JP2007219739A - データベース管理装置、データベース管理方法及びデータベース管理プログラム - Google Patents

データベース管理装置、データベース管理方法及びデータベース管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ユーザに煩雑感を抱かせることを防止しつつデータベースを適切に更新することができる。
【解決手段】CPU2は、タイトル情報及びEPG詳細情報から字種切出ルールRLに従って切出された切出キーワードのうち、対象キーワードとして選択された切出キーワードに対して、ユーザとの対話形式による質疑応答の中で単語としての正誤を確認し、当該対象キーワードが正しい単語でないと判断した場合には、ユーザに当該対象キーワードを修正させ、正しいと確認された対象キーワード若しくは修正された対象キーワードに基づいてキーワードデータベースDDを更新するようにする。
【選択図】図26

Description

本発明は、データベース管理装置、データベース管理方法及びデータベース管理プログラムに関し、例えばハードディスクレコーダに適用して好適なものである。
従来、ハードディスクレコーダにおいては、地上波ディジタル放送のテレビジョン放送番組を受信してハードディスクドライブに録画するようになされたものが普及しつつある。このハードディスクレコーダは、この地上波ディジタル放送で配信される放送信号からテレビジョン放送番組の配信予定を表すEPG(Electric Program Guide)情報を取得すると共に、このEPG情報に基づいてユーザに選択されたテレビジョン放送番組をハードディスクドライブに録画するようになされている。
さらにハードディスクレコーダの中には、指定されたテレビジョン放送番組を録画するだけでなく、検索する単語(以下、これを検索ワードと呼ぶ)をユーザに指定させ、この検索ワードを含むテレビジョン放送番組をEPG情報から検索し、検出されたテレビ放送番組を自動的に録画するようになされたものがある。
このようなハードディスクレコーダとして、検索ワードが検索される対象となるEPG情報において使用されると想定される単語(以下、これをキーワードと呼ぶ)をこのEPG情報から取得すると共に、このキーワードをデータベース上で管理するようになされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-355070公報
ところでかかる構成のハードディスクレコーダにおいては、上述したEPG情報から妥当なキーワードを取得するためのプログラムである字種切出ルールを有しており、この字種切出ルールに従ってEPG情報から取得した新規のキーワードを逐次追加登録することによってデータベースを更新するようになされたものがある。
しかしながら、キーワードの中には、特定の法則を有しない人名や地名などが存在する。このため、ハードディスクレコーダでは、このような法則を有さないキーワードを上述した字種切出ルールに従って正確に切出すことは困難であることから、切出されたキーワードが必ずしも正しい単語とは限らず、切出されたキーワードをそのまま登録してしまうと、誤った単語がデータベースに登録されてしまうことになる。
このため、このキーワードを適切化してデータベースを更新することが好ましい。しかしながら、このデータベースの更新処理の際には、切出されたキーワードの正誤をユーザに確認する必要があるため、ユーザに対して煩雑感を抱かせてしまうという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザに煩雑感を抱かせることを防止しつつデータベースを適切に更新するデータベース管理装置、データベース管理方法及びデータベース管理プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、外部から供給される外部情報から所定の切出ルールに従ってキーワードを切出し、ユーザとの対話形式による質疑応答の中で、切出されたキーワードの単語としての正誤をユーザに確認し、切出された当該キーワードが正しい単語でない場合には、ユーザに切出された当該キーワードを修正させることにより、切出された当該キーワードを適正化し、適正化されたキーワードに基づいてキーワードを登録するキーワードデータベースを更新するようにした。
これにより、ユーザと対話形式で質疑応答する中で、字種切出ルールに従って切出されたキーワードを適正化することができ、ユーザに対してキーワードの正誤を確認させたり、誤ったキーワードを修正させていることをさほど意識させることなく、キーワードデータベースを適切に更新することができる。
本発明によれば、ユーザと対話形式で質疑応答する中で、字種切出ルールに従って切出されたキーワードを適正化することにより、ユーザに対してキーワードの正誤を確認させたり、誤ったキーワードを修正させていることをさほど意識させることなく、キーワードデータベースを適切に更新することができ、かくしてユーザに煩雑感を抱かせることを防止しつつデータベースを適切に更新するデータベース管理装置、データベース管理方法及びデータベース管理プログラムを実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ハードディスクレコーダの全体構成
図1において1は、全体としてハードディスクレコーダを示し、地上波ディジタル放送のテレビジョン放送番組を受信して録画し得るようになされている。さらにハードディスクレコーダ1は、当該テレビジョン放送番組と同時に配信されるEPG(Electric Program Guide)情報に基づいてユーザに録画するテレビジョン放送番組を指定させると共に、指定された当該テレビジョン放送番組を録画し得るようになされている。
このハードディスクレコーダ1では、全体を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit )2が、ROM(Read Only Memory)3又はハードディスクドライブ4に格納されている基本プログラムや自動検索ワード録画プログラム、嗜好度増減プログラム及びキーワード適正化プログラム等をメインメモリ6に展開することによって、当該基本プログラムや自動検索ワード録画プログラム、当該嗜好度増減プログラム及び当該キーワード適正化プログラム等に基づいて各種処理や後述する自動検索ワード録画処理、嗜好度増減処理及びキーワード適正化処理を実行するようになされている。
また、ハードディスクドライブ4には、自動検索ワード録画処理を実行するための各種データベースや、嗜好度増減処理の際に使用される嗜好度増減表PM、キーワード適正化処理の際に使用される対話用画像データ等が記録されている。
フラッシュメモリ7にはハードディスクドライブ4に録画されたテレビジョン放送番組(以下、これを録画済番組と呼ぶ)の一覧表である録画済番組リストや、録画する予定のテレビジョン放送番組(以下、これを録画予定番組と呼ぶ)の一覧表である録画予定リスト等の各種リストが記録されている。
このハードディスクレコーダ1は、外部のリモートコントローラ30の操作によりユーザから各種要求がなされると、このリモートコントローラ30によって生成された操作信号がリモートコントローラインターフェース21により取得し、これをCPU2へ供給するようになされている。
例えば、ユーザから所望チャンネルのテレビジョン放送番組を視聴する旨の視聴要求がなされたことにより、リモートコントローラインターフェース21から操作信号が供給されると、CPU2はテレビジョン放送番組の視聴処理を実行する。
すなわち、CPU2は、この視聴要求に応じてチューナ11によって選局された周波数帯域のディジタル放送信号を受信し、当該ディジタル放送信号を復調器12へ送出する。
CPU2は、このディジタル放送信号を復調器12によって復調し、この復調されたディジタル放送信号のスクランブルをデスクランブラ13によって解除し、このスクランブルを解除されたディジタル放送信号を多重分離器14によって映像データ、音声データ及びEPG情報のパケットに分離すると、この映像データを映像デコーダ15へ、音声データを音声デコーダ16へ送出すると共に、EPG情報をフラッシュメモリ7に記録する。
CPU2は、映像データを映像デコーダ15によって所定の復号方式に従って復号し、この復号された映像データに対して映像信号処理回路17によって映像信号への変換処理やミキシング処理等を実行し、映像出力端子23へ送出する。この結果、CPU2は、映像出力端子23に接続された図示しない表示装置にこの映像データに基づく映像を表示させる。
CPU2は、音声データを音声デコーダ16によって所定の復号方式に従って復号し、この復号された音声データをディジタルアナログ変換器18によってアナログ信号へ変換し、音声出力端子24へ送出する。この結果、CPU2は、音声出力端子24に接続された図示しないスピーカからこの音声データに基づく音声を出力させる。
一方で、CPU2は、ユーザのリモートコントローラ30を介した操作により、テレビジョン放送番組の番組一覧表を表示する旨の表示要求がなされると、フラッシュメモリ7からEPG情報を読み出し、映像デコーダ15へ送出する。この結果、CPU2は、映像データのときと同様の処理によってこのEPG情報に基づく番組一覧表を表示装置に表示させる。CPU2は、この番組一覧表に基づいてユーザに録画したい番組を選定させ得るようになされている。
なお、CPU2は、ユーザのコントローラ30を介した操作により、番組一覧表における一つのテレビジョン放送番組についての詳細な情報を表示する旨の詳細情報表示要求がなされると、図2に示すように、テレビジョン放送番組のタイトル情報、ジャンル及びEPG詳細情報などが含まれるEPG情報が表示されたEPG表示画面40を表示する。
ところで、CPU2(図1)は、ユーザのリモートコントローラ30を介した操作により、現在放送中のテレビジョン放送番組を録画する旨のダイレクト録画要求がなされた場合には、現在受信しているテレビジョン放送番組に対して録画処理を実行する。
すなわち、CPU2は、テレビジョン放送番組の視聴処理のときと同様にディジタル放送信号の受信、復調等の処理を経て多重分離器14によって分離された映像データ及び音声データを録画済番組としてハードディスクドライブ4に記録する。さらにCPU2は、録画処理を終了する際、録画した日時、録画済番組のタイトル情報、録画済番組を簡易に説明したEPG詳細情報等の録画情報及びハードディスクドライブ4における当該録画済番組のアドレス情報をフラッシュメモリ7に記録されている録画済番組リストに追加する。
このときCPU2は、内部時計25を基準として上述した録画済番組リストにおける録画日時や、各種データベースにおける登録日時、更新日時等の日時を決定する。
さらに、CPU2は、ユーザのリモートコントローラ30を介した操作により、指定されたテレビジョン放送番組を録画する旨の手動予約録画要求がなされた場合には、テレビジョン放送番組の手動予約録画処理を実行する。
すなわち、CPU2は、フラッシュメモリ7に記録された録画予定リストに対して、手動録画予約要求がなされたテレビジョン放送番組(以下、これを手動予約番組と呼ぶ)を追加する。そしてCPU2は、待機状態に遷移して手動予約番組の放送時間の直前まで待ち受け、当該放送時間の直前になると待機状態のハードディスクレコーダ1を自動的に起動状態に遷移し、当該手動予約番組に対して上述した録画処理を実行する。
また、CPU2は、ユーザのリモートコントローラ30を介した操作により、録画済番組を再生する旨の再生要求がなされた場合には、録画済番組の再生処理を実行する。
すなわち、CPU2は、フラッシュメモリ7に記録された録画済番組リストから再生要求のなされた録画済番組のアドレス情報を読み出し、ハードディスクドライブ4の当該アドレス情報に該当する部分のデータを読み出し、多重分離器14に送出する。この結果、CPU2は、視聴処理のときと同様の処理によって読み出したデータをユーザに視聴させる。
