JP2007227165A - 保護カバー - Google Patents

保護カバー Download PDF

Info

Publication number
JP2007227165A
JP2007227165A JP2006047179A JP2006047179A JP2007227165A JP 2007227165 A JP2007227165 A JP 2007227165A JP 2006047179 A JP2006047179 A JP 2006047179A JP 2006047179 A JP2006047179 A JP 2006047179A JP 2007227165 A JP2007227165 A JP 2007227165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
main body
cover
hinge
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006047179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4716897B2 (ja
Inventor
Atsushi Sakatani
敦 坂谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006047179A priority Critical patent/JP4716897B2/ja
Publication of JP2007227165A publication Critical patent/JP2007227165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4716897B2 publication Critical patent/JP4716897B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】ロックが外れて本体部からカバー部が開いてしまうのを防止する。
【解決手段】保護カバー10は、本体部20とこの本体部20に可撓性のヒンジ70を介して開閉可能に連結されるカバー部50とを備える。カバー部50が本体部20に被せ付けられて閉じ状態となることにより、カバー部50と本体部20との間にLA端子80が被包される。本体部20にはロック部27が設けられ、カバー部50にはロック部27に弾性的に係止されることでこのカバー部50と本体部20とを閉じ状態に保つロック受け部52,53が設けられている。このロック受け部52,53とロック部27とによるロック構造は一対設けられる。この一対のロック構造の中に、ロック受け部52,53に対するロック部27の係止方向が、ヒンジ70側を向いているものとヒンジ70から離れる方向を向いているものとが混在している。
【選択図】図6

