JP2007228191A - 予備パス設定システムおよび予備パス設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】予備パスの設定時に、パス設定速度の低下を抑制できる予備パス設定システムを提供すること。
【解決手段】ネットワークと通信可能に接続され、このネットワークの外部に設置された第1の通信装置10(CE1)および第2の通信装置10(CE2)と、ネットワークの境界に設置され、第1の通信装置10(CE1)および第2の通信装置10(CE2)の少なくともいずれかと通信可能に接続され、パスの経路を示す経路情報に基づいてパスを設定する複数のネットワークエッジ装置20と、複数のネットワークエッジ装置20と通信可能に接続され、第1の通信装置10(CE1)および第2の通信装置10(CE2)の間のデータ転送用の現用パスと中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、予備パスの経路情報としてネットワークエッジ装置20に送信する経路計算装置30とを備える予備パス設定システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置との間で、ネットワークを介してデータを転送する現用パスに対して、この現用パスの中継装置を共有しない予備パスを設定する予備パス設定システムおよび予備パス設定方法に関する。
プロバイダ網とカスタマ網との間にUNI(User Network Interface)を設け、プロバイダ網の情報をカスタマ網に隠蔽するネットワークにおいて、第1のカスタマ装置と第2のカスタマ装置との間に、データ転送用の現用パスと、この現用パスと中継装置とを共有しない予備パスを設定するパス設定システムが考案されている。例えば、非特許文献1には、現用パスの設定時に、プロバイダエッジ装置からカスタマエッジ装置に送信されるパス設定応答情報の中に、予備パスの経路のヒントとなる情報を暗号化して挿入する方法が開示されている。
この方法において、予備パスの経路のヒントとなる情報としては、
(1)現用パスの経路の情報
(2)予備パスの経路自身の情報
を用いることができ、これらの情報を暗号化することで、プロバイダ網の情報を隠蔽する。
そして、現用パスに続いて、予備パスの設定時に、カスタマエッジ装置が暗号化された情報を含んだパス設定要求情報を送信し、プロバイダエッジ装置が復号化することで、予備パスの経路を計算する。予備パスの経路のヒントとなる情報として(1)が含まれる場合、現用パスが通過する中継装置の情報を削除した上で、経路計算を行う。また、(2)が含まれる場合は、そのまま用いる。このようにすることで、現用パスと中継装置を共有しない予備パスを設定することが可能となる。
ステファン・シュー(Stephen Shew)編、「Draft UNI 2.0 Specification」、オプティカル・インターネットワーキング・フォーラム(Optical Internetworking Forum)、投稿番号oif2003.293.07、2005年10月20日、p.21-28
しかしながら、非特許文献1に開示されたような従来手法では、プロバイダエッジ装置において、暗号化及び復号化の処理が必要となるため、パス設定速度が低下するという問題点がある。
また、カスタマエッジ装置において、現用パスの設定時に、プロバイダエッジ装置からカスタマエッジ装置に送信されるパス設定応答情報に含まれる情報を抜き出すともに、予備パスの設定時において、パス設定要求情報の中に該情報を挿入する必要があり、これらの処理に伴いパス設定速度が低下してしまうという問題点もある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、予備パスの設定時に、パス設定速度の低下を抑制できる予備パス設定システムおよび予備パス設定方法を提供することである。
前記の課題を解決するためになされた本発明の請求項1に係る予備パス設定システムは、ネットワークと通信可能に接続され、このネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、ネットワークの境界に設置され、第1の通信装置および第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続され、パスの経路を示す経路情報に基づいてパスを設定する複数のネットワークエッジ装置と、複数のネットワークエッジ装置と通信可能に接続され、第1の通信装置および第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、予備パスの経路情報としてネットワークエッジ装置に送信する経路計算装置とを備えて構成される。
本発明の請求項1に係る予備パス設定システムによると、ネットワーク内部の経路計算装置において予備パスを計算することが可能となり、予備パスの設定に関する情報を暗号化・復号化する必要がないため、予備パスの設定を迅速に行うことができる。
本発明の請求項2に係る予備パス設定システムは、請求項1に係る予備パス設定システムにおいて、ネットワークエッジ装置は、予備パスの設定情報を含んだパス設定要求情報を第1の通信装置から受信し、このパス設定要求情報を含んだ経路計算要求情報を、経路計算装置に送信し、前記経路計算装置から前記予備パスの経路情報を受信する経路計算要求手段と、経路計算要求手段が予備パスの経路情報を受信すると、この受信した予備パスの経路情報に従って、ネットワークにおいて予備パスを設定するパス設定手段とを備え、経路計算装置は、現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、ネットワークエッジ装置から経路計算要求情報を受信し、ネッワークエッジ装置に予備パスの経路情報を送信する経路計算要求処理手段と、受信した経路計算要求情報に基づいて、予備パスに対応する現用パスの経路情報をパス記憶手段から検索して、この検索した現用パスの経路情報に基づいて、予備パスの経路を計算して、予備パスの経路情報として出力する経路計算手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る予備パス設定システムによると、請求項1の効果と併せて、経路計算装置にて、現用パスの経路情報を格納しているため、予備パスの設定を経路計算装置内にて完了することができ、予備パスの経路計算がさらに迅速になる。
本発明の請求項3に係る予備パス設定システムは、請求項1に係る予備パス設定システムにおいて、ネットワークエッジ装置は、当該ネットワークエッジ装置を通過する現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、
前記予備パスの設定情報と前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置を識別可能な識別子とを含むパス設定情報を前記第1の通信装置(10)から受信し、このパス設定要求情報を含む経路計算要求情報を、経路計算装置に送信し、経路計算装置から予備パスの経路情報を受信する経路計算要求手段と、経路計算装置から、パス設定要求情報を含んだ経路問い合わせ情報を受信すると、パス記憶手段から現用パスの経路情報を検索して、経路計算装置に送信する経路問い合わせ処理手段と、経路計算要求手段が予備パスの経路情報を受信すると、この受信した予備パスの経路情報に従って、ネットワークにおいて予備パスを設定するパス設定手段とを備え、経路計算装置は、経路計算要求情報を受信し、ネッワークエッジ装置に予備パスの経路情報を送信する経路計算要求処理手段と、経路計算要求処理手段が受信した経路計算要求情報に含まれる識別子に基づいて、現用パスが通過するネットワークエッジ装置に、経路問い合わせ情報を送信し、現用パスの経路情報を受信する経路問い合わせ手段と、経路問い合わせ手段が受信した現用パスの経路情報に基づいて、予備パスの経路を計算して、予備パスの経路情報として出力する経路計算手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る予備パス設定システムによると、請求項1の効果と併せて、現用パスの経路を、現用パスが通過するネットワークエッジ装置に問い合わせを行い、経路計算装置にて、予備パスの経路計算を行うため、経路計算装置に現用パスの経路を管理する記憶手段を備える必要がなくなり、経路計算装置の構成を簡略化することができる。
本発明の請求項4に係る予備パス設定システムは、ネットワークと通信可能に接続され、ネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、ネットワークの境界に設置され、第1の通信装置および第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続され、第1の通信装置および第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、この計算した予備パスの経路を示す経路情報に基づいて予備パスを設定する複数のネットワークエッジ装置とを備えて構成される。
