JP2007236403A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機といった、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming machine or a slot machine that allows a player to play a predetermined game.
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機として、所定の識別情報(表示図柄ともいう)を変動可能に表示する可変表示を行い、その表示結果が予め定められた特定表示結果となった場合に遊技者にとって有利な遊技状態(例えば大当り遊技状態などの特定遊技状態や、ビッグボーナスあるいはレギュラーボーナスなどの特別遊技状態など)に制御可能となるように構成されたものがある。 As a gaming machine such as a pachinko machine or a slot machine, a game is performed when predetermined display information (also referred to as a display pattern) is variably displayed and the display result is a predetermined specific display result. Some are configured to be controllable to a game state advantageous to the player (for example, a specific game state such as a big hit game state, a special game state such as a big bonus or a regular bonus).
このような遊技機には、遊技の進行状況に応じて、液晶表示装置(LCD;Liquid Crystal Display)等の表示装置上に所定のキャラクタを登場させたり、そのキャラクタを変化させたり、実写画像などの多色画像を表示させたり、スピーカから音声を出力させたり、ランプ・LED等の発光体を明滅させたりすることによって、各種の遊技演出が行われるものもある。 In such a gaming machine, a predetermined character appears on a display device such as a liquid crystal display (LCD) according to the progress of the game, the character is changed, a live-action image, etc. In some cases, various game effects are performed by displaying a multicolor image of the above, outputting sound from a speaker, or blinking a light emitter such as a lamp or LED.
こうした遊技機において、表示演出に用いられる各種の画像データが格納される記憶装置(例えばCGROMなど)から、予め定められている所定画像を生成するための画像データを事前に読み出して画像メモリの所定領域に記憶させておき、この画像データをフレームデータとして利用可能にすることで表示演出のための制御負担を軽減することが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載の技術では、記憶装置に格納されている画像データを読み出して画像メモリの所定領域に記憶させる場合に、記憶装置における読出位置となる読出アドレスと、画像メモリにおける書込位置となる書込アドレスを指定する必要がある。また、画像メモリの所定領域に記憶されている画像データをフレームデータとして用いる場合には、画像メモリにおける読出位置となる読出アドレスを指定して読み出した画像データを、書込アドレスで示されるフレームバッファの書込位置に書き込む必要がある。このように従来では、記憶装置から読み出した画像データをフレームデータとして利用するためには、記憶装置や画像メモリ、フレームバッファなどにおける読出位置や書込位置となるアドレスを全て指定しなければならなかった。そのため、画像データのアドレス管理が複雑になるという問題があった。
In the technique described in
これに対して、記憶装置における読出位置となる読出アドレスと、フレームバッファにおける書込位置となる書込アドレスのみを指定し、画像メモリにおけるアドレスは、画像メモリの使用状況に応じて自動的に設定できるようにすることも考えられる。しかしながら、画像メモリにおけるアドレス設定を全て自動化した場合には、画像メモリにおける画像データの記憶位置が様々に変化することになる。そのため、画像メモリに一旦記憶された画像データの再利用が困難になり、表示演出に必要となる画像データは毎回記憶装置から読み出して画像メモリに書き込まなければならなくなる。そうすると、使用頻度が高い画像データを頻繁に記憶装置から読み出すことになり、表示演出における制御負担が増大するという問題が生じる。 On the other hand, only the read address that becomes the read position in the storage device and the write address that becomes the write position in the frame buffer are specified, and the address in the image memory is automatically set according to the use state of the image memory. It is possible to make it possible. However, when all address settings in the image memory are automated, the storage position of the image data in the image memory changes variously. For this reason, it becomes difficult to reuse the image data once stored in the image memory, and the image data necessary for the display effect must be read from the storage device and written to the image memory every time. As a result, frequently used image data is frequently read out from the storage device, resulting in a problem that the control burden on display effects increases.
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、画像データのアドレス管理を容易にするとともに、表示演出における制御負担の増大を防止できる遊技機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a gaming machine that facilitates address management of image data and can prevent an increase in control burden in display effects.
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の遊技機は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機(例えばパチンコ遊技機1、あるいはスロットマシン500など)であって、複数種類の演出画像(例えば飾り図柄を示す画像やキャラクタCH1〜CH4を示す画像、背景画像など)を含む各種画像の表示を行う画像表示手段(例えば画像表示装置5、510など)と、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100、610など)と、前記画像表示手段の表示動作を制御する表示制御手段(例えば演出制御用マイクロコンピュータ120、630、及び表示制御部121、631など)とを備え、前記表示制御手段は、前記遊技制御手段からの表示情報に基づき前記画像表示手段の表示内容を決定する表示内容決定手段(例えば演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるCPU131、ROM132、RAM133など)と、前記表示内容決定手段の決定結果に基づき前記画像表示手段における画像表示を制御する画像表示制御手段(例えば表示制御部121、631など)とを含み、前記画像表示制御手段は、演出画像に対応した画像要素データを含む複数種類の画像要素データを記憶する画像要素データ記憶手段(例えばCGROM142など)と、前記画像要素データ記憶手段から読み出された画像要素データを一時記憶する一時記憶手段(例えば画像要素一時記憶メモリ155など)と、前記画像表示手段における画像の表示用データを記憶する表示用データ記憶手段(例えばフレームバッファメモリ156など)と、画像要素データに基づいて表示用データを作成するための処理を実行するデータ処理手段(例えば転送制御回路152や描画回路154など)と、前記表示用データ記憶手段から読み出した表示用データを前記画像表示手段に出力する表示用データ出力手段(例えば表示回路157など)とを含み、前記表示内容決定手段は、前記表示制御手段の起動に対応して、前記画像表示制御手段における各種設定動作の制御を行う起動時設定制御手段(例えばCPU131がステップS52の記憶領域設定指令処理やステップS53の事前転送指令処理を実行する部分など)と、画像要素データの読出位置(例えばCGROM142や画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの読出アドレスや、画像要素データが示す演出画像に付された識別情報など)及び書込位置(例えばフレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスや、画像表示装置5の画面上における画像要素の表示座標など)を前記画像表示制御手段に通知して、前記画像表示手段における表示画像の更新を指令する表示画像更新指令手段(例えばCPU131がステップS275にて表示更新指令処理を実行する部分など)を含み、前記データ処理手段は、前記表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの読出位置が前記一時記憶手段に含まれる場合に、前記一時記憶手段における読出位置から画像要素データを読み出して前記表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させる第1画像要素データ処理手段(例えば描画回路154がステップS503の固定アドレス指定表示処理を実行する部分など)と、前記表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの読出位置が前記画像要素データ記憶手段に含まれる場合に、前記画像要素データ記憶手段における読出位置から画像要素データを読み出して前記一時記憶手段における所定領域(例えば自動転送エリア155Bなど)に転送した後、当該所定領域から画像要素データを読み出して前記表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させる第2画像要素データ処理手段(例えば転送制御回路152がステップS407の自動転送制御処理を実行する部分、及び描画回路154がステップS505の自動転送表示処理を実行する部分など)とを含み、前記起動時設定制御手段は、前記一時記憶手段における記憶領域を、前記所定領域を含む複数の領域(例えば固定アドレスエリア155A及び自動転送エリア155Bなど)に設定させる起動時領域設定制御手段(例えばCPU131がステップS52の記憶領域設定指令処理を実行する部分など)と、前記起動時領域設定制御手段による設定に続いて、前記画像要素データ記憶手段に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データ(例えば事前転送設定テーブル211Aに登録された画像要素データなど)を、前記一時記憶手段における前記所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる起動時転送設定制御手段(例えばCPU131がステップS53にて事前転送指令処理を実行する部分など)とを含む。ここで、所要の画像要素データは、画像要素データ記憶手段に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、予め定められた一部の画像要素データ(例えば複数種類の予告演出のうちで大当り信頼度が最も高い予告演出で用いられるキャラクタ画像を示す画像要素データや、複数種類のリーチ演出のうちで大当り信頼度が最も高いリーチ演出における演出画像を示す画像要素データなど、あるいは、遊技機における現在の演出状態では表示されることがない演出画像を示す画像要素データなどといった、一時記憶手段における所定領域以外の記憶領域に転送する対象とはされない画像要素データの全部または一部)であればよい。なお、一時記憶手段は、画像要素データ記憶手段に比べて記憶データの読出速度が速いものであればよい。
In order to solve the above problems, a gaming machine according to
請求項2に記載の遊技機において、前記表示内容決定手段は、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件(例えばデモ画面が表示されたことや、特図ゲームの実行回数が所定回数に達したこと、表示結果が大当りとなったことなど)が成立することにより、前記画像要素データ記憶手段に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データ(例えば事前転送設定テーブル211A、211Bのいずれかに登録されている画像要素データなど)を、前記一時記憶手段における前記所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる条件成立時転送設定制御手段(例えばCPU131がステップS206、S280にて事前転送指令処理を実行する部分など)を含む。
3. The gaming machine according to
請求項3に記載の遊技機において、前記画像表示制御手段は、前記画像要素データ記憶手段から前記一時記憶手段へのデータ転送が完了したことを示す転送完了データ(例えば転送完了フラグを示すデータなど)を、前記一時記憶手段に一時記憶された画像要素データを特定可能とする記憶管理テーブル(例えばインデックステーブル251など)に設定する転送完了データ設定手段(例えば転送制御回路152がステップS446、S466の処理を実行する部分など)を含み、前記データ処理手段は、前記記憶管理テーブルに転送完了データが設定されているか否かに対応して、前記一時記憶手段から読み出した画像要素データを前記表示用データ記憶手段に書き込むことによる表示用データの作成を実行するか否かの決定を行う作成決定手段(例えば描画回路154がステップS522、S542の処理を実行する部分など)を含む。
4. The gaming machine according to
請求項4に記載の遊技機において、前記表示内容決定手段は、該遊技機における演出状態が複数種類の演出状態のいずれであるかを判定する演出状態判定手段(例えばRAM133の演出制御フラグ設定部に設けられた演出モードフラグ、及びCPU131がステップS208〜S210、S311の処理を実行する部分など)と、前記演出状態判定手段により判定された演出状態に対応して、前記画像要素データ記憶手段に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、該演出状態での該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データを特定する画像要素データ特定手段(例えばCPU131がステップS311の処理を実行する部分など)と、前記画像要素データ特定手段により特定された画像要素データを、前記画像要素データ記憶手段から前記一時記憶手段における前記所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる演出状態判定時転送設定制御手段(例えばCPU131がステップS211にて事前転送指令処理を実行する部分など)とを含む。
5. The gaming machine according to
請求項5に記載の遊技機においては、前記画像表示手段の前面または背面に配置される遊技用部品(例えば特別図柄表示装置4や可変表示装置501、装飾部材31、32、33など)を備え、前記画像表示手段は、各種画像の表示が行われる表示領域(例えば表示領域5A、510Aなど)と、遊技用部品の配置位置に対応して各種画像の表示が制限される非表示領域(例えば非表示領域5B、510Bなど)とを含み、前記表示制御手段は、表示対象の画像要素が前記非表示領域に配置されるか否かを判定する配置判定手段(例えば描画回路154がステップS524、S544の処理を実行する部分や、CPU131がステップS601の処理を実行する部分など)と、前記配置判定手段により前記非表示領域に配置されると判定した画像要素を示す画像要素データについて、前記表示用データ記憶手段に対する書き込みを制限する表示用データ書込制限手段(例えばステップS524、S544におけるYesの判定に対応してステップS525、S545の処理がスキップされる部分や、ステップS601におけるYesの判定に対応してステップS602の処理が実行されない部分など)とを含む。
The gaming machine according to
請求項6に記載の遊技機において、前記配置判定手段は、前記表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの書込位置が前記非表示領域に対応した書込位置であるか否かを判定する書込位置判定手段(例えば描画回路154がステップS524、S544の処理を実行する部分など)を含み、前記表示用データ書込制限手段は、前記書込位置判定手段により前記非表示領域に対応すると判定された書込位置に前記第1及び第2画像要素データ処理手段によって画像要素データが書き込まれることを制限する(例えば描画回路154がステップS524、S544におけるYesの判定に対応してステップS525、S545の処理をスキップする部分など)。
7. The gaming machine according to
請求項7に記載の遊技機において、前記表示用データ書込制限手段は、前記配置判定手段により前記非表示領域に配置されると判定した画像要素を示す画像要素データについて、前記表示画像更新指令手段によって前記表示用データ記憶手段への書き込みが指令されることを制限する(例えばCPU131がステップS601におけるYesの判定に対応してステップS602の処理を実行しない部分など)。
8. The gaming machine according to
本発明は、以下に示す効果を有する。 The present invention has the following effects.
請求項1に記載の遊技機によれば、複数種類の画像要素データのうちで該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データについては、起動時転送設定制御手段により、表示制御手段の起動に対応して一時記憶手段における所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる。そして、表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの読出位置が一時記憶手段に含まれる場合には、第1画像要素データ処理手段が一時記憶手段における読出位置から画像要素データを読み出して表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させる。これに対して、表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの読出位置が画像要素データ記憶手段に含まれる場合には、第2画像要素データ処理手段が画像要素データ記憶手段における読出位置から読み出して一時記憶手段における所定領域に転送した後、当該所定領域から画像要素データを読み出して表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させる。
これにより、一時記憶手段における所定領域に転送される画像要素データについては、画像要素データ記憶手段における読出位置と、表示用データ記憶手段における書込位置とを指定すれば、一時記憶手段の記憶位置を指定しなくても表示用データの作成に利用することができ、アドレス管理が容易になり、プログラム設計の負担を軽減することができる。その一方で、対応する演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い設定された画像要素データについては、一時記憶手段における読出位置を指定することで一時記憶手段に既に記憶されているデータを容易に再利用することができ、画像要素データ記憶手段から毎回読み出す必要がなくなるので、表示演出における制御負担を軽減することができる。
According to the gaming machine according to
Thus, for the image element data transferred to the predetermined area in the temporary storage means, if the read position in the image element data storage means and the write position in the display data storage means are designated, the storage position of the temporary storage means It can be used to create display data without specifying the address, address management becomes easy, and the burden of program design can be reduced. On the other hand, for image element data that is set to be higher than the execution frequency of the effect by the effect image corresponding to the required image element data, the reading position in the temporary storage means is designated. By doing so, the data already stored in the temporary storage means can be easily reused, and it is not necessary to read out from the image element data storage means every time, so that the control burden in the display effect can be reduced.
請求項2に記載の遊技機においては、予め定められた転送条件が成立することにより、条件成立時転送設定制御手段が画像要素データ記憶手段に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データを、一時記憶手段における所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる。
これにより、対応する演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データについて、一時記憶手段の記憶内容にノイズなどによる誤りが発生した場合でも、その記憶内容を自動的に復元させることができる。
In the gaming machine according to
As a result, an error due to noise or the like occurs in the storage contents of the temporary storage means for image element data whose execution frequency by the corresponding effect image is higher than the execution frequency by the effect image corresponding to the required image element data. Even in such a case, the stored contents can be automatically restored.
請求項3に記載の遊技機においては、記憶管理テーブルに転送完了データが設定されているか否かに対応して、作成決定手段が一時記憶手段から読み出した画像要素データを表示用データ記憶手段に書き込むことによる表示用データの作成を実行するか否かの決定を行う。
これにより、画像要素データ記憶手段から一時記憶手段に転送される画像要素データと、一時記憶手段から読み出して表示用データの作成に利用する画像要素データとを整合させることが可能になり、適切な画像要素データを用いた表示演出を行うことができる。
In the gaming machine according to
This makes it possible to match the image element data transferred from the image element data storage means to the temporary storage means and the image element data read from the temporary storage means and used to create display data. A display effect using image element data can be performed.
請求項4に記載の遊技機においては、画像要素データ特定手段が、複数種類の画像要素データのうちで演出状態判定手段により判定された演出状態での該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データを特定し、演出状態判定時転送設定制御手段が、画像要素データ特定手段により特定された画像要素データを画像要素データ記憶手段から一時記憶手段における所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる。
これにより、演出状態に対応して画像要素データ記憶手段から一時記憶手段における所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる画像要素データが変更可能となり、一時記憶手段を有効に利用して表示演出における制御負担をさらに軽減することができる。
5. The gaming machine according to
Thereby, the image element data to be transferred and stored from the image element data storage means to the storage area other than the predetermined area in the temporary storage means can be changed corresponding to the effect state, and the display effect can be effectively used by the temporary storage means. Can further reduce the control burden.
請求項5に記載の遊技機においては、配置判定手段によって非表示領域に配置されると判定した画像要素を示す画像要素データについて、表示用データ書込制限手段が表示用データ記憶手段に対する書き込みを制限する。
これにより、非表示領域に配置される画像要素データが表示用データ記憶手段に書き込まれる場合に比べて、表示演出における制御負担を軽減することができる。また、遊技機を設計する段階で非表示領域に画像を表示させないための配慮を行う必要がなくなり、遊技機の設計負担を軽減することができる。
In the gaming machine according to
Thereby, compared with the case where the image element data arrange | positioned at a non-display area | region is written in the display data storage means, the control burden in a display effect can be reduced. In addition, it is not necessary to give consideration to prevent an image from being displayed in the non-display area at the stage of designing the gaming machine, and the design burden on the gaming machine can be reduced.
請求項6に記載の遊技機においては、書込位置判定が、表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの書込位置が非表示領域に対応した書込位置であるか否かを判定する。そして、非表示領域に対応すると判定された書込位置に第1及び第2画像要素データ処理手段によって画像要素データが書き込まれることを、表示用データ書込制限手段により制限する。
これにより、表示内容決定手段の側では、非表示領域であるか否かを判断する必要がないことから、非表示領域が存在しない場合と同様の構成によって表示演出における制御負担を軽減することができる。
In the gaming machine according to
As a result, the display content determining means does not need to determine whether or not it is a non-display area, so that the control burden on the display effect can be reduced with the same configuration as when there is no non-display area. it can.
請求項7に記載の遊技機においては、配置判定手段により非表示領域に配置されると判定した画像要素を示す画像要素データについて、表示画像更新指令手段によって表示用データ記憶手段への書き込みが指令されることを、表示用データ書込制限手段により制限する。
これにより、画像表示制御手段の側では、非表示領域であるか否かを判断する必要がないことから、非表示領域が存在しない場合と同様の構成によって表示演出における制御負担を軽減することができる。
In the gaming machine according to
Thereby, since it is not necessary to determine whether or not the image display control means is a non-display area, it is possible to reduce the control burden in the display effect with the same configuration as when there is no non-display area. it can.
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機1の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。この遊技領域の中央位置上方には、識別可能な識別情報としての特別図柄を変動可能に表示(可変表示)する特別図柄表示装置4が設けられている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a
特別図柄表示装置4の下方には、始動入賞口を形成する普通可変入賞球装置6が配置されている。普通可変入賞球装置6の下方には、大入賞口を形成する特別可変入賞球装置7や、普通図柄表示装置20が設けられている。普通図柄表示装置20は、発光ダイオード(LED)等を備えて構成され、遊技領域に設けられた通過ゲート41を通過した遊技球がゲートスイッチ21(図3)によって検出されたことを実行条件とする普通図ゲームにおいて、点灯、点滅、発色などが制御される。この普通図ゲームにおいて所定の当りパターンで表示が行われると、普通図ゲームにおける表示結果が「当り」となり(普通当り)、普通可変入賞球装置6を構成する電動チューリップの可動翼片を所定時間が経過するまで傾動制御する。
Below the special
特別図柄表示装置4は、例えば7セグメントやドットマトリクスのLED等から構成されている。特別図柄表示装置4は、普通可変入賞球装置6が形成する始動入賞口への遊技球の入賞により始動条件が成立したことに基づいて行われる可変表示ゲームとしての特図ゲームにおいて、例えば「0」〜「9」を示す数字等から構成される特別図柄を可変表示する。各特別図柄には、例えば各図柄が示す数字と同一の番号といった、各々の特別図柄に対応した図柄番号が付されている。なお、特別図柄表示装置4は、特定の停止図柄が遊技者に把握されることを困難にするために、例えば「00」〜「99」を示す数字など、より多種類の図柄を可変表示するように構成されていてもよい。
The special
特別図柄表示装置4により行われる特図ゲームでは、特別図柄の変動を開始させた後、所定時間が経過すると、特別図柄の可変表示結果となる確定特別図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、特別図柄表示装置4にて特図ゲームでの確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示されれば特定表示結果としての「大当り」となり、大当り図柄以外の特別図柄が停止表示されれば「ハズレ」となる。特図ゲームでの可変表示結果が「大当り」になると、特別可変入賞球装置7が備える開閉板を開閉させることによる特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。この実施の形態におけるパチンコ遊技機1では、具体的な一例として、「7」を示す特別図柄を大当り図柄とし、それ以外の数値を示す特別図柄をハズレ図柄としている。
In the special symbol game performed by the special
特別図柄表示装置4による特図ゲームでの確定特別図柄として大当り図柄である「7」を示す特別図柄が停止表示されたことに基づく大当り遊技状態では、特別可変入賞球装置7の開閉板により、所定の開放期間(例えば29秒)あるいは所定個数(例えば10個)の入賞球が発生するまでの期間において大入賞口が開放され、開放されている間は遊技盤2の表面を落下する遊技球が受け止められて大入賞口への入賞が可能となり、その後に大入賞口を閉鎖することで1回のラウンドが終了する。そして、この開閉サイクルとしてのラウンドを所定の上限回数(例えば15ラウンド)まで繰り返すことができる。大入賞口に入賞した遊技球は、カウントスイッチ24(図3)によって検出され、その検出結果に基づき所定個数(例えば「15」)の賞球の払出が行われる。このように、大当り遊技状態は、通常遊技状態に比べて遊技者にとって有利な遊技状態である。なお、通常遊技状態とは、例えばパチンコ遊技機1の電源投入直後などにおける初期設定状態のような、大当り遊技状態以外の遊技状態のことである。
In the jackpot gaming state based on the special symbol indicating “7” which is a jackpot symbol as a confirmed special symbol in the special symbol game by the special
遊技盤2の前面には、遊技領域のほぼ全面を覆うように、画像表示装置5が配置されている。ここでの「ほぼ全面」とは、少なくとも遊技領域の周縁部に設けられる装飾部材31、32、33等よりも内側となる領域のことである。画像表示装置5は、例えばLCDパネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルなどを用いて構成され、多数の画素(ピクセル)を用いたドットマトリクス方式による画面表示を行うものであればよい。例えば、画像表示装置5の表示画面では、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の変動表示に対応して、3つに分割された表示領域としての可変表示部にて、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄を変動可能に表示する可変表示を行う。この例では、画像表示装置5に「左」、「中」、「右」の可変表示部が配置され、各可変表示部にて飾り図柄が可変表示される。そして、特別図柄表示装置4における特別図柄の変動が開始されるときには、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて飾り図柄の変動(例えば図柄の切換やスクロール)を開始させ、その後、特別図柄表示装置4における特別図柄の可変表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて確定飾り図柄となる飾り図柄が停止表示されることで、可変表示結果となる飾り図柄の組合せが停止表示(導出表示)される。
An
この画像表示装置5の画面上には、例えば図2に示すように、各種画像の表示が行われる表示領域5Aと、画像表示が行われない非表示領域5Bとが設けられている。例えば、特別図柄表示装置4の前面部分や、遊技領域の周縁部に設けられる装飾部材31、32、33の背面部分、及び遊技領域を外れた遊技機用枠3の背面部分などには、画像を表示するための液晶や液晶を構成する部材(例えば偏光板など)、液晶を制御する回路などが設けられておらず、物理的に画像を表示せずに透明なままの非表示領域5Bとなっている。他方、表示領域5Aの裏面には、例えば背後から表示領域5Aを照射するバックライトや、パチンコ遊技機1の内部を隠蔽する隠蔽部材などが設けられている。
On the screen of the
この実施の形態では、パチンコ遊技機1における演出動作の態様を、第1の演出モード#1と、第2の演出モード#2のいずれかに設定することができる。第1の演出モード#1と第2の演出モード#2とでは、画像表示装置5での演出画像の表示態様や、スピーカ8L、8Rからの音声出力態様、遊技効果ランプ9の点灯動作態様などといった、各種の演出状態が異なっている。第1及び第2の演出モード#1、#2の選択は、例えば画像表示装置5に所定のデモ画面(デモンストレーション画面)が表示されている所定期間内に、操作スイッチ40の所定操作(例えば押下操作)が検出されたことに対応して、切り替えることができる。
In this embodiment, the aspect of the effect operation in the
例えば、第1の演出モード#1に設定されている場合には、画像表示装置5の表示画面に設けられた「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて、「1」〜「8」のアラビア数字を示す図柄が、変動可能に表示される。これに対して、第2の演出モード#2に設定されている場合には、画像表示装置5の表示画面に設けられた「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて、「一」〜「八」の漢数字を示す図柄が、変動可能に表示される。飾り図柄のそれぞれには、対応する図柄番号が付されている。「左」、「中」、「右」の各可変表示部では、各数字を示す図柄を所定の順番に表示あるいは消去させることで、飾り図柄の可変表示が行われる。具体的な一例として、第1の演出モード#1に設定されている場合には、「1」〜「8」の数字を示す図柄を順番に表示し、「8」の数字を示す図柄に続いて「1」の数字を示す図柄を表示する。また、第2の演出モード#2に設定されている場合には、「一」〜「八」の数字を示す図柄を順番に表示し、「八」の数字を示す図柄に続いて「一」の数字を示す図柄を表示する。
For example, when the first
特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける確定特別図柄として大当り図柄が導出表示された大当りが発生する場合には、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として、「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて同一の飾り図柄が停止表示される。したがって、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として、「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて同一の飾り図柄が停止表示された後に、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されることになる。
When a big hit is generated in which a big hit symbol is derived and displayed as a confirmed special symbol in the special symbol game by the special
画像表示装置5には、普通可変入賞球装置6が形成する始動入賞口に入賞した有効入賞球数としての保留記憶数(特図保留記憶数)を表示する特別図柄始動記憶表示エリアが設けられていてもよい。特別図柄始動記憶表示エリアでは、特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)未満のときの有効始動入賞に対応して、入賞表示が行われる。具体的な一例として、特図保留記憶数が1加算されたときには、通常青色であった表示部位のうちの1つ(例えば青色となっている表示部位のうち左端の表示部位)を赤色表示に変化させる。また、特図保留記憶数が1減算されたときには、赤色表示されている表示部位のうちの1つ(例えば赤色となっている表示部位のうち右端の表示部位)を青色表示に戻す。あるいは、特別図柄始動記憶表示エリアでは、特図保留記憶数を示す数字を表示することなどにより、特図保留記憶数を遊技者等が認識できるようにしてもよい。また、特図保留記憶数を表示する表示器(特別図柄始動記憶表示器)を、画像表示装置5の表示領域に配置された特別図柄始動記憶表示エリアとは別個に設けるようにしてもよい。
The
普通可変入賞球装置6は、ソレノイド81(図3)によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6に形成された始動入賞口へと進入した遊技球は、始動口スイッチ22(図3)によって検出され、その検出に基づき特図ゲームを実行するための実行条件(始動条件)が成立する。始動口スイッチ22によって遊技球が検出されたことに基づいて、所定個数(例えば4個)の賞球の払い出しが行われる。
The normal variable winning
特別可変入賞球装置7は、ソレノイド82(図3)によって入賞領域となる大入賞口を開成・閉成制御する開閉板を備えて構成される。この開閉板は、例えばパチンコ遊技機1の電源投入後に大当り遊技状態が発生する以前までのような通常時には、大入賞口を閉成した状態にある。他方、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける可変表示結果に基づいて大当り遊技状態となった場合に、ソレノイド82によって大入賞口を所定期間あるいは所定個数の入賞球が発生するまでの期間において開成した後、閉成する。ここで、大入賞口に入賞して遊技盤2の背面に導かれた遊技球のうち一方の領域(V入賞領域;特別領域)に入ったものはV入賞スイッチ23(図3)で検出された後にカウントスイッチ24で検出され、他方の領域に入った遊技球は、そのままカウントスイッチ24で検出されるようにしてもよい。この場合、遊技盤2の背面には、大入賞口内の経路を切り替えるためのソレノイドが設けられていてもよい。そして、大当り遊技状態における最終ラウンド以外の各ラウンドでは、V入賞スイッチ23によって遊技球が検出されることが、次のラウンドへと移行できるための条件となるようにしてもよい。あるいは、V入賞領域を設けずに、大当り遊技状態における最終ラウンド以外の各ラウンドでは、常に次のラウンドへと移行できるようにしてもよい。
The special variable winning