Description

本発明は、端子金具等を保護する保護カバーに関する。
端子金具等を保護する保護カバーとして、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、端子金具等を覆って保護する本体部及びカバー部を備え、本体部とカバー部との間には両者を開閉可能に連結する可撓性のヒンジが設けられている。そして、本体部には係合部が突設され、カバー部には係合部とスナップ係合してこのカバー部と本体部とを閉じ状態に保つ係止爪が設けられている。この係止爪と係合部とによるロック構造は閉じ状態にあるカバー部と本体部の双方の突き合わせ縁に形成されており、係止爪に対する係合部の係止方向はヒンジ側を向いている。
特開平5−159942号公報
ところで、カバー部と本体部が閉じ状態にあるときに、カバー部をヒンジ側へずらすような外力が作用すると、ヒンジの変形動作を伴いつつカバー部がずれ方向へ変位して、係止爪が係止部から解離するおそれがある。そうすると、カバー部が開いて端子金具等が露出状態になるという問題がある。同様に、カバー部にひねりを加えた場合にも、係止爪が係止部から解離してカバー部が開くおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックが不用意に外れて本体部からカバー部が開いてしまうのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、本体部とこの本体部に可撓性のヒンジを介して開閉可能に連結されるカバー部とを備え、前記カバー部が前記本体部に被せ付けられて閉じ状態となることにより、前記カバー部と前記本体部との間に端子金具等の被保護部材が被包される保護カバーであって、前記本体部にはロック部が設けられ、前記カバー部には前記ロック部に係止されることでこのカバー部と前記本体部とを閉じ状態に保つロック受け部が設けられており、前記ロック受け部と前記ロック部とによるロック構造が複数箇所に設けられ、かつ、この複数のロック構造の中に、前記ロック受け部に対する前記ロック部の係止方向が、前記ヒンジ側を向いているものと前記ヒンジから離れる方向を向いているものとが混在している構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、互いに係止し合う前記ロック受け部と前記ロック部は、前記ヒンジを挟んでこのヒンジの延び方向に離間して配されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ロック受け部と前記ロック部とによるロック構造は、前記カバー部と前記本体部とが閉じ状態にあるときに相対向する双方の突き合わせ面に設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ロック受け部とロック部とによるロック構造が複数箇所に設けられ、この複数のロック構造の中に、ロック受け部に対するロック部の係止方向がヒンジ側を向いているものとヒンジから離れる方向を向いているものとが混在しているから、仮にカバー部をヒンジ側へずらしたりひねったりする外力が作用した場合には前記係止方向がヒンジから離れる方向を向いているロック構造がこの外力を受け止め、また仮にカバー部をヒンジから離間する方向へずらしたりひねったりする外力が作用した場合には前記係止方向がヒンジ側を向いているロック構造がこの外力に受け止める。したがって、カバー部と本体部との間にずれやひねり等の外力が作用しても、ロック受け部とロック部とによるロック状態を確実に保つことができる。
<請求項2の発明>
互いに係止し合うロック受け部とロック部がヒンジを挟んでこのヒンジの延び方向に離間して配されているから、カバー部と本体部との間にずれやひねりが加えられたときに、ロック構造が解離されるのを確実に阻止できる。
<請求項3の発明>
ロック受け部とロック部とによるロック構造は、カバー部と本体部が閉じ状態にあるときに相対向する双方の突き合わせ面に設けられているから、カバー部と本体部の双方の端縁に露出状態で配されるよりも、外力を受けて不用意にロック状態が解除される事態を防止できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。本実施形態の保護カバー10は、リレーボックス90に取り付けられるLA端子80を保護するカバーを例示するものであって、本体部20、カバー部50、ヒンジ70を備え、本体部20とカバー部50がヒンジ70を介して開閉可能とされている。
LA端子80(本発明の被保護部材に相当する)は、導電性金属板から形成されており、一端側に円形の接続孔81が設けられ、この接続孔81を介してボルト締めがなされることでリレーボックス90側の接続部91に固定される。このLA端子80は、図8に示すように、上記接続孔81を有する固定部82とその他端縁から厚み方向に直角曲げされたあとさらに平面方向に直角曲げされて延びる電線接続部83とからなり、この電線接続部83の屈曲によって電線Wの引き出し方向が規定される。詳しくはLA端子80がリレーボックス90側の接続部91に固定されると、電線Wは接続部91の接続面と略平行に引き出されるようになっている。
