JP2007222538A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007222538A
JP2007222538A JP2006049871A JP2006049871A JP2007222538A JP 2007222538 A JP2007222538 A JP 2007222538A JP 2006049871 A JP2006049871 A JP 2006049871A JP 2006049871 A JP2006049871 A JP 2006049871A JP 2007222538 A JP2007222538 A JP 2007222538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
rotating
rotating reel
stop
reel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006049871A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Sakurai
隆博 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2006049871A priority Critical patent/JP2007222538A/ja
Publication of JP2007222538A publication Critical patent/JP2007222538A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】外周面に複数の図柄を配した3個の回転リールの回転開始後から、例えば30秒の所定時間が経過した際の回転リールの自動停止に関する技術である。1リールのみを残し、他のリールを強制停止させ、省電力化を図るとともに、自動停止で遊技者に不利となることを避ける。
【解決手段】遊技者による停止操作を行わずに回転リールを強制停止させるとき、1個の回転リールだけは自動的な強制停止をさせずに回転継続させ残すようにする。
停止しているか移転リールに対する照明灯を落とす。
【選択図】図3

Description

本発明は遊技機に関し、更に詳しくは、外周面に複数の図柄が配された回転リールが停止したときに、図柄を視認させる図柄表示窓内に予め定めた図柄による停止表示がされると、遊技者に対して所定の利益が付与される遊技機に関するものである。
従来、外周面に複数の図柄が配された回転リールが停止したときに、図柄を視認させる図柄表示窓内に予め定めた図柄による表示態様となるように停止表示がされると、遊技者に対して所定の利益が付与される遊技機として、例えば、遊技媒体にメダルを用いて投入させる遊技を行うスロットマシン、又は遊技媒体にパチンコ球を用いて投入させる遊技を行うパチンコ式スロットマシンが提供されている。
このようなスロットマシン等は、3個の回転リールの外周面にそれぞれ複数の図柄を1列となるように順次配し、且つそれら3個の回転リールを個々に独立して回転可能にした図柄表示装置と、各回転リール毎に3つの図柄(合計9つの図柄)を対象に停止表示させるための図柄表示窓と、遊技者の操作により3個の回転リールを回転開始させるためのスタートスイッチと、遊技者の操作により3個の回転リールの回転を個別に停止させる為の3つのストップスイッチと、を有している。
そして、所定の当否抽選手段の抽選処理に基づき当選結果が得られ、その当選状態に応じた停止制御の下で遊技者によりストップスイッチが操作されたときのみ、図柄表示窓内において当選に係る図柄(予め定めた図柄)を停止させることが許可され、この際に3個の回転リールの停止により、図柄表示窓内に当選に係る図柄に基づく停止態様とすることができた場合(所謂、目押し操作の成功)、遊技者に対して所定の利益が付与される。
このようなスロットマシンでは、遊技者によりスタートスイッチが操作され、3個の回転リールが回転開始してから所定時間(例えば、30秒)を経過しても、遊技者によりストップスイッチが操作されずに回転リールが回転継続していた場合の取り扱いとしては、2種類の扱いが考えられる。
第1の扱いは、3個の回転リールの全てが回転停止するように自動的な強制停止を行うようにすることである。
そして、前述した当選状態に応じた停止制御の下で、遊技者によりストップスイッチの操作がされずに強制停止が行われるとき、図柄表示窓内に当選に係る図柄の表示態様とならないように、回転リールの停止制御を行うようにしている技術もあった。(特許文献1参照)。
特開2005-312561号公報
ところで、上述した特許文献1に示されるようなスロットマシン等では、3個の回転リールの回転開始後から所定時間(例えば、30秒)が経過した際に、遊技者がストップスイッチの操作(目押し操作等)をしていないにも係わらず、図柄表示窓内に当選に係る図柄の停止表示をさせるという不都合を防止する為、その当選に係る図柄を図柄表示窓外へと蹴飛ばして停止表示させないようにしていた為、遊技者に不利な扱いとなっていた。
一方、第2の扱いは、3個の回転リールの全てを回転を継続させ続けることである。
このような第2の扱いでは、3個の回転リールの回転を継続させたままとしておくと、回転しているモータや各社電気的報知手段により、使用電力量の増加を招くこととなっていた。
(請求項1)
そこで、請求項1記載の発明は、
回転リールが回転してから予め定めた設定時間の経過後において、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させるようにし、遊技者に不利にならないように、最終的に回転リールの停止を自動的に行わないようにするものの、回転継続させる回転リールは1個な為、3個の回転リールを全て回転継続させ続ける場合と比較して、消費電力量の削減効率を向上させることを目的とする。
尚、回転継続させ続ける1個の回転リールは、任意に設定可能なものとできるが、特定の回転リールばかりを連続して回転継続させ続けると、その特定の回転リールのみに負担が強要される為、前回に回転継続させた回転リールを記憶手段にて記憶させておき、その記憶させた回転リールと異なる他の回転リールが回転継続していた場合には、その他の回転リールを回転継続させるようにすると好適である。
(請求項2)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、
回転継続させ続けている1個の回転リールが停止するまで、その回転継続の回転リールに対してだけ照明をして、他の停止となった回転リールに対する照明を一時的に中断(消灯)、又は暗くなる(明度を落とす)ようにすることを含む減灯をさせ、消費電力量の削減効率を向上させることを目的とする。
また、図柄表示窓において部分的に減灯する個所を設けた状態とすることにより、近隣に配設された他の遊技機(全ての回転リールに対して均一に照明をしている照明状態)との差別化を図り、目立たせることで遊技店の店員及び、遊技者等に注意を喚起させるようにすることも目的とする。
更に、回転継続させ続けている1個の回転リールが停止するまでの間において、通常行う遊技状態と比較して消費電力を極力要しない消費電力モードに移行させることによって、更なる消費電力量の削減効率を向上させることを目的とするようにしても良い。
尚、消費電力モードとは、当該状態時における消費する電力を減らして待機させる機能状態のことであり、例えば、演出用ランプの減灯やホッパーユニットのOFF制御(当該状態時における不必要な実行機能)等を一時的に眠らせ、節電させるようにする。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の目的に加え、
回転継続させ続けている1個の回転リールが停止するまで、1ゲーム遊技の開始(例えば、スタートレバーの操作)から、当該遊技の終了(例えば、全ての回転リールの停止、又は景品(メダル)の払出し完了)の期間内等に応じて出音する出音(サウンドミュージック、又はバックグラウンドミュージック等)の音量を低下(消音を含む)させ、消費電力量の削減効率を向上させることを目的とする。
更に、回転継続状態を報知させる状態のモードに移行させるとき、通常の遊技実行状態における報知モードとは異なる報知態様であって、且つ消費電力を極力要しないセーバーモードにするようにしても良い。
(請求項4)
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の発明の目的に加え、
回転継続させ続けている1個の回転リールが停止するまで、遊技状態報知手段(遊技状態に応じて報知するスピーカ、ランプ等の電飾、可動構造を有する演出装置、又は液晶等の表示装置等を含む)により回転継続状態となっていることを報知させ、遊技店の店員及び、遊技者等に注意を喚起させるようにすることを目的とする。
また、前記回転継続状態に係る報知がされた場合に、任意に停止させる報知停止手段を設けても良いことをも目的とする。
更に、遊技機のメンテナンス等により、その回転継続状態に係る報知が煩わしくなる理由等にて当該報知を停止させる場合は、遊技機の前面扉を開放した筐体内部に報知停止手段の実行指令に係る操作手段を設けると、遊技者による悪戯防止が図れるので好適である。
(請求項5)
また、請求項5記載の発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込まれることにより、それらを遊技機として機能させるためのプログラムを提供することを目的とする。
(請求項6)
また、請求項6記載の発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体と、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込まれることにより、それらを遊技機として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、前述した各目的を達成する為になされたものであり、各発明の特徴点を図面に用いた発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
