JP2007235328A - 音声通話用端末装置及び音声通話用プログラム - Google Patents

音声通話用端末装置及び音声通話用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、通話相手先のタイミングにより簡単に音声の記録することが可能な音声通信用端末装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 通話中において通話相手先からの制御信号が送信され、この制御信号を制御信号識別部7で確認することで、通話相手先からの音声データの記憶部4への記録を開始する。そして、記憶部4への音声データの記録動作を行っているときに、通話相手先からの制御信号が送信され、この制御信号を制御信号識別部7で確認することで、通話相手先からの音声データの記憶部4への記録を停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話装置や固定電話装置などの音声通話用端末装置に関するもので、特に、通話中の音声を記録することができる情報記録機能を備える音声通話用端末装置に関する。
近年、携帯電話装置や固定電話装置などの音声通話用端末装置において、通話中の音声を記録する機能を備えるものが普及されている。このような従来の音声通話用端末装置の構成を、図14に示す。図14の音声通話用端末装置は、ネットワーク回線20と接続された回線接続インターフェース(回線接続I/F)1と、回線接続I/F1で送受信されるデータの処理を行う通信制御部2と、通話を行うために音声の入出力を行うとともに音声及び音声データの相互変換を行う通話部3と、通話中の情報を記憶する記憶部4と、記憶部4への書き込み又は読み出し制御を行う記録制御部5と、ダイヤルやタッチパネルなどのユーザによって操作される操作部6と、を備える。
このように構成される音声通話用端末装置は、ネットワーク回線20を通じて音声データの送受信が行われ、回線接続I/F1で受信された音声データが通信制御部2で復調及び復号化された後、通話部3に与えられて音声出力される。又、通話部3で音声入力されて得られた音声データが通信制御部2で符号化及び変調された後、回線接続I/F1より送信される。
そして、通話中に操作部6が操作されて、通話内容の記録が指示されると、記録制御部5が動作し、通信制御部2で得られた音声データを記憶部4に格納する。又、他の端末装置との通信接続が行われていないときに、操作部6が操作されて記憶部4に記憶された内容の再生が支持されたとき、記憶部4内の音声データが記録制御部5により読み出される。そして、通信制御部2を通じて通話部3に与えられて、記録された通話内容が音声出力される。
このように通話中の内容を記録するものの中には、通話中に片方の話者から発せられたキーワードを認識する音声認識方法が提案されている(特許文献1参照)。この音声認識方法においては、音声認識での誤認識を避けるために、音声認識を行うタイミングを指示するタイミング指示手段や、音声認識を行うキーワードを双方で繰り返す方法が、使用されている。
又、相手方からの音声やDTMF(Dual Tone Multi Frequency)トーンやダイヤル音により与えられる電話番号をテキストデータに変換して記憶する技術が提案されている(特許文献2参照)。この技術によると、記録ボタンをユーザが操作することによって、テキストデータの記録の可否が設定される。よって、記録ボタンが操作されてテキストデータの記録が許可されると、相手方からの音声やDTMF(Dual Tone Multi Frequency)トーンやダイヤル音により与えられる電話番号をテキストデータに変換して記憶する。そして、再度、記録ボタンが操作されることで、テキストデータの記録の終了が指示される。
特開平8−248987号公報 特表2004−503183号公報
しかしながら、特許文献1に記載の音声認識方法では、音声認識させて記録させるためのユーザが、タイミング指示手段を操作するか、又は、音声認識させるキーワードを繰り返して復唱するように、記録する装置を使用するユーザ側によって音声認識を指示するための動作を行う必要がある。又、特許文献2においても、記録ボタンをユーザが操作することで、記録の可否が設定され、記録する装置を使用するユーザ側の操作により記録の可否が設定されるものである。
このように、記録ボタンやタイミング指示手段により通話相手の音声の記録が行われる場合、ユーザが記録を指示するために操作するタイミングと、通話相手の発話するタイミングとを合わせる必要がある。よって、そのタイミングが合わずに、重要な情報が記録できなかったり、そのタイミングを合わせるために必要以上に長い時間記録してしまうことがある。又、音声認識させるキーワードを復唱することにより通話相手の音声の記録が行われる場合は、ユーザは、復唱するキーワードを確認する必要があるとともに、そのキーワードが認識可能なように定型的に復唱するという煩雑な動作が必要となる。
このような問題を鑑みて、本発明は、通話相手先のタイミングにより簡単に音声を記録することが可能な音声通信用端末装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の音声通話用端末装置は、データを記憶する記憶部と、該記憶部に対するデータの書き込み及び読み出しを行う記録制御部と、ネットワーク回線と接続して外部との通信を行う通信制御部と、該通信制御部で受信した音声データにより音声出力を行うとともに音声入力により得られた音声データを該通信制御部に与える通話部と、通話相手先のダイヤルを含むユーザの操作を受ける操作部と、を備える音声通話用端末装置において、前記通信制御部で得られた通話相手先となる端末装置から送信される信号より、前記記憶部へのデータの記録を指示する制御信号を識別する制御信号識別部を備え、通話前記制御信号識別部において、前記制御信号が前記通信制御部で受信されたことを確認すると、前記制御信号によって指定される期間に前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データに基づくデータを前記記録制御部に与えて前記記憶部に記憶させることを特徴とする。
このような音声通話用端末装置において、時間を計測するタイマを備え、前記制御信号によって指定される期間を、前記記憶部への記憶動作が行われていないときに前記制御信号識別部で前記制御信号を確認したときから、前記タイマによって計測された所定時間が経過するまでとしても構わない。又、前記制御信号によって指定される期間を、前記記憶部への記憶動作が行われていないときに前記制御信号識別部で前記制御信号を確認したときから、次に前記制御信号識別部で前記制御信号を確認するまでとしても構わない。
