JP2007233050A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置全体が小型(薄型)でありながらも、観察像の広画角化が容易な画像表示装置を得ること。
【解決手段】 それぞれ画像情報を形成する一対の画像形成素子と一対の画像形成素子からの光束を一対の観察領域に導く光学系とを有し、光学系は複数の反射曲面を有し、一対の観察領域の中間を通る面を対称面とする面対称でかつ対称面に対して一方の側に配置された該画像形成素子からの光束が一方の側に配置された反射曲面と、対称面に対して他方の側に配置された反射曲面で反射して一方の側に戻り対称面に対して一方の側に配置された反射曲面で反射した後に面SLaを透過して一方の側の観察領域に導くよう構成されており、面SLaの領域のうち面SLaを通過して観察領域に到る有効光束のうち対称面に最も近い光路を通る光線LLaが通過する領域は正の屈折力の形状より成ること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示素子(液晶パネル)などの画像形成素子に形成された画像情報を光学系を介して観察者に提示する画像表示装置に関し、特にヘッドマウントディスプレイ(HMD)に好適なものである。
HMD等の画像表示装置には、観察像の広画角化により臨場感を高めることと、頭部に装着するため装置全体が小型軽量であることが要望されている。
特に装置全体が重量バランスや外観等を考慮すると、観察者の視軸方向(前方)に薄型であることが望まれている。
小型の液晶パネルを用いて広画角化を達成するには、観察用の光学系として液晶パネルに表示された画像の中間実像を形成し、該中間実像の虚像を拡大像として観察する中間結像光学系を用いるのが良い。
中間結像光学系として折り返し反射面とその前後に光が通る偏心反射面を用い、往復光路を形成し、光路中で1回中間像を結像させて広画角化を図ったHMDが提案されている(特許文献1参照)。
一方、HMDは、観察者が頭部に装着した状態での見た目も、ある程度格好の良いことが要望されている。特に、前方からHMDの装着者を見た場合に、同じ投影面積であれば、装置全体が細く横長である方が印象が良い。例えば、図8(a)に示す観察者81に対し、図8(b)に示すように縦長で横幅が小さい装置82よりも、図8(c)に示すように縦に短く横に長い装置83の方が、見た目が良い。このような横長に装置を構成するためには、複数の偏心反射面の偏心方向を顔の上下方向に展開していくのではなく、顔の左右方向に展開する横折り光学系を用いる方が有利である。
折り返し反射面による往復光路を形成する光学素子と画像形成素子との間に反射面を配置し、装置全体の小型化を図ったHMDが提案されている(特許文献2参照)。
特許文献2では画像形成素子と反射面との間および反射面と光学素子との間で左右の眼に入射する光束の光路が交差する光学系を用いて装置全体の小型化を達成している。
特開2003−149593号公報 特開2004−341324号公報
広画角化を図るために中間像を光路中で1回結像させる1回結像光学系は、光学系を構成する要素の数が多くなり、また光路長が長くなり、装置全体が大型化する傾向がある。またHMDを装着したときの見た目を良くするために装置全体を横長に構成しようとすると観察者の前方への厚みが増大する傾向がある。
本発明は、装置全体が小型(薄型)でありながらも、観察像の広画角化が容易な画像表示装置の提供を目的とする。
本発明の画像表示装置は、
◎それぞれ画像情報を形成する一対の画像形成素子と、該一対の画像形成素子からの光束を一対の観察領域に導く光学系とを有し、
該光学系は、複数の反射曲面を有し、該一対の観察領域の中間を通る面を対称面とする面対称で、かつ該対称面に対して一方の側に配置された該画像形成素子からの光束が、該一方の側に配置された反射曲面と、該対称面に対して他方の側に配置された反射曲面で反射して該一方の側に戻り、該対称面に対して一方の側に配置された反射曲面で反射した後に面SLaを透過して該一方の側の観察領域に導くよう構成されており、
該面SLaの領域のうち、該面SLaを通過して、該観察領域に到る有効光束のうち、該対称面に最も近い光路を通る光線LLaが通過する領域は正の屈折力の形状より成ることを特徴としていること、
◎それぞれ画像情報を形成する一対の画像形成素子と、該一対の画像形成素子からの光束を一対の観察領域に導く光学系とを有し、
該光学系は、複数の反射曲面を有し、該一対の観察領域の中間を通る面を対称面とする面対称で、かつ該対称面に対して一方の側に配置された該画像形成素子からの光束が、該一方の側に配置された反射曲面と、該対称面に対して他方の側に配置された反射曲面で反射して該一方の側に戻り、該対称面に対して一方の側に配置された反射曲面で反射した後に、一方の側の観察領域に導くよう構成されており、
該観察領域に到る有効光束のうち、該光学系を通過した後の、該対称面に最も近い光路を通る光線が正の透過屈折力を受けるように構成されていること、
を特徴としている。
本発明によれば、装置全体が小型(薄型)でありながらも、観察像の広画角化が容易な画像表示装置が得られる。
以下、本発明の各実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1の画像表示装置の要部概略図である。図1は、本発明をヘッドマウントディスプレイ(HMD)に適用したときの構成を示している。図1は、HMDを上方から見た概略図である。
