JP2007242075A - 磁気記録テープ表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 効率的に、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することができる磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法を提供する。
【解決手段】 積層された複数の円板状の単位ダイヤモンドホイール20を含む磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイール1を洗浄する方法であって、ダイヤモンドホイール1の表面に、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液を付着させ、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの洗浄ブラシ5を、洗浄液が付着したダイヤモンドホイール1の表面に当接させ、ダイヤモンドホイール1を軸まわりに回転させつつ、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール1の軸方向に移動させて、洗浄ブラシ5によって、ダイヤモンドホイール1の表面を洗浄することを特徴とする磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
【選択図】 図1
【解決手段】 積層された複数の円板状の単位ダイヤモンドホイール20を含む磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイール1を洗浄する方法であって、ダイヤモンドホイール1の表面に、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液を付着させ、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの洗浄ブラシ5を、洗浄液が付着したダイヤモンドホイール1の表面に当接させ、ダイヤモンドホイール1を軸まわりに回転させつつ、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール1の軸方向に移動させて、洗浄ブラシ5によって、ダイヤモンドホイール1の表面を洗浄することを特徴とする磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
【選択図】 図1
Description
本発明は、磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法に関するものであり、さらに詳細には、効率的に、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することができる磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法に関するものである。
オーディオ用、ビデオ用、放送用、コンピュータなどのデータバックアップ用の記録媒体として、強磁性粉末とバインダを含む磁気記録層が形成された磁気記録テープが広く用いられている。
かかる磁気記録テープを製造するにあたり、データ記録再生装置の磁気ヘッドの目詰まり防止、磁気ヘッドの摩耗防止、ドロップアウトの抑制、エラーレートの抑制などの目的で、磁気記録テープの磁気記録層の表面に、ダイヤモンドホイールを当接させて、回転させ、磁気記録層の表面の微小な突起の除去が図られている(たとえば、特開昭62−172532号公報参照)。
すなわち、磁気記録テープは、一般に、ロール状に巻回された広幅の磁気記録テープを繰り出し、スリッタにより、所定の幅に裁断して、複数の所定の幅を有する磁気記録テープを生成し、得られた複数の磁気記録テープの磁気記録層の表面に、同時に、回転しているダイヤモンドホイールを当接させて、各磁気記録テープの磁気記録層の表面を研磨し、巻き取ることによって、製造される。
ダイヤモンドホイールによって、磁気記録層の表面を研磨する場合、経時的に、磁気記録層に含まれるバインダ成分などの添加物、バック層の転写物、磁気記録テープの裁断時に生じる切り屑および研磨によって、磁気記録層の表面から除去された削り屑などが、ダイヤモンドホイールの表面のダイヤモンド砥粒の間に堆積し、ダイヤモンドホイールに目詰まりが発生するため、ダイヤモンドホイールの研磨能力が低下するという問題があった(たとえば、特開2004−110987号公報および特開2004−139641号公報参照)。
このようなダイヤモンドホイールの目詰まりを除去する方法としては、特開2000−317835号公報に開示されているダイヤモンドホイールのドレッシングがよく知られている。
特開昭62−172532号公報
特開2004−110987号公報
特開2004−139641号公報
特開2000−317835号公報
しかしながら、ダイヤモンドホイールをドレッシングするためには、砥石メーカーに依頼せざるを得ず、ダイヤモンドホイールのドレッシングを砥石メーカーに依頼した場合には、通常、ダイヤモンドホイールのドレッシングが完了するまで、数日を要するため、予備のダイヤモンドホイールを備えておくことが必要不可欠であるし、また、ダイヤモンドホイールのドレッシング費用も高価で、きわめて不経済であり、磁気記録テープのコストアップの要因になっていた。