尚、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するのではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、
前面を開口させた筐体と、筐体の開口部を塞ぐ前扉とを有し、
筐体の内部には、複数の図柄を外周に順次配した状態で回転させる回転リールを、回転方向と直交する方向に複数配列した図柄表示装置を備えさせ、
前扉には、図柄表示装置の回転リールに配した図柄のうちの所定数の図柄を、各回転リール毎に前方に表示して遊技者に視認させる図柄表示窓を備えさせ、
更に筐体の内部には、
遊技者による開始操作に応じて全ての回転リールの回転を開始させる回転制御手段と、
回転制御手段の作動で回転を開始した回転リールを、遊技者による停止操作に応じて停止させる停止制御手段と、
停止制御手段の作動によって順次全ての回転リールが停止したときの図柄表示窓内に停止する停止図柄が、予め定めた表示態様となると、遊技者に対して所定の利益を付与する利益付与手段と、を有する制御装置を備えさせた遊技機であって、
全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に回転時間の計測をする回転時間計測手段と、
全ての回転リールの回転が停止していない場合に、計測した回転時間が予め定めた設定時間を経過したことを確認する回転リール確認手段と、
回転リール確認手段によって設定時間の経過が確認された場合、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させる回転強制停止手段と、を設けたことを特徴とする。
ここで、「筐体(11)」とは、前面に開口部を有する箱型の筐体(11)のことをいう。
また「前扉(12,13)」とは、筐体(11)の開口部を開閉自在に塞ぎ、且つ筐体(11)の内部を露呈させるドアであり、例えば、筐体(11)の開口部の上半分と下半分を個別にロック可能に塞ぐ施錠装置を備えた前上扉12、及び前下扉13のことをいう。
また「図柄表示装置(40)」とは、
例えば、外周面に複数の図柄を順次配した状態で回転させる3個の回転リール(41)と、この回転リールを回転方向と直交する方向に配列させ、その3個の回転リール(41)を個々に回転、又はその回転を停止させる回転駆動の制御を可能にする図柄表示ユニット(40)とを有するものである。
また「図柄表示窓(50)」とは、
例えば、各回転リール(41)毎に配された図柄(52)のうち前方に位置する3つの図柄を対象に表示させ、合計9つの図柄を遊技者に視認させる図柄表示窓(50)のことをいう。
また「回転制御手段(130)」とは、
例えば、投入口30を介して遊技機内にメダル等の遊技媒体を投入する投入操作をし、回転リール(41)の回転を開始させる為のスタートスイッチ(20)を操作することに基づき、3個の回転リール(41)の回転駆動を開始制御させるものである。
また「停止制御手段(150)」とは、
例えば、3個の回転リール(41)を個別に停止させる為、各回転リール(41)毎に対応させた3個のストップスイッチ(21)を個々に操作するに応じ、回転リール(41)の回転駆動を停止制御させるものである。
また「利益付与手段(170)」とは、
例えば、スタートスイッチ(20)を操作すると、3個の回転リール(41)の回転が開始し、3個のストップスイッチ(21)を操作して回転させた3個の回転リール(41)を全て停止させたときに図柄表示窓(50)内に停止した図柄(52)が予め定めた表示態様になると入賞として判定され、遊技者に対してメダル等の遊技媒体を含む所定の利益を付与させるようにする利益付与手段(170)のことをいう。
また「制御装置(100)」とは、
例えば、CPU、RAM、ROM、及び所定の入力手段や出力手段と接続する為のI/Oなどを備え、回転制御手段(130)と停止制御手段(150)と利益付与手段(170)とを機能させる為の制御装置(100)のことをいう。
尚、液晶ディスプレイ等の画像表示手段にスロットマシン(10)の映像を表示して、遊技者が操作コントローラーの操作をすることにより、その表示されたスロットマシンに基づく遊技をできるようにしたテレビゲーム等も、本件発明の遊技機(10)に含まれる。
また「回転時間計測手段(180)」とは、
全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に、回転時間の計測をするものである。
また、スロットマシン(10)には、遊技者がスタートスイッチ(20)の操作(開始操作)を行うと3個の回転リール(41)が回転を開始し、徐々に回転速度を増し、回転速度が一定の定速回転の速度に達すると、その回転速度を一定に保つ定速処理が行われ、その後に遊技者によるストップスイッチ(21)の操作(停止操作)が有効になるものがある。
このようなスロットマシン(10)の場合においては、遊技者によるストップスイッチの操作が有効になったときに、回転時間計測手段(180)による回転時間の計測を開始させるようにしても良い。
また、例えば液晶ディスプレイ等の画像表示手段を備えるテレビゲーム等において、スロットマシンの回転リールが一定の速度で回転しているかのように見せる映像を画像表示手段に表示する場合には、その映像の回転速度が一定の定速回転となり、且つ操作コントローラー内に設けた所定のボタン等のスイッチ操作が有効になったときに、回転時間計測手段(180)による回転時間の計測を開始させるようにしても良い。
また「回転リール確認手段(190)」とは、
全ての回転リールの回転が停止していない場合に、計測した回転時間が予め定めた設定時間を経過したことを確認する手段である。
例えば、スロットマシン(10)では、3個の回転リール(41)の全てが停止していないとの情報が存在するとき、回転開始の計測時から予め定めた30秒(設定時間)を経過しているかの確認を、回転リール確認手段(190)で行うものである。
また「回転強制停止手段(200)」とは、
回転リール確認手段(190)によって設定時間の経過が確認された場合、1個の回転リール(41)は回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リール(41)があった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させるものである。
例えば、スロットマシン(10)では、回転開始の計測時から予め定めた30秒を経過したとき、3個の回転リール(41)が回転継続をしていたら、所定位置の2個の回転リール(41)を強制的に停止させ、或いは2個の回転リール(41)が回転継続をしていたら、所定位置の1個の回転リールを強制的に停止させるものとして、回転強制停止手段(200)がある。
尚、回転継続させ続ける回転リール(41)は、前回に回転継続させた回転リール(41)と異なる他の回転リール(41)としたり、当否抽選手段(120)の抽選結果に応じた回転リール(41)としたりし、連続的に同じ回転リールを回転継続させないようにし、1つの特定回転リールばかりを回転継続させ続けて負担をかけないようにさせると好適である。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、
筐体の内部には、図柄表示窓内において視認させる図柄を各回転リール毎に照明する照明制御手段を備えさせ、
照明制御手段は、回転リール確認手段によって回転リールの存在が確認された時に、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、他の停止している回転リールに配した図柄の照明を減灯する照明減灯手段を有することを特徴とする。
ここで、「照明減灯手段(211)」とは、各回転リール(41)毎に配した図柄(52)を図柄表示窓(50)内において照明をさせる照明制御手段(200)により、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、その回転継続する回転リールに対してだけ照明をして、他の停止となった回転リールに対する照明を一時的に中断(消灯)、又は暗くなる(明度を落とす)ようにすることを含む減灯をさせる照明減灯手段(211)のことをいう。
例えば、スロットマシン(10)では、3個の回転リール(41)のそれぞれを回転駆動させたときには、LED等の照明用ランプ(53)を用いて、その回転リールの回転に基づき図柄表示窓(50)内を通過する回転をしたときの図柄(52)に対して照明を行い、所定時間経過によって、残された回転継続している1個の回転リール(41)があるときは、その回転継続する回転リールが停止となるまで、他の停止している回転リールに配した前方に表示される図柄(52)に対する照明を消灯させる、又は明度を落とさせる照明減灯手段(211)のことをいう。
更に、制御装置(100)により、回転継続している1個の回転リールが停止するまでの間において、演出用ランプ(72)の減灯やホッパーユニット(80)のOFF制御等をさせ、消費電力を極力要しないセーバーモードにさせる機能を持たせるようにしても良い。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、
筐体の内部には、遊技状態によって出音する出音制御手段を有し、
出音制御手段は、回転リール確認手段によって回転リールの存在が確認された時に、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、音量を低下させる音量低下手段を有することを特徴とする。
ここで「音量低下手段(221)」とは、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、1ゲーム遊技の開始から当該遊技の終了の期間内等に応じて出音(所定のサウンド)する出音の音量を低下(消音を含む)させる音量低下手段(221)のことをいう。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、
筐体には、遊技状態を知らせる遊技状態報知手段を有し、
