JP2007223710A - 在庫処分支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の在庫処分の判断を適切にかつ自動的に行うことのできる在庫処分支援方法の提供を目的とする。
【解決手段】コンピュータが実行する商品の在庫処分支援方法であって、前記商品が移動の対象とされるための第一の条件を前記商品の販売実績を構成するパラメータによって登録させる移動対象条件登録手順と、前記商品の販売実績情報を定期的に取得する実績情報取得手順と、取得された前記販売実績情報が前記第一の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が移動対象であるかを判定する移動対象判定手順と、前記商品が移動対象であると判定された場合に、前記商品に対する移動指示を出力する移動指示出力手順とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図10

Description

本発明は、在庫処分支援方法に関し、特にコンピュータが実行する商品の在庫処分支援方法に関する。
服飾品など流行性の高いシーズン商品は、シーズン終了までに在庫を一掃する必要がある。発注した商品の在庫がシーズン終了までに消化されなければ、次の商品を店頭に並べることができない。したがって、売れ残っている商品については、売れない店舗から売れる店舗へ移動されたり(移動)、当初の販売価格では売れないと判断された場合は販売価格が変更されたり(売変)、又はメーカー返品が可能な場合はメーカーへ返品されたりする(返品)。
一般的に、商品の移動、売変又は返品等の判断及び指示は、当該商品のバイヤ等の商品の担当者に委ねられている。したがって、各担当者は、自らが仕入れた商品について、その在庫状況等を確認しつつ、豊富な経験的知識に基づいてこれらの判断及び指示を行う必要がある。但し、商品の担当者は往々にして、企画〜発注〜製造〜投入〜在庫処分等の商品サイクルが異なる商品を複数手がけており、在庫処分にそれほど労力をかけたくない。
そこで、従来、担当者の在庫処分を支援するシステムがいくつか提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開2004−001985号公報 特開2000−339544号公報
しかしながら、特許文献1又は特許文献2では、販売価格の変更を伴わずに在庫を処分できる可能性のある、商品の店舗間の移動については考慮されていない。したがって、担当者の豊富な経験的知識が十分に反映された判断が適切に行えないという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、商品の在庫処分の判断を適切にかつ自動的に行うことのできる在庫処分支援方法の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータが実行する商品の在庫処分支援方法であって、前記商品が移動の対象とされるための第一の条件を前記商品の販売実績を構成するパラメータによって登録させる移動対象条件登録手順と、前記商品の販売実績情報を定期的に取得する実績情報取得手順と、取得された前記販売実績情報が前記第一の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が移動対象であるかを判定する移動対象判定手順と、前記商品が移動対象であると判定された場合に、前記商品に対する移動指示を出力する移動指示出力手順とを有することを特徴とする。
このような在庫処分支援方法では、商品の在庫処分の判断を適切にかつ自動的に行うことができる。
本発明によれば、商品の在庫処分の判断を適切にかつ自動的に行うことのできる在庫処分支援方法を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態における在庫処分支援システムの構成例を示す図である。図1において、在庫処分支援システム1は、商品の在庫の処分を支援するためのプログラムがコンピュータによって実行されることにより実現されるシステムであり、情報入力部11、アクション指示生成部12、商品情報テーブル13、アクション条件テーブル14、及び実績情報テーブル15等より構成される。なお、これら各部又は各テーブルは、一つのコンピュータ内に実装されてもよいし、ネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)を介して接続された複数のコンピュータに分散されて実装されてもよい。すなわち、本実施の形態における在庫処分支援システム1は、一つの装置であってもよいし、複数の装置から構成されていてもよい。
情報入力部11は、商品情報(品番、名称、販売単価等)や、商品に対してアクション指示を行うための条件(以下、「アクション条件」という。)等をユーザに入力させる。情報入力部11は、商品情報については、商品情報テーブル13に登録し、アクション条件についてはアクション条件テーブル14に登録する。
商品に対するアクション指示とは、商品の在庫を処分するための指示をいい、商品の店舗間の移動(以下、単に「移動」という。)、販売価格の変更(以下「売変」という。)、及び返品の指示等が含まれる。
実績情報テーブル15は、各商品の販売実績を示す情報(実績情報)が蓄積されるテーブルである。例えば、POSシステム等による各店舗からの実績情報が実績情報テーブル15に登録される。
アクション指示生成部12は、商品情報テーブル13に登録された商品情報と、アクション条件テーブル14に登録されたアクション条件と、実績情報テーブル15に蓄積された実績情報とに基づいて、各店舗に置かれている商品の中からアクション指示の対象とする商品を抽出し、抽出された商品に対する移動、売変又は返品の指示(アクション指示16)を自動的かつ定期的に出力する。