したがって、本発明は、効率的に、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することができる磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、本発明のかかる目的を達成するため、鋭意研究を重ねた結果、ダイヤモンドホイールの表面に、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液を付着させ、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの洗浄ブラシを、洗浄液が付着したダイヤモンドホイールの表面に当接させ、ダイヤモンドホイールの表面と洗浄ブラシを相対的に移動させて、洗浄ブラシによって、ダイヤモンドホイールの表面を洗浄する場合には、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの洗浄ブラシは形状維持能力および耐久性に優れ、また、洗浄液が適度な粘性を有し、かつ、砥粒研磨剤が洗浄液中に密に存在するため、ダイヤモンドホイールの表面の目詰まりを効果的に除去することができることを見出した。
本発明はかかる知見に基づくものであり、したがって、本発明の前記目的は、積層された複数の円板状の単位ダイヤモンドホイールを含む磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールを洗浄する方法であって、前記ダイヤモンドホイールの表面に、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液を付着させ、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの洗浄ブラシを、前記洗浄液が付着した前記ダイヤモンドホイールの表面に当接させ、前記ダイヤモンドホイールの表面と前記洗浄ブラシを相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄することを特徴とする磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法によって達成される。
本発明によれば、ダイヤモンドホイールの表面の目詰まりを効果的に除去することができ、ダイヤモンドホイールのドレッシングを砥石メーカーに依頼した場合に、数日を要していたダイヤモンドホイールの目詰まりの除去を、ダイヤモンドホイールのドレッシングを砥石メーカーに依頼することなく、短時間で完了させることができるから、予備のダイヤモンドホイールを備えておく必要もなく、きわめて経済的に、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することができ、磁気記録テープのコストを低減させることが可能になる。
本発明において、好ましくは、前記洗浄液が、40重量%以上のケイ酸砥粒研磨剤を含んでいる。
また、本発明において、前記洗浄ブラシの毛径が0.1mmないし0.3mmであることが好ましい。
さらに、本発明において、前記洗浄ブラシの毛丈が15mmないし25mmであることが好ましい。
本発明の好ましい実施態様においては、前記ダイヤモンドホイールの表面に、前記洗浄ブラシを、1×104Pa以上、5×105Pa以下の圧力で、当接させ、前記ダイヤモンドホイールの表面と前記洗浄ブラシを相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記ダイヤモンドホイールの表面に、前記洗浄ブラシを、5×104Pa以上、1×105Pa以下の圧力で、当接させ、前記ダイヤモンドホイールの表面と前記洗浄ブラシを相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記ダイヤモンドホイールを軸まわりに回転させつつ、前記ダイヤモンドホイールと前記洗浄ブラシを、前記ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記洗浄ブラシを、前記ダイヤモンドホイールの軸方向に移動させるように構成されている。
本発明において、ダイヤモンドホイールを軸まわりに回転させつつ、ダイヤモンドホイールと洗浄ブラシを、ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させて、洗浄ブラシによって、ダイヤモンドホイールの表面を洗浄する場合には、好ましくは、ダイヤモンドホイールが、5rpm以上、2,700rpm以下の回転速度で回転され、さらに好ましくは、ダイヤモンドホイールが、10rpm以上、800rpm以下の回転速度で回転される。ダイヤモンドホイール回転速度が、5rpm未満の場合には、洗浄に要する時間が長くなって、洗浄効率が低下し、一方、ダイヤモンドホイール回転速度が、2,700rpmを超えている場合には、ダイヤモンドホイールの目詰まりを十分に除去することが困難になり、好ましくない。