さらに、CPU2は、ユーザのリモートコントローラ30を介した操作により、録画済番組を消去する旨の消去要求がなされた場合には、録画済番組の消去処理を実行する。
すなわち、CPU2は、消去するように指定された録画済番組のアドレス情報をフラッシュメモリ7に記録されている録画済番組リストから読み出し、当該指定された録画済番組を当該アドレス情報に基づいてハードディスクドライブ4から消去し、さらに録画済番組に関する録画情報及びアドレス情報を当該録画済番組リストから消去する。
一方、CPU2は、外部機器インターフェース26を介して図示しない外部機器とデータの授受を行うことにより、図示しないインターネットを介したソフトウェアのダウンロード等を実行するようになされている。
(2)ユーザの嗜好に応じた自動検索ワード録画
さらにこのハードディスクレコーダ1は、検索する単語である検索ワードなどの検索条件をユーザに指定させると共に、この検索条件に合致するテレビジョン放送番組(以下、これを条件合致番組と呼ぶ)を検索し、検出された条件合致番組を自動的に録画する自動検索ワード録画処理を実行する。
このハードディスクレコーダ1は、ハードディスクドライブ4に格納されたデータベースを用いてかかる自動検索ワード録画処理を実行する。次に、このデータベースについて説明する。
(2−1)データベース
図3に示すように、ハードディスクレコーダ1は、ハードディスクドライブ4に予め5つのデータベース(カテゴリデータベースDC、適正キーワード辞書DK、シソーラス辞書DS、嗜好度データベースDL、削除データベースDR)を格納している。なお、従来の適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DSは、ユーザの操作に応じて更新されることがない「辞書」であるが、本実施の形態においてはこれらをユーザの操作に応じて更新される「データベース」として取り扱う。
図4に示すように、適正キーワード辞書DKでは、EPG情報においてテレビジョン放送番組の内容を表すために使用されると想定される単語(以下、これをキーワードと呼ぶ)が登録されていると共に、このキーワードに対して固有のキーワードIDが定義されており、このキーワードIDは、必要に応じて他のデータベースに登録される。なお、この適正キーワード辞書DKは、キーワードのうち、適正な単語のみが格納されるようになされている。
この適正キーワード辞書DKは、図3に示したように、後述する自動検索ワード録画処理において、EPG情報のうちタイトル情報を検索対象とした検索処理での使用が想定されるキーワードを格納するタイトル用適正キーワード辞書DKtと、同様にEPG詳細情報を検索対象とした検索処理での使用が想定されるキーワードを格納する詳細用適正キーワード辞書DKdとから構成されている。
このようにタイトル用適正キーワード辞書DKtと詳細用適正キーワード辞書DKtとを使い分けることにより、一つの辞書当たりに登録されるキーワードの数を減少させ、後述する自動検索ワード録画処理において、この適正キーワード辞書DKを用いた検索処理に要する時間を短縮し得るようになされている。
図5に示すように、カテゴリデータベースDCでは、各キーワードをそのキーワードの意味に応じて大まかに分類するためのカテゴリが登録されていると共に、このカテゴリに対して固有のカテゴリIDが定義されている。このカテゴリIDは、必要に応じて他のデータベースに登録される。
このカテゴリの中には、例えばアイドルグループのグループ名に対してメンバー、有名人のニックネームに対して本名というように、関連性のある関連キーワードを有するキーワード(以下、これを親キーワードと呼ぶ)が属する関連カテゴリが存在する。カテゴリデータベースDCでは、この関連カテゴリに対して関連フラグを立てるようになされている。なお、図5では、この関連フラグが立てられたカテゴリに対して「○」(丸印)が附されることにより、このカテゴリが関連カテゴリであることを表している。
また、嗜好係数は、後述する嗜好度の増減処理の際に使用される係数であり、有名人の名前や食べ物など、ユーザが固執する傾向のあるキーワードが属するカテゴリに対する嗜好係数が大きく、逆にどのようなジャンルにおいても満遍なく使用される動詞や形容詞などのキーワードが属するカテゴリに対する嗜好係数が小さくなるように設定されている。
図6に示すように、嗜好度データベースDLには、キーワードと、キーワードIDと、各キーワードが属するカテゴリのカテゴリIDと、登録されたキーワードに対するユーザの嗜好を表す嗜好度と、この嗜好度が最後に更新された更新日時が登録されており、この嗜好度が高い順に並べられている。なお、この嗜好度データベースDLは、キーワードに対する嗜好度と共に、単語の正誤を問わない全てのキーワードを格納するようになされている。
図7に示すように、シソーラス辞書DSは、ベースとなる親キーワードと、例えば「ニックネーム」に対して「本名」のように、この親キーワードに対して関連性のある関連キーワードが対応付けられて登録されていると共に、この親キーワードのキーワードIDと、各キーワードが属するカテゴリのカテゴリIDとが登録されている。なお、このシソーラス辞書DSは、関連キーワードを有するキーワードのみを格納するようになされている。
本実施の形態においては、後述する嗜好度の増減処理の際、嗜好度データベースDLのみが更新される一方、後述するキーワード適正化処理の際、キーワードを管理する3つのデータベース(嗜好度データベースDL、適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DS、以下これらをまとめてキーワードデータベースDDと呼ぶ)が更新されるようになされている。
さらに、図8に示すように、ハードディスクレコーダ1では、上述したキーワード及びそのカテゴリを管理するための4つデータベースに加え、ユーザに指定された削除キーワードを所定の登録禁止期間に渡りキーワードデータベースDDに対して登録しないようにするための削除データベースDRを有している。
この削除データベースDRは、キーワードデータベースに登録されることが禁止された削除キーワードが登録されると共に、この削除キーワードに対して固有の削除キーワードIDが定義され、さらにこの削除キーワードの登録日時が登録されている。この削除データベースDRでは、既に同一の削除キーワードが登録されている場合であっても、新規に登録すべき削除キーワードを重複して登録し、登録日時から登録禁止期間(例えば90日間)経過した削除キーワードを自動的に消去する。
これにより、削除データベースDRは、最後に削除キーワードが登録されてから登録禁止期間の経過後には、キーワードデータベースDDにこの削除キーワードを登録し得る一方、この登録禁止期間内に複数回に渡って登録されるような削除キーワードがキーワードデータベースDDに登録されることを確実に防止できる。なお、この削除データベースDRは、キーワードデータベースDDを更新するキーワード適正化処理(詳しくは後述する)の際に使用されるようになされている。
(2−2)自動検索ワード録画処理
次に、上述した自動検索ワード録画プログラムに従って実行される自動検索ワード録画処理について説明する。この自動検索ワード録画処理では、上述したデータベースを用いて処理が実行されるようになされている。
ハードディスクレコーダ1のCPU2は、検索する単語となる検索ワードなどの検索条件をユーザに指定させると共に、この指定された検索条件に合致する条件合致番組をEPG情報(図2)に含まれるタイトル情報及びEPG詳細情報から検索する。
このときCPU2は、ユーザに指定された検索ワードに加え、関連キーワードが登録されているシソーラス辞書DS(図7)に基づいて、当該検索ワード(親キーワード)と関連性のある関連キーワードについても検索する。
具体的に、CPU2は、タイトル情報及びEPG詳細情報からユーザの指定した検索ワードを含む検索条件に合致する条件合致番組を検索した後、検索された条件合致番組の一覧である条件合致番組リストを作成する。
さらにCPU2は、シソーラス辞書DSに登録されている親キーワードから当該検索ワードを検索する。CPU2は、シソーラス辞書DSに登録されている親キーワードから当該検索ワードを検出した場合、検索ワード(親キーワード)のときと同様の処理によって、この関連キーワードに合致する条件合致番組をタイトル情報及びEPG詳細情報から検索する。
すなわちCPU2は、検索ワードのときと同一の検索条件に対し、検索ワード(親キーワード)を関連キーワードに置き換え、置き換えた当該検索条件に合致する条件合致番組をタイトル情報及びEPG詳細情報から検索すると共に、当該条件合致番組を条件合致番組リストに追加するようになされている。
これによりCPU2は、例えば検索ワードとして「松浦亜弥子」が指定された場合に、この「松浦亜弥子」だけでなく、その関連キーワードである「ああや」を含む条件合致番組を検索する。このためCPU2は、「松浦亜弥子」を表すニックネーム「ああや」を含む条件合致番組を取りこぼすことなく、ユーザの所望テレビジョン放送番組を確実に検出し得るようになされている。
そしてCPU2は、このように検索された条件合致番組の中から、嗜好度データベースDLに基づいて実際に録画する条件合致番組(以下、これを録画予定番組と呼ぶ)を選出し、録画予定番組のタイトル情報を一覧にした録画予定リストを作成する。
具体的に、CPU2は、まず嗜好度データベースDLに基づいて、当該検索ワードの嗜好度が高い順に条件合致番組リストの条件合致番組を並べ替える。
ここで、例えば1週間当たり20時間のように、予めユーザによってこの自動検索ワード録画処理による録画処理が実行される時間(以下、これを指定録画時間と呼ぶ)が指定されている。
CPU2は、条件合致番組の合計録画予定時間がこの指定録画時間に到達するまで、嗜好度が高い順に条件合致番組リストから条件合致番組を抽出し、録画予定番組として録画予定リストに移行させることにより、録画予定番組のタイトル情報を一覧にした録画予定リストを更新する。
ちなみに、CPU2は、検出された条件合致番組の全てを録画予定リストに移行したにも拘らず、自動検索ワード録画処理による合計録画予定時間が所定の指定録画時間に満たない場合、嗜好度データベースDLに基づいて、これまでに検索ワードとして使用されていないキーワードの中で、嗜好度が最も高いキーワードを抽出する。CPU2は、この抽出された当該キーワードを検索ワードとし、ユーザに指定された検索ワードのときと同様の処理によって、この検索ワードに合致する条件合致番組をEPG情報から順次検索する。
CPU2は、録画予定番組の合計録画時間が指定録画時間に到達するまで嗜好度の高い順にキーワードの抽出と当該条件合致番組の検索を繰り返し、検索された当該条件合致番組を録画予定リストに移行することにより、録画予定リストを更新する。
そしてCPU2は、このように更新された録画予定リストをフラッシュメモリ7に記録し、ハードディスクレコーダ1を待機状態に遷移すると、当該録画予定リストの録画予定番組が放送される放送時間の直前になるまで待機する。その後CPU2は、録画予定番組の放送時間の直前になると、ハードディスクレコーダ1を起動状態に遷移すると共に、録画予定番組の録画処理を開始する。
(2−3)ユーザの嗜好に応じた嗜好度の増減
ところで上述した自動検索ワード録画処理の際に使用される嗜好度は、ハードディスクレコーダ1の処理内容に応じて増減され、ユーザの嗜好度を反映するようになされている。次に、嗜好度増減プログラムに従って実行される嗜好度の増減処理について説明する。
ハードディスクレコーダ1のCPU2は、ユーザの操作に応じた各処理(録画処理、再生処理及び消去処理)の際に、これらの処理内容に応じて嗜好度データベースDLにおける嗜好度を増減する。
具体的に、図9(A)に示すように、CPU2は、各処理の際、フラッシュメモリ7に記録された録画済番組リストから録画済番組のタイトル情報及びEPG詳細情報を読み出す。