ところで、本実施の形態において、アクション条件は、アクション対象条件とアクション実行条件とから構成される。アクション対象条件とは、各商品がアクション指示の対象として選択されるための条件をいい、商品ごとに設定及び登録される。アクション実行条件とは、各商品に対するアクションの実行の仕方を規定するための条件をいい、商品ごとに設定及び登録される。例えばアクション実行条件は、アクションが「移動」であれば、移動元及び移動先の店舗を選択するための条件等が相当する。また、アクションが「売変」であれば、値下げ後の販売価格を決定するための条件が相当する。
したがって、アクション指示生成部12は、アクション条件テーブル14に登録されたアクション対象条件に基づいて、各店舗に置かれている商品の中からアクション指示の対象とする商品(アクション対象商品)を抽出する。また、アクション条件テーブル14に登録されたアクション実行条件に基づいて、アクション対象商品に対してどのようにアクションを実行するかを決定する。
ところで、本実施の形態を実施するにあたり、対象とされる商品は、服飾品等のシーズン性のあるものが好適である。ここで、シーズン性とは、季節毎または所定の期間ごとに店舗で売られる品目が入れ替えられる傾向が強いことをいう。すなわち、シーズン性の強い商品とは、販売期間がある程度限定される傾向にある商品をいう。
以下、在庫処分支援システム1の処理手順について説明する。まず、情報入力部11による商品情報及びアクション条件の入力処理について説明する。
商品情報の入力は、情報入力部11によってPC(Personal Computer)等のディスプレイに表示される商品登録画面において、例えば、当該商品を仕入れ等と行ったバイヤ(以下、単に「ユーザ」という。)によって行われる。
図2は、商品登録画面の表示例を示す図である。図2において商品登録画面20は、作業種別選択領域201、品番入力領域202、商品名称入力領域203、商品分類入力領域204、仕入れ先情報入力領域205、担当バイヤ情報入力領域206、原単価入力領域207、販売単価入力領域208、販売期間入力領域209、返品フラグ入力領域210、アクション条件設定要否入力領域211等を有する。
商品登録画面20における操作は、図3を用いて説明する。図3は、商品登録画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザは、作業種別選択領域201において、商品登録画面20における作業種別を選択する(S201)。
「登録」を選択すると(S201で「登録」)、ユーザは、品番入力領域202、商品名称入力領域203、商品分類入力領域204、仕入れ先情報入力領域205、担当バイヤ情報入力領域206、原単価入力領域207、販売単価入力領域208、販売期間入力領域209、及び返品フラグ入力領域210において、品番、商品名称、商品分類、仕入れ先情報、担当バイヤ情報、原単価、販売単価、販売期間、及び返品の可否等の商品情報を入力すると共に、アクション条件設定要否入力領域211において、商品情報の登録と同時にアクション条件の設定を行うか否かを入力する(S202)。
一方、作業種別選択領域201において「修正」又は「削除」を選択すると(S201で「修正・削除」)、ユーザは、修正又は削除の対象とする商品の品番を品番入力領域202に入力する(S203)。品番の入力に応じ、情報入力部11は、入力された品番に係る商品情報を商品情報テーブル13より検索する(S204)。この際、該当する商品情報が無かった場合は、情報入力部11は、エラーメッセージを表示させる(S205)。
該当する商品情報が検索された場合、情報入力部11は、検索結果を商品登録画面20の各入力領域に表示させる(S206)。「削除」が選択されている場合は(S207で「削除」)、情報入力部11は、続けて削除確認のダイアログ(削除確認ダイアログ)を表示させる(S208)。一方、「修正」が選択されている場合は(S207で「修正」)、ユーザは、表示されている商品情報の修正を行う(S209)。
「登録」又は「修正」が選択されている場合に、ユーザが商品情報の新規入力(S202)又は修正(S209)を終え、入力確定ボタン212をクリックすると(S210でYes)、又は、削除確認ダイアログにおいて、ユーザが、例えば「OK」ボタンをクリックすると(S208でYes)、情報入力部11は、選択されている作業種別に応じて、商品情報の新規登録、修正、又は削除を商品情報テーブル13に対して行う(S211)。
続いて、情報入力部11は、アクション条件設定要否入力領域211における入力内容を確認し、「しない」が選択されている場合は処理を終了させる。一方、「する」が選択されている場合は、引き続きアクション対象条件を入力させるべく、アクション対象条件設定画面を表示させる(S212)。
図4は、アクション対象条件設定画面の表示例を示す図である。図4においてアクション対象条件設定画面30は、商品情報表示領域301と、アクション選択領域302と、アクション対象条件入力領域303とから構成されている。アクション対象条件入力領域303は、移動に係るアクション対象条件(すなわち、設定対象商品が移動対象として選択されるための条件。以下、「移動対象条件」という。)を設定させるための領域である移動対象条件入力領域304と、売変に係るアクション対象条件(すなわち、設定対象商品が売変対象として選択されるための条件。以下、「売変対象条件」という。)を設定させるための領域である売変対象条件入力領域305と、返品に係るアクション対象条件(すなわち、設定対象商品が返品対象として選択されるための条件。以下「返品対象条件」という。)を設定させるための領域である返品対象条件入力領域306とから構成されている。
アクション対象条件設定画面30における操作は、図5を用いて説明する。図5は、アクション対象条件設定画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。