本発明において、ダイヤモンドホイールを軸まわりに回転させつつ、ダイヤモンドホイールと洗浄ブラシを、ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させて、洗浄ブラシによって、ダイヤモンドホイールの表面を洗浄する場合には、ダイヤモンドホイールと洗浄ブラシを、10mm/sec以上、10,000mm/sec以下の速度で、ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させることが好ましく、ダイヤモンドホイールと洗浄ブラシを、50mm/sec以上、3,000mm/sec以下の速度で、ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させることがより好ましい。
本発明において、好ましくは、洗浄後に、さらに、すすぎ水が、前記ダイヤモンドホイールの表面に供給される。
本発明において、より好ましくは、洗浄後に、前記洗浄ブラシから、すすぎ水が、前記ダイヤモンドホイールの表面に供給される。
本発明において、前記洗浄ブラシに複数の貫通孔が形成され、洗浄後に、前記複数の貫通孔から、すすぎ水を、前記ダイヤモンドホイールの表面に供給することが、とくに好ましい。
本発明によれば、効率的に、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することができる磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法を提供することが可能になる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄装置の略側面図である。
図1に示されるように、本実施態様にかかる磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄装置は、磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイール1を、軸まわりに回転可能に支持するダイヤモンドホイール支持部2と、ダイヤモンドホイール1を、その軸まわりに回転させるモータ3と、洗浄ブラシ5を取り付け可能な洗浄ブラシ取り付けユニット4が固定されたタイミングベルト6と、タイミングベルト6を正逆両方向に駆動するパルスモータ7と、タイミングベルト6の駆動にともなって、移動する洗浄ブラシ取り付けユニット4をガイドするレール8を備えている。
ここに、洗浄ブラシ取り付けユニット4は、レール8に摺動可能に取り付けられている。
図2は、洗浄ブラシ5が、洗浄ブラシ取り付けユニット4に取り付けられた状態を示す略斜視図である。
図2に示されるように、洗浄ブラシ取り付けユニット4には、洗浄ブラシ5を挿入可能な孔4aが形成されており、孔4aに挿入された洗浄ブラシ5は、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成されたねじ穴4bを介して、ねじ4bによって、所定の位置に固定されるように構成されている。
ここに、洗浄ブラシ5は、ダイヤモンドホイール1の表面と、洗浄ブラシ5との接触圧力が、1×104Pa以上、5×105Pa以下、好ましくは、5×104Pa以上、1×105Pa以下となるように、洗浄ブラシ取り付けユニット4に固定される。
また、洗浄ブラシ5としては、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの洗浄ブラシ5を用いることが好ましく、ナイロンによって形成され、毛径が0.1mmないし0.3mmで、毛丈が15mmないし25mmの洗浄ブラシ5を用いることがより好ましい。
図1に示されるように、洗浄ブラシ取り付けユニット4には、すすぎ水を収容したタンク10が、バルブ11を備えたホース12を介して、接続されている。図1には、図示されていないが、ホース12は、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成された孔4aに連通し、洗浄ブラシ取り付けユニット4の孔4aは、洗浄ブラシ5に形成された複数の貫通孔に連通している。
図1に示されるように、ダイヤモンドホイール1の洗浄装置は、さらに、タイミングベルト6の近傍に、洗浄ブラシ取り付けユニット4を検出する第一のセンサ16および第二のセンサ17を備えており、第一のセンサ16は、ダイヤモンドホイール支持部2に支持されたダイヤモンドホイール1の一端部近傍に配置され、第二のセンサ17は、ダイヤモンドホイール支持部2に支持されたダイヤモンドホイール1の他端部近傍に配置されている。
本実施態様においては、洗浄ブラシ取り付けユニット4が第一のセンサ16または第二のセンサ17によって検出されると、タイミングベルト6の駆動が停止され、タイミングベルト6がそれまでとは逆向きに駆動されるように構成されており、したがって、洗浄ブラシ取り付けユニット4に固定された洗浄ブラシ5は、第一のセンサ16の近傍と、第二のセンサ17の近傍との間を往復動するように構成されている。
図3は、ダイヤモンドホイール1の詳細を示す略斜視図である。
図3に示されるように、ダイヤモンドホイール1は、シャフト1aに、複数の円板状の単位ダイヤモンドホイール20を取り付けることによって、形成されており、円筒状をなしている。このように、円筒状のダイヤモンドホイール1を用いることによって、同時に、複数の磁気記録テープの磁性層の表面を研磨することができ、磁気記録テープの製造効率を向上させることができる。
図4は、本実施態様にかかるダイヤモンドホイール1の洗浄装置の制御系、入力系および駆動系を示すブロックダイアグラムである。
