JP2007222016A - 粘着式ねずみ取り - Google Patents
粘着式ねずみ取り Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007222016A JP2007222016A JP2006043700A JP2006043700A JP2007222016A JP 2007222016 A JP2007222016 A JP 2007222016A JP 2006043700 A JP2006043700 A JP 2006043700A JP 2006043700 A JP2006043700 A JP 2006043700A JP 2007222016 A JP2007222016 A JP 2007222016A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mouse
- adhesive
- mount
- flap
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
【課題】
捕獲しようとするねずみの足裏に水や油等の粘着を妨げる物質が付着していても、確実にねずみを捕獲できる粘着式ねずみ取りを提供する。
【解決手段】
上面に粘着剤5を塗布してなる台紙1の左右両端辺に続いて、この台紙の上面側に折曲できる左右のフラップ片2、3を連設し、かつこれらフラップ片の上面にも粘着剤を塗布し、台紙上面に進入したねずみの後部に対してねずみ進入側のフラップ片の粘着剤が付着して台紙側に引き寄せられ、同フラップ片がねずみを後部上方から覆うように折れ曲がってねずみを捕らえるように構成した。
【選択図】 図5
捕獲しようとするねずみの足裏に水や油等の粘着を妨げる物質が付着していても、確実にねずみを捕獲できる粘着式ねずみ取りを提供する。
【解決手段】
上面に粘着剤5を塗布してなる台紙1の左右両端辺に続いて、この台紙の上面側に折曲できる左右のフラップ片2、3を連設し、かつこれらフラップ片の上面にも粘着剤を塗布し、台紙上面に進入したねずみの後部に対してねずみ進入側のフラップ片の粘着剤が付着して台紙側に引き寄せられ、同フラップ片がねずみを後部上方から覆うように折れ曲がってねずみを捕らえるように構成した。
【選択図】 図5
Description
本発明は粘着式のねずみ取りに関する。
ねずみ取りには、平坦な台紙上面にねずみを捕捉するための粘着剤が塗布された粘着式のものがあり(例えば、特許文献1参照)、ねずみの出没口または通路にセットし、その台紙上面に進入してきたねずみを、台紙上面に塗布された粘着剤によって捕らえる構成となっている。
台紙上面に進入してきたねずみは、粘着剤によって足の動きを妨げられ、もがくにつれて粘着剤の付着部分が広がって捕獲されるのであるが、ねずみは排水溝等の水や油の付着し易い場所を通ることが多く、ねずみの足裏に付いた水や油が粘着剤との接着力を著しく低下させてしまう。
このような場合、ねずみの足裏が粘着剤に接着されながらも、その上でもがくねずみの動きを抑止することができず、ねずみは台紙上面を通過、すなわち、逃走してしまう問題があり、またねずみが後足だけを粘着に捕らえられた状態で逃走し、ねずみ取りの粘着剤を周囲の床や壁に付着させて汚すというようなケースもある。
本発明は、ねずみの足裏に水や油等が付着している場合でも、確実にねずみを捕獲できる粘着式ねずみ取りを提供できるようにした。
本発明に係る粘着式ねずみ取りは、上面に粘着剤を塗布してなる台紙の左右両端辺に続いて、この台紙の上面側に折曲できる左右のフラップ片を連設し、かつこれらフラップ片の上面にも粘着剤を塗布し、台紙上面に進入したねずみの後部に対してねずみ進入側のフラップ片の粘着剤が付着して台紙側に引き寄せられ、同フラップ片がねずみを後部上方から覆うように折れ曲がってねずみを捕らえるように構成したものとしてある。
また、前記各フラップ片の左右方向の幅を、前記台紙の左右方向の幅の2分の1以下に構成したものとしてある。
さらに前記台紙およびフラップ片の前後辺部上に枠片を設け、フラップ片をねずみの進入口とした構成のものとしてある。
また前記台紙と左右のフラップ片との間に折曲用まち部をそれぞれ設け、このまち部の幅を前記枠片の厚さの2倍と同じか若干大なるものとした構成のものとしてある。
本発明の粘着式ねずみ取りによれば、台紙上に進入したねずみが粘着剤層から逃走しようとその上でもがくと、台紙の両側部におけるフラップ片の粘着剤がねずみの後部に付着し、このためフラップ片がねずみの後部に引き寄せられてその背や頭部に後方から覆い被さる。
したがって、台紙上に進入した直後のねずみの足に粘着剤が充分に付着しなくても、フラップ片がねずみを覆うようにして確実に捕獲することができ、しかもねずみの足裏以外の部分は水や油がさほど付着せず、粘着力も大であるので、捕獲力の格段の向上を期すことができる。
また、ねずみの進入側と反対側のフラップ片もねずみがもがくことによってねずみを前方から覆い、さらに確実にねずみを捕獲することができる。
さらに、ねずみを覆いくるむように捕らえるので、ねずみが台紙を引きずって暴れ、周囲の床や壁を汚すようなおそれをほぼ確実に防止することができる。
以下、本発明の粘着式ねずみ取りを添付図面に基づいて説明する。
本発明の粘着式ねずみ取りは、図1に示すように、ボール紙等の紙材や薄板材からなる台紙1の両側辺に続いて左右のフラップ片2、3が設けられており、そのフラップ片2の先端2bおよびフラップ片3の先端3bは平坦で、フラップ片を形成する部材、例えば、紙材の厚みとなっている。
