JP2007245296A - 穴加工工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工初期段階における加工穴内径の変化を小さく抑えることにより、寿命の延長を図ることができる穴加工工具を提供する。
【解決手段】軸線O回りに回転される工具本体10を有し、工具本体10の先端側に、外周に切屑排出溝17を備えた切刃部12が形成され、切屑排出溝17の工具回転方向T前方側を向く壁面18と切屑排出溝17の工具回転方向T後方側に連なる外周面との交差稜線部に外周刃が形成され、前記壁面18と切刃部12の先端面外周部分20との交差稜線部に前記外周刃に連なる切刃が形成され、切刃部12に形成された複数の切刃のうち一部の切刃は、工具本体10先端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向T後方側へと後退するように傾斜したチャンファホーニング部27が形成されたホーニング切刃22Aとされ、他の切刃は、チャンファホーニング部27が形成されていないエッジ切刃22Bとされていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、被切削材に予め形成された下穴に挿入されて、下穴の内壁面を切削加工して所定の内径の加工穴を形成するリーマ等の穴加工工具に関する。
この種の穴加工工具としては、例えば特許文献1に記載されているように、軸線回りに回転される概略円柱状をなす工具本体を有し、この工具本体の先端側に切刃部が設けられ、該切刃部の外周に軸線方向後端側に向かって延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝の工具回転方向前方側を向く壁面の外周側辺稜部に外周刃が形成されるとともに前記壁面の先端面外周側の辺稜部に切刃が形成されたリーマが知られている。
このリーマは、例えば特許文献2に開示されているような切削工具に装着されて使用されるものであり、この切削工具が工作機械等の主軸端に装着されて、軸線回りに回転されるとともに、被切削材の下穴、例えば、ステムガイド穴やエンジンのシリンダーヘッドにおけるバルブ穴等に挿入され、この下穴の内壁面を切削して所定の内径の加工穴を形成するものである。
特開2000−263328号公報 特開2002−59313号公報
ところで、前述したリーマにおいては、最初の1〜2穴を加工した時点で加工穴内径の変化が大きく、その後、加工穴内径が安定することが知られている。つまり、加工初期段階においては、一つ前に切削加工した加工穴内径と次に切削加工した加工穴内径との差が大きく、その後、加工穴内径の差が小さくなって略一定の内径の加工穴が形成されることになる。
ここで、リーマ等の穴加工工具の寿命は、切刃の摩耗によって加工穴内径が一定以下となったことで判断されるため、加工初期段階における加工穴内径の変化を小さく抑えることにより、穴加工工具の寿命を延長させることができる。特に、前述のようにシリンダーヘッドのバルブ穴等を加工する場合には、通常の切削加工よりも高い寸法精度が要求されるため、穴加工工具の寿命が短くなる傾向にあり、寿命延長が強く望まれていた。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、加工初期段階における加工穴内径の変化を小さく抑えることにより、寿命の延長を図ることができる穴加工工具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、この発明は、被切削材に予め形成された下穴に挿入されて下穴の内壁面を切削加工して加工穴を形成する穴加工工具であって、軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端側には、外周に切屑排出溝を備えた切刃部が形成され、前記切屑排出溝の工具回転方向前方側を向く壁面と前記切屑排出溝の工具回転方向後方側に連なる外周面との交差稜線部に外周刃が形成されるとともに、前記壁面と前記切刃部の先端面外周部分との交差稜線部に前記外周刃に連なる切刃が形成され、前記切刃部には、複数の前記切刃が形成されており、これら複数の前記切刃のうち一部の切刃は、工具本体先端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向後方側へと後退するように傾斜したチャンファホーニング部が形成されたホーニング切刃とされ、他の切刃は、前記チャンファホーニング部が形成されていないエッジ切刃とされていることを特徴としている。