遊技状態報知手段は、回転リール確認手段によって回転リールの存在が確認された時に、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、回転継続状態を報知する継続報知手段を有することを特徴とする。
ここで「継続報知手段(231)」とは、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、遊技状態に応じてスピーカやランプ等の電飾、可動構造を有する演出装置、又は液晶等の表示装置、等による遊技状態報知手段に基づいて、1個の回転リールに係る回転継続状態となっていることを報知させる継続報知手段(231)のことをいう。
更に、制御装置(100)は、回転継続状態を報知させる状態のモードに移行したとき、通常の遊技実行状態における報知モードとは異なる報知態様であって、且つ消費電力を極力要しないセーバーモードにする機能を持たせるようにしても良い。
更に、「報知停止手段(32)」として、回転継続している1個の回転リールが存在し、遊技状態報知手段により回転継続状態の報知が行わせる状態となっても、その回転継続状態に係る報知をさせずに停止させる報知停止スイッチ(32)を設けると好適である。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、
前面を開口させた筐体と、筐体の開口部を塞ぐ前扉とを有し、
筐体の内部には、複数の図柄を外周に順次配した状態で回転させる回転リールを、回転方向と直交する方向に複数配列した図柄表示装置を備えさせ、
前扉には、図柄表示装置の回転リールに配した図柄のうちの所定数の図柄を、各回転リール毎に前方に表示して遊技者に視認させる図柄表示窓を備えさせ、
更に筐体の内部には、
遊技者による開始操作に応じて全ての回転リールの回転を開始させる回転制御手段と、
回転制御手段の作動で回転を開始した回転リールを、遊技者による停止操作に応じて停止させる停止制御手段と、
停止制御手段の作動によって順次全ての回転リールが停止したときの図柄表示窓内に停止する停止図柄が、予め定めた表示態様となると、遊技者に対して所定の利益を付与する利益付与手段と、を有する制御装置を備えさせた遊技機であって、
全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に回転時間の計測をする回転時間計測手段と、
全ての回転リールの回転が停止していない場合に、計測した回転時間が予め定めた設定時間を経過したことを確認する回転リール確認手段と、
回転リール確認手段によって設定時間の経過が確認された場合、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させる回転強制停止手段と、を作動可能にするように機能させる為の遊技機用プログラムとすることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、スロットマシン(10)などの現実の遊技機でもよく、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示手段に表示させた擬似的な遊技機であっても良い。
或いは、回転リール(41)を備える図柄表示装置(40)を、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示手段とし、これに複数の図柄を1列に順次配した回転リール(41)を擬似的に変動表示、又は停止表示させるように形成しても良い。
尚、この際において、遊技者に付与される利益の内容は、図柄表示窓(50)内に停止した図柄(52)の表示態様に応じた内容(利益価値の大小)となるようにする。
前述した「遊技者に対して所定の利益を付与する」とは、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、遊技機内に設けたホッパーユニット(80)を作動させ、遊技者に対してメダル等の遊技媒体(対価)の払い出しを行うように形成することができる。
一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示手段に、入賞時にメダル等の遊技媒体の払い出しがなされるような画像や、手持ちの遊技媒体の数が増加するような表示や、所定の得点が加算されるような表示を行うように形成することができる。
このように、本発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込まれることによりそれらを遊技機として機能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
尚、前述した擬似的な遊技機を操作コントローラー等で操作する場合における「開始操作」につては、その操作コントローラー内に設けた所定のスイッチを押す、若しくは引く、倒す、又はそれら組合せ等の操作により、液晶ディスプレイ等の画像表示手段に表示された停止中の回転リールを回転開始させるようにすることを含む。
また、「停止操作」については、その操作コントローラー内に設けた所定のスイッチを押す、若しくは引く、倒す、又はそれら組合せ等の操作により、液晶ディスプレイ等の画像表示手段に表示された回転変動中の回転リールを停止させるようにすることを含む。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、
前面を開口させた筐体と、筐体の開口部を塞ぐ前扉とを有し、
筐体の内部には、複数の図柄を外周に順次配した状態で回転させる回転リールを、回転方向と直交する方向に複数配列した図柄表示装置を備えさせ、
前扉には、図柄表示装置の回転リールに配した図柄のうちの所定数の図柄を、各回転リール毎に前方に表示して遊技者に視認させる図柄表示窓を備えさせ、
更に筐体の内部には、
遊技者による開始操作に応じて全ての回転リールの回転を開始させる回転制御手段と、
回転制御手段の作動で回転を開始した回転リールを、遊技者による停止操作に応じて停止させる停止制御手段と、
停止制御手段の作動によって順次全ての回転リールが停止したときの図柄表示窓内に停止する停止図柄が、予め定めた表示態様となると、遊技者に対して所定の利益を付与する利益付与手段と、を有する制御装置を備えさせた遊技機であって、
全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に回転時間の計測をする回転時間計測手段と、
全ての回転リールの回転が停止していない場合に、計測した回転時間が予め定めた設定時間を経過したことを確認する回転リール確認手段と、
回転リール確認手段によって設定時間の経過が確認された場合、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させる回転強制停止手段と、を作動可能するように機能させる為の遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることを特徴とする。
本発明は、請求項6に記載の遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
回転リールの回転開始から予め定めた設定時間となったときに、遊技者による停止操作を行わずに自動的な強制停止をさせる場合において、1個の回転リールだけは自動的な強制停止をさせずに回転継続させて残しておくようにする。
これにより、遊技者に不利となることなく、かつ省電力化が図れるものである。
本発明の最良の実施形態では、遊技機としてのスロットマシン10について説明する。
このスロットマシンでは、スロットマシン10の各回転リール41が回転し、図柄表示窓50から視認させる回転表示している図柄52を見ながら、停止させたい図柄52が図柄表示窓50内に回転してきたタイミングでストップスイッチ21を操作(以下、停止操作と称す)する事については、「目押し操作」という。
また「当選」とは、当否抽選手段120の抽選結果が当りとなったとき、回転リール41に配された図柄52であって、当りに対応させた予め定めた図柄52を図柄表示窓50内に停止させ、その当り対応の図柄52に基づく予め定めた表示態様(以下、当選表示態様を称す)とさせることを極力的に許可する停止制御を有効にすることを意味する。
また「入賞」とは、「当選」となる状態において、全ての回転リール41を停止操作に基づき停止させたとき、前述した当選表示態様が図柄表示窓50内に表示するよう各回転リール41を停止させたことを意味する。
(図面の説明)
図1乃至図3は、本発明の実施の形態を示すものである。
そして、図1は、スロットマシン10のブロック図であり、図2は、スロットマシン10の外観正面図であり、図3は、本実施の停止制御に係る動作の概略図を示すフローチャートである。
(スロットマシン10)
図2に示すように、本実施の形態に係るスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備えている。
また、筐体11の前面には、開口部を開閉自在、且つロック可能に塞ぐ施錠装置を備えた前上扉12、及び前下扉13を備えている。
また、筐体11の内部には、垂直方向に縦回転する3個の回転リール41を水平方向(横並び)に配列したリールユニット40を備えている。
また、3個の回転リール41のうち、左側に設けているのが左リール42であり、中央に設けているのが中リール43であり、右側に設けているのが右リール44である。
また、各回転リール41の外周面45には、合計21個の図柄52が均等、且つ垂直方向(縦並び)に順次1列となるよう表示させた帯状のリールテープ51を貼付けている。
また、前上扉12のほぼ中央には、開口に透明板を嵌め込んだ図柄表示窓50が設けられている。
また、図柄表示窓50は、各回転リール41毎に配された21個の図柄52のうち前面に表示される3個の図柄52(上図柄、中図柄、下図柄)を1セットにし、それらを個々に3セット分を表示(合計9図柄)し、遊技者に視認させるように形成されている。
また、本実施の形態では、3個の図柄52(上図柄、中図柄、下図柄)のそれぞれが図柄表示窓50に対して適正な位置に表示されるときの各回転リール41の停止位置を「適正停止位置」としている。
