JP2007225837A - 焦点検出制御装置およびカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】位相差AFとコントラストAFの2方式を併用するハイブリッドAFにおいて、連続した一連の操作でコントラストAFの動作有無を設定可能とする。
【解決手段】レリーズボタン71の上面にはタッチセンサ704が組み込まれている。撮影者の指がレリーズボタン71に触れると、タッチセンサ704からタッチ信号が制御回路11へ出力され、制御回路11は位相差AFによる焦点検出を指示する。その後、レリーズボタン71が半押し状態になると、半押し信号が制御回路11へ出力され、この半押し状態が所定時間継続すると、制御回路11はコントラストAFによる焦点検出を指示し、レリーズボタン71が全押し状態になると、撮影動作を各部に指示する。半押し状態が所定時間経過する前に全押し信号が出力されると、コントラストAFを行うことなく、位相差AFによる焦点調節状態にて撮影が行われる。
【選択図】図2
【解決手段】レリーズボタン71の上面にはタッチセンサ704が組み込まれている。撮影者の指がレリーズボタン71に触れると、タッチセンサ704からタッチ信号が制御回路11へ出力され、制御回路11は位相差AFによる焦点検出を指示する。その後、レリーズボタン71が半押し状態になると、半押し信号が制御回路11へ出力され、この半押し状態が所定時間継続すると、制御回路11はコントラストAFによる焦点検出を指示し、レリーズボタン71が全押し状態になると、撮影動作を各部に指示する。半押し状態が所定時間経過する前に全押し信号が出力されると、コントラストAFを行うことなく、位相差AFによる焦点調節状態にて撮影が行われる。
【選択図】図2
Description
本発明は、いわゆるハイブリッドAFと呼ばれるような、複数方式による焦点検出を行う装置およびこの装置を搭載したカメラに関する。
従来から、位相差AFやコントラストAFの2方式を併用するハイブリッドAFが知られている。下記特許文献1には、位相差AFにより撮影レンズを合焦位置付近まで駆動した後、コントラストAFによって焦点調節を微調整するものが開示されている。
特開2001−281530号公報
しかし、このハイブリッドAFにおいては、操作者の意思に拘らず位相差AFからコントラストAFへ切り替わるので、被写体の状況に応じた操作者の意思により焦点検出方式を切り替えることができない。
請求項1の発明による焦点検出制御装置は、撮影レンズの焦点調節状態を検出する第一の焦点検出手段と、第一の焦点検出手段とは異なる方式で被写体像の焦点調節状態を検出する第二の焦点検出手段と、操作部の連続した一連の操作の状態に応じて第一および第二の焦点検出手段を選択的に起動する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の焦点検出制御装置において、操作部の操作状態により第一および第二の焦点検出手段をそれぞれ起動する第一の信号および第二の信号を出力する信号出力手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の焦点検出制御装置において、第二の焦点検出手段はコントラスト検出方式であり、制御手段は、一連の操作による後の状態で第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の焦点検出制御装置において、第一の焦点検出手段は、位相差検出方式であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の焦点検出制御装置において、操作部は、一連の操作により順番に第一および第二の状態に遷移し、制御手段は、第二の状態が所定時間継続した場合に、第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