電線接続部83の他端側にはバレル部84,85がオープンバレル状に設けられており、このうち、ワイヤバレル84が電線Wの端末にて露出する芯線にかしめ付けられ、インシュレーションバレル85が電線Wの端末被覆にかしめ付けられる。本実施形態の場合、LA端子80は2つ用意されており、一方のLA端子(以下、第1LA端子80Aという)は他方のLA端子(以下、第2LA端子80Bという)よりもバレル部84,85側の領域を長くして形成され、第1LA端子80Aにおける電線接続部83の曲げの内側に、第2LA端子80Bにおける電線接続部83の曲げ部分が配されて、両LA端子80が略平行に並ぶようになっている。
本体部20は、カバー部50及びヒンジ70とともに合成樹脂材によって一体に形成され、電線Wの延び方向(以下、前後方向とする)が長手方向となる長板状をなしている。本体部20の外側面には、リレーボックス90側に対応したリブ21が所定方向に延出して形成されており、リブ21が取り囲む内側領域に、略円柱状のボス22が突設されている。
本体部20には、図6に示すように、LA端子80に圧着された電線Wが取り付けられる取付部23,24が備えられている。取付部23,24の内側面は上記電線Wの外周面に沿った弧状をなし、ここに電線Wを遊動規制状態で保持する突条25が、前後方向に多数並んで設けられている。取付部23,24は、両LA端子80A,80Bに対応して本体部20の電線引き出し方向(以下、後方とする)の端部2箇所に設置され、ヒンジ70側に近い位置の取付部(以下、第1取付部23という)が第1LA端子80Aに圧着された電線Wを取付可能とされ、ヒンジ70から離れた位置の取付部(以下、第2取付部24という)が第2LA端子80Bに圧着された電線Wを取付可能とされている。そして、両取付部23,24は前後方向に位置ずれして配され、第2取付部24が第1取付部23よりも後方へ突出して両者が段付き状に連なっている。
また、本体部20にはカバー部50に設けられた補助ロック受け部51と係止可能な補助ロック部26が設けられている。補助ロック部26は、第2取付部24におけるヒンジ70から離れた端縁において、前後方向に間隔をあけて一対配置され、両持ち梁状の門型をなしてカバー部50側へ突出している。補助ロック部26と補助ロック受け部51がロック状態になることで、保護カバー10が電線Wの引き出し側において閉じ状態を保つことが可能となっている。
そして、本体部20にはカバー部50に設けられたロック受け部52,53と係止可能なロック部27が設けられている。ロック部27は、取付部23,24の前端領域のうち、ヒンジ70から離れた端縁寄りの前後位置に間隔をあけて一対配置され、その内側面から内向きに突出するロック片28,29を備えている。両ロック片28,29は、前後方向に沿った板状でかつヒンジ70側に接近・離間する方向に撓み変形可能とされた片持ち梁状をなし、その自由端部に、ロック突起31を備えている。両ロック片28,29のうち、前側に位置するロック片(以下、第1ロック片28という)は、ロック突起31の突出方向をヒンジ70の延び方向でかつヒンジ70から離れる方向に向けて配され、後側の位置するロック片(以下、第2ロック片29という)は、ロック突起31の突出方向をヒンジ70の延び方向でかつヒンジ70側に向けて配されており、したがって両ロック突起31の突出方向が互いに逆向きとなっている。
また、両ロック片28,29は、それぞれヒンジ70からの距離を異にしており、第1ロック片28側が第2ロック片29側よりもヒンジ70から離れた位置に設置されている。本体部20には、ロック突起31を外側に投影した位置に、このロック突起31を形成するための型抜き孔32が貫設されている。また、ロック突起31の外側面にはロック片28,29の自由端部から略垂直に切り立つ係止面33が設定されている。
ヒンジ70は、本体部20またはカバー部50よりも薄肉であって可撓性を有し、本体部20とカバー部50の相対向する両側縁に一体に接合されている。そして、ヒンジ70は前後方向に間隔をあけて一対配置され、前側に位置するヒンジ70が本体部20とカバー部50の前端から中間部にかけた長い範囲に設定され、後側に位置するヒンジ70が本体部20とカバー部50の後端から中間部にかけた長い範囲に設定されている。また、ヒンジ70は、延び方向(本体部20とカバー部50とを架け渡す架橋方向)に関して比較的に短く設定されている。
カバー部50は、本体部20と同様に、前後方向が長手方向となる長板状をなし、ヒンジ70の延び方向に関して本体部20より一回り大きく設定されている。このカバー部50には、LA端子80の配設領域に沿って外向きに膨出された収容凹部54,55が設けられている。収容凹部54,55は、保護カバー10が閉じ状態になったときに、LA端子80の電線接続部83及び電線Wの端末部の側方周りを覆うように配される。詳しくは収容凹部54,55は、LA端子80の電線接続部83を被覆する側に、断面コの字状をなす端子覆い部56を備える一方、電線Wの端末部を被覆する側に、断面略半円弧状をなす電線覆い部57を備える。端子覆い部56の内周面にはLA端子80のバレル部84,85の外周面が近接・当接可能とされ、電線覆い部57の内周面には、電線Wを遊動規制状態で保持する突条58が、前後方向に多数並んで設けられている。
また、収容凹部54,55は、両LA端子80に対応して2箇所に設置されており、ヒンジ70側に近い位置の収容凹部(以下、第1収容凹部54という)が第1LA端子80Aを被覆可能とされ、ヒンジ70から離れた位置の収容凹部(以下、第2収容凹部55という)が第2LA端子80Bを被覆可能とされている。そして、両収容凹部54,55は、LA端子80の電線接続部83に対応して略Lの字状に屈曲して形成され、第1収容凹部54の曲げの内側に第2収容凹部55の曲げ部分が配されて互いに略平行となっている。なお、保護カバー10が閉じ状態にあるとき、LA端子80の固定部82は本体部20におけるヒンジ70から離れた端縁上を横切って外方へ突出している。
