JP2007221352A - マルチドメインネットワークにおけるQoS保証システム及び,これに適用するQoSサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】大規模なマルチドメインネットワークにおいて,カスタマからの要求にすばやく応答でき,使用状況にあった資源利用をしつつエンドツーエンドでの品質保証通信を可能とする。
【解決手段】複数のドメインにまたがるネットワーク経路でのQoS保証方法であって,
前記複数のドメインのそれぞれに備えられるドメイン間を連携するQoSサーバのうち,QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,QoS保証用資源要求メッセージを生成し,前記生成されたQoS保証用資源要求メッセージを経路上の次のドメインを管理するQoSサーバに送り,前記QoS保証用資源要求メッセージに対し,前記経路上の全てのドメインでQoS保証用資源要求に対する結果が,資源確保が可能であるとき,得られたQoS保証のための,次ドメインから宛先ネットワークアドレスが属するドメインまでの経路上の資源を管理する。
【選択図】図5

Description

本発明は,マルチドメインネットワークにおけるQoS保証方法及び,これに適用するQoSサーバに関し,QoS保証可能なネットワークシステムにおいて複数の管理ドメインで構成される場合に,エンドツーエンドでの通信品質保証を動的に効率よく行うためのQoS保証方法及び,これに適用するQoSサーバに関する。
品質保証通信を実現するためには,帯域をデータフローごとにエンドツーエンドで確保する必要がある。大規模ネットワークになると,通信経路は複数のドメインを通過することが一般的であり,この場合データフローが通る経路上の全ての管理ドメインにおいて帯域確保を行う必要がある。
かかる必要に対して,従来技術としては,以下のものが挙げられる。
第1の方法は,図1に示すRFC2205,第1版機能説明におけるRSVP(Resource reSerVation Protocol)によって,経路上のネットワーク資源を予約する方法である。
図1において,ドメインA,B上に経路が張られ,送信元(sender)100からパス(path)メッセージで順次にトラヒック特性や経路情報を送り,送信先(receiver)101から予約(RESV)メッセージを送信元(sender)に送る。経路途中にあるルータRで必要な設定を行うことで,データパスの予約が行われる。
この方法では,途中のルータがRSVP対応していなくても動作するが,経路上のQoS保証予約が確実に行われるためには全てのルータRがRSVP対応している必要がある。さらに,フローごとの情報をルータRが保持しなければならず,ネットワーク規模(スケーラビリティ)に制限が生じるという問題がある。
また,特許文献1に記載された第2の従来技術「マルチドメインに対応した品質保証型通信サービス提供方式およびサービス提供方法ならびにサービス仲介装置」が知られている。図2にこの技術の説明図が示される。
ドメインA,B対応にネットワークサービス管理装置2A,2Bがあり,これを管理するさらに上位のマルチドメインサービスブローカ1が備えられる。
送信元ネットワーク100のカスタマ100aから要求がある(ステップS1)と,対応するドメインAのネットワークサービス管理装置2Aはマルチドメインサービスブローカ1に経路やネゴシエーションするべき他のネットワークサービス管理装置の情報を問い合わせる(ステップS2)。
マルチドメインサービスブローカ1から通知(ステップS3)された他ドメインBのネットワークサービス管理装置2Bとネゴシエーションを行い(ステップS4),各ドメインで設定を行う(ステップS5)。設定後,カスタマ100aに設定の旨応答して(ステップS6),経路上のQoS保証をマルチドメインで実現する。
かかる図2に示す方法では,カスタマ100aに対するネットワークサービス管理装置2Aに対する要求(S1)からカスタマ100aへの応答(S6)までに処理時間がかかるという課題がある。
また,第3の従来技術として,紙ベースの契約(SLA契約,Service Level Agreement)による方法がある。この方法は,各ドメイン管理者(ネットワークプロバイダ)同士であらかじめQoS保証して転送するための契約を結んでおき,契約を実行するための設定を各々行っておく。
すなわち,第3の従来技術を示す図3により説明すると,ネットワークドメインAの管理者は,ネットワークドメインBの管理者とお互いに,例えば30Mbpsのトラフィックを遅延が少なくパケットロスがおきないように転送するという契約を結んでおく(SS1)。
そして,それぞれドメインA,Bにおいて,に契約を履行できるように契約内容の登録としてネットワーク機器の設定を行う(SS2)。
カスタマ100aからネットワーク(a)100を通して,例えばネットワークb−c間で1Mbpsの使用要求があると(SS3),QoSサーバ10などが契約した帯域内で使用できるかどうかを既に設定許可されている帯域を確認して更新する(SS4)。そして,使用できる場合(図3に示す例では,27Mbpsの余裕があるので,使用許可の応答を返し(SS5),マルチドメインにまたがるQoS保証通信を実現する。
しかし,かかる方法では,使わないときも常に帯域を確保しており帯域に無駄がでる。カスタマ100aからの要求が多く,帯域が不足しても,直ちに契約や設定の変更できず呼損させてしまう。
また,一時的な要求の増加にあわせて契約変更を行うと,再度,契約を元に戻す作業も必要となり煩雑であるというような課題が存在する。
さらに,第4の従来方法として,特許文献2に記載の技術がある。この従来技術では,各ネットワークドメインのポリシーサーバ同士でSLA合意要求および合意,契約情報の管理を行う。3つ以上のドメインのサーバが関わる契約については複数の契約が関連するため,中間に位置するドメインの契約情報を管理しているサーバで複数の契約の関連付けを行い,変更が生じたときには関連する契約すべての変更ができる。
すなわち,図4により説明すると,各ドメインA,B,Cのポリシーサーバ20A,20B,20C同士で契約をオンラインで締結する仕組み(処理工程P1の手順)を持つ。ポリシーサーバ20Aとポリシーサーバ20B間でA−B間契約を成立させ,ポリシーサーバ20Bとポリシーサーバ20C間でB−C間契約を成立させ留(処理工程P2)。
ついで,契約に基づき,それぞれのドメインにおいて必要な機器設定を行う(処理工程P3)。
なお,変更が生じた場合には関連する契約についても変更を行うことができ,3つ以上のドメインに関連する契約の動的な変更も可能である(処理工程P4)。
かかる第4の技術においては,要求元ドメインAがドメインCまでの経路上の資源を要求する場合,ドメインAとドメインBとの契約, ドメインBとドメインCとの契約の2つの契約が生成され,中間ドメインBが契約情報の関連付けを行う。すなわち他ドメインの要求によって発生した情報を保持する必要がある。したがって,中間ドメインBで保持する関連付け情報は膨大になるという課題を有している。
特許第3617406号公報 特開2002-74207号公報
上記図1に示した第1の従来技術であるRSVPによる方式の場合,トラフィックが通過する全てのルータRがRSVP対応であることが前提として必要であり実現性に乏しく,またルータRがフローごとの情報を保持・管理しなければならないため,大規模ネットワークでの適用にはスケーラビリティに欠けるということが知られている。
