JP2007222924A - リベッター、及び該リベッターを備えたリベッティングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 リベットのかしめや引抜ピンの回収といった機能を確保しつつも、自動供給されるリベット材を受け取って連続作業が可能で作業者が取り扱いやすいリベッターを提供する。
【解決手段】 引抜ピンを狭持するためのジョー10が内装されたジョーケース11と、ジョーケース11が連結されて往復動する往復動体を備えた作動機構12と、ジョーケース11及び作動機構12に跨って内挿された引抜ピン回収用管路13とを備え、引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめ、引き抜かれた引抜ピンを吸引するように構成されたリベッターであって、供給されてくるリベット材を保持するリベット保持手段15を備え、ジョーケース11と作動機構12とが直接的又は間接的にピン結合されて相対回転可能に設けられるとともに、引抜ピン回収用管路13が少なくともピン結合に対応する部位にフレキシブルチューブ130aを備えていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動供給されるリベット材を用いてかしめ作業を行うためのリベッター、及び該リベッターを備えたリベッティングシステムに関する。
従来から、リベットをかしめるための工具として種々のリベッターが提供されているが、その一つとして、リベットに挿通された引抜ピンを引き抜くことで、前記リベットがかしめられるリベット材(ブラインドリベット)を用いるものがある。
かかるリベッターは、引抜ピンを狭持するためのジョーが先端部に内装されたジョーケースと、ジョーが狭持する引抜ピンの軸線方向にジョーケースを移動させる作動機構と、一端側をジョーケース内に介在させて前記往復動体を貫通するように設けられた引抜ピン回収用管路とを備えたものがある。かかるリベッターは、ジョーが引抜ピンを狭持した状態でジョーケースが移動することで引抜ピンを引き抜き、引抜ピン回収用管路内を吸引することで引き抜かれた引抜ピンを吸引乃至回収できるように構成されている。
ところで、リベッターに対するリベット材の装填作業は人手によって行われるのが一般的であるが、このような作業は煩雑であるとして、リベット材を一本ずつ自動供給するリベット自動供給装置が提供されている。該リベット自動供給装置は、多数のリベット材を収容するホッパーと、該ホッパーからリベット材を一本ずつ切り出す切出手段と、エアーコンプレッサーに流体的に接続され、前記切出手段で切り出されたリベット材を圧縮空気によって圧送するためのフレキシブルホースとを備えている。
前記フレキシブルホースの先端には、圧送されてくるリベット材が不用意に飛び出さないように該リベット材を一時的に保持するリベット保持手段が設けられている。該リベット保持手段は、定位置に配置され、引抜ピンを外側に延出させるようにしてリベット材全体を一時的に保持できるようになっている。これにより、該リベット自動供給装置は、リベット材の引抜ピンをリベッターのジョーに挿入すべく、作業者がリベット保持手段に対してリベッターをセッティングした上で、リベット保持手段によるリベット材の保持を解除することで、リベット保持手段に保持されたリベット材をリベッターが受け取れるようになっている。なお、リベット材に対する保持の解除はリベッターのセッティング状態を検知する検知センサの検知結果を基に自動的に行われたり、作業者の操作(スイッチ操作など)によって行われたりする。
また、上述のリベット自動供給装置の他に、樹脂や紙等からなる長尺体に対して複数のリベット材が取り付けられたリベット保持体を長手方向に間欠移送するリベット供給装置も提供されている。かかるリベット供給装置は、保持されたリベット材の引抜ピンがジョーケースと略同心となるように、リベット保持体をリベッターのジョーの前方で間欠的に移動させるようになっている。そして、かかるリベット供給装置を採用する場合には、リベッターは、ジョーケースを前進させる機構を備えており、ジョーケースの前進に伴って前方にあるリベット材の引抜ピンがジョーに挿入された上で該リベット材をリベット保持体から押し外し、鋼板等の被締結材にリベットを挿入するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−103336号公報
しかしながら、定位置に配置されたリベット保持手段にリベッターをセッティングさせるような構成は、作業者がリベッターをリベット保持手段にまで導く必要があるため、取り扱いが面倒である上に、保持されるリベット材に対してリベッターが傾いた姿勢となってリベット材の受け渡しが確実に行えない場合もある。
そうすると、リベット材の受け渡しを確実にすべく、リベット保持手段とリベッターとの位置関係を一定にするのに、リベッターとリベット保持手段とを連結することも考えられるが、リベッターが受け取ったリベット材のリベットを被締結材に挿入するのに、リベット保持手段を退避させる必要がある。
そのため、リベッターとリベット保持手段とを相対移動可能に(例えば、ピン結合して相対回転可能に)する構成等も考えられるが、リベッターを主に移動させるようにすると、その移動に伴って占有される領域が大きくなって、実質的に装置が大型化してしまう上に、移動に必要な機構や駆動源の大型化も否めず重量が大幅に増えてしまい、操作性が悪化するといった問題がある。
他方、リベット保持手段を主に移動させるようにすると、リベット保持手段の移動に伴ってフレキシブルホースが折れ曲り、リベット材を供給できなくなることも否めない。また、リベッターを移動させる場合と同様、リベット保持手段の移動に必要な機構や駆動源によって大型化や重量化が否めず、操作性が悪化するといった問題がある。
そして、特許文献1に開示されたようなリベット保持体を用いるような構成は、作業者がリベッターを取り扱うに際し、リベット保持体を移動させる機構とともに大量のリベット材が取り付けられた長尺なリベット保持体も一緒に操る必要があり、操作性が非常に悪いといった問題から、主としてロボット化された設備等で採用されている。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、リベットのかしめや引抜ピンの回収といった機能を確保しつつも、自動供給されるリベット材を受け取って連続作業が可能で作業者が取り扱いやすいリベッターを提供するとともに、該リベッターを備えたリベッティングシステムを提供することを課題とする。
本発明に係るリベッターは、リベットに引抜ピンが挿通されたリベット材の前記引抜ピンを挿入可能且つ狭持可能に構成されたジョーが先端部に内装された筒状のジョーケースと、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向にジョーケースを移動させるべく、所定の軸線上で往復動する往復動体を備えた作動機構と、一端側をジョーケース内に介在させて前記往復動体を貫通するように設けられた引抜ピン回収用管路とを備え、ジョーが引抜ピンを狭持した状態でジョーケースを移動させることで、引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめるとともに、引抜ピン回収用管路を介して引き抜かれた引抜ピンを吸引して回収するように構成されたリベッターであって、前記所定の軸線と交差する方向に引抜ピンを延出させた状態でリベット材を保持可能に構成されるとともに、そのリベット材の保持を解除可能に構成されたリベット保持手段を備え、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向と前記所定の軸線とが同方向に向く第一姿勢と、リベット保持手段に供給されてくるリベット材の引抜ピンがジョーに挿入可能な第二姿勢とにジョーケースの姿勢を変更可能とすべく、ジョーケースと往復動体とが直接的又は間接的にピン結合されて相対回転可能に設けられるとともに、引抜ピン回収用管路の少なくとも前記ピン結合に対応する部位がフレキシブルチューブで形成されていることを特徴とする。なお、ここで「引抜ピンを挿入可能且つ狭持可能」とは、引抜ピンを挿入することができ、その挿入された引抜ピンを狭持できる構成を意味するものである。
