JP2007225230A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを抑え、吹出し温度を低下させずに再熱除湿運転を行う空気調和機を得る。
【解決手段】圧縮機1、四方切換弁2、室外熱交換器3、第1の冷媒減圧装置4、第1の室内熱交換器5、第2の冷媒減圧装置6、第2の室内熱交換器7を冷媒配管で順次接続した冷媒回路と室外送風機8と、室内送風機9と、室外送風機8用の誘導電動機と、室温サーミスタ11と、誘導電動機への通電比を変化させて誘導電動機の回転数を制御する第1の制御手段と、誘導電動機への通電の大きさを変化させて誘導電動機の回転数を制御する第2の制御手段と、室温サーミスタ11による検出温度に基づいて第1の制御手段による制御を行い、第1の制御手段による通電比が所定の範囲外のときに、第2の制御手段による制御を組み合わせて室外送風機8の風量制御を行う主制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、空気調和機に関し、特に再熱除湿運転を行う空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機は、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器、第1の冷媒減圧装置、第1の室内熱交換器、第2の冷媒減圧装置、第2の室内熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷媒回路と室外熱交換器の室外送風機と、室内熱交換器の室内送風機を備え、再熱除湿運転においては、第1の冷媒減圧装置を全開にして、第2の冷媒減圧装置を絞り、第1の室内熱交換器を凝縮器、第2の室内熱交換器を蒸発器とし、この冷凍サイクルにより、室内空気は第2室内熱交換器で冷却除湿され、第1室内熱交換器で再熱されるので、吹き出し温度は大きく変化しないので温度の低下がなく除湿している。
再熱除湿運転では、室外風量が小の時は室内凝縮量が増加して吹出し温度は高くなり、室外風量が大のときは室内凝縮量が減少して吹出し温度は低くなることから、室外送風機の回転速度を変化させることによって吹出し温度を調節することができるので、従来は、吹出し温度を調節するために送風機の動力として直流電動機を使用していた。
しかし、直流電動機は、冷房運転や暖房運転などで使う高回転数領域から、再熱除湿で使う低回転領域まで送風機の回転速度の制御範囲を広く使うことができ、再熱除湿運転においても吹出し温度を自由に調節することができるが、コストが高いため製造コストが高くなり再熱除湿運転を廉価機種に展開しにくいという問題があった。
そこでコストの廉価な誘導電動機を用いて再熱除湿運転を行う空気調和機が開示されている。これは、再熱除湿運転の制御方法として室外送風機をON/OFF運転させるものであり、目標吹出し温度を設定し目標吹出し温度の上限値、下限値を設定し、上限値に達するまで室外送風機をOFFさせ、上限値に達したら下限値に達するまで室外送風機をONさせている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−287262号公報(段落0019〜0024、図4〜8)
従来の空気調和機は、設定温度または吹出し温度を高く設定すると室外送風機のOFF時間は長くなり、電気部品への冷却風が流れない時間が増えるため電気部品の温度上昇につながり電気部品に不具合を生じさせるという問題があった。また、逆に電気部品に不具合を生じさせないために、室外送風機のOFF時間を短くすると吹出し温度が上昇せず、室内温度が低下するという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するようになされたもので、製造コストを抑え、吹出し温度を低下させず、吹出し温度を調節できる再熱除湿運転を行う空気調和機を得るものである。
この発明に係る空気調和機は、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器、第1の冷媒減圧装置、第1の室内熱交換器、第2の冷媒減圧装置、第2の室内熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷媒回路と室外熱交換器の室外送風機と、室内熱交換器の室内送風機を備えたヒートポンプ式空気調和機において、前記室外送風機用の電動機を誘導電動機とし、室温を検出する室温検出手段と、前記誘導電動機への通電比を変化させて前記誘導電動機の回転数を制御する第1の制御手段と、前記誘導電動機への通電の大きさを変化させて前記誘導電動機の回転数を制御する第2の制御手段と、前記室温検出手段による検出温度に基づいて前記第1の制御手段による制御を行い、前記第1の制御手段による通電比が所定の範囲外のときに、前記第2の制御手段による制御を組み合わせて前記室外送風機の風量制御を行う主制御手段と、を備え、再熱除湿運転を行うものである。