また,第2の従来技術である,図2に示した特許文献1に示される方式では,カスタマの要求に対応して仲介装置からネゴシエーション相手の情報を得て他のドメインとネゴシエーションを行うという方法であり,カスタマへの応答までの処理時間がかかるという問題点がある。
また,第3の従来技術である,図3に示した,あらかじめ紙ベースでSLA(Service Level Agreement)契約を取り交わしておく方法については,使用状況が想定トラヒック量と大きく異なってしまった場合に資源の利用効率が悪くなってしまい,使用状況にあわせて契約を変更する場合でも契約変更やそれに伴う諸設定に時間を要するという問題がある。
さらに,第4の従来技術である,図4に示した特許文献2に記載のポリシーサーバを用いる方法では,基本的にSLA合意および契約は隣接する2つのドメイン間同士で行われる。すなわち,n個(3つ以上)のネットワークドメインを通過する経路でのQoS保証に対してn-1個の契約が関連するため,全ての契約を関連付けする必要があり,中間に位置するドメインのサーバで多くの関連付けのための情報を保持しなければならない。
かかる第1から第4の従来技術に鑑みて,本発明の目的は,大規模なマルチドメインネットワークにおいてカスタマからの要求にすばやく応答でき,使用状況にあった資源利用をしつつエンドツーエンドでの品質保証通信を可能とし,更にそのために管理する情報も少なく抑える,マルチドメインネットワークにおけるQoS保証方法及び,これに適用するQoSサーバを提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の第1の側面は,複数のドメインにまたがるネットワーク経路でのQoS保証方法であって,前記複数のドメインのそれぞれに備えられるドメイン間を連携するQoSサーバのうち,QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,QoS保証用資源要求メッセージを生成し,前記生成されたQoS保証用資源要求メッセージを経路上の次のドメインを管理するQoSサーバに送り,
前記QoS保証用資源要求メッセージに対し,前記経路上の全てのドメインでQoS保証用資源要求に対する結果が,資源確保が可能であるとき,得られたQoS保証のための,次ドメインから宛先ネットワークアドレスが属するドメインまでの経路上の資源を管理することを特徴とする。
また,上記の目的を達成する本発明の第2の側面は,複数のドメインにまたがるネットワーク経路に配置されるドメイン間連携QoSサーバであって,送信元なるドメインに付属するドメイン間連携QoSサーバとして,QoS保証用資源要求メッセージを生成し,前記生成されたQoS保証用資源要求メッセージを経路上の次のドメインを管理するQoSサーバに送るドメイン間連携機能部と,前記QoS保証用資源要求メッセージに対し,前記経路上の全てのドメインでQoS保証用資源要求に対する結果が資源確保が可能であるとき,得られたQoS保証のための,次ドメインから宛先ネットワークアドレスが属するドメインまでの経路上の資源を管理する資源管理機能部を有することを特徴とする。
かかる本発明の特徴により,宛先ネットワークアドレスごとに,他のドメインのQoS保証用資源を獲得する手段を持ち,要求元のドメインのQoSサーバがあらかじめ(カスタマからの要求受付とは別のタイミングで)他のドメインの資源を宛先ネットワークアドレスごとに獲得・管理しておくことで,2つ以上の複数ドメインにまたがるカスタマからのQoS要求を受けた場合に,通過する他のドメイン全てのQoSサーバとネゴシエーションを行うことなく受付可否判定ができ,すぐに応答することが可能となる。
前記第1及び第2の側面において,前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバにより,他ドメインのQoSサーバからカスタマからの資源要求メッセージを転送された場合に,前記資源要求メッセージの要求元アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,割当可能であれば要求元のQoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す様に構成してもよい。
前記第1及び第2の側面において,前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,カスタマから前記複数ドメインにまたがる,自ドメインが始点となる方向である上り方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記QoS保証用資源要求の宛先アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,割当可能であれば前記カスタマの要求に対して資源確保が可能であることの通知を返す様に構成してもよい。
また,前記第1及び第2の側面において,前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,カスタマから複数ドメインにまたがる自ドメインが終点となる方向である下り方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記QoS保証用資源要求の宛先アドレスから特定される終点ドメインのQoSサーバに対し,要求メッセージを転送し,前記要求メッセージに対する応答が資源確保が可能であれば,前記カスタマに資源確保が可能であることの通知を返す様に構成してもよい。
前記第1及び第2の側面において,前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,カスタマから複数ドメインにまたがる双方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記双方向のQoS保証要求の宛先アドレスから特定される終点ドメインのQoSサーバに対し,前記双方向のQoS保証要求メッセージを転送し,前記双方向のQoS保証要求メッセージに対する応答が,資源確保可能であり,かつ前記双方向のQoS保証要求の宛先アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,割当可能であれば,前記カスタマの要求に対して資源確保が可能であることの通知を返すように構成してもよい。
かかる構成により,要求元ドメインで要求元が始点となる資源を全て管理することで,要求元ドメインから宛先ネットワークの属するドメインまで3つ以上のドメインが連なっていた場合に,中間に位置するドメインのQoSサーバが第4の従来技術のように複数の契約情報を関連付ける情報を持つ必要がない。すなわち中間に位置するドメインのQoSサーバは自ドメインの該当する資源を確保する機能と,メッセージの転送が必要かどうかを判定し転送を行う機能を持ち,さらに自ドメインの資源が確保できた場合で,メッセージを転送した場合はその応答も資源確保が可能であることの通知であれば前のドメインのQoSサーバに資源確保が可能である応答を返す機能を持てばよい。
さらに,上記第1及び第2の側面において,前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,管理している宛先ネットワークまでの他ドメイン資源の未使用資源量が閾値よりも多い状態が一定時間以上続いた場合に,QoS保証用資源を一定量解放する解放要求メッセージを生成し,前記宛先ネットワークから特定される次ドメインのQoSサーバに解放要求メッセージを転送し,前記QoSサーバに解放要求メッセージの応答結果が資源解放可能であれば管理している他ドメイン資源の更新を行うように構成してもよい。
