JP2007235050A - 面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、発光ダイオードの駆動方法、及び、パルス幅変調方法 - Google Patents

面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、発光ダイオードの駆動方法、及び、パルス幅変調方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パルス幅変調(PWM)方式にて駆動される面状光源装置の光出力特性が経時的に変化したときであっても、精密な光出力特性の調整を可能とする面状光源装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】面状光源装置の駆動方法は、赤色、緑色及び青色光ダイオードを備え、カラー液晶表示装置を背面から照明するための複数の面状光源ユニット、並びに、(b)パルス幅変調方式に基づき、赤色、緑色及び青色光ダイオードのオン/オフ制御を行う駆動回路を具備しており、各面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることで、赤色、緑色及び青色光ダイオードのそれぞれの発光時間を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、発光ダイオードの駆動方法、及び、パルス幅変調方法に関する。
カラー液晶表示装置にあっては、液晶それ自体は発光しない。従って、例えば、カラー液晶表示装置を照射する直下型の面状光源装置(バックライト)をカラー液晶表示装置の背面に配置する。カラー液晶表示装置において、1画素は、赤色発光副画素、緑色発光副画素及び青色発光副画素の3つの副画素から構成されている。そして、各副画素を構成する液晶セルを、一種の光シャッター(ライト・バルブ)として動作させることによって、即ち、各副画素の光透過率を制御することによって、面状光源装置から出射された照明光(例えば、白色光)の光透過率を制御し、画像を表示している。
従来、カラー液晶表示装置組立体における面状光源装置は、表示領域全体を、均一、且つ、一定の明るさで照明しているが、このような面状光源装置とは別の構成、即ち、複数の面状光源ユニットから構成され、カラー液晶表示装置を構成する複数の表示領域ユニットにおける照度の分布を変化させる構成を有する面状光源装置が、例えば、特開2005−17324から周知である。尚、このような複数の面状光源ユニットから構成された面状光源装置を、便宜上、分割駆動の面状光源装置と呼ぶ場合がある。この特開2005−17324に開示された分割駆動の面状光源装置を構成する面状光源ユニットは、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを具備している。そして、赤色発光ダイオードから出射された赤色光、緑色発光ダイオードから出射された緑色光、及び、青色発光ダイオードから出射された青色光を混色することで得られた色純度の高い白色光を照明光としている。
ところで、発光ダイオードは、駆動時、発熱する。そして、同じ条件で駆動している場合であっても、発熱の結果、Vf特性に変動が生じ、発光ダイオードからの光出力が減少するが、減少の割合は、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオードで異なり、特に、赤色発光ダイオードにおける光出力の減少が顕著である。それ故、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードから出射された各色の光を混色することで照明光としての白色光を得ているが、この白色光の所謂ホワイト・バランス(色温度)に変動が生じる。
そこで、この特開2005−17324に開示された技術においては、駆動電流検出手段で検出した駆動電流の量を駆動制御手段へ帰還し、帰還した駆動電流の量と所定の電流量と比較した結果に基づき、駆動制御信号を変化させて3色の発光デバイスの発光量を制御することで、表示映像のホワイト・バランスを制御している。
一方、分割駆動の面状光源装置にあっては、各面状光源ユニットを以下に説明する方法に基づき制御することが、例えば、特開平11−109317に開示されている。即ち、面状光源ユニットにおける最高輝度をYmaxとし、表示領域における副画素を構成する液晶セルの光透過率(開口率)の最大値(具体的には、100%)をLtmaxとする。また、面状光源ユニットが最高輝度Ymaxであるときに、表示領域ユニットにおける輝度y0を得るための画素を構成する液晶セルの光透過率(開口率)をLt0とする。すると、この場合にあっては、面状光源ユニットの輝度(光源ユニット輝度Y0)を、
0・Lt0=Y0・Ltmax
を満足するように制御する。従って、例えば、面状光源ユニットを構成する発光ダイオードをパルス幅変調(PWM)方式にて駆動する場合にあっては、光源ユニット輝度Y0が得られるようなパルス幅変調制御を行えばよい。即ち、パルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLunit、オン時間をtON、オフ時間をtOFF、パルス幅変調出力信号の値をSとしたとき、光源ユニット輝度Y0を得るために、
ON+tOFF=一定値tConst
ON=CLunit×S
を満足するように、面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれのオン/オフ制御のための3種類のパルス幅変調出力信号の値S(赤色発光ダイオードのオン/オフ制御のためのパルス幅変調出力信号の値SR、緑色発光ダイオードのオン/オフ制御のためのパルス幅変調出力信号の値SG、青色発光ダイオードのオン/オフ制御のためのパルス幅変調出力信号の値SB)を決定すればよい。尚、パルス幅変調単位クロックCLunitの値は不変である。
特開2005−17324 特開平11−109317 日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページ
例えば、パルス幅変調出力信号の値Sを8ビットにて制御する場合、パルス幅変調出力信号の値Sは、0乃至255の範囲内の整数値である。いま、面状光源ユニットから照明光としての白色光を得るために、
R=SG=SB=3
であると仮定する。そして、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオードの駆動によって、各発光ダイオードが発熱し、特に、赤色発光ダイオードにおけるVf特性に変動が生じ、光出力が顕著に減少し、白色光のホワイト・バランスに変動が生じたとする。
このような場合には、赤色発光ダイオードのオン/オフ制御のためのパルス幅変調出力信号の値SRを増加させる必要が生じる。パルス幅変調出力信号の値SRの最低増加分は「1」である。従って、例えば、
R=4
G=SB=3
となる。即ち、赤色発光ダイオードのオン時間は、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのオン時間を基準としたとき、1.3倍となる。然るに、このような赤色発光ダイオードのオン時間の相対的に大きな増加は、白色光のホワイト・バランスの適切な調整を困難なものとする。
従って、本発明の目的は、パルス幅変調(PWM)方式にて駆動される装置の特性(例えば、発光ダイオードのVf特性、光出力特性)が経時的に変化したときであっても、精密な特性の調整(例えば、Vf特性、光出力特性の調整)を可能とするパルス幅変調方法、並びに、係るパルス幅変調方法を適用した面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、及び、発光ダイオードの駆動方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の面状光源装置の駆動方法は、
(a)それぞれが、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを備え、カラー液晶表示装置を背面から照明するための複数の面状光源ユニット、並びに、
(b)パルス幅変調方式に基づき、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのオン/オフ制御を行う駆動回路、
を具備し、
各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれのオン/オフ制御のためのパルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLR-unit,CLG-unit,CLB-unit、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオードのオン時間をtR-ON、オフ時間をtR-OFF、赤色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSR、緑色発光ダイオードのオン時間をtG-ON、オフ時間をtG-OFF、緑色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSG、青色発光ダイオードのオン時間をtB-ON、オフ時間をtB-OFF、青色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSBとしたとき、
R-ON+tR-OFF=tG-ON+tG-OFF=tB-ON+tB-OFF=一定値tConst
R-ON=CLR-unit×SR (1−1)
G-ON=CLG-unit×SG (1−2)
B-ON=CLB-unit×SB (1−3)
である面状光源装置の駆動方法であって、
各面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法は、
