JP2007216552A - 画像形成装置及びWebページファイル取得プログラム - Google Patents

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JP2007216552A JP2006040829A JP2006040829A JP2007216552A JP 2007216552 A JP2007216552 A JP 2007216552A JP 2006040829 A JP2006040829 A JP 2006040829A JP 2006040829 A JP2006040829 A JP 2006040829A JP 2007216552 A JP2007216552 A JP 2007216552A
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Abstract

【課題】設定登録されたアドレス情報に対応したWebページで公開される情報を取得し、ユーザによる保存先の設定の手間なく蓄積し得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】所定のWebページのアドレス情報に基づきWebサーバ側で管理されるWebページにアクセスし、Webページファイルを取得する機能を備えた画像形成装置において、ユーザの要求に応じて、該Webページのアドレス情報を設定登録し、該設定登録手段によるアドレス情報の設定登録に伴い、該アドレス情報に基づきアクセスされる上記Webサーバから取得されるWebページファイルを保存し蓄積するボックスを作成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、所定のWebページファイルのアドレス情報に基づきWebサーバ側で管理されるWebページにアクセスし、Webページファイルを取得する機能を備えた画像形成装置、及び、画像形成装置により実行されるWebページファイル取得プログラムに関する。
周知の通り、インターネットやイントラネット上で公開されているWebページの情報は、常時同じ状態に保たれず、定期的にあるいは非定期的に更新されるものであるが、従来では、過去に公開されていたWebページの情報を任意に閲覧可能とすべく保持するために、印刷装置におけるWebページ情報の提供元であるアドレス情報(URL)の指定に伴い、印刷が自動的に実行される技術が知られている。例えば特開2003−283787号公報には、URL及び印刷条件が指定されるのに伴い、WWW上のニュースサイトのコンテンツ等を含むWebページファイルがダウンロードされ、該Webページファイルに基づき印刷が実行される印刷装置が開示されている。
特開2003−283787号公報
また、従来では、過去に公開されていたWebページの情報を、閲覧のみならず、印刷及び転送用に利用するために、サーバ等の装置におけるURLの指定に伴い、Webページファイルがダウンロードされ、装置内に保存される技術が知られている。しかしながら、従来知られた技術では、ダウンロードされたWebページファイルをサーバに保存させるために、ユーザが保存先を設定する必要があり、例えば、定期的にダウンロードを実行する場合にも、その都度、保存先を設定する必要がある等、面倒な作業を回避し得なかった。更に、サーバ等の装置にダウンロードされたWebページファイルが保存される場合、Webページファイルのセキュリティを確保するには、様々なアプリケーションや設備が必要となり、複雑なシステムとなることがあった。
この発明は、設定登録されたアドレス情報に対応したWebページで公開される情報を取得し、ユーザによる保存先の設定の手間なく、そのセキュリティを確保しつつ蓄積し得る画像形成装置及びWebページファイル取得プログラムを提供することを目的とする。
そこで、本願の請求項1に係る発明は、所定のWebページのアドレス情報に基づきWebサーバ側で管理されるWebページにアクセスし、Webページファイルを取得する機能を備えた画像形成装置において、上記Webページのアドレス情報を設定登録する設定登録手段と、該設定登録手段によるアドレス情報の設定登録に伴い、該アドレス情報に基づき取得されるWebページファイルを保存し蓄積するボックスを作成するボックス作成手段と、を有していることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記ユーザを認証するためのユーザ認証手段を備えており、上記ボックス作成手段は、上記Webページファイルを保存し蓄積するボックスとして、上記ユーザ認証手段により認証されたユーザに対してのみアクセス可能なボックスを作成することを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、上記ボックス作成手段は、上記設定登録手段によるアドレス情報の設定登録に伴い、上記ユーザ認証手段により認証されたユーザがアクセス可能に作成されたボックスが既に存在する場合にも、ユーザの要求に応じて、上記Webページファイルを保存し蓄積するボックスを新規に作成することを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3に係る発明のいずれかにおいて、上記設定登録手段により設定登録されるアドレス情報に対応したWebページへのアクセスについてアクセス権が設定される場合に、該アドレス情報の設定登録に伴い、上記ボックス作成手段は、所定のアクセス権が設定されたボックスを作成することを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4に係る発明のいずれかにおいて、上記Webページファイルが、上記ボックス作成手段により作成されるボックスへの保存前に所定のファイル形式に変換されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項6に係る発明は、上記請求項5に係る発明において、上記Webページファイルが、上記ボックス作成手段により作成されるボックスへの保存前にPDF形式に変換され、上記ボックス作成手段により作成されたボックスには、上記Webページファイルが、上記アドレス情報に基づくWebページへのアクセス毎に1ファイルにまとめられて保存されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項7に係る発明は、上記請求項1〜6に係る発明のいずれかにおいて、上記ボックス作成手段により作成されるボックスには、該ボックスへのWebページファイルの保存に伴い該Webページファイルに基づき印刷を実行する上での印刷条件が関連付けられることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項8に係る発明は、上記請求項7に係る発明において、上記ボックスに関連付けられた印刷条件を反映した印刷の実行後に、ユーザの要求に応じて、印刷対象となったWebページファイルを保存するボックスが削除されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項9に係る発明は、上記請求項1〜8に係る発明のいずれかにおいて、上記ボックス作成手段により作成されたボックスに対して、1つ又は複数のアドレス情報が関連付けられ、該ボックスには、1つ又は複数のアドレス情報に対応したWebページファイルが保存されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項10に係る発明は、上記請求項1〜9に係る発明のいずれかにおいて、上記アドレス情報に基づきWebページファイルを取得し得なくなった場合に、該アドレス情報が関連付けられたボックスの削除の要否についての確認がユーザに対して行われることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項11に係る発明は、上記請求項1〜10に係る発明のいずれかにおいて、上記アドレス情報に基づきWebページファイルを取得し得なくなった場合に、該アドレス情報が関連付けられたボックス内に保存されるWebページファイルがなければ、該ボックスが削除されることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項12に係る発明は、所定のWebページのアドレス情報に基づきWebサーバ側で管理されるWebページにアクセスし、Webページファイルを取得する機能を備えた画像形成装置に、上記Webページのアドレス情報を設定登録する手順と、該アドレス情報の設定登録に伴い、該アドレス情報に基づき取得されるWebページファイルを保存し蓄積するボックスを作成する手順と、を実行させるWebページファイル取得プログラムである。
本願の請求項1に係る発明によれば、画像形成装置において、所定のWebページのアドレス情報の設定登録に伴い、該アドレス情報に対応したWebページファイルを保存し蓄積するためのボックスが自動的に作成されるため、ユーザによるWebページファイルの保存先の設定の手間なく、Webページファイルを取得することができる。また、所定のアドレス情報に基づき、逐次更新されるWebページファイルを同じボックスにまとめて保存可能であるため、Webページファイルの閲覧,印刷,転送等が容易に実行可能であるように、Webページファイルを効率的に管理することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、上記ユーザ認証手段により認証されたユーザに対してのみアクセス可能なボックスにWebページファイルが保存されるため、ボックス保存後のWebページ情報のセキュリティを確保することができる。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、既存のボックスの有無にかかわらず、ユーザの要求に応じて、新規ボックスの作成が可能であるため、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、更に、本願の請求項4に係る発明によれば、Webページへのアクセスについてアクセス権が設定される場合に、Webページファイルが保存されたボックスへのアクセス権が設定されるため、Webページ情報のセキュリティをボックスへの保存後にも確保することができる。
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、Webページファイルが、ボックスへの保存前に所定のファイル形式に変換されるため、Webページファイルのサイズ軽減,保存後のファイル利用の容易化など、様々な利便を考慮しつつ、ファイル形式が設定可能である。
また、更に、本願の請求項6に係る発明によれば、WebページファイルがPDF形式に変換され、Webページへのアクセス毎にまとめて保存されるため、ボックスに保存されたWebページファイルの利用に際して、更新された情報だけを効率的に取り出すことができる。
また、更に、本願の請求項7に係る発明によれば、Webページファイルの取得に伴い若しくは所定のタイミングで、自動的に印刷が実行されるため、ユーザがWebページファイルが保存されるボックスにアクセスしWebページファイルに基づく印刷を指示する手間を省略することができる。
また、更に、本願の請求項8に係る発明によれば、例えば1度きりの印刷実行のためにWebページファイルを保存するボックスが作成された場合に、不要なボックスが装置内に残ることを回避することができる。
また、更に、本願の請求項9に係る発明によれば、1つのボックスに対して1つ又は複数のアドレス情報が関連付けられ、1つのボックスに1つ又は複数のWebページに対応したファイルが保存されるため、例えば、Webページ毎に管理する、若しくは、同じジャンルに属する複数のWebページをまとめて管理することができ、ユーザの利用形態に応じたボックスを設定することができる。
また、更に、本願の請求項10に係る発明によれば、Webページファイルが取得し得なくなった場合に、それに対応したボックスの削除の要否がユーザに確認されるため、不要なボックスが装置内に残ることを回避することができ、これにより、ボックスを効率的に管理することができ、また、装置内の記憶装置への負担を軽減することができる。
また、更に、本願の請求項11に係る発明によれば、Webページファイルが取得し得なくなった場合に、それに対応したボックス内にWebページファイルが存在しなければ、ボックスが削除されるため、不要なボックスが装置内に残ることを回避することができ、これにより、ボックスを効率的に管理することができ、また、装置内の記憶装置への負担を軽減することができる。
