JP2007215952A - 撮像装置及び生体認証装置 - Google Patents

撮像装置及び生体認証装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007215952A
JP2007215952A JP2006043030A JP2006043030A JP2007215952A JP 2007215952 A JP2007215952 A JP 2007215952A JP 2006043030 A JP2006043030 A JP 2006043030A JP 2006043030 A JP2006043030 A JP 2006043030A JP 2007215952 A JP2007215952 A JP 2007215952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
housing
imaging
subject
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006043030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4562668B2 (ja
Inventor
Tetsuya Naruse
哲也 成瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Ericsson Mobile Communications Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Ericsson Mobile Communications Japan Inc filed Critical Sony Ericsson Mobile Communications Japan Inc
Priority to JP2006043030A priority Critical patent/JP4562668B2/ja
Priority to US11/704,955 priority patent/US7773870B2/en
Priority to DE602007013636T priority patent/DE602007013636D1/de
Priority to EP07102730A priority patent/EP1821238B1/en
Publication of JP2007215952A publication Critical patent/JP2007215952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4562668B2 publication Critical patent/JP4562668B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/60Static or dynamic means for assisting the user to position a body part for biometric acquisition
    • G06V40/63Static or dynamic means for assisting the user to position a body part for biometric acquisition by static guides
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/14Vascular patterns
    • G06V40/145Sensors therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Abstract

【課題】 カメラ部やライト部から被写体までの距離変化、手ブレ,被写体ブレ等を無くして近接撮影を行えるようにし、また、生体認証を行う場合には、撮影を行う特定生体部分の正確な位置再現を可能として、特定ユーザの認証を正確且つ容易に行えるようにする。
【解決手段】
ライト部6は、筐体表面に接触させて置かれた指20aへ近赤外光を照射する。カメラ部5は、指20aから到来する近赤外光像を撮影する。ここで、指20aは、ライト部6の近傍の筐体表面に接触した状態で、且つ、ライト部の照明光出射部分のち、カメラ部5が配設されている側の一部が指20aにより覆われるように置かれる。そして、携帯電話端末1は、カメラ部5により撮像した指20aの撮影画像から静脈パターンを抽出し、その静脈パターンを、予め登録されている正規ユーザの静脈パターンと照合して本人認証を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば静脈認証,指紋認証等のような生体認証のための近接撮影や、例えばOCR(Optical Character Recognition),QR(Quick Response)コードの読み取りのための近接撮影を行う場合などに好適な撮像装置と、その撮像装置により撮像された静脈等の生体パターンに基づいて特定ユーザの認証を行うための生体認証装置に関する。
図32には、従来の撮像機能付き携帯端末(例えばカメラ付き携帯電話端末)の筐体に配置されている撮像用カメラと照明用ライトの概略的なレイアウトの一例を示す。なお、図32は、各構成要素の配置を分かり易く見せるために、携帯電話端末を側面側から一部透視して観た状態を示している。後述する図33も同様である。
この図32に示す携帯電話端末は、第1筐体110aと第2筐体110bが図示しない回転ヒンジ部材を介して折り畳み可能となされたカメラ付き携帯電話端末である。第1筐体110aには液晶等のディスプレイ部102が設けられており、第2筐体110bにはテンキー等のキーボード部103と電池部104が設けられている。また、第1筐体110aの筐体表面のうち、上記ディスプレイ部102が設置されている筐体表面(以下、第1主面と表記する。)と相対応した他方の筐体表面(以下、第2主面と表記する。)には、カメラ部105とライト部106が設けられている。なお、カメラ部105は撮像デバイスと結像用光学系により構成され、ライト部106は例えばLED(発光ダイオード)と照明光用光学系により構成されている。
また、この図32に示した従来の携帯電話端末では、上記カメラ部105の結像用光学系と、上記ライト部106の照明光用光学系は、それぞれの光軸が共に上記第1筐体110aの第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。したがって、上記カメラ部105にて撮像を行う場合、被写体109は、上記結像用光学系にて合焦可能な距離を隔てて置かれ、且つ、上記第1筐体110aの第1主面に対して略々並行になるように置かれることが望ましい。
さらに、このような撮影時における被写体109の配置は、通常の撮影時のみならず、近接撮影を行う場合にも同様となされる。なお、ライト部106にて被写体109を照明しつつカメラ部105にて撮像を行う場合も同様である。
図33には、従来の撮像機能付き携帯端末(カメラ付き携帯電話端末)の筐体に配置されている撮像用カメラと照明用ライトの概略的なレイアウトの他の一例を示す。なお、この図33において、図32の携帯電話端末と同じ機能を備えた各構成要素には、図32と同じ指示符号を付け、それらの説明については省略する。
この図33に示した携帯電話端末の場合、カメラ部105とライト部106は、第2筐体110bの筐体表面のうち、キーボード部103が設けられている筐体表面(第1主面)と相対応した他方の筐体表面(第2主面)側に設けられている。
また、この図33の例の携帯電話端末の場合、上記カメラ部105の結像用光学系とライト部106の照明光用光学系は、それぞれの光軸が共に上記第2筐体110bの第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。したがって、この図33の携帯電話端末において、上記カメラ部105にて撮像を行う場合、上記図32の携帯電話端末と同様に、被写体109は、上記結像用光学系にて合焦可能な距離を隔てて置かれ、第2筐体110bの第2主面に対して略々並行になるように置かれることが望ましい。
さらに、このような撮影時の被写体109の配置は、通常の撮影時のみならず、近接撮影を行う場合にも同様となされる。ライト部106にて被写体109を照明しつつカメラ部105にて撮像を行う場合も同様である。
なお、カメラ付き携帯電話端末による近接撮影の適用例として、特開2005−152587号の公開特許公報(特許文献1)には、近赤外光で発光する近赤外光光源と、近赤外光を透過するフィルタを備えたCCDカメラ部とを備え、上記近赤外光光源からの近赤外光を生体へ照射し、その生体の内方を経由して得られる固有組織のパターン光(例えば血管パターン光)をCCDカメラ部により撮像し、当該固有組織のパターン光の画像信号から得られる血管形成パターンを、予め登録済みの公正使用者の血管形成パターンと照合することにより、その端末使用者が公正使用者か否かの認証(いわゆる生体認証)を行うようになされた携帯電話端末が開示されている。
特開2005−152587号公報(図1,図3,図7参照)
ところで、上述した従来の撮影機能付き携帯端末において、例えば生体認証やOCRなどのために近接撮影を行う場合には、以下に述べるような点を考慮する必要がある。
一般に、カメラのレンズ系における被写界深度は、レンズを介した撮像面から被写体までの距離が近くなるほど浅くなるという特性がある。したがって、特に上述のような近接撮影を行う場合、被写体が被写界深度内から外れて撮影画像がボケてしまうのを防ぐために、合焦後にレンズから被写体までの距離を一定に保つようにする必要がある。なお、被写界深度は、光学系のf値を大きくすれば深くなるが、f値を大きくすると撮像素子への入射光量が減ってしまうため、被写界深度を深くするのにも或る程度限界がある。
また一般に、カメラの撮像素子には、設計上、入射光量の適正範囲が決められており、入射光量が適正範囲を越えたり逆に下回った場合には、良好な撮影画像が得られなくなるという特性がある。一方、例えば光源の発光光量を或る値に決めた後に、その光源からの出射光により被写体を照明するような場合、当該被写体上の照度は、光源から被写体までの距離により変化することになる。したがって、光源の発光光量を或る値に決めた後、その光源からの出射光で被写体を照明しながら撮影を行うような場合には、なるべく光源から被写体までの距離を変化させないようにして、被写体上での照度変化(つまり撮像素子への入射光量変化)を少なくする必要がある。
その他にも、撮影時には、いわゆる手ブレや被写体ブレをなるべく少なくすることが望ましいことは言うまでもない。
しかしながら、上述した従来の撮影機能付き携帯端末においては、前述の図32や図33に示したように、カメラ部105及びライト部106と被写体109との間が空間のみで満たされているため、カメラ部105及びライト部106から被写体109までの距離を一定に保つことが困難であると同時に、手ブレや被写体ブレを無くすことも難しい。
特に、生体認証のために近接撮影を行った際に、上述のような距離変化や手ブレ,被写体ブレが発生して鮮明が撮影画像が得られなかった場合には、認証精度が低下してしまい、正しい生体認証が行えなくなってしまう。