また,上記第1及び第2の側面において,前記管理している宛先ネットワークまでの他ドメイン資源の未使用資源量が閾値よりも少ない状態が一定時間以上続いた場合には,QoS保証用資源を一定量要求するメッセージを生成し,宛先ネットワークから特定される次ドメインのQoSサーバに前記生成したメッセージを転送し,前記メッセージに対する応答結果が資源確保可能であれば管理している他ドメイン資源の更新を行う様に構成してもよい。
かかる構成により,要求元ドメインで管理している他のドメインのQoS保証用資源が,カスタマの要求が多くて不足したりカスタマの要求が少なくて余っている場合に,QoS保証用資源を追加で獲得あるいは解放する手段を持つことで,状況に応じた資源確保を行うことができ,資源利用効率を向上させ呼損率を低減させることができる。
以下に図面に従い,本発明の実施の形態例を説明する。なお,実施の形態例は本発明の理解のためのものであり,本発明の技術的範囲がこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
図5に実施例1のネットワーク構成を示す。ネットワークは,ドメインA,B,Cが繋がって構成されていると想定する。
(3つのドメインに跨る資源の,要求元での獲得方法)
ドメインA,B,Cにはそれぞれドメイン間連携QoSサーバ3A,3B,3Cが存在する。
図6は,ドメイン間連携QoSサーバ3A,3B,3Cの機能ブロックであり,構成は共通であり,カスタマ要求受付機能部30,資源管理機能部31,自ドメイン経路管理機能部32,ドメイン間連携機能部33から構成される。
自ドメインの資源34については、区間ごとに自ドメイン経路管理機能32で経路と帯域を決定し、自ドメインQoS資源管理機能部31aで管理する。図5に示す例では,ドメインAのエッジルータER1からゲートウエイGW1までの経路は,中央ルータCR1を経由して,ER1-CR1-GW1であり,これに帯域保証として10Mbpsを割り当てることとする。かかる経路の決定や資源割当量の決定方法については、従来の最適資源割当アルゴリズムなどが適用できる。
したがって,自ドメインQoS資源管理機能部31aにより,ER1-GW1で10Mbpsの帯域保証用資源を管理する。このとき,自ドメインQoS資源管理機能部31aにより,図7Aに示す管理テーブルが自ドメイン資源34に作成される。
区間ER1とGW1の上り,下り方向に,QoSクラスが帯域保証クラスであって,使用可能帯域として10Mbpsが確保される。このとき使用前であるので,空き帯域は使用可能帯域と同じである。
他のドメインB,Cにおいても,同様に,それぞれ自ドメイン内区間の帯域保証用資源を確保しているものとする。たとえば,ドメインBはゲートウエイGW2とゲートウエイGW3の間,ゲートウエイGW2とエッジルータER3の間,エッジルータER3とゲートウエイGW3の間にそれぞれ50Mbps分の資源を確保し,管理する。
ドメインCはゲートウエイGW4とエッジルータER2の間に50Mbps分を確保し,管理する。
ここで,ドメインAでは,送信元(SOURCE(1))100から送信先(DESTINATION (1))101までの通信に対して帯域保証サービスを行うために10Mbps分の資源を確保したいと判断する。判断のトリガとしては,例えばオペレータがあらかじめ帯域保証サービスを提供する区間と帯域を決定し,ドメイン間連携QoSサーバ3Aに設定しておく方法などが考えられる。
ドメインAが送信先101までの資源,即ち,ドメインAのゲートウエイGW1からドメインBを通り,ドメインCに至る経路でのQoS保証のための資源を10Mbps分確保するために,ドメイン間連携QoSサーバ3Aのドメイン間連携機能部33でQoS保証用資源要求メッセージを生成する。
図8は,かかるドメイン間連携QoSサーバ3AにおけるQoS保証のための資源要求メッセージ生成処理のフロー図である。また,図9は,ドメインA,B,C間のシーケンスフローである。
まず,ドメイン間連携QoSサーバ3Aの資源管理機能部31でマルチドメイン区間での保証要求を決定し、ドメイン間連携機能部33に要求を送る(図8:ステップS10,図9:処理工程P1)。
この要求にはゲートウエイGW1から送信先101までの区間に対する要求であること,帯域保証クラスで10Mbps分確保したいことを情報として含める。
ドメイン間連携QoSサーバ3Aは,メッセージを送付する先の情報として,送信先101までに至るために次のドメインがドメインBであることと,ドメイン間連携QoSサーバ3Bのアドレスをあらかじめ管理している。このとき送信先101がドメインCに属することを知っている必要はない。
したがって,ドメイン間連携QoSサーバ3Aは,保証区間で、自ドメインの次にあたるドメインが,ドメインBであり,対応するドメイン間連携QoSサーバ3Bのアドレスを特定する(図8:ステップS11,図9:処理工程P2)。
この際,メッセージ生成に必要な情報はあらかじめドメイン間連携QoSサーバ3Aで保持している。例えば,図10に示すように,宛先ネットワーク情報I,自ドメイン情報II,経由するゲートウエイIII及び,自ドメイン間連携QoSサーバアドレスIVを有している。
図11Aは,上記メッセージ生成に必要な情報に基づき生成されるQoS保証用資源要求メッセージのフォーマットの例を示す図である。QoS要求メッセージの区別を示すIDを含むQoS要求メッセージヘッダと,QoS要求メッセージの区別に対応するQoS要求の内容が書き込まれる。
図11Bは,図11Aのフォーマットに従って生成されたドメイン間連携QoSサーバ3Aにより生成された資源要求メッセージの内容である。
ドメイン間連携QoSサーバ3Aのドメイン間連携機能部33により,隣接するドメインBのドメイン間連携QoSサーバ3Bに資源要求メッセージが送られる(図8:ステップS12,図9:処理工程P3)。
したがって,ドメインBのドメイン間連携QoSサーバ3Bのドメイン間連携機能部33でドメイン間連携QoSサーバ3Aからの図11Bに示した資源要求メッセージを受ける。
ドメイン間連携QoSサーバ3Bでは,ゲートウエイGW1と接続しているのはゲートウエイGW2であること,送信先101に至るために次のドメインがドメインCであって,ゲートウエイGW3が接続していることの事実から,ゲートウエイGW2からゲートウエイGW3に至る資源があるかどうかを,資源管理機能部31に確認し(処理工程P4),対応の資源があればその割当を行う(処理工程P5)。
図12は,ドメインBのドメイン間連携QoSサーバ3Bで保持している帯域情報であり,自ドメイン資源34として更新される。すなわち,ドメインAからの要求で10Mbpsの容量を割り当てるため,ドメインBのゲートウエイGW2からゲートウエイGW3への帯域保証クラスの空き帯域が50Mbpsから40Mbpsに更新される。
ドメインBの資源管理機能部31は,このように資源割り当てを行い,ドメイン間連携機能部33に資源確保が可能であること(以下,OKと表記する)を通知する(処理工程P6)。
次いで,ドメインBのドメイン間連携QoSサーバ3Bは,送信先101に接続するために,次のドメインCのドメイン間連携QoSサーバ3Cを決定し(処理工程P7),これに対して,資源確保要求メッセージを転送する(処理工程P8)。
このとき,ゲートウエイGW3から送信先101までの区間に対する要求であることを示すように転送するメッセージ内容を書き換える。
図11Cは,ドメイン間連携QoSサーバ3Bが転送するメッセージの内容であり,ドメイン間連携QoSサーバ3Aから送られるメッセージ(図11B)に対して,ゲートウエイが書き換えられている(GW1→GW3)。
図13A,図13Bは,ドメイン間QoSサーバ3Bにおいて,QoS保証のための資源要求メッセージを受信したときの上記処理(処理工程P3〜P7)における詳細動作フローを示す図である。