第2収容凹部55の電線覆い部57のうち、ヒンジ70から離れた端縁には、前後一対の補助ロック受け部51が設けられている。補助ロック受け部51は、補助ロック部26を受け入れ可能な扁平角筒状をなし、その内側面に、補助ロック部26と係止可能な補助ロック突起59が設けられている。補助ロック部26は、カバー部50を本体部20に被せ付ける過程で補助ロック突起59を撓み変形しつつ乗り越え、カバー部50が本体部20に正規に組み付けられると、補助ロック突起59とカバー部50の開き方向で係止し合うようになっている。
カバー部50のうち、ヒンジ70から離れた端縁には、このカバー部50が本体部20に被せ付けられたときに、本体部20の端縁上をオーバーハング状に突出してLA端子80の固定部82上に部分的に覆い被さる操作部61,62が設けられている。操作部61,62は、全体として略Lの字状をなし、保護カバー10が閉じ状態にあるときにLA端子80の固定部82上に起立する縦壁61とLA端子80の固定部82上を覆う横壁62とからなる。縦壁61を手指で摘み操作することでヒンジ70を回動中心とするカバー部50の回動操作が容易になされ、横壁62の被覆によって固定部82と電線接続部83との連結曲げ部分が保護される。
そして、カバー部50には、本体部20のロック部27と対応する前後位置に、一対のロック受け部52,53が設けられている。ロック受け部52,53は、カバー部50を厚み方向に貫通する貫通孔64を備えた筒状のロック片挿入部63と、貫通孔64の孔面に突設されたロック受け突起65とからなる。ロック片挿入部63は、ロック片28,29の挿入側となる内側開口面がカバー部50の内側面と略面一で連なり、その反対側がカバー部50の外側面から突出状態で配されている。
両ロック受け部52,53のうち、前側に位置するロック受け部(以下、第1ロック受け部52という)はロック受け突起65の突出方向をヒンジ70の延び方向でかつヒンジ70側に向けて配され、後側に位置するロック受け部(以下、第2ロック受け部53という)はロック受け突起65の突出方向をヒンジ70の延び方向でかつヒンジ70から離れる方向に向けて配されており、係止相手となるロック突起31の突出方向と対応する向きに設定されている。
ロック受け突起65の外側面には貫通孔64の孔面から略垂直に切り立つ係止面66が設定されている。そして、第1ロック受け部52は第1収容凹部54よりも前方に設置され、第2ロック受け部53は第2収容凹部55よりも前方でかつ第1収容凹部54よりも後方に設置されている。つまり、第1収容凹部54を挟んだ両側位置に第1ロック受け部52と第2ロック受け部53が設置されている。
カバー部50を本体部20に被せ付ける過程で、ロック片28,29のロック突起31がロック受け突起65と干渉することでロック片28,29が貫通孔64内に撓み変形させられ、カバー部50と本体部20が正規に組み付けられると、ロック突起31がロック受け突起65を乗り越えてロック片28,29が弾性復帰させられ、もってロック突起31とロック受け突起65の双方の係止面33,66がカバー部50の開き方向で係止し合い、カバー部50と本体部20が閉じ状態に保たれる。このとき、ロック片28,29の周囲はロック片挿入部63によって覆われるので、ロック片28,29に対する不用意なロック解除操作が阻止される。そして、ロック片挿入部63のうち、ヒンジ70から離れた壁の前端は、ヒンジ70側に近い壁の前端よりもさらに外方へ突出した位置にある。このヒンジ70から離れた壁は、操作部61,62側からのロック片28,29に対する不用意なロック解除操作を確実に阻止するための庇部67とされる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。まず、電線Wの端末にて露出状態にある芯線をLA端子80のワイヤバレル84に圧着させるとともに、電線Wの端末被覆をLA端子80のインシュレーションバレル85に圧着させる。
そして、本体部20をリレーボックス90側の取付面にボス22を介して固定するとともに、本体部20の取付部23,24の内側面に、対応するLA端子80に圧着された電線Wを宛がいつつ、両LA端子80の固定部82をリレーボックス90側の接続部91の接続面に接続孔81を介してボルト締めにより固定する。続いて、操作部61,62を摘みながら開いた状態にあるカバー部50をヒンジ70を中心として本体部20側に覆い被せるように回動させる。
本体部20に対しカバー部50が正規に組み付けられると、図2及び図3に示すように、LA端子80の配設領域を除いてカバー部50と本体部20の双方の内側面が密着状態で突き合わされ、本体部20の内側面から突出するロック片28,29がカバー部50の貫通孔64に挿入されてロック突起31とロック受け突起65が弾性係止されるとともに、本体部20の補助ロック部26とカバー部50の補助ロック受け部51が弾性係止される。
また本体部20に対しカバー部50が正規に組み付けられると、収容凹部54,55の端子覆い部56と対応する本体部20の内側面との間に、LA端子80の電線接続部83が嵌合状態で収容されるとともに、収容凹部54,55の電線覆い部57と本体部20の取付部23,24の内側面との間に、電線Wが嵌合状態で収容される。これにより、保護カバー10がカバー部50と本体部20との間にLA端子80を挟み込みつつ閉じ状態に保持される。またカバー部50と本体部20が閉じ状態になると、ヒンジ70は折り畳まれた状態となる。