また、更に、本願の請求項12に係る発明によれば、上記請求項1に係る発明と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態では、特許請求の範囲に記載の「画像形成装置」として、多機能複合機(以下、MFP(Multifunction Peripheral)という)を取り上げる。
図1は、本発明の実施形態に係るパーソナルコンピュータ(以下、PCという)及びMFPを含むネットワークの構成を概略的に示す図である。このネットワーク1は、複数のPC10と、プリンタ機能,ファクシミリ機能,コピー機能,スキャナ機能など複数の機能をもつMFP20と、ネットワーク外部との接続時にセキュリティを確保するためのプロキシサーバ30と、を有しており、これらの構成は、ネットワークバス15を介して接続されている。このネットワーク1では、PC10で処理された文書データや画像データ等のジョブデータを、MFP20へ送信してMFP20側でプリントしたり、MFP20で原稿を読み込むことにより作成されたジョブデータをPC10へ送信してPC10側で表示又は格納したりすることが可能である。
また、このネットワーク1は、インターネット50に接続されており、MFP20は、原稿に基づき作成したジョブデータを、例えば他のネットワーク上にある遠隔のPCへインターネット50経由で送信したり、遠隔のPCからインターネット経由で送信されてきたジョブデータを受信し、それに基づきプリント出力したりすることも可能である。なお、ネットワーク1の構成として、実際には、例えばメールサーバ,ルータ等の図1に示す構成以外も含まれるが、ここでは、それらを省略する。
図2は、MFP20の基本的な構成を示すブロック図である。MFP20は、所定のプログラムに基づき各種の命令を実行させるなどして、MFP20内の各構成を制御するCPU21と、CPU21による制御の基になるプログラムを格納するROM22と、プログラムの実行に必要なワークエリアや外部から送信されてきたジョブデータを一時的に格納するRAM23と、各種プログラム及びデータを格納するハードディスク(図中の「HD」)24と、ユーザによる装置の操作及び各種の設定入力を可能とするタッチパネル式の表示パネルを備えた操作部25と、原稿を読み取り、例えばビットマップ形式の画像データを取得するスキャナ部26と、ジョブデータに基づき用紙等の記録媒体に対してプリントを実行するプリンタ部27と、ジョブデータ等の各種データの送受信を外部と行なうためのネットワークインターフェースカード(図中の「NIC」)28と、を有している。これらの構成は、バス29を介して互いにデータ送受信可能に接続されている。
このMFP20では、ユーザがMFP20のコピー機能,プリンタ機能,スキャナ機能を利用する際に、外部から入力された若しくはMFP本体で生成されたデータが、ハードディスク24に保存されるが、このハードディスク24には、例えば種類別に保存するなど、データを効率的に管理すべく保存するためのボックスが任意に設定可能である。かかるボックスとしては、全てのユーザがアクセス可能である共有ボックスと、予め設定されたグループに属するユーザ若しくは個人ユーザのみがアクセス可能であるグループ又は個人専用ボックスがある。これらのボックスには階層的な構造をもたせることができ、ボックスの下位に別のボックスを設定することができる。
なお、グループ又は個人専用ボックス、若しくは、その下位に存在するボックスへのアクセスに際しては、ユーザIDやパスワードを用いたユーザ認証処理が必要となり、ユーザ認証済みのユーザに対してのみ、それらのボックスへのアクセスが許可され、それらに保存されるデータの利用が可能となる。また、ボックスに保存されるデータのセキュリティを確保するために、グループ又は個人専用ボックスの下位に存在するボックスに対して、特定のアクセス権を設定することも可能である。この場合、アクセス権が設定されたボックスへのアクセスに際しては、グループ又は個人専用ボックスへのアクセス時に行われるユーザ認証処理以外に、所定の識別情報を用いた認証処理が必要となる。
また、MFP20では、インターネット50上に存在するWebサーバ55(図1参照)側で管理されるWebページのアドレス情報(以下、URLという)が設定されると、URLに基づき、Webページへのアクセスが行われ、Webページのデータ(以下、Webページファイルという)がMFP本体にダウンロードされる。その後、ダウンロードされたWebページファイルに基づきプリンタ部27で印刷が実行される、若しくは、Webページファイル自体がハードディスク24に保存される。
Webページファイルがハードディスク24に保存される場合には、ハードディスク24に設定されたボックスに保存されるが、本実施形態では、MFP20において、ユーザがWebページファイルの保存先となるボックスを設定する煩わしい作業を回避する工夫がなされている。加えて、ボックスに保存され蓄積されたWebページファイルのセキュリティを確保しつつ、Webページファイルを効率的に利用可能とするように管理する工夫がなされている。以下、Webページファイルの保存先となるボックスを「URLボックス」という。
図3は、かかる工夫に関連して、MFP20に設定された機能をあらわすブロック図である。なお、本実施形態において、各機能は、図2に示す構成及びROM22又はハードディスク24に格納されたボックス管理プログラムに基づき実現されるが、ここでは、それぞれハードウェア構成として示される。基本的に、MFP20には、ボックス管理部41と、URL管理部42と、Webサーバアクセス部43と、印刷ジョブ処理部44と、ファイル形式変換部45と、ユーザ認証部46と、が設定されている。