又、前記記憶部が、記憶するデータの種類に応じて格納する領域がn(nは、2以上の整数)領域に分割されるとともに、前記制御信号が、n領域それぞれを指定する情報によるn種類の信号であり、前記制御信号識別部において、前記制御信号の情報を確認することで、データの記録先となる前記記憶部の領域が確認されるものとしても構わない。
更に、前記記憶部が、記憶するデータの種類に応じて格納する領域がn(nは、2以上の整数)領域に分割されるとともに、前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記記憶部の領域が前記操作部により指定されたことを確認し、前記操作部により指定された前記記憶部の領域への記憶動作を行うものとしても構わない。このとき、前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記記憶部の領域が前記操作部により指定されなかった場合、予め設定された前記記憶部の領域への記憶動作を行うものとしても構わない。
前記制御信号識別部において、前記制御信号が前記通信制御部で受信されたことを確認すると、前記制御信号によって指定される期間に前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データを前記記録制御部に与えて前記記憶部に記憶させても構わない。
又、前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データを文字によるテキストデータに変換する音声認識部を備え、前記制御信号識別部において、前記制御信号が前記通信制御部で受信されたことを確認すると、前記制御信号によって指定される期間に前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データに基づく前記テキストデータを前記音声認識部より前記記録制御部に与えて前記記憶部に記憶させるものとしても構わない。
このとき、前記音声認識部における前記音声データから前記テキストデータに変換する際の音声認識動作に対するアプリケーションをm種類(mは、2以上の整数)備え、前記制御信号が、前記m種類のアプリケーションそれぞれを指定する情報によるm種類の信号であり、前記制御信号識別部において、前記制御信号の情報を確認することで、前記音声認識部における音声認識動作に対する前記アプリケーションが確認されるものとしても構わない。当該アプリケーションが、前記記憶部に記憶する内容のカテゴリに応じて種類分けされるものとしても構わないし、前記通信相手先の話者に応じて種類分けされるものとしても構わない。
又、前記音声認識部における前記音声データから前記テキストデータに変換する際の音声認識動作に対するアプリケーションをm種類(mは、2以上の整数)備え、前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記音声認識部における音声認識動作に対する前記アプリケーションが前記操作部により指定されたことを確認し、前記音声認識部において、前記操作部により指定された前記アプリケーションによる音声認識動作が行われるものとしても構わない。このとき、前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記音声認識部における音声認識動作に対する前記アプリケーションが前記操作部により指定されなかった場合、前記音声認識部において、予め設定された前記アプリケーションによる音声認識動作が行われるものとしても構わない。
更に、前記記憶部へのデータの記録が終了すると、前記通信制御部より通信相手先に、前記記憶部へのデータの記録の完了を示す信号を送信するものとしても構わない。又、前記制御信号をDTMF信号としても構わない。
上述の音声通話用端末装置において、前記記憶部に記録されたデータが再生されるとき、前記記録制御部によって前記記憶部より読み出されたデータが前記通話部に与えられて出力されるものとしても構わない。又、前記記憶部に記録されたデータが再生されるとき、記記録制御部によって前記記憶部より読み出されたデータが、前記通信制御部に与えられて前記通信制御部より現在の通信相手先となる端末装置に送信されるものとしても構わない。
又、前記通話相手先となる端末装置に対して、前記制御信号を発生する操作を指示するための音声ガイダンスとなる音声信号を前記通信制御部で生成して送信するものとしても構わない。このとき、前記制御信号を発生する操作が特定の操作ボタンを押下することであるものとしても構わない。更に、前記特定の操作ボタンを前記通話相手先に通知するために、前記特定の操作ボタンと同一の自機器の操作ボタンが押下されることで指定されるものとしても構わない。
又、本発明の音声通話用プログラムは、コンピュータを上述のいずれかの音声通話用端末装置として動作させるプログラムであることを特徴とする。
本発明によると、通話相手先からの制御信号によりデータの記憶動作を行うため、通話相手先のタイミングに応じてデータの記憶タイミングを設定することができる。よって、音声通信用端末装置のユーザと通話相手先との間で、データの記憶動作を行うためのタイミングを合わせる動作を不要とすることができる。これにより、不要なデータの通信を行うことがなく、その通信を効率的に行うことができる。又、通話相手先によってデータを記録する期間を設定することができるようにすることで、不要なデータが記録されずに、記憶部における記憶容量の資源を効率的に使用することができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。図1の音声通話用端末装置において、図14の音声通話用端末装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明については省略する。
図1の音声通話用端末装置は、図14の音声通話用端末装置と同様、回線接続I/F1と、通信制御部2と、通話部3と、記憶部4と、記録制御部5と、操作部6と、を備えるとともに、更に、通信制御部2で復号化された信号より音声データ以外の制御信号を確認する制御信号識別部7を備える。このように構成された音声通話用端末装置において、制御信号識別部7では、通信制御部2で復号化された信号が与えられ、その信号より制御信号を識別し、音声データの記憶部4への記憶の可否が指示されたか否かが確認される。
この音声通話用端末装置によると、操作部6が操作されることによって、通話相手先の電話番号が指定された後、この電話番号による通話相手先への発呼が指示されると、通信制御部2より通話相手先への発呼信号がネットワーク回線20に送信され、通話相手先への発呼動作が行われる。そして、通話相手先において、送信した発呼信号に対して通信接続が許可されると、通話相手先との通話が開始される。又、通話相手先からの発呼信号がネットワーク回線20を通じて通信制御部2で受信されると、不図示であるリンガなどにより着呼したことがユーザに報知され、操作部6が操作されることにより、通話相手先との通信接続を行うことが指示されると、通話相手先との通話が開始される。