(A)2次元マトリクス状に配列された画素から構成された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されて成り、各表示領域ユニットは複数の画素から構成されているカラー液晶表示装置、
(B)赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを備え、P×Q個の表示領域ユニットに対応したP×Q個の面状光源ユニット、並びに、面状光源ユニットを駆動するための駆動回路から成り、各面状光源ユニットは該面状光源ユニットに対応する表示領域ユニットを背面から照明する面状光源装置、並びに、
(C)カラー液晶表示装置を駆動するためのカラー液晶表示装置駆動回路、
を具備し、
各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれのオン/オフ制御のためのパルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLR-unit,CLG-unit,CLB-unit、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオードのオン時間をtR-ON、オフ時間をtR-OFF、赤色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSR、緑色発光ダイオードのオン時間をtG-ON、オフ時間をtG-OFF、緑色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSG、青色発光ダイオードのオン時間をtB-ON、オフ時間をtB-OFF、青色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSBとしたとき、
R-ON+tR-OFF=tG-ON+tG-OFF=tB-ON+tB-OFF=一定値tConst
R-ON=CLR-unit×SR (1−1)
G-ON=CLG-unit×SG (1−2)
B-ON=CLB-unit×SB (1−3)
であるカラー液晶表示装置組立体の駆動方法であって、
各面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とする。
本発明の面状光源装置の駆動方法あるいはカラー液晶表示装置組立体の駆動方法においては、赤色発光ダイオードの最大オン時間をtR-ON-max、緑色発光ダイオードの最大オン時間をtG-ON-max、青色発光ダイオードの最大オン時間をtB-ON-maxとしたとき、
R-ON-max<tConst
G-ON-max<tConst
B-ON-max<tConst
を満足することが好ましい。これによって、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオードの駆動に基づく発熱によって、これらの発光ダイオードのVf特性に変動が生じ、光出力に差異が生じたとき、係る変動・差異を調整するために、面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させ、オン時間tR-ON,tG-ON,tB-ONの長短を制御したときであっても、発光ダイオードの次の発光サイクルにおいてこれらの発光ダイオードの動作の開始の同期を確実にとることが可能となる。
また、上述の好ましい構成を含む本発明の面状光源装置の駆動方法あるいはカラー液晶表示装置組立体の駆動方法においては、各面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の1単位クロック分の増加、2単位クロック分の増加、若しくは、3単位クロック分の増加、あるいは、1単位クロック分の減少、2単位クロック分の減少、若しくは、3単位クロック分の減少によって長短させることが好ましい。
更には、以上に説明した種々の好ましい構成を含む本発明の面状光源装置の駆動方法あるいはカラー液晶表示装置組立体の駆動方法においては、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれの輝度を測定し、輝度測定結果に基づき、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数を増減させることが望ましい。尚、発光ダイオードの輝度測定は、例えば、周知のフォトダイオードやCCD装置といった光センサーを用いて行うことができる。
上記の目的を達成するための本発明の発光ダイオードの駆動方法は、
パルス幅変調方式に基づき発光ダイオードのオン/オフ制御を行う駆動回路を用い、
発光ダイオードのオン/オフ制御のためのパルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLunit、発光ダイオードのオン時間をtON、オフ時間をtOFF、発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSとしたとき、
ON+tOFF=一定値tConst
ON=CLunit×S (1)
である発光ダイオードの駆動方法であって、
パルス幅変調単位クロックCLunitを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とする。
本発明の発光ダイオードの駆動方法においては、発光ダイオードの最大オン時間をtON-maxとしたとき、tON-max<tConst を満足することが好ましい。また、パルス幅変調単位クロックCLunitを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の1単位クロック分の増加、2単位クロック分の増加、若しくは、3単位クロック分の増加、あるいは、1単位クロック分の減少、2単位クロック分の減少、若しくは、3単位クロック分の減少によって長短させることが好ましい。あるいは又、発光ダイオードの輝度を測定し、輝度測定結果に基づき、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数を増減させることが望ましい。尚、発光ダイオードの輝度測定は、例えば、周知のフォトダイオードやCCD装置といった光センサーを用いて行うことができる。
また、上記の目的を達成するための本発明のパルス幅変調方法は、パルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLunit、オン時間をtON、オフ時間をtOFF、パルス幅変調出力信号の値をSとしたとき、
ON+tOFF=一定値tConst
ON=CLunit×S (1)
であるパルス幅変調方法であって、
パルス幅変調単位クロックCLunitを、パルス幅変調方式におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とする。
尚、本発明のパルス幅変調方法においては、最大オン時間をtON-maxとしたとき、tON-max<tConst を満足することが好ましい。また、パルス幅変調単位クロックCLunitを、パルス幅変調方式におけるシステム・クロックの分周サイクル数の1単位クロック分の増加、2単位クロック分の増加、若しくは、3単位クロック分の増加、あるいは、1単位クロック分の減少、2単位クロック分の減少、若しくは、3単位クロック分の減少によって長短させることが好ましい。
本発明のカラー液晶表示装置組立体の駆動方法において、
各画素は、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素の3つの副画素を1組として構成されており、
カラー液晶表示装置駆動回路から、各画素を構成する赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれに、赤色発光副画素の光透過率を制御する赤色発光制御信号、緑色発光副画素の光透過率を制御する緑色発光制御信号、及び、青色発光副画素の光透過率を制御する青色発光制御信号を供給し、
面状光源ユニットのそれぞれにおいて、各表示領域ユニットを構成する全ての画素における赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素を駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路に入力される赤色発光副画素駆動信号の値xR、緑色発光副画素駆動信号の値xG、及び、青色発光副画素駆動信号の値xBの内の最大値xU-max(R,G,B)に等しい値を有する赤色発光副画素駆動信号、緑色発光副画素駆動信号、及び、青色発光副画素駆動信号に相当する赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号が、赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素に供給されたと想定したときの画素の輝度が得られるように、該表示領域ユニットに対応する面状光源ユニットの輝度を、駆動回路の制御下、増減させる形態とすることが望ましい。
尚、赤色発光副画素駆動信号(値xR)、緑色発光副画素駆動信号(値xG)、及び、青色発光副画素駆動信号(値xB)に基づき、より具体的には、最大値xU-max(R,G,B)に基づき、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値SR,SG,SBが、駆動回路において生成される。
ここで、パルス幅変調出力信号の値SR,SG,SBは、通常、等しいが(即ち、SR=SG=SB)、異なる値としてもよい。
ここで、下記の用語を下記の略称にて呼ぶ場合がある。
赤色発光副画素・・・・・・・『副画素[R]』
緑色発光副画素・・・・・・・『副画素[G]』
青色発光副画素・・・・・・・『副画素[B]』
赤色発光制御信号・・・・・・『制御信号[R]』
緑色発光制御信号・・・・・・『制御信号[G]』
青色発光制御信号・・・・・・『制御信号[B]』
赤色発光副画素駆動信号・・・『駆動信号[R]』
緑色発光副画素駆動信号・・・『駆動信号[G]』
青色発光副画素駆動信号・・・『駆動信号[B]』
赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素
・・・これらを一括して纏めて呼ぶ場合、『副画素[R,G,B]』
赤色発光制御信号、緑色発光制御信号、及び、青色発光制御信号
・・・これらを一括して纏めて呼ぶ場合、『制御信号[R,G,B]』
赤色発光副画素駆動信号、緑色発光副画素駆動信号、及び、青色発光副画素駆動信号
・・・これらを一括して纏めて呼ぶ場合、『駆動信号[R,G,B]』
面状光源ユニットのそれぞれにおいて、各表示領域ユニットを構成する全ての画素における赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素を駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路に入力される赤色発光副画素駆動信号の値xR、緑色発光副画素駆動信号の値xG、及び、青色発光副画素駆動信号の値xBの内の最大値xU-max(R,G,B)
・・・『表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)
表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)に等しい値を有する赤色発光副画素駆動信号に相当する赤色発光制御信号、緑色発光副画素駆動信号に相当する緑色発光制御信号、青色発光副画素駆動信号に相当する青色発光制御信号
・・・これらを一括して纏めて呼ぶ場合、『表示領域ユニット内−最大制御信号[R,G,B]
更には、各画素を構成する赤色発光副画素、緑色発光副画素、及び、青色発光副画素のそれぞれを駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路に入力される赤色発光副画素駆動信号の値xR、緑色発光副画素駆動信号の値xG、及び、青色発光副画素駆動信号の値xBの最大値をxmaxとする。
また、副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率とも呼ばれる)Lt、副画素における輝度(表示輝度)y、及び、面状光源ユニットにおける輝度(光源ユニット輝度)を、以下のとおり、定義する。
max・・・光源ユニット輝度の最高値
Lt1・・・表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)に等しい値を有する駆動信号に相当する制御信号が副画素に供給されたと想定したときの副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)。0%≦Lt1≦100%
1・・・・副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)をLt1とし、且つ、光源ユニット輝度を最高値Ymaxとしたと仮定したときに得られる表示輝度
表示領域ユニット内−最大制御信号[R,G,B]が副画素[R,G,B]に供給されたと想定したときの表示輝度が得られるように光源ユニット輝度を増減させるが、具体的には、例えば、副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)をLt2(但し、Lt2>Lt1であり、例えば、最大開口率である100%)にしたと仮定したときに表示輝度y1が得られるように、光源ユニット輝度Y1を制御すればよい(減少させればよい)。即ち、例えば、
1・Lt2=y1・Lt1
を満足するように、光源ユニット輝度Y1を制御すればよい。光源ユニット輝度Y1の制御は、発光ダイオードのオン時間tR-ON,tG-ON,tB-ONに基づき行われる。
以上に説明した種々の好ましい構成を含む本発明の面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、及び、発光ダイオードの駆動方法において、赤色発光ダイオードは、例えば、波長640nmの赤色を発光し、緑色発光ダイオードは、例えば、波長530nmの緑色を発光し、青色発光ダイオードは、例えば、波長450nmの青色を発光する。
また、面状光源装置にあっては、赤色(例えば、波長640nm)を発光する複数の赤色発光ダイオード、緑色(例えば、波長530nm)を発光する複数の緑色発光ダイオード、及び、青色(例えば、波長450nm)を発光する複数の青色発光ダイオードが、筐体内に配置、配列されている。尚、赤色、緑色、青色以外の第4番目の色を発光する発光ダイオードを更に備えていてもよい。そして、面状光源装置を構成する面状光源ユニットは、例えば、複数の発光ダイオードを仕切りで区分けすることで得ることができる。(1つの赤色発光ダイオード,1つの緑色発光ダイオード,1つの青色発光ダイオード)、(1つの赤色発光ダイオード,2つの緑色発光ダイオード,1つの青色発光ダイオード)、(2つの赤色発光ダイオード,2つの緑色発光ダイオード,1つの青色発光ダイオード)等の組合せから成り、全体として混色されて白色を発光する発光ダイオード・ユニットから面状光源ユニットが構成されていると想定した場合、1つの面状光源ユニットには、少なくとも1つの発光ダイオード・ユニットが備えられている。1つの発光ダイオード・ユニットを構成する同色の発光ダイオードが複数存在する場合には、複数の同色の発光ダイオードを1つの発光ダイオードとみなして、本発明を適用すればよい。
発光ダイオードは、所謂フェイスアップ構造を有していてもよいし、フリップチップ構造を有していてもよい。即ち、発光ダイオードは、基板、及び、基板上に形成された発光層から構成されており、発光層から光が外部に出射される構造としてもよいし、発光層からの光が基板を通過して外部に出射される構造としてもよい。より具体的には、発光ダイオード(LED)は、例えば、基板上に形成された第1導電型(例えばn型)を有する化合物半導体層から成る第1クラッド層、第1クラッド層上に形成された活性層、活性層上に形成された第2導電型(例えばp型)を有する化合物半導体層から成る第2クラッド層の積層構造を有し、第1クラッド層に電気的に接続された第1電極、及び、第2クラッド層に電気的に接続された第2電極を備えている。発光ダイオードを構成する層は、発光波長に依存して、周知の化合物半導体材料から構成すればよい。
或る面状光源ユニットにおける輝度(光源ユニット輝度)は、隣接する面状光源ユニットによって出来る限り影響を受けないようにすることが望ましい。具体的には、ランバーシアン方式のように、直進方向への光強度が強いレンズを発光ダイオードの光出射部分に取り付けてもよいし、面状光源ユニットと面状光源ユニットとの間に、面状光源ユニットの照明光に対して不透明な仕切りを配置してもよい。但し、或る面状光源ユニットにおける輝度(光源ユニット輝度)が、他の面状光源ユニットによって影響を受け得る構成としてもよい。
発光ダイオードから出射される光を上方に位置するカラー液晶表示装置に直接入射させる構成とした場合、即ち、発光ダイオードから専らz軸方向に沿って光を出射させた場合、面状光源装置に輝度ムラが発生してしまう場合がある。このような現象の発生を回避するための手段として、発光ダイオードに光取出しレンズを取り付けた発光ダイオード組立体を光源として使用し、発光ダイオードから出射された光が、光取出しレンズの頂面において全反射され、光取出しレンズの水平方向に主に出射される2次元方向出射構成を挙げることができる。このような構成は、例えば、日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページに開示されている。
面状光源装置は、更には、拡散板、拡散シート、プリズムシート、偏光変換シートといった光学機能シート群や、反射シートを備えている構成とすることができる。
透過型のカラー液晶表示装置は、例えば、透明第1電極を備えたフロント・パネル、透明第2電極を備えたリア・パネル、及び、フロント・パネルとリア・パネルとの間に配された液晶材料から成る。
ここで、フロント・パネルは、より具体的には、例えば、ガラス基板やシリコン基板から成る第1の基板と、第1の基板の内面に設けられた透明第1電極(共通電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)と、第1の基板の外面に設けられた偏光フィルムとから構成されている。更には、フロント・パネルは、第1の基板の内面に、アクリル樹脂やエポキシ樹脂から成るオーバーコート層によって被覆されたカラーフィルターが設けられ、オーバーコート層上に透明第1電極が形成された構成を有している。透明第1電極上には配向膜が形成されている。カラーフィルターの配置パターンとして、デルタ配列、ストライプ配列、ダイアゴナル配列、レクタングル配列を挙げることができる。一方、リア・パネルは、より具体的には、例えば、ガラス基板やシリコン基板から成る第2の基板と、第2の基板の内面に形成されたスイッチング素子と、スイッチング素子によって導通/非導通が制御される透明第2電極(画素電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)と、第2の基板の外面に設けられた偏光フィルムとから構成されている。透明第2電極を含む全面には配向膜が形成されている。これらの透過型のカラー液晶表示装置を構成する各種の部材や液晶材料は、周知の部材、材料から構成することができる。尚、スイッチング素子として、単結晶シリコン半導体基板に形成されたMOS型FETや薄膜トランジスタ(TFT)といった3端子素子や、MIM素子、バリスタ素子、ダイオード等の2端子素子を例示することができる。
尚、透明第1電極と透明第2電極の重複領域であって液晶セルを含む領域が、1副画素(サブピクセル)に該当する。そして、各画素(ピクセル)を構成する赤色発光副画素(副画素[R])は、係る領域と赤色を透過するカラーフィルターとの組合せから構成され、緑色発光副画素(副画素[G])は、係る領域と緑色を透過するカラーフィルターとの組合せから構成され、青色発光副画素(副画素[B])は、係る領域と青色を透過するカラーフィルターとの組合せから構成されている。副画素[R]、副画素[G]及び副画素[B]の配置パターンは、上述したカラーフィルターの配置パターンと一致する。