この構成の穴加工工具においては、切刃にチャンファホーニング部が形成されているので、下穴の内壁面に切り込んでいく切刃の強度が増し、切刃の欠損や初期摩耗を防止することができる。これにより、加工初期段階における加工穴内径の変化を小さく抑えることができ、この穴加工工具の寿命延長を図ることができる。
また、前記切刃部に複数の前記切刃が形成され、これら複数の前記切刃のうち一部の切刃が前記チャンファホーニング部が形成されたホーニング切刃とされ、他の切刃が前記チャンファホーニング部が形成されていないエッジ切刃とされているので、エッジ切刃によって下穴の内壁面を良好に切削することができるとともに、ホーニング切刃によって加工穴内径が大きく変化することを防止できる。さらに、エッジ切刃が形成されているので、ホーニング切刃のみで構成されている場合よりも切削抵抗を小さくすることができ、穴加工工具の振れやビビリ等を防止することができる。
ここで、前記切刃部に複数の前記ホーニング切刃を設けて、これら複数の前記ホーニング切刃を工具回転方向において不等間隔に配置することにより、被切削材に切り込む際の切削抵抗が工具本体の軸線中心に対して非対称に作用することになり、工具本体にその固有振動数と共振するような周期的な振動が生じるのを防ぐことができ、このような共振に起因するビビリ振動が惹起されるのを防止することができる。
また、前記切刃部に複数の前記ホーニング切刃を設けて、これら複数の前記ホーニング切刃のうちの少なくとも一のホーニング切刃のチャンファ角度を、他のホーニング切刃のチャンファ角度と異なるように構成したり、少なくとも一のホーニング切刃のホーニング幅を、他のホーニング切刃のホーニング幅と異なるように構成することにより、一のホーニング切刃と他のホーニング切刃との間でも切削抵抗が変化することになり、工具本体にその固有振動数と共振するような周期的な振動が生じるのをさらに確実に防止することができる。また、これらチャンファ角度及びホーニング幅を変更することにより、刃先強度も変化することになり、一のホーニング切刃が欠損や摩耗した場合でも他のホーニング切刃によって加工穴内径の変化を防止でき、穴加工工具のさらなる寿命延長を図ることができる。
ここで、前述した作用効果をさらに確実に奏功せしめるためには、前記チャンファ角度を1°から15°の範囲内に設定することが好ましい。チャンファ角度を1°以上とすることにより切刃の強度を確実に向上させて切刃の欠損を防止できるとともに、チャンファ角度を15°以下とすることにより切削抵抗を小さく抑えることができる。
なお、ここで前記チャンファ角度とは、切刃に直交する断面におけるすくい面とホーニングチャンファ部との交差角のことである。
同様に、前記ホーニング切刃のホーニング幅についても0.02mmから0.2mmの範囲内に設定することが好ましい。ホーニング幅を0.02mm以上とすることにより切削抵抗が大きくなりすぎることを防止できるとともに、ホーニング幅を0.2mm以下とすることにより刃先強度を確実に確保して切刃の欠損を防止できる。
なお、ここでホーニング幅とは、切刃に直交する断面におけるチャンファホーニング部のすくい面に沿った方向の長さのことである。
本発明によれば、加工初期段階における加工穴内径の変化を小さく抑えることにより、寿命の延長を図ることができる穴加工工具を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態である穴加工工具について添付した図面を参照にして説明する。図1から図4に本発明の実施形態である穴加工工具としてのリーマを示す。また、図5にこのリーマが装着される切削工具を示す。
リーマは、軸線Oを中心とする概略多段円柱状をなす工具本体10を有しており、この工具本体10の後端側(図1において上側)がシャンク部11とされ、工具本体10の先端側(図1において下側)が切刃部12とされている。
この工具本体10には、図示しないクーラント供給孔が軸線Oに沿って工具本体10の先端側から後端側にかけて貫通するように形成されている。