請求項6の発明によるカメラは、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の焦点検出制御装置と、撮影動作を起動するレリーズボタンとを備え、レリーズボタンを操作部として構成することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のカメラにおいて、操作部は、第二の状態の後に生じる第三の状態で撮影動作を起動することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載のカメラにおいて、レリーズボタンはタッチセンサを有し、制御手段は、タッチセンサからの信号が出力されると、第一の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のカメラにおいて、制御手段は、操作部が操作されたことによって第二の状態が所定時間継続した際に、ミラーアップ動作を行い、ミラーアップ動作後に第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の焦点検出制御装置において、操作部の操作状態により第一および第二の焦点検出手段をそれぞれ起動する第一の信号および第二の信号を出力する信号出力手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の焦点検出制御装置において、第二の焦点検出手段はコントラスト検出方式であり、制御手段は、一連の操作による後の状態で第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の焦点検出制御装置において、第一の焦点検出手段は、位相差検出方式であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の焦点検出制御装置において、操作部は、一連の操作により順番に第一および第二の状態に遷移し、制御手段は、第二の状態が所定時間継続した場合に、第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
請求項6の発明によるカメラは、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の焦点検出制御装置と、撮影動作を起動するレリーズボタンとを備え、レリーズボタンを操作部として構成することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のカメラにおいて、操作部は、第二の状態の後に生じる第三の状態で撮影動作を起動することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載のカメラにおいて、レリーズボタンはタッチセンサを有し、制御手段は、タッチセンサからの信号が出力されると、第一の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のカメラにおいて、制御手段は、操作部が操作されたことによって第二の状態が所定時間継続した際に、ミラーアップ動作を行い、ミラーアップ動作後に第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする。
本発明によれば、操作部の一連の操作状態に応じて、第一の焦点検出手段および第二の焦点検出手段を選択的に起動するため、他の操作部材によるなどの煩雑な操作を必要とすることなく容易に撮影者の意思を反映した焦点検出方式の切り換えが可能となる。
図面を参照しながら、本発明による焦点検出制御装置を備える一眼レフデジタルカメラにおける一実施の形態を説明する。このデジタルカメラは、位相差AFと、コントラストAFと、これら両AFを併用するハイブリッドAFのいずれかを選択して焦点検出/調節を行うものである。
図1は、実施の形態におけるデジタルカメラの基本構成を示す。不図示のカメラボディの内部には、被写体を撮像するための撮像素子3が設けられている。撮像素子3はCCDやCMOS等の蓄積型イメージセンサである。撮影レンズ1と撮像素子3との間には、ハーフミラー21と全反射ミラー22とを備えたミラーユニット2が配設されている。撮影前は、撮影レンズ1を通過した被写体光はハーフミラー21により反射され、不図示のファインダ光学系へ入射される。被写体光の一部はハーフミラー21の半透過領域を透過し、全反射ミラー22にて下方に反射され、後述のAFセンサ8へ入射される。撮影時には、ミラー駆動部4により図1の破線の位置までミラーユニット2が移動してミラーアップが完了すると、撮影レンズ1を通過した被写体像が撮像素子3上に結像される。
AFセンサ8は、たとえば、撮影レンズ1を通過した焦点検出光束を一対の焦点検出用光像に分割する焦点検出光学系と、分割された一対の光像を受光して、それに応じた焦点検出信号を出力する一対のCCDラインセンサとを備える。CCDラインセンサから出力される信号は制御回路11のデフォーカス量算出部9に入力される。後述するように、制御回路11は、撮影レンズ1を合焦位置まで駆動させるレンズ駆動信号を出力する。