CPU2は、図9(B)に示すように、タイトル用適正キーワード辞書DKtに登録されたキーワードを録画済番組のタイトル情報から抽出すると共に、詳細用適正キーワード辞書DKdに登録されたキーワードを録画済番組のEPG詳細情報から抽出することにより、抽出されたキーワード(以下、これを抽出キーワードと呼ぶ)を取得する。
さらにCPU2は、キーワードとして認識しないように指定された除外ワードが登録された除外ワード辞書に基づいてタイトル情報とEPG詳細情報の残り部分から除外ワードを除去することにより、キーワードである可能性の低い除外ワードを削除する。
この除外ワード辞書には、例えば、「実況」や「最大延長」などのテレビジョン放送番組を説明するときに頻繁に使用され、且つテレビジョン放送番組の内容を直接的に表すものではない単語等が登録されている。この除外ワード辞書は、登録される除外ワードが普遍的なものであり、除外ワードの変更や追加等が少ないため、上述したデータベースとは異なり、殆ど更新されないようになされている。
続いてCPU2は、図9(C)に示すように、EPG情報から妥当なキーワードを取得するためのプログラムである字種切出ルールRLに従ってタイトル情報とEPG詳細情報の残り部分からキーワードを切出すことにより、切出されたキーワード(以下、これを切出キーワードと呼ぶ)を取得する。
CPU2は、嗜好度データベースDLからこの切出キーワードを検索し、この切出キーワードが嗜好度データベースDLに登録されていないと判断した場合には、この切出キーワードを新たに嗜好度データベースDLに登録する。
さらに、CPU2は、図10に示すように、ハードディスクドライブ4から嗜好度を増減する際の増減ルールを定義した嗜好度増減一覧表PMを読み出し、処理内容に応じた嗜好度増減値を取得する。また、CPU2は、取得されたキーワード(図9(D):抽出キーワード及び切出キーワード)に対応するカテゴリIDを嗜好度データベースDL(図6)から読み出すと共に、読み出されたカテゴリIDに対応する嗜好係数をカテゴリデータベースDC(図5)から取得する。
CPU2は、取得した嗜好度増減値と嗜好係数とを乗算し、嗜好度乗算値を算出すると共に、取得されたキーワードの嗜好度に対してこの嗜好度乗算値を加算することにより、嗜好度データベースDL(図6)における嗜好度を増減するようになされている。
例えば、CPU2は、自動検索ワード録画処理による録画処理の際、嗜好度増減一覧表PM(図10)から「自動キーワード録画処理」に対する嗜好度増減値「+5」を取得し、嗜好度データベースDL(図7)から抽出キーワード「ああや」に対するカテゴリID「CT3」を取得し、カテゴリデータベースDC(図5)からこの「CT3」に対する嗜好係数「4」を取得する。そしてCPU2は、嗜好度増減値「+5」と嗜好係数「4」とを乗算した「+20」を嗜好度データベースDLにおける嗜好度に加算する。
このように、CPU2は、処理内容に応じた一律の増減率で嗜好度を増減するのではなく、この処理内容に加え、キーワードの属するカテゴリにも応じて嗜好度の増減率を変化させることにより、カテゴリの特性に合わせて嗜好度を増減し得るため、ユーザの嗜好を一段と強くこの嗜好度に反映させ得るようになされている。
なお、CPU2は、録画処理及び再生処理の終了後、処理が実行された録画済番組に関して録画済番組リストを更新した後にこの嗜好度の増減処理を実行する。一方、CPU2は、消去処理の終了後、当該録画済番組リストから消去処理が実行された録画済番組に関する録画済情報を削除する前にこの嗜好度の増減処理を実行する。
このようにして、CPU2は、ユーザの操作(録画処理、再生処理及び消去処理)に応じて嗜好度を逐次増減し、嗜好度データベースDLを更新することにより、嗜好度データベースDLにユーザの嗜好を反映し得るようになされている。
(3)キーワードの適正化
かかる構成に加えて、本発明のハードディスクレコーダ1は、キーワードを適正化することによってキーワードデータベースDD(嗜好度データベースDL、適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DS)を更新するキーワード適正化処理を実行するようになされている。次に、キーワード適正化プログラムに従って実行されるこのキーワード適正化処理について説明する。
なお、上述した嗜好度の増減処理によって更新された嗜好度データベースDLには切出キーワードが登録されているが、更新されていない適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DSにはこの切出キーワードは一切登録されていない。
(3−1)機能構成
ここで、ハードディスクレコーダ1におけるデータベースの更新に関する機能を分類した機能構成を図11に示す。
このハードディスクレコーダ1では、ハードディスクドライブ4にキーワードデータベースDDとして、上述した3つのデータベース(嗜好度データベースDL、適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DS)を格納している。
CPU2のキーワード切出部2Aは、外部から取得した放送信号から抽出され、フラッシュメモリ7に記録された外部情報(EPG情報におけるタイトル情報及びEPG詳細情報)から適正キーワード辞書DKを用いて抽出キーワードを取得すると共に、字種切出ルールRLに従って切出キーワードを取得する。
CPU2のキーワード適正化部2Bは、外部情報に基づく切出キーワードのうち、一つのキーワードを選択し、対話形式による質疑応答の中でユーザに選択された対象キーワードに対する正誤を確認し、この対象キーワードが正しい単語でないと指摘された場合には、ユーザに正しい単語へ修正させる。
CPU2のデータベース更新部2Cは、正しい単語であることが確認された対象キーワード及び正しい単語に修正された修正キーワードに基づいて各データベースを適切に更新するようになされている。
(3−2)3つのモード
このキーワード適正化処理においては、擬人化された動物やデフォルメされた人物、若しくは実在の人物像などのいわゆるキャラクタが表示装置に表示され、このキャラクタとユーザとが対話形式で質疑応答することにより、ユーザにキーワード適正化処理を意識させることなく処理が進行するようになされている。
ハードディスクレコーダ1のCPU2は、ユーザのリモートコントローラ30を介した操作により、キーワードを適正化する旨の適正化要求がなされた場合、キーワード適正化処理を実行する。
CPU2は、このキーワード適正化処理において3つのモード、すなわち一つの録画済番組を選択させる番組視聴モード、最近の関心事項について質問するトレンド質問モード及びランダムに選択されたキーワードに対する嗜好を質問する嗜好質問モードを有しており、この3つのモードからランダムに1つのモードを選択し、処理を実行する。
ここでは、3つのモードにおける処理の流れを図12、図14及び図16のフローチャートを用いて説明した後に、3つのモードに共通する処理内容について図17、図19、図21、図22、図24、図25のフローチャートを用いて説明する。
(3−2−1)番組視聴モード
CPU2は、番組視聴モードを選択して当該番組視聴モードへ遷移した場合、番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1(図12)を開始し、次のステップSP1へ移る。
ステップSP1において、CPU2は、ユーザの好む録画済番組をユーザに選択させる。
具体的に、図13に示すように、CPU2は、対話用画像データに基づく視聴番組選択画面41を表示装置に表示する。この視聴番組選択画面41には、複数のサムネイル画像SNと、カーソル枠CFと、キャラクタCAと、吹出BLと、内容確定エリアDEとが表示されている。
吹出BLは、あたかもキャラクタCAがユーザに対して問いかけをしているようにユーザに認識させるため、このキャラクタCAの近傍に表示されている。以下、キャラクタCAが吹出BLの内容をユーザに問いかけているものとして説明する。
サムネイル画像SNは、ハードディスクドライブ4に記録された録画済番組の1シーンを縮小して表示している。視聴番組選択画面41では、一つのサムネイル画像SNがカーソル枠CFに囲まれることにより、当該一つのサムネイル画像SNが表す録画済番組が選択されると共に、選択された当該録画済番組についてのタイトル情報及び録画日時をこのカーソル枠CF内におけるサムネイル画像SNの右側部分に表示するようになされている。
ユーザによってリモートコントローラ30の上下方向の矢印ボタン(図示せず)が操作されると、CPU2は、この操作に応じてサムネイル画像SNを上下方向にスクロールさせることにより、全ての録画済番組に対するサムネイル画像SNを順次表示装置に表示させると共に、いずれかの録画済番組に対応付けられたサムネイル画像SNをカーソル枠CFで囲み選択し得るようになされている。
一方、ユーザによってリモートコントローラ30の左右方向の矢印ボタン(図示せず)が操作されると、CPU2は、上述した画面に表示された内容を確定するか否かをユーザに選択させる内容確定エリアDEにおける「はい」又は「いいえ」の選択を他方に変更する。
この視聴番組選択画面41では、吹出BL内に「いちばん好きな番組を僕にも見せてよ」と表示されていることにより、キャラクタCAがユーザに対していちばん好きな録画済番組を選択するように問いかけている。
この問いかけに応じてユーザがリモートコントローラ30を介していちばん好きな録画済番組として例えば「UFEA EURO 2004 サッカー欧州選手権・決勝」を選択し、且つ内容確定エリアDEの「はい」を選択した状態でリモートコントローラ30の図示しない確定ボタンを操作すると、CPU2は、この録画済番組の選択を確定し、次のステップSP2(図12)へ移る。
ちなみに、ユーザが内容確定エリアDEの「いいえ」を選択した状態で確定ボタンを操作した場合、CPU2は、次のステップに進むことなく、録画済番組の選択を確定しないまま視聴番組選択画面41を継続して表示する。
このように、CPU2は、キャラクタCAとの対話の中で、直接的にユーザの好む録画済番組を質問するのではなく、あたかもこのキャラクタCAに視聴させるために一つの録画済番組をユーザに選択させるようにしたため、ユーザに対してキーワード適正化処理を実行していることを意識させることなく、ユーザにキャラクタCAとの質疑応答を楽しませながら、ユーザの最も好む録画済番組をユーザに選択させ得るようになされている。
ステップSP2において、CPU2は、ステップSP1において選択された録画済番組に関するタイトル情報及びEPG詳細情報をフラッシュメモリ7に記録されている録画済番組リストから読み出すと共に、上述した嗜好度の増減処理と同様の処理によってこのタイトル情報及びEPG詳細情報から適正キーワード辞書DKに基づく抽出キーワード(図9(B))及び字種切出ルールRLに基づく切出キーワード(図9(C))を取得する。
CPU2は、上述した嗜好度の増減処理と同様の処理によって嗜好度データベースDL(図7)におけるこの取得されたキーワードに対する嗜好度を増減する(この場合は増加させる)と、次のステップSP3(図12)へ移る。
これにより、CPU2は、複数存在する録画済番組のうち、ユーザの嗜好が最も強い録画済番組に対する嗜好度を増加することができるため、ユーザの嗜好を嗜好度に一段と大きく反映させ得るようになされている。
ステップSP3において、CPU2は、ステップSP2において取得したキーワードのうち、切出キーワードの中から一つのキーワード(以下、これを番組視聴キーワードと呼ぶ)を任意に選択すると、次のステップSP4へ移る。
ちなみに、CPU2は、取得されたキーワードが全て適正キーワード辞書DKに基づく抽出キーワードであった場合には、この抽出キーワードから一つのキーワードを番組視聴キーワードとして選択し、処理を継続する。