また、遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、ランプを内蔵した風車、アウト口等が設けられている。遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力する効果音発生装置としてのスピーカ8L、8Rが設けられている。さらに遊技領域周辺部には、電飾部材としての遊技効果ランプ9が設けられている。パチンコ遊技機1の遊技領域における各構造物(例えば普通可変入賞球装置6や特別可変入賞球装置7等)の周囲には電飾部材に含まれる装飾用LEDが設置されていてもよい。遊技機用枠3の左下部位置には、パチンコ遊技機1における演出動作の態様を変更するためなどに遊技者等によって操作される操作スイッチ40が設けられている。遊技機用枠3の右下部位置には、遊技球を発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられている。
In addition to the above configuration, the surface of the
パチンコ遊技機1には、例えば図3に示すような電源基板10、主基板11、演出制御基板12といった、各種の制御基板が搭載されている。主基板11と演出制御基板12との間には、主基板11から演出制御基板12へと伝送される各種の制御信号を中継するための信号中継基板13なども設けられている。その他にも、パチンコ遊技機1には、払出制御基板や発射制御基板、インタフェース基板などといった、各種基板が設けられていてもよい。
Various control boards such as a power supply board 10, a
電源基板10は、主基板11や演出制御基板12等の各制御基板と独立して設置され、パチンコ遊技機1内の各制御基板及び機構部品が使用する電圧を生成する。例えば、電源基板10では、AC24V、VLP(直流+24V)、VSL(直流+30V)、VDD(直流+12V)、VCC(直流+5V)及びVBB(直流+5V)を生成する。電源基板10は、例えば変圧回路と、直流電圧生成回路と、電源監視回路とを備えて構成される。また、電源基板10には、押下操作などの所定操作に応じてクリア信号を出力するクリアスイッチや、バックアップ電源となるコンデンサが設けられていてもよい。加えて、電源基板10には、パチンコ遊技機1内の各制御基板及び機構部品への電力供給を実行または遮断するための電源スイッチが設けられていてもよい。あるいは、電源スイッチは、パチンコ遊技機1において、電源基板10の外に設けられていてもよい。
The power supply board 10 is installed independently of each control board such as the
図3に示す主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、演出制御基板12などからなるサブ側の制御基板に宛てて、指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。また、主基板11は、特別図柄表示装置4を構成する各セグメントの点灯/消灯制御を行うことにより特別図柄表示装置4における特別図柄の変動表示を制御する一方で、普通図柄表示装置20の点灯/点滅/発色制御を行うことにより普通図柄表示装置20における普通図柄の変動表示を制御する。主基板11には、例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100や、遊技球検出用の各種スイッチからの検出信号を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送するスイッチ回路101、遊技制御用マイクロコンピュータ100からの指令に従って各ソレノイド81、82に対する駆動信号を出力するソレノイド回路102などが搭載されている。
The
図3に示すように、主基板11には、ゲートスイッチ21、始動口スイッチ22、V入賞スイッチ23、カウントスイッチ24からの検出信号を受信するための配線が接続されている。なお、ゲートスイッチ21、始動口スイッチ22、V入賞スイッチ23、カウントスイッチ24は、例えばセンサと称されるものなどのように、遊技媒体としての遊技球を検出できる任意の構成を有するものであればよい。加えて、主基板11には、普通可変入賞球装置6における可動翼片の傾動制御を行うための指令信号をソレノイド81に伝送する配線や、特別可変入賞球装置7における開閉板の開閉制御を行うための指令信号をソレノイド82に伝送する配線が接続されている。さらに、主基板11には、特別図柄表示装置4や普通図柄表示装置20の表示制御を行うための指令信号を伝送する配線が接続されている。
As shown in FIG. 3, wiring for receiving detection signals from the gate switch 21, the start port switch 22, the
主基板11から演出制御基板12に向けて出力される制御信号は、信号中継基板13によって中継される。主基板11には、例えば信号中継基板13に対応する主基板側コネクタが設けられ、主基板側コネクタと遊技制御用マイクロコンピュータ100との間には、出力バッファ回路が接続されている。出力バッファ回路は、主基板11から信号中継基板13を介して演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができ、信号中継基板13から主基板11への信号の入力を阻止する。従って、演出制御基板12や信号中継基板13の側から主基板11側に信号が伝わる余地はない。
A control signal output from the
信号中継基板13には、例えば主基板11から演出制御基板12に対して出力される制御信号を伝送するための配線毎に、伝送方向規制回路が設けられていればよい。各伝送方向規制回路は、主基板11対応の主基板用コネクタにアノードが接続されるとともに演出制御基板12対応の演出制御基板用コネクタにカソードが接続されたダイオードと、一端がダイオードのカソードに接続されるとともに他端がグランド(GND)接続された抵抗とから構成されている。この構成により、各伝送方向規制回路は、演出制御基板12から信号中継基板13への信号の入力を阻止して、主基板11から演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができる。従って、演出制御基板12の側から主基板11側に信号が伝わる余地はない。なお、主基板への不正な信号の入力を防ぐために、主基板とサブ基板との間に主基板からサブ基板への信号の出力のみを規制する一方向データ転送手段を設けたものは既に提案されている(例えば、特開平8−224339号公報などを参照)。しかしながら、主基板と一方向データ転送手段との間には主基板への信号入力を規制するものがないため、一方向データ転送手段に改変を加えることで主基板に不正な信号を入力させることが可能であった。この実施の形態では、信号中継基板13において制御信号を伝送するための配線毎に伝送方向規制回路を設けるとともに、主基板11にて遊技制御用マイクロコンピュータ100と主基板側コネクタの間に出力バッファ回路を設けることで、外部から主基板11への不正な信号の入力を、より確実に防止することができる。
The
このような信号中継基板13を介して主基板11から演出制御基板12に対して送信される制御コマンドは、例えば電気信号として伝送される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、例えば画像表示装置5における画像表示動作を制御するために用いられる表示制御コマンドや、スピーカ8L、8Rからの音声出力を制御するために用いられる音声制御コマンド、遊技効果ランプ9や装飾用LEDの点灯動作などを制御するために用いられるランプ制御コマンドが含まれている。図4は、この実施の形態で用いられる演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。演出制御コマンドは、例えば2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を示し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビットは「0」とされる。なお、図4に示されたコマンド形態は一例であって、他のコマンド形態を用いてもよい。また、この例では、制御コマンドが2つの制御信号で構成されることになるが、制御コマンドを構成する制御信号数は、1であってもよいし、3以上の複数であってもよい。
The control command transmitted from the
図4に示す例において、コマンド80XXhは、特別図柄表示装置4による特図ゲームで特別図柄の可変表示を開始するときに送信される可変表示開始コマンドである。なお、XXhは不特定の16進数であるであることを示し、演出制御コマンドによる指示内容に応じて任意に設定される値であればよい。可変表示開始コマンドでは、例えば特別図柄や飾り図柄の可変表示パターンなどに対応して異なるEXTデータが設定される。この実施の形態では、飾り図柄の可変表示態様がリーチとなることなくハズレ組合せの確定飾り図柄を導出表示する可変表示パターンとして、通常ハズレパターンが複数種類用意されている。また、飾り図柄の可変表示態様をリーチとした後に大当り組合せまたはハズレ組合せの確定飾り図柄を導出表示する可変表示パターンとして、リーチパターンが複数種類用意されている。
In the example shown in FIG. 4, the command 80XXh is a variable display start command that is transmitted when the special
ここで、リーチとは、画像表示装置5にて導出表示した飾り図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ導出表示していない飾り図柄(リーチ変動図柄という)については変動表示が行われている表示態様、あるいは、全て又は一部の飾り図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して変動表示している表示態様のことである。具体的には、予め定められた組合せ有効ライン上の一部の可変表示部に予め定められた大当り組合せを構成する図柄を停止表示しているときに未だ停止表示していない組合せ有効ライン上の可変表示部において変動表示が行われている表示態様(例えば、表示領域に設けられた「左」、「中」、「右」の可変表示部のうち「左」、「右」の可変表示部には大当り図柄の一部となる(例えば「7」の数字を示す飾り図柄)が停止表示されている状態で「中」の可変表示部は未だ変動表示が行われている表示態様)、あるいは、有効ライン上の可変表示部の全て又は一部の飾り図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して変動表示している表示態様(例えば、表示領域に設けられた「左」、「中」、「右」の可変表示部の全てで変動表示が行われてどの状態が表示されても同一の飾り図柄が揃っている態様で変動表示が行われている表示態様)である。また、リーチの際に、通常と異なる演出がランプや音などで行われることがある。この演出をリーチ演出という。また、リーチの際に、画像表示装置5にてキャラクタ(人物等を模した演出表示であり、飾り図柄とは異なるもの)を表示させたり、背景の表示態様を変化させたり、飾り図柄の変動表示態様を変化させたりすることがある。このキャラクタの表示や背景の表示態様、飾り図柄の変動態様の変化を、リーチ演出表示という。
Here, the reach means that a decorative display (referred to as a reach variation pattern) that has not yet been derived and displayed when the decorative pattern derived and displayed by the
コマンド90XXhは、特別図柄や飾り図柄の可変表示結果の種類などを示す表示結果通知コマンドである。表示結果通知コマンドでは、例えば飾り図柄の可変表示などの実行結果として停止表示される飾り図柄の表示結果が、リーチとならずにハズレとなる通常ハズレであるか、リーチとなった後にハズレとなるリーチハズレであるか、リーチとなった後に大当りとなるかなどといった、表示結果の種類に対応して、異なるEXTデータが設定される。 The command 90XXh is a display result notification command indicating the type of variable display result of special symbols and decorative symbols. In the display result notification command, for example, the display result of the decorative symbol that is stopped and displayed as an execution result of the variable display of the decorative symbol, for example, is a normal loss that is lost instead of reaching, or is lost after reaching reach Different EXT data is set in accordance with the type of display result, such as whether it is a reach loss or a big hit after reaching reach.
コマンドA000hは、特別図柄表示装置4による特図ゲームや画像表示装置5における飾り図柄の可変表示にて大当りとなったことにより、大当り遊技状態が開始されることを示す大当り開始コマンドである。コマンドA1XXhは、大当り遊技状態において開始されるラウンドの回数を示す大当りラウンド数通知コマンドである。コマンドB000hは、大当り遊技状態が終了することを示す大当り終了コマンドである。
The command A000h is a big hit start command indicating that the big hit gaming state is started when a big hit is made in the special symbol game by the special
図5は、主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100の構成例を示す図である。図5に示す遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップマイクロコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113と、乱数回路114と、入出力ポート115とを備えて構成されている。CPU111は、ROM112に記憶されているユーザプログラムやデータを読み出し、RAM113をワークエリアとして使用して、プログラムに従った制御動作を行う。
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example of the
主基板11では、乱数回路114によって、主基板11の側において用いられる各種の乱数の全てまたは一部が生成される。例えば、主基板11の側では、大当り判定用の乱数値や普通当り用の乱数値、リーチ判定用の乱数値、可変表示パターン決定用の乱数値などが用いられる。なお、遊技効果を高めるために、主基板11の側でこれら以外の乱数値が用いられてもよい。これらの乱数値を示す数値データの全てまたは一部は、乱数回路114にてカウントされればよい。また、これらの乱数値の一部を示す数値データは、CPU111が乱数回路114とは異なるランダムカウンタを用いて、ソフトウェアによる更新によってカウントするようにしてもよい。
In the
大当り判定用の乱数値は、大当りの発生によりパチンコ遊技機1が大当り遊技状態となるか否かの判定を行うために用いられる乱数値である。すなわち、大当り判定用の乱数値は、特別図柄表示装置4による特図ゲームや画像表示装置5における飾り図柄の可変表示での表示結果の種類が大当りとなるかハズレとなるかの判定を行うために用いられる。普通当り判定用の乱数値は、普通図柄表示装置20による普通図ゲームにおける表示結果を「当り」とするか否かの判定を行うために用いられる乱数値である。リーチ判定用の乱数値は、飾り図柄の可変表示態様をリーチとするか否かの判定を行うために用いられる乱数値である。可変表示パターン決定用の乱数値は、特別図柄や飾り図柄の可変表示パターンを、予め用意された複数種類のいずれかに決定するために用いられる表示用の乱数値である。
The random number value for jackpot determination is a random value used for determining whether or not the
ROM112には、ゲーム制御用のユーザプログラムの他にも、遊技の進行を制御するために用いられる各種のデータテーブルが格納されている。例えば、ROM112は、CPU111が各種の判定や決定を行うために用意された複数の判定テーブルや決定テーブルを構成するテーブルデータを記憶する。判定テーブルとしては、特図ゲームにおける確定特別図柄を大当り図柄として可変表示結果を大当りとする否かを判定するために参照される大当り判定テーブルや、普通図ゲームにおける表示結果を「当り」とするか否かを判定するために参照される普通当り判定テーブル、特別図柄や飾り図柄の可変表示結果がハズレとなるときに飾り図柄の可変表示態様をリーチとするか否かを判定するために参照されるリーチ判定テーブルなどが含まれている。
In addition to the game control user program, the
大当り判定テーブルは、大当り判定用の乱数値が特図ゲームの表示結果を大当りとすることを示す大当り判定値データと合致するか、特図ゲームの表示結果をハズレとすることを示すハズレ判定値データと合致するかを、判定可能にする設定データなどから構成されていればよい。普通当り判定テーブルは、普通当り判定用の乱数値が普通図ゲームの表示結果を「当り」とすることを示す普通当り判定値データと合致するか、普通図ゲームの表示結果を「ハズレ」とすることを示すハズレ判定値データと合致するかを、判定可能にする設定データなどから構成されていればよい。リーチ判定テーブルは、リーチ判定用の乱数値が飾り図柄の可変表示態様をリーチとすることを示すリーチ判定値データと合致するか、リーチとしない通常ハズレ判定値データと合致するかを、判定可能にする設定データなどから構成されていればよい。 The big hit determination table is a loss determination value indicating that the random number for determining the big hit matches the big hit determination value data indicating that the display result of the special figure game is a big hit or the display result of the special figure game is lost. What is necessary is just to be comprised from the setting data etc. which can determine whether it corresponds with data. In the normal hit determination table, the random number for determining the normal hit matches the normal hit determination value data indicating that the display result of the normal game is “win”, or the display result of the normal game is “lost”. What is necessary is just to be comprised from the setting data etc. which can determine whether it corresponds with the loss determination value data which show doing. The reach determination table can determine whether the reach determination random number value matches the reach determination value data indicating that the variable display mode of the decorative design is reached, or the normal loss determination value data that is not reached It only has to be configured from setting data to be set.
ROM112に記憶される決定テーブルには、特図ゲームでの可変表示結果として導出表示する確定特別図柄を決定するための確定特別図柄決定テーブルや、特別図柄や飾り図柄の可変表示パターンを決定するための可変表示パターン決定テーブルなどが含まれている。
In the determination table stored in the
可変表示パターン決定テーブルは、例えば各可変表示パターンと、可変表示パターン決定用の乱数値とを対応付けることにより、可変表示パターン決定用の乱数値に基づいて可変表示パターンの選択を可能にする選択データなどから構成されていればよい。可変表示パターン決定テーブルにて各可変表示パターンを示すデータは、例えば可変表示パターン決定テーブル内において、あるいは可変表示パターン決定テーブルとは異なる可変表示パターン設定用のテーブルなどにおいて、特別図柄や飾り図柄の総可変表示時間を示すデータや、可変表示開始コマンドにてEXTデータとして設定される制御データなどと、対応付けられていればよい。 The variable display pattern determination table is, for example, selection data that enables selection of a variable display pattern based on a random value for variable display pattern determination by associating each variable display pattern with a random value for variable display pattern determination. And so on. The data indicating each variable display pattern in the variable display pattern determination table is, for example, in the variable display pattern determination table or in a variable display pattern setting table different from the variable display pattern determination table. It only needs to be associated with data indicating the total variable display time, control data set as EXT data by the variable display start command, and the like.
RAM113には、パチンコ遊技機1における遊技状態などを制御するために用いられる各種のデータを保持する領域が設けられている。例えば、RAM113には、特図保留記憶部、普通図保留記憶部、確定特別図柄記憶部、遊技制御フラグ設定部、遊技制御タイマ設定部、遊技制御カウンタ設定部、遊技制御バッファ設定部などとして、各種のデータを保持する領域が設けられていればよい。
The
特図保留記憶部は、普通可変入賞球装置6が形成する始動入賞口に遊技球が進入(入賞)して特別図柄表示装置4による特図ゲームを実行するための実行条件が成立したものの、従前の特図ゲームを実行中である等の理由のために可変表示を開始するための開始条件が成立していない特図ゲームに関する保留情報を記憶する。例えば、特図保留記憶部は、始動入賞口への入賞順に保留番号と関連付けて、その入賞による実行条件の成立に基づいてCPU111により乱数回路114等から抽出された大当り判定用の乱数値を示す数値データを保留データとし、その数が所定の上限値(例えば「4」)に達するまで記憶する。
Although the special figure holding storage unit has an execution condition for executing the special figure game by the special
普通図保留記憶部は、遊技領域に設けられた通過ゲート41を遊技球が通過して普通図柄表示装置20による普通図ゲームを実行するための実行条件が成立したものの、従前の普通図ゲームを実行中である等の理由のために可変表示を開始するための開始条件が成立していない普通図ゲームに関する保留情報を記憶する。例えば、普通図保留記憶部は、通過ゲート41を遊技球が通過した順番で保留番号と関連付けて、その通過による実行条件の成立に基づいてCPU111により乱数回路114等から抽出された普通当り判定用の乱数値を示す数値データを保留データとし、その数が所定の上限値(例えば「4」)に達するまで記憶する。
The normal diagram holding storage unit stores the previous normal diagram game although the execution condition for the normal
確定特別図柄記憶部は、特別図柄表示装置4による特図ゲームにて可変表示結果として導出表示される確定特別図柄を示すデータを記憶する。遊技制御フラグ設定部は、パチンコ遊技機1における遊技状態やスイッチ回路101を介して各種スイッチから伝送された信号等に応じて、各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するためのデータを記憶する。遊技制御タイマ設定部は、パチンコ遊技機1での遊技制御に用いられる複数種類のタイマ値を示すデータを記憶する。遊技制御カウンタ設定部は、パチンコ遊技機1での遊技制御に用いられる複数種類のカウント値を示すデータを記憶する。遊技制御バッファ設定部は、パチンコ遊技機1での遊技制御に用いられる各種のデータを一時的に記憶する。なお、フラグ設定やカウンタ/タイマに用いる回路は、RAM113とは別に設けたレジスタ回路などによって構成してもよい。
The confirmed special symbol storage unit stores data indicating a confirmed special symbol derived and displayed as a variable display result in a special symbol game by the special
入出力ポート115は、遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送された各種信号を取り込むための入力ポートと、遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部へと各種信号を伝送するための出力ポートとを含んで構成されている。
The input /
図3に示す演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、信号中継基板13を介して主基板11から送信された制御コマンドを受信して、画像表示装置5、スピーカ8L、8R及び遊技効果ランプ9といった演出用の電気部品を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、演出制御基板12は、画像表示装置5における表示動作や、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作、遊技効果ランプ9におけるランプの点灯動作及び消灯動作などといった、演出用の電気部品に所定の演出動作を実行させるための制御内容を決定する機能を備えている。
The
演出制御基板12には、画像表示装置5に映像信号を伝送する配線や、スピーカ8L、8R及び遊技効果ランプ9に駆動信号を伝送する配線などが接続されている。また、演出制御基板12には、操作スイッチ40からの配線も接続されている。図3に示すように、演出制御基板12には、演出制御用マイクロコンピュータ120と、表示制御部121と、音制御部122と、ランプ制御部123とが搭載されている。
The
図6は、演出制御基板12に搭載された演出制御用マイクロコンピュータ120の構成例を示す図である。図6に示す演出制御用マイクロコンピュータ120は、例えば1チップマイクロコンピュータなどを用いて構成され、CPU131と、ROM132と、RAM133と、乱数回路134と、入出力ポート135とを備えている。CPU131は、ROM132に記憶されているユーザプログラムやデータを読み出し、RAM133をワークエリアとして使用して、プログラムに従った制御動作を行う。
FIG. 6 is a diagram illustrating a configuration example of the
演出制御基板12では、乱数回路134によって、演出制御基板12の側において用いられる各種の乱数の全てまたは一部が生成される。例えば、演出制御基板12の側では、図7に示すような予告決定用の乱数値SR1などが用いられる。なお、演出効果を高めるために、演出制御基板12の側で、例えば確定飾り図柄決定用の乱数値などといった、その他の乱数値が用いられてもよい。確定飾り図柄決定用の乱数値は、飾り図柄の可変表示における表示結果として導出表示する確定飾り図柄を決定するために用いられる乱数値である。こうした乱数値を示す数値データの全部または一部は、乱数回路134にてカウントされればよい。また、こうした乱数値を示す数値データの一部は、CPU131が乱数回路134とは異なるランダムカウンタを用いて、ソフトウェアによる更新によってカウントするようにしてもよい。
In the
図7に示す予告決定用の乱数値SR1は、特別図柄や飾り図柄の可変表示結果が大当りとなることや、飾り図柄の可変表示態様がリーチとなることなどを予告するための予告演出を実行するか否かを決定し、実行すると決定した場合には予告演出の態様を決定するために用いられる乱数値である。 The random number SR1 for determining a notice shown in FIG. 7 executes a notice effect for notifying that a variable symbol display result of a special symbol or a decorative symbol will be a big hit or that a variable symbol display mode of a decorative symbol will be reached. This is a random value used to determine the mode of the notice effect when it is determined whether or not to execute and when it is determined to execute.
ROM132には、CPU131による制御動作を決定するためのデータとして、例えば複数種類の飾り図柄決定テーブルや、予告決定テーブル、事前転送設定テーブル、演出制御パターンテーブルなどを構成するデータが記憶されている。飾り図柄決定テーブルは、確定飾り図柄決定用の乱数値に基づき、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として導出表示される確定飾り図柄などを決定するために用いられるテーブルである。予告決定テーブルは、予告決定用の乱数値に基づき、予告演出を実行するか否かや、実行する場合における予告演出の態様を示す予告パターンなどを決定するために用いられるテーブルである。
The
予告決定テーブルの具体的な一例として、この実施の形態では、図8(A)に示すハズレ時予告決定テーブル201と、図8(B)に示す大当り時予告決定テーブル202とが、ROM132に記憶されている。この実施の形態では、飾り図柄が可変表示されている所定期間において可変表示結果として大当り組合せの確定飾り図柄が導出表示される可能性があることを予告する予告パターンとして、予告A〜予告Dのパターンが用意されているものとする。予告A〜予告Dのうちいずれかの予告パターンが選択された場合には、例えば飾り図柄の可変表示態様がリーチとなってから確定飾り図柄が停止表示されるまでの期間などといった、飾り図柄が可変表示されている所定期間において、経過時間に伴って画像表示装置5の画面上における演出キャラクタや背景画像の表示が変化して可変表示結果が大当りとなることを予告する予告演出表示が実行される。ここで、演出キャラクタは、例えば人物や動物、これら以外の物体、もしくは、文字や数字などの記号、あるいは、その他の任意の図形を示すものであればよい。なお、可変表示パターンが通常ハズレパターンである場合には、飾り図柄の可変表示態様がリーチとならずに飾り図柄が可変表示されている所定期間において、予告演出表示が実行されればよい。
As a specific example of the notice determination table, in this embodiment, the loss notice notice determination table 201 shown in FIG. 8A and the big hit notice decision table 202 shown in FIG. Has been. In this embodiment, notice A to notice D are used as the notice patterns for notifying that there is a possibility that a definite decorative combination of the jackpot combination may be derived and displayed as a variable display result in a predetermined period in which the decorative symbols are variably displayed. It is assumed that a pattern is prepared. When one of the notice patterns from notice A to notice D is selected, for example, a decorative pattern such as a period from when the decorative display variable display mode reaches reach until the confirmed decorative pattern is stopped and displayed is displayed. In a predetermined period during which the variable display is performed, a notice effect display is performed in which the display of the effect character and the background image on the screen of the
図9(A)〜(C)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第1の演出モード#1である場合に、予告Aの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5での画像表示例を示している。図9(A)〜(C)に示すように、第1の演出モード#1である場合に予告Aの予告パターンが選択されると、飾り図柄が可変表示されている所定期間において、人物を示すキャラクタCH1が時間の経過に伴って画像表示装置5における表示領域内を右端から左端へと移動するように、演出キャラクタの表示が変化することで、可変表示結果が大当りとなることを予告できる。
9A to 9C show the
図9(D)〜(F)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第1の演出モード#1である場合に、予告Bの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5での画像表示例を示している。図9(D)〜(F)に示すように、第1の演出モード#1である場合に予告Bの予告パターンが選択されると、飾り図柄が可変表示されている所定期間において、自動車を示すキャラクタCH2が時間の経過に伴って画像表示装置5における表示領域内を右端から左端へと移動するように、演出キャラクタの表示が変化することで、可変表示結果が大当りとなることを予告できる。
FIGS. 9D to 9F show the
図10(A)〜(C)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第1の演出モード#1である場合に、予告Cの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5での画像表示例を示している。図10(A)〜(C)に示すように、第1の演出モード#1である場合に予告Cの予告パターンが選択されると、飾り図柄が可変表示されている所定期間において、星を示すキャラクタCH3が時間の経過に伴って画像表示装置5における表示領域内を右端から左端へと移動するように、演出キャラクタの表示が変化することで、可変表示結果が大当りとなることを予告できる。
FIGS. 10A to 10C show the
図10(D)〜(F)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第1の演出モード#1である場合に、予告Dの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5での画像表示例を示している。図10(D)〜(F)に示すように、第1の演出モード#1である場合に予告Dの予告パターンが選択されると、飾り図柄が可変表示されている所定期間において、所定のキャラクタCH4が時間の経過に伴って画像表示装置5における表示領域内を右端から左端へと移動するように、演出キャラクタの表示が変化することで、可変表示結果が大当りとなることを予告できる。
FIGS. 10D to 10F show the
図11(A)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第2の演出モード#2である場合に、予告なしが選択されたことに対応した画像表示装置5における背景画像の表示例を示している。図11(B)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第2の演出モード#2である場合に、予告Aの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5における背景画像の表示例を示している。図11(C)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第2の演出モード#2である場合に、予告Bの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5における背景画像の表示例を示している。図11(D)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第2の演出モード#2である場合に、予告Cの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5における背景画像の表示例を示している。図11(E)は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第2の演出モード#2である場合に、予告Dの予告パターンが選択されたことに対応した画像表示装置5における背景画像の表示例を示している。このように、演出動作の態様が第2の演出モード#2に設定されている場合には、予告なしが選択されたこと、あるいは予告A〜予告Dのうちいずれかの予告パターンが選択されたことに対応して、互いに異なる背景画像が表示される。
FIG. 11A shows a display example of a background image on the
図8(A)に示すハズレ時予告決定テーブル201と、図8(B)に示す大当り時予告決定テーブル202はそれぞれ、予告決定用の乱数値SR1と、予告を実行しない旨の決定結果あるいは予告A〜予告Dのいずれかの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果とを、対応付ける設定データなどから構成されている。ハズレ時予告決定テーブル201では、予告決定用の乱数値SR1のうち「1」〜「50」が予告を実行しない旨の決定結果に、「51」〜「85」が予告Aの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、「86」〜「95」が予告Bの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、「96」〜「99」が予告Cの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、「100」が予告Dの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、それぞれ対応付けられている。これに対して、大当り時予告決定テーブル202では、予告決定用の乱数値SR1のうち「1」〜「5」が予告を実行しない旨の決定結果に、「6」〜「15」が予告Aの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、「16」〜「30」が予告Bの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、「31」〜「50」が予告Cの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、「51」〜「100」が予告Dの予告パターンによる予告を実行する旨の決定結果に、それぞれ対応付けられている。 Loss time notice determination table 201 shown in FIG. 8 (A) and jackpot notice determination table 202 shown in FIG. 8 (B) are respectively a random number SR1 for notice determination and a determination result or notice that no notice is executed. A determination result indicating that a notice according to any one of the notice patterns A to D is executed is made up of setting data and the like to be associated with each other. In the notice-of-losing notice determination table 201, “1” to “50” of the random number SR1 for determining notice are determined to not execute the notice, and “51” to “85” are notices according to the notice pattern of the notice A. “86” to “95” are executed in accordance with the result of the notice pattern of the notice B, and “96” to “99” are executed in the notice pattern of the notice C. “100” is associated with the determination result indicating that the advance notice by the advance notice pattern of the advance notice D is executed. On the other hand, in the jackpot announcement notice determination table 202, “1” to “5” of the random number SR1 for notice announcement determine that “6” to “15” are notices A for the notice A. “16” to “30” are determined to execute the notice according to the notice pattern of the notice B, and “31” to “50” are the notice of the notice C. “51” to “100” are associated with the determination result of executing the notice by the notice pattern of the notice D, respectively, with the decision result of executing the notice by the pattern.
