JP2007234314A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池全体に所望の締め付け荷重を確実に付与することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池12と加湿器14とを積層して構成される。燃料電池12は、電解質膜・電極構造体20を挟持する一対の金属プレート製のセパレータ22、24を備える。加湿器14は、水透過性膜40を挟んで配設される金属プレート製の第1及び第2セパレータ42、44を備える。第1及び第2セパレータ42、44は、セパレータ22、24よりばね性が高く設定されることにより、加湿器14全体の積層方向に対するばね定数は、燃料電池12全体の前記積層方向に対するばね定数よりも小さく設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体高分子型燃料電池と、前記固体高分子型燃料電池に供給される一方の反応ガスを、加湿流体によって加湿する平膜型加湿器とが、積層方向に積層される燃料電池システムに関する。
通常、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、有効な発電機能を発揮させるために、電解質膜を適度な湿潤状態に維持することが必要とされている。このため、燃料ガスや酸化剤ガスを、予め水を介して加湿する加湿装置を用意し、この加湿装置を燃料電池に連結することにより、前記加湿された燃料ガスや酸化剤ガスを燃料電池に供給する燃料電池システムが知られている。
ところで、燃料電池内の接触抵抗が増大すると、内部抵抗損失が増大して端子電圧が低下してしまう。このため、接触抵抗を低減させるべく電極面に付与される面圧が均一になるように、燃料電池スタック全体に所望の締め付け力を付与する必要がある。
そこで、例えば、特許文献1の固体高分子電解質型燃料電池が知られている。この燃料電池は、図9に示すように、電解質膜・電極構造体1を一対のセパレータ2で挟持したセル3を備えており、このセル3は、集電板4を介装して端板5で締め付け保持されている。端板5には、ピストン6が設けられるとともに、前記ピストン6と前記端板5との間には、パック封入水7が収容されている。端板5には、熱媒体であるパック封入水7を加熱するためのヒータ8が固着されている。
このような構成において、図示しない空気圧力源からの空気によりパック封入水7のパック材の外周部が加圧されるとともに、ヒータ8の作用下に熱媒体である前記パック封入水7のパック水が加熱されて、セル3を所定の締め付け圧に制御している。
特開2000−123854号公報(図2)
しかしながら、上記の特許文献1では、ヒータ8を用いてセル加熱制御を行うため、構成及び制御が複雑化する。従って、燃料電池と加湿器とが連結された燃料電池システムは、全体構成が大型化するとともに、コストが相当に高騰するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池全体に所望の締め付け荷重を確実に付与することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、固体高分子電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と燃料電池用金属セパレータとが積層される固体高分子型燃料電池と、前記固体高分子型燃料電池に供給される少なくとも一方の反応ガスを、加湿流体によって加湿する水透過性膜と加湿器用金属セパレータとが積層される平膜型加湿器とを、積層方向に積層して構成される燃料電池システムに関するものである。
そして、平膜型加湿器全体の積層方向に対するばね定数は、固体高分子型燃料電池全体の前記積層方向に対するばね定数よりも小さく設定されている。
また、加湿器用金属セパレータに設けられる流路溝は、燃料電池用金属セパレータに設けられる流路溝よりも深さ方向の寸法が大きく設定されることが好ましい。さらに、平膜型加湿器には、積層方向に対するばね定数を調整するためのばね機構が設けられることが好ましい。
本発明では、平膜型加湿器全体のばね定数が、固体高分子型燃料電池全体のばね定数よりも小さく設定されるため、前記平膜型加湿器自体のばね性が良好に向上する。従って、温度変化や固体高分子電解質膜の含水量等により燃料電池の積層方向の寸法が変化する際、平膜型加湿器が前記積層方向に容易に伸縮することができる。