制御回路11はCPU、ROM、RAM、および各種周辺回路から構成されている。図1に示すように、機能的には、AFセンサ8の出力信号に基づいて予定焦点面に対する結像面の像面ずれ量(以下、デフォーカス量と呼ぶ)を演算するデフォーカス量算出部9と、撮像素子3から出力される撮像信号に基づいて焦点評価値を演算するコントラスト算出部6と、デフォーカス量算出部9またはコントラスト算出部9での演算結果に基づいて撮影レンズ1を焦点位置まで駆動させるレンズ駆動部10とを備えている。
デフォーカス量算出部9は、AFセンサ8から出力される蓄積信号に基づいて周知のデフォーカス量演算を行う。すなわち、撮影レンズ1の異なる領域を通過する一対のデフォーカス量検出用光束による被写体像は、それぞれがCCDラインセンサに入射する。一対のCCDラインセンサから出力される信号を相関演算することにより、2つの像の相対位置ずれ量(相対間隔)が算出される。一対の被写体像の相対位置ずれ量を求めることにより、撮影レンズ1のフォーカス調節状態、すなわちデフォーカス量が得られる。
コントラスト算出部6は、撮像素子3から出力される撮像信号から高周波成分を抽出して周知の焦点評価値演算を行う。撮影レンズ1が撮像素子3上に尖鋭像を結ぶ合焦状態では、被写体像のコントラストは最大になるので、焦点評価値も最大となる。
レンズ駆動部10は、デフォーカス量算出部9によって算出されたデフォーカス量に基づいてレンズ目標位置を算出する。このレンズ目標位置に基づいて、撮影レンズ1の合焦レンズ(不図示)が光軸方向に移動して、焦点調節状態が調節される。なお、コントラスト算出部9によって算出された焦点評価値に基づく焦点調節方法としては、レンズ駆動部10によって予め合焦レンズを至近から無限遠までスキャンしてレンズ位置に対する焦点評価値を算出し、これに基づいて焦点調節を行う方式、あるいは、合焦レンズを移動させながら焦点評価値のピーク位置を求めて焦点調節を行う方式を用いることができる。
画像処理部5は、撮像素子3からの出力信号にホワイトバランス調整やγ補正などの画像処理を施し、さらに画像処理後の画像データをJPEG方式などにより圧縮する。圧縮された画像データは、内部メモリや着脱式外部メモリなどにより構成される記録媒体12に撮影画像として記録される。
操作部材7は、撮影者の操作により、焦点検出や撮影を指示する信号を出力する。図2に示すように、操作部材7は、レリーズボタン71とレリーズスイッチ72とを有し、カメラボディ800に設けられている。レリーズボタン71は、撮影者による押下操作可能な押下操作部701と、押下操作部701の裏面から突出する軸702と、軸702の先端に軸702よりも大きな直径を有する軸頭部703とを有する。押下操作部701は円形状に形成され、上面にはタッチセンサ704が組み込まれ、不図示の信号線により電気的に制御回路11と接続されている。タッチセンサ704は、圧電式や静電式などいかなる方式を用いるものであってもよい。軸部702は押下操作部701と同軸の円柱状に形成されている。
カメラボディ800には、押下操作部701を収容可能な大きさで、断面が円形の凹部801が所定の深さに形成されている。凹部801の底壁の中心には、軸702の直径よりも大きく、かつ軸頭部703の直径よりも小さい内径の軸挿通孔802が、カメラボディ800を貫通して形成されている。
凹部801内において、レリーズボタン71は、軸702に巻装された付勢バネ706により保持されている。図2は、レリーズボタン71が押下げ操作前であり、レリーズボタン71の上面はカメラボディ800の表面よりも上方に突出した位置となる。レリーズスイッチ72は、カメラボディ800の内部において、レリーズボタン71の押下げ軌道上に配置されている。レリーズスイッチ72は、レリーズ操作方向に所定間隔をおいて配置された、半押しスイッチ切片711、グランド切片712および全押しスイッチ切片713を備えている。半押しスイッチ切片711とグランド切片712とで半押しスイッチ714を形成し、グランド切片712と全押しスイッチ切片713とで全押しスイッチ715を形成している。各切片は片持ち支持された板バネで構成され、レリーズボタン72を半押しすると半押しスイッチ切片711とグランド切片712とが接触し、半押しスイッチ714がオンする。レリーズボタン72を全押しすると、半押しスイッチ切片711とグランド切片712と全押しスイッチ切片713とが接触し、全押しスイッチ715がオンする。
