JP2007218985A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用する蛍光表示管ごとのセグメント出力時間を変更する必要がない表示装置を提供する。
【解決手段】蛍光表示管13のフィラメント(コイル)の発生する、熱電子の量を検知し、熱電子が安定したタイミングでグリッド電極に規定の電圧を印加し、+側も−側も同時にセグメントが同時並列的に点灯するように制御するグリッド制御回路15を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば、時刻表示を行う蛍光表示管を有する表示装置に関するものである。
たとえば、時刻表示を行う蛍光表示管を有する車載用表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
一般的な表示装置においては、DC駆動の蛍光表示管に使用するフィラメントの径、長さによりフィラメントより放出される熱電子が安定するまで異なるため、個別にセグメント出力時間を設定している。
特開平9−240261号公報
上述した一般的な装置では、使用する蛍光表示管ごとに、その都度セグメント出力時間を変更する必要があり、煩雑な手間を要するという不利益があった。
本発明の目的は、使用する蛍光表示管ごとのセグメント出力時間を変更する必要がない表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、カソード電極を形成するフィラメント、グリッド電極、および前記フィラメントから出力される熱電子を前記グリッド電極を介して受けて発光する蛍光体が形成された、複数のセグメント毎に設けられたアノード電極を含む蛍光表示手段と、前記蛍光表示手段の駆動時に、前記フィラメントの発生する、熱電子の量を検知し、熱電子が安定したタイミングでグリッド電極に規定の電圧を印加し、複数のセグメントが同時並列的に点灯するように制御するグリッド制御回路とを有する。
好適には、前記グリッド制御回路は、前記グリッド電極に接続され、グリッド電流が流れるノードと、前記ノード電位と供給される電源電圧に応じた比較電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータ出力によりオン、オフされる前記電源電圧の供給ラインと前記ノードとの間に接続された第1のスイッチと、前記コンパレータ出力により前記第1のスイッチと相補的にオン、オフされる前記電源電圧の供給ラインとグリッド電極への接続ラインに接続された第2のスイッチとを有する。
好適には、前記グリッド制御回路は、電源電圧の供給が開始されて前記ノード電位が前記比較電圧より高いときは前記コンパレータ出力により前記第1のスイッチがオン状態、前記第2のスイッチがオフ状態に保持され、熱電子放出安定期に入って、前記ノード電位が前記比較電圧より低くなると、前記コンパレータ出力により前記第1のスイッチがオフ状態、前記第2のスイッチがオン状態に切り替わって前記グリッド電極に規定の電圧を印加する。
本発明によれば、使用する蛍光表示管ごとのセグメント出力時間を変更する必要がない表示装置を提供することができる。
以下に、たとえば本発明の一実施形態に係る表示装置を採用した時刻表示を行う蛍光表示管を有する車載用表示装置を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置の回路図である。
図1に示すように、表示装置1は、発振部11、スイッチ群12、蛍光表示管(VFD:Vacuum Fluorescent Display)13、制御回路(IC)14、グリッド制御回路15、電源端子(TBAT1)、アクセサリ信号入力端子(TACC2)、ライト信号入力端子(TLIG3)、基準電位接続端子(TGND4)、抵抗素子R1〜R6、キャパシタC1〜C3、定電圧ダイオードZ1〜Z4、および水晶発振器CRYを有する。
また、図1において、BATは車のバッテリ(+)電源を、ACCはアクセサリ電源を、LIGはライトオン電源を、GNDは車のバッテリ(−)電源をそれぞれ示している。
本実施形態に係る表示装置1は、グリッド制御回路15を有している。グリッド制御回路15を設けたのは、以下の理由による。