この発明によれば、室外送風機用の電動機を誘導電動機とし、室温を検出する室温検出手段と、前記誘導電動機への通電比を変化させて前記誘導電動機の回転数を制御する第1の制御手段と、前記誘導電動機への通電の大きさを変化させて前記誘導電動機の回転数を制御する第2の制御手段と、前記室温検出手段による検出温度に基づいて前記第1の制御手段による制御を行い、前記第1の制御手段による通電比が所定の範囲外のときに、前記第2の制御手段による制御を組み合わせて前記室外送風機の風量制御を行う主制御手段と、を備え、再熱除湿運転を行うので、製造コストを抑え、吹出し温度を低下させずに再熱除湿運転を行うことができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態における空気調和機の構成図である。
図において、空気調和機はヒートポンプ式であり、圧縮機1、四方切換弁2、室外熱交換器3、第1の冷媒減圧装置4、第1の室内熱交換器5、第2の冷媒減圧装置6、第2の室内熱交換器7を冷媒配管を介して順次接続した冷凍サイクルを備え、室内熱交換器を第2の冷媒減圧装置6を挟んで室内熱交換器を室内第1の熱交換器と室内第2の熱交換器の2つの熱交換器に分けている。また、室外送風機8、室内送風機9を備え、室外送風機8の電動機には誘導電動機が使用されている。また、空気調和機の操作用のリモコン10、室温を検出する室温サーミスタ11、室外の気温を検出する外気温サーミスタ12、室外熱交換器3の吸入管の温度を検出する室外サーミスタ13が設けられている。
図2は空気調和機の室外送風機8用の誘導電動機の制御ブロック図である。
図において、電源15と誘導電動機17の間には誘導電動機17への通電比を変化させて誘導電動機17の回転数を制御する第1の制御手段22であるON/OFF制御手段16が設けられている。また、誘導電動機17の駆動用の第1のコンデンサ18と、第1のコンデンサ18に並列接続された第2のコンデンサ20と切換スイッチ21の直列回路とからなり、誘導電動機17への通電の大きさを変化させて誘導電動機の回転数を制御する第2の制御手段23が設けられている。なお、第1のコンデンサ18は通常運転で用いられるものであり、容量が大きく、第2のコンデンサの容量が小さい。
また、室温検出手段である室温サーミスタ11(図1)による検出温度に基づいて第1の制御手段22による制御を行い、第1の制御手段23による通電比が所定の範囲外のときに、第2の制御手段23による制御を組み合わせて室外送風機8の風量制御を行う主制御手段19が設けられている。
次に、この発明の空気調和機の再熱除湿運転時の吹出し温度の制御方法について説明する。
再熱除湿運転時には図3のモリエル線図に示すように、室外風量が変化すると第1の室内熱交換器5の室内凝縮量は変化し室内凝縮温度、室内蒸発温度が変化する。
室外送風機8を高速で回転させ室外ファンの風量を大きくすると室内凝縮量(図中室内凝縮量B)は減少し、第1の室内熱交換機5の凝縮温度、第2の室内熱交換機7の蒸発温度は低下する。そのため吹出し温度は低下し室温は低下する。逆に、室外送風機8を低速で回転させ室外ファンの風量を小さくすると室内凝縮量(図中室内凝縮量A)は増加し、第1の室内熱交換機5の凝縮温度、第2の室内熱交換機7の蒸発温度は上昇する。そのため吹出し温度は上昇する。
また、図4の再熱除湿運転時の空気線図においても、室外風量を大きくすると室内凝縮温度、室内蒸発温度ともに低下し吹出し温度も低下する。室外送風機の風量を小さくすると、室内凝縮温度、室内蒸発温度ともに上昇し、吹出し温度が上昇する。
このように、室外送風機の風量を制御することによって室内凝縮量を制御することができる。すなわち、室外送風機8の回転速度を変化させることによって吹出し温度を調節することができる。
通常、冷房運転及び暖房運転時では室外送風機8の回転数は高回転領域を使用している。再熱除湿運転時において、室温を低下させないような吹出し温度にするためには冷暖房時で使用している高回転領域に比べ、低回転領域で使用する。
図1のように構成された空気調和機においては、室外送風機8に誘導電動機17を使用すると誘導電動機17は回転数の制御領域が狭いため、通常の暖房運転、冷房運転で使用する高速回転数領域に室外送風機8の回転数を設定すると、再熱除湿運転時にも室外送風機8は高回転数になってしまう。その結果、室外送風機8の風量は大きくなり、室内凝縮温度、室内蒸発温度が低下してしまい吹出し温度が低下する。そのため吹出し温度が低下してしまう再熱除湿運転となる。