まず、ボックス管理部41は、ハードディスク24に設定されるURLボックスを含むボックスを管理する種々の機能を備え、基本的には、ボックス作成部41aと、ボックス削除部41bと、ボックス削除部41bと、印刷条件管理部41cと、パスワード管理部41dと、を有している。ボックス作成部41aは、ユーザからのURLの設定登録の要求に応じて、そのURLに対応したWebページファイルを保存するための新規のボックスを作成する機能を備え、ボックス削除部41bは、ユーザの要求に応じてボックスを削除する若しくはWebページの閉鎖の検出に応じて自動的にボックスを削除する機能を備え、また、印刷条件管理部41cは、URLボックスに保存されるWebページファイルの印刷に関する条件を管理する機能を備え、更に、パスワード管理部41dは、例えば、セキュリティがかけられたWebページから取得されたWebページファイル等、機密性のあるWebページファイルに関して、ボックスに保存され蓄積されたファイルを利用し得るユーザを制限するためにボックスに設定されたパスワードを管理する機能と、を備えている。印刷条件管理部41cにより管理される印刷に関する条件としては、印刷実行の要否,印刷対象,印刷実行のタイミング,印刷の仕様等がある。これによれば、例えば、毎週月曜日に、先週1週間に保存されたWebページファイルについて、2in1両面で回覧順や回覧タイトルなどを印字した表紙を付けつつ1点ステープルで印刷が実行される条件を設定することができる。
また、URL管理部42は、ボックス管理部41で管理されるURLボックスに関連付けられるURLを管理する機能を備えており、特にセキュリティがかけられたWebページに関しては、URLに加えて、そのURLに基づくWebページへのアクセス権を証明するためのパスワードを管理する。更に、Webサーバアクセス部43は、MFP20におけるURLの設定登録時に若しくは予め設定された所定のタイミングで、Webページファイルを取得すべくWebサーバ55側で管理されるWebページへアクセスする機能を備えている。また、更に、印刷ジョブ処理部44は、URLボックスに保存され蓄積されたWebページファイルに基づき印刷を実行する上で、Webページファイルを印刷ジョブデータに変換する機能を備えている。
また、更に、ファイル形式変換部45は、Webページファイルのボックス内への保存前に必要に応じてファイル形式を変換する機能を備えている。Webページファイルは、Webサーバ55から取得された状態では、例えばHTML形式,TIFF形式等のデータから構成されるが、ファイル形式変換部45では、ユーザの要求に応じて、かかるWebページファイルが、PDF形式等のプラットフォームに依存せず各ユーザに配布し易い形式のデータに変換される。また、更に、ユーザ認証部46は、MFP20におけるURLの設定登録若しくはグループ又は個人専用ボックスとして設定されたURLボックスのアクセスに際して、ユーザ認証処理を実行する機能を備えている。
以上のような機能が設定されたMFP20では、基本的に、URLの設定登録に伴い、そのURLに関連付けられたURLボックスが自動的に作成され、ユーザにより指定されたアクセスタイミングで若しくはURL設定登録と同時に、Webサーバ55側で管理されるWebページへのアクセスが行われ、URLに対応したWebページファイルがダウンロードされ、URLボックスに蓄積される。ユーザは、URLボックスに蓄積されたWebページファイルを、MFP20の操作部25又はPC10のモニタを介して閲覧したり、該Webページファイルに基づき印刷を実行したり、外部機器へ例えばFTP形式で若しくは電子メール形式で転送したりするなど、任意に利用することができる。なお、URLボックスが、グループ又は個人専用ボックスの下位に存在するボックスとして作成された場合には、ユーザ認証処理が行われ、認証されたユーザのみに対してURLボックスのアクセスが許可され、該URLボックスに蓄積されたWebページファイルの利用が可能となる。
図4には、MFP20のボックス作成部41aにより、ハードディスク24に設定された各種のURLボックスを概念的に示す。まず、第1及び第2URLボックスは、それぞれ、第1URL及び第2URLの設定登録に伴い作成されたボックスであり、共に、ユーザAのみアクセス可能に設定された個人専用ボックスである「ユーザA専用ボックス」の下位ボックスとして設定され、「ユーザA専用ボックス」と同様に、ユーザAのみアクセス可能となっている。また、第3及び第4URLボックスは、それぞれ、第3URL及び第4URLの設定登録に伴い作成されたボックスであり、グループXに属するユーザのみアクセス可能に設定されたグループ専用ボックスである「グループX専用ボックス」の下位ボックスとして設定され、「グループX専用ボックス」と同様に、グループXに属するユーザのみアクセス可能となっている。更に、第5及び第6URLボックスは、それぞれ、第3URL及び第4URLの設定登録に伴い作成されたボックスであり、全てのユーザがアクセス可能である共有ボックスとして設定されている。
本実施形態では、各URLボックスに対して、1つのURLが関連付けられ、該URLボックスには、関連付けられたURLに対応したWebページファイルのみが保存させられても、若しくは、各URLボックスに対して、複数のURLが関連付けられ、複数のURLに対応したWebページファイルを保存させられてもよい。例えば、各URLボックスに、毎日新聞,朝日新聞,読売新聞等の新聞社のWebページのURLがそれぞれ関連付けられることで、各URLボックスにおいて、各新聞社のWebページに対応したファイルが保存される。あるいは、1つのURLボックスに、ニュース全般として、毎日新聞,朝日新聞,読売新聞等の複数の新聞社のWebページのURLが関連付けられることで、1つのURLボックスにおいて、複数の新聞社のWebページに対応したファイルがまとめて保存される。
また、本実施形態では、Webページファイルの保存に際し、例えば「URL+取得時間」で構成されたファイルネームが、Webページファイルに自動的に設定される。なお、これに限定されることなく、各ファイルの違いが識別可能であれば、いかなるファイルネームが設定されてもよい。
図5は、URLの設定登録に伴い、URLボックスが作成される処理についての第1のフローチャートである。ここでは、ユーザが、Webページファイルの取得の為のWebサーバ55側で管理されるWebページへのアクセスが、URLの設定登録と同時でなく、それ以降のタイミングで実行されることを要求するものとする。
この処理では、まず、ユーザからPC10を介して若しくはMFP20の操作部25を介してURL登録の要求があるか否かが判断される(#11)。その結果、URL登録の要求がないと判断された場合には、再度ステップ#11が繰り返され、他方、URL登録の要求があったと判断された場合には、続いて、ユーザの設定入力の内容に基づき、URL登録に伴い新たに作成されるURLボックスに対して全てのユーザがアクセス可能とされるか否か、すなわち、URLボックスが全ユーザ間における共有ボックスとされるか否かが判断される(#12)。その結果、全てのユーザがアクセス可能とされると判断された場合には、共有ボックスとしてのURLボックスが作成された上で(#15)、ステップ#16へ進み、他方、一部のユーザ又は個人ユーザのみアクセス可能とされると判断された場合には、ステップ#13へ進む。なお、ステップ#15で作成されたURLボックスは、図4における第5及び6URLに該当する。