DC駆動の蛍光表示管13のフィラメント構造において、+側と−側の極性があり、+側から−側へ電流が流れるため、+側のフィラメントの方が発熱が早く、−側のフィラメントの方が発熱が遅いことから、熱電子の放出も+側が早く−側が遅い。そのため、セグメントは+側から点灯し−側に向けて点灯する。
これを防止するために、蛍光表示管13のフィラメント(コイル)の発生する、熱電子の量を検知し、熱電子が安定したタイミングでグリッド電極に規定の電圧を印加し、+側も−側も同時にセグメントが同時並列的に点灯するように制御するグリッド制御回路15を設けている。
このグリッド制御回路15の具体的な構成例については後で詳述する。
まず、表示装置1の各構成要素間の接続関係を説明する。
電源端子(TBAT1)は、IC電流制御並びに蛍光表示管グリッド電流制御用の抵抗素子R1の一端に接続され、抵抗素子R1の他端は電源定電圧化用の定電圧ダイオードZ1のカソード、キャパシタC1の第1の電極、および制御回路14の電源入力端子(VDD)に接続されている。
抵抗素子R1の他端、電源定電圧化用の定電圧ダイオードZ1のカソード、キャパシタC1の第1の電極、および制御回路14の電源入力端子(VDD)の接続点によりノードND1が形成されている。このノードND1はグリッド制御回路15の入力に接続されている。
キャパシタC1の第2の電極は基準電位に接続されている。
アクセサリ信号入力端子(TACC2)はセグメント出力制御端子用入力電流制御抵抗素子R2の一端、蛍光表示管電流制御用抵抗素子R4の一端に接続されている。抵抗素子R2の他端は定電圧ダイドードZ3のカソード、および制御回路14のセグメント制御信号入力端子(SGCTL)に接続されている。定電圧ダイオードZ3のアノードは基準電位に接続されている。
抵抗素子R4の他端は蛍光表示管電流制御用抵抗素子R5の一端に接続され、抵抗素子R5の他端は定電圧ダイオードZ2のカソード、および蛍光表示管電流制御用抵抗素子R6の一端に接続されている。そして、定電圧ダイオードZ2のアノードは基準電位に接続され、抵抗素子R6の他端はフィラメント131の一端に接続され、フィラメント131の他端は基準電位に接続されている。
ライト信号入力端子(TLIG3)は減光入力端子用入力電流制御抵抗素子R3の一端に接続され、抵抗素子R3の他端は制御回路14の減光入力端子(RLGT)、および定電圧ダイオードZ4のカソードに接続され、定電圧ダイオードZ4のアノードは基準電位に接続されている。
基準電位接続端子(TGND4)は、基準電位に接続されている。
電源端子(TBAT1)には、たとえば、車両に内蔵されたバッテリによる電源電圧(たとえば12V)が印加される。
アクセサリ信号入力端子(TACC2)には、たとえば、車両のエンジンキーを「ACC」の位置まで回した場合にハイレベルのアクセサリ信号(ACC)が印加され、エンジンキーがそれよりも前の位置(オフ状態)ではローレベルのアクセサリ信号(ACC)が印加される。
つまり一般的な車両では、少なくともエンジン駆動時にはアクセサリ信号入力端子(TACC2)には、ハイレベルのアクセサリ信号が印加される。
ライト信号入力端子(TLIG3)には、たとえば車両に備えられたライトが点灯時に、ハイレベルのライト信号(LIG)が印加され、ライト消灯時にはローレベルのライト信号(LIG)が印加される。
発振部11は、たとえば発振器が生成する発振信号を制御回路14に出力する。制御回路14は発振部11から受信した発振信号を基に時刻情報を計時し、その時刻情報を基に時刻表示用の制御信号CTL13を蛍光表示管13に出力する。
発振部11は、詳細にはたとえば図1に示すように、キャパシタC2,C3、および水晶発振器CRYを有する。
発振部11のキャパシタC2の第1の電極は、水晶発振器CRYの第1の端子、および制御回路14の入力端子(XT1)に接続されている。キャパシタC3の第1の電極は、水晶発振器CRYの第2の端子、および制御回路14の入力端子(XT2)に接続されている。
キャパシタC2の第2の電極とキャパシタC3の第2の電極は基準電位に接続されている。