図1において、21は左右眼用の光学系に共用されるプリズム(光学素子)である。プリズム21は、面SL1(SLa),面SL2,面SL3,面SR1(SLa),面SR2,面SR3が屈折率が1より大きい媒質上に形成された構成より成っている。
22はプリズム21の面SL3で接合されるプリズムである。プリズム22はプリズム21と共有する面SL3の他に、面SL4,面SL5が屈折率が1より大きい媒質上に形成された構成より成っている。
22´はプリズム21の面SR3で接合されるプリズムである。プリズム22´はプリズム21と共有する面SR3の他に、面SR4,面SR5が屈折率が1より大きい媒質上に形成された構成より成っている。
1は左眼EL用の画像形成素子であり、液晶表示素子(以下、LCDと記す)より成っている。
2は左眼EL用の光学系の偏心反射曲面群を含むプリズム部分である。プリズム部分2は偏心反射曲面群の一部の反射面であり、且つ透過面でもある反射透過の兼用の面SL1,面SL3と、偏心反射曲面である面SL2,面SL4と、透過面である面SL5とで構成されている。
3はLCD1からの光束を集光するためのレンズである。これら偏心反射曲面群を含むプリズム部分2およびレンズ3は、本実施例の左眼光学系OLを形成している。
1´は右眼ER用の画像形成素子であり、LCDより成っている。
2´は右眼ER用の光学系の偏心反射曲面群を含むプリズム部分である。プリズム部分2´は偏心反射曲面群の一部の反射面であり、且つ透過面でもある反射透過の兼用の面SR1,面SR3と、偏心反射曲面である面SR2,面SR4と、透過面である面SR5とで構成されている。
3´はLCD1´からの光束を集光するためのレンズである。これら偏心反射曲面群を含むプリズム部分2´およびレンズ3´は、本実施例の右眼光学系ORを形成している。
SCL,SCRはそれぞれ、左眼光学系OLおよび右眼光学系ORにより形成される射出瞳PL、PRの中心位置である。
Cは左眼光学系OLの射出瞳の中心位置SCLと右眼光学系ORの射出瞳の中心位置SCRとを結ぶ線分の中心を通り、該線分に垂直な平面である。本実施例の左右眼光学系OL、ORおよびLCD1,1´の画像表示面は該平面Cを対称面とした面対称な構成より成っている。
なお、本実施例のHMDは、LCD1,1´を駆動する駆動回路100を含む。駆動回路100には、不図示のパーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、テレビチューナ等の画像情報供給装置が接点110において接続されている。駆動回路100は入力された画像情報に応じた原画をLCD1,1´に表示させる。このことは、以下の実施例でも同じである。
本実施例での光路について、まず左眼光学系OLから説明する。平面Cに対して左眼側にあるLCD1を射出した光束は、レンズ3により集光されてプリズム22の透過面SL5に導かれる。透過面SL5からプリズム22内に入射した光は、面SL1,面SL2,面SL3,面SL4の4つの偏心反射曲面群によって囲まれた領域に入射する。該領域に導かれた光束は、平面Cよりも左眼側にある面SL4によって反射されてハーフミラーである接合面SL3からプリズム21内に入射する。
プリズム21に入射した光束は、プリズム21の媒質の屈折率をnとするとき、平面Cよりも左眼EL側にある面(第1の反射面)SL1に、臨界角であるarcsin(1/n)以上の入射角で入射する。これにより、光束は、面SL1において内部全反射され、平面Cよりも右眼ER側にある面(第2の反射面)SL2に向かう。面SL2で反射されて平面Cよりも左眼側に戻された光束は、面SL1にarcsin(1/n)以上の入射角で入射することで再度内部全反射され、面(第3の反射面)SL3に向かう。ハーフミラー面SL3で反射された光束は、面SL1にarcsin(1/n)より小さい入射角で入射してプリズム21から射出した後、観察者の左眼ELに導かれる。
LCD1上の異なる箇所から射出した複数の主光線は射出瞳の中心位置SCLに集まり、LCD1上から射出した光束は射出瞳の中心位置SCLを中心として左眼光学系OLの射出瞳PLを形成する。これにより、該射出瞳PLの位置又はその近傍である観察領域に置かれた観察者の左眼ELで、左眼用のLCD1に表示された原画の拡大像を観察している。
一方、右眼光学系ORにおいては、平面Cに対して右眼側にあるLCD1´からの光束は、レンズ3´により集光されてプリズム22´の透過面SR5に導かれる。透過面SR5からプリズム22´内に入射した光は、面SR1,面SR2,面SR3,面SR4の4つの偏心反射曲面群によって囲まれた領域に入射する。該領域に導かれた光束は、平面Cよりも右眼側にある面SR4によって反射されてハーフミラーである接合面SR3からプリズム21内に入射する。
プリズム21に入射した光束は、プリズム21の媒質の屈折率をnとするとき、平面Cよりも右眼側にある面(第1の反射面)SR1に、臨界角であるarcsin(1/n)以上の入射角で入射する。これにより、光束は、面SR1において内部全反射され、平面Cよりも左眼側にある面(第2の反射面)SR2に向かう。面SR2で反射されて平面Cよりも右眼側に戻された光束は、面SR1にarcsin(1/n)以上の入射角で入射することで再度内部全反射され、面(第3の反射面)SR3に向かう。ハーフミラー面SR3で反射された光束は、面SR1にarcsin(1/n)より小さい入射角で入射してプリズム21から射出した後、観察者の右眼ERに導かれる。これにより、観察者の右眼ERで、右眼用のLCD1´に表示された原画の拡大像を観察している。
