JP2007241024A - シンチレーション除去装置及びプロジェクタ - Google Patents

シンチレーション除去装置及びプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】効果的なシンチレーションの除去を行い、かつ高品質な画像を得るためのシンチレーション除去装置等を提供すること。
【解決手段】透過又は反射により光を拡散させる拡散部23と、積層型圧電素子41、51を用いて振動を発生させる振動発生部と、振動発生部により発生させた振動を拡大させる振動拡大機構を構成する基板40、可動部43、53、連結部44、54と、を有し、拡散部23は、振動拡大機構を介して振動発生部からの振動が付与されるとともに光を透過又は反射させることで光の位相を変化させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、シンチレーション除去装置及びプロジェクタ、特に、プロジェクタによる画像表示において発生するシンチレーションを除去するためのシンチレーション除去装置の技術に関する。
画像信号に応じて変調された光により画像を表示する際、光の干渉により明点及び暗点がランダムに分布するシンチレーションが発生する場合がある。シンチレーションは、ぎらぎらとするちらつき感を観察者へ与え、画像観賞へ悪影響を及ぼす原因となる。レーザ光はコヒーレンスが高いことから、光源としてレーザを用いる場合、シンチレーションは特に発生し易くなる。従来、シンチレーションを低減するための技術は、例えば、特許文献1に提案されている。
特開2005−107150号公報
特許文献1に提案される技術は、1枚或いは複数枚のスクリーンのうち少なくとも1枚を振動させるものである。特許文献1に提案される構成と同様の構成によりシンチレーションを十分に低減するためには、連続的に0.2mm程度スクリーンを変位させる必要があることが発明者らにより確認されている。スクリーンを振動させる手段として例示される冷却ファン等による気流やスピーカ、磁性体等による電気的な駆動を用いる場合に0.2mm程度の変位で高速にスクリーンを振動させるためには、スクリーンを軽量化する必要がある。しかしながら、スクリーンを軽量化すると、光軸方向へのスクリーンのぶれによる画像のフォーカスずれが生じ易くなる。このように、従来の技術によると、効果的なシンチレーションの除去を行い、かつ高品質な画像を得ることが困難であるという問題が生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、効果的なシンチレーションの除去を行い、かつ高品質な画像を得るためのシンチレーション除去装置、及びそのシンチレーション除去装置を備えるプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、透過又は反射により光を拡散させる拡散部と、圧電性物質を有する圧電性物質層を積層させた積層型圧電素子を用いて振動を発生させる振動発生部と、振動発生部により発生させた振動を拡大させる振動拡大機構と、を有し、拡散部は、振動拡大機構を介して振動発生部からの振動が付与されるとともに光を透過又は反射させることで光の位相を変化させることを特徴とするシンチレーション除去装置を提供することができる。
積層型圧電素子は、2つの電極が設けられた圧電性物質層を積層することにより構成できる。振動発生部に用いられる積層型圧電素子は、少ない部品の簡易な構成により高速な駆動を行うことが可能である。積層型圧電素子を用いることで、拡散部を高速に移動させる高い応答性、及び高い静粛性を容易に実現できる。積層型圧電素子及び振動拡大機構を用いることにより、拡散部を変位させる変位量を大きくし、また通常の重量の拡散部を十分振動させるパワーを確保できる。拡散部を軽量化しなくても拡散部へ振動を十分付与させることが可能であるから、拡散部の光軸方向へのぶれによる画像のフォーカスずれを低減し、高品質な画像を得ることが可能となる。光の位相を変化させることにより、光の干渉を低減し、シンチレーションを低減することができる。これにより、効果的なシンチレーションの除去を行い、かつ高品質な画像を得るためのシンチレーション除去装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、振動可能に拡散部を支持する支持部を有することが望ましい。支持部により拡散部を支持することで、拡散部の光軸方向へのずれを低減できる。これにより、画像の質を低下させずに光の位相を変化させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、拡散部は、第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向とを含む面に沿って配置され、振動発生部は、第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方へ拡散部を変位させることが望ましい。これにより、第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方へ拡散部を変位させるような振動を拡散部へ付与することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、振動発生部は、拡散部を第1の方向へ変位させる第1積層型圧電素子と、拡散部を第2の方向へ変位させる第2積層型圧電素子と、を有することが望ましい。これにより、二次元方向へ拡散部を変位させるような振動を拡散部へ付与することができる。二次元方向へ拡散部を変位させることで、効果的なシンチレーションの除去を行うことができる。
また、本発明の好ましい態様としては、振動拡大機構は、支点を中心として可動に形成された可動部を有し、可動部は、拡散部に当接させる当接部を備え、振動発生部は、可動部のうち、支点を基準として当接部より近い位置へ振動を付与することが望ましい。これにより、簡易な構成により、拡散部を変位させる変位量を大きくすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、振動発生部が振動を付与する側とは反対側において積層型圧電素子を固定する固定部を有することが望ましい。これにより、簡易な構成により、拡散部へ効率良く振動を付与することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、振動発生部は、振動発生部を制御する制御信号に応じて、拡散部への振動の付与による拡散部上の位置ごとの変位を調整することが望ましい。例えば、画像を表示するための画像信号から、シンチレーションが発生し易いパターンを認識することができる。この場合、画像信号に基づいて振動発生部を制御する制御信号を生成することで、シンチレーションが発生し易い箇所、タイミングにおいて、シンチレーションを発生し易い程度に応じて光の位相を変化させることが可能となる。圧電素子を用いる場合、拡散部上の位置ごとの変位を比較的容易に調整することができる。シンチレーションが発生し易い箇所及びタイミングにおいて光の位相を変化させることで、効率良くシンチレーションの発生を低減することができる。これにより、静粛性、省電力性及び信頼性に優れた構成により効果的にシンチレーションの発生を低減することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、画像信号に応じた光が照射されることにより画像を表示する被照射面の近傍に設けられることが望ましい。これにより、被照射面での画像表示において発生するシンチレーションを除去することができる。
さらに、本発明によれば、上記のシンチレーション除去装置を経た光を用いて画像を表示することを特徴とするプロジェクタを提供することができる。上記のシンチレーション除去装置を用いることにより、効果的なシンチレーションの除去を行い、かつ高品質な画像を得ることができる。これにより、シンチレーションが効果的に低減され、かつ高品質な画像を表示可能なプロジェクタを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、画像信号に応じて変調された光を入射させるスクリーンを有し、シンチレーション除去装置は、スクリーンの入射側近傍及び出射側近傍の少なくとも一方に設けられることが望ましい。これにより、画像の質を低下させずにシンチレーションを低減することを可能とし、高品質な画像を表示することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、画像信号に応じて変調された光を投写する投写レンズを有し、シンチレーション除去装置は、投写レンズ内の像平面、又は像平面の近傍に設けられることが望ましい。これにより、画像の質を低下させずにシンチレーションを低減することを可能とし、高品質な画像を表示することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部からの光を均一化する均一化部を有し、シンチレーション除去装置は、均一化部の入射側近傍及び出射側近傍の少なくとも一方に設けられることが望ましい。これにより、画像の質を低下させずにシンチレーションを低減することを可能とし、高品質な画像を表示することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るリアプロジェクタ10の概略構成を示す。リアプロジェクタ10は、スクリーン15の一方の面に光を投写し、スクリーン15の他方の面から出射する光を観察することにより画像を鑑賞するものである。光学エンジン部11は、画像信号に応じて変調された光を供給する。
図2は、光学エンジン部11の概略構成を示す。赤色(R)光用光源部20Rは、赤色のレーザ光を供給する半導体レーザである。R光用光源部20RからのR光は、発散レンズ21で発散された後、コリメータレンズ22で平行化される。コリメータレンズ22からの光は、2つのインテグレータレンズ24、25を透過する。第1インテグレータレンズ24及び第2インテグレータレンズ25は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子を有する。第1インテグレータレンズ24は、R光用光源部20Rからの光束を複数に分割する。第1インテグレータレンズ24の各レンズ素子は、R光用光源部20Rからの光束を第2インテグレータレンズ25のレンズ素子近傍にて集光させる。第2インテグレータレンズ25のレンズ素子は、第1インテグレータレンズ24のレンズ素子の像を空間光変調装置上に形成する。
2つのインテグレータレンズ24、25を経た光は、偏光変換素子26にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。重畳レンズ27は、第1インテグレータレンズ24の各レンズ素子の像を空間光変調装置上で重畳させる。第1インテグレータレンズ24、第2インテグレータレンズ25及び重畳レンズ27は、R光用光源部20Rからの光の強度分布を空間光変調装置上にて均一化させる均一化部を構成する。フィールドレンズ28は、重畳レンズ27からのR光を平行化し、R光用空間光変調装置29Rへ入射させる。
R光用空間光変調装置29Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。R光用空間光変調装置29Rに設けられた不図示の液晶パネルは、2つの透明基板の間に、画像表示のための液晶層を封入する。液晶パネルに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調によりp偏光光に変換される。R光用空間光変調装置29Rは、変調によりp偏光光に変換されたR光を出射する。R光用空間光変調装置29Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム30へ入射する。
緑色(G)光用光源部20Gは、緑色のレーザ光を供給する半導体レーザである。G光用光源部20GからのG光は、R光の場合と同様に発散レンズ21からフィールドレンズ28までの各光学素子を経た後、G光用空間光変調装置29Gへ入射する。G光用空間光変調装置29Gは、G光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。G光用空間光変調装置29Gに入射したs偏光光は、液晶パネルでの変調によりp偏光光に変換される。G光用空間光変調装置29Gは、変調によりp偏光光に変換されたG光を出射する。G光用空間光変調装置29Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム30へ入射する。
青色(B)光用光源部20Bは、青色のレーザ光を供給する半導体レーザである。B光用光源部20BからのB光は、R光の場合と同様に発散レンズ21からフィールドレンズ28までの各光学素子を経た後、B光用空間光変調装置29Bへ入射する。B光用空間光変調装置29Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。B光用空間光変調装置29Bに入射したs偏光光は、液晶パネルでの変調によりp偏光光に変換される。B光用空間光変調装置29Bは、変調によりp偏光光に変換されたB光を出射する。B光用空間光変調装置29Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム30へ入射する。
クロスダイクロイックプリズム30は、互いに略直交するように配置された2つのダイクロイック膜30a、30bを有する。第1ダイクロイック膜30aは、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜30bは、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム30は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ12の方向へ出射させる。
光源部としては、半導体レーザからのレーザ光の波長を変換する波長変換素子、例えば、第二高調波発生(Second-Harmonic Generation;SHG)素子を用いても良い。また、光源部には、半導体レーザに代えて、半導体レーザ励起固体(Diode Pumped Solid State;DPSS)レーザや、固体レーザ、液体レーザ、ガスレーザ等を用いても良い。
図1に戻って、投写レンズ12は、光学エンジン部11からの光をミラー13の方向へ投写する。ミラー13は、筐体16の背面部に設けられている。ミラー13は、反射により投写レンズ12からの光をスクリーン15の方向へ折り曲げる。ミラー13は、略平坦な平面形状を有する。ミラー13は、平行平板上に反射膜を形成することにより構成できる。反射膜としては、高反射性の部材の層、例えばアルミニウム等の金属部材の層や誘電体多層膜等を用いることができる。
ミラー13からの光は、スクリーン15の入射側近傍に配置されたシンチレーション除去装置14を透過した後、スクリーン15へ入射する。スクリーン15は、筐体16のうち観察者側の面である正面に形成されている。スクリーン15は、投写レンズ12及びミラー13を経た光を透過させる透過型スクリーンである。スクリーン15は、ミラー13から斜めに入射する光を観察者の方向へ角度変換する不図示の角度変換部を有する。角度変換部としては、フレネルレンズを用いることができる。スクリーン15は、例えば、光を拡散させるレンチキュラーレンズアレイやマイクロレンズアレイ、拡散材を分散させた拡散板等を設けることとしても良い。
図3は、シンチレーション除去装置14の構成を説明するものである。拡散部23は、第1の方向であるy方向と、第1の方向に略直交する第2の方向であるx方向とを含む面に沿って配置されている。拡散部23は、矩形形状の拡散板31、及び拡散板31の周囲に設けられた拡散板枠36を有する。拡散板31は、透過により光学エンジン部11からの光を拡散させる。拡散板31は、透明部材中に拡散材を分散させることにより構成されている。拡散部23は、支持部32により、外枠部33内に支持されている。
支持部32は、拡散部23と外枠部33との間の隙間であって、拡散板枠36の四隅にそれぞれ設けられている。拡散部23は、支持部32により、外枠部33に接触すること無く振動可能な状態で支持されている。支持部32は、例えば高強度なゴム部材やスプリング等の弾性部材からなる弾性体である。駆動部34は、拡散部23と外枠部33との間の隙間であって、拡散板枠36の1つの角に設けられている。駆動部34は、拡散部23を振動させる。
図4は、駆動部34の構成を説明するものである。駆動部34は、振動発生部、及び振動拡大機構を有する。第1積層型圧電素子41、及び第2積層型圧電素子51は、振動を発生させる振動発生部である。第1積層型圧電素子41は、固定部45により基板40に固定されている。
図5は、積層型圧電素子の構成を説明するものである。第1積層型圧電素子41は、圧電性物質を有する圧電性物質層61を積層させたものである。第1積層型圧電素子41は、圧電性物質層61と電極62とを交互に重ね合わせ、いずれの圧電性物質層61も2つの電極62に挟まれるように構成されている。圧電性物質としては、チタン酸ジルコニウム酸鉛(PZT(商標))、水晶、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等を用いることができる。電極62は、導電性部材、例えば銀やアルミニウム等の金属部材を用いて構成することができる。なお、図中8つの圧電性物質層61のみを示しているが、大きな変位量を稼ぐためには、第1積層型圧電素子41は、例えば、200〜300個の圧電性物質層61を備えた構成することが望ましい。
駆動部63は、各電極62に電圧を供給する。各電極62は、圧電性物質層61を介して積層されるうち1つおきが同電位となるように接続されている。互いに位相を反転させた交流信号を駆動部63から供給すると、各圧電性物質層61に対しても、一方の側の電極62の電位は+V、他方の側の電極62の電位は−Vとなる。また、各圧電性物質層61に対しても、一方の側の電極62と他方の側の電極62とで、電位のプラスマイナスが常に反転する。このようにして各圧電性物質層61は伸縮を繰り返す。各圧電性物質層61が伸縮を繰り返すことにより、第1積層型圧電素子41全体が伸縮を繰り返す。複数の圧電性物質層61を伸縮させることで、第1積層型圧電素子41の変形量を大きくすることができる。
図4に戻って、第1積層型圧電素子41は、第1の方向であるy方向について伸縮を繰り返すように配置されている。第1積層型圧電素子41のうち固定部45側とは反対側には、第1当接部42が設けられている。第1当接部42は、略球形状を有する。第1積層型圧電素子41は、可動部43に第1当接部42を当接させた状態で配置されている。第1積層型圧電素子41は、第1当接部42側へ振動を付与する。
略球形状の第1当接部42を用いることで、第1積層型圧電素子41及び可動部43の位置関係の変動に関わらず第1当接部42の一部を常に可動部43に当接することが可能となる。また、第1当接部42のうちの狭い領域を可動部43に接触させることで、第1積層型圧電素子41からの振動を確実に可動部43へ伝播させることができる。
基板40、連結部44、可動部43は、一体に形成されている。可動部43は、連結部44により基板40に連結されている。基板40は、外枠部33(図3参照)に固定されている。可動部43は、支点である連結部44を中心として可動に形成されている。基板40、連結部44、可動部43は、振動発生部である第1積層型圧電素子41により発生させた振動を拡大させる振動拡大機構を構成する。基板40、連結部44、可動部43は、例えば、ゴム板やウレタン部材等の可撓性部材を用いて構成することができる。
可動部43は、連結部44に連結された側とは反対側の先端部が拡散部23側へ曲げられたような形状を有する。可動部43は、拡散部23側の先端に設けられた第2当接部46を有する。第2当接部46は、略球形状を有する。駆動部34は、拡散板枠36に第2当接部46を当接させた状態で配置されている。略球形状の第2当接部46を用いることで、第1当接部42の場合と同様に、可動部43からの振動を確実に拡散部23へ伝播させることができる。振動発生部である第1積層型圧電素子41は、可動部43を介して、第1の方向であるy方向へ拡散部23を変位させる。
第1積層型圧電素子41のうち振動を付与する側とは反対側に固定部45を設けることにより、第1積層型圧電素子41で発生させた振動を効率良く拡散部23に付与することができる。固定部45としては、例えばネジを用いることができる。固定部45を用いることで、簡易な構成により振動を効率良く拡散部23に付与することができる。
第2積層型圧電素子51は、第1積層型圧電素子41と同様の構成を有する。第2積層型圧電素子51は、固定部55により基板40に固定されている。第2積層型圧電素子51は、第2の方向であるx方向について伸縮を繰り返すように配置されている。第2積層型圧電素子51のうち固定部55側とは反対側には、第1当接部52が設けられている。第1当接部52は、略球形状を有する。第2積層型圧電素子51は、可動部53に第1当接部52を当接させた状態で配置されている。略球形状の第1当接部52を用いることで、第2積層型圧電素子51からの振動を確実に可動部53へ伝播させることができる。
基板40、連結部54、可動部53は一体に形成されている。可動部53は、連結部54により基板40に連結されている。可動部53は、支点である連結部54を中心として可動に形成されている。基板40、連結部54、可動部53は、振動発生部である第2積層型圧電素子51により発生させた振動を拡大させる振動拡大機構である。連結部54、可動部53も、例えば、ゴム板やウレタン部材等の可撓性部材を用いて構成することができる。
可動部53は、連結部54に連結された側とは反対側の先端部が拡散部23側へ曲げられたような形状を有する。可動部53は、拡散部23側の先端に設けられた第2当接部56を有する。第2当接部56は、略球形状を有する。駆動部34は、拡散板枠36に第2当接部56を当接させた状態で配置されている。略球形状の第2当接部56を用いることで、可動部53からの振動を確実に拡散部23へ伝播させることができる。振動発生部である第2積層型圧電素子51は、可動部53を介して、第2の方向であるx方向へ拡散部23を変位させる。
第2積層型圧電素子51のうち振動を付与する側とは反対側に固定部55を設けることにより、第2積層型圧電素子51で発生させた振動を効率良く拡散部23に付与することができる。固定部55としては、例えばネジを用いることができる。固定部55を用いることで、簡易な構成により振動を効率良く拡散部23に付与することができる。拡散部23は、駆動部34からの振動が付与されるとともに光を透過させることで、光学エンジン部11からの光の位相を変化させる。
第1積層型圧電素子41に対して設けられた振動拡大機構である基板40、連結部44、可動部43は、連結部44を支点、第2当接部46が設けられる位置を作用点、第1当接部42を当接させる位置を力点とするてこを構成する。ここで、連結部44及び第2当接部46の間の距離L1、連結部44及び第1当接部42の間の距離L2の間に、L1>L2の関係が成り立つ。振動発生部である第1積層型圧電素子41は、可動部43のうち、支点である連結部44を基準として、拡散部23に当接する第2当接部46より近い位置へ振動を付与する。
例えば、第1積層型圧電素子41の変形による第1当接部42の最大変位量が0.05mmであるとする。連結部44及び第2当接部46の間の距離L1を1mm、連結部44及び第1当接部42の間の距離L2を50mmとするように基板40、連結部44、可動部43を構成すると、拡散部23の変位量を第1積層型圧電素子41の変位量の50倍である約2.5mmにまで増幅することができる。
また、第1積層型圧電素子41が第1当接部42の位置で可動部43を押し上げる力を20kgとすると、可動部43が第2当接部46の位置で拡散部23を押し上げる力は約400gとなる。拡散部23の重量が約200gであるとすると、駆動部34は、拡散部23を十分に振動させることができる。第2積層型圧電素子51についての振動拡大機構を構成する基板40、連結部54、可動部53についても、第1積層型圧電素子41について設けられた振動拡大機構と同様に構成することができる。
積層型圧電素子を用いる以外の従来の構成、例えば電磁式モータを用いる場合、200g程度の拡散部23を約2.5mm程度の変位で高速に振動させるには大型なモータが必要となる。モータが大型となることでシンチレーション除去装置が大掛かりな構成となる場合や、パワーを得るために減速機構等を採用することとなると、振動や雑音、消費電力等に関する問題から実用化が難しくなると考えられる。
積層型圧電素子41、51は、少ない部品の簡易な構成により高速な駆動を行うことが可能である。積層型圧電素子41、51を用いることで、拡散部23を高速に移動させる高い応答性、及び高い静粛性を容易に実現できる。積層型圧電素子41、51及び振動拡大機構を用いることにより、拡散部23を変位させる変位量を大きくし、また通常の重量の拡散部23を十分振動させるパワーを確保できる。拡散部23を軽量化しなくても拡散部23へ振動を十分付与させることが可能であるから、拡散部23の光軸方向へのぶれによる画像のフォーカスずれを低減し、高品質な画像を得ることが可能となる。光の位相を変化させることにより、光の干渉を低減し、シンチレーションを低減することができる。これにより、効果的なシンチレーションの除去を行い、かつ高品質な画像を得ることができるという効果を奏する。なお、振動拡大機構は、可撓性部材により一体として構成する場合に限られない。少なくとも連結部44、54が可撓性部材を用いて構成されていれば良く、基板40及び可動部43、53を可撓性部材以外の部材で構成しても良い。
シンチレーション除去装置14は、像が形成されるスクリーン15(図1参照)の入射側近傍に配置される。スクリーン15にできるだけ近い位置にシンチレーション除去装置14を配置することにより、拡散部23における拡散がスクリーン15での結像へ及ぼす影響を少なくすることができる。これにより、画像の質を低下させずにシンチレーションを低減することを可能とし、高品質な画像を表示することができる。なお、シンチレーション除去装置14は、スクリーン15の出射側近傍に設けることとしても良い。シンチレーション除去装置14は、スクリーン15の入射側近傍、出射側近傍の少なくとも一方に設けることができる。
駆動部34は、第1積層型圧電素子41、第2積層型圧電素子51による振動の付与、及び支持部32の弾性を利用して、図3中矢印で示す略円形状、又は略楕円形状の軌跡を描くように拡散部23を変位させることができる。円又は楕円に沿って変位するような振動を拡散部23へ付与することにより、拡散部23が停止する瞬間を生じさせず連続して拡散部23を変位させることが可能となる。シンチレーション除去装置14は、連続して拡散部23を変位させることで、光の位相を連続して変化させることが可能となる。
光の位相を連続して変化させることにより、可聴限界とされる20Hzより低い数値にまで拡散部23を振動させる周波数を落としても十分にシンチレーションの発生を低減することができる。これにより、シンチレーション除去装置14は、静粛性、省電力性及び信頼性に優れた構成とすることができる。
図6〜図10は、駆動部の変形例を説明するものである。図6に示すシンチレーション除去装置66は、第1の方向であるy方向へ拡散部23を変位させる駆動部64を有する。駆動部64は、拡散板枠36の1つの角の近傍に設けられている。図7に示すように、駆動部64は、図4に示す駆動部34のうち第1積層型圧電素子41、及び第1積層型圧電素子41について設けられる振動拡大機構である連結部44及び可動部43を有する。基板65は、連結部44及び可動部43と一体に形成される。第1積層型圧電素子41は、固定部45により基板65に固定されている。
図6に戻って、シンチレーション除去装置66は、第1積層型圧電素子41による振動の付与、及び支持部32の弾性を利用して、拡散部23のうち駆動部64に近い部分を両矢印で示すy方向について往復させる。1つの角に近い位置に振動が付与されるため、拡散部23全体は、僅かな変位で往復回動するような振動を行う。シンチレーション除去装置66は、このようにして拡散部23を振動させるとともに拡散部23へ光を透過させることで、光の位相を変化させる。
人間の動体視力の限界は1/60秒間とされていることから、拡散部23を変位させる方向が切り換わる瞬間が1/60秒間以上存在する場合、シンチレーションが認識され易くなる。シンチレーション除去装置66は、第1積層型圧電素子41で発生させる振動により拡散部23を1秒間に60回以上変位させることが望ましい。これにより、人間が動体を認識するより早く光の位相状態を変化させることを可能とし、シンチレーションの発生を十分に低減することが可能となる。振動発生部として積層型圧電素子を用いることにより、拡散部23を1秒間に60回以上変位させる程度の高い応答性を容易に実現することができる。
なお、駆動部64は、積層型圧電素子によりy方向へ拡散部23を変位させる場合に限られず、第2の方向であるx方向へ拡散部23を変位させるように配置しても良い。駆動部64は、積層型圧電素子により第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方へ拡散部23を変位させる構成であれば良い。また、図8に示すシンチレーション除去装置67のように、第1の方向であるy方向へ拡散部23を変位させる駆動部64の他、第2の方向であるx方向へ拡散部23を変位させる駆動部70を設ける構成としても良い。この場合、図4に示す駆動部34を用いる場合と同様に、円又は楕円に沿って変位するような振動を拡散部23へ付与することができる。
図9に示す駆動部71は、図7に示す駆動部64のうち振動拡大機構を変形させたものである。第1当接部42は、第1積層型圧電素子41のうち、拡散部23が設けられる側とは反対側に設けられている。第1積層型圧電素子41のうち、拡散部23が設けられる側は、固定部45により基板78に固定されている。可動部74は、第1当接部42が当接する側とは反対側の先端が拡散部23に近い位置に届くように折り曲げられた形状を有する。可動部74は、連結部75により基板78に連結されている。基板78、可動部74、連結部75は、第1積層型圧電素子41により発生させた振動を拡大させる振動拡大機構である。
可動部74のうち拡散部23に近い側の先端部に設けられた第2当接部46は、拡散板枠36に当接している。第1積層型圧電素子41が拡散部23の側とは反対向きに第1当接部42を押し下げると、可動部74は、第2当接部46を拡散部23の側へ押し上げる。このようにして、第1積層型圧電素子41は、可動部74を介してy方向へ拡散部23を変位させる。かかる構成により、駆動部71は、拡散部23を振動させる。
図10に示す駆動部80は、図9に示す駆動部71と同様に、第1積層型圧電素子41を拡散部23が設けられる側とは反対向きに変位させる。第1可動部83は、連結部84により第1基板81に連結されている。第1可動部83は、第1当接部42が当接する側とは反対側の先端が拡散部23側へ折り曲げられた形状を有する。第1可動部83のうち拡散部23側の先端部は、第1可動部83より拡散部23側に設けられた第2可動部88に連結されている。
第2可動部88は、連結部87により第2基板86に連結されている。第2可動部88のうち連結部87が設けられる側とは反対側の先端部には、第2当接部46が設けられている。第2当接部46は、拡散板枠36に当接している。第1基板81、第2基板86、第1可動部83、第2可動部88、及び2つの連結部84、87は、第1積層型圧電素子41により発生させた振動を拡大させる振動拡大機構である。
第1積層型圧電素子41が拡散部23の側とは反対向きに第1当接部42を押し下げると、第1可動部83は、第2可動部88のうち第1可動部83が連結された部分を押し上げる。第2可動部88は、第1可動部83が連結された部分が押し上げられることで、第2当接部42を拡散部23の側へ押し上げる。このようにして、第1積層型圧電素子41は、2つの可動部83、88を介してy方向へ拡散部23を変位させる。
駆動部80は、2つの可動部83、88を直列させた振動拡大機構を用いることで、第1積層型圧電素子41の変位量を2段階で拡大させることができる。本変形例の振動拡大機構を用いることで、駆動部80は、第1積層型圧電素子41の変位量が小さい場合であっても小型な構成により拡散部23を大きく変位させることができる。これにより、効果的なシンチレーションの除去を行うことができる。なお、駆動部80は、3つ以上の可動部を直列させた振動拡大機構を用いることとしても良い。
図11は、支持部の変形例を説明するものである。シンチレーション除去装置90は、拡散部23の四隅にそれぞれ設けられた支持部32(図3参照)に代えて、拡散部23の矩形形状のうち互いに対向する2辺にそれぞれ設けられた支持部93を有する。支持部93は、棒状部材91、及び連結部92により構成されている。棒状部材91は、拡散部23の矩形形状のうち支持部93が設けられた辺に沿って配置されている。棒状部材91は、両端部が外枠部33に固定されている。棒状部材91の両端部以外の部分については、棒状部材91と外枠部33との間に細長い隙間が設けられている。連結部92は、棒状部材91の中央部と拡散板枠36とを連結している。棒状部材91の中央部以外の部分については、棒状部材91と拡散板枠36との間に細長い隙間が設けられている。
支持部93は、外枠部33、棒状部材91、及び拡散板枠36の間にそれぞれ細長い隙間を設けた状態で拡散部23を支持する。例えば、駆動部34によりy方向へ拡散部23が押し上げられると、支持部93は、連結部92から見て駆動部34が設けられた側とは反対側の隙間を狭め、駆動部34が設けられた側の隙間を広げるように変形する。その後、駆動部34により拡散部23を押し上げる力が消滅すると、支持部93は、付勢力により、連結部92から見て駆動部34が設けられた側とは反対側の隙間を広げ、駆動部34が設けられた側の隙間を狭めるように変形する。このようにして、拡散部23全体は、僅かに往復回動するような振動を行う。支持部93は、棒状部材91及び連結部92により、弾性体として機能する弾性構造をなしている。
かかる構成の支持部93を用いる場合も、拡散部23を支持し、かつ拡散部23を十分に振動させることができる。支持部93は、弾性部材に限らず他の部材、例えば拡散板枠36を構成する金属部材等を用いて形成することができる。支持部93の位置は、拡散部23の矩形形状の長辺部分とする場合に限らず、短辺部分としても良い。支持部93の形状は、弾性体として機能する弾性構造であれば図示するものに限られない。
図12は、拡散部23に設けられる拡散板31の構造を説明するものである。拡散部23の少ない振動で大きな拡散効果を得るためには、透明部材94中に分散させる拡散材粒95の径dはできるだけ小さいこと、例えば0.01mm〜0.1mm程度であることが望ましい。また、拡散材粒95は、透明部材94中にランダムに分散させることが望ましい。フォーカスずれを低減するためには、拡散板31は、薄い形状であることが望ましい。拡散板31は、硝子板のような板部材、シート状部材のいずれであっても良い。また、拡散板31は、光を拡散させる機能を有するものであれば擦り硝子板や、拡散機能を有する拡散面が施されたフィルム等を用いることとしても良い。
図13は、拡散材粒95の変位について説明するものである。両矢印で示す直線方向について拡散材粒95が往復する場合、拡散部23を1秒間に60回変位させることとすると、拡散材粒95は、1/60秒で両矢印の長さに相当する距離を移動するとする。振動により拡散材粒95を移動させる距離が短すぎる場合、光の位相の変化が少なくなることによりシンチレーションの発生を十分低減できないことがある。拡散材粒95を移動させる距離は、図12に示す拡散材粒95の径d、及び隣接する拡散材粒95の中心位置間の距離sのいずれよりも長いことが望ましい。但し、拡散材粒95を移動させる距離は、拡散部23の高速駆動が可能な程度の長さであることを要する。
略楕円形状若しくは略円形状の軌道に沿って連続的に拡散材粒95を移動させる場合、拡散材粒95を移動させる周波数が60Hzより低い場合でもシンチレーションの発生を十分低減することができる。例えば、拡散材粒95を約5mm/s以上の速度で移動させる場合、拡散材粒95の径dを約0.5mmとすることでシンチレーションを十分除去できることが発明者らにより確認されている。このとき拡散板31のヘイズ値は10〜20%程度となる。また、スクリーン15自体のヘイズ値は約80%とすることができる。
本実施例の各シンチレーション除去装置は、拡散部23を付与する振動を適宜制御することができる。シンチレーション除去装置は、駆動部により略一定のパターンの振動を拡散部23へ付与する他、拡散部23上の位置ごとの変位を適宜調整することとしても良い。これにより、例えば、画像のうちシンチレーションが発生し易い部分について光の位相を大きく変化させるようにシンチレーション除去装置を制御することが可能となる。シンチレーションが発生し易い部分とは、光の位相が揃い易い部分、例えば、広範囲において単独の色を表示するような部分である。
図14に示す制御信号生成部96は、リアプロジェクタ10に入力される画像信号からシンチレーションが発生し易い位置、及び発生する程度を判断し、例えば、振動発生部である各積層型圧電素子41、51を制御する制御信号を生成する。駆動部63は、制御信号生成部96からの制御信号に応じて、各積層型圧電素子41、51を駆動する。各積層型圧電素子41、51は、制御信号生成部96からの制御信号に応じて、拡散部23への振動の付与による拡散部23上の位置ごとの変位を調整する。これにより、シンチレーションが発生し易い位置及びタイミングのみを選択し、シンチレーションが発生し易い度合いに応じて光の位相を変化させることが可能となる。
積層型圧電素子41、51を用いる場合、拡散部23上の位置ごとの変位を比較的容易に調整することができる。シンチレーションが発生し易い箇所及びタイミングを選択し、シンチレーションが発生し易い度合いに応じて光の位相を変化させることで、効率良くシンチレーションの発生を低減することができる。これにより、静粛性、省電力性及び信頼性に優れた構成により効果的にシンチレーションの発生を低減することができる。なお、振動発生部である積層型圧電素子の制御は、複数の積層型圧電素子を用いる場合に限らず、単独の積層型圧電素子を用いる場合に行うこととしても良い。
図15は、本発明の実施例2の特徴的部分である投写レンズ100の構成を説明するものである。投写レンズ100は、上記実施例1のリアプロジェクタ10に適用することができる。本実施例は、スクリーン15の入射側近傍に設けられたシンチレーション除去装置14に代えて、投写レンズ100内に設けられたシンチレーション除去装置105を有することを特徴とする。
投写レンズ100へ入射した光を2つのレンズ103、104によりコリメート化することにより、空間光変調装置の像101は、投写レンズ100内で結像される。シンチレーション除去装置105の拡散部は、投写レンズ100内のうち中間像が形成される像平面に設けられている。シンチレーション除去装置105は、上記実施例1のシンチレーション除去装置14(図3参照)と同様に構成することができる。シンチレーション除去装置105は、レンズ鏡筒102内に収められている。拡散部を透過した光は、出射側レンズ106によりスクリーン15にて結像する。
拡散部上に中間像を形成する構成とすることで、図中破線で示すように、拡散部にて拡散された光をスクリーン15上で結像させることができる。よって、画像の質を低下させずにシンチレーションを低減し、高品質な画像を表示することができる。なお、投写レンズ100は、3つのレンズ103、104、106を有する構成に限られない。シンチレーション除去装置105の拡散部で結像可能であれば投写レンズ100に設けられるレンズは何枚であっても良い。
図16は、本実施例の変形例に係る投写レンズ110の構成を説明するものである。本変形例では、投写レンズ110内の反射部111近傍に設けられたシンチレーション除去装置109を有することを特徴とする。反射部111は、2つのレンズ103、104により空間光変調装置の像101が結像される位置に配置されている。レンズ104と反射部111との間には、反射型偏光板107、λ/4位相板108、シンチレーション除去装置109の拡散部が設けられている。
反射型偏光板107は、レンズ104からの光の主光線に対して略45度傾けて配置されている。反射型偏光板107は、第1の振動方向の偏光光を透過し、第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光を反射させる。反射型偏光板107としては、例えば、ワイヤグリッド型偏光板を用いることができる。ワイヤグリッド型偏光板は、光学的に透明な硝子部材からなる基板の上に、金属、例えばアルミニウムで構成されるワイヤを格子状に設けた構成を用いることができる。ワイヤグリッド型偏光板は、振動方向がワイヤに略垂直である偏光光を透過し、振動方向がワイヤに略平行である偏光光を反射する。特定の振動方向の偏光光の振動方向に対してワイヤが略垂直となるようにワイヤグリッド型偏光板を配置することにより、特定の振動方向の偏光光のみを透過させることができる。反射型偏光板107としては、ワイヤグリッド型偏光板の他、偏光分離膜を有する偏光ビームスプリッタを用いることとしても良い。
シンチレーション除去装置109は、上記実施例1のシンチレーション除去装置14と同様に構成することができる。シンチレーション除去装置109は、レンズ鏡筒102内に収められている。出射側レンズ106は、反射部111から反射型偏光板107へ入射し、反射型偏光板107での反射により光路が略90度折り曲げられた光が入射する位置に設けられている。
空間光変調装置から出射された第1の振動方向の直線偏光であるp偏光光は、反射型偏光板107を透過した後、λ/4位相板108で円偏光に変換される。λ/4位相板108からの円偏光は、シンチレーション除去装置109の拡散部を透過した後、反射部111へ入射する。反射部111で反射した円偏光は、シンチレーション除去装置109の拡散部を透過した後、λ/4位相板108で第2の振動方向の直線偏光であるs偏光光に変換される。λ/4位相板108からのs偏光光は、反射型偏光板107で反射した後、出射側レンズ106を経てスクリーン15へ入射する。
シンチレーション除去装置109の拡散部は、中間像が形成される像平面である反射部111の入射面の近傍に配置される。反射部111にできるだけ近い位置にシンチレーション除去装置109を配置することにより、図中破線で示すように、拡散部にて拡散された光をスクリーン15上で結像させることができる。また、本変形例ではシンチレーション除去装置109の拡散部で2回光を透過させることで、光の拡散度合いを大きくすることができる。このため、シンチレーション除去装置109は、拡散部の振動幅を2分の1にまで低減しても、拡散部へ光を1回透過させる場合と同じ程度に光を拡散させることが可能となる。これにより、さらに効率良くシンチレーションの除去を行うことが可能な構成とすることができる。また、本変形例によると、拡散部で反射される光を反射型偏光板107へ入射させて再利用することが可能であるから、光効率を向上することもできる。