図4に示されるように、本実施態様にかかるダイヤモンドホイール1の洗浄装置の制御系は、コントローラ40を備え、入力系は、各種信号を入力可能な操作パネル43を備えている。
また、図4に示されるように、本実施態様にかかるダイヤモンドホイール1の洗浄装置の駆動系は、ダイヤモンドホイール1を、その軸まわりに回転させるモータ3と、タイミングベルト6を正逆両方向に駆動するパルスモータ7と、ホース12に設けられたバルブ11を開閉するバルブ駆動手段45を備えている。
以上のように構成された本実施態様にかかるダイヤモンドホイール1の洗浄装置は、以下のようにして、ダイヤモンドホイール1を自動的に洗浄する。
まず、オペレータによって、ダイヤモンドホイール1が、ダイヤモンドホイール支持部2にセットされる。
次いで、洗浄ブラシ5が、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成された孔4aに挿入され、ダイヤモンドホイール1の表面と、洗浄ブラシ5との接触圧力が所定の圧力、好ましくは、1×104Pa以上、5×105Pa以下、より好ましくは、5×104Pa以上、1×105Pa以下となるように、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成されたねじ穴4bを介して、ねじ4bにより、洗浄ブラシ取り付けユニット4に固定される。
さらに、ダイヤモンドホイール1のシャフト1aに、モータ3の出力軸3aが接続される。
次いで、オペレータによって、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液が、ダイヤモンドホイール1の表面に塗布され、付着される。
本発明者の研究によれば、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液は、適度な粘性を有し、かつ、砥粒研磨剤が洗浄液中に密に存在するため、ダイヤモンドホイール1の表面の目詰まりを除去する上で、きわめて効果的であることが見出されている。
本発明者の研究によれば、さらに、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液が、10重量%以上のケイ酸砥粒研磨剤を含んでいることが好ましく、40重量%以上のケイ酸砥粒研磨剤を含んでいることがより好ましいことが判明している。
洗浄液が、ダイヤモンドホイール1の表面に塗布されると、オペレータによって、ダイヤモンドホイール1の洗浄装置の操作パネル43に洗浄操作開始信号が入力され、洗浄操作開始信号は、操作パネル43から、コントローラ40に出力される。
コントローラ40は洗浄操作開始信号を受けると、モータ3に駆動信号を出力して、モータ3を駆動させ、ダイヤモンドホイール1をシャフト1aまわりに回転させる。
ダイヤモンドホイール1は、5rpm以上、2,700rpm以下の回転速度で回転されることが好ましく、10rpm以上、800rpm以下の回転速度で回転されることがより好ましい。
同時に、コントローラ40は、洗浄ブラシ取り付けユニット4を第一のセンサ16が検出しているときは、パルスモータ7に第一の駆動信号を出力して、洗浄ブラシ取り付けユニット4が第二のセンサ17に向かって移動するように、タイミングベルト6を駆動させ、一方、洗浄ブラシ取り付けユニット4を第二のセンサ17が検出しているときは、パルスモータ7に第二の駆動信号を出力して、洗浄ブラシ取り付けユニット4が第一のセンサ16に向かって移動するように、タイミングベルト6を駆動させる。
タイミングベルト6は、10mm/sec以上、10,000mm/sec以下の速度で、駆動されることが好ましく、50mm/sec以上、3,000mm/sec以下の速度で、駆動されることがより好ましい。
図1に示されるように、本実施態様においては、洗浄装置の運転開始時には、洗浄ブラシ取り付けユニット4が第一のセンサ16によって検出され、第一のセンサ16の近傍に位置するように構成されているから、コントローラ40は、パルスモータ7に、第一の駆動信号を出力して、洗浄ブラシ取り付けユニット4が、第二のセンサ17に向かって移動するように、タイミングベルト6を駆動させる。
その結果、モータ3によって、ダイヤモンドホイール1がシャフト1aまわりに回転されるとともに、タイミングベルト6が駆動されて、洗浄ブラシ5が、レール8に沿って、第二のセンサ17に向けて、ダイヤモンドホイール1と略並行に移動される。
このように、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液が付着したダイヤモンドホイール1の表面に、洗浄ブラシ5を、所定の圧力で、接触させ、ダイヤモンドホイール1をシャフト1aまわりに回転させつつ、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール1と略並行に、第二のセンサ17に向けて、移動させているから、ダイヤモンドホイール1の表面が、洗浄ブラシ5によって洗浄され、ダイヤモンドホイール1の表面の目詰まりが効果的に除去される。
こうして、洗浄ブラシ5が、第二のセンサ17に向けて、移動され、第二のセンサ17が洗浄ブラシ取り付けユニット4を検出すると、第二のセンサ17から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号が、コントローラ40に出力される。
