JP2007241337A - オペレータ監視装置及びオペレータ監視方法 - Google Patents

オペレータ監視装置及びオペレータ監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】POS端末装置のオペレータによる疑わしい販売処理に係るキー操作のパターンを摘出して警告を発するPOS端末装置におけるオペレータ監視装置及び方法を提供する。
【課題手段】POS端末装置における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値を設定して当該閾値を格納する記憶手段と、前記POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲する検閲手段と、前記電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された前記複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合する照合手段と、前記照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定する判定手段と、前記閾値に達している前記操作パターンに係る販売処理をについて警告文を出力する出力手段と、の各手段を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、商品を販売又はサービスを提供する店舗等に設置されたECR又はPOS端末装置において、POS端末装置を操作するオペレータの不正行為を監視するオペレータ監視装置及びオペレータ監視方法に関する。
商品やサービス等を提供する小売店舗等に設置されたECR(金銭登録機)や販売管理品目を販売時点においてリアルタイムに管理可能なPOS端末装置(以下、単に「POS端末装置」という)においては、当該小売店舗に雇用されているPOS端末装置のオペレータが不正行為によるキー操作を行い、販売商品の不正な持ち出しや不正の金銭授受が行われことがある。
最近のPOS端末装置の操作に係わる販売商品のアイテムを登録するチェッカや金銭の授受を行うキャッシャ等のオペレータの不正行為の増加は、小売店に雇用されるPOS端末装置の操作が、必ずしも当該小売店の正規社員ではなく短期の臨時従業員等によって行われることが多くなっていることも要因の一つとなっている。このようなPOS端末装置のオペレータによる不正行為は、近年の高度に進歩したPOS端末装置が備える種々の販売処理(割引販売処理、返品処理、訂正処理、クレジットカード支払処理等)を可能にする多機能性を逆手に取って行われることが多い。
図11は、POS端末装置において不正な販売処理がなされた第1の事例を示す。図11に示す事例では、商品名Cで、価格が¥4,800の商品の請求項目が入力された直後に、「直前訂正」キーによって、商品名欄に不正に「直訂」と入力され、¥−4,800が入力されており、これにより、価格が¥4,800の商品が詐取された。なお、このような「直前訂正」キーと同様の機能を有する「指定訂正」キーの不正な操作によっても、商品が詐取されることがある。
図12は、POS端末装置において不正な販売処理がなされた第2の事例を示す。この事例では、商品名A〜Fの請求項目が全て入力され、小計の¥4,130が入力された直後に、「取引中止」キーによって、不正な「取引中止」の入力と共に¥0が入力されており、これにより、価格¥4,800の商品が詐取された。
このような「取引中止」キーと同様の機能を有する「返品」キーまたは「取消」キーの不正な操作によっても、商品が詐取されることがある。また、「割引」キーや「値引」キーの不正な操作によっても、不正に割り引かれた商品が詐取されることがある。
このため、従来から、店舗内を監視するビデオ映像と、本来の処理画面とを自動的に切り換えるようにして、監視機能を強化する提案が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、設定された時間、若しくは上位機からのロック解除の指令が来るまでは、現金の受付や取り出しが一切できないようにしたレジスタシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、オペレータが離席したことを監視センサによって検出し、キャッシュドロア装置の現金引出金庫がオープンの状態で、前記オペレータの離席が一定時間を経過した時には、現金引出金庫をクローズ状態にするPOSシステムも知られている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、「誤打申請」キーを新設し、売上データを取り消す必要が生じた時に、この「誤打申請」キーを押下して新設の「誤打申請」フラグをセットしてから精算すると共に、管理者の承認を受けるPOS端末装置及びPOS管理システムが開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平8−124025号公報 特開平9−251577号公報 特開平10−211027号公報 特開2004−30210号公報
しかし、このような従来のPOSシステムでは何れも、POS端末装置のオペレータのキー操作による販売処理の内容をチェックするものではなく、不正な販売処理を監視するものではない。
すなわち、特許文献1乃至3に記載の発明は、主にPOS端末装置を構成する金銭収納箱(キャッシュドロア)から、金銭が盗まれるのを監視したり金銭が抜き取られるようにするものであり、特許文献4に記載の発明は、キー操作の入力訂正を管理者の承認を得なければできないようにするものである。