請求項4に係る予備パス設定システムによると、請求項1の効果と併せて、ネットワークエッジ装置において、予備パスの経路計算を行うことができるため、別途に経路計算装置を備える必要がなくなり、ネットワーク構成を簡略にすることができる。
本発明の請求項5に係る予備パス設定システムは、請求項4に係る予備パス設定システムにおいて、ネットワークエッジ装置は、当該ネットワークエッジ装置を通過する現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、予備パスの設定情報と現用パスが通過するネットワークエッジ装置を識別可能な識別子とを含むパス設定要求情報を、第1の通信装置から受信して、識別子に基づいて、現用パスが通過するネットワークエッジ装置に、前記パス設定要求情報を含む経路計算要求情報を送信し、現用パスが通過するネットワークエッジ装置から、予備パスの経路情報を受信する経路計算要求手段と、他のネットワークエッジ装置から、経路計算要求情報を受信し、当該他のネットワークエッジ装置に、予備パスの経路情報を送信する経路計算要求処理手段と、経路計算要求処理手段が、経路計算要求情報を受信すると、この受信した経路計算要求情報に基づいて、予備パスに対応する現用パスの経路情報をパス記憶手段から検索して、この検索した現用パスの経路情報に基づいて、予備パスの経路を計算して、予備パスの経路情報として出力する経路計算手段と、経路計算要求手段が予備パスの経路情報を受信すると、この受信した予備パスの経路情報に従って、ネットワークにおいて予備パスを設定するパス設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る予備パス設定システムによると、請求項4の効果と併せて、1つのネットワークエッジ装置にて、現用パスの経路の検索および予備パスの経路計算を行うことができるため、一部のネットワークエッジ装置から経路計算手段および経路計算要求処理手段を省略することが可能となる。
本発明の請求項6に係る予備パス設定システムは、請求項4に係る予備パス設定システムにおいて、ネットワークエッジ装置は、当該ネットワークエッジ装置を通過する現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、予備パスの設定情報と現用パスが通過するネットワークエッジ装置を識別可能な識別子とを含むパス設定要求情報を、第1の通信装置から受信して、識別子に基づいて、現用パスが通過するネットワークエッジ装置に、パス設定要求情報を含む経路問い合わせ情報を送信し、現用パスが通過するネットワークエッジ装置から、現用パスの経路情報を受信する経路計問い合わせ手段と、他のネットワークエッジ装置から、経路問い合わせ情報を受信すると、この受信した経路問い合わせ情報に基づいて、パス記憶手段から、予備パスに対応する現用パスの経路情報を検索して、当該他のネットワークエッジ装置に送信する経路問い合わせ処理手段と、経路問い合わせ手段が、現用パスの経路情報を受信すると、この受信した現用パスの経路情報に基づいて、予備パスの経路を計算して、予備パスの経路情報として出力する経路計算手段と、経路計算手段が出力した予備パスの経路情報に従って、ネットワークにおいて予備パスを設定するパス設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る予備パス設定システムによると、請求項4の効果と併せて、現用パスの経路検索と、予備パスの経路計算が異なるネットワークエッジ装置にて行われるため、各ネットワークエッジ装置の処理負荷を低減することができる。
前記の課題を解決するためになされた本発明の本発明の請求項7に係る予備パス設定方法は、ネットワークと通信可能に接続され、ネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、ネットワークの境界に設置され、第1の通信装置および第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続された複数のネットワークエッジ装置と、複数のネットワークエッジ装置と通信可能に接続された経路計算装置と、を備えるシステムにおける予備パス設定方法であって、経路計算装置が、第1の通信装置および第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、予備パスの経路情報としてネットワークエッジ装置に送信する経路計算手順と、ネットワークエッジ装置が、経路計算装置から受信した予備パスの経路情報に従って、ネットワークにおいて予備パスを設定するパス設定手順とを含むことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る予備パスの設定方法によると、請求項1と同様に、ネットワーク内部の経路計算装置において予備ネットワークを計算することが可能となり、予備ネットワークの設定に関する情報を暗号化・復号化する必要がないため、予備ネッワークの設定を迅速に行うことができる。
本発明の請求項8に係る予備パス設定方法は、ネットワークと通信可能に接続され、ネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、ネットワークの境界に設置され、第1の通信装置および第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続された複数のネットワークエッジ装置と、を備えるシステムにおける予備パス設定方法であって、ネットワークエッジ装置が、第1の通信装置および第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、予備パスの経路情報として出力する経路計算手順と、出力した予備パスの経路情報に従って、ネットワークにおいて予備パスを設定するパス設定手順と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る予備パスの設定方法によると、請求項7の効果と併せて、ネットワークエッジ装置において、予備パスの経路計算を行うことができるため、別途に経路計算装置を備える必要がなくなり、ネットワーク構成を簡略にすることができる。
本発明によると、ネットワーク内で、予備パスの経路計算が可能となるため、現用パスの経路情報の暗号化、復号化の処理は不要となり、パス設定処理におけるネットワーク装置の負荷を低減することができる。これにより、予備パスの設定時に、パス設定速度の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態について、添付した図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明が適用されるネットワーク構成の例を示す図面である。図1を参照しつつ、本発明が適用されるネットワーク構成について説明する。
図1に示したネットワークを構成するネットワーク装置のうち、プロバイダ装置40(P1,P2)、プロバイダエッジ装置20(PE1〜PE4)は、交換機能を有し、例えば、レイヤ2スイッチ、TDM(Time Division Multiplexing)クロスコネクト、波長クロスコネクト、MPLS(Multi Protocol Label Switching)のLSR(Label Switching Router)などに相当する。また各ネットワーク装置間に存在するリンクは、情報転送のための媒体であり、例えば、光ファイバに相当する。
また、カスタマエッジ装置10(CE1,CE2)は、交換機能を有する装置であっても、パーソナルコンピュータのような交換機能を有さない端末装置であってもよい。図1に示すように、本実施の形態のカスタマエッジ装置10(CE1,CE2)は、2つ以上のリンクを有し、異なる2つ以上のプロバイダエッジ装置20(PE1〜PE4)に接続されている。
また、経路計算装置30(PCE)は、複数のプロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)と接続されている。図1では、経路計算装置30(PCE)を、プロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)とは独立して設置した例を示したが、経路計算装置30(PCE)の機能を、プロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)に含んで構成することもできる。この場合は、経路計算装置30(PCE)を別途設置する必要はない。
また、経路計算装置30(PCE)は、少なくともパス設定を要求する第1のカスタマエッジ装置10(CE1)に接続される複数のプロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)と通信可能に接続されている。
さらに、現用パスおよび予備パスは、複数のリンクを経由して2つのカスタマエッジ装置10(CE1,CE2)間に設定される通信可能な通信路となる。図1において、2つのカスタマエッジ装置10(CE1,CE2)間に設定された現用パスおよび予備パスは、中継装置(プロバイダエッジ装置20(PE1〜PE4)およびプロバイダ装置40(P1,P2))を共有していない。
