JP2007218223A - モータ駆動過給機付きガスエンジン - Google Patents

モータ駆動過給機付きガスエンジン Download PDF

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Abstract

【課題】特に発熱量(カロリー)が変動する燃料ガスを用いるガスエンジンにおいて、エンジン始動時及び負荷運転時における過給機回転数変化に伴う給気系の応答性を改善して、エンジン回転の立ち上がり及び負荷運転時の安定燃焼を実現可能としたモータ駆動過給機付きガスエンジンを提供する。
【解決手段】可変速モータ駆動過給機付きガスエンジンにおいて、エンジンに供給される燃料ガスの発熱量及びエンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量を算出し、前記最適燃料ガス量と給気圧力検出値及び給気温度検出値に基づき算出された実空気量(実際の空気量)とに適合する過給機の最適回転数(最適過給機回転数)を算出し、該最適過給機回転数になるように電動モータを制御するモータコントローラを有してなることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、過給機付きガスエンジンにおいて、特に低発熱量の燃料ガスを用いるガスエンジンに適用され、エンジンに給気を圧送するコンプレッサをそなえた過給機に該過給機を駆動する電動モータを連結してなるモータ駆動過給機付きガスエンジンに関する。
排気ターボ過給機をそなえたガスエンジンにおいて、廃棄物ガス等の組成や発熱量(以下カロリーという)が変動する燃料ガスを用いる場合、エンジンの燃焼状態が変動し、これにより排気エネルギーの変動によって排気ターボ過給機の過給機回転数が変動し、該過給機回転数の変動によってエンジンへの給気の圧力変動が発生し、この給気圧力変動およびこれに伴う給気量変動によって、エンジンの安定燃焼が行われなくなるという事態が発生し易くなる。
かかる問題に対処するため、過給機に通路面積調整用の排気バイパス弁付きの排気バイパス通路を設ける手段、給気通路に通路面積調整用の給気バイパス弁付きの給気バイパス通路を設ける手段等が提供されている。
また、特許文献1(特開2000−45812号公報)には、発電機とモータとに切り換え可能な回転電機を過給機のタービンとコンプレッサとの間に介装し、燃費最小の回転数から要求トルクを決定し、この要求トルクになるように回転電機を発電機あるいはモータとに切り換え、その容量を制御するモータ駆動過給機付きガスエンジンが示されている。
特開2000−45812号公報
しかしながら、前述の過給機に通路面積調整用の排気バイパス弁付きの排気バイパス通路を設ける手段、及び給気通路に通路面積調整用の給気バイパス弁付きの給気バイパス通路を設ける手段では、間接的に過給機回転数を制御することになるため、応答性が低く、急激なエンジンの負荷変動に対してはエンジンへの給気量が追従できず、安定燃焼が阻害される。
また、前記特許文献1には、過給機のタービンとコンプレッサとの間に発電機とモータとに切り換え可能な回転電機を介装して、燃費最小の回転数への要求トルクになるように回転電機を発電機あるいはモータとに切り換え、その容量を制御するモータ駆動過給機付きガスエンジンが示されているにとどまり、発熱量(カロリー)が変動する燃料ガスを用いる場合において、エンジンの燃焼状態の変動による排気ターボ過給機の過給機回転数の変動に伴うエンジンの給気圧力変動および給気量変動を回避し、特にエンジン始動時の安定燃焼を実現する手段については示されていない。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、特に発熱量(カロリー)が変動する燃料ガスを用いるガスエンジンにおいて、エンジン始動時及び負荷運転時における過給機回転数変化に伴う給気系の応答性を改善して、エンジン回転の立ち上がり及び負荷運転時の安定燃焼を実現可能としたモータ駆動過給機付きガスエンジンを提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、エンジンに給気を圧送するコンプレッサをそなえた過給機に該過給機を駆動する電動モータを連結してなるモータ駆動過給機付きガスエンジンにおいて、前記電動モータを可変速電動モータで構成するとともに、前記エンジンの給気圧力を検出する給気圧力センサ及び給気温度を検出する給気温度センサを設け、さらに、前記エンジンに供給される燃料ガスの発熱量及び該エンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量を算出し、前記最適燃料ガス量と前記給気圧力センサ及び給気温度センサからの給気圧力検出値及び給気温度検出値に基づき算出された実空気量(実際の空気量)とに適合する前記過給機の最適回転数(最適過給機回転数)を算出し、該最適過給機回転数になるように前記電動モータを制御するモータコントローラを有してなることを特徴とする(請求項1)。
かかる発明において、具体的には次のように構成するのが好ましい。
(1)前記モータコントローラは、前記燃料ガスの発熱量及び前記エンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量がマップ状に設定された最適燃料ガス量設定手段、並びに、前記最適燃料ガス量及びエンジンの空気量に対応する最適過給機回転数がマップ状に設定された過給機回転数設定手段をそなえ、前記最適燃料ガス量設定手段から前記エンジンの使用燃料ガスの発熱量及び前記最適熱量に対応するエンジンの最適燃料ガス量を算出し、過給機回転数設定手段から前記最適燃料ガス量及びエンジンの実空気量に対応する前記最適過給機回転数を算出するように構成される(請求項2)。
(2)前記モータコントローラは、前記燃料ガスの発熱量の低下に従い前記最適熱量に対応する最適燃料ガス量を増加し、該最適燃料ガス量の増加に従い前記最適過給機回転数を上昇させるように前記電動モータを制御する(請求項3)。
(3)前記モータコントローラは、前記最適燃料ガス量と前記実空気量とにより該最適燃料ガス量に対応する実空燃比を算出し、該実空燃比と予め設定された基準空燃比との偏差により前記最適過給機回転数を補正するように構成されてなる(請求項4)。
また、かかる発明は、次のような燃料ガス及び空気の供給方式をそなえたモータ駆動過給機付きガスエンジンに適用できる。
(1)前記給気を予め燃料ガスと空気とを予混合した予混合気に生成して前記コンプレッサに送り込むように構成したモータ駆動過給機付きガスエンジン(請求項5)。
(2)前記コンプレッサ入口の給気を空気で構成し、該コンプレッサ出口側で加圧空気に燃料ガスを混合させた給気をエンジンに供給するように構成したモータ駆動過給機付きガスエンジン(請求項6)。
(3)前記電動モータを可変速電動モータで構成するとともに前記給気を燃料ガスで構成して前記コンプレッサに導入せしめ、前記エンジンの給気圧力を検出する給気圧力センサ及び給気温度を検出する給気温度センサを設け、さらに、前記燃料ガスの発熱量及び前記エンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量である基準給気量(必要給気量)を算出し、前記給気圧力センサ及び給気温度センサからの給気圧力検出値及び給気温度検出値に基づき実給気量(実際の給気量)を算出し、前記実給気量と基準給気量との偏差により最適過給機回転数を補正し、この補正最適過給機回転数になるように電動モータを制御するモータコントローラを有してなるモータ駆動過給機付きガスエンジン(請求項7)。
(4)前記過給機出口側の給気通路に前記燃料ガスとは別系統の追加燃料ガスを供給する追加燃料ガス供給手段を設け、前記モータコントローラは前記最適過給機回転数を前記追加燃料ガス供給量に対応する量だけ上昇せしめるように電動モータを制御することを特徴とするモータ駆動過給機付きガスエンジン(請求項8)。
また、前記過給機を、エンジンの排ガスにより駆動されるタービンに発電機を連結し、前記発電機の発電電力により前記コンプレッサに直結された電動モータを回転駆動するようにされた排気ターボ過給機で構成するのが最も好適である(請求項9)。
本発明によれば、可変速電動モータで過給機を直結駆動するモータ駆動過給機付きガスエンジンにおいて、モータコントローラによって、最適燃料ガス量設定手段にエンジンに供給される燃料ガスの発熱量及び該エンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量をマップ状に設定するとともに、過給機回転数設定手段に前記最適燃料ガス量及びエンジンの空気量に対応する最適過給機回転数をマップ状に設定し、エンジンの使用燃料ガスの発熱量及び前記最適熱量に対応するエンジンの最適燃料ガス量を前記最適燃料ガス量設定手段から算出し、前記過給機回転数設定手段から前記最適燃料ガス量の算出値及びエンジンの実空気量検出値に対応する前記最適過給機回転数を算出して、前記可変速電動モータを過給機回転数が前記最適過給機回転数になるように制御するので、可変速電動モータによって、過給機の回転数を、使用燃料ガスの発熱量及び最適熱量から算出した最適燃料ガス量と実空気量とに対応した最適回転数に自在に変化させて運転することができる。
これにより、前記(1)〜(4)のいかなる燃料ガス−空気供給方式であっても、エンジンの始動時及び負荷運転時において、過給機の回転数を可変速電動モータによって燃料ガスの発熱量及び最適熱量に応じた最適回転数に迅速に変化させて保持できることとなり、低発熱量の燃料ガス(低カロリーガス)や発熱量が変動する燃料ガスの使用時においても、特にエンジンの始動時における回転の立ち上がりが迅速となり、エンジン始動時及び負荷運転時における過給機回転数変化に伴う給気系の応答性を改善でき、始動時及び負荷運転時の全運転域において安定燃焼を実現できる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の第1〜第5実施例に係る過給機付きガスエンジンの全体構成図(系統図)である。
図1において、1はエンジン(ガスエンジン)、2はピストン、3はクランク軸、4はシリンダ、70は燃焼室、7は給気ポート、5は該給気ポート7と燃焼室70との間を開閉する給気弁、8は排気ポート、6は該排気ポート8と燃焼室70との間を開閉する排気弁である。11はパイロット燃料ガスを燃焼室70内に噴射して着火せしめる着火装置である。
40は過給機で、エンジン1の排ガスにより駆動されるタービン42にタービン発電機20を連結するとともに、前記エンジン1に給気を圧送するコンプレッサ41に該コンプレッサ41を駆動する可変速電動モータからなる電動モータ21を連結し、前記タービン発電機20と電動モータ21を電気的に接続し(29は接続回線)、タービン発電機20での発電電力で電動モータ21を駆動するように構成している。
10は前記排気ポート8と前記タービン42のガス入口とを接続する排気管、9は前記コンプレッサ41の給気出口と前記給気ポート7とを接続する給気管である。17は空気管、18は燃料ガス管、19は該燃料ガス管18のガス通路面積を調整するガス量調整弁、15は前記空気管17を通った空気と前記燃料ガス管18を通った燃料ガスとを混合するガスミキサーである。14は前記ガスミキサー15と前記コンプレッサ41の給気入口とを接続する給気管である。13は前記タービン42の排ガス出口に接続される排ガスの排出管である。
100は後述する演算、制御を行ない、その結果により前記電動モータ21を運転、制御するモータコントローラである。32は前記給気ポート7における給気圧力を検出する給気圧力センサ、33は前記給気ポート7における給気温度を検出する給気温度センサである。46は前記燃料ガス管18に取付けられて燃料ガス流量を計測する燃料流量計である。前記給気圧力センサ32からの給気圧力の検出値、前記給気温度センサ33からの給気温度の検出値、及び前記燃料流量計46からの燃料ガス流量の計測値は前記モータコントローラ100に入力される(尚、前記燃料流量計46は省略してもよい)。
47は使用燃料ガスの種類及び発熱量を前記モータコントローラ100に入力する燃料種別入力手段である。
かかるガスエンジンの運転時において、前記ガスミキサー15で予混合された空気と燃料ガスガスとの混合気(給気)は給気管14と経て過給機40のコンプレッサ41に導入される。該コンプレッサ41は前記電動モータ21により後述するように回転数(過給機回転数)を制御されて前記混合気(給気)を所要の給気圧力に加圧する。この給気は給気管9及び給気ポート7を通って給気弁5に達し、該給気弁5が所定時期に開弁せしめられるのに伴い燃焼室70内に導入され、前記ピストン2の圧縮及び着火装置11からの着火動作(パイロット燃料ガスの噴射等)によって着火燃焼せしめられる。
該燃焼室2からの排ガスは、排気弁6の開弁によって排気ポート8及び排気管10を通って過給機40のタービン42に導入されて該タービン42を駆動した後、排出管13を通って図示しない排ガス熱回収装置等に送り込まれる。
前記タービン42によって前記タービン発電機20が駆動され、発生電力が接続回線29を介して前記電動モータ21に電送され、該電動モータ21が回転駆動される。
次に、図2に基づき、本発明の第1実施例に係るモータ駆動過給機付きガスエンジンの制御動作を説明する。
図2は、本発明の第1実施例に係るモータ駆動過給機付きガスエンジンの制御ブロック図であり、図2において、前記給気圧力センサ32からのエンジン1の記給気圧力の検出値及び前記給気温度センサ33からのエンジン1の給気温度の検出値は、前記モータコントローラ100の実空気量算出部101に入力される。該エンジン1の実際の空気量即ち実空気量は、給気圧力及び給気温度と比例関係にあり、実空気量算出部101においては前記給気圧力の検出値Ps及び給気温度の検出値Tsとエンジンの行程容積Vhとを用いて実空気量Waを算出する。この実空気量Waはコンプレッサ必要回転数算出部107に入力される。
また、前記燃料種別入力手段47からの使用燃料ガスの種類及び発熱量は、前記モータコントローラ100のウォームアップ熱量算出部102に入力される。103はウォームアップ熱量設定部で、燃料ガスの発熱量(q)毎に前記エンジン1の始動時において所定回転数に達するまでの必要熱量即ちウォームアップ熱量が設定されている。
前記ウォームアップ熱量算出部102においては、前記燃料種別入力手段47からの使用燃料ガスの種類及び発熱量に相当するウォームアップ熱量即ち最適熱量を算出し、燃料量算出部104に入力する。
105は燃料量設定部で、図3のように、ウォームアップの最適熱量E(ウォームアップ熱量)と該最適熱量Eに対応する最適燃料ガス量Wfとの関係が、燃料ガスの発熱量qをパラメータにしてマップ状に設定されている。即ち、該燃料量設定部105においては、前記燃料ガスの発熱量qの低下Qf4→Qf3→Qf2→Qf1に従い前記最適熱量Eに対応する最適燃料ガス量Wfを増加して、最適熱量Eを確保するように設定されている。
前記燃料量算出部104においては、前記燃料種別入力手段47からの使用燃料ガスの燃料発熱量qとエンジンの最適熱量E(ウォームアップ熱量)とに対応する最適燃料ガス量Wfを算出(抽出)して、コンプレッサ必要回転数算出部107に入力する。
108はコンプレッサ回転数/燃料、空気量設定部で、図4のように、エンジン1の空気量Waと該空気量Waに対応するコンプレッサ最適回転数Ncとの関係が、前記最適燃料ガス量Wfをパラメータにしてマップ状に設定されている。即ち、該コンプレッサ回転数/燃料、空気量設定部108においては、前記最適燃料ガス量Wfの増加Wf1→Wf2→Wf3→Wf4に従い前記コンプレッサ最適回転数Ncを上昇させて、給気量を増加するように設定されている。
前記コンプレッサ必要回転数算出部107においては、前記実空気量算出部101からの実給気量Waと前記最適燃料ガス量Wfとに対応するコンプレッサ最適回転数Ncを算出(抽出)して、電動モータ21の回転数を前記コンプレッサ最適回転数Ncに制御する。
かかる第1実施例によれば、モータコントローラ100によって、最適燃料ガス量設定手段を構成する燃料量設定部105に、エンジン1に供給される燃料ガスの発熱量q及び該エンジン1の始動時を含む運転時の最適熱量Eに対応する最適燃料ガス量Wfをマップ状に設定するとともに、過給機回転数設定手段を構成するコンプレッサ回転数/燃料、空気量設定部108に前記最適燃料ガス量Wf及びエンジンの実空気量Waに対応する最適過給機回転数Ncをマップ状に設定し、エンジン1の使用燃料ガスの発熱量q及び前記最適熱量Eに対応するエンジンの最適燃料ガス量Wfを前記最適燃料ガス量設定手段を構成する燃料量設定部105から算出し、前記過給機回転数設定手段を構成するコンプレッサ回転数/燃料、空気量設定部108から前記最適燃料ガス量Wfの算出値及びエンジンの実空気量Wa検出値に対応する前記最適過給機回転数Ncを算出して、前記可変速の電動モータ21を過給機回転数つまりコンプレッサ41の回転数が前記最適過給機回転数Ncになるように制御するので、前記可変速の電動モータ21によって、過給機40の回転数を、使用燃料ガスの発熱量q及び最適熱量Eから算出した最適燃料ガス量Wfと実空気量Waとに対応した最適回転数に自在に変化させて運転することができる。
これにより、エンジン1の始動時及び負荷運転時において、過給機40の回転数を可変速の電動モータ21によって燃料ガスの発熱量q及び最適熱量Eに応じた最適回転数Ncに迅速に変化させて保持できることとなり、低発熱量の燃料ガス(低カロリーガス)や発熱量の変動の大きい燃料ガスの使用時においても、特にエンジン1の始動時における回転の立ち上がりが迅速となり、エンジン始動時及び負荷運転時における過給機回転数変化に伴う給気系の応答性を改善でき、始動時及び負荷運転時の全運転域において安定燃焼を実現できる。
かかる第2実施例では、図2の制御ブロック図において、前記実空気量算出部101で算出された実空気量Wa、及び前記燃料量算出部104で算出された最適燃料ガス量Wfを空燃比算出部106に入力する。該空燃比算出部106においては、前記最適燃料ガス量Wfと前記実空気量Waとにより該最適燃料ガス量Wfに対応する実空燃比を算出して空燃比偏差算出部110に入力する。
111は基準空燃比設定部で、前記エンジンの所要空燃比(基準空燃比)がエンジン負荷あるいはエンジン回転数毎に設定されている。
前記空燃比偏差算出部110においては、図示しないエンジン負荷あるいはエンジン回転数検出手段からのエンジン負荷あるいはエンジン回転数の検出信号を受けて、現運転時のエンジン負荷あるいはエンジン回転数に対応する基準空燃比(所要空燃比)を算出し、前記空燃比算出部106からの実空燃比の算出値と比較し、その空燃比偏差を補正コンプレッサ回転数算出部109に入力する。
補正コンプレッサ回転数算出部109においては、前記コンプレッサ必要回転数算出部
107からのコンプレッサ最適回転数Ncを、前記空燃比偏差に基づき該空燃比偏差相当分だけ増減して補正する。即ち、前記実空燃比が基準空燃比よりも燃料リッチになっている場合には前記コンプレッサ最適回転数Ncを上昇させて空気量を増加し、前記実空燃比が基準空燃比よりも燃料リーンになっている場合には前記コンプレッサ最適回転数Ncを下降させて空気量を減少することにより、エンジン1の空燃比を前記基準空燃比になるように保持する。
前記補正コンプレッサ回転数算出部109は、前記のようにして補正された補正コンプレッサ回転数Nc1になるように、電動モータ21の回転数を制御する。
かかる第3実施例によれば、コンプレッサ最適回転数Ncを、さらに、実空燃比と基準空燃比(所要空燃比)との空燃比偏差で補正することによって、エンジン運転時の所要空燃比に適合したコンプレッサ回転数が得られ、コンプレッサ回転数の制御精度が向上する。
この第3実施例においては、図1において、ガス量調整弁19を備えた燃料ガス管18を給気管9に接続し、コンプレッサ41に空気のみを供給し、該コンプレッサ41で圧縮された空気に該コンプレッサ41出口側で燃料ガスを混合させた給気をエンジンに供給するように構成されたガスエンジンに本発明を適用している。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、第1実施例と同様な作用効果を奏する。
この第4実施例においては、図1において、廃棄物ガス等の低発熱量ガスを燃料とするガスエンジンに適用され、ガス量調整弁19を備えた燃料ガス管18をコンプレッサ41の吸入口に直接接続し、該低発熱量ガスをコンプレッサ41で加圧してエンジンに供給するようにしたガスエンジンに本発明を適用している。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、第1実施例と同様な作用効果を奏する。
この第5実施例においては、図1において、前記給気管9の途中で、追加燃料を供給する追加燃料供給手段45を設け、前記第4実施例のように、燃料ガスとして低発熱量ガスを使用する場合に、給気中に都市ガス等の別系統からの燃料ガスを供給して低発熱量ガスの燃焼促進を図るようにしたガスエンジンに本発明を適用している。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、第1実施例と同様な作用効果を奏する。
本発明によれば、特に発熱量(カロリー)が変動する燃料ガスを用いるガスエンジンにおいて、エンジン始動時及び負荷運転時における過給機回転数変化に伴う給気系の応答性を改善して、エンジン回転の立ち上がり及び負荷運転時の安定燃焼を実現可能としたモータ駆動過給機付きガスエンジンを提供できる。
本発明の第1〜第5実施例に係る過給機付きガスエンジンの全体構成図(系統図)である。 本発明の第1実施例に係るモータ駆動過給機付きガスエンジンの制御ブロック図である。 前記第1実施例における最適燃料ガス量の算出線図である。 前記第1実施例におけるコンプレッサ最適回転数の算出線図である。
符号の説明
1 エンジン(ガスエンジン)
2 ピストン
3 クランク軸
4 シリンダ
5 給気弁
6 排気弁
7 給気ポート
8 排気ポート
9 給気管
10 排気管
11 着火装置
15 ガスミキサー
17 空気管
18 燃料ガス管
19 ガス量調整弁
20 タービン発電機
21 電動モータ
32 給気圧力センサ
33 給気温度センサ
40 過給機(排気ターボ過給機)
41 コンプレッサ
42 タービン
45 追加燃料供給手段
46 燃料流量計
47 燃料種別入力手段
70 燃焼室
100 モータコントローラ

Claims (9)

  1. エンジンに給気を圧送するコンプレッサをそなえた過給機に該過給機を駆動する電動モータを連結してなるモータ駆動過給機付きガスエンジンにおいて、前記電動モータを可変速電動モータで構成するとともに、前記エンジンの給気圧力を検出する給気圧力センサ及び給気温度を検出する給気温度センサを設け、さらに、前記エンジンに供給される燃料ガスの発熱量及び該エンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量を算出し、前記最適燃料ガス量と前記給気圧力センサ及び給気温度センサからの給気圧力検出値及び給気温度検出値に基づき算出された実際の空気量である実空気量とに適合する前記過給機の最適回転数である最適過給機回転数を算出し、該最適過給機回転数になるように前記電動モータを制御するモータコントローラを有してなることを特徴とするモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  2. 前記モータコントローラは、前記燃料ガスの発熱量及び前記エンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量がマップ状に設定された最適燃料ガス量設定手段、並びに、前記最適燃料ガス量及びエンジンの空気量に対応する最適過給機回転数がマップ状に設定された過給機回転数設定手段をそなえ、前記最適燃料ガス量設定手段から前記エンジンの使用燃料ガスの発熱量及び前記最適熱量に対応するエンジンの最適燃料ガス量を算出し、前記過給機回転数設定手段から前記最適燃料ガス量及びエンジンの実空気量に対応する前記最適過給機回転数を算出するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  3. 前記モータコントローラは、前記燃料ガスの発熱量の低下に従い前記最適熱量に対応する最適燃料ガス量を増加し、該最適燃料ガス量の増加に従い前記最適過給機回転数を上昇させるように前記電動モータを制御することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  4. 前記モータコントローラは、前記最適燃料ガス量と前記実空気量とにより該最適燃料ガス量に対応する実空燃比を算出し、該実空燃比と予め設定された基準空燃比との偏差により前記最適過給機回転数を補正するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  5. 前記給気を予め燃料ガスと空気とを予混合した予混合気に生成して前記コンプレッサに送り込むように構成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載のモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  6. 前記コンプレッサ入口の給気を空気で構成し、該コンプレッサ出口側で加圧空気に燃料ガスを混合させた給気をエンジンに供給するように構成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載のモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  7. エンジンに給気を圧送するコンプレッサをそなえた過給機に該過給機を駆動する電動モータを連結してなるモータ駆動過給機付きガスエンジンにおいて、前記電動モータを可変速電動モータで構成するとともに前記給気を燃料ガスで構成して前記コンプレッサに導入せしめ、前記エンジンの給気圧力を検出する給気圧力センサ及び給気温度を検出する給気温度センサを設け、さらに、前記燃料ガスの発熱量及び前記エンジンの始動時を含む運転時の最適熱量に対応する最適燃料ガス量である基準給気量を算出し、前記給気圧力センサ及び給気温度センサからの給気圧力検出値及び給気温度検出値に基づき実際の給気量である実給気量を算出し、前記実給気量と基準給気量との偏差により最適過給機回転数を補正し、この補正最適過給機回転数になるように電動モータを制御するモータコントローラを有してなることを特徴とするモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  8. 前記過給機出口側の給気通路に前記燃料ガスとは別系統の追加燃料ガスを供給する追加燃料ガス供給手段を設け、前記モータコントローラは前記最適過給機回転数を前記追加燃料ガス供給量に対応する量だけ上昇せしめるように電動モータを制御することを特徴とする請求項7に記載のモータ駆動過給機付きガスエンジン。
  9. 前記過給機が、エンジンの排ガスにより駆動されるタービンに発電機を連結し、前記発電機の発電電力により前記コンプレッサに直結された電動モータを回転駆動するように構成された排気ターボ過給機からなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかの項に記載のモータ駆動過給機付きガスエンジン。
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