このように、左眼光学系OLと右眼光学系ORは平面Cに対して対称形状を有しており、左眼用の光路と右眼用の光路も平面Cに対して対称となっている。このため、以下では、左眼光学系OLを主にして構成の詳細を説明する。
本実施例の光学系は、面SL1と対向する側に面SR2と面SL3とを配置している。射出瞳の中心位置SCLから対称面Cまでの距離DLは、人間の眼間距離の半分程度である必要がある。このため、図で左右方向のサイズの制約を大幅に受ける。従って、これら2つの面SR2と面SL3との有効径をいかに小さく抑えられるかで光学系の広画角化が可能か否かが決まってくる。LL1(LLa)は図の断面上において、面SL3での対称面C側の有効径を決める光線である。観察領域である射出瞳PLを形成する有効光束のうち対称面Cに最も近い光線LL1は対称面Cに対して最も右側(内側)の画角で射出瞳PLの最も右側(内側)を通るマージナル光線である。光線LL1が正の透過屈折力を受けるよう構成することで、反射曲面SL3の有効径を削減している。より具体的には、面SL3で偏心反射曲面群として最後の反射をした対称面Cに最も近い光線LL1が面SL1を透過して射出瞳PLに到る際に、正の屈折力、即ち中心画角主光線側に曲がる作用(正レンズ作用)を受けるようにしている。これにより面SL3の有効径を小さくし、且つ広画角化が図れるようにしている。
また、本実施例の光学系においては、光線が面SL2から面SL1を介して面SL3に到る際の面SL1における反射においても、対称面Cに最も近い光線LL1が正のパワー(凹面鏡作用)を受けるように構成している。これにより面SL2の有効径の削減に寄与するようにしている。
次に光学的作用がより分かりやすいように、射出瞳PLからLCD1へ向かう逆トレースの順路〔光路〕において説明する。逆トレースで、面SL3と面SL1で反射されて面SL2に向かう対称面Cに最も近い光線LL1に対して、面SL1に凹面鏡の作用を持たせている。これにより該光線LL1と同一画角の主光線LL2とが面SL2より前に交差するようにして、面SL2の面SR3と交わる側の有効径を削減している。このように構成することで、本実施例の光学系は、小型化と広画角化を達成している。
図2は図1の座標系の説明図である。
図3には、LCD1の表示面の中心から射出して射出瞳の中心位置SCLに至る光線である中心画角主光線LL3と、左眼光学系OLにおいて注目光線である対称面Cに最も近い光線LL1と最も遠い光線LL4とを示している。ここでは、図2において、図の紙面と平面Cとが交わって形成される直線をZ軸とする。Z軸において、左右の眼EL,ERに中心画角主光線LL3が入射する方向とは略逆側の方向を正の向きとする。また、光学系の左右の射出瞳PL、PRの中心位置SCL、SCRを結んだ直線をY軸とする。Y軸において、右眼側の射出瞳PRから左眼側の射出瞳PLへ向かう方向を正の向きとする。さらに、Y軸およびZ軸に対して直交する直線をX軸とする。X軸において、右手系を構成するように紙面奥向き方向を正の方向とする。Y軸と平面Cとの交点を原点(0,0,0)とする。
まず、図2、図3を用いてZ軸方向について光路を説明する。LCD1から射出してz+方向に進行する光束は、面SL5を透過し、面SL4で反射されてz−方向に進行する。z−側に進行した光束は、面SL3を透過してz−側に進行し、面SL1で反射されてz+方向に進行し、面SL2に導かれる。面SL2では、z−方向に再度進路を変えられ、再度面SL1に導かれる。光束は面SL1で反射されることにより再びz+方向に進行し、面SL3で反射されてz−側に進行し、左眼ELに導かれる。このように光路をジグザグに折り畳むことによって、光学系をZ軸方向に薄くしている。
次に、Y軸方向について光路を説明する。平面Cに対して左眼側、すなわちy+側のLCD1から射出してy−方向に進行した光束は、面SL4での反射、面SL3での透過および面SL1での反射においてy−方向に進行方向を保ったまま進行する。そして平面Cよりも右眼側、すなわちy−側の面SL2に導かれる。そして、面SL2で反射されることによって、y+方向に進行方向を変えられ、平面Cよりも左眼側であるy+側に戻される。y+方向に進行した光束は、y+側の面SL1によって進行方向をy+に保ったまま反射され、面SL3によって反射されて進行方向のy成分が略0の状態にされてy+側の左眼ELに導かれる
本実施例では、LCD1を左眼光学系OLの射出瞳の中心位置(0,ysc,0)SCLよりもy+側の位置に配置している。すなわち、平面CからLCD1までの距離が、該平面Cから射出瞳の中心位置までの距離よりも長い。また、平面Cよりもy−側の位置に、y−側に進行する光束をy+側に進行するように戻す役目を果たす面SL2を配置している。これらによって、従来の光学系に対して非常に長い光路長を確保することができる。また、これにより、LCD1に表示された原画を左眼ELに拡大虚像として提示するのに必要な光学面のパワーを弱めることができるため、光学性能を高め易い。
特に左右の眼を結ぶ方向に光路を展開する構成では、眼間距離2*yscよりも長い光路長は構成が困難である。本実施例では、上述したように観察者の顔の前方の光学系内に眼間距離2*yscよりも長い光路長を確保して、光学性能を高め易くしている。