特別図柄や飾り図柄の可変表示結果がハズレとなる場合には、図8(A)に示すハズレ時予告決定テーブル201を参照して予告パターンの決定を行う一方で、可変表示結果が大当りとなる場合には、図8(B)に示す大当り時予告決定テーブル202を参照して予告パターンの決定を行うことにより、各予告パターンによる予告が図8(C)に示すような確率で選択されて実行されることになる。すなわち、この実施の形態では、可変表示結果がハズレとなるハズレ時に、50/100の確率で予告が実行されない一方、35/100の確率で予告A、10/100の確率で予告B、4/100の確率で予告C、1/100の確率で予告Dという、それぞれの予告パターンによる予告が実行されることになる。これに対して、可変表示結果が大当りとなる大当り時には、5/100の確率で予告が実行されない一方、10/100の確率で予告A、15/100の確率で予告B、20/100の確率で予告C、50/100の確率で予告Dという、それぞれの予告パターンによる予告が実行されることになる。 When the variable display result of the special symbol or the decorative pattern is lost, the notice pattern is determined with reference to the notice determination table 201 at the time of loss shown in FIG. 8A, while the variable display result is a big hit. In this case, by referring to the big hit time notice determination table 202 shown in FIG. 8B, the notice pattern is determined, and the notice according to each notice pattern is selected with a probability as shown in FIG. 8C. Will be executed. That is, in this embodiment, when the variable display result is lost, the notification is not executed with the probability of 50/100, while the notification A with the probability of 35/100 and the notification B with the probability of 10/100, 4 / The notices according to the respective notice patterns, ie, notice C with a probability of 100 and notice D with a probability of 1/100, are executed. On the other hand, when the variable display result is a big hit, the announcement is not executed with a probability of 5/100, while the announcement A with a probability of 10/100, the announcement B with a probability of 15/100, the probability of 20/100 Thus, the advance notice C, the advance notice D with a probability of 50/100, is executed according to the respective advance notice patterns.
このような各予告パターンによる予告の選択確率に基づき、各予告パターンによる予告演出表示が行われた場合に可変表示結果が大当りとなる期待度(すなわち、その予告が出現した場合に大当りとなる確率)としての大当り信頼度(予告の大当り信頼度)を定めることができる。例えば、各予告パターンによる予告の大当り信頼度は、((大当り時における当該予告パターンの選択確率)×(大当り確率))/((ハズレ時における当該予告パターンの選択確率)×(ハズレ確率)+(大当り時における当該予告パターンの選択確率)×(大当り確率))として求めることができる。 Based on the selection probability of the notice by each notice pattern, the expectation that the variable display result will be a big hit when the notice effect display by each notice pattern is performed (that is, the probability that the notice hits when the notice appears) ) As a big hit reliability (prediction big hit reliability). For example, the jackpot reliability of the notice according to each notice pattern is ((selection probability of the notice pattern at the time of big hit) × (probability of big hit)) / ((selection probability of the notice pattern at the time of loss) × (loss probability) + (Selection probability of the notice pattern at the time of big hit) × (big hit probability)).
パチンコ遊技機1では、表示結果が大当りとなる可変表示の実行回数に比べて、表示結果がハズレとなる可変表示の実行回数の方が十分に多くなるように、特別図柄や飾り図柄の可変表示結果が大当りとなる確率(大当り確率)が定められている。例えば、図8(C)に示すように大当り確率が1/300である場合には、平均的にみて、表示結果がハズレとなる可変表示が299回実行されるうちに、表示結果が大当りとなる可変表示が1回実行されるという割合になるように設計されている。したがって、特別図柄や飾り図柄の可変表示結果がハズレとなる場合に高い確率で実行される予告にて用いられる画像は、低い確率で実行される予告にて用いられる画像に比べて、高い頻度で画像表示装置5の画面上に表示されることになる。
In the
事前転送設定テーブルは、各種の演出画像を示す画像要素データを含む複数種類の画像要素データのうちで、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定された画像要素を示す画像要素データを、その画像要素が画像表示装置5の画面上に表示されることに先立ち、事前に表示制御部121が備えるCGROM142(図15)からVDP141内の画像要素一時記憶メモリ155(図15)へと転送するよう指令するために用いられるテーブルである。事前転送設定テーブルの具体的な一例として、この実施の形態では、図12(A)に示すような事前転送設定テーブル211が用いられる。図12(A)に示す事前転送設定テーブル211は、3N+1個(Nは任意の自然数)のテーブルデータから構成されており、事前転送設定テーブル211から読み出すテーブルデータは、事前転送カウンタにおけるカウント値である事前転送カウント値によって決定される。
The advance transfer setting table stores image element data indicating image elements set so as to increase the display frequency in the
事前転送設定テーブル211には、事前にCGROM142から画像要素一時記憶メモリ155へと転送すべき画像要素データを特定するためのテーブルデータとして、処理数、読出アドレス#1〜#N(Nは任意の自然数)、書込アドレス#1〜#N、画像要素データ量#1〜#Nなどを示すデータが格納されている。ここで、画像表示装置5の画面上に各画像要素が表示される頻度は、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第1の演出モード#1であるか第2の演出モード#2であるかによって差異が生じる。例えば、第1の演出モード#1では飾り図柄として「1」〜「8」のアラビア数字を示す図柄が用いられる一方で、第2の演出モード#2では飾り図柄として「一」〜「八」の漢数字を示す図柄が用いられる。したがって、第2の演出モード#2に設定されているにもかかわらず、第1の演出モード#1の場合に表示頻度が高くなるように設定されている「1」〜「8」のアラビア数字を示す図柄に対応した画像要素データを画像要素一時記憶メモリ155に一時記憶させても、これらの画像要素データが用いられる機会はなくなってしまい、画像要素一時記憶メモリ155の使用効率が低下する。そこで、この実施の形態では、図12(B)に示すように、第1の演出モード#1に対応した事前転送設定テーブル211Aと、第2の演出モード#2に対応した事前転送設定テーブル211Bとを予め用意して、演出状態に対応して表示頻度が高くなるように設定された画像要素に対応した画像要素データを登録することで、登録されていない他の画像要素データに対応した画像要素による演出の実行頻度に比べて、対応する画像要素による演出の実行頻度が高い画像要素データが、事前にCGROM142から画像要素一時記憶メモリ155へと転送されるようにする。
In the advance transfer setting table 211, as table data for specifying image element data to be transferred from the
演出制御パターンテーブルの具体的な一例として、この実施の形態では、図13(A)に示すような構成を有する演出制御パターンテーブル221が用いられる。この演出制御パターンテーブル221には、画像表示装置5における表示動作の内容や、スピーカ8L、8R等の音声出力制御の内容、遊技効果ランプ9等による演出内容といった、各種の演出制御の内容を示すデータが、演出制御パターンとして複数種類格納されている。演出制御パターンテーブル221に格納される複数種類の演出制御パターンはそれぞれ、例えば図14に示すように、演出制御タイマ設定値、演出制御タイマ判定値#1〜#n(nは任意の自然数)、表示制御データ#1〜#n、音声制御データ#1〜#n、ランプ制御データ#1〜#nといった、演出動作を制御するための各種データから構成され、時系列的に、画像表示装置5での表示内容や、スピーカ8L、8Rからの音声出力内容、遊技効果ランプ9による演出内容といった、各種の演出制御の内容や、演出制御の切換タイミング等が設定されている。
As a specific example of the effect control pattern table, an effect control pattern table 221 having a configuration as shown in FIG. 13A is used in this embodiment. This effect control pattern table 221 shows the contents of various effect controls such as the contents of display operations in the
演出制御パターンテーブル221には、例えば画像表示装置5にて飾り図柄の可変表示が実行される期間内における演出動作に対応した複数種類の演出制御パターンが格納されている。また、確変再抽選演出や有利開放再抽選演出が実行される期間内における演出動作に対応した演出制御パターンも、演出制御パターンテーブル221に格納されている。この実施の形態では、図13(B)に示すように、第1の演出モード#1に対応した演出制御パターンテーブル221Aと、第2の演出モード#2に対応した演出制御パターンテーブル221Bとが予め用意されており、各演出制御パターンテーブル221A、221Bを構成するデータが、ROM132の所定領域に記憶されている。
In the effect control pattern table 221, for example, a plurality of types of effect control patterns corresponding to the effect operation within the period in which the decorative display variable display is executed on the
図6に示す演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるRAM133には、演出動作を制御するために用いられる各種のデータを保持する領域が設けられている。例えば、RAM133には、確定飾り図柄記憶部、演出制御フラグ設定部、演出制御タイマ設定部、演出制御カウンタ設定部、演出制御バッファ設定部、可変表示パターン格納部、表示結果格納部、特図保留記憶数格納部、ラウンド数格納部、予告パターン格納部などとして、各種のデータを保持する領域が設けられていればよい。
The
ここで、確定飾り図柄記憶部は、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示にて可変表示結果として導出表示される確定飾り図柄を示すデータを記憶する。演出制御フラグ設定部は、例えば画像表示装置5の表示状態などといった演出動作状態や主基板11から送信された演出制御コマンド等に応じて、各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するためのデータを記憶する。演出制御タイマ設定部は、例えば画像表示装置5での表示制御などといった演出制御に用いられる複数種類のタイマ値を示すデータを記憶する。演出制御カウンタ設定部は、例えば画像表示装置5での表示制御などといった演出制御に用いられる複数種類のカウント値を示すデータを記憶する。なお、フラグ設定やカウンタ/タイマに用いる回路は、RAM133とは別に設けたレジスタ回路などによって構成してもよい。
Here, the determined decorative symbol storage unit stores data indicating the fixed decorative symbol that is derived and displayed as a variable display result in the variable display of decorative symbols in the
また、演出制御バッファ設定部には、演出制御基板12にて受信した主基板11からのコマンドを一時的に格納するための演出側受信コマンドバッファなどが設けられる。可変表示パターン格納部は、例えば可変表示開始コマンドにおけるEXTデータを記憶することなどにより、主基板11から通知された可変表示パターンなどを特定可能なデータを格納する。表示結果格納部は、例えば表示結果通知コマンドにおけるEXTデータを記憶することなどにより、主基板11から通知された表示結果の種類などを特定可能なデータを格納する。特図保留記憶数格納部は、主基板11から通知された特図保留記憶数を特定可能なデータを格納する。ラウンド数格納部は、例えば大当りラウンド数通知コマンドにおけるEXTデータを記憶することなどにより、主基板11から通知された大当り遊技状態におけるラウンド数を特定可能なデータを格納する。予告パターン格納部は、予告演出表示を実行するために決定した予告パターンを特定可能なデータを格納する。
The effect control buffer setting unit is provided with an effect-side reception command buffer for temporarily storing commands from the
演出制御用マイクロコンピュータ120が備える入出力ポート135は、演出制御用マイクロコンピュータ120に伝送された各種信号を取り込むための入力ポートと、演出制御用マイクロコンピュータ120の外部へと各種信号を伝送するための出力ポートとを含んで構成されている。例えば、入出力ポート135の出力ポートからは、表示制御部121へと伝送される表示制御指令や、音制御部122へと伝送される音声制御指令、ランプ制御部123へと伝送されるランプ制御指令などが出力される。また、入出力ポート135の入力ポートには、操作スイッチ40から伝送される検出信号(スイッチ操作検出信号)の入力端子が含まれている。
The
図3に示す表示制御部121は、演出制御用マイクロコンピュータ120からの表示制御指令などに基づき、画像表示装置5における表示動作の制御を行うものである。例えば、表示制御部121は、画像表示装置5に画像の切換表示を実行させることなどにより、飾り図柄の可変表示や各種の演出表示を実行させるための制御を行う。
The
図15は、表示制御部121のハードウェア構成例を示すブロック図である。図15に示すように、表示制御部121には、VDP141(Video Display Processor)と、CGROM(Character Generator ROM)142とが含まれている。VDP141は、例えば画像表示装置5にて画像表示を行うための高速描画機能や表示出力機能などを有し、演出制御用マイクロコンピュータ120からの表示制御指令に従った画像処理を実行する。CGROM142は、画像表示装置5にて画像表示を行うために使用される各種の画像データを記憶する。CGROM142が記憶する画像データには、複数種類の飾り図柄などを示す複数種類の演出画像に対応した複数種類の画像要素データが含まれている。
FIG. 15 is a block diagram illustrating a hardware configuration example of the
VDP141は、図15に示すように、ホストインタフェース151と、転送制御回路152と、CGROMインタフェース153と、描画回路154と、画像要素一時記憶メモリ155と、フレームバッファメモリ156と、表示回路157とを備えている。
As shown in FIG. 15, the
ホストインタフェース151は、演出制御用マイクロコンピュータ120との間で各種データをやり取りするためのアドレス入力端子やデータ入出力端子などを含んで構成されている。転送制御回路152は、演出制御用マイクロコンピュータ120からの表示制御指令などに基づき、CGROM142から読み出された画像要素データの画像要素一時記憶メモリ155に対する転送を制御する。例えば、転送制御回路152は、DMA(Direct Memory Access)転送を用いてCGROM142から画像要素一時記憶メモリ155へのデータ転送を行うためのDMA装置を備えている。
The
CGROMインタフェース153は、CGROM142に記憶されている画像要素データを読み出すためのアドレス出力端子やデータ入力端子などを含んで構成されている。描画回路154は、画像要素一時記憶メモリ155に一時記憶された画像要素データに基づき画像表示装置5における画像の表示用データを作成するための描画処理を実行する。
The
画像要素一時記憶メモリ155は、例えばVRAM(Video RAM)などを用いて構成され、CGROM142から読み出された画像要素データを一時記憶する。図16は、画像要素一時記憶メモリ155におけるアドレスマップの一例を示す図である。図16に示すように、画像要素一時記憶メモリ155には、固定アドレスエリア155Aと、自動転送エリア155Bとが設けられている。
The image element
固定アドレスエリア155Aは、画像表示装置5の画面上に表示される飾り図柄や演出キャラクタ、背景画像などといった複数種類の画像要素のうちで、表示頻度が高くなるように設定された画像要素を示す画像要素データを一時記憶する記憶領域である。例えば、設定されている演出モードに対応して可変表示される飾り図柄は、毎回の可変表示が実行されている期間において、少なくとも1回は画像表示装置5の画面上に表示される。これに対して、可変表示結果が大当りとなることを予告するために用いられる演出キャラクタは、可変表示の開始時に対応する予告演出を実行する旨の決定がなされたときに限り、その可変表示が実行されている所定期間内にて画像表示装置5の画面上に表示されることになる。すなわち、飾り図柄となる画像要素は、予告演出用の演出キャラクタとなる画像要素に比べて、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定されている。また、予告演出用の演出キャラクタのうちでも、大当り信頼度の低い予告演出で用いられる演出キャラクタの方が、大当り信頼度の高い予告演出で用いられる演出キャラクタに比べて、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定されていることになる。
Fixed
自動転送エリア155Bは、固定アドレスエリア155Aに画像要素データが記憶される画像要素に比べて画像表示装置5における表示頻度が低い画像要素を示す画像要素データを一時記憶する記憶領域である。また、自動転送エリア155Bは、例えば動画像データといった、固定アドレスエリア155Aには記憶されない各種のデータを一時記憶するようにしてもよい。この実施の形態では、画像要素一時記憶メモリ155におけるアドレスSTADDからアドレスENADDまでの記憶領域が、自動転送エリア155Bに設定される。このアドレスSTADD及びアドレスENADDは、後述する記憶領域設定コマンド(図19)によって、CPU131からVDP141に対して通知される。
The automatic transfer area 155B is a storage area for temporarily storing image element data indicating an image element whose display frequency is lower in the
フレームバッファメモリ156は、例えば画像要素一時記憶メモリ155とは異なるVRAMなどを用いて構成され、描画回路154による描画処理などにより作成される画像の表示用データを記憶する。例えば、フレームバッファメモリ156は、画像表示装置5における1画面分の表示領域に画像を表示させるために用いられる画像データの容量よりも大きな記憶容量を有している。フレームバッファメモリ156では、アドレス管理を容易にするために、例えば図17に示すように、表示用データを記憶する表示用データエリアにおいて、画像表示装置5の画面上における表示領域5Aのみならず非表示領域5Bに対しても、アドレスが割り当てられている。
The
図15に示す表示回路157は、フレームバッファメモリ156から読み出した表示用データを階調データとし、所定のクロック信号に基づいて走査信号を生成して画像表示装置5に出力することなどにより、画像表示装置5の画面上に画像を表示させるための回路である。
The
また、VDP141には、CGROM142から読み出されて画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aあるいは自動転送エリア155Bに一時記憶された画像要素データを特定可能とするテーブルとして、例えば図18に示すようなインデックステーブル251が設けられている。図18に示すインデックステーブル251では、例えば「開始アドレス」、「水平サイズ」、「読出完了フラグ」などを示すデータが、「インデックス番号」を示すデータと対応付けられて格納されている。ここで、「開始アドレス」は、CGROM142に記憶されている画像要素データの先頭アドレスを示す。また、「水平サイズ」は、画像要素データが示す演出画像の水平方向の大きさを示す。「読出完了フラグ」は、CGROM142から読み出された画像要素データの画像要素一時記憶メモリ155に対する転送が完了した場合に「オン」を示し、転送が完了していない場合や自動転送エリア155Bから読み出されてフレームバッファメモリ156への書き込みが完了した場合には「オフ」を示す。
Further, the
図19は、演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるCPU131からVDP141に対して送信される表示制御指令となる各種コマンドの具体例を示す図である。図19に示すように、この実施の形態では、記憶領域設定コマンド、事前転送コマンド、自動転送表示コマンド、固定アドレス指定表示コマンドなどといったコマンドが、表示制御指令としてCPU131からVDP141に対して送信される。
FIG. 19 is a diagram illustrating specific examples of various commands serving as display control commands transmitted from the
記憶領域設定コマンドは、画像要素一時記憶メモリ155における記憶領域の設定を指令するためのコマンドである。例えば、記憶領域設定コマンドは、自動転送エリア155Bの先頭となるアドレスSTADD、自動転送エリア155Bの末尾となるアドレスENADDなどを、VDP141に通知するためのデータを含んでいる。
The storage area setting command is a command for instructing setting of a storage area in the image element
事前転送コマンドは、CGROM142に記憶されている画像要素データのうちで、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定された画像要素を示す画像要素データについて、事前に画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aに転送するよう指令するためのコマンドである。例えば、事前転送コマンドは、CGROM142における画像要素データの読出アドレスや、固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの書込アドレス、CGROM142から読み出して固定アドレスエリア155Aへと転送する画像要素データのデータ量などを、VDP141に通知するためのデータを含んでいる。
The pre-transfer command is a pre-image element
自動転送表示コマンドは、CGROM142に記憶されている画像要素データのうちで、事前に画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへと転送されていない画像要素データについて、VDP141における自動的な転送設定に基づき、フレームバッファメモリ156に書き込ませて、当該画像要素データが示す画像要素を画像表示装置5の画面上に表示するよう指令するためのコマンドである。ここで、VDP141における自動的な転送設定には、画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bにおける画像要素データの記憶アドレスをCPU131からは指定せずに、VDP141の内部で自動的に設定されることが含まれている。例えば、自動転送表示コマンドは、CGROM142における画像要素データの読出アドレス、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレス、CGROM142から読み出される画像要素データのデータ量などを、VDP141に通知するためのデータを含んでいる。
The automatic transfer display command is an automatic transfer setting in the
固定アドレス指定表示コマンドは、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへと事前に転送された画像要素データについて、フレームバッファメモリ156に書き込ませて、当該画像要素データが示す画像要素を画像表示装置5の画面上に表示するよう指令するためのコマンドである。例えば、固定アドレス指定表示コマンドは、固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの読出アドレス、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレス、固定アドレスエリア155Aから読み出される画像要素データのデータ量などを、VDP141に通知するためのデータを含んでいる。
The fixed address designation display command causes the image element data transferred in advance from the
なお、CGROM142における画像要素データの読出アドレスに代えて、例えば読出対象となる画像要素データが示す演出画像に付された識別情報(例えば画像要素データが示す演出キャラクタのキャラクタ番号)などといった、CGROM142から読み出す画像要素データの読出位置を特定可能にする任意の情報が用いられてもよい。また、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスに代えて、例えば画像表示装置5の画面上における画像要素の表示座標(例えば画像要素における左上部の表示座標)などといった、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込位置を特定可能にする任意の情報が用いられてもよい。さらに、固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの書込アドレスや読出アドレスに代えて、例えば図18に示すインデックステーブル251にて画像要素データと対応付けられるインデックス番号などといった、固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの書込位置や読出位置を特定可能にする任意の情報が用いられてもよい。
In place of the read address of the image element data in the
CGROM142は、画像表示装置5にて飾り図柄を含めた各種の演出画像を表示するために使用される各種の画像要素データなどを記憶しておくためのものである。CGROM142では、飾り図柄を含めた演出キャラクタのそれぞれを示す画像要素データ等が、例えば図20に示すように、予め定められたアドレスに記憶されている。VDP141では、例えば転送制御回路152がCGROMインタフェース153を介してCGROM142の読出アドレスを指定して読出制御信号をオン状態とすることにより、CGROM142に記憶された画像要素データ等を読み出すことができる。
The
図3に示す音制御部122は、演出制御用マイクロコンピュータ120からの音声制御指令などに基づき、スピーカ8L、8Rにおける音声出力動作の制御を行うものである。例えば、音制御部122は、演出制御用マイクロコンピュータ120からの音声制御指令に対応した音声信号を生成し、スピーカ8L、8Rに供給することによって音声を出力させる音声出力回路などを含んでいる。
The
ランプ制御部123は、演出制御用マイクロコンピュータ120からのランプ制御指令などに基づき、遊技効果ランプ9等における点灯動作、消灯動作、点滅動作などの制御を行うものである。例えば、ランプ制御部123は、演出制御用マイクロコンピュータ120からのランプ制御指令に対応したランプ駆動信号を生成し、遊技効果ランプ9や各種の装飾用ランプ、LED等の電飾部材に供給することによって点灯動作、消灯動作、点滅動作などを行わせるランプドライバ回路などを含んでいる。
The
なお、音制御部122やランプ制御部123は、演出制御基板12の外部に設置された所定の制御基板上に搭載されていてもよい。
Note that the
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。主基板11では、電源基板10からの電力供給が開始されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU111によって図21のフローチャートに示すような遊技制御メイン処理が実行される。図21に示す遊技制御メイン処理を開始すると、まず、割込み禁止に設定し(ステップS1)、割込みモードの設定を行う(ステップS2)。例えば、ステップS2では、遊技制御用マイクロコンピュータ100の特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込みベクタ(1バイト:最下位ビットは“0”)とを合成することにより割込みアドレスが生成されるマスク可能割込みの割込みモードが設定される。マスク可能な割込みが発生したときには、遊技制御用マイクロコンピュータ100が自動的に割込み禁止状態となる設定を行うとともに、プログラムカウンタの内容がスタックにセーブされればよい。
Next, the operation (action) of the
続いて、例えばスタックポインタ指定アドレスの設定など、スタックポインタに関わる設定を行う(ステップS3)。また、遊技制御用マイクロコンピュータ100における内蔵デバイスレジスタの設定(初期化)を行う(ステップS4)。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ100における内蔵周辺回路であるCTC(カウンタ/タイマ)及びPIO(パラレル入出力ポート)の設定(初期化)を行う(ステップS5)。その後、RAM113をアクセス可能に設定する(ステップS6)。
Subsequently, settings relating to the stack pointer such as setting of a stack pointer designation address are performed (step S3). The built-in device register in the
ステップS6の処理に続いて、CPU111は、パチンコ遊技機1において例えば電源基板10に設けられているクリアスイッチがオン状態であるか否かを判定する(ステップS7)。このとき、CPU111は、クリアスイッチの状態を1回だけ確認するようにしてもよいが、複数回確認するようにしてもよい。例えば、クリアスイッチがオフ状態であることを1回確認したら、所定時間(例えば0.1秒)が経過した後に、クリアスイッチの状態をもう1回確認する。このとき、クリアスイッチがオフ状態であれば、クリアスイッチはオフ状態である旨の判定を行うようにする。他方、このときにクリアスイッチがオン状態であれば、所定時間が経過した後に、クリアスイッチの状態を再び確認するようにしてもよい。なお、クリアスイッチの状態を再確認する回数は1回であってもよいし、複数回であってもよい。また、2回チェックして、チェック結果が一致していなかったときに、もう一度確認するようにしてもよい。
Following the process of step S6, the
ステップS7にてクリアスイッチがオフ状態であるときには(ステップS7;No)、RAM113のバックアップ領域に所定のバックアップデータがあるか否かの判定を行う(ステップS8)。例えば、ステップS8の処理において、CPU111は、RAM113の遊技制御フラグ設定部などに設けられたバックアップフラグがオンとなっているか否かを判定する。このとき、バックアップフラグがオンであれば、RAM113の所定領域における記憶データのチェックサムを算出するなどして記憶データが正常であるか否かを判定し、正常であると判定された場合には、バックアップデータがあると判断する。これに対して、バックアップフラグがオフである場合や、記憶データが正常ではない場合には、バックアップデータがないと判断する。
When the clear switch is OFF in step S7 (step S7; No), it is determined whether or not there is predetermined backup data in the backup area of the RAM 113 (step S8). For example, in the process of step S8, the
ステップS8にてバックアップデータがあると判定された場合には(ステップS8;Yes)、CPU111は、遊技制御用マイクロコンピュータ100の内部状態などを電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う(ステップS9)。そして、例えばRAM113のバックアップ領域に保存されていたプログラムカウンタの退避値をプログラムカウンタに設定することで、そのアドレスに対応する処理に復帰する。
If it is determined in step S8 that there is backup data (step S8; Yes), the
ステップS7にてクリアスイッチがオン状態である場合や(ステップS7;Yes)、ステップS8にてバックアップデータがないと判定された場合には(ステップS8;No)、RAM113をクリアして初期化するとともに(ステップS10)、演出制御基板12等といったサブ基板の初期化を行う(ステップS11)。このときには、遊技制御用マイクロコンピュータ100の内部状態などもクリアして初期状態とする。
If the clear switch is on in step S7 (step S7; Yes), or if it is determined in step S8 that there is no backup data (step S8; No), the
この後、CPU111は、割込みの設定を行う(ステップS12)。例えば、ステップS12の処理において、CPU111は、ROM112に記憶されている割込み初期設定データに基づきCTCのレジスタ設定を行うことなどにより、所定時間(例えば2ミリ秒)ごとに遊技の進行を制御するためのタイマ割込みを発生させるようにする。また、ステップS12の処理では、所定のレジスタ設定を行うことなどにより、複数種類の割込み要因に対応した複数種類の割込み処理における優先順位を設定するようにしてもよい。
Thereafter, the
ステップS12の処理を実行した後には、割込み禁止としてから(ステップS13)、メイン側乱数値更新処理を実行して(ステップS14)、割込みを許可するという(ステップS15)、一連の処理を繰り返し実行する。ステップS14にて実行されるメイン側乱数値更新処理は、主基板11の側で用いられる乱数値の全部または一部をソフトウェアにより更新するための処理である。
After executing the process of step S12, the interrupt is prohibited (step S13), the main random number value update process is executed (step S14), the interrupt is permitted (step S15), and a series of processes are repeatedly executed. To do. The main random number update process executed in step S14 is a process for updating all or part of the random values used on the
図22は、遊技制御用マイクロコンピュータ100にて遊技の進行を制御するためのタイマ割込みが発生するごとにCPU111によって実行される遊技制御割込み処理の一例を示すフローチャートである。なお、タイマ割込みなどのマスク可能な割込みが発生すると、CPU111は、自動的に割込み禁止状態に設定するとともに、プログラムカウンタの内容をスタックにセーブする。図22に示す遊技制御割込み処理を開始すると、CPU111は、まず、内部レジスタを退避した後(ステップS20)、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路101を介して各スイッチから入力される検出信号の状態を判定する(ステップS21)。続いて、図21のステップS14と同様のメイン側乱数値更新処理を実行する(ステップS22)。次に、例えばステップS21におけるスイッチ処理の実行結果に基づき、始動入賞処理を実行する(ステップS23)。始動入賞処理では、始動口スイッチ22からの始動入賞信号がオン状態となることにより普通可変入賞球装置6が形成する始動入賞口への遊技球の入賞が検出されたことに応じて、大当り判定用の乱数値を示す数値データを乱数回路114等から抽出して、RAM113の特図保留記憶部に記憶させるなどの処理を実行する。
FIG. 22 is a flowchart showing an example of a game control interrupt process executed by the