なお、図1に示したネットワーク構成において、カスタマエッジ装置10は、特許請求の範囲の第1の通信装置および第2の通信装置に相当し、プロバイダエッジ装置20は、特許請求の範囲のネットワークエッジ装置に相当する。
なお、カスタマエッジ装置10、プロバイダエッジ装置20、経路計算装置30およびプロバイダ装置40は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブおよびネットワークカード等を備えるコンピュータにより具現され、後記するカスタマエッジ装置10、プロバイダエッジ装置20および経路計算装置30の各機能部は、ハードディスクドライブに保持された専用のプログラムをRAMに展開してCPUが実行することで具現することができる。
以下、図1に示したネットワークを構成する各ネットワーク装置について、複数の実施形態例を説明する。
[第1実施形態例]
(カスタマエッジ装置)
ここで、図2は、本発明の第1実施形態例に係るカスタマエッジ装置10の構成例を示す図面である。本実施形態例のカスタマエッジ装置10において、パス設定手段11は、後記するパス設定要求情報およびパス設定応答情報を、隣接するネットワーク装置と交換することで現用パスおよび予備パスを設定する。このとき設定されたパスの情報であるパス情報は、パスDB12に格納される。このパス設定手段11としては、例えば、RFC3473(Generalized Multi-Protocol Label Switching(GMPLS) Signaling Resource ReserVation Protocol-Traffic Engineering (RSVP-TE) Extensions)に規定されたものを適用することができる。
また、パスDB12には、前記のようにパス情報が格納されている。図2に示すように、パスDB12に格納されたパス情報の項目としては、始点装置ID、終点装置ID、パス識別子、経路、帯域、現用・予備フラグ、および現用パス識別子が含まれる。
このパス情報の各項目について説明する。始点装置IDとは、パスの始点となっているネットワーク装置(以下、始点装置と称す)を一意に示す識別子である。終点装置IDとは、パスの終点となっているネットワーク装置(以下、終点装置と称す)を一意に示す識別子である。パス識別子とは、始点装置および終点装置のペアについて、パスを一意に示す識別子である。経路とは、パスが経由するリンクのリストを示す経路情報である。帯域とは、パスの帯域を示す情報である。現用・予備フラグとは、パスが現用パスであるか予備パスであるかを示す情報である。現用パス識別子とは、現用・予備フラグが‘予備’である場合、予備パスに対応する現用パスのパス識別子(もしくはパス識別子に準ずる情報)を示す情報である。
ここで、始点装置IDおよび終点装置IDに用いられるネットワーク装置の識別子である装置IDとしては、例えば、IPアドレスが相当する。また、パスの経路を示すIF(InterFace)IDとしては、例えば、単なる番号や、IPアドレスが相当する。
なお、パス設定手段11が、パス設定情報を送信すべきネットワーク装置を特定する情報は、パスDB12の‘経路’の項目に格納されるが、このネットワーク装置がどのリンクを介して接続されているかを示すためのDBを別途設置することもできる。また、カスタマエッジ装置10は、複数のリンクを有し、異なる複数のプロバイダエッジ装置20と接続することが可能である。
さらに、図1に示すように、カスタマエッジ装置10(CE1,CE2)間のパスは、プロバイダ網を経由して設定されるものの、例えば、カスタマエッジ装置10(CE1)においては、カスタマエッジ装置10(CE1)とプロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)との間のリンクについては把握できるが、それ以外(プロバイダエッジ装置20間のリンク、プロバイダエッジ装置20とプロバイダ装置40との間のリンク、プロバイダ装置40間のリンク)については把握できない。
また、カスタマエッジ装置10(CE1)は、対向するカスタマエッジ装置10(CE2)とプロバイダエッジ装置(PE3,PE4)との間のリンクについて、把握しても構わない。
(プロバイダエッジ装置)
次に、図3は、本実施形態例のプロバイダエッジ装置20の構成例を示す図面である。本実施形態例のプロバイダエッジ装置20において、経路計算要求手段23は、カスタマエッジ装置10からパス設定要求情報を受信すると、このパス設定要求情報に含まれる始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、及び現用・予備フラグが‘予備’である場合、現用パス識別子を含む経路計算要求情報を生成し、経路計算装置30に対して送信するとともに、経路計算装置30から、経路計算応答情報を受信する。このとき問い合わせ先となる経路計算装置30は、例えば、事前に設定しておくことができる。
なお、パス設定手段21及びパスDB22の構成は、図2に示したカスタマエッジ装置10のパス設定手段11及びパスDB12と同様であるため、その説明を省略する。
(経路計算装置)
次に、図4は、本実施形態例の経路計算装置30の構成例を示す図面である。本実施形態例の経路計算装置30において、経路計算要求処理手段31は、プロバイダエッジ装置20から経路計算要求情報を受信するとともに、プロバイダエッジ装置20に対して、経路計算結果を含む経路計算応答情報を返送する。
また、経路計算手段33は、経路計算要求情報に含まれる情報と、リンクDB35に格納されたリンク情報をもとに、パスの経路を計算する。
ここで、経路計算要求情報に含まれる現用・予備フラグが、‘現用’の場合は、経路計算要求情報に含まれる始点装置と終点装置との間で、例えば、制約付ダイクストラ(Dijkstra)法などにより現用パスの経路計算を行う。一方、経路計算要求情報に含まれる現用・予備フラグが‘予備’の場合は、パス管理手段34により、パスDB32の中から、経路計算要求情報に含まれる始点装置ID、終点装置ID、現用パス識別子(パスDB32を検索する際、パスDB32のパス識別子が、現用パス識別子と一致しているパス情報を検索する)を検索キーとして、現用パスの経路情報を取得した後、現用パスが通過する中継装置を削除した後、例えば、制約付ダイクストラ法などにより経路計算を行うことで、現用パスの中継装置とは重複しない予備パスを設定する。ここで現用パスが通過する中継装置とは、始点装置、終点装置以外のネットワーク装置を指し、例えば、図1に示した「CE1−PE2−P1−PE3−CE2」を経由する現用パスであれば、プロバイダエッジ装置20(PE1),プロバイダ装置40(P1)、およびプロバイダエッジ装置20(PE3)に相当する。
また、パス管理手段34は、経路計算手段33による経路計算結果を、経路計算要求情報とともに、パスDB32に格納するとともに、経路計算手段33からの要求に応じて、始点装置ID、終点装置ID、パス識別子を検索キーとして現用パスの経路を取得する。
また、リンクDB35は、リンクに関する情報であるリンク情報を格納している。ここで、図4に示したリンク情報の各項目について説明する。A端装置IDとは、リンクの一方の端となっている装置であるA端装置を一意に示す識別子である。Z端装置IDとは、リンクの他方の端となっている装置であるZ端装置を一意に示す識別子である。A端IFIDとは、A端装置で該リンクを一意に示す識別子である。Z端IFIDとは、Z端装置で、該リンクを一意に示す識別子である。帯域とは、該リンクの最大利用可能帯域を示す情報である。残余帯域とは、該リンクの残余帯域を示す情報である。
(現用パスの設定)
次に、図5Aは、図1に示したネットワーク構成において、第1実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の現用パスの設定手順を説明する図面である。図5Aを参照しつつ、第1実施形態例の現用パスの設定手順を詳しく説明する(適宜、図1〜4参照)。
まず、ステップS101にて、例えば、オペレータからの指示を契機として、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、パス設定手段11により、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に現用パスのパス設定要求情報を送信する。このとき、パス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグが含まれ、現用・予備フラグは‘現用’に設定されている。
そして、ステップS102にて、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路計算要求手段23により、経路計算装置30(PCE)に、受信したパス設定要求情報の始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグの各情報を含んだ経路計算要求情報を送信する。
そして、ステップS103にて、経路計算装置30(PCE)が、経路計算要求処理手段31により、経路計算要求情報を受信するとともに、経路計算手段33により、現用パスの経路計算を行う。
