行われる連動時について詳述したが、作業装置15の他の操作と旋回操作との連動時の制御において、同様の制御を行う構成としてもよい。なお、作業機械10からトラックへの積み込み作業を想定した場合、ブーム装置16のブーム下げ操作やスティック操作,バケット操作と旋回操作との連動時には、旋回ポンプ2aの出力の最大量W3maxを第1所定最大量W1maxよりも小さくせず、旋回ポンプ2aの出力を単動時と同じ大きさ(第1所定最大量W1max)に設定することが好ましい。
また、上述の実施形態の各設定値の値(例えば、W1max=0.35,W2max=1.00,W3max=0.25等)は例示であって、任意に設定することが可能である。
また、上述の実施形態では、例えば式1〜式4に示すように、出力の最大量に対してレバー操作量をフルストロークに対する操作量の割合を乗算して、実際の出力を大きさを算定しているが、操作量が大きくなるほど出力の大きさが最大量以下の範囲において大きく設定されていれば、実際の出力の大きさの算定方法はこれに限定されない。
本発明の一実施形態にかかる作業機械の制御装置の全体構成を示す模式的構成図である。 本制御装置における制御内容を説明するための模式図である。 本制御装置の制御内容を示すフローチャートである。 本制御装置による制御作用を説明するためのグラフであり、(a)は旋回単独操作量と出力分配率との対応関係を示すグラフ、(b)は作業単独操作量と出力分配率との対応関係を示すグラフ、(c)は旋回及び作業の連動時における旋回操作量と出力分配率との対応関係を示すグラフである。 本制御装置が適用された作業装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の変形例としての作業機械の制御装置における制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2a 旋回ポンプ(第1油圧ポンプ)
2b メインポンプ(第2油圧ポンプ)
3a 旋回用操作レバー(旋回操作装置)
3b ブーム用操作レバー(作業操作装置)
4 マシンコントローラ(制御装置)
5 単動制御部
5a 単動旋回制御部(単動旋回制御手段)
5b 単動作業制御部(単動作業制御手段)
6 連動制御部(連動制御手段)
6a 旋回最大出力設定部(旋回最大出力設定手段)
6b 旋回出力設定部(旋回出力設定手段)
6c 作業最大出力設定部(作業最大出力設定手段)
6d 作業出力設定部(作業出力設定手段)
7a,7b 電磁比例弁
8 旋回モータ
9a 旋回コントロール弁
9b メインコントロール弁
10 作業機械
11 下部走行体
12 旋回装置
13 上部旋回体
14 キャブ
15 作業装置
16 ブーム装置
16a ブームシリンダ
17 アーム装置
17a アームシリンダ
18 スティック装置
18a スティックシリンダ
61 旋回基準出力設定部(旋回基準出力設定手段)
62 作業最大出力設定部(作業最大出力設定手段)
63 作業出力設定部(作業出力設定手段)
64 旋回最大出力設定部(旋回最大出力設定手段)
65 旋回出力設定部(旋回出力設定手段)

Claims (3)

  1. 作業機械の駆動源としてのエンジンと、
    該作業機械に搭載された旋回装置及び作業装置と、
    該エンジンの出力を分配されて該旋回装置を駆動する第1油圧ポンプと、
    該エンジンの出力を分配されて該作業装置を駆動する第2油圧ポンプと、
    該旋回装置の操作に係る旋回操作量を検出する旋回操作装置と、
    該作業装置の操作に係る作業操作量を検出する作業操作装置とが設けられた作業機械において、
    該旋回装置の単動時に、該第1油圧ポンプへ分配される出力の最大量を予め設定された第1所定最大量に設定する単動旋回制御手段と、
    該旋回装置及び該作業装置の連動時に、該第1油圧ポンプへ分配される出力の最大量を該単動旋回制御手段で設定される該第1所定最大量よりも小さく設定し、かつ、該旋回操作量又は該作業操作量に応じて該第1油圧ポンプへ分配される出力と該第2油圧ポンプへ分配される出力との割合を変更する連動制御手段と
    を備えたことを特徴とする、作業機械の制御装置。
  2. 該連動制御手段が、
    該第1所定最大量よりも小さい所定の出力を該第1油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する旋回最大出力設定手段と、
    該第1油圧ポンプへ分配される出力を、該旋回最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該旋回操作量が大きいほど大きく設定する旋回出力設定手段と、
    該エンジンの出力から該旋回出力設定手段で設定された該出力を減算したものを該第2油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する作業最大出力設定手段と、
    該第2油圧ポンプへ分配される出力を、該作業最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該作業操作量が大きいほど大きく設定する作業出力設定手段と、を有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械の制御装置。
  3. 該連動制御手段が、
    該第1所定最大量よりも小さい所定の出力を該第1油圧ポンプへ分配される出力の連動時基準量として設定する旋回基準出力設定手段と、
    該エンジンの出力から該連動時基準量を減算したものを該第2油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する作業最大出力設定手段と、
    該第2油圧ポンプへ分配される出力を、該作業最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該作業操作量が大きいほど大きく設定する作業出力設定手段と、
    該エンジンの出力から該作業出力設定手段で設定された該出力を減算したものを該第1油圧ポンプへ分配される出力の連動時最大量として設定する旋回最大出力設定手段と、
    該第1油圧ポンプへ分配される出力を、該旋回最大出力設定手段で設定された該連動時最大量以下の範囲において、該旋回操作量が大きいほど大きく設定する旋回出力設定手段と、を有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械の制御装置。

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