これにより、燃料電池の積層方向の寸法変化を有効に吸収することができ、簡単且つコンパクトな構成で、前記燃料電池全体に所望の締め付け荷重を確実に付与することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10の概略構成説明図であり、図2は、前記燃料電池システム10の一部断面説明図である。
燃料電池システム10は、例えば、自動車等の車両に搭載されており、固体高分子型燃料電池12と、平膜型加湿器14とを積層方向(矢印A方向)に積層して構成される。燃料電池12は、複数の発電セル16を矢印A方向に積層されるとともに、積層方向両端にターミナルプレート17a、17b及び絶縁プレート19a、19bを介装して第1及び第2エンドプレート18a、18bが配置される。
第2エンドプレート18bには、加湿器14が直接積層される。加湿器14を構成する第3エンドプレート18cは、第1エンドプレート18aに対し、第2エンドプレート18bを介装して複数の締め付けボルト21により積層方向に締め付けられる(図2及び図3参照)。
図2及び図4に示すように、発電セル16は、固体高分子電解質膜20aの両側にアノード側電極20bとカソード側電極20cとを配置した電解質膜・電極構造体20と、前記電解質膜・電極構造体20を挟持する一対のセパレータ22、24とを備える。セパレータ22、24は、金属プレートを波板状に成形して構成される。
図4に示すように、発電セル16の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔26a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔30bが設けられる。
発電セル16の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔30a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔26bが設けられる。
発電セル16の短手方向(矢印C方向)の一端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔28aが設けられるとともに、前記発電セル16の短手方向の他端縁部には、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔28bが設けられる。
セパレータ22の電解質膜・電極構造体20に向かう面には、燃料ガス供給連通孔30aと燃料ガス排出連通孔30bとを連通する燃料ガス流路32が形成される。セパレータ22の反対側の面には、冷却媒体供給連通孔28aと冷却媒体排出連通孔28bとを連通する冷却媒体流路34が形成される。
セパレータ24の電解質膜・電極構造体20に向かう面には、酸化剤ガス供給連通孔26aと酸化剤ガス排出連通孔26bとに連通する酸化剤ガス流路36が設けられる。セパレータ24の反対側の面には、セパレータ22と重なり合って冷却媒体流路34が一体的に形成される。
図5及び図6に示すように、加湿器14は、水透過性膜40の一方の面40aに配設される第1セパレータ42と、前記水透過性膜40の他方の面40bに配設される第2セパレータ44とを備える。第1及び第2セパレータ42、44は、水透過性膜40を介装して交互に矢印A方向に積層されて積層体46を構成する。第1及び第2セパレータ42、44は、金属プレートを波形状に成形して構成される。
図5に示すように、積層体46の矢印B方向の一端縁部には、互いに矢印A方向に貫通して、反応前の空気(一方の反応ガス)を導入する空気入口連通孔48aと、加湿された反応前の空気を燃料電池12に供給する空気出口連通孔48bとが矢印C方向に配列して形成される。
積層体46の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、空気オフガスが供給される空気オフガス入口連通孔50aと、反応前の空気を加湿した後の前記空気オフガスを排出する空気オフガス出口連通孔50bとが矢印C方向に配列して設けられる。
第1セパレータ42は、水透過性膜40の一方の面40aに向かう第1面42a側に、空気入口連通孔48aと空気出口連通孔48bとを連通し、略U字状に屈曲乃至湾曲する複数の溝部を有する第1流路52を設ける。
第1セパレータ42の第1面42aとは反対の面42b側には、空気入口連通孔48aと空気出口連通孔48bとを連通し、略U字状の複数の溝部を有する第2流路54が設けられる。この第2流路54は、第1流路52と交互に形成され、全体として波形状を有している(図6参照)。
