JP2007244161A - 電源装置及びその寿命診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際に稼働中における電解コンデンサの寿命を評価する技術を提供する。
【解決手段】予め、記憶手段に電解コンデンサが使用されている電源部の負荷電流対リップル電圧特性を表す第1のデータを記憶しておき、リップル電圧検出部が使用時に電解コンデンサの両端のリップル電圧を検出し、負荷電流検出手段が使用時に電源の負荷電流を検出して、寿命算出部が検出された負荷電流に対する初期相当のリップル電圧を前記第1のデータより求めるとともに、[検出したリップル電圧/初期相当のリップル電圧]を算出し、その値を電解コンデンサの初期相当の静電容量に対する使用時における静電容量の減衰(低下)を示す割合として出力する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、DC電源を供給する電源装置及びその寿命診断装置に係り、特に電源装置の寿命に大きく影響する電解コンデンサの稼働中に、その寿命を予測(推定)する技術に関する。
発電所等のプラント施設では、多数の配電盤等に直流(DC)電源装置が搭載されている。それらの直流電源装置は、出力平滑用、或いは瞬時停電における出力電圧保持用等の目的で、多くの電解コンデンサが用いられている。
これらの電解コンデンサは、動作中におけるリップル電流や周囲温度等の影響により、封入されている電解液が減少し、その特性が劣化することから、安全性を重要視する施設等では長期的には「寿命部品」と扱われることがある。そのため、従来は、所定の期間経過すると、該当する全ての電解コンデンサを一律に交換していた、交換周期は、電源装置の使用状況(周囲温度、放熱環境、負荷電流等)を勘案して定められるべきであるが、電解コンデンサの特性の低下或いは故障による事故の発生を未然に防止し、充分な安全性を確保する必要があることから、一般的な使用条件より厳しい温度環境、負荷状況で連続運転することを前提に、決定され、設定されていた。
しかし、実際の寿命は、電源装置の使用状況等により、個々の電解コンデンサで異なる。実際には、まだ寿命がつきておらず、充分に使用可能な電解コンデンサが廃棄処分されたり、反対に、現実の設置場所や放熱構造から想定を超える高温での運転や定格を超える過負荷状態での長期運転等などにより、既に寿命に達している恐れもあった。
一般には、アルミ電解コンデンサは製造を完了した時点から、含浸された電解液が封口ゴムを透過し、時間と共に内部の電解液の蒸発が進み、静電容量又は損失角の正接が規格値から外れた段階で摩耗故障に至ったと定義される。摩耗故障に至るまでの期間が有効寿命となる。
アルミ電解コンデンサの寿命は使用条件により大きな影響を受けるが、使用条件としては、温度、湿度、気圧、振動等の環境条件、及び端子間の電圧、リップル電流、充放電条件等の電気的条件がある。中でも、環境条件では温度が、電気的条件ではリップル電流が寿命に大きな影響を与える。さらに、アルミ電解コンデンサは、他のコンデンサと比べ、損失が大きいためリップル電流による自己発熱を起こし、この自己発熱により温度上昇を伴い、寿命に大きな影響を与える。
プリント基板等に搭載可能な比較的小型の電解コンデンサにおいては、周囲温度、リップル電流による自己発熱等の影響を考慮した推定寿命を表す式(規定寿命の変化を表す式)は、一般に次のように表される(技術文献1を参照)。
式(1)DC定格電圧印加で規定している場合の実使用時の寿命Lx1
Lx1=Lo×2(To−Ts)/10×2―ΔTs/5
式(2)定格リプル電流重畳で規定している場合の実使用時の寿命Lx2
Lx2=Lr×2(To−Ts)/10×2(ΔTo―ΔTs)/5
上記式(1)(2)において、
To:コンデンサの使用上限温度(℃)
Ts:実使用時の周囲温度(℃)
Lo:使用上限温度Toにおいて定格電圧印加時の規定寿命(時間)
Lr:使用上限温度Toにおいて定格リプル電流重畳時の規定寿命(時間)
(To−Ts)/10:周囲温度依存係数
―ΔTs/5、2(ΔTo―ΔTs)/5:自己発熱依存係数
ΔTs:リプル電流印加による自己発熱温度(℃)
ΔTo:定格リプル電流印加による自己発熱温度(℃)
(例えば、To=105℃のある種の電解コンデンサで、ΔTo=5℃)
上記式からすると、実使用時の周囲温度やリプル電流を測定できれば、コンデンサの寿命推定が可能である。