そこで、この発明の実施の形態では、主制御手段19が、室温サーミスタ11の検出温度に基づいて第1の制御手段22により誘導電動機17への通電比を変化させて誘導電動機17の回転数を制御し、通電比が所定の範囲外のときに、第2の制御手段により、通電の大きさを変化させて回転数を制御する制御を組み合わせて室外送風機8の風量制御を行って室外送風機8回転数を低下させ、室内凝縮温度、室内蒸発温度を上昇させるので吹出し温度が低下しないようにしている。
次に、第1の制御手段22で誘導電動機17への通電比を変化させる方法について図5、図6により説明する。第1の制御手段22はON/OFF制御手段16からなり、ON/OFF制御により通電比を変化させる。ON/OFF制御は、誘導電動機17のON時間とOFF時間を調節し平均回転数を制御する。吹出し温度を上昇させるには、図5のように室外送風機8のOFF時間を長くしていき平均回転数を下げる。平均回転数が下がると室外送風機8の風量は小さくなり、その結果、吹出し温度は上昇する。逆に吹出し温度を低下させるには、図5のように室外送風機8のOFF時間を短くしていき平均回転数を上げる。また、吹出し温度を上げるには図6のように室外送風機8のOFF時間を長くする代わりにON時間を短くして室外送風機8の平均回転数を下げてもよい。吹出し温度を下げるには図6のように室外送風機8のOFF時間を短くする代わりにON時間を長くして平均回転数を上げてもよい。
但し、室外送風機8のOFF時間が増えると室外機の電気部品に風が流れない時間が増え、電気部品の温度が上昇し不具合が生じる恐れがある。そのため、最低限度のOFF時間は室外送風機8の風量が電気部品の不具合を生じさせる温度に達しないための電気部品の冷却最小風量となるOFF時間とする必要がある。
次に、第2の制御手段23による誘導電動機17への通電の大きさを変化させる方法について図2、図7により説明する。第2の制御手段23は、コンデンサの容量を変化させ通電の大きさを変化させる。
通常の冷房運転や、暖房運転時に使用している容量の第1のコンデンサ18から、容量の小さい第2のコンデンサに切換スイッチ21により切り換えると通電の大きさが小さくなり、室外送風機8の回転数は低下する。第1の制御手段にON/OFF制御を使用している場合には、図7のように誘導電動機17をONしたときの立ち上がりも緩やかになり、さらに平均回転数は低下する。吹出し温度を上昇させたい場合にはコンデンサ容量を小さいものに変更し、吹出し温度を低下させたいときにはコンデンサ容量の大きい第1のコンデンサ18に切り換える。
次に、この発明の実施の形態における再熱処理運転時の吹き出し温度の制御について図8により説明する。なお、室温は吹き出し温度とほぼ等しいものとする。
図8は第1の制御手段22にON/OFF制御、第2の制御手段23にコンデンサの切り換えを用いて再熱処理運転するときの室温調節のフローチャートである。
まず、運転モードが冷房運転での再熱除湿運転は、第1の冷媒減圧装置4を全開にして、第2の冷媒減圧装置6を絞り、第1の室内熱交換器5を凝縮器、第2の室内熱交換器7を蒸発器にする(ステップS1)。次に、再熱除湿運転前に、被空調空間の負荷を判定する。負荷の判定は、例えば、外気温サーミスタ12により外気温度を検出し、外気温が高ければ負荷が高い、外気温が低ければ負荷が低いと判定する(ステップS2)。
負荷が低い場合は、通常冷房運転、暖房運転で使用している誘導電動機の駆動コンデンサを容量の低いものに切り換え、室外送風機8の回転を落として風量を下げる(ステップS3)。これは、負荷が低い場合は、風量を下げて吹き出し温度を上昇させ、吹き出し温度が低下しないようにするためである。
次に、空気調和機の室内機の室温サーミスタ11で室温を検出し、検出された室温と負荷に基づいて室外送風機8の誘導電動機17のON/OFF時間(通電比)を決定する。負荷判定ができない場合は、暫定的にON/OFF時間を決定する(ステップS4)。
そして、室温サーミスタ11で室温を検出(ステップS5)し、ステップS6に進む。 ステップS6で室温が設定温度とほぼ同じときはステップS5に戻り、そのままのON/OFF時間で再熱除湿運転を継続し、室温が設定温度とほぼ同じでないときは、ステップSS7に進む。ステップS7では、設定温度より室温(吹出し温度)が低いときにはステップS8に進み、誘導電動機17のOFF時間の比率を増やす。つまりOFF時間を増やす、またはON時間を減らして、通電比を下げる。設定温度より室温が高い場合には、ステップS9に進み、室外送風機のON時間の比率を増やす。つまりOFF時間を減らす、またはON時間を増やして通電比を上げる。