さらに、y−側に進行する光束をy+側に戻す面SL2を、y−側の位置であって、光路をZ軸方向にジグザグに折り畳む位置に配置した。これによって、長い光路長を有する光学系でありながらも、視軸方向(Z軸方向)に薄く小型の光学系を構成している。したがって、光学系が小型であっても、光路長を非常に長くすることができる。
このような光学系の構成を採る場合は、LCD1に表示した原画の中間実像を光学系内の光路中に形成することが容易である。中間実像を形成する場合は、光学系を構成する各面のパワーと光路の引き回しとの関係を適宜定めることができ、光学面の配置自由度が高まる。したがって、観察者は原画のサイズに対して観察者が観察する画像の画角を広げやすくなり、臨場感の高い迫力ある映像を観察することができる。
但し、これらのパワーとしては、あまり強すぎると面SL2(SR2)の有効径サイズを大きくしてしまう。そのため、逆光線追跡で面SL1で反射してから面SL2に向かう途中で中間結像するようにパワー配置するのが良い。各画角の主光線についても、逆光線追跡で面SL1で反射してから互いの間隔を平行乃至狭めつつ面SL2に向かうようにすることが好ましい。
以上のように本実施例では、対称面Cに最も近い光線LL1が面SL1の透過と面SL1での反射の両方で正の屈折力を受けるようにした。これとは逆に、図3に示すように有効光束中で対称面Cから最も遠い光線LL4は、面SL1の透過乃至面SL1での反射で対称面Cに最も近い光線LL1が受けるよりも弱い正の屈折力、より望ましくは負の屈折力を受けるようにすることが好ましい。
次に瞳PL、PRからの逆光線追跡で、中間像までの面で最もパワーの強い面SL3から面SL1で反射し面SL2に向かう光路長について考える。対称面Cに最も近い光線LL1の逆光線追跡で面SL3から面SL2までの光路長に対して、対称面Cから最も遠い光線LL4の逆光線追跡での面SL3から面SL2までの光路長の方が長い。そのため、対称面Cに最も近い画角の光線LL1が逆光線追跡で面SL1で反射してから面SL2に向かう途中で中間結像するようにパワー配置をすると、対称面Cから最も遠い光線LL4は面SL1に近い場所で結像してしまう。この結果、面SL2に到る頃には光束が広がりすぎて、面SL2の有効径を大きくしてしまう。
このため本実施例では有効光束中で対称面Cから最も遠い光線LL4は、面SL1の透過乃至面SL1での反射で対称面Cに最も近い光線LL1が受けるよりも弱い正の屈折力乃至負の屈折力を受けるようにしている。これにより、面SL2の有効径を小さくしている。
図4は、本発明の実施例2の画像表示装置の要部概略図である。図4は本発明をヘッドマウントディスプレイ(HMD)に適用したときの構成を示している。図4は、HMDを上方から見た概略図である。
本実施例と実施例1との主たる違いは、プリズム21と左右の射出瞳PL、PRとの間に左眼光学系OLの一部となる正の屈折力のレンズ(光学素子)4,右眼光学系ORの一部となる正の屈折力のレンズ(光学素子)4´を配置したことである。その他の構成は実施例1と同様である。実施例1と同様の構成部分については、実施例1と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施例での光路についても平面Cに対して左右対称であるので、左眼光学系OLについてのみ説明する。平面Cに対して左眼EL(不図示)側にあるLCD1を射出した光束は、レンズ3により集光されてプリズム22の透過面SL5に導かれる。透過面SL5からプリズム22内に入射した光は、面SL1(SLa),面SL2,面SL3,面SL4の4つの偏心反射曲面群によって囲まれた領域に入射する。該領域に導かれた光束は、平面Cよりも左眼EL側にある面SL4によって反射されてハーフミラーである接合面SL3からプリズム21内に入射する。
プリズム21に入射した光束は、プリズム21の媒質の屈折率をnとするとき、平面Cよりも左眼EL側にある面(第1の反射面)SL1に、臨界角であるarcsin(1/n)以上の入射角で入射する。これにより、光束は、面SL1において内部全反射され、平面Cよりも右眼ER側にある面(第2の反射面)SL2に向かう。面SL2で反射されて平面Cよりも左眼EL側に戻された光束は、面SL1にarcsin(1/n)以上の入射角で入射することで再度内部全反射され、面(第3の反射面)SL3に向かう。ハーフミラー面SL3で反射された光束は、面SL1にarcsin(1/n)より小さい入射角で入射してプリズム21から射出した後、レンズ4を通って観察者の左眼ELに導かれる。
LCD1上の異なる箇所から射出した複数の主光線は射出瞳の中心位置SCLに集まり、LCD1上から射出した光束は射出瞳の中心位置SCLを中心として左眼光学系OLの射出瞳PLを形成する。これにより、該射出瞳PLの位置又はその近傍である観察領域に置かれた観察者の左眼ELで、左眼用のLCD1に表示された原画の拡大像を観察している。
本実施例の光学系も、2つの面SR2と面SL3との有効径をいかに小さく抑えられるかで広画角化が可能か否かが決まってくる。特に、図の断面上において、LL1(LLa)は面SL3での対称面C側の有効径を決める光線である。観察領域である射出瞳PLを形成する有効光束のうち対称面Cに最も近い光線LL1はレンズ4のみ又は面SL1の透過とレンズ4の透過とを合わせて正の透過屈折力を受けるよう構成することで、反射曲面SL3の有効径を削減している。