日本ケミコン株式会社ホームページ http://www.chVmi-con.co.jp/catalog j/top caution.html
上記式から寿命測定が可能であるが、実使用状態での電解コンデンサのリプル電流は、負荷回路、負荷電流等の外的条件で決まることが多い。したがって、リプル電流を直接的に測定して電解コンデンサの損失の変化、静電容量の変化を検出して電解コンデンサの寿命推定を行うことは困難である。
ここで図9により、電解コンデンサにおけるリップル電流及びリップル電圧について考察してみる。図9(A)は、トランスTで交流信号を受けてダイオードD1で整流し、チョークコイルLと電解コンデンサC2で交流成分(リップル)を除去し、DCを出力する回路である。図9(B)は、その等価回路である。リップル電圧Vinは、リップル成分のみ発生する電圧源と見なしている。この等価回路では、次のように表すことができる。
負荷Rのリップル電圧Vout=Vin/(jwL/R+1−wLC
電解コンデンサC2のリップル電流Ic=jwCVout
ここで、L:チョークコイルLのインダクタンス
:電解コンデンサC2の静電容量
ここで数値例として、L=200uH、C=100uF、R=1Ω、交流(リップル)周波数f=200kHz(w=2πf≒10)にすると、
wL=100,wC=100,wLC=10 程度となる。
つまり、概略次のようになる。
Vout≒−Vin/wLC
Ic≒Vin/jwL
この結果、負荷(電解コンデンサC2の両端)のリップル電圧は、インダクタンスLと静電容量Cの双方に関係してくる。概略、静電容量Cに比例している。電解コンデンサC2のリップル電流Icは、静電容量Cの影響が無視できる。
そこで、本発明の出願人は、(ア)リップル電圧は、負荷電流依存性があるものの、静電容量変化、損失変化に追随することからリップル電圧及び負荷電流等を解析すれば電気コンデンサの劣化状態を把握可能である。特にリップル電圧の変化によって、静電容量の変化を知ることができる。(イ)電解コンデンサの静電容量低下は、上記式(1)(2)からしても、周囲温度とリップル電流による影響が大きい。そのリップル電流は負荷電流と強い相関があることから、負荷電流を測定してリップル電流を推定し、かつ周囲温度を測定できる構成にすれば、電解コンデンサの稼働状態における残存寿命(余寿命)を推定可能であることに着眼した。
本発明の目的は、電源装置の寿命を診断するにあたり、実際に稼働中における電解コンデンサの寿命を評価する技術を提供することである。そして、個々の電解コンデンサにとって適切な交換時期を設定可能にすることである。
上記課題を解決するため、本発明は、上記着眼を基礎に、次のような構成とした。
請求項1に記載の発明は、電解コンデンサを有し、DCを供給する電源部と、
予め、前記電解コンデンサが使用されている電源部の負荷電流対リップル電圧特性を表す第1のデータを記憶する記憶手段と、
前記使用時に前記電解コンデンサの両端のリップル電圧を検出するリップル電圧検出部と、
前記使用時に前記電源部の負荷電流を検出する負荷電流検出手段と、
検出された負荷電流に対する初期相当のリップル電圧を前記第1のデータより求めるとともに、[前記検出したリップル電圧/前記初期相当のリップル電圧]を算出し、その値を前記電解コンデンサの初期相当の静電容量に対する使用時における静電容量の減衰(低下)を示す割合として出力する寿命算出部とを備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記記憶手段は、予め、周囲温度対リップル電圧の変化特性を表す第2のデータを記憶し、さらに、使用中における周囲温度を測定する温度検出部を備え、
前記寿命算出部は、前記算出した割合に、前記周囲温度に対応した第2のデータを基に補正し、補正された前記割合を出力する構成とした。
請求項3に記載の発明は、電解コンデンサを有し、DCを供給する電源部と、
予め、前記電解コンデンサの周囲温度対寿命消費率特性を示す第3のデータを記憶する記憶手段と、
前記使用時における周囲温度を所定時間間隔で測定する温度検出部と、
前記所定時間間隔で測定した周囲温度及び第3のデータより前記所定時間間隔毎に寿命消費率を求めて、所定時間間隔と寿命消費率の積を算出し、かつ現時点までの前記積の累積値を算出し、さらに次の第1の寿命予測値を算出する寿命算出部とを備えた。
第1の寿命予測値=定格の寿命時間×全使用時間/前記累積値
ただし、定格の寿命時間:前記電解コンデンサの定格の寿命時間
全使用時間:前記所定時間間隔の時間累積値