情報入力部11は、アクション対象条件設定画面30を表示させると、その商品情報表示領域301に、アクション条件の設定対象とする商品(以下「設定対象商品」という。)の商品情報(品番、商品名称、販売期間、及び返品可否(返品フラグ)等を表示させる(S301)。
続いて、ユーザは、実施アクション種別選択領域302において、設定対象商品に対して実施させるアクション種別を選択する(S302)。この選択は複数可能である。図4では、「移動」及び「売変」の二つが選択されている様子が示されている。もちろん、更に「返品」が選択されてもよい。ユーザの選択に応じて、情報入力部11は、アクション対象条件入力領域303における、移動対象条件入力領域304、売変対象条件入力領域305、又は返品対象条件入力領域306のグレーアウトを解除する。
実施アクション種別選択領域302において「移動」を選択した場合(S303でYes)、ユーザは、移動対象条件入力領域304において、設定対象商品に対するアクション対象条件として、売上金額範囲311、在庫数範囲312、消化率範囲313、投入経過週範囲314、指示許可対象期間315、及び指示停止期間316等の各パラメータの値を入力する(S304)。入力される値は、全店舗の合計値である。なお、本実施の形態では、これらのパラメータの論理積によってアクション対象条件が構成されるが、例えば、論理和によって構成されるようにしてもよいし、論理積又は論理和のいずれとするかを選択可能としてもよい。
売上金額範囲311は、売上金額によってアクション指示対象とするか否かを判定するためのパラメータである。一般的に、売上金額が低い場合にアクション指示対象とされるように設定するとよい。在庫数範囲312は、在庫数によってアクション指示対象とするか否かを判定するためのパラメータである。一般的に、在庫数が多い場合にアクション指示対象とされるように設定するとよい。消化率範囲313は、消化率によってアクション指示対象とするか否かを判定するためのパラメータである。消化率とは、仕入れた数量に対する販売された数量の割合をいう。一般的に、消化率が低い場合にアクション指示対象とされるように設定するとよい。投入経過週範囲314は、投入経過週によってアクション指示対象とするか否かを判定するためのパラメータである。投入経過週とは、商品を店頭に置いてから経過した、週単位の期間をいう。一般的に、投入経過週が長い場合にアクション指示対象とされるように設定するとよい。指示許可対象期間315は、当該アクション対象条件が有効な期間を示すパラメータである。指示停止期間316は、指示許可対象期間内において当該アクション対象条件が一時的に無効となる期間を示すパラメータである。例えば、バーゲン期間等、特別な期間において、当該アクション対象条件を例外的に適用させたくない場合に有効なパラメータである。
また、実施アクション種別選択領域302において「売変」を選択した場合(S305でYes)、ユーザは、売変対象条件入力領域305において、売変対象条件を構成する各パラメータの値を入力する(S306)。
更に、実施アクション種別選択領域302において「返品」を選択した場合(S307でYes)、ユーザは、返品対象条件入力領域306において、返品対象条件を構成する各パラメータの値を入力する(S308)。
なお、図4では、移動、売変、返品のそれぞれに係るアクション対象条件について、同じパラメータから構成されている例が示されているが、アクション種別に応じて、パラメータを変えてもよい。
続いて、ユーザが、入力確定ボタン317をクリックすると、情報入力部11は、アクション対象条件設定画面30において入力されたアクション対象条件をアクション条件テーブル14に登録する(S309)。更に、実施アクション種別として「移動」及び「売変」の少なくともいずれか一方が選択されている場合は(S310でYes)、情報入力部11は、引き続きアクション実行条件を入力させるべく、アクション実行条件設定画面を表示させる(S311)。
図6は、アクション実行条件設定画面の表示例を示す図である。図6においてアクション実行条件設定画面40は、商品情報表示領域401と、移動に係るアクション実行条件(以下、「移動実行条件」という。)を設定させるための領域である移動実行条件入力領域402と、売変に係るアクション実行条件(以下、「売変実行条件」という。)を設定させるための領域である売変実行条件入力領域403とから構成されている。移動実行条件入力領域402は、移動の際の出荷店を選定するための条件(出荷店条件)を入力させるための出荷店条件入力領域404と、入荷店を選定するための条件(入荷店条件)を入力させるための入荷店条件入力領域405とから構成されている。なお、図6では返品に係るアクション実行条件を設定させるための領域が無い。これは、一般的に、返品を実行するにあたり特に決定すべき事項が無いからである。但し、状況に応じて返品先が変化する等の事情がある場合は、返品に係る実行条件を設定可能としてもよい。
アクション実行条件設定画面40における操作は、図7を用いて説明する。図7は、アクション実行条件設定画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。
情報入力部11は、アクション実行条件設定画面40を表示させると、その商品情報表示領域401に、設定対象商品の商品情報(品番、商品名称、及び販売期間)と、アクション対象条件設定画面30において選択された実施アクション種別とを表示させる(S401)。
実施アクション種別として「移動」が選択されている場合(S402でYes)、ユーザは、移動実行条件入力領域402において、設定対象商品に対する移動実行条件を入力する(S403)。すなわち、出荷店条件入力領域404において出荷店条件を入力し、入荷店条件入力領域405において入荷店条件を入力する。