また、生体認証では、予め登録した特定の生体部分の撮影情報(例えば指等の静脈の撮影情報)と、後の認証時に撮影した生体部分の撮影情報とが比較されることになるため、当該認証時には、登録時の生体部分と同じ部位を正確に位置合わせして撮影を行わなければならないが、生体部分の正確な位置合わせ(つまり位置再現)には熟練が必要であり、例えば初めて認証操作を行う人や希にしか認証操作を行わない人、或いは、設計時に想定されている生体部分の大きさよりもその当人の生体部分の大きさや形状が著しく異なっているような人の場合には、生体認証時の位置再現が難しく、また操作性も悪くなり、その結果、認証精度が低いものとなってしまうという問題もある。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、カメラ部やライト部から被写体までの距離変化、手ブレ,被写体ブレ等を無くして近接撮影を行え、また、生体認証を行う場合には、撮影を行う特定生体部分の正確な位置再現が可能な撮像装置と、その撮像装置により撮像された特定生体部分の撮影情報に基づいて特定ユーザの認証を正確且つ容易に行うことが可能な生体認証装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末は、筐体表面の所定位置に接触させて置かれた被写体を照明する照明部と、照明部の配設位置から離れた場所に配設されると共に、筐体表面の所定位置に接触させて置かれた被写体を撮影する撮像部と、筐体表面の一部を構成すると共に上記照明部の近傍に配置され、被写体が接触した状態で置かれた時に、照明部の光出射部分の一部が当該被写体により覆われることになる被写体載置部とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の生体認証装置は、筐体表面の所定位置に接触させて置かれた生体部位へ少なくとも近赤外光を照射する照明部と、照明部の配設位置から離れた場所に配設されると共に、筐体表面の所定位置に接触させて置かれた生体部位から到来する少なくとも近赤外光像を撮影する撮像部と、筐体表面の一部を構成すると共に照明部の近傍に配置され、生体部位が接触した状態で置かれた時に、照明部の光出射部分のち少なくとも撮像部が配設されている側の一部が当該生体部位により覆われることになる被写体載置部と、撮像部により撮像した生体部位の近赤外光像から抽出した特定パターンと予め登録された特定パターンとを照合して生体認証を行う認証部とを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明によれば、被写体の撮影時に、被写体は筐体表面に接触した状態となされるため、撮像部や照明部から被写体までの距離変化、手ブレ,被写体ブレ等は無くなる。また、本発明によれば、撮影部は照明部の配設位置から離れた場所に配設され、撮影時には、照明部の光出射部分の一部が被写体により覆われた状態となされるため、照明光が直接撮像部に入射したり、被写体表面で反射した照明光が撮像部へ入射することは殆どない。
本発明においては、被写体の撮影時には、被写体載置部に被写体を接触させた状態としその状態で照明部の光出射部分の一部が被写体により覆われるようにして撮影を行うことにより、撮像部や照明部から被写体までの距離変化、手ブレ,被写体ブレ等を無くして近接撮影を行え、また、生体認証を行う場合には、撮影を行う特定生体部分の正確な位置再現が可能となり、その結果、特定ユーザの認証を正確且つ容易に行うことが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の撮像装置、生体認証装置の一実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、本発明の撮像装置、生体認証装置の一例として、カメラ機能付き携帯電話端末を挙げているが、勿論それはあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
〔第1の具体例のレイアウト構成〕
図1には、本実施形態のカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配される撮像装置であるカメラ部5と照明装置であるライト部6のレイアウトの第1の具体例を示す。なお、図1は、各構成要素の配置を分かり易く見せるために、携帯電話端末1を側面側から一部透視して観た状態を示している。後述する図2〜図14、図16、図17、図19〜図24、図26、図27、図29、図30も同様である。
この図1に示す携帯電話端末1は、いわゆるストレートタイプの端末であり、主要な構成要素として、液晶等のディスプレイ部2、キーボード部3、電池部4等を備えている。なお、当該携帯電話端末1の筐体表面のうち、上記ディスプレイ部2及びキーボード部3が設置されている側の筐体表面を、以下、第1主面と表記し、電池部4が設けられている筐体表面側の筐体表面を、以下、第2主面と表記する。また、この図1に示す携帯電話端末1において、上記第2主面側には、撮像デバイスと結像用光学系により構成されたカメラ部5と、例えばLED(発光ダイオード)と照明光用光学系により構成されたライト部6とが設けられている。
ここで、図1に示す第1の具体例のレイアウトにおいて、上記ライト部6は、当該携帯電話端末1の第2主面側の上記電池部4が配されている一方の端部と相対応した他方の端部側に設けられていると共に、当該ライト部6の照明光用光学系の光軸が当該携帯電話端末1の第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。特に、本実施形態の携帯電話端末1が静脈認証機能を備えている場合、当該ライト部6は、近赤外線を出射可能な光源を備えたものとなされる。
また、上記カメラ部5は、携帯電話端末1の第2主面側の例えば上記ライト部6と電池部4の間に設けられていると共に、当該カメラ部5の結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。特に、本実施形態の携帯電話端末1が静脈認証機能を備えている場合、当該カメラ部5は、近赤外線を透過するフィルタを備えたものとなされる。なお、図1の例では、カメラ部5が第2主面から一部突出しているが、例えばカメラ部5をいわゆるリトラクタブル式にし、撮影を行わない時にカメラ部5を筐体内に収納させるようにしても良い。
そして、この図1に示した第1の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、例えば静脈認証,指紋認証等のような生体認証のための近接撮影や、例えばOCR,QRコードの読み取りのための近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、当該携帯電話端末1の第2主面の一部を構成する所定位置の被写体載置部に接触した状態で置かれると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
すなわち、第1の具体例のレイアウト構成によれば、近接撮影が行われる場合に、上記ライト部6から出射された光が直に上記カメラ部5へ入射することはない。
また、第1の具体例のレイアウト構成によれば、近接撮影が行われる場合に、前述の図32や図33で示した例のように略々同じ方向へ光軸が向けられたライト部とカメラ部の略々正面に、空間を隔てて被写体が置かれるようなことがないため、図32や図33の例のようにライト部から出射した光が被写体でそのまま反射されてカメラ部へ入射してしまうようなことはない。
さらに、第1の具体例のレイアウト構成によれば、近接撮影が行われる場合、携帯電話端末1の第1主面に接触した状態で被写体9が配置されるため、カメラ部5やライト部6から被写体9までの距離が変化したり、カメラ部5と被写体9との間の相対的な位置ブレが発生するようなことはない。
したがって、第1の具体例のレイアウト構成によれば、例えば静脈認証,指紋認証等のような生体認証のための近接撮影や、例えばOCR,QRコードの読み取りのための近接撮影を行う際に、ブレやボケのない良好な撮影画像を得ることができ、また特に、生体認証用の画像を撮影する際に、撮影すべき特定生体部分の正確な位置再現が可能となり、高い認証精度を維持した正確な生体認証が可能となる。
〔第2の具体例のレイアウト構成〕
図2には、本実施形態のカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第2の具体例を示す。なお、この図2において、図1の携帯電話端末と同じ機能を備えた各構成要素には、図1と同じ指示符号を付け、それらの説明については省略する。後述する図3〜図14、図16、図17、図19〜図24、図26、図27、図29、図30も同様とする。
この図2に示す第2の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は、当該携帯電話端末1の第2主面側の電池部4が配されていない部分の例えば中央部近傍に設けられていると共に、当該ライト部6の照明光用光学系の光軸が当該携帯電話端末1の第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。
また、カメラ部5は、携帯電話端末1の第2主面側の例えば電池部4のライト部側端部近傍に設けられていると共に、当該カメラ部5の結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図2に示した第2の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、第1の具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、当該携帯電話端末1の第2主面の一部を構成する被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第2の具体例のレイアウト構成によれば、前述の第1の具体例の場合と同様に、近接撮影が行われる場合には、上記ライト部6から出射された光が直に上記カメラ部5へ入射することはなく、また、前述の図32や図33の例のようにライト部から出射した光が被写体でそのまま反射されてカメラ部へ入射してしまうようなことはなく、さらに、カメラ部5やライト部6から被写体9までの距離が変化したり、カメラ部5と被写体9との間の相対的な位置ブレが発生するようなことはない。
したがって、当該第2の具体例のレイアウト構成によれば、前述の第1の具体例の場合と同様に、近接撮影を行う際に、ブレやボケのない良好な撮影画像を得ることができ、また特に、生体認証用の画像を撮影する際には、撮影すべき特定生体部分の正確な位置再現が可能となり、高い認証精度を維持した正確な生体認証が可能となる。
〔第3の具体例のレイアウト構成〕
図3には、本実施形態のカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第3の具体例を示す。
この図3に示す第3の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は、当該携帯電話端末1の第1主面側のディスプレイ部2の近傍の端末端部に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該携帯電話端末1の第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
また、カメラ部5は、携帯電話端末1の第1主面側の例えばディスプレイ部2とキーボード部3との間に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図3に示した第3の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、第1,第2の具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、当該携帯電話端末1の第1主面の一部を構成する被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第3の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の第1,第2の具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第4の具体例のレイアウト構成〕
図4には、本実施形態のカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第4の具体例を示す。
この図4に示す第4の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は、当該携帯電話端末1の第1主面側のキーボード部3のエリア内に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該携帯電話端末1の第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
また、カメラ部5は、携帯電話端末1の第1主面側の例えばキーボード部3の近傍の端末端部に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図4に示した第4の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、当該携帯電話端末1の第1主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第4の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第5の具体例のレイアウト構成〕
図5には、本実施形態のカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第5の具体例を示す。
この図5に示す携帯電話端末1は、第1筐体10aと第2筐体10bが回転ヒンジ部材8を介して折り畳み可能となされたカメラ付き携帯電話端末である。第1筐体10aにはディスプレイ部2、カメラ部5及びライト部6が設けられており、第2筐体10bにはキーボード部3と電池部4が設けられている。なお、以下の説明において、第1筐体10aの筐体表面のうち、ディスプレイ部2が設けられている側を第1主面と表記し、一方、当該第1主面に相対応する背面側を第2主面と表記する。同様に、第2筐体10aの筐体表面のうち、キーボード部3が設けられている側を第1主面と表記し、一方、電池部4が設けられている側を第2主面と表記する。