2次元マトリクス状に配列された画素(ピクセル)の数M0×N0を(M0,N0)で表記したとき、(M0,N0)の値として、具体的には、VGA(640,480)、S−VGA(800,600)、XGA(1024,768)、APRC(1152,900)、S−XGA(1280,1024)、U−XGA(1600,1200)、HD−TV(1920,1080)、Q−XGA(2048,1536)の他、(1920,1035)、(720,480)、(1280,960)等、画像表示用解像度の幾つかを例示することができるが、これらの値に限定するものではない。また、(M0,N0)の値と(P,Q)の値との関係として、限定するものではないが、以下の表1に例示することができる。尚、1つの表示領域ユニットを構成する画素の数として、20×20乃至320×240、好ましくは、50×50乃至200×200を例示することができる。表示領域ユニットにおける画素の数は、一定であってもよいし、異なっていてもよい。
Figure 2007235050
面状光源ユニットを駆動するための駆動回路は、例えば、パルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unit,CLunit、分周サイクル数、オン時間tR-ON,tG-ON,tB-ON,tON、オフ時間をtR-OFF,tG-OFF,tB-OFF,tOFFを決定し、また、パルス幅変調出力信号の値SR,SG,SB,Sを求めるための演算回路、記憶装置(メモリ)、システム・クロックにおける単位クロックを生成させる発振器、システム・クロックの分周サイクル数を決定する分周回路から構成することができる。更には、駆動回路は、例えば、LED駆動回路、フォトダイオード制御回路、発光ダイオードへの電流の流れを制御するスイッチング素子、発光ダイオード駆動電源等から構成することができる。また、カラー液晶表示装置を駆動するためのカラー液晶表示装置駆動回路は、タイミングコントローラ等の周知の回路から構成されている。面状光源ユニットの輝度(表示輝度)及び面状光源ユニットの輝度(光源ユニット輝度)の制御は、1フレーム毎に行われる。尚、カラー液晶表示装置駆動回路に電気信号として1秒間に送られる画像情報の数(毎秒画像)がフレーム周波数(フレームレート)であり、フレーム周波数の逆数がフレーム時間(単位:秒)である。
本発明の面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、発光ダイオードの駆動方法、パルス幅変調方法にあっては、発光ダイオード等の駆動に基づく発熱によって、発光ダイオード等の特性(例えば、Vf特性や光出力特性)に変動や差異が生じたとき、係る変動や差異を調整するために、パルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unit,CLunitのそれぞれを、システム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させ、オン時間tR-ON,tG-ON,tB-ON,tONの長短を制御するので、容易に、且つ、精密に、オン時間tR-ON,tG-ON,tB-ON,tONの長短制御を実現することができる。従って、例えば、面状光源ユニットから出射される白色光のホワイト・バランス(白色の色温度)を高い精度で一定に保つことが可能となる。しかも、各発光ダイオードの駆動においては、パルス幅変調出力信号の値SR,SG,SBが幾つであっても、式(1−1)、式(1−2)、式(1−3)の関係は同じであるが故に、例えば、昼間の明るい時間帯においてはSR,SG,SBの最大値を255とし、夜間の暗い時間帯においてはSR,SG,SBの最大値を127とするといったバックライト調光を行う場合においても、同じアルゴリズムで済むという利点がある。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明の面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、発光ダイオードの駆動方法、及び、パルス幅変調方法に関する。
図3に概念図を示すように、実施例1におけるカラー液晶表示装置10は、第1の方向に沿ってM0個、第2の方向に沿ってN0個の、合計M0×N0個の画素が2次元マトリクス状に配列された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されて成り、各表示領域ユニットは複数の画素から構成されている。具体的には、例えば、画像表示用解像度としてHD−TV規格を満たすものであり、2次元マトリクス状に配列された画素(ピクセル)の数M0×N0を(M0,N0)で表記したとき、例えば、(1920,1080)である。また、2次元マトリクス状に配列された画素から構成された表示領域11(図3において、一点鎖線で示す)がP×Q個の表示領域ユニット12(境界を点線で示す)に分割されている。ここで、(P,Q)の値は、例えば、(19,12)である。但し、図面の簡素化のため、図3における表示領域ユニット12(及び、後述する面状光源ユニット42)の数は、この値と異なる。各表示領域ユニット12は複数(M×N)の画素から構成されており、1つの表示領域ユニット12を構成する画素の数は、例えば、約1万である。また、各画素は、副画素[R,G,B]の3つの副画素(サブピクセル)から構成されている。
カラー液晶表示装置10は、図5に模式的な一部断面図を示すように、透明第1電極24を備えたフロント・パネル20、透明第2電極34を備えたリア・パネル30、及び、フロント・パネル20とリア・パネル30との間に配された液晶材料13から成る。
フロント・パネル20は、例えば、ガラス基板から成る第1の基板21と、第1の基板21の外面に設けられた偏光フィルム26とから構成されている。第1の基板21の内面には、アクリル樹脂やエポキシ樹脂から成るオーバーコート層23によって被覆されたカラーフィルター22が設けられ、オーバーコート層23上には、透明第1電極(共通電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)24が形成され、透明第1電極24上には配向膜25が形成されている。一方、リア・パネル30は、より具体的には、例えば、ガラス基板から成る第2の基板31と、第2の基板31の内面に形成されたスイッチング素子(具体的には、薄膜トランジスタ、TFT)32と、スイッチング素子32によって導通/非導通が制御される透明第2電極(画素電極とも呼ばれ、例えば、ITOから成る)34と、第2の基板31の外面に設けられた偏光フィルム36とから構成されている。透明第2電極34を含む全面には配向膜35が形成されている。フロント・パネル20とリア・パネル30とは、それらの外周部で封止材(図示せず)を介して接合されている。尚、スイッチング素子32は、TFTに限定されず、例えば、MIM素子から構成することもできる。また、図面における参照番号37は、スイッチング素子32とスイッチング素子32との間に設けられた絶縁層である。
尚、これらの透過型のカラー液晶表示装置を構成する各種の部材や、液晶材料は、周知の部材、材料から構成することができるので、詳細な説明は省略する。
直下型の面状光源装置(バックライト)40は、P×Q個の表示領域ユニット12に対応したP×Q個の面状光源ユニット42から成り、各面状光源ユニット42は、面状光源ユニット42に対応する表示領域ユニット12を背面から照明する。尚、カラー液晶表示装置10の下方に面状光源装置40が位置しているが、図3においては、カラー液晶表示装置10と面状光源装置40とを別々に表示した。面状光源装置における発光ダイオード等の配置、配列状態を図6の(A)に模式的に示し、面状光源装置及びカラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図を図6の(B)に示す。
面状光源装置40は、外側フレーム53と内側フレーム54とを備えた筐体51から構成されている。そして、透過型のカラー液晶表示装置10の端部は、外側フレーム53と内側フレーム54とによって、スペーサ55A,55Bを介して挟み込まれるように保持されている。また、外側フレーム53と内側フレーム54との間には、ガイド部材56が配置されており、外側フレーム53と内側フレーム54とによって挟み込まれたカラー液晶表示装置10がずれない構造となっている。筐体51の内部であって上部には、拡散板61が、スペーサ55C、ブラケット部材57を介して、内側フレーム54に取り付けられている。また、拡散板61の上には、拡散シート62、プリズムシート63、偏光変換シート64といった光学機能シート群が積層されている。
筐体51の内部であって下部には、反射シート65が備えられている。ここで、この反射シート65は、その反射面が拡散板61と対向するように配置され、筐体51の底面52Aに図示しない取付け用部材を介して取り付けられている。反射シート65は、例えば、シート基材上に、銀反射膜、低屈折率膜、高屈折率膜を順に積層された構造を有する銀増反射膜から構成することができる。反射シート65は、発光ダイオード41から出射された光や、筐体51の側面52B、あるいは、図6の(A)に示す仕切り板43によって反射された光を反射する。こうして、赤色を発光する複数の赤色発光ダイオード41R、緑色を発光する複数の緑色発光ダイオード41G、及び、青色を発光する複数の青色発光ダイオード41Bから出射された赤色光、緑色光及び青色光が混色され、色純度の高い白色光を照明光として得ることができる。この照明光は、拡散板61、拡散シート62、プリズムシート63、偏光変換シート64といった光学機能シート群を通過し、カラー液晶表示装置10を背面から照射する。筐体51の底面52A近傍には、フォトダイオード44R,44G,44Bが配置されている。尚、フォトダイオード44Rは、赤色光の光強度を測定するために赤色フィルターが取り付けられたフォトダイオードであり、フォトダイオード44Gは、緑色光の光強度を測定するために緑色フィルターが取り付けられたフォトダイオードであり、フォトダイオード44Bは、青色光の光強度を測定するために青色フィルターが取り付けられたフォトダイオードである。