これにより、CPU2は、正しい単語のみが登録されるべき適正キーワード辞書DKに登録されておらず、正しい単語でない可能性のある切出キーワードを優先的に選択してキーワード適正化処理を継続するため、以降の処理において効果的に切出キーワードを正しい単語に修正したり、適正キーワード辞書DKやシソーラス辞書DSに新規登録することができ、キーワードデータベースDDを一段と効率的に適切化し得るようになされている。
ステップSP4において、CPU2は、ステップSP3において選択された番組視聴キーワードが削除データベースDRに登録されているか否かについて判別する。
ここで、肯定結果が得られた場合、このことは、この番組視聴キーワードのキーワードデータベースDDへの登録が禁止されており、キーワード適正化処理を継続する必要が無いことを表しており、このときCPU2は、次のステップSP8へ移り、番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1を終了する。
これに対して、ステップSP4において否定結果が得られた場合、このことは、この番組視聴キーワードがキーワードデータベースDDに登録されるべき単語であるため、キーワード適正化処理を継続する意義があることを表しており、このときCPU2は、次のステップSP5へ移り、後述するサブルーチンSRT11へ移って嗜好度データベースDLを適切に更新する嗜好度データベース更新処理を実行し、次のステップSP6へ移る。
ステップSP6において、CPU2は、後述するサブルーチンSRT12へ移って適正キーワード辞書DKを適切に更新する適正キーワード辞書更新処理を実行すると、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7において、CPU2は、後述するサブルーチンSRT13へ移ってシソーラス辞書DSを適切に更新するシソーラス辞書更新処理を実行し、次のステップSP8へ移り、番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1を終了する。
このように、この番組視聴モードにおいて、CPU2は、録画済番組の中から一つをユーザに選択させると共に、この録画済番組に関するタイトル情報及びEPG詳細情報から取得した切出キーワードについてキーワード適正化処理を実行する。このため、CPU2は、複数ある録画済番組の中から選択されたため、ユーザの嗜好度が高いキーワードを多く含む可能性の高い録画済番組のタイトル情報やEPG詳細情報から取得した切出キーワードを対象キーワードとしてキーワード適正化処理を実行し得、効率よく且つ適切にキーワードデータベースDDを更新し得るようになされている。
(3−2−2)トレンド質問モード
一方、CPU2は、トレンド質問モードを選択して当該トレンド質問モードへ遷移すると、トレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT2(図14)を開始し、次のステップSP11へ移る。
ステップSP11において、CPU2は、ユーザが最近興味や関心を持っている事柄を表す単語(以下、これをトレンドキーワードと呼ぶ)の入力をユーザに対して要求すると、次のステップSP12へ移り、ユーザによるトレンドキーワードの入力を待ち受ける。
具体的に、CPU2は、図15に示すように、対話用画像データに基づいて最近のトレンドキーワードについて質問するトレンドキーワード質問画面42を表示する。
このトレンドキーワード質問画面42では、吹出BL内に「最近気になるものない?」「それはどんなの?」と表示されることにより、キャラクタCAがトレンドキーワードについてユーザに質問すると共に、この質問に対するユーザの返答を入力させるためのトレンドキーワード入力エリアTEが設けられている。
このようにCPU2は、人間同士の日常会話で実際に行われるような口語口調による質問によってユーザにトレンドキーワードを入力させることにより、ユーザにキャラクタCAとあたかも普段の日常会話を行っているように感じさせることができ、キーワード適正化処理を実行していることをユーザに意識させないようになされている。
ステップSP12において、CPU2は、ユーザによってトレンドキーワードが入力された状態でリモートコントローラ30の確定ボタンが操作されたことを認識すると、次のステップSP13へ移る。
ステップSP13において、CPU2は、ステップSP12において入力されたトレンドキーワードが削除データベースDRに登録されているか否かについて判別する。
ここで、肯定結果が得られた場合、このことはこのトレンドキーワードのキーワードデータベースDDへの登録が禁止されていることを表しており、CPU2は、次のステップSP17へ移り、トレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT2を終了する。
これに対して、ステップSP13において否定結果が得られた場合、このことは、このトレンドキーワードに対してキーワード適正化処理を継続する意義があることを表しており、このときCPU2は、次のステップSP14〜16へ移る。
ステップSP14〜16において、CPU2は、サブルーチンSRT111の嗜好度反映処理と、サブルーチンSRT12の適正キーワード辞書更新処理と、サブルーチンSRT13のシソーラス辞書更新処理とを順次実行し、次のステップSP17へ移ってトレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT2を終了する。
このように、トレンド質問モードにおいて、CPU2は、ユーザに対して直接的にトレンドキーワードを入力させることにより、ユーザが直感的に思い浮かべることのできるような嗜好性の高いキーワードについてキーワード適正化処理を実行し得、ユーザの嗜好性が高いキーワードを確実にかつ適切にキーワードデータベースDDに登録し得るようになされている。
(3−2−3)嗜好質問モード
他方、CPU2は、嗜好質問モードを選択して当該嗜好質問モードへ遷移すると、嗜好質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT3(図16)を開始し、次のステップSP21へ移る。
ステップSP21において、CPU2は、適正キーワード辞書DKから一つのキーワードを嗜好キーワードとして選択すると、次のステップSP22へ移る。
ステップSP22において、CPU2は、サブルーチンSRT11へ移り、嗜好度データベース更新処理を実行すると、次のステップSP23へ移って嗜好質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT3を終了する。
なお、この嗜好質問モードにおいては、適切なキーワードとして既に適正キーワード辞書DKに登録済みのキーワードの中から嗜好キーワードを選択するため、CPU2は、番組視聴モード及びトレンド質問モードのときとは異なり、適正キーワード辞書更新処理及びシソーラス辞書更新処理を実行しないようになされている。
このように、嗜好質問モードにおいて、CPU2は、適切なキーワードとして既に適正キーワード辞書DKに登録済みのキーワードの中から嗜好キーワードを選択することにより、ユーザに対してキーワードを修正させたり、入力させたりする処理を行わせる必要がなく、キーワードに対するユーザの嗜好を嗜好度データベースDLに反映させることができる。
(3−3)各モードに共通の処理内容
次に、各モードにおいて共通する部分の処理内容について説明する。ここでは、各モードにおいて入力若しくは選択された各キーワード(番組視聴キーワード、トレンドキーワード又は嗜好キーワード)を対象キーワードとして説明する。
(3−3−1)嗜好度データベース更新処理手順
CPU2は、番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1(図12)のステップSP5、又は嗜好質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT3(図16)のステップSP22から、図17に示すサブルーチンSRT11へ移り、嗜好度データベース更新処理を開始すると、次のステップSP31へ移る。
ステップSP31において、CPU2は、各モードにおいて入力若しくは選択された対象キーワードに対する嗜好を質問する。
具体的に、CPU2は、図18に示すように、対話用画像データに基づいて嗜好質問画面43を表示する。この嗜好質問画面43では、吹出BL内に「サッカーってすき?」と表示されていることにより、キャラクタCAが対象キーワードである「サッカー」に対するユーザの嗜好について質問すると共に、ユーザがこの質問に対して返答する嗜好選択エリアLEが設けられている。
この嗜好選択エリアLEでは、この質問に対する4つの返答選択肢として「すき」、「興味ない」、「きらい」及び「そんな言葉ない」が表示されており、カーソル枠CFによりこのうちの一つ(図18では「すき」)が囲まれ選択されている。CPU2は、リモートコントローラ30の図示しない上下方向の矢印ボタンが操作されたことを認識すると、このカーソル枠CFを上下の返答選択肢に移動させることにより、ユーザに対して一つの返答選択肢を選択させるようになされている。
CPU2は、ユーザによって4つの返答選択肢のいずれかが選択された状態でリモートコントローラ30の確定ボタンが操作されたことを認識すると、次のステップSP32へ移る。
CPU2は、このステップSP31に対するユーザの返答に応じて、次のステップSP32以降における処理内容を決定するようになされている。
ステップSP32において、CPU2は、ユーザの返答が「すき」又は「きらい」であるか否かについて判別する。
ここで肯定結果が得られた場合、このことはこの対象キーワード「サッカー」は単語として正しいことが確認できたため、次にこのユーザの返答を嗜好度データベースDLにおける嗜好度へ反映させる必要があることを表しており、このときCPU2は、次のステップSP33(図17)へ移ると共に、サブルーチンSRT111(図19)へ移り、嗜好度反映処理を実行すると、次のステップSP40へ移る。
これに対してステップSP32において否定結果が得られた場合、CPU2は、次のステップSP35へ移り、ユーザの返答が「興味ない」であったか否かについて判別する。
ここで肯定結果が得られた場合、このことはユーザがこの対象キーワード「サッカー」に対して興味が無いため、キーワードとして使用される可能性が低いことを表しており、このときCPU2は、次のステップSP36へ移ると共に、サブルーチンSRT112(図21)へ移り、キーワードデータベースDD(嗜好度データベースDL、適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DS)から対象キーワードを削除するキーワード削除処理を実行し、次のステップSP40へ移る。
これに対してステップSP35において否定結果が得られた場合、このことはユーザの返答が「そんな言葉ない」であるため、対象キーワードが単語として誤っていることを表しており、このときCPU2は、次のステップSP38へ移ると共に、サブルーチンSRT113(図22)へ移り、キーワードデータベースDDに登録されている可能性が高い、単語として誤ったキーワードを適正なキーワードへ書き換えるキーワード変更処理を実行すると、次のステップSP40へ移る。
ステップSP40において、CPU2は、嗜好度データベース更新処理手順を表すサブルーチンSRT11を終了すると共に、各モードにおける対応するステップSP6又はSP23へ戻り、各モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1(図12)又はRT3(図16)を継続する。
このようにCPU2は、対象キーワードの嗜好に対するユーザの返答に応じて適切な処理(すなわち嗜好度反映処理、キーワード削除処理又はキーワード変更処理)を選択し、実行することにより、キーワードデータベースDDを適切に更新し得るようになされている。