ここで、この図5に示す第5の具体例のレイアウトにおいて、カメラ部5及びライト部6は、第1筐体10aの第2主面側に設けられている。
上記ライト部6は、第1筐体10aの回転ヒンジ部材8が配されていない側の端部近傍に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、第1筐体10aの第2主面の略々中央に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図5に示した第5の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、当該携帯電話端末1の第2主面の一部を構成する被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第5の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第6の具体例のレイアウト構成〕
図6には、本実施形態のカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第6の具体例を示す。なお、この図6の携帯電話端末1は、図5の例と同様の折り畳みタイプの端末である。
ここで、この図6に示す第6の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は第1筐体10aの第2主面側に設けられ、カメラ部5は第2筐体10bの第2主面側に設けられている。
ライト部6は、第1筐体10aの回転ヒンジ部材8が配されている端部近傍の第2主面側に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、第2筐体10bの回転ヒンジ部材8が配されている端部近傍の第2主面側に設けられていると共に、当該携帯電話端末1を開いた状態(図6の状態)にした時に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図6に示した第6の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、開いた状態の当該携帯電話端末1の第2主面の一部を構成する被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第6の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第7の具体例のレイアウト構成〕
図7には、図5,図6と同様の折り畳みタイプのカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第7の具体例を示す。
ここで、この図7に示す第7の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6及びカメラ部5は第1筐体10aの第1主面側に設けられている。
ライト部6は、第1筐体10aの回転ヒンジ部材8が配されていない側の端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、第1筐体10aの回転ヒンジ部材8が配されている端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、当該携帯電話端末1を開いた状態(図7の状態)にした時に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図7に示した第7の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、開いた状態の当該携帯電話端末1の第1筐体10aの第1主面の一部を構成する被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第7の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第8の具体例のレイアウト構成〕
図8には、前述同様の折り畳みタイプのカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第8の具体例を示す。
ここで、この図8に示す第8の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は第1筐体10aの第1主面側に設けられ、カメラ部5は第1筐体10aの第1主面側に設けられている。
ライト部6は、第1筐体10aの回転ヒンジ部材8が配されている端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、第2筐体10bの回転ヒンジ部材8が配されている端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、当該携帯電話端末1を開いた状態(図8の状態)にした時に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図8に示した第8の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、開かれた状態の当該携帯電話端末1の第1筐体10aの第1主面の一部を構成する被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第8の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第9の具体例のレイアウト構成〕
図9には、前述同様の折り畳みタイプのカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第9の具体例を示す。
ここで、この図9に示す第9の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6及びカメラ部5は第2筐体10bの第1主面側に設けられている。
ライト部6は、第2筐体10bの第1主面上のキーボード部3のエリア内に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が第2筐体10bの第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、第2筐体10bの回転ヒンジ部材8が配されていない側の端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図9に示した第9の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、開いた状態の当該携帯電話端末1の第1主面の一部を構成する被写体載置に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第9の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第10の具体例のレイアウト構成〕
図10には、前述の図5〜図9の折り畳みタイプのように、開いた状態で第1,第2筐体10a,10bが略々一直線に並ぶ端末とは異なり、開いた状態のときに回転ヒンジ部材11を介して第1,第2筐体10a,10bに段差ができるようなカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第10の具体例を示す。
ここで、この図10に示す第10の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は第1筐体10aの第1主面側に設けられ、カメラ部5は回転ヒンジ部材11内に設けられている。
ライト部6は、第1筐体10aの回転ヒンジ部材11が配されていない側の端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、回転ヒンジ部材11上に設けられると共に、当該携帯電話端末1を開いた状態(図10の状態)にした時に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図10に示した第10の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、開いた状態の当該携帯電話端末1の第1筐体10aの第1主面の一部を構成する被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第10の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。また、この図10の例の場合、開いた状態のときに回転ヒンジ部材11を介して第1,第2筐体10a,10bに段差ができ、そして、その回転ヒンジ部材11にカメラ部5を設けているため、前述の各具体例のレイアウトのようにカメラ部5を主面から突出させるような構造を採らなくてもよく、簡素な構造とすることができる。
〔第11の具体例のレイアウト構成〕
図11には、前述の図10の例のように、開いた状態のときに回転ヒンジ部材11を介して第1,第2筐体10a,10bに段差ができるようなカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第11の具体例を示す。
ここで、この図11に示す第11の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は第1筐体10aの第2主面側に設けられ、カメラ部5は回転ヒンジ部材11内に設けられている。
ライト部6は、第1筐体10aの回転ヒンジ部材11が配されていない側の端部近傍の第2主面側に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、回転ヒンジ部材11上に設けられると共に、当該携帯電話端末1を開いた状態(図11の状態)にした時に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図11に示した第11の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、開いた状態の当該携帯電話端末1の第1筐体10aの第2主面に含まれる被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第11の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができると共に、第10の具体例と同様の効果を得ることも可能である。
〔第12の具体例のレイアウト構成〕
図12には、第1筐体10aと第2筐体10bを互いの主面に対して並行な方向にスライドさせることが可能ないわゆるスライドタイプのカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第12の具体例を示す。
ここで、この図12に示す第12の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6とカメラ部5は第1筐体10aの第1主面側に設けられている。
ライト部6は、当該携帯電話端末1を開いた状態(図12の状態)にした時に、第2筐体10bと接してない側の第1筐体10aの端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、当該携帯電話端末1を開いた状態(図12の状態)にした時に、第2筐体10bと接する側の第1筐体10aの端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図12に示した第12の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、第1筐体10aの第1主面に含まれる被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第12の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔第13の具体例のレイアウト構成〕
図13には、図12の例と同様のスライドタイプのカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第13の具体例を示す。
ここで、この図13に示す第13の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6は第1筐体10aに設けられ、カメラ部5は第2筐体10bに設けられている。