次に、ステップS104にて、経路計算装置30が、パス管理手段34により、経路計算手段33が計算した経路情報を含んだ現用パスのパス情報をパスDB32に格納する。
そして、ステップS105にて、経路計算装置30が、経路計算要求処理手段31により、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に、現用パスの経路情報を含む経路計算応答情報を送信する。
そして、ステップS106にて、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路計算要求手段23により、経路計算応答情報を受け取り、この受け取った経路計算応答情報をもとに、パス設定手段21が、パス設定要求情報を第1のプロバイダ装置40(P1)に送信する。
次に、ステップS107〜S112にて、各ネットワーク装置は、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信することで、現用パスを設定する。この際、各ネットワーク装置はパス設定応答情報を受け取ると、各ネットワーク装置のパス設定手段により、パス設定応答情報に含まれる現用パスのパス情報をそれぞれのパスDBに格納する。
(予備パスの設定)
次に、図5Bは、図1に示したネットワーク構成において、第1実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の予備パスの設定手順を説明する図面である。図5Bを参照しつつ、第1実施形態例の予備パスの設定手順を詳しく説明する(適宜、図1〜4参照)。
まず、ステップS201にて、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、パス設定手段11により、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に予備パスのパス設定要求情報を送信する。ここで第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法としては、オペレータによる指定が考えられる。また、別の方法として第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、接続されるプロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)を管理しておき、現用パスの設定に用いた第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)と異なるプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法も考えられる。また、このとき送信されるパス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、現用パス識別子が含まれ、現用・予備フラグは‘予備’に設定されている。
次に、ステップS202にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、経路計算要求手段23により、経路計算装置30(PCE)に、受信したパス設定要求情報の始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、現用パス識別子の各情報を含んだ経路計算要求情報を送信する。この際、もしも、ネットワークが、複数の経路計算装置30(PCE)を含んだネットワーク構成を有している場合には、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が問い合わせを行う経路計算装置30(PCE)が、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が問い合わせを行った経路計算装置30(PCE)と同じであるように事前に設定を行っておく。
そして、ステップS203にて、経路計算装置30(PCE)が経路計算要求処理手段31により、経路計算要求情報を受信し、経路計算手段33により、経路計算要求が予備パスであることを判断し、パス管理手段34により、パスDB32から現用パス識別子に対応する現用パスの経路情報を取得する。
次に、ステップS204にて、経路計算装置30が、経路計算手段33により、取得した現用パスの経路情報を用いて、予備パスの経路計算を行う。そして、ステップS205にて、経路計算装置30が、パス管理手段34により、経路計算手段33が計算した予備パスの経路情報を含んだパス情報をパスDB32に格納する。そして、ステップS206にて、経路計算装置30が、経路計算要求処理手段31により、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に、予備パスの経路情報を含んだ経路計算応答情報を送信する。
そして、ステップS207にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、経路計算要求手段23により、経路計算応答情報を受け取り、この受け取った経路計算応答情報をもとにパス設定手段21が、パス設定要求情報を、第2のプロバイダ装置40(P2)に送信する。
次に、ステップS208〜S213にて、各ネットワーク装置は、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信することで、予備パスを設定する。この際、各ネットワーク装置はパス設定応答情報を受け取ると、各ネットワーク装置のパス設定手段により、パス設定応答情報に含まれる予備パスのパス情報をそれぞれのパスDBに格納する。
以上の手順により、図1に示したネットワーク構成において、第1実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用して現用パスおよび予備パスが設定される。本実施形態例のパス設定システムによると、プロバイダ網内の情報の送受信により予備パスを設定できるため、現用パスの経路情報を暗号化して送受信する必要がなくなり、予備パスの設定時におけるネットワーク装置の負荷を低減することができる。
[第2実施形態例]
(カスタマエッジ装置)
次に、図6は、本発明の第2実施形態例に係るカスタマエッジ装置10の構成例を示す図面である。本実施形態例のカスタマエッジ装置10は、図2に示した第1実施形態例のカスタマエッジ装置10と比較して、パスDB12bに格納されるパス情報の項目に、リンクIFIDが追加されていることがわかる。このリンクIFIDには、パスDB12bの現用・予備フラグが‘予備’である場合に、現用パスが通過するプロバイダエッジ装置20を識別可能なリンクのIFIDが格納されている。例えば、図1に示したネットワーク構成では、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)を識別できるように、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)と第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)との間のリンクの、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)側のリンクIFIDが格納される。
なお、リンクIFIDがネットワーク全体で一意な番号ではなく、ネットワーク装置ごとに一意な番号が付与されている場合は、このネットワーク装置を識別する装置ID+リンクIFIDを格納する。また、パス設定手段11bは、リンクIFIDを含め、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信できるように拡張されている。
(プロバイダエッジ装置)
次に、図7は、第2実施形態例に係るプロバイダエッジ装置20の構成例を示す図面である。本実施形態例のプロバイダエッジ装置20は、図3に示した第1実施形態例のプロバイダエッジ装置20と比較して、経路問い合わせ処理手段24が追加されていることがわかる。
この経路問い合わせ処理手段24は、経路計算装置30より経路問い合わせ情報を受信すると、経路問い合わせ情報に含まれる始点装置ID、終点装置ID、現用パス識別子(パスDB22bを検索する際、パスDB22bのパス識別子が、現用パス識別子と一致しているパス情報を検索する)を検索キーとして、パスDB22bより該当する現用パスの経路情報を取得し、この経路情報を含んだ経路問い合わせ応答情報を返送する。
また、パスDB22bに格納されるパス情報の項目には、リンクIFIDが追加されていることがわかる。これは、図6に示したカスタマエッジ装置10と同様である。また、経路計算要求手段23bは、このリンクIFIDを含んだ経路計算要求情報を生成し、経路計算装置30に対して送信できるように拡張されている。さらに、パス設定手段21bは、リンクIFIDを含め、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信できるように拡張されている。
(経路計算装置)