始動入賞処理に続いて、CPU111は、特別図柄プロセス処理を実行する(ステップS24)。特別図柄プロセス処理では、RAM113の遊技制御フラグ設定部に設けられた特別図柄プロセスフラグの値をパチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて更新し、特別図柄表示装置4における表示動作の制御や特別可変入賞球装置7における大入賞口開閉動作の設定などを所定の手順で行うために、各種の処理が選択されて実行される。特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄プロセス処理が実行される(ステップS25)。CPU111は、普通図柄プロセス処理を実行することにより、普通図柄表示装置20における表示動作(例えばLEDの点灯、消灯など)を制御して、普通図柄の可変表示(例えば、点灯・点滅表示など)や普通可変入賞球装置6における可動翼片の傾動制御の設定などを可能にする。
Following the start winning process, the
さらに、CPU111は、コマンド制御処理を実行することにより、主基板11から演出制御基板12等のサブ基板に対して制御コマンドを送信させる(ステップS26)。例えば、コマンド制御処理では、RAM113の遊技制御バッファ設定部に設けられた各種の送信コマンドバッファに送信コマンドが格納されているか否かを判定し、格納されているときには、その送信コマンドに対応する格納データを読み出す。そして、読出データを入出力ポート115に設けられた所定の出力ポートにセットすることなどにより、サブ基板に対する制御コマンドの送信を制御する。その後、所定の情報出力処理を実行することにより、例えばパチンコ遊技機1の外部に設置されたホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する(ステップS27)。
Further, the
続いて、CPU111は、所定のソレノイド出力処理を実行することにより、所定の条件が成立したときに普通可変入賞球装置6における可動翼片の傾動制御や特別可変入賞球装置7における開閉板の開閉制御を行う(ステップS28)。この後、所定の賞球処理を実行することにより、各スイッチから入力された検出信号に基づく賞球数の設定などを行い、払出制御基板に対して払出制御コマンドを出力可能とする(ステップS29)。そして、ステップS20にて退避したレジスタの内容を復帰させるとともに(ステップS30)、割込みを許可してから(ステップS31)、遊技制御割込み処理を終了する。
Subsequently, the
図23は、特別図柄プロセス処理として、図22に示すステップS24にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図23に示す特別図柄プロセス処理において、CPU111は、RAM113の遊技制御フラグ設定部に設けられた特別図柄プロセスフラグの値に応じて、以下のようなステップS100〜S106の各処理を実行する。
FIG. 23 is a flowchart showing an example of processing executed in step S24 shown in FIG. 22 as special symbol process processing. In the special symbol process shown in FIG. 23, the
ステップS100の特別図柄通常処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“0”のときに実行される。この特別図柄通常処理は、RAM113の特図保留記憶部に格納された大当り判定用の乱数値を示す数値データに基づき、特別図柄表示装置4による特図ゲームを開始するか否かを判定する処理などを含んでいる。ステップS101の可変表示開始時処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“1”のときに実行される。この可変表示開始時処理は、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の可変表示結果として停止表示される確定特別図柄を設定する処理や、特別図柄及び飾り図柄の可変表示パターンを決定する処理などを含んでいる。また、可変表示開始時処理では、例えば確定特別図柄に対応した制御データをRAM113の遊技制御バッファ設定部にも受けられた演出用送信コマンドバッファにセットすることなどにより、演出制御基板12に対して表示結果通知コマンドを送信するための設定を行う。加えて、可変表示開始時処理では、例えば特別図柄及び飾り図柄の可変表示パターンに対応した制御データを演出用送信コマンドバッファにセットすることなどにより、演出制御基板12に対して可変表示開始コマンドを送信するための設定を行う。
The special symbol normal process in step S100 is executed when the value of the special symbol process flag is “0”. This special symbol normal process is a process for determining whether or not to start a special symbol game by the special
ステップS102の可変表示制御処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“2”のときに実行される。この可変表示制御処理は、RAM113の遊技制御タイマ設定部に設けられた可変表示タイマにおけるタイマ値に基づいて、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける残りの可変表示時間を計測する処理などを含んでいる。ステップS103の可変表示停止時処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“3”のときに実行される。この可変表示停止時処理では、特別図柄表示装置4にて確定特別図柄を導出表示させて特別図柄の可変表示を終了させる。
The variable display control process of step S102 is executed when the value of the special symbol process flag is “2”. This variable display control process includes a process of measuring the remaining variable display time in the special figure game by the special
ステップS104の大入賞口開放前処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“4”のときに実行される。この大入賞口開放前処理では、例えば所定の制御データを演出用送信コマンドバッファにセットすることなどにより、演出制御基板12に対して大当り開始コマンドを送信するための設定を行う。また、大入賞口開放前処理は、特別可変入賞球装置7の開閉板により大入賞口を開閉するなどの大当り動作における初期化処理などを含んでいる。ステップS105の大入賞口開放中処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“5”のときに実行される。この大入賞口開放中処理は、特別可変入賞球装置7の開閉板により大入賞口を開閉するなどの大当り動作に関する様々な処理や、特別可変入賞球装置7が形成する大入賞口における1回あたりの開放時間をチェックする処理などを含んでいる。また、大入賞口開放中処理では、特別可変入賞球装置7による大当り動作の終了かどうかを判定し、終了ならば特別図柄プロセスフラグの値を“6”に更新する。ステップS106の大当り終了処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“6”のときに実行される。この大当り終了処理は、例えば所定の制御データを演出用送信コマンドバッファにセットすることなどにより、演出制御基板12に対して大当り終了コマンドを送信するための設定を行う処理などを含んでいる。
The pre-opening process for the special winning opening in step S104 is executed when the value of the special symbol process flag is “4”. In the special winning opening opening pre-processing, for example, setting for transmitting a big hit start command to the
次に、演出制御基板12における動作を説明する。演出制御基板12では、電源基板10から電源電圧の供給を受けると、演出制御用マイクロコンピュータ120が起動し、CPU131が図24のフローチャートに示すような演出制御メイン処理を実行する。図24に示す演出制御メイン処理を開始すると、CPU131は、まず、所定の初期化処理を実行して(ステップS51)、RAM133のクリアや各種初期値の設定、また演出制御基板12に搭載された図示せぬCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定等を行う。ここで、ステップS51の初期化処理では、RAM133の演出制御フラグ設定部に設けられた演出モードフラグをクリアして、その値を“0”に初期化しておく。続いて、CPU131は、VDP141が備える画像要素一時記憶メモリ155における記憶領域を、図16に示すような固定アドレスエリア155Aと自動転送エリア155Bとに設定するための指令を行う記憶領域設定指令処理を実行する(ステップS52)。
Next, the operation in the
図25は、図24のステップS52にて実行される記憶領域設定指令処理の一例を示すフローチャートである。この記憶領域設定指令処理において、CPU131は、図16に示すような自動転送エリア155Bとなる記憶領域を設定するためのデータとして、STADDの設定データと、ENADDの設定データとを、ROM132から読み出す(ステップS301、S302)。そして、ステップS301、S302にて読み出した設定データに基づき、記憶領域設定コマンドとなる表示制御指令を作成して、表示制御部121が備えるVDP141に対して送信する(ステップS303)。
FIG. 25 is a flowchart showing an example of the storage area setting command process executed in step S52 of FIG. In this storage area setting command processing, the
以上のような記憶領域設定指令処理を実行した後には、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aとなる記憶領域に、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定された画像要素データを一時記憶させるための指令を行う事前転送指令処理を実行する(図24のステップS53)。
After executing the storage area setting command processing as described above, the image element data set so that the display frequency in the
図26は、図24のステップS53などにて実行される事前転送指令処理の一例を示すフローチャートである。この事前転送指令処理において、CPU131は、まず、演出モードフラグに対応する事前転送設定テーブル211をセットする(ステップS311)。例えば、演出モードフラグの値が“0”である場合には、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第1の演出モード#1であることに対応して、図12(B)に示す事前転送設定テーブル211Aを、表示制御部121が備えるVDP141に対して事前転送コマンドを送信するために用いるテーブルに決定する。これに対して、演出モードフラグの値が“1”である場合には、パチンコ遊技機1における演出動作の態様が第2の演出モード#2であることに対応して、図12(B)に示す事前転送設定テーブル211Bを、VDP141に対して事前転送コマンドを送信するために用いるテーブルに決定する。
FIG. 26 is a flowchart showing an example of a pre-transfer command process executed in step S53 of FIG. In this advance transfer command process, the
続いて、CPU131は、RAM133の演出制御カウンタ設定部に設けられた事前転送カウンタをクリアして、そのカウント値である事前転送カウント値を「0」に初期化する(ステップS312)。そして、事前転送カウント値が「0」であることに対応した事前転送設定テーブル211のテーブルデータを読み出すことにより、処理数の設定を行う(ステップS313)。
Subsequently, the
この後、CPU131は、事前転送カウント値を、例えば1加算するなどして更新する(ステップS314)。そして、ステップS314にて更新した事前転送カウント値に対応した事前転送設定テーブル211のテーブルデータを読み出すことにより、CGROM142における画像要素データの読出位置を示す読出アドレスを特定する(ステップS315)。
Thereafter, the
また、CPU131は、事前転送カウント値を、例えば1加算するなどして更新し(ステップS316)、更新後のカウント値に対応した事前転送設定テーブル211のテーブルデータを読み出すことにより、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aとなる記憶領域にて画像要素データを一時記憶させる書込位置を示す書込アドレスを特定する(ステップS317)。
Further, the
さらに、CPU131は、事前転送カウント値を、例えば1加算するなどして更新し(ステップS318)、更新後のカウント値に対応した事前転送設定テーブル211のテーブルデータを読み出すことにより、転送データ量を特定する(ステップS319)。こうして特定された読出アドレス、書込アドレス、転送データ量に基づき、CPU131は事前転送コマンドを作成し、表示制御部121が備えるVDP141に対して送信する(ステップS320)。このときには、処理数を、例えば1減算するなどして更新する(ステップS321)。
Further, the
続いて、ステップS321にて更新した処理数が、所定の終了判定値(例えば「0」)に達したか否かを判定する(ステップS322)。このとき、処理数が終了判定値に達していなければ(ステップS322;No)、ステップS314の処理に戻る。これに対して、処理数が終了判定値に達すれば(ステップS322;Yes)、事前転送カウンタをクリアして、そのカウント値を「0」に初期化してから(ステップS323)、事前転送指令処理を終了する。 Subsequently, it is determined whether or not the number of processes updated in step S321 has reached a predetermined end determination value (for example, “0”) (step S322). At this time, if the number of processes does not reach the end determination value (step S322; No), the process returns to the process of step S314. On the other hand, if the number of processes reaches the end determination value (step S322; Yes), the pre-transfer counter is cleared and the count value is initialized to “0” (step S323), and then the pre-transfer command process is performed. Exit.
以上のように、図24のステップS53にて事前転送指令処理を実行した後には、RAM133の演出制御フラグ設定部に設けられたタイマ割込みフラグを監視して、そのフラグがオンとなったか否かを判定する(ステップS54)。そして、タイマ割込みが発生せずにタイマ割込みフラグがオフである場合には(ステップS54;No)、タイマ割込みが発生するまでループ処理を実行する。他方、タイマ割込みの発生によりタイマ割込みフラグがオンとなった場合には(ステップS54;Yes)、そのフラグをクリアしてオフ状態とした後(ステップS55)、主基板11から送信された演出制御コマンドを解析するためのコマンド解析処理を実行する(ステップS56)。
As described above, after the pre-transfer command process is executed in step S53 of FIG. 24, the timer interrupt flag provided in the effect control flag setting unit of the
ステップS56のコマンド解析処理に続いて、CPU131は、演出制御プロセス処理を実行する(ステップS57)。この演出制御プロセス処理では、パチンコ遊技機1における演出動作の進行状況に応じて、画像表示装置5の表示やスピーカ8L、8Rからの音声出力、遊技効果ランプ9の点灯動作などにより各種の演出を実行するための設定が行われる。そして、演出側乱数値更新処理が実行されることにより(ステップS58)、演出制御基板12の側にて乱数回路134等によりカウントされる各種の乱数値が更新される。ステップS58にて演出側乱数値更新処理を実行した後には、ステップS54の処理に戻る。
Following the command analysis process in step S56, the
また、演出制御用マイクロコンピュータ120では、所定時間が経過する毎に発生するタイマ割込みとは別に、主基板11から演出制御コマンドを受信するための割込みが発生する。この割込みは、例えば主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより発生する割込みである。演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みが発生すると、CPU131は、自動的に割込み禁止状態に設定するが、自動的に割込み禁止状態にならないCPUを用いている場合には、割込み禁止命令(DI命令)を発行することが好ましい。
In addition, in the
主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより発生した割込みに対応して、CPU131は、例えば所定のコマンド受信割込み処理を実行する。このコマンド受信割込み処理では、演出制御用マイクロコンピュータ120が備える入出力ポート135に含まれる入力ポートのうちで、信号中継基板13を介して主基板11から送信された制御信号を受信する所定の入力ポートから、演出制御コマンドとなる制御信号を取り込む。このとき取り込まれた演出制御コマンドは、例えばRAM133の演出制御バッファ設定部に設けられた演出側受信コマンドバッファに格納する。一例として、演出制御コマンドが2バイト構成である場合には、1バイト目(MODE)と2バイト目(EXT)を順次に受信して演出側受信コマンドバッファに格納する。その後、CPU131は、割込み許可に設定してから、コマンド受信割込み処理を終了する。
In response to the interrupt generated when the effect control INT signal from the
図27は、図24のステップS57にて実行される演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。図27に示す演出制御プロセス処理では、例えばRAM133の演出制御フラグ設定部に設けられた演出制御プロセスフラグの値に応じて、以下のようなステップS150〜S155の各処理が実行される。
FIG. 27 is a flowchart showing an example of the effect control process executed in step S57 of FIG. In the effect control process shown in FIG. 27, for example, the following processes of steps S150 to S155 are executed according to the value of the effect control process flag provided in the effect control flag setting unit of the
ステップS150の可変表示開始コマンド受信待ち処理は、演出制御プロセスフラグの値が“0”のときに実行される処理である。この可変表示開始コマンド受信待ち処理は、主基板11からの可変表示開始コマンドを受信したか否かに基づいて画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始するか否かを判定する処理などを含んでいる。
The variable display start command reception waiting process in step S150 is a process executed when the value of the effect control process flag is “0”. The variable display start command reception waiting process includes a process of determining whether or not to start variable display of decorative symbols on the
ステップS151の可変表示制御設定処理は、演出制御プロセスフラグの値が“1”のときに実行される。この可変表示制御設定処理は、特別図柄表示装置4による特図ゲームにて特別図柄が変動表示されることに対応して、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を含めた各種の演出動作を行うために、例えば図13(A)に示すような演出制御パターンテーブル221に格納されている複数種類の演出制御パターンのうちから、可変表示パターンや表示結果の種類に対応するものを選択する処理などを含んでいる。
The variable display control setting process in step S151 is executed when the value of the effect control process flag is “1”. This variable display control setting process performs various effect operations including variable display of decorative symbols on the
ステップS152の図柄可変表示中処理は、演出制御プロセスフラグの値が“2”のときに実行される。この処理において、CPU131は、RAM133の演出制御タイマ設定部に設けられた演出制御タイマにおけるタイマ値に対応して、演出制御パターンから表示制御データ、音声制御データ、ランプ制御データなどの演出制御データを読み出す。このとき読み出された演出制御データに従って、例えば画像表示装置5の表示制御や、スピーカ8L、8Rの音声出力制御、遊技効果ランプ9の点灯制御などといった、飾り図柄の可変表示中における各種の演出制御が行われる。そして、演出制御パターンから飾り図柄の可変表示の終了に対応した演出制御データが読み出されると、大当り開始コマンド受信待ち時間に対応して予め定められたタイマ初期値を演出制御タイマに設定する。この後、演出制御タイマのカウントダウン動作を開始するとともに、演出制御プロセスフラグの値を大当り開始待ち処理に対応した値である“3”に更新する。
The variable symbol display process in step S152 is executed when the value of the effect control process flag is “2”. In this process, the
ステップS153の大当り開始待ち処理は、演出制御プロセスフラグの値が“3”のときに実行される。この処理において、CPU131は、主基板11から送信された大当り開始コマンドの受信があったか否かを判定する。そして、大当り開始コマンドを受信した場合には、飾り図柄の可変表示結果が大当りであるとの判断に基づき、演出制御プロセスフラグの値を大当り演出処理に対応した値である“4”に更新する。これに対して、主基板11からの大当り開始コマンドを受信することなく、演出制御タイマがタイムアウトした場合には、飾り図柄の可変表示結果がハズレであるとの判断に基づき、演出制御プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新する。
The big hit start waiting process in step S153 is executed when the value of the effect control process flag is “3”. In this process, the
ステップS154の大当り演出処理は、演出制御プロセスフラグの値が“4”のときに実行される処理である。この処理において、CPU131は、例えば画像表示装置5における表示動作を制御して大当り遊技状態に応じた画像を表示させたり、スピーカ8L、8Rにおける音声出力動作を制御して大当り遊技状態に応じた音声を出力させたり、遊技効果ランプ9における点灯/消灯動作を制御して大当り遊技状態に応じた点灯・消灯・点滅の動作をさせたりするといった、大当り遊技状態における各種の演出制御を行う。そして、大当り遊技状態において実行されるラウンド遊技が最終ラウンド(例えば第15ラウンド)の終了に達したことや、主基板11から送信される大当り終了コマンドを受信したことなどに対応して、演出制御プロセスフラグの値を大当り終了演出処理に対応した値である“5”に更新する。ステップS155の大当り終了演出処理は、演出制御プロセスフラグの値が“5”のときに実行される。この大当り終了演出処理は、例えば画像表示装置5に画像を表示させたり、スピーカ8L、8Rから音声を出力させたり、遊技効果ランプ9を点灯させたりすることにより、大当り遊技状態の終了を報知するための演出動作を制御する処理を含んでいる。
The big hit effect process of step S154 is a process executed when the value of the effect control process flag is “4”. In this process, for example, the
図28は、図27のステップS150にて実行される可変表示開始コマンド受信待ち処理の一例を示すフローチャートである。この可変表示開始コマンド受信待ち処理において、CPU131は、まず、主基板11から送信される可変表示開始コマンドの受信があったか否かを判定する(ステップS201)。
FIG. 28 is a flowchart showing an example of variable display start command reception waiting processing executed in step S150 of FIG. In this variable display start command reception waiting process, the
ステップS201にて可変表示開始コマンドの受信がなければ(ステップS201;No)、RAM133の演出制御フラグ設定部に設けられたデモ表示中フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS202)。ここで、デモ表示中フラグは、後述するステップS205の処理が実行されることによりオン状態にセットされる一方で、ステップS214、S217の処理のいずれかが実行されることによりクリアされてオフ状態となる。
If no variable display start command is received in step S201 (step S201; No), it is determined whether or not the demonstration display flag provided in the effect control flag setting unit of the
ステップS202にてデモ表示中フラグがオフである場合には(ステップS202;No)、所定のデモ表示待ち時間が経過したか否かを判定する(ステップS203)。ここで、デモ表示待ち時間は、表示結果がハズレとなる飾り図柄の可変表示が終了したタイミングや、大当り遊技状態の終了を報知するための演出動作が完了したタイミングから、デモンストレーション画像からなるデモ画面の表示を画像表示装置5にて開始させるまでの待機時間として予め設定された所定時間である。このとき、デモ表示待ち時間が経過していなければ(ステップS203;No)、そのまま可変表示開始コマンド受信待ち処理を終了する。
If the demonstration display flag is off in step S202 (step S202; No), it is determined whether a predetermined demonstration display waiting time has elapsed (step S203). Here, the demonstration display waiting time is a demonstration screen composed of demonstration images from the timing when the variable display of the decorative symbol that results in the display result being lost is completed or the timing that the presentation operation for notifying the end of the big hit gaming state is completed. Is a predetermined time set in advance as a standby time until the
ステップS203にてデモ表示待ち時間が経過した旨の判定がなされた場合には(ステップS203;Yes)、CPU131がVDP141に対して所定の表示制御指令を送信するなどして、デモ画面表示を開始させるための設定を行う(ステップS204)。例えば、CPU131は、CGROM142に記憶されたデモ画面表示用の画像データにおける先頭アドレスを読出アドレスとし、画像表示装置5の画面上における左上端の座標に対応したフレームバッファメモリ156のアドレスを書込アドレスとする固定アドレス指定表示コマンドを作成して、VDP141に対して送信する。こうしたデモ画面表示の開始設定により、画像表示装置5では、例えば図29に示すようなデモ画面の表示が行われ、遊技者に対して操作スイッチ40の操作を促す報知を行うことができる。
If it is determined in step S203 that the demonstration display waiting time has elapsed (step S203; Yes), the
ステップS204での設定によりデモ画面表示が開始されることに対応して、デモ表示中フラグをオン状態にセットする(ステップS205)。また、このときには、図24のステップS53と同様にして、事前転送指令処理を実行する(ステップS206)。これにより、画像表示装置5におけるデモ画面の表示開始という、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件が成立したことに対応して、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データを、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへと転送するよう指令することができる。
In response to the demonstration screen display being started by the setting in step S204, the demonstration display flag is set to ON (step S205). At this time, the advance transfer command process is executed in the same manner as in step S53 of FIG. 24 (step S206). Thereby, the image element set to increase the display frequency in response to the establishment of a transfer condition that is predetermined according to the progress of the game, that is, display start of the demonstration screen in the
ステップS202にてデモ表示中フラグがオンである場合や(ステップS202;Yes)、ステップS206の処理を実行した後には、操作スイッチ40からの検出信号である操作スイッチ信号がオン状態となっているか否かを判定する(ステップS207)。ここで、操作スイッチ信号は、操作スイッチ40が所定の操作(例えば押下操作)を検出したときに、オン状態となる。ステップS207にて操作スイッチ信号がオン状態であれば(ステップS207;Yes)、演出モードを切り替えるための設定を行う。すなわち、演出モードフラグの値が“0”となっているか“1”となっているかを判定し(ステップS208)、演出モードフラグの値が“0”であれば(ステップS208;“0”)、“1”に更新する一方(ステップS209)、“1”であれば(ステップS208;“1”)、“0”に更新する(ステップS210)。
If the demonstration display flag is on in step S202 (step S202; Yes), or after the processing of step S206 is executed, is the operation switch signal that is a detection signal from the
ステップS209またはステップS210の処理を実行した後には、図24のステップS53などと同様にして、事前転送指令処理を実行する(ステップS211)。これにより、演出モードの切替によりパチンコ遊技機1における新たな演出動作の態様が決定されたことに対応して、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データを、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへと転送するよう指令することができる。
After executing the process of step S209 or step S210, the advance transfer command process is executed in the same manner as in step S53 of FIG. 24 (step S211). Accordingly, the image element data set so as to increase the display frequency in response to the determination of a new effect operation mode in the
ステップS207にて操作スイッチ信号がオフ状態である場合や(ステップS207;No)、ステップS211の処理を実行した後には、所定のデモ表示期間が終了したか否かを判定する(ステップS212)。このとき、デモ表示期間が終了していれば(ステップS212;Yes)、デモ画面表示を終了させるための設定を行うとともに(ステップS213)、デモ表示中フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS214)。ステップS213では、例えばCPU131がVDP141に対して、画像表示装置5における表示を初期化させる表示制御指令を送信すればよい。他方、ステップS212にてデモ表示期間が終了していない旨の判定がなされたときには(ステップS212;No)、ステップS213、S214の処理をスキップして可変表示開始コマンド受信待ち処理を終了する。
When the operation switch signal is OFF in step S207 (step S207; No), after executing the process of step S211, it is determined whether or not a predetermined demonstration display period has ended (step S212). At this time, if the demonstration display period has ended (step S212; Yes), the setting for ending the demonstration screen display is performed (step S213), and the demonstration display flag is cleared and turned off (step S213). S214). In step S213, for example, the
また、ステップS201にて可変表示開始コマンドの受信があると判定された場合には(ステップS201;Yes)、デモ表示中フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS215)。このとき、デモ表示中フラグがオンであれば(ステップS215;Yes)、デモ画面表示を終了させるための設定を行うとともに(ステップS216)、デモ表示中フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS217)。他方、ステップS215にてデモ表示中フラグがオフである場合には(ステップS215;No)、ステップS216、S217の処理をスキップする。この後、演出制御プロセスフラグの値を、可変表示制御設定処理に対応した値である“1”に更新してから(ステップS218)、可変表示開始コマンド受信待ち処理を終了する。 If it is determined in step S201 that a variable display start command has been received (step S201; Yes), it is determined whether the demo display flag is on (step S215). At this time, if the demo display flag is on (step S215; Yes), the setting for terminating the demonstration screen display is performed (step S216), and the demo display flag is cleared and turned off (step S216). S217). On the other hand, when the demonstration display flag is OFF in step S215 (step S215; No), the processing of steps S216 and S217 is skipped. Thereafter, the value of the effect control process flag is updated to “1” which is a value corresponding to the variable display control setting process (step S218), and the variable display start command reception waiting process is terminated.