そして、各回転リール41が停止操作に基づき停止するときは「適正停止位置」で停止し、図柄表示窓50内には各回転リール41毎に3個の図柄52(上図柄、中図柄、下図柄)が正しく表示され、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄52が正しく表示され得るようになる。
本実施の形態では、横方向に並ぶ各回転リール41毎の図柄52の組合せからなる上図柄ライン,中図柄ライン,下図柄ラインの3ラインと、右斜め方向及び左斜め方向に並ぶ各回転リール41毎の図柄52の組合せからなる右斜めライン、及び左斜めラインの2ラインを足した合計5本の入賞ラインを設けている。
そして、その入賞ライン上に予め定めた図柄(当選図柄)52が、予め定めた表示態様となるように停止した配列を「当選表示態様」とする。
また、図柄表示窓50の下方には、所定枚数(例えば、50枚)を限度に筐体11内部に貯留させ、クレジット状態としている貯留メダル(以下「クレジットメダル」と称す)を投入する為のベットスイッチ31や、クレジットメダルを受皿82に返却として払い出す為の精算スイッチ35や、各回転リール41(左リール42,中リール43,右リール44)の回転を開始させるためのスタートスイッチ20や、各回転リール41と対応づけをさせ回転リールの駆動を個別に停止させるためのストップスイッチ21(左ストップスイチ22,中ストップスイチ23,右ストップスイチ24)等が設けられている。
また、図柄表示窓50の中央部上方には、当否抽選手段120の抽選結果に応じた演出等を行う液晶ディスプレイ70が設けられている。
また、前上扉12の上部には、当否抽選手段120の抽選結果に応じた演出等を行う演出用ランプ71が設けられている。
また、前下扉13の下部には、メダルを払い出す為の払出口81が設けられている。
また、払出口81の下方には、払出口81から払い出されたメダルを受け止めて貯留させる為の受皿82が設けられている。
また、筐体11の内部には、スロットマシン10の遊技動作等を制御する為の制御装置100や、筐体11の内部に貯留させた貯留メダルを1枚づつ受け皿82に払い出す為のホッパーユニット76等が備えられている。
(制御装置100)
制御装置100は、スロットマシン10の遊技動作等を制御する為のCPU、RAM、ROM、及び入力手段や出力手段と接続する為のI/Oなどを備えている。
この制御装置100の入力手段としては、図1に示すように、スタートスイッチ20、及びストップスイッチ21、投入メダルスイッチ33、ベットスイッチ31、精算スイッチ34、フォトセンサ60、報知停止スイッチ32、等が接続されている。
また、この制御装置100の出力手段としては、図1に示すように、ステッピングモータ62、ホッパーユニット80、照明用ランプ53、演出用ランプ72、スピーカ71、及び液晶ディスプレイ70、等が接続されている。
そして、この制御装置100は、CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、遊技制御手段110、当否抽選手段120、回転制御手段130、回転位置検知手段140、停止制御手段150、入賞判定手段160、利益付与手段170、回転時間計測手段180、回転リール確認手段190、回転強制停止手段200、照明制御手段210、出音制御手段220、遊技状態報知手段230等として機能する。
(投入メダルスイッチ33)
投入メダルスイッチ33は、遊技者により投入口30から1枚づつ手投入されたメダルを検知するためのものであって、投入口30から投入したメダルを筐体11の内部に設けたホッパーユニット80に向かわせ、内部貯留をさせるメダル誘導路の途中に設けられている。
(ベットスイッチ31)
ベットスイッチ31は、図2に示すように、図柄表示窓50の左斜め下方に設けられ、遊技前に、手投入によって1つの遊技に要する最大メダル数(例えば、3枚)以上のメダルを投入した場合において、所定枚数(例えば、50枚)を限度に内部貯留されたクレジットメダルの枚数を減じさせ、1つの遊技に要するメダルの投入に代える為のものである。
このベットスイッチ31には、3枚のクレジットメダルを纏めて減じる3枚投入スイッチ、及びクレジットメダルを1枚づつ減じる1枚投入スイッチというように、クレジットメダルを減じる合計枚数に応じた投入スイッチが設けられているようにしても良い。
尚、本実施形態における「1つの遊技」とは、各回転リール41を回転させる為の開始操作から、回転させた全ての回転リール41を停止させる停止操作までのことをいい、その際に入賞をさせたときは賞品となるメダルの払い出しが終了(演出の終了を含む)するまでとする。
(報知停止スイッチ32)
報知停止スイッチ32は、回転継続している1個の回転リールが存在して、遊技状態報知手段により回転継続状態の報知が行われても、その回転継続状態の報知を停止させるものであって、ベットスイッチ31の左隣に設けられている。
尚、遊技機の前上扉12又は前下扉13を開放した筐体(11)の内部に報知停止スイッチ32を設けると、遊技者による悪戯防止が図れるので好適である。
(精算スイッチ34)
精算スイッチ34は、筐体11内に内部貯留させたクレジットメダルを受皿82に払い出す為のものであって、図2に示すように、スタートスイッチ20の左斜め下方に設けられている。
(スタートスイッチ20)
スタートスイッチ20は、各回転リール41の回転を開始させる為のものであって、図2に示すように、ベットスイッチ31の左斜め下方に設けられている。
本実施の形態では、1つの遊技に要する予め定めたメダル枚数を投入した後、このスタートスイッチ20を操作すると、左リール42,中リール43,右リール44の3個すべての回転リール41の回転が一斉(順次でも可)に開始する。
(ストップスイッチ21)
ストップスイッチ21は、各回転リール41の回転駆動を停止させる停止信号を出力する為のもので、図2に示すように、スロットマシン10の中央部において、3個のストップスイッチ21が横並びに設けられている。
そして、左リール42,中リール43,右リール44のそれぞれと対応づけをさせた、左ストップスイッチ22,中ストップスイッチ23,右ストップスイッチ24が設けられている。
本実施の形態では、左ストップスイッチ22を操作すると、左リール42の回転を停止させる為の左リール停止信号が出力され、左リール41の回転が停止する。
また、中ストップスイッチ23を操作すると、中リール43の回転を停止させる為の中リール停止信号が出力され、中リール43の回転が停止する。
また、右ストップスイッチ24を操作すると、右リール44の回転を停止させる為の右リール停止信号が出力され、右リール44が停止する。
(リールユニット40)
リールユニット40は、図2に示すように、筐体11の内部上半分側に組み込まれるものであって、且つ図柄表示窓50の裏面側において各回転リール41の一部(合計9図柄)を視認させるように設けられている。
そして、各回転リール41を回転可能に支持する為の3つのリールスタンドと、この3つのリールスタンドを横並びにした状態で、四角状の内部空間に固定させる四角枠状フレームと、を含む回転リール骨格支持体46を備えるものである。
また、各リールスタンドには、それぞれステッピングモータ62が固定されている。
そして、固定された各ステッピングモータ64の出力軸63には、透光性を有し、且つ断面コ字状の回転リールフレーム64を回転可能に接続固定させている。
具体的には、有底円筒状の回転リールフレーム64の開口を左方向(ステッピングモータ64側)に向けるようし、この回転リールフレーム64内の底面中央部において出力軸63の突出方向先端を接続固定させ、この回転リールフレーム64を回転可能にしている。
また、21個のデザインされた図柄52を表示させるように備えるものであって、透光性を有する透明素材で形成された帯状のリールテープ51を、円筒状の回転リールフレーム64の外周面45に巻き付け固定している。
尚、本実施形態では、リールテープ51に表示させる合計21個の図柄52の中には、互いに異なる種類の図柄52、及び同じ種類の図柄52が含まれる構成となるようにしている。
具体的には、特に図示しないが「7(赤色)」、「7(青色)」、「BAR」、「ベル」「スイカ」、「チェリー」、「リプレイ」、又は所定のキャラクタ等による21個の図柄52が均等に縦1列となるように配されている。
また、各リールスタンドには、照明用ランプ53を備えるランプハウジング54を固定させている。
更に、そのランプハウジング54は、図柄表示窓50から覗き見せるリールテープ51に表示された21個の図柄うちの3個の図柄をテープ裏面側から照明用ランプ53によって照明させるように、回転リールフレーム64の内部空間に位置するよう配設されている。
尚、ランプハウジング54は前面側を開口とさせる3つの箱状空間となるように区画されており、縦方向に区画された3つの箱状空間内に3個の照明用ランプ53が1つづつ設けられ、図柄表示窓50から視認させる縦列の3個の図柄を開口から個々に照明させるようにしている。
また、各リールスタンドには、発光部及び、その発光部からの光を受光する受光部が互いに距離をおいて対向空間を形成するコ字状のフォトセンサ60が、回転リールフレーム64の内部空間に位置するよう固定されている。
また、リールフレーム64内の円筒状底面の周縁部にセンサ遮光片61が設けられている。
そして、フォトセンサ60における発光部及び受光部の対向空間内に、回転するリールフレーム64のセンサ遮光片61が通過可能となるようにフォトセンサ60が配設される。
即ち、前述した発光部及び受光部の対向空間内にセンサ遮光片61が通過するとき、発光部から受光部へ向かわせる光を一時的に遮光するようになる。
尚、図2における右リール44は、リールテープ51の一部(中間部)を切り欠いてランプハウジング54及び、3個の照明用ランプ53を図示させると共に、そのランプハウジング54の一部(右上部)を切り欠いてフォトセンサ60、センサ遮光片61、ステッピングモータ62、出力軸63、回転リールフレーム64を図示させるようにしている。
(ホッパーユニット80)
ホッパーユニット80は、回転リール41を停止させ図柄表示窓50内に当選表示態様となる入賞とさせた場合、又は精算スイッチ34を操作してクレジットメダルを返却する場合に、受皿82にメダルを払い出す為のものであり、図2に示すように筐体11の内部下側半分に組み込まれている。