次に、図8は、第2実施形態例に係る経路計算装置30の構成例を示す図面である。本実施形態例の経路計算装置30は、図4に示した第1実施形態例の経路計算装置30と比較して、パス管理手段34およびパスDB32が削除され、経路問い合わせ手段36が追加されていることがわかる。
経路問い合わせ手段36は、プロバイダエッジ装置20より予備パスの経路計算要求情報を受信すると、経路計算要求情報に含まれるリンクIFIDより、現用パスが通過するプロバイダエッジ装置20を導出するとともに、このプロバイダエッジ装置20に、経路計算要求情報に含まれる始点装置ID、終点装置ID、現用パス識別子(プロバイダエッジ装置20でパスDB22bを検索する際、パスDB22bのパス識別子が、現用パス識別子と一致しているパス情報を検索する)を含む経路問い合わせ情報を送信して、プロバイダエッジ装置20から、現用パスの経路情報を含んだ経路計算問い合わせ応答情報を受信する。
なお、経路計算装置30のその他の手段及びDBの構成は、図4に示した第1実施形態例の経路計算装置30と同様であるため、その説明を省略する。
(現用パスの設定)
次に、図9Aは、図1に示したネットワーク構成において、第2実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の現用パスの設定手順を説明する図面である。図9Aを参照しつつ、第2実施形態例の現用パスの設定手順を詳しく説明する(適宜、図1,6〜8参照)。
まず、ステップS301にて、例えば、オペレータからの指示を契機として、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、パス設定手段11bにより、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に現用パスのパス設定要求情報を送信する。このとき送信されるパス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグが含まれ、現用・予備フラグは‘現用’に設定されている。
次に、ステップS302にて、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路計算要求手段23bにより、経路計算装置30(PCE)に、受信したパス設定要求情報の始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグの各情報を含んだ経路計算要求情報を送信する。そして、ステップS303にて経路計算装置30(PCE)が、経路計算要求処理手段31により、経路計算要求情報を受け取るとともに、経路計算手段33により、現用パスの経路計算を行う。
次に、ステップS304にて、経路計算装置30(PCE)が、経路計算要求処理手段31により、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に、現用パスの経路計算結果を含んだ経路計算応答情報を送信する。そして、ステップS305にて、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路計算要求手段23bにより、経路計算応答情報を受け取り、この受け取った経路計算応答情報をもとに、パス設定手段21bが、パス設定要求情報を第1のプロバイダ装置40(P1)に送信する。
そして、ステップS306〜S311にて、各ネットワーク装置は、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信することで、予備パスを設定する。この際、各ネットワーク装置はパス設定応答情報を受け取ると、各ネットワーク装置のパス設定手段により、パス設定応答情報に含まれる現用パスのパス情報をそれぞれのパスDBに格納する。
(予備パスの設定)
次に、図9Bは、図1に示したネットワーク構成において、第2実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の予備パスの設定手順を説明する図面である。図9Bを参照しつつ、第2実施形態例の予備パスの設定手順を詳しく説明する(適宜、図1,6〜8参照)。
まず、ステップS401にて、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、パス設定手段11bにより、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に予備パスのパス設定要求情報を送信する。ここで、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法として、オペレータによる指定が考えられる。また、別の方法として第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が接続されるプロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)を管理しておき、現用パスの設定に用いた第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)と異なるプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法も考えられる。また、このとき送信されるパス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、現用パス識別子、リンクIFIDの各情報が含まれ、現用・予備フラグは‘予備’に設定されている。
次に、ステップS402にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、経路計算要求手段23bにより、経路計算装置30(PCE)に、受信したパス設定要求情報の始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、現用パス識別子、リンクIFIDの各情報を含んだ経路計算要求情報を送信する。この際、もしも、ネットワークが、複数の経路計算装置30(PCE)を含んだネットワーク構成を有している場合には、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が問い合わせを行う経路計算装置30(PCE)が、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が問い合わせを行う経路計算装置30(PCE)と同じであるように事前に設定を行っておく。
次に、ステップS403にて、経路計算装置30(PCE)が、経路計算要求処理手段31により、経路計算要求情報を受信し、経路計算手段33により、経路計算要求が予備パスであることを判断し、経路情報問い合わせ手段36により、経路計算要求情報のリンクIFIDに基づいて、現用パスが通過する第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に、経路問い合わせ情報を送信する。
次に、ステップS404にて、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路問い合わせ処理手段24により、経路問い合わせ情報を受信して、現用パス識別子を検索キーとしてパスDB22bを検索し、該当する現用パスの経路情報を取得する。そして、経路計算装置30(PCE)に、取得した現用パスの経路情報を含んだ経路問い合わせ応答情報を送信する。
そして、ステップS405にて、経路計算装置30(PCE)が、経路問い合わせ手段36により、経路問い合わせ応答情報を受信し、この経路問い合わせ応答情報に含まれる現用パスの経路情報を用いて、経路計算手段33により、予備パスの経路計算を行う。
次に、ステップS406にて、経路計算装置30(PCE)が、経路計算要求処理手段31により、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に、予備パスの経路情報を含んだ経路計算応答情報を送信する。
そして、ステップS407にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、経路計算要求手段23bにより、経路計算応答情報を受け取り、この受け取った経路計算要求情報をもとに、パス設定手段21bが、パス設定要求情報を第2のプロバイダ装置40(P2)に送信する。
次に、ステップS408〜S413にて、各ネットワーク装置は、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信することで、予備パスを設定する。この際、各ネットワーク装置はパス設定応答情報を受け取ると、各ネットワーク装置のパス設定手段により、パス設定応答情報に含まれる予備パスのパス情報をそれぞれのパスDBに格納する。
以上の手順により、図1に示したネットワーク構成において、第2実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用して現用パスおよび予備パスが設定される。本実施形態例のパス設定システムによると、第1実施形態例のパス設定システムと同様に、予備パス設定時のネッワーク装置の負荷を低減することができる。
[第3実施形態例]
