JP2007247218A - 水中削岩装置および水中削岩方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気圧で駆動する削岩機を、水中で効率よく駆動させることができる水中削岩装置および水中削岩方法を提供する。
【解決手段】台船8に搭載されたエアコンプレッサ4から給気ホース3を介して圧縮空気を水中バックホウ1のブーム1aに装着された穿孔アタッチメント2に供給し、この圧縮空気を穿孔アタッチメント2の駆動に使用した後、他方の端部を水上位置に配置している排気ホース5を介して大気中に排出する。
【選択図】 図1
【解決手段】台船8に搭載されたエアコンプレッサ4から給気ホース3を介して圧縮空気を水中バックホウ1のブーム1aに装着された穿孔アタッチメント2に供給し、この圧縮空気を穿孔アタッチメント2の駆動に使用した後、他方の端部を水上位置に配置している排気ホース5を介して大気中に排出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水中削岩装置および水中削岩方法に関し、さらに詳しくは、空気圧で駆動する削岩機を水中で効率よく駆動させることができる水中削岩装置および水中削岩方法に関するものである。
岩盤等にアンカーボルトの設置孔や静的砕岩棒の導入孔等を設ける際には、種々の穿孔機、破砕機等が使用され(例えば、特許文献1参照)、その駆動方式も油圧や空気圧など幾つかの種類がある。従来、海底などの水中の岩盤を空気圧で駆動するこれらの削岩機を用いて削岩(穿孔、破砕など)作業する場合には、水中に設置した削岩機(穿孔機や破砕機など)に水上のエアコンプレッサから給気ホースを通じて駆動用の空気を供給し、駆動に使用した空気は、削岩機の排気口からそのまま水中に排出されていた。したがって、排出される空気は水圧を受け、水深が深くなるにつれ水圧が大きくなり、削岩機から円滑に排気が行なわれずに、削岩機の駆動効率が低下するという問題あった。
特開平11−200759号公報
本発明の目的は、空気圧で駆動する削岩機を水中で効率よく駆動させることができる水中削岩装置および水中削岩方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の水中削岩装置は、空気圧で駆動する削岩機に給気ホースと排気ホースとを接続し、前記給気ホースの他方の端部を水上に設置したエアコンプレッサに接続し、前記排気ホースの他方の端部を水上位置に配置して構成したことを特徴とするものである。
また、本発明の水中削岩方法は、空気圧で駆動する削岩機に給気ホースと排気ホースとを接続し、前記給気ホースを通じて水上に設置したエアコンプレッサから空気を給気して前記削岩機を駆動するとともに、前記排気ホースの他方の端部を水上位置に配置し、該排気ホースを通じて駆動に用いた空気を大気に排出することを特徴とするものである。
本発明の水中削岩装置および水中削岩方法によれば、排気ホースの端部を水上位置に設置しているので、削岩機の駆動に使用された空気を、水上の大気に連通した排気ホースを通じて大気中に排出することができる。これにより、作業現場の水深のよらず、水圧に押さえ込まれることなく円滑な排気を行なうことができ、削岩機の駆動効率を高くすることができる。
以下、本発明の水中削岩装置および水中削岩方法を、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示するように、本発明の削岩装置は、水中バックホウ1のブーム1aに穿孔アタッチメント2を装着し、穿孔アタッチメント2には、給気ホース3および排気ホース5が接続されている。給気ホース3の他方の端部は、台船8上に搭載されたエアコンプレッサ4に接続されている。排気ホース5の他方の端部には浮体6が取り付けられ、さらに消音器7が設けられている。
また、台船8上に搭載された発電機9と水中バックホウ1とが、動力ケーブル10により接続されている。動力ケーブル10には間隔をあけて複数の水中ブイ11が取り付けられ、水中に保持された状態となっている。この動力ケーブル10により供給される発電機9からの電力が、水中バックホウ1の移動、ブーム1a等の可動機構の動力源となる。
給気ホース3と動力ケーブル10は水中で散乱させないように、一緒に結束することが好ましく、これらを、ある程度の余長を持たせて、水中バックホウ1の機体に沿わせるように固定することが好ましい。
この穿孔アタッチメント2は、空気圧で駆動し、回転切削運動により穿孔を行なうドリフタなどの穿孔機を水中バックホウ1のアタッチメント構造に構成したものである。この穿孔アタッチメント2の基本構造は、陸上で使用されているアタッチメントと同じである。本発明の削岩機としては、その他、空気圧で駆動し、打撃運動により破砕を行なうブレーカなどの破砕機を例示することができる。