尚、ホッパーユニット80は、上部開口を介して複数のメダルを貯留する貯留タンクと、その貯留タンクの下部に連通して設けられるものであって、貯留させたメダルを1枚づつメダル孔に一旦収容すると共に、払出口81及び受皿82に向かって排出する回転ディスクと、その回転ディスクを回転制御する為の駆動手段とを備えている。
(払出口81)
払出口81は、ホッパーユニット80から払い出されたメダルを受皿82に向かって誘導する為の払出し誘導路の出口部に設けられる開口であり、前下扉13の中央下部に設けられている。
(受皿82)
受皿82は、払出口81から払い出されたメダルを受け止めて貯留する為のものであり、払出口81の下方で、且つ前下扉13の下辺部に沿う横長状に設けられている。
(演出用ランプ72)
演出用ランプ72は、発光態様の変化によって遊技者に当選又は入賞等を知らせる為のものであり、図2に示すように、前上扉12の中央上部に設けられている。
(スピーカ71)
スピーカ71は、音声によって遊技者に当選又は入賞等を知らせる為のものであり、図2に示すように、前上扉12の左右上部に2箇所設けられている。
(液晶ディスプレイ70)
液晶ディスプレイ70は、画像表示の態様によって遊技者に当選又は入賞等を知らせる為のものであり、図2に示すように、図柄表示窓50の上部に設けられている。
(遊技制御手段110)
遊技制御手段110は、遊技に関する動作等を制御する為のCPU(命令制御手段)、RAM(ワーク処理記憶手段)、ROM(プログラム記憶手段)、及びI/Oなどを備える回路基板装置である。
尚、遊技制御手段110は、外部からの接触を不能とさせる箱状の回路基板ケースに回路基板装置を収納するようにし、筐体11の内部上半分側に組み込まれている。
以下、本実施の形態における一般遊技について説明する。
1つの遊技に要する複数設定された所定メダル数(1枚〜3枚)を投入すると、そのメダルの投入枚数に応じた本数の入賞ライン(第1〜第5本の入賞ライン)が有効になる。
具体的には、メダルの投入枚数は、1つの遊技につき3枚のメダル投入までとされる。
そして、メダルの投入枚数が1枚のときには、第1入賞ラインのみが有効になり、メダルの投入枚数が2枚のときには、第1入賞ライン〜第3入賞ラインまでの3本の入賞ラインが有効になり、メダルの投入枚数が3枚のときには、第1入賞ライン〜第5入賞ラインまでの5本すべての入賞ラインが有効になる。
また、メダルの投入には、投入口30からのメダルの手投入と、ベットスイッチ31の操作によるクレジットメダルを減じさせて投入とさせるベット投入とがある。
また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ20を操作すると、3個すべての回転リール41の回転が開始する。
図柄表示窓50から覗き見せる停止図柄において、予め定めた当選に係る図柄(例えば、「7(赤色)」、「7(青色)」、「BAR」、「ベル」、「スイカ」、若しくは「リプレイ」)のうち何れかの図柄が、何れかの有効な入賞ライン上に3個揃うように、又は、左リール42に配された「チェリー」の図柄が、何れかの有効な入賞ライン上に表示されるように、各回転リール41が停止すると入賞となり、その入賞となると当選役(図柄組合せの種類)に応じた枚数のメダルが払い出される。
また、メダルの払い出しには、払出口81から受皿82へと貯留させるメダルの払い出しと、クレジット枚数を加算して増やす電子的貯留のメダルの払い出しとがある。
尚、電子的貯留によるメダルの払い出しの場合は、クレジット表示部73に表示される値が加算させるメダルの数に応じて増加するように表示される。
また、入賞となる際に、メダルの払い出しに代えて、或いはメダルの払い出しと共に、遊技者に遊技をする上で有利な状態(例えば、抽選確率の上昇)にする等の所定の利益が付与されることもある。
(当否抽選手段120)
当否抽選手段120は、所定の当選図柄を図柄表示窓72内に極力的に停止表示できるように、各回転リール41を停止させる停止制御(当選に係る停止制御)を可能にするか否かの決定に係る抽選を行う為のものである。
この当否抽選手段120は、図示しないが、乱数を発生させる乱数発生手段と、発生させた乱数を抽出する乱数抽出手段と、予め定めた当選役毎に対応させた対応乱数を設定する役抽選テーブルと、抽出した乱数とその対応乱数とが一致するか否かを比較する役抽選判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内の数値(例えば、2進数で0〜65536の範囲の数字)により発生させる為のものである。
また、乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによっても構成することができる(所謂、ハード乱数)。
また、乱数発生手段は、一定範囲の数字を高速(例えば、一定範囲の数字を1秒間に700万回程度順次繰り返す)で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。
即ち、CPUに所定のプログラムを実行させ、電子的に乱数をサンプリングさせることによって構成することができる(所謂、ソフト乱数)。
尚、乱数発生手段は、平均採中法で乱数を発生させる手段や、或いは素数の加算によって乱数を発生させる手段等によっても構成することもできる。
乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(例えば、スタートスイッチ50の操作をしたとき)で抽出する為のものである。
尚、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成される為、乱数発生手段が発生させる数値は厳密には乱数ではないが、スタートスイッチ50が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられる。
即ち、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数を発生しているわけではないものの、乱数抽出手段によって抽出される数値は、あたかも乱数のような分布となって取り扱うことができる。
本実施の形態では、結果として乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、「乱数発生手段」、或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる全範囲内の各数値(乱数)の1つづつについて、当選に係る停止制御を可能にするか、それとも図柄表示窓50内に当選図柄を停止させないハズレに係る停止制御とするかを決定する際において、乱数抽出手段が抽出する乱数と一致比較させる為の対応乱数を定めて分類設定させておくテーブルである。
即ち、役抽選テーブルにおける対応乱数の割当て分類の設定しだいで、BB当選にするか、RB当選にするか、小役当選にするか、Replay当選にするか、又はハズレにするか否かの決定に係る抽選の割合を変化させることができるようになる。
本実施の形態では、役抽選判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルにおいて割当て分類されたBB当選、RB当選、小役当選、Replay当選の何れかの対応乱数とが一致した場合は当選とする抽選決定となり、ハズレの対応乱数とが一致した場合はハズレとする抽選決定となる。
(回転制御手段130)
回転制御手段130は、各回転リール41の回転駆動の制御を行う為のものである。
この回転制御手段130は、スタートスイッチ20の操作に基づいて、各回転リール41の回転を開始させ、各回転リール41を加速回転させる為の加速処理を行い、回転速度が所定の速度に達したときには加速処理を終了して、各回転リール41を定速回転させる為の定速処理を行い、その回転速度を一定に保つようにし、回転開始に係る全回転開始信号を生成して制御装置100におけるCUPへと信号送信をする。
尚、全回転開始信号を生成するタイミングは、各回転リール41の加速回転を開始させるタイミングであっても良い。
本実施の形態では、回転リール41を回転させるための動力として、4相の基本ステップ角度1.43度のステッピングモータ62を採用している。
ステッピングモータ62を動作させるためには、パルスの出力が必要である。
本実施の形態では、パルスの出力方法として1−2相励磁を採用している。
このステッピングモータ62は、回転リール41を1回転させるために、504パルスの出力を必要とする構造になっている。
また、回転リール41の表面には、21個の図柄が均等に縦1列となるように配されているので、回転リール41を図柄1個分回転させるためには、24パルスが必要となる。
その為、ある適正停止位置から、連続する次の適正停止位置まで回転リール41を回転させる為には、24パルスの出力が必要になる。
以下、本実施の形態における各回転リール41の回転制御について説明する。
遊技者によるスタートスイッチ20の操作があると、回転制御手段130は、まず175ミリ秒経過するまで待機する。
回転制御手段130は、175ミリ秒が経過したら、前回の遊技が終了してから4.1秒が経過しているか否かを、検知する。
スタートスイッチ20の操作から175ミリ秒が経過し、且つ前回の遊技が終了してから4.1秒が経過している条件を満たす場合に、回転制御手段130は、各回転リール41の回転を全て同時に開始させるように、各回転リール41の回転を開始させる為のパルスを出力する。
次に、各回転リール41について、回転速度を徐々に速くする為に、加速処理を行う。
この加速処理により、各回転リール41が750ミリ秒で1回転する速度に達すると、加速処理を終了させ、回転開始に係る全回転開始信号を生成して制御装置100におけるCUPにその加速処理の終了に係る信号送信をする。
そして、各回転リール41を750ミリ秒で1回転する速度で回転させ続ける為に、1パルスが出力される間隔が一定(約1.5ミリ秒)の定速処理が行われる。
インデックス信号とは、各回転リール41のリールフレーム64に設けられたセンサ遮光片61が、各リールスタンドに固定されたフォトセンサ60を、通過したことを示す信号である。