ところで、上記の場合に、カバー部50と本体部20の双方の内側面に沿って図7に示す矢線X方向のずれ、または図7に示す矢線Y方向のひねり等の外力が加えられると、ヒンジ70の撓み変形動作が許容されていることから、ロック部27とロック受け部52,53とによるロック構造が不用意に外れることが懸念される。
しかるに本実施形態においては、ロック受け部52,53とロック部27とによるロック構造が一対設けられ、この一対のロック構造の中に、ロック受け部52,53に対するロック部27の係止方向(ロック突起31の突出方向と同義)がヒンジ70側を向いているロック構造(第2ロック片29と第2ロック受け部53とによるロック構造)と、ロック受け部52,53に対するロック部27の係止方向がヒンジ70から離れる方向を向いているロック構造(第1ロック片28と第1ロック受け部52とによるロック構造)とが混在しているから、いずれかのロック構造によって上記した外力を確実に受け止めることができる。
すなわち仮に、カバー部50をヒンジ70側へずらしたりひねったりする外力が作用したときには(図7に示す矢線下方向)、ロック受け部52,53に対するロック部27の係止方向がヒンジ70から離れる方向を向いているロック構造(第1ロック片28と第1ロック受け部52とによるロック構造)によってこの外力を確実に受け止めることができる。逆に、カバー部50をヒンジ70から離れる方向へずらしたりひねったりする外力が作用したときには(図7に示す矢線上方向)、ロック受け部52,53に対するロック部27の係止方向がヒンジ70側を向いているロック構造(第2ロック片29と第2ロック受け部53とによるロック構造)によってこの外力を確実に受け止めることができる。したがって、カバー部50と本体部20との間にずれやひねりが加えられても、ロック受け部52,53とロック部27とによるロック状態を確実に保つことができ、本体部20からカバー部50が不用意に開いてしまうのを防止できる。
また、互いに係止し合うロック受け部52,53とロック部27がヒンジ70を挟んでこのヒンジ70の延び方向に離間した端縁寄りの位置に配されているから、カバー部50と本体部20との間にずれやひねりが加えられたときに、モーメントの大きいヒンジ70から離れた位置にてロック受け部52,53とロック部27とによるロック構造が解離されるのを確実に阻止できる。
さらに、上記一対のロック構造は、カバー部50と本体部20が閉じ状態にあるときに双方の内側面に並んで設けられているから、カバー部50と本体部20の双方の端縁に露出状態で配されるよりも、外力を受けて不用意にロック状態が解除される事態を防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明によれば、本体部とカバー部がいずれも同一形状とされた一対の半割体によって構成されてもよい。
(2)本発明によれば、第1ロック片がロック突起の突出方向をヒンジ側に向け、第2ロック片がロック突起の突出方向をヒンジから離れる方向に向ける構成であってもよい。この場合、第1ロック受け部がロック受け突起の突出方向をヒンジから離れる方向に向け、第2ロック受け部がロック受け突起の突出方向をヒンジ側に向ければよい。
(3)本発明によれば、ロック部とロック受け部とによるロック構造が複数対設けられてもよい。その場合、各ロック構造は、ロック受け部に対するロック部の係止方向がヒンジ側を向いているものと、ヒンジから離れる方向を向いているものとが、混在していればよい。
(4)本発明によれば、ロック受け部に対するロック部の係止方向がヒンジ側を向いているかあるいはヒンジから離れる方向を向いていればよく、必ずしもヒンジの延び方向に正確に一致しなくてもよい。
(5)本発明によれば、上記実施形態とは逆に、カバー部に設けられたロック受け部がロック突起を有するとともに撓み可能なロック片を有して構成され、本体部に設けられたロック部がロック突起と係止可能なロック受け突起を有するとともにロック片を受け入れ可能なロック片挿入部を有して構成されてもよい。
(6)本発明は、コネクタの電線導出面から引き出される電線群を保護状態で覆う電線カバーに適用することもできる。また本発明は、端子金具等の被保護部材を保護状態で覆うような使用態様のものに広く適用することができる。
本実施形態の保護カバーが閉じ状態にあるときの正面図 保護カバーが閉じ状態にあるときの、第1ロック片と第1ロック受け部とによるロック構造を示す縦断面図 保護カバーが閉じ状態にあるときの、第2ロック片と第2ロック受け部とによるロック構造を示す縦断面図 保護カバーが開いた状態にあるときの、第1ロック片と第1ロック受け部とを示す縦断面図 保護カバーが開いた状態にあるときの、第2ロック片と第2ロック受け部とによるロック構造を示す縦断面図 保護カバーが開いた状態にあるときの側面図 保護カバーが閉じ状態にあるときの側面図 LA端子の斜視図
符号の説明
10…保護カバー
20…本体部
26…補助ロック部
27…ロック部
28…第1ロック片
29…第2ロック片
50…カバー部
51…補助ロック受け部
52…第1ロック受け部
53…第2ロック受け部
65…ロック受け突起
70…ヒンジ
80A…第1LA端子
80B…第2LA端子