図13Aにおいて,ドメイン間連携QoSサーバ3AからQoS保証用資源要求メッセージを受信する(ステップS20)と,ドメイン間連携機能部30は,自ドメインの区間を特定する(ステップS21)。すなわち,ゲートウエイGW2とゲートウエイGW3の区間を特定する。
ついで,特定した区間の資源確保処理を行う(ステップS22)。特定した区間の資源確保が不能であれば,要求に対してNGの応答を返信する(ステップS29B)。
一方,ステップS24で資源確保が可能と判断されれば,資源管理機能部31により区間と確保した帯域の情報を自ドメイン資源34で管理する(ステップS25)。
ついで,宛先ネットワークは他のドメインに属するか否かを判断し(ステップS26),他のドメインに属しない場合(ステップS26,NO)は,要求OKの応答をドメイン間連携QoSサーバ3Aに送信する(ステップS29A)。
ステップS26で宛先ネットワークは他のドメインに属すると判断される場合(ステップS26,YES)は,メッセージ転送処理が行われる(ステップS27)。このメッセージ転送処理の内容は,図13Bに示す処理フローに従い行われる。
図13Bにおいて,保証区間で、自ドメインの次にあたるドメイン、及びそこでのドメイン間連携QoSサーバ,本実施例では,ドメイン間連携QoSサーバCのアドレスを特定する(ステップS271)。
ついで,ドメイン間連携機能部33で、図11Cに示したメッセージ転送フォーマットにおける要求メッセージのゲートウェイアドレスを書き換え(本実施例では,ゲートウエイアドレスGW3に書換え)て,特定したドメイン間連携QoSサーバ3Cに送信する(ステップS272)。
図13Aのフローに戻り,ドメイン間連携QoSサーバ3Cからの転送メッセージに対するOKの応答を受信した場合(ステップS28,YES)は,要求元であるドメイン間連携QoSサーバ3AにOKの応答を送信する(ステップS29A)。
図9に戻り,ドメインCのドメイン間連携QoSサーバ3Cのドメイン間連携機能部33は,送信先101が自ドメインに属するため,メッセージ転送は行わないでよいと判断する(処理工程P9)。また,ゲートウエイGW3と接続しているゲートウエイGW4から,送信先101が接続しているエッジルータER2に至る自ドメインの資源があるかどうかを,資源管理機能部31に確認し(処理工程P10),割当を行う(処理工程P11)。
割当通知を受けると(処理工程P12),ドメイン間連携QoSサーバ3Cのドメイン間連携機能部33によりドメイン間連携QoSサーバ3BにOKの応答を返す(処理工程P13)。
ドメイン間連携QoSサーバ3Bは,自ドメインでの資源割当がOKで,ドメイン間連携QoSサーバ3Cからの応答もOKであることを確認し(処理工程P14),ドメイン間連携QoSサーバ3AにOKの応答を返す(処理工程P15、図13AステップS29A)。
ドメイン間連携QoSサーバ3Bから,ドメイン間連携QoSサーバ3Aのドメイン間連携機能部33で,要求受付がOKであるとのメッセージを受信すると(図8:ステップS13,Yes,図9:処理工程P16),資源管理機能部31の他ドメインQoS資源管理機能部31bにより,獲得したゲートウエイGW1から送信先101までの資源10Mbpsを他ドメイン資源35として管理する(図8:ステップS15,図9:処理工程P17)。このときの他ドメイン資源35の管理テーブルの状態は,図7Bに示すごとくである。
以上により,ドメインAにおいて,送信先101までの資源が10Mbps分確保される。この状態で,ドメインAのカスタマ100aから,送信先101に属する端末への1Mbpsの帯域保証通信要求があった場合,以下のように動作する。
図14は,ドメインAのカスタマ100aから,送信先101に属する端末への1Mbpsの帯域保証通信要求に対する処理シーケンスである。
カスタマ100aからの帯域保証要求が,ドメイン間連携QoSサーバ3Aのカスタマ要求受付機能部30で受け付けられる(処理工程P20)。
カスタマ要求受付機能部30は,要求方向,区間を確認し,自ドメインが送信元(Source)である上り方向であることを確認する(処理工程P21)。そして,資源管理機能部31に対し,要求区間の帯域を確認する(処理工程P22)。
資源管理機能部31では図15A,図15Bに示したように自ドメイン資源34と送信先101間での区間の帯域情報である他ドメイン資源35を管理している
これらの自,他ドメイン資源34,35からカスタマ100aの端末アドレスから接続するエッジルータがER1であること,更にドメイン間連携QoSサーバ3Aでも保持している図10に示した隣接ドメイン情報から,送信先101へはゲートウエイGW1を経由することがわかる。
これにより,資源管理機能部31は,自ドメインのエッジルータER1からゲートウエイGW1までの区間で帯域保証クラス1Mbpsの帯域を割当てが可能かを確認する。
さらに,他ドメインのGW1から送信先101間の区間で帯域保証クラス1Mbpsの割当てが可能かを確認する(処理工程P23)。割当て可能であるので,該当する自,他ドメイン資源34,35の割当てを行う。このとき,資源情報に割当て帯域,割当先の情報を付加し,空き帯域を更新する。今回は1Mbpsの要求があったので,空き帯域を9Mbpsに減らす。この状態が,自,他ドメイン資源34,35に更新,反映される。
図15Aは,自ドメイン資源34の更新登録されたカスタマ100aに対しての帯域割当て後の帯域情報である。同様に,図15Bは,他ドメイン資源34の更新登録されたカスタマ100aに対しての帯域割当て後の帯域情報である。
ついで,保証要求受付OKを,カスタマ要求受付機能部30からカスタマ100aに返答する(処理工程P24,P25)。
以上のようにして,宛先ネットワーク毎に品質保証要求に対して割り当てられる資源を準備しておくことで,カスタマ100aからの要求があった場合に既に確保した資源を割り当て,すばやく要求に対応できる。
[実施例2]
次に第2の実施例として2つのドメインに跨る資源の割当帯域の増減について説明する。
実施例2として図16に示すようなネットワークを想定する。
ドメインAは自ドメインの資源として,ネットワーク100Aに繋がるルータR1からR3までの区間とネットワーク100Bに繋がるルータR2からR3までの区間にそれぞれ8Mbpsの帯域保証用資源を確保している。また,ルータR3からネットワーク100C,100Dに至る区間に,10Mbpsの帯域を獲得している。
事前にドメインAは、ドメイン間連携QoSサーバ3Aにより,ドメインBのドメイン間連携QoSサーバ3BにQoS保証用資源の要求を行い(S20)、ネットワーク100C、100DとのQoS保証通信用にルータR4からルータR5の帯域を確保しておく(ステップS21)。
ドメイン間連携QoSサーバ3Bからの設定応答を受け(ステップS22),ドメイン間連携QoSサーバ3Aは,自,他ドメイン資源34,35を更新する(ステップS23)。
このような事前処理が行われた状態で,図17に示すように,ネットワーク100Aに接続しているドメインAのカスタマ100aから,ネットワーク100Cに対して1Mbpsの帯域保証通信を要求(ステップS30)がなされると想定する。
ドメイン間連携QoSサーバ3Aは,ルータR2からルータR3の区間の資源から1Mbpsを割当て,ルータR3からネットワーク100C,100Dに至る区間の資源から1Mbpsを割り当てる(ステップS31)。したがって,残り区間はそれぞれ7Mbps,9Mbpsになる。
ついで,割当てができたので,カスタマにQoS保証通信可能であることをカスタマ100aに通知する。