撮影者の指がレリーズボタン71に触れると、タッチセンサ704からタッチ信号が制御回路11へ出力される。制御回路11はこのタッチ信号を入力すると、焦点検出動作をAFセンサ8へ指示する。本実施の形態では、タッチセンサ704からタッチ信号が出力される状態を、状態1と呼ぶ。
撮影者によりレリーズボタン71が押し下げられると、半押しスイッチ切片711は下方に弾性変形してグランド切片712に接触し、半押しスイッチ714が導通して、いわゆる半押し信号が出力される。本実施の形態においては、この半押し信号が出力された状態を状態2と呼ぶ。半押し信号は半押しスイッチ714から制御回路11へ出力される。制御回路11は半押し信号を入力すると同時に、不図示のタイマを起動して状態2の経過時間を計測する。
撮影者によりレリーズボタン71が状態2の半押し位置からさらに押し下げられると、グランド切片712が下方に弾性変形して全押しスイッチ切片713と接触し、全押しスイッチ715が導通して、いわゆる全押し信号を出力する。本実施の形態においては、この全押し信号が出力された状態を状態3と呼ぶ。全押し信号は全押しスイッチ715から制御回路11へ出力される。制御回路11は全押し信号を入力すると、撮影動作を各部に指示する。撮影者が押下操作部701から指を外すと、付勢バネ706の付勢力によりレリーズボタン71は図2に示す初期状態に戻る。
図3に示すフローチャートを用いて、本実施の形態のデジタルカメラの焦点検出動作を説明する。なお、図3のフローチャートは制御回路11で実行されるプログラムによる処理手順を示す。
ステップS1では、レリーズボタン71の操作状態が状態1であるか否かを判定する。ステップS1が肯定された場合、すなわち撮影者がレリーズボタン71に触れ、ステップS1において、タッチ信号が入力したと判定された場合はステップS2へ進む。ステップS1が否定された場合、すなわちステップS1において、レリーズボタン71が撮影者により触れられていないと判定された場合は、操作が行われるまで待機する。
ステップS1では、レリーズボタン71の操作状態が状態1であるか否かを判定する。ステップS1が肯定された場合、すなわち撮影者がレリーズボタン71に触れ、ステップS1において、タッチ信号が入力したと判定された場合はステップS2へ進む。ステップS1が否定された場合、すなわちステップS1において、レリーズボタン71が撮影者により触れられていないと判定された場合は、操作が行われるまで待機する。
ステップS2では、AFセンサ8からの出力信号に基づいてデフォーカス量算出部9によりデフォーカス量を演算し、ステップS3へ進む。ステップS3では、ステップS2で算出されたデフォーカス量が所定値以内であるか否かを判定する。ステップS3が肯定された場合、すなわちステップS3において、デフォーカス量が所定値以内であると判定された場合は合焦状態とみなし、ステップS5へ進む。ステップS3が否定された場合、すなわちステップS3において、デフォーカス量が所定値を超えると判定された場合は、ステップS4へ進む。
ステップS4では、ステップS2で算出されたデフォーカス量に基づいて、レンズ駆動部4により撮影レンズ1の合焦レンズを駆動し、ステップS2へ戻る。ステップS5では、レリーズボタン71の操作状態が状態3であるか否かを判定する。ステップS5が肯定された場合、すなわち、ステップS5において、撮影者の全押し操作により全押し信号が入力したと判定された場合は、ステップS13へ進む。ステップS5が否定された場合、すなわち、ステップS5において、全押し信号が入力していないと判定された場合は、ステップS6へ進む。
ステップS6では、レリーズボタン71が半押しされているか否かを判定する。ステップS6が肯定された場合、すなわち、ステップS6において、撮影者の半押し操作により半押し信号が入力したと判定された場合は、タイマを起動した後、ステップS7へ進む。ステップS6が否定された場合、すなわち、ステップS6において、半押し信号が入力していないと判定された場合は、ステップS5へ戻る。
ステップS7では、レリーズボタン71が半押しされてから所定時間以上経過しているか否かを判定する。ステップS7において、レリーズボタン71が半押しされてから所定時間以上経過したと判定された場合は、ステップS7が肯定されてステップS8へ進む。レリーズボタン71が半押しされてから所定時間以上経過していないと判定された場合は、ステップS7が否定されてステップS5へ戻る。ステップS7が肯定された場合は、その時点でタイマを停止して、時間計測を終了する。なお、所定時間は、実際に撮影を行う際の操作性などを考慮して決定されればよい。