コントローラ40は、第二のセンサ17から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号を受けると、パルスモータ7に第二の駆動信号を出力して、洗浄ブラシ取り付けユニット4が、第一のセンサ16に向かって移動するように、タイミングベルト6を駆動させる。
その結果、洗浄ブラシ5が、レール8に沿って、第一のセンサ16に向けて、ダイヤモンドホイール1と略並行に移動される。
このように、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液が付着したダイヤモンドホイール1の表面に、洗浄ブラシ5を、所定の圧力で、接触させ、ダイヤモンドホイール1をシャフト1aまわりに回転させつつ、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール1と略並行に、第一のセンサ16に向けて、移動させているから、ダイヤモンドホイール1の表面が、洗浄ブラシ5によって洗浄され、ダイヤモンドホイール1の表面の目詰まりが効果的に除去される。
こうして、洗浄ブラシ5が、第一のセンサ16に向けて、移動され、第一のセンサ16が洗浄ブラシ取り付けユニット4を検出すると、第一のセンサ16から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号が、コントローラ40に出力される。
コントローラ40は、第一のセンサ16から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号を受けると、パルスモータ7に第一の駆動信号を出力して、洗浄ブラシ取り付けユニット45が、第二のセンサ17に向かって移動するように、タイミングベルト6を駆動させる。
同様な動作を繰り返し、洗浄ブラシ取り付けユニット4および洗浄ブラシ5を、所定回数、たとえば、150回にわたって、往復動させると、オペレータによって、洗浄操作停止信号およびすすぎ操作開始信号が操作パネル43に入力される。
操作パネル43に入力された洗浄操作停止信号およびすすぎ操作開始信号は、コントローラ40に出力され、コントローラ40は洗浄操作停止信号およびすすぎ操作開始信号を受けると、バルブ駆動手段45にバルブ駆動信号を出力して、ホース12に設けられたバルブ11を開かせる。
その結果、すすぎ水タンク10から、すすぎ水が、ホース12および洗浄ブラシ取り付けユニット4の孔4aを介して、洗浄ブラシ5に供給される。
ここに、洗浄ブラシ5には、洗浄ブラシ取り付けユニット4の孔4aに連通する複数の貫通孔(図示せず)が形成されているから、すすぎ水は、洗浄ブラシ5の複数の貫通孔から、所定の流量で、たとえば、150リットル/minの流量で、ダイヤモンドホイール1の表面に供給され、すすぎ操作が開始される。
すすぎ操作が開始されても、モータ3およびパルスモータ7は、洗浄操作中と全く同様に駆動され、したがって、洗浄ブラシ5が、所定の圧力で、ダイヤモンドホイール1の表面に接触し、洗浄ブラシ5の複数の貫通孔から、すすぎ水がダイヤモンドホイール1の表面に供給されている状態で、ダイヤモンドホイール1がシャフト1aまわりに回転されつつ、洗浄ブラシ5が、ダイヤモンドホイール1と略並行に、第二のセンサ17に向けて、移動される。
したがって、ダイヤモンドホイール1の表面が、すすぎ水によって、すすぎ処理される。
こうして、洗浄ブラシ5が、第二のセンサ17に向けて、移動され、第二のセンサ17が洗浄ブラシ取り付けユニット4を検出すると、第二のセンサ17から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号が、コントローラ40に出力される。
コントローラ40は、第二のセンサ17から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号を受けると、パルスモータ7に第二の駆動信号を出力して、洗浄ブラシ取り付けユニット4および洗浄ブラシ5が、第一のセンサ16に向かって移動するように、タイミングベルト6を駆動させ、ダイヤモンドホイール1の表面が、すすぎ水によって、すすぎ処理される。
こうして、洗浄ブラシ5が、第一のセンサ16に向けて、移動され、第一のセンサ16が洗浄ブラシ取り付けユニット4を検出すると、第一のセンサ16から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号が、コントローラ40に出力される。
コントローラ40は、第一のセンサ16から、洗浄ブラシ取り付けユニット検出信号を受けると、パルスモータ7に第一の駆動信号を出力して、洗浄ブラシ取り付けユニット4が、第二のセンサ17に向かって移動するように、タイミングベルト6を駆動させる。
同様な動作を繰り返し、洗浄ブラシ取り付けユニット4および洗浄ブラシ5を、所定回数、たとえば、50回にわたって、往復動させると、オペレータによって、すすぎ操作停止信号が操作パネル43に入力される。
操作パネル43に入力されたすすぎ操作停止信号は、コントローラ40に出力され、コントローラ40はすすぎ操作停止信号を受けると、モータ3およびパルスモータ7に駆動停止信号を出力して、ダイヤモンドホイール1の回転およびタイミングベルト6の駆動を停止させるとともに、バルブ駆動手段45にバルブ駆動停止信号を出力して、ホース12に設けられたバルブ11を閉じさせる。
