JP2007223627A - 再封性蓋材及び再封性容器 - Google Patents

再封性蓋材及び再封性容器 Download PDF

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善博 中川
Kiichiro Hirose
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Abstract

【課題】優れた再封性を有する再封性蓋材及びその再封性蓋材と容器本体とを具備する再封性容器を提供することにある。
【解決手段】基材層の片面に部分的な印刷層を積層し、前記印刷層側に熱可塑性樹脂層と粘着樹脂層とシーラント層とを前記順序で積層してなる三層フィルムの熱可塑性樹脂層面を積層した積層材料からなり、外周に容器フランジ部への所定幅のシール領域を有する再封性蓋材であって、前記印刷層がシール領域に入らない位置に設けられていることを特徴とし、再封性容器が前記再封性蓋材と容器本体とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は容器フランジ部にシールして使用する再封性蓋材及びその再封性蓋材と容器本体とを具備する再封性容器に関するものである。
袋状の容器に再封機能を付与する場合は、ジッパーや粘着層を有する粘着シールが多く使用されており、カップ状やトレー状の容器の場合は、嵌合形式の蓋材や粘着層を層構成中に有する多層構成のシート状の蓋材が良く使用されている。粘着剤層を層構成中に有する多層構成のシート状の蓋材は、所定の層から一度剥離して粘着剤層を表面に出現させ、剥離した層を粘着剤層に再度接着させる方法で再封する形式であり、従来のものは粘着剤層の粘着性が高く、剥離したときに粘着剤層に内容物が付着して再封性が失われるものがほとんどであった。それらの問題を改善したものとして、粘着樹脂層を他の樹脂層で両側から挟んだ構成の蓋材用の多層フィルムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2002−301786号公報 特開2003−175567号公報
前記提案されている多層フィルムを蓋材に使用する場合、通常は、基材フィルムの片面に印刷層を積層し、その上に接着剤を介して前記多層フィルムを積層した積層材料を所定形状に打ち抜いて再封性を有する蓋材とする。ところが、印刷層が全面に積層されていると、容器フランジ部にシール後一時開封する際に、基材フィルムと印刷層の接着強度が他の部分の層間接着強度より小さいことに起因して、最初に基材フィルムと印刷層の間で剥離してしまい、容器フランジ部上の最外表面に粘着樹脂層を出現させることが難しく、結果的に再封性が得られなくなることが多かった。
本発明の課題は、優れた再封性を有する再封性蓋材及びその再封性蓋材と容器本体とを具備する再封性容器を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、基材層の片面に部分的な印刷層を積層し、前記印刷層側に熱可塑性樹脂層と粘着樹脂層とシーラント層とを前記順序で積層してなる三層フィルムの熱可塑性樹脂層面を積層した積層材料からなり、外周に容器フランジ部への所定幅のシール領域を有する再封性蓋材であって、前記印刷層がシール領域に入らない位置に設けられていることを特徴とする再封性蓋材である。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の再封性蓋材と、容器本体とを具備することを特徴とする再封性容器である。
本発明の再封性蓋材は、基材層の片面に部分的な印刷層を積層し、前記印刷層側に熱可塑性樹脂層と粘着樹脂層とシーラント層とを前記順序で積層してなる三層フィルムの熱可塑性樹脂層面を積層した積層材料からなり、外周に容器フランジ部への所定幅のシール領域を有する再封性蓋材であって、前記印刷層がシール領域に入らない位置に設けられてい
るので、容器フランジ部にシールした後に、容器フランジ部のコーナーからシール部のシーラント層と粘着樹脂層を容器フランジ部上に残し、最外表面に粘着樹脂層を出現させる状態でシール部の内側部分を切断しながら一時開封することができ、さらに、容易に再封することが可能になる。本発明の再封性容器は、前記再封性蓋材と容器本体とを具備しているので、再封性が求められる用途で広く使用可能である。
本発明の再封性蓋材及び再封性容器を実施の形態に沿って以下に説明する。図3は本発明の再封性蓋材に使用する積層材料の一実施形態を示す側断面図であり、積層材料(10)は、厚み方向に順に、基材層(11)、部分的な印刷層(12)、接着剤層(13)、三層フィルム(20)を積層した構成で、前記三層フィルム(20)は熱可塑性樹脂層(21)と粘着樹脂層(22)とシーラント層(23)を積層した構成のものからなっており、熱可塑性樹脂層(21)面を接着剤層(13)側にして積層している。