ステップ#13では、URL登録を要求するユーザ専用(若しくはそのユーザが属するグループ専用)のボックスがMFP20内にないか否かが判断される。ここでは、例えばユーザを認証するためのユーザIDやパスワードが用いられ、既に作成されたボックスのうち、ユーザIDやパスワードと関連付けられたボックスがないか否かの判断が実行される。その結果、ユーザ専用のボックスがないと判断された場合には、ユーザ専用のボックスと、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとしてのURLボックスとが作成された上で(#14)、ステップ#16へ進む。また、一方、ステップ#13の結果、ユーザ専用のボックスがあると判断された場合には、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとしてのURLボックスのみが作成された上で(#15)、ステップ#16へ進む。なお、ステップ#14及びステップ#15で作成されたURLボックスは、共に、第1及び第2URLに該当する。
ステップ#16では、URLに対応したるWebページへのアクセスタイミング,Webページファイルの取得に伴う印刷の要否等の各種条件の設定が済んだか否かが判断される。なお、特に図示しないが、この設定に際して、MFP20の操作部25若しくはURL登録要求元のPC10のモニタにおいて設定入力画面が表示される。ステップ#16の結果、各種条件の設定が済んでいないと判断された場合には、再度ステップ#16が繰り返され、他方、各種条件の設定が済んだと判断された場合には、各種条件が、作成されたURLボックスに関連付けられつつ保存される(#17)。以上で処理が終了される。
本実施形態では、ステップ#13の結果、ユーザ専用のボックスがあると判断された場合には、既存のユーザ専用のボックス内にURLボックスが作成されたが、これに限定されることなく、例えばユーザ専用のボックス及びその下位ボックスとなるURLボックスが新規に作成されてもよい。また、あるURLの設定登録に際して、それ以前に同じURLの設定登録が行われ、そのURLに対応したURLボックスが既に作成されている場合にも、ユーザの要求に応じて、Webページファイルの保存先として、既存のボックスを用いず、新しいボックスを作成することが可能である。更に、ステップ#16における各種条件としては、印刷に関する条件に限らず、URLボックスに保存されたWebページファイルの外部機器(例えばPC10等)への転送の要否,圧縮形式,保存期間,Webページの更新に伴うユーザへの通知の要否等が設定可能である。
図6は、図5に示す処理実行に伴い作成されたURLボックスに関連して設定された各種条件に基づき実行されるWebページファイル取得処理についてのフローチャートである。
この処理では、まず、登録されたURLに関連付けられつつ設定されたタイミング(すなわちURLへのアクセスタイミング)になったか否かが判断される(#21)。その結果、URLへのアクセスタイミングでないと判断された場合には、再度ステップ#21が繰り返され、他方、URLへのアクセスタイミングであると判断された場合には、登録されたURLへのアクセスが行われる(#22)。
ステップ#22でのアクセスに伴い、MFP20では、Webページファイルが、Webサーバ55からダウンロードされることにより取得され(#23)、その後、Webページファイルが保存される(#24)。更に、各種条件の1つとして、印刷実行を必要とする印刷設定がなされているか否かが判断され(#25)、その結果、印刷設定がなされていると判断された場合には、印刷が実行された上で(#26)、処理が終了され、他方、印刷設定がなされていないと判断された場合には、直接に処理が終了される。
図7は、URLの設定登録に伴い、URLボックスが作成される処理についての第2のフローチャートである。ここでは、ユーザが、Webページファイルの取得の為のWebサーバ55側で管理されるWebページへのアクセスがURL設定登録と同時に実行されることを要求するものとする。
この処理では、まず、ユーザからPC10を介して若しくはMFP20の操作部25を介してURL登録の要求があるか否かが判断される(#31)。その結果、URL登録の要求がないと判断された場合には、再度ステップ#31が繰り返され、他方、URL登録の要求があったと判断された場合には、続いて、ユーザの設定入力の内容に基づき、URL登録に伴い新たに作成されるURLボックスに対して全てのユーザがアクセス可能とされるか否か、すなわち、URLボックスが全ユーザ間における共有ボックスとされるか否かが判断される(#32)。その結果、全てのユーザがアクセス可能とされると判断された場合には、共有ボックスとしてのURLボックスが作成された上で(#35)、ステップ#36へ進み、他方、一部のユーザ又は個人ユーザのみアクセス可能とされると判断された場合には、ステップ#33へ進む。なお、ステップ#35で作成されたURLボックスは、図4における第5及び6URLに該当する。
ステップ#33では、URL登録を要求するユーザ専用(若しくはそのユーザが属するグループ専用)のボックスがMFP20内にないか否かが判断される(#33)。ここでは、図5中のステップ#13について説明した処理と同様の処理が行われる。その結果、ユーザ専用のボックスがないと判断された場合には、ユーザ専用のボックスと、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとしてのURLボックスとが作成された上で(#34)、ステップ#36へ進む。また、一方、ステップ#33の結果、ユーザ専用のボックスがあると判断された場合には、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとしてのURLボックスのみが作成された上で(#35)、ステップ#36へ進む。なお、ステップ#34及びステップ#15で作成されたURLボックスは、共に、第1及び第2URLに該当する。