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記使用時に前記電源の負荷電流を検出する負荷電流検出手段を備え、
前記記憶手段は、さらに予め負荷電流対リップル電流特性を表す第4のデータを記憶し、
前記寿命算出部は、さらに、検出された負荷電流に対するリップル電流を前記第4データから求めるとともに、求めた負荷電流に対するリップル電流及び既知の定格リップル電流を基に、前記電解コンデンサの自己発熱依存係数を算出し、次に、
第2の寿命予測値=前記第1の寿命予測値×前記自己発熱依存係数 を算出する構成とした。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記寿命算出部は、前記現時点における前記第1及び第2の寿命予測値から、
第1の余寿命予測時間=第1の寿命予測値―全使用時間 又は/及び
第2の余寿命予測時間=前記第2の寿命予測時間値−全使用時間係数 を算出する構成とした。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記自己発熱依存係数として下記式を算出する構成とした。
自己発熱依存係数=2(ΔTo―ΔTs)/5
ただし、ΔTs=(ILos/ILo)×ΔTo
ILo:定格リップル電流
ILos:負荷電流に対するリップル電流
ΔTo::定格リップル電流重畳時の発熱温度
請求項1に記載の発明によれば、稼働中のDC電源の負荷電流及びリップル電圧を測定し、その測定した現時点の負荷電流値を基準に対応する使用初期のリップル電圧を求めて、[前記検出したリップル電圧/前記初期のリップル電圧]を算出する構成から、稼働中の電解コンデンサの静電容量が、使用初期の静電容量からどのくらい低下したか、その割合を推定できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1で求めた静電容量の割合に周囲温度の影響を加味して推定できる。
請求項3〜6の発明によれば、稼働時において、寿命時間、残りの寿命を示す余寿命時間を推定できる。
本発明の実施形態を図を基に説明する。図1は、本発明に係る、稼働中の電解コンデンサの静電容量低下率を測定する第1の実施形態の機能構成図である。図2は、図1の動作フローを示す図である。図3は、本発明に係る、稼働中の電解コンデンサの寿命を推定する第2の実施形態の機能構成図である。図4は、第2の実施形態の動作フローを示す図である。図5は、負荷電流とリップル電圧との関係を示す図である。図6は、周囲温度対リップル特性のデータ例を示す図である。図7は、温度(使用上限温度―周囲温度)対寿命消費率特性のデータ例を示す図である。図8は、負荷電流対リップル電流特性のデータ例を示す図である。図9は、リップル電圧及びリップル電流の関係を説明するための図である。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、特に上記着眼点の(ア)を基に、リップル電圧の変化から静電容量の低下率を測定するための実施形態である。
図1は、DC電源と、それに使用され稼働中の電解コンデンサC2の静電容量低下率(以下、「容量低下率」と言う。)を測定する回路を示す図である。図1中、図9中の符号と同一のものは同一機能を示す。DC電源は、AC入力回路1、整流回路2、電解コンデンサC1、スイッチング回路3、トランスT、整流ダイオードD1、チョークコイルL、フィルタ用の電解コンデンサC2及び制御部4で構成されている。AC入力回路1は、内部トランスによりAC商用電源を不平衡で受けて平衡(対アース)にして整流回路2に送って簡単に整流させる。整流回路2で整流され電解コンデンサC1でリップル電圧(電流)を落とされた電圧(電流)は、スイッチング回路3で高周波パルス電流(電圧)に変換されてトランスTにより昇圧又は降圧されて整流ダイオードD1で整流され、DCを出力する。チョークコイルL及び電解コンデンサC2は、整流ダイオードD1からリークしてきたリップル電流をフィルタリングする。制御部4は、出力電圧(DC電圧)を検出してその電圧が一定になるように、前記高周波パルス電流(電圧)のパルス幅を変化させて、調整する。
図1で、上記DC電源を構成する要素以外の他の要素は、容量低下率を測定するための構成である。図1では、電解コンデンサC2を測定対象としている例である。
図2は、図1の動作フローを示す図であり、下記説明の中で該当する動作の中に図2のステップ番号を示す。