次いで、オペレータにより、高圧エアが、ダイヤモンドホイール1の表面に吹き付けられ、ダイヤモンドホイール1の表面を乾燥させ、ダイヤモンドホイール1の洗浄処理が完了する。
本実施態様によれば、ダイヤモンドホイール1の表面の目詰まりを除去する上で、きわめて効果的なケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液を、ダイヤモンドホイール1の表面に付着させ、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液が付着したダイヤモンドホイール1の表面に、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの形状維持能力および耐久性に優れた洗浄ブラシ5を、所定の圧力で、当接させ、ダイヤモンドホイール1をシャフト1aまわりに回転させつつ、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール1と略並行に往復動させて、ダイヤモンドホイール1の表面を洗浄しているから、効率的に、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することができ、30分程度で、ダイヤモンドホイールの目詰まりを除去することが可能になる。したがって、ダイヤモンドホイールのドレッシングを砥石メーカーに依頼した場合に、数日を要していたダイヤモンドホイールの目詰まりの除去を、短時間に完了させることができるから、予備のダイヤモンドホイールを備えておく必要もなく、きわめて経済的に、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することができ、磁気記録テープのコストを低減させることが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液が付着したダイヤモンドホイール1の表面に、洗浄ブラシ5を、所定の圧力で、当接させ、ダイヤモンドホイール1をシャフト1aまわりに回転させつつ、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール1と略並行に往復動させて、ダイヤモンドホイール1の表面を自動的に洗浄しているから、手作業で、ダイヤモンドホイールを洗浄する場合に比して、きわめて効率的に、かつ、品質がばらつくことなく、ダイヤモンドホイールを洗浄し、目詰まりを除去することが可能になる。
以下、本発明の効果をより一層明瞭なものにするため、実施例を掲げる。
実施例
図1に示される洗浄装置を用いて、以下のように、ダイヤモンドホイールを洗浄した。
実施例
図1に示される洗浄装置を用いて、以下のように、ダイヤモンドホイールを洗浄した。
32個の円板状の単位ダイヤモンドホイール20を含む直径70mm、長さ1,050mmの円筒状のダイヤモンドホイール1を、まず、洗浄装置のダイヤモンドホイール支持部2にセットした。
次いで、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成された孔4aに、洗浄ブラシ5を挿入し、ダイヤモンドホイール1の表面と、洗浄ブラシ5との接触圧力が、7×104Paになるように、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成されたねじ穴4bを介して、ねじ4bにより、洗浄ブラシ5を洗浄ブラシ取り付けユニット4に固定した。
ここに、洗浄ブラシ5としては、ナイロンによって形成され、毛径が0.2mmで、毛丈が20mmの洗浄ブラシを用い、洗浄ブラシ5に、12個の貫通孔を形成した。
ダイヤモンドホイール1のシャフト1aに、モータ3の出力軸3aを接続した後、以下の組成の洗浄液をダイヤモンドホイール1の表面に塗布し、付着させた。
ジアルキルスルホコハク酸エステル塩 2.8重量%
脂肪酸ジエタノールアミド 3.6重量%
白土 50.0重量%
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.5重量%
水 43.08重量%
その他の成分 0.02重量%
次いで、モータ3を駆動させて、ダイヤモンドホイール1を20rpmで回転させるとともに、パルスモータ7を駆動させて、タイミングベルト6を、100mm/secの速度で、ダイヤモンドホイール1の軸方向に、往復動させ、洗浄ブラシ取り付けユニット4および洗浄ブラシ5を、150回にわたって、往復動させて、洗浄操作を実行した。
脂肪酸ジエタノールアミド 3.6重量%
白土 50.0重量%
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.5重量%
水 43.08重量%
その他の成分 0.02重量%
次いで、モータ3を駆動させて、ダイヤモンドホイール1を20rpmで回転させるとともに、パルスモータ7を駆動させて、タイミングベルト6を、100mm/secの速度で、ダイヤモンドホイール1の軸方向に、往復動させ、洗浄ブラシ取り付けユニット4および洗浄ブラシ5を、150回にわたって、往復動させて、洗浄操作を実行した。