(プロバイダエッジ装置)
次に、図10は、本発明の第3実施形態例に係るプロバイダエッジ装置20の構成例を示す図面である。本実施形態例のプロバイダエッジ装置20は、図7に示した第2実施形態例のプロバイダエッジ装置20と比較して、経路問い合わせ処理手段24が削除され、経路計算手段25、経路計算要求処理手段26、リンクDB27が追加されていることがわかる。
この経路計算手段25は、経路計算要求情報に含まれる情報と、リンクDB27をもとに、パスの経路を計算する。ここで、経路計算要求情報に含まれる現用・予備フラグが‘現用’の場合は、始点装置と終点装置との間に、例えば、制約付ダイクストラ法などにより経路計算を行う。また、経路計算要求情報に含まれる現用・予備フラグが‘予備’の場合は、パスDB22bから、経路計算要求情報に含まれる始点装置ID、終点装置ID、現用パス識別子(パスDBを検索する際、パスDB22bのパス識別子が、現用パス識別子と一致しているパス情報を検索する)を検索キーとして現用パスの経路情報を取得した後、リンクDB27の中から、現用パスが通過するネットワーク装置を削除して、例えば、制約付ダイクストラ法などにより、現用パスの中継装置とは重複しない予備パスを計算する。
また、経路計算要求処理手段26は、他のプロバイダエッジ装置20から経路計算要求情報を受信するとともに、該他のプロバイダエッジ装置20に対して、経路計算結果を含んだ経路計算応答情報を返送する。また、リンクDB27に格納されるリンク情報の項目は、図4に示した経路計算装置30のリンクDB35に格納されるリンク情報の項目と同じである。
つまり、本実施形態例のプロバイダエッジ装置20は、経路計算装置30の機能を含有した構成を有している。そのため、後記する現用パスおよび予備パスの設定手順において、経路計算装置30を用いることなく各パスの設定が可能となる。
なお、本実施形態例において、プロバイダエッジ装置20以外のネットワーク装置の構成は、第2実施形態例の各ネットワーク装置と同様であるため、その説明を省略する。
(現用パスの設定)
次に、図11Aは、図1に示したネットワーク構成において、第3実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の現用パスの設定手順を説明する図面である。図11Aを参照しつつ、第3実施形態例の現用パスの設定手順を詳しく説明する(適宜、図1,6〜8,10参照)。
まず、ステップS501にて、例えば、オペレータからの指示を契機として、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、パス設定手段11bにより、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に現用パスのパス設定要求情報を送信する。このとき送信されるパス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグが含まれ、現用・予備フラグは‘現用’に設定されている。
次に、ステップS502にて、第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、パス設定要求情報を受け取ると、経路計算手段25により、現用パスの経路計算を行う。
そして、ステップS503にて、パス設定手段21bが、計算した現用パスの経路情報に基づいて、この経路情報を含んだパス設定要求情報を、第1のプロバイダ装置40(P1)に送信する。
そして、ステップS504〜S509にて、各ネットワーク装置は、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信することで、現用パスを設定する。この際、各ネットワーク装置はパス設定応答情報を受け取ると、各ネットワーク装置のパス設定手段により、パス設定応答情報に含まれる現用パスのパス情報をそれぞれのパスDBに格納する。
(予備パスの設定)
次に、図11Bは、図1に示したネットワーク構成において、第3実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の予備パスの設定手順を説明する図面である。図11Bを参照しつつ、第3実施形態例の予備パスの設定手順を詳しく説明する(適宜、図1,6〜8,10参照)。
まず、ステップS601にて、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、パス設定手段11bにより、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に予備パスのパス設定要求情報を送信する。ここで第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法としてオペレータによる指定が考えられる。また、別の方法として第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が接続されるプロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)を管理しておき、現用パスの設定に用いた第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)と異なるプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法も考えられる。また、このとき送信されるパス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、現用パス識別子、リンクIFIDの各情報が含まれ、現用・予備フラグは‘予備’に設定されている。
次に、ステップS602にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、パス設定手段21bにより、パス設定要求が予備パスであることを判断し、経路計算要求手段23bにより、受信したパス設定要求情報に含まれるリンクIFIDに基づいて、現用パスが通過する第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に、パス設定要求情報の始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、現用パス識別子、リンクIFIDの各情報を含んだ経路計算要求情報を送信する。
そして、ステップS603にて、現用パスが通過する第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路計算要求処理手段26により、経路計算要求情報を受信し、経路計算要求手段23bにより、経路計算要求が予備パスであることを判断し、パスDB22bより、経路計算要求情報に含まれる始点装置ID、終点装置ID、現用パス識別子(パスDB22bを検索する際、パスDB22bのパス識別子が、現用パス識別子と一致しているパス情報を検索する)を検索キーとして現用パスの経路情報を取得して予備パスの経路計算を行う。
次に、ステップS604にて、現用パスが通過する第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路計算要求処理手段26により、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に、予備パスの経路情報を含んだ経路計算応答情報を送信する。
そして、ステップS605にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、経路計算要求手段23bにより経路計算応答情報を受け取り、この受け取った経路計算応答情報をもとに、パス設定手段21bが、パス設定要求情報を第2のプロバイダ装置40(P2)に送信する。
次に、ステップS606〜S611にて、各ネットワーク装置は、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信することで、予備パスを設定する。この際、各ネットワーク装置はパス設定応答情報を受け取ると、各ネットワーク装置のパス設定手段により、パス設定応答情報に含まれる予備パスのパス情報をそれぞれのパスDBに格納する。
以上の手順により、図1に示したネットワーク構成において、第3実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用して現用パスおよび予備パスが設定される。本実施形態例のパス設定システムによると、予備パスの設定時のネットワーク装置の負荷の低減と併せて、現用パスおよび予備パスの経路計算をプロバイダエッジ装置20にて行うため、経路計算装置30を別途設置する必要がなく、ネットワーク構成を簡略化でき、コスト削減を図ることができる。また、カスタマエッジ装置10に接続された複数のプロバイダエッジ装置20のうち、少なくとも現用パスが通過するプロバイダエッジ装置20のみが、経路計算手段25を有することで、現用パスおよび予備パスを設定できるため、さらにコストの削減を図ることができる。
[第4実施形態例]
(プロバイダエッジ装置)