本発明の粘着式ねずみ取りは、図1に示すように、ボール紙等の紙材や薄板材からなる台紙1の両側辺に続いて左右のフラップ片2、3が設けられており、そのフラップ片2の先端2bおよびフラップ片3の先端3bは平坦で、フラップ片を形成する部材、例えば、紙材の厚みとなっている。
したがって、本ねずみ取りを床面に配置した時、床面とフラップ片上面との段差は紙材の厚さ分だけであり、その段差は殆ど無視でき、段差等の障害物に敏感なねずみに警戒されることなくフラップ片上面に進入させることができる。
台紙1と各フラップ片2、3との間には2筋の折り目によってまち部4が形成されており、これらのまち部4を境に、図2および図3に示す矢印のように台紙1の上面に折れ曲がるように動くようになっている。
上記まち部4は、左右方向の幅を少なくとも台紙1の厚さの2倍以上としてあり、フラップ片がねずみの体に覆い被さるよう容易に台紙上面側に折り畳まれるように形成した2筋の折目によって構成されている。
そして、台紙1とフラップ片2およびフラップ片3の上面に、ねずみを接着捕獲するための粘着剤5が塗布されており、この粘着剤はその成分を粘着剤の塗布形態によって調整すればよく、例えば粘着剤層の塗布形態を図6に示されるような山5aと谷5bが連続する波型状にする場合は、主剤のポリブテンに流動抑止剤、例えば、超微粒子状無水シリカを数パーセント混入する。
なお、粘着剤5層を波型状に構成すると、波の山5aの部分がねずみの足およびその他の部分に確実に引っ掛かって体により強力に粘着し、捕獲力の向上を期せる。
なお、粘着剤5層を波型状に構成すると、波の山5aの部分がねずみの足およびその他の部分に確実に引っ掛かって体により強力に粘着し、捕獲力の向上を期せる。
また、粘着剤5の塗布面積は、製品の梱包形態やねずみの誘導性によって任意に選定すればよく、図1に示したものはフラップ片2の先端2bおよびフラップ片3の先端3bにその先端部から内方に適当な幅で粘着剤5を塗布していない部分を有するねずみ取りの一例であり、ねずみがフラップ片に乗った際、足裏に粘着剤5による違和感を与えず、ねずみの警戒心をできるだけ惹起しないように配慮してある。
また本実施例のねずみ取りでは、台紙1とフラップ片2およびフラップ片3の各前後の辺部に、枠片1a、枠片2a、枠片3aを設けてあり、ねずみ取り使用時の台紙1とフラップ片2およびフラップ片3の歪みの発生が防止され、またねずみ取りの使用前や使用後にフラップ片を台紙上に折り畳む際の台紙とフラップ間のスペーサとしても機能できるように構成されている。
本発明の粘着式ねずみ取りは、図4に示すように、左右のフラップ片2、3を、粘着剤5が塗布された面を上面にして拡げた状態で排水口の近傍や壁際などのねずみが好んで通路とする場所に配置する。
ねずみ7がフラップ片2から進入する場合、ねずみ7はフラップ片2の先端2aからフラップ片2内に進入するが、この際、フラップ片2の先端2aと床6との段差が殆ど無視できる高さであるため、ねずみ7は殆ど警戒することなくフラップ片2上に進入してくる。
そして、進入したねずみ7の足裏に水や油が付着している場合、ねずみ7はフラップ片2に塗布されている粘着剤5に接着されることなく移動し、次の台紙1面上に塗布されている粘着剤5上に移動してくる。
しかしながら、徐々にねずみ7の足裏が粘着剤5と接着し始めるため、ねずみ7は粘着剤5上から逃走しようとその上でもがき始める。
かくすると、図5の(a)図で示すように、例えば、もがいているうちにねずみ7の尾や後部の毛などの体の部分がフラップ片2に塗布されている粘着剤5に接着され、それによってねずみ7は大きくもがき、図5の(b)図で示すように、今度はねずみ7の鼻やひげ等がフラップ片3に塗布されている粘着剤5に接着されてさらにねずみ7はもがき、図5の(c)図で示すように、フラップ片2がねずみ7の背に、また、フラップ片3がねずみ7の頭部に覆い被さり、ねずみ7の動きを完全に抑止する。
上述した実施例のものにおいては、フラップ片2、3を台紙1の左右に1つずつ設けてあるが、各フラップ片にさらに前後方向の折り目を付して複数に分割し、台紙上のねずみにより絡みやすい構造とする場合もある。
1 台紙
1a 枠片
2 フラップ片
2a 枠片
2b 先端
3 フラップ片
3a 枠片
3b 先端
4 まち部
5 粘着剤
6 床
6a 壁
7 ねずみ
1a 枠片
2 フラップ片
2a 枠片
2b 先端
3 フラップ片
3a 枠片
3b 先端
4 まち部
5 粘着剤
6 床
6a 壁
7 ねずみ
Claims (4)
- 上面に粘着剤を塗布してなる台紙の左右両端辺に続いて、この台紙の上面側に折曲できる左右のフラップ片を連設し、かつこれらフラップ片の上面にも粘着剤を塗布し、台紙上面に進入したねずみの後部に対してねずみ進入側のフラップ片の粘着剤が付着して台紙側に引き寄せられ、同フラップ片がねずみを後部上方から覆うように折れ曲がってねずみを捕らえるように構成してなる粘着式ねずみ取り。
- 前記各フラップ片の左右方向の幅を、前記台紙の左右方向の幅の2分の1以下に構成してなる請求項1に記載の粘着式ねずみ取り。
- 前記台紙およびフラップ片の前後辺部上に枠片を設け、フラップ片をねずみの進入口としてなる請求項1または2に記載の粘着式ねずみ取り。
- 前記台紙と左右のフラップ片との間に折曲用まち部をそれぞれ設け、このまち部の幅を前記枠片の厚さの2倍と同じか若干大なるものとしてなる請求項3に記載の粘着式ねずみ取り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006043700A JP2007222016A (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | 粘着式ねずみ取り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006043700A JP2007222016A (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | 粘着式ねずみ取り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007222016A true JP2007222016A (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=38544407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006043700A Pending JP2007222016A (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | 粘着式ねずみ取り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007222016A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS627877U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-17 | ||
JPS62111382U (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-15 | ||
JPS63160182U (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-19 | ||
JPH057088U (ja) * | 1991-07-23 | 1993-02-02 | 大日本印刷株式会社 | ネズミ捕獲用シート |
-
2006
- 2006-02-21 JP JP2006043700A patent/JP2007222016A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS627877U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-17 | ||
JPS62111382U (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-15 | ||
JPS63160182U (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-19 | ||
JPH057088U (ja) * | 1991-07-23 | 1993-02-02 | 大日本印刷株式会社 | ネズミ捕獲用シート |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007222016A (ja) | 粘着式ねずみ取り | |
JP7097602B2 (ja) | 匍匐害虫捕獲器 | |
US20200404899A1 (en) | Insect capturing sheet and insect capturing tool using the same | |
JP2007097408A (ja) | 小動物あるいは害虫捕獲具 | |
JP4708149B2 (ja) | 小動物捕獲器 | |
JP2008022730A (ja) | 粘着式ねずみ取り | |
JP5200285B2 (ja) | 小動物捕獲器 | |
JPS5929491Y2 (ja) | ねずみ取りシ−ト | |
JP2008054616A (ja) | 粘着式ねずみ取り | |
JP3054884U (ja) | ペット用シ−ツ | |
JPH0633837Y2 (ja) | 粘着捕獲具 | |
JP2006174787A (ja) | 鼠類捕獲具 | |
JPH057088U (ja) | ネズミ捕獲用シート | |
JP5679764B2 (ja) | 小動物捕獲器 | |
CN113068679B (zh) | 一种高效诱鼠粘鼠板及使用该粘鼠板灭鼠的方法 | |
JPH073899Y2 (ja) | ネズミ捕り等の粘着台紙 | |
JPH057089U (ja) | 小動物類捕獲具 | |
JP2577688Y2 (ja) | 捕鼠用フィルム | |
JPS6216844Y2 (ja) | ||
JP6798658B2 (ja) | ネズミ捕獲シート | |
JPH0652462U (ja) | ネズミ捕り粘着台紙 | |
JPS6141574Y2 (ja) | ||
JP2006296392A (ja) | ねずみ捕り紙と仕掛箱の組み合わせ。 | |
JP2001178345A (ja) | 多足類用粘着捕獲器 | |
JP3995510B2 (ja) | 有害生物粘着捕獲器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20100713 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101116 |