ステップS8では、ミラー駆動部4へミラーアップ指示信号を出力する。このミラーアップ指示信号に基づき、ミラー駆動部4がミラーユニット2のミラーアップ駆動を完了させるとステップS9へ進む。
ステップS9では、レンズ駆動部10により撮影レンズ1を所定量駆動してステップS10へ進む。ステップS10では、コントラスト算出部6により撮像素子3の出力に基づいて焦点評価値演算を行い、ステップS11へ進む。ステップS11では、ステップS10で算出された焦点評価値が最大となったか否かを判定する。ステップS11が肯定された場合、すなわち、ステップS11において、焦点評価値が最大になったと判定された場合はステップS12へ進む。ステップS11が否定された場合、すなわち、ステップS11において、焦点評価値が最大ではないと判定された場合はステップS9へ戻る。ステップS9、S10およびS11を繰り返すことにより、いわゆる山登りコントラスト法による焦点調節が行われる。
ステップS12では、レリーズボタン71が全押しされたか否かを判定する。ステップS12が肯定された場合、すなわち、ステップS12において、撮影者の全押し操作により全押し信号が入力したと判定された場合は、ステップS14へ進む。ステップS12が否定された場合、すなわち、ステップS12において、全押し信号が入力していないと判定された場合は待機する。
一方、ステップS5でレリーズボタン71が全押しされたと判定されてステップS13に進んだ場合は、ステップS8と同様にミラー駆動部4へミラーアップ指示信号を出力する。このミラーアップ指示信号に基づき、ミラー駆動部4がミラーユニット2のミラーアップ駆動を完了させるとステップS14へ進む。
ステップS14では、撮影動作を行う。すなわち、画像処理部5により撮像素子3の出力を画像データとして適宜JPEG方式などによる圧縮を施し、圧縮した画像データを記録媒体12に記録して本フローチャートにおける処理を終了する。
上述の実施の形態によるデジタルカメラによれば、以下の作用効果を得ることができる。
(1)位相差AFとコントラストAFとの2方式のハイブリッドAFにおいて、レリーズボタン71の連続した一連の操作状態に応じて、位相差AFおよびコントラストAFを選択的に動作させるようにした。したがって、操作者の意思に基づき、しかも、簡単な操作により焦点検出方式を切り替えることができる。
(1)位相差AFとコントラストAFとの2方式のハイブリッドAFにおいて、レリーズボタン71の連続した一連の操作状態に応じて、位相差AFおよびコントラストAFを選択的に動作させるようにした。したがって、操作者の意思に基づき、しかも、簡単な操作により焦点検出方式を切り替えることができる。
(2)レリーズボタン71の押下操作部701にタッチセンサ704を組み込み、レリーズボタン71に撮影者が触れて第一の状態になると位相差AFを起動するようにした。したがって、位相差AFにより撮影レンズ1が合焦状態となった後に、レリーズボタン71の全押しにより第三の状態になると直ちに撮影が行われるので、被写体が動体の場合でも、一瞬のシャッターチャンスを逃すことなく撮影できる。なお、レリーズボタン71が半押しされて第二の状態に移行しても、この第二の状態が所定時間経過する前に全押し操作を行うと位相差AFのみによる焦点調節状態で撮影を行うことができる。したがって、撮影者が望まない状況でコントラストAFが起動するという事態を防ぐことができる。
(3)位相差AFにより撮影レンズ1が合焦状態になった後、撮影者によるレリーズボタン71の半押し操作により第二の状態が所定時間継続すると、コントラストAFを起動するようにした。したがって、煩わしい切り替え操作をすることなく、被写体の状況に応じてコントラストAFを適切に起動することができる。
以上の実施の形態のカメラを以下のように変形することができる。
(1)レリーズボタン71を押下げ式としたがこれに限定されるものではない。また、タッチセンサを設けるもの以外に、レリーズボタンの押下ストロークで3つの状態を構成するものであってもよい。すなわち、レリーズボタンの半押しを状態1とし、全押しを状態3とする。そして、半押し状態と全押し状態との中間のストローク位置を状態2としてもよい。