ライト部6は、当該携帯電話端末1を開いた状態(図13の状態)にした時に外部に露出することになる、第1筐体10の第2主面側の例えば中央部に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が当該第1筐体10aの第2主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、当該携帯電話端末1を開いた状態(図13の状態)にした時に、第1筐体10aと接する側の第2筐体10bの端部側面に設けられていると共に、当該携帯電話端末1が開いた状態の時に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図13に示した第13の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、第1筐体10aの第2主面に含まれる被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第13の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。また、この図13の例の場合、前述の図10と同じように、携帯電話端末1を開いた状態のときに第1,第2筐体10a,10bに段差ができ、そして、上記第2筐体10bの端部側面にカメラ部5を設けているため、前述のようなカメラ部5を主面から突出させるような構造を採らなくてもよく、簡素な構造とすることができる。
〔第14の具体例のレイアウト構成〕
図14には、前述同様のスライドタイプのカメラ機能付き携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6のレイアウトの第14の具体例を示す。
ここで、この図14に示す第14の具体例のレイアウトにおいて、ライト部6及びカメラ部5は共に第2筐体10bの第1主面側に設けられている。
ライト部6は、第2筐体10bの第1主面上のキーボード部3のエリア内に設けられていると共に、照明光用光学系の光軸が第2筐体10bの第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
カメラ部5は、当該携帯電話端末1を開いた状態(図14の状態)にした時に、第1筐体10aと接しない側の第2筐体10bの端部近傍の第1主面側に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この図14に示した第14の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、前述の各具体例同様に近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体9は、開いた状態の当該携帯電話端末1の第2筐体10bの第1主面に含まれる被写体載置部に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
この第14の具体例のレイアウト構成において、近接撮影が行われる場合には、前述の各具体例の場合と同様の効果を得ることができる。
〔生体認証時の第1の使用例〕
図15〜図17には、例えば前述の図3に示したストレートタイプのカメラ機能付き携帯電話端末1において、例えば指の静脈認証を行う場合の具体的な使用例(第1の使用例)を示す。なお、図15はストレートタイプの携帯電話端末1を第1主面側から観た図であり、図16は図15の携帯電話端末1を左側面側から観た図、図7は図15の携帯電話端末1を下側から観た図である。
ここで、指の静脈認証を行う機能を備えた本実施形態の携帯電話端末1において、図15〜図17に示すように、ライト部6は、照明光出射部分の形状が、端末1の短軸方向側に長辺がくるようになされた例えば長方形、つまり、カメラ部5の光軸方向に対して略々直交する方向が長辺となされた長方形となされている。また、カメラ部5は、前述の第3の具体例で説明したように、ディスプレイ部2とキーボード部3との間に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、当該携帯電話端末1にて指の静脈認証を行う場合、ユーザの例えば右手の隣り合う二本の指20a,20bが、携帯電話端末1を挟み込むような状態に置かれる。これにより、ユーザの指20aは、図18〜図20に示すように、当該携帯電話端末1の第1主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれる。なお、図18は、ユーザの右手の或る指20aの静脈認証を行っている際の携帯電話端末1を第1主面側から観た図であり、図19は図18の静脈認証を行っている状態の携帯電話端末1を左側面側から観た図、図20は図18の静脈認証を行っている状態の携帯電話端末1を下側から観た図である。
上述のように、本実施形態の静脈認証機能を備えた携帯電話端末1は、カメラ部5の結像用光学系の光軸が、筐体の第1主面に対して斜め方向で且つ上記ライト部6の配設位置の上方へ向くように配設されているため、そのカメラ部5にて被写体を撮影する場合には、当該被写体(つまり指20a)が必然的に筐体に近接(接して)置かれることになる。これにより、筐体と被写体(指20a)との間の位置関係を特定し易くなり安定した撮影が可能となる。また、この使用例のように、指20a,20bにより携帯電話端末1を挟み込むと共に、携帯電話端末1の側面部をそれら指20a,20bの根本(掌)側に当接させるようにした場合、指と携帯電話端末1との間の相対位置変化が非常に少なくなると共に、静脈画像が撮影される生体部分は、指先ではなく、静脈認証に使用し易い指の中程となる。さらに、本実施形態によれば、被写体(指20a)を被写体載置部に安定して配置できるため、当該被写体に対する照明も最適な位置となり、これにより、被写体と照明との相対的な位置関係が比較的安定し、照明の明るさやカメラ部5の各種設定パラメータについても、比較的容易に決めることが可能となる。
また、本実施形態の携帯電話端末1によれば、被写体である指20aは、当該端末1の第1主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれため、カメラ部5にて良好な静脈画像を撮影することが可能である。すなわち、静脈認証を行う場合には、被写体である生体内部の静脈画像を撮影する必要があるため、例えば照明光が直接カメラ部5に入射したり、生体部分の表面で反射した照明光がカメラ部5へ入射すると、良好な静脈画像を撮影することができなくなるが、本実施形態の携帯電話端末1では、上述のように、被写体である指20aが、筐体表面の被写体載置部に接触し且つライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれため、当該ライト部6の照明光が直接カメラ部5に入射したり、被写体である指20aの表面の反射光がカメラ部5へ入射することがなく、その結果、良好な静脈画像を撮影することが可能となる。なお、本実施形態の場合、カメラ部5の結像光学系の光軸が、筐体表面に置かれた被写体に対して正対する方向に向けられているため、例えば太陽光等の外光による影響も少なくなっている。
その他、図示は省略しているが、本実施形態の携帯電話端末1は、筐体に被写体(指20a)の置き位置(被写体載置部)を指示する表示や窪み若しくは突起等が筐体上に設けられており、それらにより、安定した被写体の配置、つまり、被写体の置き位置の再現性を高めることが可能となっている。
なお、図示は省略しているが、指20a,20bにより挟まれる部分(被写体載置部)に、指の形状に合わせた窪みや凸部を設けることも可能である。
〔生体認証時の第2の使用例〕
図21には、例えば前述の図5に示した折り畳みタイプの携帯電話端末1において、指の静脈認証を行う場合の具体的な使用例(第2の使用例)を示す。
この図21に示す携帯電話端末1において、カメラ部5とライト部6は、前述の図5の例と同様に、共に第1筐体10aの第2主面側に設けられている。ライト部6は、前述の第1の使用例の構成と同様に照明光出射部分の形状が長方形となされており、カメラ部5は、前述の第5の具体例で説明したように、第1筐体10aの第2主面の略々中央に設けられていると共に、結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この第2の使用例の携帯電話端末1にて指の静脈認証を行う場合、ユーザの例えば左手の隣り合う二本の指20a,20bが、携帯電話端末1を挟み込むような状態に置かれる。これにより、ユーザの指20bは、図21に示すように、第1筐体10aの第2主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれる。これにより、筐体と被写体(指20b)との間の位置関係を特定し易くなり安定した撮影が可能となり、この第2の使用例の携帯電話端末1の場合も前述の第1の使用例と同様の効果を得ることができることになる。
〔生体認証時の第3の使用例〕
図22には、例えば前述の図7に示した折り畳みタイプの携帯電話端末1において、指の静脈認証を行う場合の具体的な使用例(第3の使用例)を示す。
この図22に示す携帯電話端末1において、カメラ部5とライト部6は、前述の図7の例と同様に、共に第1筐体10aの第1主面側に設けられている。ライト部6は、前述の第1の使用例の構成と同様に照明光出射部分の形状が長方形となされており、カメラ部5は、前述の第7の具体例で説明したように、回転ヒンジ部材8が配されている端部近傍の第1主面側に設けられると共に、結像用光学系の光軸がライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この第3の使用例の携帯電話端末1にて指の静脈認証を行う場合、ユーザの例えば左手の隣り合う二本の指20a,20bが、携帯電話端末1を挟み込むような状態に置かれる。これにより、ユーザの指20aは、図22に示すように、第1筐体10aの第1主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれる。これにより、筐体と被写体(指20a)との間の位置関係を特定し易くなり安定した撮影が可能となり、この第3の使用例の携帯電話端末1の場合も前述の第1,第2の使用例と同様の効果を得ることができることになる。
〔生体認証時の第4の使用例〕
図23には、例えば前述の図10に示した折り畳みタイプの携帯電話端末1において、指の静脈認証を行う場合の具体的な使用例(第4の使用例)を示す。
この図23に示す携帯電話端末1において、ライト部6は、前述の図10の例と同様に、共に第1筐体10aの第1主面側に設けられており、また、前述の第1の使用例の構成と同様に照明光出射部分の形状が長方形となされている。カメラ部5は、前述の第10の具体例で説明したように、回転ヒンジ部材11に配されていると共に、結像用光学系の光軸がライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この第4の使用例の携帯電話端末1にて指の静脈認証を行う場合、ユーザの例えば左手の隣り合う二本の指20a,20bが、携帯電話端末1を挟み込むような状態に置かれる。これにより、ユーザの指20aは、図23に示すように、第1筐体10aの第1主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれる。これにより、筐体と被写体(指20a)との間の位置関係を特定し易くなり安定した撮影が可能となり、この第4の使用例の携帯電話端末1の場合も前述の各使用例と同様の効果を得ることができることになる。
〔生体認証時の第5の使用例〕
図24には、例えば前述の図11に示した折り畳みタイプの携帯電話端末1において、指の静脈認証を行う場合の具体的な使用例(第5の使用例)を示す。
この図25に示す携帯電話端末1において、ライト部6は、前述の図11の例と同様に、共に第1筐体10aの第2主面側に設けられており、また、前述の第1の使用例の構成と同様に照明光出射部分の形状が長方形となされている。カメラ部5は、前述の第11の具体例で説明したように、回転ヒンジ部材11に配されていると共に、結像用光学系の光軸がライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されている。
そして、この第5の使用例の携帯電話端末1にて指の静脈認証を行う場合、ユーザの例えば左手の隣り合う二本の指20a,20bが、携帯電話端末1を挟み込むような状態に置かれる。これにより、ユーザの指20aは、図23に示すように、第1筐体10aの第1主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれる。これにより、筐体と被写体(指20a)との間の位置関係を特定し易くなり安定した撮影が可能となり、この第5の使用例の携帯電話端末1の場合も前述の各使用例と同様の効果を得ることができることになる。
〔生体認証時の第15の具体例のレイアウト構成及び第6の使用例〕