上記構成のリベッターによれば、ジョーケースを第一姿勢にすると、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線と往復動体の移動する所定の軸線とが同方向になるので、往復動体の移動に伴う引っ張り力をジョーケースを介してジョーに伝達することができ、引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめることができる。そして、引抜ピン回収用管路内が吸引されれば、従来と同様に引き抜かれた引抜ピンを吸引して回収することができる。
その一方で、ジョーケースを第二姿勢にすると、リベット保持手段に供給されてくるリベット材の引抜ピンをジョーに挿入できる状態になる。そして、ジョーケース及びリベット保持手段は、共にリベッターの一構成として一体的に組み付けられるため、ジョーケースが第二姿勢にあるときに、リベット保持手段との位置関係がずれることがなく確実にリベット材をジョーに受け渡すことができる。そして、引抜ピン回収用管路の少なくとも前記ピン結合に対応する部位がフレキシブルチューブで形成されているので、ジョーケースが第一姿勢と二姿勢とに切り変わってもフレキシブルチューブが姿勢変更に対応して変形することになり、引抜ピン回収用管路の全長に亘って気体の流通性が確保される。
そして、ジョーケースが第二姿勢にあるときに、リベット保持手段がリベット材の保持を解除するとともに引抜ピン回収用管路内が吸引されるように構成されているので、ジョーが引抜ピンを狭持していない状態であっても、吸引の作用によってリベット材を保持することができ、リベット材を脱落させることなくジョーケースを第一姿勢に姿勢変更させることができる。従って、ジョーケースの姿勢変更とリベット保持手段とを連携させることで、リベットのかしめ作業を連続的に行うことができる。
そして、上述のように、ジョーを内装したジョーケース、すなわち、リベッターを構成する一部の構成のみを回転(姿勢変更)させるようにしたので、ジョーケースの回転動作に伴う占有領域や装置全体が大きくならない上に、複雑な機構や大型の駆動を必要とせず、作業者にとって非常に取り扱いやすいリベッターを提供することができる。
本発明に係るリベッターの一態様として、ジョーケースを回転支点回りで付勢して第一姿勢又は第二姿勢の何れか一方の姿勢にする付勢手段を備えるとともに、何れか一方の姿勢にあるジョーケースを直接的又は間接的に押圧して第一姿勢又は第二姿勢の何れか他方の姿勢に変更させるアクチュエータを備えてもよい。このようにすれば、簡易な構成でありながらジョーケースを確実に姿勢変更させることができる。
そして、この場合には、引き抜いた引抜ピンを検知する検知手段を備え、その検知結果を基に、前記アクチュエータが作動するように構成されていることが好ましい。このようにすれば、リベット材の引抜ピンの引き抜き状態、すなわち、リベットのかしめ状態を基に、次の工程に移行させることができ、リベット材が誤って供給されるのを防止することができる。
また、本発明に係るリベッティングシステムは、リベットに引抜ピンが挿通されたリベット材を自動供給するリベット自動供給装置と、供給されたリベット材の引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめるリベッターとを備え、該リベッターは、前記リベット材の引抜ピンを挿入可能且つ狭持可能に構成されたジョーが先端部に内装された筒状のジョーケースと、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向にジョーケースを移動させるべく、所定の軸線上で往復動する往復動体を備えた作動機構と、一端側をジョーケース内に介在させて前記往復動体を貫通するように設けられた引抜ピン回収用管路とを備え、ジョーが引抜ピンを狭持した状態でジョーケースを移動させることで、引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめるとともに、引抜ピン回収用管路を介して引き抜かれた引抜ピンを吸引して回収するように構成されたリベッティングシステムであって、前記リベッターは、前記所定の軸線と交差する方向に引抜ピンを延出させた状態で、リベット自動供給装置によって供給されてくるリベット材を保持可能に構成されるとともに、そのリベット材の保持を解除可能に構成されたリベット保持手段を備え、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向と前記所定の軸線とが同方向に向く第一姿勢と、リベット保持手段に供給されてくるリベット材の引抜ピンがジョーに挿入可能な第二姿勢とにジョーケースの姿勢を変更可能とすべく、ジョーケースと往復動体とが直接的又は間接的にピン結合されて相対回転可能に設けられるとともに、引抜ピン回収用管路の少なくとも前記ピン結合に対応する部位がフレキシブルチューブで形成されてなり、リベット自動供給装置は、ジョーケースが第二姿勢にあるときにリベット材を供給するように構成され、ジョーケースが第二姿勢で且つリベット材がリベット保持手段に到達した状態で、リベット保持手段がリベット材の保持を解除するとともに引抜ピン回収用管路内が吸引されるように構成されていることを特徴とする。なお、ここで「引抜ピンを挿入可能且つ狭持可能」とは、引抜ピンを挿入することができ、その挿入された引抜ピンを狭持できる構成を意味するものである。
上記構成のリベッティングシステムによれば、リベッターのジョーケースを第一姿勢にすると、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線と往復動体の移動する所定の軸線とが同方向になるので、往復動体の移動に伴う引っ張り力をジョーケースを介してジョーに伝達することができ、引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめることができる。そして、引抜ピン回収用管路内が吸引されれば、従来と同様に引き抜かれた引抜ピンを吸引して回収することができる。
その一方で、リベッターのジョーケースを第二姿勢にすると、リベット保持手段に供給されてくるリベット材の引抜ピンをジョーに挿入できる状態になる。そして、ジョーケース及びリベット保持手段は、共にリベッターの一構成として一体的に組み付けられるため、ジョーケースが第二姿勢にあるときに、リベット保持手段との位置関係がずれることがなく確実にリベット材をジョーに受け渡すことができる。そして、引抜ピン回収用管路の少なくとも前記ピン結合に対応する部位がフレキシブルチューブで形成されているので、ジョーケースが第一姿勢と二姿勢とに切り変わってもフレキシブルチューブが姿勢変更に対応して変形することになり、引抜ピン回収用管路の全長に亘って気体の流通性が確保される。
そして、リベット自動供給装置は、リベッターのジョーケースが第二姿勢にあるときにリベット材を供給するように構成されているので、リベット保持手段によるリベット材の保持と一緒に第二姿勢にあるジョーケース内のジョーに対してリベット材の引抜ピンを挿入することができる。その上、リベッターのジョーケースが第二姿勢で且つリベット材がリベット保持手段に到達した状態で、リベット保持手段がリベット材の保持を解除するとともに引抜ピン回収用管路内が吸引されるように構成されているので、ジョーが引抜ピンを狭持していない状態であっても、吸引の作用によってリベット材を保持することができ、リベット材を脱落させることなくジョーケースを第一姿勢に姿勢変更させることができる。従って、ジョーケースの姿勢変更とリベット保持手段とを連携させることで、リベットのかしめ作業を連続的に行うことができる。
なお、リベット材がリベット保持手段に到達したか否かの判断は、例えば、リベット自動供給装置がリベット材を供給して(切り出して)から所定時間(リベット自動供給装置からリベット保持手段までのリベット材の移送時間以上)経過後に、リベット材が到達したと判断するようにしたり、リベット保持手段にリベット材の存在を検知する検知センサを設け、その検知結果を基に判断するようにしたりすればよい。
そして、上述のように、ジョーを内装したジョーケース、すなわち、リベッターを構成する一部の構成のみを回転(姿勢変更)させるようにリベッターを構成したので、ジョーケースの回転動作に伴う占有領域や装置全体が大きくならない上に、複雑な機構や大型の駆動を必要とせず、作業者にとって非常に取り扱いやすいリベッターを備えたリベッティングシステムを提供することができる。
本発明に係るリベッティングシステムの一態様として、前記リベッターは、ジョーケースを回転支点回りで付勢して第二姿勢にする付勢手段を備えるとともに、第二姿勢にあるジョーケースを直接的又は間接的に押圧して第一姿勢に姿勢変更させるアクチュエータを備えていてもよい。このようにすれば、簡易な構成でありながらジョーケースを確実に姿勢変更させることができる。