出荷店条件は、店別売上金額範囲406、店別在庫数範囲407、店別消化率範囲408、店別投入経過週範囲409、入荷店最大受入数量410、及び出荷店移動後消化率411から構成される。店別売上金額範囲406は、店舗ごとの設定対象商品の売上金額によって出荷店を選定するためのパラメータである。一般的に売上金額の低い店舗が出荷店とされるように設定するとよい。店別在庫数範囲407は、店舗ごとの設定対象商品の在庫数によって出荷店を選定するためのパラメータである。一般的に、在庫数の多い店舗が出荷店とされるように設定するとよい。店別消化率範囲408は、店舗ごとの設定対象商品の消化率によって出荷店を選定するためのパラメータである。一般的に、消化率の低い店舗が出荷店とされるように設定するとよい。店別投入経過週範囲409は、店舗ごとの設定対象商品の投入経過週によって出荷店を選定するためのパラメータである。一般的に、投入経過週の長い店舗が出荷店とされるように設定するとよい。入荷店最大受入数量410は、入荷店側の一店舗ごとに移動商品を割り当てることのできる最大数量を示すパラメータであり、実際に、出荷店から移動される商品を各店舗に割り振る際に用いられる。出荷店移動後消化率411は、店舗における現在の在庫数に対して、移動を行うことにより消化される数量の割合を示すパラメータであり、実際に、出荷店から出荷する数量を決定する際に用いられる。
一方、入荷店条件は、店別売上金額範囲406、店別在庫数範囲407、店別消化率範囲408、店別投入経過週範囲409、組織内制限412、及びエリア内制限413より構成される。
店別売上金額範囲406、店別在庫数範囲407、店別消化率範囲408、及び店別投入経過週範囲409については、出荷店条件の説明に示した通りである。但し、入荷店条件の場合は、これらの値が、出荷店条件とは逆になるように設定するとよい。例えば、店別売上金額範囲406については、売上金額が高い店舗が入荷店として選定されるように設定するといった具合である。
組織内制限412は、設定対象商品の移動を同一組織内に制限するか否かによって入荷店を選定するためのパラメータである。ここで、組織とは、例えば、事業部等が想定されるが、組織をどのように区分するかは、在庫処分支援システム1を利用する企業に応じて定めればよい。エリア内制限413は、設定対象商品の移動を同一エリア(地理的なエリア)内に制限するか否かによって入荷店を選定するためのパラメータである。当該エリアをどのように区分するかは、在庫処分支援システム1を利用する企業に応じて定めればよい。
続いて、実施アクション種別として「売変」が選択されている場合(S404でYes)、ユーザは、売変実行条件入力領域403において、設定対象商品に対する売変実行条件を入力する(S405)。
売変実行条件は、生涯消化率414と生涯荒利率415とから構成される。生涯消化率414は、設定対象商品の仕入れ数(全店舗の合計)に対する販売数の割合の目標値である。生涯荒利率415は、設定対象商品ついて、最終的に得たい荒利率の目標値である。詳細については後述するが、これら二つの目標値に基づいて売変後の販売価格(売価単価又は販売単価)が決定される。
続いて、ユーザが、入力確定ボタン416をクリックすると、情報入力部11は、アクション実行条件設定画面40において入力されたアクション実行条件をアクション条件テーブル14に登録する(S406)。更に、実施アクション種別として「売変」が選択されている場合は(S407でYes)、情報入力部11は、売変店舗選択設定画面を表示させる。
図8は、売変店舗選択設定画面の表示例を示す図である。図8において売変店舗選択設定画面50は、商品情報表示領域501と、抽出店舗設定領域502とから構成されている。
売変店舗選択設定画面50における操作は、図9を用いて説明する。図9は、売変店舗選択設定画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。
情報入力部11は、売変店舗選択設定画面50を表示させると、その商品情報表示領域501に、設定対象商品の商品情報(品番、商品名称、及び販売期間)と、アクション対象条件設定画面30において選択された実施アクション種別と、アクション実行条件設定画面40において設定された売変実行条件(生涯消化率及び生涯荒利率)とを表示させる(S501)。
続いて、情報入力部11は、抽出店舗設定領域502に、店舗グループの一覧を表示させる(S502)。図8では、店舗グループが地域によって分類されている例が示されているが、店舗グループをどのように分類するかは、在庫処分支援システム1を利用する企業に応じて定めればよい。
続いて、ユーザは、抽出店舗設定領域502において、設定対象商品の売変を実行させる店舗グループを選択する(S503)。更に、ユーザが、入力確定ボタン503をクリックすると、情報入力部11は、売変店舗選択設定画面50において入力された情報を売変実行条件の一部としてアクション条件テーブル14に登録する(S504)。
以上で、情報入力部11による商品情報及びアクション条件の入力処理は終了する。
次に、アクション指示生成部12によるアクション指示の生成処理について説明する。図10は、アクション指示生成部によるアクション指示の生成処理の概要を説明するためのフローチャートである。図10の処理は、定期的に(例えば、1日ごと)、かつ、自動的に実行される。したがって、その周期ごとにアクション指示が出力される。なお、本実施の形態において、本日は、11/25であるとする。
まず、実績情報テーブル15より、商品毎の全店舗の実績情報の総計(以下「商品別実績情報」という。)を取得(検索)する(S601)。図11は、商品別実績情報の構成例を示す図である。