ステップ#36では、URLへのアクセスタイミング,Webページファイルの取得に伴う印刷の要否等の、各種条件の設定が済んだか否かが判断される。その結果、各種条件の設定が済んでいないと判断された場合には、再度ステップ#36が繰り返され、他方、各種条件の設定が済んだと判断された場合には、続いて、登録されたURLへのアクセスが実行される(#37)。
ステップ#37でのアクセスに伴い、MFP20では、Webページファイルが、Webサーバ55からダウンロードされることにより取得され(#38)、その後、Webページファイルが保存される(#39)。更に、印刷実行を必要とする印刷設定がなされているか否かが判断され(#40)、その結果、印刷設定がなされていると判断された場合には、印刷が実行された上で(#41)、処理が終了され、他方、印刷設定がなされていないと判断された場合には、直接に処理が終了される。
なお、図6及び図7に示される処理においては、各種条件の1つとして、印刷の要否に加え、印刷対象となったWebページファイルの印刷実行後の削除の要否をユーザに対して設定可能としても、あるいは、ステップ#26及び#41における印刷実行の後に、印刷対象となったWebページファイルを削除するか否かを確認する確認画面をMFP20の操作部25又はPC10のモニタに表示するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、MFP20において、URLの設定登録に伴い、URLに対応したWebページファイルを保存するボックスが自動的に作成されるため、ユーザが保存先を設定する手間なく、Webページファイルが保存される。また、必要に応じて、Webページファイルに基づき印刷を実行することができる。更に、WebページファイルがMFP20に保存される場合には、MFP20に予め設定されるセキュリティ機能をWebページファイルに対してそのまま活用することができ、ネットワーク上のサーバ等にWebページファイルを保存する場合に比べて、高セキュリティを容易に確保することができる。
ところで、MFP20においては、例えばWebページの閉鎖等の理由により、Webページファイルが取得不可能である、若しくは、あるアクセスタイミング以降で取得不可能となる場合(すなわちURLが無効である場合)があるが、かかる場合には、Webページファイルが保存されることのないURLボックスがそのまま残る状況が考えられる。本実施形態では、これを回避すべく、特にWebページファイルが蓄積されておらず新規に保存される見込みのないURLボックスが自動的に削除されるようになっている。
図8は、かかるボックス削除処理についてのフローチャートである。この処理では、まず、登録されたURLに関連付けられつつ設定されたタイミング(URLへのアクセスタイミング)になったか否かが判断される(#51)。その結果、URLへのアクセスタイミングでないと判断された場合には、再度ステップ#51が繰り返され、他方、URLへのアクセスタイミングであると判断された場合には、登録されたURLへのアクセスが行われる(#52)。
ステップ#52でのアクセスに伴い、MFP20では、Webページファイルが取得可能であるか否かが判断され(#53)、その結果、Webページファイルが取得可能であると判断された場合には、ステップ#54へ進み、他方、URLに対応するWebページが閉鎖されていた場合等、Webページファイルが取得できないと判断された場合には、ステップ#57へ進む。
ステップ#54では、Webサーバ55からダウンロードされることで取得されたWebページファイルが、URLボックス内に保存される。その後、印刷実行を必要とする印刷設定がなされているか否かが判断され(#55)、その結果、印刷設定がなされていると判断された場合には、印刷が実行された上で(#56)、処理が終了され、他方、印刷設定がなされていないと判断された場合には、即時に処理が終了される。
また、一方、ステップ#57では、URLボックス内に保存されるWebページファイルが存在するか否かが判断され、その結果、Webページファイルが存在しないと判断された場合には、URLボックスが削除された上で(#59)、処理が終了される。他方、Webページファイルが存在すると判断された場合には、引き続き、URLボックスを削除するか否かが判断される(#58)。なお、かかる判断は、MFP20の操作部25又はURL登録要求元のPC10のモニタに表示された選択画面上でユーザが行った選択結果に基づき行われる、若しくは、ユーザの設定入力の内容に従いMFP20に予め登録された条件に基づき実行される。
ステップ#58の結果、URLボックスを削除すると判断された場合には、URLボックスが削除された上で(#59)、処理が終了され、他方、URLボックスを削除しないと判断された場合には、即時に処理が終了される。
なお、この図8では、URLボックスの削除が行われる場合に、URLボックスのみが削除されるように説明されたが、URLボックスの削除に伴い、URLボックスに関連付けられたURL,各種条件も全て削除される。
このように、MFP20では、Webページの閉鎖等によりWebページファイルが取得不可能である、若しくは、取得不可能となった場合に、WebページファイルがURLボックス内に存在しなければ、URLボックスが自動的に削除され、他方、WebページファイルがURLボックス内に存在していれば、ユーザに対して削除の要否が確認されることで、不要なURLボックス及びそれに蓄積されたWebページファイルが可能な限り削除されるようにして、URLボックスを効率的に管理することができ、また、ハードディスク24への負担を軽減することができる。
また、例えば、Webページの中には、それにアクセスするためにアクセス権が必要となるものがあるが、本実施形態では、かかるWebページで公開される情報が機密性をもつ情報として扱われ、URLボックスへの保存後のセキュリティを確保するために、Webページファイルを蓄積するURLボックスにアクセス権が設定されるようになっている。
図9は、これに関連したセキュリティ機能付きURLボックスの作成処理についてのフローチャートである。なお、ここでは、図5と同様に、ユーザが、Webページファイルの取得の為のWebサーバ55側で管理されるWebページへのアクセスが、URLの設定登録と同時でなく、それ以降のタイミングで実行されることを要求するものとする。
この処理では、まず、ユーザからPC10を介して若しくはMFP20の操作部25を介してURL登録の要求があるか否かが判断される(#61)。その結果、URL登録の要求がないと判断された場合には、再度ステップ#11が繰り返され、他方、URL登録の要求があったと判断された場合には、続いて、URLの設定登録に伴い、アクセスについてアクセス権が設定されたURLに関して、URLアクセス用のパスワードが指定されたか否かが判断される(#62)。その結果、URLアクセス用のパスワードが指定されていないと判断された場合には、ステップ#63へ進み、他方、URLアクセス用のパスワードが指定されたと判断された場合には、ステップ#67へ進む。
ステップ#63では、ユーザの設定入力の内容に基づき、URL登録に伴い新たに作成されるURLボックスに対して全てのユーザがアクセス可能とされるか否か、すなわち、URLボックスが全ユーザ間における共有ボックスとされるか否かが判断される(#63)。その結果、全てのユーザがアクセス可能とされると判断された場合には、共有ボックスとしてのURLボックスが作成された上で(#66)、ステップ#70へ進み、他方、一部のユーザ又は個人ユーザのみアクセス可能とされると判断された場合には、ステップ#64へ進む。
ステップ#64では、URL登録を要求するユーザ専用(若しくはそのユーザが属するグループ専用)のボックスがMFP20内にないか否かが判断される。ここでは、例えばユーザを認証するためのユーザIDやパスワードが用いられ、既に作成されたボックスのうち、ユーザIDやパスワードと関連付けられたボックスがないか否かの判断が実行される。その結果、ユーザ専用のボックスがないと判断された場合には、ユーザ専用のボックスと、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとしてのURLボックスとが作成された上で(#65)、ステップ#70へ進む。また、一方、ステップ#64の結果、ユーザ専用のボックスがあると判断された場合には、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとしてのURLボックスのみが作成された上で(#66)、ステップ#70へ進む。
ステップ#67では、ユーザ専用(若しくはそのユーザが属するグループ専用)のボックスがないか否かが判断され、その結果、ユーザ専用ボックスがないと判断された場合には、ユーザ専用のボックスとともに、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとして、アクセス権が設定されたセキュリティ機能付きのURLボックスとが作成された上で(#68)、ステップ#70へ進む。また、一方、ステップ#64の結果、ユーザ専用のボックスがあると判断された場合には、該ユーザ専用のボックスの下位ボックスとして、アクセス権が設定されたセキュリティ機能付きのURLボックスのみが作成された上で(#69)、ステップ#70へ進む。なお、ステップ#68及び#69で作成されるセキュリティ機能付きのURLボックスには、ステップ#62で指定ありと判断されたURLアクセス用のパスワードと同じパスワードが設定される。この場合、URLボックスへのアクセスに際しては、ユーザ専用のボックスにアクセスするためのユーザ認証処理が実行されるのに加えて、セキュリティ機能付きのURLボックスに設定されたパスワードの認証処理が必要となる。
ステップ#70では、URLに対応したWebページのアクセスタイミング,Webページファイルの取得に伴う印刷の要否等の各種条件の設定が済んだか否かが判断される。なお、特に図示しないが、この設定に際して、MFP20の操作部25若しくはURL登録要求元のPC10のモニタにおいて設定入力画面が表示される。ステップ#70の結果、各種条件の設定が済んでいないと判断された場合には、再度ステップ#70が繰り返され、他方、各種条件の設定が済んだと判断された場合には、各種条件が、作成されたURLボックスに関連付けられつつ保存される(#71)。以上で処理が終了される。
このように、URLに対応したWebページへのアクセスについてアクセス権が設定されたURLの設定登録に伴い、そこに保存されるWebページファイルを利用するためのアクセス権が設定されたセキュリティ機能付きのURLボックスが作成されるため、URLボックスへの保存後のWebページファイルのセキュリティを確保することができる。なお、Webページで公開される情報が機密性をもたないものであっても、ユーザの要求に応じて、URLボックスにアクセス権が設定されてもよい。
図10は、図6〜8のフローチャートに含まれる「Webページファイルの保存」ステップをより詳細に説明するフローチャートである。
この処理では、まず、Webページファイルの保存形式として、PDF形式が設定されているか否かが判断される(#81)。なお、かかる判断は、ユーザの設定入力に従いMFP20に予め登録された設定内容に基づき実行される。その結果、PDF形式が設定されていないと判断された場合には、Webサーバ55から取得されたWebページファイルがそのままの形式(例えばHTML又はTIFF形式)で、対応するURLボックス内に保存され(#84)、その後、図6〜9に示すフローへリターンさせられる。
他方、ステップ#81の結果、PDF形式が設定されていると判断された場合には、Webサーバ55から取得されたWebページファイルがPDF形式へ変換された上で(#82)、URLボックス内に保存される(#83)。その後、図6〜9に示すフローへリターンさせられる。