なお、前記接着剤層(13)と熱可塑性樹脂層(21)の間に他の層、例えば、紙層、アルミニウム箔層、フィルム層などを積層しても良い。
前記三層フィルム(20)は多層共押出法で製造され、熱可塑性樹脂層(21)と粘着樹脂層(22)の層間接着強度は2〜20N/15mm程度であり、粘着樹脂層(22)とシーラント層(23)の層間接着強度は20N/15mmを越える強度である。従って、熱可塑性樹脂層(21)と粘着樹脂層(22)は簡単に層間剥離させることができ、粘着樹脂層(22)を外表面に出現させることが可能である。
前記基材層(11)としては、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、アルミニウム金属薄膜層、酸化珪素薄膜層、酸化アルミニウム薄膜層のいずれかの層を有する透明ガスバリアフィルムなどが使用される。
前記印刷層(12)は、一般的に使用するフィルム用印刷インキを用いて、部分的に形成する。
前記接着剤層(13)は、ポリウレタン系接着剤からなっており、一般的に水酸基を持った主剤とイソシアネート基を持った硬化剤とを混合した二液混合型接着剤が主に使用され、塗布方法としてはグラビアコート法、ロールコート法などで塗布する。接着剤の塗布量は1〜5g/m2( 乾燥状態)である。
前記熱可塑性樹脂層(21)は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂からなっている。厚みは適宜選定する。
前記粘着樹脂層(22)は、ゴム質熱可塑性樹脂と粘着付与剤の混合物からなっている。ゴム質熱可塑性樹脂はゴム質を有する熱可塑性樹脂であればよく、特に限定されないが、例えば、エチレン・プロピレン共重合体樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体樹脂、スチレン・イソプレン共重合体樹脂などの樹脂が使用される。粘着付与剤としては天然樹脂や合成樹脂からなる粘着性を有する樹脂、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂が使用される。ゴム質熱可塑性樹脂と粘着付与剤の混合比率はゴム質熱可塑性樹脂/粘着付与剤=60/40〜90/10(重量%比)が好ましい。厚みは3〜20μmの範囲である。
前記シーラント層(23)は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレンフィン系樹脂、スチレン系樹脂からなっており、容器フランジ部へのシール強度が熱可塑性樹脂
層(21)と粘着樹脂層(22)との層間接着強度より強い。厚みはシールされた後に一時開封する際にシール部の内側の部分で切断し易くする為に1〜20μmの範囲に設定するのが好ましい。
図1は本発明の再封性蓋材の一実施形態を示す平面図であり、再封性蓋材(1)は前記積層材料(10)を長方形状に打ち抜いたものからなっており、外周に容器フランジ部にシールする為のシール領域(2)を有しており、部分的な印刷層(12)は前記シール領域(2)に入らない位置に設けられている。再封性蓋材(1)の形状は特に限定されず、容器本体の形状に合わせて打ち抜く。
前記印刷層(12)が上記記載の如く、シール領域(2)に入らない位置に設けられているので、再封性蓋材(1)を粘着樹脂層(22)と他の層との界面で剥離し、粘着樹脂層(22)を容器フランジ部上に出現させる状態で一時開封でき、再封性が優れる。
図2は本発明の再封性容器の一実施形態を示す斜視図であり、再封性容器(4)は、再封性蓋材(1)と、外周に容器フランジ部(3a)を有する容器本体(3)とからなっている。前記容器本体(3)は再封性蓋材(1)がシールされる面に前記積層材料(10)のシーラント層(23)と同一の樹脂層を有するものからなっている。容器本体(3)の形状としては、カップ形状やトレー形状のものがある。
図4(a)及び(b)は、本発明の一実施形態の再封性容器の使用状態を示す為の説明図であり、(a)は再封性蓋材を容器本体にシールした状態を示しており、積層材料(10)からなる再封性蓋材(1)がシーラント層(23)面を容器フランジ部(3a)側にしてシールされており、(b)は再封性蓋材を一時開封した時の状態を示しており、再封性蓋材(1)はシーラント層(23)と粘着樹脂層(22)が容器フランジ部(3a)の内側部分で応力Pで引きちぎられ、容器フランジ部(3a)上にシーラント層と粘着樹脂層の一部分が残る状態で一時開封されており、再封する時はシーラント層と粘着樹脂層の一部分が無くなっている残りの三層部分を容器フランジ部の最外表面の粘着樹脂層上に応力Pで押しつけて再封する。
本発明の再封性蓋材は、使用した三層フィルムのシーラント層の容器フランジ部へのシール強度が熱可塑性樹脂層と粘着樹脂層との層間接着強度より強く、さらに、容器フランジ部へのシール領域に印刷層がないので、再封性蓋材を容器本体の容器フランジ部にシール後、一時開封する時に粘着樹脂層と熱可塑性樹脂層の界面で容易に剥離することが可能であり、容器フランジ部の最外表面に粘着樹脂層を出現させることが出来、良好な一時開封性と再封性を有する。
以下に、本発明の再封性容器を具体的な実施例をもとに詳しく説明する。
基材層(11)として、厚さ16μmの二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績(株)、商品名:E5100)を使用し、印刷層(12)形成用のインキとして、白色インキ(東洋インキ製造(株)、ファインスター)を使用し、三層フィルム(20)として、中間に粘着樹脂層を有する構成の総厚40μmの三層共押出フィルム(大日本インキ化学工業(株)、商品名:リシールフィルムポリエチレンタイプ)を使用し、接着剤層(13)として、ポリウレタン系接着剤(三井武田ケミカル(株)、商品名:A−525/A−52)を使用して、二軸延伸ポリエステルフィルム(16μm)/部分的な印刷層/ポリウレタン系接着剤(塗布量、5g/m2)/リシールフィルムポリエチレンタイプ(40μm)構成の積層材料を作成し、その積層材料を所定形状に打ち抜いて再封性蓋材を作成、さらに、三菱樹脂(株)の総厚355μmの三層共押出フィルム(商品名、ダイアミロン
MF−G284)を用いて、圧空成形法でトレー状の容器本体を作成して、本発明の再封性容器を得た。
実施例1において、基材層(11)として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムの片面に厚さ50nmの酸化アルミニウム蒸着薄膜層、ポリビニルアルコール樹脂を主成分とする厚さ0.5μmの被膜からなるガスバリア性被膜層を積層してなる透明バリアフィルムを使用し、三層フィルム(20)として、中間に粘着樹脂層を有する構成の総厚30μmの三層共押出フィルム(大日本インキ化学工業(株)、商品名:リシールフィルムポリプロピレンタイプ)を使用した以外は、同様にして再封性蓋材を作成、さらに、三菱樹脂(株)の総厚400μmの三層共押出フィルム(商品名、ダイアミロンMF−L621)を用いた以外は同様にしてトレー状の容器本体を作成して、本発明の再封性容器を得た。
以下に、本発明の比較用の実施例について説明する。
部分的な印刷層に代えて全面印刷層を設けた以外は、実施例1と同様にして比較用の再封性容器を得た。
部分的な印刷層に代えて全面印刷層を設けた以外は、実施例2と同様にして比較用の再封性容器を得た。
〈評価〉
実施例1〜2の本発明の再封性容器及び実施例3〜4の比較用の再封性容器を用いて、以下のいずれかのシール条件でそれぞれの再封性蓋材をトレー状の容器本体の容器フランジ部に熱シール後、容器フランジ部のコーナーから再封性蓋材を剥離して、容器フランジ部の最外表面に粘着樹脂層が出る状態で一時開封できるかどうかを見ると共に再封性を評価した。その結果を表1に示す。
シール条件:温度(155℃)、圧力(0.4MPa)、時間(1.5秒)又は温度(185℃)、圧力(0.4MPa)、時間(2.0秒)。
Figure 2007223627
表1に示すように、実施例1〜2の本発明の再封性容器は、容器フランジ部の最外表面に再封性蓋材の粘着樹脂層が出る状態で一時開封でき、再封性も良好であった。一方、実施例3〜4の比較用の再封性容器は、容器フランジ部の最外表面に再封性蓋材の粘着樹脂層が出る状態で一時開封できなかった。
本発明の再封性蓋材の一実施形態を示す平面図である。 本発明の再封性容器の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の再封性蓋材に使用する積層材料の一実施形態を示す側断面図である。 (a)及び(b)は本発明の再封性容器の使用状態を示す為の説明図である。
符号の説明
1…再封性蓋材
2…シール領域
3…容器本体
3a…容器フランジ部
4…再封性容器
10…積層材料
11…基材層
12…印刷層
13…接着剤層
20…三層フィルム
21…熱可塑性樹脂層
22…粘着樹脂層
23…シーラント層
P…応力

Claims (2)

  1. 基材層の片面に部分的な印刷層を積層し、前記印刷層側に熱可塑性樹脂層と粘着樹脂層とシーラント層とを前記順序で積層してなる三層フィルムの熱可塑性樹脂層面を積層した積層材料からなり、外周に容器フランジ部への所定幅のシール領域を有する再封性蓋材であって、前記印刷層がシール領域に入らない位置に設けられていることを特徴とする再封性蓋材。
  2. 請求項1記載の再封性蓋材と、容器本体とを具備することを特徴とする再封性容器。
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