このようにして、通話が開始されると、通話部3に入力された音声が音声データとして通信制御部2に与えられ、符号化された後に変調されて、回線接続I/F1よりネットワーク回線20を介して通話相手先に送信される。又、通話相手先からの音声データ及び制御信号を含む信号を回線接続I/F1で受信すると、受信した信号が通信制御部2で復調された後、復号化される。この通信制御部2で復号化されて得られた信号が、制御信号識別部7に与えられ、音声データ又は制御信号のいずれであるかが識別される。そして、音声データである場合は、この音声データが通話部3に与えられ、音声出力される。
又、制御信号識別部7において、通信制御部2で復号化された信号が制御信号であることを確認すると、その制御信号に基づいて、記録制御部5の制御動作を行う。即ち、制御信号識別部7で、記録動作を開始する制御信号を受信したことを確認すると、記録制御部5の動作を開始することにより、制御信号受信後に通信制御部2で得られた音声データが記憶部4に記録される。このとき、この音声データは通話部3にも与えられるため、通話部3より音声出力も成される。そして、制御信号識別部7で、記録動作を停止する制御信号を受信したことを確認すると、記録制御部5の動作を停止することにより、通信制御部2で得られた音声データの記憶部4への記録が停止され、通常の通話動作となる。
このとき、制御信号識別部7で音声データと識別する制御信号としては、通話相手先において、端末装置のマイク部分をたたいたときに得られるパルス性のノイズや、音声認識を前提とした特別なキーワードの発声や、DTMF信号などが適用できる。このように、制御信号を設定することにより、通話相手先の音声通話用端末装置において、制御信号を生成するための特別な機能を有する必要がなく、従来の音声通話用端末装置の構成とすることができる。尚、以下では、DTMF信号を制御信号として利用するものとして、音声通話用端末装置の動作について説明する。
まず、通話開始後における音声通話用端末装置の動作について、図2のフローチャートに従って説明する。通話動作が開始されると、操作部6が操作されることで、又は、通話を終了する信号の回線接続I/F1における受信を通信制御部2で確認することで、通話が終了されたか否かが確認される(STEP1)。このとき、通信制御部2において通話の終了が確認されず、通話が継続して行われている場合(No)、音声データの記憶部4への記録動作が行われているか否かが制御信号識別部7において確認される(STEP2)。
そして、音声データの記憶部4への記録動作が行われていないとき(No)、制御信号識別部7において、通信制御部2で復号化された信号が記録動作の開始を示す制御信号であるか否かが確認される(STEP3)。即ち、通信制御部2で復号化された信号が、音声データの記憶部4への記録を示すDTMF信号による制御信号であることを確認する。この記憶部4への記録を示す制御信号を制御信号識別部7で確認すると(Yes)、記憶部4への記録動作を開始するように、記録制御部5の動作を制御し(STEP4)、STEP1に移行する。又、STEP3において、通信制御部2で復号化された信号が音声データである場合も(No)、STEP1に移行する。
逆に、STEP2において、音声データの記憶部4への記録動作が確認されるとき(Yes)、通信制御部2で復号化された信号が記録動作の停止を示す制御信号であるか否かが確認される(STEP5)。即ち、通信制御部2で復号化された信号が、音声データの記録動作の停止を示すDTMF信号による制御信号であることを確認する。この記憶部4への記録動作の停止を示す制御信号を制御信号識別部7で確認すると(Yes)、記憶部4への記録動作を停止するように、記録制御部5の動作を制御し(STEP6)、STEP1に移行する。又、STEP5において、通信制御部2で復号化された信号が音声データである場合は(No)、音声データを記録制御部5に与えて、音声データを記憶部4へ記録させた後(STEP7)、STEP1に移行する。
更に、STEP1において、通信制御部2が通話の終了を確認すると(Yes)、STEP2と同様、音声データの記憶部4への記録動作が行われているか否かが制御信号識別部7において確認される(STEP8)。そして、制御信号識別部7において記憶部4への記録動作が行われていることが確認されると(Yes)、STEP6と同様、記憶部4への記録動作を停止するように、記録制御部5の動作を制御する(STEP9)。このように、記録制御部5による記録動作を停止した後、又は、STEP8において、記憶部4への記録動作が行われていないことが確認された後、通信制御部2による通話動作を停止し(STEP10)、動作を終了する。
このように動作するとき、STEP4で記録動作の開始を示す制御信号となるDTMF信号と、STEP5で記録動作の停止を示す制御信号となるDTMF信号を異なるものとしても構わないし、同一のものとしても構わない。例えば、この記録動作の開始及び停止それぞれを示す制御信号となるDTMF信号を同一として、ダイヤルボタン「1」により指定されるDTMF信号であるものとする。
このときの音声通話用端末A,B間で通話がなされるときに、図1のような構成の音声通話用端末装置Aで音声通話用端末Bから送信される音声データが記録されるときの動作例について、図3のタイミングチャートに従って説明する。尚、音声用通信端末Bについては、図1のような構成としても構わないし、従来と同様の構成としても構わない。
音声通話用端末A,B間でユーザa,b同士が通話を行っているとき、音声用通信端末Bのユーザbがダイヤルボタン「1」を操作すると、制御信号となるDTMF信号が音声通話用端末Aに送信される。音声通話用端末Aでは、このDTMF信号を回線接続I/F1で受信し、通信制御部2において復調した後に復号化して、制御信号識別部7に与えられて、「1」を示すDTMF信号であることを確認する。よって、記録制御部5に動作指示を与え、音声データの記憶部4への記録動作を開始する。
その後、ユーザbが「明日の13時に予算会議」と発声することで、この発声内容が音声データとして音声通話用端末Bより音声通話用端末Aに送信されると、回線接続I/F1で受信し通信制御部2で復号化した信号が音声データであることを、制御信号識別部7で確認するために、通話部3で「明日の13時に予算会議」と音声出力するとともに、この「明日の13時に予算会議」なる音声データを記録制御部5に与え、記憶部4に格納する。
