JP2007226319A - 顔画像を用いたカード利用者識別システム、および顔画像管理更新方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クレジットカードによる決済時に本人確認でき、顔画像情報を悪用される恐れがなく、経年による顔の変化に対応できるカード利用者識別システムを提供する。
【解決手段】カード利用者識別システムにおいて、PC4は、入力された利用者の顔画像から特徴量を抽出し、入力されたカード情報と共にAPサーバ6に送る。APサーバ6は、利用者の顔画像と、カード情報に対応する登録者の顔画像群とを特徴量を基に照合する。その結果、本人確認条件を満たす場合、DBサーバ7は、登録者の顔画像群のうち特徴量が利用者の顔画像に最も近い顔画像を最前列に移動させる。本人確認条件を満たさない場合、PC4は、登録者の顔画像群をモニター3に表示し、視認により登録者本人であるか否かの確認を促す。その結果、登録者本人である場合、DBサーバ7は、利用者の顔画像を登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除する。
【選択図】図1
【解決手段】カード利用者識別システムにおいて、PC4は、入力された利用者の顔画像から特徴量を抽出し、入力されたカード情報と共にAPサーバ6に送る。APサーバ6は、利用者の顔画像と、カード情報に対応する登録者の顔画像群とを特徴量を基に照合する。その結果、本人確認条件を満たす場合、DBサーバ7は、登録者の顔画像群のうち特徴量が利用者の顔画像に最も近い顔画像を最前列に移動させる。本人確認条件を満たさない場合、PC4は、登録者の顔画像群をモニター3に表示し、視認により登録者本人であるか否かの確認を促す。その結果、登録者本人である場合、DBサーバ7は、利用者の顔画像を登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除する。
【選択図】図1
Description
本発明は、顔画像を用いたカード利用者識別システム、顔画像管理更新方法、およびコンピュータ読み取り可能なプログラムに係り、とくにカード利用者のカード決済時にその顔画像を入力して、データベース内に蓄積した顔画像と照合して本人確認を行い、その結果に応じてデータベース内の顔画像を更新するカード利用者識別装置、および顔画像管理更新方法に関する。
現在、コンビニエンスストアでも現金を引き出せるキャッシュカードや、キャッシュレスで買い物の支払いができるクレジットカード等、さまざまな磁気カードが活用されるカード社会となっている。しかし、クレジットカードのように利用の際に暗証番号入力等を必要としないカードの場合、カードの紛失・盗難・偽造によって多大な損害を被る恐れがある。一部には、利用者の顔写真をプリントしたカードも存在するが、顔写真による本人確認するか否かはレジ担当者に委ねられるし、預金通帳の押された印影のように顔写真の情報が悪用される恐れもある。
一方、本発明に関連する先行技術文献として、顔画像による個人照合システムの高いセキュリティを維持しながら、顔画像の様々な変動要素に対応できる柔軟で高い照合能力を実現することを課題とした顔画像照合システムが提案されている(特許文献1参照)。また、異なる環境下での顔情報を複数用意し、どのような環境下でも認証を行うことを課題とした認証システム(特許文献2参照)や、本人確認を伴う取引の一取引当りの時間を短縮し、不正引出しを防止する手段を提供することを課題とした自動取引システム(特許文献3参照)も提案されている。
特開2002−269563号公報
特開2005−115481号公報
特開2005−182398号公報
上述したように、クレジットカードによる決済において本人確認の手段が確立されていないため、カードの紛失・盗難・偽造によって多大な損害を被る恐れがある。顔写真をプリントしたカードも存在するが、顔写真によって本人確認を実施するか否かはレジ担当者に委ねられている。また、現在では廃止された預金通帳上の印影のように、プリントされた顔写真の情報がなりすまし等の犯罪に悪用される恐れがある。さらに、顔写真をプリントしたカードでは、経年による顔の変化に対応できない場合もある。
前述した先行技術文献は、このようなクレジットカードを用いたカード決済時の本人確認の手段及びその課題を必ずしも意識したものではない。
本発明は、以上の問題点を解決するもので、クレジットカードによる決済時に本人確認でき、顔画像情報を悪用される恐れがなく、経年による顔の変化に対応できるカード利用者識別システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るカード利用者識別システムは、複数の登録者毎に各々のカード情報に対応付けて複数枚の顔画像を所定の順番に並べて成る顔画像群をデータベースに更新可能に登録するデータベース登録手段と、利用者のカード情報を入力するカード情報入力手段と、前記利用者の顔画像を入力する顔画像入力手段と、入力された利用者の顔画像と、前記データベースの顔画像群のうち入力された利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