そして、この場合には、前記リベッターは、引き抜いた引抜ピンを検知する検知手段を備え、その検知結果を基に、前記アクチュエータが作動するように構成されていることが好ましい。このようにすれば、リベット材の引抜ピンの引き抜き状態、すなわち、リベットのかしめ状態を基に、次の工程に移行させることができ、リベット材が誤って供給されるのを防止することができる。
以上のように、本発明に係るリベッター、及び該リベッターを備えたリベッティングシステムによれば、リベットのかしめや引抜ピンの回収といった機能を確保しつつも、自動供給されるリベット材を受け取って連続作業が可能で作業者が取り扱い易いといった優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るリベッター及び該リベッターを備えたリベッティングシステムについて、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態にかかるリベッターに用いるリベット材を概略説明すると、該リベット材は、図1(イ)に示す如く、鋼板等の被締結材Sを締結するためのリベットRと、リベットRに挿通された引抜ピンPとで構成されている。前記リベットRは、筒状に形成されており、一端部に大径の頭部Hが形成されている。前記引抜ピンPは、前記リベットRに挿通される棒材で、一端部に大径部Bが形成されるとともに、該大径部Bから所定距離おいた外周に切断溝Cが形成されている。そして、該引抜ピンPは、大径部BをリベットRの他端側に位置させてリベットRに挿通され、後述するジョー10に狭持される他端側をリベットRの頭部Hから外側に延出させている。
上記構成のリベット材RPは、図1(ロ)に示す如く、被締結材Sに穿設した穴にリベットRを他端側から挿入した状態で、引抜ピンPに軸線方向の引っ張り力を作用させると、該引抜ピンPの大径部BがリベットRの他端部を変形させる(かしめる)ことになり、かしめられた部分と頭部Hとによって被締結材Sが挟まれて締結されるようになっている。そして、該リベット材RPは、上述の如く引抜ピンPに引っ張り力を作用させ、リベットRの他端部がかしめられると、切断溝Cで引抜ピンPが破断して該引抜ピンPがリベットRから引き抜かれるようになっている。
本実施形態に係るリベッターは、作業者が手持ちで作業を行うハンドリベッターである。該リベッターは、図2乃至図5に示す如く、前記引抜ピンPを挿入可能且つ狭持可能に構成されたジョー10が先端部に内装された筒状のジョーケース11と、ジョー10が狭持した引抜ピンPの軸線方向にジョーケース11を移動させるべく、所定の軸線上で往復動する往復動体122を備えた作動機構12と、一端側をジョーケース11内に介在させて前記往復動体122を貫通するように設けられた引抜ピン回収用管路13と、該引抜ピン回収用管路13内に吸引作用を生じさせるためのバキューム機構14と、供給されてくるリベット材RPを保持可能に構成されるとともに、該リベット材RPの保持を解除可能に構成されたリベット保持手段15とを備えている。
前記ジョー10は、リベットRの引抜ピンPの径よりやや小さな径を有し、且つ内周面に滑り止めが施された貫通穴が軸線上に穿孔された栽頭円錐体を軸線に沿って二分割した一対の分割体10a,10bで構成されている。前記ジョーケース11は、ジョー10を内装する先端部の内周面が先端側ほど先細りしたテーパー状に形成された筒状体で構成されている。そして、一対の分割体10a,10bからなるジョー10は、ジョーケース11の先端部に形成されるテーパー状の内周面にテーパー状の外周面が摺動できるように、ジョーケース11に略同心で内装されるとともにコイルバネ(採番しない。)で付勢された付勢補助筒体112を介してジョーケース11の先端に向けて付勢されている。これにより、ジョーケース11の内周面に沿って移動することで、一対の分割体10a,10bが開閉した態様、すなわち、引抜ピンPの挿入を許容した状態と、挿入された引抜ピンPをジョーケース11と略同心で狭持する状態とに切り換わるようになっている。なお、付勢補助筒体112は、引抜ピン回収用管路13の一部を構成し、引抜ピン回収用管路13をジョー10の近傍にまで形成する役目も担っている。
このようにジョー10が内装されたジョーケース11は、筒状のハウジング110に略同心で内挿されており、作動機構12の作動でハウジング110内で軸線方向(ジョー10に狭持された引抜ピンPの軸線方向)に移動できるようになっている。前記ハウジング110は、内挿されたジョーケース11の先端側となる先端部の内周面が先端に向けて先細りしてテーパー状に形成された筒体であり、その先端開口にはノズル111が取り付けられている。該ノズル111は、引抜ピンPを遊嵌する貫通穴がハウジング110と同心で穿孔されている。また、ノズル111は、ハウジング110に取り付けた状態でハウジング110内部に突出するように形状設定され、ジョーケース11の先端がハウジング110の先端と接触状態にあるときに、ジョーケース11内のジョー10の先端部が当接する、すなわち、ジョー10をジョーケース11の後端側に押すようになっている。
これにより、本実施形態に係るリベッター1は、ノズル111とジョー10を構成する一対の分割体10a,10bとが当接すると、一対の分割体10a,10bが互いに離間した状態、すなわち、リベット材RPの引抜ピンPの挿入を許容した状態になる一方で、ジョーケース11が後端側に向けて(ノズル111とは反対側に向けて軸線方向に)移動することで、ジョー10の先端部とノズル111とが離間して、上述のバネ付勢によってジョー10を構成する一対の分割体10a,10bが互いに接近する状態、すなわち、リベット材RPの引抜ピンPを狭持可能な状態になるようになっている。
本実施形態に係る作動機構12には、油圧シリンダが採用されている。具体的には、作動機構(油圧シリンダ)12は、筒状の第一シリンダ部120と、該第一シリンダ部120内に軸線方向で移動可能に設けられた第一ピストン121と、第一シリンダ部120と略同心で前記第一ピストン121に連結されるとともに、先端がジョーケース11に間接的に連結された前記往復動体としての第一ピストンロッド122とを備えている。
第一シリンダ部120は、一端側をジョーケース11側にして横臥状態で形成され、リベッター1の外装をも構成している。該第一シリンダ部120は、一端側に後述する連結手段115の一部(第二部材117)を収容するためのケーシング部123が延設されている。ケーシング部123は第一シリンダ部120と一体的に形成されており、第一シリンダ部120と同様、リベッター1の外装を構成している。そして、第一シリンダ部120の他端には、前記バキューム機構14が接続されている。
第一ピストンロッド122は、第一シリンダ部120の一端部から延出しており、第一シリンダ部120の一端部と第一ピストン121との間に作動油を供給することで、第一ピストンロッド122が軸線(所定の軸線)上の一方向(ジョーケース11を引っ張る方向)に移動するようになっている。該油圧シリンダ12は、第一ピストン121と第一シリンダ部120の他端部と間にコイルバネ(採番しない)が介装されており、第一ピストン121を第一シリンダ部120の一端側に向けて付勢するように構成されている。すなわち、第一シリンダ部120内の作動油が排出される(後述するオイルタンク124に戻る)と、コイルバネの付勢力で第一ピストン121を第一シリンダ部120の一端側に移動させ、ジョーケース11をノズル111側に移動させるようになっている。
本実施形態に係るリベッター1は、油圧シリンダ12への作動油の供給を圧縮空気の供給で行うように構成されている。すなわち、該リベッター1は、油圧シリンダ12に供給するための作動油を貯留するオイルタンク124と、オイルタンク124内の作動油を油圧シリンダ12に供給するためのエアーシリンダ125とを備えている。
オイルタンク124は、第一シリンダ部120の一端側内部に連通しており、横臥状態にある第一シリンダ部120から下方に向けて伸びるように形成されている。本実施形態に係るオイルタンク124は、該リベッター1を取り扱う作業者が把持するためのハンドル部126内部に形成されている。オイルタンク124は、作動油を貯留するための空間が上下方向に延びる円柱状に形成されており、後述する第二ピストンロッド129がシール性を担保しつつ略同心で長手方向に進退できるようになっている。