Claims (3)

  1. 本体部とこの本体部に可撓性のヒンジを介して開閉可能に連結されるカバー部とを備え、前記カバー部が前記本体部に被せ付けられて閉じ状態となることにより、前記カバー部と前記本体部との間に端子金具等の被保護部材が被包される保護カバーであって、
    前記本体部にはロック部が設けられ、前記カバー部には前記ロック部に係止されることでこのカバー部と前記本体部とを閉じ状態に保つロック受け部が設けられており、前記ロック受け部と前記ロック部とによるロック構造が複数箇所に設けられ、かつ、この複数のロック構造の中に、前記ロック受け部に対する前記ロック部の係止方向が、前記ヒンジ側を向いているものと前記ヒンジから離れる方向を向いているものとが混在していることを特徴とする保護カバー。
  2. 互いに係止し合う前記ロック受け部と前記ロック部は、前記ヒンジを挟んでこのヒンジの延び方向に離間して配されていることを特徴とする請求項1に記載の保護カバー。
  3. 前記ロック受け部と前記ロック部とによるロック構造は、前記カバー部と前記本体部とが閉じ状態にあるときに相対向する双方の突き合わせ面に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保護カバー。
JP2006047179A 2006-02-23 2006-02-23 保護カバー Expired - Fee Related JP4716897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006047179A JP4716897B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 保護カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006047179A JP4716897B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 保護カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007227165A true JP2007227165A (ja) 2007-09-06
JP4716897B2 JP4716897B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=38548783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006047179A Expired - Fee Related JP4716897B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 保護カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4716897B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041707A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041707A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP4716897B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8907215B2 (en) Corrugated tube protector
JP5014012B2 (ja) 電源回路遮断装置
US7575473B2 (en) Connector
US9257772B2 (en) Electric connector with a lock to retain a terminal within a housing
JP2004288545A (ja) コネクタ用プロテクタ
JP5608488B2 (ja) レバー嵌合式コネクタ
JP2006324227A (ja) コネクタ
JP3944179B2 (ja) コネクタ
WO2012046744A1 (ja) 電源回路遮断装置
JP6769354B2 (ja) 端子ユニット及びコネクタ
CN110854769B (zh) 锁定结构、电气连接箱以及线束
US9048577B2 (en) Lever connector with waterproofing
JP7132204B2 (ja) 電気接続箱
JP2013059138A (ja) ロック機構を備えた組立部品
JP4716897B2 (ja) 保護カバー
JP7189822B2 (ja) コネクタ構造
WO2017217208A9 (ja) コネクタ
JPH10116649A (ja) 電線カバー付きコネクタ
JP2006073326A (ja) コネクタ用電線カバー及びコネクタ
JP7256214B2 (ja) ワイヤハーネス
JP7339184B2 (ja) プロテクタ及びワイヤハーネス
JP2004350341A (ja) 電気接続箱のハーネス固定構造及びコネクタカバーとそれを備えた電気接続箱
JP6923381B2 (ja) コネクタ
JP3710044B2 (ja) 電気接続箱
JP2007280769A (ja) 防水コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091207

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091222

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110301

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110329

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees