JP2007222128A - 食品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】D−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンなどの薬効物質の有する効果を高め、即効的に自律神経活動を活性化させて、血管拡張による血流を促進し、疲労を回復する効果に優れた食品組成物を提供すること。
【解決手段】D−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンなどの薬効物質を含有する食品組成物において、ペクチンの加水分解物を配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、食品組成物に関し、さらに詳しくは、特に飲料として好適な自律神経活動を活性化する食品組成物に関する。
自律神経は、交感神経系と副交感神経系のバランスにより、血管、内臓の働きをコントロールし、体内の環境を整える神経であり、呼吸、血液循環、消化吸収、排泄、内分泌などのシステムを調整し、生命維持に必要な体内循環を整える役割を果たしている。このような自律神経は、加齢、体調不良、疾病やストレス、疲労などにより交感神経系と副交感神経系のバランスが崩れると、血管収縮や疲労感が表れたり、汗を異常にかくなどの症状が現れてくる。
このような症状に対し、従来から自律神経の活動を上昇させるものとして、唐辛子や生姜などの辛味成分が知られているが、辛いことや胃腸への刺激が強いため、食品として一度に多量に摂取できないという課題があり、有効に自律神経の活動を上昇させることが困難であった。
このため、近年においては、各種薬効物質の機序が検討され、例えば、最近健康食品や美容食品において話題となっているD−リボース、コエンザイムQ10、カルニチンなどにおいては、ミトコンドリアでのATP産生に関与するため、長期間摂取することで、エネルギー代謝を活性化させて疲労を軽減させたり、ストレスを減らしたり、運動能力を向上させたりする各種の効果(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9を参照)などが知られるようになった。そして、これらの物質においては、前記唐辛子や生姜などにおけるような課題がないため、これらを飲料などのすぐに吸収できる食品剤型に配合し、効能を一層高めつつ、即効的に自律神経の活動を上昇させることが望まれるようになった。
一方、ペクチンの加水分解物、特にオリゴガラクツロン酸については、これまでにミネラル類の吸収を促進(例えば、特許文献10を参照)したり、活性酸素を消去(例えば、特許文献11を参照)したり、動脈硬化を抑制(例えば、特許文献12を参照)したり、血糖値の上昇を抑制(例えば、特許文献13を参照)したりする作用を有することなどが報告されているが、食品組成物においてD−リボース、コエンザイムQ10、カルニチンなどと組み合わせて用いることについては全く知られていなかった。
特開平11−103797号公報 特開2002−338373号公報 特開2004−81010号公報 特開2004−292355号公報 特開平7−330584号公報 特表2001−510026号公報 特開2005−2035号公報 特表2004−505056号公報 特表2005−501061号公報 特開平5−316997号公報 特開平9−48732号公報 特開平9−208471号公報 特開平9−208474号公報
本発明は、斯かる状況下為されたものであり、D−リボース、コエンザイムQ10、カルニチンなどの薬効物質の有する効果を高め、即効的に自律神経の活動を活性化させて、血管拡張による血流を促進し、疲労を回復する効果に優れた食品組成物を提供することを課題とする。尚、本願において、自律神経の活動を活性化させるとは、主として交感神経系と副交感神経系の両方の活動を活性化させ、特に副交感神経系の活動を効果的に活性化させることを言う。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、D−リボース、コエンザイムQ10、カルニチンなどの薬効物質を含有する食品組成物において、ペクチンの加水分解物を配合することにより、相乗的に自律神経の活動が活性化し、血管拡張による血流の促進により疲労回復効果などを高めることができることを見出し、本発明の完成に至った。すなわち、本発明は以下の技術に関するものである。
(1)D−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンから選択される少なくとも1種以上の薬効物質とペクチンの加水分解物とを含有することを特徴とする、食品組成物。
(2)D−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンを含有することを特徴とする、(1)に記載の食品組成物。
(3)ペクチンの加水分解物がオリゴガラクツロン酸である、(1)又は(2)に記載の食品組成物。
(4)前記薬効物質の総量とペクチンの加水分解物の質量比が、1:0.01〜10であることを特徴とする、(1)〜(3)の何れか1項に記載の食品組成物。
(5)飲料組成物であることを特徴とする、(1)〜(4)の何れか1項に記載の食品組成物。
本発明によれば、D−リボース、コエンザイムQ10、及びカルニチンから選択される少なくとも1種以上の薬効物質とペクチンの加水分解物とを併用することにより、薬効物質による自律神経活動の上昇が相乗的に高められ、血管拡張によって血流が促進され、疲労回復効果を相乗的に高めることができる。そのため、即効的に、血流を促進し、疲労を回復するための食品組成物を提供することができる。
(1)本発明の食品組成物に含有される薬効物質
本発明の食品組成物は、D−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンから選択される少なくとも1種以上の薬効物質を含有する。
D−リボースは、単糖類中アルドペントースの一つであり、生体内のエネルギー源であるATPの構成要素として知られ、運動時のエネルギーサイクルに作用し、身体が自らのエネルギーレベルを自然に回復するのを助けて、疲労改善効果を有することが知られている。本発明に用いられるD−リボースは、公知の化合物であり、その入手方法としては、市販品を用いても良く、また公知の方法に基づき製造することもできる。本発明において、D−リボースにはD−リボースの誘導体及び生体内でD−リボースに変換される誘導体も含まれる。本発明においては、D−リボースは食品組成物全量に対して、好ましくは0.05〜5質量%、更に好ましくは0.1〜1質量%の範囲で含有させる。0.05質量%より少なくなると、自律神経活動を活性化する効果が低下し、反対に5質量%を越える量にしても、増量に見合った効果の増強が余り見られず、余り意味がない。
また、コエンザイムQ10は、別名補酵素Q10、ビタミンQ、ユビキノン、ユビデカレノンとも称され、食品中にも存在し、また生体内でも生合成される物質である。主な作用としては、抗酸化作用、エネルギー産生促進作用などが知られ、特に前記したようにエネルギー酸化過程で産生する電子伝達系に係わり、細胞のエネルギー産生増強に伴う運動能力を向上させることが知られている。また、成人における摂取量は1日当たり0.01〜500mgが好適であることも知られている。本発明に用いられるコエンザイムQ10は、公知の化合物であり、その入手方法としては、市販品を用いても良く、また公知の方法に基づき製造することもできる。本発明において、コエンザイムQ10にはコエンザイムQ10の誘導体及び生体内でコエンザイムQ10に変換される誘導体も含まれる。本発明においては、コエンザイムQ10は食品組成物全量に対して、好ましくは0.005〜0.5質量%、更に好ましくは0.025〜0.25質量%の範囲で含有させる。0.005質量%より少なくなると、自律神経活動を活性化する効果が低下し、反対に0.5質量%を越える量にしても、増量に見合った効果の増強が余り見られず、余り意味がない。
次に、カルニチンは、4−トリメチルアミノ−3−ヒドロキシ酪酸であり、成長促進作用を有するビタミンBとして知られている。更には脂肪酸代謝を制御するために機能し、ミトコンドリア内部に脂肪酸を運ぶ運搬体としてエネルギー代謝に関与し、痩身効果などを有することも知られている。またカルニチンには、立体異性体としてD体とL体とが存在し、混合物としてのDL体も知られているが、本発明では、生理学的にL体又はDL体を用いることが好ましい。本発明に用いられるカルニチンは、公知の化合物であり、その入手方法としては、市販品を用いても良く、また公知の方法に基づき製造することもできる。本発明において、カルニチンにはカルニチンの誘導体及び生体内でカルニチンに変換される誘導体も含まれる。例えばアセチルカルニチン等を使用することもできる。更に、カルニチンは塩の形態で配合しても良く、塩酸塩、酢酸塩、硫酸塩などが好適なものとして例示できる。尚、カルニチンの成人における摂取量は1日当たり300〜500mgが好適であることが知られているが、本発明においては、カルニチンは食品組成物全量に対して、好ましくは0.05〜5質量%、更に好ましくは0.25〜2.5質量%の範囲で含有させる。0.05質量%より少なくなると、自律神経活動を活性化する効果が低下し、反対に5質量%を越える量にしても、増量に見合った効果の増強が余り見られず、余り意味がない。
更に本発明では、前記したD−リボース、コエンザイムQ10、及びカルニチンを単独で用いても良いが、機序の異なるこれら3種の薬効物質を併用することにより、より自律神経活動を活性化する効果の高い食品組成物とすることができる。
(2)本発明の食品組成物に含有されるペクチンの加水分解物