もし、ステップS10で設定温度より室温が低く、さらに、風量を下げて、吹出し温度を上げたいが、電気部品にの不具合が生じる恐れのない冷却風量が確保できる最低OFF時間が確保することができないとき(通電比が第1の所定値以下のとき)は、誘導電動機17のコンデンサを容量の低いコンデンサ20に切り換え、誘導電動機17の回転数を減少させる(ステップS11)。もし、設定温度より室温が高いときは、ステップS5に戻る。また、ステップS12で、設定温度より室温または吹出し温度が高く、さらに、風量を上げて、吹出し温度を下げたいが、OFF時間が0秒(通電比の第2の所定値が1)の場合には、誘導電動機17のコンデンサ容量の高い第1のコンデンサ18に切り換えて誘導電動機17の回転数を上昇させる(ステップS13)。OFF時間が0秒でないときには、ステップS5に戻る。
なお、ステップS8、9は第1の制御手段による制御であり、ステップS11、13は第2の制御手段による制御である。
また、負荷の判定には外気温を検出する外気温サーミスタ12の代わりに、再熱除湿運転開始直前の圧縮機1の運転周波数または室外熱交換器3の吸入配管の温度を検出する室外サーミスタ13を用いてもよく、これらを複数用いてもよい。圧縮機1の運転周波数による負荷の判定は、運転周波数が高ければ、負荷が高く、低ければ負荷が低いと判定する。
また、再熱除湿運転時の室外送風機8の風量は、第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換器の面積比率に応じて決定する。第1の室内熱交換器の面積比率が大きい場合は、小さい場合に比べて吹出し温度は高くなる。そのため、再熱除湿運転時には室外送風機8の風量を大きくする。逆に第1の室内熱交換器の面積比率が小さい場合には吹出し温度は低くなる。そのため再熱除湿運転時には室外送風機8の風量を小さくするようにする。
以上のように、圧縮機1、四方切換弁2、室外熱交換器3、第1の冷媒減圧装置4、第1の室内熱交換器5、第2の冷媒減圧装置6、第2の室内熱交換器7を冷媒配管で順次接続した冷媒回路と室外熱交換器3の室外送風機8と、室内熱交換器の室内送風機9を備えたヒートポンプ式の空気調和機において、室外送風機8用の電動機を誘導電動機とし、室温を検出する室温検出手段である室温サーミスタ11と、誘導電動機への通電比を変化させて誘導電動機の回転数を制御する第1の制御手段と、誘導電動機への通電の大きさを変化させて誘導電動機の回転数を制御する第2の制御手段と、室温サーミスタ11による検出温度に基づいて第1の制御手段による制御を行い、第1の制御手段による通電比が所定の範囲外のときに、第2の制御手段による制御を組み合わせて室外送風機8の風量制御を行う主制御手段と、を備え、再熱除湿運転を行うので、室外送風機8の電動機のコストの低減を図りながら、吹き出し温度を下げずに再熱除湿運転を行うことができる。
また、主制御手段は、室温サーミスタ11による検出温度が所定の設定温度以下のときは、第1の制御手段により通電比を下げ、検出温度が所定の設定温度を越えるときは、通電比を上げ、通電比が第1の所定値以下のときは、第2の制御手段により通電の大きさを小さくし、通電比が第2の所定値のときは通電の大きさを大きくするので、室外送風機8の電動機のコストの低減を図りながら、吹き出し温度を下げずに再熱除湿運転を行うことができる。
また、第1の所定値は、前記室外機を構成する電気部品の冷却に必要な最小風量に基づいて定め、第2の所定値は1としたので、電気部品の温度上昇による不具合を防止することができる。
被空調空間の負荷を判定する負荷判定手段を備え、主制御手段は、再熱除湿運転開始をするときに、負荷判定手段により負荷が所定の負荷より小さいときは、第2の制御手段により、あらかじめ、誘導電動機への通電の大きさを小さくするので、被空調空間の負荷に応じて吹出し温度を下げずに再熱除湿運転をよりよく行うことができる。
また、負荷判定手段は、室外の温度、室外熱交換器3の吸入管の温度及び圧縮機1の周波数のうちいずれか一つ以上に基づいて負荷を判定するので、負荷の判定を適切にお行い、被空調空間の負荷に応じた再熱除湿運転をよりよく行うことができる。
また、室外送風機8の風量は、第1の室内熱交換器5と第2の室内熱交換器7の面積比率または体積比率に応じて設定されるので、第1の室内熱交換器5と第2の室内熱交換器7の大きさに応じて、吹出し温度を下げずに再熱除湿運転をよりよく行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1の制御手段に、ON/OFF制御を用いて通電比を変化させたが、本実施の形態はパルセーション制御を用いたものである。
全体の構成は実施の形態1の図1と同じであり、図2のON/OFF制御手段16および図8の第1の制御手段による制御をパルセーション制御手段に代えたものであり、他は同じなので説明を省略する。