図5に示すように、第2セパレータ44は、水透過性膜40の他方の面40bに向かう面44a側に、空気オフガス入口連通孔50aと空気オフガス出口連通孔50bとを連通する略U字状の複数の溝部を有する第3流路56を設ける。
第2セパレータ44は、面44aとは反対の面44b側に、空気オフガス入口連通孔50aと空気オフガス出口連通孔50bとを連通する略U字状の複数の溝部を有する第4流路58を設ける。この第4流路58は、第3流路56と交互に配設され、全体として波形状を有している(図6参照)。
第1の実施形態では、加湿器14全体の積層方向(矢印A方向)に対するばね定数が、燃料電池12全体の前記積層方向に対するばね定数よりも小さく設定される。加湿器14では、積層方向に対するばね性を向上させるために、すなわち、ばね定数を低く設定するために、以下に示す構成が採用される。
図2に示すように、燃料電池12では、セパレータ22、24の燃料ガス流路32及び酸化剤ガス流路36を構成する流路溝深さH1に対し、加湿器14を構成する第1セパレータ42の第1及び第2流路52、54と第2セパレータ44の第3及び第4流路56、58の流路溝深さH2が大きく設定される。なお、ばね定数は、加湿器14と燃料電池12のセパレータ板厚とを変えることにより設定することも可能である。
第2及び第3エンドプレート18b、18c間には、締め付けボルト21に外嵌してばね機構、例えば、樹脂製又はやゴム製等の弾性円筒体60が必要に応じて配設される。この弾性円筒体60は、加湿器14全体のばね定数を調整するためのものであり、第1及び第2セパレータ42、44の形状によって所望のばね定数が得られる際には不要になる一方、前記第1及び第2セパレータ42、44が所定のばね定数よりも低い場合に用いられる。
なお、ばね機構としては、弾性円筒体60に代えて、コイルスプリングや皿ばね等、種々の部材を採用することができる。
図1に示すように、燃料電池システム10は、加湿器14側に設けられる酸化剤ガス供給系70と、燃料電池12側に設けられる燃料ガス供給系72及び冷却媒体供給系74とを備える。
酸化剤ガス供給系70は、第3エンドプレート18cに接続されて加湿器14の空気入口連通孔48aに空気を供給する空気供給流路76と、前記加湿器14の空気オフガス出口連通孔50bから排出される空気オフガスを、外部に排気するための空気排出流路78とを備える。空気供給流路76には、空気を圧縮して供給するためにスーパーチャージャ(又はポンプ)80が設けられる。
燃料ガス供給系72は、第1エンドプレート18aに接続されて燃料電池12の燃料ガス供給連通孔30aに水素ガスを供給するための水素供給流路82と、前記燃料電池12の燃料ガス排出連通孔30bから排出される未使用の水素ガスを含む排ガスを、前記水素供給流路82の途上に戻して該燃料電池12に供給するための水素循環流路84とを備える。
水素供給流路82には、高圧水素を貯留する水素タンク86と、前記水素タンク86から供給される水素ガスの圧力を減圧するレギュレータ88と、減圧された前記水素ガスを燃料電池12に供給するとともに、水素循環流路84から排ガスを吸引して前記燃料電池12に戻すためのエゼクタ90とが配設される。
冷却媒体供給系74は、第1エンドプレート18aに接続されて燃料電池12の冷却媒体供給連通孔28aに冷却媒体を供給するための冷却媒体供給流路92と、前記燃料電池12の冷却媒体排出連通孔28bから排出される冷却媒体を冷却媒体タンク94に戻す冷却媒体循環流路96と、前記冷却媒体タンク94内の前記冷却媒体を循環させるポンプ98とを備える。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、水素タンク86から水素供給流路82に供給される水素ガスは、レギュレータ88を介して所定の圧力に減圧された後、エゼクタ90を通って燃料電池12の燃料ガス供給連通孔30aに供給される。
図4に示すように、水素ガスは、各発電セル16を構成する燃料ガス流路32に沿って矢印B方向に移動し、アノード側電極20bに供給された後、未使用の水素を含む燃料オフガスが、燃料ガス排出連通孔30bに排出される。この燃料オフガスは、図1に示すように、水素循環流路84に排出されてエゼクタ90の吸引作用下に水素供給流路82に途上に戻された後、再度、燃料電池12に燃料ガスとして供給される。
一方、スーパーチャージャ80を介して、空気供給流路76に空気が供給される。この空気は、第3エンドプレート18cから加湿器14を構成する積層体46の空気入口連通孔48aに供給される。