本発明の食品組成物は、ペクチンの加水分解物を含有する。ペクチンの加水分解物としては、従来知られたものをそのまま用いることができるが、特に好ましいものはオリゴガラクツロン酸である。すなわち、例えばリンゴ、レモン、テンサイ又はひまわり等の原料から得られたペクチンをペクチナーゼ等の酵素で加水分解するか、化学的に加水分解すれば、各種重合度のオリゴガラクツロン酸の混合物として得られる。これらを限外濾過などで精製すれば望む重合度のオリゴガラクツロン酸が得られる。限外濾過以外にゲル濾過等で精製しても、各重合度別に分離精製することが出来る。なお、本願において、オリゴガラクツロン酸とは、一般的には重合度1〜100のガラクツロン酸の重合体を意味し、これらの内、好ましい重合度のものは1〜50であり、更に好ましいのは活性及び体内利用率の高い1〜9のものである。また、オリゴガラクツロン酸は塩の形で用いても良い。対塩基としては、生理的に許容できれば特段の限定はされず、例えば、ナトリウムやカリウム等のアルカリ金属、カルシウムやマグネシウム等のアルカリ土類金属、アンモニウム、トリエチルアミンやトリエタノールアミン等の有機アミン、リジンやアルギニン等の塩基性アミノ酸等が例示できる。
本発明では、前記したD−リボース、コエンザイムQ10、及びカルニチン等の薬効物質の総量に対し、ペクチンの加水分解物を質量比として、好ましくは1:0.01〜10、更に好ましくは1:0.1〜1の範囲で含有させる。前記範囲よりも薬効物質に対するペクチンの加水分解物の含有量が少なくなると、薬効物質の自律神経活動を活性化する効果を高める作用が低下し、反対に含有量を多くし過ぎると増量に見合う増強効果が得られないばかりか、ペクチンの加水分解物による粘度増加により、特に飲料においては製造が困難になるという欠点が顕在化してくるので、前記範囲が好ましいものと言える。
次に、本発明で用いられるペクチンの加水分解物のうち、特に好ましいものであるオリゴガラクツロン酸の一製造例を示す。
[製造例1]
リンゴペクチン(OB700、ユニテックフーズ社製)の5質量%水溶液1000gに、市販ペクチナーゼ製剤(スクラーゼN、三共社製)5gを添加し、35℃で3時間撹拌し酵素処理した。この処理液を3500rpmで10分間遠心分離し、不溶物を除き、980gの上澄液を得た。この上澄液を分子量3000カットの限外濾過膜で濾過し、得られた920gの濾液をフリーズドライし、38gのパウダーを得た。このパウダーの主成分は重合度6のオリゴガラクツロン酸であった。
(3)本発明の食品組成物
本発明の食品組成物は、前記したD−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンから選択される少なくとも1種以上の薬効物質とペクチンの加水分解物とを含有することを特徴とする。本発明の食品組成物としては、経口で投与される食品であれば特段の制限はなく、例えば、キャンディー、グミ、ゼリーと言った半固形〜固形の食品組成物、ジュース、スポーツドリンク、液剤の様な飲料組成物が例示できるが、半固形〜固形食品に比して飲料の方が消化吸収が早く、すぐに効果を発揮できることから、本発明の即効性という効果を具現化できる形態である飲料組成物が最も好ましいものと言える。
斯かる本発明の飲料組成物には、飲料組成物に従来から用いられている、乳糖、ショ糖、果糖、ブドウ糖、ソルビトール、マルチトール、エリスリトール、キシリトール、トレハロース、ステビア抽出物、スクラロース等を甘味剤またはエネルギー源として配合することが出来る。また、その他の成分として、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸およびその塩類、生薬および生薬抽出物、ローヤルゼリー、カフェイン、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどを本発明の効果を損なわない範囲で配合することが出来る。
更に、必要に応じて他の公知の添加剤、例えば、抗酸化剤、着色剤、香料、矯味剤、保存料、pH調整剤などの飲料組成物一般に使用される物質を配合することができる。尚、本発明の飲料組成物は常法により調製することができ、方法は特に限定されない。通常は、飲料組成物に配合される各成分をとり、精製水に溶解させた後、必要によりpH調整等を行えば良い。
次に、本発明を実施例および比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に限定されるものではない。
<実施例1〜8及び比較例1〜4> (ドリンク剤)
下記のドリンク剤の基本処方に対し、薬効物質又はペクチンの加水分解物を表1の如く添加した。ペクチンの加水分解物としては、製造例1で作製した重合度6のオリゴガラクツロン酸を主成分とするパウダーを用いた。D−リボースは田辺製薬社製、コエンザイムQ10は日清ファルマ社製、L−カルニチンは和光純薬工業社製のものを用いた。
[基本処方]
液糖 5000mg
エリスリトール 2000mg
オリゴ糖 500mg
クエン酸 500mg
着色料 25mg
香料 0.1mg
薬効物質及び/又はペクチンの加水分解物 表1記載のとおり
精製水 残量
上記の各成分を精製水に攪拌溶解し、全量を50mlとしてドリンク剤を得た。
Figure 2007222128
<評価>
上記実施例1〜8及び比較例1〜4で得られたドリンク剤を用いて、自律神経系全体の活動度、血管の拡張度、及び疲労の改善効果を評価した。方法としては、自律神経活動の個体差による影響を排除する方法により行なった。すなわち、被験者は、毎日同一の時間帯に、10分間安静にした後で、実施例1〜8、比較例1〜4のドリンク剤を、順次に一品ずつ飲用した。ドリンク剤の飲用前と飲用20分後に、被験者の自律神経活動と指先の血管幅を測定した。自律神経系全体の活動度はハートリズムスキャナー(HEART RHYTHM SCANNER、BIOCOM TECHNOLOGIES社製)で手首の脈拍を測定し、心拍の拍動間の変動から自動的に算出されるパワースペクトル値のパワースペクトル分析により自律神経系全体の活動度を測定して、飲用前と飲用後の測定値から算出した。血管の拡張度は末梢血管モニタリング装置(ASTRIM、シスメックス社)で赤〜近赤外線波長の光を指先に当てて、CCDカメラで左手中指の第2関節の血管を撮影し、分光画像により血管幅を測定して、飲用前と飲用後の測定値から血管幅の増加率にて評価した。測定する血管は同一箇所を選定した。また飲用後、上記測定の後に疲労に対す
る改善効果をアンケート調査した。尚、被験者は30〜45歳の女性20名を用いて行い、自律神経系全体の活動度と血管の拡張度に関しては、被験者20名の平均値を算出した。その結果を表2、表3、及び表4に示す。
Figure 2007222128
Total Powerは0〜0.4Hzの周波帯におけるパワースペクトル成分の積分値で、自律神経系全体(交感神経と副交感神経の両方)の活動度を示す。表2の結果に示された如く、D−リボース、コエンザイムQ10及びL−カルニチンから選択される少なくとも1種以上とペクチンの加水分解物とを組み合わせた食品を摂取することで、即効的に自律神経活動が格段に上昇したことは明らかである。また、D−リボース、コエンザイムQ10、L−カルニチンの3物質を共に含有することが最も良いことも明らかになった。
Figure 2007222128
表3の結果から明らかな如く、D−リボース、コエンザイムQ10及びL−カルニチンから選択される少なくとも1種以上とペクチンの加水分解物とを組み合わせた食品を摂取することで、血管幅が格段に拡張した。これは主に本実施例の食品の摂取により、交感神経と副交感神経の両方の活動が上昇し、副交感神経の活動の方がより大きく活性化したためであると考えられる。尚、自律神経全体の活動度と同様に、D−リボース、コエンザイムQ10及びL−カルニチンの3物質を共に含有することが最も良いことも明らかになった。
Figure 2007222128
表4の結果から、D−リボース、コエンザイムQ10及びL−カルニチンから選択される少なくとも1種以上とペクチンの加水分解物とを組み合わせた食品を摂取することで、格段に疲労回復効果の実感が高まったことは明らかである。
<実施例9> (ドリンク剤)
液糖 5000mg
エリスリトール 2000mg
オリゴ糖 500mg
クエン酸 500mg
D−リボース 200mg
コエンザイムQ10 30mg
L−カルニチン 200mg
ペクチンの加水分解物(製造例1) 43mg
ローヤルゼリー 50mg
ニコチン酸 10mg
カフェイン 25mg
ビタミンE 5mg
着色料 25mg
香料 0.1mg
精製水 残量
上記の各成分を精製水に攪拌溶解し、全量を50mlとしてドリンク剤を得た。尚、当該実施例で使用した成分については、実施例1〜8、比較例1〜4で使用した成分と同じ
ものについては同製品のものを用いた。また、実施例9のドリンク剤についても、前記した方法にて自律神経系全体の活動度、血管の拡張度、及び疲労の改善効果の評価を行ったところ、優れた効果が得られた。
本発明により、即効的に、自律神経活動を活性化させて、血流を促進し、疲労を回復する食品組成物を提供できる。

Claims (5)

  1. D−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンから選択される少なくとも1種以上の薬効物質とペクチンの加水分解物とを含有することを特徴とする、食品組成物。
  2. D−リボース、コエンザイムQ10及びカルニチンを含有することを特徴とする、請求項1に記載の食品組成物。
  3. ペクチンの加水分解物がオリゴガラクツロン酸である、請求項1又は2に記載の食品組成物。
  4. 前記薬効物質の総量とペクチンの加水分解物の質量比が、1:0.01〜10であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の食品組成物。
  5. 飲料組成物であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の食品組成物。
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