また、本実施例の光学系においても、面SL2から面SL1を介して面SL3に到る際の面SL1における反射において、対称面Cに最も近い光線LL1が正のパワーを受けるように構成している。これにより面SL2の有効径の削減に寄与するようにしている。
但し、これら面SL1の透過とレンズ4の透過の合成パワー並びに面SL1における反射のパワーが、あまり強すぎると面SL2(SR2)の有効径サイズを大きくしてしまう。そのため、逆光線追跡で面SL1で反射してから面SL2に向かう途中で中間結像するようにパワー配置するのが良い。各画角の主光線についても、逆光線追跡で面SL1で反射してから互いの間隔を平行乃至狭めつつ面SL2に向かうようにすることが好ましい。
本実施例の光学系は、以上のように構成することで、面SL2の面SL3との有効径を削減し、小型化と広画角化を達成している。
図5は、本発明の実施例3の画像表示装置の要部概略図である。図5は本発明をヘッドマウントディスプレイ(HMD)に適用したときの構成を示している。図5は、HMDを上方から見た概略図である。
本実施例と実施例2との違いは、プリズム21の代わりに、複数の反射面より成る中空のミラー23,24を用いたことであり、その他の構成は同様である。実施例2と同様の構成部分については、実施例2と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施例での光路についても平面Cに対して左右対称であるので、左眼光学系OLについてのみ説明する。平面Cに対して左眼EL(不図示)側にあるLCD1を射出した光束は、レンズ3により集光されてプリズム22の透過面SL5に導かれる。透過面SL5からプリズム22内に入射した光は、面SL1(SLa),面SL2,面SL3,面SL4の4つの偏心反射曲面群によって囲まれた領域に入射する。該領域に導かれた光束は、平面Cよりも左眼EL側にある面SL4によって反射されてハーフミラーである面SL3からプリズム22を射出する。
プリズム22を射出した光束は、平面Cよりも左眼EL側にある面(第1の反射面)SL1において反射され、平面Cよりも右眼ER側にある面(第2の反射面)SL2に向かう。面SL2で反射されて平面Cよりも左眼EL側に戻された光束は、面SL1で再度反射され、プリズム22の面(第3の反射面)SL3に向かう。ハーフミラー面SL3で反射された光束は、レンズ4を通って観察者の左眼ELに導かれる。
LCD1上の異なる箇所から射出した複数の主光線は、射出瞳の中心位置SCLを中心として左眼光学系OLの射出瞳PLを形成する。これにより、該射出瞳PLの位置又はその近傍である観察領域に置かれた観察者の左眼ELで、左眼用のLCD1に表示された原画の拡大像を観察している。
本実施例の光学系も、2つの面SR2と面SL3との有効径をいかに小さく抑えられるかで広画角化が可能か否かが決まってくる。特に、図の断面上において、LL1(LLa)は面SL3での対称面C側の有効径を決める光線である。観察領域である射出瞳PLを形成する有効光束のうち対称面Cに最も近い光線LL1が、レンズ4の透過時に正の透過屈折力を受けるよう構成することで、反射曲面SL3の有効径を削減している。
また、本実施例の光学系においても、面SL2から面SL1を介して面SL3に到る際の面SL1における反射において、対称面Cに最も近い光線LL1が正のパワーを受けるように構成しても良い。
但し、これらレンズ4の正パワー並びに面SL1における反射の正パワーは、あまり強すぎると面SL2(SR2)の有効径サイズを大きくしてしまう。そのため、逆光線追跡で面SL1で反射してから面SL2に向かう途中で中間結像するようにパワー配置するのが良い。各画角の主光線についても、逆光線追跡で面SL1で反射してから互いの間隔を平行乃至狭めつつ面SL2に向かうようにすることが好ましい。
本実施例の光学系は、以上のように構成することで、面SL2の面SL3との有効径を削減し、小型化と広画角化を達成している。
以上のように各実施例によれば、光学系に複数の偏心反射曲面を配置している。そしてこれら偏心反射曲面群により、左眼EL側にある画像表示手段1から出た光を右眼ER側にある反射面SL2に導き、左眼ER側にある反射面SL1,SL3,SL4によって観察者の左眼ELに導いている。そして右眼ER側にある画像表示手段1´から出た光を左眼EL側にある反射面SR2に導き、右眼ER側にある反射面SR1,SR3,SR4によって観察者の右眼ERに導くように構成している。このため、光路長に対して光学系のサイズを小さく抑えることが容易である。各実施例では複数の偏心反射曲面群の最終反射面SL3、SR3における反射を終えて観察領域PL、PRに到る際に、有効光束のうち対称面Cに最も近い光線LL1が正の透過屈折力を受けるよう構成している。これにより、広画角の表示を容易にしている。
また、複数の偏心反射曲面群によって視軸方向に折り畳んだ光路を形成することにより、光学系を薄型にすることを容易にしている。
特に各実施例では前述した光学系を採用することで、広画角化に必要な長い光路長を確保しつつ、薄型の画像表示装置を実現している。
その際に、複数の反射曲面による反射を終えて観察領域に到る光路に、有効光束のうち対称面Cに最も近い光線LL1(対称面に対して最も内側の画角で観察領域の内側を通るマージナル光線)が正の透過屈折力を受けるような面乃至光学素子を配置している。これにより、右側に配置された画像形成素子からの光束を反射させる右側に配置した反射面並びに左側に配置された画像形成素子からの光束を反射させる右側に配置した反射面の両方の有効径を小さくすることが出来る。そして対称面Cに対して右側に配置する少なくとも2つの反射面の配置の自由度を上げ、小型化と広画角化との両立を図った画像表示装置を実現している。