シャンク部11の後端側部分には、このリーマを切削工具30に装着するための装着部13が設けられており、この装着部13には軸線Oに平行に延びる平坦面14が形成されている。
シャンク部11の先端側は後端側に比べて一段小径とされており、その先端面には、中央部分がシャンク部11後端側に向けて凹んだV字溝15が、その溝底部を軸線Oに直交させてV字の2等分線が軸線O上に位置するように形成されている。
切刃部12は、軸線Oを中心とする概略円柱状をなしており、その後端面には、シャンク部11先端面に形成されたV字溝15に嵌合可能な断面凸V字の凸状部16が、そのV字の稜線をやはり軸線Oに直交させてV字の2等分線が軸線O上に位置するように形成されている。
切刃部12の先端外周部には、工具本体10後端側に向けて延びて工具回転方向T前方側に所定の角度で捩れる複数の切屑排出溝17が、周方向に等間隔で軸線Oに対して所定角度ずつ回転対称に配置されている。本実施形態では、図2に示すように、6条の切屑排出溝17が、軸線Oに対して60°ずつ回転対称に配置されている。
また、切刃部12には、前記クーラント供給孔に連通されるとともにそれぞれの切屑排出溝17の溝底部に向けて開口された吐出孔(図示せず)が設けられている。
切刃部12の先端面は、軸線O近傍部分が軸線Oに直交する平面状とされた平面部19と、該平面部19の外周側部分に配置され、径方向外側に向かうにしたがい漸次工具本体10後端側へと後退するテーパ部20とを備えている。そして、切屑排出溝17の工具回転方向T前方側を向く壁面18と、この切屑排出溝17の工具回転方向T後方側に連なる外周面の交差稜線部に外周刃21が形成されている。また、切屑排出溝17の工具回転方向T前方側を向く壁面18と切刃部12のテーパ部20との交差稜線部には、前記外周刃21に連なる切刃22が形成されている。
このように外周刃21及び切刃22を形成することにより、このリーマは、6つの切刃22及び外周刃21を有することになる。また、切屑排出溝17の工具回転方向T前方側を向く壁面18がすくい面23とされ、切屑排出溝17の工具回転方向T後方側に連なる外周面が外周逃げ面24とされ、前記切刃22の工具回転方向T後方側に連なるテーパ部20が先端逃げ面25とされる。
外周逃げ面24の工具回転方向T後方側には、工具本体10径方向内側に一段凹んだ二番取り面26が形成されている。また、先端逃げ面25は、工具回転方向T後方側に向かうにしたがい工具本体10径方向内側に向けて傾斜するように構成されている。
なお、外周刃21が軸線O回りになす回転軌跡は、本実施形態においては軸線Oを中心とした略円筒面状とされている。また、切刃部12の後端側では、その外径は前記円筒面より一段小径とされて、シャンク部11先端側と同径とされている。
そして、6つの切刃22のうちの4つの切刃22は、工具本体10先端側に向かうにしたがい工具回転方向T後方側に向けて後退するチャンファホーニング部27が形成されたホーニング切刃22Aとされている。
このチャンファホーニング部27のチャンファ角α、すなわち、すくい面23とチャンファホーニング部27との交差角αは、1°≦α≦15°の範囲内に設定されており、本実施形態ではα=5°に設定されている。
また、チャンファホーニング部27のホーニング幅W、すなわち、チャンファホーニング部27のすくい面23に沿った方向の長さWは、0.02mm≦W≦0.2mの範囲内に設定されており、本実施形態ではW=0.1mmに設定されている。
なお、本実施形態においては、4つのホーニング切刃22Aのチャンファ角度α及びホーニング幅をα=5°、W=0.1mmと同一のものとした。
6つの切刃22のうちホーニング切刃22Aとされた4つの切刃22以外の2つの切刃22は、前記チャンファホーニング部27が形成されていないエッジ切刃22Bとされている。
また、4つのホーニング切刃22Aは、一部が工具回転方向Tにおいて不等間隔に配置されており、本実施形態では、図2に示すように、1つのホーニング切刃22Aが2つのエッジ切刃22B同士の間に位置するとともに、他の3つのホーニング切刃22Aが連続するように配置されている。
このような構成とされたリーマは、図5に示す切削工具30に装着されて使用される。切削工具30は、軸線M回りに回転される多段円柱状の本体部31を有し、本体部31の先端部外周には切削インサート32が配備されている。