図5に示すように、加湿器14では、第1セパレータ42の第1及び第2流路52、54が空気入口連通孔48aに連通している。この空気入口連通孔48aに導入された空気は、略U字状の第1及び第2流路52、54に沿って移動する。第1流路52を流れる空気は、水透過性膜40の一方の面40aに接触するとともに、第2流路54に沿って移動する空気は、他の水透過性膜40の一方の面40aに接触する(図6参照)。
加湿器14では、燃料電池12の発電に使用された反応済みの空気である空気オフガスが、空気オフガス入口連通孔50aに供給される。この空気オフガスは、第2セパレータ44の空気オフガス入口連通孔50aに連通する第3及び第4流路56、58に導入される。第3流路56を移動する空気オフガスは、水透過性膜40の他方の面40bに接触する一方、第4流路58に沿って移動する空気オフガスは、他の水透過性膜40の他方の面40bに接触する(図6参照)。
従って、第2セパレータ44の第3流路56に沿って移動する空気オフガス中の水分は、水透過性膜40を透過し第1流路52に沿って移動する反応前の空気に供給され、この空気が加湿される。さらに、第2流路54に沿って移動する反応前の空気は、第4流路58に沿って移動する空気オフガス中の水分により加湿される。そして、加湿された空気は、第1及び第2流路52、54に連通する空気出口連通孔48bから燃料電池12の酸化剤ガス供給連通孔26aに供給される。
図4に示すように、加湿された空気は、各発電セル16のセパレータ24に形成される酸化剤ガス流路36を流れることによって、カソード側電極20cに供給される。未使用の空気を含む空気オフガスは、上記のように、加湿器14内で加湿処理に用いられた後、空気オフガス出口連通孔50bに排出される。これにより、各発電セル16では、アノード側電極20bに供給される水素と、カソード側電極20cに供給される空気中の酸素とが反応して発電が行われる。
また、図1に示すように、冷却媒体供給系74では、ポンプ98の作用下に冷却媒体タンク94内の冷却媒体が、冷却媒体供給流路92から燃料電池12の冷却媒体供給連通孔28aに供給される。この冷却媒体は、図4に示すように、セパレータ22、24間に形成される冷却媒体流路34を通ることによって各発電セル16を冷却した後、冷却媒体排出連通孔28bから冷却媒体循環流路96に排出され、冷却媒体タンク94に戻される。
この場合、第1の実施形態では、図2に示すように、加湿器14を構成する第1及び第2セパレータ42、44の流路溝深さH2が、燃料電池12を構成するセパレータ22、24の流路溝深さH1よりも大きく構成されている。これにより、加湿器14全体の積層方向に対するばね定数は、燃料電池12全体の前記積層方向に対するばね定数よりも小さく設定されている。
このため、加湿器14全体のばね性が有効に向上し、温度変化や固体高分子電解質膜20aの含水量等により燃料電池12の積層方向の寸法が変化する際、前記加湿器14が前記積層方向に容易に伸縮することができる。従って、加湿器14のばね性を介し燃料電池12の積層方向の寸法変化を有効に吸収することが可能になり、簡単且つコンパクトな構成で、前記燃料電池12全体に所望の締め付け荷重を確実に付与することができるという効果が得られる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システム100の一部断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム100は、燃料電池12と平膜型加湿器102とを積層して構成される。加湿器102は、燃料電池12よりも小さな外形寸法に設定され、前記加湿器102の外方に締め付けボルト21が配設される。
このように構成される第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。しかも、加湿器102を構成する第1及び第2セパレータ42、44には、ボルト用の貫通孔が不要になり、前記第1及び第2セパレータ42、44の構造が簡素化される。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システム110の一部断面説明図である。
燃料電池システム110は、燃料電池12と平膜型加湿器112とを積層して構成される。加湿器112は、水透過性膜40を挟持する第1及び第2セパレータ114、116を備える。第1セパレータ114は、第1及び第2流路52、54を仕切る傾斜壁面114a、114bを有する一方、第2セパレータ116は、第3及び第4流路56、58を仕切る傾斜壁面116a、116bを有する。