水中の岩盤Rにアンカーボルト孔などを穿孔する場合は、潜水士が水中バックホウ1を操作し、穿孔アタッチメント2の先端を岩盤Rの目標位置に合わせ、給気ホース3を介して供給されるエアコンプレッサ4からの圧縮空気を用いて穿孔アタッチメント2を駆動する。このように、潜水士が目視しながら水中バックホウ1を操作して、穿孔の位置合わせ、穿孔作業を行なうことができるので、軽労化を図りつつ、精度の良い作業が可能となる。
穿孔アタッチメント2の駆動に用いた圧縮空気は、穿孔アタッチメント2の排気口に接続した排気ホース5を介して水上に排出される。排気ホース5の他方の端部は、浮体6により水上位置に配置されているので、排気ホース5の内部は大気に連通し開放された状態になっている。
穿孔作業は、例えば、水深10〜20mで行なわれることもあり、作業現場の水深が深く、高い水圧が穿孔アタッチメント2に作用する場合であっても、排気ホース5が上述したように配置されているので、水圧の影響を受けることがなく円滑に排気が行われる。これにより、排気が詰まって駆動効率が低下するようなトラブルを生じることなく、作業現場の水深によらず、優れた排気効率を維持して穿孔アタッチメント2(穿孔機)を効率よく駆動させることが可能になる。
排気ホース5の他方の端部は、水上位置に配置すればよく、例えば、台船8の甲板に固定するようにしてもよい。浮体6を取り付けて、排気ホース5の端部を水上位置に配置することにより、排気ホース5の長さを最小限にすることができ、余分に長い排気ホース5を用意する必要がなくなる。
また、夜間に作業を中断している場合には、浮体6が目印になって、浮体6の下方位置に水中バックホウ1があることが確認できる。浮体6に点灯具を取り付けたり、反射性塗料などで塗装することにより、視認性を高めることができる。また、水上に位置する排気ホース5の端部には、消音器7が設けられているので、排気音を低減することができる。
穿孔機は、実施形態のように水中バックホウ1のアタッチメント構造にせずに、独立して単独で駆動する穿孔機とすることもできる。
作業現場が陸地から近い距離にある場合は、エアコンプレッサ4、発電機9は台船8に搭載することなく、陸地に設置するようにする。
上記した実施形態では、削岩機による削岩方法の一例として穿孔アタッチメント2(穿孔機)による穿孔方法について説明したが、同様に、破砕アタッチメント(破砕機)による破砕方法に対しても本発明を適用することができる。
1 水中バックホウ 1a ブーム
2 穿孔アタッチメント
3 給気ホース
4 エアコンプレッサ
5 排気ホース
6 浮体
7 消音器
8 台船
9 発電機
10 動力ケーブル
11 水中ブイ
R 岩盤
2 穿孔アタッチメント
3 給気ホース
4 エアコンプレッサ
5 排気ホース
6 浮体
7 消音器
8 台船
9 発電機
10 動力ケーブル
11 水中ブイ
R 岩盤
Claims (5)
- 空気圧で駆動する削岩機に給気ホースと排気ホースとを接続し、前記給気ホースの他方の端部を水上に設置したエアコンプレッサに接続し、前記排気ホースの他方の端部を水上位置に配置して構成した水中削岩装置。
- 前記削岩機を水中バックホウのアタッチメントに構成し、該アタッチメントを水中バックホウのブームに装着した請求項1に記載の水中削岩装置。
- 前記排気ホースの他方の端部に浮体を取付け、該浮体により該排気ホースの他方の端部を水上位置に配置する請求項1または2に記載の水中削岩装置。
- 空気圧で駆動する削岩機に給気ホースと排気ホースとを接続し、前記給気ホースを通じて水上に設置したエアコンプレッサから空気を給気して前記削岩機を駆動するとともに、前記排気ホースの他方の端部を水上位置に配置し、該排気ホースを通じて駆動に用いた空気を大気に排出する水中削岩方法。
- 前記削岩機が水中バックホウのアタッチメントに構成され、該アタッチメントが水中バックホウのブームに装着されている請求項4に記載の水中削岩方法。
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JP2006070546A JP2007247218A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 水中削岩装置および水中削岩方法 |
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2006
- 2006-03-15 JP JP2006070546A patent/JP2007247218A/ja active Pending
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