エアーシリンダ125は、ハンドル部126の下端に接続された筒状の第二シリンダ部127と、第二シリンダ部127内で軸線方向に移動可能に設けられた第二ピストン128と、第二シリンダ部127と略同心で第二ピストン128に連結されるとともに、先端側がオイルタンク124内に延出した第二ピストンロッド129とを備えている。該エアーシリンダ125には、別途設けられたエアーコンプレッサーCP(図6参照)に接続されたエアーホースH1(図6参照)を接続する接続ポートP1が設けられている。接続ポートP1は、流路切換弁Vを介して第二シリンダ部127に流体的に接続されている。これにより、該リベッター1は、ハンドル部126の前方に設けられたトリガースイッチTsを操作することで、流路切換弁Vが作動して圧縮空気を供給する流路が切り換わるようになっている。
具体的には、本実施形態に係るリベッター1は、作業者がトリガースイッチTsを引き操作すると、第二シリンダ部127の一端側に圧縮空気が供給され、第二ピストン128を第二シリンダ部127の他端側に移動させるようになっている。すなわち、第二シリンダ部127の一端側への圧縮空気の供給で前進する第二ピストンロッド129がオイルタンク124内の作動油を押して第一シリンダ部120内に流入させるようになっている。これにより、油圧シリンダ12の第一ピストンロッド122が軸線の一方向に移動し、後端側を先頭にジョーケース11を移動させてリベット材RPの引抜ピンPを引き抜くようになっている。
その一方で、作業者がトリガースイッチTsの引き操作を解除すると、第二シリンダ部127の他端側に圧縮空気が供給されるとともに一端側の圧縮空気が放出され、第二ピストン128を第二シリンダ部127の一端側に移動させるようになっている。すなわち、第二シリンダ部127の他端側への圧縮空気の供給で後退する第二ピストンロッド129が第一シリンダ部120内の作動油をオイルタンク124内に引き戻すようになっている。これにより、油圧シリンダ12の第一ピストンロッド122が軸線の他方向に移動し、先端側を先頭にジョーケース11を移動させて、ジョー10がリベット材RPの引抜ピンPの挿入を許容する状態となる。
本実施形態に係るジョーケース11及び作動機構12(第一ピストンロッド122)は、間接的にピン結合されて相対回転可能に構成され、ジョーケース11の姿勢が、第一ピストンロッド122の移動方向(所定の軸線)とジョー10が狭持した引抜ピンPの軸線方向とが同方向に向く第一姿勢、すなわち、油圧シリンダ12の作動で引抜ピンPを引き抜き可能な第一姿勢と、リベット保持手段15に供給されてくるリベット材RPの引抜ピンPがジョー10に挿入可能な第二姿勢、すなわち、ジョー10とリベット保持手段15の後述する一対の爪部材151aの穴153と対向する第二姿勢とに変更可能となっている。
具体的に説明すると、ジョーケース11及び第一ピストンロッド122は、油圧シリンダ12の作動での引っ張り力に対して対抗できる剛性を有した二つの部材116,117がピン結合されてなる連結手段115を介して連結されている。すなわち、連結手段115は、ジョーケース11に連結される第一部材116と、第一ピストンロッド122に連結される第二部材117と、第一部材116と第二部材117とを回転可能に結合するピン118とで構成されている。
本実施形態に係るリベッター1は、引き抜いた引抜ピンPを回収するための引抜ピン回収用管路13を備えるため、第一部材116及び第二部材117は、ジョーケース11の軸線及び作動機構12(第一ピストンロッド122)の軸線を通る仮想面上に、引抜ピン回収用管路13を形成するための空間を形成している。具体的には、前記第一部材116は、リベッター1の幅方向に間隔をおいて互いに対向する一対の第一板部116a,116aと、一対の第一板部116a,116aの一端同士を連結するとともにジョーケース11が連結される第一連結部116bとで構成され、第一連結部116bには、引抜ピン回収用管路13の一部を構成するとともにジョーケース11に連結するための筒ネジ部116cが、前記第一板部116a,116aとは反対側に突設されている。
他方、第二部材117は、リベッター1の幅方向に間隔をおいて互いに対向し、一対の第一板部116a,116a間に配設される一対の第二板部117a,117aと、該第二板部117a,117aの一端同士を連結するとともに第一ピストンロッド122が連結される第二連結部117bとで構成され、該第二連結部117bには、引抜ピン回収用管路13を貫通させるための貫通穴が穿設されている。すなわち、本実施形態においては、第二連結部117bに引抜ピン回収用管路13を構成する後述のフレキシブルチューブ130aと直管体130bとを略突き合わせ状態で挿入するための貫通穴が穿設されている。
そして、第一部材116及び第二部材117は、第一板部116a,116aと第二板部117a,117aとが前記ピン118を介してピン結合され、第一部材116がピン118回り(回転支点回り)で回転可能になっている。これにより、第一部材116に連結されたジョーケース11についても回転支点回りで回転でき、その結果、ジョーケース11が前記仮想面上を通るようにして第一姿勢(ジョーケース11の軸線と第一ピストンロッド122の軸線が一致する姿勢)と第二姿勢(ジョーケース11の軸線が第一ピストンロッド122の軸線に対して交差方向(本実施形態においては略直交方向)に伸びてジョーケース11が第一ピストンロッド122から垂下した姿勢)とに切り換わることができるようになっている。
本実施形態においては、上述のようにジョーケース11がハウジング110に内挿されるため、該ハウジング110についても、ジョーケース11の回転支点と同心の回転支点回りで回転できるように、前記ケーシング部123にピン結合されている。
そして、該リベッター1は、ジョーケース11を回転支点回りで回転させて第一姿勢と第二姿勢とに切り換えための付勢手段160とアクチュエータ161とを備えている。前記付勢手段160は、ジョーケース11に対して回転支点回りで付勢し、常態でジョーケース11を第二姿勢にするようになっており、本実施形態においては捻りコイルバネ160が採用されている。他方、アクチュエータ161は、リベットRのかしめ作業を行うに際し、第二姿勢にあるジョーケース11、すなわち、捻りコイルバネ160の作用で常態にあるジョーケース11を直接的又は間接的に押圧し、この押圧によって回転力を作用させてジョーケース11を第一姿勢に姿勢変更させるようになっている。
本実施形態に係るアクチュエータ161には、圧縮空気の供給でロッド161aが伸長する小型エアーシリンダが採用されており、ロッド161aの軸線が前記第一ピストンロッド122の軸線と略平行になるようにケーシング部123の下方に設けられている。そして、該小型エアーシリンダ161は、該ロッド161aの先端にジョーケース11を押圧する押圧ブロック161bが取り付けられており、ロッド161aが縮んだ状態で、捻りコイルバネ160の付勢でジョーケース11が所定の第二姿勢を超えて回転しないように、押圧ブロック161bがジョーケース11に直接又は間接的に当接して位置決めするようになっている。なお、本実施形態に係るリベッター1は、上述の如く、ジョーケース11がハウジング110に内挿されているため、小型エアーシリンダ161は、ハウジング110を介してジョーケース11を間接的に押圧し、また、ハウジング110を介してジョーケース11を第二姿勢に間接的に位置決めするようになっている。
該小型エアーシリンダ161は、前記エアーシリンダ125に圧縮空気を供給するための主流路Wから分岐する分岐路から圧縮空気が供給されるようになっている。そして、該分岐路上には流路切換弁(図示しない)が設けられており、流路の切り換えによってロッド161aが伸長してジョーケース11を押圧する状態と、ロッド161aが縮んでジョーケース11の押圧を解除する状態とに切り換わるようになっている。
該小型エアーシリンダ161を制御する流路切換弁は、リベット保持手段15にリベット材RPが保持されている(存在している)ことを条件に、ロッド161aを伸長させる一方で、後述する引抜ピン検知センサ145の検知で引抜ピンPが引き抜かれたとの判断を基に、ロッド161aを縮めるように作動するようになっている。なお、該リベッター1が後述のリベット自動供給装置2が接続されてリベッティングシステムを構築している場合には、リベット自動供給装置2がリベット材RPを供給して所定時間経過後にリベット保持手段15にリベット材RPが存在(到達)しているとして、小型エアーシリンダ161のロッド161aを伸長させるように構成される。すなわち、リベッティングシステムに採用される場合には、リベット自動供給装置2によるリベット材RPの供給開始時点を基準にタイマ制御され、所定時間経過後にロッド161aを伸長させてジョーケース11を第一姿勢にするようになっている。