図1で記憶部9には、DC電源を出荷する前の準備として、予め、負荷電流対リップル電圧特性を測定してデータ(第1のデータ:図5を参照)として記憶し、さらに周囲温度対リップル電圧特性を測定してデータ(第2のデータ:図6を参照)として記憶しておく(ステップS1)。さらに電解コンデンサC2の定格の静電容量を規定する温度T1を記憶しておく。DC電源に接続される負荷を可変すれば負荷電流が変化し、リップル電圧が変化するので、それを測定して負荷電流対リップル電圧特性を得る。周囲温度対リップル電圧特性は、さらに温度環境を変えて測定する。負荷電流対リップル電圧特性及び周囲温度対リップル電圧特性は、回路構成が全く同じであれば1台1台とる必要はなく、信頼性が確保されていれば、1台で取得したデータを他の同じ回路構成の台へ適用できる。これら、負荷電流対リップル電圧特性データ、及び周囲温度対リップル電圧特性データは、細かい目盛りで測定してそのデータを測定して記憶しておいても良いし、粗い目盛り、例えば、変曲点を主として測定してその近似データを記憶し、寿命算出部8がこれらのデータを適用するときに、粗い目盛りの間を利用するときは、目盛りの前後のデータから補間して用いても良い。なお、負荷電流対リップル電圧特性データ、及び周囲温度対リップル電圧特性データを外部の測定器で測定した場合は、その測定値に基づいて、操作部11及び表示部10で表示させながら入力し記憶部9へ記憶させる。下記に説明するように負荷電流検出部5、温度センサ7、及びリップル電圧検出部6を備えているので、それらから取得したデータをテーブル化して記憶部9へ記憶させる表作成プログラムを備えれば、負荷を変化させる環境及び温度を変化させる環境さえ準備すれば、必要なデータを取得できる。
図1で、負荷電流検出部5は、稼働中のDC電源から負荷へ流れる電流を測定する(ステップS2)。図1では、内部のトランスで負荷電流に応じた電圧をピックアップしている。ピックアップされた電圧は、負荷電流に換算されAD変換器(不図示)によりデジタルのデータIosに変換されて寿命算出部8へ送られる。負荷電流検出部5は、図1では負荷に対して帰路側に入れてあるが、整流ダイオードD1の前後のいずれかに入れても良い。また、ピックアップするトランスでなくても電流検出用の市販のICを用いても良い。
リップル電圧検出部6は、電解コンデンサC2に係るリップル電圧を測定する(ステップS2)。リップル電圧は、スイッチングの高周波パルス電流の繰り返し周期(例:200kHz)と同じ高周波の周期である。リップル電圧検出部6は、DC成分を除去し、その高周波パルスと同じ周期のリップル電圧を通過させるバンドパスフィルター(例:20Hz〜200kHzをパス)と、そのバンドパスフィルターを通過したリップル電圧をデジタルデータVosに変換して寿命算出部8へ送るAD変換器とを備えている。リップル電圧検出部6は、検波器で検波した上でDA変換器に入力してもよいし、AD変換器がリップル電圧の周期に応答するものであれば、そのまま入力して、寿命算出部8で演算して実効値や平均値を求める構成にしても良い。
温度センサ7は、電解コンデンサC2の周辺の温度を検出してデジタルのデータTsに変換して寿命算出部8へ送る(ステップS2)。なお、AD変換器は、負荷電流検出部5,リップル電圧検出部6及び温度センサ7の各要素別に所有しないで、寿命算出部8の入力部に一つ備えられていて、負荷電流検出部5,リップル電圧検出部6及び温度センサ7からの入力を切り換えてデジタルデータに変換しても良い。
寿命算出部8は、測定された現時点のリップル電圧Vosと稼働時の現時点の負荷電流Iosを受けて、記憶部9に記憶されている図5の負荷電流対リップル電圧特性データから、負荷電流Iosに対する出荷時の初期に相当するリップル電圧Voを求める(ステップS3)。そして、測定した現時点のリップル電圧Vosと初期相当のリップル電圧Voとの比[Vos/Vo]を求める。この寿命算出部8は、この比の逆数[Vo/Vos]を電解コンデンサC2の低下率=[現在稼働中における静電容量/使用初期の静電容量]を推定する値として出力する(ステップS4)。なお、寿命算出部8は、先に低下率=[Vo/Vos]を求めても良い。
寿命算出部8は、測定された周囲温度Tsと電解コンデンサC2の静電容量を規定する規定温度T1を基に、図6のような周囲温度対リップル電圧の変化特性を参照し、それぞれに対応するリップル電圧Vs及びV1を求め、これらの比であるp=[V1/Vs]を算出し(ステップS4)、さらに周囲温度を考慮した低下率=[Vo/(Vos×p)]を算出する(ステップS5、6)。これは、いわば、静電容量が定格の温度T1で規定されているので、周囲温度Tsにおけるリップル電圧Vosを定格の温度T1に換算して表した値である。