図25〜図27には、生体認証機能を備えたストレートタイプの携帯電話端末1の筐体上に配されるカメラ部5及びライト部6a,6bのレイアウトの第15の具体例を示す。なお、図25はストレートタイプの携帯電話端末1を第1主面側から観た図であり、図26は図25の携帯電話端末1を左側面側から観た図、図27は図25の携帯電話端末1を下側から観た図である。
この図25〜図27に示す第15の具体例のレイアウトにおいて、カメラ部5及びライト部6a,6bはキーボード部3側筐体端末近傍の第1主面側に設けられている。
カメラ部5は、結像用光学系の光軸が第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
ライト部6a,6bは、上記カメラ部5を両側から挟み込むように配置されており、照明光用光学系の光軸が第1主面に対して略々垂直となるように配設されている。
そして、図25〜図27に示した第15の具体例のレイアウト構成となされた携帯電話端末1において、生体認証のために近接撮影を行う場合、撮影対象となる被写体12(生体部分)は、図26,図27に示すように、第1主面に接触した状態になされると共に、上記カメラ部5を覆い、且つ、上記ライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして配置される。
ここで、この第15の具体例のレイアウト構成を備えた携帯電話端末1において、例えば指の静脈認証を行う場合の具体的な使用例(第6の使用例)を、図28〜図30を用いて説明する。なお、図28は当該携帯電話端末1を第1主面側から観た図であり、図29は図28の携帯電話端末1を左側面側から観た図、図30は図28の携帯電話端末1を下面側から観た図である。
この携帯電話端末1にて指の静脈認証を行う場合、ユーザの手の何れか一本の指20が、第1主面に接触した状態となされると共に、上記カメラ部5を覆い且つライト部6の照明光出射部分の一部を覆うようにして置かれることになる。
このような携帯電話端末1の使用例によれば、指20が筐体に近接(接して)置かれることになるため、筐体と指20との間の位置関係を特定し易くなり安定した撮影が可能となる。また、この使用例によれば、指20を安定して配置できるため、当該指20に対する照明も最適な位置となり、これにより、被写体と照明との相対的な位置関係が比較的安定し、照明の明るさやカメラ部5の各種設定パラメータについても、比較的容易に決めることが可能となる。
また、この使用例によれば、指20は、当該端末1の第1主面に接触した状態になされると共に、上記ライト部6の照明光出射部分のカメラ部5側を覆うように置かれため、カメラ部5にて良好な静脈画像を撮影することが可能である。さらに、本実施形態の場合、カメラ部5の略々全面が指20により覆われるため、例えば太陽光等の外光による影響も少なくなっている。
〔携帯電話端末1の概略的な内部構成〕
図21には、上述した本発明実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。
通信アンテナ42は、例えば内蔵アンテナであり、通話やパケット通信のための信号電波の送受信を行う。通信回路41は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。なお、パケット通信により送受信されるデータは、電子メールデータ、動画像や静止画の画像データ、音声データ、HTML(Hyper Text Markup Language)データ、プログラムデータ、その他の各種データである。ここで、上記通信アンテナ42及び通信回路41の受信データが通話音声のデータである場合、その通話音声のデータはデータラインを介して音声処理部52へ送られ、それ以外の受信データは一旦、制御部40へ送られて処理された後、必要に応じて当該制御部40から各部へ送られる。
音声処理部52は、上記通信アンテナ42及び通信回路41から通話音声の受信データが供給された時には、当該通話音声の受信データを復号化し、その復号化後の通話音声データをデータラインを介してスピーカ50へ送る。
スピーカ50は、携帯電話端末に設けられている受話用のスピーカやリンガ(着信音)、音楽再生、アラーム音出力用のスピーカであり、ディジタル/アナログ変換器と増幅器を含み、通話音声やリンガ音,再生音楽のデータを、ディジタル/アナログ変換及び増幅した後、出力する。これにより、通話音声やリンガ音,再生音楽が得られることになる。
マイクロホン51は、送話用のマイクロホンであり、アナログ/ディジタル変換器と増幅器を含む。このマイクロホン51を介して入力された通話音声信号は、増幅器により所定のレベルに増幅された後、アナログ/ディジタル変換器によりディジタル音声データに変換され、データラインを介して音声処理部52へ送られて符号化された後、データラインを介して通信回路41へ送られて変調、周波数変換等の各種処理を受け、通信アンテナ42から送信される。
表示部43は、液晶等からなる前記ディスプレイ部2とそのディスプレイ部2を駆動するためのディスプレイ駆動回路とからなる。ディスプレイ駆動回路は、画像処理部53から供給された画像信号に基づいて、上記ディスプレイ部2を駆動する。これにより、ディスプレイ部2には、画像や文字等が表示される。
カメラ部55は、前述した近接撮影,生体認証用のカメラや通常のカメラからなる。
LED(発光ダイオード)部56は、着信LEDやカメラ撮像時の補助ライト用LED、表示部43のバックライト用LED、各キーの照明用LED、前述した近接撮影,生体認証のライト部用LEDからなる。
画像処理部53は、表示部43に表示される画像の処理を行う。また、画像処理部53は、制御部40による制御の元で内蔵メモリから読み出された圧縮符号化されている画像データや、インターネット等を介して取得した画像データ等を伸張復号化等し、その伸張復号後の画像データをデータラインを介して表示部43へ送って表示させる。その他、画像処理部53は、上記カメラ部55により撮像された静止画像や動画像のデータの圧縮符号化等を行い、その圧縮符号化された画像データを、制御部40による制御の元で必要に応じて内蔵メモリに送り、記憶させる。
操作部44は、本実施形態の携帯電話端末1の筐体上に設けられているキーボード部3等の操作デバイスと、それら操作デバイスの操作に応じた操作信号を発生する操作信号発生器とからなる。
認証処理部54は、当該携帯電話端末1が生体認証モードに設定されている時に、カメラ部55にて撮影され画像処理部53にて適切な画像処理が施された生体撮影画像情報から、例えば静脈や指紋等のユーザ固有の生体パターンを抽出し、当該抽出した生体パターンと、メモリ部46に予め登録されている正当なユーザの生体パターンと比較することにより、ユーザの認証を行う。そして、その認証結果の情報は、制御部40に送られることになる。
センサ部45は、例えば圧力センサ、静電容量センサ、又は、光反射検出センサ等のように、例えば指の有る無しを検出可能なセンサであり、当該センサは前述したライト部6の近傍に配置される。本実施形態の携帯電話端末1は、生体認証を行う場合に、当該センサ部45が指等の生体の存在を検出した時に、生体認証処理を開始するようになされている。すなわち例えば前述の使用例のように、指を挟む操作と連動して、指が所定の位置に存在することを検出することが可能となり、その検出に応じて生体認証処理を開始する。
メモリ部46は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、OS(Operating System)、制御部40が各部を制御するための制御プログラムコード、各種の初期設定値、フォントデータ、仮名漢字変換や予測変換に用いられる辞書データ、着信音やキー操作音等の音データ、本実施形態にかかる生体認証の制御プログラムコード、その他、当該端末に搭載される各種のアプリケーション用のプログラムコード、当該端末の機器識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、NAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)或いはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)のような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、電話帳や電子メールアドレス帳のデータ、スケジュール帳のデータ、通信履歴等の様々なデータ、ユーザ辞書データ、静止画や動画データ、キー操作音等の音データ、本実施形態にかかる生体認証時に使用される正当ユーザの登録生体パターン情報、その他、各種のユーザ設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、制御部40が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。
制御部40は、CPUからなり、メモリ部46に記憶されているOSや各種プログラムに基づいて、当該端末の様々な制御、本実施形態にかかる生体認証時の制御等を行う。
その他、図31には図示を省略しているが、本実施形態の端末は、外部メモリインターフェース、外部ケーブル用コネクタ、赤外線通信機能、電子財布機能、バイブレータ、バッテリ、電力制御機能など、一般的な携帯電話端末が備えている各構成要素についても備えている。なお、それら一般的な携帯電話端末が備えている回路構成やその他の構成の説明については省略する。
〔まとめ〕
本実施形態の携帯電話端末1は、筐体表面の所定位置に接触させた状態の被写体を照明するためのライト部6と、ライト部6の配設位置から離れた位置に設けられると共に結像用光学系の光軸が上記ライト部6の配設位置の近傍上空へ向くように配設されているカメラ部5とを有し、上記ライト部6は、筐体表面の所定位置の被写体載置部に被写体が置かれた時に、少なくともカメラ部5が配設されている側の一部が覆われるように配置されているため、当該ライト部6の直接光或いは被写体表面による反射光がカメラ部5に入射することはない。
また、本実施形態の携帯電話端末1によれば、撮影時には、筐体表面の所定位置に被写体が置かれることになり、カメラ部5と被写体との間の相対位置が安定していると共に、被写体に対してライト部6も最適な位置にレイアウトされており、被写体と照明との相対配置が比較的安定しているため、ライト部6の明るさ(照明の強度)やカメラ部5の撮影条件パラメータを、比較的容易に決めることが可能となる。
これにより、本実施形態の携帯電話端末1によれば、カメラ部5やライト部6から被写体までの距離変化、手ブレ,被写体ブレ等が無く、撮影画面内での被写体の大きさ、配置、照明の明るさ加減が良好な撮影画像が得られる近接撮影を行える。
また、本実施形態によれば、撮影時に被写体の位置が略々常に同じ場所に固定されるため、例えば時間をおいて複数回撮像するような場合でも、以前と略々同じ場所に被写体を置くことが容易となり、毎回似た構図の撮像が可能となる。
さらに、本実施形態の携帯電話端末1によれば、近接撮影を行う場合に、被写体とカメラ部との間の距離を或る程度離すことが可能であるため、近接撮影により発生し易い画像の歪みを少なくすることが可能である。
そして、本実施形態の携帯電話端末1によれば、近接撮影時に良好な撮影画像が得られるため、カメラ部の解像度、光学系、制御系に対して要求されるスペックを或る程度下げることができ、比較的容易に設計ができ、また、部品選定、効率的な制御等が可能となるため、設計及び部品,製造コストを大幅に下げることが可能となる。
また、本実施形態によれば、特に静脈認証を行う場合には、撮影を行う特定生体部分の正確な位置再現が可能となり、その特定生体部分の静脈撮影情報に基づいて特定ユーザの認証及び登録を正確、スピーディー且つ容易に行うことが可能となる。さらに、生体認証処理及びそのアプリケーションでは、各種の設定における調整処理等を少なくできるため、設計工数及びプログラムのサイズを小さくできると共に、処理スピード、処理精度を上げることも可能となり、ユーザの使い勝手も向上させることができる。
また、本実施形態において、指の静脈認証の際に、前述の第1〜第5の使用例のように、二本の指で端末の筐体を挟むようにし、指の根本が端末側面に当接するようにした場合には、指と筐体表面との間の隙間が略々無くなり、指を置いたときの高さ方向のズレと横方向のズレを自然且つ同時に抑えることが可能となり、さらに、二本の指で端末筐体を挟むようにすることでそれら二本の指の間隔が最小化されることになり、指の回転方向のズレを減少させることが可能となる。このように、本実施形態の携帯電話端末1によれば、指の横ズレ,高さズレ,回転ズレを無くすことができ、これらの相乗効果により、指位置の再現性を総合的に高めることが可能となるため、指の撮影部位を略々毎回同じ部位にでき、良好な撮影画像を得ることができ、撮影画像の画質低下に起因した認証エラーを少なくすることができるようになり、また、例えばその指が右手,左手のどちらであったとしても、右手或いは左手に対する認証精度の依存性が少なく、何れの手の指であっても比較的容易に認証を行うことが可能となる。その結果、ユーザは、生体認証時に指の位置合わせの操作に熟練する必要がなくなり、例えば初めて認証操作を行うユーザや希にしか認証操作を行わないユーザ、或いは、設計時に想定されている指の大きさよりもその当人の指の大きさや形状が著しく異なっているようなユーザであっても、生体認証時の位置再現を容易且つ簡単な操作で行うことができる。また、本実施形態の場合、カメラ部6にて撮影される部位は、指の腹部分となるため、より正確な静脈認証が可能となる。