このように、MFP20では、ユーザの要求に応じて、元々HTML形式及びTIFF形式等のデータで構成されるWebページファイルがPDF形式に変換され、Webページファイルが、Webサーバ55側で管理されるWebページへのアクセス毎に1ファイルにまとめられて保存されるため、URLボックスに蓄積された各Webページファイルはバインダ式に管理され、ユーザは、Webページファイルの利用に際して、更新された情報だけを効率的に取り出すことができる。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るMFPを含み、インターネットに接続されたネットワークの構成を概略的に示す図である。 上記MFPの基本構成をあらわすブロック図である。 上記MFPに設定された各種機能をあらわすブロック図である。 上記MFPに内蔵されるハードディスク内に作成されるボックスの概念図である。 上記MFPにより実行される、URLの設定登録に伴いURLボックスが作成される処理についての第1のフローチャートである。 図5に示す処理実行に伴い作成されたURLボックスに関連して設定された各種条件に基づき上記MFPにより実行されるWebページファイル取得処理についてのフローチャートである。 上記MFPにより実行される、URLの設定登録に伴いURLボックスが作成される処理についての第2のフローチャートである。 上記MFPにより実行されるボックス削除処理についてのフローチャートである。 上記MFPにより実行されるセキュリティ機能付きURLボックスの作成処理についてのフローチャートである。 図6〜8中の「Webページファイルの保存」ステップをより詳細に説明するフローチャートである。
符号の説明
1…ネットワーク,10…PC,20…MFP,21…CPU,22…ROM,23…RAM,24…ハードディスク,25…操作部,26…スキャナ部,27…プリンタ部,28…ネットワークインターフェースカード,41…ボックス管理部,41a…ボックス作成部,41b…ボックス削除部,41c…印刷条件管理部,41d…パスワード管理部,42…URL管理部,43…Webサーバアクセス部,44…印刷ジョブ処理部,45…ファイル形式変換部,46…ユーザ認証部,50…インターネット,55…Webサーバ。

Claims (12)

  1. 所定のWebページのアドレス情報に基づきWebサーバ側で管理されるWebページにアクセスし、Webページファイルを取得する機能を備えた画像形成装置において、
    上記Webページのアドレス情報を設定登録する設定登録手段と、
    上記設定登録手段によるアドレス情報の設定登録に伴い、該アドレス情報に基づき取得されるWebページファイルを保存し蓄積するボックスを作成するボックス作成手段と、を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記ユーザを認証するためのユーザ認証手段を備えており、
    上記ボックス作成手段は、上記Webページファイルを保存し蓄積するボックスとして、上記ユーザ認証手段により認証されたユーザに対してのみアクセス可能なボックスを作成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記ボックス作成手段は、上記設定登録手段によるアドレス情報の設定登録に伴い、上記ユーザ認証手段により認証されたユーザがアクセス可能に作成されたボックスが既に存在する場合にも、ユーザの要求に応じて、上記Webページファイルを保存し蓄積するボックスを新規に作成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 上記設定登録手段により設定登録されるアドレス情報に対応したWebページへのアクセスについてアクセス権が設定される場合に、該アドレス情報の設定登録に伴い、上記ボックス作成手段は、所定のアクセス権が設定されたボックスを作成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の画像形成装置。
  5. 上記Webページファイルが、上記ボックス作成手段により作成されるボックスへの保存前に所定のファイル形式に変換されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の画像形成装置。
  6. 上記Webページファイルが、上記ボックス作成手段により作成されるボックスへの保存前にPDF形式に変換され、上記ボックス作成手段により作成されたボックスには、上記Webページファイルが、上記アドレス情報に基づくWebページへのアクセス毎に1ファイルにまとめられて保存される、ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 上記ボックス作成手段により作成されるボックスには、該ボックスへのWebページファイルの保存に伴い該Webページファイルに基づき印刷を実行する上での印刷条件が関連付けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の画像形成装置。
  8. 上記ボックスに関連付けられた印刷条件を反映した印刷の実行後に、ユーザの要求に応じて、印刷対象となったWebページファイルを保存するボックスが削除されることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 上記ボックス作成手段により作成されたボックスに対して、1つ又は複数のアドレス情報が関連付けられ、該ボックスには、1つ又は複数のアドレス情報に対応したWebページファイルが保存されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一に記載の画像形成装置。
  10. 上記アドレス情報に基づきWebページファイルを取得し得なくなった場合に、該アドレス情報が関連付けられたボックスの削除の要否についての確認がユーザに対して行われることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一に記載の画像形成装置。
  11. 上記アドレス情報に基づきWebページファイルを取得し得なくなった場合に、該アドレス情報が関連付けられたボックス内に保存されるWebページファイルがなければ、該ボックスが削除されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一に記載の画像形成装置。
  12. 所定のWebページのアドレス情報に基づきWebサーバ側で管理されるWebページにアクセスし、Webページファイルを取得する機能を備えた画像形成装置に、
    上記Webページファイルのアドレス情報を設定登録する手順と、
    上記アドレス情報の設定登録に伴い、該アドレス情報に基づき取得されるWebページファイルを保存し蓄積するボックスを作成する手順と、を実行させるWebページファイル取得プログラム。
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