図11において、商品別実績情報15aは、商品ごとに、品番と、担当バイヤと、初回投入日と、純売り上げの数量、その原価及びその売価と、仕入れの数量、その原価及びその売価と、仕入れ返品の数量、その原価及びその売価と、仕入れ値引き金額と、振替又は廃棄の数量、その原価及びその売価と、売変金額(値下げ幅を示す金額)と、在庫の数量、その原価及びその売価と、消化率と、荒利金額と、荒利率と、売価単価と、その原価単価と等より構成されている。図11では、品番が1〜5までの商品についてしか表示されていないが、これは便宜的なものであり、ステップS601では、全ての商品について商品別実績情報が取得される。
続いて、アクション条件テーブル14より全商品に対するアクション対象条件を取得する。図12は、アクション対象条件の構成例を示す図である。
図12において、アクション対象条件14aは、商品ごとに、品番、担当バイヤ、移動対象条件、売変対象条件、及び返品対象条件等より構成されている。移動対象条件、売変対象条件、返品対象条件のそれぞれは、売上金額の下限値及び上限値(売上金額範囲)、在庫数の下限値及び上限値(在庫数範囲)、消化率の下限値及び上限値(消化率範囲)、投入経過週の下限値及び上限値(投入経過週範囲)、指示対象期間の開始年月日及び終了年月日、並びに指示停止期間の開始年月日及び終了年月日等より構成されている。これらの情報は、図4のアクション対象条件設定画面30を介して登録されたものである。
続いて、商品ごとの商品別実績情報15aと、商品ごとのアクション対象条件14aとに基づいて、移動指示対象となる商品の有無を判定する(S603)。
例えば、品番が1の商品(以下、「商品1」と表記し、他の品番の商品についても同様の表記方法に従うものとする。)は、移動の対象期間(11/1−11/30)内である。また、消化率の実績が25.0%のため、消化率範囲の条件(30%以下)にも合致する。更に、初回投入日が10/24であり、本日(11/25)は既に4週間以上経過しているため、投入経過週範囲の条件(3週間以上)にも合致する。よって、移動指示対象となる。
また、商品2は、移動の対象期間(10/1−10/31)外であり、移動指示対象とはならない。同様に、商品3は、移動の対象期間(9/1−9/30)外であり、移動指示対象とはならない。また、商品4は、移動の対象期間(11/1−11/30)内であるが、消化率の実績が83.3%のため、消化率条件(30%以下)に合致せず、移動指示対象とはならない。
したがって、商品1を移動指示対象として抽出し(S604)、商品1に対する移動指示を生成する(S605)。なお、移動指示の生成処理の詳細については後述する。
一方、移動指示対象として抽出されなかった商品については、商品別実績情報15aとのアクション対象条件14aとに基づいて、売変指示対象となるか否かを判定する(S606)。
例えば、商品2は、売変の対象期間(11/1−11/30)内である。また、消化率の実績が40.0%のため、消化率範囲の条件(60%以下)にも合致する。更に、初回投入日が9/26であり、本日(11/25)は既に8週間以上経過しているため、投入経過週範囲の条件(7週間以上)にも合致する。よって、売変指示対象となる。
また、商品3は、売変の対象期間(10/1−10/31)外であり、売変指示対象とはならない。また、商品4は、売変の対象期間(11/1−11/30)内であるが、消化率の実績が83.3%のため、消化率条件(60%以下)に合致せず、売変指示対象とはならない。
したがって、商品2を売変指示対象として抽出し(S607)、商品2に対する売変指示を生成する(S608)。なお、売変指示の生成処理の詳細については後述する。
一方、売変指示対象として抽出されなかった商品については、商品別実績情報15aとのアクション対象条件14aとに基づいて、返品指示対象となるか否かを判定する(S609)。
例えば、商品3は、返品の対象期間(11/1−11/30)内である。また、消化率の実績が37.5%のため、消化率範囲の条件(40%以下)にも合致する。更に、初回投入日が8/22であり、本日(11/25)は既に3週間以上経過しているため、投入経過週範囲の条件(10週間以上)にも合致する。よって、返品指示対象となる。
一方、商品4は、返品の対象期間(11/1−11/30)内であるが、消化率の実績が83.3%のため、消化率範囲の条件(40%以下)に合致せず、全てのアクション指示の対象外となる。
したがって、商品3を返品指示対象として抽出し(S610)、商品3に対する返品指示を生成する(S611)。なお、返品指示の生成処理の詳細については後述する。
ところで、図10において、アクション指示の優先順位は、移動、売変、返品の順番とされている。これは、値下げをしないで処分することを最優先し、その次に、ある程度利益が確保できる範囲内であればできるだけ返品しないで処分することが優先されるためである。
次に、ステップS605における移動指示の生成処理の詳細について説明する。図13は、移動指示生成処理を説明するためのフローチャートである。
まず、実績情報テーブル15より、移動指示対象の商品(本実施の形態では、商品1)についての店舗別の実績情報を収集する(S6051)。
図14は、商品1の店舗別実績情報の構成例を示す図である。図14において、店舗別実績情報15bは、商品1を販売している店舗ごとに、所属する組織と、所属するエリアと、店コードと、商品1の品番と、商品1の色と、商品1のサイズと、商品1の初回投入日と、商品1の純売り上げの数量、その原価及びその売価と、商品1の仕入れの数量、その原価及びその売価と、仕入れ返品の数量、その原価及びその売価と、仕入れ値引き金額と、入庫(移動による入荷)の数量、その原価及びその売価と、出庫(移動による出荷)の数量、その原価及びその売価と、振替又は廃棄の数量、その原価及びその売価と、売変金額と、在庫の数量、その原価及びその売価と、消化率と、荒利金額と、荒利率と、売価単価と、原価単価と等より構成されている。
続いて、アクション条件テーブル14より移動に係るアクション実行条件(移動実行条件)を取得する(S6052)。