さらに、本実施形態において、例えばカメラ部5が筐体の第2主面側(背面側)に設けられているレイアウトの具体例の場合、太陽光等の外光による影響を受けにくい構造となり、一方、カメラ部5が筐体の第1主面側にあるレイアウトの具体例の場合には、指の置いた位置とディスプレイ部2上にて表示される画像をユーザが比較的容易に確認でき、高いユーザビリティを実現可能となっている。
その他、本実施形態によれば、カメラ部5とライト部6を様々な場所に配置することができるため、実装条件及びデザインの制約が比較的小さい。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
本発明は上述した実施形態に挙げた携帯電話端末に限定されず、PDA(PDA:Personal Digital Assistants)、カーナビゲーションシステムやAV機器のリモートコントローラ等、様々な携帯端末にも適用可能である。
また、上記ライト部6から出射される照明光は、連続発光だけでなく、パルス発光にしても良い。パルス発光にすることにより、パルス発光タイミングと生体認証用の撮影タイミングを合わせれば、生体認証時における外光の影響を少なくすることができる。
本発明実施形態の携帯電話端末の第1の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第2の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第3の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第4の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第5の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第6の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第7の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第8の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第9の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第10の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第11の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第12の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第13の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の第14の具体例のレイアウト構成の説明に用いる図である。 本発明実施形態の指の静脈認証を行う場合の第1の使用例における携帯電話端末の概略正面図である。 本発明実施形態の指の静脈認証を行う場合の第1の使用例における携帯電話端末の概略左側面図である。 本発明実施形態の指の静脈認証を行う場合の第1の使用例における携帯電話端末の概略下面図である。 第1の使用例において、ユーザの右手の指の静脈認証を行っている際の携帯電話端末の概略正面図である。 第1の使用例において、ユーザの右手の指の静脈認証を行っている際の携帯電話端末の概略左側面図である。 第1の使用例において、ユーザの右手の指の静脈認証を行っている際の携帯電話端末の概略下面図である。 本発明実施形態の携帯電話端末により指の静脈認証を行う場合の第2の使用例の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末により指の静脈認証を行う場合の第3の使用例の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末により指の静脈認証を行う場合の第4の使用例の説明に用いる図である。 本発明実施形態の携帯電話端末により指の静脈認証を行う場合の第5の使用例の説明に用いる図である。 本発明実施形態の第15の具体例のレイアウト構成の携帯電話端末の概略正面図である。 本発明実施形態の第15の具体例のレイアウト構成の携帯電話端末の概略左側面図である。 本発明実施形態の第15の具体例のレイアウト構成の携帯電話端末の概略下面図である。 本発明実施形態の第15の具体例のレイアウト構成の携帯電話端末における第6の使用例の説明に用いる概略正面図である。 本発明実施形態の第15の具体例のレイアウト構成の携帯電話端末における第6の使用例の説明に用いる概略左側面図である。 本発明実施形態の第15の具体例のレイアウト構成の携帯電話端末における第6の使用例の説明に用いる概略下面図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示すブロック図である。 従来の携帯電話端末のレイアウト構成の一例の説明に用いる図である。 従来の携帯電話端末のレイアウト構成の他の例の説明に用いる図である。
符号の説明
1 携帯電話端末、2 ディスプレイ部、3 キーボード部、4 電池部、5,55 カメラ部、6,6a,6b ライト部、8,11 回転ヒンジ部材、9,12 被写体、10a 第1筐体、10b 第2筐体、20,20a,20b 指、40 制御部、41 通信回路、42 通信用のアンテナ、43 表示部、44 操作部、45 センサ部、46 メモリ部、50 スピーカ、51 マイクロホン、52 音声処理部、53 画像処理部、54 認証処理部、56 LED部

Claims (11)

  1. 筐体表面の所定位置に接触させて置かれた被写体を照明する照明部と、
    上記照明部の配設位置から離れた場所に配設されると共に、筐体表面の所定位置に接触させて置かれた被写体を撮影する撮像部と、
    筐体表面の一部を構成すると共に上記照明部の近傍に配置され、上記被写体が接触した状態で置かれた時に、上記照明部の光出射部分の一部が当該被写体により覆われることになる被写体載置部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    上記被写体載置部は、上記被写体が接触した状態で置かれた時に、上記照明部の光出射部分のうち、少なくとも上記撮像部が配設されている側の一部が上記被写体により覆われるように上記照明部の近傍に配置されていることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置であって、
    上記撮像部は、結像用光学系の光軸が上記照明部の配設位置の近傍上空へ向けられて設けられていることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    上記撮像部は、上記照明部が設けられている筐体表面上、若しくは、上記照明部が設けられている筐体表面と略々同一線上にある筐体表面上に設けられていることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項3記載の撮像装置であって、
    上記撮像部は、上記照明部が設けられている筐体表面に対して段差を有する筐体面上若しくは部材上に設けられていることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1記載の撮像装置であって、
    上記照明部は、光出射部分の形状が、上記撮像部の結像用光学系の光軸方向に対して略々直交する方向が長辺となされた長方形となされていることを特徴とする撮像装置。
  7. 筐体表面の所定位置に接触させて置かれた生体部位へ少なくとも近赤外光を照射する照明部と、
    上記照明部の配設位置から離れた場所に配設されると共に、筐体表面の所定位置に接触させて置かれた生体部位から到来する少なくとも近赤外光像を撮影する撮像部と、
    筐体表面の一部を構成すると共に上記照明部の近傍に配置され、上記生体部位が接触した状態で置かれた時に、上記照明部の光出射部分のち、少なくとも上記撮像部が配設されている側の一部が当該生体部位により覆われることになる被写体載置部と、
    上記撮像部により撮像した生体部位の近赤外光像から抽出した特定パターンと、予め登録された特定パターンとを照合して生体認証を行う認証部と、
    を有することを特徴とする生体認証装置。
  8. 請求項7記載の生体認証装置であって、
    上記撮像部は、結像用光学系の光軸が上記照明部の配設位置の近傍上空へ向けられて設けられていることを特徴とする生体認証装置。
  9. 請求項8記載の生体認証装置であって、
    上記撮像部は、上記照明部が設けられている筐体表面上、若しくは、上記照明部が設けられている筐体表面と略々同一線上にある筐体表面上に設けられていることを特徴とする生体認証装置。
  10. 請求項8記載の生体認証装置であって、
    上記撮像部は、上記照明部が設けられている筐体表面に対して段差を有する筐体面上若しくは部材上に設けられていることを特徴とする生体認証装置。
  11. 請求項7記載の生体認証装置であって、
    上記照明部は、光出射部分の形状が、上記撮像部の結像用光学系の光軸方向に対して略々直交する方向が長辺となされた長方形となされていることを特徴とする生体認証装置。
JP2006043030A 2006-02-20 2006-02-20 撮像装置及び生体認証装置 Expired - Fee Related JP4562668B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006043030A JP4562668B2 (ja) 2006-02-20 2006-02-20 撮像装置及び生体認証装置
US11/704,955 US7773870B2 (en) 2006-02-20 2007-02-12 Image capture apparatus and biometric authentication apparatus
DE602007013636T DE602007013636D1 (de) 2006-02-20 2007-02-20 Bildaufnahmevorrichtung und Biometrieauthentifizierungsvorrichtung
EP07102730A EP1821238B1 (en) 2006-02-20 2007-02-20 Image capture apparatus and biometric authentification apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006043030A JP4562668B2 (ja) 2006-02-20 2006-02-20 撮像装置及び生体認証装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007215952A true JP2007215952A (ja) 2007-08-30
JP4562668B2 JP4562668B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=38001719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006043030A Expired - Fee Related JP4562668B2 (ja) 2006-02-20 2006-02-20 撮像装置及び生体認証装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7773870B2 (ja)
EP (1) EP1821238B1 (ja)
JP (1) JP4562668B2 (ja)
DE (1) DE602007013636D1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259310A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sony Corp 携帯型電話機及び電子機器