洗浄操作の完了後、ホース12に設けられたバルブ11を開き、すすぎ水タンク10から、すすぎ水を、ホース12、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成された孔4aおよび洗浄ブラシ5に形成された12個の貫通孔を介して、1.5リットル/minの流量で、ダイヤモンドホイール1の表面に供給し、ダイヤモンドホイール1の表面にすすぎ水を供給しつつ、ダイヤモンドホイール1を20rpmで回転させながら、50回にわたって、洗浄ブラシ取り付けユニット4および洗浄ブラシ5を往復動させて、ダイヤモンドホイール1の表面のすすぎ操作を実行した。
すすぎ操作の完了後、ダイヤモンドホイール1の表面に、0.4MPaの高圧エアを吹き付けて、ダイヤモンドホイール1の表面を乾燥させ、洗浄処理を完了させた。
洗浄処理の完了後、光学顕微鏡を用いて、200倍に拡大して、ダイヤモンドホイール1の表面を観察したところ、ダイヤモンドホイール1の表面の目詰まりが完全に除去されていた。
本発明は、以上の実施態様および実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施例においては、2.8重量%のジアルキルスルホコハク酸エステル塩と、3.6重量%の脂肪酸ジエタノールアミドと、50.0重量%の白土と、0.5重量%のエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムと、43.08重量%の水と、0.02重量%のその他の成分を含む洗浄液を用いて、ダイヤモンドホイールの表面を洗浄しているが、このような組成の洗浄液を用いることは必ずしも必要でなく、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液であれば、他の組成の洗浄液を用いて、ダイヤモンドホイールの表面を洗浄することができる。
さらに、前記実施態様および実施例においては、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール1の軸方向に移動させているが、ダイヤモンドホイール1と洗浄ブラシ5とが、ダイヤモンドホイール1の軸方向に相対的に移動されればよく、洗浄ブラシ5を、ダイヤモンドホイール支持部2が設けられているステージを、ダイヤモンドホイール1の軸方向に移動させるようにしてもよい。
また、前記実施態様および実施例においては、洗浄ブラシ5を、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成された孔4aに挿入し、洗浄ブラシ取り付けユニット4に形成されたねじ穴4bを介して、ねじ4bにより、洗浄ブラシ5を、所定の位置で、洗浄ブラシ取り付けユニット4に固定することによって、ダイヤモンドホイール1の表面と、洗浄ブラシ5との接触圧力を所望の圧力に設定するように構成されているが、ダイヤモンドホイール1の表面と、洗浄ブラシ5との接触圧力を調整する機構は、ねじ止めに限られるものではなく、ダイヤモンドホイール1の表面と、洗浄ブラシ5との距離を調整できるものであれば、任意の機構を用いることができる。
さらに、前記実施態様および実施例においては、すすぎ操作の完了後、オペレータが手動で、ダイヤモンドホイール1の表面に、高圧エアを吹きつけているが、ダイヤモンドホイール1の軸方向に移動可能な高圧エア噴射ノズルを設け、自動的に、高圧エアがダイヤモンドホイール1の表面に吹き付けられるように構成することもできる。
また、前記実施態様および実施例においては、タイミングベルト6を用いて、洗浄ブラシ取り付けユニット4を往復動させているが、タイミングベルト6を用いて、洗浄ブラシ取り付けユニット4を往復動させることは必ずしも必要でなく、任意の機構を用いて、洗浄ブラシ取り付けユニット4を往復動させることができる。
さらに、前記実施態様においては、パルスモータ7を用いて、タイミングベルト6を駆動させているが、タイミングベルト6を正逆両方向に駆動することができれば、タイミングベルト6を駆動する手段は、とくに限定されるものではない。
1 ダイヤモンドホイール
1a ダイヤモンドホイールのシャフト
2 ダイヤモンドホイール支持部
3 モータ
3a モータの出力軸
4 洗浄ブラシ取り付けユニット
4a 孔
4b ねじ穴
4c ねじ
5 洗浄ブラシ
6 タイミングベルト
7 パルスモータ
8 レール
10 すすぎ水タンク
11 バルブ
12 ホース
16 第一のセンサ
17 第二のセンサ
20 単位ダイヤモンドホイール
40 コントローラ
43 操作パネル
45 バルブ駆動手段
1a ダイヤモンドホイールのシャフト
2 ダイヤモンドホイール支持部
3 モータ
3a モータの出力軸
4 洗浄ブラシ取り付けユニット
4a 孔
4b ねじ穴
4c ねじ
5 洗浄ブラシ
6 タイミングベルト
7 パルスモータ
8 レール
10 すすぎ水タンク
11 バルブ
12 ホース
16 第一のセンサ
17 第二のセンサ
20 単位ダイヤモンドホイール
40 コントローラ
43 操作パネル
45 バルブ駆動手段
Claims (13)
