JP2007246043A - トーションビーム式サスペンション構造 - Google Patents

トーションビーム式サスペンション構造 Download PDF

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Wataru Akahori
亘 赤堀
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Abstract

【課題】 スタビライザーの取付け剛性が大きく、耐久性に優れたトーションビーム式サスペンション構造を提供すること。
【解決手段】 スタビライザーを、中空の大径スタビライザーと、該大径スタビライザー内に貫通させた小径スタビライザーとによって構成するとともに、トレーリングアームにガゼットを溶接し、前記大径スタビライザーを前記ガゼットに溶接し、前記小径スタビライザーの端部をトレーリングアームに貫通させて、該トレーリングアームに溶接した構造。
【選択図】 図3

Description

本発明は、トーションビーム式サスペンション構造に関する。
トーションビーム式サスペンションには、スタビライザーが、長手方向に対して垂直な断面が略U字形を成すトーションビーム内に配置され、端部がトレーリングアームに直接、またはトレーリングアームに固設されたガゼットに溶接されたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2004−330928号公報(図9ないし図11参照)。
ところで、このようなトーションビーム式サスペンションでは、せん断中心がトーションビームの閉じ側に存在するため、スタビライザーのトレーリングアームへの連結部が、せん断中心から離れた位置に設けられることになる。このため、トーションビームに捩り変形が生じた場合、スタビライザー両端におけるトレーリングアームとの連結部には、せん断中心を中心とする互いに異なる方向への回転変位が生じる。この結果、これらの連結部にスタビライザーの引張り方向への荷重が繰り返し作用し、連結部に材料の疲労等が生じて、スタビライザーの耐久性が低下してしまう。
本発明は、上記課題を解決し、スタビライザーの取付け剛性が大きく、耐久性に優れたトーションビーム式サスペンション構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、スタビライザーを、中空の大径スタビライザーと、該大径スタビライザー内に貫通させた小径スタビライザーとによって構成するとともに、トレーリングアームにガゼットを溶接し、前記大径スタビライザーを前記ガゼットに溶接し、前記小径スタビライザーの端部をトレーリングアームに貫通させて、該トレーリングアームに溶接したことにある。
また、本発明は、前記スタビライザーをトーションビーム内に配置したことにある。
請求項1の発明によれば、スタビライザーが2本のスタビライザーによって構成され、溶接長が増えるので、応力の分散が図れる。また、応力を緩和することができることから、サスペンションの耐久性の向上が図れ、しかも、2本のスタビライザーが同軸配置されているので、大きな配置空間を必要としない。
請求項2の発明によれば、サスペンションのコンパクト化が図れる。また、スタビライザーは、トーションビームによって囲われた状態に位置するので、外力から保護され、耐久性が向上する。
以下、本発明に係るトーションビーム式サスペンション構造を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るトーションビーム式サスペンション構造を示した側面図、図2は、図1に示したトーションビーム式サスペンションにおけるトレーリングアームの一方とトーションビームの端部を示した平面図、図3は、図2におけるIII−III線断面図、図4は、トレーリングアームとトーションビームの結合状態を示したもので、図1における下方から見た(矢視A)斜視図である。
トレーリングアーム1は、長手方向に対して垂直な断面が円形成す管体によって形成され、後半部が前半部に対して外方にオフセットされている。そして、前端部に、トレーリングアーム1を車体に取付けるためのブラケット2およびゴムブッシュ3が配設され、後端部に、キャリアー4を介して、タイヤ(図示せず)を取付けるためのドラム5とショックアブソーバ6がそれぞれ配設されている。このトレーリングアーム1の先端部内周面には、大径孔7が形成され、先端部外周面には、小径孔8が形成されている。
トーションビーム9は、その長手方向に対して垂直な断面が略U字形(V字形)を成し、その開口9aが下方に向けて、左右のトレーリングアーム1の前端側に差し渡して設置され、端面がトレーリングアーム1の周面に溶接されている。
ガゼット10は、L字形を成し、その一方側の片10aに孔11が形成されている。そして、このガゼット10は、その両側面がトーションビーム9の端部内面に溶接され、その端面がトレーリングアーム1の下側周面に溶接されている。
スタビライザー12は、円筒形を成す大径スタビライザー13と、該大径スタビライザー13の中空内に貫挿された中実の小径スタビライザー14とによって構成されている。そして、大径スタビライザー13の端部は、ガゼット10の孔11に挿嵌され、周面が孔11の周縁に溶接されている。また、小径スタビライザー14は、トレーリングアーム1の大径孔7に遊嵌され、さらに小径孔8に挿嵌され、端部周面が小径孔8の周縁に溶接されている。
上記実施の形態によれば、スタビライザーが、円筒形を成す大径スタビライザー13と、該大径スタビライザー13の中空内に貫挿された中実の小径スタビライザー14とによって構成され、溶接長が増えるので、応力の分散が図れる。また、応力を緩和することができることから、サスペンションの耐久性の向上が図れ、しかも、2本のスタビライザー13,14が同軸配置されているので、大きな配置空間を必要としない。
さらに、スタビライザー13,14をトーションビーム9内に配置したので、サスペンションのコンパクト化が図れる。また、スタビライザー13,14は、トーションビーム9によって囲われた状態に位置するので、外力から保護され、耐久性が向上する。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、円筒形を成す大径スタビライザー13と、中実の小径スタビライザー14を同軸配置したが、中空の小径スタビライザー14を用いることも可能である等、その他、本発明の要旨を変更しない範囲内で、適宜、変更して実施し得ることは言うまでもない。
本発明に係るトーションビーム式サスペンション構造を示した側面図である。 図1に示したトーションビーム式サスペンションにおけるトレーリングアームの一方とトーションビームの端部を示した平面図である。 図2におけるIII−III線断面図である。 トレーリングアームとトーションビームの結合状態を示したもので、図1における下方から見た(矢視A)斜視図である。
符号の説明
1 トレーリングアーム
2 ブラケット
3 ゴムブッシュ
4 キャリアー
5 ドラム
6 ショックアブソーバ
7 大径孔
8 小径孔
9 トーションビーム
9a 開口
10 ガゼット
10a 一方側の片
11 孔
12 スタビライザー
13 大径スタビライザー
14 小径スタビライザー

Claims (2)

  1. スタビライザーを、中空の大径スタビライザーと、該大径スタビライザー内に貫通させた小径スタビライザーとによって構成するとともに、トレーリングアームにガゼットを溶接し、前記大径スタビライザーを前記ガゼットに溶接し、前記小径スタビライザーの端部をトレーリングアームに貫通させて、該トレーリングアームに溶接したことを特徴とするトーションビーム式サスペンション構造。
  2. 前記スタビライザーをトーションビーム内に配置したことを特徴とする請求項1に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011201330A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のサスペンション装置
CN102381151A (zh) * 2011-08-12 2012-03-21 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车扭转梁悬架扭杆的安装固定结构

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