引抜ピン回収用管路13は、少なくともジョーケース11の回転支点に対応する部位がフレキシブルチューブ130aで構成されている。本実施形態に係る引抜ピン回収用管路13は、ジョーケース11に内挿された前記付勢補助筒体112と、第一部材116の筒ネジ部116cと、油圧シリンダ12(第一ピストンロッド122、第一ピストン121、及び第一シリンダ)を貫通して設けられた直管体130bと、筒ネジ部116cと直管体130bとを流体的に接続する変形自在なフレキシブルチューブ130aとで形成されている。前記付勢補助筒体112は、上述の如くジョーケース11に対して略同心で内挿され、筒ネジ部116cは、ジョーケース11に対して略同心で螺合されているので、これらの内穴は、ジョーケース11を基準に略同心で直列をなし、引抜ピン回収用管路13の一部を構成している。
前記直管体130bは、剛性を有する金属性の真っ直ぐな管体で構成され、一端側を第二連結部の穴に介在させ、他端側がバキューム機構14に至っている。
フレキシブルチューブ130aは、第一部材116と第二部材117との回転中心を含む連結手段115の略全長に亘るように設けれて筒ネジ部116cと直管体130bとを流体的に接続している。本実施形態に係るフレキシブルチューブ130aは、一端部を筒ネジ部116cの内穴に嵌入され、他端部が第二連結部117bの貫通穴に嵌入されて取り付けられている。該フレキシブルチューブ130aには、蛇腹状のチューブや、樹脂やゴム等の可撓性を有する円筒チューブ等が採用される。これにより、ジョーケース11が第一姿勢にあるときは勿論のこと、ジョーケース11が第一ピストンロッド122の軸線に対して交差方向に垂下する第二姿勢になっても、フレキシブルチューブ130aの変形で、引抜ピン回収用管路13の全長に亘って空気の流路が確保されるようになっている。
前記バキューム機構14は、前記引抜ピン回収用管路13(直管体130b)に流体的に接続される放出管140と、該放出管140に外嵌されて放出管140との間の隙間で圧縮空気の流速を速めるためのノズルを形成するノズル形成部材141と、放出管140及びノズル形成部材141を覆うようにして設けられ、引き抜かれた引抜ピンPを回収する回収容器142とを備えている。該バキューム機構14は、前記ノズル111部を介して圧縮空気を高速にして開放端側に放出することで、放出管140に流体的に接続された引抜ピン回収用管路13内を負圧にし、付勢補助筒体112側から直管体130b側に向けて吸引作用(バキューム作用)を生じさせるようになっている。
該バキューム機構14は、吸引とその停止とを切り換える切換手段(採番しない)を備えているが、本実施形態においては、原則的にジョーケース11の姿勢に関係なくリベッター1が操作される状態でバキューム作用を生じさせるようにしている。なお、前記ノズル111部は、エアーシリンダ125に圧縮空気を供給するための主流路Wの分岐路からノズル形成部材141内に形成された流路を経て圧縮空気が供給されるようになっている。
そして、前記放出管140の開放端近傍には、吸引された引抜ピンP(引き抜かれたピン118の通過)を検知するための前記引抜ピン検知センサ145が設けられている。この引抜ピン検知センサ145には、近接センサや磁気センサ、赤外センサ等の種々のセンサを採用することができる。
前記リベット保持手段15は、引抜ピンPを先頭にして供給されてくるリベット材RPを前記所定の軸線(第一ピストンロッド122の軸線)と交差する方向に引抜ピンPを延出させた状態で位置決めしつつ保持するように構成されている。具体的には、該リベット保持手段15は、筒状をなす保持手段本体150と、該保持手段本体150の一端側に設けられて互いに接離可能に構成された一対の爪部材151a,151aと、該一対の爪部材151a,151aを接離させるため接離機構152とを備えている。前記保持手段本体150は、他端側にリベット材RPを圧縮空気で圧送するためのフレキシブルホースH2が接続されており、内部がフレキシブルホースH2と流体的に接続されている。そして、前記一対の爪部材151a,151aのそれぞれは、保持手段本体150の軸線に沿って伸びる第一片部152aと、該第一片部152aの先端から直角方向に伸びる第二片部152bとで構成されおり、第二片部152b同士を対向させた状態で設けられている。そして、該一対の爪部材151a,151aは、互いに接近した状態でそれぞれの第二片部152bの先端面同士が密接するようになっている。
各第二片部152bの先端面には、保持手段本体150の軸線の延長線上に延びるように溝153a,153aが形成されており、対向面同士が密接した状態で溝153a,153a同士が重なって貫通した穴153になるようになっている。これにより、引抜ピンPを先頭に圧送されてくるリベット材RPは、該引抜ピンPが溝153a,153aで形成された穴153に挿通されてジョー10に受け渡すのに最適な位置(姿勢)に位置決めされ、頭部Hが第二片部152bに掛止された状態で保持されるようになっている。
そして、接離機構152は、前記エアーシリンダ125に圧縮空気を供給するための主流路Wの分岐路から供給される圧縮空気で作動するように構成されている。該接離機構152についても、分岐路上に設けられた流路切換弁による流路の切り換えで一対の爪部材151a,151aを接離させるようになっている。そして、該リベット保持手段15は、ジョーケース11が第二姿勢にあるとき、ジョー10にリベット材RPを受け渡すべく、接離機構152が作動して一対の爪部材151a,151aのそれぞれが相手方から離間することでリベットRの頭部Hに対する掛止(保持)が解除され、リベッター1に対するリベット材RPの受け渡しが可能となる。なお、上述の如く、第一姿勢であるか第二姿勢にあるかに関係なく、引抜ピン回収用管路13内が吸引されているので、上述の如く、一対の爪部材151a,151aが離間したとき(リベットRの頭部Hに対する掛止が解除されたとき)には、リベット材RPはジョー10側に吸引されて保持されることになる。
上記構成のリベッター1は、図6に示す如く、リベット材RPを自動的に供給するリベット自動供給装置2が接続され、該リベット自動供給装置2とともに連続的な作業を行えるリベッティングシステムを構築する。すなわち、本実施形態に係るリベッティングシステムは、引抜ピンPを先頭にしてリベット材RPを自動供給するリベット自動供給装置2と、上記構成のリベッター1とを備えて構築される。
前記リベット自動供給装置2は、図6及び図7に示す如く、多数のリベット材RPを無造作に収容するホッパー20と、該ホッパー20内のリベットRと整列させつつ一本ずつ切り出す切出手段21と、エアーコンプレッサーCPから圧縮空気が供給され、切り出されたリベット材RPを圧送するための前記フレキシブルホースH2とを備えている。
前記ホッパー20は、下方に向けて断面開口が縮径するように形成された容器で、下部にリベット材RPを排出する排出口が形成されている。そして、前記切出手段21は、ホッパー20の排出口の下方に設けられており、自由落下によってホッパー20から入り込んでくるリベット材RPを順々に同じ姿勢にしつつ一列に整列するようになっている。本実施形態に係る切出手段21は、リベット材RPの引抜ピンPが入り込むスリットを形成するように間隔をおいて設けられてリベットRの頭部Hを掛止する一対の案内板210,210と、該一対の案内板210,210に掛止されたリベット材RPをフレキシブルホースH2に流体的に連通する切出口に一本ずつ送り出す送出機構211とを備えている。該送出機構211は、リベット材RPをリベッター1に供給するに際して引抜ピンPが先頭となるように送り出すようになっている。
そして、フレキシブルホースH2は、基端側が電気的に制御されて流路を開閉するバルブ(図示しない)を介してエアーコンプレッサーCPに接続される一方で、先端が前記リベッター1のリベット保持手段15に接続されている。これにより、該リベット自動供給装置2は、前記バルブが開いたときに圧縮空気の流れによってリベット材RPを圧送してリベッター1(リベット保持手段15)に供給するようになっている。なお、本実施形態に係るリベット自動供給装置2は、リベッター1のエアーシリンダ125や、バキューム機構14、小型エアーシリンダ161、リベット保持手段15に圧縮空気を供給するためのエアーホースH1を接続するポートAPも備えており、単一のエアーコンプレッサーCPから前記エアーホースH1及びフレキシブルホースH2の両方に圧縮空気に供給できるようになっている。
本実施形態に係るリベッティングシステムは、以上の構成からなり、次に、当該システム全体の作動について説明する。なお、以下の説明において、リベッター1のジョーケース11が第二姿勢にある状態を基準(初期状態)であることを前提に説明する。また、リベッター1及びリベット自動供給装置2の何れについても、各種判断やシリンダの動作(流路切換弁の作動)などの切り換え等について特段の断りがない限り、リベット自動供給装置2内に設けられた制御手段によって制御されていることを意味する。
まず、リベット自動供給装置2がリベット材RPを一本切り出してフレキシブルホースH2を介して圧送する。この状態でリベッター1は、ジョーケース11が第二姿勢で、リベット保持手段15がリベット材RPを保持できる状態で待機しており、圧送されてきたリベット材RPがリベット保持手段15に保持される。すなわち、リベット材RPは引抜ピンPを先頭にして圧送されてくるため、リベット保持手段15に到達したリベット材RPは、引抜ピンPが一対の爪部材151a,151a(二片部の先端面)の溝153a,153aで形成された穴153に挿入されることになる。そして、この穴153に対する引抜ピンPの挿入に伴って、リベット材RPの軸線の位置合わせされながら、リベットRの頭部Hが一対の爪部材151a,151aに掛止されるまで移動する。この際、リベット材RPの引抜ピンPは、第二姿勢で待機するジョーケース11の先端にあるジョー10にも挿入されることになる。そして、リベット自動供給装置2が該リベット材RPを送り出してから所定時間経過後、該リベット材RPがリベット保持手段15に到達(存在)し、引抜ピンPがジョー10に挿入されたとして判断され、一対の爪部材151a,151aが互いに離間してリベット材RPの保持を解除する。そうすると、引抜ピン回収用管路13内の吸引によって、リベット保持手段15による保持の解除されたリベット材RPはジョー10側に引き寄せられる。本実施形態においては、ハウジング110にノズル111が取り付けられているので、ジョー10側に引き寄せられたリベット材RPは、ノズル111の先端にリベットRの頭部Hが当接した状態になる。
そして、リベット保持手段15がリベット材RPの保持を解除してから所定時間(例えば、0.5秒〜1秒程度)経過後、リベッター1の小型エアーシリンダ161が作動してジョーケース11(ハウジング110)が押圧ブロック161bに押され、第一姿勢にまで姿勢変更され、油圧シリンダ12の作動をジョーケース11が受けることができる状態になる。そして、吸引作用でジョー10に保持されたリベット材RPのリベットRを被締結材Sに穿設された穴に挿入し、作業者がトリガースイッチTsを引き操作すると、ジョーケース11が移動してジョー10が引抜ピンPを狭持し、その後、引抜ピンPに引っ張り作用が生じる。その結果、リベットRの端部がかしめられるとともに、引抜ピンPは切断溝Cを境に破断して引き抜かれることになる。
その一方で、作業者がトリガースイッチTsの引き操作を解除すると、油圧シリンダ12内のコイルバネの作用で、ジョーケース11がノズル111側に移動する結果、該ノズル111とジョー10とが接触して引抜ピンPの狭持が解除される。この際においても、引抜ピン回収用管路13内は吸引されているので、ジョー10による狭持が解除された破断後の引抜ピンPは吸引され引抜ピン回収用管路13を介して回収容器142にまで到達し、回収されることになる。そして、破断後の引抜ピンPが回収容器142に収容されるに際し、引抜ピン検知センサ145が該引抜ピンPの通過を検知すると、リベットRのかしめ乃至引抜ピンPの回収の一連の工程が正常に完了したとして判断され、小型エアーシリンダ161のロッド161aが縮められる。
そうすると、ジョーケース11が捻りコイルバネ160の付勢により、ジョーケース11が第二姿勢に戻って押圧ブロック161bに位置決めされる。そして、これに併せて、リベット保持手段15についても、一対の爪部材151a,151aが互いに接近して、次に送られてくるリベット材RPを保持できる状態に戻ることになる。
そして、前記引抜ピン検知センサ145の検知から所定時間経過後、リベット自動供給装置2は次のリベット材RPをリベット保持手段15に供給する。このリベット自動供給装置2がリベット材RPを供給を開始するタイミング、すなわち、引抜ピン検知センサ145の検知からの所定時間は、ジョーケース11が捻りコイルバネ160の付勢で第一姿勢から第二姿勢に戻る時間、又は、リベット保持手段15が次ぎのリベット材RPを保持できる状態に戻るまでの時間の何れか長い時間を基準にしてその時間よりも長く設定される。これにより、ジョーケース11が第二姿勢にない状態や、リベット保持手段15がリベット材RPを保持できない状態で、リベット自動供給装置2がリベット材RPを供給してしまうの防止するようになっている。
このようにリベット材RPの受け渡しからリベットRのかしめ作業を経て再度リベット材RPの受け渡しを行うサイクルを繰り返す行うことで、リベットRのかしめ作業を繰り返し連続的に行われる。
以上のように、本実施形態に係るリベッター1は、引抜ピンPを先頭にして供給されてくるリベット材RPを第一ピストンロッド122の軸線(所定の軸線)と交差する方向に引抜ピンPを延出させた状態で保持可能に構成されたリベット保持手段15を備え、前記ジョーケース11を第一ピストンロッド122の軸線とジョー10が狭持した引抜ピンPの軸線方向とが同方向に向く(同じ方向に延びる)第一姿勢と、リベット保持手段15に供給されてくるリベット材RPの引抜ピンPがジョー10に挿入可能な第二姿勢とに姿勢変更を可能とすべく、ジョーケース11と作動機構12とが直接的又は間接的にピン結合されて相対回転可能に設けられるとともに、引抜ピン回収用管路13が前記ピン結合に対応する部位にフレキシブルチューブ130aを備えているので、供給されるリベット材RPの受け取りを確実に行うことができるとともに、その受け取ったリベット材RP(リベットR)のかしめ作業乃至引抜ピンPの回収に至るまで確実に行うことができる。
また、リベッター1の一部であるジョーケース11を回転させるようにしたので、このジョーケース11を回転させる機構や動力に大きなものや大出力なものを採用する必要がなく、リベット材RPを自動で受け取ることができるにも拘わらず、非常にコンパクト且つ軽量なものにすることができる。従って、リベット材RPの受け渡しを自動で行うことができる上に作業者が取り扱いやすいリベッター1、及び該リベッター1を備えたリベッティングシステムを提供することができる。
また、前記リベッター1は、ジョーケース11を回転支点回りで付勢して第二姿勢にする付勢手段160を備えるとともに、第二姿勢にあるジョーケース11を間接的に押圧して第一姿勢に変更させる姿勢変更用の小型エアーシリンダ161を備えてるので、簡易な構成でありながらジョーケース11を確実に姿勢変更させることができる。
また、リベッター1に引き抜いた引抜ピンPを検知する引抜ピン検知センサ145(検知手段)を設け、その検知結果を基に、前記小型エアーシリンダ161を作動させるようにしたので、リベット材RPの引抜ピンPの引き抜き状態を基に、次の工程に移行させることができる。
そして、引抜ピンPを先頭にしてリベット材RPを一本ずつ自動的に供給するリベット自動供給装置2と、上記構成のリベッター1とを組み合わせてリベッティングシステムを構築したので、上述したリベッター1自体の効果を備える上に、該リベッター1の機能を最大限に引き出すことができる。該リベッティングシステムは、ジョーケース11が第二姿勢で且つリベット材RPがリベット保持手段15に到達した状態で、リベット保持手段15がリベット材RPの保持を解除するとともに引抜ピン回収用管路13内を吸引するように構成されているので、確実にジョー10に対してリベット材RPを受け渡すことができる。
尚、本発明のリベッター及びリベッティングシステムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態のリベッター1(リベッティングシステム)に用いるリベット材RPは、上記実施形態で説明したものに限定されるものではない。すなわち、図1に示したリベット材RPは、リベットRがかしめられた状態で、該引抜ピンPの大径部BがリベットR内に食い込んで残存するタイプのものであるが、例えば、引抜ピンPを引き抜くときに大径部BがリベットRを変形(かしめ)させ、引抜ピンPが破断すると大径部Bが脱落するタイプのものであってもよい。すなわち、頭部Hの形成されたリベットRに引抜ピンPが挿通されたリベット材RPであれば種々のタイプのもの採用することができる。