フォトセンサ60は、発光部と受光部とを有しており、発光部から発せられる光が受光部で感知されると、OFF信号を出力し、発光部から発せられる光が受光部で感知されないと、ON信号を出力する。
本実施の形態では、センサ遮光片61がフォトセンサ60を通過するときに、発光部から発せられた光が遮光されて、ON信号(=インデックス信号)が出力される。
また、本実施の形態では、インデックス信号が出力されるときの回転リール41の位置を、基準位置としている。
(停止制御手段150)
停止制御手段150は、各回転リール41の停止制御を行うためのものである。
この停止制御手段150は、当否抽選手段120の抽選結果と、各ストップスイッチ21が操作されて停止信号が出力されたときの各回転リール41の回転タイミング位置とに基づいて、各回転リール41が適正停止位置で停止するように滑りコマ数を決定し、各回転リール41を決定された滑りコマ数に応じた回転とさせるのに必要なパルスを出力し、各回転リール40を停止させる。
尚、本明細書中、「滑りコマ数」とは、停止信号が出力されてから、その停止信号に対応する停止対象の回転リール41が、何れかの適正停止位置で停止するか否かにおける回転移動をさせる図柄52の数をいう。
即ち、停止信号が出力されてからその回転リール41が停止するまでに回転移動をさせた図柄の数が「0」又は「1」ならば、滑りコマ数は「0」又は「1」となる。
尚、本実施の形態では、0個以上4個以下の図柄数の範囲内で、各回転リール41の滑りコマ数を定めている。
本実施の形態では、滑りコマ数は、「停止テーブル」に応じるよう予め定められている。
この停止テーブルは、停止信号が出力されたときの各回転リール41の基準位置からの回転量の状態(以下、回転タイミング位置と称す)に応じて直ぐに停止させるか、又は滑らせるかの停止位置を決定する為のものであり、出力された停止信号のタイミングを起点に各回転リール41の停止時における滑りコマ数を予め定めたものである。
即ち、予め定めた図柄を出現させ当選表示態様とし得るようにする場合と、予め定めた図柄以外が出現して当選表示態様とし得ないようにする場合と、に応じて滑りコマ数が定められる。
以下、本実施の形態における停止制御手段150による停止制御について説明する。
まず、遊技者によりスタートスイッチ20の操作が行われると、当否抽選手段120による抽選が行われ、回転制御手段130により各回転リール41の回転が開始する。
停止制御手段150は、当否抽選手段120の抽選結果に基づいて、抽選結果に対応させて複数設けてある何れの停止テーブルを用いて停止制御を行うかを決定する。
また、回転制御手段130は、全ての回転リール41の回転を開始させ、加速処理を終了した後、定速処理を行う。
また、各回転リール41が定速回転に移行した後、フォトセンサ60によるインデックス信号が出力され、且つ、全ての回転リール41が回転してから750ミリ秒が経過すると、遊技者によるストップスイッチ21の操作が有効になる。
そして、遊技者によりストップスイッチ21が操作されて停止信号が出力されると、停止制御手段150は、選択された停止テーブルと、停止信号が出力されたときの回転リール41の回転タイミング位置とに基づいて、各回転リール41の滑りコマ数を決定し、滑りコマ数に応じた回転リール41を回転させる為に必要なパルスを出力した後、各回転リール41を停止させる。
また、本実施の形態では、1つの回転リール41に対して停止信号が出力されてから209ミリ秒間は、他の回転リール41に対応するストップスイッチ21の操作をしても、停止信号が出力されない。
よって、メダルの投入に基づきスタートスイッチ20が操作され、当否抽選手段120の抽選結果が「ハズレ」になると、停止制御手段150は、複数の停止テーブルの中から、ハズレ用の停止テーブルを選択し、停止信号が出力されたときの回転リール41の回転タイミング位置に基づいた滑りコマ数の設定をする。
また、メダルの投入に基づきスタートスイッチ20が操作され、当否抽選手段120の抽選結果が「当選」になると、停止制御手段150は、複数の停止テーブルの中から、当選用の停止テーブルを選択し、停止信号が出力されたときの回転リール41の回転タイミング位置に基づいた滑りコマ数の設定をする。
尚、前述したような回転リール41の停止制御は、停止テーブルを用いた回転リールの滑りコマ数に係る停止制御であることから、「テーブル制御」等と呼ばれる。
また、本実施の形態では、前述した「テーブル制御」に拘らず、回転リール41に配された図柄52について適正停止位置に当選に係る図柄52が停止するか否かを監視し、監視状況に応じて当選に係る図柄52を停止させるようにする「蹴飛ばし制御」、及び当選に係る図柄52を停止させないようにする「引込み停止制御」をさせるようにしても良い。
尚、前述の当選に係る図柄52が適正停止位置に停止するか否かの監視については、フォトセンサ60によるインデックス信号の出力が行われたときを基準点とし、その基準点を「0」として回転リール41を回転させる為にパルスモータによって発信されるパルス数をカウントし、当該カウント値と、回転リール41が一回転する間のパルス数を全領域としたパルスカウントテーブルとを比較することにより、監視させることができる。
即ち、ROMに予め記憶させたパルスカウントテーブルによって、パルス数に対応させたカウント値毎に回転リール41に配される21個の図柄52が対応づけされ、停止信号が出力されたときのカウント値とパルスカウントテーブルの照合に応じ、21個の図柄52のそれぞれについての停止位置を特定できるようになる。
故に、図柄表示窓50に、どの図柄52がどの位置で停止表示されるか監視できる。
そして、適正停止位置に当選に係る図柄52を停止させない蹴飛ばしの設定の判定がされた場合には、ストップスイッチ20を操作した後、1個の図柄52分毎に回転リール41を回転させるパルスを発信し、適正停止位置に当選に係る図柄52が停止しなくなったときか、又は蹴飛ばしずらした図柄52の数が4個目となるときかの場合に、回転リール41の回転を停止させる。
また、適正停止位置に当選に係る図柄52を停止させる引込みの設定の判定が判定された場合には、ストップスイッチ20を操作した後、1個の図柄52分毎に回転リール41を回転させるパルスを発信し、適正停止位置に当選に係る図柄52が停止するときか、又は引込みずらした図柄52の数が4個目となるときかの場合に、回転リール41の回転を停止させる。
(入賞判定手段160)
入賞判定手段160は、全ての回転リール41の回転が停止した際に、回転位置検知手段140により各回転リール41の停止位置を判断(回転リール41が停止ときのカウント値とパルスカウントテーブルの照合)させ、図柄表示窓50に予め定めた当選表示態様(所定の図柄配列)が表示されるような停止位置で、各回転リール41が停止しているか否かを判定する為のものである。
本実施の形態では、入賞判定手段160は、全ての回転リール41が停止した際に、回転位置検知手段140により基準点からのパルス数をカウントさせ、当該カウント値と、ROMに予め記憶させたパルスカウントテーブルとを比較する照合をさせ、何れかの入賞とさせる当選の表示態様に係る図柄52が、何れかの有効な入賞ライン上に表示されるような停止位置で、各回転リール41が停止しているか否かを判定する。
即ち、入賞ライン上において、入賞となる当選表示態様を出現させる停止位置で図柄52が停止しているときは、所定の当選役に係る入賞と判定し、入賞となる当選表示態様を出現させていない停止位置で図柄52が停止しているときには、ハズレと判定する。
(利益付与手段170)
利益付与手段170は、回転させた3個の回転リール41を全て停止させたとき、図柄表示窓50内に停止した図柄52に基づき当選表示態様となり入賞として判定された場合、遊技者に対してメダル等の遊技媒体の付与や、通常より有利な状態に所定期間移行させること等を含む所定の利益を付与させるものである。
(回転時間計測手段180)
回転時間計測手段180は、全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に、回転時間の計測をするものである。
本実施の形態では、3個の回転リール41の全てを予め定めた一定の回転速度にするタイミングとなるときに生成される全回転開始信号の受信を契機に、回転時間の計測を開始させるタイマ等にて回転時間の計測をさせる。
(回転リール確認手段190)
回転リール確認手段190は、全ての回転リールの回転が停止していない場合に、回転時間計測手段180によって計測している回転時間が予め定めた設定時間となっているかを確認するものである。
本実施の形態では、3個の回転リール41がまだ回転継続をしているとの情報(例えば、パルスの出力処理の継続)に基づいて、制御装置100におけるCUPが全ての回転リールの回転が停止していないと判断するとき、回転開始の時間計測の時点から予め定めた30秒(設定時間)を経過したか否かの確認させる。
(回転強制停止手段200)
回転リール確認手段190は、予め定めた設定時間を経過しても全ての回転リールの回転が停止していないとの確認がされたとき、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させるものである。
本実施の形態では、回転開始から予め定めた30秒を経過したときに、3個の回転リール41が回転継続をしていたら、所定位置の2個の回転リール41を強制的に停止させ、或いは、2個の回転リール41が回転継続をしていたら、所定位置の1個の回転リールを強制的に停止させる。
(照明制御手段200)
照明制御手段200は、各回転リール41に配した前方に表示する3つの図柄52における上図柄、中図柄、下図柄を、図柄表示窓50内において個々に照明をさせるものである。
即ち、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄52を、それぞれ個別に照明をさせる。
本実施の形態では、3個の回転リール41が回転継続しているときには、LEDやライト等の照明用ランプ53を用いて、各回転リール41の回転によって図柄表示窓50を通過する図柄52に対して照明を行う。