図30は、図27のステップS151にて実行される可変表示制御設定処理の一例を示すフローチャートである。この可変表示制御設定処理において、CPU131は、まず、例えばRAM133に設けられた表示結果格納部の記憶データなどから表示結果の種類を特定し、特定された表示結果の種類は大当りであるかハズレであるかの判定を行う(ステップS241)。
FIG. 30 is a flowchart showing an example of the variable display control setting process executed in step S151 of FIG. In this variable display control setting process, the
ステップS241にて表示結果の種類が大当りである場合には(ステップS241;Yes)、大当り組合せの確定飾り図柄を決定する(ステップS242)。例えば、ステップS242の処理において、CPU131は、演出制御基板12の側にて更新される大当り図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM132などに予め格納されている大当り図柄決定テーブルを参照することなどにより、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて同一となる確定飾り図柄を決定する。
If the type of the display result is a big hit in step S241 (step S241; Yes), a determined decorative symbol for the big hit combination is determined (step S242). For example, in the process of step S242, the
ステップS241にて表示結果の種類が大当りではない場合には(ステップS241;No)、例えばRAM133に設けられた可変表示パターン格納部の記憶データなどから可変表示パターンを特定し、特定された可変表示パターンはリーチパターンであるか否かの判定を行う(ステップS243)。このとき、特定された可変表示パターンがリーチパターンであれば(ステップS243;Yes)、リーチハズレ組合せの確定飾り図柄を決定する(ステップS244)。
If the type of display result is not big hit in step S241 (step S241; No), for example, the variable display pattern is specified from the storage data of the variable display pattern storage unit provided in the
例えば、ステップS244の処理において、CPU131は、演出制御基板12の側にて更新される左確定飾り図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM132などに予め格納されている左確定飾り図柄決定テーブルを参照することなどにより、画像表示装置5における「左」の可変表示部に導出表示する確定飾り図柄である左確定飾り図柄を決定する。また、左確定飾り図柄と同一の図柄番号である飾り図柄を、画像表示装置5における「右」の可変表示部に導出表示する確定飾り図柄である右確定飾り図柄とすることに決定し、左・右の確定飾り図柄とは異なる図柄番号の飾り図柄を、画像表示装置5における「中」の可変表示部に導出表示する確定飾り図柄である中確定飾り図柄に決定する。中確定飾り図柄を決定する処理の具体的な一例として、CPU131は、演出制御基板12の側にて更新される中確定飾り図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM132などに予め格納されている中確定飾り図柄決定テーブルを参照することなどにより、左確定飾り図柄の図柄番号に対する加算値を特定する。そして、このとき特定された加算値が「0」以外の値であれば、特定した加算値を左確定飾り図柄の図柄番号に加算することで、中確定飾り図柄を決定する。これに対して、特定された加算値が「0」であるときには、任意の値(例えば「1」)を左確定飾り図柄の図柄番号に加算することで、中確定飾り図柄を決定する。
For example, in the process of step S244, the
ステップS243にて特定された可変表示パターンがリーチパターンではない場合(ステップS243;No)、その可変表示パターンは通常ハズレパターンであるとの判断に基づき、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として、通常ハズレ組合せの確定飾り図柄を決定する(ステップS245)。例えば、ステップS245の処理において、CPU131は、演出制御基板12の側にて更新される左確定飾り図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM132などに予め格納されている左確定飾り図柄決定テーブルを参照することなどにより、左確定飾り図柄を決定する。また、演出制御基板12の側にて更新される中確定飾り図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM132などに予め格納されている中確定飾り図柄決定テーブルを参照することなどにより、左確定飾り図柄の図柄番号に対する加算値を特定する。このとき特定された加算値を左確定飾り図柄の図柄番号に加算することにより、中確定飾り図柄を決定する。さらに、演出制御基板12の側にて更新される右確定飾り図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM132などに予め格納されている右確定飾り図柄決定テーブルを参照することなどにより、左確定飾り図柄の図柄番号に対する加算値を特定する。このとき特定された加算値を左確定飾り図柄の図柄番号に加算することにより、右確定飾り図柄を決定する。なお、右確定飾り図柄決定テーブルを参照することにより特定された加算値が「0」であるときには、任意の値(例えば「1」)を左確定飾り図柄の図柄番号に加算することで、右確定飾り図柄を決定すればよい。あるいは、右確定飾り図柄決定テーブルを参照することにより特定される加算値には「0」が含まれないように、右確定飾り図柄決定テーブルを構成するようにしてもよい。例えば、右確定飾り図柄決定テーブルは、右確定飾り図柄決定用の乱数値を示す数値データと、加算値「1」〜「7」とを対応付ける設定データなどから構成されていればよい。
When the variable display pattern specified in step S243 is not a reach pattern (step S243; No), based on the determination that the variable display pattern is a normal loss pattern, the variable display result of the decorative design in the
ステップS242、S244、S245の処理のいずれかを実行した後には、例えば決定した確定飾り図柄を特定可能とするデータをRAM133に設けられた確定飾り図柄記憶部に記憶させることなどにより、確定飾り図柄をセーブする(ステップS246)。続いて、ステップS241と同様に、表示結果の種類が大当りであるかハズレであるかの判定を行う(ステップS247)。そして、大当りであると判定されれば(ステップS247;Yes)、予告実行の有無や、実行する場合における予告演出の態様を決定するためのテーブルとして、図8(B)に示す大当り時予告決定テーブル202を設定する(ステップS248)。これに対して、ハズレであると判定された場合には(ステップS247;No)、予告実行の有無や、実行する場合における予告演出の態様を決定するためのテーブルとして、図8(A)に示すハズレ時予告決定テーブル201を設定する(ステップS249)。
After executing any of the processes of steps S242, S244, and S245, for example, by storing data that can specify the determined decorative pattern in the fixed decorative symbol storage unit provided in the
ステップS248、S249の処理のいずれかを実行した後には、乱数回路134等により更新される予告決定用の乱数値SR1を示す数値データを抽出する(ステップS250)。そして、ステップS250にて抽出した乱数値SR1に基づき、ステップS248、S249のいずれかにて設定した予告決定テーブルを参照することにより、予告パターンの決定を行う(ステップS251)。
After executing one of the processes in steps S248 and S249, numerical data indicating the notice determination random value SR1 updated by the
ステップS251の処理を実行した後には、演出制御パターンの決定を行う(ステップS251)。例えば、ステップS251において、CPU131は、RAM133に設けられた可変表示パターン格納部の記憶データなどから特定された可変表示パターンと、RAM133に設けられた表示結果格納部の記憶データなどから特定された表示結果の種類と、ステップS251にて決定した予告パターンとに対応する演出制御パターンを、図13(A)に示すような演出制御パターンテーブル221に格納された複数種類の演出制御パターンのうちから選択して、飾り図柄の可変表示中における演出動作を制御するためのパターンに決定する。このとき、CPU131は、演出モードフラグの値が“0”であるか“1”であるかの判定を行い、“0”である場合には第1の演出モード#1に対応して図13(B)に示す演出制御パターンテーブル221Aを用いて演出制御パターンの選択を行う。これに対して、演出モードフラグの値が“1”である場合には第2の演出モード#2に対応して図13(B)に示す演出制御パターンテーブル221Bを用いて演出制御パターンの選択を行う。そして、演出制御パターンに対応するタイマ初期値を演出制御タイマに設定する(ステップS253)。例えば、ステップS253の処理では、CPU131が図14に示すような演出制御パターンの先頭領域に示される演出制御タイマ設定値を特定し、特定されたタイマ設定値を演出制御タイマにおけるタイマ初期値として設定すればよい。続いて、CPU131は、例えば演出制御パターンから読み出した演出制御データに基づき、入出力ポート135に含まれる出力ポートから表示制御部121に対して所定の表示制御指令となる制御信号を送出するなどといった、画像表示装置5において飾り図柄の可変表示を開始させるための設定を行う(ステップS254)。このときには、音制御部122に対して音声制御指令を送出することや、ランプ制御部123に対してランプ制御指令を送出することなどにより、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作や、遊技効果ランプ9における点灯/消灯動作などといった、各種の演出動作の制御も行われる。その後、演出制御プロセスフラグの値を図柄可変表示中処理に対応した値である“2”に更新してから(ステップS255)、可変表示制御設定処理を終了する。
After performing the process of step S251, the effect control pattern is determined (step S251). For example, in step S <b> 251, the
図31は、図27のステップS152にて実行される図柄可変表示中処理の一例を示すフローチャートである。この図柄可変表示中処理において、CPU131は、まず、演出制御タイマにおける値である演出制御タイマ値を、例えば1減算するなどして更新する(ステップS271)。そして、ステップS271にて更新された演出制御タイマ値が、例えば図14に示すような演出制御パターンに含まれる演出制御タイマ判定値#1、#2、…、#nのいずれかと合致するか否かを判定する(ステップS272)。このとき、タイマ判定値のいずれかと合致すれば(ステップS272;Yes)、その合致すると判定された判定値に対応して演出制御パターンに格納されている表示制御データ、音声制御データ、ランプ制御データといった、各種制御データを読み出す(ステップS273)。そして、ステップS273にて読み出された表示制御データに基づき、画像表示装置5における表示の更新タイミングであるか否かを判定する(ステップS274)。
FIG. 31 is a flowchart showing an example of the variable symbol display process executed in step S152 of FIG. In the symbol variable display process, the
ステップS274にて表示の更新タイミングであれば(ステップS274;Yes)、所定の表示更新指令処理を実行する(ステップS275)。これに対して、表示の更新タイミングではない場合には(ステップS274;No)、ステップS275の処理をスキップする。続いて、ステップS273での読出データに対応する音声やランプの制御指令を送出する(ステップS276)。 If it is the display update timing in step S274 (step S274; Yes), a predetermined display update command process is executed (step S275). On the other hand, when it is not the display update timing (step S274; No), the process of step S275 is skipped. Subsequently, a voice or lamp control command corresponding to the read data in step S273 is sent (step S276).
ステップS272にて演出制御タイマ判定値#1、#2、…、#nのいずれとも合致しない旨の判定がなされた場合や(ステップS272;No)、ステップS276の処理を実行した後には、例えばステップS273での読出データが所定の終了コードであるか否かを判定することや、あるいはステップS271にて更新された演出制御タイマ値が所定値(例えば「0」)に達したか否かを判定することなどにより、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示の終了タイミングとなったか否かを判定する(ステップS277)。このとき、可変表示の終了タイミングではなければ(ステップS277;No)、図柄可変表示中処理を終了する。
When it is determined in step S272 that the production control timer determination values # 1, # 2,..., #N do not match (step S272; No), after the process of step S276 is executed, for example, It is determined whether or not the read data in step S273 is a predetermined end code, or whether or not the effect control timer value updated in step S271 has reached a predetermined value (eg, “0”). It is determined whether or not it is the end timing of variable display of decorative symbols on the
ステップS277にて可変表示の終了タイミングであると判定された場合には(ステップS277;Yes)、例えばRAM133の演出制御カウンタ設定部に設けられた可変表示回数カウンタの値である可変表示回数カウント値を、1加算するなどして更新する。続いて、ステップS278にて更新した可変表示回数カウント値が、所定の事前転送実行判定値(例えば「100」)に達したか否かを判定する(ステップS279)。
If it is determined in step S277 that the variable display end timing is reached (step S277; Yes), for example, the variable display count value which is the value of the variable display counter provided in the effect control counter setting unit of the
ステップS279にて事前転送実行判定値に達していれば(ステップS279;Yes)、図24のステップS53などと同様にして、事前転送指令処理を実行する(ステップS280)。これにより、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示回数が事前転送判定値に達したという、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件が成立したことに対応して、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データを、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへと転送するよう指令することができる。このときには、可変表示回数カウンタをクリアして、そのカウント値を“0”に設定するなどの初期化を行う(ステップS281)。ステップS279にて事前転送実行判定値に達していない場合には(ステップS279;No)、ステップS280、S281の処理をスキップする。
If the advance transfer execution determination value has been reached in step S279 (step S279; Yes), the advance transfer command process is executed in the same manner as in step S53 of FIG. 24 (step S280). As a result, the display frequency corresponds to the fact that the predetermined transfer condition corresponding to the progress of the game that the variable display count of the decorative symbols on the
この後、所定の大当り開始コマンド受信待機用初期値を演出制御タイマに設定し(ステップS282)、演出制御プロセスフラグを大当り開始待ち処理に対応した値である“3”に更新してから(ステップS283)、図柄可変表示中処理を終了する。 Thereafter, a predetermined initial value for waiting for receiving a big hit start command is set in the effect control timer (step S282), and the effect control process flag is updated to “3” which is a value corresponding to the big hit start waiting process (step S282). S283), the symbol variable display in-process is terminated.
図32は、図31のステップS275にて実行される表示更新指令処理の一例を示すフローチャートである。この表示更新指令処理において、CPU131は、まず、例えば演出制御タイマ値に対応して演出制御パターンから読み出した表示制御データなどから、表示を更新する対象となる画像要素を特定する(ステップS341)。続いて、ステップS341にて特定した画像要素が、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aに画像要素データを事前に転送する対象となる画像要素であるか否かの判定を行う(ステップS342)。
FIG. 32 is a flowchart illustrating an example of the display update command process executed in step S275 of FIG. In this display update command process, the
ステップS342にて事前転送の対象となる画像要素であると判定された場合には(ステップS342;Yes)、例えば演出制御パターンから読み出した表示制御データなどから、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS343)。また、例えば演出制御パターンから読み出した表示制御データなどから、画像要素の表示位置(表示座標)に対応したフレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスを特定する(ステップS344)。さらに、更新対象となる画像要素を示す画像要素データのデータ量を特定する(ステップS345)。その後、ステップS343〜S345にて特定した固定アドレスエリア155Aにおける読出アドレス、フレームバッファメモリ156における書込アドレス、画像要素データのデータ量に基づき、固定アドレス指定表示コマンドを作成してVDP141に送信する(ステップS346)。
If it is determined in step S342 that the image element is the target of advance transfer (step S342; Yes), for example, the fixed address of the image element
ステップS342にて事前転送の対象となる画像要素ではないと判定された場合には(ステップS342;No)、例えば演出制御パターンから読み出した表示制御データなどから、CGROM142における画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS347)。また、例えば演出制御パターンから読み出した表示制御データなどから、画像要素の表示位置(表示座標)に対応したフレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスを特定する(ステップS348)。さらに、更新対象となる画像要素を示す画像データのデータ量を特定する(ステップS349)。その後、ステップS347〜S349にて特定したCGROM142における読出アドレス、フレームバッファメモリ156における書込アドレス、画像要素データのデータ量に基づき、自動転送表示コマンドを作成してVDP141に送信する(ステップS350)。
If it is determined in step S342 that the image element is not an object to be transferred in advance (step S342; No), for example, the display address of the image element data in the
この後、全ての更新対象となる画像要素についての指令が完了したか否かを判定する(ステップS351)。そして、指令が完了していなければ(ステップS351;No)、ステップS341の処理に戻る。これに対して、全ての更新対象となる画像要素についての指令が完了すれば(ステップS351;Yes)、表示更新指令処理を終了する。 Thereafter, it is determined whether or not the command for all the image elements to be updated is completed (step S351). If the command is not completed (step S351; No), the process returns to step S341. On the other hand, if the command for all the image elements to be updated is completed (step S351; Yes), the display update command process is terminated.
図33は、VDP141が備える転送制御回路152により実行される転送制御処理の一例を示すフローチャートである。この転送制御処理において、転送制御回路152は、まず、ホストインタフェース151を介して演出制御用マイクロコンピュータ120から受信した表示制御指令となるコマンドがあるか否かを判定する(ステップS401)。演出制御用マイクロコンピュータ120からの受信コマンドがなければ(ステップS401;No)、ステップS401の処理を繰り返し実行して待機する。
FIG. 33 is a flowchart illustrating an example of a transfer control process executed by the
ステップS401にて受信コマンドがある場合には(ステップS401;Yes)、その受信コマンドが記憶領域設定コマンドであるか否かを判定する(ステップS402)。そして、記憶領域設定コマンドであれば(ステップS402;Yes)、所定の記憶領域設定処理を実行する一方(ステップS403)、記憶領域設定コマンドでなければ(ステップS402;No)、受信コマンドが事前転送コマンドであるか否かを判定する(ステップS404)。 If there is a reception command in step S401 (step S401; Yes), it is determined whether or not the reception command is a storage area setting command (step S402). If it is a storage area setting command (step S402; Yes), a predetermined storage area setting process is executed (step S403). If it is not a storage area setting command (step S402; No), the received command is pre-transferred. It is determined whether it is a command (step S404).
ステップS404にて受信コマンドが事前転送コマンドであれば(ステップS404;Yes)、所定の事前転送処理を実行する一方(ステップS405)、事前転送コマンドでなければ(ステップS404;No)、受信コマンドが自動転送表示コマンドであるか否かを判定する(ステップS406)。ステップS406にて受信コマンドが自動転送表示コマンドであれば(ステップS406;Yes)、所定の自動転送制御処理を実行する(ステップS407)。ステップS406にて受信コマンドが自動転送表示コマンドではない場合や(ステップS406;No)、ステップS407の処理を実行した後には、ステップS401の処理に戻る。 If the received command is a pre-transfer command in step S404 (step S404; Yes), a predetermined pre-transfer process is executed (step S405), but if it is not a pre-transfer command (step S404; No), the received command is It is determined whether the command is an automatic transfer display command (step S406). If the received command is an automatic transfer display command in step S406 (step S406; Yes), a predetermined automatic transfer control process is executed (step S407). When the received command is not an automatic transfer display command in step S406 (step S406; No), after executing the process of step S407, the process returns to the process of step S401.
図34は、図33のステップS403にて実行される記憶領域設定処理の一例を示すフローチャートである。この記憶領域設定処理において、転送制御回路152は、まず、画像要素一時記憶メモリ155をクリアして、その記憶内容を初期化する(ステップS421)。続いて、記憶領域設定コマンドに含まれるデータから、自動転送エリア155Bの先頭アドレスとなるアドレスSTADDを特定する(ステップS422)。そして、このとき特定したアドレスSTADDを、VDP141の内部レジスタにセットして格納する(ステップS423)。また、転送制御回路152は、記憶領域設定コマンドに含まれるデータから、自動転送エリア155Bの最終アドレスとなるアドレスENADDを特定する(ステップS424)。そして、このとき特定したアドレスENADDを、VDP141の内部レジスタにセットして格納してから(ステップS425)、記憶領域設定処理を終了する。
FIG. 34 is a flowchart showing an example of the storage area setting process executed in step S403 of FIG. In this storage area setting process, the
図35は、図33のステップS405にて実行される事前転送処理の一例を示すフローチャートである。この事前転送処理において、転送制御回路152は、まず、事前転送コマンドに含まれるデータから、CGROM142における画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS441)。続いて、事前転送コマンドに含まれるデータから、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの書込アドレスを特定する(ステップS442)。また、事前転送コマンドに含まれるデータから、転送すべき画像要素データのデータ量を特定する(ステップS443)。そして、ステップS441〜S443にて特定した画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量に基づき、CGROM142から読み出した画像要素データを固定アドレスエリア155Aに転送するためにデータ転送の開始設定を行う(ステップS444)。例えば、ステップS444において、転送制御回路152は、所定のDMA装置に、CGROM142の読出アドレス、画像要素一時記憶メモリ155の書込アドレス、転送データ量として画像要素データのデータ量をセットして、DMA転送による画像要素データの転送開始を指示する。
FIG. 35 is a flowchart illustrating an example of the advance transfer process executed in step S405 of FIG. In this advance transfer process, the
この後、転送制御回路152は、画像要素データの転送が完了したか否かを判定し(ステップS445)、完了していなければ(ステップS445;No)、ステップS445の処理を繰り返して待機する。他方、例えばDMA装置から所定の転送完了信号が出力されたことなどに基づき、ステップS445にて画像要素データの転送が完了したと判定されれば(ステップS445;Yes)、VDP141が備えるインデックステーブル251に画像要素データの転送完了を登録してから(ステップS446)、事前転送処理を終了する。ステップS446の処理において、転送制御回路152は、固定アドレスエリア155Aへと転送された画像要素データを特定可能とする「開始アドレス」、「水平サイズ」などのデータをインデックステーブル251に書き込み、対応する「読出完了フラグ」を「オン」に設定する。
Thereafter, the
図36は、図33のステップS407にて実行される自動転送制御処理の一例を示すフローチャートである。この自動転送制御処理において、転送制御回路152は、まず、自動転送表示コマンドに含まれるデータから、CGROM142における画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS461)。続いて、画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bにおける画像要素データの書込アドレスを特定する(ステップS462)。例えば、ステップS462の処理において、転送制御回路152は、インデックステーブル251を参照して、自動転送エリア155Bのうちで、「転送完了フラグ」が「オン」となって有効な画像要素データが記憶されている領域以外の空き領域を特定する。こうして特定された空き領域のうちから、今回転送すべき画像要素データを記憶させる領域を決定し、その先頭アドレスを書込アドレスとして特定すればよい。
FIG. 36 is a flowchart showing an example of the automatic transfer control process executed in step S407 of FIG. In this automatic transfer control process, the
続いて、転送制御回路152は、自動転送表示コマンドに含まれるデータから、転送すべき画像要素データのデータ量を特定する(ステップS463)。そして、ステップS461〜S463にて特定した画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量に基づき、CGROM142から読み出した画像要素データを自動転送エリア155Bに転送するためにデータ転送の開始設定を行う(ステップS464)。例えば、ステップS464において、転送制御回路152は、所定のDMA装置に、CGROM142の読出アドレス、画像要素一時記憶メモリ155の書込アドレス、転送データ量として画像要素データのデータ量をセットして、DMA転送による画像要素データの転送開始を指示する。
Subsequently, the
この後、転送制御回路152は、画像要素データの転送が完了したか否かを判定し(ステップS465)、完了していなければ(ステップS465;No)、ステップS465の処理を繰り返して待機する。他方、例えばDMA装置から所定の転送完了信号が出力されたことなどに基づき、ステップS465にて画像要素データの転送が完了したと判定されれば(ステップS465;Yes)、VDP141が備えるインデックステーブル251に画像要素データの転送完了を登録してから(ステップS466)、自動転送制御処理を終了する。ステップS466の処理において、転送制御回路152は、自動転送エリア155Bへと転送された画像要素データを特定可能とする「開始アドレス」、「水平サイズ」などのデータをインデックステーブル251に書き込み、対応する「読出完了フラグ」を「オン」に設定する。また、この自動転送処理にて画像要素データを転送する場合には、画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bにおける画像要素データの転送先アドレス(書込アドレス)を描画回路154に通知して、描画回路154により画像要素データを読出可能にしてもよい。
Thereafter, the
図37は、VDP141が備える描画回路154により実行される描画処理の一例を示すフローチャートである。この描画処理において、描画回路154は、まず、ホストインタフェース151を介して演出制御用マイクロコンピュータ120から受信した表示制御指令となるコマンドがあるか否かを判定する(ステップS501)。演出制御用マイクロコンピュータ120からの受信コマンドがなければ(ステップS501;No)、ステップS501の処理を繰り返し実行して待機する。
FIG. 37 is a flowchart illustrating an example of a drawing process executed by the
ステップS501にて受信コマンドがある場合には(ステップS501;Yes)、その受信コマンドが固定アドレス指定表示コマンドであるか否かを判定する(ステップS502)。そして、固定アドレス指定表示コマンドであれば(ステップS502;Yes)、所定の固定アドレス指定表示処理を実行する一方(ステップS503)、固定アドレス指定表示コマンドでなければ(ステップS502;No)、受信コマンドが自動転送表示コマンドであるか否かを判定する(ステップS504)。 If there is a reception command in step S501 (step S501; Yes), it is determined whether or not the reception command is a fixed address designation display command (step S502). If it is a fixed address designation display command (step S502; Yes), a predetermined fixed address designation display process is executed (step S503), but if it is not a fixed address designation display command (step S502; No), a received command Is an automatic transfer display command (step S504).
ステップS504にて受信コマンドが自動転送表示コマンドであれば(ステップS504;Yes)、所定の自動転送表示処理を実行する(ステップS505)。ステップS504にて受信コマンドが自動転送表示コマンドではない場合や(ステップS504;No)、ステップS505の処理を実行した後には、ステップS501の処理に戻る。 If the received command is an automatic transfer display command in step S504 (step S504; Yes), a predetermined automatic transfer display process is executed (step S505). When the received command is not an automatic transfer display command in step S504 (step S504; No), after executing the process of step S505, the process returns to step S501.
図38は、図37のステップS503にて実行される固定アドレス指定表示処理の一例を示すフローチャートである。この固定アドレス指定表示処理において、描画回路154は、まず、固定アドレス指定表示コマンドに含まれるデータから、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS521)。続いて、ステップS521にて特定した読出アドレスに基づきインデックステーブル251を参照し、読出対象となる画像要素データと対応付けられた「転送完了フラグ」が「オン」となっているか否かを判定する(ステップS522)。
FIG. 38 is a flowchart showing an example of the fixed address designation display process executed in step S503 of FIG. In this fixed address designation display process, the
ステップS522にて「転送完了フラグ」が「オン」である場合には(ステップS522;Yes)、固定アドレス指定表示コマンドに含まれるデータから、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスを特定する(ステップS523)。そして、例えばステップS523にて特定した書込アドレスに基づき、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込先が非表示領域となるか否かの判定を行う(ステップS524)。例えば、ステップS524の処理において、描画回路154は、ステップS523にて特定された書込アドレスが、フレームバッファメモリ156にて画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに割り当てられたアドレスと合致するか否かを判定し、合致する場合には、書込先が非表示領域になると判断する。
If the “transfer completion flag” is “ON” in step S522 (step S522; Yes), the image element data write address in the
ステップS524にて書込先が非表示領域ではないと判定された場合には(ステップS524;No)、ステップS521にて特定した読出アドレスから画像要素データを読み出し、ステップS523にて特定した書込アドレスに書き込む(ステップS525)。こうしてステップS525にてフレームバッファメモリ156に画像要素データが書き込まれることにより、表示用データの作成が行われることになる。
If it is determined in step S524 that the write destination is not a non-display area (step S524; No), the image element data is read from the read address specified in step S521, and the write specified in step S523. Write to the address (step S525). In this way, display data is created by writing the image element data to the
ステップS524にて書込先が非表示領域であると判定された場合には(ステップS524;Yes)、ステップS525の処理をスキップする。したがって、演出制御用マイクロコンピュータ120からの固定アドレス指定表示コマンドを受信していても、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込先が画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに対応した書込位置となる場合には、描画回路154により画像要素データが画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aから読み出されてフレームバッファメモリ156に書き込まれることが、制限される。
If it is determined in step S524 that the writing destination is a non-display area (step S524; Yes), the process of step S525 is skipped. Therefore, even when a fixed address designation display command is received from the
この後、フレームバッファメモリ156に画像要素データを書き込むことによる描画(表示用データの作成)が完了したか否かを判定し(ステップS526)、完了していなければ(ステップS526;No)、読出アドレスと書込アドレスを更新した後(ステップS527)、ステップS524の処理に戻る。他方、ステップS526にて描画が完了すれば(ステップS526;Yes)、固定アドレス指定表示処理を終了する。
Thereafter, it is determined whether or not drawing (creation of display data) by writing image element data to the
また、ステップS522にて「転送完了フラグ」が「オフ」である場合には(ステップS522;No)、所定の転送完了待ち時間が経過したか否かを判定する(ステップS528)。このとき、転送完了待ち時間が経過していなければ(ステップS528;No)、ステップS522の処理に戻って待機する。これに対して、ステップS528にて転送完了待ち時間が経過した場合には(ステップS528;Yes)、例えばホストインタフェース151を介して演出制御用マイクロコンピュータ120に対して所定のエラー情報を送信することなどにより、エラーが発生した旨を通知してから(ステップS529)、固定アドレス指定表示処理を終了する。
If the “transfer completion flag” is “OFF” in step S522 (step S522; No), it is determined whether or not a predetermined transfer completion waiting time has elapsed (step S528). At this time, if the transfer completion waiting time has not elapsed (step S528; No), the process returns to step S522 and waits. On the other hand, when the transfer completion waiting time has elapsed in step S528 (step S528; Yes), for example, predetermined error information is transmitted to the
図39は、図37のステップS505にて実行される自動転送表示処理の一例を示すフローチャートである。この自動転送表示処理において、描画回路154は、まず、例えば転送制御回路152からの通知などに基づいて、画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bにおける画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS541)。続いて、ステップS541にて特定した読出アドレスに基づきインデックステーブル251を参照し、読出対象となる画像要素データと対応付けられた「転送完了フラグ」が「オン」となっているか否かを判定する(ステップS542)。
FIG. 39 is a flowchart showing an example of the automatic transfer display process executed in step S505 of FIG. In the automatic transfer display process, the
ステップS542にて「転送完了フラグ」が「オン」である場合には(ステップS542;Yes)、自動転送表示コマンドに含まれるデータから、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスを特定する(ステップS543)。そして、例えばステップS543にて特定した書込アドレスに基づき、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込先が非表示領域となるか否かの判定を行う(ステップS544)。例えば、ステップS544の処理において、描画回路154は、ステップS543にて特定された書込アドレスが、フレームバッファメモリ156にて画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに割り当てられたアドレスと合致するか否かを判定し、合致する場合には、書込先が非表示領域になると判断する。
When the “transfer completion flag” is “ON” in step S542 (step S542; Yes), the writing address of the image element data in the
ステップS544にて書込先が非表示領域ではないと判定された場合には(ステップS544;No)、ステップS541にて特定した読出アドレスから画像要素データを読み出し、ステップS543にて特定した書込アドレスに書き込む(ステップS545)。こうしてステップS545にてフレームバッファメモリ156に画像要素データが書き込まれることにより、表示用データの作成が行われることになる。
If it is determined in step S544 that the writing destination is not a non-display area (step S544; No), image element data is read from the read address specified in step S541, and the write specified in step S543. Write to the address (step S545). In this way, display element data is created by writing image element data to the
ステップS544にて書込先が非表示領域であると判定された場合には(ステップS544;Yes)、ステップS545の処理をスキップする。したがって、演出制御用マイクロコンピュータ120からの自動転送表示コマンドを受信していても、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込先が画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに対応した書込位置となる場合には、描画回路154により画像要素データが画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bから読み出されてフレームバッファメモリ156に書き込まれることが、制限される。
If it is determined in step S544 that the writing destination is a non-display area (step S544; Yes), the process of step S545 is skipped. Therefore, even if the automatic transfer display command is received from the
この後、フレームバッファメモリ156に画像要素データを書き込むことによる描画(表示用データの作成)が完了したか否かを判定し(ステップS546)、完了していなければ(ステップS546;No)、読出アドレスと書込アドレスを更新した後(ステップS547)、ステップS544の処理に戻る。他方、ステップS546にて描画が完了すれば(ステップS546;Yes)、描画に用いた画像要素データと対応付けてインデックステーブル251に登録された「転送完了フラグ」をクリアして「オフ」とした後(ステップS548)、自動転送表示処理を終了する。
Thereafter, it is determined whether or not drawing (creation of display data) by writing image element data to the
また、ステップS542にて「転送完了フラグ」が「オフ」である場合には(ステップS542;No)、所定の転送完了待ち時間が経過したか否かを判定する(ステップS549)。このとき、転送完了待ち時間が経過していなければ(ステップS549;No)、ステップS542の処理に戻って待機する。これに対して、ステップS549にて転送完了待ち時間が経過した場合には(ステップS549;Yes)、例えばホストインタフェース151を介して演出制御用マイクロコンピュータ120に対して所定のエラー情報を送信することなどにより、エラーが発生した旨を通知してから(ステップS550)、自動転送表示処理を終了する。
If the “transfer completion flag” is “off” in step S542 (step S542; No), it is determined whether a predetermined transfer completion waiting time has elapsed (step S549). At this time, if the transfer completion waiting time has not elapsed (step S549; No), the process returns to step S542 and waits. On the other hand, when the transfer completion waiting time has elapsed in step S549 (step S549; Yes), for example, predetermined error information is transmitted to the
次に、本実施例における具体的な動作の一例について説明する。パチンコ遊技機1の電源が投入され、電源基板10から電源電圧の供給が開始されると、演出制御基板12では、演出制御用マイクロコンピュータ120が起動し、CPU131が初期化処理を実行した後(図24のステップS51)、記憶領域設定指令処理を実行する(ステップS52)。この記憶領域設定指令処理において、演出制御用マイクロコンピュータ120からVDP141に対して記憶領域設定コマンドが送信される(図25のステップS303)。
Next, an example of a specific operation in the present embodiment will be described. When the power of the
VDP141では、例えば転送制御回路152が、記憶領域設定コマンドを受信したことに応答して(図33のステップS402;Yes)、記憶領域設定処理を実行する(ステップS403)。この記憶領域設定処理では、記憶領域設定コマンドにより通知されたアドレスSTADDとアドレスENADDをVDP141の内部レジスタに格納することなどによって(図34のステップS423、S425)、画像要素一時記憶メモリ155における記憶領域が、固定アドレスエリア155Aと自動転送エリア155Bとに設定されることになる。
In the
図40は、演出制御基板12に搭載された表示制御部121における画像データ処理動作の概要を示す説明図である。演出制御用マイクロコンピュータ120ではCPU131が、演出制御用マイクロコンピュータ120の起動に対応して事前転送指令処理を実行する(図24のステップS53)。そして、事前転送指令処理では、例えば図12(B)に示す事前転送設定テーブル211A、211Bのうちから、演出モードフラグの値に対応したものをセットする(図26のステップS311)。続いて、処理数及び事前転送カウント値に応じて読み出したテーブルデータから特定された画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量に基づき、事前転送コマンドを作成してVDP141に送信する(ステップS314〜S320)。
FIG. 40 is an explanatory diagram showing an outline of the image data processing operation in the
例えば、第1の演出モード#1に対応して用意された事前転送設定テーブル211Aでは、「1」〜「8」の数字を示す飾り図柄に対応した画像要素データや、予告A、予告Bといったハズレ時における選択確率が比較的に(予告Cや予告Dに比べて)高い予告演出で用いられるキャラクタCH1、CH2に対応した画像要素データを、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定された画像要素を示す画像要素データとして、その読出アドレス、書込アドレス、データ量などを示すテーブルデータが格納されている。また、第2の演出モード#2に対応して用意された事前転送設定テーブル211Bでは、「一」〜「八」の数字を示す飾り図柄に対応した画像要素データや、予告A、予告Bといったハズレ時における選択確率が比較的に高い予告演出で用いられる背景画像に対応した画像要素データを、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定された画像要素を示す画像要素データとして、その読出アドレス、書込アドレス、データ量などを示すテーブルデータが格納されている。
For example, in the advance transfer setting table 211A prepared in correspondence with the first
CPU131が図24のステップS53にて事前転送指令処理を実行する場合には、ステップS51における初期化処理にて演出モードフラグをクリアして“0”に更新したことに基づき、事前転送設定テーブル211Aのテーブルデータに対応した画像要素データの転送を指令する。VDP141では、例えば転送制御回路152が、事前転送コマンドを受信したことに応答して(図33のステップS404;Yes)、事前転送処理を実行する(ステップS405)。この事前転送処理では、事前転送コマンドにより通知された画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量などに基づいて、CGROM142から画像要素データを読み出して画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aに転送する(図35のステップS441〜S445)。
When the
その後、遊技領域に打ち込まれた遊技球が普通可変入賞球装置6に形成された始動入賞口へと入賞したことに応じて、特別図柄表示装置4による特図ゲームや画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を実行するための実行条件が成立する。こうした実行条件の成立に基づき、例えば画像表示装置5では飾り図柄の可変表示が開始される。このとき、演出制御用マイクロコンピュータ120では、例えばCPU131が可変表示パターンに対応した演出制御パターンから読み出した表示制御データに基づき、画像表示装置5における表示の更新タイミングであれば(図31のステップS274;Yes)、表示更新指令処理を実行する(ステップS275)。この表示更新指令処理では、更新対象となる画像要素が固定アドレスエリア155Aに画像要素データを事前に転送する対象となる画像要素であるか否かを判定する(図32のステップS342)。
Thereafter, in response to the game ball that has been driven into the game area having won a start winning opening formed in the normally variable winning
例えば、更新対象となる画像要素に対応した画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量などを示すデータがテーブルデータとして事前転送設定テーブル211A、211Bのいずれかに格納されている場合に、その画像要素は固定アドレスエリア155Aに画像要素データを事前に転送する対象となる画像要素であると判定される(ステップS342;Yes)。より具体的に、第1の演出モード#1に設定されている場合には、「1」〜「8」の数字を示す飾り図柄のいずれかや、予告A、予告Bの予告演出で用いられるキャラクタCH1、CH2のいずれかが更新対象であれば、事前に転送する対象となる画像要素であると判定される。この判定結果に基づき、CPU131は、例えば演出制御パターンから読み出した表示制御データなどによって、固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの読出アドレス、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレス、更新対象となる画像要素を示す画像要素データのデータ量などを特定し、固定アドレス指定表示コマンドを作成してVDP141に送信する(ステップS343〜S346)。
For example, when data indicating the read address, the write address, the data amount, etc. of the image element data corresponding to the image element to be updated is stored as table data in any of the pre-transfer setting tables 211A and 211B, The image element is determined to be an image element for which image element data is to be transferred in advance to the fixed
VDP141では、例えば描画回路154が、固定アドレス指定表示コマンドを受信したことに応答して(図37のステップS502;Yes)、固定アドレス指定表示処理を実行する(ステップS503)。この固定アドレス指定表示処理では、インデックステーブル251において固定アドレスエリア155Aからの読出対象となる画像要素データと対応付けられた「転送完了フラグ」が「オン」であり(図38のステップS522;Yes)、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込先が非表示領域ではない場合に(ステップS524;No)、固定アドレス指定表示コマンドにより通知された画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量などに基づき、固定アドレスエリア155Aから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリ156に書き込んで記憶させる(ステップS521〜S527)。
In the
また、更新対象となる画像要素に対応した画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量などを示すデータが事前転送設定テーブル211A、211Bのいずれにも格納されていない場合には、その画像要素は固定アドレスエリア155Aに画像要素データを事前に転送する対象となる画像要素ではないと判定される(図32のステップS342;No)。より具体的に、第1の演出モード#1に設定されている場合には、予告C、予告Dの予告演出で用いられるキャラクタCH3、CH4などが更新対象であれば、事前に転送する対象となる画像要素ではないと判定される。この判定結果に基づき、CPU131は、例えば演出制御パターンから読み出した表示制御データなどによって、CGROM142における画像要素データの読出アドレス、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレス、更新対象となる画像要素を示す画像要素データのデータ量などを特定し、自動転送表示コマンドを作成してVDP141に送信する(ステップS347〜S350)。
Further, when data indicating the read address, write address, data amount, etc. of the image element data corresponding to the image element to be updated is not stored in any of the advance transfer setting tables 211A and 211B, the image It is determined that the element is not an image element for which image element data is to be transferred in advance to the fixed
VDP141では、まず、例えば転送制御回路152が、自動転送表示コマンドを受信したことに応答して(図33のステップS406;Yes)、自動転送制御処理を実行する(ステップS407)。この自動転送制御処理では、CGROM142における画像要素データの読出アドレスは、自動転送表示コマンドに含まれるデータから特定する(図36のステップS461)。その一方で、画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bにおける画像要素データの書込アドレスは、例えばインデックステーブル251を参照することなどにより特定された空き領域のうちから画像要素データを記憶させるために選択された領域の先頭アドレスとして、転送制御回路152により自動的に特定される(ステップS462)。そして、自動転送表示コマンドにより通知された画像要素データのデータ量などに基づき(ステップS463)、CGROM142から読み出した画像要素データを画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bに書き込んで記憶させる(ステップS464、S465)。
In the
続いて、VDP141では、例えば描画回路154が、自動転送表示コマンドを受信したことに応答して(図37のステップS504;Yes)、自動転送表示処理を実行する(ステップS505)。この自動転送表示処理では、インデックステーブル251において自動転送エリア155Bからの読出対象となる画像要素データと対応付けられた「転送完了フラグ」が「オン」であり(図39のステップS542;Yes)、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込先が非表示領域ではない場合に(ステップS544;No)、例えば転送制御回路152から通知された自動転送エリア155Bにおける画像要素データの読出アドレスや、自動転送表示コマンドにより通知された画像要素データの書込アドレス、データ量などに基づき、自動転送エリア155Aから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリ156に書き込んで記憶させる(ステップS541〜S547)。
Subsequently, in the
表示回路157は、画像表示装置5における表示画像の更新周期でフレームバッファメモリ156の記憶データを表示用データとして読み出し、所定のクロック信号に基づいて走査信号を生成して画像表示装置5に出力することなどにより、画像表示装置5の画面上に画像を表示させる。
The
表示結果がハズレとなる特別図柄や飾り図柄の可変表示が終了した後に、あるいは、大当り遊技状態が終了した後に、可変表示の開始条件が成立しないために主基板11から演出制御基板12に対して可変表示開始コマンドが送信されずにデモ表示待ち時間が経過すると(図28のステップS203;Yes)、画像表示装置5にて図29に例示するようなデモ画面表示を開始させるための設定が行われる(ステップS204)。こうしたデモ画面表示が開始されることに対応して、CPU131は、事前転送指令処理を実行する(ステップS206)。この事前転送指令処理により、事前転送設定テーブル211A、211Bのうちで演出モードフラグの値に対応したものから読み出したテーブルデータに基づき、事前転送コマンドが作成されてVDP141に送信される。
After the variable display of the special symbol or the decorative design that causes the display result to be lost, or after the big hit gaming state is completed, the start condition of the variable display is not satisfied, so the
このように、画像表示装置5におけるデモ画面の表示開始という、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件が成立したことに対応して、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへの転送が指令される。VDP141では、例えば転送制御回路152が、事前転送コマンドを受信したことに応答して(図33のステップS404;Yes)、事前転送処理を実行し(ステップS405)、事前転送コマンドにより通知された画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量などに基づいて、CGROM142から画像要素データを読み出して画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aに転送する(図35のステップS441〜S445)。
In this way, an image set to increase the display frequency in response to the establishment of a transfer condition that is predetermined in accordance with the progress of the game, that is, display start of the demonstration screen in the
また、特別図柄や飾り図柄の可変表示が終了する際には、CPU131によって可変表示回数カウント値が更新され(図31のステップS278)、この可変表示回数カウント値が事前転送実行判定値に達した場合には(ステップS279;Yes)、CPU131が事前転送指令処理を実行する(ステップS280)。この事前転送指令処理でも、事前転送設定テーブル211A、211Bのうちで演出モードフラグの値に対応したものから読み出したテーブルデータに基づき、事前転送コマンドが作成されてVDP141に送信される。
Further, when the variable display of the special symbol or the decorative symbol is finished, the
このように、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示回数が事前転送判定値に達したという、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件が成立したことに対応して、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへの転送が指令される。VDP141では、例えば転送制御回路152が、事前転送コマンドを受信したことに応答して(図33のステップS404;Yes)、事前転送処理を実行し(ステップS405)、事前転送コマンドにより通知された画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量などに基づいて、CGROM142から画像要素データを読み出して画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aに転送する(図35のステップS441〜S445)。
In this way, the display frequency corresponds to the fact that the predetermined transfer condition corresponding to the progress of the game that the variable display count of the decorative symbol on the
その他にも、例えば大当り遊技状態への制御が開始されたことなどといった、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件が成立したことに対応して、CPU131が事前転送指令処理を実行することで、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへの転送を指令するようにしてもよい。
In addition, the
転送制御回路152は、CGROM142から読み出した画像要素データを画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aまたは自動転送エリア155Bに書き込むことによる画像要素データの転送が完了したときに、VDP141に設けられたインデックステーブル251の更新を行う。
The
例えば、事前転送コマンドに応じたCGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへのデータ転送が完了した場合には(図35のステップS445;Yes)、固定アドレスエリア155Aへと転送された画像要素データを特定可能とする「開始アドレス」、「水平サイズ」などのデータをインデックステーブル251に書き込むとともに、対応する「読出完了フラグ」を「オン」に設定することなどにより、インデックステーブル251に画像要素データの転送完了を登録する(ステップS446)。
For example, when the data transfer from the
また、例えば、自動転送表示コマンドに応じたCGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bへのデータ転送が完了した場合には(図36のステップS465;Yes)、自動転送エリア155Bへと転送された画像要素データを特定可能とする「開始アドレス」、「水平サイズ」などのデータをインデックステーブル251に書き込むとともに、対応する「読出完了フラグ」が「オン」に設定することなどにより、インデックステーブル251に画像要素データの転送完了を登録する(ステップS466)。こうしたインデックステーブル251の登録内容に基づいて、描画回路154は画像要素一時記憶メモリ155から画像要素データを読み出して表示用データの作成を実行できるか否かを判定することができる。
For example, when the data transfer from the
例えば、描画回路154は、固定アドレス指定表示コマンドを受信したことに応答して、固定アドレスエリア155Aからの読出対象となる画像要素データと対応付けられた「転送完了フラグ」がインデックステーブル251において「オン」となっているか否かを判定する(図38のステップS522)。このとき、「読出完了フラグ」が「オン」であれば(ステップS522;Yes)、描画回路154が固定アドレスエリア155Aから画像要素データを読み出して表示用データを作成可能であるとの判断に基づき、固定アドレスエリア155Aから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリ156に書き込んで記憶させることにより表示用データを作成するための処理が実行される(ステップS523〜S527)。これに対して、「読出完了フラグ」が「オフ」であれば(ステップS522;No)、描画回路154が固定アドレスエリア155Aから画像要素データを読み出して表示用データを作成することができないとの判断に基づき、転送完了待ち時間が経過するまで(ステップS528;No)、ステップS522の処理を繰り返し実行して待機する。この待機中には、固定アドレスエリア155Aから読み出した画像要素データを用いた表示用データの作成が実行されない。
For example, in response to receiving the fixed address designation display command, the
また、例えば、描画回路154は、自動転送表示コマンドを受信したことに応答して、自動転送エリア155Bからの読出対象となる画像要素データと対応付けられた「転送完了フラグ」がインデックステーブル251において「オン」となっているか否かを判定する(図39のステップS542)。このとき、「読出完了フラグ」が「オン」であれば(ステップS542;Yes)、描画回路154が自動転送エリア155Bから画像要素データを読み出して表示用データを作成可能であるとの判断に基づき、自動転送エリア155Bから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリ156に書き込んで記憶させることにより表示用データを作成するための処理が実行される(ステップS543〜S548)。これに対して、「読出完了フラグ」が「オフ」であれば(ステップS542;No)、描画回路154が自動転送エリア155Bから画像要素データを読み出して表示用データを作成することができないとの判断に基づき、転送完了待ち時間が経過するまで(ステップS549;No)、ステップS542の処理を繰り返し実行して待機する。この待機中には、自動転送エリア155Bから読み出した画像要素データを用いた表示用データの作成が実行されない。
Also, for example, in response to receiving the automatic transfer display command, the
画像表示装置5において例えば図29に示すようなデモ画面の表示が開始された後に、操作スイッチ40における所定のスイッチ操作(例えば押下操作)の検出に対応して、操作スイッチ40から演出制御基板12に伝送される操作スイッチ信号がオン状態となった場合には(図28のステップS207;Yes)、演出モードフラグの値が“0”と“1”とで切り替えられる(ステップS208〜S210)。このように切替可能な演出モードフラグの値に基づき、例えばCPU131が図30のステップS252の処理を実行することなどにより、パチンコ遊技機1における演出動作内容が決定される。このステップS252の処理では、演出モードフラグの値が“0”であるか“1”であるかに対応して、図13(B)に示す演出制御パターンテーブル221A、221Bのいずれかを用いることにより、演出制御パターンの選択が行われる。このように、演出モードフラグの値を切り替えることにより、パチンコ遊技機1における演出動作の態様を決定することができる。
For example, after the display of the demonstration screen as shown in FIG. 29 is started in the
そして、CPU131が図28に示すステップS208〜S210の処理により演出モードフラグの値を切り替えた場合には、ステップS211にて事前転送指令処理を実行する。この事前転送指令処理では、ステップS208〜S210の処理により切り替えられた演出モードフラグの値に対応して、事前転送設定テーブル211A、211Bのいずれかから読み出したテーブルデータに基づき、事前転送コマンドが作成されてVDP141に送信される。例えば、演出モードフラグの値が“1”から“0”へと切り替えられた場合には、切替後の演出モードフラグにより特定される第1の演出モード#1に対応して用意された事前転送設定テーブル211Aを用いて、事前転送コマンドが作成される。他方、演出モードフラグの値が“0”から“1”へと切り替えられた場合には、切替後の演出モードフラグにより特定される第2の演出モード#2に対応して用意された事前転送設定テーブル211Bを用いて、事前転送コマンドが作成される。
Then, when the
このように、演出モードフラグの値の切替によりパチンコ遊技機1における演出動作の態様が変更された場合には、変更後における演出動作の態様として決定された演出モードに対応して事前転送設定テーブル211A、211Bのいずれかを用いることにより、画像表示装置5において表示頻度が高くなるように設定された画像要素データが特定される。そして、こうして特定された画像要素データの転送を指令する事前転送コマンドが、CPU131によって作成されてVDP141へ送信されることになる。VDP141では、例えば転送制御回路152が、事前転送コマンドを受信したことに応答して(図33のステップS404;Yes)、事前転送処理を実行し(ステップS405)、事前転送コマンドにより通知された画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、データ量などに基づいて、CGROM142から画像要素データを読み出して画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aに転送する(図35のステップS441〜S445)。
Thus, when the mode of the presentation operation in the
以上説明したように、上記実施の形態におけるパチンコ遊技機1では、CGROM142に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定された画像要素データについては、例えば事前転送設定テーブル211Aに読出アドレス、書込アドレス、データ量を示すテーブルデータが格納され、CPU131が図24のステップS53にて事前転送指令処理を実行することで、事前に画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへと転送するよう指令される。この指令に応じて、VDP141では転送制御回路152が、図33のステップS405にて事前転送処理を実行することにより、CGROM142から画像要素データを読み出して固定アドレスエリア155Aに転送する。そして、CPU131が図31のステップS275にて表示更新指令処理を実行し、図32のステップS342における事前転送の対象となる画像要素であるとの判定結果に応じて、ステップS346にて固定アドレス指定表示コマンドが作成されてVDP141に送信される。VDP141では描画回路154が、固定アドレス指定表示コマンドを受信したことに応答して図37のステップS503にて固定アドレス指定表示処理を実行することにより、固定アドレスエリア155Aの読出アドレスから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリ156における書込アドレスに書き込んで記憶させる。これにより、画像表示装置5における表示頻度が高くなるように設定された画像要素データについては、固定アドレスエリア155Aにおける読出アドレスを指定することで画像要素一時記憶メモリ155に事前に記憶されているデータを容易に再利用することができ、CGROM142から毎回読み出す必要がなくなるので、表示演出における制御負担を軽減することができる。
As described above, in the
これに対して、CGROM142に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、画像表示装置5における表示頻度が低くなるように設定された画像要素データについては、CPU131が図31のステップS275にて表示更新指令処理を実行し、図32のステップS342における事前転送の対象となる画像要素ではないとの判定結果に応じて、ステップS350にて自動転送表示コマンドが作成されてVDP141に送信されることにより、CGROM142からフレームバッファメモリ156へと転送するよう指令される。自動転送表示コマンドを受信したVDP141では、転送制御回路152が、図33のステップS407にて自動転送制御処理を実行することにより、CGROM142から画像要素データを読み出して画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bに転送する。そして、描画回路154が、自動転送表示コマンドを受信したことに応答して図37のステップS505にて自動転送表示処理を実行することにより、自動転送エリア155Bから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリ156における書込アドレスに書き込んで記憶させる。これにより、画像表示装置5における表示頻度が低くなるように設定された画像要素データについては、CGROM142における読出アドレスと、フレームバッファメモリ156における書込アドレスとを指定すれば、自動転送エリア155Bにおける記憶アドレスを指定しなくても表示用データの作成に利用することができ、アドレス管理が容易になるとともに、プログラム設計の負担を軽減することができる。
On the other hand, among the plural types of image element data stored in the
例えば画像表示装置5におけるデモ画面の表示開始や、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示回数が事前転送判定値に達したこと、あるいは大当り遊技状態への制御が開始されたことなどといった、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件が成立したことに対応して、図28のステップS206や図31のステップS280などにてCPU131が事前転送指令処理を実行することで、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへの転送が指令される。この指令に応じて、VDP141では転送制御回路152が、図33のステップS405にて事前転送処理を実行することにより、CGROM142から画像要素データを読み出して固定アドレスエリア155Aに転送する。これにより、固定アドレスエリア155Aの記憶内容にノイズなどによる誤りが発生した場合でも、その記憶内容を自動的に復元させることができる。
For example, a game such as the start of display of a demo screen on the
また、VDP141の描画回路154は、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aまたは自動転送エリア155Bから画像要素データを読み出す際に、インデックステーブル251にて対応する「転送完了フラグ」が「オン」に設定されているか否かに対応して、読み出した画像要素データをフレームバッファメモリ156に書き込むことによる表示用データの作成を実行するか否かの決定を行う。これにより、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aや自動転送エリア155Bに転送される画像要素データと、これらの固定アドレスエリア155Aや自動転送エリア155Bから読み出して表示用データの作成に利用する画像要素データとを整合させることが可能になり、適切な画像要素データを用いた表示演出を行うことができる。
Further, when the
CPU131が図28に示すステップS208〜S210の処理により演出モードフラグの値を切り替えた場合には、ステップS211にて事前転送指令処理を実行することで、変更後の演出モードに対応して表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき、CGROM142から画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aへの転送が指令される。この指令に応じて、VDP141では転送制御回路152が、図33のステップS405にて事前転送処理を実行することにより、CGROM142から画像要素データを読み出して固定アドレスエリア155Aに転送する。これにより、パチンコ遊技機1での演出状態に対応して表示頻度が高くなるように設定された画像要素データを変更可能となり、固定アドレスエリア155Aを有効に利用して表示演出における制御負担をさらに軽減することができる。
When the
画像表示装置5の画面上には、例えば特別図柄表示装置4の前面における配置部分や装飾部材31、32、33の背面における配置部分などに、画像表示が制限される非表示領域5Bが設けられている。VDP141が備える描画回路154は、演出制御用マイクロコンピュータ120からの固定アドレス指定表示コマンドを受信したことに応答して図38のフローチャートに示すような固定アドレス指定表示処理を実行し、ステップS524にて画像要素データの書込先が非表示領域となるか否かの判定を行う。そして、書込先が非表示領域となる場合には、演出制御用マイクロコンピュータ120から固定アドレス指定表示コマンドを受信していても、ステップS525の処理をスキップすることにより、フレームバッファメモリ156に対する画像要素データの書き込みを制限する。また、描画回路154は、演出制御用マイクロコンピュータ120から自動転送表示コマンドを受信したことに応答して図39のフローチャートに示すような自動転送表示処理を実行し、ステップS544にて画像要素データの書込先が非表示領域となるか否かの判定を行う。そして、書込先が非表示領域となる場合には、演出制御用マイクロコンピュータ120から自動転送表示コマンドを受信していても、ステップS545の処理をスキップすることにより、フレームバッファメモリ156に対する画像要素データの書き込みを制限する。これにより、画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに対応して割り当てられたフレームバッファメモリ156のアドレスに画像要素データを書き込んで表示用データを作成する場合に比べて、表示演出における制御負担を軽減することができる。
On the screen of the
また、VDP141では描画回路154が自動的に書込先が非表示領域である場合の書き込みを制限するようにしているので、パチンコ遊技機1などの遊技機を設計する段階で非表示領域に画像を表示させないための配慮を行う必要がなくなり、遊技機の設計負担を軽減することができる。加えて、VDP141が備える描画回路154により図38に示すステップS524や図39に示すステップS544のような処理を実行することで、演出制御用マイクロコンピュータ120の側では、画像要素の表示位置が画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに含まれるか否かを判断する必要がなく、非表示領域5Bが存在しない場合と同様の処理によって表示演出における制御負担の増大を防止できる。
Further, in the
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、VDP141が備える描画回路154が図38に示すステップS524や図39に示すステップS544のような処理を実行することで、画像要素データの書込先が非表示領域となる場合にフレームバッファメモリ156への書き込みを制限するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、例えば演出制御用マイクロコンピュータ120の側において、書込先が非表示領域となる場合におけるフレームバッファメモリ156への書き込みを制限するための処理を実行するようにしてもよい。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and applications are possible. For example, in the above embodiment, the
この場合、演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるCPU131は、図31のステップS275にて実行する表示更新指令処理として、図32のフローチャートに示すような処理に代えて、図41のフローチャートに示すような処理を実行する。図41に示す表示更新指令処理では、まず、図32のステップS341、S342と同様にして、表示を更新する対象となる画像要素を特定するとともに(ステップS361)、特定された画像要素が事前に転送する対象となるものであるか否かの判定を行う(ステップS362)。そして、事前に転送する対象となるものである場合には(ステップS362;Yes)、図32のステップS343と同様にして、固定アドレスエリア155Aにおける画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS363)。また、事前に転送する対象ではない場合には(ステップS362;No)、図32のステップS347と同様にして、CGROM142における画像要素データの読出アドレスを特定する(ステップS367)。ステップS363、S367の処理を実行した後、図41に示す表示更新指令処理では、図42のフローチャートに示す書込アドレス設定処理を実行する(ステップS364、S368)。
In this case, the
図42に示す書込アドレス設定処理では、まず、図41のステップS361にて特定された表示を更新する対象となる画像要素の配置が、画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに対応した配置を含んでいるか否かを判定する(ステップS601)。例えば、CPU131は、演出制御パターンから読み出した表示制御データから画像表示装置5の画面上における画像要素の表示位置(例えば表示座標)を特定し、表示対象となる画像要素のサイズ(例えば幅や高さなど)から、画像要素の少なくとも一部が非表示領域5B内に配置されるか否かを判定する。そして、画像要素の少なくとも一部が非表示領域5B内に配置される場合には、非表示領域5Bに対応した配置を含んでいると判断する。
In the write address setting process shown in FIG. 42, first, the arrangement of the image elements to be updated in the display specified in step S361 in FIG. It is determined whether or not the arrangement is included (step S601). For example, the
ステップS601にて非表示領域5Bに対応した配置を含んでいないと判定された場合には(ステップS601;No)、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスとして、表示対象の画像要素の全体を画像表示装置5の画面上に表示させるためのアドレスを設定してから(ステップS602)、書込アドレス設定処理を終了して、図41に示すステップS365やステップS369の処理に進む。例えば、CPU131は、表示対象の画像要素を構成する全ての画素についてフレームバッファメモリ156における書込アドレスを指定することで、画像要素の全体を画像表示装置5の画面上に表示させるようにする。
If it is determined in step S601 that the layout corresponding to the non-display area 5B is not included (step S601; No), the image element data write address in the
これに対して、ステップS601にて非表示領域5Bに対応した配置を含んでいると判定された場合には(ステップS601;Yes)、その画像要素の全体が非表示領域5B内に配置されるのか、一部が非表示領域5B内に配置されるのかを判定する(ステップS603)。このとき、一部が非表示領域5B内に配置されると判定した場合には(ステップS603;No)、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスとして、非表示領域5Bに対応する書込先を除外したアドレスを設定してから(ステップS604)、書込アドレス設定処理を終了して、図41に示すステップS365やステップS369の処理に進む。例えば、CPU131は、表示対象の画像要素を構成する各画素についてフレームバッファメモリ156における書込アドレスを特定し、その書込アドレスのうちで非表示領域5Bに割り当てられたアドレスを除外することで、表示領域5Aに割り当てられたアドレスのみがVDP141に通知されるように設定する。
On the other hand, when it is determined in step S601 that the arrangement corresponding to the non-display area 5B is included (step S601; Yes), the entire image element is arranged in the non-display area 5B. Or whether a part is arranged in the non-display area 5B (step S603). At this time, when it is determined that a part is arranged in the non-display area 5B (step S603; No), the writing corresponding to the non-display area 5B is used as the image element data write address in the
また、ステップS603にて画像要素の全体が非表示領域5Bに配置されると判定した場合には(ステップS603;Yes)、図41に示すステップS371の処理に進む。これにより、画像要素の全体が非表示領域5Bに配置される場合には、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスが設定されず、VDP141への転送表示コマンドの送信も行われないことになる。
If it is determined in step S603 that the entire image element is arranged in the non-display area 5B (step S603; Yes), the process proceeds to step S371 shown in FIG. Thereby, when the entire image element is arranged in the non-display area 5B, the writing address of the image element data in the
図41に示すステップS364にて書込アドレス設定処理を実行した後にステップS365の処理に進んだ場合には、フレームバッファメモリ156に書き込まれる画像要素データのデータ量である書込データ量を特定する(ステップS365)。その後、ステップS363〜S365にて特定した画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、書込データ量に基づき、固定アドレス指定表示コマンドを作成してVDP141に送信する(ステップS366)。また、ステップS368にて書込アドレス設定処理を実行した後にステップS369の処理に進んだ場合には、フレームバッファメモリ156に書き込まれる画像要素データのデータ量である書込データ量を特定する(ステップS369)。その後、ステップS367〜S369にて特定した画像要素データの読出アドレス、書込アドレス、書込データ量に基づき、自動転送表示コマンドを作成してVDP141に送信する(ステップS370)。
When the process proceeds to step S365 after the write address setting process is executed in step S364 shown in FIG. 41, the write data amount that is the data amount of the image element data written to the
ステップS366、S370の処理のいずれかを実行した後や、図42のステップS603にて画像要素の全体が非表示領域5Bに配置されると判定した場合には、全ての表示対象となる画像要素についての指令が完了したか否かを判定する(ステップS371)。そして、指令が完了していなければ(ステップS371;No)、ステップS361の処理に戻る。これに対して、全ての更新対象となる画像要素についての指令が完了すれば(ステップS371;Yes)、表示更新指令処理を終了する。 After executing any of the processes of steps S366 and S370, or when it is determined in step S603 of FIG. 42 that the entire image element is arranged in the non-display area 5B, all the image elements to be displayed are displayed. It is determined whether or not the command has been completed (step S371). If the command is not completed (step S371; No), the process returns to step S361. On the other hand, if the command for all the image elements to be updated is completed (step S371; Yes), the display update command process is terminated.
このようにして、CPU131は、図42のステップS601にて画像要素の配置が非表示領域5Bに対応した配置を含んでいるか否かの判定を行う。そして、非表示領域5Bに対応した配置を含んでいる場合には、非表示領域5Bに対応する書込先を除外した書込アドレスを設定したり、書込アドレスの設定を行わないようにすることで、フレームバッファメモリ156に対する画像要素データの書き込みを制限する。これにより、画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに対応して割り当てられたフレームバッファメモリ156のアドレスに画像要素データを書き込んで表示用データを作成する場合に比べて、表示演出における制御負担を軽減することができる。
In this manner, the
また、CPU131は自動的に書込先が非表示領域である場合の書き込みを制限するようにしているので、パチンコ遊技機1などの遊技機を設計する段階で非表示領域5Bに画像を表示させないための配慮を行う必要がなくなり、遊技機の設計負担を軽減することができる。加えて、演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるCPU131により図42のフローチャートに示すような書込アドレス設定処理を実行することで、VDP141の側では、画像要素の表示位置が画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bに含まれるか否かを判断する必要がなく、非表示領域5Bが存在しない場合と同様の処理によって表示演出における制御負担の増大を防止できる。
Since the
上記実施の形態では、遊技機の例として、特別図柄や飾り図柄を可変表示する機能や各種の演出画像を表示する機能を有するパチンコ遊技機1を用いて説明した。しかしながら、この発明は、上記実施の形態におけるパチンコ遊技機1に限定されず、スロットマシンなどの他の遊技機にも適用することができる。以下、この発明を他の遊技機の一例であるスロットマシンに適用した場合について説明する。
In the above embodiment, as an example of the gaming machine, the description has been given using the
図43は、この発明を適用したスロットマシンの一例となるスロットマシン500の正面図であり、主要部材のレイアウトを示す。スロットマシン500は、大別して、前面が開口する筐体と、この筐体の側端に回動自在に枢支された前面扉とから構成されている。
FIG. 43 is a front view of a
スロットマシン500の筐体内部には、外周に複数種の図柄が配列されたリールDL、DC、DRを水平方向に並設した可変表示装置501が設置されている。また、スロットマシン500の前面扉には、表示機能を有する画像表示装置510が設けられている。画像表示装置510には、1つの透明な透視窓が設けられており、例えばリールDL、DC、DRに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が、この透視窓から見えるように配置されている。画像表示装置510の画面上には、例えば図44に示すように、各種画像の表示が行われる表示領域510Aと、画像表示が制限される非表示領域510Bとが設けられている。そして、画像表示装置510において可変表示装置501の前面に配置された透視窓の部分は、上記実施の形態における画像表示装置5の画面上における非表示領域5Bと同様に、画像表示が制限される非表示領域510Bとなっている。すなわち、非表示領域510には、画像を表示するための液晶や液晶を構成する部材(例えば偏光板など)、液晶を制御する回路などが設けられておらず、物理的に画像を表示せずに透明なままとなっている。他方、表示領域510Aの裏面には、例えば背後から表示領域510Aを照射するバックライトや、スロットマシン500の内部を隠蔽する隠蔽部材などが設けられている。
Inside the casing of the
リールDL、DC、DRの外周部には、例えば「赤7」、「白7」、「BAR」、「JAC」、「スイカ」、「チェリー」、「ベル」といった、互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で描かれている。リールDL、DC、DRの外周部に描かれた図柄は、画像表示装置510の透視窓を通して各々上中下三段に表示されている。
On the outer periphery of the reels DL, DC, DR, for example, “
各リールDL、DC、DRは、各々対応して設けられたリールモータ651L、651C、651R(図45)によって回転させることで、各リールDL、DC、DRの図柄が画像表示装置510の透視窓を通して連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リールDL、DC、DRの回転を停止させることで、3つの連続する図柄が表示結果として、画像表示装置510の透視窓を通して視認可能に導出表示されるようになっている。
Each reel DL, DC, DR is rotated by reel motors 651L, 651C, 651R (FIG. 45) provided in correspondence with each other so that the symbols of the reels DL, DC, DR can be seen through the viewing window of the
スロットマシン500の前面扉における画像表示装置510の下部には、遊技者が各種の操作を行うための各種入力スイッチ等が配される操作テーブル520が設けられている。操作テーブル520の奥側には、メダルを投入可能なメダル投入口502、メダルを1枚分の賭数を設定(BET)するためのBETスイッチ503、1ゲームでかけることのできる最高枚数分(本例では3枚分)の賭数を設定するためのMAXBETスイッチ504、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)として記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算するための精算スイッチ508が設けられている。メダル投入口502に投入されたメダルは、所定の投入メダルセンサによって検知される。
Below the
操作テーブル520の手前側には、スロットマシン500にてゲームを開始する際に操作されるスタートレバー505、リールDL、DC、DRの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ506L、506C、506Rが設けられている。操作テーブル520の下部には、メダルが払い出されるメダル払出口507が設けられている。
On the front side of the operation table 520, a
スロットマシン500の前面扉における画像表示装置510の上部には、スロットマシン500での遊技に関する各種の情報を表示するための遊技情報表示部が設けられている。例えば、遊技情報表示部は、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器や、ビッグボーナス中のメダルの獲得枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード等が表示される補助表示器、入賞の発生により払い出されたメダル枚数が表示されるペイアウト表示器などを備えている。遊技情報表示部の左右には、効果音を発する2つのスピーカ511L、511Rが設けられている。その他、画像表示装置510の上部には、遊技効果ランプ512が設けられており、操作テーブル520の前面左右には、それぞれ遊技効果ランプ513、514が設けられている。
In the upper part of the
スロットマシン500においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入口502から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはBETスイッチ503またはMAXBETスイッチ504を操作する。こうして賭数が設定されると、入賞ラインL1〜L5が有効となり、スタートレバー505の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
When a game is played in the
ゲームが開始可能な状態でスタートレバー505が操作されると、その操作がスタートレバースイッチ505A(図45)により検知されたことに基づき、各リールDL、DC、DRが回転し、各リールDL、DC、DRの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ506L、506C、506Rが操作されると、対応するリールDL、DC、DRの回転が停止し、画像表示装置510の透視窓を通して表示結果が視認可能に導出表示される。
When the
そして、全てのリールDL、DC、DRの回転が停止されることで1ゲームが終了し、有効化されたいずれかの入賞ラインL1〜L5上に予め定められた役と呼ばれる図柄の組合せが各リールDL、DC、DRの表示結果として停止した場合には入賞が発生する。入賞となる役の種類には、大別して、メダルの付与を伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技状態の移行を伴う特別役とがあり、遊技状態に応じて入賞となる役が定められている。スロットマシン500では、スタートレバー505が操作されたタイミングで抽出した乱数値に基づき、遊技状態に応じて定められた各役の入賞の発生を許容するか否かを決定する内部抽選を行う。この内部抽選に当選して入賞の発生が許容されていることを、「内部当選している」ともいう。各役の当選のうち、小役及び再遊技役の当選は、その当選が決定されたゲームにおいてのみ有効とされるが、特別役の当選は、その内部抽選により発生が許容された役が揃うまで有効とされる。すなわち特別役となる入賞の発生が一度許容されると、例え、各ゲームにて特別役となる入賞を発生させることができなかった場合でも、その当選は次のゲームへ持ち越されることになる。
Then, when the rotation of all the reels DL, DC, and DR is stopped, one game is finished, and each combination of symbols called predetermined roles on each of the activated pay lines L1 to L5 is displayed. When the display results of the reels DL, DC, DR are stopped, a winning is generated. The types of winning combinations are roughly divided into small roles with medals, re-players that can start the next game without the need to set the number of bets, and special cases that have a transition in gaming state. There is a role, and the winning combination is determined according to the gaming state. In the
スロットマシン500における遊技状態には、例えばレギュラーボーナス、ビッグボーナス、通常遊技状態がある。レギュラーボーナスの遊技状態では、例えばJAC、チェリー、スイカ及びベルなどの小役が、入賞となる役として定められており、内部抽選での抽選対象とされる。ビッグボーナスでは、所定の小役ゲームにおいて、例えばチェリー、スイカ及びベルなどの小役や、レギュラーボーナス及びJACINなどの特別役が、入賞となる役として定められており、各小役ゲームにおける内部抽選での抽選対象とされる。通常遊技状態では、例えばチェリー、スイカ及びベルなどの小役や、リプレイなどの再遊技役、ビッグボーナス、レギュラーボーナスなどの特別役が、入賞となる役として予め定められており、各ゲームにおける内部抽選での抽選対象とされる。
The gaming state in the
通常遊技状態においてビッグボーナスとなる特別役の入賞が発生すると、遊技状態がビッグボーナスに移行する。ビッグボーナスでは、小役ゲームと称される所定のゲームを行うことができる。ビッグボーナスは、当該ビッグボーナス中において遊技者に付与したメダルの総数が規定枚数(例えば466枚)以上となった場合に終了する。通常遊技状態やビッグボーナス中の小役ゲームにおいてレギュラーボーナスとなる特別役の入賞が発生すると、遊技状態がレギュラーボーナスに移行する。また、ビッグボーナス中の小役ゲームにおいてJACINとなる特別役の入賞が発生すると、遊技状態がレギュラーボーナスに移行する。レギュラーボーナスは、12ゲーム消化した場合と、8ゲーム入賞(役の種類はいずれでもよい)した場合のいずれか早いほうで終了する。ビッグボーナス中のレギュラーボーナスで当該ビッグボーナス中において遊技者に付与したメダルの総数が規定枚数以上となった場合は、ビッグボーナスとともに当該レギュラーボーナスも終了する。 When a special role winning that becomes a big bonus occurs in the normal gaming state, the gaming state shifts to the big bonus. With the big bonus, a predetermined game called a small role game can be played. The big bonus is ended when the total number of medals given to the player in the big bonus becomes equal to or more than a prescribed number (eg, 466). When a special role winning that becomes a regular bonus occurs in a small role game in a normal gaming state or a big bonus, the gaming state shifts to a regular bonus. In addition, when a special role winning that becomes JACIN occurs in the small role game in the big bonus, the gaming state shifts to the regular bonus. The regular bonus ends when 12 games have been consumed or when 8 games have been won (any kind of combination can be used), whichever comes first. If the total number of medals awarded to the player during the big bonus exceeds the specified number with the regular bonus in the big bonus, the regular bonus is terminated together with the big bonus.
スロットマシン500では、遊技状態がレギュラーボーナスやビッグボーナスなどの特別遊技状態に移行している場合に、通常遊技状態よりも多くのメダルを遊技者が獲得でき、通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態となる。なお、特別遊技状態はレギュラーボーナスやビッグボーナスなどに限らず、通常遊技状態に比べて遊技者が多くのメダルを獲得することが期待でき、通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態であればよい。このような通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態としては、例えば、リールの導出条件(例えば停止順や停止タイミング)が満たされることを条件に発生する報知対象入賞の導出条件を満たす操作手順が報知される遊技状態(いわゆるアシストタイム)や、少なくともいずれか1つのリールの引込範囲を制限することで、ストップスイッチ506L、506C、506Rが操作された際に表示されている図柄が停止しやすいように制御し、遊技者が目押しを行うことで入賞図柄の組合せを導出させることが可能となるチャレンジタイム(CT)、特定の入賞(例えばリプレイ入賞やシングルボーナス入賞等)の発生が許容される確率が高まる遊技状態(いわゆるリプレイタイムや集中状態)等、さらには、これらを組み合わせた遊技状態などであればよい。
In the
スロットマシン500には、例えば図45に示すような主基板600、演出制御基板620、リールユニット650などが搭載されている。その他にも、スロットマシン500には、主基板650に接続された電源基板や中継基板等の他の基板も搭載されている。主基板600には、遊技制御用マイクロコンピュータ610が設けられている。遊技制御用マイクロコンピュータ610は、上記実施の形態における遊技制御用マイクロコンピュータ100と同様に、プログラムに従った制御を行うCPU、ユーザプログラムやデータを記憶するROM、ワークエリアとしてCPUにより使用されるRAMなどを備えて構成されている。
In the
リールユニット650は、リールモータ651L、651C、651R、リールランプ652、リールセンサ653などを備えて構成される。リールモータ651L、651C、651Rは、各リールDL、DC、DRを回転させるためのモータである。リールランプ652は、各リールDL、DC、DRの内部に設けられ、各リールDL、DC、DRに描かれた図柄のうち、可変表示装置501にて視認可能となる図柄をリールの内側から照射するためのランプである。リールセンサ653は、各リールDL、DC、DRの回転状態や回転数などを検知するためのセンサである。
The
演出制御基板620には、演出制御用マイクロコンピュータ630や、表示制御部631、音制御部632、ランプ制御部633などが搭載されている。演出制御用マイクロコンピュータ630は、上記実施の形態における演出制御用マイクロコンピュータ120と同様に、プログラムに従った制御を行うCPU、ユーザプログラムやデータを記憶するROM、ワークエリアとしてCPUにより使用されるRAMなどを備えて構成されている。表示制御部631は、画像表示装置510における表示動作の制御を行うものであり、上記実施の形態における表示制御部121と同様に、演出制御用マイクロコンピュータ630からの表示制御指令に従った画像処理を実行するVDPと、画像表示装置510にて画像表示を行うために使用される各種の画像データを記憶するCGROMとを備えて構成されている。
On the
表示制御部631が備えるVDPには、上記実施の形態と同様に、ホストインタフェース、転送制御回路、CGROMインタフェース、描画回路、画像要素一時記憶メモリ、フレームバッファメモリ、表示回路などが設けられている。また、表示制御部631が備えるVDPには、上記実施の形態におけるインデックステーブル251と同様のテーブルが設けられている。表示制御部631が備えるVDPに設けられた画像要素一時記憶メモリには、上記実施の形態における画像要素一時記憶メモリ155と同様に、固定アドレスエリアや自動転送エリアが設けられている。表示制御部631が備えるVDPに設けられたフレームバッファメモリでは、アドレス管理を容易にするために、上記実施の形態におけるフレームバッファメモリ156と同様に、表示用データを記憶する表示用データエリアにおいて、画像表示装置510の画面上における表示領域510Aのみならず非表示領域510Bに対しても、アドレスが割り当てられている。
The VDP provided in the
演出制御用マイクロコンピュータ630では、主基板600から受信した演出制御コマンドに基づく演出制御パターンに従って画像表示装置510やスピーカ511L、511R、遊技効果ランプ512〜514などによる演出動作を制御するための処理が、CPUによって実行される。
In the
表示制御部631が備えるCGROMは、複数種類の画像要素データを記憶することで、画像要素データ記憶手段を構成する。このCGROMに記憶されている画像要素データのうちで、画像表示装置510における表示頻度が高くなるように設定された画像要素データについては、例えば上記実施の形態における事前転送設定テーブル211Aと同様の構成を有するテーブルに読出アドレス、書込アドレス、データ量を示すテーブルデータが格納されている。そして、演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUは、上記実施の形態における図24のステップS53と同様にして事前転送指令処理を実行することで、演出制御用マイクロコンピュータ630の起動に対応して事前に表示制御部631が備えるVDPに設けられた画像要素一時記憶メモリの固定アドレスエリアに対する画像要素データの転送を指令し、表示制御部631が備えるVDPの転送制御回路に、上記実施の形態における図33のステップS405と同様にして事前転送処理を実行させることにより、表示制御部631が備えるCGROMから画像要素データを読み出して固定アドレスエリアに転送して記憶させることで、起動時転送設定制御手段を構成する。また、演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUは、上記実施の形態における図31のステップS275と同様にして表示更新指令処理を実行し、上記実施の形態における図32のステップS342と同様に事前転送の対象となる画像要素であるとの判定結果に応じて、上記実施の形態におけるステップS346と同様にして固定アドレス指定表示コマンドが作成し表示制御部631が備えるVDP141に送信する。表示制御部631が備えるVDPでは描画回路が、固定アドレス指定表示コマンドを受信したことに応答して上記実施の形態における図37のステップS503と同様に固定アドレス指定表示処理を実行することにより、固定アドレスエリアの読出アドレスから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリにおける書込アドレスに書き込んで記憶させることで、第1画像要素データ処理手段を構成する。
The CGROM included in the
このような構成により、画像表示装置510における表示頻度が高くなるように設定された画像要素データについては、表示制御部631が備えるVDPに設けられた画像要素一時記憶メモリの固定アドレスエリアにおける読出アドレスを指定することで、画像要素一時記憶メモリに事前に記憶されているデータを容易に再利用することができ、表示制御部631が備えるCGROMから毎回読み出す必要がなくなるので、表示演出における制御負担を軽減することができる。
With such a configuration, for the image element data set so that the display frequency in the
これに対して、表示制御部631が備えるCGROMに記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、画像表示装置510における表示頻度が低くなるように設定された画像要素データについては、演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUにより上記実施の形態における図31のステップS275と同様にして表示更新指令処理を実行し、上記実施の形態における図32のステップS342と同様に事前転送の対象となる画像要素ではないとの判定結果に応じて、上記実施の形態におけるステップS350と同様にして自動転送表示コマンドを作成し表示制御部631が備えるVDPに送信することで、表示制御部631が備えるCGROMからVDPに設けられたフレームバッファメモリへと転送するよう指令される。自動転送表示コマンドを受信した表示制御部631のVDPでは、転送制御回路が、上記実施の形態における図33のステップS407と同様にして自動転送制御処理を実行することにより、表示制御部631が備えるCGROMから画像要素データを読み出してVDPに設けられた画像要素一時記憶メモリの自動転送エリアに転送する。また、表示制御部631が備えるVDPに設けられた描画回路は、自動転送表示コマンドを受信したことに応答して上記実施の形態における図37のステップS505と同様に自動転送表示処理を実行することにより、自動転送エリアから読み出した画像要素データをフレームバッファメモリにおける書込アドレスに書き込んで記憶させる。こうした表示制御部631のVDPが備える転送制御回路や描画回路などが所定の処理を実行することで、第2画像要素データ処理手段が構成される。
On the other hand, among the plural types of image element data stored in the CGROM included in the
このような構成により、画像表示装置510における表示頻度が低くなるように設定された画像要素データについては、表示制御部631が備えるCGROMにおける読出アドレスと、VDPに設けられたフレームバッファメモリにおける書込アドレスとを指定すれば、画像要素一時記憶メモリの自動転送エリアにおける記憶アドレスを指定しなくても表示用データの作成に利用することができ、アドレス管理が容易になるとともに、プログラム設計の負担を軽減することができる。
With such a configuration, for image element data set so that the display frequency on the
例えば画像表示装置510におけるデモ画面の表示開始や、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示回数が事前転送判定値に達したこと、あるいは大当り遊技状態への制御が開始されたことなどといった、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件が成立したことに対応して、上記実施の形態における図28のステップS206や図31のステップS280などの処理と同様に、演出制御用マイクロコンピュータ630のCPUが事前転送指令処理を実行することで、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき、表示制御部631が備えるCGROMからVDPに設けられた画像要素一時記憶メモリの固定アドレスエリアへの転送を指令する。このとき送信された事前転送コマンドに応じて、表示制御部631が備えるVDPでは転送制御回路が、上記実施の形態における図33のステップS405と同様にして事前転送処理を実行することにより、表示制御部631が備えるCGROMから画像要素データを読み出して固定アドレスエリアに転送する。こうした処理が実行されることで、条件成立時転送設定制御手段が構成される。このような構成により、表示制御部631が備えるVDPに設けられた画像要素一時記憶メモリの固定アドレスエリアにおける記憶内容にノイズなどによる誤りが発生した場合でも、その記憶内容を自動的に復元させることができる。
For example, a game such as the start of display of a demo screen on the
表示制御部631が備えるVDPに設けられた転送制御回路は、上記実施の形態における図35のステップS446や図36のステップS466と同様の処理を実行し、画像要素一時記憶メモリへのデータ転送が完了した場合に、画像要素一時記憶メモリに一時記憶された画像要素データを特定可能とするインデックステーブルにおいて「転送完了フラグ」を「オン」に設定することで、転送完了データ設定手段を構成する。また、表示制御部631が備えるVDPに設けられた描画回路は、画像要素一時記憶メモリの固定アドレスエリアまたは自動転送エリアから画像要素データを読み出す際に、VDPに設けられたインデックステーブルにて対応する「転送完了フラグ」が「オン」に設定されているか否かに対応して、読み出した画像要素データをフレームバッファメモリに書き込むことによる表示用データの作成を実行するか否かの決定を行うことで、作成決定手段を構成する。
The transfer control circuit provided in the VDP provided in the
このような構成により、表示制御部631が備えるCGROMからVDPに設けられた画像要素一時記憶メモリの固定アドレスエリアや自動転送エリアに転送される画像要素データと、これらの固定アドレスエリアや自動転送エリアから読み出して表示用データの作成に利用する画像要素データとを整合させることが可能になり、適切な画像要素データを用いた表示演出を行うことができる。
With such a configuration, the image element data transferred from the CGROM included in the
演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUは、上記実施の形態における図28に示すステップS208〜S210の処理と同様にして演出モードフラグの値を切り替えた場合に、上記実施の形態におけるステップS211と同様に事前転送指令処理を実行し、上記実施の形態における図26のステップS311と同様にして演出モードフラグに対応する事前転送設定テーブルをセットし、演出モードフラグの値に応じて画像表示装置510における表示頻度が高くなるように設定された画像要素データを特定することで、画像要素データ特定手段を構成する。この場合に送信した事前転送コマンドに応じて、表示制御部631が備えるVDPの転送制御回路に、上記実施の形態における図33のステップS405と同様にして事前転送処理を実行させることにより、表示制御部631が備えるCGROMから画像要素データを読み出して固定アドレスエリアに転送して記憶させる演出状態判定時転送設定制御手段を構成する。このような構成により、遊技機における現在の演出状態での表示頻度が高くなるように設定された画像要素データを特定して固定アドレスエリアに転送することができ、画像要素一時記憶メモリを有効に利用して表示演出における制御負担をさらに軽減することができる。
The CPU included in the
画像表示装置510の画面上には、例えば可変表示装置501の前面における配置部分などに、画像表示が制限される非表示領域510Bが設けられている。表示制御部631が備えるVDPに設けられた描画回路は、演出制御用マイクロコンピュータ630からの固定アドレス指定表示コマンドを受信したことに応答して上記実施の形態における図38に示す固定アドレス指定表示処理と同様の処理を実行し、上記実施の形態におけるステップS524と同様にして画像要素データの書込先が非表示領域となるか否かの判定を行うことで、書込位置判定手段を含んだ配置判定手段を構成する。そして、書込先が非表示領域となる場合には、演出制御用マイクロコンピュータ630から固定アドレス指定表示コマンドを受信していても、上記実施の形態におけるステップS525と同様の処理をスキップすることにより、表示制御部631が備えるVDPに設けられたフレームバッファメモリに対する画像要素データの書き込みを制限する表示用データ書込制限手段を構成する。あるいは、表示制御部631が備えるVDPに設けられた描画回路は、演出制御用マイクロコンピュータ630から自動転送表示コマンドを受信したことに応答して上記実施の形態における図39に示す自動転送表示処理と同様の処理を実行し、上記実施の形態におけるステップS544と同様にして画像要素データの書込先が非表示領域となるか否かの判定を行うことで、書込位置判定手段を含んだ配置判定手段を構成する。そして、書込先が非表示領域となる場合には、演出制御用マイクロコンピュータ630から自動転送表示コマンドを受信していても、上記実施の形態におけるステップS545と同様の処理をスキップすることにより、表示制御部631が備えるVDPに設けられたフレームバッファメモリに対する画像要素データの書き込みを制限する表示用データ書込制限手段を構成する。
On the screen of the
これにより、画像表示装置510の画面上における非表示領域510Bに対応して割り当てられたフレームバッファメモリのアドレスに画像要素データを書き込んで表示用データを作成する場合に比べて、表示演出における制御負担を軽減することができる。また、表示制御部631が備えるVDPでは、描画回路が自動的に書込先が非表示領域である場合の書き込みを制限するようにしているので、スロットマシン500などの遊技機を設計する段階で非表示領域に画像を表示させないための配慮を行う必要がなくなり、遊技機の設計負担を軽減することができる。加えて、表示制御部631が備えるVDPに設けられた描画回路により上記実施の形態における図38に示すステップS524や図39に示すステップS544と同様の処理を実行することで、演出制御用マイクロコンピュータ630の側では、画像要素の表示位置が画像表示装置510の画面上における非表示領域510Bに含まれるか否かを判断する必要がなく、非表示領域510Bが存在しない場合と同様の処理によって表示演出における制御負担の増大を防止できる。
As a result, compared to the case where image element data is written to the address of the frame buffer memory allocated corresponding to the non-display area 510B on the screen of the
演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUは、図41に示す表示更新指令処理や図42に示す書込アドレス設定処理と同様の処理を実行するようにしてもよい。この場合には、上記実施の形態における図42のステップS601と同様にして画像要素の配置が非表示領域510Bに対応した配置を含んでいるか否かの判定を行うことで、配置判定手段を構成する。そして、非表示領域510Bに対応した配置を含んでいる場合には、上記実施の形態における図42のステップS604と同様にして非表示領域510Bに対応する書込先を除外した書込アドレスを設定したり、上記実施の形態における図42のステップS603でYesと判定された場合と同様に書込アドレスの設定を行わないようにすることで、表示制御部631が備えるVDPに設けられたフレームバッファメモリに対する画像要素データの書き込みを制限する表示用データ書込制限手段を構成する。
The CPU included in the
このような構成により、画像表示装置510の画面上における非表示領域510Bに対応して割り当てられたフレームバッファメモリのアドレスに画像要素データを書き込んで表示用データを作成する場合に比べて、表示演出における制御負担を軽減することができる。また、演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUにより自動的に書込先が非表示領域である場合の書き込みを制限することで、スロットマシン500などの遊技機を設計する段階で非表示領域に画像を表示させないための配慮を行う必要がなくなり、遊技機の設計負担を軽減することができる。加えて、演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUにより上記実施の形態における図42のフローチャートに示すような書込アドレス設定処理と同様の処理を実行することで、表示制御部631が備えるVDPでは、画像要素の表示位置が画像表示装置510の画面上における非表示領域510Bに含まれるか否かを判断する必要がなく、非表示領域510Bが存在しない場合と同様の処理によって表示演出における制御負担の増大を防止できる。
With such a configuration, a display effect is produced as compared with the case where image element data is written to the address of the frame buffer memory allocated corresponding to the non-display area 510B on the screen of the
なお、演出制御用マイクロコンピュータ630が備えるCPUは、演出制御パターンから読み出した表示制御データに基づき、例えば入賞していない通常の遊技期間中や、入賞の発生によりレギュラーボーナスやビッグボーナスの遊技状態に移行している期間中、あるいはデモ画面を表示している期間中などに、上記実施の形態における図31に示すステップS275にて実行される表示更新指令処理と同様の処理を実行して、画像表示装置510の画面上にて、画像要素データを用いて作成された表示用データに対応した画像による演出を実行させるようにしてもよい。
Note that the CPU included in the
以上説明したように、この発明をスロットマシンにも適用することができ、スロットマシンに適用した場合であってもパチンコ遊技機に適用した場合と同様の効果を得ることができる。 As described above, the present invention can be applied to a slot machine, and even when applied to a slot machine, the same effects as those applied to a pachinko gaming machine can be obtained.
上記実施の形態では、演出制御用マイクロコンピュータから表示制御部が備えるVDPに対して、固定アドレス指定表示コマンドと自動転送表示コマンドとを区別して送信するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、演出制御用マイクロコンピュータがVDPに対して画像要素データをフレームバッファメモリへと書き込むことによる画像要素の表示を指示する任意の指令が送られるものであればよい。例えば、VDP141には、演出制御用マイクロコンピュータ120からの表示制御指令があったことを示す表示制御指令レジスタと、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155AまたはCGROM142からの読出対象となる画像要素データの読出アドレスが格納される読出アドレスレジスタとを設けておく。そして、演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるCPU131は、図32に示すステップS346、S350の処理や、図41に示すステップS366、S370の処理において、VDP141が備える表示制御指令レジスタの記憶データをオン状態であることを示すデータに書き換えるとともに、画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155AまたはCGROM142の読出アドレスをVDP141が備える読出アドレスレジスタに書き込むようにする。また、これらの処理においては、フレームバッファメモリ156における画像要素データの書込アドレスや、画像要素データのデータ量なども、VDP141に通知すればよい。
In the above embodiment, the fixed address designation display command and the automatic transfer display command are separately transmitted from the presentation control microcomputer to the VDP provided in the display control unit. However, the present invention is not limited to this, as long as the instruction control microcomputer can send an arbitrary command for instructing display of the image element by writing the image element data to the frame buffer memory to the VDP. Good. For example, the
この場合、VDP141では、表示制御指令レジスタの記憶データがオン状態であることを示すデータに書き換えられたことに応答して、読出アドレスレジスタの記憶データを読み出し、その読出データに示されるアドレスが画像要素一時記憶メモリ155の固定アドレスエリア155Aに含まれるアドレスであるか否かの判定を行う。このとき、固定アドレスエリア155Aに含まれるアドレスであれば、描画回路154が図37のステップS502にて固定アドレス指定表示コマンドを受信したと判定された場合に実行するステップS503の固定アドレス指定表示処理と同様の処理を実行することで、読出アドレスレジスタからの読出データに基づいて特定される画像要素データを固定アドレスエリア155Aから読み出し、フレームバッファメモリ156に書き込むことができる。また、読出アドレスレジスタからの読出データに示されるアドレスが固定アドレスエリア155A以外のアドレスである場合には、転送制御回路152が図33のステップS406にて自動転送表示コマンドを受信したと判定された場合に実行するステップS407の自動転送制御処理と同様の処理を実行し、また、描画回路154が図37のステップS504にて自動転送表示コマンドを受信したと判定された場合に実行するステップS505の自動転送表示処理と同様の処理を実行すればよい。これらの処理が実行されることで、読出アドレスレジスタからの読出データに基づいて特定される画像要素データを転送制御回路152がCGROM142から読み出して画像要素一時記憶メモリ155の自動転送エリア155Bに書き込んだ上で、この画像要素データを描画回路154が自動転送エリア155Bから読み出してフレームバッファメモリ156に書き込むことができる。
In this case,
以上のようにして、VDP141が読出アドレスレジスタからの読出データに示されるアドレスに基づいて、画像要素データを固定アドレスエリア155Aから読み出すかCGROM142から読み出すかを決定する場合には、演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるCPU131の側において、例えば図32のステップS342や図41のステップS362の処理のように、事前転送の対象となる画像要素であるか否かの判定を行わずに、例えば演出制御パターンから読み出した表示制御データなどに基づいて特定した読出アドレスを、VDP141が備える読出アドレスレジスタに書き込むようにすればよい。すなわち、演出制御用マイクロコンピュータ120が備えるCPU131の側では、固定アドレス指定表示コマンドに相当する表示制御指令を送信するか自動転送表示コマンドに相当する表示制御指令を送信するかを区別せずに、表示制御データなどに基づいて特定された読出アドレスをVDP141が備える読出アドレスレジスタに書き込むという、同種の処理が実行されればよい。
As described above, when the
上記実施の形態では、図39に示すステップS546にて描画が完了したと判定された場合に、ステップS548にて転送完了フラグをクリアすることで、自動転送エリア155Bに一時記憶された画像要素データの再利用は行わないようにするものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、自動転送エリア155Bに一時記憶された画像要素データを再利用できるようにしてもよい。例えば、VDP141には、自動転送エリア155Bに一時記憶されている各々の画像要素データの使用頻度を特定するための使用回数カウンタを設けておく。
In the above embodiment, when it is determined in step S546 shown in FIG. 39 that the drawing is completed, the transfer completion flag is cleared in step S548, whereby the image element data temporarily stored in the automatic transfer area 155B. It was explained that the reuse of was not done. However, the present invention is not limited to this, and the image element data temporarily stored in the automatic transfer area 155B may be reused. For example, the
この場合、転送制御回路152は、図33のステップS406にて自動転送表示コマンドを受信したと判定された場合にステップS407にて実行する自動転送制御処理において、例えば図36に示すステップS461の処理を実行することによりCGROM142における画像要素データの読出アドレスを特定した後、このアドレスから読み出される画像要素データが、インデックステーブル251に登録されているかを照合する。そして、インデックステーブル251に登録されていれば、図36に示すステップS462〜S446のような処理は実行せずに、インデックステーブル251から特定される自動転送エリア155Bにおける画像要素データの記憶アドレスを、描画回路154に通知すればよい。このときには、対応する使用回数カウンタの値を、例えば1加算するなどして更新する。
In this case, the
これに対して、ステップS461にて読出アドレスを特定した画像要素データがインデックステーブル251に登録されていない場合には、ステップS462と同様にして自動転送エリア155Bにおける画像要素データの書込アドレスを特定する。このとき、自動転送エリア155Bに空き領域がなければ、例えば使用回数カウンタのカウント値が所定値以下である画像要素データの記憶領域を特定し、その記憶領域に画像要素データを上書きするように、書込アドレスの特定を行えばよい。そして、上書きにより消去された画像要素データに対応してインデックステーブル251に格納されている「転送完了フラグ」は「オフ」に設定するとともに、「開始アドレス」、「水平サイズ」などのデータは消去すればよい。また、上書きにより消去された画像要素データに対応する使用回数カウンタは初期化すればよい。 On the other hand, if the image element data whose read address is specified in step S461 is not registered in the index table 251, the write address of the image element data in the automatic transfer area 155B is specified as in step S462. To do. At this time, if there is no free area in the automatic transfer area 155B, for example, a storage area of image element data whose count value of the usage counter is equal to or less than a predetermined value is specified, and the image element data is overwritten in the storage area. The write address may be specified. Then, the “transfer completion flag” stored in the index table 251 corresponding to the image element data erased by overwriting is set to “off”, and data such as “start address” and “horizontal size” is erased. do it. Further, the usage counter corresponding to the image element data erased by overwriting may be initialized.
なお、上書きにより消去する画像要素データの特定方法は、使用回数カウンタの値が所定値以下であるものを特定する方法に限定されず、例えば自動転送エリア155Bに書き込まれたタイミングが古いものを特定する方法などといった、任意の方法を用いることができる。また、使用回数カウンタの値を更新するタイミングは、転送制御回路152により画像要素データがインデックステーブル251に登録されていることを特定したタイミングに限定されず、例えば描画回路154によりフレームバッファメモリ156への書き込みが完了したタイミングなどであってもよい。
Note that the method of specifying the image element data to be erased by overwriting is not limited to the method of specifying that the value of the use counter is equal to or less than a predetermined value, for example, specifying the old timing written in the automatic transfer area 155B. Any method can be used, such as a method to do so. Further, the timing of updating the value of the usage counter is not limited to the timing at which the
また、上記実施の形態では、遊技の進行状況に対応して予め定められた転送条件として、画像表示装置5、510においてデモ画面の表示が開始された場合や、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示回数や可変表示装置501における図柄の可変表示回数が事前転送判定値に達した場合、あるいは大当り遊技状態やビッグボーナス、レギュラーボーナス等への移行が開始された場合などに、事前転送指令処理や事前転送処理を実行することで、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき事前に転送するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、遊技の進行状況に対応して予め定められた任意の転送条件が成立したことにより、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき事前に転送できるものであればよい。あるいは、例えばVDP141が備える描画回路154により図38に示すステップS529の処理が実行されてエラーが通知された場合のように、VDP141などにおける画像処理動作の進行状況に対応して予め定められた任意の転送条件が成立したことにより、表示頻度が高くなるように設定された画像要素データにつき事前に転送できるようにしてもよい。
Further, in the above embodiment, as a transfer condition determined in advance corresponding to the progress of the game, when the display of the demo screen is started in the
加えて、本発明の遊技機は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機において画像表示装置を有するものであれば、例えば、一般電役機、又はパチコンと呼ばれる確率設定機能付き弾球遊技機等であっても構わない。また、本発明は、入賞球の検出に応答して所定数の賞球を払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技球を封入し入賞球の検出に応答して得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。 In addition, if the gaming machine of the present invention has an image display device in a ball game machine such as a pachinko game machine, for example, a general electric machine or a ball game machine with a probability setting function called a Pachi-Con It does not matter. In addition, the present invention is not limited to a payout type gaming machine that pays out a predetermined number of prize balls in response to detection of winning balls, and encloses game balls and gives points in response to detection of winning balls. It can also be applied to an enclosed game machine.
さらに、本発明の遊技機は、メダル並びにクレジットを使用してゲームを実施可能なスロットマシンに限らず、例えばパチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシン、可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンなどにも適用することができる。 Furthermore, the gaming machine of the present invention is not limited to a slot machine that can play a game using medals and credits, for example, a slot machine that plays a game using pachinko balls, or credits without medals being discharged to the outside. The present invention can also be applied to a complete credit type slot machine that can be played using the game, an image type slot machine in which a variable display device is displayed as an image, and the like.
パチンコ遊技機1やスロットマシン500の動作をシミュレーションするゲーム機などにも本発明を適用することができる。本発明を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
The present invention can also be applied to a game machine that simulates the operation of the
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。 The game execution mode is not only executed by attaching a detachable recording medium, but can also be executed by temporarily storing a program and data downloaded via a communication line or the like in an internal memory or the like. It is also possible to execute directly using hardware resources on the other device side on a network connected via a communication line or the like. Furthermore, the game can be executed by exchanging data with other computer devices or the like via a network.
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
4 … 特別図柄表示装置
5、510 … 画像表示装置
6 … 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8L、8R、511L、511R … スピーカ
9、512、513、514 … 遊技効果ランプ
10 … 電源基板
11、600 … 主基板
12、620 … 演出制御基板
13 … 信号中継基板
20 … 普通図柄表示装置
21 … ゲートスイッチ
22 … 始動口スイッチ
23 … V入賞スイッチ
24 … カウントスイッチ
40 … 操作スイッチ
41 … 通過ゲート
81、82 … ソレノイド
100、610 … 遊技制御用マイクロコンピュータ
111、131 … CPU
112、132 … ROM
113、133 … RAM
114、134 … 乱数回路
115、135 … 入出力ポート
120、630 … 演出制御用マイクロコンピュータ
121、631 … 表示制御部
122、632 … 音制御部
123、633 … ランプ制御部
141 … VDP
142 … CGROM
151 … ホストインタフェース
152 … 転送制御回路
153 … CGROMインタフェース
154 … 描画回路
155 … 画像要素一時記憶メモリ
155A … 固定アドレスエリア
155B … 自動転送エリア
156 … フレームバッファメモリ
157 … 表示回路
201、202 … 予告決定テーブル
211、211A、211B … 事前転送設定テーブル
221、221A、221B … 演出制御パターンテーブル
251 … インデックステーブル
DESCRIPTION OF
112, 132 ... ROM
113, 133 ... RAM
114, 134 ...
142 ... CGROM
151 ...
Claims (7)
複数種類の演出画像を含む各種画像の表示を行う画像表示手段と、
遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
前記画像表示手段の表示動作を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記遊技制御手段からの表示情報に基づき前記画像表示手段の表示内容を決定する表示内容決定手段と、
前記表示内容決定手段の決定結果に基づき前記画像表示手段における画像表示を制御する画像表示制御手段とを含み、
前記画像表示制御手段は、
演出画像に対応した画像要素データを含む複数種類の画像要素データを記憶する画像要素データ記憶手段と、
前記画像要素データ記憶手段から読み出された画像要素データを一時記憶する一時記憶手段と、
前記画像表示手段における画像の表示用データを記憶する表示用データ記憶手段と、
画像要素データに基づいて表示用データを作成するための処理を実行するデータ処理手段と、
前記表示用データ記憶手段から読み出した表示用データを前記画像表示手段に出力する表示用データ出力手段とを含み、
前記表示内容決定手段は、
前記表示制御手段の起動に対応して、前記画像表示制御手段における各種設定動作の制御を行う起動時設定制御手段と、
画像要素データの読出位置及び書込位置を前記画像表示制御手段に通知して、前記画像表示手段における表示画像の更新を指令する表示画像更新指令手段を含み、
前記データ処理手段は、
前記表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの読出位置が前記一時記憶手段に含まれる場合に、前記一時記憶手段における読出位置から画像要素データを読み出して前記表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させる第1画像要素データ処理手段と、
前記表示画像更新指令手段から通知された画像要素データの読出位置が前記画像要素データ記憶手段に含まれる場合に、前記画像要素データ記憶手段における読出位置から画像要素データを読み出して前記一時記憶手段における所定領域に転送した後、当該所定領域から画像要素データを読み出して前記表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させる第2画像要素データ処理手段とを含み、
前記起動時設定制御手段は、
前記一時記憶手段における記憶領域を、前記所定領域を含む複数の領域に設定させる起動時領域設定制御手段と、
前記起動時領域設定制御手段による設定に続いて、前記画像要素データ記憶手段に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データを、前記一時記憶手段における前記所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる起動時転送設定制御手段とを含む、
ことを特徴とする遊技機。 A gaming machine in which a player can play a predetermined game,
Image display means for displaying various images including a plurality of types of effect images;
Game control means for controlling the progress of the game;
Display control means for controlling the display operation of the image display means,
The display control means includes
Display content determining means for determining the display content of the image display means based on display information from the game control means;
Image display control means for controlling image display in the image display means based on the determination result of the display content determination means,
The image display control means includes
Image element data storage means for storing a plurality of types of image element data including image element data corresponding to the effect image;
Temporary storage means for temporarily storing image element data read from the image element data storage means;
Display data storage means for storing image display data in the image display means;
Data processing means for executing processing for creating display data based on image element data;
Display data output means for outputting the display data read from the display data storage means to the image display means,
The display content determination means includes
In response to the activation of the display control means, a startup setting control means for controlling various setting operations in the image display control means;
A display image update command means for notifying the image display control means of the reading position and the writing position of the image element data, and for commanding an update of the display image in the image display means,
The data processing means includes
When the read position of the image element data notified from the display image update command means is included in the temporary storage means, the image element data is read from the read position in the temporary storage means and written in the display data storage means First image element data processing means for writing and storing the position;
When the read position of the image element data notified from the display image update command means is included in the image element data storage means, the image element data is read from the read position in the image element data storage means and the temporary storage means Second image element data processing means for reading out image element data from the predetermined area and transferring it to the writing position in the display data storage means for storage after transfer to the predetermined area;
The startup setting control means includes:
A startup area setting control means for setting a storage area in the temporary storage means to a plurality of areas including the predetermined area;
Subsequent to the setting by the startup area setting control means, it is necessary to execute the effect by the effect image corresponding to the image element data among the plural types of image element data stored in the image element data storage means. And a transfer setting control unit at start-up for transferring and storing image element data higher than the execution frequency of the effect by the effect image corresponding to the image element data in a storage area other than the predetermined area in the temporary storage means ,
A gaming machine characterized by that.
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 The display content determination unit is configured to display the image among a plurality of types of image element data stored in the image element data storage unit when a predetermined transfer condition corresponding to the progress of the game is satisfied. Image element data having a higher execution frequency of the effect by the effect image corresponding to the element data than the execution frequency of the effect by the effect image corresponding to the required image element data is stored in a storage area other than the predetermined area in the temporary storage means. Including transfer setting control means when conditions are established for transfer and storage,
The gaming machine according to claim 1.
前記データ処理手段は、前記記憶管理テーブルに転送完了データが設定されているか否かに対応して、前記一時記憶手段から読み出した画像要素データを前記表示用データ記憶手段に書き込むことによる表示用データの作成を実行するか否かの決定を行う作成決定手段を含む、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 The image display control means can specify transfer completion data indicating completion of data transfer from the image element data storage means to the temporary storage means and image element data temporarily stored in the temporary storage means. Including transfer completion data setting means for setting in the storage management table,
The data processing means displays the display data by writing the image element data read from the temporary storage means into the display data storage means in accordance with whether transfer completion data is set in the storage management table. Including a creation determining means for determining whether to execute creation of
The gaming machine according to claim 1 or 2, characterized in that.
該遊技機における演出状態が複数種類の演出状態のいずれであるかを判定する演出状態判定手段と、
前記演出状態判定手段により判定された演出状態に対応して、前記画像要素データ記憶手段に記憶されている複数種類の画像要素データのうちで、該演出状態での該画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度が所要の画像要素データに対応した演出画像による演出の実行頻度に比べて高い画像要素データを特定する画像要素データ特定手段と、
前記画像要素データ特定手段により特定された画像要素データを、前記画像要素データ記憶手段から前記一時記憶手段における前記所定領域以外の記憶領域に転送して記憶させる演出状態判定時転送設定制御手段とを含む、
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技機。 The display content determination means includes
Effect state determining means for determining which of the plurality of types of effect states is the effect state in the gaming machine;
Corresponding to the effect state determined by the effect state determining means, the effect corresponding to the image element data in the effect state among a plurality of types of image element data stored in the image element data storage means. Image element data specifying means for specifying image element data whose execution frequency by the image is higher than the execution frequency by the effect image corresponding to the required image element data;
Transfer setting control means at the time of effect state determination for transferring and storing the image element data specified by the image element data specifying means from the image element data storage means to a storage area other than the predetermined area in the temporary storage means; Including,
The gaming machine according to claim 1, 2, or 3.
前記画像表示手段は、
各種画像の表示が行われる表示領域と、
前記遊技用部品の配置位置に対応して各種画像の表示が制限される非表示領域とを含み、
前記表示制御手段は、
表示対象の画像要素が前記非表示領域に配置されるか否かを判定する配置判定手段と、
前記配置判定手段により前記非表示領域に配置されると判定した画像要素を示す画像要素データについて、前記表示用データ記憶手段に対する書き込みを制限する表示用データ書込制限手段とを含む、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。 A game component disposed on the front or back of the image display means,
The image display means includes
A display area where various images are displayed;
A non-display area in which display of various images is restricted corresponding to the arrangement position of the gaming parts,
The display control means includes
Arrangement determining means for determining whether or not an image element to be displayed is arranged in the non-display area;
Display data write restriction means for restricting writing to the display data storage means for image element data indicating image elements determined to be arranged in the non-display area by the arrangement determination means,
The gaming machine according to any one of claims 1 to 4, characterized in that:
前記表示用データ書込制限手段は、前記書込位置判定手段により前記非表示領域に対応すると判定された書込位置に前記第1及び第2画像要素データ処理手段によって画像要素データが書き込まれることを制限する、
ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。 The arrangement determining means includes writing position determining means for determining whether or not the writing position of the image element data notified from the display image update command means is a writing position corresponding to the non-display area,
The display data writing restricting means writes image element data by the first and second image element data processing means at a writing position determined to correspond to the non-display area by the writing position determining means. Limit,
The gaming machine according to claim 5, wherein:
ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。 The display data writing restricting unit is configured to store the image element data indicating the image element determined to be arranged in the non-display area by the arrangement determining unit to the display data storage unit by the display image update command unit. Restrict writing to be commanded,
The gaming machine according to claim 5, wherein:
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