ここで,カスタマの要求が増加してきて,ネットワーク100Aからネットワーク100Dへの要求5Mbps分,およびネットワーク100Bからネットワーク100Cへの要求が4Mbps分受け付けられた状態を想定する。
図18に示すようにルータR3からネットワーク100C,100Dへの資源の残り帯域は1Mbpsになっている。
したがって,ドメイン間連携QoSサーバ3Aの資源管理機能部31で,残り帯域を所定の閾値と比較してネットワーク100C,100Dへの帯域保証用資源10Mbps分の追加要求を決定する。要求メッセージを生成してドメイン間連携QoSサーバ3Bへ送る(ステップS40)。図16で示した手順と同様に,ドメインBでの帯域がドメインA用に確保され(ステップS41),ドメイン間連携QoSサーバ3Aはドメイン間連携QoSサーバBからOKの応答を得る(ステップS42)。
ドメイン間連携QoSサーバ3Aでは資源管理機能部31の他ドメイン資源35の情報を更新する,すなわちルータR3からネットワーク100C,100Dに至る区間の資源の残り帯域が11Mbpsであるとする(図18)。
以上に示したように,要求状況に応じて柔軟に資源の追加を行うことができ,資源の有効利用を図る効果が得られる。
[実施例3]
次に,カスタマ100aからの下り方向フローの帯域保証要求について,実施例3として説明する。
図19にカスタマから下り方向のフローの帯域保証要求を受けたケースについてシーケンスを示す。実施例1で示したように,本発明では上り方向(送信元が自ドメインになる方向)で,マルチドメイン環境での保証用資源を確保するものである。このため,下り方向の要求が来た場合には保証要求を出すカスタマ(ドメインAと契約しているカスタマ)の通信相手が属するドメインが送信元(Source)となるフローを保証する必要がある。
すなわち,通信相手がドメインCに属する場合,帯域の割当てはドメイン間連携QoSサーバCが行う。したがって,以下のような処理を行うことによって下り方向の保証に対応することができる。
まず,カスタマ100bは自分が属しているドメインで,保証サービスを受けるため,ドメイン間連携QoSサーハ゛3Aのカスタマ要求受付機能部30に帯域保証要求を出す(処理工程P30)。カスタマ要求受付機能30では,要求方向を確認し(処理工程P30a),下り方向であるため,ドメイン間連携機能部33に要求を転送する(処理工程P31)。
ドメイン間連携機能部33は,要求された保証区間から次のドメインのQoSサーバを決定し(処理工程P31a),ドメイン間連携QoSサーバ3Bに要求を転送する(処理工程P32)。
ドメイン間連携QoSサーバ3Bのドメイン間連携機能部部33は,要求された保証区間から,自ドメインが終点ではないため,さらに次のドメインのQoSサーバを決定し(処理工程P32a),ドメイン間連携QoSサーバ3Cに要求を転送する(処理工程P33)。
ドメイン間連携QoSサーバ3Cのドメイン間連携機能部33は,要求された保証区間から,自ドメインが終点であることを確認し(処理工程P33a),カスタマ要求受付機能部30に要求を渡す(処理工程P34)。
カスタマ要求受付機能部30は,要求の内容に従い,資源管理機能部31に帯域確認を行う(処理工程P35)。資源管理機能部31は,要求を満足するために該当する自ドメイン資源34,他ドメイン資源35を割当てる(処理工程P35a)。割当てができればOKをカスタマ要求受付機能部30に返す(処理工程P36)。
カスタマ要求受付機能部30から保証要求受付OKをドメイン間連携機能部33に送り(処理工程P37),従って,保証要求受付OKの応答を,ドメイン間連携QoSサーバ3Cから3B,3Aへと順次返していく。
最終的に,カスタマ100bに要求受付OKが返される。
以上の手順により,下り方向の保証も,送信元(Source)となる端末やサーバの属するドメインのQoSサーバに要求を転送し,転送先ドメインで帯域割当てを行うことで実現することができる。
なお,双方向通信の場合は,上りと下りの処理を両方行うことで実現できる。図20は,双方向通信の場合の資源割り当て処理を説明するシーケンスフローである。図19と異なる点は,ドメインAのQoSサーバ3Aのカスタマ要求受付機能部30で,カスタマ100cからの帯域保証要求を受け付けると,要求方向が双方向であることを確認する(処理工程P30b)。下り方向については,図19に示したシーケンス処理に従う。同時に上り方向について,自ドメインAの資源管理機能部31に帯域確認を行う(処理工程PP38)。
資源管理機能部31では,該当する自・他ドメインの上り方向の資源割り当てを行い(処理工程P38a),帯域割当てOKの通知をカスタマ要求受付機能部30に返す(処理工程P39)。
したがって,カスタマ要求受付機能部30は,この自ドメインの資源管理機能部31からの帯域割当てOKの通知と,ドメイン間連携QoSサーバ3Cから3B,3Aへと順次返された,下り方向の帯域割当てOKの通知を確認し(処理工程P39a),カスタマ100cに帯域保証要求に対するOKを返信する。
ここで,ドメイン間連携QoSサーバにおける動的なQoS保証のためには,資源の利用状況に対応して,追加の資源確保の要求,あるいは,不使用となった資源の解放処理が必要である。
図21は,かかる資源の追加及び解放決定判断を行う処理の例を示すフロー図である。
図21において,オペレータが資源を確保する区間情報,対象QoSクラス,最小確保帯域を資源管理機能部31に登録しておく(ステップS30)。
ついで,適時に定時各区間,各QoSクラスの空き帯域を確認する(ステップS31)。このとき,空き帯域が一定時間閾値より小であるか,大であるかを判定する(ステップS32)。空き帯域が一定時間閾値の範囲内である時,次の適時まで,状態を維持する(ステップS33)。
一定時間閾値より小であれば,空き帯域が一定時間閾値より小となった区間・QoSクラスに関して、ドメイン間連系機能部33へ資源追加を要求する(ステップS34)。一方,空き帯域が一定時間閾値より大であれば,閾値より大となった区間・QoSクラスに関して、ドメイン間連系機能部33へ資源解放を要求する(ステップS35)。
図22は,図21の判断フローにより資源解放の要求が判定された場合の資源解放メッセージ生成処理フローである。
まず,ドメイン間連携QoSサーバ3Aの資源管理機能部31でマルチドメイン区間での保証用帯域解放を図21に示した判断フローにより決定し,ドメイン間連携機能部33へ解放を要求する(ステップS40)。
ドメイン間連携機能部33では,解放要求を受けると,保証区間である,自ドメインの次に当たるドメイン(本実施例では,ドメインB),及びそこでのドメイン間連携QoSサーバ3Bのアドレスを特定する(ステップS41)。
これに基づき,ドメイン間連携機能部33で、要求メッセージを生成、特定したドメイン間QoSサーバ3Bに送信する(ステップS42)。
このとき生成される解放要求メッセージフォーマットの例が図23Aに示される。保証帯域要求メッセージフォーマット(図11B)と同様であるが,メッセージタイプが解放であり,方向が規定されていない。
このドメイン間連携QoSサーバ3Aからの解放要求を受けると,ドメイン間連携QoSサーバ3Bにおいて,図24A,図24Bに示す処理を行う。すなわち,図24Aにおいて,ドメイン間連携QoSサーバ3Bは,ドメイン間連携QoSサーバ3AからQoS保証用資源解放要求メッセージ受信する(ステップS50)と,実施例ドメインの区間即ち,ゲートウエイGW2とGW3の区間を特定する(ステップS51)。そして,この特定された区間の資源の解放処理を行う(ステップS51)。
このとき,資源の解放が可能でなければ,要求された資源解放要求に対しNGの応答を返す(ステップSS57B)。