JP2008079798A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Sony Corp 生体認証装置及びこれを備えた電子機器
JP2014099149A (ja) * 2012-10-17 2014-05-29 Bionics Co Ltd 血流認証装置用端末機器及び血流認証装置
US10171717B2 (en) 2013-07-25 2019-01-01 Fujitsu Limited Image capture device and method for capturing image for biometric authentication, biometric authentication apparatus based on distance between image sensor and first portion of subject
RU2710951C1 (ru) * 2018-04-03 2020-01-14 Общество с ограниченной ответственностью "СТИЛСОФТ" Автономный мобильный комплекс идентификации личности

Families Citing this family (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4910644B2 (ja) * 2006-11-02 2012-04-04 ソニー株式会社 撮像装置
US8495020B1 (en) 2007-06-27 2013-07-23 ENORCOM Corporation Mobile information system
US8311513B1 (en) 2007-06-27 2012-11-13 ENORCOM Corporation Automated mobile system
JP2009086797A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 携帯端末
US9106801B2 (en) * 2008-04-25 2015-08-11 Sony Corporation Terminals, servers, and methods that find a media server to replace a sensed broadcast program/movie
US9451183B2 (en) 2009-03-02 2016-09-20 Flir Systems, Inc. Time spaced infrared image enhancement
US10757308B2 (en) 2009-03-02 2020-08-25 Flir Systems, Inc. Techniques for device attachment with dual band imaging sensor
USD765081S1 (en) 2012-05-25 2016-08-30 Flir Systems, Inc. Mobile communications device attachment with camera
US9208542B2 (en) 2009-03-02 2015-12-08 Flir Systems, Inc. Pixel-wise noise reduction in thermal images
US9986175B2 (en) 2009-03-02 2018-05-29 Flir Systems, Inc. Device attachment with infrared imaging sensor
US10244190B2 (en) 2009-03-02 2019-03-26 Flir Systems, Inc. Compact multi-spectrum imaging with fusion
US9235876B2 (en) 2009-03-02 2016-01-12 Flir Systems, Inc. Row and column noise reduction in thermal images
US9517679B2 (en) 2009-03-02 2016-12-13 Flir Systems, Inc. Systems and methods for monitoring vehicle occupants
US9998697B2 (en) 2009-03-02 2018-06-12 Flir Systems, Inc. Systems and methods for monitoring vehicle occupants
US9843742B2 (en) 2009-03-02 2017-12-12 Flir Systems, Inc. Thermal image frame capture using de-aligned sensor array
US9473681B2 (en) 2011-06-10 2016-10-18 Flir Systems, Inc. Infrared camera system housing with metalized surface
US9756264B2 (en) 2009-03-02 2017-09-05 Flir Systems, Inc. Anomalous pixel detection
US9674458B2 (en) 2009-06-03 2017-06-06 Flir Systems, Inc. Smart surveillance camera systems and methods
US9948872B2 (en) 2009-03-02 2018-04-17 Flir Systems, Inc. Monitor and control systems and methods for occupant safety and energy efficiency of structures
US9635285B2 (en) 2009-03-02 2017-04-25 Flir Systems, Inc. Infrared imaging enhancement with fusion
US20100245082A1 (en) * 2009-03-31 2010-09-30 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Backlighting for Computer Fingerprint Reader
US9843743B2 (en) 2009-06-03 2017-12-12 Flir Systems, Inc. Infant monitoring systems and methods using thermal imaging
US9819880B2 (en) 2009-06-03 2017-11-14 Flir Systems, Inc. Systems and methods of suppressing sky regions in images
US9756262B2 (en) 2009-06-03 2017-09-05 Flir Systems, Inc. Systems and methods for monitoring power systems
US9716843B2 (en) 2009-06-03 2017-07-25 Flir Systems, Inc. Measurement device for electrical installations and related methods
US9292909B2 (en) 2009-06-03 2016-03-22 Flir Systems, Inc. Selective image correction for infrared imaging devices
US10091439B2 (en) 2009-06-03 2018-10-02 Flir Systems, Inc. Imager with array of multiple infrared imaging modules
US9848134B2 (en) 2010-04-23 2017-12-19 Flir Systems, Inc. Infrared imager with integrated metal layers
US9706138B2 (en) 2010-04-23 2017-07-11 Flir Systems, Inc. Hybrid infrared sensor array having heterogeneous infrared sensors
US9918023B2 (en) 2010-04-23 2018-03-13 Flir Systems, Inc. Segmented focal plane array architecture
US9207708B2 (en) 2010-04-23 2015-12-08 Flir Systems, Inc. Abnormal clock rate detection in imaging sensor arrays
CN101866486B (zh) * 2010-06-11 2011-11-16 哈尔滨工程大学 手指静脉图像质量判断方法
CZ305276B6 (cs) * 2010-08-03 2015-07-15 Vysoké Učení Technické V Brně Biometrické bezpečnostní zařízení pro snímání a rozpoznávání žil prstů lidské ruky
CN102052018A (zh) * 2010-11-04 2011-05-11 谢文军 指纹密码电脑控制装置
US8457370B2 (en) 2011-01-20 2013-06-04 Daon Holdings Limited Methods and systems for authenticating users with captured palm biometric data
US8548206B2 (en) 2011-01-20 2013-10-01 Daon Holdings Limited Methods and systems for capturing biometric data
CN103875235B (zh) 2011-06-10 2018-10-12 菲力尔系统公司 用于红外成像装置的非均匀性校正技术
US9509924B2 (en) 2011-06-10 2016-11-29 Flir Systems, Inc. Wearable apparatus with integrated infrared imaging module
US10051210B2 (en) 2011-06-10 2018-08-14 Flir Systems, Inc. Infrared detector array with selectable pixel binning systems and methods
US10389953B2 (en) 2011-06-10 2019-08-20 Flir Systems, Inc. Infrared imaging device having a shutter
US9235023B2 (en) 2011-06-10 2016-01-12 Flir Systems, Inc. Variable lens sleeve spacer
US9058653B1 (en) 2011-06-10 2015-06-16 Flir Systems, Inc. Alignment of visible light sources based on thermal images
US9143703B2 (en) 2011-06-10 2015-09-22 Flir Systems, Inc. Infrared camera calibration techniques
US10079982B2 (en) 2011-06-10 2018-09-18 Flir Systems, Inc. Determination of an absolute radiometric value using blocked infrared sensors
EP2719166B1 (en) 2011-06-10 2018-03-28 Flir Systems, Inc. Line based image processing and flexible memory system
US9900526B2 (en) 2011-06-10 2018-02-20 Flir Systems, Inc. Techniques to compensate for calibration drifts in infrared imaging devices