パルセーション制御は、図9に示すように、交流電圧における半波に電圧を印加する回数を増減させることによって通電比を変化させ、誘導電動機17の回転数を制御する。半波に電圧を印加する回数を増加させることによって通電比が上がり誘導電動機17の回転数は上昇し、回転数を上昇させれば吹出し温度は低下する。逆に、半波に電圧を印加させる回数を減少させることによって通電比が下がり誘導電動機の回転数は低下し、回転数を低下させれば吹出し温度は上昇する。
従って、図8においては、ステップS8で、半波に電圧を印加させる回数を減少させることによって通電比を下げ、ステップS9では半波に電圧を印加する回数を増加させることによって通電比を上げる。また、ステップS10では電気部品に不具合が生じる恐れのない冷却風量が確保できる最低通電比が確保することができないときはステップS11に進む。また、ステップS12では、通電比が1の場合にはステップS13に進む。
このような構成により、室外送風機8の電動機のコストの低減を図りながら、吹き出し温度を下げずに再熱除湿運転を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、第1の制御手段に、ON/OFF制御を用い通電比を変化させたが、本実施の形態は位相制御を用いたものである。
全体の構成は実施の形態1の図1と同じであり、図2のON/OFF制御手段16および図8の第1の制御手段による制御を位相制御手段に代えたものであり、他は同じなので説明を省略する。
位相制御は、図10に示すように交流電圧における半波に電圧印加比率を制御することによって通電比を変化させ、誘導電動機17の回転数を制御する。半波に電圧を印加する時間を長くすることによって通電比が上がり誘導電動機17の回転数は上昇する、回転数を上昇させれば吹出し温度は低下する。逆に半波に電圧を印加する時間を短くすることによって通電比が下がり誘導電動機の回転数は減少する、回転数が減少すれば吹出し温度は上昇する。
従って、図8においては、ステップS8で、半波に電圧を印加させる時間を短くして通電比を下げ、ステップS9では半波に電圧を印加する時間を長くして通電比を上げる。また、ステップS10では電気部品に不具合が生じる恐れのない冷却風量が確保できる最低通電比が確保することができないときはステップS11に進む。また、ステップS12では、通電比が1の場合にはステップS13に進む。
このような構成により、室外送風機8の電動機のコストの低減を図りながら、吹き出し温度を下げずに再熱除湿運転を行うことができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、第2の制御手段に、コンデンサの容量の切り換えにより通電の大きさを変化させたが、本実施の形態は誘導電動機の固定子の巻線のタップの切換により、通電の大きさを変化させるものである。
全体の構成は実施の形態1の図1と同じであり、図8では第2の制御手段による制御を位相制御手段に代えたものであり、他は同じなので説明を省略する。
図11は誘導電動機の制御ブロック図である。図11において、電源15に誘導電動機17であり、電源15と誘導電動機17の間には第1の制御手段22が設けられている。また、誘導電動機17の固定子の巻き線のタップ切換えスイッチ25からなり、誘導電動機17への通電の大きさを変化させて誘導電動機の回転数を制御する第2の制御手段23が設けられている。また、誘導電動機17の駆動用のコンデンサ18が設けられている。
タップ切換えスイッチ25で切換えることによって、誘導電動機17の固定子の巻線の抵抗値を変えて通電の大きさを変化させて回転数を制御する。通常の冷房運転や、暖房運転時に使用している抵抗値から、抵抗値の高いものに切換えると通電の大きさが小さくなり、室外送風機8の回転数は低下する。吹出し温度を上昇させたい場合には抵抗値が低いものに切り換え、吹出し温度を低下させたい場合には抵抗値の高いものに切換える。
従って、図8において、ステップS3、S11では、タップ切り換えスイッチ20で抵抗値の高いものに切換えて通電の大きさを小さくし、ステップS13では抵抗値の低いものに切換えて通電の大きさを大きくする。
このような構成により、室外送風機8の電動機のコストの低減を図りながら、吹き出し温度を下げずに再熱除湿運転を行うことができる。
