JP2007217169A - 無線タグを用いた情報管理方法 - Google Patents

無線タグを用いた情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の物品に付された無線タグの固有IDを一括読み取りした際に、読み取り漏れが発生した無線タグが付された物品を容易に発見し、確実に物品の管理情報と無線タグの固有IDとを関連付けるための無線タグを用いた情報管理方法を提供する。
【解決手段】例えば、整理番号が昇順に付された複数の書類Diに、連続する固有IDを有する無線タグ14を番号順に取り付け、その固有IDを一括読み取りする。書類Diの数と読み取られた固有IDの数とが一致せず、かつ、読み取られた固有IDに不連続部が存在する場合に、この不連続部の書類に付された無線タグのみの固有IDを読み取る。この読み取り結果が一括読み取りでの固有IDの不連続を解消する場合に、複数の書類Diの整理番号に、順次、連続する固有IDを1対1で関連付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線タグの固有ID番号と管理対象物の管理情報とを関連付けるための無線タグを用いた情報管理方法に関する。
近年、固有のID番号が設定されるとともに、情報の記録および書き換えが可能なメモリエリアを有し、無線を利用して非接触でIDの読み出しや任意の情報の書き込み及び読み出しができる無線タグが、物品の流通管理等に利用されている。
従来の無線タグを用いた物品管理方法の一例として、ファイルバインダ(パイプファイルやリングファイル等の書類を綴じるもの)に綴じられた複数の書類(文書ファイル)のそれぞれに無線タグを取り付ける場合の作業フローを図5に示す。ここで、各書類の表紙には整理番号が付されており、その整理番号はコンピュータのデータベースに登録されているとする。そのデータベースには、各整理番号に対応する管理情報も記憶されている。
作業者は、最初にファイルバインダ90を開いて全ての書類91を取り出す。無線タグ92はパッケージシート93に貼り付けられているので、作業者は、書類91の表紙を見つけ出して、各表紙に無線タグ92を貼り付けていく。作業者は、データベースにアクセスできるパーソナルコンピュータ94で、書類91の整理番号と無線タグ92の固有管理番号とを関連付けするためのアプリケーションソフトを起動させる。これにより、例えば、このパーソナルコンピュータ94のディスプレイに整理番号の一覧が表示される。作業者は処理しようとしている書類91の整理番号を選択し、無線タグ92が貼り付けられた書類91をIDリーダ95に載置する。IDリーダ95がその固有IDが読み取ると、書類91の整理番号とその書類に貼り付けられた無線タグ92のID番号との関連付けが行われ、データとして保存される。作業者はこのような作業を全ての書類91について繰り返し、作業が終了したら書類をファイルバインダ90に綴じる。その後、例えば、ファイルバインダ90は流通過程に乗せられる。
このような方法では、各物品に取り付けられた無線タグの固有IDと、各物品の管理情報とを正確に関連付けすることができるが、例えば量産される工業製品のように、処理対象となる物品の数が多くなると、作業時間が極めて長くなるという問題がある。
このような問題を解決する方法として、複数の物品にそれぞれ取り付けられた無線タグの固有IDを一括して読み取る方法がある。しかし、この方法では、一部の無線タグの固有IDが読み取られずに、物品数と固有ID数とが合致しない不整合が生じることがあり、その場合には、読み取られていない固有IDが付された物品を確定するために、再び個別判定を行う必要が生じる等して長い時間が必要になる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、複数の物品に取り付けられた無線タグの固有IDを一括読み取りする場合に、読み取り漏れが発生した無線タグが付された物品を容易に発見し、確実に物品の管理情報と無線タグの固有IDとを関連付けることができる無線タグを用いた情報管理方法を提供する。
本発明の請求項1によれば、所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に,連続する固有IDを有する無線タグを,これらの番号順に取り付け,これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず,かつ,読み取られた固有IDに不連続部が存在する場合に,この不連続部の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、この読み取り結果が前記固有IDの不連続を解消する場合に,前記複数の物品の整理番号に,順次,連続する固有IDを1対1で関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法が提供される。
本発明の請求項2によれば、所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に,連続する固有IDを有する無線タグを,これらの番号順に取り付け,これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず,かつ,読み取られた固有IDに不連続部が存在する場合に,この不連続部の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、前記不連続部の物品に付された無線タグの固有IDを読み取ることができない場合に,当該物品を除く他の物品の整理番号に前記一括読み取りにより得られた固有IDを順次1対1で関連付け,当該物品には新たな無線タグを取り付けてその固有IDと当該物品の整理番号とを関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法が提供される。
本発明の請求項3によれば、所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に,連続する固有IDを有する無線タグを,これらの番号順に取り付け,これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず,かつ,読み取られた固有IDが連続している場合に,前記複数の物品のうち最前の整理番号の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、前記最前の整理番号の物品に付された無線タグの固有IDが先の一括読み取りで得られた固有IDと一致する場合に,前記複数の物品のうち最後の整理番号の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、前記最後の整理番号の物品に付された無線タグの固有IDが先の一括読み取りで得られた最後の固有IDの次の番号である場合に,こうして得られる連続した固有IDを前記複数の物品の整理番号に順次1対1で関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法が提供される。
本発明の請求項4によれば、所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に,連続する固有IDを有する無線タグを,これらの番号順に取り付け,これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず,かつ,読み取られた固有IDが連続している場合に,前記複数の物品のうち最前の整理番号の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、前記最前の整理番号の物品に付された無線タグの固有IDが先の一括読み取りで得られた固有IDの最初の番号の前の番号である場合に,こうして得られる連続した固有IDを前記複数の物品の整理番号に順次1対1で関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法が提供される。
本発明によれば、物品の整理番号と物品に付された無線タグの固有IDとを関連付ける情報管理を行う場合に、複数の物品にそれぞれ付された無線タグの固有IDを一括して読み取ることにより、作業時間を短縮させることができる。そして、固有IDの読み取り漏れが発生して、物品数と読み取られた固有IDの数とが一致しない場合には、固有IDの読み取りができなかった無線タグおよびその物品を迅速に発見して、物品の整理番号に無線タグの固有IDを確実に関連付けることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。ここでは、パイプファイルに複数の書類が綴じられており、各書類に無線タグを取り付けて、各書類の整理番号と無線タグの固有IDとを関連付けする場合について説明する。
図1,図2は無線タグを用いた情報管理方法の概略の作業フローを模式的に示す図である。図1は書類への無線タグの取り付け方法を示しており、図2は、書類の整理番号と無線タグの固有IDとの関連付け方法を示している。
図1に示されるように、ファイルバインダ(パイプファイルやリングファイル等の書類を綴じ込んで保管するものをいう)10にはn個の書類Di(i=1,2,・・・,n)が綴じられている。書類Diには、1頁のみからなるものもあれば、複数頁からなるものもある。書類Diには個々に整理番号が付されている。その整理番号は、図2に示されるように、‘A−BC−D0001’から始まり、下4桁の数字が異なるものとする。このような整理番号は、例えば、書類Diの表紙に記載されている。
書類Diの整理番号は、1頁からなる書類ではその頁に、複数頁からなる書類であっても表紙がない書類ではその1頁目に、記載されている。また、複数の書類Diは、整理番号を昇順にして、ファイルバインダ10に綴じられているものとする。「整理番号を昇順にして」とは、ファイルバインダ10を表側から裏側にめくっていくと整理番号の下4桁の数字が大きくなる順番をいう。整理番号は必ずしも連番である必要はなく、途中に番号の飛んでいる部分があってもよい。また、書類Diの管理情報(つまり、書類の整理番号とその概略内容等)は、所定のデータベースDB(図2参照)に登録されているものとする。
なお、複数の書類Diは、整理番号を降順(つまり、ファイルバインダ10を表側から裏側にめくっていくと整理番号の下4桁の数字が小さくなる順番)にして、ファイルバインダ10に綴じられていてもよい。
作業者は、このファイルバインダ10を表側から逐次めくり、整理番号が付されている書類Diの表紙を見つけて、その表紙の所定位置に無線タグ14を貼り付ける。通常、無線タグ14はその固有ID順にパッケージシート12に整列貼付されているので、作業者は、無線タグ14をこの固有ID順にパッケージシート12から剥がして、各書類の表紙に貼り付ける。
ここで、書類Diの表紙の見落としはないものとする。また、無線タグ14をパッケージシート12から剥がして書類Diに貼り付けた時点では、その固有IDを作業者は認識することができないとする。その理由として、例えば、無線タグ14またはパッケージシート12に固有IDが印刷されていない、無線タグ14の粘着面に固有IDが印刷されている、無線タグ14に固有IDは印刷されているが、その文字が小さいために、貼り付け作業時には固有IDを認識しないことが常である等が挙げられる。
次に、書類Diの整理番号と無線タグ14の固有IDとを関連付けるための作業を行う。この作業は、図2に示されているように、コンピュータ(以下「PC」と記す)とIDリーダ16とを有するコンピュータシステム18を用いて行う。PCはデータベースDBにアクセス自在であり、データベースDBに記憶されているデータを表示するためのアプリケーションソフトを備えている。
例えば、ファイルバインダ10にも整理番号が付されており、このアプリケーションソフトを起動させると、その整理番号を選択するための画面が現れ、これにしたがって、ファイルバインダ10の整理番号を選択すると、自動的に、ファイルバインダ10に綴じられた書類Diの整理番号が表示される。その結果、図2に示すように、下4桁が0001,0002,0004,0007,・・・0051,0052,0053,・・・,0105,0110の合計75個(n=75)の書類Diがファイルバインダ10に綴じられていることが確認されたものとする。
なお、データベースDBに記憶されているデータを表示するためのアプリケーションソフトとしては、作業者が指定する範囲の書類Diの整理番号であって、データベースDBに記憶されているものがPCのディスプレイに表示され、作業者がファイルバインダ10に綴じられた書類Diの整理番号を確認して選択することで、n(=75)個の整理番号を確定させるものであってもよい。
全ての書類Diはファイルバインダ10に綴じられたままとなっているので、このファイルバインダ10をIDリーダ16に載置し、PCから無線タグの固有IDを読み取るための指令を出す。こうして、ファイルバインダ10に綴じられた書類Diに貼り付けられた無線タグ14のIDが読み取られ、PCのディスプレイに表示される。この表示を見ることで作業者は初めて固有IDを認識する。ここでは、無線タグ14の固有IDは、‘0100−0021’から始まり、下4桁は昇順番号であったとする。
上述した作業工程から明らかなように、複数の書類Diの整理番号は昇順となっており、書類Diに貼り付けられた無線タグ14の固有IDも昇順番号となっているので、アプリケーションソフトは、読み取った固有IDと書類Diの整理番号とを1:1で昇順で対応させた関連付けを行い、その結果がPCのディスプレイに表示される。全ての無線タグ14の固有IDが読み取られていれば、全ての書類Diの各整理番号に各固有IDが関連付けされていることになるので、これで作業は終了する。
これに対して、無線タグ14の読み取り漏れが発生する場合がある。図2に示されるように、読み取られた固有IDの数が74個となってしまい、1個の固有IDが不足するという結果が得られた場合には、最後の書類‘A−BC−D0110’に対応する無線タグ14がないという表示がPCのディスプレイに現れる。この場合には、書類Diの整理番号と無線タグ14の固有IDとの関連付けの結果を修正する必要が生じる。
図3に、図2に示した通りに書類Diの整理番号と無線タグ14の固有IDとの間に不整合が生じた場合の修正方法を模式的に示す。ここでは、作業者は、固有IDの番号は連番であることはわかっているので、最初に「抜け」が生じている部分をPCのディスプレイで探し出す。