(3−3−2)嗜好度反映処理
CPU2は、トレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT2(図14)のステップSP14、又はサブルーチンSRT11(図17)のステップSP33(ユーザが「すき」又は「きらい」と返答した場合)から、図19に示すサブルーチンSRT111へ移り、嗜好度反映処理を開始すると、次のステップSP51へ移る。
ステップSP51において、CPU2は、適正キーワード辞書DKから対象キーワードを検索することにより、当該対象キーワードが既に適正キーワード辞書DKに登録されているか否かについて判別する。
ここで、否定結果が得られた場合、このことは対象キーワードを適正キーワード辞書DKに新たに登録する必要があることを表しており、このときCPU2は、次のステップSP52へ移る。
ステップSP52において、CPU2は、対象キーワードのカテゴリを選択するように、ユーザに対して要求すると、次のステップSP53へ移り、ユーザによってカテゴリが選択されるのを待ち受ける。
具体的に、CPU2は、図20に示すように、対話用画像データに基づいてカテゴリ選択画面44を表示する。このカテゴリ選択画面44では、吹出BL内に「サッカーってなに?」と表示すると共に、対象キーワードに対応するカテゴリ(以下、これを対応カテゴリと呼ぶ)をユーザに選択させるカテゴリ選択エリアSEが設けられている。
このカテゴリ選択エリアSE内には、カテゴリデータベースDCに登録されたカテゴリが一覧表示されている。CPU2は、リモートコントローラ30を介したユーザの操作に応じてこのカテゴリを適宜スクロールしながら、一つのカテゴリを選択するカーソルCSによってカテゴリデータベースDCに登録されたカテゴリから対象キーワード「サッカー」に対する対応カテゴリをユーザに選択させ得るようになされている。
CPU2は、ユーザによってカテゴリ選択エリアSEのいずれかのカテゴリが選択された状態でリモートコントローラ30の確定ボタンが操作されたことを認識すると、次のステップSP54へ移る。
ステップSP54において、CPU2は、この対応カテゴリをメインメモリ6に一時記録すると共に、対応カテゴリを嗜好度データベースDLに登録すると、次のステップSP56へ移る。
これに対して、ステップSP51において肯定結果が得られた場合、このことは対象キーワードに対する対応カテゴリが既に登録済みであることを表しており、このときCPU2は、ステップSP55へ移る。
ステップSP55において、CPU2は、嗜好度データベースDLにおける対象キーワードの嗜好度に対して嗜好度増減一覧表PM(図10)に基づき、上述した嗜好度の増減処理と同様の処理により、ユーザの返答(「すき」又は「きらい」)に応じて嗜好度を増減すると、次のステップSP56へ移る。なお、トレンドモードにおいては、トレンドキーワード自体がユーザの好む単語であるとみなし、一律に「すき」が選択されたものとして取り扱う。
ステップSP56において、CPU2は、嗜好度反映処理手順を表すサブルーチンSRT111を終了すると共に、サブルーチンSRT11(図17)のステップSP40へ移って嗜好度データベース更新処理を終了する。
このように、CPU2は、正しいと確認された対象キーワードに対するユーザの嗜好に応じて、嗜好度データベースDLの嗜好度を増減することにより、ユーザの嗜好を嗜好度に反映することができるようになされている。
(3−3−3)キーワード削除処理
CPU2は、サブルーチンSRT11(図17)のステップSP36(ユーザが「興味ない」と返答)から、図21に示すサブルーチンSRT112へ移り、キーワード削除処理を開始すると、次のステップSP61へ移る。
ステップSP61において、CPU2は、キーワードデータベースDD(嗜好度データベースDL、適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DS)から対象キーワード「サッカー」を検索すると、次のステップSP62へ移る。
ステップSP62において、CPU2は、ステップSP61において対象キーワード「サッカー」を検出したか否かについて判別する。
ここで否定結果が得られた場合、このことは削除されるべき対象キーワード「サッカー」がキーワードデータベースDDに初めから登録されていないことを表しており、ことときCPU2は、次のステップSP64へ移る。
これに対して、ステップSP62において肯定結果が得られた場合、CPU2は、次のステップSP63へ移り、キーワードデータベースDDから対象キーワード「サッカー」を削除すると、次のステップSP64へ移る。
ステップSP64において、CPU2は、削除データベースDRに対象キーワード「サッカー」及び登録日時を登録すると、次のステップSP65へ移ってキーワード削除処理手順を表すサブルーチンSRT112を終了すると共に、サブルーチンSRT11(図17)のステップSP40へ移って嗜好度データベース更新処理手順を終了する。
これにより、CPU2は、削除した対象キーワード「サッカー」を所定の登録禁止期間に渡ってキーワードデータベースDDに登録しないようにすることができ、せっかく削除したキーワードがすぐにキーワードデータベースDDに再び登録されることを防止し得るようになされている。
このように、CPU2は、ユーザが使用する可能性の低い対象キーワードをキーワードデータベースDDから削除することにより、適切にキーワードデータベースを更新すると共に、この対象キーワードを削除データベースDRに登録し、登録禁止期間内に再び登録しないようにしたため、キーワードデータベースDDを一段とユーザの嗜好に合わせ得るようになされている。
(3−3−4)キーワード変更処理
CPU2は、サブルーチンSRT11(図17)のステップSP38(ユーザが「そんな言葉ない」と返答した場合)から、図22に示すサブルーチンSRT113へ移り、キーワード削除処理を開始すると、次のステップSP71へ移る。
ステップSP71において、CPU2は、対象キーワードに対応する正しい単語(以下、これを修正キーワードと呼ぶ)への修正をユーザに要求する。
具体的に、CPU2は、図23に示すように、対話用画像データに基づいて修正キーワード質問画面45を表示する。この修正キーワード質問画面45では、吹出BL内に「深田久代著ってすき?」「じゃー正しい言葉を教えて」と表示されていると共に、嗜好選択エリアLE内に「そんな言葉ない」と選択されており、さらに対象キーワードを修正するキーワード修正エリアKEが設けられている。
すなわち、この修正キーワード質問画面45では、キャラクタCAがユーザに「深田久代著ってすき?」と問いかけ(サブルーチンSRT11(図17)のステップSP31)、ユーザがこの質問に対して嗜好選択エリアLEにおいて「そんな言葉ない」と返答した(同ステップSP32)ため、さらにキャラクタCAが「じゃー、正しい言葉を教えて!」(図23)と問いかけている。これにより、CPU2は、この問いかけに応答して対象キーワードを修正するようにユーザに要求している。
なお、CPU2は、キーワード修正エリアKEに対象キーワードである「深田久代著」を表示することにより、ユーザに対して「著」を削除させるだけの操作により、修正キーワード「深田久代」を入力させ得るため、ユーザの入力操作を簡便にし得るようになされている。
CPU2は、ユーザによってキーワード修正エリアKEに対象キーワードとは異なる修正キーワードが入力された状態でリモートコントローラ30の確定ボタンが操作されたことを認識すると、次のステップSP72へ移る。
ステップSP72において、CPU2は、対話用画像データに基づいてカテゴリ選択画面44(図20)を表示することにより、ユーザにこの修正キーワードに対する対応カテゴリを選択させる共に、この対応カテゴリをメインメモリ6に一時記録すると、次のステップSP73(図22)へ移る。
ステップSP73において、CPU2は、嗜好度データベースDLにこの修正キーワード「深田久代」及び対応カテゴリを併せて登録すると、次のステップSP74へ移る。
ステップSP74において、CPU2は、キーワードデータベースDD(嗜好度データベースDL、適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DS)から修正前の対象キーワード「深田久代著」を検索すると、次のステップSP75へ移る。
ステップSP75において、CPU2は、ステップSP74で対象キーワードを検出できたか否かについて確認する。
ここで否定結果が得られた場合、このことは削除すべき対象キーワードがキーワードデータベースDDに初めから登録されていないことを表しており、このときCPU2は、次のステップSP77へ移る。
これに対してステップSP75において肯定結果が得られた場合、CPU2は、ステップSP76へ移り、対象キーワードをキーワードデータベースDDから削除すると、次のステップSP77へ移る。なお、この修正キーワードは、以降の処理において対象キーワードとして取り扱われる。
ステップSP77において、CPU2は、キーワード変更処理手順を表すサブルーチンSRT113を終了すると共に、サブルーチンSRT11(図17)のステップSP40へ移って嗜好度データベース更新処理手順を終了する。
このように、CPU2は、キーワードデータベースDD内に正しい単語ではないキーワードが誤って登録されている場合には、この正しい単語でないキーワードを正しい単語、すなわち適正なキーワードへ修正するができ、適切にデータベースを更新し得るようになされている。
(3−3−5)適正キーワード辞書更新処理
CPU2は、番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1(図12)のステップSP6、及びトレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT2(図14)のステップSP15から、図24に示すサブルーチンSRT12へ移り、適正キーワード辞書更新処理を開始すると、次のステップSP81へ移る。
ステップSP81において、CPU2は、対象キーワードが字種切出ルールRLに従って切出せる単語であるか否かについて判別する。
ここで否定結果が得られた場合、このことはこの対象キーワードが字種切出しルールRLに従って一つの単語として切出せず、登録されるべき適正なキーワードではないことを表しており、このときCPU2は、次のステップSP84へ移る。
これに対して、ステップSP81において肯定結果が得られた場合、CPU2は、次のステップSP82へ移り、対象キーワードが適正キーワード辞書DKに登録されているか否かについて判別する。
ここで、肯定結果が得られた場合、このことは対象キーワードを適正キーワード辞書DKに登録する必要がないことを表しており、このときCPU2は、次のステップSP84へ移る。
これに対して、ステップSP82において否定結果が得られた場合、CPU2は、対象キーワード及びメインメモリ6から読み出したこの対象キーワードに対する対応カテゴリを併せて適正キーワード辞書DKに登録し、次のステップSP84へ移る。
ステップSP84において、CPU2は、適正キーワード辞書更新処理手順を表すサブルーチンSRT12を終了すると共に、番組視聴モード又はトレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1(図12)又はRT2(図14)の対応するステップSP7又はSP16へ戻って処理を継続する。
このように、CPU2は、ユーザによって確認もしくは修正された適正な対象キーワードのみを適正キーワード辞書DKに追加登録することにより、適正キーワード辞書DKを適切に更新し得るようになされている。
(3−3−6)シソーラス辞書更新処理