そして、ユーザbが、「明日の13時に予算会議」と発声した後に、再び、ダイヤルボタン「1」を操作すると、「1」を示すDTMF信号が音声通話用端末Aに送信される。よって、音声通話用端末Aでは、回線接続I/F1で受信し通信制御部2で復号化した信号が「1」を示すDTMF信号であることを、制御信号識別部7で確認する。そのため、記録制御部5に動作指示を与え、音声データの記憶部4への記録動作を停止する。このように動作することで、「明日の13時に予算会議」なる音声データが、記憶部4に確実に格納されることとなる。
このようにして、通話中に記憶部4への音声データが記録されるとき、記憶部4に格納されたアドレス領域が記録時刻とともに、記録テーブルとして記録制御部5に格納され、記憶部4内の記録内容が管理されるものとしても構わない。このようにすることで、操作部6が操作されて、記録制御部5に対して記憶部4に記録された音声データの再生を行うように指示するとき、記録制御部5内の記録テーブルが確認されて、記録時刻に基づいて再生する音声データを選択することができる。そして、選択された音声データが記録制御部5によって記憶部4より読み出されると、通話部3に与えられて、この音声データによる音声出力が成される。
又、通話中に記憶部4への音声データの再生を行うように操作部6が操作されたとき、まず、記録制御部5内の記録テーブルが確認されて、記録時刻に基づいて再生する音声データを選択する。そして、選択された音声データが記録制御部5によって記憶部4より読み出され、通信制御部2及び通話部3に与えられる。通話部3では、読み出された音声データによる音声出力が成される。又、通信制御部2では、読み出された音声データの符号化及び変調が行われ、読み出された音声データによる信号が回線接続I/F1より通信相手先へ送信される。このように、通話中に記憶部4へ記録した音声データを通話相手先に送信することで、記録した通話相手と別の通話相手に記録した内容を確実に伝達したり、記録した通話相手が記録した内容を確認することができる。
本実施形態のように構成することで、通話相手先からの制御信号に基づいて、音声データの記録タイミングが設定されるため、通話相手先のタイミングで記録する音声内容を発声することができる。よって、音声データを記録する際における通信を効率的に行うことができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。図4の音声通話用端末装置において、図1の音声通話用端末装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明については省略する。
本実施形態の音声通話用端末装置では、第1の実施形態と異なり、音声データを記録する時間が所定時間以内に設定されている。よって、図4に示す音声通話用端末装置は、図1の音声通話用端末装置の構成に、音声データの記録時間を測定するためのタイマ8が付加された構成となる。このような音声通話用端末装置の通話時の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。尚、図5のフローチャートにおいて、図2のフローチャートでの動作ステップと同一の動作ステップについては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4に示す音声通話用端末装置は、図5のフローチャートのように、STEP3において、記録動作の開始を示す制御信号が確認されると(Yes)、記憶部4への記録動作を開始するとともに(STEP4)、タイマ8を初期化した後に(STEP11)、タイマ8による時間計測を開始し(STEP12)、STEP1に移行する。このように、記憶部4への記録動作が開始されると、STEP2で記憶部4での記録動作が確認され、STEP5に移行する。
そして、STEP5で、記録動作の停止を示す制御信号が確認されなかったとき(No)、タイマ8で計測した時間により音声データの記録を開始してから所定時間が経過したか否かが制御信号識別部7で確認される(STEP13)。このとき、所定時間の経過が確認されなかったとき(No)、STEP7に移行して、音声データの記憶部4への記録が行われる。又、所定時間の経過が確認されたとき(Yes)、STEP6に移行して、記憶部4への記録動作を停止する。
このように、本実施形態によると、音声データの記録が通話相手先より指示された後、所定時間が経過しても、音声データの記録の終了が通話相手先より指示されなかったときに、自動的に音声データの記録を終了することができる。このようにすることで、通話相手先が、音声データの記録の終了を指示することを忘れていた場合においても、自動的に音声データの記録を終了することができる。又、この音声データの記録時間を設定する所定時間については、操作部6を操作することによって変更して、制御信号識別部7に記憶させるようにすることで、ユーザによって最適な時間に設定することができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施の形態について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。図6の音声通話用端末装置において、図1の音声通話用端末装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明については省略する。
本実施形態の音声通話用端末装置では、第1の実施形態(図1参照)と異なり、図6に示すように、音声データを記録する記憶部4が、複数の記憶領域4−1〜4−n(nは、2以上の整数)に分割されている。その他の構成については、図1に示す音声通話用端末装置と同様の構成となる。そして、音声データを記憶する際に、通話相手先からの制御信号の種類に応じて、記憶領域4−1〜4−nのいずれに音声データを記録するかを記録制御部5が設定する。このような音声通話用端末装置の通話時の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。尚、図7のフローチャートにおいて、図2のフローチャートでの動作ステップと同一の動作ステップについては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示す音声通話用端末装置は、図7のフローチャートのように、STEP3において、記録動作の開始を示す制御信号が確認されると(Yes)、制御信号識別部7において、受信した制御信号の内容より、記憶部4の記憶領域4−1〜4−nのいずれが、音声データの記録先であるかが確認される(STEP21)。そして、STEP4に移行すると、STEP21で確認された記録先となる記憶領域4−k(kは、1≦k≦nの整数)への音声データの記録動作を開始した後、STEP1に移行する。その後の動作については、第1の実施形態の音声通話用端末装置と同様である。