発振部11は、水晶発振器CRYによる発振信号を、制御回路14の入力端子(XT1)および入力端子(XT2)に出力する。
スイッチ群12は、たとえば時刻修正時に操作されるスイッチを有する。たとえばユーザによるスイッチの操作に応じた信号を制御回路14に出力する。制御回路14は、スイッチ群12による信号を受けて、内部時計が計時する時刻情報を修正する。
スイッチ群12は、詳細にはたとえば図1に示すように、分桁情報修正スイッチSW1、時桁情報修正スイッチSW2、および±30分の正時合わせスイッチSW3を有する。
分桁情報修正スイッチSW1の一端は制御回路14の分桁情報修正信号入力端子(MS)に接続され、分桁情報修正スイッチSW1の他端は基準電位に接続されている。
時桁情報修正スイッチSW2の一端は制御回路14の時桁情報修正信号入力端子(HS)に接続され、時桁情報修正スイッチSW2の他端は基準電位に接続されている。
正時合わせスイッチSW3の一端は制御回路14の±30分正時合わせ入力端子(SS)に接続され、正時合わせスイッチSW3の他端は基準電位に接続されている。
また、制御回路14の電源端子(VSS)は、基準電位、分桁情報修正スイッチSW1、時桁情報修正スイッチSW2の他端、および正時合わせスイッチSW3の他端に接続されている。
分桁情報修正スイッチSW1は、分情報修正時に操作される。制御回路14は、たとえば入力端子(MS)の信号レベルが所定レベルから基準電位に遷移したなった場合に、分情報修正スイッチSW1が操作されたと判断して、その操作に応じて分時情報を修正する。
時桁情報修正スイッチSW2は、時情報修正時に操作される。制御回路14は、たとえば入力端子(HS)の信号レベルが所定レベルから基準電位に遷移した場合に、時情報修正スイッチSW2が操作されたと判断して、操作に応じて時情報を修正する。
正時合わせスイッチSW3は、±30分の正時合わせ時に操作される。制御回路14は、たとえば入力端子(SS)の信号レベルが所定レベルから基準電位に遷移した場合に、正時合わせスイッチSW3が操作されたと判断して、操作に応じて時情報を修正する。
蛍光表示管13は、たとえばダイナミック駆動方式による平板型の表示電子管であり、制御回路14からの制御信号を受けて時刻表示を行う。
図2は、図1に示した表示装置1の蛍光表示管13を説明するための図である。
蛍光表示管13は、たとえば図2に示すように、フィラメント131、グリッド電極132、およびアノード電極133を有する。
フィラメント131は、カソード電極に相当し、たとえば、ストロンチウム、バリウム、カルシウムなどの酸化物がコーティングされたタングステンフィラメントなどにより構成される。
フィラメント131に所定の電流が流れるとフィラメント131が発熱して熱電子が放出される。
グリッド電極132は、たとえば後述するようにフィラメント131とグリッド電極132間に所定電圧が印加されと、フィラメント131から放出された熱電子を、選択および拡散してその熱電子をアノード電極133に到達させる。たとえば図2に示すように、グリッド電極132は、網目形状に形成されている。
グリッド電極132に印加される電圧は、グリッド制御回路15により制御される。
本実施形態に係るグリッド電極132は、たとえば図2に示すように、第1のグリッド電極1321、および第2のグリッド電極1322を有する。
また、アノード電極133は、第1のアノード電極1331、および第2のアノード電極1332を有する。
たとえば図2に示すように、第1および第2のアノード電極1331,1332が並列に形成され、第1および第2のグリッド電極1321,1322が並列に形成されている。また、たとえばアノード電極1331,1332は同一平面上に形成され、グリッド電極1321,1322は同一平面状に形成されている。第1のグリッド電極1321は、第1のアノード電極1331とフィラメント131の間に配置され、第2のグリッド電極1322は第2のアノード電極1332とフィラメント131の間に配置されている。
第1のグリッド電極1321は、グリッド信号線LGR1に接続されている。第2のグリッド電極1322は、グリッド信号線LGR2に接続されている。