CPU2は、番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1(図12)のステップSP7、又はトレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT2(図14)のステップSP16から、図25に示すサブルーチンSRT13へ移り、シソーラス辞書更新処理を開始すると、次のステップSP91へ移る。
ステップSP91において、CPU2は、カテゴリデータベースDC(図5)を読み出し、対象キーワードに対する対応カテゴリが関連キーワードを有する関連カテゴリであるか否かについて判別する。
ここで否定結果が得られた場合、このことはこの対象キーワードをシソーラス辞書に登録する必要がないことを表しており、このときCPU2は、次のステップSP95へ移る。
これに対して、ステップSP91において肯定結果が得られた場合、このことは、この対象キーワードに対する関連キーワードが存在していることを表しており、このときCPU2は、次のステップSP92へ移り、ユーザに対して関連キーワードの入力を要求すると、次のステップSP93へ移り、ユーザによる関連キーワードの入力を待ち受ける。
具体的に、CPU2は、図26に示すように、対話用画像データに基づいて関連キーワード質問画面46を表示する。この関連キーワード質問画面46では、吹出BL内に「キングスカズってなに?」「本当の名前を教えて!」と表示されていると共に、カテゴリ選択エリアSEに「ニックネーム」が選択され、関連キーワードを入力する関連キーワード入力エリアREが表示されている。
すなわち、関連キーワード質問画面46では、キャラクタCAがユーザに「キングスカズってなに?」と問いかけ(サブルーチンSRT111(図19)のステップSP52及びサブルーチンSRT113(図22)のステップSP72参照)、ユーザがこの質問に対してカテゴリ選択エリアSEにおいて「ニックネーム」と返答したため、さらに「本当の名前を教えて!」と問いかけることにより、CPU2は、ユーザに対して関連キーワード入力エリアREに関連キーワードを入力するように要求している。
ステップSP93(図25)において、CPU2は、関連キーワード入力エリアREに例えば対象キーワード「キングスカズ」の関連キーワード(本名)である「三浦和和」が入力された状態でリモートコントローラ30の確定ボタンが操作されたことを認識すると、次のステップSP94へ移る。
ステップSP94において、CPU2は、対象キーワード「キングスカズ」及び関連キーワード「三浦和和」を、それぞれのカテゴリIDと併せてシソーラス辞書DSに登録すると、次のステップSP95へ移る。
このとき、CPU2は、例えば関連カテゴリとして「ニックネーム」が選択された場合、対象キーワードの「ニックネーム」と関連キーワードの「本名」とがほぼ対等なものであることから、これらのキーワードをシソーラス辞書DSにおける「親キーワード」と「関連キーワード」として登録し、さらに両者の関係を入れ替えて「関連キーワード」と「親キーワード」として登録する。
一方、CPU2は、例えば関連カテゴリである「グループ名」が選択された場合、関連キーワードの「メンバー」が対象キーワードの「グループ名」の一部であることから、シソーラス辞書DSに「グループ名」を「親キーワード」とし、「メンバー」を「関連キーワード」としてのみ登録する。
このように、CPU2は、関連カテゴリの位置付けに応じてシソーラス辞書DSへの対象キーワード及び関連キーワードの登録ルールを変更することにより、検索ワードの検索を一段と適切に実行し得るようになされている。
ステップSP95において、CPU2は、シソーラス辞書更新処理手順を表すサブルーチンSRT13を終了すると共に、番組視聴モード又はトレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1(図12)又はRT2(図14)の対応するステップSP8又はSP17へ戻り、番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順RT1又はトレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT2を終了する。
このように、CPU2は、対象キーワードに対する対応カテゴリとして関連カテゴリが選択された場合には、ユーザに関連キーワードを指定させることにより、この対象キーワード及び関連キーワードをシソーラス辞書DSに追加登録することができ、ユーザの嗜好に応じてシソーラス辞書を適切に更新し得るようになされている。
(4)テレビジョン放送番組の推薦
上述した3つのモードにおけるキーワード適正化処理RT1(図12)、RT2(図14)又はRT3(図16)が終了すると、ハードディスクレコーダ1は、更新されたデータベースに基づいて、ユーザに対してユーザの好む可能性が高いテレビジョン放送番組を推薦するようになされている。次に、このテレビジョン放送番組の推薦処理について説明する。
ハードディスクレコーダ1のCPU2は、嗜好度データベースDLを読み出し、この嗜好度データベースDLから嗜好度が高い順にキーワードを抽出し、この抽出キーワードを検索ワードとし、タイトル情報及びEPG詳細情報から検索ワードを含むテレビジョン放送番組を検索する。
CPU2は、検出されたテレビジョン放送番組が所定の表示数に到達するまで検索を繰り返し、図27に示すように、対話用画像データに基づいて、当該検出されたテレビジョン放送番組(以下、これを推薦番組と呼ぶ)の一覧を含む推薦画面47を表示装置に表示させる。
この推薦画面47では、吹出BL内に「この番組がおすすめ!」と表示されると共に、さらに推薦エリアNE内に推薦番組の一覧が表示されている。これにより、CPU2は、あたかもキャラクタCAがユーザに「この番組がおすすめ!」と問いかけ、推薦エリアNEに表示された推薦番組を推薦しているかのようにユーザに認識させるようになされている。
これにより、CPU2は、上述したキーワード適正化処理を通じて質疑応答を重ねたために、ユーザにキャラクタCAに対して愛着を生じさせた後、このキャラクタCAによって推薦番組を推薦されたとユーザに認識させ得るため、無機的に推薦番組を表示する従来の方法と比較して、ユーザの推薦番組に対する興味を向上させることができ、ユーザにこのテレビジョン放送番組の推薦処理を有効に活用させ得るようになされている。
なお、CPU2は、この推薦画面47を利用してユーザに手動録画予約を行わせることができる。また、一定時間以上経過してもユーザによるリモートコントローラ30の操作がなされない場合、CPU2は、例えばキャラクタCAに「気に入らなかった?」と問いかけさせることにより、ユーザとの質疑応答を継続することができる。
(5)動作及び効果
以上の構成において、ハードディスクレコーダ1のCPU2は、キーワード適正化処理として、一つの録画済番組をユーザに選択させ、選択された録画済番組についての録画情報に含まれる外部情報であるタイトル情報とEPG詳細情報から字種切出ルールRLに従って切出ワードを取得し、ユーザとの対話形式による質疑応答の中で、対象キーワードとして選択された当該切出キーワードに対して、この対象キーワードの単語としての正誤を確認し、ユーザによる返答が「そんな言葉ない」であり、当該対象キーワードが正しい単語でないと判断した場合には、ユーザに当該対象キーワードを修正させる。そしてCPU2は、嗜好度データベース更新処理(サブルーチンSRT11)、適正キーワード辞書更新処理(サブルーチンSRT12)、シソーラス辞書更新処理(サブルーチンSRT13)により、正しいと確認された対象キーワード若しくは修正された対象キーワードに基づいてキーワードデータベースDDを更新することにより、切出キーワードに基づいて嗜好度データベースDLを更新する。
これにより、CPU2は、あたかも日常会話のようなユーザとの対話形式による質疑応答の中でユーザに対する切出キーワードである対象キーワードの正誤の確認と当該対象キーワードの修正を行わせるため、ユーザにあたかも日常会話を行っているような感覚を持たせることができ、ユーザに煩雑感を抱かせることなく、適切にキーワードデータベースDDの更新をすることができる。すなわちCPU2は、ユーザに対してキーワードの入力や修正ではなく質疑に対する応答と認識させることにより、普段は煩雑に感じがちな入力操作さえも楽しく実行させることができる。
また、CPU2は、嗜好度増減処理の際に録画済情報として記録されたタイトル情報及びEPG詳細情報から字種切出ルールRLに従って切出された全ての切出キーワードを、嗜好度データベースDLに逐次登録することによって単語としての正誤に拘らず全てのキーワードを嗜好度データベースDLに登録すると共に、録画情報に含まれるタイトル情報とEPG詳細情報とから対象キーワードを選択することにより、この嗜好度データベースDLに既に登録されている可能性の高い対象キーワードを適正なキーワードとして再登録することができる。
また、CPU2は、正しい単語であると確認された対象キーワード又は修正キーワードのみを適正キーワード辞書DKに対して追加登録するようにしたため、適正なキーワードのみを登録して当該適正キーワード辞書DKを適切に更新し、本来は更新されることのない辞書である適正キーワード辞書DKをデータベースとして取り扱うことができる。
これによりCPU2は、嗜好度の増減処理において実際に切出されたことのある切出キーワードから選択された対象キーワードのみを適正キーワード辞書DKに登録する一方、切出されたことが無いキーワードは登録されることがないため、適正キーワード辞書DKにユーザの嗜好を反映させることができる。また、従来のアップデートのように、切出の有無に拘らず一律に新しいキーワードを追加する場合と比較して、CPU2は、必要なキーワードのみを適正キーワード辞書DKに追加登録できるため、適正キーワード辞書DKの登録キーワード数を削減させることができる。
さらに、CPU2は、対象キーワードの意味に応じて、この対象キーワードが属する対応カテゴリをユーザに指定させるようにしたため、追加登録されたキーワードに関しても適切なカテゴリへ分類することができるため、従来よりもカテゴリを活用することができる。
すなわち、CPU2は、カテゴリに応じた嗜好係数を設け、対象カテゴリの対応カテゴリに応じて嗜好度の増減率を変化させるようにしたことにより、有名人の名前や食べ物など、ユーザが固執する傾向のあるキーワードが属するカテゴリに対する嗜好度の増減率を高く、逆にどのようなジャンルにおいても満遍なく使用される動詞や形容詞などが属するカテゴリに対する嗜好度の増減率を低く設定することができ、嗜好度に対して一段と強くユーザの嗜好を反映させることができる。
さらに、CPU2は、ユーザにカテゴリを指定させた際に、指定されたカテゴリが関連カテゴリであった場合には、対象キーワードに関連する関連キーワードをユーザに入力させるようにした。
これにより、CPU2は、従来では更新されることの無い辞書であったシソーラス辞書DSを適切に更新して、データベースとして取り扱うことができると共に、ユーザの嗜好に応じて例えばメンバーが頻繁に入れ替わる有名人のグループや、次々に新しい人が現れる芸能人のニックネームなどを適宜シソーラス辞書DSに追加登録することができるため、ユーザ所望のテレビジョン放送番組を一段と確実に検出して録画し得るようになされている。
さらに、CPU2は、キャラクタCA及び吹出BLを表示させると共に、吹出BL内にユーザに対する問いかけを表示し、あたかもキャラクタCAと対話しているかのようにユーザに感じさせるようにした。このため、CPU2は、質疑応答の中でキャラクタCAに対する愛着をユーザに感じさせることができ、質疑応答をより一層楽しむことができると共に、このキャラクタCAと対話を目的とした遊び感覚でユーザに繰り返しキーワードデータベースを更新させることができる。
また、CPU2は、敢えて子供が使用するような稚拙な表現を用いてユーザに質問したりや問いかけるようにしたため、あたかもキャラクタCAが物事をあまり知らないいわば子供のような存在であり、このキャラクタCAを育てているような錯覚をユーザに与えることができる。