群とをそれぞれの特徴量に基づいて照合し、その照合結果が予め設定された本人確認条件を満たすか否かを確認する第1の本人確認手段と、前記本人確認条件を満たす場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群のうち前記特徴量が前記利用者の顔画像に最も近い顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に移動させるように前記データベースを更新する第1のデータベース更新手段と、前記本人確認条件を満たさない場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者であるか否かを確認する第2の本人確認手段と、前記登録者であると確認された場合、入力された前記利用者の顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除するように前記データベースを更新する第2のデータベース更新手段とを有することを特徴とする。
本発明において、前記第1の本人確認手段は、入力された前記利用者の顔画像から、その各画素の数値を並べて成る特徴ベクトルで表される第1の特徴量を抽出する手段と、前記データベースの顔画像群の中から、入力された前記利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群を対象とし、その顔画像群を構成する複数枚の顔画像から、その各画素の数値を並べて成る特徴ベクトルで表される複数の第2の特徴量を抽出する手段と、前記第1の特徴量及び前記複数の第2の特徴量の各々を特徴空間上にそれぞれ射影したときの前記第1の特徴量と前記複数の第2の特徴量の各々との間の距離を計算し、計算された距離の中で最小値を求め、求めた最小値が所定のしきい値以下であるか否かを判定する手段とを有し、前記第1のデータベース更新手段は、前記最小値が所定のしきい値以下であると判定された場合、前記距離が最小値を示す第2の特徴量に対応する顔画像を前記カード情報に対応する顔画像群の最前列に移動するように前記データベースの顔画像群を更新する手段であり、前記第2の本人確認手段は、前記最小値が所定のしきい値以下でないと判定された場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、前記操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者本人であるか否かを確認する手段であってもよい。
本発明において、前記第1の特徴量及び前記複数の第2の特徴量の各々を前記特徴空間にそれぞれ射影するときに用いるマトリックスを、前記データベースに登録された全登録者の全顔画像から抽出した特徴量を基に多変量解析手法を用いて計算し、計算されたマトリックスを保存する手段と、前記マトリックスを、前記第2のデータベース更新手段により更新された前記データベースの全登録者の全顔画像から抽出した特徴量を基に多変量解析手法を用いて再計算し、再計算されたマトリックスを保存する手段とをさらに有してもよい。
この場合、前記マトリックスは、前記データベース手段に登録された全登録者の全顔画像から抽出した特徴量を基に多変量解析手法を用いて、前記登録者の顔画像群内での特徴量の分散が最小になり、かつ、前記登録者の顔画像群間での特徴量の分散が最大になるように算出されてもよい。
本発明において、好適には、前記操作者により操作される端末と、前記端末にネットワークを介して通信可能に接続されたサーバとをさらに備え、前記端末は、前記カード情報入力手段、前記顔画像入力手段、及び前記第2の本人確認手段を有し、前記サーバは、前記データベース登録手段、前記第1の本人確認手段、前記第1のデータベース更新手段、及び前記第2のデータベース更新手段を有してもよい。
本発明に係る顔画像管理更新方法は、複数の登録者毎に各々のカード情報に対応付けて複数枚の顔画像を所定の順番に並べて成る顔画像群をデータベースに更新可能に登録し、利用者のカード情報を入力するステップと、前記利用者の顔画像を入力し、入力された利用者の顔画像と、前記データベースの顔画像群のうち入力された利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群とをそれぞれの特徴量に基づいて照合し、その照合結果が予め設定された本人確認条件を満たすか否かを確認し、前記本人確認条件を満たす場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群のうち前記特徴量が前記利用者の顔画像に最も近い顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に移動させるように前記データベースを更新し、前記本人確認条件を満たさない場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者であるか否かを確認し、前記登録者であると確認された場合、入力された前記利用者の顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除するように前記データベースを更新することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータ読み取り可能なプログラムは、複数の登録者毎に各々のカード情報に対応付けて複数枚の顔画像を所定の順番に並べて成る顔画像群をデータベースに更新可能に登録するステップと、利用者のカード情報を入力するステップと、前記利用者の顔画像を入力するステップと、入力された利用者の顔画像と、前記データベースの顔画像群のうち入力された利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群とをそれぞれの特徴量に基づいて照合し、その照合結果が予め設定された本人確認条件を満たすか否かを確認するステップと、前記本人確認条件を満たす場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群のうち前記特徴量が前記利用者の顔画像に最も近い顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に移動させるように前記データベースを更新するステップと、前記本人確認条件を満たさない場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者であるか否かを確認するステップと、前記登録者であると確認された場合、入力された前記利用者の顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除するように前記データベースを更新するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、クレジットカードによる決済時に本人確認でき、顔画像情報を悪用される恐れがなく、経年による顔の変化に対応できるカード利用者識別システムを提供することができる。
以下、本発明に係るカード利用者識別システム、顔画像管理更新方法、およびコンピュータ読み取り可能なプログラムを実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の実施の形態に係る顔画像を用いたカード利用者識別システムは、クレジットカード等のカード利用者の顔画像を入力する顔画像入力装置としての例えばCCDやCMOS等の固体撮像素子を用いたカメラ(撮像装置)1と、カード利用者のカード情報を入力するカードリーダー2と、本人確認結果を画面上に出力する液晶ディスプレイ等のモニター3とを備えたPC(パーソナルコンピュータ)4を有する。カメラ1、カードリーダー2、モニター3、及びPC4は、例えばクレジットカードのカード決済が可能なPOS(Point Of Sales)システム等の端末として、一体に搭載されてもよく、或いはそれぞれ別体に構成してもよい。
PC4は、既知のハードウェア(例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリ、各種入出力装置等)及びソフトウェア(例えばオペレーティングシステム及び各種アプリケーションソフトウェア)構成のほか、本実施例では、入力された顔画像の特徴量を抽出する既知の特徴量抽出アルゴリズムを実行するためのソフトウェアを搭載する。このPC4は、ネットワーク5を介してAP(アプリケーション)サーバ6に接続される。
APサーバ6は、既知のハードウェア(例えばCPU、メモリ、各種入出力装置等)及びソフトウェア(例えばオペレーティングシステム及び各種アプリケーションソフトウェア)構成のほか、本人確認のために顔画像の照合を行う既知の顔画像照合アルゴリズムを実行するためのアプリケーションソフトウェアを搭載する。このAPサーバ6は、DB(データベース)サーバ7と接続される。
DBサーバ7は、既知のハードウェア(例えばCPU、メモリ、各種入出力装置等)及びソフトウェア(例えばオペレーティングシステム及び各種アプリケーションソフトウェア)構成のほか、APサーバ6の顔画像照合時にその処理動作に連携して、カード利用者毎に所定枚数蓄積した顔画像(マスター画像)のDB(データベース)7aを管理するためのソフトウェアを搭載する。APサーバ6とDBサーバ7とは、1台のサーバマシンに一体に構成してもよく、或いは複数台のサーバマシンに分散して構成してもよい。
上記の顔画像照合アルゴリズムは、本実施の形態では、例えば顔パターンに基づく従来公知の手法を用いる。この手法では、顔画像を濃淡パターン(顔画像の各ピクセルの数値)として捉え、これをベクトルに展開したものを特徴量(特徴ベクトル)とし、その特徴量を特徴空間上の点として表す。そして、この特徴空間上で、入力された特徴量と、予め登録された本人の特徴量との間の距離を求め、この距離の大小に応じて本人確認を行うものである。
なお、本発明の各手段及び各ステップは、本実施の形態ではPC4、APサーバ6、及びDBサーバ7がそれぞれ連携しながら予め設定されたプログラムを実行することにより達成される。このプログラムは、それぞれのメモリやハードディスク等の記憶装置に予め設定され、その動作時にCPUによりその命令が実行される。
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施例の動作について詳細に説明する。
まず、PC4は、カードリーダー2で利用者のカード情報を入力し(ステップS1)、カメラ1で利用者の顔画像をPC4に入力する(ステップS2)。次に、PC4は、そのソフトウェアを実行することにより、入力された顔画像から特徴量を抽出する(ステップS3)。なお、抽出される特徴量は、顔画像の各ピクセルの数値を並べたベクトル(特徴ベクトル)とする。次に、PC4は、入力されたカード情報と、抽出された特徴量とをネットワーク5を介してAPサーバ6に送信する(ステップS4)。次に、APサーバ6は、送られてきたカード情報をDBサーバ7に送信する(ステップS5)。
次に、DBサーバ7は、DB7aからカード情報に対応する利用者の顔画像群を特定し、特定された利用者の顔画像群の各顔画像から特徴量を抽出する(ステップS6)。なお、DB7aに登録された全登録者の顔画像群には、図3に示すように、各個人(第1登録者、第2登録者、…、第n登録者)について複数枚の顔画像(第1登録者の顔画像P11、P12、P1m、第2登録者の顔画像P21、P22、P2m、第n登録者の顔画像Pn1、Pn2、Pnm)がそれぞれの顔画像群IM1、IM2、…IMnとして予め更新可能に蓄積され、かつ本人確認で最近ヒットした順番も更新可能に記録されているものとする。従って、各顔画像群内の顔画像は、本人確認で最近ヒットした順番に従い、最前列から最後尾に配列される。
次に、DBサーバ7は、DB7a内の全登録者の全顔画像の特徴量に基づき予め計算された、特徴量を特徴空間に射影するマトリックス(射影行列)と、ステップS6で抽出された特徴量群とをAPサーバ6に送信する(ステップS7)。なお、マトリックスは、DBサーバ7に蓄積された全登録者の全顔画像から抽出した特徴量を基に多変量解析の手法を用いて、各個人の顔画像群内での特徴量の分散が最小に、かつ、個人間での特徴量の分散が最大になるように算出されるものとする。算出されたマトリックスは、DB7a内に保存される。
次に、APサーバ6は、送られてきたマトリックスを用いて、ステップS3で抽出された特徴量と、ステップS6で抽出された特徴量群をそれぞれ特徴空間に射影する(ステップS8)。次に、APサーバ6は、特徴空間上で、ステップS3で抽出された特徴量と、ステップS6で抽出された特徴量群の各々との距離を計算し、その計算値の中で最小値αを求める(ステップS9)。次に、APサーバ6は、求めた最小値αが予め設定された閾値β以下かどうかを判断する(ステップS10)。
その結果、最小値αが閾値β以下の場合(真:YES)は、APサーバ6は、その結果をDBサーバ7に送信する。DBサーバ7は、DB7a内のカード情報と対応する顔画像群の内、ステップS9で距離が最小となった顔画像を最前列に移動させるようにDB7aを更新し(ステップS11)、その結果をPC4に送信する。これにより、PC4は、モニター3に本人確認完了の旨を出力し、処理を終了する(ステップS12)。
図4(a)及び(b)は、図3に示すDB7a内の第1登録者の顔画像群IM1がカード情報に対応する顔画像群である場合のステップS11のDB更新処理を説明するものである。図4(a)は、顔画像群IM1を構成する顔画像P11、P12、…、P1nのうち、距離が最小となったx番目の顔画像P1xの移動前の状態、図4(b)は、その移動後の状態をそれぞれ模式的に示している。図4(b)に示すように、本人確認で最近ヒットした顔画像P1xを最前列に移動することにより、元の最前列の顔画像P11から元の顔画像1xの手間の顔画像1x−1までが最後尾側にそれぞれシフトしている。
一方、最小値αが閾値βより大きい場合(偽:NO)は、APサーバ6は、その結果をDBサーバ7に送信する。DBサーバ7は、カード情報に対応する顔画像群をPC4に送信する(ステップS13)。これにより、PC4は、モニター3に、送られてきたカード情報に対応する顔画像群を視認可能に表示し、レジ担当者に視認によりカード登録者本人か否かの判断を促す(ステップS14)。その判断結果(登録者本人である又は登録者本人でない)は、例えばレジ担当者がPC4のキー操作やクリック操作等の入力操作を通じて、その操作信号としてPC4に入力可能となっている。
その結果、レジ担当者が登録者本人でないと判断し、その旨の操作信号がPC4に入力された場合(偽:NO)は、PC4は、処理を終了する(ステップS15)。一方、レジ担当者が登録者本人と判断し、その旨の操作信号がPC4に入力された場合(真:YES)は、PC4は、ステップS2で入力した顔画像をDBサーバ7に送信する(ステップS16)。
次に、DBサーバ7は、ステップS2で入力した顔画像を、DB7a内のカード情報に対応する顔画像群の最前列に追加し、最後列の顔画像を削除するようにDB7aを更新する(ステップS17)。最後に、DBサーバ7は、カード情報に対応する顔画像群の最前列に追加された顔画像を含む全登録者の顔画像群から、前述した特徴量を特徴空間に射影するマトリックスを再計算し、再計算されたマトリックスをDB7aに保存する(ステップS18)。
図5(a)及び(b)は、図3に示すDB7a内の第1登録者の顔画像群IM1がカード情報に対応する顔画像群である場合のステップS17のDB更新処理を説明するものである。図5(a)は、顔画像群IM1を構成する顔画像P11、P12、…、P1nに対し、入力された顔画像P1yの追加前の状態、図5(b)は、その追加後の状態をそれぞれ模式的に示している。図5(b)に示すように、入力された顔画像P1yを最前列に追加することにより、元の最前列の顔画像P11から元の最後尾手前の顔画像P1m−1までが全て最後尾側にシフトし、元の最後尾の顔画像1mが削除される。
以上説明したように、本実施例では、事前にDB7aに登録・蓄積された顔画像を元に、クレジットカード利用者の顔画像を判別し、自動的に本人確認を行う。また、顔画像判別時に採取された顔画像の追加、古い顔画像の削除によって自動的にDB7aの顔画像を更新して、経年による顔の変化に対応している。すなわち、DB7aに蓄積された顔情報を用いて、自動的に本人確認が行われる。また、カードに顔写真をプリントする必要がないため、顔写真の情報が悪用される恐れがない。
従って、本実施例では、次のような効果が得られる。
第1の効果は、クレジットカードによる決済時に本人確認できることにある。その理由は、DB7aに登録・蓄積された顔画像を元に、クレジットカード利用者の顔画像を判別するためである。
第2の効果は、クレジットカードに登録者の顔画像をプリントしないため、顔画像情報を悪用される恐れがないことにある。その理由は、顔画像をリモートセンターのDB7aに蓄積・管理しているためである。
第3の効果は、経年による顔の変化に対応できることにある。その理由は、顔画像判別時に採取された顔画像の追加、古い顔画像の削除によって、自動的にDB7aに登録・蓄積された顔画像を更新するためである。
なお、本実施の形態では、端末(PC、モニター、カメラ、カードリーダー)と、サーバ(APサーバ、DBサーバ)とをネットワークを介して通信可能に接続したネットワークシステムで構成した場合を説明しているが、本発明は必ずしもこれに限らず、例えばスタンドアロン型のコンピュータマシンで構成することも可能である。
本発明は、顔画像を用いたカード利用者識別システム、顔画像管理更新方法、およびコンピュータ読み取り可能なプログラムの用途に適用できる。とくに、カード利用者のカード決済時にその顔画像を入力して、DBに蓄積した顔画像群と照合して本人確認を行い、その結果に応じてDB内の顔画像群を更新するカード利用者識別装置、および顔画像管理更新方法の用途に適用できる。
1 顔画像入力装置(カメラ)
2 カードリーダー
3 モニター
4 PC(パーソナルコンピュータ)
5 ネットワーク
6 AP(アプリケーション)サーバ
7 DB(データベース)サーバ
7a DB(データベース)
2 カードリーダー
3 モニター
4 PC(パーソナルコンピュータ)
5 ネットワーク
6 AP(アプリケーション)サーバ
7 DB(データベース)サーバ
7a DB(データベース)
Claims (7)
- 複数の登録者毎に各々のカード情報に対応付けて複数枚の顔画像を所定の順番に並べて成る顔画像群をデータベースに更新可能に登録するデータベース登録手段と、
利用者のカード情報を入力するカード情報入力手段と、
前記利用者の顔画像を入力する顔画像入力手段と、
入力された利用者の顔画像と、前記データベースの顔画像群のうち入力された利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群とをそれぞれの特徴量に基づいて照合し、その照合結果が予め設定された本人確認条件を満たすか否かを確認する第1の本人確認手段と、
前記本人確認条件を満たす場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群のうち前記特徴量が前記利用者の顔画像に最も近い顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に移動させるように前記データベースを更新する第1のデータベース更新手段と、
前記本人確認条件を満たさない場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者であるか否かを確認する第2の本人確認手段と、
前記登録者であると確認された場合、入力された前記利用者の顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除するように前記データベースを更新する第2のデータベース更新手段とを有することを特徴とするカード利用者識別システム。 - 前記第1の本人確認手段は、
入力された前記利用者の顔画像から、その各画素の数値を並べて成る特徴ベクトルで表される第1の特徴量を抽出する手段と、
前記データベースの顔画像群の中から、入力された前記利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群を対象とし、その顔画像群を構成する複数枚の顔画像から、その各画素の数値を並べて成る特徴ベクトルで表される複数の第2の特徴量を抽出する手段と、
前記第1の特徴量及び前記複数の第2の特徴量の各々を特徴空間上にそれぞれ射影したときの前記第1の特徴量と前記複数の第2の特徴量の各々との間の距離を計算し、計算された距離の中で最小値を求め、求めた最小値が所定のしきい値以下であるか否かを判定する手段とを有し、
前記第1のデータベース更新手段は、前記最小値が所定のしきい値以下であると判定された場合、前記距離が最小値を示す第2の特徴量に対応する顔画像を前記カード情報に対応する顔画像群の最前列に移動するように前記データベースを更新する手段であり、
前記第2の本人確認手段は、前記最小値が所定のしきい値以下でないと判定された場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、前記操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者本人であるか否かを確認する手段であることを特徴とする請求項1記載のカード利用者識別システム。 - 前記第1の特徴量及び前記複数の第2の特徴量の各々を前記特徴空間にそれぞれ射影するときに用いるマトリックスを、前記データベースに登録された全登録者の全顔画像から抽出した特徴量を基に多変量解析手法を用いて計算し、計算されたマトリックスを保存する手段と、
前記マトリックスを、前記第2のデータベース更新手段により更新された前記データベースの全登録者の全顔画像から抽出した特徴量を基に多変量解析手法を用いて再計算し、再計算されたマトリックスを保存する手段とをさらに有することを特徴とする請求項2記載のカード利用者識別システム。 - 前記マトリックスは、前記データベース手段に登録された全登録者の全顔画像から抽出した特徴量を基に多変量解析手法を用いて、前記登録者の顔画像群内での特徴量の分散が最小になり、かつ、前記登録者の顔画像群間での特徴量の分散が最大になるように算出されることを特徴とする請求項3記載のカード利用者識別システム。
- 前記操作者により操作される端末と、
前記端末にネットワークを介して通信可能に接続されたサーバとをさらに備え、
前記端末は、前記カード情報入力手段、前記顔画像入力手段、及び前記第2の本人確認手段を有し、
前記サーバは、前記データベース登録手段、前記第1の本人確認手段、前記第1のデータベース更新手段、及び前記第2のデータベース更新手段を有することを特徴とする請求項1記載のカード利用者識別システム。 - 複数の登録者毎に各々のカード情報に対応付けて複数枚の顔画像を所定の順番に並べて成る顔画像群をデータベースに更新可能に登録し、
利用者のカード情報を入力し、
前記利用者の顔画像を入力し、
入力された利用者の顔画像と、前記データベースの顔画像群のうち入力された利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群とをそれぞれの特徴量に基づいて照合し、その照合結果が予め設定された本人確認条件を満たすか否かを確認し、
前記本人確認条件を満たす場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群のうち前記特徴量が前記利用者の顔画像に最も近い顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に移動させるように前記データベースを更新し、
前記本人確認条件を満たさない場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者であるか否かを確認し、
前記登録者であると確認された場合、入力された前記利用者の顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除するように前記データベースを更新することを特徴とする顔画像管理更新方法。 - 複数の登録者毎に各々のカード情報に対応付けて複数枚の顔画像を所定の順番に並べて成る顔画像群をデータベースに更新可能に登録するステップと、
利用者のカード情報を入力するステップと、
前記利用者の顔画像を入力するステップと、
入力された利用者の顔画像と、前記データベースの顔画像群のうち入力された利用者のカード情報に対応する登録者の顔画像群とをそれぞれの特徴量に基づいて照合し、その照合結果が予め設定された本人確認条件を満たすか否かを確認するステップと、
前記本人確認条件を満たす場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群のうち前記特徴量が前記利用者の顔画像に最も近い顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に移動させるように前記データベースを更新するステップと、
前記本人確認条件を満たさない場合、前記カード情報に対応する登録者の顔画像群を視認可能に表示し、操作者の視認結果に基づいて前記利用者が前記カード情報に対応する登録者であるか否かを確認するステップと、
前記登録者であると確認された場合、入力された前記利用者の顔画像を前記カード情報に対応する登録者の顔画像群の最前列に追加し、その最後尾の顔画像を削除するように前記データベースを更新するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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