この本体部31の先端面33には、軸線Mに沿うように延びる装着孔34が穿設されている。本体部31には、この装着孔34の後端側に連通するとともに本体部31後端側に設けられた取付部35に開口されたクーラント孔36が形成されており、このクーラント孔36には位置調整ボルト37が挿入されている。
また、本体部31の側面には、装着孔34に連通するネジ孔38が穿設されており、このネジ孔38にクランプネジ39が螺着されている。
リーマは、本体部31の先端面33に穿設された装着孔34に挿入され、シャンク部11の後端面が位置調整ボルト37の先端面に当接させられるとともにシャンク部11の平坦面14が本体部31のネジ孔38が穿設された方向に向くように、かつ、リーマの軸線Oと本体部31の軸線Mとが一致するように配置される。そして、本体部31のネジ孔38に螺着されたクランプネジ39をねじ込んで平坦面14を押圧することにより、リーマが本体部31に固定される。
このようにリーマが装着された切削工具30は、工作機械の主軸端に取付部35を介して取り付けられ、リーマの軸線M方向の位置調整を行った後、軸線M(軸線O)回りに回転されるとともに軸線M(軸線O)先端方向に向けて送られ、リーマが例えばエンジンのシリンダーヘッドにおけるバルブ穴(被切削材に形成された下穴)に挿入され、このバルブ穴の内壁面を切削して所定の内径の加工穴を形成するとともに、本体部31の先端部外周に配備された切削インサート32によって、このバルブ穴の開口部にバルブヘッドが当接されるバルブシート面を切削加工するものである。
リーマによる切削加工を行う際には、切削油剤が工作機械からパイプを通じて工具本体10のクーラント孔36に供給される。クーラント孔36に供給された切削油剤は、リーマの工具本体10に形成されたクーラント供給孔を通じて切刃部12へ供給され、吐出孔を通じて切屑排出溝17の溝底部から下穴の内壁面に向けて吐出されるのである。
本実施形態であるリーマによれば、チャンファホーニング部27が形成されて切刃強度が向上されたホーニング切刃22Aが備えられているので、加工初期段階におけるホーニング切刃22Aの欠損や摩耗を抑えることができる。このようなホーニング切刃22Aによって下穴の内壁面を切削することにより、加工初期段階における加工穴内径の変化を小さく抑えることができ、リーマの寿命延長を図ることができる。
また、チャンファホーニング部27が形成されていないエッジ切刃22Bも備えられているので、このエッジ切刃22Bによって下穴の内壁面を良好に切削できるとともに、ホーニング切刃22Aによって加工穴内径が変化することを防止できる。また、エッジ切刃22Bで切削することで切削抵抗を小さく抑えることができ、工具本体10のビビリや振れを防止して加工穴を精度良く形成することができる。
また、4つのホーニング切刃22Aが、工具回転方向Tにおいて不等間隔に配置されているので、この工具本体10に作用する切削抵抗が軸線O中心に非対称となり、工具本体10にその固有振動数と共振するような周期的な振動が生じるのを防ぐことができ、このような共振に起因するビビリ振動が惹起されるのを防止することができる。
さらに、チャンファ角度αを1°から15°の範囲内に、具体的にはα=5°に設定しているので、刃先強度を確実に確保してホーニング切刃22Aの欠損を防止できるとともに、このホーニング切刃22Aに作用する切削抵抗を抑えることができる。
また、ホーニング幅Wを0.02mmから0.2mmの範囲内に、具体的にはW=0.1mmに設定しているので、切削抵抗をより小さく抑えることができるとともに、切刃強度を確保してホーニング切刃22Aの欠損を防止できる。
以上、本発明の実施形態であるリーマについて説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、リーマを図5に示す切削工具に装着して使用するものとして説明したが、これに限定されることはなく、他の切削工具やアダプタ等に装着して使用するものであっても良い。