アノード電極133(1331,1332)は、たとえば図2に示すように、時刻表示を行うために複数のセグメントが形成されている。アノード電極133(1331,1332)において、各セグメントは、制御回路14のセグメント端子SG1,SG2,…,SGNそれぞれに接続されている。
たとえば簡潔に説明するために、図2に示すようにアノード電極133(1331,1332)の各セグメントにはセグメント端子SG1,SG2,…,SG7それぞれに共通に接続されている。つまり、蛍光表示管13の内部では、グリッド電極132(1321,1322)それぞれにより表示制御される、アノード電極133(1331,1332)の各セグメントは共通配線により接続されている。
制御回路14は、蛍光表示管13の各セグメントに対応するアノード電極133に、時刻情報に応じたハイレベルまたはローレベルの電圧を印加する。
アノード電極133の表面付近には蛍光体(FLU)が形成されており、フィラメント131から放出された熱電子が蛍光体(FLU)に到達すると、蛍光体(FLU)が発光する。こうすることで時刻表示を行う。
また、制御回路14は、グリッド信号に印加する電圧を制御することにより、カソードに相当するフィラメント131からアノード電極133に到達する熱電子の個数や速度を制御し、その結果、蛍光体(FLU)による発光の輝度や発光のオン状態またはオフ状態を制御する。つまり制御回路14は、蛍光表示管13の輝度や発光のオン状態またはオフ状態を制御する。
蛍光表示管13の駆動方式には、デューティ駆動方式やスタティック駆動方式、ダイナミック駆動方式がある。本実施形態では表示装置1はダイナミック駆動方式を採用する。
図3は、図1に示した表示装置1を採用した車載用表示装置の一具体例を説明するための図である。
たとえば図3に示すように、表示装置1は、正面上部に時刻表示を行う蛍光表示管13が形成されている。図に向かって蛍光表示管13の右部には、時情報修正スイッチSW1が形成され、その下部に分情報修正スイッチSW2が形成され、さらにその下部に正時合わせスイッチSW3が形成されている。
蛍光表示管13は、たとえば図3に示すように、4つのアノード電極133により構成され、セグメント共通配線aとセグメント共通配線dが接続され、セグメント共通配線bとセグメント共通配線cが接続されている。
蛍光表示管13の下部には、たとえば図3に示すように、車両に備えられた装置を操作するための操作入力装置と車両に備えられた装置の状態を表示する装置表示部とを有する操作表示部18が形成されている。
操作表示部18は、詳細にはたとえば図3に示すように、温度調整スイッチ181、風量調整スイッチ182、エアコンディショニング(エアコン:A/C)スイッチ183、温度表示部184、エアバック状態表示部185、およびシートベルト装着状態表示部186などを有する。
温度調整スイッチ181は、たとえば、車両に設けられた空調装置による車両内部の設定温度を設定する際に操作される。制御回路14は、温度調整スイッチ181による操作に応じて空調装置の設定温度を制御する。
風量調整スイッチ182は、たとえば、車両に設けたれた空調装置による風量を設定する際に操作される。制御回路14は、風量調整スイッチ182による操作に応じて空調装置の風量を制御する。
エアコン(A/C)スイッチ183は、たとえば車両に設けられた空調装置に含まれる冷房装置のオン状態またはオフ状態を切り替える際に操作される。制御回路14は、エアコン(A/C)スイッチ183の操作に応じて冷房装置のオン状態またはオフ状態を切り替える。
温度表示部184は、たとえば車両の室内の温度を検出する温度センサによる信号を基に、室内温度を表示する。
エアバック状態表示部185は、たとえば車両に備えられた乗員安全装置であるエアバッグが備えられている際に点灯する表示部である。
シートベルト装着状態表示部186は、たとえば車両に備えられた乗員安全装置であるシードベルトが適正に装着されている場合に点灯する表示部である。
スイッチ群12、蛍光表示管13、操作表示部18の近傍には、各種構成要素を照らすための発光素子16が設けられている。