更に照明制御手段200は、回転強制停止手段200により残された回転継続し続けている1個の回転リール41があるときは、その回転リールが停止となるまで他の停止している回転リールに配した図柄52(上,中,下図柄)の照明を一時中断させて消灯させる、又は明度落として暗くさせる減灯に係る制御をする照明減灯手段211を備えている。
(出音制御手段220)
出音制御手段220は、遊技の状態変化や当否抽選手段120の抽選結果等に応じ、所定の期間内に所定の出音(サウンドミュージック、又はバックグラウンドミュージック等)をさせるものである。
更に出音制御手段220は、は、回転強制停止手段200に基づき回転継続させ続けている1個の回転リールが停止するまで、1ゲーム遊技の開始(例えば、スタートレバーの操作)から、当該遊技の終了(例えば、全ての回転リールの停止、又はメダルの払出し完了)期間内に出音させるサウンド等を低下(消音を含む)させる音量低下手段221を備えている。
(遊技状態報知手段230)
遊技状態報知手段230は、遊技の状態変化や当否抽選手段120の抽選結果等に応じ、スピーカやランプ等の電飾、可動構造を有する演出装置、又は液晶等の表示装置を用いて、その時々の遊技の状態に係る報知をさせるものである。
更に、遊技状態報知手段230は、回転強制停止手段200に基づき回転継続させ続けている1個の回転リール41が停止するまで、回転継続状態となっていることを遊技者に報知させる為の継続報知手段231を備えている。
また制御装置100は、回転強制停止手段200に基づき回転継続させ続けている1個の回転リール41が停止するまでの期間において、スロットマシン10の通常遊技時の実行に要する消費電力よりも極力要しない電力量にさせるセーバーモードにする消費電力手段に係る機能を備えていても良い。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の停止制御に係る動作の概略について、図3に示したフローを用いて説明する。
まず、図3に示すステップ300(以下、ステップを“S”と省略する)において、メダルの投入をした後にスタートスイッチ20を操作し、この操作に応じスタートスイッチ20がONとなり、このONに基づいて当否抽選手段120により抽選処理が行われ、且つ3個の回転リール41が回転を開始し、次のS301に進む。
尚、全ての回転リール41の回転速度が定速化したときに、回転リール41の停止が可能な状態となる。
尚、本実施の形態では、図柄表示窓50から覗きみせる図柄の視認性を高める為、照明制御手段210により、各回転リール41毎に配した図柄52(上図柄、中図柄、下図柄)が前方に表示され、図柄表示窓50内に位置したときにおいて照明をさせている。
S301において、回転時間計測手段180によりリール回転時間の計測を開始させ、次のS302に進ませる。
S302において、制御装置100に係るCPUにより、回転継続中の回転リール41が存在するか否かを、全ての回転リール41が回転を停止しているか否かとして判断し、全ての回転リール41が回転を停止している場合(肯定判定)は、S316に進ませて終了させる。
またS302において、全ての回転リール41が停止していない場合(否定判定)は、次のS303に進ませる。
S303において、回転リール確認手段190により、計測させているリール回転時間が30秒(設定時間)を経過していないと確認された場合(否定判定)は、その30秒経過となるまで、前段のS302との間でループをさせる。
またS303において、回転リール確認手段190により、計測させているリール回転時間が30秒を経過したと確認された場合(肯定判定)は、S304に進ませる。
尚、本実施の形態では、30秒という設定時間にしたが、この設定時間に限定されずに任意な設定が可能である。
S304において、3個の回転リール42,43,44のうち2個以上の回転リール41が回転継続とされていない場合(否定判定)、後述する次のS306に進ませる。
またS304において、3個の回転リール42,43,44のうち2個以上の回転リール41が停止状態とされずに回転継続とされている場合(肯定判定)は、次のS305に進ませる。
S305において、所定位置の1個の回転リール41を残して、他の回転リール41の強制的な回転停止をさせる回転強制停止手段200による停止制御が行われ、次のS308に進ませる。
S306において、照明制御手段210及び/又は出音制御手段220により、停止状態となっている回転リール41に対応させた照明についての減灯を行わせるか、又は1ゲーム遊技の開始から当該遊技の終了期間内に出音させるサウンドの音量を低下(消音を含む)させるかの少なくとも何れか若しくは双方を行わせる。そして、次のS309に進ませる。
次のS307において、遊技状態報知手段230により、液晶ディスプレイ70に1個の回転リール41における回転継続状態である旨の報知をさせる所定の継続報知画面を導出させると共に、演出用ランプ72にて、その回転継続状態である旨の報知をさせる継続報知点灯の出力制御をさせる。そして、次のS310に進ませる。
尚、継続報知点灯は、通常一般的に行う通常遊技時の点灯出力よりも消費電力を要しない減灯(消灯を含む)を行うセーバーモードの状態となる。
尚、継続報知画面は、その回転継続状態である旨を示す文字、記号、絵柄のグラフィック表示等、任意な設定が可能である。
S308において、回転継続させ続けている1個の回転リールに対応させたストップスイッチ21の停止操作が行われていない状態となっている場合(否定判定)は、次のS309に進ませる。
またS308において、回転継続させ続けている1個の回転リールに対応させたストップスイッチ21の停止操作が行われた状態となった場合(肯定判定)は、後述する次のS311に進ませる。
S309において、報知停止スイッチ32の操作がされた状態となっている場合(肯定判定)は、遊技状態報知手段230により導出させた継続報知画面を停止させると共に、継続報知点灯の出力制御を停止させ、前段のS308にループをさせる。
また、S309において、報知停止スイッチ32の操作がされていない状態となっている場合(否定判定)は、前段のS308にループをさせる。
S311において、回転時間計測手段180によるリール回転時間の計測を停止させ、且つ計測していたリール回転時間の計測値をクリアし、次のS312に進ませる。
S312において、照明制御手段210及び/又は出音制御手段220に基づいて、停止状態となっている回転リール41に対応させた照明についての減灯、又は1ゲーム遊技の開始から当該遊技の終了期間内に出音させるサウンドの音量を低下させている状態について、元の低下させる前の状態となるように復帰させる。そして、次のS313に進ませる。
S313において、回転強制停止手段200に基づき回転継続させ続けている1個の回転リール41が停止するまでの期間内に、報知停止スイッチ32の操作がされていた場合はそのまま通過させて、次のS314に進ませて終了させる。
また、報知停止スイッチ32の操作されていない場合は、遊技状態報知手段230により導出させた継続報知画面を停止させると共に、継続報知点灯に係る出力を停止させる。そして、次のS314に進ませて終了させる。
このように、上記実施の形態では、回転リール41が回転開始してから設定時間経過した際に、遊技者による停止操作を行わずに回転リール41を強制停止させるとき、1個の回転リール41だけは自動的な強制停止をさせずに回転継続させ続けて残すようにすることで、前述した停止テーブルや、蹴飛ばし及び引込みの停止制御に関する停止プログラムを活用させる遊技プログラムの複雑化をしなくとも、図柄表示窓50内で視認させる図柄52の停止表示が当選表示態様で表示されてしまうことが無くなり、且つ、消費電力量の削減効率化を図ることができるようになる。
また、上記実施の形態とは異なり、遊技者による開始操作に応じ、予め定めた図柄52で構成される当選表示態様とし得る当選役、又はその当選表示態様以外とさせるハズレを抽選により決定する当否抽選手段120を備え、
回転強制停止手段200は、当否抽選手段120により、当選役が決定された場合とハズレが決定された場合とで、残して回転継続させ続ける1個の回転リール41を異ならせるように設定することが可能である。
即ち、「回転強制停止手段200」は、当否抽選手段120により当選役の決定がされた場合とハズレの決定がされた場合とで、残して回転継続させ続ける1個の回転リール41を異ならせるようにする強制的な回転の停止制御をさせる機能を備えることができる。
尚、回転継続させようとする回転リール41が、停止操作によって既に停止状態とされていた場合は、当否に応じて回転リール41を異ならせるよう変化させる強制的な停止制御は無効となり、回転継続中の1個の回転リール41を残して他の回転リール41を強制的に停止させるようにする。
よって、当否抽選手段120に基づき決定される抽選結果に応じ、残して回転継続させる1個の回転リールを異ならせ、遊技者にその抽選結果に関する推測をさせ、次遊技以降の期待感の向上等を図れることが可能となる。
また、上記実施の形態では、遊技機としてのスロットマシン10について説明したが、遊技機は、現実の回転リール41を備えたスロットマシン10に限らず、例えば、液晶ディスプレイなどでスロットマシンの回転リールを回転及び停止するように表示するテレビゲーム等としても良い。
尚、本発明がスロットマシン以外の遊技機に応用できるのは言うまでもない。
スロットマシン10のブロック図である。 スロットマシン10の外観正面図である。 本実施の停止制御に係る動作の概略図を示すフローチャートである。
符号の説明
20 スタートスイッチ 21 ストップスイッチ
30 投入口 31 ベットスイッチ
32 報知停止スイッチ 40 リールユニット
41 回転リール 46 回転リール骨格支持体
50 図柄表示窓 51 リールテープ
54 ハウジング 53 照明用ランプ
60 フォトセンサ 61 センサ遮光片
62 ステッピングモータ 63 出力軸
64 リールフレーム 100 制御装置

Claims (6)

  1. 前面を開口させた筐体と、筐体の開口部を塞ぐ前扉とを有し、
    筐体の内部には、複数の図柄を外周に順次配した状態で回転させる回転リールを、回転方向と直交する方向に複数配列した図柄表示装置を備えさせ、
    前扉には、図柄表示装置の回転リールに配した図柄のうちの所定数の図柄を、各回転リール毎に前方に表示して遊技者に視認させる図柄表示窓を備えさせ、