図15は、移動実行条件の構成例を示す図である。図15において移動実行条件14bは、商品ごとに、品番、担当バイヤ、出荷店条件、及び入荷店条件等より構成されている。出荷店条件及び入荷店条件に共通のパラメータとしては、店別売上金額の下限値及び上限値(店別売上金額範囲)、店別在庫数の下限値及び上限値(店別在庫数範囲)、店別消化率の下限値及び上限値(店別消化率範囲)、店別投入経過週の下限値及び上限値(店別投入経過週範囲)等がある。出荷店条件に特有のパラメータとしては、入荷店最大受入数量及び出荷店移動後消化率がある。入荷店条件に特有のパラメータとしては、組織内制限及びエリア内制限がある。これらの情報は、アクション実行条件設定画面40(図6)を介して登録されたものである。なお、図15では、移動指示対象とされた商品1以外の商品に対する移動実行条件も表示されているが、ステップS6052では、少なくとも移動指示対象とされた商品(商品1)に対する移動実行条件が取得されればよい。
続いて店舗別実績情報15b(図14)を、店舗、品番、色、及びサイズごとに、移動実行条件14b(図15)に基づいて、出荷店側と入荷店側とに分別する(S6053)。すなわち、移動実行条件14bにおける出荷店条件に合致する店舗に係る実績情報については出荷店側に分別される。一方、入荷店条件に合致する店舗に係る実績情報については入荷店側に分別される。分別の結果、出荷店側に係る実績情報を出荷店実績情報として抽出し(S6054)、入荷店側に係る実績情報を入荷店実績情報として抽出する(S6055)。
図16は、店舗別実績情報の分別結果の例を示す図である。図16において、出荷店実績情報15oには、店コードが、01、02、05、及び06の実績情報が含まれている。したがって、これらの店舗が出荷店として抽出されたことが示されている。一方、入荷店実績情報15iには、店コードが、03、04、07、及び08の実績情報が含まれている。したがって、これらの店舗が入荷店として抽出されたが示されている。
続いて、出荷店実績情報15oについては、消化率の低い順(消化率の昇順、すなわち、売れていない順)に、入荷店実績情報15iについては、消化率の高い順(消化率の降順、すなわち、売れている順)にソートする(並べ替える)(S6056、S6057)。
図17は、出荷店実績情報と入荷店実績情報のソート結果を示す図である。図17において、出荷店実績情報15osは、消化率に基づいて、店コードが、02、05、06、01の順番にソートされている。また、入荷店実績情報15isは、店コードが、03、04、07、08の順番にソートされている。
続いて、出荷店実績情報15osから順番に一つの店舗(出荷店)の実績情報を取り出し、当該実績情報と、入荷店実績情報15isと、商品1に対する移動実行条件14bにおける出荷店移動後消化率及び入荷店最大受入数量とに基づいて、当該出荷店からの出荷数と、その出荷先(入荷店)とを示す移動指示を生成する(S6058)。したがって、最初は、店コードが02の店舗(以下、「店舗02」といい、他の店舗についても同様の表記方法に従うものとする。)からの出荷数及び出荷先が決定される。
出荷数の決定は、出荷店移動後消化率(商品1については、図15より40%)を用いて、例えば、以下のように行う。
まず、店舗02について、出荷店移動後消化率を達成するためにあるべき消化数を算出する。この消化数は、
(仕入れ数−仕入れ返品数+入庫数)×出荷店移動後消化率=(5−0+0)×40%=2
として算出される。
続いて、あるべき消化数を達成するための出荷数を算出する。出荷数は、
あるべき消化数−(純売上数+出庫数+振替・廃棄数)=2−(0+0+0)=2
として算出される。したがって、店舗02からの出荷数は「2」として決定される。
また、出荷先の決定、すなわち、店舗02から出荷される2点の商品をどこの店舗に割り振るかは、例えば、以下のように決定される。
商品1に対する移動実行条件14bの入荷店最大受入数量は、「1」であるから、一つの出荷先に対して最大で出荷できる数量は1点までである。したがって、店舗02から出荷される2点の商品を処分するには、出荷先として2店舗が必要となる。出荷先は、消化率で降順にソートされた入荷店実績情報15ioの一番目から順番に割り当て、一巡したら、また先頭の店舗に戻るといったことを繰り返し行う。この際に、移動実行条件15の入荷店条件において同一組織内又は同一エリア内といった制限がある場合は、出荷店と同一組織又は同一エリアに属さない店舗は、入荷店の対象から除外される。本実施の形態では、便宜上、組織又はエリアが異なる店舗は存在しないため、店舗02からの出荷先及び出荷数としては、店舗03に1点、店舗04に1点となる。したがって、この場合、図18に示されるような移動指示データが生成される。
図18は、移動指示データの構成例を示す図である。図18において、移動指示データ16aは、出荷店の出荷店コードと、入荷店の入荷店コードと、移動対象の商品の品番、色、及びサイズと、各入荷店への移動数量とより構成されている。すなわち、図18の移動指示データ16aには、「店舗01から店舗03及び店舗04へそれぞれ商品1を1点ずつ出荷する。」といった内容の移動指示が示されている。
1つの出荷店について処理した後は、出荷店実績情報15osに含まれている以降の出荷店についても同様に処理する(このとき入荷店の割り当ては、先頭に戻らず、先の処理で割り当てた最後の店舗の次の店舗から開始するとよい)。1つの品番、色、サイズの出荷店データを処理した後は、次の品番、色、サイズの処理を同様に行なう(入荷店の割り当てについても前述同様)。全ての出荷店データの処理が終了したら(S6059でYes)、図13の処理は終了する。
図13では、消化率に基づいてソートされている出荷店実績情報15os及び入荷店実績情報15oiを用いて、商品の移動が行われるため、売れ行きの悪い店舗から売れ行きの良い店舗へ割り振られる。その結果、商品が販売される可能性を高めることができる。