図3に示すように、整理番号‘A−BC−D0051’に固有ID‘0100−0062’が、整理番号‘A−BC−D0052’に固有ID‘0100−0064’がそれぞれ割り当てられている部分が発見されたならば、整理番号‘A−BC−D0052’に対応する固有IDは本来‘0100−0063’となっていなければならないので、整理番号‘A−BC−D0052’の書類に取り付けられた無線タグの固有IDが読み取られていないことがわかる。
なお、アプリケーションソフトは、読み取った固有IDの抜けを判断し、その抜けに対応する整理番号、つまり上記例では整理番号‘A−BC−D0052’に固有IDを関係付けすることなく「エラー」表示を割り当て、整理番号‘A−BC−D0053’に固有ID‘0100−0064’を割り当てるように構成されていてもよい。このような構成では、読み取り漏れが発生している書類Diを瞬時に発見することができる。
作業員は、この固有IDの抜けを確認した後に、ファイルバインダ10から整理番号‘A−BC−D0052’の書類がバラバラにならないように表紙のみまたは書類一式を取り出して、IDリーダ16に載置する。アプリケーションソフトは、整理番号‘A−BC−D0052’が選択されて、固有IDの修正や変更を行うためのコマンドが実行されると、IDリーダ16で読み取った固有IDを選択された整理番号に割り当てる挿入操作を行い、挿入箇所以降の固有IDを逐次シフトさせる。なお、上述した「エラー」表示がされる場合には、このエラー表示欄に読み取られた固有IDが表示される。このとき、正常な固有ID‘0100−0063’が読み取られたならば、図2の正常終了と同じ画面が表示されて、作業は終了する。
これに対して、無線タグ自体の不良等の原因によって、整理番号‘A−BC−D0052’の書類に付された無線タグの固有IDを読み取ることができない場合には、作業者はその無線タグを取り外して、新たな別の無線タグを貼り付ける。PCでファイルバインダ10に残っている書類の整理番号と各書類に貼り付けられた無線タグの固有IDとを関係付けし、その後、整理番号‘A−BC−D0052’の書類に新たに貼り付けられた無線タグの固有IDをIDリーダ16で読み取り、その固有ID(図3では、“0100−0096”とする)を整理番号‘A−BC−D0052’と関連付ける。その後、作業員はこの整理番号‘A−BC−D0052’の表紙をファイルバインダ10の所定位置に戻して、作業は終了する。
固有IDの番号に「抜け」が生じておらず、連番となっているにもかかわらず、無線タグ14の読み取り漏れが1個発生する場合もある。図4に、この場合の書類Diの整理番号と無線タグ14の固有IDとの間に生じた不整合の修正方法を模式的に示す。
前述したように、無線タグ14の固有IDは、パッケージシート12から取り出された時点では不明である。そのため、図4に示すように、IDリーダ16によって読み取られた無線タグ14の最初の固有IDが‘0100−0022’である場合、それが正しいこともあれば、固有ID‘0100−0021’が読み取られていない場合もある。しかし、いずれの場合でも、最初の書類‘A−BC−D0001’と最後の書類‘A−BC−D0110’にそれぞれ付された無線タグのいずれか一方が読み取られていないということは確かである。
そこで、作業者は、最初の書類‘A−BC−D0001’の表紙をファイルバインダ10から取り出し、これに付された無線タグの固有IDを読み取る。その結果が、書類‘A−BC−D0001’に先に関連付けされた固有ID‘0100−0002’と同じならば、最後の書類‘A−BC−D0110’貼り付けられた無線タグの固有IDが読み取られていないことがわかる。作業者は、最後の書類‘A−BC−D0110’の表紙をファイルバインダ10から取り出し、それに付された無線タグの固有IDを読み取ると、固有ID‘0100−0096’が読み取られる筈であるから、この結果が得られたら、この固有ID‘0100−0096’が整理番号‘A−BC−D0110’と関連付けされ、作業は終了する。
一方、最初の書類‘A−BC−D0001’に付された無線タグの固有IDを読み取った結果、その固有IDが‘0100−0021’であったならば、この最初の書類‘A−BC−D0001’に付された無線タグの固有IDが読み取られていなかったことを作業者は確認することができる。こうして、各書類に固有ID‘0100−0021〜0095’がそれぞれ関連付けされることになる。
なお、図4の説明では、最初の書類‘A−BC−D0001’の無線タグの固有IDの読み取りを先に行ったが、最後の書類‘A−BC−D0110’の無線タグの固有IDの読み取りを先に行っても、同様の結果が得られる。
上記説明は、IDリーダ16による固有IDの読み取り漏れが1カ所の場合であるが、IDリーダ16によって読み取られた固有IDの番号に2カ所の抜けがあって、かつ、固有IDの数が書類の数よりも2つ少ない場合には、最初と最後の書類以外の2つの書類に貼り付けられた無線タグの固有IDが読み取られていないことがわかる。
また、IDリーダ16によって読み取られた固有IDの番号に1カ所の抜けしかないにもかかわらず、固有IDの数が書類の数よりも2つ少ない場合には、最初と最後の書類のいずれか一方と、最初と最後の書類以外の1つ書類に貼り付けられた無線タグの固有IDが読み取られていないことがわかる。
さらに、IDリーダ16によって読み取られた固有IDの番号に抜けがないにもかかわらず、固有IDの数が書類の数よりも2つ少ない場合には、最初と最後の書類の両方の書類に貼り付けられた無線タグの固有IDが読み取られていないことがわかる。
このような場合でも、上記対処法を適用すれば、全ての書類Diの整理番号と無線タグ14の固有IDとの関連付けを行うことができることは言うまでもない。さらに、IDリーダ16によって読み取られた固有IDの番号が3個以上不足している場合も、前記2個の固有IDが不足している場合と同様に考えることができる。
上述の通りにして書類Diの整理番号と無線タグ14の固有IDとが関連付けされたファイルバインダ10に対して、書類の差替(変更)を行う場合には、差替書類に無線タグを貼り付け、PCで差替書類の整理番号を呼び出し、IDリーダ16でその固有IDを読み取る。PCで以下に記す処理を行うためのアプリケーションソフトを起動しその処理を実行する。すなわち、この処理では、ファイルバインダ10に綴じられた書類Diの整理番号および関連付けされた固有IDを呼び出し、差替書類との差替を行う1個の書類を削除するとともに、その書類の位置に差替書類Cの整理番号と固有IDとを挿入する。そして、作業者は、実際にファイルバインダ10での書類差替を行う。
差替書類が複数ある場合には、書類ごとにこの作業を行ってもよい。また、無線タグの固有IDのIDリーダ16による読み取りは複数の差替書類について一括して行ってもよい。さらに、ファイルバインダ10から削除された書類に貼り付けられた無線タグ14の固有IDをIDリーダで読み取って、これらのその後の処理(例えば、廃棄等)を管理することも好ましい。
なお、ファイルバインダ10に新たな書類を挿入(追加)する処理は、上記差替処理において書類の削除を行わない場合と考えることができるので、上記差替処理と同様に、PCとファイルバインダ10とで所定位置に追加書類を追加すればよい。
また、通常であればファイルに綴じられている筈の書類が一時的に取り出されているときに、そのファイルに綴じられた書類に無線タグを取り付けなければならない場合がある。作業者は、データベースDBからファイルバインダ10の書類情報を読み出した際の書類数と貼り付けた無線タグ数との不一致、または、各書類に無線タグを取り付けて固有IDを読み取った結果、読み取り漏れがなく、かつ、固有IDが不足していることのいずれか一方を認識することで、不在ファイルの存在を認識する。このような不在ファイルがある場合、例えば、ダミーの書類を準備してこれに無線タグを取り付けてファイルの書類情報を整理し、後に、上記書類差替の手法を用いて、ダミー書類を不在書類と差し替えればよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であることが理解されるべきである。
例えば、図2で、ファイルバインダ10に綴じられた書類Diの整理番号およびその数(n)が表示されたら、この書類Diの数(n=75)は、パッケージシート12から剥がされた無線タグ14の数と等しくなる筈である。したがって、この時点で、パッケージシート12から剥がされた無線タグ14の数が75個未満である場合には、作業者は書類Diの検出ミスを認識することができる。
または、IDリーダ16によって読み取られた無線タグ14の固有IDに不連続部分がなく、かつ、最初の書類および最後の書類にそれぞれ貼り付けられた無線タグの固有IDの読み取り直しを行っても、読み取られた固有IDが先の読み取り結果と異ならない場合に、作業者は書類Diの検出ミスを認識することができる。
このような場合の処理方法としては、先ず、作業者はファイルバインダ10を再検査して、無線タグ14が貼り付けられていない書類を見つけ出す。次に、作業者は、その書類をファイルバインダ10から取り出し、ファイルバインダ10から取り出した書類の整理番号には固有IDが関係付けされないように、ファイルバインダ10に残っている書類Diの整理番号と無線タグの固有IDとの関連付けを行う。続いて、ファイルバインダ10から取り出した書類について、その整理番号と無線タグの固有IDとの関連付けを行い、その後、その書類をファイルバインダ10に戻せばよい。
上記説明においてはファイルバインダに綴じられた複数の書類にそれぞれ無線タグを貼り付けた場合について説明したが、無線タグを取り付ける対象は、このような書類に限定されるものではなく、広く、物品(工業製品、農産物、食料加工品等)であればよい。また、このような物品に無線タグを貼り付ける作業は機械が行うものでも構わない。
無線タグを用いた情報管理方法の概略作業フローを模式的に示す図。 図1に示す作業フローに続く作業フローを模式的に示す図。 書類の整理番号と無線タグの固有IDとの間に不整合が生じた場合の修正方法を模式的に示す図。 書類の整理番号と無線タグの固有IDとの間に不整合が生じた場合の別の修正方法を模式的に示す図。 無線タグを用いた従来の物品管理方法の一例を示す図。
符号の説明
10…ファイルバインダ、12…パッケージシート、14…無線タグ、16…IDリーダ、18…コンピュータシステム、90…ファイルバインダ、91…書類、92…無線タグ、93…パッケージシート、94…パーソナルコンピュータ、95…IDリーダ、PC…パーソナルコンピュータ、DB…データベース。

Claims (4)

  1. 所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に、連続する固有IDを有する無線タグを、これらの番号順に取り付け、これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、
    前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず、かつ、読み取られた固有IDに不連続部が存在する場合に、この不連続部の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、
    この読み取り結果が前記固有IDの不連続を解消する場合に、前記複数の物品の整理番号に、順次、連続する固有IDを1対1で関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法。
  2. 所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に、連続する固有IDを有する無線タグを、これらの番号順に取り付け、これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、
    前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず、かつ、読み取られた固有IDに不連続部が存在する場合に、この不連続部の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、
    前記不連続部の物品に付された無線タグの固有IDを読み取ることができない場合に、当該物品を除く他の物品の整理番号に前記一括読み取りにより得られた固有IDを順次1対1で関連付け、当該物品には新たな無線タグを取り付けてその固有IDと当該物品の整理番号とを関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法。
  3. 所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に、連続する固有IDを有する無線タグを、これらの番号順に取り付け、これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、
    前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず、かつ、読み取られた固有IDが連続している場合に、前記複数の物品のうち最前の整理番号の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、
    前記最前の整理番号の物品に付された無線タグの固有IDが先の一括読み取りで得られた固有IDと一致する場合に、前記複数の物品のうち最後の整理番号の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、
    前記最後の整理番号の物品に付された無線タグの固有IDが先の一括読み取りで得られた最後の固有IDの次の番号である場合に、こうして得られる連続した固有IDを前記複数の物品の整理番号に順次1対1で関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法。
  4. 所定の整理番号が昇順または降順に付された複数の物品に、連続する固有IDを有する無線タグを、これらの番号順に取り付け、これら複数の物品に付された複数の無線タグの固有IDを一括して読み取る工程と、
    前記複数の物品の数と読み取られた固有IDの数とが一致せず、かつ、読み取られた固有IDが連続している場合に、前記複数の物品のうち最前の整理番号の物品に付された無線タグのみの固有IDを読み取る工程と、
    前記最前の整理番号の物品に付された無線タグの固有IDが先の一括読み取りで得られた固有IDの最初の番号の前の番号である場合に、こうして得られる連続した固有IDを前記複数の物品の整理番号に順次1対1で関連付けることを特徴とする無線タグを用いた情報管理方法。
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