このとき、例えば、記憶部4に記憶領域4−1〜4−3を備え、「1」〜「3」それぞれを示すDTMF信号により、記憶領域4−1〜4−3それぞれが指定されるものとし、記憶領域4−1にスケジュールが、記憶領域4−2に住所が、記憶領域4−3に電話番号が、記憶されるようにすることで、通話記録する内容をカテゴリ別に分類することができる。音声データの記録が開始された後は、音声データの記録の開始を示すDTMF信号と同一のDTMF信号を受信することにより音声データの記録が停止されるものとしても構わないし、又、記憶領域4−1〜4−nそれぞれに対して設定されたDTMF信号を受信することで音声データの記録が停止されるものとしても構わない。
尚、通話相手先に対して、通話記録する内容に応じて、図6に示す音声通話用端末装置のユーザが操作するダイヤルボタンを伝えるようにしても構わないし、通信制御部2において、操作するダイヤルボタンを伝える音声データを生成して送信するようにしても構わない。即ち、例えば、電話番号を記録する場合、ユーザが「『3』を押してから喋ってください」と発声することで伝えるものとしても構わないし、「『3』を押してから喋ってください」という音声データを通信制御部2が生成して通信相手先に送信するものとしても構わない。
又、操作するダイヤルボタンを伝える音声データを生成して送信する場合、操作するダイヤルボタンを通話相手先に示すために、ユーザがダイヤルボタンを操作し、このユーザが操作して指定したダイヤルボタンを示すことを伝えるものとしても構わない。即ち、ユーザがダイヤルボタン『3』を操作することで、通信制御部2において操作されたダイヤルボタン『3』が電話番号の記録を開始するためのダイヤルボタンに指定されたことを確認する。そして、「『3』を押してから喋ってください」という音声データを通信制御部2が生成して通信相手先に送信する。
又、記録した記憶領域のカテゴリについても、記録制御部5内の記録テーブルに記録されるものとすることで、ユーザが再生するとき、又は、音声データを転送するときに、カテゴリにより再生したい音声データを格納した記憶領域4−kを容易に識別することができる。即ち、記録した音声データの再生や通話相手先への転送を行う際に、記録制御部5の記録テーブルが確認されたとき、ユーザによってカテゴリが指定されて、まず、再生が所望される音声データが格納される記憶領域4−kが選択される。その後、記録時間などが指定されることにより、再生が所望される音声データの記録されている記憶領域4−kでのアドレス位置が指定されて、音声データが記憶部4より読み出される。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の音声通話用端末装置の内部構成は、第3の実施形態と同様、図6に示す構成となる。
本実施形態の音声通話用端末装置では、第3の実施形態と異なり、通話相手先により音声データを記録する記憶領域4−kの指定が成されるものではなく、図6の構成の音声通話用端末装置のユーザによって操作部6が操作されることで、音声データを記録する記憶領域4−kの指定が成される。このような音声通話用端末装置の通話時の動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。尚、図8のフローチャートにおいて、図6のフローチャートでの動作ステップと同一の動作ステップについては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の音声通話用端末装置は、図8のフローチャートのように、STEP3において、記録動作の開始を示す制御信号が確認されると(Yes)、記憶部4の記憶領域4−1〜4−nのいずれを音声データの記録先にするか、操作部6を操作するようにユーザに求める(STEP31)。そして、STEP3で制御信号の受信を確認してから所定時間内に、操作部6が操作されて、音声データの記録先となる記憶領域4−kの指定が成されたか否かが確認される(STEP32)。
このとき、操作部6が操作されて音声データの記録先となる記憶領域4−kの指定が成されたことを確認すると(Yes)、指定された記憶領域4−kへの記録を認識して(STEP21)、STEP4に移行する。そして、STEP32で確認された記録先となる記憶領域4−kへの音声データの記録動作を開始した後、STEP1に移行する。逆に、操作部6が操作されて音声データの記録先となる記憶領域4−kの指定が成されていない場合(No)、記憶領域4−1を音声データの記録先に設定し(STEP33)、STEP4に移行する。そして、STEP33で指定した記憶領域4−1への音声データを開始し、STEP1に移行する。その後の動作については、第1の実施形態の音声通話用端末装置と同様である。
このとき、例えば、第3の実施形態と同様、記憶部4に記憶領域4−1〜4−3を備え、操作部6のダイヤルボタン「1」〜「3」それぞれを操作するにより、記憶領域4−1〜4−3それぞれが指定されるものとし、記憶領域4−1にスケジュールが、記憶領域4−2に住所が、記憶領域4−3に電話番号が、記憶されるようにすることで、通話記録する内容をカテゴリ別に分類することができる。
そして、通信相手先より、第1の実施形態と同様、「1」を示すDTMF信号を受信することで、記憶部4への音声データの記録を開始するとき、操作部6の操作が成されなかったときは、スケジュールが記録される記憶領域4−1への音声データの記録が開始される。又、操作部6のダイヤルボタン「1」〜「3」のいずれかが操作されたとき、操作されたボタンに応じた記憶領域4−1〜4−3のいずれかへの音声データの記録が開始される。
このように記憶部4への音声データが記録されると、第3の実施形態と同様、記録制御部5内の記録テーブルに記録されるものとすることで、ユーザが再生するとき、又は、音声データを転送するときに、カテゴリにより再生したい音声データを格納した記憶領域4−kを容易に識別することができる。又、このように、ユーザの操作部6の操作により記録する記憶領域4−kが指定されるため、通話相手先に記憶領域4−kを指定するための通知を行う必要がなくなる。
尚、第3及び第4の実施形態において、第2の実施形態と同様、タイマ8を設けることによって、音声データの記録が開始されたときにタイマ8による時間計測を行って、音声データの記録時間が制限されるものとしても構わない。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施の形態について、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。図9の音声通話用端末装置において、図1の音声通話用端末装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明については省略する。