発光ダイオード41R,41G,41Bの配列状態は、例えば、赤色(例えば、波長640nm)を発光する赤色発光ダイオード41R、緑色(例えば、波長530nm)を発光する緑色発光ダイオード41G、及び、青色(例えば、波長450nm)を発光する青色発光ダイオード41Bを1組とした発光ダイオード・ユニットを水平方向及び垂直方向に複数、並べる配列とすることができる。
面状光源装置40を構成する面状光源ユニット42は、複数の発光ダイオード41を、面状光源ユニット42の照明光(より具体的には、発光ダイオード41の出射光)に対して不透明な仕切り板43によって区分けすることで得ることができる。このような構成にあっては、面状光源ユニット42における輝度は、隣接する面状光源ユニット42によって影響を受けない。
パルス幅変調方式に基づき、各面状光源ユニット42を構成する赤色発光ダイオード41R、緑色発光ダイオード41G及び青色発光ダイオード41Bのオン/オフ制御を行う駆動回路は、バックライト制御ユニット70及び面状光源ユニット駆動回路80から構成されている。ここで、バックライト制御ユニット70は、演算回路71及び記憶装置(メモリ)72から構成されている。一方、面状光源ユニット駆動回路80は、演算回路81、記憶装置(メモリ)82、システム・クロックとしての発振器83、分周回路84、LED駆動回路85、フォトダイオード制御回路86、FETから成るスイッチング素子87R,87G,87B、発光ダイオード駆動電源(定電流源)88から構成されている。尚、バックライト制御ユニット70及び面状光源ユニット駆動回路80を構成するこれらの回路等は、周知の回路等とすることができる。一方、カラー液晶表示装置10を駆動するためのカラー液晶表示装置駆動回路90は、タイミングコントローラ91といった周知の回路から構成されている。また、カラー液晶表示装置10には、TFTから成るスイッチング素子32を駆動するための、ゲート・ドライバ、ソース・ドライバ等(これらは図示せず)が備えられている。
各画素は、副画素[R](赤色発光サブピクセル)、副画素[G](緑色発光サブピクセル)、及び、副画素[B](青色発光サブピクセル)の3つの副画素(サブピクセル)を1組として構成されている。以下の実施例の説明においては、副画素[R,G,B]のそれぞれの輝度の制御(階調制御)を8ビット制御とし、0〜255の28段階にて行うとする。従って、各表示領域ユニット12を構成する各画素における副画素[R,G,B]のそれぞれを駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路90に入力される駆動信号[R,G,B]の値xR,xG,xBのそれぞれは、28段階の値をとる。また、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値SR,SG,SBも、0〜255の28段階の値をとる。但し、これに限定するものではなく、例えば、10ビット制御とし、0〜1023の210段階にて行うこともでき、この場合には、8ビットの数値での表現を、例えば4倍すればよい。
尚、以下の説明においては、SR=SG=SB=Sとする。
そして、カラー液晶表示装置駆動回路90においては、入力された駆動信号[R,G,B]から制御信号[R,G,B]が生成され、この制御信号[R,G,B]が副画素[R,G,B]に供給(出力)される。尚、制御信号[R,G,B]は、駆動信号[R,G,B]の値を2.2乗した値を有する。即ち、カラー液晶表示装置駆動回路90を構成するタイミングコントローラ91から、カラー液晶表示装置10のゲート・ドライバ及びソース・ドライバに、制御信号[R,G,B]が周知の方法で送出され、制御信号[R,G,B]に基づき各副画素を構成するスイッチング素子32が駆動され、透明第1電極24及び透明第2電極34に所望の電圧が印加されることで、各副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)Ltが制御される。ここで、制御信号[R,G,B]の値が大きいほど、副画素[R,G,B]の光透過率(副画素の開口率)Ltが高くなり、副画素[R,G,B]の輝度の値が高くなる。即ち、副画素[R,G,B]を通過する光によって構成される画像(通常、一種、点状である)は明るい。
2次元マトリクス状に配列された画素から構成された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されているが、この状態を、「行」及び「列」で表現すると、Q行×P列の表示領域ユニットに分割されていると云える。また、表示領域ユニット12は複数(M×N)の画素から構成されているが、この状態を、「行」及び「列」で表現すると、N行×M列の画素から構成されていると云える。尚、2次元マトリクス状に配列され、第q行、第p列[但し、q=1,2,・・・,Qであり、p=1,2,・・・,Pである]に位置する表示領域ユニット、面状光源ユニットを、それぞれ、表示領域ユニット12(q,p)、面状光源ユニット42(q,p)と表記し、表示領域ユニット12(q,p)内の第n行、第m列[但し、n=1,2,・・・,Nであり、m=1,2,・・・,Mである]に位置する画素をPX(q,p/n,m)と表記し、各副画素を以下のように表示する。更には、係る画素PX(q,p/n,m)における光透過率(開口率)Ltを制御するためにカラー液晶表示装置駆動回路90から各副画素[R,G,B]に供給される画像信号に相当する種々の制御信号等あるいはそれらの値を以下のように表示する場合がある。尚、駆動信号の伝送方式として、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式を挙げることができる。このLVDS方式とは、パラレル信号を低電圧差動のシリアル信号に変換して伝送する方式であり、ノイズ及び不要輻射を低減し、伝送線を削減することができる。但し、信号伝送方式は、LVDS方式に限られず、例えば、LVTTL方式を採用してもよい。
副画素[R] :副画素[R](q,p/n,m)
副画素[G] :副画素[G](q,p/n,m)
副画素[B] :副画素[B](q,p/n,m)
駆動信号[R]:駆動信号[R](q,p/n,m)
駆動信号[G]:駆動信号[G](q,p/n,m)
駆動信号[B]:駆動信号[B](q,p/n,m)
駆動信号[R](q,p/n,m)の値xR:xR-(q,p/n,m)
駆動信号[G](q,p/n,m)の値xG:xG-(q,p/n,m)
駆動信号[B](q,p/n,m)の値xB:xB-(q,p/n,m)
副画素[R,G,B] :副画素[R,G,B](q,p/n,m)
駆動信号[R,G,B]:駆動信号[R,G,B](q,p/n,m)
駆動信号[R,G,B](q,p/n,m)の値xR,xG,xB:xR-(q,p/n,m),xG-(q,p/n,m),xB-(q,p/n,m)
制御信号[R]:制御信号[R](q,p/n,m)
制御信号[G]:制御信号[G](q,p/n,m)
制御信号[B]:制御信号[B](q,p/n,m)
制御信号[R](q,p/n,m)の値XR:XR-(q,p/n,m)
制御信号[G](q,p/n,m)の値XG:XG-(q,p/n,m)
制御信号[B](q,p/n,m)の値XB:XB-(q,p/n,m)
尚、面状光源ユニット42のそれぞれにおいて、各表示領域ユニット12(q,p)を構成する全ての画素における副画素[R,G,B](q,p/n,m)を駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路90に入力される駆動信号[R,G,B](q,p/n,m)の値xR-(q,p/n,m),xG-(q,p/n,m),xB-(q,p/n,m)の内の最大値を、表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)-(q,p)と表記する。
表示輝度及び光源ユニット輝度の制御は、1フレーム毎に行われる。また、1フレーム内における液晶表示装置の動作と面状光源装置の動作とは同期させられる。
ところで、例えば撮像管への入力光量をy’、撮像管からの出力信号であり、例えば放送局等から出力され、画素の光透過率を制御するためにカラー液晶表示装置駆動回路90に入力される駆動信号の値をx、係る駆動信号に相当する制御信号によって駆動される画素の輝度(表示輝度)をyとしたとき、駆動信号の値xは、入力光量y’の0.45乗の関数で表すことができ、制御信号の値Xあるいは表示輝度yは、駆動信号の値xの2.2乗の関数で表すことができる。尚、表示輝度yと駆動信号の値xの2.2乗の関数との関係は、γ(ガンマ)特性と呼ばれる。ここで、
y=x2.2=(y’0.452.2=y’
を満足している。このように、例えば撮像管で撮像された画像が画面上で正確に復元されるように、放送局から例えばテレビジョン受像機まで、あるいは又、ビデオ再生装置からテレビジョン受像機までのシステムが構築されている。
以下、実施例1における面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、発光ダイオードの駆動方法、及び、パルス幅変調方法を説明する。
[ステップ−100]
スキャンコンバータ等の周知のディスプレイ回路から送出された1フレーム分の駆動信号[R,G,B]及びクロック信号CLKは、バックライト制御ユニット70及びカラー液晶表示装置駆動回路90に入力される(図3参照)。尚、駆動信号[R,G,B]は、例えば撮像管への入力光量をy’としたとき、撮像管からの出力信号であり、例えば放送局等から出力され、画素の光透過率を制御するためにカラー液晶表示装置駆動回路90にも入力される駆動信号であり、入力光量y’の0.45乗の関数で表すことができる。そして、バックライト制御ユニット70に入力された1フレーム分の駆動信号[R,G,B]の値xR,xG,xBは、バックライト制御ユニット70を構成する記憶装置(メモリ)72に、一旦、記憶される。また、カラー液晶表示装置駆動回路90に入力された1フレーム分の駆動信号[R,G,B]の値xR,xG,xBも、カラー液晶表示装置駆動回路90を構成する記憶装置(図示せず)に、一旦、記憶される。