[数値実施例]
次に本発明に係わる光学系の数値実施例を示す。
図6は本発明の画像表示装置で用いた光学系の数値実施例の要部概略図である。図7は数値実施例より右眼光学系ORのみを抽出したときの各面の説明図である。図6において図1〜図5で示した部材と同じ部材には同符番を付している。図6では後述する数値実施例で用いる各面S1〜S11(SURF)と図1で用いた各面(SR1〜SR5)との対応関係を図示している。具体的には次の通りである。
S1:PR S2:SR1
S3:SR3 S4:SR1
S5:SR2 S6:SR1
S7:SR3 S8:面SR3に対向するプリズム22´の面
S9:SR4 S10:SR5
S11:LCD´
数値実施例では観察者の瞳位置(PL、PR)側から逆に光線を追跡した形での記述とする。
光学系のデータの記述に際して、観察者の瞳位置(PL、PR)をグローバル座標系の基準として表記する。
図7に示すように、グローバル座標系における3次元の座標軸を図2で説明したものと同様にZ軸、Y軸、X軸とする。但し、図2の座標系に対して、原点位置が射出瞳の中心PRに来るよう適宜移動させ、観察者の視軸方向(射出瞳の中心位置SCRから光学系により出来る虚像中心に向く方向)にZ軸を一致させたものとしている。詳細を以下に説明する。
Z軸:第1面の中心(絶対座標原点)を通る直線で、観察者の視軸方向(射出瞳の中心位置SCL、SCRから光学系により出きる虚像中心に向く方向)を正とする。
Y軸:第1面中心(絶対座標原点)を通り、Z軸に対し垂直な直線で、Z軸に対し反時計回りに90度をなす方向を正方向とする。
X軸:原点を通り、Z軸及びY軸に垂直となる直線で紙面奥向きを正方向とする。
以上のように座標軸を定義する。
光学系を構成する各光学面に関しては、上記グローバル座標系における各光学面の面形状を表記するための座標系(ローカル座標系)の原点位置をY,Zで表す。グローバル座標系に対するローカル座標系のYZ面内での傾きをA(ローカル座標系Z軸がグローバル座標系Z軸に対して反時計周りに傾く方向を正とした角度(単位はdegree))とする。尚、x座標値Xは傾きが全て0であるので不記載とする。また、グローバル座標系に対するローカル座標系のXZ面内での傾き、グローバル座標系に対するローカル座標系のXY面内での傾きも全て0であるので不記載とした。このような記述により定義されるx,y,z軸による座標系を、各面のローカル座標系とする。
また、各面におけるNd,νdは、その面以降の媒質のd線の屈折率とアッベ数を表している。屈折率の符号が変化するものは、その面で反射することを示している。
以下に各実施例で使用する回転対称軸を有していない非回転対称面形状を以下のような数式で表現する。
数値実施例1中では、非回転対称面として以下の非回転対称面形状の式を用い、表中FFSと表している。尚、数値実施例においては全てYZ面に対称な形状としたため、以下の式においては、Xの奇数次項をあらかじめ除去した式としている。
以上のFFSで表される面には符号(1),(2),・・・を付し、その面の非球面係数C**を表の下欄に示した。
また、本実施例では、球面である場合はSPHとして示し曲率半径Rの値のみを記載している。
ここで、任意の光線と各面とのヒットポイント上で、各基準光線の入射光と射出光を含む面をローカル母線断面とし、ヒットポイントを含みローカル母線断面と垂直で、各面頂点座標系の子線断面(通常の子線断面)と平行な面をローカル子線断面として定義する。
ローカル母線断面の曲率をlocal_ry、ローカル子線断面の曲率をlocal_rxとして、該当する面の前後の屈折率をそれぞれnd、nd´とする。このときに、local_fy=local_ry/(nd´−nd)で与えられるfyをローカル母線断面焦点距離、local_fx=rx/(nd´−nd)で与えられるfxをローカル子線断面焦点距離と定義する。
また、local_φy=1/local_fy、local_φx=1/local_fxで与えられるlocal_φy、local_φxをそれぞれ各面のローカル母線断面パワー、ローカル子線断面パワーとする。
今、第i番目のローカル母線断面パワーをlocal_φyiとする。また第i番目の光学面と中心画角主光線L0とのヒットポイントと第i+1番目の光学面と中心画角主光線L0とのヒットポイント間の距離をその間の媒質の屈折率で割った値を換算面間隔local_dとする。この場合に、第m面から第n面まで通常の近軸追跡計算と同様にして求めた合成パワーを母線断面合成パワーlocal_φy(m-n)、local_φy(m-n)の逆数local_fy(m-n)を第m面から第n面までの母線断面合成焦点距離とする。
同様に第m面から第n面までローカル子線断面パワーlocal_φxi,ヒットポイント間の換算間隔local_dについて求めた合成パワーを子線断面合成パワーlocal_φx(m-n)、その逆数を子線断面合成焦点距離fx(m-n)とする。
<数値実施例1>