一方,資源の解放が可能であれば(ステップS52,YES),資源管理機能部31により,解放した区間と帯域の情報を更新,管理する(ステップS53)。
ついで,解放要求メッセージの宛先ネットワークが他ドメインに属するかを判断し,自ドメイン即ち,ドメインB宛であれば,要求に対しOKの旨を送信する(ステップS57A)。
一方,他ドメインに属すれば(ステップS54,YES),メッセージを転送メッセージに置き換えて該当の他ドメイン,本実施例ではドメインC宛に転送する。図24Bは,このときの,ドメイン間連携QoSサーバ3Bのメッセージ転送処理の詳細である。
すなわち,保証区間で、自ドメインの次にあたるドメイン、及びそこでのドメイン間連携QoSサーバ3Cのアドレスを特定する(ステップS551)。ついで,ドメイン間連携機能部33で、図23Bに示すように,解放要求転送メッセージフォーマットにおいて,解放要求メッセージのゲートウェイアドレスを書き換え(GW1からGW3への変更),特定したドメイン間連携QoSサーバ3Cに転送する(ステップS552)。
図24Aのフローに戻り,ドメイン間連携QoSサーバ3Bは,ドメイン間連携QoSサーバ3Cからの転送メッセージに対する応答がOKであるか否かを判断する(ステップS56)。
解放要求に対しOKの応答であれば(ステップS56,YES),要求に対してOKの応答をドメイン間連携QoSサーバ3Aに送信する(ステップS57A)。さらに,解放要求に対しNG応答であれば(ステップS56,NO),ドメイン間連携QoSサーバ3Aに要求NG応答を送信する(ステップS57B)。
(付記1)
複数のドメインにまたがるネットワーク経路でのQoS保証方法であって,
前記複数のドメインのそれぞれに備えられるドメイン間を連携するQoSサーバのうち,QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,
QoS保証用資源要求メッセージを生成し,
前記生成されたQoS保証用資源要求メッセージを経路上の次のドメインを管理するQoSサーバに送り,
前記QoS保証用資源要求メッセージに対し,前記経路上の全てのドメインでQoS保証用資源要求に対する結果が,資源確保が可能であるとき,得られたQoS保証のための,次ドメインから宛先ネットワークアドレスが属するドメインまでの経路上の資源を管理する
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記2)
付記1において,
前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバにより,
前記複数ドメインにまたがる経路でのQoS保証用資源要求を受け,
前記要求に含まれる宛先ネットワーク情報から次ドメインにまたがる要求であるか否かを判定し,
次ドメインにまたがる要求であると判定されるとき,次ドメインのQoSサーバを特定し,
さらに自ドメインの次ドメインに接続するゲートウェイアドレスを特定し,
前記要求メッセージにゲートウェイアドレスを付加して前記次ドメインのQoSサーバに対してメッセージを転送する
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記3)
付記2において,
前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバにより,
さらに自ドメインで要求を満たすQoS保証用資源が割り当てられることを確認し
前記転送したメッセージに対する応答が資源確保可能であるとき,前段のドメインにある前記QoS保証用資源要求の送信元QoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかにおいて,
前記複数のドメインにまたがる経路上の終端のドメインにあるQoSサーバにより,
前記QoS保証用資源要求を受け,宛先ネットワークが自ドメインに属することから自ドメインが終点であることを確定し,
さらに自ドメインで要求を満たすQoS保証用資源が割り当てられることを確認した場合,QoS保証用資源要求を転送してきた前段のドメインのQoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記5)
付記1において,
前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバにより,
前記複数ドメインにまたがる経路でのQoS保証用資源要求を受け,
前記QoS保証用資源要求に含まれる宛先ネットワークと前段のドメインのゲートウェイアドレスから,自ドメイン内の区間を特定し,特定した区間の資源が要求に対して割り当て可能であれば,前記要求元ドメインに対して必要な量の前記区間の資源を割り当てる,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記6)
付記1において,
前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,
カスタマから前記複数ドメインにまたがる,自ドメインが始点となる方向である上り方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記QoS保証用資源要求の宛先アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,割当可能であれば前記カスタマの要求に対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記7)
付記1において,
前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,
カスタマから複数ドメインにまたがる自ドメインが終点となる方向である下り方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記QoS保証用資源要求の宛先アドレスから特定される終点ドメインのQoSサーバに対し,要求メッセージを転送し,
前記要求メッセージに対する応答が資源確保が可能であれば,前記カスタマに資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記8)
請求項2において,
前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバにより,
他ドメインのQoSサーバからカスタマからの資源要求メッセージを転送された場合に,前記資源要求メッセージの要求元アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,
割当可能であれば要求元のQoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記9)
付記1において,
前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,
カスタマから複数ドメインにまたがる双方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記双方向のQoS保証要求の宛先アドレスから特定される終点ドメインのQoSサーバに対し,前記双方向のQoS保証要求メッセージを転送し,
前記双方向のQoS保証要求メッセージに対する応答が資源確保が可能であり,かつ前記双方向のQoS保証要求の宛先アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,
割当可能であれば,前記カスタマの要求に対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記10)
付記1において,
前記QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,
管理している宛先ネットワークまでの他ドメイン資源が閾値よりも多い状態が一定時間以上続いた場合に,QoS保証用資源を一定量解放する解放要求メッセージを生成し,
前記宛先ネットワークから特定される次ドメインのQoSサーバに解放要求メッセージを転送し,
前記QoSサーバに解放要求メッセージの応答結果が資源確保が可能であれば管理している他ドメイン資源の更新を行う,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記11)
付記1において,
前記管理している宛先ネットワークまでの他ドメイン資源が閾値よりも少ない状態が一定時間以上続いた場合には,QoS保証用資源を一定量要求するメッセージを生成し,
宛先ネットワークから特定される次ドメインのQoSサーバに前記生成したメッセージを転送し,
前記メッセージに対する応答結果が資源確保が可能であれば管理している他ドメイン資源の更新を行う,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記12)
複数のドメインにまたがるネットワーク経路に配置されるドメイン間連携QoSサーバであって,
送信元なるドメインに付属するドメイン間連携QoSサーバとして,
QoS保証用資源要求メッセージを生成し,前記生成されたQoS保証用資源要求メッセージを経路上の次のドメインを管理するQoSサーバに送るドメイン間連携機能部と,
前記QoS保証用資源要求メッセージに対し,前記経路上の全てのドメインでQoS保証用資源要求に対する結果が資源確保が可能であるとき,得られたQoS保証のための,次ドメインから宛先ネットワークアドレスが属するドメインまでの経路上の資源を管理する資源管理機能部を有する,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記13)
複数のドメインにまたがるネットワーク経路に配置されるドメイン間連携QoSサーバであって,
前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバとして,
送信元なるドメインに付属するドメイン間連携QoSサーバからのQoS保証用資源要求を受けるドメイン間連携機能部を有し,
前記ドメイン間連携機能部は,前記QoS保証用資源要求に含まれる宛先ネットワーク情報から次ドメインにまたがる要求であるか否かを判定し,
次ドメインにまたがる要求であると判定されるとき,次ドメインのQoSサーバを特定し,
さらに自ドメインの次ドメインに接続するゲートウェイアドレスを特定し,
前記要求メッセージにゲートウェイアドレスを付加して前記次ドメインのQoSサーバに対してメッセージを転送する
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記14)
付記13において,
前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバとして,
さらに自ドメインで要求を満たすQoS保証用資源が割り当てられることを確認し
前記転送したメッセージに対する応答が資源確保が可能であるとき,前段のドメインにある前記QoS保証用資源要求の送信元QoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記15)
複数のドメインにまたがるネットワーク経路に配置されるドメイン間連携QoSサーバであって,
前記複数のドメインにまたがる経路上の終端のドメインにあるQoSサーバとして,
送信元なるドメインに付属するドメイン間連携QoSサーバからのQoS保証用資源要求を受け,宛先ネットワークが自ドメインに属することから自ドメインが終点であることを確定し,
さらに自ドメインで要求を満たすQoS保証用資源が割り当てられることを確認した場合,前記QoS保証用資源要求を転送してきた前段のドメインのQoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記16)
付記14において,
さらに,前記複数ドメインにまたがる経路でのQoS保証用資源要求を受け,
前記QoS保証用資源要求に含まれる宛先ネットワークと前段のドメインのゲートウェイアドレスから,自ドメイン内の区間を特定し,特定した区間の資源が要求に対して割り当て可能であれば,前記要求元ドメインに対して必要な量の前記区間の資源を割り当てる,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記17)
付記12において,
カスタマから前記複数ドメインにまたがる,自ドメインが始点となる方向である上り方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記QoS保証用資源要求の宛先アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,割当可能であれば前記カスタマの要求に対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記18)
付記12において,
カスタマから複数ドメインにまたがる自ドメインが終点となる方向である下り方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記QoS保証用資源要求の宛先アドレスから特定される終点ドメインのQoSサーバに対し,要求メッセージを転送し,
前記要求メッセージに対する応答が資源確保が可能であれば,前記カスタマに資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記19)
付記13において,
他ドメインのQoSサーバからカスタマからの資源要求メッセージを転送された場合に,前記資源要求メッセージの要求元アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,
割当可能であれば要求元のQoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするQoS保証方法。
(付記20)
付記12において,
カスタマから複数ドメインにまたがる双方向のQoS保証要求を受けた場合に,前記双方向のQoS保証要求の宛先アドレスから特定される終点ドメインのQoSサーバに対し,前記双方向のQoS保証要求メッセージを転送し,
前記双方向のQoS保証要求メッセージに対する応答が資源確保が可能であり,かつ前記双方向のQoS保証要求の宛先アドレスから特定される外部ドメインの資源と,自ドメインの資源が割当可能かどうかを,管理資源情報から判断し,
割当可能であれば,前記カスタマの要求に対して資源確保が可能であることの通知を返す,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記21)
付記12において,
管理している宛先ネットワークまでの他ドメイン資源が閾値よりも多い状態が一定時間以上続いた場合に,QoS保証用資源を一定量解放する解放要求メッセージを生成し,
前記宛先ネットワークから特定される次ドメインのQoSサーバに解放要求メッセージを転送し,
前記QoSサーバに解放要求メッセージの応答結果が資源確保が可能であれば管理している他ドメイン資源の更新を行う,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
(付記22)
付記12において,
前記管理している宛先ネットワークまでの他ドメイン資源が閾値よりも少ない状態が一定時間以上続いた場合には,QoS保証用資源を一定量要求するメッセージを生成し,
宛先ネットワークから特定される次ドメインのQoSサーバに前記生成したメッセージを転送し,
前記メッセージに対する応答結果が資源確保が可能であれば管理している他ドメイン資源の更新を行う,
ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
実施例について,説明したように,本発明により大規模なマルチドメインネットワークにおいて,カスタマからの要求にすばやく応答でき,使用状況にあった資源利用をしつつエンドツーエンドでの品質保証通信を可能とする。よって,ネットワークの効率的な運用を可能とし,産業上寄与するところ大である。
第1の従来技術を説明する図である。 第2の従来技術を説明する図である。 第3の従来技術を説明する図である。 第4の従来技術を説明する図である。 本発明の実施例1のネットワーク構成を示す図である。 ドメイン間連携QoSサーバ3A,3B,3Cの機能ブロックである。 自ドメイン資源34の管理テーブルの状態を示す図である。 他ドメイン資源35の管理テーブルの状態を示す図である。 ドメイン間連携QoSサーバ3AにおけるQoS補償のための資源要求メッセージ生成処理のフロー図である。 ドメインA,B,C間のシーケンスフローである。 ドメイン間連携QoSサーバ3Aで保持しているメッセージ生成に必要な情報を説明する図である。 QoS保証用資源要求メッセージのフォーマットの例を示す図である。 図11Aのフォーマットに従って生成されたドメイン間連携QoSサーバ3Aにより生成された資源要求メッセージの内容を示す図である。 ドメイン間連携QoSサーバ3Bが転送するメッセージの内容を示す図である。 ドメインBのドメイン間連携QoSサーバ3Bで保持している帯域情報を湿す図である。 ドメイン間QoSサーバ3Bにおいて,QoS保証のための資源要求メッセージを受信したときの上記処理(処理工程P3〜P7)における詳細動作フローを示す図である。 図13Aのフローにおけるメッセージ転送処理の内容は,図13Bに示す処理フローを示す図である。 ドメインAのカスタマ100aから,送信先101に属する端末への1Mbpsの帯域保証通信要求に対する処理シーケンスである。 自ドメイン資源34の内容を示す図である。 送信先101間での区間の帯域情報である他ドメイン資源35の内容を示す図である。 実施例2ネットワークを示す図である。 帯域保証通信を要求に対して事前に処理された図16のネットワークにおける状態を示す図である。 図16のネットワークにおいて,ルータR3からネットワーク100C,100Dへの資源の残り帯域は1Mbpsになっている状態を示す図である。 カスタマから下り方向のフローの帯域保証要求を受けたケースについてシーケンスを示す図である。 双方向通信の場合の資源割り当て処理を説明するシーケンスフローを示す図である。 資源の追加及び解放決定判断を行う処理の例を示すフロー図である。 図21の判断フローにより資源解放の要求が判定された場合の資源解放メッセージ生成処理フローである。 解放要求メッセージフォーマットの例を示す図である。 解放要求転送メッセージフォーマットにおいて,解放要求メッセージのゲートウェイアドレスを書き換えた状態を示す図である。 解放要求を受けるときのドメイン間連携QoSサーバ3Bにおける処理のフローを示す図である。 図24Aの処理における転送処理(ステップS455)の詳細を説明する図である。
符号の説明
100a カスタマ
3A,3B,3C ドメイン間連携QoSサーバ
ER1, ER2,ER3 エッジルータ
GW1,GW2, GW3 ゲートウエイ
100 送信元
101 送信先
30 カスタマ要求受付機能部
31 資源管理機能部
31a 自ドメインQoS資源管理機能部
31b 他ドメインQoS資源管理機能部
32 自ドメイン経路管理機能部
33 ドメイン間連携機能部
34 自ドメイン資源
35 他ドメイン資源

Claims (5)

  1. 複数のドメインにまたがるネットワーク経路でのQoS保証方法であって,
    前記複数のドメインのそれぞれに備えられるドメイン間を連携するQoSサーバのうち,QoS保証用資源要求元となるドメインに備えられるQoSサーバにより,
    QoS保証用資源要求メッセージを生成し,
    前記生成されたQoS保証用資源要求メッセージを経路上の次のドメインを管理するQoSサーバに送り,
    前記QoS保証用資源要求メッセージに対し,前記経路上の全てのドメインでQoS保証用資源要求に対する結果が,資源確保が可能であるとき,得られたQoS保証のための,次ドメインから宛先ネットワークアドレスが属するドメインまでの経路上の資源を管理する
    ことを特徴とするQoS保証方法。
  2. 請求項1において,
    前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバにより,
    前記複数ドメインにまたがる経路でのQoS保証用資源要求を受け,
    前記要求に含まれる宛先ネットワーク情報から次ドメインにまたがる要求であるか否かを判定し,
    次ドメインにまたがる要求であると判定されるとき,次ドメインのQoSサーバを特定し,
    さらに自ドメインの次ドメインに接続するゲートウェイアドレスを特定し,
    前記要求メッセージにゲートウェイアドレスを付加して前記次ドメインのQoSサーバに対してメッセージを転送する
    ことを特徴とするQoS保証方法。
  3. 請求項2において,
    前記複数のドメインにまたがる経路上の中間にあるQoSサーバにより,
    さらに自ドメインで要求を満たすQoS保証用資源が割り当てられることを確認し
    前記転送したメッセージに対する応答が資源確保が可能であるとき,前段のドメインにある前記QoS保証用資源要求の送信元QoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す
    ことを特徴とするQoS保証方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて,
    前記複数のドメインにまたがる経路上の終端のドメインにあるQoSサーバにより,
    前記QoS保証用資源要求を受け,宛先ネットワークが自ドメインに属することから自ドメインが終点であることを確定し,
    さらに自ドメインで要求を満たすQoS保証用資源が割り当てられることを確認した場合,QoS保証用資源要求を転送してきた前段のドメインのQoSサーバに対して資源確保が可能であることの通知を返す,
    ことを特徴とするQoS保証方法。
  5. 複数のドメインにまたがるネットワーク経路に配置されるドメイン間連携QoSサーバであって,
    送信元なるドメインに付属するドメイン間連携QoSサーバとして,
    QoS保証用資源要求メッセージを生成し,前記生成されたQoS保証用資源要求メッセージを経路上の次のドメインを管理するQoSサーバに送るドメイン間連携機能部と,
    前記QoS保証用資源要求メッセージに対し,前記経路上の全てのドメインでQoS保証用資源要求に対する結果が資源確保が可能であるとき,得られたQoS保証のための,次ドメインから宛先ネットワークアドレスが属するドメインまでの経路上の資源を管理する資源管理機能部を有する,
    ことを特徴とするドメイン間連携QoSサーバ。
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