本実施形態の音声通話用端末装置では、第1の実施形態と異なり、音声データはテキストデータに変換されて記憶部4に記録される。よって、図9に示す音声通話用端末装置は、図1の音声通話用端末装置の構成に、音声データをテキストデータに変換するための音声認識部9と、記憶部4に格納されたテキストデータによるテキストが表示される表示部10と、が付加された構成となる。このような音声通話用端末装置の通話時の動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。尚、図10のフローチャートにおいて、図2のフローチャートでの動作ステップと同一の動作ステップについては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9に示す音声通話用端末装置は、図10のフローチャートのように、STEP5において、通信制御部2で復号化された信号が音声データであることを制御信号識別部7が確認すると(No)、通信制御部2から音声データが音声認識部9に与えられて、音声データより認識される音声をテキストデータに変換した後(STEP41)、STEP7に移行して、このテキストデータを記録制御部5に与えてを記憶部4へ記録させる。このようにして、テキストデータを記憶部4へ記録すると、STEP1に移行する。
このように、通話相手先の音声による音声データをテキストデータに変換して記憶部4に記録することで、ユーザが操作部6を操作して、記憶部4に記録したテキストデータの表示を求めたとき、記録制御部5によって記憶部4より読み出されたテキストデータが表示部10に与えられ、表示部10にテキストとして表示される。又、図9の音声通話用端末装置が、メール機能などのテキストデータの送受信機能を備えるとき、このテキストデータを通信制御部2で符号化及び変調して、相手先となる音声通話用端末装置に送信するものとしても構わない。
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の音声通話用端末装置の内部構成は、第5の実施形態と同様、図9に示す構成となる。
本実施形態の音声通話用端末装置では、第5の実施形態と異なり、記憶部4に記録する音声データの内容に応じたカテゴリを指定する制御信号を受信することで、音声認識部9が音声認識する音声データの内容のカテゴリを把握するものである。このようにすることで、音声認識部9における音声認識の性能を向上することができる。このような音声通話用端末装置の通話時の動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。尚、図11のフローチャートにおいて、図10のフローチャートでの動作ステップと同一の動作ステップについては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の音声通話用端末装置は、図11のフローチャートのように、STEP3において、記録動作の開始を示す制御信号が確認されると(Yes)、制御信号識別部7において、受信した制御信号の内容より、音声認識部9で音声認識する音声データの内容のカテゴリの確認が行われる(STEP51)。このように、制御信号識別部7で確認されたカテゴリが、音声認識部9に伝えられることにより、音声認識部9では、音声認識に用いるアプリケーションとなる辞書や文法などをカテゴリに適応したものに切り換える。その後、STEP4に移行して、記憶部4へのテキストデータの記録動作を開始する。
このとき、例えば、「1」〜「4」それぞれを示すDTMF信号により、音声認識する内容のカテゴリが指定されるものとし、「1」を示すDTMF信号により「日時」が、「2」を示すDTMF信号により「用件」が、「3」を示すDTMF信号により「住所」が、「4」を示すDTMF信号により「電話番号」が、それぞれ指定されるものとする。このように予め設定すると、記録する用件により通話相手先に操作してもらうダイヤルボタンを伝えることで、通話相手先で操作されたダイヤルボタンによる制御信号となるDTMF信号を受信し、記録する内容のカテゴリに応じた音声認識動作を行うことができる。
このように動作するとき、音声認識動作に使用する辞書や文法などについて、「日時」や「住所」や「電話番号」のように語彙が限定できるものに対しては、その語彙を組み込んでおくことができる。又、「用件」のように語彙の限定が困難なものに対しては、ユーザが良く使用する辞書や文法を予め設定するようにしても構わないし、ビジネス向け又は学生向けといった複数の辞書や文法を組み込んでおき、ユーザが予め選択するものとしても構わない。
尚、本実施形態において、記録する内容のカテゴリを制御信号により確認するものとしたが、制御信号識別部7において通話相手先の話者の種別を制御信号により確認し、通話相手先の話者の種別に応じて、音声認識に用いるアプリケーションとなる辞書や文法などを音声認識部9で切り換えるものとしても構わない。即ち、例えば、「1」を示すDTMF信号により「女性」が、「2」を示すDTMF信号により「男性」が、「3」を示すDTMF信号により「子供」が、それぞれ指定されるものとする。このとき、通話相手先が女性の場合、通話相手先で「1」を示すダイヤルボタンが操作されることで、女性を音響モデルとしたときの音声認識に用いるアプリケーションとなる辞書や文法などが、音声認識部9で選択される。
又、本実施形態において、第4の実施形態と同様に、通話相手先からの制御信号を受信して、記憶部4への記録の開始が確認された後、図9の構成の音声通話用端末装置のユーザによって操作部6が操作されることで、記録する内容のカテゴリや通話相手先の話者の種別が認識されるものとしても構わない。このときの動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。尚、図12のフローチャートにおいて、図8及び図11のフローチャートでの動作ステップと同一の動作ステップについては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図12のフローチャートに示すように、STEP3において、記録動作の開始を示す制御信号が確認されると(Yes)、記録する内容のカテゴリや通話相手先の話者の種別を指定するために、操作部6を操作するようにユーザに求める(STEP31)。そして、STEP3で制御信号の受信を確認してから所定時間内に、操作部6が操作されたか否かが確認される(STEP32)。
このとき、操作部6が操作されたことを確認すると(Yes)、受信した制御信号の内容より、記録する内容のカテゴリや通話相手先の話者の種別の確認が行われる(STEP51)。そして、確認されたカテゴリや話者の種別に応じた音声認識に用いるアプリケーションとなる辞書や文法などが選択されて、STEP4に移行する。又、操作部6が操作されなかった場合(No)、音声認識部9では、予め設定された音声認識に用いるアプリケーションとなる辞書や文法などが選択され(STEP61)、STEP4に移行する。