寿命算出部8は、算出した結果として、低下率=[Vo/Vos]又は周囲温度を考慮した低下率=[Vo/(Vos×p)]を表示部10に送り、測定した日時とともに表示させる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、特に上記着眼点の(ア)及び(イ)を基に、負荷電流及びリップル電流の変化から静電容量の寿命及び余寿命を測定するための実施形態である。なお、第2の実施形態は、図2の電解コンデンサC2の寿命及び余寿命を測定する場合の例であるが、電解コンデンサC2は、リップル電流の影響が大きいので、上記式(2)が適用される例である。図2の電解コンデンサC1は、リップル電流が少ないので上記式(1)が適用されることが好ましい。ここでは、上記式(1)は、式(2)より条件が少なく、式(2)で求めた条件がそのまま式(1)へ適用できるので、以下、式(2)を適用できる実施形態2で説明する。
第2の実施形態は、先ず、次の式に基づいて、寿命(第1の寿命時間)及び余寿命(第1の余寿命時間)を推定する技術を説明し、
周囲温度依存係数:2(To−Ts)/10
To:コンデンサの寿命時間を規定する定格温度であり、この例では上限使用温度(℃)
Ts:実使用時の周囲温度(℃)
その次に自己発熱依存係数:2(ΔTo―ΔTs)/5に基づいて補正された寿命(第2の寿命時間)及び余寿命(第2の余寿命時間)を推定する構成を説明する。
図3は、第2の実施形態の機能構成を示す図であり、図1と同一符号のものは同一機能を示す。図3は、図1とは、寿命算出部8a及び記憶部9aの点で異なる。以下の説明は、寿命算出部8a及び記憶部9aを中心に電解コンデンサC2の寿命及び余寿命の推定方法について説明する。また、図4は、第2の実施形態の動作フローを示す図であり、下記説明中、該当する動作の説明が在れば、その箇所に図4のステップ番号を示す。
図3の記憶部9aは、出荷する前の準備として、予め、図7に示すような温度対寿命消費率特性のデータ(第3のデータ)を記憶しておく(ステップS10)。図7は、詳しくは[電解コンデンサC2の使用上限温度To―周囲温度Ts]と[寿命消費率λ]との関係を示すデータであり、これは一般的には電解コンデンサのメーカ等から出されている値で、これを必要な精度で必要な範囲を記憶しておく。このデータは、上記の周囲温度依存係数:2(To−Ts)/10に相当する。つまり、実使用温度Ts(以下、使用時の周囲温度を「使用温度」と言うことがある。)での寿命消費率λ=1/2(To−Ts)/10である。図7は、[電解コンデンサC2の使用上限温度―周囲温度]を1℃単位で表し、0から51℃の範囲で表したものである。なお使用温度は、周囲温度と同じであり、使用上限温度は、電解コンデンサC2の規格から定められている値で、これもメーカからだされているので記憶しておく。さらに、寿命消費率の意義を説明しておく。寿命消費率λは、実使用温度Tsで使用した時間Δtを寿命時間を規定している温度(ここでは上限使用温度)での使用時間に換算するためのものである。したがって実使用時間は、Δt×λで表される。
また、記憶部9aは、出荷前に予め、負荷電流対リップル電流特性を測定してデータ(第4のデータ:図8を参照)として記憶しておく(ステップS10)。DC電源に接続される負荷を可変すれば負荷電流が変化し、リップル電圧が変化するので、それを特性として測定し、記憶しておく(ステップS10)。負荷電流対リップル電流特性がリップルの周波数に依存する場合は、実使用周波数における負荷電流対リップル電流特性を測定して記憶しておく。これらの特性は、回路構成が全く同じであれば1台1台とる必要はなく、信頼性が確保されていれば、1台で取得したデータを他の同じ回路構成の台へ適用できる。負荷電流対リップル電流特性を細かい目盛りで測定してそのデータを測定して記憶しておいても良いし、粗い目盛り、例えば、変曲点を主として測定してそのデータを記憶し、寿命算出部8aがこれらのデータを適用するときに、粗い目盛りの間を利用するときは、目盛りの前後のデータから補間して用いても良い。なお、負荷電流対リップル電流特性を外部の測定器で測定した場合は、その測定値に基づいて、操作部11及び表示部10で表示させながら入力し記憶部9aへ記憶させる。