US9706137B2 (en) 2011-06-10 2017-07-11 Flir Systems, Inc. Electrical cabinet infrared monitor
US9961277B2 (en) 2011-06-10 2018-05-01 Flir Systems, Inc. Infrared focal plane array heat spreaders
US10841508B2 (en) 2011-06-10 2020-11-17 Flir Systems, Inc. Electrical cabinet infrared monitor systems and methods
EP2719167B1 (en) 2011-06-10 2018-08-08 Flir Systems, Inc. Low power and small form factor infrared imaging
US10169666B2 (en) 2011-06-10 2019-01-01 Flir Systems, Inc. Image-assisted remote control vehicle systems and methods
US9560293B2 (en) * 2011-08-20 2017-01-31 Darwin Hu Method and apparatus for image capture through a display screen
CN104620282B (zh) 2012-07-16 2018-01-12 菲力尔系统公司 用于抑制图像中的噪声的方法和系统
US9811884B2 (en) 2012-07-16 2017-11-07 Flir Systems, Inc. Methods and systems for suppressing atmospheric turbulence in images
US9973692B2 (en) 2013-10-03 2018-05-15 Flir Systems, Inc. Situational awareness by compressed display of panoramic views
US11297264B2 (en) 2014-01-05 2022-04-05 Teledyne Fur, Llc Device attachment with dual band imaging sensor
CN104135551A (zh) * 2014-07-30 2014-11-05 无锡市翱宇特新科技发展有限公司 一种智能手机后盖
CH710322A2 (de) 2014-10-31 2016-05-13 Neeo Ag Fernbedienung mit Biometriesensor.
CN110110643B (zh) * 2019-04-29 2021-04-09 云谷(固安)科技有限公司 一种显示面板及显示装置
CN110135142B (zh) * 2019-04-30 2021-03-05 成都甄识科技有限公司 一种基于几何斜率的网状生理纹路特征描述方法
NL2024116B1 (en) 2019-10-29 2021-07-19 Sancoo B V Method and system for identified communications

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001216496A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Yamatake Corp 指紋画像入力装置
JP2004265269A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Hitachi Ltd 個人認証装置
JP2005038406A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Canon Inc 指紋入力装置及びこれを用いた個人認証システム
JP2005253989A (ja) * 2005-03-30 2005-09-22 Hitachi Ltd 個人認証装置
JP2005253988A (ja) * 2005-03-30 2005-09-22 Hitachi Ltd 預金預払機及びその処理方法
JP2005312749A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Sony Corp 撮像装置及び認証方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI893028A (fi) * 1988-06-23 1989-12-24 Fujitsu Ltd Anordning foer avkaenning av data fraon en ojaemn yta.
GB9725571D0 (en) 1997-12-04 1998-02-04 Philips Electronics Nv Electronic apparatus comprising fingerprint sensing devices
US6956608B1 (en) 2000-08-11 2005-10-18 Identix Incorporated Fingerprint imaging device including an optical plate having microreflectors
US7274808B2 (en) 2003-04-18 2007-09-25 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore)Pte Ltd Imaging system and apparatus for combining finger recognition and finger navigation
JP4556107B2 (ja) 2003-10-30 2010-10-06 ソニー株式会社 撮像装置及びその方法並びに通信端末装置
JP4815863B2 (ja) * 2005-04-28 2011-11-16 ソニー株式会社 撮像装置
CN101290465B (zh) * 2007-04-20 2010-06-02 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 具有指纹辨识功能的镜头模组及相应的便携式电子装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001216496A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Yamatake Corp 指紋画像入力装置
JP2004265269A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Hitachi Ltd 個人認証装置
JP2005038406A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Canon Inc 指紋入力装置及びこれを用いた個人認証システム
JP2005312749A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Sony Corp 撮像装置及び認証方法
JP2005253989A (ja) * 2005-03-30 2005-09-22 Hitachi Ltd 個人認証装置
JP2005253988A (ja) * 2005-03-30 2005-09-22 Hitachi Ltd 預金預払機及びその処理方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259310A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sony Corp 携帯型電話機及び電子機器
JP4725385B2 (ja) * 2006-03-24 2011-07-13 ソニー株式会社 携帯型電話機及び電子機器
US8204476B2 (en) 2006-03-24 2012-06-19 Sony Corporation Portable telephone and electronic device
JP2008079798A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Sony Corp 生体認証装置及びこれを備えた電子機器
JP2014099149A (ja) * 2012-10-17 2014-05-29 Bionics Co Ltd 血流認証装置用端末機器及び血流認証装置
US10171717B2 (en) 2013-07-25 2019-01-01 Fujitsu Limited Image capture device and method for capturing image for biometric authentication, biometric authentication apparatus based on distance between image sensor and first portion of subject
RU2710951C1 (ru) * 2018-04-03 2020-01-14 Общество с ограниченной ответственностью "СТИЛСОФТ" Автономный мобильный комплекс идентификации личности

Also Published As

Publication number Publication date
EP1821238B1 (en) 2011-04-06
JP4562668B2 (ja) 2010-10-13
EP1821238A1 (en) 2007-08-22
DE602007013636D1 (de) 2011-05-19
US7773870B2 (en) 2010-08-10
US20070196096A1 (en) 2007-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4562668B2 (ja) 撮像装置及び生体認証装置
CN101102347B (zh) 便携式电话和电子设备
JP4845203B2 (ja) 生体認証装置およびズレ検出方法
JP3405290B2 (ja) 携帯情報端末
US20100105436A1 (en) Information processing terminal, method of controlling the information processing terminal, and program for controlling the same
JP2009009354A (ja) 指静脈認証装置および情報処理装置
JP2008040827A (ja) 画像認証装置、画像認証方法、画像認証プログラム、記録媒体及び電子機器
JP2009032227A (ja) 指静脈認証装置および情報処理装置
KR100674441B1 (ko) 휴대용 무선단말기에서 지문인식을 이용한 문자 입력 장치및 방법
JP4780717B2 (ja) 携帯端末
JP2007236610A (ja) 静脈認証装置及び静脈認証方法
JP2006011711A (ja) 認証装置及び携帯端末
KR20080020343A (ko) 지문인식이 가능한 입력장치 및 이를 구비한 휴대 단말기
JP5029991B2 (ja) 携帯端末装置及びプログラム
JP2005312749A (ja) 撮像装置及び認証方法
CN111027374A (zh) 一种图像识别方法及电子设备
JP2003069868A (ja) カメラ機能を有する携帯型情報端末機器
JP2007215951A (ja) 静脈認証補助パネル
JP2002185843A (ja) 情報端末装置
JP2003110895A (ja) カメラ機能を有する携帯型情報端末機器
JP2006181012A (ja) 眼画像撮影装置および認証装置ならびに誘導方法
JP4419493B2 (ja) 指紋読取装置、同装置に用いられる指紋読み取り状況表示方法及びプログラム
JP2003069869A (ja) カメラ機能を有する携帯型情報端末機器
JP4235811B2 (ja) 携帯撮像機
US20240134947A1 (en) Access control method and related apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4562668

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees