JP2007223117A - 吐出用液体収納容器 - Google Patents

吐出用液体収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007223117A
JP2007223117A JP2006045401A JP2006045401A JP2007223117A JP 2007223117 A JP2007223117 A JP 2007223117A JP 2006045401 A JP2006045401 A JP 2006045401A JP 2006045401 A JP2006045401 A JP 2006045401A JP 2007223117 A JP2007223117 A JP 2007223117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage chamber
liquid
negative pressure
ink
pressure generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006045401A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Ishii
勝弘 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006045401A priority Critical patent/JP2007223117A/ja
Publication of JP2007223117A publication Critical patent/JP2007223117A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】 インクタンクの外形および容量等のサイズをほとんど変えずに、記録ヘッドへの液体の供給能力を向上させることが可能なインクタンクの提供する。
【解決手段】 液体を吐出する記録ヘッドに前記液体を供給するための供給口と、液体を一時的に保持する負圧発生部材を収納した負圧発生部材収納室と、前記負圧発生部材収納室にサイフォン方式で供給する液体を収容する液体収納室と、を有する液体収納容器であって、記録ヘッドと前記負圧発生部材収納室が分離可能でかつ前記負圧発生部材収納室と液体を収納する液体収納室が分離可能であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット記録ヘッドに接続されてそのヘッドに供給されるインク等の記録液を貯蔵した液体収納容器に関する。
従来、インクタンクであるインクジェット記録用のインクタンクとして、少なくともインク供給口と大気連通口の少なくとも2つの開口部を有する交換型インクタンクが知られている。そのようなインクタンクでは、インク供給口を通してインクタンク内のインクが記録ヘッドに供給される。また、インクタンクの内部が大気連通口を介して大気と連通していて、その大気連通口を通してインクタンク内に大気が供給される。
上記のインク供給口および大気連通口の2つの開口部を有するインクタンクに要求されることとしては、まず、記録時に記録ヘッドに対してインク切れを伴わずに安定的にインクを供給できること、そして、非記録時には温度や圧力等のさまざまな環境条件の変化においてもインクの漏れや供給性能の低下を確実に防止できることが挙げられる。
このような目的を達成するための好適な例として、特許第2684508号明細書に記載されたインクタンクがある。そのインクタンクには、負圧発生部材を収納した負圧発生部材収納室と、負圧発生部材収納室に供給するためのインクを収納した液体収納室とが備えられている。負圧発生部材収納室に収納された負圧発生部材としては多孔質の材料からなるものが用いられ、その負圧発生部材にインクが吸収されることで負圧発生部材の内部にインクが保持される。負圧発生部材収納室と液体収納室とは連通部を介して接続されており、その連通部を通して液体収納室から負圧発生部材収納室へとインクが供給され、負圧発生部材収納室へと供給されたインクが負圧発生部材によって保持される。負圧発生部材収納室を構成する部材の上部には、負圧発生部材収納室内を大気と連通させるための大気連通部が形成されており、一方、液体収納室は、負圧発生部材収納室との連通部を除いて実質的に密閉されている。また、負圧発生部材収納室を構成する部材の底部には、記録ヘッドである記録ヘッド部に負圧発生部材収納室内のインクを供給するための液体供給部が形成され、その液体供給部を介して負圧発生部材収納室の底部に記録ヘッド部が接続されている。
また、上記のような負圧発生部材収納室と液体収納室を有するインクタンクをさらに改良したものとして、特開平10−193634号公報で開示しているものがある。その公報に記載されたインクタンクでは、負圧発生部材収納室内で負圧発生部材により保持されたインクの消費に伴って負圧発生部材収納室から液体収納室に大気を導入する大気導入路に前記負圧発生部材が配置されている。ここで、負圧発生部材収納室内のインクが消費されるのに従って、大気導入路に構成された毛管力発生部の毛管力に打ち勝って負圧発生部材収納室内の大気が連通路を通して液体収納室に入り込む。この時に、液体収納室内のインクが大気の代わりに負圧発生部材収納室内に供給される、いわゆる気液交換が行われる。
吐出用液体の消費中の大半はこの気液交換が連続的に行われ、負圧発生部材内の発生負圧はこの大気導入路の毛管力発生部の毛管力により決定される。従って、この特開平10−193634号公報のインクタンクでは、上記の毛管力を所定の値に設定することにより、発生負圧をほぼ一定に制御することを可能にし、負圧特性の安定化を図っている。
上述したような、負圧発生部材収納室と液体収納室を有するインクタンクのインク供給性能においては、特開平11−10906号公報で開示しているように、記録ヘッドに対してインクを正常に供給するために、インクタンク内における負圧のバランスが重要なファクターとなる。この負圧のバランスによって負圧発生部材内の気液界面の高さが維持されつつ、インクの供給動作が正常に行われる。さらに、この、インクタンク内における負圧のバランスは、負圧発生部材の毛管力、圧力損失、負圧発生部材収納室と液体収納室との連通部の圧力(負圧)、および、インク供給口(インク誘導部材である圧接体)から連通部までの距離といったパラメータで規定される。
以上説明した形態においては、水頭圧利用、負圧利用のいずれの形態においても、インクタンクは,インクがなくなり次第、新品に交換されるのが一般的である。
特許第2684508号公報 特開平10−193634号公報 特開平11−10906号公報
しかしながら、上記のようにインクタンク内の負圧のバランスを規定するパラメータのうちの圧力損失は、基本的に供給流量(流速)で左右されるものであり、ある流速で設計されたインクタンクでは、インクジェット記録装置の記録速度を上げるために記録ヘッドのノズル数を増やしたり、インクの吐出周波数を上げたりして、インクの流速を上げようとすると、インク切れ、かすれといったインクの供給不良が発生する場合があった。
この問題点を解決しようとする場合、1つの解決手段としては、負圧発生部材収納室と液体収納室との連通部からインク供給口(インク誘導部材である圧接体)までの距離を小さくして、その連通部をインク供給口に近づけるという方法がある。このような方法をとった場合、インク供給口部分には圧接体が配されており、圧接体が吸収体に押し付けられているので、吸収体の圧接体に接する部分は変形する。従って、インク供給口が気液交換口である連通路に近すぎると吸収体の変形による歪みの影響が気液交換口に及ぶので、インクタンクの製造ばらつきが大きくなる。最悪の場合には、適正な負圧を発生できずにインク供給口からインク垂れを起こすこともある。
次に、大容量インクタンク(高さ方向を長くした容器)について説明する。大容量インクタンクの場合には、吸収体の高さも高くなる(たとえば40mm以上)ので重力に抗してインクを吸い上げねばならず、結果として、吸収能力は単純に容積のみでは決定できない。特に、押し出されてくるインクの吸収体内での液位(気液界面)を高く必要とするときには、重力に抗して吸収体が吸い上げる液位上昇速度が追いつかず、インク供給口からインクが漏れてしまう場合がある。この液位上昇速度を制御するためには負圧発生部材収納室の底面積を広くとることが望ましい。しかし、限られた全体の容積の中でインクタンクの幅が同一である条件下では、負圧発生部材収納室の底面積を大きくとることになる、その結果、液体収納室の容積が小さくなってしまい収納できるインク量が少なくなり、インクタンクの全体の容積が減ってしまう。このように、供給流量が増えるのに、インク容量を減らすのでは、インクタンクの交換頻度が増えてしまい、インクジェット記録装置における記録の高速化の目的が達成されなくなってしまうという問題点がある。
また、供給量の増加に伴い、負圧発生部材の幅を増してその断面積を増やし、実質的に圧力損失を増やさない方法もあるが、インクタンクの幅も拡大する必要があり、これでは、インクジェット記録装置の作り替えが必要になる。
本発明の目的は、インクタンクの外形および容量等のサイズをほとんど変えずに、記録ヘッドへの液体の供給能力を向上させることが可能なインクタンクである。
また、インクタンクのインクがなくなると負圧部材収納室と液体収納室が一体のインクタンクでは、負圧発生部材収納室がまだ使用状態可能でも液体収納室のインクがなくなり次第、交換になってしまう。
本発明の第2目的は、インクタンクの外形および容量等のサイズをほとんど変えずに、記録ヘッドと負圧部材収納室と液体収納室の全てが分離できることが可能なインクタンクである。
上記目的を達成するために、本発明は、液体を吐出する記録ヘッドに前記液体を供給するための供給口と、液体を一時的に保持する負圧発生部材を収納した負圧発生部材収納室と、前記負圧発生部材収納室にサイフォン方式で供給する液体を収容する液体収納室と、を有する液体収納容器であって、
記録ヘッドと前記負圧発生部材収納室が分離可能でかつ前記負圧発生部材収納室と液体を収納する液体収納室が分離可能であることを特徴とする。
本発明は、インクタンクの外形形状および液体収納容量や、液体吐出記録装置の外形形状等の設計変更をせずとも、負圧発生部材収納室の密閉と液体収納室の大気連通口とサイフォン方式による連通口の構造変更とによって、記録ヘッドへの液体の供給能力を向上させることができる。
また、そのようなインクタンクを用いることにより、インクタンクから記録ヘッドへの液体供給が不能になるといったトラブルが発生することもない。さらに、インクタンクの外形形状や基本的な構造を変えずにすむため、本発明のインクタンクを従来の液体吐出記録装置でも十分に使用可能である。従って、インクタンクの外形形状の違いによるインクタンクの種類を増やさずに、従来のインクタンクを本発明のものに置き換えることも可能で、インクタンクの生産装置を複数用意する必要がなく、インクタンクのコストダウンを図ることができる。
さらに負圧発生部材収納室の容積を小さくすることができる。その結果、液体収納室の容積が大きくなり液体全体の容積が増やせる。インクタンク交換頻度が減少する。
また、負圧発生部材収納室と液体収納室が分離できることで液体がなくなったときは液体収納室の交換を行うだけで液体の補充が可能になり、液体供給不能や液体過剰供給になったときは負圧発生部材収納室の交換を行うだけで解消される。
上記で挙げたサイフォン式のインクタンクと分離できるサイフォン式インクタンクの部品構成は負圧発生部材収納室と液体収納室が一体のインクタンクだと部品点数7点であり、分離できるインクタンクは負圧発生部材収納室と液体収納室の部品点数は9点になってしまうが、通常ユーザが頻繁に交換する液体収納室の部品点数は5点と少ないため生産装置も安価に製作できることからユーザに安価な製品を提供することができる。
本発明の実施の形態に関して図1、図2を参照して以下に説明する。
本発明のインクタンクであるインクタンク10には、負圧発生部材収納室34および液体収納室36が設けられている。負圧発生部材収納室34は、負圧発生部材としての連続多孔質弾性部材32を収納する負圧発生部材収納室34であり、液体収納室36は、吐出用液体であるインクを直接収納する液体収納室36である。
負圧発生部材収納室34を構成する部材の上壁10Uには、液体収納室36と連通した連通溝43、第1連通口44が形成されていてる。また、離壁38には第2連通口45が形成されており、その連通溝43、第1連通口44、第2連通口45を通して液体収納室36と連通しており、第2連通口45先端にはメッシュフィルタ50が取り付けられている。また、負圧発生部材収納室34の下部は液体供給口14Aに連通している。液体供給口14Aには、記録ヘッドであるインクジェットヘッド22hがインク通路筒17を介して接続される。液体供給口14Aおよびインク通路筒17の内部を通して負圧発生部材収納室34内のインクがインクジェットヘッド22hに供給される。
液体収納室36構成する部材の上壁10Zには、液体収納室36内と連通した大気連通口12が形成されていて、その大気連通口12を通して液体収納室36が大気と連通している。また、液体収納室36の底壁10Bには負圧発生部材収納室34の第2連通口45と連結する液洩れ防止部材51が取り付けられている。
負圧発生部材収納室34を画成するインクタンク10の上壁10U、すなわちインクタンク10の上壁部における負圧発生部材収納室34に対応する部分には、上壁10Uの下面から負圧発生部材収納室34の内部に向かって突出する複数個のリブ42が上壁10Uと一体に成形されている。負圧発生部材収納室34内に圧縮された状態で収納された連続多孔質弾性部材32に、それぞれのリブ42の先端部が当接している。これにより、負圧発生部材収納室34内における上壁10Uと連続多孔質弾性部材32の上面との間にエアバッファ室47が形成されている。
液体収納室36から負圧発生部材収納室34にインクを供給する連通口44、45連通溝43がインクタンク10の上壁10Uに成形されている。連通溝43の上部をフィルムシール等39で覆いかぶせることでインクの通路を形成する。
図1の実施形態では、インクタンク10の長手方向の内寸法L01が約63mm、高さ方向の内寸法h01が約35mm、負圧発生部材収納室34の長手方向の内寸法L02は約24〜38mm、隔壁38の連続多孔質弾性部材32側の側面から庄接体46の隔壁38側の側面までの距離L1が約10〜26mmである。そして、インクタンク10全体の基本的な肉厚は約2mmである。なお、負圧発生部材収納室34内の底面における液体供給口14Aの周りには、インクタンク10の底壁10Bの容器内側底面より内方に突出する環状の段部14Cが設けられている。その段部14Cの寸法としては、高さh23が0.3〜0.4mmであり、幅L3が1.5〜3mmである。
液体収納室36から負圧発生部材収納室34に液を供給する配管の寸法としては、先ず,第2連通口45の高さは液体収納室36インクタンク10の底壁10Bの容器内側底面より負圧発生部材収納室34インクタンク10の底壁10Wの容器側面までの高さh41が10mmである。第2連通口45先端にはフィルタが取り付けられ、第2連通口45のフィルタが取り付けられる位置の内径は、約φ4mm〜φ5mmであり、奥に進むほど内径は小さくなり0.7mm〜2mmになる。液体収納室36の第2連通口45の寸法は隔壁38側面から第2連通口45までの距離L05は約12〜25mmである。
負圧発生部材収納室34の第1連通口44は連続多孔質弾性部材32の上面から第1連通口先端40までの高さh40が約1mm〜3mmであり、第1連通口44の内径は、約φ0.7mm〜φ2mmである。負圧発生部材収納室34の第1連通口44の寸法は隔壁38側面から第1連通口44までの距離L06は約2〜10mmになり、インクタンク上壁10Uの連通溝の距離はL05、L06、離壁38を積算した値になる。連通溝の深さh42は約0.5〜2mm、幅L07は約0.5〜2mmである。
液体収納室36の上壁10U大気連通口12の径は約5〜10mmであり、液体収納室36インクタンク10の底壁10Bには負圧発生部材収納室34に液を供給する連結部があり連結部には液洩れ防止のためにゴム部材51が取り付けられ、連結部の寸法L07は約10mmである。ゴム部材51は外周から中心部に向けて肉厚が薄くなっており中心部には液体が洩れてこない穴が貫通している。また、流路と接するゴム部材51面は水平ではなく傾斜になっておりフィルタに接しない形状になっている。
液体収納室の上壁10U大気連通口12にPTFE膜13Aで覆いかぶせることでインクが外部に漏れず、気体を取り入れることができる。
次に、上述した本実施形態のインクタンク10の動作原理について、図2を参照して説明する。インクタンク10は、インクジェットヘッド22hと接続された状態で、液体吐出記録装置であるインクジェット記録装置に搭載される。
図2に示すように、インク通路筒17がインク供給筒14内に進入するように押し込まれた状態、すなわち装着状態でインクジェット記録装置が稼働すると、インクジェットヘッド22hからインクが吐出されることにより、負圧発生部材収納室34内にインク吸引力が生ずる。
負圧発生部材収納室34内の連続多孔質弾性部材32中に充分な量のインクが含浸されているときは、連続多孔質弾性部材32中のインクが消費され、連続多孔質弾性部材32内のインクの上面が低下する。このときの発生負圧の大きさは、連続多孔質弾性部材32中のインクが消費量により決定される。
さらにインクの消費が進むことで、負圧発生部材収納室34内の負圧が大きくなり、負圧の圧力でインクを直接に収納する液体収納室36から、第1連通口44、第2連通口45、連通溝43の通路からインクが供給される。負圧発生部材収納室に供給されたインクは毛管力により、気液界面まで移動する。液体収納室36から負圧発生部材収納室34にインクが供給されると液体収納室36が負圧になるので大気連通口12より大気が供給される。
インク消費中は、上述の動作が連続的に行われることで、液体収納室36内のインクが連続多孔質弾性部材32に供給される。従って、負圧発生部材収納室34内のインクを消費中の発生負圧により、第1連通口44、第2連通口45、連通溝43のインク通路寸法を選定することができる。
次に、上述した本実施形態の液体収納室36交換時の動作原理について、図3を参照して説明する。負圧発生部材収納室34と液体収納室36は、インクジェットヘッド22hと接続された状態で、液体吐出記録装置であるインクジェット記録装置に搭載される。
空になった液体収納室36を負圧部材収納室34から分離しても、連結部からの液体が洩れないようにするフィルタ50が備えている。フィルタ50が設けられることでフィルタ部にメニスカスが張りメニスカスを保持する力が発生するので液体の洩れや連結部から導入される気体を防ぐことも可能になる。
図3−a)を参照して説明すると負圧部材収納室34と接合される液体収納室36側の連結部には液体が洩れないようにする接液性のある液洩れ防止部材51が備えている。液洩れ防止部材51は外周から中心部に向けて肉厚が薄くなっており中心部には液体が洩れてこない穴が貫通している。また、フィルタ50が取り付けられた流路と接する液洩れ防止部材51面は水平ではなく傾斜になっておりフィルタ50に接しないようにすることでフィルタ50変形を防止している。
次に図3―b)、c)を参照して説明すると液体収納室36を負圧発生部材収納室34に連結結合する際にフィルタ50と液洩れ防止部材51面の間に気体52が入ってしまうが、液体収納容器36を連結結合位置まで装着すると液洩れ防止部材51面の穴が広がり気体52が液体収納室36に導入されるが導入された気体52はPTFE膜13Aを通して大気に開放される。
このようなインクタンク10を用いることにより、インクタンク10からインクジェットヘッド22hへの液体供給が不能になるといったトラブルが発生することもない。さらに、インクタンク10の外形形状や基本的な構造を変えずにすむため、本発明のインクタンク10を従来のインクジェット記録装置でも十分に使用可能である。従って、インクタンク10の外形形状の違いによるインクタンクの種類を増やさずに、従来のインクタンクを本発明のものに置き換えることも可能で、インクタンクの生産装置を複数用意する必要がなく、インクタンクのコストダウンを図ることができる。
以上説明したように本発明のインクタンクは、実質的に密閉された負圧発生部材収納室34と大気連通口12を備えた液体収納室36を設けることにより、外形形状等の大幅な設計変更をせずとも、負圧発生部材収納室34と液体収納室36の構造変更によって液体供給能力の向上を図ることができるという効果がある。
負圧発生部材収納室と液体収納室が分離できることで液体がなくなったときは液体収納室の交換を行うだけで液体の補充が可能になる。また、液体収納室の生産設備も安価にできることからユーザに安価に提供でき、更に交換部分が液体収納室になることからゴミ量の削減にも繋がる。
本発明の第1の実施形態の断面図である。 図1に示したインクタンクの結合状態の断面図である。 (a)〜(c)は負圧発生部材室と液体収納室が結合するときの拡大断面図である。
符号の説明
10 インクタンク
10U 負圧発生部材収納室上壁
10Z 液体収納室上壁
10W 負圧発生部材収納室底壁
10B 液体収納室底壁
12 大気連通口
13A 気液交換膜(PTFE膜)
14 インク供給筒
14A インク供給口
17 インク通路筒
22h インクジェットヘッド
32 連続多孔質弾性部材(負圧発生部材)
34 負圧発生部材収納室
36 液体収納室
38 隔壁
39 フィルムシート等
40 第1連通口先端
42 リブ
43 連通溝
44 第1連通口
45 第2連通口
46 圧接体
47 エアバッファ室
50 メッシュフィルタ
51 液洩れ防止部材(ゴム部材)
52 気体

Claims (2)

  1. 液体を吐出する記録ヘッドに前記液体を供給するための供給口と、液体を一時的に保持する負圧発生部材を収納した負圧発生部材収納室と、前記負圧発生部材収納室にサイフォン方式で供給する液体を収容する液体収納室と、を有する液体収納容器であって、
    記録ヘッドと前記負圧発生部材収納室が分離可能でかつ前記負圧発生部材収納室と液体を収納する液体収納室が分離可能であることを特徴とする液体収納容器。
  2. 前記負圧発生部材収納室には液体を供給する流路であるサイフォン部が備え付られ、当該サイフォン部と連結する前記液体収納室の連結部にはフィルタが配されることを特徴とする請求項1に記載の吐出用液体収納容器。
JP2006045401A 2006-02-22 2006-02-22 吐出用液体収納容器 Withdrawn JP2007223117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006045401A JP2007223117A (ja) 2006-02-22 2006-02-22 吐出用液体収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006045401A JP2007223117A (ja) 2006-02-22 2006-02-22 吐出用液体収納容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007223117A true JP2007223117A (ja) 2007-09-06

Family

ID=38545375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006045401A Withdrawn JP2007223117A (ja) 2006-02-22 2006-02-22 吐出用液体収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007223117A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202012103028U1 (de) * 2012-08-10 2013-11-12 Bormann EDV + Zubehör GmbH, Versandbuchhandel und Verlag Tintenpatrone