また、記憶部9aは、第1の実施形態同様に容量低下率を測定するのであれば、図1と同様に、予め、負荷電流対リップル電圧特性(第1のデータ)、周囲温度対リップル電圧特性(第2のデータ)及び電解コンデンサC2の定格の静電容量を規定する温度T1を記憶する。容量低下率を測定しない場合は、必要としない。
寿命測定部8aは、記憶部9aに第1の実施形態と同様の情報が含まれていれば、容量変化率を測定することができるが、その測定方法は、第1実施形態と同じなので、説明しない。以下、寿命及び余寿命の推定についての構成・動作を説明する。
寿命測定部8aは、時間計測手段を有し、出荷後の使用時間を計測(カウント)する。また、予め、所定の使用時間間隔Δtを決めておく。そして、例えば、最初のδt=Δt経過後にその時点の温度センサ7からの周囲温度Tsと予め既知の使用上限温度とToとから、つまり(To―Ts)から、記憶部9aの温度対寿命消費率特性データにアクセスしてその時点(δt=Δt)の寿命消費率λ(δt)を求め、実質の寿命消費時間t=Δt×λ(δt)を算出する。また、次の時間δt=2Δtにおいて、同様に、Δtから2Δt間の寿命消費率Δt×λ(δt)を求めて、さらにこれまでの累積の寿命消費時間tδt2=[Δt×λ(δt)+Δt×λ(δt)]を求める。これを時間δt経過後における、実質の寿命消費時間の累積値tδtkを一般式で示すと次のように表すことができる(ステップS11)。
寿命消費時間の累積値 tδtk=Δt・λ(δt)+Δt・λ(δt)+・・・+Δt・λ(δt
また、寿命測定部8aは、使用開始後、時間δt経過後の寿命予測値Lxを寿命消費時間の累積値を基に次の式から算出する(ステップS12)。なお定格の寿命時間Loはメーカから発表されている既知の寿命時間であり、これも予め、記憶部9aに記憶しておく。
寿命予測値Lx=(定格の寿命時間Lo)×(k×Δt)/tδtk
k×Δt:これまでの使用していた全使用時間を表す。
なお、定格の寿命時間Loは、定格温度To(この例では、上限使用温度)での寿命時間であり、この例では、使用上限温度での寿命時間。
さらに、この寿命予測値は、定格の寿命時間Loをこれまで使用してきた平均の実使用温度における寿命時間に換算するものである。
つまり、Lx=Lo×(k×Δt)/tδtkより、
Lx=Lo/{λ(δt)+λ(δt)+・・・+λ(δt)}/k
=Lo/(使用してきた平均的な温度における平均の寿命消費率)
したがって、使用してきた時間の重みを付加した平均の実使用温度を求めて、図7から実質的な寿命時間を算出しても、同等の結果が得られる。これを式で表すと次のようになる。
平均的な実使用温度=定格温度To―10×log(全使用時間/累積値)
Lx=Lo/[図7で温度(定格温度To―平均的な実使用温度)における寿命消費率]
したがって、請求項においては、寿命予測値Lx=(定格の寿命時間Lo)×(全使用時間/累積値)で表されているが、この式は、上記等価な範囲の全てを含むものとする。
また、寿命測定部8aは、余寿命時間Leを次の式から求める(ステップS12)。
余寿命時間Le=(寿命予測値Lx)―(使用全時間k×Δt)
={(定格の寿命時間Lo)×(k×Δt)/tδtk―k×Δt
次に、自己発熱依存係数:2(ΔTo―ΔTs)/5を求めるが、一般には、リップル電流による自己発熱ΔTsは、電解コンデンサの素子中心の温度と電解コンデンサの周辺近傍の温度との温度差を自己発熱による温度としている。しかし、稼働中の電解コンデンサの内部温度の測定は難しい。そこで本発明では、熱伝導が線形であることから、自己発熱温度ΔTsを、既知の定格リップル電流時(ILo)の発熱から実際のリップル電流ILosから推定することとした。
なお、実際のリップル電流ILosは、実際の負荷電流Iosから推定することとした。
ΔTsの計算方法は、次の通りである。
ΔTs=(ILos/ILo)×ΔTo
ILo:定格リップル電流
ILos:負荷電流に対するリップル電流
ΔTo:定格リップル電流重畳時の発熱温度(既知であり、この例では5℃)
そこで、寿命算出部8aは、先ず、実際の負荷電流から実際のリップル電流を推定する。つまり、負荷電流検出部5によって検出された負荷電流Iosに対するリップル電流ILosを記憶部9aに記憶された図8に示す負荷電流対リップル電流特性をから求める。その特性がリップルの周波数に依存する場合は、実リップル周波数で測定された負荷電流対リップル電流特性を用いる。また、既知の使用上限温度における定格リプル電流リップルILo(既知であり予め記憶しておく)と先に求めたリップル電流ILosとから、上記式により自己発熱温度ΔTsを算出する(ステップS13)。
ΔTs=(ILos/ILo)×ΔTo
そして、寿命算出部8aは、自己発熱依存係数:2(ΔTo―ΔTs)/5を算出する。
次に、寿命算出部8aは、リップル電流による自己発熱依存を考慮した寿命予測値Lxt及び余寿命時間Letを次のようにして算出する(ステップS14)。
寿命予測値Lxt=寿命予測値Lx×2(ΔTo―ΔTs)/5
余寿命時間Let=寿命予測値Lxt−全使用時間
そして、寿命算出部8aは、上記の寿命予測値Lx、余寿命予測値Le、寿命予測値Lxt、又は余寿命予測値Letのいずれかもしくはそれらの組み合わせを、測定した日時とともに表示部10に表示させる。
なお、自己発熱依存性を考慮した寿命予測値Lxt及び余寿命時間Letが、より良い推定値であるが、概略を見るためには、寿命予測値Lx及び余寿命時間Leも参考になる。
簡単に寿命予測値Lxの数値例を示す。例えば上限温度105℃で寿命時間5000H(H:時間)の電解コンデンサを、1年間で、45℃で4383H(6ヶ月)、25℃で2192H(3ヶ月)及び65℃で2192H(3ヶ月)使用し、これを10年間使用するとすれば105℃に換算した実質的な使用時間は、図7からそれぞれの寿命消費率1.6%、0,4%及び6.3%を読み出し、次の計算で求める。
実質的な使用時間(累積値)=4383H×1.6%+2192H×0.4+2192H×6.3%=2170H
平均的な実使用温度=上限使用温度―10×log(全使用時間/累積値)
=105℃―10×log{(4383+2192+2192)/2170}
=51.6℃
Lo=5000×{(4383+2192+2192)/2170}
=5000/{図7の温度(105℃―51.6℃)における寿命消費率}
=約23年
上記第1の実施形態及び第2の実施形態は、図1及び図2のようなスイッチング電源(トランスTで入出力を分離したタイプ)で説明したが、他のタイプのスイッチング電源でも良いし、スイッチングさせないで商用電源をレギュレートしてDCを出力する電源であっても、上記実施形態と同様に適用可能である。ただし、上記リップルの周波数がそれぞれの電源で異なる場合であって、上記説明した各特性に周波数依存性がある場合は、その周波数における特性を用いる必要がある。
上記第1の実施形態及び第2の実施形態における寿命算出部8及び8aは、いずれも図2の動作フロー及び/又は図4の動作フローに沿ったプログラムを記憶したプログラムメモリとそれを実行するタイマー(時間計測手段)を備えたCPUで構成することができる(コンピュータでも良い)。表示部10は、7セグメントLEDで構成しても良いし、他の装置、例えば、コンピュータの液晶表示等を利用しても良い。操作部11は、出荷後は基本的に不要であるが、上記の寿命を推定する期間(Δt)等の条件を変更するのに用いることもできる。
、本発明に係り、稼働中の電解コンデンサの静電容量低下率の測定する第1の実施形態の機能構成図である。 図1の動作フローを示す図である。 本発明に係り、稼働中の電解コンデンサの寿命を推定する第2の実施形態の機能構成図である。 第2の実施形態の動作フローを示す図である。 負荷電流対リップル電圧特性を示す図である。 周囲温度対リップ電圧特性を示す図である。 温度(使用上限温度―周囲温度)対寿命消費率特性のデータ例を示す図である。 負荷電流対リップル電流特性のデータ例を示す図である。 リップル電圧及びリップル電流の関係を説明するための図である。
符号の説明
1 AC入力回路
2 整流回路
3 スイッチング回路
4 制御部
5 負荷電流検出部
6 リップル電圧検出部
7 温度センサ
8、8a 寿命算出部
9、9a 記憶部
10 表示部
11 操作部
C1、C2 電解コンデンサ
D1 整流ダイオード
L チョークコイル
R 負荷
T トランス

Claims (8)

  1. 電解コンデンサを有し、DCを供給する電源部と、
    予め、前記電解コンデンサが使用されている電源部の負荷電流対リップル電圧特性を表す第1のデータを記憶する記憶手段と、
    前記使用時に前記電解コンデンサの両端のリップル電圧を検出するリップル電圧検出部と、
    前記使用時に前記電源部の負荷電流を検出する負荷電流検出手段と、