詳細には、蛍光表示管13の図に向かって左部、およびスイッチ群12の右部には、蛍光表示管13やスイッチ群12を照らすための発光素子16が設けられている。また、操作表示部18の温度調整スイッチ181からシートベルト装着状態表示部186の近傍に、発光素子16が設けられている。
本実施形態に係る制御回路14は、たとえばライト点灯時に、蛍光表示管13へのグリッド信号に基づいて発光素子16の発光による輝度を制御することによりスイッチ群12や、蛍光表示管13、および操作表示部18などへの照明の輝度を制御する。
以下、制御回路14の機能を説明する。
制御回路14は、たとえばプログラムを実行することにより、装置の各構成要素を統括的に制御する。
制御回路14は、たとえば内部時計を有し、上述したように発振部11による発振信号に基づいて内部時計の計時を行う。
制御回路14は、たとえば分周カウンタ、輝度調整回路、セグメント・グリッドデコーダ、VFDドライバなどの機能を有する。たとえばそれらの機能を有する回路が1チップに集積化されている。
分周カウンタは、たとえば発振部11からの信号を分周する。制御回路14はその分周された信号を基に、たとえば内部時計による計時や、各種動作を同期して行う。
輝度調整回路は、たとえばアクセサリ信号ACC入力時に、ライト信号入力端子(TLIG3)から入力されるライト信号(LIG)のレベルに応じて、蛍光表示管13のアノード電極133に印加するグリッド信号GR1,GR2のデューティ比を制御することで、蛍光表示管13による発光の輝度を制御する。
また、制御回路14は、デューティ制御されたグリッド信号GR1,GR2を基に、発光素子(LED)16に印加する信号をパルス制御することで、発光素子16による発光の輝度の制御を行う。
また、制御回路14は、外部装置に設けられた発光装置に、その発光装置用のパルス制御を行うための信号S15を出力する。外部装置は、その受信した信号S15を基にパルス制御を行うことにより発光装置の輝度制御を行う。
セグメント・グリッドデコーダは、たとえば、内部時計により計時される時刻情報に応じたレベルの信号を複数のアノード電極133それぞれに出力し、ライト信号入力端子(TLIG3)に入力されたライト信号(LIG)に応じて、グリッド電極132に出力するグリッド信号のレベルのデューティ制御を行う。
VFDドライバは、たとえば、蛍光表示管13に出力する信号を制御するソフトウェアである。
次に、グリッド制御回路の具体的な構成例、およびその動作を図4および図5に関連付けて説明する。
図4は、本実施形態に係るグリッド制御回路の具体的な構成例を示す回路図である。図5は、図4のグリッド制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図4のグリッド制御回路15は、コンパレータ151、pnp型トランジスタにより形成されたスイッチングトランジスタQ151、npn型トランジスタにより形成されたグリッド供給電圧スイッチングトランジスタQ152、コンパレータ151の非反転入力(+)入力電圧設定用抵抗素子R151,R152、トランジスタQ152のベース電流制御用抵抗素子R153、トランジスタQ151のベース安定用抵抗素子R154、トランジスタQ151のベース電流制御用抵抗素子R155、熱電子検出用抵抗素子R156、オフ時のフローティング防止用抵抗素子R157、逆流防止用ダイオードD151,D152、入力端子TI、および出力端子TOを有している。
入力端子TIは抵抗素子R1を通して電源端子(TBAT1)に接続されたノードND1に接続され、出力端子TOが蛍光表示管13のグリッド端子(電極)TGRに接続されている。
入力端子TIは抵抗素子R151の一端、抵抗素子R153の一端、抵抗素子R154の一端、トランジスタQ151のエミッタ、トランジスタQ152のコレクタ、およびコンパレータ151の電源端子に接続されている。
抵抗素子R151の他端は抵抗素子R152の一端に接続され、抵抗素子R152の他端は基準電位に接続されている。そして、抵抗素子R151の他端と抵抗素子R152の一端との接続点によりノードND151が形成され、ノードND151がコンパレータ151の非反転入力端子(+)に接続されている。