このため、本発明は、POS端末装置のオペレータによる疑わしい販売処理に係るキー操作のパターンを摘出して警告を発するPOS端末装置におけるオペレータ監視装置及び方法の提供を目的とするものである。ここで、本オペレータ監視装置は、既存のECR端末装置又はPOS端末装置に追加的に格納されるソフトウェア・パッケージとして提供することができるようにするものである。
上記目的に鑑みて、本発明は、商品又はサービスの販売処理を行うECR又はPOS端末装置におけるオペレータによる不正行為を検出し警告する監視装置であって、前記POS端末装置における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値を設定して当該閾値を格納する記憶手段と、前記POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲する検閲手段と、前記電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された前記複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合する照合手段と、前記照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定する判定手段と、前記閾値に達している前記操作パターンに係る販売処理をについて警告文を出力する出力手段と、の各手段を備えたことを特徴とするオペレータ監視装置を提供するものである。
ここで、前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターンには、「取消」キー、「中止」キー、「売価変更」キー、「値引」キー、「付与ポイント」キー、「直前消去」キー、「指定消去」キー、「下取り」キー、又は「クーポン」キーの何れか一つ又は複数のキー操作が含まれ、また、前記閾値は、前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターン毎に、前記パターンの発生回数、前記パターンの発生回数頻度、売上データの取扱金額、又は/及び売上データの取扱金額割合を規定したものであることを特徴とする。
そして、前記記憶手段に格納される前記複数の操作パターンと前記閾値は、前記POS装置内の記憶装置に格納されるようにする。また、前記検閲手段による前記検閲及び前記照合手段による照合は、予め設定された時間、又は前記POS端末装置への所定のデータ入力により行われるようにする。ここで、管理者以外のものが前記照合結果をチェックできなくさせるために、前記照合を開始するための前記所定のデータ入力は、予め設定されたパスワード又は暗証番号を含むようにする。何れも、このような検閲及び照合処理は、POS端末装置がその日の販売処理を終了した後に行うようにするとよい。
本願は、さらに、商品又はサービスの販売処理を行うECR又はPOS端末装置におけるオペレータによる不正行為を検出し警告する監視方法であって、前記POS端末装置における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値を設定して格納しておくステップと、前記POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲するステップと、前記電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された前記複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合するステップと、前記照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定するステップと、前記閾値に達している前記操作パターンに係る販売処理をについて警告文を出力するステップと、各ステップにより構成されたことを特徴とするPOS端末装置のオペレータ監視方法を提供するものである。
本発明に係るオペレータ監視装置は、POS端末装置のオペレータによる疑わしい販売処理に係るキー操作のパターンを探し出してその警告を発生させることを可能にした。そして、本オペレータ監視装置は、ソフトウェア・パッケージの形態にて提供され得るので、既存のECR又はPOS端末装置の制御プログラムに影響を与えることなく導入することができるのである。
以下、本発明に係るオペレータ監視装置の詳細について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のオペレータ監視システムの全体構成を模式的に示すものである。図1に示すように、本実施形態に係るオペレータ監視システムは、スタンドアローン型ECR又はPOS端末装置1内に構成される。
POS端末装置1は、主要な構成要素として、POS端末装置1を動作させるためのPOSソフトウェアにより動作し、販売記録を示す電子ジャーナル内の販売データを検閲してオペレータによる不正行為の可能性を有する販売処理について警告文を作成し、ディスプレイ上に表示または印字出力するようにしている。
図2は、図1に示したPOS端末装置1の技術的構成の例を示す。図2に示すPOS端末装置1は、テンキーとファンクションキーとから構成されるキー入力手段と、商品に添付されているバーコードを読み取るためのスキャナ装置及びクレジットカードやポイントカード等の各種の顧客カードを読み取るためのカード読取装置とから構成されるデータ入力手段15と、オペレータ用表示装置と顧客用表示装置から構成される表示装置16と、レシートを発行するレシート印字装置17及び紙幣及びコインを収納する金銭収納装置18を備える。
そして、POS端末装置1は、その内部に固定プログラムや固定データを格納するROM19、ワーキングメモリとして使用すると共に変動データや一時的なデータを格納するRAM20、そしてデータ格納装置を備える。
このデータ格納装置は、取り扱う商品のアイテム毎の価格や在庫量等を格納するPLUファイルを格納するPLUファイル格納装置21と、POS端末装置の制御プログラムや当該POS端末装置が処理した販売記録を格納するプログラム/データ格納装置22を備え、CPU(中央演算装置)23がこれらの各装置を全体制御するようにしている。尚、PLUファイル格納装置21とプログラム/データ格納装置22は、同一の記憶装置(例えば、ハードディスク装置)で構成するようにしてもよい。
ここで、ある商品が顧客により購入される場合、当該商品のバーコードがスキャナ15により読み取られ、当該バーコードに係る商品の価格がPLUファイル格納装置21を参照して当該商品の価格データ読み出され、表示装置16にその商品名と販売価格が表示される。このようにして商品の販売等が行われるとその売上記録及び販売処理に関する記録は、ジャーナルデータとして例えばプログラム/データ格納装置22内に累積的に書き込まれる。当該ジャーナルデータは、従来のジャーナルプリンタにより印字記録されたジャーナル記録に代わるものであり、税務処理の際の売上を証明するため書き換えることができないようにされており、商品の返品処理、割引処理、中止処理等の販売管理データの全てを含む。
本発明は、この電子的に記録されるジャーナルデータを検閲してオペレータの不正操作に基づく不正行為を探し出して警告するようにしている。このため、本発明のオペレータ監視装置30は、POS端末装置のプログラム/データ格納装置22に格納されるコンピュータ・プログラム又はパッケージ・ソフトウェアとして構成することが可能である。但し、ECR又はPOS装置の制御プログラムとして当所から搭載することも可能であることは言うまでもない。
そして、本オペレータ監視装置30は、a)POS端末装置1における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値を設定して当該閾値を格納する記憶手段(例えば22)と、b)POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲する検閲手段と、c)電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された前記複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合する照合手段と、d)前記照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定する判定手段と、e)前記閾値に達している前記操作パターンに係る販売処理をについて警告文を出力する出力手段と、の各手段を備えるのである。
図3は、本発明のオペレータ監視装置30における制御フローの概要を説明するためのフローチャートを示す。
図3に示すように、本発明のオペレータ監視装置30は、POS端末装置1のプログラム/データ格納装置22内にPOS端末装置における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値を設定して当該閾値を格納しておく(S11)。そして、本オペレータ監視処理のための閲覧処理を開始する入力操作が行われる(S12)と、その権能を有する管理者であることを確認するために暗証番号又はパスワード等の確認を行い(S13)、正当な管理者であった場合には、POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲する(S14)。
次に、前記電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合し(S15)、この照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定する(S16)。そして、設定されている閾値に達している操作パターンに係る販売処理があった場合には、それを知らせるための警告文を作成し(S17)、表示装置(図2の16)上に表示出力するか、レシート印字装置(図2の17)に印字出力するのである。
ここで、上記したステップ11(S11)において格納される不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンは、例えば、「取消」キー、「中止」キー、「売価変更」キー、「値引」キー、「付与ポイント」キー、「直前消去」キー、「指定消去」キー、「下取り」キー、又は「クーポン」キーの何れか一つ又は複数のキー操作に基づくのである。そして、前記閾値は、前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターン毎に、前記パターンの発生回数、前記パターンの発生回数頻度、売上データの取扱金額、又は/及び売上データの取扱金額割合を規定したものである。
以下、前記の不正監視ソフトウェアが備える不正な販売処理に係るキー操作パターンの有無を検証する具体例について説明する。
図4は、不正なキー操作の可能性を有する販売処理に係るキー操作パターンの警告を要する発生金額の閾値を設定した説明図(その1)である。
「取消」キーは、発生金額が¥50,000で、「中止」キーは発生金額が¥40,000で、「売価変更」キーは発生金額が¥20,000で、「直前値引」キーは発生金額が¥20,000で、「直前訂正」キーは発生金額が¥50,000で、「指定訂正」キーは発生金額が¥50,000で、「付与ポイント」キーは発生金額が¥7,000で、「下取り」キーは発生金額が¥30,000で、「クーポン」キーは発生金額が¥10,000で、それぞれ前記警告データが出力される。
図5は、不正の監視対象となる販売処理に係るキー操作パターンの例(その1)を示す説明図である。
図5(a)において、3点の商品(「カメラA」、「カメラB」、及び「カメラC」)の商品価格が全て負(マイナス)の符号付で入力されており、それらの合計が¥−50,000に達している。また、図5(b)では、小計が¥40,000となる2点の商品(「カメラA」と「カメラB」)の売上データの入力の直後に「中止」キーが操作されている。
図5(c)では、価格がそれぞれ¥10,000である2点の商品(「カメラA」と「カメラB」)の売上データの入力の直後に、それらの商品価格を¥30,000から¥10,000に変更したことを示す「売価変更」キーが操作されている。また、図5(d)では、小計が¥40,000となる2点の商品(「カメラA」と「カメラB」)の売上データの入力の直後に、¥20,000を値引きする「値引き」キーが操作されている。
図5(e)では、価格が¥50,000となる1点の商品(「カメラB」)の売上データの入力の直後に¥−50,000の「直前訂正」キーが操作されている。また、図5(f)では、価格が¥50,000の1点の商品(「カメラB」)の売上データと、他の1点の商品(「カメラA」)の売上データの入力の直後に、最初の1点の商品(「カメラB」)の売上データを指定して訂正する¥−50,000の「指定訂正」キーが操作されている。
図5(g)では、小計が¥70,000となる3点の商品(「カメラA」、「カメラB」、及び「カメラC」)の売上データを入力して、合計が出力された後で、「ポイント」キーが操作されて、当該顧客に対して7,000のポイント数が付与されている。また、図5(h)では、価格が¥30,000の1点の商品(「カメラA」)の売上データの入力の直後に、「下取り」キーが操作されて、価格が¥30,000の商品(「カメラA」)を下取りしたことにしている。
そして、図5(i)では、価格が¥10,000の1点の商品(「カメラA」)の売上データの入力の直後に、「クーポン」キーが操作されて、価格の¥10,000分をクーポンで決済したことにしている。
これらの売上データは、全て前述の設定された閾値(図4)による規制に引っ掛かり、よって、全て前述の警告データが出力される。但し、規制に引っ掛かることが2回発生した時に警告データを出力するように構成することもできる。
図6は、不正なキー操作の可能性を有する販売処理に係るキー操作パターンの警告を要する発生金額の閾値を設定した説明図(その2)である。
図6では、「売価変更」キーが操作される売価変更処理に対する閾値として、発生金額を¥10,000、若しくは同閾値として、発生金額割合を25(%)とすることが示されている。
図7は、不正の監視対象となる販売処理に係るキー操作パターン例(その2)を示す。
図7(a)では、ある(顧客ID:153218)に対して、1点の商品(「カメラA」)の売上データの入力と、価格が¥20,000である次の1点の商品(「カメラB」)の売上データの入力の直後に、直前の1点の商品(「カメラB」)の商品価格を¥30,000から¥20,000に変更したことを示す「売価変更」キーが操作されている。また、図7(b)では、同一の顧客(顧客ID:153218)に対して、(「カメラA」)の売上データの入力と、次の価格を¥1,000とした1点の商品(「カメラB」)の売上データが入力された直後に、直前の商品(「カメラB」)の商品価格を¥3,000から¥1,000に変更したことを示す「売価変更」キーが操作されている(この場合、価格の変更率が閾値の25(%)を超えている)。
図8は、不正なキー操作の可能性を有する販売処理に係るキー操作パターンの警告を要する発生金額の閾値を設定した説明図(その3)である。
図8では、「取消」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を25〔回〕、発生金額を¥500,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕とすることを規定している。また、「中止」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を50〔回〕、発生金額を¥1,000,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕とすることが規定されている。また、「売価変更」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を100〔回〕、発生金額を¥1,000,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕とすることを規定している。
また、「直前値引」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を100〔回〕、発生金額を¥1,000,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕とすることが規定されている。また、「直前訂正」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を100〔回〕、発生金額を¥1,000,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕とすることを規定している。さらに、「指定訂正」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を100〔回〕、発生金額を¥1,000,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕と規定している。そして、「付与ポイント」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を10〔回〕、発生金額を¥200,000、発生回数頻度を20〔%〕、発生金額割合を20〔%〕とすることとを規定している。また、「下取り」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を100〔回〕、発生金額を¥1,000,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕とすることが規定されている。さらに、「クーポン」キーが操作される場合の閾値として、発生回数を100〔回〕、発生金額を¥1,000,000、発生回数頻度を50〔%〕、発生金額割合を50〔%〕とすることを規定している。
図9は、不正の監視対象となる販売処理に係るキー操作パターンの例(その3)を示す説明図である。
図9(a)では、価格が¥10,000である1点の商品(「カメラA」)の売上データの入力と、価格が¥10,000である次の1点の商品(「カメラB」)の売上データの入力の直後に、直前の1点の商品(「カメラB」)の商品価格を¥30,000から¥10,000に変更したことを示す「売価変更」キーが操作されている。また、図9(b)では、価格が¥10,000である1点の商品(「カメラC」)の売上データの入力と、価格が¥30,000である次の1点の商品(「カメラD」)の売上データの入力の直後に、直前の1点の商品(「カメラD」)の商品価格を¥20,000だけ値引きしたことを示す「値引き」キーが操作されている。
図10は、収集された電子ジャーナルデータから抽出されたPOS端末装置オペレータ(レジ担当者)のレポート出力の具体例を示すものである。
図10に例示するレポート出力では、操作された特定キーの種類毎に、取引回数、取引金額、発生回数、取引金額、発生回数頻度、及び取引金額割合の数値が報告される(但し、図10では具体的な数値の記載を省略している)。
ここで、特定キーの種類は、「売上」、「取消」、「中止」、「売価変更」、「値引」、「付与ポイント」、「直前消去」、「指定消去」、「下取り」、及び「クーポン」としている。
このようなレポート出力は、予め設定された所定の周期または所定のタイミングで作成され、所定の操作で表示される。このようなレポート出力は、図2に示すレシート印字装置17により印字出力することも、当該印字出力と共に表示装置16を構成するオペレータ用表示装置に表示出力することも可能である。
以上詳しく説明したように、本発明に係るPOS端末装置のオペレータ監視装置は、POS端末装置における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値とを予め設定しておき、POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲し、前記電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された前記複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合する。そして、この照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定して、前記閾値に達している前記操作パターンに係る販売処理をについて警告文を出力するようにしたのである。
ここで、前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターンには、「取消」キー、「中止」キー、「売価変更」キー、「値引」キー、「付与ポイント」キー、「直前消去」キー、「指定消去」キー、「下取り」キー、又は「クーポン」キーの何れか一つ又は複数のキー操作が含まれ、また、前記閾値は、前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターン毎に、前記パターンの発生回数、前記パターンの発生回数頻度、売上データの取扱金額、又は/及び売上データの取扱金額割合を規定したものである。
これにより、本発明に係るオペレータ監視装置は、POS端末装置のオペレータによる疑わしい販売処理に係るキー操作のパターンを探し出してその警告を発生させることができるのである。
本発明は、商品等を販売する店舗等に設置されたECR又はPOS端末装置及びPOSシステムにおいて、POS端末装置を操作するオペレータ(以下、適宜「オペレータ」という)の不正行為を監視するオペレータ監視システム及びオペレータ監視方法に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
本発明のオペレータ監視システムの全体構成を模式的に示す。 図1に示したPOS端末装置1の技術的構成の例を示す。 本発明のオペレータ監視装置30における制御フローの概要を説明するためのフローチャートを示す。 本オペレータ監視装置において不正なキー操作の可能性を有する販売処理に係るキー操作パターンの警告を要する発生金額の閾値を設定した説明図(その1)を示す。 本オペレータ監視装置において不正の監視対象となる販売処理に係るキー操作パターンの例(その1)を示す。 本オペレータ監視装置において不正なキー操作の可能性を有する販売処理に係るキー操作パターンの警告を要する発生金額の閾値を設定した説明図(その2)を示す。 本オペレータ監視装置において不正の監視対象となる販売処理に係るキー操作パターンの例(その2)を示す。 本オペレータ監視装置において不正なキー操作の可能性を有する販売処理に係るキー操作パターンの警告を要する発生金額の閾値を設定した説明図(その3)を示す。 本オペレータ監視装置において不正の監視対象となる販売処理に係るキー操作パターンの例(その3)を示す。 収集された電子ジャーナルデータから抽出されたPOS端末装置オペレータ(レジ担当者)のレポート出力の具体例を示す。 POS端末装置において不正な販売処理がなされた第1の事例を示す。 POS端末装置において不正な販売処理がなされた第2の事例を示す。
符号の説明
1:POS端末装置(ECR装置)
15:データ入力手段
16:表示装置
17:レシート印字装置
18:金銭収納装置
19:ROM
20:RAM
21:PLUファイル格納装置
22:プログラム/データ格納装置
23:CPU(中央演算装置)
24:POSの各種制御プログラム
25:ジャーナルデータ
30:オペレータ監視プログラム

Claims (10)

  1. 商品又はサービスの販売処理を行うECR又はPOS端末装置(以下、「POS端末装置」という)におけるオペレータによる不正行為を検出し警告する監視装置であって、
    前記POS端末装置における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値を設定して当該閾値を格納する記憶手段と、
    前記POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲する検閲手段と、
    前記電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された前記複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合する照合手段と、
    前記照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定する判定手段と、
    前記閾値に達している前記操作パターンに係る販売処理をについて警告文を出力する出力手段と、
    の各手段を備えたことを特徴とするオペレータ監視装置。
  2. 前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターンには、「取消」キー、「中止」キー、「売価変更」キー、「値引」キー、「付与ポイント」キー、「直前消去」キー、「指定消去」キー、「下取り」キー、又は「クーポン」キーの何れか一つ又は複数のキー操作が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のオペレータ監視装置。
  3. 前記閾値は、前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターン毎に、前記パターンの発生回数、前記パターンの発生回数頻度、売上データの取扱金額、又は/及び売上データの取扱金額割合を規定したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のオペレータ監視装置。
  4. 請求項1乃至3に記載のオペレータ監視装置を搭載したPOS端末装置。
  5. 前記記憶手段に格納される前記複数の操作パターンと前記閾値は、前記POS装置内の記憶装置に格納されることを特徴とする請求項4に記載のPOS端末装置。
  6. 前記検閲手段による前記検閲及び前記照合手段による照合は、予め設定された時間、又は前記POS端末装置への所定のデータ入力により行われことを特徴とする請求項1に記載のオペレータ監視装置。
  7. 前記照合を開始するための前記所定のデータ入力は、予め設定されたパスワード又は暗証番号を含むことを特徴とする請求項6に記載のオペレータ監視装置。
  8. 商品又はサービスの販売処理を行うECR又はPOS端末装置(以下、「POS端末装置」という)におけるオペレータによる不正行為を検出し警告する監視方法であって、
    前記POS端末装置における不正行為の可能性を有するオペレータによる複数の操作パターンと当該複数の操作パターンにおける処理データの閾値を設定して格納しておくステップと、
    前記POS端末装置の販売処理データを示す電子ジャーナルの内容を検閲するステップと、
    前記電子ジャーナルの中の販売処理データ中に予め設定された前記複数の操作パターンの何れかが含まれているか否かを照合するステップと、
    前記照合により摘出された前記操作パターンに係るそれぞれの処理データが前記閾値に達しているか否かを判定するステップと、
    前記閾値に達している前記操作パターンに係る販売処理をについて警告文を出力するステップと、
    の各ステップにより構成されたことを特徴とするPOS端末装置のオペレータ監視方法。
  9. 前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターンには、「取消」キー、「中止」キー、「売価変更」キー、「値引」キー、「付与ポイント」キー、「直前消去」キー、「指定消去」キー、「下取り」キー、又は「クーポン」キーの何れか一つ又は複数のキー操作が含まれていることを特徴とする請求項8に記載のオペレータ監視方法。
  10. 前記閾値は、前記不正行為の可能性を含むキー操作のパターン毎に、前記パターンの発生回数、前記パターンの発生回数頻度、売上データの取扱金額、又は/及び売上データの取扱金額割合を規定したものであることを特徴とする請求項8又は9に記載のオペレータ監視方法。
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