このように構成される第3の実施形態では、加湿器112を構成する第1及び第2セパレータ114、116が、燃料電池12を構成するセパレータ22、24に比べて抜き角の大きな傾斜壁面114a、114b及び116a、116bを設けている。このため、第1及び第2セパレータ114、116のばね性がセパレータ22、24のばね性よりも大きくなり、すなわち、ばね定数が低くなり、前記加湿器112自体が所望のばね機能を有している。これにより、第3の実施形態では、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、加湿器14、102及び112のばね性を向上させるために、上記の第1〜第3の実施形態の他、例えば、水透過性膜40の厚さを固体高分子電解質膜20aの厚さよりも厚肉にしたり、前記水透過性膜40の反力を前記固体高分子電解質膜20aの反力よりも大きくしたりする構成を採用してもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、反応前の空気を空気オフガスで加湿する構成を採用しているが、これに限定されるものではない。例えば、反応前の空気を燃料オフガス(反応後の燃料ガス)で加湿する構成、反応前の燃料ガスを空気オフガスで加湿する構成、又は反応前の燃料ガスを燃料オフガスで加湿する構成等を採用してもよい。さらに、流路形状は、サーペインタインに限定されず、種々の形状が採用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記燃料電池システムの一部断面説明図である。 前記燃料電池システムの概略斜視説明図である。 前記燃料電池システムを構成する発電セルの要部分解斜視図である。 前記燃料電池システムを構成する加湿器の一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池システムを構成する加湿器の一部断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの一部断面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システムの一部断面説明図である。 特許文献1の固体高分子電解質型燃料電池の概略構成説明図である。
符号の説明
10、100、110…燃料電池システム
12…燃料電池 14、102、112…加湿器
16…発電セル 18a〜18c…エンドプレート
20a…固体高分子電解質膜 20b…アノード側電極
20c…カソード側電極
22、24、42、44、114、116…セパレータ
26a…酸化剤ガス供給連通孔 26b…酸化剤ガス排出連通孔
28a…冷却媒体供給連通孔 28b…冷却媒体排出連通孔
30a…燃料ガス供給連通孔 30b…燃料ガス排出連通孔
32…燃料ガス流路 34…冷却媒体流路
36…酸化剤ガス流路 40…水透過性膜
48a…空気入口連通孔 48b…空気出口連通孔
50a…空気オフガス入口連通孔 50b…空気オフガス出口連通孔
52、54、56、58…流路 60…弾性円筒体
70…酸化剤ガス供給系 72…燃料ガス供給系
74…冷却媒体供給系

Claims (3)

  1. 固体高分子電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と燃料電池用金属セパレータとが積層される固体高分子型燃料電池と、前記固体高分子型燃料電池に供給される少なくとも一方の反応ガスを、加湿流体によって加湿する水透過性膜と加湿器用金属セパレータとが積層される平膜型加湿器とを、積層方向に積層して構成される燃料電池システムであって、
    前記平膜型加湿器全体の前記積層方向に対するばね定数は、前記固体高分子型燃料電池全体の前記積層方向に対するばね定数よりも小さく設定されることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記加湿器用金属セパレータに設けられる流路溝は、前記燃料電池用金属セパレータに設けられる流路溝よりも深さ方向の寸法が大きく設定されることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池システムにおいて、前記平膜型加湿器には、前記積層方向に対するばね定数を調整するためのばね機構が設けられることを特徴とする燃料電池システム。
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