更に、第5及び第6の実施形態において、第2の実施形態と同様、タイマ8を設けることによって、音声データの記録が開始されたときにタイマ8による時間計測を行って、テキストデータとして記録する音声データの時間が制限されるものとしても構わない。又、第3及び第4の実施形態と同様、記憶部4に複数の記憶領域4−1〜4−nを設け、制御信号又は操作部6によって、記録する内容のカテゴリが選択されるものとしても構わない。
又、第1〜第6の実施形態において、STEP6において、記憶部4への記録動作の停止を示す制御信号が確認されたとき、記憶部4への記録が行われたことを示す完了信号を送信するようにしても構わない。このとき、通信制御部2において完了信号が生成された後、回線接続I/F1よりネットワーク回線20を介して通信相手先に完了信号を送信する。この完了信号を通信相手先の音声通話用端末装置で受信することにより、通信相手先では、各実施形態の音声通話用端末装置の記憶部4に音声データ又はテキストデータが記録されたことが確認される。
上述の各実施形態における音声通話用端末装置を、図13のように、コンピュータを用いて実現するものとしても構わない。図13の構成によると、装置全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)201と、アプリケーションソフトやデータの記録を行う記憶装置202と、外部の記憶媒体210へのデータの書き込みや読み出しを行う読み取り装置203と、外部のデータの入出力装置が接続される入出力I/F装置204と、ネットワーク回線20と接続される通信I/F装置205と、を備え、各装置間でのデータのやりとりがバス回線200を通じて行われる。
そして、入出力I/F装置204に、音声を出力するスピーカ206と、音声を入力するマイク207と、データの入力を行うキーボード208と、画像の出力を行うディスプレイ209と、が接続され、又、通信I/F203により、ネットワーク回線20を通じてサーバ211や他の音声通話用端末装置(不図示)と通信接続される。又、記憶装置202が、書き換え可能な磁気記憶装置や半固定の半導体メモリ、及び、CPU201が動作するために必要な作業用メモリなどで構成される。
このように構成されるとき、例えば、記憶媒体210に上述の各実施形態における音声通話用端末装置として動作するためのプログラムが格納され、この記憶媒体210内のプログラムが読み取り装置203で読み取られるものとしても構わない。このように、記憶媒体210から読み取られたプログラムが記憶装置202に記憶されてCPU201によって実行されることで、音声通話用端末装置として動作する。又、例えば、サーバ210に上述の各実施形態における音声通話用端末装置として動作するためのプログラムが格納され、通信I/F装置205を通じて、このプログラムがサーバ210よりダウンロードされるものとしても構わない。このように、サーバ210よりダウンロードされたプログラムが記憶装置202に記憶されてCPU201によって実行されることで、音声通話用端末装置として動作する。
本発明は、携帯型電話装置、固定電話装置などを含む音声通話用端末装置に適用可能であり、又、音声通話用端末装置として構成したコンピュータにも適用可能である。
は、第1の実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第1の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の動作を示すフローチャートである。 は、第1の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の動作を示すタイミングチャートである。 は、第2の実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第2の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の動作を示すフローチャートである。 は、第3及び第4の実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第3の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の動作を示すフローチャートである。 は、第4の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の動作を示すフローチャートである。 は、第5の実施形態の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第5の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の動作を示すフローチャートである。 は、第6の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の動作を示すフローチャートである。 は、第6の実施形態の音声通話用端末装置の通話中の別の動作例を示すフローチャートである。 は、本発明の各実施形態の音声通話用端末装置をコンピュータに適用したときの構成を示すブロック図である。 は、従来の音声通話用端末装置の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 回線接続I/F
2 通信制御部
3 通話部
4 記憶部
4−1〜4−n 記憶領域
5 記録制御部
6 操作部
7 制御信号識別部
8 タイマ
9 音声認識部
10 表示部

Claims (19)

  1. データを記憶する記憶部と、該記憶部に対するデータの書き込み及び読み出しを行う記録制御部と、ネットワーク回線と接続して外部との通信を行う通信制御部と、該通信制御部で受信した音声データにより音声出力を行うとともに音声入力により得られた音声データを該通信制御部に与える通話部と、通話相手先のダイヤルを含むユーザの操作を受ける操作部と、を備える音声通話用端末装置において、
    前記通信制御部で得られた通話相手先となる端末装置から送信される信号より、前記記憶部へのデータの記録を指示する制御信号を識別する制御信号識別部を備え、
    前記制御信号識別部において、前記制御信号が前記通信制御部で受信されたことを確認すると、前記制御信号によって指定される期間に前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データに基づくデータを前記記録制御部に与えて前記記憶部に記憶させることを特徴とする音声通話用端末装置。