この発明の実施の形態1における空気調和機の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における空気調和機の室外送風機用の誘導電動機の制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1における室外送風機の風量を変化させたときのモリエル線図である。 この発明の実施の形態1における室外送風機の風量を変化させたときの空気線図である。 この発明の実施の形態1における室外送風機のOFF時間を変化させたときの室外送風機の回転数を示す図である。 この発明の実施の形態1における室外送風機のON時間を変化させたときの室外送風機の回転数を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるコンデンサを切り換えた時の室外送風機の回転数を示す図である。 この発明の実施の形態1における再熱除湿運転時の室温調節のフローチャートである。 この発明の実施の形態2における室外送風機のパルセーション制御の波形図である。 この発明の実施の形態3における室外送風機の位相制御の波形図である。 この発明の実施の形態4における室外送風機用の誘導電動機の制御ブロック図である。
符号の説明
1 圧縮機、2 四方切換弁、3 室外熱交換器、4 第1の冷媒減圧装置、5 第1の室内熱交換器、6 第2の冷媒減圧装置、7 第2の室内熱交換器、8 室外送風機、9 室内送風機、11 室温サーミスタ、12 外気温サーミスタ、13 室外サーミスタ、16 ON/OFF制御手段、17 誘導電動機、18 第1のコンデンサ、19 主制御手段、20 第2のコンデンサ、21 切換スイッチ、22 第1の制御手段、23 第2の制御手段。

Claims (8)

  1. 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器、第1の冷媒減圧装置、第1の室内熱交換器、第2の冷媒減圧装置、第2の室内熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷媒回路と室外熱交換器の室外送風機と、室内熱交換器の室内送風機を備えたヒートポンプ式の空気調和機において、
    前記室外送風機用の電動機を誘導電動機とし、
    室温を検出する室温検出手段と、
    前記誘導電動機への通電比を変化させて前記誘導電動機の回転数を制御する第1の制御手段と、
    前記誘導電動機への通電の大きさを変化させて前記誘導電動機の回転数を制御する第2の制御手段と、
    前記室温検出手段による検出温度に基づいて前記第1の制御手段による制御を行い、前記第1の制御手段による通電比が所定の範囲外のときに、前記第2の制御手段による制御を組み合わせて前記室外送風機の風量制御を行う主制御手段と、
    を備え、再熱除湿運転を行うことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記主制御手段は、前記室温検出手段による前記検出温度が所定の設定温度以下のときは、前記第1の制御手段により前記通電比を下げ、前記検出温度が所定の設定温度を越えるときは、前記通電比を上げ、前記通電比が前記第1の所定値以下のときは、前記第2の制御手段により前記通電の大きさを小さくし、前記通電比が第2の所定値のときは前記通電の大きさを大きくすることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記第1の所定値は、前記室外機を構成する電気部品の冷却に必要な最小風量に基づいて定め、第2の所定値を1としたことを特徴とした請求項1または2記載の空気調和機。
  4. 被空調空間の負荷を判定する負荷判定手段を備え、
    前記主制御手段は、再熱除湿運転開始をするときに、前記負荷判定手段により負荷が所定の負荷より小さいときは、前記第2の制御手段により、あらかじめ、前記誘導電動機への前記通電の大きさを小さくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 前記負荷判定手段は、室外の温度、前記室外熱交換器の吸入管の温度及び前記圧縮機の周波数のうちいずれか一つ以上に基づいて負荷を判定することを特徴とする請求項4記載の空気調和機。
  6. 前記第1の制御手段は、ON/OFF制御、パルセーション制御、または、位相制御により前記通電比を変化させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 第2の制御手段は、前記誘導電動機の駆動用のコンデンサの容量の切換、または、前記誘導電動機の固定子の巻線のタップの切換により、前記通電の大きさを変化させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 前記室外送風機の風量は、前記第1の室内熱交換器と前記第2の室内熱交換器の面積比率または体積比率に応じて設定されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気調和機。
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