次に、ステップS608における売変指示の生成処理の詳細について説明する。図19は、売変指示生成処理を説明するためのフローチャートである。
まず、アクション条件テーブル14より、売変に係るアクション実行条件(売変実行条件)を取得する(S6081)。
図20は、売変実行条件の構成例を示す図である。図20において売変実行条件14cは、商品ごとに、品番、担当バイヤ、生涯消化率、生涯荒利率、及び対象店舗グループ等より構成されている。生涯消化率及び生涯荒利率は、アクション実行条件設定画面40(図6)を介して、対象店舗グループは、売変店舗選択設定画面50(図8)を介してそれぞれ登録されたものである。なお、図20では、売変対象とされた商品2以外の商品に対する売変実行条件も表示されているが、ステップS6081では、少なくとも、売変指示対象とされた商品(商品2)に対する売変実行条件が取得されればよい。
続いて、目標値である生涯消化率と、商品別実績情報15a(図11)における商品2の実績情報に基づいて、商品2の生涯売り上げ数の目標値を算出する(S6802)。生涯売り上げ数の目標値は、「仕入れ数×生涯消化率」で算出される。図11より、商品2の仕入れ数は「50」であり、図20より商品2の生涯消化率は「95%」であるため、商品2の生涯売り上げ数の目標値は、50×0.95=47.5、切り上げて48となる。
続いて、算出された生涯売り上げ数が達成された場合に、目標値である生涯荒利率が確保されるように商品2の売変後の販売価格を算出する(S6083)。図20より商品2の生涯荒利率は30.0%であるため、商品2の売変後の販売価格は、
原価単価÷(1−荒利率)=80/(1−0.3)=114.2
として算出され、切上げて115とされる。
続いて、算出された売変後の販売価格に基づいて、図21に示されるような売変指示データを生成する(S6084)。
図21は、売変指示データの構成例を示す図である。図21において、売変指示データ16bは、対象店舗グループと、売変対象の商品の品番と、売変前の現行販売価格と、売変後の新販売価格とより構成されている。すなわち、図21の売変指示データ16bには、「店舗グループが「01」に属する店舗については、商品2の販売価格を120から115へ変更する。」といった内容の売変指示が示されている。
上記ステップS6081からS6084までの処理が、売変指示対象として抽出された全ての商品について行われると(S6085でYes)、図19の処理は終了する。
次に、ステップS611における返品指示の生成処理の詳細について説明する。図22は、返品指示生成処理を説明するためのフローチャートである。
本実施の形態では、返品についてはアクション実行条件は設けられていない。したがって、図22では、アクション実行条件に基づく判定は行われず、返品対象とされた全ての商品に対する返品指示データが生成される(S6111、S6112)。本実施の形態では、商品3が返品対象として抽出されているため、商品3に対する返品指示データが生成される。
図23は、返品指示データの構成例を示す図である。図23において、返品指示データ16cは、返品対象の商品の品番と、返品数とより構成されている。すなわち、図23の返品指示データ16cには、「商品3について50個を返品する。」といった内容の返品指示が示されている。なお、返品数である「50」は、商品別実績情報15a(図11)における商品3の在庫数に基づいている。したがって、返品指示データ16cの内容は、商品3の在庫の全てを返品するということと同義である。
上記、図13、図19、又は図22の処理によって生成された移動指示データ16a、売変指示データ16b、及び返品指示データ16cは、例えば、ネットワークを介して(例えば、電子メール等で)関係する各店舗の端末に自動的に送信される。各店舗では、これらの指示データに応じた作業が行われる。
上述したように、本実施の形態における在庫処分支援システム1によれば、バイヤ等の商品の担当者が有している経験的知識に基づいて設定されたアクション対象条件及びアクション実行条件と、実際の実績情報とに基づいて、自動的かつ定期的に商品の移動、売変、及び返品等の指示が行われる。したがって、当該担当者に対する在庫処分に関する作業負担を軽減することができ、当該担当者は、次期商品の開発等、より創造性の高い業務に注力することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1) コンピュータが実行する商品の在庫処分支援方法であって、
前記商品が移動の対象とされるための第一の条件を前記商品の販売実績を構成するパラメータによって登録させる移動対象条件登録手順と、
前記商品の販売実績情報を定期的に取得する実績情報取得手順と、
取得された前記販売実績情報が前記第一の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が移動対象であるかを判定する移動対象判定手順と、
前記商品が移動対象であると判定された場合に、前記商品に対する移動指示を出力する移動指示出力手順とを有することを特徴とする在庫処分支援方法。
(付記2) 前記商品の移動に係る出荷店及び入荷店を選定するための第二の条件を、少なくとも前記商品の在庫量を基準として登録させる移動実行条件登録手順を有し、
前記移動指示出力手順は、前記販売実績情報に含まれる店舗ごとの在庫量と、前記第二の条件に含まれる在庫量とに基づいて前記移動指示に係る出荷店及び入荷店を選定することを特徴とする付記1記載の在庫処分支援方法。
(付記3) 前記移動実行条件登録手順は、一つの前記入荷店に割り当てられる最大数を前記第二の条件として登録させ、
前記移動指示出力手順は、前記最大数に基づいて前記入荷店とされた各店舗への前記商品の割り当て数を決定することを特徴とする付記2記載の在庫処分支援方法。