WO2020177188A1 (zh) * 2019-03-04 2020-09-10 珠海益捷科技有限公司 一种墨盒
US11267251B2 (en) 2019-03-04 2022-03-08 E-jet Technology Co., Ltd. Remanufacturing method of ink cartridge and remanufactured ink cartridge
US11827027B2 (en) 2019-03-04 2023-11-28 E-jet Technology Co., Ltd. Remanufacturing method of ink cartridge, and remanufactured ink cartridge

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202012103028U1 (de) * 2012-08-10 2013-11-12 Bormann EDV + Zubehör GmbH, Versandbuchhandel und Verlag Tintenpatrone
WO2020177188A1 (zh) * 2019-03-04 2020-09-10 珠海益捷科技有限公司 一种墨盒
US11267251B2 (en) 2019-03-04 2022-03-08 E-jet Technology Co., Ltd. Remanufacturing method of ink cartridge and remanufactured ink cartridge
US11827027B2 (en) 2019-03-04 2023-11-28 E-jet Technology Co., Ltd. Remanufacturing method of ink cartridge, and remanufactured ink cartridge

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5790158A (en) Ink-jet recording apparatus and ink tank cartridge therefor
KR100234799B1 (ko) 액체 토출용 용기
US6450630B2 (en) Ink supply device for use in ink jet printer and ink tank for use in the same device
US6238042B1 (en) Ink cartridge for ink jet printer and method of charging ink into said cartridge
US7581808B2 (en) Liquid container
JP4371175B2 (ja) 液体収容容器
JP5125277B2 (ja) 液体注入方法及び液体収容容器の製造方法
JP5282841B2 (ja) 液体収容容器
KR20010082671A (ko) 잉크젯 기록 장치용 잉크 카트리지, 접속 유닛 및 잉크젯기록 장치
KR101024158B1 (ko) 액체 주입 방법 및 액체 수용 용기
JP2008044193A (ja) 液体注入方法及び液体収容容器
EP0703083B1 (en) Ink cartridge for ink jet printer
JP4082335B2 (ja) インクカートリッジ、及びインク供給制御装置
JP4277276B2 (ja) 液体容器
JP2007223117A (ja) 吐出用液体収納容器
US7971976B2 (en) Liquid storage container
JP5126187B2 (ja) 液体収容容器
JP2006044214A (ja) 液体収納容器
JP3908656B2 (ja) インクジェットプリンタ用インクカートリッジ
JP2004216866A (ja) 液体カートリッジ及び液体カートリッジ製造方法
JP3582597B2 (ja) インクカートリッジ
JP2006110838A (ja) 液体収納容器及びインクジェット記録装置
JP2004322658A (ja) インク供給制御装置
CN112918115A (zh) 墨盒和喷印设备
JP4579446B2 (ja) 液体収納容器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090512