図12は、本発明の第4実施形態例に係るプロバイダエッジ装置20の構成例を示す図面である。本実施形態例のプロバイダエッジ装置20は、図10に示した第3実施形態例の第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)と比較して、経路計算要求手段23および経路計算要求処理手段26が削除され、経路問い合わせ手段28および経路問い合わせ処理手段24が追加されていることがわかる。
この経路問い合わせ手段28は、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)より予備パスのパス設定要求情報を受信すると、パス設定要求情報に含まれるリンクIFIDより、現用パスが通過するプロバイダエッジ装置20を導出するとともに、該プロバイダエッジ装置20に、パス設定要求情報に含まれる始点装置ID、終点装置ID、現用パス識別子(該プロバイダエッジ装置20でパスDB22bを検索する際、パスDB22bのパス識別子が、現用パス識別子と一致しているパス情報を検索する)を含む経路問い合わせ情報を送信するとともに、該プロバイダエッジ装置20から、経路計算問い合わせ応答情報を受信する。
また、経路問い合わせ処理手段24は、図7に示した第2実施形態例のプロバイダエッジ装置20の経路問い合わせ処理手段24と同様であり、そのほかの手段およびDBも、図10に示した第3実施形態例のプロバイダエッジ装置20と同様であるため、その説明は省略する。つまり、本実施形態のプロバイダエッジ装置20も、経路計算装置30の機能を含有した構成を有している。そのため、後記する現用パスおよび予備パスの設定手順において、経路計算装置30を用いることなく各パスの設定が可能となる。
なお、本実施形態例において、プロバイダエッジ装置20以外のネットワーク装置の構成は、第2実施形態例の各ネットワーク装置と同様であるため、その説明を省略する。
(現用パスの設定)
次に、図1に示したネットワーク構成において、第4実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の現用パスの設定手順は、図11Aに示した第3実施形態例の現用パスの設定手順と同じであるため、その説明は省略する。
(予備パスの設定)
次に、図13は、図1に示したネットワーク構成において、第4実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用した場合の予備パスの設定手順を説明する図面である。図13を参照しつつ、第4実施形態例の予備パスの設定手順を詳しく説明する(適宜、図1,6〜8,12参照)。
まず、ステップS701にて、第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が、パス設定手段11bにより、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に予備パスのパス設定要求情報を送信する。ここで第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法としてオペレータによる指定が考えられる。また、別の方法として第1のカスタマエッジ装置10(CE1)が接続されるプロバイダエッジ装置20(PE1,PE2)を管理しておき、現用パスの設定に用いた第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)と異なるプロバイダエッジ装置20(PE2)を選択する方法も考えられる。また、このとき送信されるパス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置ID、現用・予備フラグ、現用パス識別子、リンクIFIDの各情報が含まれ、現用・予備フラグは‘予備’に設定されている。
次に、ステップS702にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、パス設定手段21bにより、パス設定要求情報が予備パスであることを判断し、経路問い合わせ手段28により、パス設定要求情報のリンクIFIDに基づいて、現用パスが通過する第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)に、経路問い合わせ情報を送信する。
そして、ステップS703にて、現用パスが通過する第1のプロバイダエッジ装置20(PE1)が、経路問い合わせ処理手段24により、経路問い合わせ情報を受信すると、パスDB22bを検索し、該当する現用パスの経路情報を取得し、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)に、取得した現用パスの経路情報を含んだ経路問い合わせ応答情報を送信する。
次に、ステップS704にて、第2のプロバイダエッジ装置20(PE2)が、経路問い合わせ手段28により、経路問い合わせ応答情報を受け取り、経路計算手段25により、予備パスの経路計算を行う。そして、ステップS705にて、第2のプロバイダエッジ装置20(CE2)のパス設定手段21bが、予備パスの経路計算結果をもとに、パス設定要求情報を第2のプロバイダ装置40(P2)に送信する。
次に、ステップS706〜S711にて、各ネットワーク装置は、パス設定要求情報およびパス設定応答情報を送受信することで、予備パスを設定する。この際、各ネットワーク装置はパス設定応答情報を受け取ると、各ネットワーク装置のパス設定手段により、パス設定応用情報に含まれる予備パスのパス情報をそれぞれのパスDBに格納する。
以上の手順により、図1に示したネットワーク構成において、第4実施形態例に係る各ネットワーク装置を適用して現用パスおよび予備パスが設定される。本実施形態例のパス設定システムによると、第3実施形態例のパス設定システムと同様に、現用パスおよび予備パスの経路計算をプロバイダエッジ装置20にて行うため、経路計算装置30を別途設置する必要がなく、ネットワーク構成を簡略化でき、コスト削減を図ることができる。また、すべてのプロバイダエッジ装置20が、経路計算を行うことができるため、柔軟なネットワーク構成が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、4つの実施形態例を挙げて詳しく説明したが、前記した実施の形態は、本発明を説明するために例示したものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、特許請求の範囲に記載された技術的思想により定められる。
本発明が適用されるネットワーク構成の例を示す図面である。 第1実施形態例に係るカスタマエッジ装置の構成例を示す図面である。 第1実施形態例に係るプロバイダエッジ装置の構成例を示す図面である。 第1実施形態例に係る経路計算装置の構成例を示す図面である。 第1実施形態例に係る現用パス設定手順を示す図面である。 第1実施形態例に係る予備パス設定手順を示す図面である。 第2実施形態例に係るカスタマエッジ装置の構成例を示す図面である。 第2実施形態例に係るプロバイダエッジ装置の構成例を示す図面である。 第2実施形態例に係る経路計算装置の構成例を示す図面である。 第2実施形態例に係る現用パス設定手順を示す図面である。 第2実施形態例に係る予備パス設定手順を示す図面である。 第3実施形態例に係る第1のプロバイダエッジ装置の構成例を示す図面である。 第3実施形態例に係る現用パス設定手順を示す図面である。 第3実施形態例に係る予備パス設定手順を示す図面である。 第4実施形態例に係るプロバイダエッジ装置の構成例を示す図面である。 第4実施形態例に係る予備パス設定手順を示す図面である。
符号の説明
10 カスタマエッジ装置
20 プロバイダエッジ装置
21,21b パス設定手段
22,22b,32,32b パスDB
23,23b 経路計算要求手段
24 経路問い合わせ処理手段
25,33 経路計算手段
26,31 経路計算要求処理手段
28,36 経路問い合わせ手段
30 経路計算装置

Claims (8)

  1. ネットワークと通信可能に接続され、前記ネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、
    前記ネットワークの境界に設置され、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続され、パスの経路を示す経路情報に基づいてパスを設定する複数のネットワークエッジ装置と、
    複数の前記ネットワークエッジ装置と通信可能に接続され、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと前記ネットワークの中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、前記予備パスの経路情報として前記ネットワークエッジ装置に送信する経路計算装置と、
    を備える予備パス設定システム。
  2. 前記ネットワークエッジ装置は、
    前記予備パスの設定情報を含んだパス設定要求情報を前記第1の通信装置から受信し、このパス設定要求情報を含んだ経路計算要求情報を、前記経路計算装置に送信し、前記経路計算装置から前記予備パスの経路情報を受信する経路計算要求手段と、