上記実施形態のリベッター1において、ノズル111の取り付けられたハウジング110にジョーケース11を内挿した構成を採用したが、これに限定されるものではなく、例えば、前記ジョー10をジョーケース11の軸線と直交する方向の軸線回りで揺動可能で、且つジョーケース11の先端部の内部に周方向に間隔をおいて設けられた複数の爪部材151a,151aで構成するようにしてもよい。このようにすれば、作動機構12の作動でジョーケース11が軸線上で移動したときに、複数の爪部材151a,151aが引抜ピンPに噛み込んで該引抜ピンPを狭持することができ、さらにジョーケース11を移動させれば引抜ピンPを引き抜くことができる。従って、リベッター1は、ハウジング110やノズル111を備えたものに限定されるものではない。
上記実施形態のリベッター1において、連結手段115(第一部材116及び第二部材117)を介してジョーケース11と油圧シリンダ12(作動機構12)とを間接的にピン結合するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ジョーケース11と油圧シリンダ12の第一ピストンロッド122とを直接的にピン結合するようにしてもよい。但し、上記実施形態と同様、引抜ピン回収用管路13を挿通させるべく、ジョーケース11の他端側の形状を前記第一部材116又は第二部材117の何れか一方の如く形成するとともに、第一ピストンロッド122の先端側の形状を第一部材116又は第二部材117の何れか他方の如く形成することは言うまでもない。
上記実施形態のリベッター1において、ジョーケース11を所定の軸線(往復動体としてのロッドの軸線)上で移動させる油圧シリンダ12に対してエアーシリンダ125の作動で作動油を供給するようにしたが、例えば、油圧シリンダ12に油圧ユニットからの配管を直接接続し、該油圧ユニットから作動油を直接供給できるような構成であってもよい。
また、上記実施形態のリベッター1において、ジョーケース11を所定の軸線(往復動体としてのロッドの軸線)上で移動させるための作動機構12として油圧シリンダ12を採用したが、これに限定されるものではなく、例えば、油圧シリンダ12に代えてエアーシリンダ125を採用したり、前記第一ピストンロッド122に相当する軸体を電動モータの駆動で軸方向に移動させるような機構を採用したりしてもよい。但し、何れの作動機構12を採用しても、軸体等に引抜ピン回収用管路13を挿通させ、引抜ピンPの回収経路を確保することは勿論のことである。
上記実施形態のリベッター1において、圧縮空気を引抜ピン回収用管路13の終端部に導入して開放端から流出させることで、該引抜ピン回収用管路13内を吸引作用を生じさせるバキューム機構14を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、上記実施形態でバキューム機構14の一構成とした回収容器142を第一シリンダに直接取り付けるとともに、引抜ピン回収用管路13を該回収容器142内にまで延出させ、別途設けられた吸引装置に接続された配管を回収容器142に流体的に接続するようにしてもよい。
このようにしても、回収容器142を介して引抜ピン回収用管路13内が負圧になって吸引作用が生じ、引抜ピンPを吸引して回収することができる。但し、このようにすると、リベッター1の本来の機能を発揮させるために圧縮空気を供給するフレキシブルホースH2の他に、吸引装置に接続された配管もリベッター1に接続する必要があるため、リベッター1を圧縮空気で作動させるのであれば、作業性を鑑みて上記実施形態と同様にすることが好ましい。
上記実施形態のリベッター1において、付勢補助筒体112や、筒ネジ部116c、直管体130b、フレキシブルチューブ130aの複数の部材で引抜ピン回収用管路13を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、ジョーケース11内に直管を挿入し、該直管と前記直管体130bとをフレキシブルチューブ130aで直接接続して引抜ピン回収用管路13を形成するようにしてもよい。
また、引抜ピンPを回収するための引抜ピン回収用管路13を、連結手段115に対応する部位(ジョーケース11の回転支点を含む一部)のみをフレキシブルチューブ130aで構成したものに限定されるものではなく、例えば、引抜ピン回収用管路13全体をフレキシブルチューブ130aで形成するようにしてもよい。このようにしても、ジョー10の近傍から回収容器142にかけて吸引に必要な流路を確保することができる。但し、ジョーケース11が第一姿勢で引抜ピンPを回収するときに、引抜ピンPの移動の円滑性を確保するには、上記実施形態の如く、ジョーケース11の姿勢変更に伴って折れ曲がる部分(回転支点近傍)のみをフレキシブルチューブ130aで構成することが好ましい。
上記実施形態のリベッター1において、主流路Wの分岐路上に流路切換弁を設け、該分岐路から小型エアーシリンダ161に圧縮空気を供給するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、エアーホースH1とは別にエアーコンプレッサCPに接続された第二のエアーホースを介して小型エアーシリンダ161に圧縮空気を供給するようにしてもよい。この場合、小型エアーシリンダ161に対する圧縮空気の供給と停止との切り換えは、リベッター1内の流路切換弁で切り換えるものに限定されるものではなく、例えば、第二のエアーホースとエアーコンプレッサCPとの間に流路の開閉を行う開閉弁を設け、該開閉弁を作動させることで小型エアーシリンダ161のロッド161aを伸縮させるようにしてもよい。そして、上記実施形態の如くリベッティングシステムを構築する場合には、リベット自動供給装置2内に開閉弁を設けて第二のエアーホースについても、前記エアーホースH1と同様に接続できるようにしてもよい。
上記実施形態のリベッター1において、引抜ピン検知センサ145の検知結果を基に、小型エアーシリンダ(アクチュエータ)161を作動させ、ジョーケース11を姿勢変更させるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、アクチュエータ161を作動させるための作動スイッチを独立して設けるようにしてもよい。この場合、作動スイッチは、リベッター1に設けてもよいし、上記実施形態の如くリベッティングシステムとして構築する場合には、リベット自動供給装置2に設けるようにしてもよい。このようにすれば、作業者の判断を基にアクチュエータ161を作動させることができる。
上記実施形態のリベッター1において、捻りコイルバネ160の付勢でジョーケース11を第二姿勢にする一方、アクチュエータ(小型エアーシリンダ)161で第二姿勢のジョーケース11を第一姿勢にするようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、捻りコイルバネ160の付勢でジョーケース11を第一姿勢にする一方、アクチュエータ(小型エアーシリンダ)161で第一姿勢のジョーケース11を第二姿勢にするようにしてもよい。また、このようにジョーケース11の姿勢変更させるためのアクチュエータ161は、(小型)エアーシリンダに限定されるものではなく、例えば、油圧シリンダや、電磁ソレノイド、電動シリンダ等のアクチュエータを作用しても勿論よい。また、ジョーケース11の姿勢変更が自動的に行われるものに限定されるものではなく、手動でジョーケース11の姿勢を変更させるようにしても勿論よい。このようにしても、リベット材RPの受け渡し、かしめ作業、引抜ピンPの回収を行うことができる。また、手動でジョーケース11の姿勢を変更させるようにすればアクチュエータを必要としないため、更なる軽量化を図ることもできる。
上記実施形態のリベッティングシステムにおいて、リベット自動供給装置2がリベット材RPを供給したタイミングを基準にタイマ制御してリベッター1を作動(リベット保持手段15によるリベット材RPに対する保持の解除や、ジョーケース11の姿勢変更等)させるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、リベット保持手段15等にリベット材RPの存在を検知するための検知センサを設け、その検知センサによる検知結果を基にリベッター1を作動させるようにしてもよい。