[ステップ−110]
次いで、バックライト制御ユニット70を構成する演算回路71においては、記憶装置72に記憶された駆動信号[R,G,B]の値を読み出し、第(p,q)番目[但し、先ず、p=1,q=1]の表示領域ユニット12(q,p)において、この第(p,q)番目の表示領域ユニット12(q,p)を構成する全ての画素PX(q,p/n,m)における副画素[R,G,B](q,p/n,m)を駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路90にも入力される駆動信号[R,G,B](q,p/n,m)の値xR-(q,p/n,m),xG-(q,p/n,m),xB-(q,p/n,m)(これらの値は、既に、バックライト制御ユニット70を構成する記憶装置72に記憶されている)の内の最大値(表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)-(q,p))を、演算回路71において求める。そして、表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)-(q,p)を、記憶装置72に記憶する。このステップを、m=1,2,・・・,M、n=1,2,・・・,Nの全てに対して、即ち、M×N個の画素に対して、実行する。
例えば、xR-(n,m/q,p)が「110」に相当する値であり、xG-(n,m/q,p)が「150」に相当する値であり、xB-(n,m/q,p)が「50」に相当する値である場合、xU-max(R,G,B)-(q,p)は「150」に相当する値である。
この操作を、(p,q)=(1,1)から、(P,Q)まで繰り返し、全ての表示領域ユニット12(q,p)における表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)-(q,p)を、記憶装置72に記憶する。
そして、表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)-(q,p)に等しい値を有する駆動信号[R,G,B](q,p)に相当する制御信号[R,G,B](q,p)が副画素[R,G,B](q,p)に供給されたと想定したときの表示輝度が、例えば、面状光源ユニット42(q,p)において得られるように、表示領域ユニット12(q,p)に対応する面状光源ユニット42(q,p)の輝度(光源ユニット輝度)を、後述する面状光源ユニット駆動回路80の制御下、増減する。即ち、表示領域ユニット内−駆動信号最大値xU-max(R,G,B)-(q,p)に等しい値を有する駆動信号に相当する制御信号が副画素[R,G,B](q,p)に供給されたと想定したときの表示輝度をy1とする。また、このときの各副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)をLt1(0%≦Lt1≦100%)とする。そして、各副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)をLt2(但し、Lt2>Lt1であり、例えば、100%)としたときに表示輝度y1が得られるように、面状光源ユニット42(q,p)の光源ユニット輝度Y1を制御すればよい。即ち、
1・Lt2=y1・Lt1
を満足するように、面状光源ユニット輝度制御関数g(xnol-max)である式(2)に基づき、光源ユニット輝度Y1を制御すればよい。尚、光源ユニット輝度の制御に関するこれらの関係、即ち、表示領域ユニット内−駆動信号最大値の値、この値に等しい値を有する駆動信号に相当する制御信号の値、このような制御信号が副画素に供給されたと想定したときの表示輝度y1、このときの各副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)Lt1、各副画素を構成する液晶セルにおける光透過率(開口率)Lt2としたときに表示輝度y1が得られるような面状光源ユニットにおける輝度制御パラメータの関係は、予め求めておけばよい。
ここで、面状光源ユニット42(q,p)の輝度の制御は、例えば、面状光源ユニット輝度制御関数g(xnol-max)である以下の式(2)に基づく。即ち、
nol-max≡xU-max(R,G,B)/xmax
としたとき、面状光源ユニット輝度制御関数g(xnol-max)は、
g(xnol-max)=a1・(xnol-max2.2+a0 (2)
(但し、a1,a0は定数であり、a1+a0=1,0<a0<1,0<a1<1)
で表すことができる。尚、例えば、
1 =0.99
0 =0.01
とすればよい。
そして、バックライト制御ユニット70を構成する演算回路71において得られたg(xnol-max)の値を、記憶装置72に記憶されたテーブルに基づき、0〜255の範囲内の対応する整数に変換する。こうして、バックライト制御ユニット70を構成する演算回路71において、面状光源ユニット42(q,p)における赤色発光ダイオード41R(q,p)の発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値SR-(q,p)、緑色発光ダイオード41G(q,p)の発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値SG-(q,p)、青色発光ダイオード41B(q,p)の発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値SB-(q,p)を得ることができる。但し、SR-(q,p)=SG-(q,p)=SB-(q,p)である。
[ステップ−120]
次に、バックライト制御ユニット70を構成する演算回路71において得られたパルス幅変調出力信号の値SR-(q,p),SG-(q,p),SB-(q,p)のそれぞれは、面状光源ユニット42(q,p)に対応して設けられた面状光源ユニット駆動回路80(q,p)の記憶装置82に送出され、記憶装置82において記憶される。また、クロック信号CLKも面状光源ユニット駆動回路80に送出される(図4参照)。
[ステップ−130]
このステップが、実施例1における面状光源装置の駆動方法、カラー液晶表示装置組立体の駆動方法、発光ダイオードの駆動方法、及び、パルス幅変調方法に該当する。
各面状光源ユニット駆動回路80においては、常時、システム・クロックとしての発振器83が作動している(図1の(A)のシステム・クロックの模式的な波形を参照)。そして、各面状光源ユニット42(q,p)を構成する赤色発光ダイオード41R(q,p)、緑色発光ダイオード41G(q,p)及び青色発光ダイオード41B(q,p)のそれぞれのオン/オフ制御のためのパルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit-(q,p),CLG-unit-(q,p),CLB-unit-(q,p)が、演算回路81の制御下、発振器83及び分周回路84によって得られる。尚、システム・クロックの分周サイクル数を「K」とする。即ち、システム・クロックの分周サイクル数は、「1単位クロック」のK倍である。この状態の波形を模式的に図1の(B)に示す。尚、図1の(B)においては、パルス幅変調単位クロックCLR-unit-(q,p)のみを「CLunit」として図示した。
面状光源ユニット42(q,p)において、1つ前のフレームでフォトダイオード44R(q,p),44G(q,p),44B(q,p)によって測定された赤色発光ダイオード41R(q,p)の輝度の値Y’R-(q,p)、緑色発光ダイオード41G(q,p)の輝度の値Y’G-(q,p)、及び、青色発光ダイオード41B(q,p)の輝度の値Y’B-(q,p)は、フォトダイオード制御回路86においてアナログ/デジタル変換され、変換されたデジタル化された輝度の値と、1つ前のフレームでのパルス幅変調出力信号の値SR-(q,p),SG-(q,p),SB-(q,p)に基づく赤色発光ダイオード41R(q,p)の想定輝度の値Y”R-(q,p)、緑色発光ダイオード41G(q,p)の想定輝度の値Y”G-(q,p)、及び、青色発光ダイオード41B(q,p)の想定輝度の値Y”B-(q,p)との間に差異が存在しないかを、演算回路81は評価する。尚、輝度値の間の差異の閾値を予め決定し、記憶装置82に記憶させておけばよい。
そして、差異が存在しないと演算回路81によって判断された場合には、CLR-unit-(q,p),CLG-unit-(q,p),CLB-unit-(q,p)の値を変更すること無く、今回のフレームにおけるパルス幅変調出力信号の値SR-(q,p),SG-(q,p),SB-(q,p)に基づき、面状光源ユニット42(q,p)を構成する赤色発光ダイオード41R(q,p)のオン時間tR-ON-(q,p)、緑色発光ダイオード41G(q,p)のオン時間tG-ON-(q,p)、青色発光ダイオード41B(q,p)のオン時間をtB-ON-(q,p)を、以下の式に基づき、演算回路81は決定する。但し、実施例1にあっては、SR-(q,p)=SG-(q,p)=SB-(q,p)=Sである。
R-ON-(q,p)=CLR-unit-(q,p)×SR-(q,p) (1−1’)
G-ON-(q,p)=CLG-unit-(q,p)×SG-(q,p) (1−2’)
B-ON-(q,p)=CLB-unit-(q,p)×SB-(q,p) (1−3’)
尚、SR-(q,p)=2の場合のオン時間tR-ON-(q,p)を、模式的に図1の(C)に示す。ここで、図1の(C)においては、SR-(q,p)を「S」で表し、tR-ON-(q,p)を「tON」で表している。