    前記経路計算要求手段が前記予備パスの経路情報を受信すると、この受信した前記予備パスの経路情報に従って、前記ネットワークにおいて前記予備パスを設定するパス設定手段とを備え、
    前記経路計算装置は、
    前記現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、
    前記ネットワークエッジ装置から前記経路計算要求情報を受信し、前記ネッワークエッジ装置に前記予備パスの経路情報を送信する経路計算要求処理手段と、
    前記受信した前記経路計算要求情報に基づいて、前記予備パスに対応する前記現用パスの経路情報を前記パス記憶手段から検索して、この検索した前記現用パスの経路情報に基づいて、前記予備パスの経路を計算して、前記予備パスの経路情報として出力する経路計算手段とを備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の予備パス設定システム。
  3. 前記ネットワークエッジ装置は、
    当該ネットワークエッジ装置を通過する現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、
    前記予備パスの設定情報と前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置を識別可能な識別子とを含むパス設定情報を前記第1の通信装置から受信し、このパス設定要求情報を含む経路計算要求情報を、前記経路計算装置に送信し、前記経路計算装置から前記予備パスの経路情報を受信する経路計算要求手段と、
    前記経路計算装置から、前記パス設定要求情報を含んだ経路問い合わせ情報を受信すると、前記パス記憶手段から前記現用パスの経路情報を検索して、前記経路計算装置に送信する経路問い合わせ処理手段と、
    前記経路計算要求手段が前記予備パスの経路情報を受信すると、この受信した前記予備パスの経路情報に従って、前記ネットワークにおいて前記予備パスを設定するパス設定手段とを備え、
    前記経路計算装置は、
    前記経路計算要求情報を受信し、前記ネッワークエッジ装置に前記予備パスの経路情報を送信する経路計算要求処理手段と、
    前記経路計算要求処理手段が受信した前記経路計算要求情報に含まれる前記識別子に基づいて、前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置に、前記経路問い合わせ情報を送信し、前記現用パスの経路情報を受信する経路問い合わせ手段と、
    前記経路問い合わせ手段が受信した前記現用パスの経路情報に基づいて、前記予備パスの経路を計算して、前記予備パスの経路情報として出力する経路計算手段とを備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の予備パス設定システム。
  4. ネットワークと通信可能に接続され、前記ネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、
    前記ネットワークの境界に設置され、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続され、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと前記ネットワークの中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、この計算した前記予備パスの経路を示す経路情報に基づいて前記予備パスを設定する複数のネットワークエッジ装置と、
    を備える予備パス設定システム。
  5. 前記ネットワークエッジ装置は、
    当該ネットワークエッジ装置を通過する前記現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、
    前記予備パスの設定情報と前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置を識別可能な識別子とを含むパス設定要求情報を、前記第1の通信装置から受信して、前記識別子に基づいて、前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置に、前記パス設定要求情報を含む経路計算要求情報を送信し、前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置から、前記予備パスの経路情報を受信する経路計算要求手段と、
    他のネットワークエッジ装置から、前記経路計算要求情報を受信し、当該他のネットワークエッジ装置に、前記予備パスの経路情報を送信する経路計算要求処理手段と、
    前記経路計算要求処理手段が、前記経路計算要求情報を受信すると、この受信した前記経路計算要求情報に基づいて、前記予備パスに対応する前記現用パスの経路情報を前記パス記憶手段から検索して、この検索した前記現用パスの経路情報に基づいて、前記予備パスの経路を計算して、前記予備パスの経路情報として出力する経路計算手段と、
    前記経路計算要求手段が前記予備パスの経路情報を受信すると、この受信した前記予備パスの経路情報に従って、前記ネットワークにおいて前記予備パスを設定するパス設定手段とを備えること、
    を特徴とする請求項4に記載の予備パス設定システム。
  6. 前記ネットワークエッジ装置は、
    当該ネットワークエッジ装置を通過する前記現用パスの経路情報を含んで格納したパス記憶手段と、
    前記予備パスの設定情報と前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置を識別可能な識別子とを含むパス設定要求情報を、前記第1の通信装置から受信して、前記識別子に基づいて、前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置に、前記パス設定要求情報を含む経路問い合わせ情報を送信し、前記現用パスが通過するネットワークエッジ装置から、前記現用パスの経路情報を受信する経路計問い合わせ手段と、
    他のネットワークエッジ装置から、前記経路問い合わせ情報を受信すると、この受信した前記経路問い合わせ情報に基づいて、前記パス記憶手段から、前記予備パスに対応する前記現用パスの経路情報を検索して、当該他のネットワークエッジ装置に送信する経路問い合わせ処理手段と、
    前記経路問い合わせ手段が、前記現用パスの経路情報を受信すると、この受信した前記現用パスの経路情報に基づいて、前記予備パスの経路を計算して、前記予備パスの経路情報として出力する経路計算手段と、
    前記経路計算手段が出力した前記予備パスの経路情報に従って、前記ネットワークにおいて前記予備パスを設定するパス設定手段とを備えること、
    を特徴とする請求項4に記載の予備パス設定システム。
  7. ネットワークと通信可能に接続され、前記ネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、前記ネットワークの境界に設置され、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続された複数のネットワークエッジ装置と、複数の前記ネットワークエッジ装置と通信可能に接続された経路計算装置と、を備えるシステムにおける予備パス設定方法であって、
    前記経路計算装置が、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと前記ネットワークの中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、前記予備パスの経路情報として前記ネットワークエッジ装置に送信する経路計算手順と、
    前記ネットワークエッジ装置が、前記経路計算装置から受信した前記予備パスの経路情報に従って、前記ネットワークにおいて前記予備パスを設定するパス設定手順と、
    を含むことを特徴とする予備パス設定方法。
  8. ネットワークと通信可能に接続され、前記ネットワークの外部に設置された第1の通信装置および第2の通信装置と、前記ネットワークの境界に設置され、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の少なくともいずれかと通信可能に接続された複数のネットワークエッジ装置と、を備えるシステムにおける予備パス設定方法であって、
    前記ネットワークエッジ装置が、
    前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の間のデータ転送用の現用パスと前記ネットワークの中継装置を共有しない予備パスの経路計算を行い、前記予備パスの経路情報として出力する経路計算手順と、
    前記出力した前記予備パスの経路情報に従って、前記ネットワークにおいて前記予備パスを設定するパス設定手順と、
    を含むことを特徴とする予備パス設定方法。
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