    更に筐体の内部には、
    遊技者による開始操作に応じて全ての回転リールの回転を開始させる回転制御手段と、
    回転制御手段の作動で回転を開始した回転リールを、遊技者による停止操作に応じて停止させる停止制御手段と、
    停止制御手段の作動によって順次全ての回転リールが停止したときの図柄表示窓内に停止する停止図柄が、予め定めた表示態様となると、遊技者に対して所定の利益を付与する利益付与手段と、を有する制御装置を備えさせた遊技機であって、
    全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に回転時間の計測をする回転時間計測手段と、
    全ての回転リールの回転が停止していない場合に、計測した回転時間が予め定めた設定時間を経過したことを確認する回転リール確認手段と、
    回転リール確認手段によって設定時間の経過が確認された場合、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させる回転強制停止手段と、を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 筐体の内部には、図柄表示窓内において視認させる図柄を各回転リール毎に照明する照明制御手段を備えさせ、
    照明制御手段は、回転リール確認手段によって回転リールの存在が確認された時に、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、他の停止している回転リールに配した図柄の照明を減灯する照明減灯手段を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 筐体の内部には、遊技状態によって出音する出音制御手段を有し、
    出音制御手段は、回転リール確認手段によって回転リールの存在が確認された時に、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、音量を低下させる音量低下手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 筐体には、遊技状態を知らせる遊技状態報知手段を有し、
    遊技状態報知手段は、回転リール確認手段によって回転リールの存在が確認された時に、回転継続している1個の回転リールが停止するまで、回転継続状態を報知する継続報知手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 前面を開口させた筐体と、筐体の開口部を塞ぐ前扉とを有し、
    筐体の内部には、複数の図柄を外周に順次配した状態で回転させる回転リールを、回転方向と直交する方向に複数配列した図柄表示装置を備えさせ、
    前扉には、図柄表示装置の回転リールに配した図柄のうちの所定数の図柄を、各回転リール毎に前方に表示して遊技者に視認させる図柄表示窓を備えさせ、
    更に筐体の内部には、
    遊技者による開始操作に応じて全ての回転リールの回転を開始させる回転制御手段と、
    回転制御手段の作動で回転を開始した回転リールを、遊技者による停止操作に応じて停止させる停止制御手段と、
    停止制御手段の作動によって順次全ての回転リールが停止したときの図柄表示窓内に停止する停止図柄が、予め定めた表示態様となると、遊技者に対して所定の利益を付与する利益付与手段と、を有する制御装置を備えさせた遊技機であって、
    全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に回転時間の計測をする回転時間計測手段と、
    全ての回転リールの回転が停止していない場合に、計測した回転時間が予め定めた設定時間を経過したことを確認する回転リール確認手段と、
    回転リール確認手段によって設定時間の経過が確認された場合、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させる回転強制停止手段と、を作動可能としたことを特徴とする遊技機用プログラム。
  6. 前面を開口させた筐体と、筐体の開口部を塞ぐ前扉とを有し、
    筐体の内部には、複数の図柄を外周に順次配した状態で回転させる回転リールを、回転方向と直交する方向に複数配列した図柄表示装置を備えさせ、
    前扉には、図柄表示装置の回転リールに配した図柄のうちの所定数の図柄を、各回転リール毎に前方に表示して遊技者に視認させる図柄表示窓を備えさせ、
    更に筐体の内部には、
    遊技者による開始操作に応じて全ての回転リールの回転を開始させる回転制御手段と、
    回転制御手段の作動で回転を開始した回転リールを、遊技者による停止操作に応じて停止させる停止制御手段と、
    停止制御手段の作動によって順次全ての回転リールが停止したときの図柄表示窓内に停止する停止図柄が、予め定めた表示態様となると、遊技者に対して所定の利益を付与する利益付与手段と、を有する制御装置を備えさせた遊技機であって、
    全ての回転リールの回転開始に伴って出力される全回転開始信号の受信を契機に回転時間の計測をする回転時間計測手段と、
    全ての回転リールの回転が停止していない場合に、計測した回転時間が予め定めた設定時間を経過したことを確認する回転リール確認手段と、
    回転リール確認手段によって設定時間の経過が確認された場合、1個の回転リールは回転を継続させたまま、他の回転継続している回転リールがあった場合にはこの他の回転リールを停止操作によらず強制停止させる回転強制停止手段と、を作動可能としたことを特徴とする遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2006049871A 2006-02-27 2006-02-27 遊技機 Withdrawn JP2007222538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049871A JP2007222538A (ja) 2006-02-27 2006-02-27 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049871A JP2007222538A (ja) 2006-02-27 2006-02-27 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007222538A true JP2007222538A (ja) 2007-09-06

Family

ID=38544887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006049871A Withdrawn JP2007222538A (ja) 2006-02-27 2006-02-27 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007222538A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158385A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2013158384A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2015112247A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 株式会社ソフイア スロットマシン
JP2018086303A (ja) * 2018-02-06 2018-06-07 株式会社ニューギン 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158385A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2013158384A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2015112247A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 株式会社ソフイア スロットマシン
JP2018086303A (ja) * 2018-02-06 2018-06-07 株式会社ニューギン 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007014449A (ja) スロットマシン
JP2018117886A (ja) 遊技機
JP5344677B2 (ja) スロットマシン
JP5706550B1 (ja) 遊技台
JP2007222538A (ja) 遊技機
JP2002346133A (ja) 遊技機
JP2006068270A (ja) スロットマシン
JP5887669B2 (ja) 遊技台
JP2018196437A (ja) 遊技機
JP5203538B2 (ja) スロットマシン
JP2005046458A (ja) 遊技機
JP5155757B2 (ja) 遊技機
JP2007105270A (ja) スロットマシン
JP4313769B2 (ja) 遊技機
JP6775252B2 (ja) 遊技機
JP2018117888A (ja) スロットマシン
JP4555279B2 (ja) スロットマシン
JP2008253384A (ja) 遊技機
JP5794585B2 (ja) スロットマシン
JP2005261592A (ja) 遊技機
JP2004202099A (ja) 遊技機
JP4825274B2 (ja) スロットマシン
JP2021083840A (ja) 遊技機
JP2012179452A (ja) スロットマシン
JP2012223229A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081125

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110602