一方、例えば、1つ前のフレームでフォトダイオード44R(q,p)によって測定された赤色発光ダイオード41R(q,p)の輝度の値Y’R-(q,p)と、1つ前のフレームでのパルス幅変調出力信号の値SR-(q,p)に基づく赤色発光ダイオード41R(q,p)の想定輝度の値Y”R-(q,p)との間に差異が存在していると演算回路81が判断した場合、パルス幅変調単位クロックCLR-unitを、駆動回路における(云い換えれば、パルス幅変調方式における)システム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させる。より具体的には、1つ前のフレームでフォトダイオード44R(q,p)によって測定された赤色発光ダイオード41R(q,p)の輝度の値Y’R-(q,p)が、1つ前のフレームでのパルス幅変調出力信号の値SR-(q,p)に基づく赤色発光ダイオード41R(q,p)の想定輝度の値Y”R-(q,p)よりも高い場合には、パルス幅変調単位クロックCLR-unitを、システム・クロックの分周サイクル数を減じる(例えば、1単位クロック分、減少させ、「K−1」とする)ことによって短くする。尚、図1の(D)及び(E)にこの状態を模式的に示すが、図1の(D)及び(E)にあっては、パルス幅変調単位クロックCLR-unit-(q,p)を「CLunit」で表し、SR-(q,p)を「S」で表し、tR-ON-(q,p)を「tON」で表している。反対に、1つ前のフレームでフォトダイオード44R(q,p)によって測定された赤色発光ダイオード41R(q,p)の輝度の値Y’R-(q,p)が、1つ前のフレームでのパルス幅変調出力信号の値SR-(q,p)に基づく赤色発光ダイオード41R(q,p)の想定輝度の値Y”R-(q,p)よりも低い場合には、パルス幅変調単位クロックCLR-unitを、システム・クロックの分周サイクル数を増す(例えば、1単位クロック分、増加させ、「K+1」とする)ことによって長くする。尚、システム・クロックの分周サイクル数の増減は、1単位クロック分に限定されない。また、1つ前のフレームでフォトダイオード44によって測定された赤色発光ダイオード41の輝度の値Y’と、1つ前のフレームでのパルス幅変調出力信号の値Sに基づく発光ダイオード41の想定輝度の値Y”との差異の大きさに応じて、システム・クロックの分周サイクル数の増減を、k単位クロック分(但し、k=1,2,3・・・)とする構成を採用してもよい。
尚、赤色発光ダイオード41R(q,p)、緑色発光ダイオード41G(q,p)、青色発光ダイオード41B(q,p)のオフ時間をtR-OFF-(q,p),tG-OFF-(q,p),tB-OFF-(q,p)としたとき、
R-ON-(q,p)+tR-OFF-(q,p)=tG-ON-(q,p)+tG-OFF-(q,p)
=tB-ON-(q,p)+tB-OFF-(q,p)=一定値tConst
である。
例えば、システム・クロックを100MHz(=108Hz)とし、発光ダイオードの駆動周波数を600Hzとすると、パルス幅変調単位クロックCLunitの値は、
108/(600×256)≒650
即ち、1単位クロックの約650倍となる。従って、システム・クロックの分周サイクル数の1単位クロック分の変化は、(1/650)=0.15%となる。即ち、発光ダイオードのオン時間tR-ON,tG-ON,tB-ONを約0.15%刻みで制御することができる。尚、これらの値は例示であり、本発明はこれらの値に限定されるものではない。
図2の(A)にはパルス幅変調単位クロック(CLunit)を模式的に図示し、図2の(B)、(C)、(D)、(E)には、それぞれ、S=1,2,3,255(最大値)の場合のオン時間tONを模式的に図示する。1動作サイクルに相当する一定値tConstと、最大オン時間をtON-maxとの間には、
ON-max<tConst
といった関係が存在する。
こうして得られた面状光源ユニット42(q,p)を構成する赤色発光ダイオード41R(q,p),緑色発光ダイオード41G(q,p)、青色発光ダイオード41B(q,p)のオン時間tR-ON-(q,p),tG-ON-(q,p),tB-ON-(q,p)に相当する信号が、LED駆動回路85に送られ、このLED駆動回路85から、オン時間tR-ON-(q,p),tG-ON-(q,p),tB-ON-(q,p)に相当する信号の値に基づき、スイッチング素子87R,87G,87Bが、オン時間tR-ON-(q,p),tG-ON-(q,p),tB-ON-(q,p)だけオン状態となり、発光ダイオード駆動電源88からのLED駆動電流が、各発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)に流される。その結果、各発光ダイオード41R(q,p),41G(q,p),41B(q,p)は、1フレーム時間中のオン時間tR-ON-(q,p),tG-ON-(q,p),tB-ON-(q,p)だけ発光する。こうして、第(p,q)番目の表示領域ユニット12(q,p)を、所定の照度において照明する。こうして得られた表示輝度の状態を、図7の(A)及び(B)に実線で示すが、図7の(A)は、副画素を駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路に入力される駆動信号の値を2.2乗した値(x’≡x2.2)とデューティ期間(=tON/tConst)との関係を模式的に示す図であり、図7の(B)は、副画素の光透過率を制御するための制御信号の値Xと表示輝度yとの関係を模式的に示す図である。
一方、カラー液晶表示装置駆動回路90に入力された駆動信号[R,G,B](q,p/n,m)の値xR-(q,p/n,m),xG-(q,p/n,m),xB-(q,p/n,m)はタイミングコントローラ91へ送られ、タイミングコントローラ91にあっては、入力された駆動信号[R,G,B](q,p/n,m)に相当する制御信号[R,G,B](q,p/n,m)を、副画素[R,G,B](q,p/n,m)に供給(出力)する。カラー液晶表示装置駆動回路90のタイミングコントローラ91において生成され、カラー液晶表示装置駆動回路90から副画素[R,G,B](q,p/n,m)に供給される制御信号[R,G,B](q,p/n,m)の値XR-(q,p/n,m),XG-(q,p/n,m),XB-(q,p/n,m)と、駆動信号[R,G,B](q,p/n,m)の値xR-(q,p/n,m),xG-(q,p/n,m),xB-(q,p/n,m)とは、以下の関係にある。但し、b1_R,b0_R,b1_G,b0_G,b1_B,b0_Bは定数である。この制御信号[R,G,B](q,p/n,m)の値XR-(q,p/n,m),XG-(q,p/n,m),XB-(q,p/n,m)に基づき、副画素[R,G,B](q,p/n,m)を構成する液晶セルの光透過率(開口率)Ltが制御される。
R-(q,p/n,m)=b1_R・xR-(q,p/n,m) 2.2+b0_R (3−1)
G-(q,p/n,m)=b1_G・xG-(q,p/n,m) 2.2+b0_G (3−2)
B-(q,p/n,m)=b1_B・xB-(q,p/n,m) 2.2+b0_B (3−3)
こうして、1フレームの画像表示が行われる。1フレーム内におけるカラー液晶表示装置10の動作と面状光源装置40の動作とは、クロック信号CLKに基づき同期させられる。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。実施例において説明した透過型のカラー液晶表示装置や面状光源装置、カラー液晶表示装置組立体の構成、構造は例示であるし、これらを構成する部材、材料等も例示であり、適宜、変更することができる。発光ダイオードの温度を温度センサーで監視し、その結果を、面状光源ユニット駆動回路80にフィードバックすることで、面状光源ユニットの輝度補償(補正)や温度制御を行ってもよい。
図8に概念図を示すように、発光ダイオード41に光取出しレンズ100を取り付けた発光ダイオード組立体を光源として使用し、発光ダイオード41から出射された光が、光取出しレンズ100の頂面103において全反射され、光取出しレンズ100の水平方向に主に出射される2次元方向出射構成とすることもできる。尚、図8において、参照番号101は光取出しレンズ100の底面を指し、参照番号102は光取出しレンズ100の側面を指す。光取出しレンズを構成する材料としては、メガネレンズに用いられている材料を挙げることができ、セイコーオプティカルプロダクツ株式会社の商品名プレステージ(屈折率:1.74)、昭和光学株式会社の商品名ULTIMAX V AS 1.74(屈折率:1.74)、ニコン・エシロールの商品名NL5−AS(屈折率:1.74)といった高屈折率を有するプラスチック材料がある。また、HOYA株式会社製の硝材NBFD11(屈折率n1:1.78)、M−NBFD82(屈折率n1:1.81)、M−LAF81(屈折率n1=1.731)といった光学ガラス;KTiOPO4(屈折率n1:1.78)、ニオブ酸リチウム[LiNbO3](屈折率n1:2.23)といった無機誘電体材料を挙げることができる。
図1の(A)はシステム・クロックの模式的な波形を示す図であり、図1の(B)及び図1の(D)は、システム・クロックの分周状態を模式的に示す図であり、図1の(C)及び図1の(E)は、S=2の場合のオン時間tONを模式的に示す図である。 図2の(A)にはパルス幅変調単位クロック(CLunit)を模式的に図示し、図2の(B)、(C)、(D)、(E)は、それぞれ、S=1,2,3,255(最大値)の場合のオン時間tONを模式的に示す図である。 図3は、実施例1における使用に適したカラー液晶表示装置、面状光源装置、駆動回路、及び、カラー液晶表示装置駆動回路から成るカラー液晶表示装置組立体の概念図である。 図4は、実施例1における使用に適した駆動回路の一部分の概念図である。 図5は、カラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図である。 図6の(A)は、実施例の面状光源装置における発光ダイオード等の配置、配列状態を模式的に示す図であり、図6の(B)は、実施例の面状光源装置及びカラー液晶表示装置組立体の模式的な一部断面図である。 図7の(A)は、副画素を駆動するためにカラー液晶表示装置駆動回路に入力される駆動信号の値を2.2乗した値(x’≡x2.2)とデューティ期間(=tON/tConst)との関係を模式的に示す図であり、図7の(B)は、副画素の光透過率を制御するための制御信号の値Xと表示輝度yとの関係を模式的に示す図である。 図8は、日経エレクトロニクス 2004年12月20日第889号の第128ページに開示された光取出しレンズの模式的な断面図である。