表1に数値実施例1のデータを示す。観察者の水平画角±22.5度(紙面内)、垂直画角±17.3度(紙面垂直)である。射出瞳径はデータの長さの単位をmmとした時に10mmである。また、表2に数値実施例1の中心画角主光線における各面におけるローカル曲率半径(local_rx,local_ry),ローカル焦点距離(local_fx,local_fy)を示した。並びに全系での合成焦点距離(local_fx(2-10),local_fy(2-10))を示した。表3に数値実施例1において有効光束中対称面Cに最も近い光線の各面におけるローカル曲率半径(local_rx,local_ry),ローカル焦点距離(local_fx,local_fy)を示した。並びに全系での合成焦点距離(local_fx(2-10),local_fy(2-10))を示した。
[表1]
SURF Y Z A R typ Nd νd
1 0.000 0.000 0.000 ∞ SPH 1.0000 0.0
2 0.000 18.832 0.000 384.6652 FFS(1) 1.5709 33.8
3 -8.000 33.416 -28.000 -65.4521 FFS(2) -1.5709 33.8
4 0.000 18.832 0.000 384.6652 FFS(1) 1.5709 33.8
5 19.602 62.343 31.668 -157.6420 FFS(3) -1.5709 33.8
6 0.000 18.832 0.000 384.6652 FFS(1) 1.5709 33.8
7 -8.000 33.416 -28.000 -65.4521 FFS(2) 1.0000 0.0
8 -7.572 37.503 -51.284 36.4185 FFS(4) 1.5709 33.8
9 -21.163 52.815 -17.835 -261.7754 FFS(5) -1.5709 33.8
10 -32.989 22.777 15.229 45.1542 FFS(6) -1.0000 0.0
11 -34.336 17.829 -2.895 ∞ SPH 1.0000 0.0

FFS(1) c 1:-5.3212e+001 c 5: 2.2856e-004 c 6:-8.4576e-005
FFS(2) c 1:-3.8847e+000 c 5:-7.2052e-004 c 6:-6.7165e-004
FFS(3) c 1:-1.6054e+001 c 5: 5.2122e-004 c 6:-2.4349e-004
FFS(4) c 1: 3.5082e-003 c 5: 6.5379e-004 c 6: 3.2453e-004
FFS(5) c 1:-2.2014e+001 c 5:-7.2704e-005 c 6:-2.0040e-005
FFS(6) c 1:-1.3928e+001 c 5: 1.2391e-004 c 6: 6.1393e-004

[表2]
(local paraxial ray <FOV: Wy= 0.00deg Wx= 0.00deg Py= 0.00> )
SURF local_ry local_rx local_fy local_fx local_d nd
FFS 2 554.24937 367.85272 970.834 644.338 18.133 1.571
FFS-M 3 -66.79769 -52.55302 21.261 16.727 -23.397 -1.571
FFS-M 4 657.71033 381.57080 209.342 121.450 37.449 1.571
FFS-M 5 -165.97524 -182.13109 52.828 57.970 -42.903 -1.571
FFS-M 6 575.15617 370.84182 183.066 118.035 20.996 1.571
FFS 7 -60.53401 -51.53316 106.033 90.267 2.304 1.000
FFS 8 36.42786 33.06399 63.808 57.916 25.360 1.571
FFS-M 9 -279.67583 -250.78436 89.018 79.822 -26.254 -1.571
FFS 10 47.41732 42.00803 83.057 73.582 -6.445 -1.000

SURF hitpoint( y ,x )
2 ( 0.000, 0.000 )
3 ( 8.730, 0.000 )
4 ( 15.024, 0.000 )
5 ( 22.333, 0.000 )
6 ( 6.956, 0.000 )
7 ( -0.438, 0.000 )
8 ( -4.144, 0.000 )
9 ( -10.079, 0.000 )
10 ( -4.001, 0.000 )

local_fy( 2-10) local_fx( 2-10)
-17.555 -12.083

[表3]
(local paraxial ray <FOV: Wy= 22.50deg Wx= 0.00deg Py= 5.00> )
SURF local_ry local_rx local_fy local_fx local_d nd
FFS 2 628.53433 377.96036 1100.953 662.043 22.905 1.571
FFS-M 3 -125.15989 -60.01062 39.837 19.101 -24.770 -1.571
FFS-M 4 1098.28677 420.33041 349.572 133.786 28.087 1.571
FFS-M 5 -189.80666 -193.37254 60.413 61.548 -56.465 -1.571