上記実施形態のリベッティングシステムにおいて、リベット自動供給装置2内の制御手段でリベッター1の作動をも制御するようにしたが、例えば、リベッター1の作動を制御する制御手段を、リベット自動供給装置2の制御手段とは別個にリベッター1に設けるようにし、リベット自動供給装置2とリベットRとの各制御手段の信号のやりとりで、リベット材RPの供給のタイミングやリベッター1の作動(例えば、ジョーケース11の姿勢変更)等との整合性を図るようにしてもよい。
上記実施形態のリベッティングシステムにおいて、無造作に収容される複数のリベット材RPを整列させつつ一本ずつ切り出すように構成されたリベット自動供給装置2を採用したが、これに限定されるものではない。すなわち、リベッター1に接続するリベット自動供給装置2は上記実施形態のものに限定されるものではなく、例えば、紙や樹脂等から形成される長尺体に複数のリベット材RPが並列に取り付けられた長尺なリベット保持体を長手方向に搬送し、そのリベット保持体からリベット材RPを一本ずつ取り外して(切り出して)圧送するように構成されたものであってもよい。但し、このようにリベット保持体を用いるとリベット材RPが供給された後に長尺体を廃棄して資源を無駄に廃棄することになる上に、コストの高騰の原因となるので、上記実施形態のリベット自動供給装置2のように、長尺体等を用いることなくリベット材RPを供給できるものを採用することが好ましい。
本発明の一実施形態に係るリベッター及びリベッティングシステムに用いるリベット材の断面図であって、(イ)は、そのリベット材の縦断面図を示し、(ロ)は、引抜ピンを引き抜いてリベットがかしめられた状態の縦断面図を示す。 同実施形態に係るリベッターの外観図であって、(イ)は、全体側面図を示し、(ロ)は、全体背面図を示す。 同実施形態に係るリベッターの横断面図(図2(イ)のI−I断面)であって、ジョーケースが第一姿勢にある状態を示す。 同実施形態に係るリベッターの縦断面図(図2(ロ)のII−II断面)であって、ジョーケースが第一姿勢にある状態を示す。 同実施形態に係るリベッターの縦断面図であって、ジョーケースが第二姿勢にある状態を示す。 同実施形態に係るリベッターを備えたリベッティングシステムの全体構成の概略図を示す。 同実施形態に係るリベッティングシステムに採用されるリベット自動供給装置の概略説明図を示す。
符号の説明
1…リベッター、2…リベット自動供給装置、10…ジョー、10a,10b…分割体、11…ジョーケース、12…油圧シリンダ(作動機構)、13…引抜ピン回収用管路、14…バキューム機構、15…リベット保持手段、20…ホッパー、21…切出手段、110…ハウジング、111…ノズル、112…付勢補助筒体、115…連結手段、116…第一部材、116a…第一板部、116b…第一連結部、116c…筒ネジ部、117…第二部材、117a…第二板部、117b…第二連結部、118…ピン、120…第一シリンダ部、121…第一ピストン、122…第一ピストンロッド(往復動体)、123…ケーシング部、124…オイルタンク、125…エアーシリンダ、126…ハンドル部、127…第二シリンダ部、128…第二ピストン、129…第二ピストンロッド、130a…フレキシブルチューブ、130b…直管体、140…放出管、141…ノズル形成部材、142…回収容器、145…引抜ピン検知センサ、150…保持手段本体、151a…爪部材、152…接離機構、152a…第一片部、152b…第二片部、153…穴、153a…溝、160…捻りコイルバネ(付勢手段)、161…小型エアーシリンダ(アクチュエータ)、161a…ロッド、161b…押圧ブロック、210…案内板、211…送出機構、P1…接続ポート、Ts…トリガースイッチ、V…流路切換弁、AP…ポート、W…主流路、CP…エアーコンプレッサー、H1…エアーホース、H2…フレキシブルホース、RP…リベット材、R…リベット、H…頭部、P…引抜ピン、B…大径部、C…切断溝、S…被締結材

Claims (6)

  1. リベットに引抜ピンが挿通されたリベット材の前記引抜ピンを挿入可能且つ狭持可能に構成されたジョーが先端部に内装された筒状のジョーケースと、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向にジョーケースを移動させるべく、所定の軸線上で往復動する往復動体を備えた作動機構と、一端側をジョーケース内に介在させて前記往復動体を貫通するように設けられた引抜ピン回収用管路とを備え、ジョーが引抜ピンを狭持した状態でジョーケースを移動させることで、引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめるとともに、引抜ピン回収用管路を介して引き抜かれた引抜ピンを吸引して回収するように構成されたリベッターであって、前記所定の軸線と交差する方向に引抜ピンを延出させた状態でリベット材を保持可能に構成されるとともに、そのリベット材の保持を解除可能に構成されたリベット保持手段を備え、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向と前記所定の軸線とが同方向に向く第一姿勢と、リベット保持手段に供給されてくるリベット材の引抜ピンがジョーに挿入可能な第二姿勢とにジョーケースの姿勢を変更可能とすべく、ジョーケースと往復動体とが直接的又は間接的にピン結合されて相対回転可能に設けられるとともに、引抜ピン回収用管路の少なくとも前記ピン結合に対応する部位がフレキシブルチューブで形成されていることを特徴とするリベッター。
  2. ジョーケースを回転支点回りで付勢して第一姿勢又は第二姿勢の何れか一方の姿勢にする付勢手段を備えるとともに、何れか一方の姿勢にあるジョーケースを直接的又は間接的に押圧して第一姿勢又は第二姿勢の何れか他方の姿勢に変更させるアクチュエータを備えている請求項1記載のリベッター。
  3. 引き抜いた引抜ピンを検知する検知手段を備え、その検知結果を基に、前記アクチュエータが作動するように構成されている請求項2記載のリベッター。
  4. リベットに引抜ピンが挿通されたリベット材を自動供給するリベット自動供給装置と、供給されたリベット材の引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめるリベッターとを備え、該リベッターは、前記リベット材の引抜ピンを挿入可能且つ狭持可能に構成されたジョーが先端部に内装された筒状のジョーケースと、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向にジョーケースを移動させるべく、所定の軸線上で往復動する往復動体を備えた作動機構と、一端側をジョーケース内に介在させて前記往復動体を貫通するように設けられた引抜ピン回収用管路とを備え、ジョーが引抜ピンを狭持した状態でジョーケースを移動させることで、引抜ピンを引き抜いてリベットをかしめるとともに、引抜ピン回収用管路を介して引き抜かれた引抜ピンを吸引して回収するように構成されたリベッティングシステムであって、前記リベッターは、前記所定の軸線と交差する方向に引抜ピンを延出させた状態で、リベット自動供給装置によって供給されてくるリベット材を保持可能に構成されるとともに、そのリベット材の保持を解除可能に構成されたリベット保持手段を備え、ジョーが狭持した引抜ピンの軸線方向と前記所定の軸線とが同方向に向く第一姿勢と、リベット保持手段に供給されてくるリベット材の引抜ピンがジョーに挿入可能な第二姿勢とにジョーケースの姿勢を変更可能とすべく、ジョーケースと往復動体とが直接的又は間接的にピン結合されて相対回転可能に設けられるとともに、引抜ピン回収用管路の少なくとも前記ピン結合に対応する部位がフレキシブルチューブで形成されてなり、リベット自動供給装置は、ジョーケースが第二姿勢にあるときにリベット材を供給するように構成され、ジョーケースが第二姿勢で且つリベット材がリベット保持手段に到達した状態で、リベット保持手段がリベット材の保持を解除するとともに引抜ピン回収用管路内が吸引されるように構成されていることを特徴とするリベッティングシステム。
  5. 前記リベッターは、ジョーケースを回転支点回りで付勢して第一姿勢又は第二姿勢の何れか一方の姿勢にする付勢手段を備えるとともに、何れか一方の姿勢にあるジョーケースを直接的又は間接的に押圧して第一姿勢又は第二姿勢の何れか他方の姿勢に変更させるアクチュエータを備えている請求項4記載のリベッティングシステム。
  6. 前記リベッターは、引き抜いた引抜ピンを検知する検知手段を備え、その検知結果を基に、前記アクチュエータが作動するように構成されている請求項5記載のリベッティングシステム。
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