また、切刃及び外周刃を6つ備えたものとして説明したが、切刃及び外周刃の数に限定はない。同様に、ホーニング切刃を4つ、エッジ切刃を2つ備えたものとして説明したが、少なくともひとつのホーニング切刃を備えていればよい。ただし、ホーニング切刃がエッジ切刃よりも少ないと、寿命延長の効果が十分に奏功されなくなるおそれがあるので、ホーニング切刃の数はエッジ切刃の数よりも多くされるのが望ましい。
さらに、4つのホーニング切刃のチャンファ角度及びホーニング幅をそれぞれ同一のものとして説明したが、これに限定されることはなく、少なくともひとつのホーニング切刃のチャンファ角度又はホーニング幅あるいはその双方を、他のホーニング切刃と異なるものとしてもよい。この場合には、一のホーニング切刃と他のホーニング切刃とで切刃の強度が異なるため、一のホーニング切刃が欠損・摩耗した場合においても、他のホーニング切刃によって加工穴内径の変化を抑えることができる。
また、切屑排出溝を工具本体後端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向前方側に向かうようにねじれたものとして説明したが、ねじれがないものであっても良いし、工具本体後端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向後方側に向かうようにねじれたものであっても良い。
本発明の実施形態であるリーマの側面図である。 図1に示すリーマの正面図である。 本発明の実施形態であるリーマの切刃部側面拡大図である。 図3におけるX方向矢視図である。 図1に示すリーマを装着して使用する切削工具の側面部分断面図である。
符号の説明
10 工具本体
12 切刃部
17 切屑排出溝
18 工具回転方向前方側を向く壁面
21 外周刃
22 切刃
22A ホーニング切刃
22B エッジ切刃
27 チャンファホーニング部

Claims (6)

  1. 被切削材に予め形成された下穴に挿入されて下穴の内壁面を切削加工して加工穴を形成する穴加工工具であって、
    軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端側には、外周に切屑排出溝を備えた切刃部が形成され、前記切屑排出溝の工具回転方向前方側を向く壁面と前記切屑排出溝の工具回転方向後方側に連なる外周面との交差稜線部に外周刃が形成されるとともに、前記壁面と前記切刃部の先端面外周部分との交差稜線部に前記外周刃に連なる切刃が形成され、
    前記切刃部には、複数の前記切刃が形成されており、これら複数の前記切刃のうち一部の切刃は、工具本体先端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向後方側へと後退するように傾斜したチャンファホーニング部が形成されたホーニング切刃とされ、他の切刃は、前記チャンファホーニング部が形成されていないエッジ切刃とされていることを特徴とする穴加工工具。
  2. 前記切刃部には、複数の前記ホーニング切刃が設けられており、これら複数の前記ホーニング切刃が、工具回転方向において不等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の穴加工工具。
  3. 前記切刃部には、複数の前記ホーニング切刃が設けられており、これら複数の前記ホーニング切刃のうちの少なくとも一のホーニング切刃のチャンファ角度は、他のホーニング切刃のチャンファ角度と異なるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の穴加工工具。
  4. 前記切刃部には、複数の前記ホーニング切刃が設けられており、これら複数の前記ホーニング切刃のうちの少なくとも一のホーニング切刃のホーニング幅は、他のホーニング切刃のホーニング幅と異なるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の穴加工工具。
  5. 前記チャンファ角度が、1°から15°の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の穴加工工具。
  6. 前記ホーニング幅が、0.02mmから0.2mmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の穴加工工具。
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