- 積層された複数の円板状の単位ダイヤモンドホイールを含む磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールを洗浄する方法であって、前記ダイヤモンドホイールの表面に、ケイ酸砥粒研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄液を付着させ、ナイロンによって形成され、毛径が0.05mmないし0.5mmで、毛丈が10mmないし30mmの洗浄ブラシを、前記洗浄液が付着した前記ダイヤモンドホイールの表面に当接させ、前記ダイヤモンドホイールの表面と前記洗浄ブラシを相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄することを特徴とする磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記洗浄液が、10重量%以上のケイ酸砥粒研磨剤を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記洗浄液が、40重量%以上のケイ酸砥粒研磨剤を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記洗浄ブラシの毛径が0.1mmないし0.3mmであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記洗浄ブラシの毛丈が15mmないし25mmであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記ダイヤモンドホイールの表面に、前記洗浄ブラシを、1×104Pa以上、5×105Pa以下の圧力で、当接させ、前記ダイヤモンドホイールの表面と前記洗浄ブラシを相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記ダイヤモンドホイールの表面に、前記洗浄ブラシを、5×104Pa以上、1×105Pa以下の圧力で、当接させ、前記ダイヤモンドホイールの表面と前記洗浄ブラシを相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄することを特徴とする請求項6に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記ダイヤモンドホイールを軸まわりに回転させつつ、前記ダイヤモンドホイールと前記洗浄ブラシを、前記ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させて、前記洗浄ブラシによって、前記ダイヤモンドホイールの表面を洗浄することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記洗浄ブラシを、前記ダイヤモンドホイールの軸方向に移動させることを特徴とする請求項8に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記ダイヤモンドホイールを、5rpm以上、2,700rpm以下の回転速度で回転させることを特徴とする請求項8または9に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記ダイヤモンドホイールを、10rpm以上、800rpm以下の回転速度で回転させることを特徴とする請求項10に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記ダイヤモンドホイールと前記洗浄ブラシを、10mm/sec以上、10,000mm/sec以下の速度で、前記ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1項に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
- 前記ダイヤモンドホイールと前記洗浄ブラシを、50mm/sec以上、3,000mm/sec以下の速度で、前記ダイヤモンドホイールの軸方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項12に記載の磁気記録媒体表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006058901A JP2007242075A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 磁気記録テープ表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006058901A JP2007242075A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 磁気記録テープ表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007242075A true JP2007242075A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38587476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006058901A Pending JP2007242075A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 磁気記録テープ表面処理用のダイヤモンドホイールの洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007242075A (ja) |
-
2006
- 2006-03-06 JP JP2006058901A patent/JP2007242075A/ja active Pending
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