(付記4) 前記商品が販売価格の変更の対象とされるための第三の条件を前記販売実績を構成するパラメータによって登録させる売変対象条件登録手順と、
前記移動対象判定手順において前記商品が移動対象であると判定されなかった場合に、前記実績情報取得手順において取得された前記販売実績情報が前記第三の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が販売価格の変更の対象であるかを判定する売変対象判定手順とを有することを特徴とする付記1乃至3いずれか一項記載の在庫処分支援方法。
(付記5) 前記商品が返品の対象とされるための第四の条件を前記販売実績を構成するパラメータによって登録させる返品対象条件登録手順と、
前記売変対象判定手順において前記商品が販売価格の変更の対象であると判定されなかった場合に、前記実績情報取得手順において取得された前記販売実績情報が前記第四の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が返品の対象であるかを判定する返品対象判定手順とを有することを特徴とする付記4記載の在庫処分支援方法。
(付記6) コンピュータに商品の在庫処分の支援を実行させる在庫処分支援プログラムであって、
前記商品が移動の対象とされるための第一の条件を前記商品の販売実績を構成するパラメータによって登録させる移動対象条件登録手順と、
前記商品の販売実績情報を定期的に取得する実績情報取得手順と、
取得された前記販売実績情報が前記第一の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が移動対象であるかを判定する移動対象判定手順と、
前記商品が移動対象であると判定された場合に、前記商品に対する移動指示を出力する移動指示出力手順とを有することを特徴とする在庫処分支援プログラム。
(付記7) 商品の在庫処分の支援を実行する在庫処分支援装置であって、
前記商品が移動の対象とされるための第一の条件を前記商品の販売実績を構成するパラメータによって登録させる移動対象条件登録手段と、
前記商品の販売実績情報を定期的に取得する実績情報取得手段と、
取得された前記販売実績情報が前記第一の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が移動対象であるかを判定する移動対象判定手段と、
前記商品が移動対象であると判定された場合に、前記商品に対する移動指示を出力する移動指示出力手段とを有することを特徴とする在庫処分支援装置。
本発明の実施の形態における在庫処分支援システムの構成例を示す図である。 商品登録画面の表示例を示す図である。 商品登録画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。 アクション対象条件設定画面の表示例を示す図である。 アクション対象条件設定画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。 アクション実行条件設定画面の表示例を示す図である。 アクション実行条件設定画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。 売変店舗選択設定画面の表示例を示す図である。 売変店舗選択設定画面における操作手順を説明するためのフローチャートである。 アクション指示生成部によるアクション指示の生成処理の概要を説明するためのフローチャートである。 商品別実績情報の構成例を示す図である。 アクション対象条件の構成例を示す図である。 移動指示生成処理を説明するためのフローチャートである。 商品1の店舗別実績情報の構成例を示す図である。 移動実行条件の構成例を示す図である。 店舗別実績情報の分別結果の例を示す図である。 出荷店実績情報と入荷店実績情報のソート結果を示す図である。 移動指示データの構成例を示す図である。 売変指示生成処理を説明するためのフローチャートである。 売変実行条件の構成例を示す図である。 売変指示データの構成例を示す図である。 返品指示生成処理を説明するためのフローチャートである。 返品指示データの構成例を示す図である。
符号の説明
1 在庫処分支援システム
11 情報入力部
12 アクション指示生成部
13 商品情報テーブル
14 アクション条件テーブル
15 実績情報テーブル
16 アクション指示

Claims (3)

  1. コンピュータが実行する商品の在庫処分支援方法であって、
    前記商品が移動の対象とされるための第一の条件を前記商品の販売実績を構成するパラメータによって登録させる移動対象条件登録手順と、
    前記商品の販売実績情報を定期的に取得する実績情報取得手順と、
    取得された前記販売実績情報が前記第一の条件に合致するか否かに基づいて前記商品が移動対象であるかを判定する移動対象判定手順と、
    前記商品が移動対象であると判定された場合に、前記商品に対する移動指示を出力する移動指示出力手順とを有することを特徴とする在庫処分支援方法。
  2. 前記商品の移動に係る出荷店及び入荷店を選定するための第二の条件を、少なくとも前記商品の在庫量を基準として登録させる移動実行条件登録手順を有し、
    前記移動指示出力手順は、前記販売実績情報に含まれる店舗ごとの在庫量と、前記第二の条件に含まれる在庫量とに基づいて前記移動指示に係る出荷店及び入荷店を選定することを特徴とする請求項1記載の在庫処分支援方法。
  3. 前記移動実行条件登録手順は、一つの前記入荷店に割り当てられる最大数を前記第二の条件として登録させ、
    前記移動指示出力手順は、前記最大数に基づいて前記入荷店とされた各店舗への前記商品の割り当て数を決定することを特徴とする請求項2記載の在庫処分支援方法。
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