JP2007227154A - 燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給される燃料と非燃料部材を効率的に分離することができる燃料電池装置を提供する。
【解決手段】燃料電池装置1は、酸素取り込み部7、水蒸気発生部11及び燃料取り込み部16からなるケースと、そのケース内の空間を内部空間10と内部空間12とに仕切る固体酸化物電解質膜4と、内部空間12に露出するよう固体酸化物電解質膜4に成膜された酸素極膜5と、内部空間12に露出するよう固体酸化物電解質膜4に成膜された燃料極膜3と、ケース内の空間を内部空間12と内部空間17とに仕切る水素透過膜14とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池装置に関する。
近年、エネルギー変換効率の高いクリーンな電源として燃料電池が注目されるようになり、燃料電池自動車や電化住宅などに幅広く実用化されてきている。また、急速に小型化の研究、開発が進められている携帯電話機やノート型パーソナルコンピュータなどといった携帯型電子機器においても、燃料電池による電源の実用化が検討されている。
燃料電池は燃料極と酸素極との間に電解質膜を挟んだものであり、燃料極に燃料を供給し、酸素極に酸素ガスを供給すると、燃料極で電子が取り出されて電気化学反応が起こり、酸素極に電子が受けとられて電気化学反応が起こり、イオンが電解質膜を透過する(例えば、特許文献1参照。)。電解質膜が固体酸化物電解質膜の場合には、酸素イオンが酸素極から燃料極へ電解質膜を透過するので、燃料極において水が生成される。
特開2003−263996号公報
ところで、例えば、固体酸化物型のような燃料電池は、効率的に発電するために高温で動作している。このため発電の際に生成された水は気体の状態であり、その水蒸気が燃料電池の外部に排出されなければならない。しかしながら、燃料極では、水の他に発電に利用されなかった未反応の燃料が残っており、この燃料が気体の状態で水蒸気と混合されていると、水蒸気と燃料を分離して回収することが困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、燃料電池に供給される燃料と非燃料部材を効率的に分離することができる燃料電池装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明においては、
酸素極と、燃料極と、前記酸素極と前記燃料極との間に設けられている電解質膜と、を有する膜電極接合体と、
燃料を供給する燃料供給口と、
前記燃料供給口と前記燃料極との間に介在され、前記燃料を透過し、前記燃料極に存在する前記燃料と異なる非燃料部材を透過しない燃料透過膜と、
を備えることを特徴とする。
燃料としては、水素や、メタノール等の炭化水素材料が好ましく、非燃料部材としては、水、水蒸気が好ましい。
上記発明において、好ましくは、前記非燃料部材は、前記膜電極接合体で生成される副生成物である。
また、好ましくは、前記燃料透過膜と前記燃料極との間に、前記非燃料部材を排出する非燃料部材排出口が設けられている。
また、好ましくは、前記非燃料部材排出口が設けられている前記燃料透過膜の一方の面側と反対の面側に、燃料排出口が設けられている。
また、好ましくは、前記電解質膜が固体酸化物電解質膜である。
また、好ましくは、前記燃料透過膜と前記燃料極との間において、前記燃料及び前記非燃料部材は、ともに気体である。
本発明によれば、燃料透過膜によって選択的に燃料と非燃料部材を容易に分離できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1は、固体酸化物型の燃料電池装置1の概略断面図である。この燃料電池装置1は、有底管状の酸素取り込み部7、管状の水蒸気発生部11及び有底管状の燃料取り込み部16からなるケースと、そのケース内に設けられている膜電極接合体2と、水素透過膜14とを備える。膜電極接合体2は、燃料極膜3、固体酸化物電解質膜4及び酸素極膜5を備え、燃料極膜3は燃料取り込み部16側に面して配置され、酸素極膜5は酸素取り込み部7側の内部空間10に面して配置されており、固体酸化物電解質膜4は燃料極膜3及び酸素極膜5の間に介在している。膜電極接合体2は適宜インターコネクタを備えていてもよい。燃料極膜3と燃料取り込み部16との間には水素透過膜14が配置され、燃料取り込み部16側の内部空間17と燃料極膜3側の内部空間12が水素透過膜14によって仕切っている。水蒸気発生部11は、燃料極膜3と水素透過膜14との間の間仕切りとなっており、内部空間12で生成される水を排出するための排出口13が形成されている。燃料取り込み部16には、内部空間17に水素を供給する水素供給口18と発電に利用されなかった未反応の水素を排出する水素排出口19が形成されている。酸素取り込み部7には、内部空間10に酸素源となる空気を取り込む空気供給口8と、発電に利用されなかった未反応の酸素を含む空気を排出する空気排出口9が形成されている。
このように、水素供給口18から内部空間17に取り込まれた水素は、水素透過膜14を透過してから内部空間12を移動する。内部空間12内の水素は燃料極膜3に到達し電気化学反応を引き起こすが、一部の水素は、未反応のまま再び水素透過膜14を透過して、内部空間17に移動して水素排出口19から排出されることになる。一方、内部空間12で生成される水は、水素透過膜14を透過することができずに排出口13から排出される。
燃料極膜3及び酸素極膜5はそれぞれ配線21及び配線22を介して負荷20に接続されている。このため、燃料極膜3で生成された電子は配線21を介して負荷20に流れ、さらに配線22を経由して酸素極膜5に移動する。
固体酸化物電解質膜4は、酸素イオンを透過させる性質をもつ。固体酸化物電解質膜4の一方の面に燃料極膜3が成膜され、固体酸化物電解質膜4の他方の面に酸素極膜5が成膜され、これらの接合体が膜電極接合体2となる。燃料極膜3にはNiやNi合金が用いられ、多孔質のガス拡散層にNiを担持させたものでも良い。固体酸化物電解質膜4には、Y23等のドーパントを添加した安定化ZrO2、ZrX1-X2、Sc23ZrO2、CeXGd1-X2又はLaXSr1-XGaYMg1-Y3等の金属酸化物が用いられる。酸素極膜5には、LaMnO3、LaXSr1-XMnO3、LaCoO3、LaXSr1-XCoO3等のペロブスカイト型構造の金属酸化物が用いられ、これのうちの何れかを多孔質のガス拡散層に担持させたものでも良い。
水素透過膜14は、固体酸化物型の燃料電池装置1での動作温度(例えば700℃〜1000℃)の雰囲気に対して水素を選択的に透過させ、水に対して透過率の低い性質をもつ。水素透過膜14は、Pd膜、Pd−Agの合金膜、さらにはV−Ni−Tiの合金膜、V−Niの合金膜、V−Co−Tiの合金膜、V−Coの合金膜、V−Mo−Tiの合金膜若しくはV−Moの合金膜又はこれらのうちの何れかの合金膜にPdを被覆した複合膜、Zr−Niのアモルファス合金膜の中から適宜選択されることが好ましい。水素透過膜14の厚さは特に限定はないが、十分な強度がとれるのであれば100μm以下が好ましい。
膜電極接合体2が酸素取り込み部7と水蒸気発生部11との間の内側に支持され、水素透過膜14が水蒸気発生部11と燃料取り込み部16との内側に支持されている。ケース内においては、水素透過膜14が膜電極接合体2に対向配置され、水蒸気発生部11の内側の内部空間12が燃料極膜3、水蒸気発生部11及び水素透過膜14によって囲まれ、水素透過膜14及び燃料極膜3が内部空間12に露出している。内部空間12に露出した燃料極膜3の面積が、内部空間12に露出した水素透過膜14の面積に等しい。内部空間12における水素透過膜14と燃料極膜3の間隔は1mm以下である。
酸素取り込み部7、水蒸気発生部11及び燃料取り込み部16からなるケースは、燃料電池装置1での動作温度に対して著しく劣化、変形しない耐熱性の部材を含んでいる。このケースは燃料極膜3と酸素極膜5が負荷20を介することなく電気的に導通しないように燃料極膜3と酸素極膜5との間は少なくとも絶縁体でできている。酸素取り込み部7、水蒸気発生部11及び燃料取り込み部16は一体的に形成されていてもよく、互いに別体であってもよい。水蒸気発生部11は固体酸化物電解質膜4と接する部分以外は導電性部材であってもよく、水蒸気発生部11が燃料極膜3に接することで、水蒸気発生部11が集電体として機能しても良い。同様に、酸素取り込み部7は固体酸化物電解質膜4と接する部分以外は導電性部材であってもよく、酸素取り込み部7が酸素極膜5に接することで、酸素取り込み部7が集電体として機能しても良い。
水素透過膜14は厚さ方向の断面が波打つように形成されていてもよい。このようにすることによって内部空間12との界面面積及び7内部空間17との界面面積を増大することができるとともに、薄くても応力に対して十分な強度を持つことができる。
この燃料電池装置1においては、700℃〜1000℃程度に加熱された状態で、水素ガスが水素供給口18を通って内部空間17に供給されると、水素が水素透過膜14を透過して内部空間12に移動する。膜電極接合体2での電気化学反応に利用されなかった水素ガスは再び水素透過膜14を透過して水素排出口19から排出される。一方、酸素を含む空気が空気供給口8を通って内部空間10に供給されると、酸素が酸素極膜5でイオン化して固体酸化物電解質膜4を透過する。膜電極接合体2での電気化学反応に利用されなかった空気は空気排出口9から排出される。固体酸化物電解質膜4を透過した酸素イオンが燃料極膜3で水素と反応し、水が内部空間12内に生成される。このとき生じた電子は、配線21を介して負荷20に供給される。生成された水は水蒸気の状態となっており、水素透過膜14を透過できずに排出口13から排出される。このように酸素イオンの移動に伴い、電気エネルギーが生成される。
以上のように、水素透過膜14を設けることによって水蒸気と水素ガスのように同じ気相の物質を容易に分離、回収でき、回収された水素は、後述する燃焼器で燃焼されるオフガスとして容易に利用できる。
この燃料電池装置1を用いた発電装置100について図2を用いて説明する。ここで、図2は、発電装置100の構成を示したブロック図である。
この発電装置100は、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA、電子手帳、デジタルカメラ、携帯電話機、腕時計、レジスタ、プロジェクタといった電子機器に搭載され、電子機器の電源として用いられる。
カートリッジ31は、燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル)を収容した燃料収容部32と、生成された水を回収する水回収部33とを有する。このカートリッジ31は交換可能であり、電子機器に対して着脱可能に設けられている。
燃料残量センサ34は燃料収容部32に収容された燃料の残量を測定し、その測定結果となる電気信号を制御回路54に出力する。制御回路54は、燃料残量センサ34で測定された残量が所定量未満であれば、発電装置100を起動しない又は動作を停止し、残量が所定量以上であれば、発電装置100を起動する又は動作を維持するよう制御する。マイクロポンプ35は燃料収容部32の燃料を送液する。このマイクロポンプ35には流量センサが設けられ、マイクロポンプ35による燃料の流量が流量センサによって測定され、その測定結果となる電気信号を制御回路54に出力する。制御回路54はこの流量センサで測定された流量に基づいてマイクロポンプ35の流量を制御する。流量センサは、マイクロポンプ35に対して流路の上流又は下流のいずれに配置されていてもよい。
ミキサー36は、マイクロポンプ35から送られた燃料と、マイクロポンプ45から送られた水を混合する。ミキサー36には濃度センサが設けられ、ミキサー36によって混合された混合液中の水及び燃料の濃度が濃度センサによって測定され、その測定結果を制御回路に出力する。制御回路はミキサーでの混合される燃料と水の濃度が所望の値となるように濃度センサからの測定結果に基づいてマイクロポンプ45からの水の送量を制御する。なお、発電装置100の起動時においては、カートリッジ31に起動用の水収容部が設けられていてもよい。
気化器37はミキサー36から供給された混合液を気化させる。マイクロ改質器38は、気化器37から供給された燃料と水の混合気を触媒反応させることで水素ガス、二酸化炭素ガスを生成する。気化器37及びマイクロ改質器38の反応を促進させるためにこれらに熱エネルギーが加えられる。具体的には、定常動作時に利用される燃焼器40における燃焼熱、起動時に利用される電熱ヒータの発熱等によって気化器37及びマイクロ改質器38がそれぞれ所望の温度に加熱される。また、気化器37、マイクロ改質器38及び燃焼器40は、内部が1Pa以下の減圧雰囲気の断熱パッケージ41内に収容され、熱エネルギーが断熱パッケージ41の外へ漏れないようになっている。同様に燃料電池装置1は、定常動作時に利用される燃焼器55における燃焼熱、起動時に利用される電熱ヒータの発熱によって所望の温度に加熱されている。また燃料電池装置1も内部が1Pa以下の減圧雰囲気の断熱パッケージ内に収容されていることが好ましい。
エアポンプ46は、外部の空気を吸引して燃焼器40に空気を供給する。エアポンプ46には流量センサが設けられ、エアポンプ46による空気の流量が流量センサによって測定され、その測定結果を制御回路54に出力する。制御回路54は、燃焼器40が所望の温度に発熱するようにエアポンプ46での空気の送量を制御する。
燃料電池装置1内では、水素が水素透過膜14を透過して内部空間12に移動する。燃料電池装置1で発電に利用されなかった未反応の水素ガスは水素排出口19から排出されて燃焼器40に供給される。
エアポンプ46から燃焼器40に供給された空気は、燃焼器40内で、燃料電池装置1の水素排出口19から供給された水素ガス等と混合される。燃焼器40は、この混合気のうちの未反応の水素を酸素によって酸化燃焼し発熱して、気化器37及びマイクロ改質器38を加熱する。気化器37は燃焼器40とは別の熱源に加熱されていてもよい。
また、マイクロ改質器38で改質する際に生じる副生成物として一酸化炭素が含まれている場合、水素透過膜14は一酸化炭素を透過することがないので、一酸化炭素は、燃料電池装置1の内部空間17を経て燃焼器40に伝搬され、そこで酸素によって酸化され二酸化炭素となる。
マイクロポンプ43は、外部の空気を吸引して加湿器42に空気を供給する。マイクロポンプ43には流量センサが設けられ、マイクロポンプ43による空気の流量が流量センサによって測定され、その測定結果を制御回路54に出力する。
燃料電池装置1の排出口13は、凝縮器である熱交換器44に接続され、生成された水が排出口13から排出され、熱交換器44に供給される。熱交換器44は、燃料電池装置1から供給された気化した状態の水から熱を吸収してその熱を外部に放出することで、水を液体に凝縮する。熱交換器44で凝縮された水がマイクロポンプ45に供給される。マイクロポンプ45は熱交換器44から供給された水をミキサー36、水回収部33及び加湿器42に供給する。マイクロポンプ45には流量センサが設けられ、マイクロポンプ45によって送液される水の流量が流量センサによって測定され、その測定結果を制御回路54に出力する。
加湿器42は、マイクロポンプ43から供給された空気をマイクロポンプ45から供給された水の中に通過させることで、空気を加湿する。加湿器42には湿度センサが設けられ、加湿器42によって加湿された空気の湿度が湿度センサによって測定され、その測定結果を制御回路54に出力する。制御回路54は、膜電極接合体2を適宜湿らせるようにマイクロポンプ43での空気の送量及びマイクロポンプ45の水の送量を制御する。マイクロポンプ45は、熱交換器44から送られてきた水のうち、ミキサー36、加湿器42に供給した分を除く余剰の分を水回収部33に送液する。なお、起動時には、燃料電池装置1を加湿するために、カートリッジ31に設けられた起動用の水をマイクロポンプ45が取り込んでもよい。
加湿器42が燃料電池装置1の空気供給口8に接続され、加湿器42で加湿された空気は燃料電池装置1の空気供給口8に送られ、空気中の酸素が酸素極膜5でイオン化して固体酸化物電解質膜4を透過する。余った空気は空気排出口9から排出される。固体酸化物電解質膜4を透過した酸素イオンが燃料極膜3で水素と反応し、水が生成される。この一連の動作で発電された電気は昇圧回路51に供給される。
燃料極膜3と酸素極膜5との間の電圧が昇圧回路51によって昇圧される。昇圧回路51によって電圧を昇圧した電力が電子機器となる負荷20に供給され、負荷20を動作させる。また、昇圧回路51によって電圧を昇圧した電力が充放電回路52によって蓄電部53(例えば、バッテリー)に蓄電される。蓄電部53で蓄電された電気は、一部を発電装置100の動作に利用し、余剰を負荷20に出力することもできる。
また、各センサの測定結果が制御回路54にフィードバックされ、制御回路54はマイクロポンプ35、エアポンプ46、マイクロポンプ43及びマイクロポンプ45を制御する。これにより、燃料、空気、水等の流量が調整される。
この発電装置100においては、燃料電池装置1の排出口13から排出された水が熱交換器44によって凝縮されるので、水回収部33、ミキサー36や加湿器42に液体の水のみを供給することが容易であり、生成された水をほぼ全てを回収することができる。
また加湿器で供給される加湿された空気によって燃料電池装置1内の温度が著しく低減してしまう恐れがある場合、熱交換器44に到達する前の高温の水蒸気を適宜加湿器42に供給してマイクロポンプ43から取り込まれた空気と混合させて燃料電池装置1に供給するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、固体酸化物型の燃料電池装置1において水素透過膜14を設けたが、これに限らず、固体酸化物電解質膜4を高分子電解質膜に置き換えた高分子型燃料電池や他の燃料電池に適用してもよい。この場合、燃料極側の空間には、水素イオンのキャリアとなるための水が水蒸気の状態で気化されており、この水蒸気を水素と容易に分離することができる。
本発明を適用した燃料電池装置の断面図である。 燃料電池装置を用いた発電装置のブロック図である。
符号の説明
1 燃料電池装置
3 燃料極膜
4 固体酸化物電解質膜
5 酸素極膜
10、12、17 内部空間
13 排出口
14 水素透過膜
44 熱交換器

Claims (6)

  1. 酸素極と、燃料極と、前記酸素極と前記燃料極との間に設けられている電解質膜と、を有する膜電極接合体と、
    燃料を供給する燃料供給口と、
    前記燃料供給口と前記燃料極との間に介在され、前記燃料を透過し、前記燃料極に存在する前記燃料と異なる非燃料部材を透過しない燃料透過膜と、
    を備えることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記非燃料部材は、前記膜電極接合体で生成される副生成物であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 前記燃料透過膜と前記燃料極との間に、前記非燃料部材を排出する非燃料部材排出口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池装置。
  4. 前記非燃料部材排出口が設けられている前記燃料透過膜の一方の面側と反対の面側に、燃料排出口が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池装置。
  5. 前記電解質膜が固体酸化物電解質膜であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の燃料電池装置。
  6. 前記燃料透過膜と前記燃料極との間において、前記燃料及び前記非燃料部材は、ともに気体であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の燃料電池装置。
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