JP2007240497A - 事故点標定システムおよびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】標定対象としている電力設備等を保守する際、遮断器を遮断して電力系統から切り離し、端末装置の電源を切る。この場合、標定演算装置は端末装置からデータを受信できず、事故点標定演算ができない。
【解決手段】各端末装置2a〜2bは、複数の端末装置相互間で同期をとるための基準となる同期信号と同期を行う手段41と、電力系統の状態量を入力し所定周期でサンプリングして電力系統の状態変化を検出する手段44と、状態変化を標定演算装置60に送出する手段45を備え、標定演算装置60は、複数の端末装置から送出された電力系統の状態を取得する手段61と、取得した電力系統の状態を保存する手段62と、保存手段で保存したデータと複数の端末装置から取得した標定起動情報に基づいて、データを収集すべき端末装置を選択する手段64と、選択した端末装置からデータを収集する手段66を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力系統に発生した事故点を標定する事故点標定システムおよびその方法に関する。
電力系統は社会的にますますその重要度を増してきており、その保守運用には多大な労力を要している。例えば送電線に落雷とか、風や雪に起因する送電線導体同士の接触あるいは樹木や鳥類の接触などにより事故が発生した場合、この事故点を特定し、事故発生点の設備機器の状態を迅速に確認する必要がある。このために、事故時の電圧データ、電流データにより電気所の端子から事故発生個所までの距離を標定する事故点標定装置が適用され、運用保守のための労力軽減に貢献している。
ところで、近年になって、事故点標定装置として、ネットワーク通信技術を応用したシステムが開発されるようになってきた。このネットワーク通信技術を応用した事故点標定システムは、入力した電力系統の電圧、電流などの状態量を所定の周期でサンプリングしてディジタルデータに変換して保存し、必要に応じてデータ伝送機能を有した端末装置(データ伝送機能を有する保護継電装置などの装置を含む)および、端末装置が取得した状態量データを通信ネットワーク、あるいは伝送路を介して特定の一箇所で収集し、事故点標定演算を行う事故点標定演算装置によって構成されるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
また、ネットワーク通信技術を応用した事故点標定システムとして、次のようなシステムもある。すなわち、端末装置は保護制御装置から遮断器を開放させる遮断指令を受け取って、状態量データの保存や標定演算装置へのデータ通信の起動に使用しており、端末装置が電力系統に発生した事故を検出すると標定演算に必要なデータ保存を開始し、保護制御装置からの遮断指令を端末装置が受け取ると標定演算装置に通信ネットワークを介して標定処理の起動情報を送信する。この起動情報を受信した標定演算装置は、起動情報に含まれる絶対時刻データに基づき標定演算に必要なデータを端末装置に要求する。端末装置は要求の絶対時刻に基づく一定時間の保存データを標定演算装置に送信する。標定演算装置は端末装置から送信されてきた保存データに基づいて標定演算を行う。このように、端末装置と標定演算装置の間でデータの授受を行う事故点標定システムもある(例えば、特許文献2参照)。
更に、標定対象の送電線と接続されている全ての遮断器状態(入/切状態情報)により、最も精度の高いと考えられる方式を自動的に選択して演算を実施し、この運用状態は、特許文献1で示した端末装置に保存した遮断器状態によって行うシステムもある(例えば、非特許文献1参照)。
特開2001−145279号公報(第4頁、図5) 特開2003−230225号公報(第5頁、図1および図3) 平成13年7月15日 電気学会 電力・エネルギー部門大会委員会発行 「平成13年電気学会 電力・エネルギー部門大会論文集 ネットワーク型事故現象計測演算システムの開発」
上述した事故点標定システムにおいて、標定演算装置は、端末装置が保存した電力系統の状態量データを受信後に前記状態量データ中に保存されている遮断器情報を参照することにより、標定対象としている電力系統の状態を識別して、標定演算方式を選択している。
しかしながら、電力設備や端末装置等の保守を行う場合、安全面上その電力設備を電力系統から切り離す必要がある。標定対象としている電力設備等を保守する場合、該当する遮断器を遮断することによって電力系統から切り離し、端末装置の電源を切る場合がある。このとき標定演算装置は、当該端末装置のデータは標定演算に使用しないが、端末装置からデータを受信できず、標定演算ができない問題があった。
また、標定対象において例えば図7で示すような特定の運用によっては、系統事故発生時に端末装置が系統事故を検出できないことがある。このとき、標定演算装置は標定演算に使用しないが、当該端末装置が状態量データを保存できないことから、前記保存データを受信できず、標定演算ができないという問題があった。以下、図7を参照して端末装置が系統事故を検出できない理由を説明する。
図7中、30は電力系統、31a、31bは交流発電機、32a、32bは母線、33、33は送電線、34a,34bは計器用変圧器、35a,35a,35b,35bは計器用変流器、36a,36a,36b,36bは遮断器である。そして、1a,1a,1b,1bは保護制御装置、200a,200a,200b,200bは端末装置、50は通信ネットワーク、60は標定演算装置、Lは人工衛星である。
図7で示す平行2回線送電線で対向する電気所A、B間を連係するようにした電力系統30において、電気所Aの第1回線送電線33側遮断器36aと、電気所Bの第2回線送電線33側遮断器36bとを切り、電気所Aの第2回線送電線33側遮断器36aと電気所Bの第1回線送電線33側遮断器36bとを投入して運用しているとき、第1回線送電線33に系統事故F1が発生した場合、端末装置200a内に設けられている系統事故検出手段としての不足電圧要素や過電流要素では系統事故を検出することはできず、このため電力系統の状態量データを保存できない。
この図7の系統で運用する場合、端末装置200bに保存した状態量データを使用すれば、標定演算装置は、最適な標定演算を実施できるが、前述したように端末装置200aの状態量データが取得できないため、標定演算装置60で事故点標定演算ができない。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、端末装置の保存データを取得する前にデータを取得すべき端末装置を選択するようにして事故点を標定できるようにした事故点標定システムおよびその方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、電力系統の各端子に配置されてサンプリング同期された電気量情報を取得し保存する各端末装置と、前記各端末装置で取得された前記サンプリング同期された電気量情報を取得して事故点の標定演算を行い、この標定結果を表示する標定演算装置とからなる事故点標定システムにおいて、前記各端末装置は、複数の端末装置でそれぞれ取得された電気量情報の同期をとる時刻同期手段と、電力系統の状態量を入力し所定周期でサンプリングして電力系統の状態変化を検出する系統状態検出手段と、前記状態変化を前記標定演算装置に送出する手段を備え、前記標定演算装置は、前記複数の端末装置から送出された電力系統の状態を取得する手段と、前記取得した電力系統の状態量を保存する保存手段と、前記保存手段で保存したデータと前記複数の端末装置から取得した標定起動情報に基づいて、データを収集すべき端末装置を選択する手段と、前記選択した端末装置に対して標定演算に必要とするデータの絶対時刻を指定してデータ要求情報を行う要求情報送出手段と、前記端末装置から出力されたデータを保存するデータ保存手段と、前記データ保存手段により保存したデータを使用して事故点標定演算を行う評定演算手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載において、前記端末装置は、前記標定演算装置からのデータ取得要求に対して前記電力系統事故時の電気量に関するデータが保存されていないことを検出したとき、前記標定演算装置にデータ未保存情報を送出する手段を備え、前記標定演算装置は、前記のデータ未保存情報から系統状態を判別する手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、電力系統の各端子に配置された各端末装置で取得されサンプリング同期された電気量情報を標定演算装置に入力して、事故点の標定演算を行うようにした事故点標定方法において、前記各端末装置は、電力系統の状態量を所定周期でサンプリングして複数の端末装置相互間で同期をとり、かつ電力系統の状態変化を検出して標定演算装置に送出し、前記標定演算装置は、前記複数の端末装置から送出された電力系統の状態情報を保存し、この保存した情報と前記複数の端末装置から取得した標定起動情報とに基づいて、データを収集すべき端末装置を選択し、当該選択した端末装置からデータを収集し事故点標定演算を行うことを特徴とする。