トランジスタQ151のベースは抵抗素子R154の他端および抵抗素子R155の一端に接続され、コレクタが抵抗素子R156の一端および抵抗素子R157の一端に接続され、抵抗素子R157の他端は基準電位に接続されている。
抵抗素子R156の他端はダイオードD151のアノードに接続され、その接続点によりノードND152が形成されている。そして、ノードND152がコンパレータ151の反転入力端子(−)に接続されている。ダイオードD151のカソードは出力端子TOに接続されている。
トランジスタQ152のベースが抵抗素子R153の他端、抵抗素子R155の他端、およびコンパレータ151の出力端子が接続され、エミッタがダイオードD152のアノードに接続され、ダイオードD152のカソードが接続端子TOに接続されている。
そして、ダイオードD151,D152のカソードと出力端子TOとの接続点によりノードND153が形成されている。
次に、表示装置1の動作を、図4のグリッド制御回路15の動作を中心に図5(A)〜(I)に関連付けて説明する。
なお、図5(A)はバッテリ電圧BAT(たとえば12V)を、図5(B)はアクセサリ信号ACCを、図5(C)はコンパレータ151の出力信号S151を、図5(D)はトランジスタQ151のオン、オフ状態を、図5(E)はトランジスタQ152のオン、オフ状態を、図5(F)はノードND151の電位を、図5(G)はノードND152の電位を、図5(H)はノードND153の電位を、図5(I)は制御回路14のセグメント出力信号SG1〜SGNをそれぞれ示している。
たとえば、図5(A)に示すように、電源端子(TBAT)には電源電圧BAT(12V)が印加され、定電圧ダイオードZ1の機能により、一定電圧が制御回路14の電源入力端子(VCC)に印加される。このとき、アクセサリ信号ACCは、図5(B)に示すように、非アクティブのローレベルである。
電源電圧は、入力端子TIを介してグリッド制御回路15内に供給される。
アクセサリ信号ACCがローレベルのときは、コンパレータ151の非反転入力端子(+)には、抵抗素子R151、R152により電源電圧BATを分圧した電圧がノードND151を通して入力される。
このとき、図5(F)〜(H)に示すように、ノードND151の電圧より、ノードND15T2、ND153の電圧より低い。すなわち、コンパレータの反転入力端子(−)には、非反転入力端子(+)より高い電圧が供給されることから、コンパレータ151の出力信号S151は、図5(C)に示すように、ローレベルとなっている。
その結果、図5(D),(E)に示すように、トランジスタQ151がオン状態、トランジスタQ152がオフ状態になる。
ここで、たとえばエンジン起動時に、図5(B)に示すように、アクセサリ信号入力端子(TACC2)に、ハイレベルのアクセサリ信号(ACC)が印加されると、抵抗素子R4〜R6を介して、蛍光表示管13のフィラメント131に所定電流量の電流が流れる。
また、アクセサリ信号入力端子(TACC2)に、ハイレベルのアクセサリ信号(ACC)が印加されると、制御回路14の入力端子(XBLANK)に、ハイレベルのアクセサリ信号(ACC)が入力される。
制御回路14は、入力端子(SGCTL)に、ハイレベルのアクセサリ信号(ACC)が入力されると、活性化状態(IN ACTIVE)となる。
制御回路14は、活性化状態では、図5(I)に示すように、蛍光表示管13の各セグメントに対応するアノード電極133に、時刻情報に応じてハイレベルまたはローレベルの信号を印加する。
フィラメント131に電流が流れ始めると、熱電子放出が始まり、グリッド制御回路15の抵抗素子R156にグリッド電流GI1がながれる、図5(G)に示すように、ノードND152の電圧が降下し、所定時間経過して熱電子放出安定期となると、ノードND152の電圧が電源電圧BATを抵抗分圧したノードND151の電圧より低くなる。
その結果、図5(C)に示すように、コンパレータ151の出力信号S151がローレベルからハイレベルに切り替わり、図5(D),(E)に示すように、トランジスタQ151がオフし、トランジスタQ152がオンとなり、グリッド電流GI2が流れ、セグメントが点灯する。
すなわち、熱電子が安定したタイミングでグリッドに規定の電圧が印加されるようになって、複数のセグメントは+側も−側も略同時並列的に点灯する。
以上、説明したように、フィラメント(カソード電極)131、第1および第2のグリッド電極1321,1322、およびフィラメント131から出力される電子を第1および第2のグリッド電極1321,1322を介して受けて発光する蛍光体FLUが形成された、複数のセグメント毎に設けられたアノード電極133を含む時刻表示用の蛍光表示管13と、蛍光表示管13のフィラメント(コイル)の発生する、熱電子の量を検知し、熱電子が安定したタイミングでグリッド電極に規定の電圧を印加し、+側も−側も同時にセグメントが同時並列的に点灯するように制御するグリッド制御回路15と、を有することから、フィラメントが放出する熱電子の量が安定してから、グリッド電極に規定の電圧を供給することが可能となる。
その結果、個別に各セグメントの出力タイミングをその都度作成することなく、蛍光表示管の点灯をフィラメント(+)側、(−)側とも略同時並列的に点灯させることが可能となる。
なお、本発明は本実施形態に限られるものではなく、任意好適な種々の変更が可能である。
上述した形態では車載用表示装置を説明したが、この形態に限られるものではない。
本発明の実施形態に係る表示装置の回路図である。 図1に示した表示装置1の蛍光表示管13を説明するための図である。 図1に示した表示装置1を採用した車載用表示装置の一具体例を説明するための図である。 本実施形態に係るグリッド制御回路の具体的な構成例を示す回路図である。 図4のグリッド制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1…表示装置、11…発振部、12…スイッチ群、13…蛍光表示管(VFD)、14…制御回路、15…グリッド制御回路、18…操作表示部、131…フィラメント(カソード)、132…グリッド電極、133…アノード電極、TBAT1…電源端子、TACC2…アクセサリ信号入力端子、TLIG3…ライト信号入力端子、TGND4…基準電位接続端子、R1〜R6…抵抗素子、C1〜C3…キャパシタ、Z1〜Z4…定電圧ダイオード、CRY…水晶発振器、151…コンパレータ、Q151,Q152…スイッチングトランジスタ、R151〜R157…抵抗素子、D151,D152…ダイオード。

Claims (3)

  1. カソード電極を形成するフィラメント、グリッド電極、および前記フィラメントから出力される熱電子を前記グリッド電極を介して受けて発光する蛍光体が形成された、複数のセグメント毎に設けられたアノード電極を含む蛍光表示手段と、
    前記蛍光表示手段の駆動時に、前記フィラメントの発生する、熱電子の量を検知し、熱電子が安定したタイミングでグリッド電極に規定の電圧を印加し、複数のセグメントが同時並列的に点灯するように制御するグリッド制御回路と
    を有する表示装置。
  2. 前記グリッド制御回路は、
    前記グリッド電極に接続され、グリッド電流が流れるノードと、
    前記ノード電位と供給される電源電圧に応じた比較電圧とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータ出力によりオン、オフされる前記電源電圧の供給ラインと前記ノードとの間に接続された第1のスイッチと、
    前記コンパレータ出力により前記第1のスイッチと相補的にオン、オフされる前記電源電圧の供給ラインとグリッド電極への接続ラインに接続された第2のスイッチと
    を有する請求項1記載の表示装置。
  3. 前記グリッド制御回路は、電源電圧の供給が開始されて前記ノード電位が前記比較電圧より高いときは前記コンパレータ出力により前記第1のスイッチがオン状態、前記第2のスイッチがオフ状態に保持され、
    熱電子放出安定期に入って、前記ノード電位が前記比較電圧より低くなると、前記コンパレータ出力により前記第1のスイッチがオフ状態、前記第2のスイッチがオン状態に切り替わって前記グリッド電極に規定の電圧を印加する
    請求項2記載の表示装置。
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