    検出された負荷電流に対する初期相当のリップル電圧を前記第1のデータより求めるとともに、[前記検出したリップル電圧/前記初期相当のリップル電圧]を算出し、その値を前記電解コンデンサの初期相当の静電容量に対する使用時における静電容量の減衰を示す割合として出力する寿命算出部とを備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記記憶手段は、予め、周囲温度対リップル電圧の変化特性を表す第2のデータを記憶し、さらに、使用中における周囲温度を測定する温度検出部を備え、
    前記寿命算出部は、前記算出した割合に、前記周囲温度に対応した第2のデータを基に補正し、補正された前記割合を出力することを特徴とする電源装置。
  3. 電解コンデンサを有し、DCを供給する電源部と、
    予め、前記電解コンデンサの周囲温度対寿命消費率特性を示す第3のデータを記憶する記憶手段と、
    前記使用時における周囲温度を所定時間間隔で測定する温度検出部と、
    前記所定時間間隔で測定した周囲温度及び第3のデータより前記所定時間間隔毎に寿命消費率を求めて、所定時間間隔と寿命消費率の積を算出し、かつ現時点までの前記積の累積値を算出し、さらに次の第1の寿命予測値を算出する寿命算出部とを備えたことを特徴とする電源装置。
    第1の寿命予測値=定格の寿命時間×全使用時間/前記累積値
    ただし、定格の寿命時間:前記電解コンデンサの定格の寿命時間
    全使用時間:前記所定時間間隔の時間累積値
  4. 前記使用時に前記電源の負荷電流を検出する負荷電流検出手段を備え、
    前記記憶手段は、さらに予め負荷電流対リップル電流特性を表す第4のデータを記憶し、
    前記寿命算出部は、さらに、検出された負荷電流に対するリップル電流を前記第4データから求めるとともに、求めた負荷電流に対するリップル電流及び既知の定格リップル電流を基に、前記電解コンデンサの自己発熱依存係数を算出し、次に、
    第2の寿命予測値=前記第1の寿命予測値×前記自己発熱依存係数
    を算出することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記寿命算出部は、前記現時点における前記第1及び第2の寿命予測値から、
    第1の余寿命予測時間=第1の寿命予測値―全使用時間
    又は/及び
    第2の余寿命予測時間=前記第2の寿命予測値−全使用時間
    を算出することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記寿命算出部は、前記自己発熱依存係数として下記式を算出することを特徴とする請求項4又は5に記載の電源装置。
    自己発熱依存係数=2(ΔTo―ΔTs)/5
    ただし、ΔTs=(ILos/ILo)×ΔTo
    ILo:定格リップル電流
    ILos:負荷電流に対するリップル電流
    ΔTo::定格リップル電流重畳時の発熱温度
  7. 電解コンデンサを使用してDCを供給する電源装置の寿命を診断する寿命診断装置であって、
    予め、前記電解コンデンサが使用されている電源装置の負荷電流対リップル電圧特性を表す第1のデータを記憶する記憶手段と、
    前記使用時に前記電解コンデンサの両端のリップル電圧を検出するリップル電圧検出部と、
    前記使用時に前記電源装置の負荷電流を検出する負荷電流検出手段と、
    検出された負荷電流に対する初期相当のリップル電圧を前記第1のデータより求めるとともに、[前記検出したリップル電圧/前記初期相当のリップル電圧]を算出し、その値を前記電解コンデンサの初期相当の静電容量に対する使用時における静電容量の減衰を示す割合として出力する寿命算出部とを備えたことを特徴とする電源装置の寿命診断装置。
  8. 電解コンデンサを使用してDCを供給する電源装置の寿命を診断する寿命診断装置であって、
    予め、前記電解コンデンサの周囲温度対寿命消費率特性を示す第3のデータを記憶する記憶手段と、
    前記使用時における周囲温度を所定時間間隔で測定する温度検出部と、
    前記所定時間間隔で測定した周囲温度及び第3のデータより前記所定時間間隔毎に寿命消費率を求めて、所定時間間隔と寿命消費率の積を算出し、かつ現時点までの前記積の累積値を算出し、さらに次の第1の寿命予測値を算出する寿命算出部とを備えたことを特徴とする電源装置の寿命診断装置。
    第1の寿命予測値=定格の寿命時間×全使用時間/前記累積値
    ただし、定格の寿命時間:前記電解コンデンサの定格の寿命時間
    全使用時間:前記所定時間間隔の時間累積値


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