(1)レリーズボタン71を押下げ式としたがこれに限定されるものではない。また、タッチセンサを設けるもの以外に、レリーズボタンの押下ストロークで3つの状態を構成するものであってもよい。すなわち、レリーズボタンの半押しを状態1とし、全押しを状態3とする。そして、半押し状態と全押し状態との中間のストローク位置を状態2としてもよい。
(2)位相差AFとコントラストAFとの2方式併用のハイブリッドAFとして説明したが、位相差AFに代えて外光式の測距装置(パッシブ式またはアクティブ式)を用いたハイブリッド方式であってもよい。
実施の形態においては、撮影レンズは交換可能な一眼レフデジタルカメラとして説明したが、レンズ一体型のカメラであってもよい。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
2 ミラーユニット 3 撮像素子
6 コントラスト算出部 71 レリーズボタン
72 レリーズスイッチ 704 タッチセンサ
8 AFセンサ 9 デフォーカス量算出部
11 制御回路
6 コントラスト算出部 71 レリーズボタン
72 レリーズスイッチ 704 タッチセンサ
8 AFセンサ 9 デフォーカス量算出部
11 制御回路
Claims (9)
- 撮影レンズの焦点調節状態を検出する第一の焦点検出手段と、
前記第一の焦点検出手段とは異なる方式で被写体像の焦点調節状態を検出する第二の焦点検出手段と、
操作部の連続した一連の操作の状態に応じて前記第一および第二の焦点検出手段を選択的に起動する制御手段とを備えることを特徴とする焦点検出制御装置。 - 請求項1に記載の焦点検出制御装置において、
前記操作部の操作状態により前記第一および第二の焦点検出手段をそれぞれ起動する第一の信号および第二の信号を出力する信号出力手段を備えることを特徴とする焦点検出制御装置。 - 請求項1に記載の焦点検出制御装置において、
前記第二の焦点検出手段はコントラスト検出方式であり、
前記制御手段は、前記一連の操作による後の状態で前記第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする焦点検出制御装置。 - 請求項3に記載の焦点検出制御装置において、
前記第一の焦点検出手段は、位相差検出方式であることを特徴とする焦点検出制御装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の焦点検出制御装置において、
前記操作部は、前記一連の操作により順番に第一および第二の状態に遷移し、前記制御手段は、前記第二の状態が所定時間継続した場合に、前記第二の焦点検出手段を起動することを特徴とする焦点検出制御装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の焦点検出制御装置と、
撮影動作を起動するレリーズボタンとを備え、
前記レリーズボタンを前記操作部として構成することを特徴とするカメラ。 - 請求項6に記載のカメラにおいて、
前記操作部は、前記第二の状態の後に生じる第三の状態で撮影動作を起動することを特徴とするカメラ。 - 請求項6または7に記載のカメラにおいて、
前記レリーズボタンはタッチセンサを有し、
前記制御手段は、前記タッチセンサからの信号が出力されると、前記第一の焦点検出手段を起動することを特徴とするカメラ。 - 請求項6乃至8のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記制御手段は、前記操作部が操作されたことによって前記第二の状態が所定時間継続した際に、ミラーアップ動作を行い、ミラーアップ動作後に前記第二の焦点検出手段を起動することを特徴とするカメラ。
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WO2011102192A1 (ja) * | 2010-02-22 | 2011-08-25 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
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2006
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WO2011102192A1 (ja) * | 2010-02-22 | 2011-08-25 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
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