  2. 時間を計測するタイマを備え、
    前記制御信号によって指定される期間が、前記記憶部への記憶動作が行われていないときに前記制御信号識別部で前記制御信号を確認したときから、前記タイマによって計測された所定時間が経過するまでであることを特徴とする請求項1に記載の音声通話用端末装置。
  3. 前記制御信号によって指定される期間が、前記記憶部への記憶動作が行われていないときに前記制御信号識別部で前記制御信号を確認したときから、次に前記制御信号識別部で前記制御信号を確認するまでであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音声通話用端末装置。
  4. 前記記憶部が、記憶するデータの種類に応じて格納する領域がn(nは、2以上の整数)領域に分割されるとともに、
    前記制御信号が、n領域それぞれを指定する情報によるn種類の信号であり、
    前記制御信号識別部において、前記制御信号の情報を確認することで、データの記録先となる前記記憶部の領域が確認されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  5. 前記記憶部が、記憶するデータの種類に応じて格納する領域がn(nは、2以上の整数)領域に分割されるとともに、
    前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記記憶部の領域が前記操作部により指定されたことを確認し、前記操作部により指定された前記記憶部の領域への記憶動作を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  6. 前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記記憶部の領域が前記操作部により指定されなかった場合、予め設定された前記記憶部の領域への記憶動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の音声通話用端末装置。
  7. 前記制御信号識別部において、前記制御信号が前記通信制御部で受信されたことを確認すると、前記制御信号によって指定される期間に前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データを前記記録制御部に与えて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  8. 前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データを文字によるテキストデータに変換する音声認識部を備え、
    通話前記制御信号識別部において、前記制御信号が前記通信制御部で受信されたことを確認すると、前記制御信号によって指定される期間に前記通信制御部で受信された信号により得られる前記音声データに基づく前記テキストデータを前記音声認識部より前記記録制御部に与えて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  9. 前記音声認識部における前記音声データから前記テキストデータに変換する際の音声認識動作に対するアプリケーションをm種類(mは、2以上の整数)備え、
    前記制御信号が、前記m種類のアプリケーションそれぞれを指定する情報によるm種類の信号であり、
    前記制御信号識別部において、前記制御信号の情報を確認することで、前記音声認識部における音声認識動作に対する前記アプリケーションが確認されることを特徴とする請求項8に記載の音声通話用端末装置。
  10. 前記音声認識部における前記音声データから前記テキストデータに変換する際の音声認識動作に対するアプリケーションをm種類(mは、2以上の整数)備え、
    前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記音声認識部における音声認識動作に対する前記アプリケーションが前記操作部により指定されたことを確認し、前記音声認識部において、前記操作部により指定された前記アプリケーションによる音声認識動作が行われることを特徴とする請求項8に記載の音声通話用端末装置。
  11. 前記制御信号識別部において前記制御信号の受信を確認したとき、前記音声認識部における音声認識動作に対する前記アプリケーションが前記操作部により指定されなかった場合、前記音声認識部において、予め設定された前記アプリケーションによる音声認識動作が行われることを特徴とする請求項10に記載の音声通話用端末装置。
  12. 前記記憶部へのデータの記録が終了すると、前記通信制御部より通信相手先に、前記記憶部へのデータの記録の完了を示す信号を送信することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  13. 前記記憶部に記録されたデータが再生されるとき、前記記録制御部によって前記記憶部より読み出されたデータが前記通話部に与えられて出力されることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  14. 前記記憶部に記録されたデータが再生されるとき、記記録制御部によって前記記憶部より読み出されたデータが、前記通信制御部に与えられて前記通信制御部より現在の通信相手先となる端末装置に送信されることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  15. 前記制御信号がDTMF信号であることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  16. 前記通話相手先となる端末装置に対して、前記制御信号を発生する操作を指示するための音声ガイダンスとなる音声信号を前記通信制御部で生成して送信することを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の音声通話用端末装置。
  17. 前記制御信号を発生する操作が特定の操作ボタンを押下することであることを特徴とする請求項16に記載の音声通話用端末装置。
  18. 前記特定の操作ボタンを前記通話相手先に通知するために、前記特定の操作ボタンと同一の自機器の操作ボタンが押下されることで指定されることを特徴とする請求項16に記載の音声通話用端末装置。
  19. コンピュータを請求項1〜請求項18のいずれかに記載の音声通話用端末装置として動作させるプログラムであることを特徴とする音声通話用プログラム。
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