これによりCPU2は、例え大人なら誰でも知っているような基本的な事項をユーザに質問する場合であっても、ユーザに違和感を与えることなく返答させ得ると共に、キャラクタCAに対する愛着を増大させ、ユーザにキーワードデータベースDDの更新の頻度を向上させることができる。この結果、CPU2は、キーワードデータベースDDの精度を向上することができる。
さらに、CPU2は、ユーザのリモートコントローラ30に対する操作に応じてキーワード適正化処理を開始するようにしたことにより、ユーザの要望や気分に合ったタイミングでキーワード適正化処理を実行することができ、一段と煩雑感を抱かせることなく、ユーザに質疑応答を楽しませることができる。
さらに、CPU2は、対象キーワードに対する返答として、ユーザが対象キーワードを使用する意思のないことを表す返答である「興味ない」を設け、ユーザがこの「興味ない」を選択した場合、キーワード削除処理により、キーワードデータベースDDからこの対象キーワードを削除すると共に、この対象キーワードを削除キーワードとして削除データベースDRに登録することにより、当該対象キーワードを登録禁止期間に渡って上記キーワードデータベースDDに登録しないようにした。
これにより、CPU2は、不要な対象キーワードをユーザの要望に応じてキーワードデータベースDDから削除でき、キーワードデータベースDDにユーザの嗜好を反映させると共に、登録禁止期間の経過後は再び削除された当該対象キーワードを登録し得るため、ユーザの嗜好が変化したような場合には、この対象キーワードを再び通常のキーワードとして使用し得る。
さらに、CPU2は、キーワード適正化処理として3つのモードにおける処理を実行するようにしたため、質問内容を変化させることができ、ユーザに飽きさせることなくキャラクタCAとの対話を楽しませることができる。
さらに、CPU2は、ユーザの最近の関心事項を表すトレンドキーワードを入力させるようにしたため、未だ一度も切出されたことがないような新しい単語やマイナーな単語であり、かつユーザが関心を示すトレンドキーワードをユーザから取得することができ、このトレンドキーワードをキーワードデータベースDDに登録することができる。
さらに、CPU2は、適正キーワード辞書DKに既に登録されたキーワードから選択された、正しい単語である嗜好キーワードに対し、誤った単語である可能性のある番組視聴キーワードのときと同じ嗜好質問画面43を敢えて用いて嗜好を質問することにより、この嗜好質問画面43において誤った対象キーワードを表示させる確率を低減させて、嗜好に対する質問を強調すると共に当該嗜好質問画面43とキーワードの確認及び修正との関連性を薄れさせることができ、嗜好質問画面43を視認したユーザに対してキーワードの単語としての正誤の確認や修正を行わせていることを意識させない。
以上の構成によれば、ハードディスクレコーダ1のCPU2は、タイトル情報及びEPG詳細情報から字種切出ルールRLに従って切出された切出キーワードのうち、対象キーワードとして選択された切出キーワードに対して、ユーザとの対話形式による質疑応答の中で単語としての正誤を確認し、当該対象キーワードが正しい単語でないと判断した場合には、ユーザに当該対象キーワードを修正させ、正しいと確認された対象キーワード若しくは修正された対象キーワードに基づいてキーワードデータベースDDを更新することにより、ユーザに対してキーワードの正誤を確認させたり、誤ったキーワードを修正させていることをさほど意識させることなく、データベースを適切に更新することができ、かくしてユーザに煩雑感を抱かせることを防止しつつデータベースを適切に更新できる。
(6)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ユーザがリモートコントローラ30を操作することによりキーワード適正化処理が開始されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばユーザがハードディスクレコーダ1に対して操作している際にランダムにキーワード適正化処理が開始されるようにしても良い。
このとき、CPU2は、キーワード適正化処理とは関係ない話題を吹出BL内に表示してユーザに問いかけてもよい。これにより、CPU2は、ユーザに対してハードディスクレコーダ1に関する処理が実行されていることを忘れさせ、あたかもキャラクタCAと会話を楽しんでいるかのように強く意識させることができ、ユーザにキーワード適正化処理を認識させず処理を実行することができる。
また、例えば録画処理の際、毎回キーワード適正化処理を実行するようにしても良い。このとき、例えば適正キーワード辞書DKに未登録な切出キーワードの全てについて、キーワード適正化処理を実行することにより、逐次キーワードデータベースDDを更新して、当該キーワードデータベースDDに一段と強くユーザの嗜好を反映させることができる。
この場合、図28に示すように、CPU2は、例えば録画処理の終了時に録画処理時のキーワード適正化処理手順RT9を開始し、ステップSP101において、録画情報におけるタイトル情報及びEPG詳細情報からキーワードを取得し、ステップSP102において、取得されたキーワードのうち、字種切り出しルールRLに従って切出された切出キーワードから一つのキーワードを対象キーワードとして選択する。
ステップSP103において、この対象キーワードが削除データベースDRに登録されているか否かを確認し、登録されていない場合には、ステップSP104〜SP106において、嗜好度データベース更新処理(SRT11)、適正キーワード辞書更新処理(SRT12)及びシソーラス辞書更新処理(SRT13)をそれぞれ実行する。
ステップSP107において、CPU2は、切出キーワードの全てについて処理を終了したか否かを確認し、否定結果が得られた場合には、ステップSP102に戻って処理を継続する一方、肯定結果が得られた場合には、録画処理時のキーワード適正化処理手順RT9を終了する。
さらに上述の実施の形態においては、嗜好質問モードにおけるキーワード適正化処理手順RT3のステップSP21(図16)において、適正キーワード辞書DKから嗜好キーワードを選択するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、嗜好度データベースDLやシソーラス辞書DSから選択するようにしても良い。
このときCPU2は、嗜好質問モードにおいて嗜好度データベースDLから嗜好キーワードを選択する場合、登録日時が新しいキーワードの中から優先的に嗜好キーワードを選択することにより、キーワード適正化処理が未実行の切出キーワードである可能性が高いキーワードを嗜好キーワードとして選択することができ、キーワードデータベースを効率良く且つ適切に更新できる。
またCPU2は、このとき使用頻度の低い又は嗜好度の低いキーワードを優先的に嗜好キーワードとするようにしても良い。これにより、ユーザの興味が低い可能性の高いキーワードを、ユーザに確認させた上で積極的に削除することができる。
さらにCPU2は、このときデフォルトで登録されていたキーワードに対してデフォルトを表すフラグを立てると共に、キーワード適正化処理を実行したことのあるキーワードにキーワード適正化処理実行済みを表すフラグを立てるようにし、これら2つのフラグが立てられていないキーワードから対象キーワードを選択するようにしても良い。これにより、適切に登録がなされていない可能性のあるキーワードを選択的に対象キーワードとして選択することができ、効率よくキーワードの適正化を実行できる。
さらに上述の実施の形態においては、ユーザに「興味ない」と応答された対象キーワードを削除データベースDRに登録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これに加えて「そんな言葉ない」とされた修正前の対象キーワードを削除データベースDRに登録するようにしても良い。
これにより、字種切出ルールRLに従って繰り返し切出されやすく、且つ誤った単語を削除データベースDRに登録でき、この切出されやすく、且つ誤った単語が嗜好度データベースDLや適正キーワード辞書DKに登録されることを未然に防止することができる。
さらに上述の実施の形態においては、対話用画像データに基づく各画面(40〜47)を表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、状況に応じて表示内容や質問内容などを自由に変更することができる。
さらに上述の実施の形態においては、キーワード適正化処理の際に削除データベースDRを使用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、嗜好度増減処理の際に使用するようにしても良い。これにより、嗜好度データベースDLに削除キーワードが登録されるのを防止することができる。
さらに上述の実施の形態においては、切出キーワードの単語としての正誤を確認し、切出キーワードが正しい単語で無い場合には、ユーザにこの切出キーワードを正しい単語である修正キーワードに修正させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、正誤の確認のみを行い、正しい単語であることが確認されたキーワードのみを適正キーワード辞書DKに追加登録するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、キーワード適正化処理の際、3つのモードのうち、ランダムに選択された一つのモードへ遷移するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば字種切出ルールRLに基づく切出キーワードが殆ど存在しない場合、ユーザにトレンドキーワードを入力させるトレンド質問モードへ多く遷移するなど、データベースの状況に応じて各モードへの遷移確率を変化するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、キーワード適正化処理において嗜好度を更新する際、対象キーワードの対応カテゴリに応じて嗜好度の増減率を変化させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、対象キーワードに対するユーザの返答や処理内容のみに応じて嗜好度を一律に増減するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、キーワード適正化処理の際、3つのモードへ遷移するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば録画済番組の内容に関する対話モード等へ遷移しても良く、モードの数や種類には限定されない。また、テレビジョン放送番組と関係の無い日常会話モード等を含めることにより、ユーザとキャラクタCAとの日常会話で使用された単語を基にユーザの嗜好を抽出するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、表示されたカテゴリの一覧の中から対象キーワードに対する対応カテゴリをユーザに選択させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばカテゴリの一覧の最下部に「その他」を設け、新規のカテゴリをユーザに入力させることにより、ユーザの嗜好に応じてカテゴリデータベースDCを更新するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、キーワード適正化処理の際、キーワードデータベースDDである3つのデータベース(嗜好度データベースDL、適正キーワード辞書DK及びシソーラス辞書DS)を更新するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、データベースの数や種類には限定されず、一つ以上のデータベースが更新されれば良い。