FFS-M 6 584.23546 372.10305 185.956 118.436 13.132 1.571
FFS 7 -77.31785 -54.13863 135.432 94.830 3.260 1.000
FFS 8 36.37011 29.09098 63.707 50.956 28.218 1.571
FFS-M 9 -353.86874 -268.84897 112.632 85.572 -15.524 -1.571
FFS 10 128.40199 57.98127 224.912 101.561 -11.386 -1.000

SURF hitpoint( y ,x )
2 ( 12.861, 0.000 )
3 ( 26.847, 0.000 )
4 ( 30.249, 0.000 )
5 ( 27.724, 0.000 )
6 ( -8.303, 0.000 )
7 ( -14.138, 0.000 )
8 ( -18.285, 0.000 )
9 ( -25.240, 0.000 )
10 ( -14.422, 0.000 )

local_fy( 2-10) local_fx( 2-10)
-55.860 -12.859
本発明の実施例1の要部概略図 本発明の実施例1の座標系を説明する図 本発明の実施例1の光路を説明する図 本発明の実施例2の要部概略図 本発明の実施例3の要部概略図 本発明の数値実施例の要部概略図 本発明の数値実施例の説明図 前方からHMD装着者を見た場合の印象を説明するための図
符号の説明
1,1´ LCD
2,2´ 偏心反射曲面群
3,3´ レンズ
EL 左眼
ER 右眼
SCL,SCR 射出瞳の中心位置
21 プリズム
22,22´ プリズム
23 ミラー
PL,PR 射出瞳
C 平面
4,4´ レンズ

Claims (9)

  1. それぞれ画像情報を形成する一対の画像形成素子と、該一対の画像形成素子からの光束を一対の観察領域に導く光学系とを有し、
    該光学系は、複数の反射曲面を有し、該一対の観察領域の中間を通る面を対称面とする面対称で、かつ該対称面に対して一方の側に配置された該画像形成素子からの光束が、該一方の側に配置された反射曲面と、該対称面に対して他方の側に配置された反射曲面で反射して該一方の側に戻り、該対称面に対して一方の側に配置された反射曲面で反射した後に面SLaを透過して該一方の側の観察領域に導くよう構成されており、
    該面SLaの領域のうち、該面SLaを通過して、該観察領域に到る有効光束のうち、該対称面に最も近い光路を通る光線LLaが通過する領域は正の屈折力の形状より成ることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光学系は、複数の反射曲面間を屈折率が1より大きい媒質で満たしたプリズムを有し、前記面SLaは、前記光線LLaが該プリズムを出射し、前記観察領域に入射するときの面であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記プリズムは、反射作用と透過作用とを兼用する反射透過兼用面を有し、該反射透過兼用面は、前記光線LLaが正の反射作用を受ける形状で、かつ前記面SLaの一部を構成していることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記光学系は、前記観察領域の光入射側に正の屈折力の光学素子を有し、前記面SLaは該光学素子の一方又は双方の面であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. それぞれ画像情報を形成する一対の画像形成素子と、該一対の画像形成素子からの光束を一対の観察領域に導く光学系とを有し、
    該光学系は、複数の反射曲面を有し、該一対の観察領域の中間を通る面を対称面とする面対称で、かつ該対称面に対して一方の側に配置された該画像形成素子からの光束が、該一方の側に配置された反射曲面と、該対称面に対して他方の側に配置された反射曲面で反射して該一方の側に戻り、該対称面に対して一方の側に配置された反射曲面で反射した後に、一方の側の観察領域に導くよう構成されており、
    該観察領域に到る有効光束のうち、該光学系を通過した後の、該対称面に最も近い光路を通る光線が正の透過屈折力を受けるように構成されていることを特徴とする画像表示装置。
  6. 前記光学系は、複数の反射曲面間を屈折率が1より大きい媒質で満たしたプリズムを有し、該プリズムの射出面は、前記対称面に最も近い光路を通る光線が正の透過屈折力を受ける面であることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記プリズムの射出面は、前記対称面に最も近い光路を通る光線が正の反射作用を受ける反射透過兼用面であることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記光学系は、前記観察領域の光入射側に正の屈折力の光学素子を有していることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載の画像表示装置と、
    該画像表示装置に画像情報を供給する画像情報供給装置と、を有することを特徴とする画像表示システム。
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