また、光を透過させる拡散部及び反射部111に代えて、シンチレーション除去装置109は、反射により光を拡散させる拡散部を設ける構成としても良い。反射により光を拡散させる拡散部は、振動発生部からの振動が付与されるとともに光を反射させることで光の位相を変化させることができる。光を反射させる拡散部は、反射面に凹凸等の拡散処理が施された高反射性部材を用いて構成することができる。この場合も、光を透過させる拡散部を用いる場合と同様に、シンチレーションの発生を低減することができる。
図17は、本発明の実施例3に係るリアプロジェクタ120の概略構成を示す。本実施例のリアプロジェクタ120は、空間光変調装置である微小ミラーアレイデバイス118を有する。光源部である超高圧水銀ランプ112は、R光、G光、B光を含む光を供給する。超高圧水銀ランプ112からの光は、集光レンズ113を透過した後カラーホイール114へ入射する。
カラーホイール114には、螺旋状等の適当な形状にダイクロイック膜を組み合わせて構成された回転体を光軸に略平行な回転軸を中心として回転させる。ダイクロイック膜は、特定の波長領域の光を透過し、他の波長領域の光を反射させる。R光を選択的に透過させるR光透過ダイクロイック膜、G光を選択的に透過させるG光透過ダイクロイック膜、B光を選択的に透過させるB光透過ダイクロイック膜を用いたカラーホイール114を用いることで、超高圧水銀ランプ112からの光をR光、G光、B光に分離することができる。
カラーホイール114からの光は、シンチレーション除去装置115の拡散部を透過した後、均一化部であるロッドインテグレータ116へ入射する。ロッドインテグレータ116は、直方体形状の透明な硝子部材からなる。ロッドインテグレータ116に入射した光は、硝子部材と空気との界面において全反射を繰り返しながらロッドインテグレータ116の内部を進行する。これによりロッドインテグレータ116は、光束の強度分布を均一化する。ロッドインテグレータ116としては、硝子部材で構成するものに限らず、内面を反射面で構成する中空構造のものを用いても良い。内面を反射面とするロッドインテグレータの場合、ロッドインテグレータに入射した光は、反射面での反射を繰り返しながらロッドインテグレータの内部を進行する。また、ロッドインテグレータは、硝子部材と反射面とを組み合わせる構成としても良い。
ロッドインテグレータ116からの光は、コリメータレンズ117及び非球面ミラー119を経て微小ミラーアレイデバイス118へ入射する。微小ミラーアレイデバイス118により画像信号に応じて投写レンズ12の方向へ反射された光は、投写レンズ12によりスクリーン15へ投写される。
シンチレーション除去装置115の拡散部は、ロッドインテグレータ116の入射側近傍に配置される。シンチレーション除去装置115は、上記実施例1のシンチレーション除去装置14(図3参照)と同様に構成することができる。ロッドインテグレータ116の入射面には光源像が形成される。ロッドインテグレータ116にできるだけ近い位置にシンチレーション除去装置115を配置することにより、拡散部にて拡散された光をスクリーン15上で結像させることができる。
よって、画像の質を低下させずにシンチレーションを低減し、高品質な画像を表示することができる。なお、シンチレーション除去装置115は、ロッドインテグレータ116の出射側近傍に設けることとしても良い。光源像はロッドインテグレータ116の出射面にも形成されるため、ロッドインテグレータ116の出射側近傍にシンチレーション除去装置115を配置する場合も、拡散部で拡散された光をスクリーン15上で結像させることができる。
シンチレーション除去装置115は、均一化部であるロッドインテグレータ116の入射側近傍、出射側近傍の少なくとも一方に設けることができる。本実施例のリアプロジェクタ120において、ロッドインテグレータ116の入射側近傍、出射側近傍に代えて、投写レンズ12内やスクリーン15近傍にシンチレーション除去装置を設けることとしても良い。また、上記実施例1のリアプロジェクタ10において、均一化部を構成する第1インテグレータレンズ24(図2参照)の入射側にシンチレーション除去装置を設けることとしても良い。
図18は、本発明の実施例4に係るシンチレーション除去装置131の使用例を説明するものである。シンチレーション除去装置131は、上記実施例1のシンチレーション除去装置14(図3参照)と同様に構成することができる。フロント投写型のプロジェクタ130は、スクリーン132へ画像信号に応じて変調された光を投写する。プロジェクタ130は、上記の光学エンジン部11及び投写レンズ12(図1参照)を有する。スクリーン132は、画像信号に応じて変調された光が照射されることにより被照射面に画像を表示する。
シンチレーション除去装置131の拡散部は、像が形成されるスクリーン132の被照射面の近傍に設けられている。スクリーン132の被照射面にできるだけ近い位置にシンチレーション除去装置131を配置することにより、拡散部における拡散がスクリーン132での結像へ及ぼす影響を少なくすることができる。フロント投写型のプロジェクタ130と組み合わせてシンチレーション除去装置131を用いる場合も、画像の質を低下させずにシンチレーションを低減することを可能とし、高品質な画像を表示することができる。
本実施例ではシンチレーション除去装置131の拡散部で2回光を透過させることで、光の拡散度合いを大きくすることができる。このため、シンチレーション除去装置131は、拡散部の振動幅を2分の1にまで低減しても、拡散部へ光を1回透過させる場合と同じ程度に光を拡散させることが可能となる。これにより、さらに効率良くシンチレーションの除去を行うことが可能な構成とすることができる。
シンチレーション除去装置131をスクリーン132近傍に配置する構成のみならず、フロント投写型のプロジェクタ130において、均一化部の近傍や投写レンズ12内にシンチレーション除去装置を設ける構成としても良い。この場合も、上記実施例のリアプロジェクタの場合と同様に、効果的なシンチレーションの除去を行い、かつ高品質な画像を得ることができる。
プロジェクタは、上記各実施例のシンチレーション除去装置を適宜組み合わせて用いることとしても良い。プロジェクタは、空間光変調装置として、反射型液晶表示装置(LCOS)や、光の回折効果を利用して光の向きや色等を制御する投影デバイス(例えば、GLV(Grating Light Valve))を用いるものであっても良い。反射型液晶表示装置を用いる場合、上記のリアプロジェクタ120(図16参照)と同様の構成とすることができる。プロジェクタは、光源部としてレーザ、超高圧水銀ランプに代えて、発光ダイオード素子(LED)等を用いる構成としても良い。さらに、プロジェクタは、画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査させるレーザプロジェクタであっても良い。レーザプロジェクタとする場合、光学エンジン部11に代えて、画像信号に応じた変調されたレーザ光を供給するレーザ光源と、レーザ光源からの光を走査させる走査光学系とが用いられる。