さらに上述の実施の形態においては、ハードディスクレコーダ1のハードディスクドライブ4に格納されたキーワード適正化プログラムに従ってCPU2がキーワード適正化処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図29に示すように、ポータブルタイプの情報処理装置200がキーワード適正化処理を実行し、外部インターフェース26を介してこの結果更新されたキーワードデータベースDDをハードディスクレコーダ1のハードディスクドライブ4に記録するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、テレビジョン放送番組を録画するハードディスクレコーダ1が上述した自動検索ワード録画処理及びキーワード適正化処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば外部インターフェース26を介してハードディスクレコーダ1に接続されたテレビジョン装置やパーソナルコンピュータがキーワード適正化処理を実行し、この結果に基づいてこのテレビジョン装置やパーソナルコンピュータが録画番組リストを作成すると共に、この録画番組リストに基づいてハードディスクレコーダ1が録画処理を実行するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、地上波ディジタル放送のテレビジョン放送番組を録画するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アナログ放送のテレビジョン放送番組を録画したり、ラジオ放送番組を録音するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、自動的に配信されるテレビジョン放送番組についてのEPG情報からキーワードを取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばインターネット経由でコンテンツをダウンロードしたり、コンテンツを閲覧した際、このコンテンツに付加されている付加情報やこのコンテンツの中からキーワードを取得するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、キーワード適正化プログラム等をROM3又はハードディスクドライブ4に予め格納するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、メモリースティック(ソニー株式会社の登録商標)などの外部記憶媒体からフラッシュメモリ7などにインストールするようにしても良い。また、キーワード適正化プログラムなどをUSB(Universal Serial Bus)やEthernet(登録商標)(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/gなどの無線LAN(Local Area Network)を介して外部から取得し、さらには地上ディジタルテレビジョン放送やBSディジタルテレビジョン放送により配信されるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、キーワード切出部としてのキーワード切出部2Aと、キーワード適正化部2Bとしてのキーワード適正化部2Bと、データベース更新部としてのデータベース更新部2CからなるCPU2によって本発明のデータベース管理装置としてのハードディスクドライブ1を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる装置によってデータベース管理装置を構成するようにしても良い。
本発明は、例えば切出したキーワードに基づいて構築されたデータベースを有するハードディスクドライブや、パーソナルコンピュータ、ポータブルゲームプレーヤなどに適用することができる。
ハードディスクレコーダの全体構成を示す略線図である。 EPG情報表示画面を示す略線図である。 データベースの説明に供する略線図である。 適正キーワード辞書を示す略線図である。 カテゴリデータベースを示す略線図である。 嗜好度データベースを示す略線図である。 シソーラス辞書を示す略線図である。 削除データベースを示す略線図である。 キーワードの取得の説明に供する略線図である。 嗜好度増減一覧表を示す略線図である。 機能構成を示す略線図である。 番組視聴モードにおけるキーワード適正化処理手順の説明に供するフローチャートである。 視聴番組選択画面を示す略線図である。 トレンド質問モードにおけるキーワード適正化処理手順の説明に供するフローチャートである。 トレンドキーワード質問画面を示す略線図である。 嗜好質問モードにおけるキーワード適正化処理手順の説明に供するフローチャートである。 嗜好度データベース更新処理手順である。 嗜好質問画面を示す略線図である。 嗜好度反映処理手順の説明に供するフローチャートである。 カテゴリ選択画面を示す略線図である。 キーワード削除処理手順の説明に供するフローチャートである。 キーワード変更処理手順の説明に供するフローチャートである。 修正キーワード質問画面を示す略線図である。 適正キーワード辞書更新処理手順の説明に供するフローチャートである。 シソーラス辞書更新処理手順の説明に供するフローチャートである。 関連キーワード質問画面を示す略線図である。 推薦画面を示す略線図である。 他の実施の形態による録画処理時のキーワード適正化処理手順の説明に供するフローチャートである。 他の実施の形態によるデータベースの取得を示す略線図である。
符号の説明
1……ハードディスクレコーダ、2……CPU、4……ハードディスクドライブ、7……フラッシュメモリ、CA……キャラクタ、BL……吹出、DL……嗜好度データベース、DR……削除データベース、DC……カテゴリデータベース、DK……適正キーワード辞書、DS……シソーラス辞書。

Claims (13)

  1. キーワードが登録されるキーワードデータベースと、
    外部から供給される外部情報から所定の切出ルールに従って上記キーワードを切出すキーワード切出部と、
    ユーザとの対話形式による質疑応答の中で、切出された上記キーワードの単語としての正誤を上記ユーザに確認し、切出された当該キーワードが正しい単語でない場合には、上記ユーザに切出された当該キーワードを修正させることにより、切出された当該キーワードを適正化するキーワード適正化部と
    適正化された上記キーワードに基づいて上記キーワードデータベースを更新するデータベース更新部と
    を具えることを特徴とするデータベース管理装置。
  2. 上記キーワードデータベースに対して切出された上記キーワードを自動的に登録するキーワード自動登録部
    を具え、
    切出された上記キーワードが正しい単語でない場合には、上記キーワードデータベースに対して自動的に登録された上記キーワードを適正化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  3. 上記データベース更新部は、
    適正化された上記キーワードのみを上記キーワードデータベースに登録する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  4. 上記キーワード適正化部は、
    表示装置にキャラクタを表示し、あたかも当該キャラクタと上記ユーザとが対話しているかのように上記ユーザと質疑応答する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  5. 上記キーワード適正化部は、
    上記ユーザの操作に応じてキーワードを適正化する旨の要求がなされると、上記キーワードを適正化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  6. 上記キーワードデータベースは、
    上記キーワードと、上記キーワードに対する上記ユーザの嗜好度とが登録される嗜好度データベースであり、
    上記キーワード適正化部は、
    切出された上記キーワードに対する上記ユーザの嗜好を上記ユーザに対して質問し、
    上記データベース更新部は、
    上記ユーザの返答に応じて上記嗜好度を増減する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  7. 上記キーワードデータベースは、
    上記キーワードと、上記キーワードに関連する関連キーワードとを対応付けて登録するシソーラス辞書である
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  8. 上記外部情報から所定の検索ワードを検索する検索部を具え、
    上記検索部は、
    上記シソーラス辞書に上記検索ワードが登録されている場合には、上記外部情報から上記検索ワードに対する関連キーワードを検索する
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータベース管理装置。
  9. 上記キーワード適正化部は、
    切出された上記キーワードの意味に応じた分類であるカテゴリを上記ユーザに指定させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  10. 上記キーワード適正化部は、
    切出された上記キーワードの意味に応じた分類であるカテゴリを上記ユーザに指定させ、
    上記データベース更新部は、
    上記キーワードの上記カテゴリに応じた増減率で嗜好度を増減する
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータベース管理装置。
  11. 上記キーワード適正化部は、
    切出された上記キーワードに関する質問に対する上記ユーザの返答が、切出された上記キーワードが上記ユーザによって使用される可能性が低いことを表している場合には、上記キーワードデータベースから切出された上記キーワードを削除すると共に、削除された上記キーワードを所定の登録禁止期間に渡って上記キーワードデータベースに登録しない
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理装置。
  12. 外部から供給される外部情報から所定の切出ルールに従って上記キーワードを切出すキーワード切出ステップと、
    ユーザとの対話形式による質疑応答の中で、切出された上記キーワードの単語としての正誤を上記ユーザに確認し、切出された当該キーワードが正しい単語でない場合には、上記ユーザに切出された当該キーワードを修正させることにより、切出された当該キーワードを適正化するキーワード適正化ステップと
    適正化された上記キーワードに基づいてキーワードが登録されるキーワードデータベースを更新するデータベース更新ステップと
    を具えることを特徴とするデータベース管理方法。
  13. コンピュータに対して
    外部から供給される外部情報から所定の切出ルールに従って上記キーワードを切出すキーワード切出ステップと、
    ユーザとの対話形式による質疑応答の中で、切出された上記キーワードの単語としての正誤を上記ユーザに確認し、切出された当該キーワードが正しい単語でない場合には、上記ユーザに切出された当該キーワードを修正させることにより、切出された当該キーワードを適正化するキーワード適正化ステップと
    適正化された上記キーワードに基づいてキーワードが登録されるキーワードデータベースを更新するデータベース更新ステップと
    を実行させるデータベース管理プログラム。
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