本発明によれば、適切な端末装置にデータ要求を実施し、保守などにより端末装置が運用されていない場合にも標定演算が実施できる事故点標定システムを提供できる。また、本発明によれば、系統の運用によって遮断器が入の端末装置が系統事故発生時に系統事故を検出しない場合にも標定演算が実施できる事故点標定システムを提供できる。
以下、本発明の事故点標定システムに係る実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1ないし図3を参照して事故点標定システムの第1の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る事故点標定システムの全体構成図、図2は図1中の端末装置の代表例および標定演算装置の詳細構成を示すブロック図、図3は図1の任意遮断器の「切」運用時に内部事故が発生した場合の事故電流の流れる様子を示す図である。
(構成)
以下、図1を用いて本実施形態に係る事故点標定システムの構成について説明するが、各構成部品の符号の付け方について説明する。電気所AおよびBに関する構成部品にはそれぞれ添字aおよびbを付け、また、第1回線送電線、第2回線送電線に関する構成部品にはそれぞれ下付き添字1、2を付けるものとする。
図1において、破線枠30で囲んだ部分は、事故点標定の対象となる電力系統であって、電気所AおよびBと、これら電気所AおよびB端子間を連係する平行2回線の第1回線送電線33および第2回線送電線33から構成されている。
そして、電気所Aは発電機31aと、この発電機31aに接続される母線32aと、この母線32aに前記第1回線送電線33および第2回線送電線33の端子を接続する遮断器36a、36aとを備えている。
更に、電気所Aは母線32aに計器用変圧器(PT)34aを設置して母線電圧を抽出し、また母線32aと遮断器36a間に計器用変流器(CT)35aを、母線32aと遮断器36a間にそれぞれ計器用変流器(CT)35aを設置することによって電気所Aの第1回線送電線33および第2回線送電線33に流れる電流を抽出するようにしている。
第1回線送電線33側に設けられた保護制御装置1aは、PT34aおよびCT35aからそれぞれ抽出された電圧および電流、すなわち電力系統から取得した状態量を所定のリレー演算アルゴリズムに基づいて演算処理することにより保護対象である電力系統30の設備機器に事故が発生したか否かを判定し、保護対象設備に事故が発生したと判定した場合には、その演算結果と遮断器36aの入/切状態情報Baとを論理演算することによって得られた制御指令Caを遮断器36aと自電気所内に設けられている端末装置2aとに出力するように構成されている。
端末装置2aは、保護制御装置1aへ入力される前述の電力系統状態量のほか、遮断器36aの入/切状態情報Baと保護制御装置1aが出力する制御指令Ca、Caとを入力している。更に、端末装置2aは、通信ネットワーク50を介して、電気所A、Bとは別の場所、例えば制御所等に設けられた標定演算装置60に接続されてデータの送受信を行うようになっており、また、人工衛星Lからの信号をGPS受信機40aにより受信するように構成されている。電気所Aの第2回線送電線33側に設けられた保護制御装置1a、端末装置2aにおいても以上の説明の構成と同様に構成されている。
また、電気所Bにおいても、電気所Aと同様であるので対応する符号を付けることにより説明を省略する。
次に、図2を参照して、端末装置1aおよび標定演算装置60の詳細構成の一例と、通信ネットワーク50を介して両者間で行うデータの遣り取りについて説明する。
本実施形態のような事故点標定システムにおいては、各端末装置2a〜2bは、電力系統の状態量を取得する際にデータのサンプリングタイミングを同期させるか、または、各端末装置2a〜2bにおけるサンプリングタイミングのずれを補正してデータのサンプリングタイミングを一致させることが必要である。本実施形態の端末装置2aは、各端末装置でサンプリングしたデータにマイクロ秒オーダーの絶対時刻を付与するようにGPS(Global Positioning System)を用いている。
各端末装置2a〜2bは同一構成なので、以下の説明では、端末装置2aを代表して説明する。端末装置1aは、時刻同期手段41、アナログ/ディジタル変換手段(A/D変換手段)42、事故検出手段43、系統状態検出手段44、系統状態送出手段45、データ記録手段46、記録情報送出手段47、要求情報受信手段48、要求データ抽出手段49、データ送出手段410およびデータ記憶装置411を備えている。
一方、標定演算装置60は、系統状態受信手段61、系統状態保存手段62、記録情報受信手段63、データ要求先端末装置選択手段64、要求情報送出手段65、データ受信手段66、データ保存手段67、標定演算手段68、データ表示手段69を備えている。以下、各手段について順次説明する。
端末装置1aの時刻同期手段41は、原子時計を内蔵した人工衛星Lからの絶対時刻信号をGPS受信機40aにより受信することにより、各端末装置2a、2a、2b、2bの時刻同期をとる。この絶対時刻信号の1秒パルスをデータサンプリングの基準タイミングとしてサンプリング同期をとり、データ記録の際にデータに時刻情報を付加する。
ここでは、データのサンプリング同期をとる手段としてGPSを使用する例で説明するが、同期手法はこの方法に限定するものではなく、他の方法によっても実現可能である。
アナログ/ディジタル変換手段42は、PT34aおよびCT35aからそれぞれ取得した電力系統30の状態量を所定周期毎にサンプリングして、そのサンプリング状態量をディジタルデータに変換する。
端末装置1aの系統状態検出手段44は、遮断器36aから遮断器の入/切状態情報Baを入力し、状態変化を検出する。この系統状態検出手段44が前記状態変化を検出した場合には、時刻同期手段41から取得した絶対時刻データと、前記入/切状態情報Baとを組み合わせたデータを系統状態送出手段45から通信ネットワーク50を経由して、標定演算装置60へ送信する。
標定演算装置60においては、端末装置2aの系統状態送出手段45から送出された前記データを通信ネットワーク50経由で系統状態受信手段61により受信し、系統状態保存手段62で保存する。
端末装置1aの事故検出手段43は、アナログ/ディジタル変換手段42から受け取った電圧状態量に関するディジタルデータを、例えば、不足電圧検出等の事故検出プログラムに基づいて演算し、演算の結果系統事故の発生を検出したときは、その旨データ記録手段46に出力する。
事故検出手段43が系統事故を検出すると、データ記録手段46は、アナログ/ディジタル変換手段42からの所定期間分のディジタルデータを、時刻同期手段41で検出した絶対時刻データとともに、データ記憶装置411に保存する。データ記憶装置411は、この系統事故時の電力系統の状態量データと、これと対応する絶対時刻データとを、適当な回数分だけ保存することができるようになっている。
端末装置1aの記録情報送出手段47は、データ記録手段46が上記のデータ保存を行った場合、データ記録期間内に保護制御装置1aの制御指令Caを伴う場合は当該記録データの事故検出時の時刻データ、または制御指令Caの時刻データのうち少なくとも1つのデータを標定起動情報として通信ネットワーク経由で標定演算装置60へ送出する。この時点で送出されるデータは、端末装置2aが系統事故を検出したことと、系統事故の検出に対応する絶対時刻データのみの送信であり、記録保存したディジタルデータ自体の送信は行われない。
標定演算装置60では、端末装置2a〜2bの少なくとも1つの端末装置の記録情報送出手段47から送出された前記データを通信ネットワーク50経由で記録情報受信手段63により受信する。
標定演算装置60に設けられたデータ要求先端末装置選択手段64は、記録情報受信手段63により各端末装置から受信したデータをもとに送信元の端末装置を識別し、電力系統の構成に従って予め関連付けられた端末装置群(ここでは端末装置2a、2b、2c、2d)を選択し、更に前記受信データの絶対時刻と系統状態保存手段62にて保存された遮断器の入切状態情報における絶対時刻の前後関係から保護制御装置が制御指令Ca〜Cbを出力時に遮断器が「切」状態の送電線に接続されている端末装置を除いた残りの端末装置を選択する。
要求情報送出手段65は、データ要求先端末装置選択手段64で選択した1つ以上の端末装置に対し、標定演算に必要とするデータの絶対時刻を指定してデータ要求情報を通信ネットワーク50経由で端末装置2aに送出する。
各端末装置では要求情報送出手段65からのデータ要求情報を受信する。これを端末装置2aで代表して説明する。
端末装置2aでは、要求情報受信手段48が、標定演算装置60からの前記データ要求情報を受信し、その内容を解読して要求データ抽出手段49へ引き渡す。これを受け取った要求データ抽出手段49は、標定演算装置60が前記データ要求情報で指定した絶対時刻に見合う範囲の状態量のディジタルデータを、データ記憶装置411に保存されたデータの中から抽出して事故点標定演算に必要なデータとして抽出し、データ送出手段410に渡す。データ送出手段410は、この事故点標定演算に必要なデータを通信ネットワーク50経由で標定演算装置60へ送出する。
再び標定演算装置60において、データ受信手段66は、データ要求した各端末装置2aなどから標定演算に必要なデータを通信ネットワーク50経由で受信する。受信した当該事故点標定演算に必要なデータは、データ保存手段67に保存される。
標定演算手段68は、データ保存手段67により保存したデータを使用して事故点標定演算を実行し、この結果をデータ表示手段69により表示して運用者に事故点標定演算結果を提供する。なお、事故点標定演算結果はデータ表示手段69に出力するだけではなく、表示と併せてプリンタで印刷して運用者に提供するようにしてもよい。
(作用)
次に、本実施形態の作用について、図1、図2および図3を参照して説明する。
図3は、図1に示した電力系統30において、第1回線送電線33の遮断器36aを切った後、端末装置2aの電源を切った状態で、第1回線送電線33に内部事故F1が発生した場合の事故電流を示す図である。なお、図3は、図1と同一部分に同一符号を付することにより、詳細な説明を省略する。
内部事故F1が発生する前に遮断器36aが「入」から「切」になり系統状態が切り替わると、端末装置2aは図2の系統状態検出手段44が系統条件の状態変化を検出し、時刻同期手段41から得られた絶対時刻と遮断器の状態とを系統状態送出手段45から標定演算装置60の系統受信手段61に送信する。標定演算装置60では、前記系統受信手段61で受信した系統状態を系統保存手段62に保存する。この後、端末装置2aの電源を切る。
送電線33に内部事故F1が発生すると、他の端末装置2a、2bおよび2bでは各々で、図2の事故検出手段43が系統事故を検出してデータ記録手段46により時刻同期手段41から得られた絶対時刻とともにアナログ/ディジタル変換手段42から得られた系統の状態量データをデータ記憶装置411に保存する。
また、保護制御装置1aは制御指令Cbを出力し、端末装置2aではデータ記録手段46にて前記制御指令Cbを検出する。この結果、記録情報送出手段47はデータ記録手段46の保存データに対応する絶対時刻データを標定演算装置60の記録情報受信手段63に向けて通信する。
端末装置2aから絶対時刻データを受信した標定演算装置60は、データ要求先端末装置選択手段64により系統状態保存手段62にて保存された内部事故F1の前に遮断器状態が「切」である端末装置2aを除いた端末装置2a、2bおよび2bを選択し、要求情報送出手段65からこれらの端末装置2a、2bおよび2bに対して事故点標定演算に必要とするデータの絶対時刻を指定してデータ要求情報を送信することにより標定演算に必要なデータを端末装置2a、2bおよび2bから収集し、標定演算装置は事故点標定演算を実施する。
従って、標定演算装置60は、系統保存手段62に保存された遮断器の状態からデータ要求先端末装置選択手段64で適切な端末装置からデータ要求するようにし、事故点標定演算を実施する。
(効果)
以上の説明したように、本発明によれば、適切な端末装置にデータ要求を実施し、保守などにより端末装置が運用されていない場合にも標定演算が実施できる事故点標定システムを提供できる。
(第2の実施形態)
(構成)
次に図4ないし図6を参照して第2の実施形態に係る事故点標定システムについて説明する。図4は端末装置および標定演算装置の構成を詳細に示すブロック図であり、図5は端末装置の要求データ抽出手段49機能を示すフロー図であり、また、図6は図1の電力系統30において、遮断器36a、36bが切れているときに第1回線送電線33で内部事故F1が発生したときの事故電流を示す図である。
本実施形態に係る事故点標定システムの全体構成は図1と同様であるため説明を省略する。本実施形態は、第1の実施形態に対して、標定演算装置60の構成が一部変更されている点と、端末装置2a〜2bの要求データ抽出手段49のデータ抽出方法において異なり、他は第1の実施形態と同一である。本実施形態において、第1の実施形態と同一部分については同一符号を付し、重複説明は省略する。
図4および図5において、標定演算装置60の要求情報送出手段65は、端末装置2a〜2bに対して指定した絶対時刻を基準にしてその前後一定期間のデータを要求する。すると、端末装置2a〜2bの要求データ抽出手段49はデータ記憶装置411を検索し、前記要求データに対する該当期間のデータが存在する場合はデータ送出手段410に通知し、前記要求データに対する該当期間のデータが存在しない場合は、該当データが未保存であることをデータ送出手段410に通知する。いずれの場合もデータ送出手段410は検索結果を通信ネットワーク50経由で標定演算装置60のデータ受信手段66へ送信する。
図5のフローチャートは、要求データ抽出手段49の機能を時系列的に説明している。すなわち、要求データ抽出手段49は、ステップS491において、要求情報送出手段65から要求情報があるか否かを判断し、要求情報がない場合(N)は、要求データ抽出機能を終了するが、要求情報がある場合(Y)は、データ記憶装置411を検索する(ステップS492)。
データ記憶装置411を検索した結果、要求されているデータがある場合(Y)、当該データをデータ送出手段410に渡す(ステップS494)。また、ステップS493において、検索の結果要求データがない場合(N)、要求されたデータが未保存であることをデータ送出手段410に渡す(ステップS495)。
前記データ送出手段410から送信されたデータを受信した標定演算装置60のデータ受信手段66は、要求データが存在しないことをデータ保存手段67にて記憶する。標定判断手段610では、前記データ保存手段67のデータに前記要求データなしの情報が記憶されていた場合、当該遮断器の状態が「切」と同様にみなし、これ以外のデータ保存手段67にて保存されたデータを使用して標定演算手段68にて事故点標定演算を行う。
(作用)
次に、本実施形態の作用について、図4および図6を参照して説明する。
図6は、図1の電力系統30において、遮断器36a,36cが切れているときに送電線33aで内部事故F1が発生した場合の事故電流を示す図である。なお、図6は、図1と同一部分に同一符号を付することにより、詳細な説明を省略する。
内部事故F1が発生する前に遮断器36aおよび36bが「入」から「切」に状態変化すると、端末装置1a、1bでは、図4の系統状態検出手段44によって系統条件の状態変化を検出し、時刻同期手段41から得られた絶対時刻と遮断器36a、36bの状態とを系統状態送出手段45から標定演算装置60の系統受信手段61に送信する。標定演算装置では系統受信手段61にて受信した系統状態を系統保存手段62に保存する。
この状態で送電線33に内部事故F1が発生すると、端末装置2bでは、図4の事故検出手段43が系統事故を検出してデータ記録手段46により時刻同期手段41から得られた絶対時刻とともにアナログ/ディジタル変換手段42から得られた系統の状態量データをデータ記憶装置411に保存するが、端末装置2a〜2bは、事故検出手段43が系統事故を検出しない。また、端末装置2bは、データ記録手段46にて保護制御装置1aからの制御指令Caを検出し、記録情報送出手段47から標定演算装置60の記録情報受信手段63へ、保存データに対応する絶対時刻データを通信する。
標定演算装置60は、データ要求先端末装置選択手段64により系統状態保存手段62にて保存された内部事故F1の前に遮断器状態が「切」である端末装置2a、2bを除いた端末装置2a、2bを選択し、要求情報送出手段65からこれらの端末装置2a、2bに対して事故点標定演算に必要とするデータの絶対時刻を指定してデータ要求情報を送信する。
端末装置2bでは、要求情報受信手段48でこれを受信し、要求データ抽出手段49により検索して必要なデータをデータ記憶装置411から抽出し、データ送出手段410から標定演算装置60のデータ受信手段66へ通信する。
一方、端末装置2aでは、要求データ抽出手段49にてデータ記憶装置411を検索し、要求に対する当該データがないため、標定演算装置60のデータ受信手段66へ保存データがないことを通信する。
標定演算装置60は、各端末装置2a、2bから受信したデータをデータ保存手段67で保存する。
標定判断手段610は、データ保存手段67が保存したデータに基づき、端末装置2aからのデータは保存されていないことを判別して、端末装置2bから受信したデータだけで標定演算手段68を起動して事故点標定演算を実施する。
このように、標定演算装置60の要求情報送出手段65からの要求に対して端末装置が系統事故を未検出の場合、必要なデータを使用して事故点標定演算を行う。
(効果)
以上述べたように、本実施形態によれば、系統の運用によって遮断器が「入」になっている端子の端末装置が系統事故発生時に系統事故を検出しない場合にも事故点標定演算が実施できる事故点標定システムを提供できる。
(変形例)
以上述べた第1および第2の実施形態では、端末装置2a〜2bを設置した電気所A、Bとは異なる場所の制御所等に標定演算装置60を設置し、標定演算装置60と各端末装置2a〜2b間を通信ネットワーク50で接続するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、標定演算装置60を端末装置2と共に任意の電気所に設置してもよい。例えば、電気所Aに設置する場合であれば、標定演算装置60と端末装置2a、2aとを通信ネットワーク50に替わって信号ケーブルで接続し、標定演算装置60と電気所Bの端末装置2b1、2b2とを通信ネットワーク50を介して接続する構成となる。
本発明の第1の実施形態に係わる事故点標定システムの全体構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係わる端末装置および標定演算装置の構成を詳細に示すブロック図。 図1において任意遮断器の切時に内部事故が発生した場合の事故電流を示す図。 本発明の第2の実施形態に係わる端末装置および標定演算装置の構成を詳細に示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係わる端末装置の要求データ抽出手段を示すフロー図。 図1において任意遮断器の切時に内部事故が発生した場合の事故電流を示す図。 従来の事故点標定システムの端末装置が系統事故を検出できない理由を説明する図。
符号の説明
1a,1a,1b,1b…保護制御装置、2a,2a,2b,2b…端末装置、L…人工衛星、30…電力系統、31a、31b…交流発電機、32a、32b…母線、331、332…送電線、34a,34b…計器用変圧器、35a,35a,35b,35b…計器用変流器、36a1,36a,36b,36b…遮断器、40a1,40a,40b,40b…GPS受信機、41…時刻同期手段、42…アナログ/ディジタル変換手段、43…事故検出手段、44…系統状態検出手段、45…系統状態送出手段、46…データ記録手段、47…記録情報送出手段、48…要求情報受信手段、49…要求データ抽出手段、410…データ送出手段、411…データ記憶装置、50…通信ネットワーク、60…標定演算装置、61…系統状態受信手段、62…系統状態保存手段、63…記録情報受信手段、64…データ要求先端末装置選択手段、65…要求情報送出手段、66…データ受信手段、67…データ保存手段、68…標定演算手段、69…データ表示手段、610…標定判定手段。

Claims (5)

  1. 電力系統の各端子に配置されてサンプリング同期された電気量情報を取得し保存する各端末装置と、前記各端末装置で取得された前記サンプリング同期された電気量情報を取得して事故点の標定演算を行い、この標定結果を表示する標定演算装置とからなる事故点標定システムにおいて、
    前記各端末装置は、複数の端末装置でそれぞれ取得された電気量情報の同期をとる時刻同期手段と、電力系統の状態量を入力し所定周期でサンプリングして電力系統の状態変化を検出する系統状態検出手段と、前記状態変化を前記標定演算装置に送出する手段を備え、
    前記標定演算装置は、前記複数の端末装置から送出された電力系統の状態を取得する手段と、前記取得した電力系統の状態量を保存する保存手段と、前記保存手段で保存したデータと前記複数の端末装置から取得した標定起動情報に基づいて、データを収集すべき端末装置を選択する手段と、前記選択した端末装置に対して標定演算に必要とするデータの絶対時刻を指定してデータ要求情報を行う要求情報送出手段と、前記端末装置から出力されたデータを保存するデータ保存手段と、前記データ保存手段により保存したデータを使用して事故点標定演算を行う評定演算手段とを備えたことを特徴とする事故点標定システム。
  2. 前記端末装置は、前記標定演算装置からのデータ取得要求に対して前記電力系統事故時の電気量に関するデータが保存されていないことを検出したとき、前記標定演算装置にデータ未保存情報を送出する手段を備え、
    前記標定演算装置は、前記のデータ未保存情報から系統状態を判別する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の事故点標定システム。
  3. 前記複数の端末装置は、通信ネットワークを介して前記標定演算装置との間で信号の入出力を行うことを特徴とする請求項1または2記載の事故点標定システム。
  4. 前記標定演算装置を、前記通信ネットワークを介さずに前記複数の端末装置のいずれか1つと接続して信号の入出力を行うことを特徴とする請求項1または2記載の事故点標定システム。
  5. 電力系統の各端子に配置された各端末装置で取得されサンプリング同期された電気量情報を標定演算装置に入力して、事故点の標定演算を行うようにした事故点標定方法において、
    前記各端末装置は、電力系統の状態量を所定周期でサンプリングして複数の端末装置相互間で同期をとり、かつ電力系統の状態変化を検出して標定演算装置に送出し、
    前記標定演算装置は、前記複数の端末装置から送出された電力系統の状態情報を保存し、この保存した情報と前記複数の端末装置から取得した標定起動情報とに基づいて、データを収集すべき端末装置を選択し、当該選択した端末装置からデータを収集し事故点標定演算を行うことを特徴とする事故点標定方法。
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