以上のように、本発明に係るシンチレーション除去装置は、プロジェクタにおいて用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係るリアプロジェクタの概略構成を示す図。 光学エンジン部の概略構成を示す図。 シンチレーション除去装置の構成を説明する図。 駆動部の構成を説明する図。 積層型圧電素子の構成を説明する図。 第1の方向へ拡散部を変位させる駆動部を有する変形例を示す図。 第1の方向へ拡散部を変位させる駆動部の構成を示す図。 2つの駆動部を有する変形例を示す図。 振動拡大機構を変形させた変形例を示す図。 振動拡大機構を変形させた他の変形例を示す図。 支持部を変形させた変形例を示す図。 拡散板の構造を説明する図。 拡散材粒の変位について説明する図。 積層型圧電素子を制御するための構成を示す図。 本発明の実施例2の特徴的部分である投写レンズの構成を説明する図。 実施例2の変形例に係る投写レンズの構成を説明する図。 本発明の実施例3に係るリアプロジェクタの概略構成を示す図。 本発明の実施例4に係るシンチレーション除去装置の使用例を示す図。
符号の説明
10 リアプロジェクタ、11 光学エンジン部、12 投写レンズ、13 ミラー、14 シンチレーション除去装置、15 スクリーン、16 筐体、20R R光用光源部、20G G光用光源部、20B B光用光源部、21 発散レンズ、22 コリメータレンズ、24 第1インテグレータレンズ、25 第2インテグレータレンズ、26 偏光変換素子、27 重畳レンズ、28 フィールドレンズ、29R R光用空間光変調装置、29G G光用空間光変調装置、29B B光用空間光変調装置、30 クロスダイクロイックプリズム、30a 第1ダイクロイック膜、30b 第2ダイクロイック膜、23 拡散部、31 拡散板、32 支持部、33 外枠部、34 駆動部、36 拡散板枠、40 基板、41 第1積層型圧電素子、42 第1当接部、43 可動部、44 連結部、45 固定部、46 第2当接部、51 第2積層型圧電素子、52 第1当接部、53 可動部、54 連結部、55 固定部、56 第2当接部、61 圧電性物質層、62 電極、63 駆動部、64 駆動部、66 シンチレーション除去装置、65 基板、67 シンチレーション除去装置、70 駆動部、71 駆動部、74 可動部、75 連結部、78 基板、80 駆動部、81 第1基板、83 第1可動部、84 連結部、86 第2基板、87 連結部、88 第2可動部、90 シンチレーション除去装置、91 棒状部材、92 連結部、93 支持部、94 透明部材、95 拡散材粒、96 制御信号生成部、100 投写レンズ、101 像、102 レンズ鏡筒、103、104 レンズ、105 シンチレーション除去装置、106 出射側レンズ、107 反射型偏光板、108 λ/4位相板、109 シンチレーション除去装置、110 投写レンズ、111 反射部、112 超高圧水銀ランプ、113 集光レンズ、114 カラーホイール、115 シンチレーション除去装置、116 ロッドインテグレータ、117 コリメータレンズ、118 微小ミラーアレイデバイス、119 非球面ミラー、120 リアプロジェクタ、130 プロジェクタ、131 シンチレーション除去装置、132 スクリーン

Claims (12)

  1. 透過又は反射により光を拡散させる拡散部と、
    圧電性物質を有する圧電性物質層を積層させた積層型圧電素子を用いて振動を発生させる振動発生部と、
    前記振動発生部により発生させた振動を拡大させる振動拡大機構と、を有し、
    前記拡散部は、前記振動拡大機構を介して前記振動発生部からの振動が付与されるとともに光を透過又は反射させることで光の位相を変化させることを特徴とするシンチレーション除去装置。
  2. 振動可能に前記拡散部を支持する支持部を有することを特徴とする請求項1に記載のシンチレーション除去装置。
  3. 前記拡散部は、第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向とを含む面に沿って配置され、
    前記振動発生部は、前記第1の方向及び前記第2の方向の少なくとも一方へ前記拡散部を変位させることを特徴とする請求項1又は2に記載のシンチレーション除去装置。
  4. 前記振動発生部は、前記拡散部を前記第1の方向へ変位させる第1積層型圧電素子と、前記拡散部を前記第2の方向へ変位させる第2積層型圧電素子と、を有することを特徴とする請求項3に記載のシンチレーション除去装置。
  5. 前記振動拡大機構は、支点を中心として可動に形成された可動部を有し、
    前記可動部は、前記拡散部に当接させる当接部を備え、
    前記振動発生部は、前記可動部のうち、前記支点を基準として前記当接部より近い位置へ振動を付与することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のシンチレーション除去装置。
  6. 前記振動発生部が振動を付与する側とは反対側において前記積層型圧電素子を固定する固定部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のシンチレーション除去装置。
  7. 前記振動発生部は、前記振動発生部を制御する制御信号に応じて、前記拡散部への振動の付与による前記拡散部上の位置ごとの変位を調整することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のシンチレーション除去装置。
  8. 画像信号に応じた光が照射されることにより画像を表示する被照射面の近傍に設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のシンチレーション除去装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のシンチレーション除去装置を経た光を用いて画像を表示することを特徴とするプロジェクタ。
  10. 画像信号に応じて変調された光を入射させるスクリーンを有し、
    前記シンチレーション除去装置は、前記スクリーンの入射側近傍及び出射側近傍の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項9に記載のプロジェクタ。
  11. 画像信号に応じて変調された光を投写する投写レンズを有し、
    前記シンチレーション除去装置は、前記投写レンズ内の像平面、又は前記像平面の近傍に設けられることを特徴とする請求項9に記載のプロジェクタ。
  12. 光源部からの光束の強度分布を均一化する均一化部を有し、
    前記シンチレーション除去装置は、前記均一化部の入射側近傍及び出射側近傍の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項9に記載のプロジェクタ。
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