符号の説明
10・・・カラー液晶表示装置、11・・・表示領域、12・・・表示領域ユニット、13・・・液晶材料、20・・・フロント・パネル、21・・・第1の基板、22・・・カラーフィルター、23・・・オーバーコート層、24・・・透明第1電極、25・・・配向膜、26・・・偏光フィルム、30・・・リア・パネル、31・・・第2の基板、32・・・スイッチング素子、34・・・透明第2電極、35・・・配向膜、36・・・偏光フィルム、37・・・絶縁層、40・・・面状光源装置、41,41R,41G,41B・・・発光ダイオード、42・・・面状光源ユニット、43・・・仕切り板、44R,44G,44B・・・フォトダイオード、51・・・筐体、52A・・・筐体の底面、52B・・・筐体の側面、53・・・外側フレーム、54・・・内側フレーム、55A,55B・・・スペーサ、56・・・ガイド部材、57・・・ブラケット部材、61・・・拡散板、62・・・拡散シート、63・・・プリズムシート、64・・・偏光変換シート、65・・・反射シート、70・・・バックライト制御ユニット、71・・・演算回路、72・・・記憶装置(メモリ)、80・・・面状光源ユニット駆動回路、81・・・演算回路、82・・・記憶装置(メモリ)、83・・・発振器、84・・・分周回路、85・・・LED駆動回路、86・・・フォトダイオード制御回路、87R,87G,87B・・・スイッチング素子、88・・・発光ダイオード駆動電源、90・・・カラー液晶表示装置駆動回路、91・・・タイミングコントローラ

Claims (10)

  1. (a)それぞれが、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを備え、カラー液晶表示装置を背面から照明するための複数の面状光源ユニット、並びに、
    (b)パルス幅変調方式に基づき、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのオン/オフ制御を行う駆動回路、
    を具備し、
    各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれのオン/オフ制御のためのパルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLR-unit,CLG-unit,CLB-unit、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオードのオン時間をtR-ON、オフ時間をtR-OFF、赤色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSR、緑色発光ダイオードのオン時間をtG-ON、オフ時間をtG-OFF、緑色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSG、青色発光ダイオードのオン時間をtB-ON、オフ時間をtB-OFF、青色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSBとしたとき、
    R-ON+tR-OFF=tG-ON+tG-OFF=tB-ON+tB-OFF=一定値tConst
    R-ON=CLR-unit×SR
    G-ON=CLG-unit×SG
    B-ON=CLB-unit×SB
    である面状光源装置の駆動方法であって、
    各面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とする面状光源装置の駆動方法。
  2. 赤色発光ダイオードの最大オン時間をtR-ON-max、緑色発光ダイオードの最大オン時間をtG-ON-max、青色発光ダイオードの最大オン時間をtB-ON-maxとしたとき、
    R-ON-max<tConst
    G-ON-max<tConst
    B-ON-max<tConst
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の面状光源装置の駆動方法。
  3. 各面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の1単位クロック分の増加、あるいは、1単位クロック分の減少によって長短させることを特徴とする請求項1に記載の面状光源装置の駆動方法。
  4. 各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれの輝度を測定し、輝度測定結果に基づき、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数を増減させることを特徴とする請求項1に記載の面状光源装置の駆動方法。
  5. (A)2次元マトリクス状に配列された画素から構成された表示領域がP×Q個の表示領域ユニットに分割されて成り、各表示領域ユニットは複数の画素から構成されているカラー液晶表示装置、
    (B)赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを備え、P×Q個の表示領域ユニットに対応したP×Q個の面状光源ユニット、並びに、面状光源ユニットを駆動するための駆動回路から成り、各面状光源ユニットは該面状光源ユニットに対応する表示領域ユニットを背面から照明する面状光源装置、並びに、
    (C)カラー液晶表示装置を駆動するためのカラー液晶表示装置駆動回路、
    を具備し、
    各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードのそれぞれのオン/オフ制御のためのパルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLR-unit,CLG-unit,CLB-unit、各面状光源ユニットを構成する赤色発光ダイオードのオン時間をtR-ON、オフ時間をtR-OFF、赤色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSR、緑色発光ダイオードのオン時間をtG-ON、オフ時間をtG-OFF、緑色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSG、青色発光ダイオードのオン時間をtB-ON、オフ時間をtB-OFF、青色発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSBとしたとき、
    R-ON+tR-OFF=tG-ON+tG-OFF=tB-ON+tB-OFF=一定値tConst
    R-ON=CLR-unit×SR
    G-ON=CLG-unit×SG
    B-ON=CLB-unit×SB
    であるカラー液晶表示装置組立体の駆動方法であって、
    各面状光源ユニットにおけるパルス幅変調単位クロックCLR-unit,CLG-unit,CLB-unitのそれぞれを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とするカラー液晶表示装置組立体の駆動方法。
  6. パルス幅変調方式に基づき発光ダイオードのオン/オフ制御を行う駆動回路を用い、
    発光ダイオードのオン/オフ制御のためのパルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLunit、発光ダイオードのオン時間をtON、オフ時間をtOFF、発光ダイオードの発光時間を制御するためのパルス幅変調出力信号の値をSとしたとき、
    ON+tOFF=一定値tConst
    ON=CLunit×S
    である発光ダイオードの駆動方法であって、
    パルス幅変調単位クロックCLunitを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とする発光ダイオードの駆動方法。
  7. 発光ダイオードの最大オン時間をtON-maxとしたとき、tON-max<tConst を満足することを特徴とする請求項6に記載の発光ダイオードの駆動方法。
  8. パルス幅変調単位クロックCLunitを、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数の1単位クロック分の増加、あるいは、1単位クロック分の減少によって長短させることを特徴とする請求項6に記載の発光ダイオードの駆動方法。
  9. 発光ダイオードの輝度を測定し、輝度測定結果に基づき、駆動回路におけるシステム・クロックの分周サイクル数を増減させることを特徴とする請求項6に記載の発光ダイオードの駆動方法。
  10. パルス幅変調方式におけるパルス幅変調単位クロックをCLunit、オン時間をtON、オフ時間をtOFF、パルス幅変調出力信号の値をSとしたとき、
    ON+tOFF=一定値tConst
    ON=CLunit×S
    であるパルス幅変調方法であって、
    パルス幅変調単位クロックCLunitを、パルス幅変調方式におけるシステム・クロックの分周サイクル数の増減によって長短させることを特徴とするパルス幅変調方法。
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